特許第6156346号(P6156346)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6156346コーマのデタッチングトップローラ支持部
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6156346
(24)【登録日】2017年6月16日
(45)【発行日】2017年7月5日
(54)【発明の名称】コーマのデタッチングトップローラ支持部
(51)【国際特許分類】
   D01G 19/18 20060101AFI20170626BHJP
【FI】
   D01G19/18
【請求項の数】1
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2014-250021(P2014-250021)
(22)【出願日】2014年12月10日
(65)【公開番号】特開2016-108711(P2016-108711A)
(43)【公開日】2016年6月20日
【審査請求日】2016年5月13日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003218
【氏名又は名称】株式会社豊田自動織機
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】安藤 友亮
(72)【発明者】
【氏名】新原 正己
(72)【発明者】
【氏名】河合 基宏
【審査官】 山本 杏子
(56)【参考文献】
【文献】 特開平05−214615(JP,A)
【文献】 実開昭53−165053(JP,U)
【文献】 特公昭46−000052(JP,B1)
【文献】 英国特許出願公開第00724483(GB,A)
【文献】 英国特許出願公開第00500594(GB,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D01G 1/00−99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
デタッチングトップローラを、軸受を介して支持するコーマのデタッチングトップローラ支持部であって、
一対の支持壁の間に設けられ、前記軸受を着脱可能に把持する把持部を備え、
少なくとも前記把持部の前記軸受と接する部分は合成高分子製であり、
前記把持部の把持力を補助する金属ばね材を有し、
前記把持部は、前記支持壁との間に隙間が形成される円弧部を有し、
前記金属ばね材は、前記円弧部の外周面全体を覆う板ばねであることを特徴とするコーマのデタッチングトップローラ支持部。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コーマのデタッチングトップローラ支持部に関する。
【背景技術】
【0002】
コーマは、複数のコーミングヘッドを備えており、各コーミングヘッドは供給されたラップをニッパ装置が後退した位置で把持し、該ラップの先端をコーミングシリンダにより梳ってラップから短繊維等を除去し、フリースとする。このフリースをニッパ装置の前進によってデタッチングローラへ向けて移動させる。このフリースの前進に対応してデタッチングローラを逆転させ、先に引き取ったフリース(先行フリース)を後退させ、該フリースの後端部と新たに梳られたフリース(後続フリース)の先端部とを重ね合わせる。その後、デタッチングローラが正転してニッパ装置からフリースを引き取るとともに、先行フリースに後続フリースを接合しつつ、この後続フリースの後端をトップコームにより梳る。コーマにおけるデタッチングローラの動作は、繊維フリースの切断−コーミング−ピーシング(接合)のサイクルにおいて、スライバ品質(ムラ)や機械負荷に大きな影響を与える。
【0003】
デタッチングローラとして、図6に示すように、前後1対のデタッチングローラ41,42に対して、デタッチングトップローラ41a,42a(以下、単にトップローラ41a,42aと記載)が加圧機構43を介して押圧された状態でフリース(図示せず)を把持する構成が開示されている(特許文献1)。加圧機構43は、トップローラ41a,42aを、軸受44を介して回動可能に支持するローラホルダ(ヨーク)45と、ローラホルダ45に連結されたピストン46及びピストン46に圧縮空気を供給するチャンバー47を備えたブロック48で構成されている。
【0004】
特許文献1にはローラホルダ45の材質に関しては記載がない。しかし、トップローラ41a,42aはコーマ特有の機台振動による金属部品間の磨耗を避けるため、コーマにおいては、ローラホルダ45は樹脂製である。そして、図7(a)に示すように、ローラホルダ45は、爪部45aが軸受44を樹脂の弾性で把持する構造になっている。
【0005】
