(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記無線デバイスから前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカへの前記スピーカ特有オーディオ信号は、無線通信インターフェースを介して不可聴形式で送られる、請求項1に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0010】
詳細な説明
[0022] 以下の説明において、参照は、例えば、本開示が実践され得る詳細な実施形態において示される添付の図面に対して作成され得る。実施形態は、当業者が本発明を実践できるように十分詳細に発明の態様を説明することが意図される。他の実施形態が利用されることができ、変更は、本開示の範囲から逸脱することなく、開示された実施形態に対してなされ得る。以下の詳細な説明は、限定的な解釈において行われるべきではなく、また本発明の範囲は、添付された特許請求の範囲によってのみ定義される。「無線デバイス」という用語は、本明細書において、数あるデバイスの中でもとりわけ、「モバイルデバイス」、「モバイルフォン」、「モバイル通信デバイス」、「モバイルコンピューティングデバイス」、「デジタルタブレット」、「スマートフォン」を示すために使用され得る。「ラウドスピーカ」および/または「スピーカ」という用語は、本明細書において、電気信号をオーディオサウンドに変換するオーディオトランスデューサを示すように、置き換え可能に使用されることができるように示される。「マイクロフォン」という用語は、本明細書において、オーディオを電気信号に変換するオーディオトランスデューサを示すように使用され得る。
【0011】
概観
[0023] 本開示は、ターゲットユーザへのカスタマイズされた三次元没入型サウンド体験を提供することを可能にするために、無線デバイスに対する外部ラウドスピーカの配置、位置および/または距離を検出するための命令を含むコンピュータ可読媒体、装置、および方法、を示す。一般に、デバイスは、最適かつシームレスな方法で、全ての利用可能な音響デバイスを使用して、ターゲットユーザに関するカスタマイズされた空間サウンド再生(customized spatial sound reproduction)で使用される座標系(例えば、デバイスの)でラウドスピーカ、マイクロフォン、およびターゲットユーザの配置を自動的に推定するように適応され得る。
【0012】
[0024] 1つの特徴は、ターゲットユーザに関するサラウンドサウンド効果を生成するために、他の近くのオーディオトランスデューサデバイスを使用する無線デバイスを提供する。これを行うために、無線デバイスは、任意の近くの外部マイクロフォンおよび/またはラウドスピーカデバイスがあるかどうかを第一に確認する。無線デバイスに関する内部マイクロフォンおよび任意の他の近くの外部マイクロフォンは、近くのラウドスピーカデバイスと同様に、所望/ターゲットユーザの配置を確認するために使用され得る。この情報は次に、無線デバイスに対して、その内部ラウドスピーカおよび/または近くの外部ラウドスピーカデバイスへオーディオ信号をステアリングさせることによって、所望/ターゲットユーザに関するサラウンドサウンド効果を生成するために使用される。
【0013】
例示的な動作環境
[0025]
図1は、無線デバイス102が、所望ユーザ(または対象のリスナ/スピーカ)へのオーディオ伝達を改善するために、1つまたは複数の近くの外部デバイス106を使用し得る例示的な環境100を図示する。この例において、例示的な環境100は、無線デバイス102および1つまたは複数の外部デバイス106を含み得る。無線デバイス102は、1つまたは複数のラウドスピーカ112および114、通信インターフェース122並びに1つまたは複数のマイクロフォン116を含み得る。外部デバイス106は、外部デバイス106から分離し、結合され、および/または統合している、1つまたは複数のマイクロフォン118および120、並びに1つまたは複数のラウドスピーカ108および110(例えば、スピーカ、オーディオトランスデューサ、等)を含み得る。無線デバイス102および外部デバイス106は、各々、無線通信インターフェース122および124をそれぞれ含み得る。無線通信インターフェース122および124は、無線デバイス102が、外部デバイス106へのコマンドおよび/または命令を送り、無線リンク126(例えば、赤外線リンク、ブルートゥースリンク、ピア・ツー・ピアリンク、等)上で外部デバイス106からのデータおよび/または信号を受信することを可能にし得る。例えば、無線デバイス102は、外部デバイス106へ、特定の時間に、および/または特定の時間インターバルの間にオーディオをキャプチャするために、そのマイクロフォン118および120をアクティベートすることを指示し得る。無線通信インターフェース122はまた、無線デバイス102が、オーディオ信号を発するために、1つまたは複数の内部ラウドスピーカ112および114、および/または外部ラウドスピーカ108および110のうち1つまたは複数を選択的に要求することを可能にする。様々な例に従って、無線通信インターフェース122は、無線リンク126を介して1つまたは複数の外部デバイス106と無線デバイス102とを伝達的に結合するようにサービス提供でき、それは、無線通信ネットワーク(例えば、WiFi、セルラネットワーク、等)および/またはピア・ツー・ピアリンク(ブルートゥース、近距離通信、等)のいずれかのうちの少なくとも1つであり得る。無線通信インターフェース122はまた、無線デバイス102が、不可聴形式(例えば、デジタル化された、パケット化された、ペイロードとして、等)でオーディオ信号を送信および/または受信することを可能にし得る。様々な例において、無線デバイス102は、外部デバイス106を介して間接的に、または、ダイレクトピア・ツー・ピア通信リンクを介して直接的に、1つまたは複数の外部ラウドスピーカ108および110と通信し得る。
【0014】
[0026] 1つの例示的な実施において、無線デバイス102は、ターゲットユーザ104からのオーディオ/サウンドキャプチャを強化するために、外部マイクロフォン118および120のうちの1つまたは複数、および/または外部デバイス106(統合されたマイクロフォン116とともに)を使用するように適応され得る。例示的な動作環境100内で、ターゲットユーザ104からのオーディオ/サウンドキャプチャは、ターゲットユーザに関するサウンドの検出された到来方向に基づいて選択されたマイクロフォンの使用によって強化され得る。
【0015】
[0027] 一態様によると、複数のマイクロフォンは、無線デバイス102および/または外部デバイス106に対するユーザ104の配置または位置を推定し、確認し、および/または取得するために使用され得る。統合されたマイクロフォン116、並びに外部デバイス118および120によってキャプチャされた全てのオーディオ信号が、有線リンクまたは無線通信リンクのいずれかを通して無線デバイス102へルーティングされること(例えば、デジタルパケット、アナログ符号化信号、等といった不可聴形式で)が想定され得る。例えば、外部マイクロフォン118および120でオーディオ信号をキャプチャすると、オーディオ信号は、無線通信リンク126を介して無線デバイスへ送信される(例えば、不可聴形式で)、電気形式(例えば、アナログ、デジタル、等)へ変換され得る。外部マイクロフォンを使用することによって、無線デバイス102は、無線デバイス102に対してターゲットユーザ104および/または外部ラウドスピーカ108および110を、検出および/または見つける(locate)ことができ得る。ユーザ配置検出は、近くのオーディオデバイス(例えば、外部マイクロフォン118および/または120、並びに/あるいはラウドスピーカ108および/または110)および無線デバイス102の統合されたオーディオデバイス(例えば、1つまたは複数のマイクロフォン116および/またはラウドスピーカ112および114)を使用して動作環境100(例えば、車のまたは住居の環境)内での空間サウンドの区別を含み得る。
【0016】
[0028] 1つの例示的な実施において、無線デバイス102は、ターゲットユーザ104へオーディオを発するために外部ラウドスピーカ108および110のうちの1つまたは複数、および/または外部デバイス106を(統合されたラウドスピーカ112および114とともに)使用するように適応され得る。このような例示的な動作環境100内でユーザ104は、ラウドスピーカ108、110、112および/または114から発されたオーディオ/サウンドの対象のターゲットであり得る。ユーザ104へのオーディオ/サウンド伝達(delivery)を強化するために、ユーザ104にオーディオ/サウンド指示すること、および/またはサラウンドサウンド体験を提供することが望まれ得る。
【0017】
[0029] 別の態様によると、自動サウンドフィールドカスタマイゼーション(automatic sound field customization)は、近くの外部ラウドスピーカ108および110を活用することによって、無線デバイス102によって行われ得る。すなわち、無線デバイス102および/または外部ラウドスピーカ108および110に対するターゲットユーザ104の所在を特定する(having located)ことで、無線デバイス102は、ターゲットユーザ104へのサラウンドサウンドオーディオを得るために使用され得る、様々なラウドスピーカ108、110、112、および/または114へのオーディオ信号ステアリングを(直接的に、または間接的に)行い得る。このプロセスはまた、自動ラウドスピーカ内のレベル/遅延の等化、およびルーム/環境の等化を(特に低周波数の範囲におけるよりよい再生のために)包含し得る。
【0018】
キャプチャサウンド品質を向上させる(enhance)ために分散型マイクロフォンを組み合わせること
[0030] 第1の態様によると、無線デバイスは、近くの外部デバイス内のサラウンディングマイクロフォンを自動的にまたは自発的に識別することを試みることができ、オーディオ/サウンドキャプチャ品質を向上させるためにこのようなマイクロフォンを使用できる。このプロセスは、このようなマイクロフォンが近くの外部デバイスで使用可能かどうかを判定し、次に、無線デバイスのマイクロフォンに対するそれらの配置が実用的であるか否かを確認することを含むことができる。
【0019】
[0031]
