特許第6159322号(P6159322)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6159322
(24)【登録日】2017年6月16日
(45)【発行日】2017年7月5日
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
   F21V 13/12 20060101AFI20170626BHJP
   F21S 8/02 20060101ALI20170626BHJP
   F21V 17/00 20060101ALI20170626BHJP
   F21V 19/00 20060101ALI20170626BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20170626BHJP
   F21V 23/06 20060101ALI20170626BHJP
   F21V 3/04 20060101ALI20170626BHJP
   F21V 5/00 20150101ALI20170626BHJP
   F21V 7/00 20060101ALI20170626BHJP
   F21V 7/06 20060101ALI20170626BHJP
   F21V 13/00 20060101ALI20170626BHJP
   F21V 3/00 20150101ALI20170626BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20170626BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20170626BHJP
【FI】
   F21V13/12 300
   F21S8/02 410
   F21V17/00 154
   F21V19/00 450
   F21V19/00 510
   F21V23/00 160
   F21V23/06
   F21V3/04 500
   F21V5/00 510
   F21V7/00 570
   F21V7/00 510
   F21V7/06 200
   F21V13/00 100
   F21V3/00 510
   F21V3/00 320
   F21S2/00 231
   F21V3/00 350
   F21Y115:10
【請求項の数】17
【全頁数】21
(21)【出願番号】特願2014-520138(P2014-520138)
(86)(22)【出願日】2012年7月13日
(65)【公表番号】特表2014-521198(P2014-521198A)
(43)【公表日】2014年8月25日
(86)【国際出願番号】KR2012005619
(87)【国際公開番号】WO2013012217
(87)【国際公開日】20130124
【審査請求日】2015年7月10日
(31)【優先権主張番号】10-2011-0070185
(32)【優先日】2011年7月15日
(33)【優先権主張国】KR
(31)【優先権主張番号】10-2011-0073960
(32)【優先日】2011年7月26日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】513276101
【氏名又は名称】エルジー イノテック カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100146318
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 吉和
(74)【代理人】
【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100119253
【弁理士】
【氏名又は名称】金山 賢教
(74)【代理人】
【識別番号】100129713
【弁理士】
【氏名又は名称】重森 一輝
(74)【代理人】
【識別番号】100143823
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 英彦
(72)【発明者】
【氏名】キム・ジンウク
(72)【発明者】
【氏名】クァク・ヨングク
(72)【発明者】
【氏名】ホン・サンジュン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン・ジファン
【審査官】 當間 庸裕
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第05988829(US,A)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0281023(US,A1)
【文献】 特開2011−044428(JP,A)
【文献】 特開2001−110208(JP,A)
【文献】 特開2009−170266(JP,A)
【文献】 特開2010−135126(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0023450(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 8/02
F21S 8/04
F21V 3/00
F21V 13/00
F21V 15/00
F21V 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングに連結された結合部材と、
前記ハウジングと前記結合部材との間に配置された反射体と、
前記結合部材に連結された光源部と、
前記光源部に連結された光学部材と、
を含み、
前記光学部材は、前記光源部から放出される光の一部を透過させ、残りの光を前記反射体で反射させ、
前記光源部は、本体部及び前記本体部の下面に配置される発光モジュールを含み、
前記本体部は、第1本体と前記第1本体の一側に配置された第2本体を含み、
前記発光モジュールは、前記第1本体の下面に配置される第1発光モジュールと、前記第2本体の下面に配置される第2発光モジュールとを含み、
前記第1発光モジュールは、前記第1本体の下面上に配置された第1基板と、前記第1基板上に配置された複数の発光素子を含み、
前記第2発光モジュールは、前記第2本体の下面上に配置された第2基板と、前記第2基板上に配置された複数の発光素子を含む、照明装置。
【請求項2】
記光学部材は、前記光源部の下に配置された第1面と前記光源部と前記第1面を連結させる第2面とを含み、
前記第1面は、前記光源部からの光を透過及び反射させ、前記第2面は、前記第1面から反射した光を透過させる、請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記光学部材の第2面は、少なくとも一つ以上の突起を有する、請求項2に記載の照明装置。
