特許第6158349号(P6158349)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6158349スケジューリング要求性能に関する情報を使用したワイヤレス通信の管理
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6158349
(24)【登録日】2017年6月16日
(45)【発行日】2017年7月5日
(54)【発明の名称】スケジューリング要求性能に関する情報を使用したワイヤレス通信の管理
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/18 20090101AFI20170626BHJP
   H04W 52/14 20090101ALI20170626BHJP
   H04W 72/12 20090101ALI20170626BHJP
【FI】
   H04W52/18
   H04W52/14
   H04W72/12 150
【請求項の数】15
【全頁数】41
(21)【出願番号】特願2015-553714(P2015-553714)
(86)(22)【出願日】2013年7月29日
(65)【公表番号】特表2016-507989(P2016-507989A)
(43)【公表日】2016年3月10日
(86)【国際出願番号】US2013052544
(87)【国際公開番号】WO2014113067
(87)【国際公開日】20140724
【審査請求日】2016年7月12日
(31)【優先権主張番号】61/753,862
(32)【優先日】2013年1月17日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】13/951,524
(32)【優先日】2013年7月26日
(33)【優先権主張国】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘
(74)【代理人】
【識別番号】100158805
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 守三
(74)【代理人】
【識別番号】100194814
【弁理士】
【氏名又は名称】奥村 元宏
(72)【発明者】
【氏名】シューカイア、ムタズ・ズヒアー・アフィフ
(72)【発明者】
【氏名】サウィネイ、サリル
(72)【発明者】
【氏名】アンブリス、ムーアファーク
(72)【発明者】
【氏名】バーイク、シュルティ
(72)【発明者】
【氏名】カマラ・ゴビンダラジュ、ビシュワンス
(72)【発明者】
【氏名】オズトゥルク、オズカン
(72)【発明者】
【氏名】北添 正人
【審査官】 ▲高▼木 裕子
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2012/0236805(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0202554(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0325625(US,A1)
【文献】 特開2010−074455(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 − 7/26
H04W 4/00 − 99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信を管理するための方法であって、
第1のセットの1つまたは複数のユーザ機器(UE)のスケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることと、ここにおいて、前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることが、
前記スケジューリング要求性能の品質レベルを決定することと、
アップリンク電力制御設定調整要求を生成することと、前記アップリンク電力制御設定調整要求は、前記スケジューリング要求性能の前記決定された品質レベルに少なくとも部分的に基づく、を備える、
第2のセットの1つまたは複数のUEのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするため前記情報の少なくともサブセットを送信することと
を備える方法。
【請求項2】
調整された公称電力値を受信することと、
前記調整された公称電力値に従って前記アップリンク電力制御設定を調整することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
電力修正差分を受信することと、
前記電力修正差分に従って前記アップリンク電力制御設定を調整することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
電力修正命令を受信することと、
前記電力修正命令に従って前記アップリンク電力制御設定を維持することとをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記スケジューリング要求性能の前記品質レベルを単一ビットの情報で表すことをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記アップリンク電力制御設定の前記調整の前記識別をトリガするため前記情報の少なくともサブセットを送信することが、
前記スケジューリング要求性能の前記品質レベルを表す前記単一ビットの情報を送信することを備える、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記アップリンク電力制御設定の前記調整の前記識別をトリガするため前記情報の少なくともサブセットを送信することが、
前記アップリンク電力制御設定調整要求を送信することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記アップリンク電力制御設定の前記調整が、
スケジューリング要求のアップリンク送信のための送信電力レベルを上げるための命令、あるいはスケジューリング要求のアップリンク送信のための送信電力レベルを下げるための命令を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることが、
失敗したスケジューリング要求の数がしきい値を満たすかどうかを決定することと、
失敗したスケジューリング要求の前記数が前記しきい値を満たすと決定すると、完全なスケジューリング要求失敗の指示を送信することとを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることが、
成功したスケジューリング要求に先行する失敗したスケジューリング要求の数をログすること、
あるいは前記第1のセットの1つまたは複数のUEの各々の複数の成功したスケジューリング要求のうちの異なる成功したスケジューリング要求に先行する、前記第1のセットの1つまたは複数のUEの各々の失敗したスケジューリング要求の数に関する統計をコンパイルすること、
あるいは少なくとも1つの失敗したスケジューリング要求を少なくとも1つの無線周波(RF)測定値と相関させること、
あるいは少なくとも1つの失敗したスケジューリング要求を物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマットと相関させること、
あるいは前記コンパイルされた情報の各項目に関連付けられた信頼性レベルに基づいて、前記コンパイルされた情報の項目をランク付けすること、及び前記アップリンク電力制御設定の前記調整を生じさせるためより高くランク付けされた項目のサブセットを送信のために選択すること
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
ワイヤレス通信を管理するためのユーザ機器(UE)であって、
第1のセットの1つまたは複数のユーザ機器(UE)のスケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための手段と、ここにおいて、前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための手段が、
前記スケジューリング要求性能の品質レベルを決定するための手段と、
アップリンク電力制御設定調整要求を生成するための手段と、前記アップリンク電力制御設定調整要求は、前記スケジューリング要求性能の前記決定された品質レベルに少なくとも部分的に基づく、を備える、
第2のセットの1つまたは複数のUEのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするため前記情報の少なくともサブセットを送信するための手段とを備えるユーザ機器(UE)。
【請求項12】
調整された公称電力値を受信するための手段と、
前記調整された公称電力値に従って前記アップリンク電力制御設定を調整するための手段とをさらに備える、請求項11に記載のUE。
【請求項13】
電力修正差分を受信するための手段と、
前記電力修正差分に従って前記アップリンク電力制御設定を調整するための手段とをさらに備える、請求項11に記載のUE。
【請求項14】
電力修正命令を受信するための手段と、
前記電力修正命令に従って前記アップリンク電力制御設定を維持するための手段とをさらに備える、請求項11に記載のUE。
【請求項15】
実行されたときに、請求項1から10のうちの一つにしたがった方法を実行することを少なくとも1つのコンピュータにさせる実行可能な命令を備えるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
[0001]本特許出願は、2013年1月17日に出願された「Management of Wireless Communications Using Information Relating to Scheduling Request Performance」という表題のShukairらによる米国仮特許出願第61/753,862号の利益を主張する、2013年7月26に出願された「Management of Wireless Communications Using Information Relating to Scheduling Request Performance」という表題のShukairらによる同時係属中の米国特許出願第13/951,524号の優先権の利益を主張する。本出願はその譲受人に譲受される。
【背景技術】
【0002】
[0002]ワイヤレス通信ネットワークは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレスネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザをサポートすることが可能な多元接続ネットワークであり得る。
【0003】
[0003]ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのユーザ機器(UE)のための通信をサポートすることができるいくつかの基地局、ノードB、またはeノードB(eNB)を含み得る。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクを介して基地局と通信し得る。ダウンリンク(または順方向リンク)は基地局からUEへの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)はUEから基地局への通信リンクを指す。UEは、スケジューリング要求をeNBに送ることによって、アップリンク通信を開始し得る。スケジューリング要求を受信したことに応答して、eNBはアップリンク通信のためのリソースを割り振り得る。リソースの割振りは、アップリンクグラントと呼ばれることがある。
【発明の概要】
【0004】
[0004]説明される特徴は、一般に、ワイヤレス通信を管理するための1つまたは複数の改善された方法、システム、および/またはデバイスに関する。ワイヤレス通信は、たとえば、第1のセットの1つまたは複数のユーザ機器(UE)のスケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルし、第2のセットの1つまたは複数のUEのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報の少なくともサブセットを送信することによって、UE側で管理され得る。ワイヤレス通信は、たとえば、スケジューリング要求を送信するためのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報を受信することによって、eNB側で管理され得る。情報は第1の複数のUEの各々から受信され得る。情報は解析され得、第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに対するアップリンク電力制御設定のための電力調整が識別され得る。次いで、識別された電力調整は少なくとも1つのUEに送信され得る。
【0005】
[0005]ワイヤレス通信を管理するための方法について説明される。一構成では、第1のセットの1つまたは複数のUEのスケジューリング要求性能に関する情報がコンパイルされ得る。情報の少なくともサブセットは、第2のセットの1つまたは複数のUEのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするために送信され得る。
【0006】
[0006]いくつかの実施形態では、調整された公称電力値が受信され得、アップリンク電力制御設定が調整された公称電力値に従って調整され得る。いくつかの実施形態では、電力修正差分が受信され得、アップリンク電力制御設定が電力修正差分に従って調整され得る。いくつかの実施形態では、電力修正命令が受信され得、アップリンク電力制御設定が電力修正命令に従って維持され得る。
【0007】
[0007]場合によっては、スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることは、スケジューリング要求性能の品質レベルを決定することを含み得る。スケジューリング要求性能の品質レベルは、単一ビットの情報で表され得、この単一ビットの情報は、アップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報のサブセットの一部として送信され得る。
【0008】
[0008]いくつかの構成では、スケジューリング要求に関する情報をコンパイルすることは、アップリンク電力制御設定調整要求を生成することを含み得る。要求は、スケジューリング要求性能の決定された品質レベルに少なくとも部分的に基づき得る。場合によっては、アップリンク電力制御調整要求は、アップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報のサブセットの一部として送信され得る。
【0009】
[0009]いくつかの実施形態では、アップリンク電力制御設定の調整は、スケジューリング要求のアップリンク送信のための送信電力レベルを上げるための命令、またはスケジューリング要求のアップリンク送信のための送信電力レベルを下げるための命令を含み得る。
【0010】
[0010]スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることは、失敗したスケジューリング要求の数がしきい値を満たすかどうかを決定することと、失敗したスケジューリング要求の数がしきい値を満たすと決定すると、完全なスケジューリング要求失敗の指示を送信することとを含み得る。スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることは、成功したスケジューリング要求に先行する失敗したスケジューリング要求の数をログすることも含み得る。スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることは、第1のセットの1つまたは複数のUEの各々の複数の成功したスケジューリング要求のうちの異なる成功したスケジューリング要求に先行する、第1のセットの1つまたは複数のUEの各々の失敗したスケジューリング要求の数に関する統計をコンパイルすることも含み得る。またさらに、スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることは、少なくとも1つの失敗したスケジューリング要求を少なくとも1つの無線周波(RF)測定値とまたは物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマットと相関させることを含み得る。スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることは、コンパイルされた情報の各項目に関連付けられた信頼性レベルに基づいて、コンパイルされた情報の項目をランク付けすることと、アップリンク電力制御設定の調整を生じさせるために送信のためのより高くランク付けされた項目のサブセットを選択することとも含み得る。