図2−5は、複数のマイクロフォンが、所望ターゲットユーザに関してフォーカスオーディオピックアップ領域を生成するために使用され得る、オーディオ/サウンドキャプチャの様々なシナリオを図示する。無線デバイス102は、1つまたは複数のマイクロフォン116を含むことができるが、空間ダイバーシティを増加させ、それによって、所望ターゲットユーザ/スピーカの三角測量を可能にするために、外部デバイスの他の外部マイクロフォン118および120も利用できる。このシナリオにおいて、到来方向(DOA)は、外部デバイス106でのマイクロフォンに関連する。ターゲットユーザ104からの第1のオーディオ/サウンド信号202は、外部デバイス106で1つまたは複数のマイクロフォンによってキャプチャされる。同様に、無線デバイス102から発せられた第2のオーディオ/サウンド信号204は、外部デバイス106での1つまたは複数のマイクロフォンによってキャプチャされる。同様に、無線デバイス102から発せられた第2のオーディオ/サウンド信号204は、外部デバイス106の1つまたは複数のマイクロフォンによってキャプチャされる。第1および第2のオーディオ/サウンド信号202および204の間の角度は、αで表される。近くの外部デバイス106および無線デバイス102においてキャプチャリングマイクロフォンは、ターゲットユーザ104の配置についての重要な情報を取得するために十分に離れているため、角度αが45度未満であるシナリオは、ターゲットユーザ104の配置を確認することにおいてより少ない曖昧さを伴う。すなわち、マイクロフォンがさらに離れるほど、ターゲットユーザ104の配置を確認することがより容易になる。無線デバイス102および外部デバイス106に関するマイクロフォン・ツー・マウス(microphone-to-mouth)軸(例えば、マイクロフォンと所望ユーザ104との間の)は、同じではなく、それらは、後方、側方、および/または前方からのオーディオ/サウンドをピックアップすることなく、マウスエリア(ターゲットユーザ104の)へと三角測量するために使用されることができる。外部デバイス106でマイクロフォンからのフォーカスサウンドピックアップ領域が、第2のビーム206によって図示される一方、無線デバイス102のマイクロフォンからのこのようなフォーカスサウンドピックアップ領域は、第1のビーム208によって図示される。
【0020】
[0032] 一方で、角度αが45度以上であるシナリオは、到来方向(DOA)がさらに整列される(aligned)と、所望ユーザの配置に関するそれらの情報を組み合わせる誘因がより小さくなるため、所望ユーザ104の配置を確認することにおいてより大きい曖昧さを伴う。すなわち、DOAがより整列されるほど、複数のマイクロフォンが所望ユーザの所在特定(desired user location)を行う際に提供する利点が少なくなる。このシナリオにおいて、所望ユーザ104の最も近くにあるマイクロフォンが使用され得る。
【0021】
[0033]
図2は、サウンド信号の到来方向が外部デバイス106で確認される場合の第1のシナリオを図示する。例えば、ターゲットユーザ104からの第1のサウンド/オーディオ信号202は、外部デバイス106のマイクロフォンで受信される。第2のサウンド/オーディオ信号204は、外部デバイス106のマイクロフォンで受信され得る。第1および第2のサウンド/オーディオ信号202および204の到来方向は、角度αを形成し、ここで、この例において、α<45度である。このシナリオにおいて、α<45度であるので、ターゲットユーザ104は、より小さい曖昧さで無線デバイス102によって見つけられる(located)ことができる。
【0022】
[0034]
図3は、第1および第2のサウンド/オーディオ信号202および204の到来方向が外部デバイス106において角度αを形成する第2のシナリオを図示しており、ここでαは、約45度である。このシナリオにおいて、角度αは、約45度であるため、ターゲットユーザ104に関する配置を確認する際にいくつかの曖昧さがあり得る。すなわち、無線デバイス102および外部デバイス106が互いに近づくと、三角測定を行い、ターゲットユーザの配置を取得するのに十分明確である信号測定値を取得することがより困難になる。
【0023】
[0035]
図4は、第1および第2のサウンド/オーディオ信号202および204の到来方向が外部デバイス106において角度αを形成する第3のシナリオを図示し、ここでα>45度である。このシナリオにおいて、α>45度であるため、所望ユーザ104に関する配置を確認することにおいてかなりの曖昧さがある可能性があり、このような配置を確認することは不可能であり得る。無線デバイス102および外部デバイス106が互いに近づくと、三角測定を行い、ターゲットユーザ配置を取得するように十分にはっきりと区別できる信号測定値を取得することはより困難である。
【0024】
[0036]
図5は、第1および第2のサウンド/オーディオ信号の到来方向が角度αを形成する第4のシナリオを図示し、ここで、αは約180度である。このシナリオにおいて、無線デバイス102は、外部デバイス106と所望ユーザ104の間(例えば、αは、約180度)であり、マイクロフォンのダイバーシティは、所望ユーザ104に関する配置を確認するために使用されることができる。それゆえ、外部デバイス106でマイクロフォンを使用するために無線デバイス102に関するまたは到来方向を組み合わせるための誘因がより小さくなる。無線デバイス102がターゲットユーザ104に最も近いため、そのマイクロフォンは、ターゲットユーザ104からのオーディオ/サウンドをキャプチャするために使用され得る一方で、外部デバイス106のマイクロフォンによってキャプチャされる任意のオーディオ/サウンドをディスエーブルまたは無視する可能性がある。
【0025】
[0037]
図6は、第1および第2のサウンド/オーディオ信号の到来方向が角度αを形成する第5のシナリオを図示し、ここでαは、約180度である。このシナリオにおいて、外部デバイス104は、無線デバイス102と所望ユーザ104の間(例えば、αは約180度)であり、マイクロフォンのダイバーシティは、所望ユーザ104に関する配置を確認するために使用されることができない。それゆえ、外部デバイス106でマイクロフォンを使用するための無線デバイス102に関するまたは到来方向を組み合わせる誘因はより小さい。外部デバイス106は、ターゲットユーザ104に最も近いために、そのマイクロフォンは、ターゲットユーザ104からオーディオ/サウンドをキャプチャするために使用され得る一方、外部デバイス106のマイクロフォンによってキャプチャされる任意のオーディオ/サウンドをディスエーブルまたは無視する可能性がある。
【0026】
[0038] 統合されたおよび/または外部マイクロフォンを組み合わせることは、従って、オーディオ/サウンドキャプチャ品質を向上させるために使用され得る。複数のマイクロフォンの使用はまた、ターゲットユーザに対する配置を追跡するように(例えば、相対的な位置/配置を確認する)サービス提供し得る。フォーカスエリア(すなわち、所望ユーザ)からのオーディオ/サウンドキャプチャをフォーカスするために、複数のマイクロフォンを使用したこのようなユーザの配置/追跡は、増大した自由度(DOF)を有するビームフォーミング、ヌルフォーミング(nullforming)、および/またはマスキングを許可し得る。
【0027】
[0039] しかしながら、複数のマイクロフォンを組み合わせる前に、無線デバイス102は、このような組み合わせが、実際にDOFを増大させるかどうかを第一に確認する。加えて、複数のマイクロフォンが存在する場合、これらのマイクロフォンは、同期され得る。例えば、自動スピーチ/スピーカ認証(ASR)エンジンが、この目的のために無線デバイス102によって実施され得る。ASRエンジンによって提供されたタイムスタンプ情報は、ターゲットスピーチに関する全てのマイクロフォン信号を同期させるために使用され得る。
【0028】
[0040] 加えて、ASRはまた、単に特定のアクティベーション言語コード(例えば、この特定の目的を除いて一般に発せられないであろう文または単語)を確認することによって同期化プロセスを開始するために使用され得る。ARSはまた、ターゲットユーザ依存システム(target user dependent system)を実施するためにサービス提供でき、それは、ターゲットユーザがプロセスを始める場合、特定の機能のみをイネーブルする。
【0029】
[0041] 一例において、ASRは、基準オーディオ/サウンドをキャプチャするために、その統合されたマイクロフォンを使用できる無線デバイス102上で実施され得る。ASRは次に、同期を得るために外部マイクロフォン(例えば、外部デバイスのためのマイクロフォン)から受信されたオーディオ/サウンドストリームのセグメントまたは一部分と、この基準オーディオ/サウンドを相関付けし得る。
【0030】
[0042]
図7は、無線デバイスが、所望ユーザ/スピーカからのオーディオ/サウンドキャプチャを強化するために、どのように1つまたは複数の外部マイクロフォンを検出、および使用し得るかを図示するフロー図である。無線デバイスは、無線通信を使用することによってそれに1つまたは複数の外部デバイスを識別させるようにオンにされ得る(すなわち、電源が入れられる)702。例えば、デバイスが、他のデバイスにそれらを見つけさせるそれらの識別子、チャンネル、構成情報、等をブロードキャストできる無線通信スキームが実施され得る。無線デバイスが、1つまたは複数の外部デバイスの所在を特定すると、これらの性能(例えば、1つまたは複数のマイクロフォン、スピーカ、等を有するかどうか)を確認するために1つまたは複数の外部デバイスを任意でクエリ(query)し得る。無線デバイスは次に、識別された外部デバイス上の1つまたは複数のマイクロフォンおよび/または無線デバイス上の1つまたは複数のマイクロフォンを使用してレコーディングすることを始めうる704。外部デバイス上で1つまたは複数のマイクロフォンによって(キャプチャされた)オーディオ/サウンドレコーディングは、無線デバイスへストリーミングされ得る706。一例において、無線デバイスは、外部デバイスからの全てのマイクロフォンストリームにおいてターゲットユーザスピーチおよび/またはタイムスタンプスピーチのアクティビティを検出するためにスピーチ認証を使用し得る708。
【0031】
[0043] 無線デバイスは、(a)無線デバイス上に配置された(located)1つまたは複数のマイクロフォンおよび/または(b)外部デバイス上に配置さられた1つまたは複数のマイクロフォンを使用してレコードされた所望ユーザのオーディオの到来時間遅延(TDOA)を推定し得る710。サウンド/オーディオは次に、(外部デバイスによってキャプチャされるように)無線デバイスラウドスピーカから再生され、無線デバイスは、外部デバイスからの対応する到来方向(DOA)を検索する712。無線デバイスDOAおよびターゲットユーザDOAは次に、外部デバイスのマイクロフォンを使用して無線デバイスによって比較される714。
【0032】