【請求項4】
前記第1面は、両端に延びた延長部を有し、
前記延長部は、前記突起よりさらに長く延びた、請求項3に記載の照明装置。
【請求項5】
前記光源部と前記光学部材との間に保護部材をさらに含み、
前記光学部材と前記保護部材は、レンズ、拡散シート(diffusion sheet)及び光励起フィルム(Phosphor Luminescent Film,PLF)のうち少なくとも一つである、請求項1から4のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項6】
前記光源部は、前記第1本体と前記第2本体を結合させる結合キャップをさらに含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項7】
ハウジングと、
前記ハウジングに連結された結合部材と、
前記ハウジングと前記結合部材との間に配置された反射体と、
前記結合部材に連結された光源部と、
前記光源部に連結された光学部材と、
を含み、
前記光学部材は、前記光源部から放出される光の一部を透過させ、残りの光を前記反射体で反射させ、
前記光源部は、本体部及び前記本体部の下面に配置される発光モジュールを含み、
前記本体部は、第1本体と前記第1本体の一側に配置された第2本体を含み、
前記発光モジュールは、前記第1本体に配置される第1発光モジュールと、前記第2本体に配置される第2発光モジュールとを含み、
前記第1本体は左右対称であり、
前記第1本体は、第1突出部、第2突出部及び下面突出部を含み、
前記第1突出部は、前記第1本体の両側側面の上部から外側方向に突出して形成され、
前記第2突出部は、前記第1本体の両側側面の下部から外側方向に突出して形成され、
前記下面突出部は、前記第1本体の下面の両端から下方向に突出して形成される、照明装置。
【請求項8】
前記第2突出部は、外側方向に行くほど前記光源部の上面と近づく、請求項7に記載の照明装置。
【請求項9】
前記第1突出部は、前記第2突出部より前記光源部の側面方向に少なく突出する、請求項8に記載の照明装置。
【請求項10】
前記発光モジュールから連結されるワイヤーは、前記第1本体と前記第2本体の間の前記第1突出部と前記第2突出部によって形成されるワイヤー通路に配置される、請求項9に記載の照明装置。
【請求項11】
前記ハウジングの内面は、少なくとも一部分に反射物質が塗布される、請求項1から10のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項12】
前記結合部材は挿入溝を含み、
前記光源部は、前記結合部材の挿入溝と結合する連結部材をさらに含む、請求項1から11のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項13】
前記結合部材は前記挿入溝内に第1連結端子をさらに含み、前記光源部は第2連結端子をさらに含み、前記光源部の前記連結部材が前記結合部材の前記挿入溝と結合することによって、前記第1連結端子と前記第2連結端子が電気的に連結される、請求項12に記載の照明装置。
【請求項14】
前記連結部材は、前記第1本体に配置された第1連結部材と前記第2本体に配置された第2連結部材とを含み、
前記第1連結部材と前記第2連結部材との間に配置されたスプリングをさらに含む、請求項12又は13に記載の照明装置。
【請求項15】
前記ハウジングは締結手段を有し、
前記光源部は、前記ハウジングの一方向に延びて前記ハウジングの締結手段に対応する締結手段を介して前記ハウジングと結合する、請求項1ないし14のいずれか1項に記載の照明装置。
【請求項16】
前記締結手段は、クリップであり、
前記クリップは、前記ハウジングの内側上面に配置されて開口部を有し、前記光源部は、前記クリップの前記開口部に挿入されて前記ハウジングに結合する、請求項15に記載の照明装置。
【請求項17】
前記締結手段は、ネジであり、
前記ハウジングの上面には一方向に少なくとも一つ以上の穴が形成されて、本体部の上面には前記一方向に少なくとも一つ以上の溝が形成され、前記光源部は、前記ネジが前記ハウジングの前記穴を貫通して前記本体部の前記溝に結合して前記ハウジングに結合する、請求項15に記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施形態は、照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
発光ダイオード(LED)は、電気エネルギーを光に変換する半導体素子の一種である。発光ダイオードは、蛍光灯、白熱灯などの従来の光源に比べて、低消費電力、半永久的な寿命、素早い応答速度、安全性および環境にやさしいという長所を有する。よって、従来の光源を発光ダイオードに代替するための多くの研究が進められており、発光ダイオードは、室内外で用いられる各種ランプ、液晶表示装置、電光板および街灯などの照明装置の光源として使用が増加する傾向にある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
実施形態は、新しい構造を有する光源本体及び照明装置を提供することにある。
【0004】
実施形態は、交替及び組み立てが容易な光源本体及び照明装置を提供することにある。
【0005】
実施形態は、従来のハウジングに取り付け可能であって製造費用及び重さが減少した光源本体及び照明装置を提供することにある。
【0006】
実施形態は、直接光及び間接光を同時に提供する光源本体及び照明装置を提供することにある。
【0007】
実施形態によれば、光効率が改善された照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態による照明装置は、ハウジング;前記ハウジングに連結された結合部材;前記ハウジングと前記結合部材との間に配置された反射体;前記結合部材に連結された光源部;及び前記光源部に連結された光学部材;を含み、前記光学部材は、前記光源部から放出される光の一部を透過させて残りの光を前記反射体で反射させる。
【0009】
ここで、前記光学部材は、前記光源部の下に配置された第1面と前記光源部及び前記第1面を連結させる第2面とを含み、前記第1面は、前記光源部からの光を透過及び反射させ、前記第2面は、前記第1面から反射した光を透過させることができる。
【0010】
ここで、前記光学部材の第2面は、少なくとも一つ以上の突起を有し得る。
【0011】
ここで、前記第1面は、両端から延びた延長部を有し、前記延長部は、前記突起よりさらに長く延長し得る。
【0012】
ここで、前記光源部と前記光学部材との間に保護部材をさらに含み、前記光学部材と前記保護部材は、レンズ、拡散シート(diffusion sheet)及び光励起フィルム(Phosphor Luminescent Film,PLF)のうち少なくとも一つであり得る。