【0011】
[0011]いくつかの構成では、アップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報の少なくともサブセットは、少なくとも1つの情報要素において、またはアプリケーションデータとして、または媒体アクセス制御(MAC)ヘッダフィールドにおいて送信され得る。
【0012】
[0012]いくつかの実施形態では、第2のセットの1つまたは複数のUEは、第1のセットの1つまたは複数のUEを含み得る。他の実施形態では、第1のセットの1つまたは複数のUEは第1のセルにあり得、第2のセットの1つまたは複数のUEは第2のセルにあり得、第2のセルは第1のセルとは異なる。
【0013】
[0013]いくつかの構成では、アップリンク電力制御設定は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御設定であり得る。
【0014】
[0014]ワイヤレス通信を管理するためのUEについても説明される。UEは、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリとを含み得る。命令はメモリに記憶され得る。命令は、第1のセットの1つまたは複数のUEのスケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルし、第2のセットの1つまたは複数のUEのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報の少なくともサブセットを送信するように、プロセッサによって実行可能であり得る。
【0015】
[0015]いくつかの実施形態では、命令は、調整された公称電力値を受信し、調整された公称電力値に従ってアップリンク電力制御設定を調整するように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。いくつかの実施形態では、命令は、電力修正差分を受信し、電力修正差分に従ってアップリンク電力制御設定を調整するように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。いくつかの実施形態では、命令は、電力修正命令を受信し、電力修正命令に従ってアップリンク電力制御設定を維持するように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。
【0016】
[0016]場合によっては、スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための命令は、スケジューリング要求性能の品質レベルを決定するように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。スケジューリング要求性能の品質レベルは、単一ビットの情報で表され得る。単一ビットの情報は、場合によっては、アップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報のサブセットの一部として送信され得る。
【0017】
[0017]いくつかの構成では、スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための命令は、含み得、アップリンク電力制御設定調整要求を生成するように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。要求は、スケジューリング要求性能の決定された品質レベルに少なくとも部分的に基づき得る。場合によっては、アップリンク電力制御調整要求は、アップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報のサブセットの一部として送信され得る。
【0018】
[0018]いくつかの実施形態では、アップリンク電力制御設定の調整は、スケジューリング要求のアップリンク送信のための送信電力レベルを上げるための命令、またはスケジューリング要求のアップリンク送信のための送信電力レベルを下げるための命令を含み得る。
【0019】
[0019]スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための命令は、失敗したスケジューリング要求の数がしきい値を満たすかどうかを決定し、失敗したスケジューリング要求の数がしきい値を満たすと決定すると、完全なスケジューリング要求失敗の指示を送信するように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための命令はまた、成功したスケジューリング要求に先行する失敗したスケジューリング要求の数をログするように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための命令はまた、第1のセットの1つまたは複数のUEの各々の複数の成功したスケジューリング要求のうちの異なる成功したスケジューリング要求に先行する、第1のセットの1つまたは複数のUEの各々の失敗したスケジューリング要求の数に関する統計をコンパイルするように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。またさらに、スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための命令は、少なくとも1つの失敗したスケジューリング要求を少なくとも1つのRF測定値とまたはPUCCHフォーマットと相関させるように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための命令はまた、コンパイルされた情報の各項目に関連付けられた信頼性レベルに基づいて、コンパイルされた情報の項目をランク付けし、アップリンク電力制御設定の調整を生じさせるために送信のためのより高くランク付けされた項目のサブセットを選択するように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。
【0020】
[0020]いくつかの構成では、アップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報の少なくともサブセットを送信するための命令は、情報を少なくとも1つの情報要素において、またはアプリケーションデータとして、またはMACヘッダフィールドにおいて送信するように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。
【0021】
[0021]いくつかの実施形態では、第2のセットの1つまたは複数のUEは、第1のセットの1つまたは複数のUEを含み得る。他の実施形態では、第1のセットの1つまたは複数のUEは第1のセルにあり得、第2のセットの1つまたは複数のUEは第2のセルにあり得、第2のセルは第1のセルとは異なる。
【0022】
[0022]いくつかの構成では、アップリンク電力制御設定は、PUCCH電力制御設定であり得る。
【0023】
[0023]ワイヤレス通信を管理するためのUEについても説明される。一構成では、UEは、第1のセットの1つまたは複数のUEのスケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための手段と、第2のセットの1つまたは複数のUEのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報の少なくともサブセットを送信するための手段とを含む。
【0024】
[0024]いくつかの実施形態では、UEは、調整された公称電力値を受信するための手段と、調整された公称電力値に従ってアップリンク電力制御設定を調整するための手段とをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、UEは、電力修正差分を受信するための手段と、電力修正差分に従ってアップリンク電力制御設定を調整するための手段とをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、UEは、電力修正命令を受信するための手段と、電力修正命令に従ってアップリンク電力制御設定を維持するための手段とをさらに含み得る。
【0025】
[0025]スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための手段は、失敗したスケジューリング要求の数がしきい値を満たすかどうかを決定するための手段と、失敗したスケジューリング要求の数がしきい値を満たすと決定すると、完全なスケジューリング要求失敗の指示を送信するための手段とを含み得る。
【0026】
[0026]いくつかの実施形態では、第2のセットの1つまたは複数のUEは、第1のセットの1つまたは複数のUEを含み得る。他の実施形態では、第1のセットの1つまたは複数のUEは第1のセルにあり得、第2のセットの1つまたは複数のUEは第2のセルにあり得、第2のセルは第1のセルとは異なる。
【0027】
[0027]いくつかの構成では、アップリンク電力制御設定は、PUCCH電力制御設定であり得る。
【0028】
[0028]ワイヤレス通信を管理するためのコンピュータプログラム製品についても説明される。コンピュータプログラム製品は、第1のセットの1つまたは複数のUEのスケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルし、第2のセットの1つまたは複数のUEのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報の少なくともサブセットを送信するように、プロセッサによって実行可能な命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を備え得る。
【0029】
[0029]いくつかの実施形態では、命令は、調整された公称電力値を受信し、調整された公称電力値に従ってアップリンク電力制御設定を調整するように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。いくつかの実施形態では、命令は、電力修正差分を受信し、電力修正差分に従ってアップリンク電力制御設定を調整するように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。いくつかの実施形態では、命令は、電力修正命令を受信し、電力修正命令に従ってアップリンク電力制御設定を維持するように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。
【0030】
[0030]ワイヤレス通信を管理するための別の方法について説明される。一構成では、スケジューリング要求を送信するためのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報は、第1の複数のUEの各々から受信される。情報が解析され、第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに対するアップリンク電力制御設定のための電力調整が識別される。次いで、識別された電力調整は、第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに送信される。
【0031】
[0031]いくつかの実施形態では、電力調整を識別することは、第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに対する調整された公称電力値を識別すること、または第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに対する電力修正差分を識別することを含み得る。
【0032】
[0032]識別された電力調整は、場合によっては、第2の複数のUEのうちの少なくとも1つがスケジューリング要求のアップリンク送信のための送信電力を上げるための命令、または第2の複数のUEのうちの少なくとも1つがアップリンク送信のための送信電力を下げるための命令を含み得る。
【0033】
[0033]いくつかの実施形態では、方法は、隣接基地局によってサービスされている1つまたは複数のUEに隣接基地局へのアップリンク送信のための送信電力を低減するよう命令することを隣接基地局に要求するために、要求を隣接セルにサービスする隣接基地局に送信することをさらに含み得る。
【0034】
[0034]場合によっては、方法は、受信された情報を第1の複数のUEのうちの少なくとも1つから抽出するようにMACヘッダフィールドを処理することを含み得る。
【0035】
[0035]いくつかの構成では、スケジューリング要求を送信するためのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報は、スケジューリング要求性能に関する情報を含み得る。これらの構成では、第1の複数のUEから受信された情報を解析することは、完全なスケジューリング要求失敗に関する情報を解析から分離することを含み得る。第1の複数のUEから受信された情報を解析することはまた、PUCCHフォーマットに少なくとも部分的に基づいて、スケジューリング要求性能に関する情報を分類することを含み得る。
【0036】
[0036]いくつかの実施形態では、第2の複数のUEは、第1の複数のUEを含み得る。
【0037】
[0037]いくつかの実施形態では、電力調整が第2の複数のUEの各々について識別され、第2の複数のUEの各々に送信され得る。
【0038】
[0038]ワイヤレス通信を管理するための基地局についても説明される。基地局は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリとを含み得る。命令はメモリに記憶され得る。命令は、第1の複数のUEの各々から、スケジューリング要求を送信するためのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報を受信するように、プロセッサによって実行可能であり得る。命令は、第1の複数のUEから受信された情報を解析し、第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに対するアップリンク電力制御設定のための電力調整を識別し、識別された電力調整を第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに送信するように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。
【0039】
[0039]いくつかの実施形態では、電力調整を識別するための命令は、第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに対する調整された公称電力値を識別するか、または第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに対する電力修正差分を識別するように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。
【0040】
[0040]いくつかの構成では、命令は、隣接基地局によってサービスされている1つまたは複数のUEに隣接基地局へのアップリンク送信のための送信電力を低減するよう命令することを隣接基地局に要求するために、要求を隣接セルにサービスする隣接基地局に送信するように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。
【0041】