[0044] 無線デバイスは次に、到来方向(DOA)の角度における差分が閾値(例えば、最大角度α)より小さいかどうかを確認する716。そうである場合、無線デバイスおよび外部デバイスの到来方向の情報は、ターゲットユーザをレンジするように組み合わせられる718。そうでなければ、無線デバイスの到来方向の情報は、所望ユーザを追跡するために使用され得る720。無線デバイスは次に、レンジすることおよび/または追跡することが可能であるかどうかに従って、ノイズリダクション(NR)および他のモジュールを調整または調節し得る722。
【0033】
再生サウンド品質を向上させるために分散型ラウドスピーカを組み合わせること
[0045] 再生サウンド品質を向上させる(例えば、ターゲットユーザへのサラウンドサウンド効果を提供する)ために複数のラウドスピーカからのオーディオ出力を組み合わせる前に、無線デバイスは、ターゲットユーザ/リスナに対するラウドスピーカの1つまたは複数の配置を確認し得る。次に、ラウドスピーカ内利得および/またはラウドスピーカに関する遅延は、ターゲットユーザ/リスナに関する強化された再生サウンド品質を得るように調節されることができ、および/またはクロストークキャンセラは、バイノーラル3Dオーディオ再生に関して実施され得る。
【0034】
[0046] マイクロフォンを組み合わせることが全ての利用可能な音響リソースの配置を指定することを必要としない一方、ラウドスピーカを組み合せる際に、無線デバイスは、所望ユーザ/リスナおよび外部ラウドスピーカからのオーディオ/サウンドの到来方向DOAを推定することによって、無線デバイスと、外部ラウドスピーカおよび、所望ユーザ/リスナとの角度を推定し得る。しかしながら、1つの問題は、それらの統合されたマイクロフォンのみを使用する無線デバイスが、それらの外部ラウドスピーカおよび所望ユーザ/リスナの間の距離ではなく、それらに関する角度のみを判定できるということである。よって、無線デバイスは、マイクロフォンを有し、サウンドソース(すなわち、ラウドスピーカおよび/または所望ユーザ/リスナ)を三角測定するのに十分離れた別のデバイス(すなわち、1つまたは複数の外部デバイス)を使用できる。
【0035】
[0047] ラウドスピーカの相対的な配置/位置を確認するために使用される方法は、分散型マイクロフォンに関しての幾何学的情報が前もって知られていないことを想定し得る。一例において、無線デバイスがモバイルフォンでありうる場合、ターゲットユーザ/リスナおよび無線デバイスが同じ配置にあると想定され得る。サウンドソース(例えば、ラウドスピーカ、所望またはターゲットユーザ/スピーカ/リスナ)およびマイクロフォン(例えば、アコースティックトランスデューサ)のマップを生成するためのいくつかの方法が開示される。
【0036】
[0048]
図8は、ラウドスピーカおよびターゲットユーザに対する相対的な配置を見つけ、ターゲットユーザへラウドスピーカビームをステアリングするために、外部ラウドスピーカおよびターゲットユーザ/リスナからの到来方向がどのように確認されるかの例を図示する。一般に、判定は、外部ラウドスピーカ118および120が外部ラウドスピーカ108および110と整列されるかどうかについてなされる。例えば、第1のラウドスピーカ108から外部デバイス106への第1の到来方向(DOA1)802が、確認され得る。同様に、第2のラウドスピーカ110から外部デバイス106への第2の到来方向(DOA1)804もまた、確認され得る。第1および第2の到来方向が、互いに約180度であると、外部デバイス106へのターゲットユーザ/リスナ104に関する第3の到来方向(DOA3)806は、所望/ターゲットユーザ/リスナ104へラウドスピーカビーム808および810をステアリングするように使用され得る。しかしながら、無線デバイス102に対して外部デバイス(例えば、外部マイクロフォン118および120、および/またはラウドスピーカ108および110)をどのようにマッピングするかは、一つの課題である。
【0037】
[0049]
図9は、分散型オーディオトランスデューサおよびターゲットユーザの配置に関するマップがどのように確認され得るかを図示する。無線デバイス102は、無線デバイス102の所与の座標系に対する、マイクロフォン118および120、ラウドスピーカ108および110、並びにターゲットユーザ104の配置を見つけようと努める。無線デバイスラウドスピーカ112は、外部デバイス106のマイクロフォン118および120によってキャプチャされたオーディオ/サウンド信号を発し得る。ここで、第1のマイクロフォン118への距離は、D’と表され、第2のマイクロフォン120への距離は、D’’と表され得る。スピーカ112からマイクロフォン118または120への伝搬の時間がサウンド信号に関して確認され得るように、無線デバイス102および外部デバイス106は、時間同期され得る。サウンドの速さおよび伝搬の時間を知っているため、スピーカ112から各マイクロフォン118および120への距離D
1’とD
1’’が確認され得る。外部デバイス106でのマイクロフォン118と120との間の距離dは、外部デバイス106によって知られている、または外部デバイス106によって知ることができる。例えば、マイクロフォン118および120が外部デバイス106に固定でありうるため、外部デバイス106は、距離dを知ることができ、それを無線デバイス102へ提供できる。代替として、距離dは、ノイズコヒーレンスによって推定または確認されることができ、それは、距離dおよび周波数によって決まる。
【数1】
【0038】
として定義される拡散ノイズフィールドについて、ここで
【数2】
【0039】
は、マイクロフォンiおよびjを使用して測定された信号間の相互スペクトル密度であり、コヒーレンスは、
【数3】
【0040】
として定義されることができ、ここで、fは周波数であり、dはマイクロフォンの間の距離であり、cはサウンドの速度である。従って、周囲のノイズおよび上記のノイズコヒーレンス関数を使用して、距離dは推定されることができる。無線デバイス102は、距離dを確認するために、マイクロフォン118および120の動作を制御し得ることに留意されたい。
【0041】
[0050] マイクロフォン118および120間の距離dを知っているため、外部デバイス106に対する到来方向(角度θ
1で表される)を伴った外部デバイス106と無線デバイス102との間の距離Dは、受信されキャプチャされたオーディオ/サウンド信号のタイムスタンプから確認可能である。すなわち、一例において、無線デバイス102および外部デバイス106が、例えば無線通信インターフェースを介して時間同期され得る。外部デバイス106での各外部マイクロフォン118および120は、無線デバイス102でのラウドスピーカ112によって発されたオーディオ信号をキャプチャし得る。各キャプチャされたオーディオ信号は、タイムスタンプされ得る(例えば、外部デバイス106によっておよび/または無線デバイス102によって)ため、エアを通じたサウンド伝搬の速度が知られ、距離Dは、キャプチャされたオーディオ信号の1つまたは両方のタイムスタンプ(例えば、伝搬時間)およびサウンド伝搬の速さ(すなわち、D=サウンドの速さ×伝搬時間)から確認されることができる。例えば、オーディオ信号がラウドスピーカ112によって発せられた時間と、マイクロフォン118および/または120によってキャプチャされた時間との間の移動時間(すなわち、伝搬時間)は、多数の方法で確認され得る。第1の例において、無線デバイス102および外部デバイス106は、同期されたクロックを有し得る。第2の例において、オーディオ信号がマイクロフォン118および120のうちの1つによってキャプチャされる場合のように、外部デバイス106は、既知であり、固定された応答時間を有することができ、外部デバイス106は、無線デバイス102への到来を報告し(通信インターフェース124を介して)、その結果、無線デバイスが移動時間(すなわち伝搬時間)を確認することを可能にする。第1および/または第2の例のいずれかにおいて、発せられたオーディオ/サウンド信号に関する移動時間は、無線デバイス102によって取得されることができる。無線デバイス102および外部デバイス106の間の距離Dは次に、距離D≒サウンドの速度×移動時間として確認され得る。加えて、外部マイクロフォン118と120との間の固定された距離dを知っており、それらのマイクロフォン118および120によってキャプチャされた対応するオーディオ/サウンド信号に関するタイムスタンプを有するため、外部デバイス106に対する角度θ
1およびマイクロフォンの相対的な向き(および軸902)が確認され得る。外部デバイスに関する軸が無線デバイス102に関する軸に対する様々な角度でありうることに留意されたい。例えば、外部デバイス106に関する第1の軸902は、無線デバイス102に関する第2の軸904に対する角度であり得る。
【0042】
[0051] しかしながら、無線デバイス102のラウドスピーカ112の使用は、無線デバイス102に対する外部デバイス106の位置/配置を確認するためには不十分である。
図10は、無線デバイス102に対する外部デバイス106の相対的な位置/配置を識別するその問題を図示する。すなわち、距離Dおよび角度θ
1(外部デバイス106に対する)は、確認されることができる(上記
図9を参照して論じられたように、例えば、無線デバイス102および外部デバイス106を時間同期させ、伝搬時間を確認するためのタイムスタンプを使用することによって)一方、無線デバイス102に対する到来方向(角度θ
2と表される)は、既知ではない。よって、ここで説明されたように、外部デバイス106は、無線デバイス102に対して様々な配置(距離Dにおいて)であり得る。
【0043】
[0052] この問題を解決するために、
図11−14の様々な例において図示されるように、追加のラウドスピーカまたは他の指向性デバイスが使用され得る。
【0044】
[0053]
図11は、無線デバイス102に対する到来方向(角度θ
2で表される)を確認するための解決策を図示する。この例において、外部デバイス106に取り付けられた(または統合された)ラウドスピーカ1102は、無線デバイス102に対する到来時間(角度θ
2で表される)を取得するために使用され得る。無線デバイスラウドスピーカ112は、外部デバイス106に対する第1の到来方向1104(角度θ
1で表される)を取得するために外部デバイスのマイクロフォン118および120によってキャプチャされるサウンド/オーディオ信号を生成または発し得る。同様に、外部デバイスラウドスピーカ1102は、無線デバイス102に対する第2の到来方向1106(角度θ
2で表される)を取得するために無線デバイスのマイクロフォン116a、116b、および/または116cによってキャプチャされるサウンド/オーディオ信号を生成する。それゆえ、複数のマイクロフォンおよびラウドスピーカを有する2つのデバイスが同じルームで検出されると、それらは、マイクロフォンおよびラウドスピーカ、並びにターゲットユーザの全ての配置/位置を見つける(locate)ために使用されることができる。すなわち、