【0013】
ここで、前記光源部は、本体部及び前記本体部の下面に配置される発光モジュールを含み、前記本体部は、第1本体と前記第1本体の一側に配置された第2本体を含み、前記発光モジュールは、前記第1本体に配置される第1発光モジュールと、前記第2本体に配置される第2発光モジュールとを含み、前記光源部は、前記第1本体と前記第2本体を結合させる結合キャップをさらに含み得る。
【0014】
ここで、前記第1本体は左右対称であり、前記第1本体は、第1突出部、第2突出部及び下面突出部を含み、前記第1突出部は、前記第1本体の両側側面の上部から外側方向に突出して形成され、前記第2突出部は、前記第1本体の両側側面の下部から外側方向に突出して形成され、前記下面突出部は、前記第1本体の下面の両端から下方向に突出して形成され得る。
【0015】
ここで、前記第2突出部は、外側方向に行くほど前記光源部の上面と近づくことができる。
【0016】
ここで、前記第1突出部は、前記第2突出部より前記光源部の側面方向に少なく突出され得る。
【0017】
ここで、前記発光モジュールから連結されるワイヤーは、前記複数の本体の間の前記第1突出部と前記第2突出部によって形成されるワイヤー通路に配置され得る。
【0018】
ここで、前記ハウジングの内面は、少なくとも一部分に反射物質が塗布され得る。
【0019】
ここで、前記結合部材は挿入溝を含み、前記光源部は、前記結合部材の挿入溝と結合する連結部材をさらに含み得る。
【0020】
ここで、前記結合部材は前記挿入溝内に第1連結端子をさらに含み、前記光源部は第2連結端子をさらに含み、前記光源部の前記連結部材が前記結合部材の前記挿入溝と結合することによって、前記第1連結端子と前記第2連結端子が電気的に連結され得る。
【0021】
ここで、前記光源部は本体部及び発光モジュールを含み、前記本体部は第1本体と第2本体を含み、前記連結部材は、前記第1本体に配置された第1連結部材と前記第2本体に配置された第2連結部材とを含み、前記第1連結部材と前記第2連結部材との間に配置されたスプリングをさらに含み得る。
【0022】
実施形態による照明装置は、締結手段を有するハウジング;及び前記ハウジングの一方向に延びて前記ハウジングの締結手段に対応する締結手段を介して前記ハウジングと結合する光源部;前記光源部は、発光モジュールを含む少なくとも一つの本体部を含む。
【0023】
ここで、前記ハウジングと前記光源部との間に配置される少なくとも一つの反射体をさらに含み、前記光源部と結合して、前記発光モジュールから放出される光の一部を透過させ、残りの光を前記ハウジングで反射させる光学部材をさらに含み得る。
【0024】
ここで、前記締結手段がクリップである場合、前記クリップは、前記ハウジングの内側上面に配置されて開口部を有し、前記光源部は、前記クリップの前記開口部に挿入されて前記ハウジングに結合され得る。
【0025】
ここで、前記締結手段がネジである場合、前記ハウジングの上面には一方向に少なくとも一つ以上の穴が形成され、本体部の上面には前記一方向に少なくとも一つ以上の溝が形成されて、前記光源部は前記ネジが前記ハウジングの前記溝を貫通し、前記本体部の前記溝に結合して前記ハウジングに結合され得る。
【0026】
ここで、前記本体部は少なくとも一つの本体を含み、前記本体は左右対称であり、前記本体を結合させる結合キャップをさらに含み得る。
【0027】
ここで、前記光源部の本体部と前記光学部材との間に保護部材をさらに含み、前記光学部材と前記保護部材は、レンズ、拡散シート(diffusion sheet)及び光励起フィルム(Phosphor Luminescent Film,PLF)のうち少なくとも一つであり得る。
【発明の効果】
【0028】
本発明を通して、新しい構造を有する光源本体及び照明装置を提供することができる。
【0029】
本発明を通して、交替及び組み立てが容易な光源本体及び照明装置を提供することができる。
【0030】
本発明を通して、従来のハウジングに取り付け可能であって製造費用及び重さが減少した光源本体及び照明装置を提供することができる。
【0031】
本発明を通して、直接光及び間接光を同時に提供する光源本体及び照明装置を提供することができる。
【0032】
本発明を通して、光効率が改善された照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】実施形態による照明装置の斜視図を示す。
図2】実施形態による照明装置の分解斜視図を示す。
図3】実施形態による照明装置の断面図を示す。
図4a図3のハウジング、反射体及び結合部材の分解斜視図を示す。
図4b図3に示された結合部材の分解斜視図を示す。
図4c図3の結合部材と光源部の領域を拡大した図面を示す。
図5】実施形態による光源部の斜視図を示す。
図6】実施形態による光源部の斜視図を示す。
図7】実施形態による光源部の分解斜視図を示す。
図8】実施形態による光源部の分解斜視図を示す。
図9a】実施形態による照明装置の本体部の分解斜視図を示す。
図9b】実施形態による照明装置の本体部の分解断面図を示す。
図9c】実施形態による複数の本体の断面図を示す。
図10】実施形態による照明装置の連結部材、本体部の分解斜視図を示す。
図11】一変形例による照明装置の断面図を示す。
図12】一変形例による照明装置の分解斜視図を示す。
図13】他の変形例による照明装置の断面図を示す。
図14】他の変形例による照明装置の分解斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、本発明の実施形態に対し、添付した図面を参照して詳しく説明することにする。ただし、添付された図面は、本発明の内容をより容易く開示するために説明されるだけで、本発明の範囲が添付された図面の範囲に限定される訳ではないことは、この技術分野の通常の知識を有する者ならば容易に分かるはずである。
【0035】
また、各構成要素の上又は下に対する基準は、図面を基準として説明する。図面において各層の厚さや大きさは、説明の便宜及び明確性のために誇張されるか、省略されるか、又は概略的に示された。また、各構成要素の大きさは、実際の大きさを全体的に反映するものではない。
【0036】
本発明による実施形態の説明において、いずれか一つのエレメント(element)が他のエレメントの「上又は下(on or under)」に形成されるものと記載される場合において、上又は下(on or under)は、二つのエレメントが互いに直接(directly)接触するか、又は一つ以上の別のエレメントが前記二つのエレメントの間に配置されて(indirectly)形成されることを全て含む。また、「上又は下(on or under)」と表現される場合、一つのエレメントを基準として上側方向だけではなく下側方向の意味も含まれる。