[0041]場合によっては、命令は、受信された情報を第1の複数のUEのうちの少なくとも1つから抽出するようにMACヘッダフィールドを処理するように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。
【0042】
[0042]いくつかの構成では、スケジューリング要求を送信するためのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報は、スケジューリング要求性能に関する情報を含み得る。これらの構成では、第1の複数のUEから受信された情報を解析するための命令は、完全なスケジューリング要求失敗に関する情報を解析から分離するように、プロセッサによって実行可能であり得る。
【0043】
[0043]いくつかの実施形態では、第2の複数のUEは、第1の複数のUEを含み得る。
【0044】
[0044]いくつかの実施形態では、電力調整が第2の複数のUEの各々について識別され、第2の複数のUEの各々に送信され得る。
【0045】
[0045]ワイヤレス通信を管理するためのまた別の基地局について説明される。一構成では、基地局は、第1の複数のUEの各々から、スケジューリング要求を送信するためのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報を受信するための手段を含む。基地局はまた、第1の複数のUEから受信された情報を解析するための手段と、第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに対するアップリンク電力制御設定のための電力調整を識別するための手段と、識別された電力調整を第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに送信するための手段とを含む。
【0046】
[0046]いくつかの実施形態では、電力調整を識別するための手段は、第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに対する調整された公称電力値を識別するための手段、または第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに対する電力修正差分を識別するための手段を含み得る。
【0047】
[0047]いくつかの実施形態では、基地局は、隣接基地局によってサービスされている1つまたは複数のUEに隣接基地局へのアップリンク送信のための送信電力を低減するよう命令することを隣接基地局に要求するために、要求を隣接セルにサービスする隣接基地局に送信するための手段をさらに含み得る。
【0048】
[0048]いくつかの実施形態では、基地局はまた、受信された情報を第1の複数のUEのうちの少なくとも1つから抽出するようにMACヘッダフィールドを処理するための手段を含み得る。
【0049】
[0049]ワイヤレス通信を管理するためのコンピュータプログラム製品についても説明される。コンピュータプログラム製品は、第1の複数のユーザ機器(UE)の各々から、スケジューリング要求を送信するためのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報を受信するように、プロセッサによって実行可能な命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を備え得る。命令は、第1の複数のUEから受信された情報を解析し、第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに対するアップリンク電力制御設定のための電力調整を識別し、識別された電力調整を第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに送信するように、プロセッサによってさらに実行可能であり得る。
【0050】
[0050]説明される方法および装置の適用性のさらなる範囲は、以下の発明を実施するための形態、特許請求の範囲、および図面から明らかになろう。当業者には発明を実施するための形態の趣旨および範囲内の様々な変更および修正が明らかになるので、発明を実施するための形態および特定の例は、例示として与えられるものにすぎない。
【0051】
[0051]以下の図面を参照すれば、本発明の性質および利点のさらなる理解が得られ得る。添付の図において、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素同士を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれか1つに適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0052】
図1】[0052]ワイヤレス通信システムのブロック図。
図2】[0053]様々な実施形態による、ワイヤレス通信を管理するために使用され得るデバイスのブロック図。
図3】[0054]様々な実施形態による、ワイヤレス通信を管理するために使用され得る別のデバイスのブロック図。
図4】[0055]様々な実施形態による、ワイヤレス通信を管理するために使用され得るまた別のデバイスのブロック図。
図5】[0056]様々な実施形態による、ワイヤレス通信を管理するために使用され得るさらに別のデバイスのブロック図。
図6】[0057]様々な実施形態による、ワイヤレス通信を管理するために使用され得る別のデバイスのブロック図。
図7】[0058]様々な実施形態による、UEとeNBとの間のメッセージフローの例を示す図。
図8】様々な実施形態による、UEとeNBとの間のメッセージフローの例を示す図。
図9】様々な実施形態による、UEとeNBとの間のメッセージフローの例を示す図。
図10】様々な実施形態による、UEとeNBとの間のメッセージフローの例を示す図。
図11】様々な実施形態による、UEとeNBとの間のメッセージフローの例を示す図。
図12】様々な実施形態による、UEとeNBとの間のメッセージフローの例を示す図。
図13】[0059]eNBとUEとを含むMIMO通信システムのブロック図。
図14】[0060]様々な実施形態による、ワイヤレス通信を管理するための方法のフローチャート。
図15】[0061]図14に示す方法のより詳細な実施形態のフローチャート。
図16】[0062]図14に示す方法の別のより詳細な実施形態のフローチャート。
図17】[0063]様々な実施形態による、ワイヤレス通信を管理するための別の方法のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0053】
[0064]1つまたは複数のユーザ機器(UE)のスケジューリング要求(SR)性能に関する情報を使用したワイヤレス通信の管理について説明される。UEがアップリンクを介した通信を開始したいと望むとき、UEはSRをeノードB(eNB)に送り得る。SRを受信すると、eNBは「アップリンクグラント」のためのリソースを割り振り得る。しかしながら、eNBのカバレージエリア内のUEのロケーション、UEがSRを送る電力レベル、ネットワーク輻輳、および他の要因などの要因により、SRがeNBによって受信されない場合がある。eNBは失敗したSR(たとえば、SRがeNBによって受信されない)についての知識を有さないので、eNBはさらなる失敗の可能性を軽減するための調整を行うことができない。したがって、悪いSR性能を体験しているUEが悪いSR性能を体験し続けるおよび/または同じセットの条件を体験しているUEも悪いSR性能を体験する可能性がある。UEが失敗する複数のSRを送ると、そのことが悪いユーザエクスペリエンスをもたらし得るだけでなく、UEが連続して複数のSRを開始するので、バッテリー電力を消耗させ得る。したがって、UEのSRがeNBによって受信される可能性を高め得る方法、システム、およびデバイスが望ましい。
【0054】
[0065]したがって、以下の説明は、例を与えるものであり、特許請求の範囲において記載される範囲、適用性、または構成を限定するものではない。本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、説明される要素の機能および構成において変更が行われ得る。様々な実施形態は、適宜に様々な手順または構成要素を省略、置換、または追加し得る。たとえば、説明される方法は、説明される順序とは異なる順序で実行され得、様々なステップが追加、省略、または組み合わせられ得る。また、いくつかの実施形態に関して説明される特徴は、他の実施形態において組み合わせられ得る。
【0055】
[0066]最初に図1を参照すると、図はワイヤレス通信システム100の一例を示している。システム100は、基地局(またはセル)105と、通信デバイス115と、コアネットワーク130とを含む。基地局105は、様々な実施形態ではコアネットワーク130または基地局105の一部であり得る、基地局コントローラ(図示せず)の制御下で通信デバイス115と通信し得る。基地局105は、バックホールリンク132を介して制御情報および/またはユーザデータをコアネットワーク130と通信し得る。実施形態では、基地局105は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134を介して、直接的または間接的のいずれかで、互いに通信し得る。システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上での動作をサポートし得る。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で同時に被変調信号を送信することができる。たとえば、各通信リンク125は、上記で説明された様々な無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であり得る。各被変調信号は、異なるキャリア上で送られ得、制御情報(たとえば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送し得る。
【0056】
[0067]基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してデバイス115とワイヤレス通信し得る。基地局105サイトの各々は、それぞれの地理的エリア110に通信カバレージを与え得る。いくつかの実施形態では、基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、またはいくつかの他の好適な用語で呼ばれることがある。基地局のためのカバレージエリア110は、カバレージエリアの一部分のみを構成するセクタ(図示せず)に分割され得る。システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロ基地局、マイクロ基地局、および/またはピコ基地局)を含み得る。異なる技術のための重複するカバレージエリアがあり得る。
【0057】
[0068]実施形態では、システム100はLTE/LTE−Aネットワークである。LTE/LTE−Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)およびユーザ機器(UE)という用語は、一般に、それぞれ基地局105および通信デバイス115について説明するために使用され得る。システム100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレージを与える、異種LTE/LTE−Aネットワークであり得る。たとえば、各eNB105は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレージを与え得る。マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にすることができる。ピコセルは、一般に、比較的小さい地理的エリアをカバーすることになり、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にすることができる。フェムトセルも、一般に、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることになり、無制限アクセスに加えて、フェムトセルとの関連を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による限定アクセスも提供し得る。マクロセルのためのeNBはマクロeNBと呼ばれることがある。ピコセルのためのeNBはピコeNBと呼ばれることがある。また、フェムトセルのためのeNBはフェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セルをサポートし得る。
【0058】
[0069]コアネットワーク130は、バックホール132(たとえば、S1など)を介してeNB105と通信し得る。eNB105はまた、たとえば、バックホールリンク134(たとえば、X2など)を介しておよび/またはバックホールリンク132を介して(たとえば、コアネットワーク130を介して)、直接的または間接的に、互いに通信し得る。ワイヤレスネットワーク100は同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、eNBは同様のフレームタイミングを有し得、異なるeNBからの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、eNBは異なるフレームタイミングを有し得、異なるeNBからの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
【0059】
[0070]UE115はワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散され、各UEは固定またはモバイルであり得る。UE115は、当業者によって、移動局、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語で呼ばれることもある。UE115は、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであり得る。UEは、マクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、リレーなどと通信することが可能であり得る。
【0060】
[0071]ネットワーク100に示す送信リンク125は、UE115からeNB105へのアップリンク(UL)送信および/またはeNB105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、一方アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。
【0061】
[0072]LTE/LTE−Aネットワークでは、アップリンク送信を開始したいと望むUE115は、スケジューリング要求(SR)をeNB105に送り得る。SRは、リソースがアップリンク送信のために割り振られることが要求されているとeNB105に警告する。SRは、たとえば、フォーマット1またはフォーマット1a/1bを使用して、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を介して送られ得る。場合によっては、UEのSRはeNB105によって受信されないことがある。非受信は、不十分なPUCCH電力またはネットワーク輻輳など、様々な理由による場合がある。UE115がアップリンクリソースのグラント(「アップリンクグラント」)を受信するのに失敗すると、所定の時間の後に、UE115は別のSRを送り得る。このプロセスは、アップリンクグラントが受信されるまで、または(たとえば、アップリンクグラントを取得するために最大数の試行を行ったUE115によって)失敗が示されるまで継続し得る。eNB105は失敗したSRに気づいていないので(すなわち、eNB105はSRを受信しないので)、eNB105は、NB105がSRを受信する確率を改善するための調整を行うことができない。
【0062】
