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特許6157631リモート共同ワークアウトセッション用のユーザインタフェース及びフィットネスメーター
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6157631
(24)【登録日】2017年6月16日
(45)【発行日】2017年7月5日
(54)【発明の名称】リモート共同ワークアウトセッション用のユーザインタフェース及びフィットネスメーター
(51)【国際特許分類】
   A63B 69/00 20060101AFI20170626BHJP
   A63B 71/06 20060101ALI20170626BHJP
【FI】
   A63B69/00 C
   A63B69/00 A
   A63B71/06 J
【請求項の数】20
【全頁数】31
(21)【出願番号】特願2015-539943(P2015-539943)
(86)(22)【出願日】2013年10月30日
(65)【公表番号】特表2015-536189(P2015-536189A)
(43)【公表日】2015年12月21日
(86)【国際出願番号】US2013067512
(87)【国際公開番号】WO2014070895
(87)【国際公開日】20140508
【審査請求日】2015年6月11日
(31)【優先権主張番号】13/664,251
(32)【優先日】2012年10月30日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/664,261
(32)【優先日】2012年10月30日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】514144250
【氏名又は名称】ナイキ イノベイト シーブイ
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】特許業務法人 信栄特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】アラゴネス,テレサ
(72)【発明者】
【氏名】ゴードン,ジョン,エム.
(72)【発明者】
【氏名】ゲレーロ,アドリアーナ
(72)【発明者】
【氏名】セルフ,クリスティーナ,エス.
【審査官】 石井 哲
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/061804(WO,A1)
【文献】 国際公開第2012/061438(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0033581(US,A1)
【文献】 特開2007−143748(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0183940(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0268592(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0190505(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 69/00
A63B 71/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ実施方法であって、
規定された第1の時間期間中に所定のアスレチック運動を行なうように第1の位置にいる第1のユーザに指示するように構成された第1の仮想トレーナーを含む、前記第1の位置にある第1の表示装置に表示されたように構成されたユーザインタフェースの第1の表現を生成する段階であって、前記第1の仮想トレーナーが、前記第1の時間期間中に前記アスレチック運動を所定のテンポで行なうように構成された段階と、
前記規定された第1の時間期間中に前記所定のアスレチック運動を同時に行なうように第2のユーザに指示するように構成された第2の仮想トレーナーを含む、第2の位置にある第2の表示装置に表示されたように構成されたユーザインタフェースの第2の表現を生成する段階であって、前記第2の仮想トレーナーが、前記第1の時間期間中に前記アスレチック運動を前記同じ所定のテンポで同時に行なうように構成された段階と、
前記所定のアスレチック運動の前記第1と第2のユーザの動作中に前記第1の位置にある少なくとも1つのセンサと前記第2の位置にある少なくとも1つのセンサから運動データを受け取る段階と、
前記規定された第1の時間期間中の前記運動データに基づいて、前記第1の時間期間内に複数の連続時間枠ごとに前記第1のユーザと前記第2のユーザのリアルタイムエネルギー消費値を計算する段階と、
リアルタイムで、前記ユーザインタフェースの前記第1と第2の表現の両方に同時に、前記第1のユーザと前記第2のユーザの前記リアルタイムエネルギー消費値を表示する段階と、
リアルタイムで、プロセッサによって、前記第1の時間期間内の前記複数の連続時間枠ごとに両方のユーザから、前記リアルタイムエネルギー消費値から得られる共同エネルギー消費値を計算する段階と、
リアルタイムで、前記第1のユーザと前記第2のユーザの共同エネルギー消費値を、前記第1のユーザと前記第2のユーザの前記表示されたリアルタイムエネルギー消費値と同時に、前記ユーザインタフェースの前記第1と第2の表現の両方に表示する段階と、を含む方法。
【請求項2】
前記所定のアスレチック運動が、推定エネルギー消費値と関連付けられ、
前記第1の時間期間内の複数の連続時間枠ごとに前記第1のユーザと前記第2のユーザの前記リアルタイムエネルギー消費値を計算する段階が、
前記アスレチック運動の動作中の前記ユーザの2つの身体部分の間の角度と、前記アスレチック運動中の前記2つの身体部分の間の望ましい角度との比較に基づいて角度スコアを決定する段階を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の規定された時間期間中に、前記第1のユーザと前記第2のユーザのどちらが高いリアルタイムエネルギー消費値を有するかを決定する段階と、
前記決定に応じて、前記ユーザインタフェースの前記第1と第2の表現をリアルタイムで変更して前記第1のユーザ又は前記第2のユーザのどちらが高いリアルタイムエネルギー消費値を有するかを示す段階とを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の規定された時間中に、前記アスレチック運動をそれぞれ行なう前記第1のユーザと前記第2のユーザのリアルタイム画像データを前記ユーザインタフェースの前記第1と第2の表現に表示する段階を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のユーザと前記第2のユーザの両方に関して、前記第1と第2の位置にある少なくとも1つのセンサに基づいて、前記第1の規定された時間枠の前記複数の連続時間枠内の前記それぞれのユーザのリアルタイムのフォームを決定する段階と、
前記複数の連続時間枠内の前記第1のユーザのフォームのリアルタイムグラフィック表現を前記ユーザインタフェースの前記第1の表現に表示し、前記第2のユーザのフォームのリアルタイムグラフィック表現を前記ユーザインタフェースの前記2の表現に表示する段階と、を含み、
前記規定された第1の時間枠中に、前記ユーザインタフェースの前記第1の表現が、同時に、
前記アスレチック運動を行なうように前記第1のユーザに指示する前記仮想トレーナーを表示し、
前記第1の位置にある前記少なくとも1つのセンサに基づいて前記アスレチック運動を行なう前記第1のユーザの前記リアルタイムグラフィック表現を表示し、
前記第1の時間枠中に前記第1のユーザの運動から計算された前記リアルタイムエネルギー消費値を表示し、
前記第1の時間枠中に前記第2のユーザの運動から計算された前記リアルタイムエネルギー消費値を表示し、
前記共同エネルギー消費値を表示するように構成された、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ユーザインタフェースの前記第2の表現が、前記連続時間枠中に前記第1のユーザのフォームのグラフィック表現を表示することなく、前記複数の連続時間枠中に前記第2のユーザのフォームの前記リアルタイムグラフィック表現を表示するように構成された、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記仮想トレーナーによって行なわれる前記決定されたアスレチック運動に基づいて、前記ユーザインタフェースの前記第1と第2の表現に表示される体力メーター又は心機能メーターを選択する段階と、
前記ユーザインタフェースの各表現で、前記アスレチック運動の前記第1のユーザの動作を表わす第1の選択されたメーターと、前記アスレチック運動の前記第2のユーザの動作を表わす第2の選択されたメーターとを表示する段階と、
リアルタイムで、前記第1の位置にある前記少なくとも1つのセンサから受け取ったデータに基づいて前記第1の選択されたメーターの特性を変更し、同時に、前記第2の位置にある前記少なくとも1つのセンサから受け取ったデータに基づいて前記第2の選択されたメーターの特性を変更する段階と、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記仮想トレーナーによって行なわれる前記決定されたアスレチック運動に基づいて、前記リアルタイムエネルギー消費値と同時に前記ユーザインタフェースの前記第1と第2の表現に表示される属性メーターを選択する段階であって、前記属性メーターが、第1の属性に関する属性値を表示するように構成され、
前記ユーザインタフェースの各表現に、前記第1の属性に対するアスレチック運動の第1のユーザの動作を表す第1の属性メーター表現と、前記第1の属性に対する前記アスレチック運動の前記第2のユーザの動作を表す第2の属性メーター表現とを表示する段階と、
リアルタイムで、前記第1の位置にある前記少なくとも1つのセンサから受け取ったデータに基づいて両方の表現上の前記第1の属性メーターの前記特性を変更し、同時に、前記第2の位置にある前記少なくとも1つのセンサから受け取ったデータに基づいて両方の表現上の前記第2の属性メーターの前記特性を変更する段階と、
リアルタイムで、前記ユーザインタフェースの両方の前記第1と第2の表現に同時に前記第1のユーザと前記第2のユーザの前記属性値を表示する段階とを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の属性が、体力属性、心血管属性、フィットネス属性、運動競技属性、速度属性、及びテンポ属性のうちの少なくとも1つから選択される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記属性メーターが、体力メーターであり、更に、
前記所定のアスレチック運動中に前記第1のユーザのフォームを決定する段階と、
前記第1のユーザのフォームを前記所定のアスレチック運動の理想的フォームと比較する段階と、
前記比較に基づいて、リアルタイムで、前記ユーザインタフェースの前記第1の表現と前記第2の表現の両方に前記第1のユーザの体力を表す前記属性メーターを調整する段階と、を含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
プロセッサによって実行されたとき、
規定された第1の時間期間中に所定のアスレチック運動を、前記第1の位置にいる前記第1のユーザに行なうように指示するように構成された第1の仮想トレーナーを含む、第1の位置にある第1の表示装置に表示されたように構成されたユーザインタフェースの第1の表現を生成する段階であって、前記第1の仮想トレーナーが、前記第1の時間期間中に前記アスレチック運動を所定のテンポで行なうように構成された段階と、
前記規定された第1の時間期間中に前記所定のアスレチック運動を同時に行なうように第2のユーザに指示するように構成された第2の仮想トレーナーを含む、第2の位置にある第2の表示装置に表示されたように構成された前記ユーザインタフェースの第2の表現を生成し、前記第2の仮想トレーナーが、前記第1の時間期間中に前記アスレチック運動を前記同じ所定のテンポで同時に行なうように構成された段階と、
前記所定のアスレチック運動の前記第1と第2のユーザの動作中に、前記第1の位置にある少なくとも1つのセンサと前記第2の位置にある少なくとも1つのセンサから運動データを受け取る段階と、
前記規定された第1の時間期間中の前記運動データに基づいて、前記第1の時間期間内の複数の連続時間枠ごとに前記第1のユーザと前記第2のユーザのリアルタイムエネルギー消費値を計算する段階と、
リアルタイムで、前記第1のユーザと前記第2のユーザの前記リアルタイムエネルギー消費値を前記ユーザインタフェースの前記第1と第2の表現の両方に同時に表示する段階と、
リアルタイムで、プロセッサによって、前記第1の時間期間内の前記複数の連続時間枠ごとに両方のユーザからの前記リアルタイムエネルギー消費値から得られた共同エネルギー消費値を計算する段階と、