【0037】
[実施形態]
図1は、実施形態による照明装置1の斜視図である。図2は、実施形態による照明装置1の分解斜視図である。図3は、実施形態による照明装置1の断面図である。図4aは、図3のハウジング、反射体及び結合部材の分解斜視図である。図4bは、図3に示された結合部材の分解斜視図である。図4cは、図3の結合部材と光源部の領域を拡大した図面である。
【0038】
図1ないし図4cを参照すると、実施形態による照明装置1は、ハウジング100、結合部材110、反射体200、光源部300及び電源駆動部400を含む。
【0039】
1.ハウジング100及び結合部材110
ハウジング100は、結合部材110及び反射体200を収容できる箱(box)の形態で形成されたものであり得る。ハウジング100の形状は、外部からながめた際に四角形であり得るが、これに限定される訳ではなく、多様な形状を有し得る。
【0040】
ハウジング100は、熱を効果的に放出できる物質で形成されたものであり得る。例えば、ハウジング100は、アルミニウム(Al)、錫(Sn)、ニッケル(Ni)、銀(Ag)、銅(Cu)、チタニウム(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、金(Au)、白金(Pt)などの金属で形成されたものであり得る。
【0041】
ハウジング100の側面及び/又は表面には、電源駆動部400を外部の電源と電気的に連結する穴107を形成することができる。光源部300の電気的供給を制御・調整できるように外部の電源と電気的に連結される電源駆動部400は、ハウジング100の側面及び/又は上面に配置することができる。
【0042】
ハウジング100は、光源部300から放出される光が反射体200により反射して出射されるように開口部101を有する。
【0043】
一方、照明装置1を天井や壁面などの外部支持部材に設置する場合、外部支持部材に照明装置1の形状に対応する挿入部を形成し、挿入部に照明装置1を挿入して固定させることになる。
【0044】
結合部材110は、ハウジング100の内側の上面に結合され得る。結合部材110は、多様な方法でハウジング100に結合され得る。例えば、結合部材110は、結合ネジ、接着剤などによってハウジング100に結合され得る。
【0045】
結合部材110は、ハウジング100の上面に第1方向に長く延びるように形成されたものであり得る。例えば、結合部材110は、ハウジング100の一内側壁面から向かい側の内側壁面まで延びるように形成され得る。
【0046】
反射体200は、ハウジング100の内側に配置され、ハウジング100の側面部に結着する第1側210と結合部材110の側面部に結着する第2側220とを有する。
【0047】
結合部材110の外側壁面には第1溝111が形成され得る。第1溝111は、第1方向に長く延びるように形成されたものであり得る。第1溝111には、反射体200の第2側220が挿入され得る。
【0048】
ハウジング100と結合部材110は、反射体200が脱着できるように形成され得る。
【0049】
ハウジング100の内側壁面には、反射体200の第1側210を挿入することができる第2溝103が形成され得る。第2溝103は一つで形成されてもよく、複数個で形成されてもよい。
【0050】
反射体200の第1側210がハウジング100の第2溝103に挿入され、反射体の第2側220が結合部材110の第1溝111に挿入されることによって、ハウジング100と結合部材110は反射体200を固定及び支持することができる。
【0051】
また、結合部材110は、光源部300が脱着できるように形成され得る。
【0052】
結合部材110の中間部分には、挿入溝112が形成され得る。挿入溝112には光源部300の一部が挿入され得る。挿入溝112は、第1方向に長く延びるように形成されたものであり得る。
【0053】
挿入溝112の内側壁面には、第3溝113が形成され得る。第3溝113には、光源部300の連結部材340が挿入され得る。これにより、第3溝113は光源部300を結合部材110に堅固に結合させることができる。光源部300及び結合部材110との結合関係に対するより詳しい説明は、後述することにする。
【0054】
挿入溝112の内部の中間部分には、第1連結端子120が形成され得る。光源部300が挿入溝112に挿入される場合、第1連結端子120は、光源部300の第2連結端子330と結合して電気的に連結され得る。第1連結端子120と第2連結端子330が連結される場合、第1連結端子120と第2連結端子330を介して電源及び/又は駆動信号を光源部300に伝達することができる。
【0055】
第1連結端子120は照明装置1の設計に応じて、一つ又は複数個で形成され得る。第1連結端子120に対するより詳しい説明は、第2連結端子330に対する詳しい説明と共に後述することにする。
【0056】
また、結合部材110は、光源部300で発生した熱を直接放出したりハウジング100に伝達する役割をすることができる。
【0057】
結合部材110は、熱を効果的に放出及び/又は伝達できる物質で形成されるのが好ましい。例えば、結合部材110は、アルミニウム(Al)、錫(Sn)、ニッケル(Ni)、銀(Ag)、銅(Cu)、チタニウム(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、金(Au)、白金(Pt)などの金属で形成されたものであり得る。
【0058】
2.反射体200
反射体200は、第1反射体200aと第2反射体200bを含み得る。第1反射体200aと第2反射体200bは、ハウジング100及び結合部材110との結合及び分離が可能である。
【0059】
例えば、第2反射体200bがハウジング100及び結合部材110に結合する場合、図2に示されたように、第2反射体200bの第2側220が結合部材110の第1溝111に挿入され、第1側210がハウジング100の第2溝103に挿入されることによって結合し得る。
【0060】
反射体200の第2側220は、段差を有するように形成され得る。反射体200の第1側210も段差を有するように形成され得る。また、第1側210には一つ以上の挿入端が形成され得る。反射体200の第1側210には、第2溝103に挿入され得る少なくとも一つの挿入端が形成され得る。第2溝103は、挿入端の形状に対応するように形成されたものであり得る。
【0061】
第1反射体200aと第2反射体200bは放物線形態の面を有し、第1方向で延びるように形成されたものであり得る。これにより、第1反射体200aと第2反射体200bは、二つの放物面を有するパラボラ(parabola)形態を成し得る。ただし、反射体200の形態は、所望する照明に応じて多様に変形され得る。
【0062】