図9に関して論じられたような同様のやり方において、外部デバイス106から無線デバイス102へのオーディオ/サウンド信号は、距離Dおよび角度θ
2を取得するようにサービス提供し得る。
【0045】
[0054]
図12は、無線デバイス102に対する到来方向(角度θ
2で表される)を確認するための別の解決策を図示する。この解決策は、第2の到来方向(角度θ
2で表される)を取得するために外部デバイス106へ(遅延なく、または既知の/推定可能な遅延を伴って)有線接続された外部ラウドスピーカ108を使用する。この解決策において、第1のサウンド/オーディオ信号は、内部ラウドスピーカ112から発せられ、外部マイクロフォン118および120によってキャプチャされる。すなわち、オーディオ送信がタイムスタンプされ、伝搬時間または移動時間が、確認されることができるように、無線デバイス102および外部デバイス106は、時間同期されることができる。ラウドスピーカ112と外部デバイス106との間の距離D1は、マイクロフォン118および120によってキャプチャされたオーディオに関するタイムスタンプに基づいて確認可能であり得る。サウンドの速さが既知であるため、距離D
1が確認されることができる(すなわち、D
1=サウンドの速さ×伝搬時間)。ここで、第1のマイクロフォンへの距離は、D
1’と表され、第2のマイクロフォンへの距離は、D
1’’と記され得る。同様に、第1の到来方向1204(角度θ
1によって表される)は、外部デバイス106に対して確認され得る。距離dを知ること、並びに、各マイクロフォン118および120に対する距離D
1’およびD
1’’を確認することは、第1の到来方向(すなわち、角度θ
1)を確認することを許可し、例えば、θ
1=θ
5/2=arccos((D
1’
2+D
1’’
2−d
2)/2×D
1’×D
1’’)。距離D
1は、距離D
1’とD
1’’との間の平均として取得され得る(すなわち、D1=((D
1’+D
1’’)/2)。無線デバイス102は、第2のラウドスピーカ108に(例えば、通信インターフェース122を介して外部デバイス106へ、次に、外部ラウドスピーカ108へ)、メッセージ、コマンド、および/または第2のサウンド/オーディオ信号を送ることによって第2のサウンド/オーディオ信号を発せさせる。外部ラウドスピーカ108は、外部デバイス106に物理的に結合されるため(ワイヤ1208を介して)、外部デバイス106がワイヤ1208を介して、第2のサウンド/オーディオ信号を送る時間、および第2のサウンド/オーディオ信号がラウドスピーカ108によって発せられる時間からの時間遅延がない(またはこのような遅延が比較的重要ではない)と想定され得る。よって、ラウドスピーカ108と外部デバイス106との間の距離D
2は、第2のサウンド/オーディオ信号が発せられた時間からそれがマイクロフォン118および120によってキャプチャされる時間までの遅延を測定すること(距離D
1が確認される方法と同様に)によって確認可能であり得る。角度θ
3(外部デバイス106に対する第2の到来方向の角度を表している)は、マイクロフォン118および120を使用することによって、並びにマイクロフォンの間の距離dを知ることによって、外部ラウドスピーカ108から外部デバイス106への第2の到来方向を取得することによって確認され得る(角度θ
1が確認された方法と同様に)。同様に、角度θ
4は、外部ラウドスピーカ108からの無線デバイス102へ第3の到来方向1208を取得することによって確認可能でありうる(例えば、外部ラウドスピーカ108によって発せられ、無線デバイスのマイクロフォン116a、116b、および/または116cによってキャプチャされた第2のオーディオ/サウンド信号)。距離D
1およびD
2、および角度θ
3−θ
1およびθ
4を知ることで、距離D
3(ラウドスピーカ112およびラウドスピーカ108の間の)および角度θ
2は、取得され、それは、無線デバイス102に対する外部デバイス106の配置を提供する。
【0046】
特に、距離D3は、次のように確認され得る:
【数4】
【0047】
次に、角度θ
2は、次のように確認され得る:
【数5】
【0048】
[0055]
図13は、無線デバイス102に対する到来方向(角度θ
2で表される)を確認するための別の解決策を図示する。ここで、無線デバイス102は、外部デバイス106のマイクロフォン118および120によってキャプチャされ得るビーム(フォーカス)オーディオ信号を生成し/発するためにその複数のラウドスピーカ112および114を使用し得る。無線デバイス102は、様々な角度で(例えば、異なる角度をスウィープする)フォーカス/ビームオーディオ/サウンド信号を発し得る(複数のラウドスピーカ112および114を使用して)。外部マイクロフォン118および120において(キャプチャされたビーム/フォーカスオーディオ/サウンド信号から確認されるように)最大エネルギを伝達(deliver)する角度が選択される。最大エネルギを有する選択されたビーム/フォーカスオーディオ信号のための角度は、角度θ
2と記される。この例において、距離D1および角度θ
1は、
図12を参照して論じられるように確認され得る。無線デバイス102は、それがそれ自体の軸に対して生成した各々ビーム(フォーカス)オーディオ信号の角度を知っているため、それは、外部デバイス106によって報告される、受信された信号のエネルギから角度θ
2を知っている。
【0049】
[0056] 代替的な実施において、無線デバイス102上のステレオカメラ(stereo cameras)は、外部デバイスの配置を識別するため(例えば、オブジェクトの認証を介して)に使用されることができ、その結果、角度θ
2を取得する。
【0050】
[0057]
図14は、無線デバイス102に対する到来方向(角度θ
2で表される)を確認するための別の解決策を図示する。この例において、無線デバイスおよび/または外部デバイス106は、無線デバイス102に対する外部デバイス106の配置/位置を確認するために、ラウドスピーカおよびマイクロフォンの代わりに使用される指向性送信機/受信機ペア1402および1404を供給され得る(provisioned)。例えば、指向性送信機104は、様々な角度で(例えば、様々な角度にわたってスウィープされる)発せられる指向性信号(例えば、赤外線、超音波、電磁気の)を生成し得る。受信機1404は、どの角度で最大エネルギが指向性信号を感知されるかを検出し、この角度θ
2が選択される。
【0051】
[0058] 無線デバイス102に対する外部デバイス106の配置を確認すると、分散型トランスデューサに関する配置(例えば、ラウドスピーカおよび/またはマイクロフォン)およびターゲットユーザは、無線デバイス102および外部デバイス106の両方を一緒に使用することによって取得され得る。
【0052】
[0059]
図15は、無線デバイスに対する分散型トランスデューサおよび/またはターゲットユーザの配置がどのように取得され得るかを図示する。例えば、外部ラウドスピーカ108および110の配置は、各ラウドスピーカに、無線デバイス102および/または外部デバイス106上の1つまたは複数のマイクロフォンによってキャプチャされたサウンド/オーディオ信号を発することを行わせ、配置を推定または取得するために三角測定することによって、確認され得る。例えば、第1の外部ラウドスピーカ108は、第1の到来方向1502(無線デバイス102への)、および第2の到来方向(外部デバイス106への)をもたらし得る。同様に、第2の外部ラウドスピーカ110は、第3の到来方向1506(無線デバイス102への)、および第4の到来方向(外部デバイス106への)をもたらし得る。無線デバイス102に対する外部デバイス106の配置が判定されているため、無線デバイス102に対するラウドスピーカ108および/または110の配置は、確認可能である。同様に、ターゲットユーザ104の配置は、無線デバイス102(第5の到来方向1510)および外部デバイス106(第6の到来方向1512)においてターゲットユーザ104からのオーディオ/サウンド信号をキャプチャすることによって確認可能である。
【0053】
例示的な無線デバイス
[0060]
図16は、ターゲットユーザに関するフォーカスオーディオ分散および/またはキャプチャを提供するために、1つまたは複数の外部デバイスおよび/またはターゲットユーザの相対的な配置を確認するように適応された無線デバイスを図示するブロック図である。一例において、無線デバイス1602は、通信インターフェース1606および1つまたは複数のオーディオトランスデューサに結合された処理回路1604を含み得る。通信インターフェース1606は、1つまたは複数の外部デバイスへ(例えば、外部マイクロフォンから外部ラウドスピーカへ、等)、デジタル/アナログメッセージ、コマンド、符号化オーディオ、等といった、不可聴信号を送信することおよび/または受信することを許可する、送信機回路1616および/または受信機回路1618を含み得る。オーディオトランスデューサは、例えば、1つまたは複数の統合された/外部マイクロフォン1608および1610、および/またはラウドスピーカ1612および1614を含み得る。
【0054】
[0061] 処理回路1604は、オーディオキャプチャおよび/またはターゲットユーザへの伝達(deliver)の強化を行うように適応された、1つまたは複数のプロセッサ、特定用途向けプロセッサ、ハードウェア、および/またはソフトウェアモジュール、等を含みうるまたは実施し得る。例えば、時間同期化モジュール1620は、1つまたは複数の外部デバイス(例えば、マイクロフォン、ラウドスピーカ)のためのクロックを無線デバイス1602からのクロックと同期するように適応され得る。これは、外部デバイスが、無線デバイス1602によって送られた(例えば、1つまたは複数のラウドスピーカ1612および1614によって発せられた)、キャプチャされたオーディオ信号(例えば、外部マイクロフォンによってキャプチャされる)をタイムスタンプすることを可能にでき、それによって、無線デバイス1602がオーディオ信号に関する伝搬時間を確認することを可能にし、結果として、無線デバイス1602と外部デバイスとの間の距離を確認することを可能にし得る。外部デバイス識別モジュール1624は、例えば、通信インターフェース1606を介して、その付近においてこのような外部デバイスの存在を確認するために、無線デバイス1602が、外部デバイス(例えば、ラウドスピーカおよび/またはマイクロフォン)をサーチおよび/またはクエリすることを可能にし得る。ロケーションモジュール1622は、無線デバイス1602に対して1つまたは複数のターゲットユーザ、および/または1つまたは複数の外部デバイスの所在を特定するおよび/またはマッピングするように適応され得る。例えば、1つまたは複数の外部デバイス(例えば、マイクロフォンおよび/またはラウドスピーカ)が(例えば、外部デバイス識別モジュール1624によって)識別されていると、ロケーションモジュール1602は、無線デバイス1602に対するターゲットユーザおよび/または外部デバイスの所在を特定するために、