リアルタイムで、前記第1のユーザと前記第2のユーザの前記共同エネルギー消費値を、前記第1のユーザと前記第2のユーザに関して前記表示されたリアルタイムエネルギー消費値と同時に、前記ユーザインタフェースの前記第1と第2の表現の両方に表示する段階とを含む方法を実行するように構成されたコンピュータ実行命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項12】
前記媒体は、プロセッサによって実行されたときに、少なくとも、
前記第1の時間期間内の複数の連続時間枠ごとに前記第1のユーザと前記第2のユーザの前記リアルタイムエネルギー消費値を計算する段階が、
前記アスレチック運動の動作中の前記ユーザの2つの身体部分の間の角度と、前記アスレチック運動中の2つの身体部分の間の望ましい角度との比較に基づいて角度スコアを決定する段階を実行するコンピュータ実行可能命令を含む、請求項11に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項13】
前記媒体は、更に、プロセッサによって実行されたとき、少なくとも、
前記第1の規定された時間期間中に、前記第1と第2のユーザのどちらが高いリアルタイムエネルギー消費値を有するかを決定する段階と、
前記決定に応じて、前記ユーザインタフェースの前記第1と第2の表現をリアルタイムで変更して前記第1のユーザと前記第2のユーザのどちらが前記高いリアルタイムエネルギー消費値を有するか示す段階を実行するコンピュータ実行命令を含む、請求項11に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項14】
前記媒体が、更に、プロセッサによって実行されたとき、少なくとも、
前記第1の規定された時間中に前記アスレチック運動をそれぞれ行なう前記第1のユーザと前記第2のユーザの両方のリアルタイム画像データを前記ユーザインタフェースの前記第1と第2の表現に表示する段階を実行するコンピュータ実行命令を含む、請求項11に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項15】
前記媒体は、更に、前記プロセッサによって実行されたとき、少なくとも、
前記第1のユーザと前記第2のユーザの両方に関して、前記第1と第2の位置にある前記少なくとも1つのセンサに基づいて、前記第1の規定された時間枠の前記複数の連続時間枠中の前記それぞれのユーザのリアルタイムのフォームを決定する段階と、
前記複数の連続時間枠中の前記第1のユーザのフォームのリアルタイムグラフィック表現を前記ユーザインタフェースの前記第1の表現に表示し、前記第2のユーザのフォームのリアルタイムグラフィック表現を前記ユーザインタフェースの前記第2の表現に表示する段階と、を実行し、
前記規定された第1の時間枠中に、前記ユーザインタフェースの前記第1の表現が、同時に、
前記アスレチック運動を行なうように前記第1のユーザに指示する仮想トレーナーを表示し、
前記第1の位置にある前記少なくとも1つのセンサに基づいて、前記アスレチック運動を行なう前記第1のユーザのリアルタイムグラフィック表現を表示し、
前記第1の時間枠中に前記第1のユーザの運動から計算されたリアルタイムエネルギー消費値を表示し、
前記第1の時間枠中に前記第2のユーザの運動から計算された前記リアルタイムエネルギー消費値を表示し、
前記共同エネルギー消費値を表示するように構成された、コンピュータ実行命令を含む、請求項14に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項16】
前記ユーザインタフェースの前記第2の表現が、前記連続時間枠中に前記第1のユーザのフォームのグラフィック表現を表示することなく前記複数の連続時間枠中に前記第2のユーザのフォームの前記リアルタイムグラフィック表現を表示するように構成された、請求項15に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記媒体は、更に、プロセッサによって実行されたとき、少なくとも、
前記仮想トレーナーによって行なわれた前記決定されたアスレチック運動に基づいて、前記ユーザインタフェースの前記第1と第2の表現に表示される体力メーター又は心機能メーターを選択する段階と、
前記ユーザインタフェースの各表現で、前記アスレチック運動の前記第1のユーザの動作を表わす第1の選択されたメーターと、前記アスレチック運動の前記第2のユーザの動作を表わす第2の選択されたメーターとを表示する段階と、
リアルタイムで、前記第1の位置にある前記少なくとも1つのセンサから受け取ったデータに基づいて前記第1の選択されたメーターの特性を変更し、同時に、前記第2の位置にある前記少なくとも1つのセンサから受け取ったデータに基づいて前記第2の選択されたメーターの特性を変更する段階と、を実行するコンピュータ実行命令を含む、請求項11に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項18】
前記媒体は、更に、プロセッサによって実行されたとき、少なくとも、
前記仮想トレーナーによって行なわれた前記決定されたアスレチック運動に基づいて、前記ユーザインタフェースの前記第1と第2の表現に前記リアルタイムエネルギー消費値と同時に表示される属性メーターを選択する段階であって、前記属性メーターが、第1の属性に関する属性値を表示するように構成された段階と、
前記ユーザインタフェースの各表現で、前記第1の属性に関する前記アスレチック運動の前記第1のユーザの動作を表わす第1の属性メーター表現と、前記第1の属性に関する前記アスレチック運動の前記第2のユーザの動作を表す前記第2の属性メーター表現とを表示する段階と、
リアルタイムで、前記第1の位置にある前記少なくとも1つのセンサから受け取ったデータに基づいて両方の表現上の前記第1の属性メーターの特性を変更し、同時に、前記第2の位置にある前記少なくとも1つのセンサから受け取ったデータに基づいて両方の表現上の前記第2の属性メーターの特性を変更する段階と、
リアルタイムで、前記ユーザインタフェースの前記第1と第2の表現の両方に同時に前記第1のユーザと前記第2のユーザの前記属性値を表示する段階と、を実行するコンピュータ実行命令を含む、請求項11に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記第1の属性が、体力属性、心血管属性、フィットネス属性、運動競技属性、速度属性、及びテンポ属性のうちの少なくとも1つから選択される、請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記媒体は、プロセッサによって実行されたとき、少なくとも、
前記所定のアスレチック運動中に前記第1のユーザのフォームを決定する段階と、
前記第1のユーザのフォームを前記所定のアスレチック運動の理想的フォームと比較する段階と、
前記比較に基づいて、リアルタイムで、前記ユーザインタフェースの前記第1の表現と前記第2の表現の両方に前記第1のユーザの体力を表す前記属性メーターを調整する段階と、を実行するコンピュータ実行命令を更に含む、請求項19に記載のコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2012年10月30日に出願され「User Interface for Remote Joint Workout Session」と題する米国特許出願番号13/664,251号と、2012年10月30日に出願され「User Interface and Fitness Meters for Remote Joint Workout Session」と題する米国特許出願番号13/664,261号に対する優先権を請求する。前述の各出願の内容は、あらゆる非限定的な目的のため参照によりその全体が本明細書に明示的に採用される。
【背景技術】
【0002】
多くの人は、フィジカルフィットネスの重要性を理解しているが、その多くは、通常の運動プログラムを維持するのに必要な動機を見つけるのに苦労している。一部の人は、ランニング、ウォーキング、サイクリングなどの連続反復運動を伴う運動養生法を維持することが特に難しいことが分っている。
【0003】
更に、各人は、ワークアウトを作業又は雑用と見なしており、したがって、ワークアウトを毎日の暮らしの楽しいことから分離することがある。多くの場合、アスレチック活動と他の活動のこのような明確な分離は、人々がワークアウトを行おうとする動機付けを小さくする。更に、アスレチック活動に参加する人を励ますためのアスレチック活動サービス及びシステムは、1つ以上の特定の活動に焦点を絞り込み過ぎており、個人の興味が無視されことがある。更に、これにより、アスレチック活動への参加やアスレチック活動サービス及びシステムの使用に対するユーザの関心が低下することがある。
【0004】
したがって、当技術分野における上記およびその他の課題に取り組むための改善されたシステム及び方法が必要である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下に、開示の幾つかの態様の基本的理解を提供するために簡略化された要約を示す。要約は、開示の広範な概要ではない。開示の重要又は不可欠要素を示すものでもなく開示の範囲を定めるものでもない。以下の要約は、開示の幾つかの概念を、後の説明の前書きとして単純化された形態で提示する。
【0006】
この開示の態様は、例えば燃焼カロリー量などのエネルギー消費量の推定値を決定するために、ユーザがアスレチック活動を行なっている間に取得されたデータの処理に関する。
【0007】
例示的実施形態は、エクササイズを行なうようにユーザを促し、エクササイズを行なうユーザのエネルギー消費推定値を計算するように構成されたシステム、方法、装置、及びコンピュータ可読媒体に関する。これは、エクササイズのタイプ及び/又はユーザのフォームに基づいてもよい。他の実施形態では、消費推定値が、例えばユーザによって消費されたカロリーの推定値でもよくその推定値を含んでもよい。特定の実施形態では、エネルギー消費量計算は、ユーザの労力、消費酸素量及び/又は酸素反応速度に関連する決定を含む。
【0008】
この開示の特定の態様は、2人以上のリモートユーザの共同セッションを容易にするように構成されたグラフィカルユーザインタフェース(UI)に関する。ユーザは、異なる物理的位置にいるにもかかわらず、競争し及び/又はアスレチック活動に集団で参加してもよい。一実施形態では、複数のユーザはそれぞれ、実質的にリアルタイムで競争に参加してもよい。したがって、この開示の態様は、ユーザが離れているにもかかわらず共同セッションを行うことができるUIを2つのリモート表示装置上に同時に提示できるシステム及び方法に関する。仮想トレーナー表現は、特定のエクササイズを行なうようにリモートユーザを同時に促すように構成されてもよい。例えば、1つ以上の装置は、それぞれの表示装置に、エクササイズを実演しユーザを指導する仮想トレーナー表現を提示してもよい。
【0009】
この開示の更に他の態様は、異なる位置にいる2人以上のユーザから取得されたリアルタイムのフィットネス又は運動データに基づくUIの生成と更新に関する。特定の実施形態では、ローカルUI表現は、ユーザのリアルタイム運動に基づく調整を含むローカルユーザのグラフィック表現だけでなく、他のリモートユーザの他のグラフィック表現を示してもよい。特定の実施形態は、単一表示装置上の共同セッションと関連付けられた複数のユーザのリアルタイム画像データを同時に表示するように構成されてもよい。
【0010】
それぞれのユーザのリアルタイム動作に基づいて計算されたエネルギー消費量の決定が、ユーザインタフェースに同時に表示されてもよい。特定の実施形態では、インタフェース表現は、1人以上の仮想トレーナーによって提供された指示に応じてユーザのそれぞれの運動と関連付けられた値(エネルギー消費値など)を表すようにリアルタイムで更新されてもよい。したがって、特定の実施態様により、複数のユーザが、どのユーザが最高値を有するか、又は単位時間当たりに消費されたエネルギーかを容易に見ることができるだけでなく、他のユーザの値が複数のユーザのものにどれだけ近いか、他のユーザが近づきつつあるか遠ざかりつつあるか、及び/又は特定のルーチンで他のユーザ動作に関する決定も判断することができる。更に他の実施形態では、インタフェースは、少なくとも2人のユーザの共同運動から決定されたポイントの共同合計を表示するように構成されてもよい。
【0011】
この開示の更に他の態様は、ユーザインタフェース上のメーターの選択と表示に関する。特定の実施形態では、メーターは、複数のメーターから選択されてもよい。第1のユーザの動作の属性に関して選択されたメーターは、UIの複数の表現に同時に表示されてもよい。
【0012】