反射体200は、反射効率が高い金属材質又は樹脂材質で形成されたものであり得る。例えば、樹脂材質は、PET、PC、PVCレジンの何れか一つを含み得る。また、金属材質は、銀(Ag)、銀(Ag)を含んだ合金、アルミニウム(Al)及びアルミニウム(Al)を含んだ合金のうち少なくとも一つを含み得る。
【0063】
反射体200の表面は、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、白色のPSR(photo solder resist)インク、拡散シートなどでコーティングがなされたり、アノダイジング(anodizing)処理による酸化膜が形成され得る。
【0064】
ただし、反射体200の材質及び色に対して限定はせず、これは、照明装置1を具現しようとする照明に応じて多様に選択することができる。
【0065】
3.電源駆動部400
電源駆動部400は、光源部300と連結される場合、電源及び駆動信号のうち少なくとも一つを提供することができる。
【0066】
図2及び図3に示されたように、電源駆動部400は、ハウジング100の内部面と放物線形態の反射体200との間に提供される空間上に設置され得る。すなわち、反射体200の放物線形態によって反射体200とハウジング100の角部分の間には空のスペースが形成されるが、この空のスペース上に電源駆動部400を設置することができる。
【0067】
電源駆動部400は、外部から入力されるAC電源をDC電源に変換して出力することができる。
【0068】
電源駆動部400は、光源部300とワイヤー又は軟性印刷回路基板(FPCB)などによって電気的に連結され得る。例えば、ワイヤー又はFPCBは、電源駆動部400から延びて、結合部材110に形成された連結穴を介して第1連結端子120に電気的に連結され、第1連結端子120は、第2連結端子330に電気的に連結されることによって、電源駆動部400と光源部300が電気的に連結され得る。
【0069】
4.光源部300
照明装置1は光源部300を含む。光源部300は、図1に示されたように、ハウジング100の内側中央に配置され得る。また、光源部300は、結合部材110に脱着可能に結合され得る。
【0070】
図5及び図6は、実施形態による光源部300の斜視図である。図7及び図8は、実施形態による光源部300の分解斜視図である。図9aは、実施形態による照明装置の本体部の分解斜視図である。図9bは、実施形態による照明装置の本体部の分解断面図である。図9cは、実施形態による照明装置の複数の本体の断面図である。図10は、実施形態による照明装置の連結部材、本体部の分解斜視図である。
【0071】
図5ないし図10を参照すると、実施形態による光源部300は、第1本体310a、第2本体310b、第1発光モジュール320a、第2発光モジュール320b、第2連結端子330、連結部材340、保護カバー360、及び光学カバー380を含む。
【0072】
第1本体310aと第2本体310bは同一の形状を有し、光源部300の本体部をなす。光源部300は、第1方向、すなわち、反射体200の長手方向に沿って延びるように形成されたものであり得る。
【0073】
1)第1本体310a及び第2本体310b
光源部300は、第1発光モジュール320a及び第2発光モジュール320bが配置され得る第1本体310a及び第2本体310bを含み、第1本体310a及び第2本体310bは、本体部又は光源本体と称することができる。
【0074】
第1本体310a及び第2本体310bは、図7ないし図9cに示されたような形状であり得る。第1本体310a及び第2本体310bは同一の形状を有するので、以下では第1本体310aを基準として形状を説明する。
【0075】
図9aに示されたように、第1本体310aは、一側から他側まで第1方向に沿って延びる直線形態のビーム形態であり得る。第1方向は、照明装置1の照明面に平行した直線のうちの一つで、任意に選択され得る。
【0076】
図9bは、図9aの第1本体310aを第1方向に垂直な平面で切った断面図である。第1本体310aの断面は、両側側面の上部から外側方向に突出した第1突出部311、両側側面の下部から外側方向に突出した第2突出部314、下面の両端から下方向に突出した下面突出部317を有し得る。
【0077】
このような断面図によると、下面突出部317は、第1本体310aの下面の両端で第1方向に平行するように配置される。また、下面突出部317の間には、第1発光モジュール320aが配置されるために平らな安着面313が配置され得る。
【0078】
図9bに示されたように、第1本体310aは左右対称の形状を有することができ、これにより、第1本体310aと同じ部材は左右の区分なしに使用することができる。第1本体310aの左側面と右側面は、光学カバー380が引っ掛けられるように第2突出部314を有し得る。
【0079】
光学カバー380が第1本体310aにより安定的に結合されるために、第2突出部314は、外側方向に行くほど第1本体310aの上面と近づくように傾くことができる。
【0080】
また、第1本体310aの左側面と右側面は、第1突出部311と第2突出部314との間に側面溝312を有し得る。第1本体310aと第2本体310bが、側面が互いに向かい合うように並んで配置された時、側面溝312は第1発光モジュール320a及び第2発光モジュール320bに連結されたワイヤーが通過する電気的連結通路として機能する。
【0081】
図9cは、複数の本体の側面が互いに向かい合うように配置された場合の断面を示す。図9cに示されたように、複数の本体の間には、第1突出部311及び第2突出部314によりワイヤー通路319が形成され得る。
【0082】
外部電源からの電源供給を受けるため、第1発光モジュール320a及び第2発光モジュール320bから連結されるワイヤーは、ワイヤー通路319の中に配置され、第2連結端子330に連結することができる。
【0083】
本体部の上面に配置される第1突出部311は、ワイヤーが、第1本体310a及び第2本体310bの上面に配置される第2連結端子330に連結されるように、出て来ることができる通路を確保するため、第2突出部314より短く形成され得る。
【0084】
第1突出部311が第2突出部314より短く突出することによって、第1本体310aと第2本体310bが並んで配置され、第1本体310aと第2本体310bとの間の第2突出部314が互いに接触する時にも、第1本体310aと第2本体310bとの間の第1突出部311は互いに接触せず、所定の距離をおいて離れていることになる。
【0085】
第1本体310aの下面は、第1発光モジュール320aが安着することができる安着面313を有する。安着面313には、基板を設置することができ、基板上には複数の発光ダイオードが設置され、基板によって複数の発光ダイオードが電源供給に連結され得る。
【0086】