図2−15で図示されたように、1つまたは複数のアルゴリズムを行い得る。強化されたサウンドキャプチャおよび/または分散型モジュール1626は、ロケーションモジュール1622によって取得された外部デバイスおよび/またはターゲットユーザ配置情報(location information)を使用し、次に、1つまたは複数のターゲットユーザへ強化されたオーディオ/サウンドキャプチャおよび/またはオーディオ/サウンド分散を提供するように適応され得る。例えば、ターゲットユーザおよび1つまたは複数の外部マイクロフォンの所在を特定すると、強化されたサウンドキャプチャ/分散モジュール1622は、ターゲットユーザの声を最もよくキャプチャする1つまたは複数のマイクロフォンを選択し得る。例えば、ターゲットユーザの前に配置されたマイクロフォンが選択され得る。同様に、ターゲットユーザへのオーディオ伝達を強化するために、ターゲットユーザの最も近くにおよび/または周辺に配置されたラウドスピーカは、ターゲットユーザへのオーディオ/サウンドを再生するために選択され得る。無線デバイス1602は、1つまたは複数の内部および/または外部マイクロフォンからキャプチャされたオーディオを選択的に受信するように適応される(例えば、強化されたサウンドキャプチャ/分散モジュール1622を介して)ことに留意されたい。例えば、外部マイクロフォンによってキャプチャされたオーディオ/サウンドは、通信インターフェース1606を介して無線デバイス1602によって受信され得る。このようなキャプチャされたオーディオ/サウンドは、タイムスタンプされ得る(それを送信する外部デバイスによって、または無線デバイスによってのどちらかで)および/またはキャプチャリングマイクロフォンと関係付けられ得る。同様に、オーディオ/サウンド信号がターゲットユーザへフォーカスされ得るまたはビームされ得るように、オーディオ/サウンド信号は、無線デバイス1602によって通信インターフェース1606を介して1つまたは複数の外部ラウドスピーカへ送信され得る。ターゲットユーザの相対的な配置を知ると、強化されたサウンドキャプチャ/分散モジュール1622は、ターゲットユーザへフォーカス/ビームオーディオを発するために1つまたは複数の内部および/または外部ラウドスピーカを選択し得る。
【0055】
[0062] 1つの任意の実施において、無線デバイス1602はまた、 例えば、
図14において図示されたような外部デバイスの所在を特定するようにサービス提供し得る、無線指向性トランシーバ1628を含み得る。
【0056】
[0063]
図17は、1つまたは複数の近くの外部デバイスおよび/またはターゲットユーザの所在を特定し、強化されたオーディオ/サウンドキャプチャ、および/またはターゲットユーザへの伝達を提供するためにこの情報を使用するための、無線デバイスで動作する方法を図示する。一例において、無線デバイスは、外部デバイスの所在特定、および/または強化されたオーディオ/サウンドキャプチャおよび/または伝達を、ユーザがこのような動作を開始することなく、ユーザの相互作用なく、並びに/あるいは外部デバイスおよび/またはターゲットユーザの配置の以前の知識なく、動的に、自動的に、および/または自発的に行うことができることに留意されたい。
【0057】
[0064] 無線デバイスは、無線デバイスに対して1つまたは複数の外部デバイスに関する配置を確認でき、外部デバイスは、1つまたは複数のマイクロフォンおよび/または1つまたは複数のラウドスピーカを含む1702。無線デバイスは、次に、無線デバイスおよび1つまたは複数の外部ラウドスピーカに対するターゲットユーザの相対的な配置を確認し、無線デバイスに対するターゲットユーザの配置は、任意である(または前もって知られていない)1704。例えば、無線デバイスは、1つまたは複数の外部デバイスから1つまたは複数の外部マイクロフォンを選択でき、無線デバイスに対するターゲットユーザの相対的な配置を確認するため、ターゲットユーザからオーディオをキャプチャするためにそれらを使用できる(恐らく1つまたは複数の内部マイクロフォンとともに)。ターゲットユーザの配置を確認すると、無線デバイスは、1つまたは複数の外部ラウドスピーカへスピーカ特有オーディオ信号を無線で送り、各スピーカ特有オーディオ信号は、ターゲットユーザに向けたサラウンドサウンド体験を得るために対応する外部ラウドスピーカで再生されるように適応される1706。
【0058】
[0065]
図18は、1つまたは複数の近くの外部デバイスおよび/またはターゲットユーザの所在を特定し、強化されたオーディオ/サウンドキャプチャ、および/またはターゲットユーザへの伝達を提供するためにこの情報を使用するための、無線デバイスで動作するさらに別の方法を図示する。
【0059】
[0066] この無線デバイスは、1つまたは複数の外部ラウドスピーカの存在を自動的に確認する1802ように構成され得る。次に、無線デバイスは、1つまたは複数の外部ラウドスピーカおよび無線デバイスに対するターゲットユーザの相対的な配置を自動的に確認し得る1804。この相対的な情報が利用可能な場合であるサラウンドサウンド体験を得るために、無線デバイスは、ターゲットユーザ向け1つまたは複数の外部ラウドスピーカへ第1のオーディオ信号をステアリングし得る1806。
【0060】
[0067] 無線デバイスはまた、1つまたは複数の外部マイクロフォンの存在を自動的に確認し得る。無線デバイスは次に、(a)1つまたは複数の外部ラウドスピーカからの第2のオーディオ信号をキャプチャして、キャプチャされた第2のオーディオ信号の1つまたは複数の対応する到来方向を確認するように、1つまたは複数の外部マイクロフォンに命令し、および/または(b)ターゲットユーザからの第3のオーディオ信号をキャプチャして、キャプチャされた第3のオーディオ信号の到来方向を確認するように、1つまたは複数の外部マイクロフォンに命令する。1つまたは複数の外部ラウドスピーカに対するターゲットユーザの相対的な配置は、到来方向に基づいて確認され得る。
【0061】
例示的な無線デバイス
[0068]
図19は、ターゲットユーザの相対的な配置を確認することにおいて、無線デバイスを手助けし、ターゲットユーザに関するフォーカスオーディオ分散および/またはキャプチャを提供するように適応される外部デバイスを図示するブロック図である。一例において、外部デバイス1902は、通信インターフェース1906および1つまたは複数のオーディオトランスデューサに結合された処理回路1904を含み得る。通信インターフェース1906は、無線デバイスへ(例えば、外部マイクロフォンから外部ラウドスピーカへ、等)、デジタル/アナログメッセージ、コマンド、符号化オーディオ、等といった、不可聴信号を送ることおよび/または受信することを可能にする、送信機回路1916および/または受信機回路1918を含み得る。オーディオトランスデューサは、例えば、1つまたは複数の統合された/外部マイクロフォン1908および1910、および/またはラウドスピーカ1912および1914を含み得る。
【0062】
[0069] 処理回路1904は、オーディオキャプチャおよび/またはターゲットユーザへの伝達を強化することにおいて、無線デバイスを手助けするように適応される、1つまたは複数のプロセッサ、特定用途向けプロセッサ、ハードウェアおよび/またはソフトウェアモジュール、等を含みうるまた実施し得る。例えば、時間同期化モジュール1920は、外部デバイス1902のクロックを無線デバイスからのクロックと同期するように適応され得る。これは、外部デバイスが、無線デバイスによって送られた、キャプチャされたオーディオ信号(例えば、マイクロフォン1908および/または1910によってキャプチャされる)をタイムスタンプすることを可能にでき、それによって、無線デバイスがオーディオ信号に関する伝搬時間を確認することを可能にし、結果として、無線デバイスと外部デバイス1902との間の距離を確認することを可能にする。外部デバイス識別モジュール1924は、無線デバイスが、その付近にあるこのような外部デバイス1902の存在を確認するために、例えば、通信インターフェース1906を介して、外部デバイス1902(例えば、ラウドスピーカおよび/またはマイクロフォン)をサーチおよび/またはクエリすることを可能にし得る。オーディオ信号転送モジュール1922は、無線デバイスへマイクロフォン1908および/または1910からのキャプチャされたオーディオ信号を転送するように適応され得る。加えて、オーディオ信号転送モジュール1922はまた、内部/外部ラウドスピーカ1912および1914へ無線デバイスからオーディオ信号を転送するように適応され得る。
【0063】
[0070] 1つの任意の実施において、外部デバイス1902はまた、例えば、
図14において図示されたように、無線デバイスに対する外部デバイスの所在を特定するようにサービス提供し得る、無線指向性トランシーバ1928を含み得る。
【0064】
[0071]
図20は、1つまたは複数の近くの外部デバイスおよび/またはターゲットユーザの所在を特定することにおいて無線デバイスを手助けし、強化されたオーディオ/サウンドキャプチャ、および/またはターゲットユーザへの伝達を提供するためにその情報を使用するための、外部デバイスで動作する方法を図示する。外部デバイスは、無線デバイスに対する外部デバイスの所在を特定するために、マイクロフォンをアクティベートし、マイクロフォンによってキャプチャされた第1のオーディオ信号を無線デバイスへ提供するための、無線デバイスからの第1の命令を受信し得る2002。それはまた、無線デバイスに対する外部デバイスの所在を特定することを手助けするために、外部ラウドスピーカを通して第2のオーディオ信号を再生するための、無線デバイスからの第2の命令を受信し得る2004。外部デバイスは、無線デバイスに対するターゲットユーザの配置を確認するために、マイクロフォンをアクティベートし、マイクロフォンによってキャプチャされた第3のオーディオ信号を無線デバイスへ送るための、無線デバイスからの第3の命令を受信し得る2006。
【0065】
[0072] その後、外部デバイスは、1つまたは複数の対応する外部ラウドスピーカに割り当てられた無線デバイスからスピーカ特有オーディオ信号を受信し得る2008。結果として、外部デバイスは、1つまたは複数の対応する外部ラウドスピーカへスピーカ特有オーディオ信号を送ることができ、各スピーカ特有オーディオ信号は、ターゲットユーザに向けたサラウンドサウンド体験を得るように適応される2010。