メーターは、ユーザが所定のアスレチック活動を行なうときにリアルタイムで更新されうる。したがって、特定の実施形態により、少なくとも1人の他のユーザから遠くにいる複数のユーザがそれぞれ、それらのユーザの動作を少なくとも1人の他のユーザと比較することができる。メーターの更新は、本明細書に記載されたようなセンサデータに基づいてもよい。一実施形態では、少なくとも第1の選択されたメーターの特性は、第1の位置にある少なくとも1つのセンサから受け取ったデータに基づいてもよく、同時に第2の選択されたメーターの特性の変更は、第2の位置にある少なくとも1つのセンサから受け取ったデータに基づいてもよい。
【0013】
実施形態の以上その他の態様は、添付図面を含むこの開示全体にわたって詳細に考察される。
【0014】
この開示は、例として示され、同様の参照数字が類似の要素を示す添付図面に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1A】例示的実施形態による個人トレーニングを提供するためのシステムの例を示す図であり、アスレチック活動を監視するように構成された例示的ネットワークを示す図である。
図1B】例示的実施形態による個人トレーニングを提供するためのシステムの例を示す図であり、例示的実施形態による例示的計算処理装置を示す図である。
図1C】例示的実施形態による個人トレーニングを提供するためのシステムの例を示す図であり、例示的実施形態により身体活動中のユーザ動作を監視するために利用されうる例示的知覚位置を示す図である。
図2】例示的実施形態によりユーザが装着することができる例示的センサアセンブリを示す図である。
図3】例示的実施形態によりユーザが装着することができる別の例示的センサアセンブリを示す図である。
図4A】例示的実施形態により実現されうる例示的ユーザインタフェースを示す図であり、ユーザインタフェースの第1の表現を示す。
図4B】例示的実施形態により実現されうる例示的ユーザインタフェースを示す図であり、遠隔地にいるリモートユーザに同時に表示されうるインタフェースの第2の表現を示す。
図5】例示的実施形態による複数のリモートユーザ間の共同ワークアウトセッションを指導するために利用されうる例示的方法のフローチャートである。
図6】例示的実施形態によりフォーム指導を提供するために利用されうる例示的UIインタフェースを示す図である。
図7】一実施形態によりメーターを選択し更新する例示的方法のフローチャートである。
図8A】本明細書に開示された様々な実施形態により利用されうる例示的メーターを示す図である。具体的には、例示的心機能メーター802を示す。
図8B】本明細書に開示された様々な実施形態により利用されうる例示的メーターを示す図である。具体的には、例示的体力メーター804を示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
様々な実施形態の以下の記述において、添付図面を参照し、添付図面は、本明細書の一部を構成し、開示が実施されうる説明的な様々な実施形態によって示される。本開示の範囲と趣旨から逸脱することなく他の実施形態を利用できまた構造的及び機能的な修正を行えることを理解されたい。更に、この開示内の見出しは、開示の態様を限定すると見なされるべきでない。この開示から利益を得る当業者は、例示的実施形態が、例示的な見出しに限定されないことを理解するであろう。
【0017】
I.例示的個人用トレーニングシステム
A.計算装置の説明
図1は、例示的実施形態による個人用トレーニングシステム100の例を示す。例示的システム100は、コンピュータ102などの1つ以上の電子装置を含むことができる。コンピュータ102は、電話、音楽プレーヤ、タブレット、ネットブック、任意の携帯機器などのモバイル端末を含むことができる。他の実施形態では、コンピュータ102は、セットトップボックス(STB)、デスクトップコンピュータ、デジタルビデオレコーダ(DVR)、コンピュータサーバ、及び/又は他の所望の計算装置を含むことができる。特定の構成では、コンピュータ102は、例えば、Microsoft(登録商標)XBOX、Sony(登録商標)PlayStation、Nintendo(登録商標)Wiiゲームコンソールなどのゲームコンソールを含むことができる。当業者は、これらのゲームコンソールが、記述のための例示的なコンソールに過ぎず、この開示が、いかなるコンソール又は装置にも限定されないことを理解されよう。
【0018】
図1Bに移ると、コンピュータ102は、計算ユニット104を含むことができ、計算ユニット104は、少なくとも1つの処理ユニット106を含むことができる。処理ユニット106は、例えばマイクロプロセッサ装置など、ソフトウェア命令を実行するための任意のタイプの処理装置でよい。コンピュータ102は、メモリ108などの様々な非一時的コンピュータ可読媒体を含むことができる。メモリ108には、RAM110などのランダムアクセスメモリ(RAM)や、ROM112などの読み出し専用メモリ(ROM)が挙げられるが、これらに限定されない。メモリ108は、電子的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル汎用ディスク(DVD)又は他の光ディスク記憶機構、磁気記憶装置、又は所望の情報を記憶するために使用できかつコンピュータ102がアクセスできる任意の他の媒体のいずれかが挙げられる。
【0019】
処理ユニット106とシステムメモリ108は、バス114又は代替通信構造を介して、1つ以上の周辺装置に直接又は間接に接続されうる。例えば、処理ユニット106又はシステムメモリ108は、ハードディスクドライブ116、リムーバブル磁気ディスクドライブ、光ディスクドライブ118、及びフラッシュメモリカードなど、追加のメモリ記憶機構に直接又は間接に接続されうる。また、処理ユニット106とシステムメモリ108は、1つ以上の入力装置120及び1つ以上の出力装置122に直接又は間接に接続されうる。出力装置122は、例えば、表示装置136、テレビ、プリンタ、ステレオ又はスピーカを含むことができる。幾つかの実施形態では、1つ以上の表示装置は、アイウェアに組み込まれうる。アイウェアに組み込まれた表示装置は、ユーザにフィードバックを提供できる。また、1つ以上の表示装置を含むアイウェアは、携帯型表示システムを提供する。入力装置120には、例えば、キーボード、タッチスクリーン、リモート制御パッド、ポインティング装置(マウス、タッチパッド、スタイラス、トラックボール、ジョイスティックなど)、スキャナ、カメラ又はマイクロフォンが挙げられる。この点で、入力装置120は、図1Aに示されたユーザ(ユーザ124など)からのアスレチック運動を感知、検出かつ/又は測定するように構成された1つ以上のセンサを含むことができる。本明細書で使用されるとき、「アスレチック運動」には、1つ以上の単一及び複数の関連するアスレチック競技、エクササイズルーチン及び/又はこれらの組み合わせの一部分でよい運動を含む、フィットネス、エクササイズ、柔軟性に関する運動が含まれる。更に、複数のユーザ(例えば、124/125)を表すために1人のユーザが示されているが、当業者は、ユーザ124及び125が、同じタイプのセンサの1つ以上を有する必要がないか又は有してもよいことを理解するであろう。更に、1人以上のユーザ124/125は、互いに遠隔地にいてもよい。
【0020】
図1Aを再び参照すると、画像キャプチャ装置126及び/又はセンサ128は、ユーザ124のアスレチック運動を検出しかつ/又は測定する際に利用されうる。一実施形態では、画像キャプチャ装置126又はセンサ128から得られたデータは、直接アスレチックの動作を検出することができ、その結果、画像キャプチャ装置126又はセンサ128から得られたデータが、運動パラメータに直接関連付けられる。例えば、図4に関して、画像キャプチャ装置126からの画像データは、センサ位置402gと402i間の距離が減少していることを検出し、したがって、画像キャプチャ装置126だけが、ユーザ124の右腕が動いたことを検出するように構成されうる。更に、他の実施形態では、画像キャプチャ装置126及び/又はセンサ128からのデータは、動きを検出しかつ/又は測定するために、互いに又は他のセンサと組み合わせて利用されうる。したがって、特定の測定値は、2つ以上の装置から取得されたデータを組み合わせることにより決定されうる。画像キャプチャ装置126及び/又はセンサ128には、1つ以上のセンサを含むかそれに機能的に接続されてもよく、そのようなセンサには、加速度計、ジャイロスコープ、位置決定装置(例えば、GPS)、光センサ、温度センサ(周囲温度及び/又は体温を含む)、心拍数モニタ、画像キャプチャセンサ、水分センサ及び/又はこれらの組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。説明的センサ126,128の例示的な用途は、後で「センサの説明」と題する節I.Cで示される。コンピュータ102は、また、タッチスクリーン又は画像キャプチャ装置を使用して、グラフィカルユーザインタフェースで選択するためにユーザがポイントしている場所を決定することができる。1つ以上の実施形態は、1つ以上の有線及び/又は無線技術を単独又は組み合わせで利用してもよく、無線技術の例には、Bluetooth(登録商標)技術、Bluetooth(登録商標)低エネルギー技術、及び/又はANT技術が挙げられる。
【0021】
B.ネットワークの説明
更に、コンピュータ102、計算ユニット104、及び/又はその他の電子装置は、ネットワーク132などのネットワークと通信するための例示的なインタフェース130(図1Bに図示)などの、1つ以上のネットワークインタフェースに直接又は間接に接続されうる。図1Bの例では、ネットワークインタフェース130は、伝送制御プロトコル(TCP)、インターネットプロトコル(IP)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)などの1つ以上の通信プロトコルにしたがって、データ及び制御信号を計算ユニット104からネットワークメッセージに変換するように構成されたネットワークアダプタ又はネットワークインタフェースカード(NIC)を含むことができる。これらのプロトコルは、当該技術分野で周知であり、したがって、ここでは詳細に考察されない。インタフェース130は、例えば、無線トランシーバ、電力線アダプタ、モデム又はイーサネット接続を含む、ネットワークに接続するのに適した接続エージェントを使用できる。しかしながら、ネットワーク132は、インターネット、イントラネット、クラウド、LANなどの任意のタイプ又はトポロジーの、単独又は組み合わせの任意の1つ以上の情報配信ネットワークでよい。ネットワーク132は、ケーブル、ファイバ、衛星、電話、セルラ、無線などのうちの任意の1つ以上でよい。ネットワークは、当該技術分野で周知であり、したがって、ここでは詳細に考察されない。ネットワーク132は、1つ以上の場所(例えば、学校、事業所、家庭、住宅、ネットワーク資源など)を、1つ以上のリモートサーバ134、又はコンピュータ102と類似若しくは同一の他のコンピュータに接続するために、1つ以上の有線又は無線通信チャネルを有するように様々に構成されうる。実際には、システム100は、各構成要素の複数のインスタンス(例えば、複数のコンピュータ102、複数のディスプレイ136など)を含むことができる。
【0022】
ネットワーク132内のコンピュータ102や他の電子装置が、携帯型か据置型かにかかわらず、以前に具体的に列挙された入力、出力及び記憶周辺装置に加えて、計算装置は、入力、出力及び記憶機能、又はこれらの何らかの組み合わせ機能を実行できる装置を含む様々な他の周辺装置に、直接接続されてもよく、ネットワーク132を介して接続されてもよい。特定の実施形態では、単一装置は、図1Aに示された1つ以上の構成要素を統合することができる。例えば、単一装置には、コンピュータ102、画像キャプチャ装置126、センサ128、ディスプレイ136及び/又は追加の構成要素が挙げられる。一実施形態では、センサ素子138は、ディスプレイ136、画像キャプチャ装置126、及び1つ以上のセンサ128を有するモバイル端末を含むことができる。更に、別の実施形態において、画像キャプチャ装置126及び/又はセンサ128は、例えばゲーミング又はメディアシステムを含むメディア装置に機能的に接続されるように構成された周辺装置でありうる。したがって、以上のことから、この開示が固定式のシステム及び方法に限定されないことが分かる。より正確に言うと、特定の実施形態は、ほとんど任意の場所でユーザ124によって実行されうる。
【0023】
C.センサの説明