また、デタッチングローラ41,42及びトップローラ41a,42aの保全を容易にできるようにするため、図7(b)に示すように、ローラホルダ45は、トップローラ41a,42aがフリース49を押圧する押圧位置(二点鎖線で示す位置)と、実線で示す開放位置とに移動配置可能に構成されている。そして、作業者は開放状態において、トップローラ41a,42aをローラホルダ45から手作業で取り外したり、取り付けたりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平5−214615号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ローラホルダ45は、軸受44に対する長期の把持や経時変化により弾性が低下し、軸受44の把持力が低下する。この状況で加圧機構43を勢いよく開くと、トップローラ41a,42aの自重により落下しようとする力が、爪部45aの把持力に勝って、図7(c)に示すようにトップローラ41a,42aがローラホルダ45から脱落する場合がある。トップローラ41a,42aが脱落すると、トップローラ41a,42a自身や周辺部品が損傷する場合がある。
【0008】
経時変化などで弾性が低下した状態において必要な把持力を保持するように爪部45aを厚くすると、弾性が低下する前の把持力が大きくなり、作業者によってはトップローラ41a,42aの着脱を、工具を使用せずに行うことが難しくなる場合がある。
【0009】
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、デタッチングトップローラの取り外しを、工具を使用せずに行うことができ、経時変化などで軸受を把持する樹脂部の把持力が低下しても、軸受を支障なく把持することができるコーマのデタッチングトップローラ支持部を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するコーマのデタッチングトップローラ支持部は、デタッチングトップローラを、軸受を介して支持するコーマのデタッチングトップローラ支持部であって、一対の支持壁の間に設けられ、前記軸受を着脱可能に把持する把持部を備えている。そして、少なくとも前記把持部の前記軸受と接する部分は合成高分子製であり、前記把持部の把持力を補助する金属ばね材を有する。前記把持部は、前記支持壁との間に隙間が形成される円弧部を有し、前記金属ばね材は、前記円弧部の外周面全体を覆う板ばねである。ここで、「合成高分子製」とは、合成樹脂製又は合成ゴム製を意味する。
【0011】
この構成では、デタッチングトップローラを、軸受を介して把持する把持部は、少なくとも軸受と接する部分は合成高分子製であるため、把持部が金属製で把持部と軸受とが金属同士で接触する構成と異なり、コーマの運転中の機台振動による金属部品間の磨耗が回避される。また、把持部の把持力を補助する金属ばね材を有するため、経時変化などで樹脂の弾性が低下しても、金属ばね材の作用により、必要な把持力が確保される。したがって、デタッチングトップローラの取り外しを、工具を使用せずに行うことができ、経時変化などで軸受を把持する把持部の把持力が低下しても、軸受を支障なく把持することができる。
【0012】
また、板ばね、製造や取り付けの手間が簡単になる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、デタッチングトップローラの取り外しを、工具を使用せずに行うことができ、経時変化などで軸受を把持する把持部の把持力が低下しても、軸受を支障なく把持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】第1の実施形態のローラホルダの斜視図。
図2】(a)はローラホルダの一部破断斜視図、(b)は(a)の金属ばね材を省略した斜視図、(c)は金属ばね材の斜視図。
図3】第2の実施形態のローラホルダの斜視図。
図4】一部破断斜視図。
図5】別の実施形態のローラホルダの斜視図。
図6】従来技術のデタッチングトップローラの支持構造を示す側面図。
図7】(a)はデタッチングトップローラの支持構造を示す模式側面図、(b)はローラホルダが開放位置に配置された状態の模式側面図、(c)はデタッチングトップローラが脱落した状態の模式側面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。
図1に示すように、デタッチングトップローラ支持部としてのローラホルダ11は、左右対称に形成されている。ローラホルダ11は、中央に加圧機構を構成するプランジャあるいはピストンの一端が挿入される挿入部12が形成されている。挿入部12を挟んだ一対の支持壁13には、挿入部12に挿入されたプランジャあるいはピストン(図示せず)をローラホルダ11に固定する固定ねじ(図示せず)の挿入孔14が形成されている。挿入孔14を挟んで両側には、デタッチングトップローラ15(二点鎖線で図示)の軸受16(二点鎖線で図示)を着脱可能に把持する把持部17が設けられている。挿入部12、支持壁13、把持部17は合成樹脂製である。
【0018】