[0073]次に図2を参照すると、ブロック図200は、様々な実施形態による、ワイヤレス通信を管理し、UEのSRがeNB105によって受信される可能性を高めるために使用され得るUE115−aの一例を示している。UE115−aは、図1を参照しながら説明したUE115の1つまたは複数の態様の一例であり得る。UE115−aは、UE受信機モジュール205、UE SR管理モジュール210、および/またはUE送信機モジュール215を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信し得る。
【0063】
[0074]UE115−aの構成要素は、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。
【0064】
[0075]UE受信機モジュール205はセルラー受信機であり得、場合によっては、LTE/LTE−A受信機であり得る。UE受信機モジュール205は、図1に示すワイヤレス通信システム100などのワイヤレス通信システムを介して、様々なタイプのデータおよび/または制御信号を受信するために使用され得る。データおよび/または制御信号は、アップリンクグラントのためのリソースの利用可能性を示す信号を含み得る。
【0065】
[0076]UE送信機モジュール215はまた、セルラー送信機であり得、場合によっては、LTE/LTE−A送信機であり得る。UE送信機モジュール215は、ワイヤレス通信システム100などのワイヤレス通信システムを介して、様々なタイプのデータおよび/または制御信号を送信するために使用され得る。データおよび/または制御信号はSRを含み得る。
【0066】
[0077]UE SR管理モジュール210は、アップリンクグラントがUE受信機モジュール205を介して受信されるようになるまで、いくつかのSRをUE送信機モジュール215を介して送らせ得る。各失敗したSRについて、UE SR管理モジュール210は、失敗したSRのカウント、アップリンクグラントごとの失敗したSRのカウント、失敗したSRの原因となった可能性がある1つもしくは複数の条件、またはSR性能に関する他の情報など、SR性能に関する情報をコンパイルし得る。次いで、UE SR管理モジュール210は、アップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするために、UE送信機モジュール215を介して、コンパイルされた情報の少なくともサブセットをeNB105または他のデバイスに送信し得る。
【0067】
[0078]いくつかの実施形態では、送信される情報は、MACレイヤの媒体アクセス制御(MAC)ヘッダフィールドにおいて送信され得る。他の実施形態では、送信される情報は、1つまたは複数の情報要素においてなど、上位レイヤにおいて、非アクセス層(NAS)メッセージを介して、またはアプリケーションデータとして送信され得る。
【0068】
[0079]アップリンク電力制御設定の調整は、調整された公称電力値または電力修正差分の形態を含む、様々な形態をとり得る。公称電力値はSR送信または制御チャネルの開始電力に影響を及ぼし、一方電力修正差分はSR送信または制御チャネルの電力の漸進的な変化を指定する。場合によっては、電力制御設定は、PUCCH電力制御設定であり得る。UE115によって使用される電力は、次のように定義され得る。
【数1】
【0069】
ここで、
【数2】
【0070】
は公称またはベース電力であり、PLは経路損失であり、
【数3】
【0071】
は電力修正差分であり、g(i)はTPCまたは他の電力修正命令を使用して増加されるかまたは減少され得る変数である。変数g(i)とは対照的に、電力制御パラメータ
【数4】
【0072】
および
【数5】
【0073】
はより大きい調整を電力制御設定に与えることができる。
【0074】
[0080]別の例では、電力制御設定は干渉制御に関連付けられ得る。たとえば、eNB105は、eNB105がサービスしている他のUEに、そのアップリンク送信電力を低減するよう命令し得る。結果として、これらの他のUEによって引き起こされる干渉は、UE115−aのSR性能が改善することを可能にし得る。さらに、eNB105は隣接eNBと通信し、隣接eNBが、隣接セル中で隣接eNBがサービスしているUEに、そのアップリンク送信電力を低減するよう命令することを要求し得る。このことはまた、隣接セルによって引き起こされる干渉を低減し、サービングセル中のUE115−a(および他のUE)がそのSR性能を改善することを可能にし得る。
【0075】
[0081]図3は、様々な実施形態による、ワイヤレス通信を管理するために使用され得るUE115−bの別の例を示すブロック図300である。UE115−bは、図1および/または図2を参照しながら説明したUE115の1つまたは複数の態様の一例であり得る。UE115−bは、UE受信機モジュール205、UE SR管理モジュール210−a、および/またはUE送信機モジュール215を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信し得る。
【0076】
[0082]UE115−bの構成要素は、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。
【0077】
[0083]UE受信機モジュール205およびUE送信機モジュール215は、図2に関して説明したものと同様に構成され得る。UE SR管理モジュール210−aは、SR性能コンパイルモジュール305および/または調整モジュール310を含み得る。SR性能コンパイルモジュール305は、第1のセットの1つまたは複数のUE115のSR性能に関する情報をコンパイルし得る。調整モジュール310は、第2のセットの1つまたは複数のUEのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報の少なくともサブセットを送信し得る。いくつかの実施形態では、UE115−bは第1のセットおよび第2のセットのうちの一方または両方のメンバーであり得る。したがって、いくつかの実施形態では、UE115−bについてSR性能に関する情報がコンパイルされ得、他の実施形態では、UE115−bについてSR性能に関する情報がコンパイルされ得ない。また、いくつかの実施形態では、調整モジュール310は、UE115−b(またはUEのグループ)のアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報を送信し得、他の実施形態では、調整モジュール310は、UE115−bのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報を送信し得ない。
【0078】
[0084]場合によっては、第1のセットの1つまたは複数のUEは第1のセルに(すなわち、第1のeNBのカバレージエリアに)あり得、第2のセットの1つまたは複数のUEは第1のセルとは異なる第2のセルにあり得る。このようにして、1つのセルにおけるSR性能に関するコンパイルされた情報は、第2のセルにおける1つまたは複数のUEのアップリンク電力制御設定を調整するために使用され得る。
【0079】
[0085]図4は、様々な実施形態による、ワイヤレス通信を管理するために使用され得るUE115−cのまた別の例を示すブロック図400である。UE115−cは、図1図2、および/または図3を参照しながら説明したUE115の1つまたは複数の態様の一例であり得る。UE115−cは、UE受信機モジュール205、UE SR管理モジュール210−b、および/またはUE送信機モジュール215を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信し得る。
【0080】
[0086]UE115−cの構成要素は、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。
【0081】
[0087]UE受信機モジュール205およびUE送信機モジュール215は、図2に関して説明したものと同様に構成され得る。UE SR管理モジュール210−bは、SR性能コンパイルモジュール305−a、調整モジュール310−a、および/またはSR生成モジュール455を含み得る。SR性能コンパイルモジュール305−aは、ロギングモジュール405、統計コンパイルモジュール410、相関モジュール415、ランク付けモジュール420、SR品質決定モジュール425、要求生成モジュール430、および/または完全なSR失敗決定モジュール435をさらに含み得る。
【0082】
[0088]ロギングモジュール405は、成功したスケジューリング要求に先行する失敗したスケジューリング要求の数をログし得る。統計コンパイルモジュール410は、第1のセットの1つまたは複数のUEの各々の複数の成功したSRのうちの異なる成功したSRに先行する、第1のセットの1つまたは複数のUEの各々の失敗したSRの数に関する統計をコンパイルし得る。場合によっては、統計コンパイルモジュール410は、各UEの(またはセットとしての複数のUEの)成功したSRに先行する失敗したスケジューリング要求の平均値または中央値を決定し得る。
【0083】
[0089]いくつかの実施形態では、SRは、PUCCHフォーマット1またはPUCCHフォーマット1a/1bを使用して、UEによって送られ/送信され得る。これらの実施形態では、PUCCHのためのアップリンク電力制御設定の適切な調整のより良い識別を可能にするために、失敗したSRをログし、各PUCCHフォーマットについての統計をコンパイルすることが有用であり得る。
【0084】
[0090]相関モジュール415は、少なくとも1つの失敗したSRを少なくとも1つの無線周波(RF)測定値と相関させ得る。たとえば、失敗したSRは、基準信号受信電力(RSRP)、基準信号受信品質(RSRQ)、経路損失または任意の他の無線周波(RF)測定値と相関し得る。相関モジュール415はまた、少なくとも1つの失敗したSRをPUCCHフォーマットと相関させ得る。
【0085】
[0091]ランク付けモジュール420は、各項目に関連付けられた信頼性レベルに基づいて、コンパイルされた情報の項目をランク付けし得る。次いで、より高くランク付けされた項目のサブセットは、電力制御設定の調整を生じさせるために、送信のために選択され得る。たとえば、eNBによってカバーされるエリアのエッジでのUEのSR失敗には、eNBにより近いUEに対して生じるSR失敗よりも低いランク付けが割り当てられ得る。
【0086】
[0092]SR品質決定モジュール425は、SR性能の品質レベルを決定し得る。たとえば、SR品質決定モジュール425は、SR性能が良いか、悪いか、またはその中間あたりかを決定し得る。いくつかの実施形態では、アップリンクグラントを取得する前のSR失敗の平均数が所定の数を下回るとき、SR性能は「良い」と見なされ得る。そうでなければ、SR性能は「悪い」と見なされ得る。「良い」か「悪い」かの決定など、二者択一の品質の決定の場合、品質レベルは単一ビットの情報で表され得る。場合によっては、この単一ビットの情報は、調整モジュール310−aによって送信された情報のサブセットであり得る。
【0087】
[0093]いくつかの実施形態では、要求生成モジュール430は、アップリンク電力制御設定調整要求を生成し得る。要求は、場合によっては、SR性能の決定された品質レベルに少なくとも部分的に基づき得る。要求はまた、1つまたは複数のUEのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするために送信された情報のサブセットであり得る。一実施形態では、1つまたは複数UEは、そのそれぞれのSR性能が許容できるか、または許容できないかを決定するために、コンパイルされた情報を処理し得る。別の実施形態では、情報はeNB105に送信され得、eNB105は、UEのSR性能の品質にアクセスするために、情報を処理し得る。
【0088】
[0094]完全なSR失敗識別モジュール435は、失敗したSRの数がしきい値を満たすかどうかを決定し、失敗したスケジューリング要求の数がしきい値を満たすと決定すると、完全なスケジューリング要求失敗の指示を送信し得る。完全なスケジューリング要求失敗は、UE115が基地局の範囲外にある、または欠陥がある、または極端な干渉条件下にあるときに生じ得る。完全なSR失敗を識別するかまたは分離することは、SR性能のより良い概観をもたらすのに役立ち得る。
【0089】
[0095]調整モジュール310−aは、公称電力調整モジュール440、差分電力調整モジュール445、および/または電力命令解析モジュール450を含み得る。公称電力調整モジュール440は、調整された公称電力値をUE受信機モジュール205を介して受信し、調整された公称電力値に従ってアップリンク電力制御設定を調整するように構成され得る。差分電力調整モジュール445は、電力修正差分をUE受信機モジュール205を介して受信し、電力修正差分に従ってアップリンク電力制御設定を調整するように構成され得る。電力命令解析モジュール450は、電力修正命令をUE受信機モジュール205を介して受信し、電力修正命令に従ってアップリンク電力制御設定を維持するように構成され得る。
【0090】
[0096]SR生成モジュール455は、新しいSRを生成し、ネットワーク上で新しいSRをUE送信機モジュール215を介して送るように構成され得る。
【0091】
[0097]次に図5を参照すると、ブロック図500は、様々な実施形態による、ワイヤレス通信を管理し、UEのSRがeNB105−aによって受信される可能性を高めるために使用され得るeNB105−aを示している。eNB105−aは、図1を参照しながら説明したeNB105の1つまたは複数の態様の一例であり得る。eNB105−aは、eNB受信機モジュール505、eNB SR管理モジュール510、および/またはeNB送信機モジュール515を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信し得る。
【0092】
[0098]eNB105−aの構成要素は、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。
【0093】
[0099]eNB受信機モジュール505はセルラー受信機であり得、場合によっては、LTE/LTE−A受信機であり得る。eNB受信機モジュール505は、図1に示すワイヤレス通信システム100などのワイヤレス通信システムを介して様々なタイプのデータおよび/または制御信号を受信するために使用され得る。データおよび/または制御信号は、アップリンクグラントのためのリソースの利用可能性を要求するSRを含み得る。場合によっては、eNB受信機モジュール505は、複数のUEの各々から受信された情報を抽出するようにMACヘッダフィールドを処理し得る。
【0094】
[0100]eNB送信機モジュール515はまた、セルラー送信機であり得、場合によっては、LTE/LTE−A送信機であり得る。eNB送信機モジュール515は、ワイヤレス通信システム100などのワイヤレス通信システムを介して様々なタイプのデータおよび/または制御信号を送信するために使用され得る。データおよび/または制御信号はアップリンクグラントを含み得る。
【0095】
[0101]eNB SR管理モジュール510は、eNB受信機モジュール505を介して、第1の複数のUEの各々から、SRを送信するためのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報を受信するように構成され得る。eNB SR管理モジュール510はまた、受信された情報を解析し、第2の複数のUE115のうちの少なくとも1つに対するアップリンク電力制御設定のための電力調整を識別するように構成され得る。eNB SR管理モジュール510は、eNB送信機モジュール515を介して、識別された電力調整を第2の複数のUE115のうちの少なくとも1つに送信するようにさらに構成され得る。電力調整が識別される第2の複数のUE115のうちの少なくとも1つは、SRを送信するためのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報が受信される第1の複数のUEのうちの1つまたは複数を含んでもよく、含まなくてもよい。
【0096】
eNB105−aは、いくつかの実施形態では、(たとえば、SR要求を送信するのが困難であると決定され得る単一のデバイスのみのための電力を調整するかまたは最適化する代わりに)ワイヤレス通信システムを介してSR要求を送信するための電力を調整するかまたは最適化するために使用され得る。
【0097】