複数の発光ダイオードは、例えば、赤色、緑色、青色又は白色の光を放出する赤色、緑色、青色又は白色発光ダイオードの中から多様な組み合わせを有するように選択され得る。また、複数の発光ダイオードは、アレイ(Array)形態で配置され得る。
【0087】
また、複数の発光ダイオード上には光学構造物が配置され、複数の発光ダイオードから放出される光の配光及び色感を調節する一方、必要に応じて多様な輝度及び色感を有する感性照明を具現することができる。
【0088】
第1本体310aの安着面313は、所定間隔で離隔した複数のタップ穴318を有し、第1発光モジュール320aも第1本体310aの安着面313のタップ穴318の位置に対応してネジ穴を有する。また、タップ穴318の少なくとも一部には、スクリュー結合のためのネジ山が形成され得る。
【0089】
これにより、ネジが第1発光モジュール320aのネジ穴を通過して第1本体310aのタップ穴318に結合されて、第1発光モジュール320aを第1本体310aの安着面313に固定することができる。
【0090】
また、第1本体310aの下面の両端には内向きの係止突起315が配置され、係止突起315に保護カバー360の側面が挟まれることによって、保護カバー360が第1本体310aに固定されるようにする。
【0091】
第1本体310aは放熱体としても機能し、第1本体310aの下面は、第1発光モジュール320aから発生する熱の伝達を受ける接触面になる。
【0092】
第1本体310aの上面は、第1本体310aの一端から他端まで連結された連結溝316を有する。連結溝316の上部は、連結部材340が挟まれて連結するように連結部材340の連結部342と対応する形態で形成され得る。また、連結溝316の下部はネジ山を有するようにして、第1本体310aがネジ等を介してハウジング100に直接連結され得るようにする。
【0093】
第1本体310aの上面の連結溝316は、第1本体310aの一端から他端までつながるように形成され、第1本体310aの重さ及び製作費用を減らし、必要に応じて連結部材340が第1本体310aに取り付けられる位置を自由に選択することができ、第1本体310aがハウジング100にネジ等を介して直接結合される場合にも、ネジ結合の位置が自由に選択され得るようにする。
【0094】
反面、第1本体310aの下面には、上述したように、溝が連続的につながらないタップ穴318が形成されるが、これは、第1本体310aが放熱体として効率的に機能するように、第1発光モジュール320aとの接触面積を増やすためである。
【0095】
したがって、第1本体310aの下面には、互いに離隔した複数のタップ穴318を形成し、第1本体310aの上面には、第1本体310aの一端から他端までつながる連結溝316を形成することができる。
【0096】
図9cに示されたように、第1本体310aの上面は、連結溝316に直接連結される第1面30と、第1面30から第1本体310aの外側方向に延びる第2面を有し得る。
【0097】
第1本体310aの下面から上面までの距離を高さとする場合、第1面30は連結溝に近づくほど高さが低くなり、第2面35は高さが一定であるように水平に配置され得る。
【0098】
第1本体310aの上面が水平な場合には、第1本体310aが連結溝316を介してハウジング100の内側上面にネジ結合される場合、連結溝316がある部分のみがハウジング100の内側上面に緊密に接触し、上面の外側部分はハウジング100の内側上面と緊密に接触できないこともある。
【0099】
しかし、第1本体310aの上面の第1面30は、連結溝316に近づくほど高さが低くなり、第2面35は高さが一定であるように水平に配置される場合、ネジを締めるにつれて連結溝316が配置される第1面30がハウジング100の内側上面に緊密に接触しながら、上面の外側部分である第2面35もハウジング100の内側上面に緊密に接触するようになる。これにより、ハウジング100と第1本体310aの接触面積がより大きくなって熱伝導などに有利な効果を得ることができる。
【0100】
2)連結部材340及び結合キャップ350
連結部材340は、前記第1本体310a及び第2本体310bにそれぞれ配置される第1連結部材及び第2連結部材を含む。連結部材340は、第1本体310a及び第2本体310bの上面の連結溝316に配置され、結合部材110の第3溝113に引っ掛かり固定されることによって、光源部300を結合部材110に結着させる機能をする。
【0101】
連結部材340は、第1本体310a及び第2本体310bの連結溝316に結着するように、連結溝316の上部と対応する形状を有する連結部342を有し、結合部材110の第3溝113に引っ掛かり固定されるように結合突起344を有する。
【0102】
連結部材340は、第1本体310a及び第2本体310bの連結溝316の上部に挟まれてスライディング移動して結合することができる。第1本体310a及び第2本体310bの連結溝316はまっすぐに連結されているので、連結部材340は連結溝316に挟まれた状態でスライディング移動して第1本体310a及び第2本体310bの上面の所望の位置に配置することができる。
【0103】
また、連結部材340の垂直面の間、すなわち、前記第1連結部材及び前記第2連結部材の間には、スプリング370が配置され得る。例えば、スプリング370は、図7及び図8に示されたように、開いた「コ」の字形であり、連結部材340の垂直面と、第1本体310a及び第2本体310bの上面に接触するように配置され得る。
【0104】
スプリング370は、連結部材340の垂直面に弾性力を提供することによって、光源部300を結合部材110の挿入溝112に堅固に結合させることができる。スプリング370は、連結部材340の垂直面の間の間隔、すなわち、前記第1連結部材と前記第2連結部材との間の間隔が遠のく方向に、連結部材340の垂直面に弾性力を提供することができる。
【0105】
すなわち、スプリング370は、連結部材340の垂直面を押しやる役割をする。したがって、光源部300を結合部材110に挿入する場合、第1本体310aと第2本体310bの上面に結合した連結部材340は、スプリング370により加えられる力によって、結合部材110の第3溝113に堅固に結合することができる。
【0106】
複数の発光ダイオードから発生した熱は、光源部300の本体によって放出されたり、第1本体310a及び第2本体310bと結合部材110を連結する連結部材340を介して結合部材110に伝達され放出することができる。よって、第1本体310a及び第2本体310bは、熱を効果的に放出できる材質で形成されたものが好ましい。
【0107】
例えば、アルミニウム(Al)、錫(Sn)、ニッケル(Ni)、銀(Ag)銅(Cu)、チタニウム(Ti)モリブデン(Mo)タングステン(W)金(Au)白金(Pt)などの金属で形成されたものであり得る。また、光源部300の本体の一部分には凹凸が形成され、熱を効果的に放出することができる。