図2(a)、(b)に示すように、把持部17は、軸受16をデタッチングトップローラと共に軸方向と直交する方向に移動させて取り付け、取り外しが可能な円弧状に形成されている。把持部17は、内面の中心角が180°より大きくなるように形成されており、軸受16の把持部17に対する取り付け、取り外しは、把持部17の両先端の間隔を拡げた状態で、軸受16を軸方向と直交する方向に移動させることにより行われるようになっている。
【0019】
把持部17は、軸方向の両端全体が支持壁13と一体に形成されているのではなく、図2(b)に示すように、各把持部17の中央より隣の把持部17に近い側の円弧部17aと、各支持壁13との間に隙間18が形成されている。そして、両円弧部17aの隙間18と対応する部分が変形可能に構成されている。把持部17は、軸受16の外面に接触する内面の曲率半径が、軸受16の外面の曲率半径とほぼ同じに形成されており、軸受16を把持する状態において、隙間18と対向する側の円弧部17aが外側へ押し広げられた状態で弾性力により軸受16を押圧する方向に付勢された状態に保持されるようになっている。
【0020】
把持部17の外周面には、把持部17の把持力を補助する金属ばね材19が取り付けられている。金属ばね材19は板ばねで形成されている。板ばねは、ばね鋼で形成されている。図2(c)に示すように、金属ばね材19は、把持部17の外周面より長い板ばねを円弧状に湾曲させるとともに、その両端に掛止部19aを屈曲形成することにより形成されている。金属ばね材19は、両掛止部19aをそれぞれ把持部17の先端に掛止した状態で、内側面が把持部17の外周面に当接する状態で把持部17に取り付けられている。即ち、金属ばね材19は、把持部17と別体に形成されている。
【0021】
次に前記のように構成されたローラホルダ11の作用を説明する。
ローラホルダ11は、挿入部12に挿入されたプランジャ(図示せず)に固定された状態で使用される。ローラホルダ11は、基本的に従来技術と同様に、把持部17に把持された軸受16を介してデタッチングトップローラ15を支持し、閉鎖位置に配置された状態において、プランジャを介して、デタッチングトップローラ15をデタッチングローラへ押圧する。
【0022】
把持部17は、支持壁13との間の隙間18と対向する円弧部17aが外側へ押し広げられた状態で弾性力により軸受16を押圧保持する。デタッチングトップローラ15の把持部17への取り付け及び取り外しは、ローラホルダ11を開放位置に配置した状態で、作業者による手作業で行われる。
【0023】
把持部17を構成する合成樹脂は、軸受16の把持を長期間継続することや、経時変化により弾性が低下する。従来技術のように、把持部17が樹脂だけで構成されている場合は、経時変化などで樹脂の弾性が低下すると、把持部17の把持力が低下し、保全作業などのために、ローラホルダ11を開放位置に配置する際、加圧機構を勢いよく開放操作すると、デタッチングトップローラが把持部17から脱落する場合がある。
【0024】
しかし、この実施形態では、従来技術と異なり、樹脂製の把持部17の外周を覆うように設けられた金属ばね材19が、把持部17の把持力を補助する。そして、経時変化などによって樹脂製の把持部17の弾性が低下して把持力が低下しても、金属ばね材19の弾性は低下しないため、長期使用後でも、軸受16は把持部17によって安定して把持される。したがって、保全作業などのために、加圧機構を開放操作する際に、開放操作を注意してゆっくりと行わなくても、デタッチングトップローラ15が把持部17から脱落することが防止される。
【0025】
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)コーマのローラホルダ11(デタッチングトップローラ支持部)は、デタッチングトップローラ15を、軸受16を介して支持する。ローラホルダ11は、軸受16を着脱可能に把持する把持部17を備えている。そして、ローラホルダ11は、少なくとも把持部17の軸受16と接する部分は合成高分子製(この実施形態では合成樹脂製)であり、把持部17の把持力を補助する金属ばね材19を有する。したがって、デタッチングトップローラ15の取り外しを、工具を使用せずに行うことができ、経時変化などで軸受16を把持する把持部17の把持力が低下しても、軸受16を支障なく把持することができる。
【0026】
(2)金属ばね材19は、板ばねである。金属ばね材19は、板ばねに限らず、C字状(円弧状)に形成された線材を複数設けて金属ばね材19としてもよい。しかし、板ばねの方が、製造や取り付けの手間が簡単になる。
【0027】
(3)金属ばね材19は、把持部17と別体に形成されている。金属ばね材19が、把持部17と別体に形成されている場合は、既存のコーマのデタッチングトップローラ支持部に後付けで取り付けることができる。
【0028】
(4)金属ばね材19は、円弧状に湾曲形成されるとともに、両端に把持部17の先端に掛止される掛止部19aを有し、掛止部19aが把持部17の先端に掛止された状態で把持部17に取り付けられる。したがって、金属ばね材19は、把持部17への取り付けが容易で、取り付けた後は、機台の振動などで取り付け位置が変動したり、脱落したりすることが防止される。