コンピュータ102及び/又は他の装置は、ユーザ124の少なくとも1つのフィットネスパラメータを検出しかつ/又は監視するように構成された1つ以上のセンサ126,128を含む。センサ126及び/又は128には、加速度計、ジャイロスコープ、位置決定装置(例えば、GPS)、光センサ、温度センサ(周囲温度及び/又は体温を含む)、睡眠パターンセンサ、心拍数モニタ、画像キャプチャセンサ、水分センサ及び/又はこれらの組み合わせが挙げられるがこれらに限定されない。ネットワーク132及び/又はコンピュータ102は、例えばディスプレイ136、画像キャプチャ装置126(例えば、1つ以上のビデオカメラ)、及び赤外線(IR)装置でよいセンサ128を含むシステム100の1つ以上の電子装置と通信することができる。一実施形態において、センサ128は、IRトランシーバを含むことができる。例えば、センサ126及び/又は128は、波形をユーザ124の方向を含む環境に送信し、「反射」を受信するか、そのような放出された波形の変化を別の方法で検出することができる。更に別の実施形態において、画像キャプチャ装置126及び/又はセンサ128は、レーダ、ソナー、及び/又は可聴情報などの他の無線信号を送信しかつ/又は受信するように構成されうる。当業者は、様々な実施形態により、多数の異なるデータスペクトルに対応する信号が利用されうることを容易に理解するであろう。これに関して、センサ126及び/又は128は、外部ソース(例えば、システム100ではない)から放射された波形を検出できる。例えば、センサ126及び/又は128は、ユーザ124及び/又は周囲環境から放射された熱を検出することができる。したがって、画像キャプチャ装置126及び/又はセンサ128は、1つ以上のサーマルイメージング装置を含むことができる。一実施形態において、画像キャプチャ装置126及び/又はセンサ128は、レンジフェノメノロジーを実行するように構成された赤外線装置を含むことができる。制限ではない例として、レンジフェノメノロジーを実行するように構成された画像キャプチャ装置は、オレゴン州ポートランドのFlir Systems,Inc.から市販されている。画像キャプチャ装置126、センサ128及びディスプレイ136が、コンピュータ102との直接(無線又は有線)通信するように示されているが、当業者は、ネットワーク132と直接(無線又は有線)通信可能であることを理解するであろう。
【0024】
1.多目的電子装置
ユーザ124は、知覚装置138、140、142及び/又は144を含む任意数の電子装置を保有、携帯及び/又は装着してもよい。特定の実施形態において、1つ以上の装置138,140,142,144は、フィットネス又はアスレチック用に特別に製造されなくてもよい。実際には、この開示の態様は、複数の装置からのデータを利用してアスレチックデータを収集、検出及び/又は測定することに関し、それらの装置の幾つかは、フィットネス装置ではない。一実施形態において、装置138は、カリフォルニア州クパチーノのApple,Inc.から入手可能なIPOD(登録商標)、IPAD(登録商標)、又はiPhone(登録商標)などのブランド装置、又はワシントン州レドモンドのMicrosoftから入手可能なZune(登録商標)又はMicrosoft(登録商標)Windows装置を含む、電話やデジタル音楽プレーヤなどの携帯電子装置を含むことができる。当該技術分野で知られているように、デジタルメディアプレーヤは、コンピュータの出力装置(例えば、音声ファイルから音楽又は画像ファイルから画像を出力)と記憶装置の両方として働きうる。一実施形態において、装置138は、コンピュータ102でよいが、他の実施形態では、コンピュータ102は、装置138と完全に異なってもよい。装置138が、特定の出力を提供するように構成されたかどうかにかかわらず、装置138は、知覚情報を受け取る入力装置として働くことができる。装置138、140、142、及び/又は144には、加速度計、ジャイロスコープ、位置決定装置(例えば、GPS)、光センサ、温度センサ(周囲温度及び/又は体温を含む)、心拍数モニタ、画像キャプチャセンサ、水分センサ及び/又はこれらの組み合わせを含むがこれに限定されない1つ以上のセンサが挙げられる。特定の実施形態において、センサは、(例えば)画像キャプチャ装置126及び/又はセンサ128によって検出されうる反射材料などの受動的なものでもよい。特定の実施形態では、センサ144は、アスレチック衣服などの服に組み込まれうる。例えば、ユーザ124は、1つ以上の装着型センサ144a〜bを装着することができる。センサ144は、ユーザ124の衣類に組み込まれかつ/又はユーザ124の身体の任意の所望の場所に配置されうる。センサ144は、コンピュータ102、センサ128、138、140、142及び/又はカメラ126と(例えば、無線で)通信することができる。インタラクティブゲーミング衣服の例は、2002年10月30日に出願され、米国特許公開番号2004/0087366として公開された米国特許出願第10/286,396号に示されており、この内容は、あらゆる非限定的な目的のためにその全体が引用により本明細書に組み込まれる。特定の実施形態では、受動的検出面が、画像キャプチャ装置126及び/又はセンサ128によって放射された赤外線などの波形を反射することができる。一実施形態では、ユーザ124の服に配置された受動的センサは、波形を反射可能なガラス又は他の透明若しくは半透明面でできたほぼ球状の構造物を含むことができる。様々なクラスの衣服を利用することができ、所定のクラスの衣服は、適切に装着されたときにユーザ124の身体の特定部分の近くに配置されるように構成された特定のセンサを有する。例えば、ゴルフ用衣服は、第1の構成で衣服上に位置決めされた1つ以上のセンサを含むことができるが、サッカー用衣服は、第2の構成で衣服上に位置決めされた1つ以上のセンサを含むことができる。
【0025】
装置138〜144は、直接、又はネットワーク132などのネットワークを介して、互いに通信することができる。装置138〜144のうちの1つ以上の装置間の通信は、コンピュータ102を介して通信しうる。例えば、複数の装置138〜144は、コンピュータ102のバス114に機能的に接続された周辺装置でありうる。更に別の実施形態において、装置138などの第1の装置は、コンピュータ102などの第1のコンピュータ並びに装置142などの別の装置と通信できる。一方、装置142は、コンピュータ102に接続するように構成されなくてもよいが、装置138と通信可能である。当業者は、他の構成が可能であることを理解するであろう。
【0026】
例示的実施形態の幾つかの実施態様は、代替又は追加として、デスクトップパソコンやラップトップパソコンなどの種々様々な機能に対応できるように設計された計算装置を使用することができる。そのような計算装置は、必要に応じて、周辺装置又は追加の構成要素の任意の組み合わせを有することができる。また、図1Bに示された構成要素は、サーバ134、他のコンピュータ、装置などに含まれうる。
【0027】
2.衣服/付属品センサの説明
特定の実施形態において、知覚装置138、140、142及び/又は144は、時計、アームバンド、リストバンド、ネックレス、シャツ、靴などを含む、ユーザ124の衣服又は付属品内に構成されてもよく、それらに他の方法で関連付けられてもよい。靴取付型又は手首装着型装置の例(それぞれ装置140及び142)について、すぐ後で述べられるが、これらは例示的実施形態に過ぎず、この開示は、そのような実施形態に限定されるべきでない。
【0028】
i.靴取付型装置
特定の実施形態において、知覚装置140は、加速度計、GPSなどの位置検出構成要素、及び/又は力センサシステムを含むがこれらに限定されない1つ以上のセンサを含みうる履物を含むことができる。図2Aは、センサシステム202の一例示的実施形態を示す。特定の実施形態において、システム202は、センサアセンブリ204を含むことができる。アセンブリ204は、例えば加速度計、位置決定構成要素、力センサなどの1つ以上のセンサを含むことができる。示された実施形態において、アセンブリ204は、力感応抵抗器(FSR)センサ206を含みうる複数のセンサを含む。更に他の実施形態では、他のセンサが利用されうる。ポート208は、靴の底構造物209内に位置決めされうる。必要に応じて、ポート208は、電子モジュール210(ハウジング211内にありうる)並びにFSRセンサ206をポート208に接続する複数のリード線212と通信するように提供されうる。モジュール210は、靴の底構造物の窪み又は空洞内に収容されうる。ポート208とモジュール210は、接続と通信のための相補的インタフェース214,216を含む。
【0029】
特定の実施形態において、図2Aに示された少なくとも1つの力感応抵抗器206は、第1と第2の電極又は電気接点218,220と、電極218,220を電気的に接続するために電極218,220間に配置された力感応抵抗材料222とを含むことができる。力感応材料222に圧力が加わったとき、力感応材料222の抵抗及び/又は導電率が変化し、これにより電極218,220間の電位が変化する。センサシステム202が、抵抗値の変化を検出して、センサ216に加わる力を検出することができる。力感応抵抗材料222は、その抵抗値を圧力下で様々に変化させてもよい。例えば、力感応材料222は、後でより詳しく述べる量子トンネル効果複合物と同様に、材料が圧縮されたときに減少する内部抵抗を有しうる。この材料を更に圧縮すると抵抗値が更に低下し、定量的測定と二値(オン/オフ)測定が可能になる。状況によって、このタイプの力感応抵抗挙動は、「体積抵抗」と呼ばれることがあり、この挙動を示す材料は「スマート材料」と呼ばれうる。別の例として、材料222は、表面間接触の程度を変更することによって抵抗値を変化させてもよい。これは、非圧縮状態で表面抵抗を高め圧縮状態で表面抵抗を低下させる表面上の微小突起の使用、変形させて別の電極との表面間接触を大きくすることができる柔軟電極の使用など、幾つかの方法で達成することができる。この表面抵抗は、材料222と電極218,220,222との間の抵抗、及び/又は多層材料222の導電層(例えば、炭素/グラファイト)と力感応層(例えば、半導体)との間の表面抵抗でありうる。圧縮が大きいほど表面間接触が大きくなり、その結果、抵抗が小さくなり、定量的測定が可能になる。幾つかの状況では、このタイプの力感応抵抗挙動は、「接触抵抗」と呼ばれることがある。力感応抵抗材料222が、本明細書に定義されたように、ドープト又は非ドープト半導体材料でもよくそれを含むことができることを理解されたい。
【0030】
FSRセンサ216の電極218,220は、金属、炭素/炭素繊維若しくは複合物、他の導電性複合物、導電性高分子若しくは導電材料を含む高分子、導電性セラミック、ドープト半導体、又は他の導電材料を含む任意の導電材料から形成されうる。リード線212は、溶接、はんだ付け、ろう付け、接着、締結、又は他の一体若しくは非一体結合法を含む、任意の適切な方法によって電極218,220に接続さえうる。あるいは、電極218、220及び関連したリード線212は、同じ材料の単一片から構成されうる。
【0031】
ii.手首装着型装置
図3に示されたように、装置326(図1Aに示された知覚装置142と類似してもよく同一でもよい)は、手首、腕、足首のまわりなど、ユーザ124によって装着されうるように構成されうる。装置326は、ユーザ124の終日活動を含むユーザのアスレチック運動を監視することができる。この点で、装置326は、ユーザ124がコンピュータ102と対話している間にアスレチック運動を検出しかつ/又はコンピュータ102と無関係に動作しうる。例えば、一実施形態において、装置326は、ユーザのコンピュータ102との接近又は対話に関係なく、活動を測定する終日活動モニタでもよい。装置326は、ネットワーク132及び/又は装置138や140などの他の装置と直接通信できる。他の実施形態では、装置326から得られたアスレチックデータは、ユーザ124に提示される運動プログラムに関する決定など、コンピュータ102によって行われる決定に利用されうる。一実施形態では、装置326は、ユーザ124と関連付けられた装置138などのモバイル装置、又はフィットネス若しくはヘルスケア関連内容に特化されたサイトなどのリモートウェブサイトと無線で対話することもできる。ある所定時間に、ユーザは、装置326からのデータを別の場所に転送したいことがある。
【0032】
図3に示されたように、装置326は、装置326の動作を支援する押下式入力ボタン328などの入力機構を含むことができる。入力ボタン328は、図1Bに示されたコンピュータ102に関して述べた要素のうちの1つ以上などのコントローラ330及び/又は他の電子構成要素に機能的に接続されうる。コントローラ330は、ハウジング332に埋め込まれてもよく、あるいはその一部でもよい。ハウジング332は、エラストマ構成要素を含む1つ以上の材料から構成されてもよく、ディスプレイ334などの1つ以上のディスプレイを含むことができる。ディスプレイは、装置326の照明部分と見なされうる。ディスプレイ334は、例示的実施形態では、LEDランプ334などの一連の個別の発光要素又は光部材を含むことができる。LEDランプは、アレイで構成され、コントローラ330に動作可能に接続されうる。装置326は、インジケータシステム336を含むことができ、インジケータシステム336は、また、ディスプレイ334全体の一部又は構成要素と見なされうる。インジケータシステム336が、ディスプレイ334(画素部材335を有することができる)と共に動作し発光してもよく、ディスプレイ334と全く別でもよいことを理解されたい。また、インジケータシステム336は、例示的実施形態ではLEDランプの形をとることもできるが、複数の補助発光要素又は光部材338を含んでもよい。特定の実施形態では、インジケータシステムは、1つ以上の目標の達成を表わすために発光部材338の一部分を照明することなどによって、目標の可視指示を提供できる。