[0102]図6は、様々な実施形態による、ワイヤレス通信を管理するために使用され得るeNB105−bの別の例を示すブロック図600である。eNB105−bは、図1および/または図5を参照しながら説明したeNB105の1つまたは複数の態様の一例であり得る。eNB105−bは、eNB受信機モジュール505、eNB SR管理モジュール510−a、および/またはeNB送信機モジュール515を含み得る。これらの構成要素の各々は互いに通信し得る。
【0098】
[0103]eNB105−bの構成要素は、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて実装され得る。代替的に、それらの機能は、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、1つまたは複数の集積回路上で実行され得る。他の実施形態では、当技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る他のタイプの集積回路(たとえば、ストラクチャード/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他のセミカスタムIC)が使用され得る。各ユニットの機能はまた、全体的にまたは部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリ中に組み込まれた命令を用いて実装され得る。
【0099】
[0104]eNB受信機モジュール505およびeNB送信機モジュール515は、図5に関して説明したものと同様に構成され得る。eNB SR管理モジュール510−aは、解析モジュール605、電力調整識別モジュール610、および/または干渉調整識別モジュール615を含み得る。解析モジュール605は、eNB受信機モジュールを介して、第1の複数のUEの各々から、SRを送信するためのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報を受信するように構成され得る。場合によっては、情報は、成功したスケジューリング要求に先行する失敗したスケジューリング要求の数、または成功したスケジューリング要求に先行する失敗したスケジューリング要求の平均数など、スケジューリング要求性能に関する情報を含み得る。解析モジュール605はまた、受信された情報を解析するように構成され得る。これは、たとえば、すべての複数のUEにおける受信された情報の統計分布を決定することによって行われ得る。場合によっては、完全なスケジューリング要求失敗に関する情報は、解析モジュール605によって実行される解析から分離され得る。たとえば、完全なスケジューリング要求失敗は機能的な問題または極端な干渉条件によるものである傾向があり、したがって、これらのインスタンスを解析から分離することは実際に改善され得るワイヤレス通信システム性能(たとえば、ネットワーク性能)のより良い指示をもたらすことができるので、完全なスケジューリング要求失敗に関する情報は解析から分離され得る。
【0100】
[0105]場合によっては、スケジューリング要求性能に関する情報は、各スケジューリング要求に関連付けられたPUCCHフォーマットに少なくとも部分的に基づいて分類され得る。これらの場合、解析モジュール605は、これらの分類に基づいて、その解析を実行し得る。たとえば、解析モジュール605は、PUCCHフォーマットごとに(たとえば、フォーマット1ごとにまたはフォーマット1a/1bごとに)その解析を行うことができる。
【0101】
[0106]電力調整識別モジュール610は、解析モジュール605から解析を受信し、第2の複数のUE115のうちの少なくとも1つに対するアップリンク電力制御設定のための電力調整を識別するように構成され得る。識別された電力調整は、たとえば、調整された公称電力値、電力修正差分、または、スケジューリング要求のアップリンク送信のための送信電力を上げるための命令もしくはスケジューリング要求のアップリンク送信のための送信電力を下げるための命令などの電力修正命令であり得る。電力調整識別モジュール610は、識別された電力調整を、eNB送信モジュール515を介して、第2の複数のUE115のうちの少なくとも1つに送信するようにさらに構成され得る。
【0102】
[0107]干渉調整識別モジュール615は、解析モジュール605から解析を受信し、そのそれぞれのeNBに関連付けられてもよく関連付けられなくてもよい特定のUEからの干渉を調整するように構成され得る。たとえば、干渉調整識別モジュール615は、解析モジュール605によって提供された解析から、そのそれぞれのeNBに関連付けられた特定のUEからのSR送信が少なくとも1つの他のUEからのSR送信に干渉していると決定し得る。次いで、干渉調整識別モジュール615は、干渉送信を有するUEに、eNBへのアップリンク送信のための送信電力を低減し、それによって、少なくとも1つの他のUEに対する干渉を低減するよう命令し得る。別の例として、干渉調整識別モジュール615は、解析モジュール605によって提供された解析から、隣接eNBに関連付けられた特定のUEからのSR送信が少なくとも1つの他のUEからのSR送信に干渉していると決定し得る。より詳細には、干渉調整識別モジュール615は、隣接eNBによってサービスされている1つまたは複数のUEに隣接eNBへのアップリンク送信のための送信電力を低減するよう命令することを隣接eNBに要求するために、要求を隣接セルにサービスする隣接eNBに送信し得る。
【0103】
[0108]図7図12は、様々な実施形態による、UEとeNBとの間のメッセージフローの様々な例を示す。UEは、図1図2図3、および/または図4に示すUE115のうちの1つの一例であり得る。eNBは、図1図5、および/または図6に示すeNB105のうちの1つの一例であり得る。
【0104】
[0109]最初に図7を参照すると、流れ図700が示されている。例示的なメッセージフローとの一致において、第1のSR705−a−1はUE115−dからeNB105−cに送られる。しかしながら、SR705−a−1はNB105−cによって受信されないことがあり、所定の時間の後、ブロック710−a−1において、UE115−dはSRカウンタを増分し得る。次いで、UE115−dは、第2のSR705−a−2をeNB105−cに送り得る。SR705−a−2もeNB105−cによって受信されないことがあり、所定の時間の後、ブロック710−a−2において、UE115−dはSRカウンタを再び増分し得る。このプロセスは、たとえば、アップリンクグラントを取得するための何らかの所定の最大数の試行が行われるまで継続し得る。
【0105】
[0110]何らかの任意の数のSRが送られた後、アップリンクグラント715が受信され得る。しかしながら、場合によっては、アップリンクグラント715が受信されないことがあることに留意されたい。アップリンクグラント715を受信するか、または最大数のSRを送った後、ブロック720において、SR性能に関する情報がコンパイルされ得る。情報は、たとえば、図2図3、および/または図4を参照しながら説明したようにコンパイルされ得る。次いで、SR性能に関する情報725は、eNB105−cまたは何らかの他のデバイスに送られ得る。SR性能に関する情報725は、UE115−dがその送信を開始した後に(たとえば、UE115−dがアップリンクグラントを要求し、受信した後に)、またはeNB105−cから情報についての要求を受信した後に送られ得る。SR性能に関する情報725はまた、場合によっては、情報が関連しきい値を超える(たとえば、SR性能が十分に悪い)と決定した後に送られ得る。他の場合には、SR性能に関する情報725は、その情報がSR性能について示すものに関係なく送られ得る。
【0106】
[0111]次に図8を参照すると、別の流れ図800が示されている。例示的なメッセージフローとの一致において、第1のR805−a−1はUE115−eからeNB105−dに送られる。しかしながら、SR805−a−1はeNB105−dによって受信されず、所定の時間の後、ブロック810−a−1において、UE115−eはSRカウンタを増分する。次いで、UE115−eは第2のSR805−a−2をeNB105−dに送る。SR805−a−2もeNB105−dによって受信されず、所定の時間の後、ブロック810−a−2において、UE115−eはSRカウンタを再び増分する。このプロセスは、たとえば、アップリンクグラントを取得するための何らかの所定の最大数の試行が行われるまで継続し得る。
【0107】
[0112]何らかの任意の数のSRが送られた後、アップリンクグラント815が受信され得る。しかしながら、場合によっては、アップリンクグラント815が受信されないことがあることに留意されたい。アップリンクグラント815を受信するか、または最大数のSRを送った後、ブロック820において、SR性能に関する情報がコンパイルされ得る。情報は、たとえば、図2図3、または図4を参照しながら説明したようにコンパイルされ得る。次いで、SR性能に関する情報825は、eNB105−dまたは何らかの他のデバイスに送られ得る。SR性能に関する情報825は、UE115−eがその送信を開始した後に(たとえば、UE115−eがアップリンクグラントを要求し、受信した後に)、またはeNB105−dから情報についての要求を受信した後に送られ得る。SR性能に関する情報825はまた、場合によっては、情報が関連しきい値を超える(たとえば、SR性能が十分に悪い)と決定した後に送られ得る。他の場合には、SR性能に関する情報825は、その情報がSR性能について示すものに関係なく送られ得る。SR性能に関する情報がeNB105−dによって受信され、解析されたことに応答して、場合によっては、情報が他のUE115から受信されたSR性能と組み合わせて解析されたことに応答して、UE115−eおよび/またはいくつかの他のUE115は調整された公称電力値を受信し得る。830。次いで、ブロック835において、UEは、調整された公称電力値830を使用して、アップリンク電力制御設定を調整し得る。このようにして、例として、UEは、そのSRをより高い電力で送ることが可能であり得、それによって、アップリンクグラントを取得するためのより少ない試行の後でSRがeNB105−dにおいて受信される可能性を高める。
【0108】
[0113]次に図9を参照すると、別の流れ図900が示されている。例示的なメッセージフローとの一致において、第1のSR905−a−1はUE115−fからeNB105−eに送られる。しかしながら、SR905−a−1はeNB105−eによって受信されず、所定の時間の後、ブロック910−a−1において、UE115−fはSRカウンタを増分する。次いで、UE115−fは第2のSR905−a−2をeNB105−eに送る。SR905−a−2もeNB105−eによって受信されず、所定の時間の後、ブロック910−a−2において、UE115−fはSRカウンタを再び増分する。このプロセスは、たとえば、アップリンクグラントを取得するための何らかの所定の最大数の試行が行われるまで継続し得る。
【0109】
[0114]何らかの任意の数のSRが送られた後、アップリンクグラント915が受信され得る。しかしながら、場合によっては、アップリンクグラント915が受信されないことがあることに留意されたい。アップリンクグラント915を受信するか、または最大数のSRを送った後、ブロック920において、SR性能に関する情報がコンパイルされ得る。情報は、たとえば、図2図3、または図4を参照しながら説明したようにコンパイルされ得る。次いで、SR性能に関する情報925は、eNB105−eまたは何らかの他のデバイスに送られ得る。SR性能に関する情報925は、UE115−fがその送信を開始した後に(たとえば、UE115−fがアップリンクグラントを要求し、受信した後に)、またはeNB105−eから情報についての要求を受信した後に送られ得る。SR性能に関する情報925はまた、場合によっては、情報が関連しきい値を超える(たとえば、SR性能が十分に悪い)と決定した後に送られ得る。他の場合には、SR性能に関する情報925は、その情報がSR性能について示すものに関係なく送られ得る。SR性能に関する情報がeNB105−eによって受信され、解析されたことに応答して、場合によっては、情報が他のUE115から受信されたSR性能と組み合わせて解析されたことに応答して、UE115−fおよび/またはいくつかの他のUE115は差分電力修正値930(たとえば、UE115−fがSRを送るためのその電力を上げるまたは下げるべきである差分の指示を受信し得る。次いで、UEは、ブロック935において、差分電力修正値930を使用して、アップリンク電力制御設定を調整し得る。このようにして、例として、UEはそのSRをより高い電力で送ることが可能であり得、それによって、アップリンクグラントを取得するためのより少ない試行の後でSRがeNB105−eにおいて受信される可能性を高める。
【0110】
[0115]図10を参照すると、別の流れ図1000が示されている。例示的なメッセージフローとの一致において、第1のSR1005−a−1がUE115−gからeNB105−fに送られる。しかしながら、SR1005−a−1はeNB105−fによって受信されず、所定の時間の後、ブロック1010−a−1において、UE115−gはSRカウンタを増分する。次いで、UE115−gは第2のSR1005−a−2をeNB105−fに送る。SR1005−a−2もeNB105−fによって受信されず、所定の時間の後、ブロック1010−a−2において、UE115−gはSRカウンタを再び増分する。このプロセスは、たとえば、アップリンクグラントを取得するための何らかの所定の最大数の試行が行われるまで継続し得る。
【0111】
[0116]何らかの任意の数のSRが送られた後、アップリンクグラント1015が受信され得る。しかしながら、場合によっては、アップリンクグラント1015が受信されないことがあることに留意されたい。アップリンクグラント1015を受信するか、または最大数のSRを送った後、ブロック1020において、SR性能に関する情報がコンパイルされ得る。情報は、たとえば、図2図3、または図4を参照しながら説明したようにコンパイルされ得る。次いで、SR性能に関する情報1025は、eNB105−fまたは何らかの他のデバイスに送られ得る。SR性能に関する情報1025は、UE115−gがその送信を開始した後に(たとえば、UE115−gがアップリンクグラントを要求し、受信した後に)、またはeNB105−fから情報についての要求を受信した後に送られ得る。SR性能に関する情報1025はまた、場合によっては、情報が関連しきい値を超える(たとえば、SR性能が十分に悪い)と決定した後に送られ得る。他の場合には、SR性能に関する情報1025は、その情報がSR性能について示すものに関係なく送られ得る。SR性能に関する情報がeNB105−fによって受信され、解析されたことに応答して、場合によっては、情報が他のUE115から受信されたSR性能と組み合わせて解析されたことに応答して、UE115−gおよび/またはいくつかの他のUEは送信電力制御(TPC)コマンド1030を受信し得る。次いで、ブロック1035において、UEは、TPCコマンド1030に基づいてアップリンク電力制御設定を調整し得る。このようにして、例として、UEはそのSRをより高い電力で送ることが可能であり得、それによって、アップリンクグラントを取得するためのより少ない試行の後でSRがeNB105−fにおいて受信される可能性を高める。
【0112】
[0117]次に図11を参照すると、流れ図1100が示されている。例示的なメッセージフローとの一致において、第1のSR1105−a−1がUE115−hからeNB105−gに送られる。しかしながら、SR1105−a−1はeNB105−gによって受信されず、所定の時間の後、ブロック1110−a−1において、UE115−hはSRカウンタを増分する。次いで、UE115−hは第2のSR1105−a−2をeNB105−gに送る。SR1105−a−2もeNB105−hによって受信されず、所定の時間の後、ブロック1110−a−2において、UE115−hはSRカウンタを再び増分する。このプロセスは、たとえば、アップリンクグラントを取得するための何らかの所定の最大数の試行が行われるまで継続し得る。
【0113】