【0108】
第1本体310a及び第2本体310bは、結合キャップ350がその一端に結合されることによって、互いに結合することができる。
【0109】
図9bに示されたように、第1本体310a及び第2本体の一側面には、第1溝361が形成され得る。
【0110】
図7及び8を参照すると、結合キャップ350には第1溝361に対応する位置に配置される貫通穴355が形成され得る。ネジが結合キャップ350の貫通穴355を通過して第1溝361に結合することによって、結合キャップ350は第1本体310aと第2本体310bの少なくとも一側面に固定され、第1本体310aと第2本体310bを互いに結合させることができる。
【0111】
3)第1連結端子120及び第2連結端子330
図4b及び図4cに示されたように、結合部材110の中央部分には、光源部300との電気的連結のための第1連結端子120が配置され得る。第1連結端子120は、ワイヤーなどを介して電源駆動部400と電気的に連結され得る。
【0112】
また、図7及び図8に示されたように、光源部300への電気的供給のために第2連結端子330が第1本体310a及び第2本体310b上に配置され得る。
【0113】
第1発光モジュール320aに連結されたワイヤーと第2発光モジュール320bに連結されたワイヤーは、第1本体310aと第2本体310bとの間の空間を通過し、第1本体310aと第2本体310bの上面中央に配置された第2連結端子330に連結され得る。
【0114】
このように、第1本体310aの側面溝312と第2本体310bの側面溝312がなす空間は、ワイヤーを配置することができる空間を提供することによって、電気的連結のためのワイヤーの配置を容易にする。
【0115】
光源部300が結合部材110に挿入される場合、第2連結端子330は、結合部材110の挿入溝112の空間に形成された第1連結端子120と結合して、光源部300は電気的に連結され得る。
【0116】
これにより、電源駆動部400は、第1連結端子120及び第2連結端子330を介して電源及び/又は駆動信号を光源部300に提供することができる。
【0117】
第1連結端子120及び第2連結端子330はD−Subコネクターであってもよく、第1連結端子120がピンを有すれば第2連結端子330は穴を有して、第1連結端子120が穴を有すれば第2連結端子330はピンを有するようにして、第1連結端子120及び第2連結端子330を電気的及び物理的に連結することができる。
【0118】
4)光学カバー380
光学カバー380は、第1本体310a及び第2本体310bからなる本体部の側面に結合し、第1本体310a及び第2本体310bの下部に配置されて、光学部材として機能することができる。
【0119】
光学カバー380は、第1本体310aと第2本体310bの下面に配置された第1発光モジュール320a及び第2発光モジュール320bの光が放出される方向に向かう下面である第1面383と、本体部と第1面383を結合させて反射体200に向かう側面である第2面386とからなり得る。
【0120】
光学カバー380の第2面386の上端には、内向きの係止部388が配置され得る。係止部388は、第1本体310a及び第2本体310bの側面に突出した第2突出部314上に配置され、光学カバー380が本体部に結合されるようにできる。
【0121】
第1発光モジュール320a及び第2発光モジュール320bから放出される光の少なくとも一部は、光学カバー380の第1面383で反射して第2面386を通過することができる。第2面386を通過した光は反射体200によって反射し、ハウジング100の下部に放出されることになる。
【0122】
第2面386の透過度は第1面383の透過度より高くてもよい。また、第2面386には突起387が配置されて、第2面386を透過する光が均等に拡散されるようにすることができる。突起387を通過して分散した光は、反射体200に均等に照射されて、均一な光を照明装置1の外部に放出することができる。
【0123】
すなわち、第1発光モジュール320a及び第2発光モジュール320bから放出される光は、光学カバー380の第1面383を透過して直接光として照明領域を照らすと同時に、光学カバー380の第1面383及び反射体200からの反射を通じて照明領域に間接光を照らすことができる。このように、照明装置1は、直接光を提供しながら同時に間接光も提供することができる。
【0124】
第1面383と第2面386が出会う部分には、第1面383から延びて突出する延長部389が配置され得る。延長部389は、光学カバー380を本体部に結合する際に曲げるための取っ手として使用することができ、第2面386の突起387が照明装置1の下の使用者に見えないようにする機能をすることができる。このような機能のために、延長部389は突起387より高く突出し、突起387を使用者の視野から隠すようにすることができる。
【0125】
一方、保護カバー360が本体部と光学カバー380との間に配置され得る。保護カバー360は、光源部300内に流入し得る湿気などから第1発光モジュール320a及び第2発光モジュール320bを保護することができる。
【0126】
保護カバー360も光学部材として機能することができ、第1発光モジュール320a及び第2発光モジュール320bから放出される光が均等に分散するようにする機能を行うことができる。
【0127】
保護カバー360及び/又は光学カバー380は、レンズ、拡散シート(diffusion sheet)及び光励起フィルム(Phosphor Luminescet Film、PLF)のうち少なくとも一つを含み得る。レンズは照明装置の設計に応じて、凹レンズ、凸レンズ、集光レンズなど多様な形状を有するレンズを含み得る。
【0128】
拡散シートは、複数の発光ダイオードから放出された光を均等に拡散させることができる。
【0129】
光励起フィルム(PLF)は、蛍光体を含むフィルムであり得る。光励起フィルム(PLF)に含まれた蛍光体は、第1発光モジュール320a及び第2発光モジュール320bから放出される光によって励起されるので、照明装置は、第1発光モジュール320a及び第2発光モジュール320bから放出される第1光と蛍光体によって励起された第2光が混色されて多様な色感を有する感性照明を具現することができる。
【0130】
例えば、第1発光モジュール320a及び第2発光モジュール320bが青色光を発光し、光励起フィルム(PLF)が青色光によって励起される黄色蛍光体を含む場合、照明装置は青色光及び黄色光が混色されて白色光を発光することができる。
【0131】
保護カバー360及び/又は光学カバー380は、使用者の必要に応じて、レンズ、拡散シート、光励起フィルムの何れか一つに容易に交替して使用することができる。