【0033】
締結機構340を解除することができ、装置326をユーザ124の手首のまわりに位置決めすることができ、次に締結機構340を実質的にラッチ位置にすることができる。ユーザは、必要に応じていつでも装置226を装着することができる。一実施形態では、締結機構340は、コンピュータ102及び/又は装置138,140と対話するために、USBポートを含むがこれに限定されないインタフェースを含むことができる。
【0034】
特定の実施形態では、装置326は、センサアセンブリ(図3に示されない)を含むことができる。センサアセンブリは、複数の異なるセンサを含むことができる。例示的実施形態では、センサアセンブリは、加速度計(多軸加速度計の形で含む)、ジャイロスコープ、心拍数センサ、位置決定装置(例えば、GPS)、光センサ、温度センサ(周囲温度及び/又は体温を含む)、心拍数モニタ、画像キャプチャ機構、GPSセンサ、水分センサ及び/又はこれらの組み合わせ、又は他のセンサを含むかこれらへの動作接続を許可することができる。装置のセンサ142から検出された動き又はパラメータは、速度、距離、歩数、カロリーなどのエネルギー消費量、心拍数、汗検出、労力、酸素消費、及び/又は酸素動力学を含むがこれに限定されない、種々の異なるパラメータ、計量値又は生理的特徴を含むことができる(又は、それらを構成するために使用されうる)。また、これらのパラメータは、ユーザの活動に基づいてユーザが獲得した活動ポイント又は通貨によって表されうる。種々の実施形態により利用されうる手首装着型センサの例は、2011年11月1日に出願された米国特許出願第13/287,064号に開示されており、この出願の内容は、あらゆる非限定的な目的のために全体が本明細書に採用される。
【0035】
図1Cは、知覚入力の説明的位置(例えば、知覚位置146a〜146o)を示す。この点について、センサは、ユーザの衣服上/内に配置された物理センサでよく、更に他の実施形態では、センサ位置402a〜402oは、2つの動く身体部分の間の関係の識別に基づいてもよい。例えば、センサ位置146aは、画像キャプチャ装置126などの画像キャプチャ装置によってユーザ124の動きを識別することによって決定されてもよい。したがって、特定の実施形態では、センサは、特定の位置(センサ位置146a〜146oなど)に物理的に配置されなくてもよく、他の位置から収集された画像キャプチャ装置126や他のセンサデータなどによって、その位置の特性を検出するように構成されてもよい。この点に関して、ユーザの身体の全体形状又は一部分が、特定の身体部分の識別を可能にすることがある。カメラ126などの画像キャプチャ装置が利用されるか、ユーザ124上に配置された物理センサが利用されるか、他の装置(知覚システム202など)からのデータが使用されるか、装置アセンブリ226及び/又は本明細書に開示されたか当該技術分野で既知の他の装置又はセンサが利用されるかに関係なく、センサは、身体部分の現在位置を検出しかつ/又は身体部分の動きを追跡できる。一実施形態では、位置146mに関する知覚データは、ユーザの重心(質量中心とも呼ばれる)の決定に利用されることがある。例えば、位置146m〜146oのうちの1つ以上に対する位置146aと位置146f/146lとの関係を利用して、ユーザの重心が垂直軸方向に持ち上げられたか(ジャンプの際など)、ユーザが膝を曲げ縮めることによってジャンプの「ふり」をしようとしているかを判定することができる。一実施形態では、センサ位置146nは、ユーザ124の胸骨のまわりに配置されてもよい。同様に、センサ位置146oは、ユーザ124の臍の近くに配置されてもよい。特定の実施態様では、センサ位置146m〜146oからのデータを(単独又は他のデータと組合せで)利用して、ユーザ124の重心を決定してもよい。更に他の実施形態では、ユーザ124の向き及び/又はユーザ124の胴体のねじれなどの回動力を決定する際に、センサ146m〜146oなどの複数の幾つかのセンサ位置の関係が利用されてもよい。更に、位置などの1つ以上の位置がモーメント中心位置として利用されてもよい。例えば、一実施形態では、位置146m〜146oのうちの1つ以上が、ユーザ124のモーメント中心位置の点として働いてもよい。別の実施形態では、1つ以上の位置が、特定の身体部分又は領域のモーメント中心として働いてもよい。
【0036】
II.共同ワークアウトを指導するシステム及び方法
この開示の更に他の態様は、ユーザ124やユーザ124がいる位置から見えない位置にいる別の人などの2人以上のリモートユーザ間の共同ワークアウトを指導するシステム及び方法に関する。
【0037】
一実施形態では、ユーザ124は、自宅などの第1の物理的位置にいてもよく、第2のユーザは、体育館、住居、学校などの第2の物理的位置にいてもよく、更には街内のランニングなどの屋外で練習していてもよい。更に別の実施形態では、ユーザ124は、第1の位置(例えば、住居)の第1の領域内にいることがあり、第2のユーザは、同じ位置の第2の領域内にいる。例えば、ユーザ124は、住居の寝室内にいることがあり、第2のユーザは、同じ物理的住居の居間にいる。更に別の実施形態では、ユーザのうちの少なくとも1人は、屋外にいて、共同ワークアウト中に異なる位置を移動してもよい。例えば、第2のユーザは、共同ワークアウト中に、第1の住居でワークアウトを始めるが、屋外(及び、場合によっては別の住居又は構造物内)に移動してもよい。
【0038】
この開示の特定の態様は、2人以上のリモートユーザの共同セッションを容易にするように構成されたグラフィカルユーザインタフェース(UI)に関する。ユーザは、異なる物理的位置にいるにもかかわらず、競争し及び/又はアスレチック活動に集団で参加してもよい。一実施形態では、複数のユーザはそれぞれ、実質的にリアルタイム(実時間)で競争に参加してもよい。更に、他の実施形態では、第1のユーザは、所定の一連の活動又はルーチンを行い、その第1のユーザの動作からのデータが、後で行われる競争で利用されうる。一実施形態では、複数のユーザが、「対戦」競争に参加してもよい。したがって、この開示の態様は、2つのリモート表示装置上にUI402などのUIを同時に提示し、ユーザが遠隔位置にいるにもかかわらず共同セッションを行うことができるシステム及び方法に関する。
【0039】
一実施形態によれば、非一時的コンピュータ可読媒体上に記憶されたコンピュータ実行命令は、処理ユニット106によって実行されたとき、複数のリモート表示装置上にユーザインタフェース(UI)を生成し表示させるように構成されてもよい。図4は、様々な実施形態により実現されることがある説明的なUI402を示す。図4Aに示されたように、UI402aは、第1のユーザ124が見ることができる装置136などの表示装置に表示される。ユーザインタフェースの種々の反復の生成は、遠隔位置にいる2人以上ユーザのアスレチック運動に少なくとも部分的に基づいてもよい。図5は、種々の実施形態にしたがって利用されうる1つの説明的方法を提供するフローチャート500を示す。フローチャート500の例示的方法は、図1に示されたUI402を含むがこれに限定されない1人以上のユーザインタフェースで利用されてもよい。
【0040】
一実施形態では、ユーザインタフェース(例えば、UI402)の複数の表現が、少なくとも2つの異なる位置又は表示装置に表示されたように生成され構成されてもよい(例えば、図5のブロック502を参照)。例えば、UI402bは、第2のユーザの見える範囲内で第2の表示装置上に表示されたように構成されてもよい。図4Bに示されたように、UI402bは、第2の位置にいることがある第2のユーザ(ユーザ124ではない)に示されたように構成されることがあるUI402aの説明的関連表現を示す。特定の実施形態では、UI402a/bの表現は、1人以上のユーザの位置、ユーザの好み、1つ以上のセンサから得られたデータ、及びこれらの組み合わせを含むがこれらに限定されない複数の因子に基づいて、変更され、修正され、又は他の方法で調整されてもよい。ユーザインタフェースの種々の反復の生成は、遠隔地にいる2人以上ユーザのアスレチック運動に少なくとも部分的に基づいてもよい。特定の実施形態では、UI402bの表現は、UI402aの表現が第1の位置で提供されたときに同時に第2の位置に表示され、その結果、UI402a/402bが同期されるように構成されてもよい。本明細書で使用されるとき、「同時」は、非一時的コンピュータ可読媒体上の情報の2つ以上のノード及び/又は記憶装置間のデータの伝達に固有の遅延を除外しない。この点に関して、当業者は、ネットワーク速度の変動、輻輳点、及び当該技術分野で既知の他の固有の遅延であることを理解するであろう。したがって、同時発生(オカレンス)の説明には、1人以上のユーザにアスレチック運動の実行の開始又は停止を指示する電子信号を含むデータを送信するための遅延が含まれる。同様に、本明細書における「リアルタイム」オカレンスの言及は、厳密な精度を必要とせず、当業者は、「リアルタイム」アクション又はオカレンスを実行する際に固有の遅延があってもよいことを理解するであろう。
【0041】
UI402の表現は、互いに同じ要素の少なくとも一部分を含んでもよい。例えば、UI402bは、実質的にUI402aの表現と同じ(又は同一の)要素を有するように示された。
【0042】
特定の実施形態によれば、複数のユーザ124/135は、共同セッション中に少なくとも1つのエクササイズを行なうように指示されてもよく、UI表現402a/402bが、それぞれのユーザに示された。(例えば、図5のブロック504を参照)。1つ以上の実施形態は、ユーザ124及び125に指導又は指示を提供するためにUI402a/bと関連付けられた仮想トレーナー(トレーナー404a/404bなど)を含むことができる。仮想トレーナーx06の表現(フォーム、動作、見掛け及び他の特徴を含む)は、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体上に記憶されたコンピュータ実行命令に少なくとも部分的にしたがって制御されてもよい。例えば、仮想トレーナー表現404aの属性(図4に明示的に示されない属性を含む)は、メモリ108などの第1のコンピュータ可読媒体上に記憶されたコンピュータ実行命令に基づいてもよく、表現404bの属性は、メモリ108からリモートに配置されることがある第2のコンピュータ可読媒体に記憶された命令に少なくとも部分的に基づいてもよい。この点に関して、各ユーザ124/125は、1つ以上の異なる仮想品質を有する様々な仮想トレーナーを有することができる。例えば、ユーザ124が、女性トレーナーを選択し、ユーザ125が、男性仮想トレーナーを選択してもよい。更に他の実施形態では、1人以上のユーザが、同じ仮想トレーナー(特定の女性仮想トレーナーなど)を有することができるが、トレーナーの属性は、ユーザの動作又は好みに基づいて変更されてもよい。例えば、仮想トレーナー404aは、より多くのフィードバック(仮想音声による)をユーザ124に提供してもよく、かつ/又はユーザ124が特定の指示に苦労しているように見える場合は更に他の動き又は指導を提供してもよい。
【0043】
仮想トレーナー表現404a/404bは、リモートユーザに特定のエクササイズを行なうことを同時に促すように構成されてもよい。例えば、1つ以上の装置は、それぞれの表示装置に、ユーザ124/125を指導するエクササイズを実演する仮想トレーナー表現404a/bを提示させてもよい。例えば、表現404a/404bはそれぞれ、仮想トレーナー404bがそのアスレチック運動(又は、その一部分)を行うのと同時に仮想トレーナー404aが同じアスレチック運動(又は、その一部分)を行なうように同期されてもよい。トレーナー404a/404bは、第1の時間期間中に互いに同じ所定のテンポで同時にアスレチック運動を行なうように構成され、その結果、ユーザ124/125の同時アクションを直接関連付けることができる。これにより、更に、トレーナー404a/404bのテンポや他の属性に対して各ユーザ124/125がどのように行っているかを検出可能である。
【0044】
一例として、複数の位置でエクササイズを行なっている仮想トレーナー404が、それぞれの表示装置に描画されてもよい。矢印などの方向キューを利用して動く方向をユーザに指示してもよい。UI表現402a/bは、エクササイズ(例えば、遅い突き)の反復を行なうのに適切なフォームを実演する仮想トレーナー404a/bのアニメーションを提示するように構成されてもよい。仮想トレーナー404a/bに加えて又はその代わりに、UI402a/bは、エクササイズの適切なフォームを実演する実在の人物の描写及び/又は実際の映像を提示するように構成されてもよい。
【0045】