【0066】
[0073] 示され説明された特定の実施は、単なる例示であり、本明細書においてそうではないと規定されない限り、本開示を実施する唯一の方法として解釈されるべきではない。本開示における様々な例示が、多くの他の分割の(partitioning)解決策によって行われうることが当業者に対して容易に明らかとなる。
【0067】
[0074] 本明細書で説明された、および図面において図示された、コンポーネント、動作、特徴、および/または機能の1つまたは複数が再配置されることができ、並びに/あるいは、いくつかのコンポーネント、動作、または機能において実施される単一のコンポーネント、動作、特徴、または機能に組み合わせられ得る。さらなるエレメント、コンポーネント、動作、および/または機能もまた、発明から逸脱することなく、追加され得る。本明細書において説明されるアルゴリズムもまた、ソフトウェアにおいて効果的に実施される、および/またはハードウェアに組み込まれ得る。
【0068】
[0075] 説明、エレメント、回路、および機能が、不要である詳細において本開示を曖昧にしないために、ブロック図形式で示され得る。反対に、示され説明された特定の実施は、例示のみであり、本明細書においてそうではないと規定されない限り、本開示を実施する唯一の方法として解釈されるべきではない。加えて、様々なブロック間のロジックの定義およびブロックの区分は、特定の実施の例である。本開示は、多くの他の分割の解決策によって行われうることが当業者に対して容易に明らかとなる。多くの部分について、タイミングの考慮等に関する詳細について、このような詳細が、本開示の完全な理解を取得するために必ずしも必要ではなく、当業者の能力の範囲内であり、省略されている。
【0069】
[0076] また、実施形態が、フローチャート、フロー図、構造図、またはブロック図として描かれるプロセスとして説明され得ることに留意されたい。フローチャートはシーケンシャルな処理として動作を記説明し得るが、動作の多くは並行または同時に実行されることができる。加えて、動作の順序は再配置され得る。プロセスは、その動作が完了したときに終了される。プロセスは、方法、関数、手順、サブルーチン、サブプログラム等に対応し得る。プロセスが関数に対応する場合、その終了は、この関数が呼び出し関数または主関数に戻ることに対応する。
【0070】
[0077] 当業者は、情報および信号は、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得るということを理解するであろう。例えば、この説明の全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光場または光粒子、あるいはこれらの任意の組み合わせによって表され得る。いくつかの図面は、提示および説明の明瞭さのために単数形で図示され得る。信号は信号のバスの存在でありうることが当業者によって理解されるであろう、ここにおいて、バスは、様々なビット幅を有することができ、本開示は、単一のデータ信号を含む、データ信号の任意の数で実施され得る。
【0071】
[0078] 「第1の」、「第2の」等のような指定を使用する、エレメントへの本明細書での何らかの参照は、このような限定をはっきりと記載されない限り、それらのエレメントの数量または順序を限定しないことを理解すべきである。むしろ、これらの指定は、2つ以上のエレメントまたはエレメントの事例の間で区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1のエレメントおよび第2のエレメントへの参照は、そこで2つだけのエレメントしか採用できないこと、または何らかの方法で第1のエレメントが第2のエレメントに先行しなければならないことを意味していない。加えて、そうではないと記載されない限り、エレメントのセットは、1つまたは複数のエレメントを備え得る。
【0072】
[0079] さらに、記憶媒体は、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気記憶メディア、光記憶媒体、フラッシュメモリデバイス、および/または、情報を記録するための、他の機械可読媒体およびプロセッサ可読媒体、並びに/あるいはコンピュータ可読媒体を含む、データを記録するための1つまたは複数のデバイスを示し得る。「機械可読媒体」、「コンピュータ可読媒体」、および/または「プロセッサ可読媒体」という用語は、ポータブルまたは固定の記憶デバイス、光学記憶デバイス、および命令および/またはデータを記憶、包含、あるいは搬送できる様々な他の媒体等といった、非一時的媒体に限定されないが、含み得る。従って本明細書で説明される様々な方法が、「機械可読媒体」、「コンピュータ可読媒体」、および/または「プロセッサ可読媒体」において記憶され得る命令および/またはデータによって部分的に、あるいは完全に実行されることができ、1つまたは複数のプロセッサ、機械、および/またはデバイスによって実行され得る。
【0073】
[0080] さらに実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、またはこれらの任意の組み合わせによって実施され得る。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、またはマイクロコードにおいて実施される場合、必要なタスクを実行するプログラムコードまたはコードセグメントは、記憶媒体または他の記憶媒体のような機械可読媒体において記憶され得る。プロセッサは必要なタスクを実行し得る。コードセグメントは、手順、機能、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェアパッケージ、クラス、または、命令、データ構造、あるいはプログラムセグメントの任意の組み合わせを表し得る。コードセグメントは、情報、データ、アーギュメント、パラメータ、またはメモリコンテンツを渡す、および/または受信することによって別のコードセグメントまたはハードウェア回路に結合され得る。情報、主張、パラメータ、データなどは、メモリ共有、メッセージパス(passing)、トークンパス、ネットワーク送信、等を含む任意の適切な手段を介して、パス、転送、あるいは送信され得る。
【0074】
[0081] 本明細書に開示された例と関係して説明される様々な実例となる論理ブロック、モジュール、回路、エレメント、および/またはコンポーネントは、汎用のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理コンポーネント、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、もしくは、本明細書で説明された機能を実行するよう設計されたこれらの任意の組み合わせと一緒に実行または実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでありうるが、代わりに、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステート・マシンであり得る。プロセッサはまた、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組み合わせ、多くのマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のこのような構成であるコンピューティングコンポーネントの組み合わせとして実施され得る。本明細書で説明される実施形態を実行するために構成された、汎用プロセッサは、このような実施形態を実行するための特定用途向けプロセッサとみなされる。同様に、汎用コンピュータは、本明細書で説明された実施形態を実行するために構成される場合、特定用途向けコンピュータであるとみなされる。
【0075】
[0082] 本明細書で開示される例に関して説明される方法またはアルゴリズムは、処理ユニット、プログラミング命令、または他の指示の形態で、ハードウェアで、プロセッサによって実行可能なソフトウェアモジュールで、または両方の組み合わせで直接実施されることができ、単一のデバイスに含まれ、または複数のデバイスにわたって分散され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当該技術分野において周知の任意の他の形態の記憶媒体内に存在し得る。記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合され得る。代替として、記憶媒体はプロセッサに統合され得る。
【0076】
[0083] 当業者はさらに、本明細書に開示された実施形態と関連して説明される様々な実例となる論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが電子ハードウェア、コンピュータソフトウェアまたは両方の組み合わせとして実施され得ることを認識するであろう。ハードウェアおよびソフトウェアの互換性を明確に例示するために、多様な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、一般にそれらの機能の観点から上記で説明されている。このような機能性が、ハードウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせとして実施されるか否かは、システム全体に課せられた、特定のアプリケーションおよび設計制約に依存する。
【0077】
[0084] 本明細書で説明される発明の様々な特徴が、発明から逸脱することなく異なるシステムで実行され得る。前述の実施形態は、例に過ぎず、発明を制限するものとして理解されるべきではないことが留意されるべきである。実施形態の説明は、実例であることが意図され、特許請求の範囲を制限するものではない。このように、本教示は、装置の他のタイプへ容易に適用されることができ、多くの代替、修正、および変更が、当業者に対して明らかとなるであろう。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] 無線デバイスで動作可能な方法であって、
前記無線デバイスおよび1つまたは複数の外部ラウドスピーカに対するターゲットユーザの相対的な配置を確認することと、ここにおいて、前記無線デバイスに対する前記ターゲットユーザの前記配置は、任意である、
前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカへ前記無線デバイスからスピーカ特有オーディオ信号(speaker-specific audio signals)を無線で送信することと、ここにおいて、各スピーカ特有オーディオ信号は、前記ターゲットユーザに向けたサラウンドサウンド体験を得るために、対応する外部ラウドスピーカで再生されるように適応される、