[0118]何らかの任意の数のSRが送られた後、アップリンクグラント1115が受信され得る。しかしながら、場合によっては、アップリンクグラント1115が受信されないことがあることに留意されたい。アップリンクグラント1115を受信するか、または最大数のSRを送った後、ブロック1120において、SR性能の品質レベルが決定され得る。品質レベルは、たとえば、品質レベルが「良い」または「悪い」という指示であり得る。品質が二者択一の選択肢(すなわち、「良い」または「悪い」)から選択されるそのような場合、品質レベル1125を表す単一ビットの情報はeNB105−hまたは何らかの他のデバイスに送られ得る。情報のビット1125は、UE115−hがその送信を開始した後に(たとえば、UE115−hがアップリンクグラントを要求し、受信した後に)、またはUE115−hがNB105−gから情報についての要求を受信した後に送られ得る。情報のビット1125がeNB105−gによって受信され、解析されたことに応答して、場合によっては、情報のビット1125が他のUE115から受信されたSR性能と組み合わせて解析されたことに応答して、UE115−hおよび/または他のUE115は、eNB105−gから電力調整情報1130を受信し得る。電力調整情報1130は、SRを送るためのアップリンク電力制御設定を調整するために使用され得る。
【0114】
[0119]図12を参照すると、流れ図1200が示されている。例示的なメッセージフローとの一致において、第1のSR1205−a−1がUE115−iからeNB105−hに送られる。しかしながら、SR1205−a−1はeNB105−hによって受信されず、所定の時間の後、ブロック1210−a−1において、UE115−iはSRカウンタを増分する。次いで、UE115−iは第2のSR1205−a−2をeNB105−hに送る。SR1205−a−2もeNB105−hによって受信されず、所定の時間の後、ブロック1210−a−2において、UE115−iはSRカウンタを再び増分する。このプロセスは、たとえば、アップリンクグラントを取得するための何らかの所定の最大数の試行が行われるまで継続し得る。
【0115】
[0120]何らかの任意の数のSRが送られた後、アップリンクグラント1215が受信され得る。しかしながら、場合によっては、アップリンクグラント1215が受信されないことがあることに留意されたい。アップリンクグラント1215が受信されるか、または最大数のSRを送った後、SR性能が評価され得、悪い場合、ブロック1220において、アップリンク電力制御設定調整要求が生成され得る。アップリンク電力制御設定調整要求1225は、eNB105−hまたは何らかの他のデバイスに送られ得る。アップリンク電力制御設定調整要求1225は、UE115−iがその送信を開始した後に(たとえば、UE115−iがアップリンクグラントを要求し、受信した後に)送られ得る。アップリンク電力制御設定調整要求1225が、eNB105−hによって受信され、影響を及ぼされたことに応答して、場合によっては、SR性能に関する情報が他のUEから受信されたことに応答して、UE115−iおよび/または他のUE115は、eNB105−hから電力調整情報1230を受信し得る。電力調整情報1230は、SRを送るためのアップリンク電力制御設定を調整するために使用され得る。
【0116】
[0121]図13は、eNB105−iとUE115−jとを含むMIMO通信システム1300のブロック図である。システム1300は、図1のシステム100と、図1図2図3図4、および/または図7図12のUE115と、図1図5図6、および/または図7図12のeNB105との態様を示し得る。eNB105−iはアンテナ1334−a〜1334−xを備え得、UE115−jはアンテナ1352−a〜1352−nを備え得る。システム1300では、eNB105−iは複数の通信リンクを介して同時にデータを送ることが可能であり得る。各通信リンクは「レイヤ」と呼ばれることがあり、通信リンクの「ランク」は、通信のために使用されるレイヤの数を示し得る。たとえば、eNB105−iが2つの「レイヤ」を送信する2×2MIMOシステムでは、eNB105−iとUE115−jとの間の通信リンクのランクは2である。
【0117】
[0122]基地局(またはeNB)105−iにおいて、送信プロセッサ1320はデータソースからデータを受信し得る。送信プロセッサ1320はデータを処理し得る。送信プロセッサ1320はまた、基準シンボルと、セル固有の基準信号とを生成し得る。送信(TX)MIMOプロセッサ1330は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行し得、出力シンボルストリームを送信変調器1332−a〜1332−xに与え得る。各変調器1332は、出力サンプルストリームを取得するために、(たとえば、OFDMなどのために)それぞれの出力シンボルストリームを処理し得る。各変調器1332は、ダウンリンク(DL)信号を取得するために、出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログ変換、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)し得る。一例では、変調器1332−a〜1332−xからのDL信号は、それぞれ、アンテナ1334−a〜1334−xを介して送信され得る。
【0118】
[0123]UE115−jにおいて、UEアンテナ1352−a〜1352−nは、基地局105−aからDL信号を受信し得、受信された信号をそれぞれ復調器1354−a〜1354−nに与え得る。各復調器1354は、入力サンプルを取得するために、それぞれの受信された信号を調整(たとえば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)し得る。各復調器1354は、受信シンボルを取得するために、(たとえば、OFDMなどのために)入力サンプルをさらに処理し得る。MIMO検出器1356は、受信シンボルをすべての復調器1354−a〜1354−nから取得し、適用可能な場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出シンボルを与え得る。受信プロセッサ1358は、検出シンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)して、UE115−jについての復号されたデータをデータ出力に与え、復号された制御情報をプロセッサ1380、またはメモリ1382に与え得る。示されているように、プロセッサ1380は、図2図3、および/または図4に示すUE SR管理モジュール210の機能を実装するためのUE SR管理モジュール210−cを含み得る。
【0119】
[0124]アップリンク(UL)上で、UE115−jにおいて、送信プロセッサ1364は、データソースからデータを受信し、処理し得る。送信プロセッサ1364はまた、基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ1364からのシンボルは、適用可能な場合、送信MIMOプロセッサ1366によってプリコードされ、復調器1354−a〜1354−nによって(たとえば、SC−FDMAなどのために)さらに処理され、基地局105−iから受信された送信パラメータに従って基地局105−iに送信され得る。基地局105−aにおいて、UE115−jからのUL信号がアンテナ1334によって受信され、復調器1332によって処理され、適用可能な場合、MIMO検出器1336によって検出され、受信プロセッサによってさらに処理され得る。受信プロセッサ1338は、復号されたデータをデータ出力とプロセッサ1340とに与え得る。示されているように、プロセッサ1340は、図5および/または図6に示すeNB SR管理モジュール510の機能を実装するためのeNB SR管理モジュール510−bを含み得る。UE115−jの構成要素は、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて実装され得る。言及したモジュールの各々は、システム1300の動作に関する1つまたは複数の機能を実行するための手段であり得る。同様に、基地局105−iの構成要素は、個別にまたは集合的に、ハードウェア中の適用可能な機能の一部または全部を実行するように適応された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて実装され得る。言及した構成要素の各々は、システム1300の動作に関する1つまたは複数の機能を実行するための手段であり得る。
【0120】
[0125]様々な開示される実施形態のいくつかに適応し得る通信ネットワークは、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。たとえば、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信はIPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメンテーションとリアセンブリとを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度処理とトランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するためにMACレイヤにおいて再送信を行うためにハイブリッドARQ(HARQ)を使用し得る。物理レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
【0121】
[0126]図14は、ワイヤレス通信を管理するための方法1400の一例を示すフローチャートである。明快のために、方法1400について、図1図2図3図4図7図8図9図10図11図12、および/または図13に示すUE115のうちの1つを参照しながら以下で説明する。一実装形態では、UE SR管理モジュール210は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
【0122】
[0127]ブロック1405において、第1のセットのUE115のSR性能に関する情報がコンパイルされる。いくつかの実施形態では、第1のセットのUE115は、1つのみのUE115を含み得る。
【0123】
[0128]ブロック1410において、情報の少なくともサブセットは、第2のセットの1つまたは複数のUE115のアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするために送信される。第2のセットのUE115も1つのみのUE115を含み得、場合によっては、同じUE115が第1のセットのUE115と第2のセットのUE115の両方を定義し得る。他の場合では、1つまたは複数のUE115のセットは、部分的にまたは完全に重複していてもよい(たとえば、第2のセットのUEは、第1のセットのUEを含み得る)。
【0124】
[0129]方法1400は、UEのSRがeNB105によって受信される可能性を高める方法を提供し得る。方法1400は一実装形態にすぎないこと、および方法1400の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられるかまたは場合によっては修正され得ることに留意されたい。
【0125】
[0130]図15は、図14に示す方法1400のより詳細な実装形態の一例1500を示すフローチャートである。明快のために、方法1500について、図1図2図3図4図7図8図9図10図11図12、および/または図13に示すUE115のうちの1つを参照しながら以下で説明する。一実装形態では、UE SR管理モジュール210は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
【0126】
[0131]ブロック1505において、第1のセットのUE115のSR性能に関する情報がコンパイルされ得、ブロック1410において、情報の少なくともサブセットが第2のセットの1つまたは複数のUE115のアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするために送信される。
【0127】
[0132]ブロック1515、1520、または1525において、いくつかの情報項目のうちの1つが受信され得る。ブロック1515において、調整された公称電力値が受信され得る。ブロック1520において、電力修正差分が受信され得る。ブロック1525において、電力修正命令が受信され得る。様々な実施形態では、ブロック1515、1520、または1525で参照された情報項目のうちの1つまたはすべてが受信され得るか、いずれも受信され得ない。ブロック1530において、アップリンク電力制御設定は、受信された調整または命令に従って維持されるか、または調整される。
【0128】
[0133]いくつかの実施形態では、ブロック1515、1520、または1525で参照された情報項目はMACレイヤプロトコルデータユニット(PDU)においてまたは上位レイヤにおいて受信され得、場合によっては、情報項目はアプリケーションデータとして受信され得る。
【0129】
[0134]方法1500は、UEのSRがeNB105によって受信される可能性を高める方法を提供し得る。方法1500は一実装形態にすぎないこと、および方法1500の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられるかまたは場合によっては修正され得ることに留意されたい。
【0130】
[0135]図16は、図14に示す方法1400のより詳細な実装形態の別の例1600を示すフローチャートである。明快のために、方法1600について、図1図2図3図4図7図8図9図10図11図12、および/または図13に示すUE115のうちの1つを参照しながら以下で説明する。一実装形態では、UE SR管理モジュール210は、以下で説明される機能を実行するようにUE115の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
【0131】
[0136]一実施形態では、第1のセットの1つまたは複数のUEのSR性能に関する情報がコンパイルされ得る。これは、ブロック1605において、各成功したSRについて、成功したSRに先行する失敗したSRの数をログすることを含み得る。ブロック1610において、第1のセットの1つまたは複数のUEの各々の複数の成功したSRのうちの異なる成功したSRに先行する、第1のセットの1つまたは複数のUEの各々の失敗したSRの数に関する統計。次いで、ブロック1615において、SR性能の品質レベルが決定され得る(たとえば、「良い」、「悪い」、またはその間あたり)。品質レベルが二者択一の品質(たとえば、「良い」または「悪い」)である場合、ブロック1620において、品質レベルは単一ビットの情報で表され得る。
【0132】
[0137]ブロック1625において、SR性能の品質レベルを表す単一ビットの情報は、第2のセットの1つまたは複数のUEのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするために送信され得る。
【0133】
[0138]方法1600は、UEのSRがeNB105によって受信される可能性を高める方法を提供し得る。方法1600は一実装形態にすぎないこと、および方法1600の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられるかまたは場合によっては修正され得ることに留意されたい。
【0134】
[0139]図17は、ワイヤレス通信を管理するための方法1700の別の例を示すフローチャートである。明快のために、方法1700について、図1図5図6図7図8図9図10図11図12、および/または図13に示すeNB105のうちの1つを参照しながら以下で説明する。一実装形態では、eNB SR管理モジュール510は、以下で説明される機能を実行するようにeNB105の機能要素を制御するためのコードの1つまたは複数のセットを実行し得る。
【0135】
[0140]ブロック1705において、スケジューリング要求を送信するためのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報が、第1の複数のUEの各々から受信され得る。ブロック1710において、第1の複数のUEから受信された情報が解析され得る。これは、たとえば、すべての複数のUEにおける受信された情報の統計分布を決定することによって行われ得る。