フォーム指導情報が提供されてもよい。図6は、UI402がフォーム指導を提供する一実施形態の例を提供する。フォーム指導情報602は、エクササイズを実演するときに仮想トレーナー602又はユーザ124のグラフィック表現で提示されてもよい(又は、仮想トレーナー602又はユーザ124と他の方法で関連付けされてもよい)。フォーム指導情報602は、エクササイズの適切なフォームに関してユーザを指導する直線、線の間の角度、又は他の情報でよい。図6では、例えば、フォーム指導情報602は、ユーザの腰の高さを床に対して維持するように指示するユーザの座骨を横切る直線である。フォーム指導情報は、仮想トレーナー602などのアバターに重ねられたグラフィック又は文字データを含まないフィードバック機構によって提供されてもよい。この点に関して、フォーム指導情報は、音声又は触覚情報を含んでもよい。例えば、音声又は音響が、ユーザの腰がどれだけ真っ直ぐか(又は真っ直ぐでないか)の指示を提供することができる。別の実施形態では、信号は、指導を提供するためにユーザ124によって感じられるように構成された振動出力を提供するために、センサ素子138、140、142及び/又は144などの装置に提供されてもよい。例えば、ユーザの腰がまっすぐでないと決定したときにセンサ素子138に振動が提供されてもよい。
【0046】
この点に関して、UI表現402aで提供されるフォーム指導は、UI表現402b上に提供されるフォーム指導と異なってもよい。一実施形態では、UI402の少なくとも1つの表現は、フォーム指導を含まない。別の実施形態では、フォーム指導は、それぞれのユーザパフォーマンスに基づいて提供されてもよい。例えば、フォーム指導は、当業者によって理解される他の因子の中でも特に、過去のユーザパフォーマンス、現在のユーザパフォーマンス、ユーザの好み、目標、共同セッションのパラメータ、及び/又はこれらの組合せに基づいてもよい。
【0047】
この開示の更に他の態様は、異なる位置にいる2人以上ユーザから得られたリアルタイムフィットネス又は運動データに基づくUI402などのUIの生成と更新に関する(例えば、図5のブロック506を参照)。一実施形態によれば、種々の装置(例えば、コンピュータ102)は、ユーザがフレーム及び/又範囲内にいるように、ユーザに表示装置136やキャプチャ装置126などの装置に対して及び/又はセンサ128に対して特定の領域に入るように促してもよい。少なくとも1人のユーザの促しは、例えば仮想トレーナー404aによって行われてもよい。適切に位置決めされたとき、システム100は、1つ以上のセンサによって、ユーザ124の動きを処理することができる。特定の実施形態では、UI表現402aは、ユーザのリアルタイム運動に基づく任意の調整を含むローカルユーザのグラフィック表現(例えば、ユーザ124の表現406a)だけを示し、他のリモートユーザの他のグラフィック表現(例えば、ユーザ125の表現406b)を示さなくてもよい。
【0048】
例では、図1のシステム100は、画像キャプチャ装置126などの複数のセンサを含むことができ、様々な視点から映像を取得することができる。コンピュータ102などの1つ以上の装置は、一部又は全ての画像及び/又は赤外線データを処理して1人以上のユーザアバターを表現406a/406bとして作成してもよい。このようにして、表示装置136は、ユーザが観察するために複数の角度からフォームを提示してもよい。更に他の実施形態では、異なる角度のデータは、1つ以上のソースから得られてもよい。例えば、画像キャプチャ装置126は、エクササイズを行なっているユーザに対する任意の所望の角度(例えば、ユーザの正面像、左面像、右面像及び後面像のうちの少なくとも1つ)で位置決めされてもよい。別の例では、システム100は、様々な視点からユーザ124の赤外線反射を取得するための複数の赤外線装置128を含んでもよい。また、システム100は、異なる/種々の位置に位置決めされた画像キャプチャ装置126と赤外線トランシーバ128の両方(又は、どちらか)及び/又は本明細書に開示された他のセンサを含んでもよく、これらは、表現406a/406bの生成及び/又は描写に利用されてもよい。グラフィック表現406a/406bは、画像キャプチャ機能のないセンサから生成されてもよい。例えば、グラフィック表現404aは、装置300及び/又は装置アレイ200を装着するユーザ124から生成されてもよい。一実施形態では、グラフィック表現404aは、加速度計及び/又はジャイロスコープセンサデータ上に完全に基づいて生成されてもよい。当業者は、グラフィック表現406a/406bを生成するために他のセンサが単独又は組み合わせで利用されてもよいことを理解するであろう。
【0049】
表現406a/406bは、それぞれのユーザのリアルタイム運動に基づいて生成又は表示されてもよい(例えば、図5のブロック508を参照)。例えば、ユーザ124/125はそれぞれ、赤外線トランシーバを含むことがある画像キャプチャ装置126及び/又はセンサ128の前などのセンサのレンジ内に位置決めされてもよい。表示装置136は、ユーザ運動と一致するように動く「鏡像」でもよくユーザアバターなどの仮想アバターを描写してもよいユーザ124の表現を含むUI402aを提示してもよい。異なる表示装置が、UI402bを類似の因子に基づいてユーザ125に提示してもよい。ローカルユーザのグラフィック表現(例えば、図4Aの表現406a)は、別のユーザに表示されたように構成されたグラフィック表現と異なってもよい。例えば、図4BのリモートUI表現402bは、第2のユーザ125に提示されたように構成されてもよく、表現406b(図4Aに示された406aと実質的に同じ向き及び/又は位置に表示されてもよい)を表示するように構成されてもよいが、第1のユーザ124以外の第2のユーザを提示されてもよい。この点に関して、UI402の様々な表現(表現402a/402bなど)は、別のユーザではなくローカルユーザのリアルタイムグラフィック表現だけを含んでもよい。
【0050】
この開示の更に他の態様は、単一表示装置上の共同セッションと関連付けられた複数のユーザのリアルタイム画像データの同時表示に関する(例えば、図5のブロック510を参照)。例えば、UI表現402a(第1の位置でユーザ124に表示されたように構成されてもよい)は、ユーザ124のライブビデオフィードを表示するように構成されたビデオデータ410aと、第2の位置にいるユーザ125のライブビデオフィードを表示するように構成されたビデオデータ4112bとを含んでもよい。同様に、UI表現402bは、ビデオデータ110b/112bを同時に示すように構成されてもよい。特定の実施形態では、ビデオデータ110aと110b及び/又は112aと112bは、同一でよく、例えば、複数のユーザ124/125が自分のライブビデオフィードを少なくとも1人のリモートユーザに提示する。描画されるリアルタイム画像データ110a/110bは、ユーザグラフィック表現(x04a/bとして描画された)及び/又は仮想トレーナー表現x06a/bの表示との組合せ又は代替として提供されてもよい。
【0051】
したがって、特定の実施形態は、第1の位置にいる第1のユーザ124に対して表現されるUI402aの実施を含み、UI402aは、同じユーザ124の画像データ410aと同時に表示されるそのユーザ124(例えば、表現406a)と、第2のリモートユーザ(例えば、ユーザ125の画像データ412a)のグラフィック表現とを、特定の身体運動を行なうようにユーザ124に指示する表現仮想トレーナー404aと共に含む。同時に、UI402は、第2の位置にいる第2のユーザ125に表現されてもよく(表現402b)、第1と第2のユーザ124/125の画像データ(画像データ410b及び412bを参照)を、ユーザ124に提供される仮想トレーナー表現x04と同じ身体運動を行なうように第2のユーザ125に指示する表現仮想トレーナー404bを含む。したがって、一実施形態によれば、ユーザインタフェース401aの第1の表現は、同時に、
(1)リモートユーザ125に同時に表示されたように構成された第2の仮想トレーナー404bのテンポと同期された第1のテンポでアスレチック運動を行なう仮想トレーナー404aを表示し、
(2)第1の位置にある少なくとも1つのセンサに基づいてアスレチック運動を行なう第1のユーザのリアルタイムグラフィック表現を表示するように構成される。
【0052】
単一表示装置上に複数のユーザの画像データ(ライブフィードを含むことができる)を含めることにより、先行技術で実現されてない1つ以上の利点が提供されることがある。別のユーザの画像データを見ることによって、動きを激しくするかセッションの持続時間を長くする動機づけが提供されることがある。更に、ユーザ124/125は、顔の表情又はボディーランゲージを利用して、競争者又はチームメイトが疲れたかどうかを判定するか、そのフィットネス能力を他の方法で決定することができる。特定の実施形態では、画像データ110/112は、単独で又は音声機能との組合せで、高度な社会的側面を提供してもよい。この点に関して、高度な社会的対話は、リモートユーザが、競争、友情及び又はチームとして身体活動に参加することを促すための励みを提供することがある。
【0053】
この開示の更に他の態様は、エネルギー消費の実質的にリアルタイムの計算の表示に関する。エネルギー消費は、1つ以上の方法によって計算されうる。特定の実施形態では、エネルギー消費量計算は、センサ又はそれぞれのユーザの環境に少なくとも部分的に基づいてもよい。例えば、コンピュータ102は、画像、センサデータ及び赤外線データの処理に加えて、他のソースからデータを受け取ってもよい。例えば、ユーザは、ユーザに取り付けられたセンサ(例えば、靴内のセンサ)又は全地球測位システム(GPS)装置によって測定された所定の距離を走り、データをコンピュータ102にアップロードしてもよい。コンピュータ102は、取得したデータを各エクササイズに望ましいデータと比較して、エクササイズを行なっている間にユーザのフォームを監視することができる。望ましいデータは、エクササイズ全体にわたる複数の比較ポイント及び/又はエクササイズ中の種々の身体部分の位置を含んでもよい。例えば、腕立て伏せは、(1)ユーザの胸が地面又は他の基準点に最も近くかつ/又はユーザの腕が最も大きい湾曲で曲げられた最低ポイント、(2)ユーザの胸が地面から最も遠くかつ/又はユーザの腕が真っ直ぐになった(例えば、最大真直度)の最高ポイント、(3)ユーザが最低ポイントから最高ポイントまで移行する上向きイベント、及び(4)ユーザが最高ポイントから最低ポイントまで移行する下向きイベントの4つのイベントに分割されうる。
【0054】
望ましいデータは、特定の身体部分に焦点を当てたこれらのイベントごとに比較ポイントを指定してもよい。例えば、腕立て伏せ中の各比較ポイントでは、コンピュータ102は、ユーザの手の間隔、ユーザの背中の真直度、ユーザの胴に対する頭の位置、ユーザの足の互いの間隔、又は他の態様を監視してもよい。望ましいデータは、エクササイズの比較ポイントで監視されている各身体部分の望ましい位置と、望ましい位置からの許容変動値を指定してもよい。ユーザの身体部分が、許容値より大きく変化した場合、コンピュータ102は、ユーザに、身体部分及びユーザのフォームに対する修正を識別するフィードバックを提供してもよい(例えば、腕立て伏せ中に、背中がアーチ形になっており真っ直ぐでない)。エネルギー消費量を決定する例示的な方法は、2012年6月6日に出願されたた米国仮特許出願61/655,365号に提供され、この内容は、あらゆる非制限的な目的のためにその全体が参照により本明細書に採用される。
【0055】
エクササイズセッションが、様々なタイプのエクササイズを伴う場合、エネルギー消費ポイントを含むがこれに限定されないポイントの決定が、エクササイズのタイプに基づいてもよい。ポイントを決定するために利用されるセンサのタイプは、特定のエクササイズ及び/又はエクササイズのユーザの動作に基づいて変動してもよい。更なる実施形態では、エネルギー消費量(例えば、燃焼カロリー量)は、エクササイズ又はルーチンの理想的な値又は範囲を超える割合として格付けされてもよい。
【0056】
例えば、エクササイズを完全に行なうと約100カロリーが消費される場合、90カロリーを消費した第1のユーザは、同じエクササイズに対して85カロリーしか消費しない第2のユーザより高く格付けされることがある。ユーザは、様々な理想的な値又は範囲を有することができ、したがって、決定は、検出されかつ/又は推定された値の割合をそのユーザの理想値に対する割合として利用してもよい。更に他の実施形態では、理想値の100%に近いユーザは、理想的燃焼カロリー量の100%を超えて消費したユーザより高く格付けされてもよい。この点に関して、活動(例えば、エクササイズ)に関して推定又は計算されたエネルギーよりも多くのエネルギーを消費するユーザには、不適切な動き、非能率、けがの可能性の増大、及び/又はこれらの組み合わせがあることがある。
【0057】
システム100は、また、グラフィック表現、事前に記録されたビデオを含む画像データ、又は画像データ110/112bから、消費されたカロリーを決定してもよい。システム100の1つ以上の構成要素は、ビデオを処理して様々な時点におけるプレーヤ又は特定の身体部分の質量中心の位置を決定し、前述した動きベースのカロリー決定を使用して身体活動(例えば、ダンク中のプレーヤによって)中に消費されたカロリーの量を決定することができる。
【0058】