を備える、方法。
[C2] 前記無線デバイスに対して1つまたは複数の外部デバイスに関する配置を確認することと、ここにおいて、前記外部デバイスは、前記1つまたは複数の外部マイクロフォンおよび/または前記1つまたは複数のラウドスピーカを含む、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C3] 前記1つまたは複数の外部デバイスから1つまたは複数の外部マイクロフォンを選択することと、
前記無線デバイスに対する前記ターゲットユーザの前記相対的な配置を確認するために、前記1つまたは複数の選択された外部マイクロフォンおよび/または1つまたは複数の内部マイクロフォン上で前記ターゲットユーザからのオーディオ信号をキャプチャすることと、
をさらに備える、C2に記載の方法。
[C4] 前記1つまたは複数の外部マイクロフォンの各々からの前記キャプチャされたオーディオは、前記ターゲットユーザの配置を確認するために、距離および相対的な向きを確認するように、互いに比較される、C3に記載の方法。
[C5] 前記ターゲットユーザからの前記オーディオ信号をキャプチャし、前記キャプチャされたオーディオ信号の到来方向を確認するように、前記1つまたは複数の選択された外部マイクロフォンに指示することをさらに備える、C3に記載の方法。
[C6] 前記無線デバイスに対して前記1つまたは複数の外部デバイスに関する前記配置を確認することは、
前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカからのオーディオ信号をキャプチャして、前記キャプチャされたオーディオ信号の1つまたは複数の対応する到来方向を確認するように、前記1つまたは複数の外部マイクロフォンに命令すること、
を含む、C2に記載の方法。
[C7] 前記無線デバイスに対する前記ターゲットユーザの前記相対的な配置を確認することは、
外部デバイスに対する外部デバイスの配置を確認することと、
前記外部デバイスに対する前記ターゲットユーザの前記配置を確認することと、
を含む、C1に記載の方法。
[C8] 前記無線デバイスは、モバイル電話デバイスである、C1に記載の方法。
[C9] 前記無線デバイスから前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカへの前記スピーカ特有オーディオ信号は、無線通信インターフェースを介して不可聴形式で送られる、C1に記載の方法。
[C10] 無線デバイスであって、
1つまたは複数のローカル外部デバイスと通信するための通信インターフェースと、
前記通信インターフェースに結合された処理回路であって、
前記無線デバイスおよび1つまたは複数の外部ラウドスピーカに対するターゲットユーザの相対的な配置を確認し、ここにおいて、前記無線デバイスに対する前記ターゲットユーザの前記配置は、任意である、
前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカへ前記無線デバイスからスピーカ特有オーディオ信号を無線で送る、ここにおいて、各スピーカ特有オーディオ信号は、前記ターゲットユーザに向けたサラウンドサウンド体験を得るために対応する外部ラウドスピーカで再生されるように適応される、
ように適応される、処理回路と、
を備える、無線デバイス。
[C11] 前記無線デバイスに対する前記ターゲットユーザの所在を特定するようにもまた使用される1つまたは複数の内部マイクロフォンと、
前記ターゲットユーザ向けのスピーカ特有オーディオ信号を提供するためにもまた使用される1つまたは複数の内部ラウドスピーカと、
をさらに備える、C10に記載の無線デバイス。
[C12] 前記処理回路は、
前記無線デバイスに対する1つまたは複数の外部デバイスに関する配置を確認し、ここにおいて、前記外部デバイスは、前記1つまたは複数の外部マイクロフォンおよび/または前記1つまたは複数のラウドスピーカを含むようにさらに適応される、C10に記載の無線デバイス。
[C13] 前記処理回路は、
前記1つまたは複数の外部デバイスから1つまたは複数の外部マイクロフォンを選択し、
前記無線デバイスに対する前記ターゲットユーザの前記相対配置を確認するために、前記1つまたは複数の選択された外部マイクロフォンおよび/または1つまたは複数の内部マイクロフォン上で前記ターゲットユーザからのオーディオ信号をキャプチャする ようにさらに適応される、C12に記載の無線デバイス。
[C14] 前記無線デバイスに対する前記ターゲットユーザの前記相対配置を確認することは、
外部デバイスに対する外部デバイスの配置を確認することと、
前記外部デバイスに対する前記ターゲットユーザの前記配置を確認することと、
を含む、C10に記載の無線デバイス。
[C15] 前記無線デバイスは、モバイル電話デバイスである、C10に記載の無線デバイス。
[C16] 前記無線デバイスから前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカへの前記スピーカ特有オーディオ信号は、無線通信インターフェースを介して不可聴形式で送られる、C10に記載の無線デバイス。
[C17] 無線デバイスであって、
1つまたは複数のローカル外部デバイスと通信するための手段と、
前記無線デバイスおよび1つまたは複数の外部ラウドスピーカに対するターゲットユーザの相対的な配置を確認するための手段と、ここにおいて、前記無線デバイスに対する前記ターゲットユーザの前記配置は、任意である、
前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカへ前記無線デバイスからスピーカ特有オーディオ信号を無線で送るための手段と、ここにおいて、各スピーカ特有オーディオ信号は、前記ターゲットユーザに向けたサラウンドサウンド体験を得るために対応する外部ラウドスピーカで再生されるように適応される、
を備える、無線デバイス。
[C18] 前記無線デバイスに対する1つまたは複数の外部デバイスに関する配置を確認するための手段と、ここにおいて、前記外部デバイスは、前記1つまたは複数の外部マイクロフォンおよび/または前記1つまたは複数のラウドスピーカを含む、
をさらに備える、C17に記載の無線デバイス。
[C19] 命令を記憶したプロセッサ可読媒体であって、前記命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、
無線デバイスおよび1つまたは複数の外部ラウドスピーカに対してターゲットユーザの相対的な配置を確認させ、ここにおいて、前記無線デバイスに対する前記ターゲットユーザの前記配置は、任意である、
前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカへ前記無線デバイスからスピーカ特有オーディオ信号を無線で送らせ、ここにおいて、各スピーカ特有オーディオ信号は、前記ターゲットユーザに向けたサラウンドサウンド体験を得るために対応する外部ラウドスピーカで再生されるように適応される、
プロセッサ可読媒体。
[C20] 前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、
前記無線デバイスに対する1つまたは複数の外部デバイスに関する配置を確認させる命令をさらに記憶しており、ここにおいて、前記外部デバイスは、前記1つまたは複数の外部マイクロフォンおよび/または前記1つまたは複数のラウドスピーカを含む、
C19に記載のプロセッサ可読媒体。
[C21] 無線デバイスで動作可能な方法であって、
1つまたは複数の外部ラウドスピーカの存在を自動的に確認することと、
前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカに対するターゲットユーザの相対的な配置を自動的に確認することと、
前記ターゲットユーザに向けたサラウンドサウンド体験を得るために前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカへ第1のオーディオ信号をステアリングすることと
を備える、方法。
[C22] 1つまたは複数の外部マイクロフォンの存在を自動的に確認することと、
前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカからの第2のオーディオ信号をキャプチャして、前記キャプチャされた第2のオーディオ信号の1つまたは複数の対応する到来方向を確認するように、前記1つまたは複数の外部マイクロフォンに命令することと、
前記ターゲットユーザからの前記第3のオーディオ信号をキャプチャして、前記キャプチャされた第3のオーディオ信号の到来方向を確認するように、前記1つまたは複数の外部マイクロフォンに命令することと、
ここにおいて、前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカに対する前記ターゲットユーザの前記相対的な配置は、前記到来方向に基づいて確認される、
をさらに備える、C21に記載の方法。
[C23] 前記ターゲットユーザに向けた前記サラウンドサウンド体験を得るために1つまたは複数の内部ラウドスピーカへ前記第1のオーディオ信号をステアリングすること、
をさらに備える、C21に記載の方法。
[C24] 前記第1のオーディオ信号は、無線通信インターフェースを介して不可聴形式で前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカへ前記無線デバイスから送られる、C21に記載の方法。
[C25] 無線デバイスであって、
1つまたは複数のローカル外部デバイスと通信するための通信インターフェースと、
前記通信インターフェースと結合された処理回路であって、
1つまたは複数の外部ラウドスピーカの存在を自動的に確認し、
前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカに対するターゲットユーザの相対的な配置を自動的に確認し、
前記ターゲットユーザに向けたサラウンドサウンド体験を得るために前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカへ第1のオーディオ信号をステアリングするように適応される処理回路と、
を備える、無線デバイス。
[C26] 前記処理回路は、
1つまたは複数の外部ラウドスピーカの存在を自動的に確認し、
前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカからの第2のオーディオ信号をキャプチャして、前記キャプチャされた第2のオーディオ信号の1つまたは複数の対応する到来方向を確認するように、前記1つまたは複数の外部マイクロフォンに命令し、
前記ターゲットユーザからの前記第3のオーディオ信号をキャプチャして、前記キャプチャされた第3のオーディオ信号の到来方向を確認するように、前記1つまたは複数の外部マイクロフォンに命令し、