【0029】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を図3及び図4にしたがって説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態の金属ばね材19の把持部17に対する取り付け状態を変更した構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
【0030】
金属ばね材19は、ローラホルダ11に一体に形成されている。金属ばね材19は、把持部17にインサート成形されており、図3に示すように、金属ばね材19は、ローラホルダ11の外観として現れない。
【0031】
図4はローラホルダ11を把持部17の部分で切断した斜視図である。図4に示すように、金属ばね材19は円弧状で、把持部17のほぼ全長にわたって配置されている。金属ばね材19は、掛止部19aを有さず、単純な円弧状で、全体が把持部17内にインサート成形された状態に形成されている。
【0032】
この実施形態においても第1の実施形態と同様に、デタッチングトップローラ15の取り外しを、工具を使用せずに行うことができ、経時変化などで軸受16を把持する把持部17の把持力が低下しても、軸受16を支障なく把持することができる。
【0033】
また、金属ばね材19は、把持部17と一体に形成されている。そのため、金属ばね材19を紛失する虞がない。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
【0034】
○ 第1及び第2の実施形態において、金属ばね材19は、板ばねに限らない。例えば、C字状に形成された線材を複数設けたり、C字状に形成された線材を複数接着剤で接着したりして金属ばね材19としてもよい。
【0035】
○ 第1の実施形態において、金属ばね材19としての板ばねは両端に掛止部19aが設けられた形状に限らず、例えば、一端にのみ掛止部19aが設けられた形状としたり、掛止部19aが無い形状としたりしてもよい。
【0036】
○ 第1の実施形態において、金属ばね材19は、把持部17の外周面全体を覆う必要はなく、中心角が180°より大きければよい。把持部17の外周面全体を覆わない形状の場合は、掛止部19aは一端にのみ設けられる。
【0037】
○ 第2の実施形態においても、金属ばね材19は、把持部17の周方向ほぼ全長にわたる長さではなく、中心角が180°より大きければよい。
○ 金属ばね材19は把持部17の把持力を補助する機能を備えていればよく、前記実施形態のように円弧状の把持部17の外周面に沿って設けられた円弧状の構成や、把持部17内にインサート成形された構成に限らない。例えば、図5に示すように、略コ字状に折り曲げられ、かつ2つの把持部17の円弧部17aの外周面に当接した状態で両把持部17の間に取り付けられる構成としてもよい。金属ばね材19には、ローラホルダ11をプランジャやピストンに固定する際に、金属ばね材19がプランジャやピストンと干渉するのを回避する逃げ部19bが形成されている。この場合、1個の金属ばね材19で2つの把持部17の円弧部17aに対して把持力の補助を行うことができる。
【0038】
○ 把持部17の軸受16と接する部分は滑らかな面に限らず、粗面であってもよい。
○ 把持部17は、支持壁13との間に隙間18が形成された円弧部17aが、隣り合う把持部17と対向する側と反対側に設けられてもよい。
【0039】
○ 各把持部17は、支持壁13との間に隙間18が形成された円弧部17aが、2つ対向して設けられてもよい。
○ 各把持部17は、必ずしも円弧状に限らない。
【0040】
○ ローラホルダ11を、合成樹脂に代えて合成ゴムで製造してもよい。
○ ローラホルダ11は、全体が合成高分子製に限らず、少なくとも把持部17の軸受16と接する部分が合成高分子製であればよく、例えば、把持部17以外の一部に金属やセラミックが使用されていてもよい。
【0041】
○ 1個の金属ばね材19で2個の把持部17の円弧部17aを押圧付勢する金属ばね材19は、図5に示すような略コ字状に限らず、2個の円弧部17aと面接触する湾曲部を備えていてもよい。
【0042】
○ 金属ばね材19の材質は、ばね鋼に限らず、目的の弾性を有するばね鋼以外の金属であってもよい。
以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
【0043】
(1)デタッチングトップローラを、軸受を介して把持する把持部を備えたコーマのデタッチングトップローラ支持部に取り付けられる金属ばね材であって、前記把持部は2個設けられ、2個の前記把持部に挟まれた位置に配置された状態で、前記把持部を把持方向へ付勢する金属ばね材。
【符号の説明】
【0044】
11…デタッチングトップローラ支持部としてのローラホルダ、15…デタッチングトップローラ、16…軸受、17…把持部、19…金属ばね材。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7