一実施形態によれば、それぞれのユーザ124/125のリアルタイムパフォーマンスに基づいて計算されたエネルギー消費量決定が、ユーザインタフェース上に同時に表示されてもよい(例えば、図5のブロック512を参照)。一例として、インタフェース414aは、ユーザ124のエネルギー消費量のリアルタイム指示を含んでもよい(また、インタフェース414bは、表現402bに示された同じ指示でよい)。例えば、インタフェース414は、エネルギー消費値416を含んでもよい。一実施形態では、値416は、計算されたエネルギー消費値及び/又はユーザ124の身体運動に特有のポイントシステムの他の値を表わしてもよい。インタフェース418aは、インタフェース414aと同時に表示され、ユーザ125の動きと関連付けられた計算値(例えば、値420a)を含んでもよい。例えば、特定の実施形態では、インタフェース414a及び418aは、仮想トレーナー404a及び404bによって提供された指示に応じて、ユーザ124及び125のそれぞれの動きと関連付けられた値(エネルギー消費値など)を表すようにリアルタイムで更新されてもよい。したがって、特定の実施態様によれば、複数のユーザ(例えば、ユーザ124/125)は、どのユーザが最高値(即ち、単位時間当たりの消費エネルギー)を有するかを容易に見ることができるだけでなく、他のユーザの値がそのユーザにどれだけ近いか、他のユーザが近づいているか遠ざかっているか、及び/又は特定のルーチンでの他のユーザパフォーマンスを決定することもできる。説明的な実施形態で分かるように、インタフェース414及び418は、単一インタフェース(例えば、インタフェース表現402aは、414aと418aを含む)上に提供されてもよいが、インタフェースは、表現402a及び402bなどの特定の表現に関して、UI402の様々な領域内に配置されてもよい。更に、インタフェース414及び/又は418の外観及び/又は操作、又はUI402の他の要素は、様々な表現間で異なってもよい。
【0059】
特定の実施形態では、グラフィカル指示は、現在最も高いポイント量を有するユーザと関連付けられてもよい(例えば、指示422を参照)。特定の実施形態では、指示222又は別の指示は、単位時間当たり最多ポイントを獲得しているユーザ、難しい動きに対して与えられたポイント、特定の動きの最良パフォーマンス、仮想トレーナーによって指示されたフォーム、テンポ又は他の属性との一致、又はこれらの組合せを示すために利用されてもよい。
【0060】
更に他の実施形態では、インタフェース224などのインタフェースは、ユーザ124及び125などの少なくとも2人のユーザの共同運動から決定された共同ポイント合計を表示するように構成されてもよい。例示的実施形態では、インタフェース424aは、ユーザ124のポイント(インタフェース414a内に示された)とユーザ125のポイント(インタフェース418内に示された)との組み合わせから計算された値426を含む。値426は、リアルタイムで更新されてもよい(例えば、図5のブロック514を参照)。インタフェース224は、インタフェース414及び418と別個に示されているが、当業者は、インタフェース424又は他の要素が、本明細書に開示された他の要素などの別のインタフェースの一部分でよいことを理解するであろう。
【0061】
例えば、図4aを見ると、表現404aは、メーター428aを含む。図7は、一実施形態によるメーターを選択し更新する例示的方法のフローチャートである。一例として、メーター428aは、仮想トレーナー404aによって実演されたアスレチック運動のタイプに基づいて選択されてもよい(図7のブロック702を参照)。一実施形態では、トレーナー404によって実演される(かつ/又はユーザ124によって行なわれる)活動が、心血管健康状態を測定するのに適切な指示であることが分かっているか又は考えられる場合、心機能メーター428aが、活動のユーザ124の動作パフォーマンス中にUI402a/402b上に表示されてもよい(図4Bに離れて示されたメーター428bも参照)。同様に、メーター430aは、ユーザ124に対してUI表現404aで同時に表示されてもよい。メーター430aは、ユーザ125によるアスレチック活動の動作に関連してもよい。
【0062】
メーター430a/430bは、心機能メーターに限定されない。例えば、一実施形態では、所定のアスレチック活動が、体力を測定するよい指示であると考えられるか又は分かっている場合、体力メーターは、活動のユーザの動作中にUI402a/402b上に表示するように選択されてもよい。当業者は、体力メーターと心機能メーターが単に例であり、複数のメーターの中で他のメーターでもよいことを容易に理解するであろう。ブロック704は、選択されたメーターの表示特性を調整、変更又は完全に変更するために実施されてもよい。この点に関して、ブロック704は、UIのどの表現が、選択されたメーターを表示するように構成されているかの決定、選択されたメーターが唯一のメーターかどうかの決定、追加メーターの選択、及びこれらの組み合わせのうちの1つ以上を行うように実施されてもよい。特定の実施形態では、UI402a/402bに複数のメーターが同時に表示されてもよい。例えば、ディフォルト設定、ユーザの好み、及び/又は他の因子により、体力メーター及び心機能メーターはそれぞれ、UI402の少なくとも1人のユーザの表現に同時に表示されたように構成されてもよい。
【0063】
一実施形態では、ユーザ124は、各ユーザのUI402にどのメーターが表示されるかを決定することができる(ブロック702及び/又は704の一部分として行われてもよい)。例えば、2人以上のユーザ間の特定の競争の「勝者」が、特定の属性(例えば、体力、心機能、フィットネス、運動競技、速度、テンポなど)にしたがって決定されると判断された場合(ディフォルト設定では、コンピュータ実行命令によって判断されるか、ユーザ入力により間接的に判断される)、この決定に基づいて特定のメーターが選択されてもよい。特定の実施形態では、得点は、複数の属性のスケーリング又は他の方法での組み合わせに基づいてもよく、したがって、複数のメーターが選択に使用できる(又は自動的に選択される)。
【0064】
更に別の実施形態では、選択(ブロック702/704の一部分など)は、ユーザの動作に基づいてもよい。例えば、ユーザ124が、例えばエネルギー消費ポイント(値416としてリアルタイムで更新されてもよい)のより高い累積値を得ることによって「勝利」した場合、メーターの選択及び/又は表示特性は、これに基づいてもよい。例えば、ユーザ124が、現在、「心機能」ではなく「体力」によって測定されたときにリモートユーザ125より良好に動作している場合は、体力メーターが表示に選択されてもよい。更に別の実施形態では、ユーザ124は、あらかじめ入力されたユーザ入力に基づいて示される特定のメーターを選択してもよい。
【0065】
一実施形態では、複数の異なるメーターがそれぞれ、単一ユーザの動作と関連してもよい。例えば、ユーザの動作に固有の体力メーターと心機能メーターが同時に表現404aに表示されてもよい。単一ユーザの動作に固有の1つ以上のメーター428aの表示と更新は、リモートユーザ125の動作に固有の1つ以上のメーターと同じUI表現404aに同時に表示されてもよい。更に、特定の実施形態では、特定のメーターが、ローカルユーザのUI表現402aにのみ表示されたように選択できる。しかしながら、他の実施形態では、両方のUI表現402a/402bは、選択されたメーターを含んでもよい。ユーザ124/125は、別のユーザ124/125に表示されるメーター428/430を選択することが許可されてもよい。
【0066】
メーターは、ユーザが所定のアスレチック活動を行うときにリアルタイムで更新されてもよい(例えば、ブロック706を参照)。したがって、特定の実施形態では、少なくとも1人の他のユーザから離れている複数のユーザが、それらの動作を少なくとも1つの他のユーザと比較してもよい。メーター428/430の更新は、本明細書に記載されたようなセンサデータに基づいてもよい。一実施形態では、少なくとも第1の選択されたメーターの特性が、第1の位置にある少なくとも1つのセンサから受け取ったデータに基づいてもよく、同時に第2の選択されたメーターの特性の変更は、第2の位置にある少なくとも1つのセンサから受け取ったデータに基づいてもよい。
【0067】
図8は、本明細書に開示された種々の実施形態により利用されうる例示的なメーターを示す。具体的には、図8Aは、例示的な心機能メーター802を示し、図8Bは、例示的な体力メーター804を示す。例は、説明的メーター802/804の文脈で検討されるが、当業者は、他のメーターが、この開示の範囲から逸脱せずに実現されうることを理解するであろう。メーター802/804の1つ以上は、例えばインタフェース414/418であるがこれらに限定されないUI表現402a/402bに表示されたように構成されてもよい。したがって、エネルギー消費値416/420や他のポイントなどの他の値が、同じインタフェース414/418上を含むメーター802/804の1つ以上の近くに表示されてもよい。
【0068】
一実施形態では、心機能メーター802(通常は下に示された青色バーである)は、「一杯」か、あるいはユーザの身体運動の体力属性に基づいて視覚的に調整されることがある測定バー806(又は、他の構造又は形状)を含んでもよい。測定バー806の調整は、ユーザの位置にあるセンサから受け取ったデータに直接基づいてもよい。例えば、一実施形態では、測定バー806の動きは、ローカルユーザの運動体力に基づいてもよい。一実施形態では、ユーザ124が動くほど測定バー806が一杯になる。一実施形態では、測定バー806の動きは、エネルギー消費値に直接関連付けられてもよい。1つのそのような実施形態では、エネルギー消費値416aは、測定バー806の運動に直接関連付けられてもよい。別の実施形態では、エネルギー消費値416aは、第1の時間枠(5分など)を有する特定のワークアウト又はその一部分のエネルギー消費量の累積記録(cumulative tally)でよく、測定バー806は、包括的でもよくかつ/又は第1の時間枠と重なってもよい第2の時間枠の方に向けられたエネルギー消費量と関連付けられてもよい。例えば、測定バー806は、現在のリアルタイムエネルギー消費量(例えば、最後の2又は数秒)に関するフィードバックを行なってもよく、したがって、爆発性のインジケータでよい。更に他の実施形態では、測定バー806は、様々な時間期間でフィードバックを提供してもよい。
【0069】
他の実施形態では、エネルギー消費値416aと測定バーはそれぞれ、エネルギー消費に関連してもよいが、関連付けられない。例えば、エネルギー消費値416a又は測定バー806の一方が、アスレチック運動(又は、複数の運動)中にエネルギー消費量を測定するように構成されてもよく、他方は、特定の基準を満たす消費量だけを測定する。例えば、UI402は、測定バー806(又は、値416a)が、固有の運動に基づいてエネルギー消費量(又は、別の属性)を表示するように構成されてもよい。例えば、仮想トレーナー404aが、突きを行なうようにユーザ124に指示し、ユーザ124が腕立て伏せを行なっている場合、ユーザ124の運動の少なくとも一部分は、1つ以上のメーター又は値を更新する際に考慮されないことがある。同様に、ユーザ124の運動のタイミングは、値416aなどの任意の値、またメーター802/806などのメーターが、実際の運動を表すように更新された場合に表すことがある。例えば、トレーナー404aが、ユーザ124にジャンピングジャックを2秒当たり1回の割合で行なうように指示し、ユーザが、ジャンピングジャックを4秒当たり1回の割合で行なっている場合は、少なくとも1つのメーター又は値は、運動の少なくとも幾つかが考慮されないか、ある倍率だけ倍率変更されるように更新されてもよい。当業者によって理解されるように、値416aは、表示されないことがあり、以上の考察は、単独で表示されたときでもメーター802(又は、メーター804)の機能に同様に適用される。
【0070】
測定バー806の面積又は長さは、所定の合計に基づいてもよい。例えば、最大値(例えば、測定バー全体が一杯)は、1つ以上の因子に基づいてもよく、この因子は、1)ユーザ固有のデータや2)世界基準などに限定されない。この点に関して、特定のユーザは、メーター802/804の表示特性が、そのユーザの動作レベルに基づいて変更されるように「ハンディキャップ」が付けられてもよい。
【0071】
メーター802(及び/又は、メーター806などの別のメーター)は、測定バー804又はそれぞれのマーカーの他の特性と関連付けられた1つ以上のマーカーを含んでもよい。例えば、説明的メーター802は、メーター802の下側部分に配置された3つの矢印記号を含む(矢印記号808a、808b及び808cとして示される)。一実施形態では、連続した矢印記号はそれぞれ、しきい値を表わすことがある。特定の実施形態では、ユーザは、特定の動作レベルで実行したいことがあり、したがって、矢印記号808a〜808cは、そのような可視指示として働くことがある。例えば、アスレチック運動の動作に続いて、動作レベルを決定するためにコンピュータ実行命令が実行されてもよい。一実施形態では、例えば、3つの動作レベルがあってもよい。したがって、一実施形態では、左端の矢印記号(808a)から右端の矢印記号(808c)までの連続した矢印記号はそれぞれ、次の動作レベルを得るためのしきい値を提供する。