ここにおいて、前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカに対する前記ターゲットユーザの前記相対的な配置は、前記到来方向に基づいて確認される、 ようにさらに適応される、C25に記載の無線デバイス。
[C27] 前記無線デバイスに対する前記ターゲットユーザの所在を特定するようにも使用される1つまたは複数の内部マイクロフォンと、
前記ターゲットユーザ向けの前記第1のオーディオ信号をステアリングするためにもまた使用される1つまたは複数の内部ラウドスピーカと、
をさらに備える、C25に記載の無線デバイス。
[C28] 前記処理回路は、
前記ターゲットユーザに向けた前記サラウンドサウンド体験を得るために1つまたは複数の内部ラウドスピーカへ前記第1のオーディオ信号をステアリングするようにさらに適応される、C25に記載の無線デバイス。
[C29] 無線デバイスであって、
1つまたは複数の外部ラウドスピーカの存在を自動的に確認するための手段と、
前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカに対するターゲットユーザの相対的な配置を自動的に確認するための手段と、
前記ターゲットユーザに向けたサラウンドサウンド体験を得るために前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカへの第1のオーディオ信号をステアリングするための手段と、
を備える、無線デバイス。
[C30] 1つまたは複数の外部マイクロフォンの存在を自動的に確認するための手段と、
前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカからの第2のオーディオ信号をキャプチャして、前記キャプチャされた第2のオーディオ信号の1つまたは複数の対応する到来方向を確認するように、前記1つまたは複数の外部マイクロフォンに命令するための手段と、
前記ターゲットユーザからの第3のオーディオ信号をキャプチャして、前記キャプチャされた第3のオーディオ信号の到来方向を確認するように、前記1つまたは複数の外部マイクロフォンに命令するための手段と、
ここにおいて、前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカに対する前記ターゲットユーザの前記相対的な配置は、前記到来方向に基づいて確認される、
をさらに備える、C29に記載の無線デバイス。
[C31] 命令を記憶したプロセッサ可読媒体であって、前記命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、
1つまたは複数の外部ラウドスピーカの存在を自動的に確認させ、
前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカに対するターゲットユーザの相対的な配置を自動的に確認させ、
前記ターゲットユーザに向けたサラウンドサウンド体験を得るために前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカへ第1のオーディオ信号をステアリングさせる、プロセッサ可読媒体。
[C32] 前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、
1つまたは複数の外部ラウドスピーカの存在を自動的に確認させ、
前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカからの第2のオーディオ信号をキャプチャして、前記キャプチャされた第2のオーディオ信号の1つまたは複数の対応する到来方向を確認するように、前記1つまたは複数の外部マイクロフォンに命令し、
前記ターゲットユーザからの前記第3のオーディオ信号をキャプチャして、前記キャプチャされた第3のオーディオ信号の到来の方向を確認するように、前記1つまたは複数の外部マイクロフォンに命令することをさせる命令をさらに記憶し、
ここにおいて、前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカに対する前記ターゲットユーザの前記相対的な配置は、前記到来方向に基づいて確認される
C31に記載のプロセッサ可読媒体。
[C33] 外部デバイスで動作可能な方法であって、
無線デバイスに対する前記外部デバイスの所在を特定するために、前記マイクロフォンをアクティベートし、前記マイクロフォンによってキャプチャされた第1のオーディオ信号を前記無線デバイスへ提供するための、前記無線デバイスからの第1の命令を受信することと、
前記無線デバイスに対する前記外部デバイスの所在を特定することを手助けするために、外部ラウドスピーカを通して第2のオーディオ信号を再生するための、前記無線デバイスからの第2の命令を受信することと、
前記無線デバイスに対するターゲットユーザの配置を確認するために、前記マイクロフォンをアクティベートし、前記マイクロフォンによってキャプチャされた第3のオーディオ信号を前記無線デバイスへ送るための、前記無線デバイスからの第3の命令を受信することと、
を備える、方法。
[C34] 1つまたは複数の対応する外部ラウドスピーカに割り当てられた前記無線デバイスからスピーカ特有オーディオ信号を受信することと、
前記1つまたは複数の対応する外部ラウドスピーカへ前記スピーカ特有オーディオ信号を送ることと、ここにおいて、各スピーカ特有オーディオ信号は、前記ターゲットユーザに向けたサラウンドサウンド体験を得るように適応される、
をさらに備える、C33に記載の方法。
[C35] 前記無線デバイスから前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカへの前記スピーカ特有オーディオ信号は、無線通信インターフェースを介して不可聴形式で受信される、C33に記載の方法。
[C36] 外部デバイスであって、
無線デバイスと無線で通信するための通信インターフェースと、
前記通信インターフェースに結合された処理回路であって、
無線デバイスに対する前記外部デバイスの所在を特定するために、マイクロフォンをアクティベートし、前記マイクロフォンによってキャプチャされた第1のオーディオ信号を前記無線デバイスへ提供するための、前記無線デバイスからの第1の命令を受信し、
前記無線デバイスに対する前記外部デバイスの所在を特定することを手助けするために、外部ラウドスピーカを通して第2のオーディオ信号を再生するための、前記無線デバイスからの第2の命令を受信し、
前記無線デバイスに対するターゲットユーザの配置を確認するために、前記マイクロフォンをアクティベートし、前記マイクロフォンによってキャプチャされた第3のオーディオ信号を前記無線デバイスへ送るための、前記無線デバイスからの第3の命令を受信することに適応された処理回路と、
を備える、外部デバイス。
[C37] 前記処理回路は、
1つまたは複数の対応する外部ラウドスピーカに割り当てられた前記無線デバイスからスピーカ特有オーディオ信号を受信し、
前記1つまたは複数の対応する外部ラウドスピーカへ前記スピーカ特有オーディオ信号を送信し、ここにおいて、各スピーカ特有オーディオ信号は、前記ターゲットユーザに向けたサラウンドサウンド体験を得るように適応されるようにさらに適応される、C36に記載の外部デバイス。
[C38] 前記無線デバイスから前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカへの前記スピーカ特有オーディオ信号は、前記無線通信インターフェースを介して不可聴形式で受信される、C36に記載の外部デバイス。
[C39] 外部デバイスであって、
無線デバイスに対する前記外部デバイスの所在を特定するために、マイクロフォンをアクティベートし、前記マイクロフォンによってキャプチャされた第1のオーディオ信号を前記無線デバイスへ提供するための、前記無線デバイスからの第1の命令を受信するための手段と、
前記無線デバイスに対する前記外部デバイスの所在を特定することを手助けするために、外部ラウドスピーカを通して第2のオーディオ信号を再生するための、前記無線デバイスからの第2の命令を受信するための手段と、
前記無線デバイスに対するターゲットユーザの配置を確認するために、前記マイクロフォンをアクティベートし、前記マイクロフォンによってキャプチャされた第3のオーディオ信号を前記無線デバイスへ送るための、前記無線デバイスからの第3の命令を受信するための手段と、
を備える、外部デバイス。
[C40] 1つまたは複数の対応する外部ラウドスピーカに割り当てられた前記無線デバイスからスピーカ特有オーディオ信号を受信するための手段と、
前記1つまたは複数の対応する外部ラウドスピーカへ前記スピーカ特有オーディオ信号を送るための手段と、ここにおいて、各スピーカ特有オーディオ信号は、前記ターゲットユーザに向けたサラウンドサウンド体験を得るように適応される、
をさらに備える、C39に記載の外部デバイス。
[C41] 前記無線デバイスから前記1つまたは複数の外部ラウドスピーカへの前記スピーカ特有オーディオ信号は、無線通信インターフェースを介して不可聴形式で受信される、C39に記載の外部デバイス。
[C42] 命令を記憶したプロセッサ可読媒体であって、前記命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、
無線デバイスに対する外部デバイスの所在を特定するために、マイクロフォンをアクティベートし、前記マイクロフォンによってキャプチャされた第1のオーディオ信号を前記無線デバイスへ提供するための、前記無線デバイスからの第1の命令を受信させ、
前記無線デバイスに対する前記外部デバイスの所在を特定することを手助けするために、外部ラウドスピーカを通して第2のオーディオ信号を再生するための、前記無線デバイスからの第2の命令を受信させ、
前記無線デバイスに対するターゲットユーザの配置を確認するために、前記マイクロフォンをアクティベートし、前記マイクロフォンによってキャプチャされた第3のオーディオ信号を前記無線デバイスへ送信するための、前記無線デバイスからの第3の命令を受信させる、プロセッサ可読媒体。
[C43] 1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、前記1つまたは複数のプロセッサに、
1つまたは複数の対応する外部ラウドスピーカに割り当てられた前記無線デバイスからスピーカ特有オーディオ信号を受信させ、
前記1つまたは複数の対応する外部ラウドスピーカへ前記スピーカ特有オーディオ信号を送らせる
命令をさらに記憶し、ここにおいて、各スピーカ特有オーディオ信号は、前記ターゲットユーザに向けたサラウンドサウンド体験を得るように適応される、
C42に記載のプロセッサ可読媒体。