【0136】
[0141]ブロック1715において、第2の複数のUE115のうちの少なくとも1つに対するアップリンク電力制御設定のための電力調整が識別され得、次いで、ブロック1720において、識別された電力調整が第2の複数のUE115のうちの少なくとも1つに送信され得る。
【0137】
[0142]方法1700は、UEのSRがeNB105によって受信され得る可能性を高める方法を提供し得る。方法1700は一実装形態にすぎないこと、および方法1700の動作は、他の実装形態が可能であるように並べ替えられるかまたは場合によっては修正され得ることに留意されたい。
【0138】
[0143]添付の図面に関して上記に記載した詳細な説明は、例示的な実施形態について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入る実施形態のみを表すものではない。この明細書全体にわたって使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の実施形態よりも有利である」ことを意味しない。詳細な説明は、説明される技法の理解を与えるために、具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。場合によっては、説明される実施形態の概念を不明瞭にしないように、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
【0139】
[0144]本明細書で説明される技法は、セルラーワイヤレスシステムなどの様々なワイヤレス通信システム、ピアツーピアワイヤレス通信、ワイヤレスローカルアクセスネットワーク(WLAN)、アドホックネットワーク、衛星通信システム、および他のシステムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば互換的に使用される。これらのワイヤレス通信システムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)、および/または他の無線技術など、様々な無線通信技術を採用し得る。一般に、ワイヤレス通信は、無線アクセス技術(RAT)と呼ばれる1つまたは複数の無線通信技術の規格化された実装形態に従って行われる。無線アクセス技術を実装するワイヤレス通信システムまたはネットワークは無線アクセスネットワーク(RAN)と呼ばれることがある。
【0140】
[0145]CDMA技法を採用する無線アクセス技術の例は、CDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)などを含む。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))とCDMAの他の変形態とを含む。TDMAシステムの例は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))の様々な実装形態を含む。OFDMおよび/またはOFDMAを採用する無線アクセス技術の例は、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash−OFDMなどを含む。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する組織からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上記のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。
【0141】
[0146]情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0142】
[0147]本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成としても実装され得る。プロセッサは、場合によっては、メモリと電子通信していてもよく、メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を記憶する。
【0143】
[0148]本明細書で説明される機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲および趣旨内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのいずれかの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。また、特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「のうちの少なくとも1つ」で終わる項目の列挙中で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような選言的列挙を示す。
【0144】
[0149]コンピュータプログラム製品またはコンピュータ可読媒体はいずれも、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ可読記憶媒体と通信媒体とを含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のコンピュータ可読プログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、一方ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0145】
[0150]本開示についての以上の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように与えられる。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。本開示全体にわたって、「例」または「例示的」という用語は、一例または一事例を示すものであり、言及した例についての選好を暗示せず、または必要としない。したがって、本開示は、本明細書で説明される例および設計に限定されるべきでなく、本明細書で開示される原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信を管理するための方法であって、
第1のセットの1つまたは複数のユーザ機器(UE)のスケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることと、
第2のセットの1つまたは複数のUEのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための前記情報の少なくともサブセットを送信することとを備える方法。
[C2]
調整された公称電力値を受信することと、
前記調整された公称電力値に従って前記アップリンク電力制御設定を調整することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
電力修正差分を受信することと、
前記電力修正差分に従って前記アップリンク電力制御設定を調整することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C4]
電力修正命令を受信することと、
前記電力修正命令に従って前記アップリンク電力制御設定を維持することとをさらに備える、C1に記載の方法。
[C5]
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることが、
前記スケジューリング要求性能の品質レベルを決定することを備える、C1に記載の方法。
[C6]
前記スケジューリング要求性能の前記品質レベルを単一ビットの情報で表すことをさらに備える、C5に記載の方法。
[C7]
前記アップリンク電力制御設定の前記調整の前記識別をトリガするための前記情報の少なくともサブセットを送信することが、
前記スケジューリング要求性能の前記品質レベルを表す前記単一ビットの情報を送信することを備える、C6に記載の方法。
[C8]
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることが、
前記スケジューリング要求性能の前記決定された品質レベルに少なくとも部分的に基づくアップリンク電力制御設定調整要求を生成することを備える、C5に記載の方法。
[C9]
前記アップリンク電力制御設定の前記調整の前記識別をトリガするための前記情報の少なくともサブセットを送信することが、
前記アップリンク電力制御調整要求を送信することを備える、C8に記載の方法。
[C10]
前記アップリンク電力制御設定の前記調整が、
スケジューリング要求のアップリンク送信のための送信電力レベルを上げるための命令を備える、C1に記載の方法。
[C11]
前記アップリンク電力制御設定の前記調整が、
スケジューリング要求のアップリンク送信のための送信電力レベルを下げるための命令を備える、C1に記載の方法。
[C12]
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることが、
失敗したスケジューリング要求の数がしきい値を満たすかどうかを決定することと、
失敗したスケジューリング要求の前記数が前記しきい値を満たすと決定すると、完全なスケジューリング要求失敗の指示を送信することとを備える、C1に記載の方法。
[C13]
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることが、
成功したスケジューリング要求に先行する失敗したスケジューリング要求の数をログすることを備える、C1に記載の方法。
[C14]
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることが、
前記第1のセットの1つまたは複数のUEの各々の複数の成功したスケジューリング要求のうちの異なる成功したスケジューリング要求に先行する、前記第1のセットの1つまたは複数のUEの各々の失敗したスケジューリング要求の数に関する統計をコンパイルすることを備える、C1に記載の方法。
[C15]
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることが、
少なくとも1つの失敗したスケジューリング要求を少なくとも1つの無線周波(RF)測定値と相関させることを備える、C1に記載の方法。
[C16]
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることが、
少なくとも1つの失敗したスケジューリング要求を物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマットと相関させることを備える、C1に記載の方法。
[C17]
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルすることが、
前記コンパイルされた情報の各項目に関連付けられた信頼性レベルに基づいて、前記コンパイルされた情報の項目をランク付けすることと、
前記アップリンク電力制御設定の前記調整を生じさせるために送信のためのより高くランク付けされた項目のサブセットを選択することとを備える、C1に記載の方法。
[C18]
前記情報の前記少なくともサブセットを少なくとも1つの情報要素において送信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C19]
前記情報の前記少なくともサブセットをアプリケーションデータとして送信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C20]
前記情報の前記少なくともサブセットを媒体アクセス制御(MAC)ヘッダフィールドにおいて送信することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C21]
前記第2のセットの1つまたは複数のUEが、前記第1のセットの1つまたは複数のUEを含む、C1に記載の方法。
[C22]
前記第1のセットの1つまたは複数のUEが第1のセルにあり、前記第2のセットの1つまたは複数のUEが第2のセルにあり、前記第2のセルが前記第1のセルとは異なる、C1に記載の方法。
[C23]
前記アップリンク電力制御設定が、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御設定である、C1に記載の方法。
[C24]
ワイヤレス通信を管理するためのユーザ機器(UE)であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信している、命令を具現化するメモリとを備え、前記命令が、
第1のセットの1つまたは複数のユーザ機器(UE)のスケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルし、
第2のセットの1つまたは複数のUEのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための前記情報の少なくともサブセットを送信する
ように前記プロセッサによって実行可能である、ユーザ機器(UE)。
[C25]
前記命令が、
調整された公称電力値を受信し、
前記調整された公称電力値に従って前記アップリンク電力制御設定を調整するように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載のUE。
[C26]
前記命令が、
電力修正差分を受信し、
前記電力修正差分に従って前記アップリンク電力制御設定を調整する
ように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載のUE。
[C27]
前記命令が、
電力修正命令を受信し、
前記電力修正命令に従って前記アップリンク電力制御設定を維持する
ように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載のUE。
[C28]
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための前記命令が、
前記スケジューリング要求性能の品質レベルを決定するように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載のUE。
[C29]
前記命令が、
前記スケジューリング要求性能の前記品質レベルを単一ビットの情報で表すように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C28に記載のUE。
[C30]
前記アップリンク電力制御設定の前記調整の前記識別をトリガするための前記情報の少なくともサブセットを送信するための前記命令が、
前記スケジューリング要求性能の前記品質レベルを表す前記単一ビットの情報を送信するように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C29に記載のUE。
[C31]
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための前記命令が、
前記スケジューリング要求性能の前記決定された品質レベルに少なくとも部分的に基づくアップリンク電力制御設定調整要求を生成するように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C28に記載のUE。
[C32]
前記アップリンク電力制御設定の前記調整の前記識別をトリガするための前記情報の少なくともサブセットを送信するための前記命令が、
前記アップリンク電力制御調整要求を送信するように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C31に記載のUE。
[C33]
前記アップリンク電力制御設定の前記調整が、
スケジューリング要求のアップリンク送信のための送信電力レベルを上げるための命令を備える、C24に記載のUE。
[C34]
前記アップリンク電力制御設定の前記調整が、
スケジューリング要求のアップリンク送信のための送信電力レベルを下げるための命令を備える、C24に記載のUE。
[C35]
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための前記命令が、