【0072】
特定の実施形態では、ユーザは、それぞれの矢印記号によって設定されたしきい値を越えるだけでよく、更に他の実施形態では、ユーザは、次の動作レベルを得る報酬を得るために、特定の時間量だけ特定のしきい値レベルを超えていなければならない。例えば、矢印記号808a〜808cの上の測定バー806は、その特定の運動(例えば、スクワット)に関して達成されうる最大値(例えば、最大エネルギー消費値)を示してもよく、ユーザが、複数の連続スクワットのそれぞれを行うとき、測定バー806は、一杯になり、矢印記号808a〜808cによって設定された3つの異なるしきい値のそれぞれを越える。別の実施形態では、矢印記号808a〜808cは、運動の3つの異なる部分を示すために使用されてもよく、例えば、各矢印記号は、運動の異なる部分(例えば、下方に動き、一時停止し、次に上方位置まで真っすぐ戻る)を行うユーザと関連付けられてもよい。一実施形態では、ユーザが、それぞれの時間期間中にしきい値を満たさなかった場合は、808a〜808bの間の部分などの測定バーの一部分が、満たされないままのことがある。したがって、この点に関して、測定バーは、運動中又は複数の連続運動中に特定の時間期間をそれぞれ測定する複数のバーとして表示されてもよい。
【0073】
図8Bを見ると、メーター804は、1つ以上のセンサからのデータに基づいてユーザの動作の指示を(402a及び/又は402bなどの1つ以上のUI表現に)表示するように構成された体力メーターでよい。メーター804は、複数の円形マーカー810a〜810cなどの複数のマーカーを有してもよい。一実施形態では、マーカー810a〜810cは、図8Aと関連して前述したマーカー808a〜808cに関して述べたものに1つ以上の機能を提供してもよい。一実施形態では、各連続マーカー(又は、一組のマーカー)は、しきい値を表わしてもよい。特定の実施形態では、ユーザは、特定の動作レベルで動作したいことがあり、したがって、マーカー810a〜810cは、そのような可視指示として働くことある。一実施形態では、ユーザの体力の決定は、1つ以上のセンサによって測定されたユーザのフォームにしたがって決定されてもよい。この点に関して、突きや突きの反復などのアスレチック運動中のユーザのフォームが、理想的フォームと比較されてもよい。理想的フォームは、1つ以上のUI表現404a/404bに同時に表示される仮想トレーナー404aによって実演されてもよい。この点に関して、仮想トレーナーは所定のテンポでアスレチック活動を行なってもよく、したがって、ユーザのフォームのタイミングは、ローカル及びリモートUI表現404a/404bに同時に表示される属性(例えば、体力)の決定で考慮されてもよい。
【0074】
心機能メーター802の検討と同様に、各マーカー(例えば、810a〜810c)は、ユーザの累積的体力を表してもよく、アスレチック運動の連続部分又は反復に関する体力を表わしてもよい。メーター802及び804はそれぞれ、心機能メーターと体力メーターの文脈で述べたが、当業者は、どちらのメーターも、アンドゥ実験なしに他方として働くように修正されうることを容易に理解するであろう。例えば、心機能メーター802のバーは、メーター804のマーカーとして働くこともでき、その逆も可能である。
【0075】
上記の態様のいずれにおいても、様々な特徴は、ハードウェアで実施されてもよく、1つ以上のプロセッサ上で動作するソフトウェアモジュールとして実施されてもよい。1つの態様の特徴は、他の態様のいずれにも適用されうる。
【0076】
本明細書に記載された方法のいずれかを実行するためのコンピュータプログラム又はコンピュータプログラム製品、及び本明細書に記載された方法のいずれかを実行するためのプログラムが記憶されたコンピュータ可読媒体が提供されてもよい。コンピュータプログラムは、コンピュータ可読媒体上に記憶されてもよく、例えば、インターネットウェブサイトから提供されるダウンロード可能なデータ信号などの信号の形で提供されてもよく、任意の他の形態でもよい。
【0077】
明確にするため、本出願は、以下の番号付き段落(「段落」と呼ばれる)に示された内容に適用される。
段落1。コンピュータ実施方法であって、
規定された第1の時間期間中に第1の位置にいる第1のユーザに所定のアスレチック運動を行なうように指示するように構成された第1の仮想トレーナーを含む、第1の位置にある第1の表示装置に表示されたように構成されたユーザインタフェースの第1の表現を生成する段階であって、第1の仮想トレーナーが、第1の時間期間中にアスレチック運動を所定のテンポで行なうように構成された段階と、
規定された第1の時間期間中に所定のアスレチック運動を同時に行なうように第2のユーザに指示するように構成された第2の仮想トレーナーを含む、第2の位置にある第2の表示装置に表示されたように構成されたユーザインタフェースの第2の表現を生成する段階であって、第2の仮想トレーナーが、第1の時間期間中にアスレチック運動を同じ所定のテンポで同時に行なうように構成された段階と、
第1と第2の仮想トレーナーによって行なわれる所定のアスレチック運動に基づいて、第1のユーザと第2のユーザによる所定のアスレチック運動の同時動作の第1の属性のリアルタイム測定を表示するように構成された第1のアスレチックメーターを選択する段階と、
所定のアスレチック運動の第1と第2のユーザの動作中に第1の位置にある少なくとも1つのセンサと第2の位置にある少なくとも1つのセンサとから運動データを受け取り、第1の時間期間内に複数の連続時間枠のそれぞれに関して第1と第2のユーザの第1の属性のリアルタイム値を決定する段階と、
リアルタイムで、第1のユーザと第2のユーザの属性値をユーザインタフェースの第1と第2の表現の両方に同時に表示する段階とを含む方法。
【0078】
段落2。選択されたメーターが、心機能メーター又はフィットネスメーターの少なくとも1つから選択される、段落1の方法。
【0079】
段落3。属性が、体力属性、心血管属性、フィットネス属性、運動競技属性、速度属性、及びテンポ属性のうちの少なくとも1つから選択される、段落1の方法。
【0080】
段落4。方法が、更に、
規定された第1の時間期間中の運動データに基づいて、第1の時間期間内の複数の連続時間枠ごとに第1のユーザと第2のユーザのリアルタイムエネルギー消費値を計算する段階と
リアルタイムで、第1のユーザと第2のユーザのエネルギー消費値をユーザインタフェースの第1と第2の表現の両方に同時に表示する段階とを含む、段落3の方法。
【0081】
段落5。選択されたメーターが、エネルギー消費メーターを含む、段落1の方法。
【0082】
段落6。選択されたメーターが、ユーザの身体運動の体力属性に基づいて視覚的に調整されるように構成された要素を含む心機能メーターであり、心機能メーターが、それぞれのユーザのアスレチック運動から計算されたエネルギー消費値に基づいて調整される、段落5の方法。
【0083】
段落7。エネルギー消費値が、第1の時間期間中の第1の時間枠内の第1のユーザのエネルギー消費量の累積的記録であり、メーターが、第1の時間期間中の第2の時間枠内の第1のユーザのエネルギー消費量に関連付けられる、段落6の方法。
【0084】
段落8。選択されたメーターが、動作しきい値を示すマーカーを含む、段落1の方法。
【0085】
段落9。選択されたメーターが、体力メーターであり、方法が、更に、所定のアスレチック運動中に第1のユーザのフォームを決定する段階と、第1のユーザのフォームを所定のアスレチック運動の理想的フォームと比較する段階と、比較に基づいて、リアルタイムで、ユーザインタフェースの第1の表現と第2の表現の両方に第1のユーザの体力を表すメーターを調整する段階とを含む、段落1の方法。
【0086】
段落10。所定のアスレチック運動中に第2のユーザのフォームを決定する段階と、第2のユーザのフォームを所定のアスレチック運動の理想的フォームと比較する段階と、
比較に基づいて、リアルタイムで、ユーザインタフェースの第1の表現と第2の表現の両方に第2のユーザの体力を表すメーターを調整する段階とを更に含む、段落9の方法。
【0087】
段落11。プロセッサによって実行されたとき、
規定された第1の時間期間中に第1の位置にいる第1のユーザに所定のアスレチック運動を行なうように指示するように構成された第1の仮想トレーナーを含む、第1の位置にある第1の表示装置に表示されたように構成されたユーザインタフェースの第1の表現を生成する段階であって、第1の仮想トレーナーが、第1の時間期間中にアスレチック運動を所定のテンポで行なうように構成された段階と、
規定された第1の時間期間中に第2のユーザに所定のアスレチック運動を同時に行なうように指示するように構成された第2の仮想トレーナーを含む、第2の位置にある第2の表示装置に表示されたように構成されたユーザインタフェースの第2の表現を生成する段階であって、第2の仮想トレーナーが、第1の時間期間中にアスレチック運動を同じ所定のテンポで同時に行なうように構成された段階と、
第1と第2の仮想トレーナーによって行なわれる所定のアスレチック運動に基づいて、第1のユーザと第2のユーザによる所定のアスレチック運動の同時動作の第1の属性のリアルタイム測定を表示するように構成された第1のアスレチックメーターを選択する段階と、
所定のアスレチック運動の第1と第2のユーザの動作中に第1の位置にある少なくとも1つのセンサと第2の位置にある少なくとも1つのセンサとから運動データを受け取り、第1の時間期間内に複数の連続時間枠のそれぞれに関して第1と第2のユーザの第1の属性のリアルタイム値を決定する段階と、
リアルタイムで、第1のユーザと第2のユーザの属性値をユーザインタフェースの第1と第2の表現の両方に同時に表示する段階とを含む方法を実行するよう構成されたコンピュータ実行命令を含む非一時的コンピュータ可読媒体。
【0088】
段落12。選択されたメーターが、心機能メーター又はフィットネスメーターの少なくとも一方から選択される、段落11のコンピュータ可読媒体。
【0089】
段落13。属性が、体力属性、心血管属性、フィットネス属性、運動競技属性、速度属性、及びテンポ属性のうちの少なくとも1つから選択される、段落11のコンピュータ可読媒体。
【0090】
段落14。方法が、更に、プロセッサによって実行されたときに、
規定された第1の時間期間中の運動データに基づいて、第1の時間期間内の複数の連続時間枠ごとに第1のユーザと第2のユーザのリアルタイムエネルギー消費値を計算する段階と、
リアルタイムで、第1のユーザと第2のユーザのエネルギー消費値をユーザインタフェースの第1と第2の表現の両方に同時に表示する段階とを少なくとも実行するコンピュータ実行命令を含む、段落13のコンピュータ可読媒体。
【0091】
段落15。選択されたメーターが、エネルギー消費メーターを含む、段落11のコンピュータ可読媒体。
【0092】
段落16。選択されたメーターが、ユーザの身体運動の体力属性に基づいて視覚的に調整されるように構成された要素を含む心機能メーターであり、心機能メーターが、それぞれのユーザのアスレチック運動から計算されたエネルギー消費値に基づいて調整される、段落15のコンピュータ可読媒体。
【0093】
段落17。エネルギー消費値が、第1の時間期間中の第1の時間枠内の第1のユーザのエネルギー消費量の累積的記録であり、メーターが、第1の時間期間中の第2の時間枠内の第1のユーザのエネルギー消費量に関連付けられる、段落16のコンピュータ可読媒体。
【0094】
段落18。選択されたメーターが、動作しきい値を示すマーカーを含む、段落11のコンピュータ可読媒体。
【0095】
段落19。選択されたメーターが、体力メーターであり、媒体が、更に、プロセッサによって実行されたときに、
所定のアスレチック運動中の第1のユーザのフォームを決定する段階と、
第1のユーザのフォームを所定のアスレチック運動の理想的フォームと比較する段階と、
比較に基づいて、リアルタイムで、ユーザインタフェースの第1の表現と第2の表現の両方に第1のユーザの体力を表すメーターを調整する段階の少なくとも1つの方法を実行するコンピュータ実行命令を含む、段落11のコンピュータ可読媒体。
【0096】
段落20。媒体が、更に、プロセッサによって実行されたときに、少なくとも、
所定のアスレチック運動中に第2のユーザのフォームを決定する段階と、
第2のユーザのフォームを所定のアスレチック運動の理想的フォームと比較する段階と、
比較に基づいて、リアルタイムで、第2のユーザの体力をユーザインタフェースの第1の表現と第2の表現の両方に表すメーターを調整する段階を実行するコンピュータ実行命令を含む、段落19のコンピュータ可読媒体。
【符号の説明】
【0097】
402 UI表現
410,412 画像データ
414,418 インタフェース
416,426 値
422 指示
428,430 メーター
図1A
図1B
図1C
図2
図3
図4A
図4B
図5
図6
図7
図8A
図8B