失敗したスケジューリング要求の数がしきい値を満たすかどうかを決定し、
失敗したスケジューリング要求の前記数が前記しきい値を満たすと決定すると、完全なスケジューリング要求失敗の指示を送信するように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載のUE。
[C36]
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための前記命令が、
成功したスケジューリング要求に先行する失敗したスケジューリング要求の数をログするように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載のUE。
[C37]
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための前記命令が、
前記第1のセットの1つまたは複数のUEの各々の複数の成功したスケジューリング要求のうちの異なる成功したスケジューリング要求に先行する、前記第1のセットの1つまたは複数のUEの各々の失敗したスケジューリング要求の数に関する統計をコンパイルするように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載のUE。
[C38]
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための前記命令が、
少なくとも1つの失敗したスケジューリング要求を少なくとも1つの無線周波(RF)測定値と相関させるように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載のUE。
[C39]
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための前記命令が、
少なくとも1つの失敗したスケジューリング要求を物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマットと相関させるように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載のUE。
[C40]
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための前記命令が、
前記コンパイルされた情報の各項目に関連付けられた信頼性レベルに基づいて、前記コンパイルされた情報の項目をランク付けし、
前記アップリンク電力制御設定の前記調整を生じさせるために送信のためのより高くランク付けされた項目のサブセットを選択するように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載のUE。
[C41]
前記命令が、
前記情報の前記少なくともサブセットを少なくとも1つの情報要素において送信するように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載のUE。
[C42]
前記命令が、
前記情報の前記少なくともサブセットをアプリケーションデータとして送信するように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載のUE[C43]
前記命令が、
前記情報の前記少なくともサブセットを媒体アクセス制御(MAC)ヘッダフィールドにおいて送信するように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C24に記載のUE。
[C44]
前記第2のセットの1つまたは複数のUEが、前記第1のセットの1つまたは複数のUEを含む、C24に記載のUE。
[C45]
前記第1のセットの1つまたは複数のUEが第1のセルにあり、前記第2のセットの1つまたは複数のUEが第2のセルにあり、前記第2のセルが前記第1のセルとは異なる、C24に記載のUE。
[C46]
前記アップリンク電力制御設定が、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御設定である、C24に記載のUE。
[C47]
ワイヤレス通信を管理するためのユーザ機器(UE)であって、
第1のセットの1つまたは複数のユーザ機器(UE)のスケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための手段と、
第2のセットの1つまたは複数のUEのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための前記情報の少なくともサブセットを送信するための手段とを備えるユーザ機器(UE)。
[C48]
調整された公称電力値を受信するための手段と、
前記調整された公称電力値に従って前記アップリンク電力制御設定を調整するための手段とをさらに備える、C47に記載のUE。
[C49]
電力修正差分を受信するための手段と、
前記電力修正差分に従って前記アップリンク電力制御設定を調整するための手段とをさらに備える、C47に記載のUE。
[C50]
電力修正命令を受信するための手段と、
前記電力修正命令に従って前記アップリンク電力制御設定を維持するための手段とをさらに備える、C47に記載のUE。
[C51]
前記スケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルするための前記手段が、
失敗したスケジューリング要求の数がしきい値を満たすかどうかを決定するための手段と、
失敗したスケジューリング要求の前記数が前記しきい値を満たすと決定すると、完全なスケジューリング要求失敗の指示を送信するための手段とを備える、C47に記載のUE。
[C52]
前記第2のセットの1つまたは複数のUEが、前記第1のセットの1つまたは複数のUEを含む、C47に記載のUE。
[C53]
前記第1のセットの1つまたは複数のUEが第1のセルにあり、前記第2のセットの1つまたは複数のUEが第2のセルにあり、前記第2のセルが前記第1のセルとは異なる、C47に記載のUE。
[C54]
前記アップリンク電力制御設定が、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)電力制御設定である、C47に記載のUE。
[C55]
ワイヤレス通信を管理するためのコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品が、
第1のセットの1つまたは複数のユーザ機器(UE)のスケジューリング要求性能に関する情報をコンパイルし、
第2のセットの1つまたは複数のUEのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための前記情報の少なくともサブセットを送信する
ようにプロセッサによって実行可能な命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム製品。
[C56]
前記命令が、
調整された公称電力値を受信し、
前記調整された公称電力値に従って前記アップリンク電力制御設定を調整するように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C55に記載のコンピュータプログラム製品。
[C57]
前記命令が、
電力修正差分を受信し、
前記電力修正差分に従って前記アップリンク電力制御設定を調整する
ように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C55に記載のコンピュータプログラム製品。
[C58]
前記命令が、
電力修正命令を受信し、
前記電力修正命令に従って前記アップリンク電力制御設定を維持する
ように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C55に記載のコンピュータプログラム製品。
[C59]
ワイヤレス通信を管理するための方法であって、
第1の複数のユーザ機器(UE)から、スケジューリング要求を送信するためのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報を受信することと、
前記第1の複数のUEから受信された前記情報を解析することと、
第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに対する前記アップリンク電力制御設定のための電力調整を識別することと、
前記識別された電力調整を第2の複数のUEのうちの前記少なくとも1つに送信することとを備える方法。
[C60]
前記電力調整を識別することが、
前記第2の複数のUEのうちの前記少なくとも1つに対する調整された公称電力値を識別することを備える、C59に記載の方法。
[C61]
前記電力調整を識別することが、
前記第2の複数のUEのうちの前記少なくとも1つに対する電力修正差分を識別することを備える、C59に記載の方法。
[C62]
前記識別された電力調整が、前記第2の複数のUEのうちの前記少なくとも1つがスケジューリング要求のアップリンク送信のための送信電力を上げるための命令を備える、C59に記載の方法。
[C63]
前記識別された電力調整が、前記第2の複数のUEのうちの前記少なくとも1つがアップリンク送信のための送信電力を下げるための命令を備える、C59に記載の方法。
[C64]
隣接基地局によってサービスされている1つまたは複数のUEに前記隣接基地局へのアップリンク送信のための送信電力を低減するよう命令することを前記隣接基地局に要求するために、要求を隣接セルにサービスする前記隣接基地局に送信することをさらに備える、C59に記載の方法。
[C65]
前記受信された情報を前記第1の複数のUEのうちの少なくとも1つから抽出するように媒体アクセス制御(MAC)ヘッダフィールドを処理することをさらに備える、C59に記載の方法。
[C66]
スケジューリング要求を送信するためのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための前記情報が、
スケジューリング要求性能に関する情報を備える、C59に記載の方法。
[C67]
前記第1の複数のUEから受信された前記情報を解析することが、
完全なスケジューリング要求失敗に関する情報を前記解析から分離することを備える、C66に記載の方法。
[C68]
前記第1の複数のUEから受信された前記情報を解析することが、
物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマットに少なくとも部分的に基づいて、スケジューリング要求性能に関する前記情報を分類することを備える、C66に記載の方法。
[C69]
前記第2の複数のUEが、前記第1の複数のUEを含む、C59に記載の方法。
[C70]
前記電力調整が、前記第2の複数のUEの各々について識別され、前記第2の複数のUEの各々に送信される、C59に記載の方法。
[C71]
ワイヤレス通信を管理するための基地局であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信している、命令を具現化するメモリとを備え、前記命令が、
第1の複数のユーザ機器(UE)から、スケジューリング要求を送信するためのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報を受信し、
前記第1の複数のUEから受信された前記情報を解析し、
第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに対する前記アップリンク電力制御設定のための電力調整を識別し、
前記識別された電力調整を前記第2の複数のUEのうちの前記少なくとも1つに送信する
ように前記プロセッサによって実行可能である、基地局。
[C72]
前記電力調整を識別するための前記命令が、
前記第2の複数のUEのうちの前記少なくとも1つに対する調整された公称電力値を識別するように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C71に記載の基地局。
[C73]
前記電力調整を識別するための前記命令が、
前記第2の複数のUEのうちの前記少なくとも1つに対する電力修正差分を識別するように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C71に記載の基地局。
[C74]
前記命令が、
隣接基地局によってサービスされている1つまたは複数のUEに前記隣接基地局へのアップリンク送信のための送信電力を低減するよう命令することを前記隣接基地局に要求するために、要求を隣接セルにサービスする前記隣接基地局に送信するように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C71に記載の基地局。
[C75]
前記命令が、
前記受信された情報を前記第1の複数のUEのうちの少なくとも1つから抽出するように媒体アクセス制御(MAC)ヘッダフィールドを処理するように前記プロセッサによってさらに実行可能である、C71に記載の基地局。
[C76]
スケジューリング要求を送信するためのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための前記情報が、
スケジューリング要求性能に関する情報を備える、C71に記載の基地局。
[C77]
前記第1の複数のUEから受信された前記情報を解析するための前記命令が、
完全なスケジューリング要求失敗に関する情報を前記解析から分離するように前記プロセッサによって実行可能である、C76に記載の基地局。
[C78]
前記第2の複数のUEが、前記第1の複数のUEを含む、C71に記載の基地局。
[C79]
前記電力調整が、前記第2の複数のUEの各々について識別され、前記第2の複数のUEの各々に送信される、C71に記載の基地局。
[C80]
ワイヤレス通信を管理するための基地局であって、
第1の複数のユーザ機器(UE)から、スケジューリング要求を送信するためのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報を受信するための手段と、
前記第1の複数のUEから受信された前記情報を解析するための手段と、
第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに対する前記アップリンク電力制御設定のための電力調整を識別するための手段と、
前記識別された電力調整を前記第2の複数のUEのうちの前記少なくとも1つに送信するための手段とを備える基地局。
[C81]
前記電力調整を識別するための前記手段が、
前記第2の複数のUEのうちの前記少なくとも1つに対する調整された公称電力値を識別するための手段を備える、C80に記載の基地局。
[C82]
前記電力調整を識別するための前記手段が、
前記第2の複数のUEのうちの前記少なくとも1つに対する電力修正差分を識別するための手段を備える、C80に記載の基地局。
[C83]
隣接基地局によってサービスされている1つまたは複数のUEに前記隣接基地局へのアップリンク送信のための送信電力を低減するよう命令することを前記隣接基地局に要求するために、要求を隣接セルにサービスする前記隣接基地局に送信するための手段をさらに備える、C80に記載の基地局。
[C84]
前記受信された情報を前記第1の複数のUEのうちの少なくとも1つから抽出するように媒体アクセス制御(MAC)ヘッダフィールドを処理するための手段をさらに備える、C80に記載の基地局。
[C85]
ワイヤレス通信を管理するためのコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品が、
第1の複数のユーザ機器(UE)から、スケジューリング要求を送信するためのアップリンク電力制御設定の調整の識別をトリガするための情報を受信し、
前記第1の複数のUEから受信された前記情報を解析し、
第2の複数のUEのうちの少なくとも1つに対する前記アップリンク電力制御設定のための電力調整を識別し、
前記識別された電力調整を第2の複数のUEのうちの前記少なくとも1つに送信するようにプロセッサによって実行可能である命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を備える、コンピュータプログラム製品。
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