【0132】
5.光源部300及び結合部材110の脱着
1)結合過程
光源部300は、結合部材110と脱着可能なように結合することができる。
【0133】
まず、光源部300の第1本体310a及び第2本体310b上に配置された連結部材340に第1の力を加えて連結部材340の第1連結部材と第2連結部材との間の幅が狭くなるようにする。この時、第1の力はスプリング370によって加えられる弾性力の方向と反対方向であり得る。
【0134】
第1の力を加えない場合、連結部材340はスプリング370から提供される弾性力によって開いている状態になるので、光源部300を結合部材110の挿入溝112に挿入するのが難い。
【0135】
連結部材340に第1の力を加えながら、光源部300を結合部材110の挿入溝112に挿入する。連結部材340が挿入溝112内に挿入された後、第1の力を加えなくなれば、弾性力によって連結部材340の第1連結部材と第2連結部材との間の間隔が再び遠のくことになり、光源部300上端の連結部材340の結合突起344は、挿入溝112の内側面に形成された第3溝113に挿入され得る。これにより、光源部300が結合部材110に結合することができる。
【0136】
また、光源部300が結合部材110に結合した後、連結部材340の第1連結部材と第2連結部材との間に配置されたスプリング370が、第1本体310a及び第2本体310bを互いに押しやるので、連結部材340は第3溝113にさらに堅固に結合することができる。
【0137】
また、スプリング370によって、連結部材340と挿入溝112との間の接触面に均一な圧力が持続的に加えられることになる。これにより、光源部300から発生する熱は、連結部材340と結合部材110の接触面を介してより効率的に伝導することができる。
【0138】
2)分離過程
光源部300のメンテナンスが必要な場合、光源部300は結合部材110から分離することができる。
【0139】
結合部材110から光源部300を分離する場合、連結部材340に第1の力を加えて連結部材340の第1連結部材と第2連結部材との間の幅が小さくなるようにした後に、光源部300を結合部材110から分離する。
【0140】
[変形例]
図11は、一変形例による照明装置2の断面図であり、図12は、一変形例による照明装置2の分解斜視図である。
【0141】
一変形例による照明装置2の説明において、先に説明したことと重複する内容は省略することにする。
【0142】
図11及び図12を参照すると、照明装置2は、ハウジング500、ハウジングに結合する本体部700、ハウジング500と本体部700との間に配置される反射体600a,600b及び本体部700の下部に結合する保護カバー730及び光学カバー740を含み得る。
【0143】
反射体600a,600bは、第1反射体600aと第2反射体600bを含み得る。ハウジング500の内面は反射物質で塗布され、反射体600a,600bが配置される代わりにハウジング500の内面が反射体600a,600bの機能を行うことができる。
【0144】
照明装置2のハウジング500の内側上面には、クリップ510が配置される。クリップ510は多様な方法でハウジング500に結合され得る。例えば、クリップ510は、結合ネジ、接着剤などによってハウジング500に結合され得る。
【0145】
クリップ510は、本体部700が挿入され得る開口部を有し、両側面には反射体600a,600bの一側が結合され得るように延長突起を有する。本体部700は、クリップ510の開口部に挿入されてクリップ510に挟まれることによって、ハウジング500に結合する。
【0146】
一変形例の本体部700は、実施形態の第1本体310a又は第2本体310bと同一の形状を有し得る。
【0147】
本体部700の下面には発光モジュール710が配置され、本体部の側面には保護キャップ720が結合され得る。本体部700の下部には保護カバー730及び光学カバー740が配置され得る。
【0148】
図11及び12では、クリップ510が一行に配列されており、本体部700が一つの場合が示されたが、クリップ510が複数の列で配列され、本体部700が複数個である場合も具現することができる。
【0149】
発光モジュール710から放出される光の一部は、光学カバー740の下面743により直接光として照射され、他の一部は光学カバー740の下面743で反射し、光学カバー740の側面746を通過する。光学カバー740の側面746を通過した光は、反射体600a,600bによって反射され間接光として照射される。
【0150】
図13は、他の変形例による照明装置3の断面図であり、図14は、他の変形例による照明装置3の分解斜視図である。
【0151】
図13及び図14を参照すると、照明装置3のハウジング800の内側上面には、上面穴810が配置される。
【0152】
他の変形例の本体部1000のそれぞれの光源本体ユニットは、実施形態の第1本体310a又は第2本体310bと同一の形状を有し得る。図13及び14において、本体部1000は、二つの光源本体ユニットが連結されてなるが、光源本体ユニットの数はこれに制限されず、多数の光源本体ユニットが連結され得る。
【0153】
本体部1000の上面には、本体部1000の一端から他端までつながる溝1016が配置され、溝1016の下部にはネジ山が形成され得る。
【0154】
本体部1000の上面は、ハウジング800の上面穴810に対応するようにハウジング800の内側上面に配置され、ネジがハウジング800の上面穴810を貫通して本体部1000の溝1016に結合することによって、本体部1000をハウジング800の内側上面に固定することができる。
【0155】
ネジ結合を介した本体部1000とハウジング800の結合は、本体部1000がハウジング800に緊密に結合されるようにして、本体部1000からの熱を放出させるための伝導率をより高めることができる。
【0156】
本体部1000の下面には発光モジュール1010が配置され、本体部の側面には保護キャップ1020が結合され得る。本体部1000の下部には、保護カバー1030及び光学カバー1040が配置され得る。
【0157】
光学カバー1040は、発光モジュール1010の光が放出される方向に向かう下面1043とハウジング800の内面に向かう側面1046を含み得る。
【0158】
発光モジュール1010から放出される光の一部は、光学カバー1040の下面1043により直接光として照射され、他の一部は光学カバー1040の下面1043で反射し、光学カバー1040の側面1046を通過する。光学カバー1040の側面1046を通過した光は、第1反射体900aと第2反射体900bを含み得る反射体900a,900bによって反射し間接光として照射される。
【0159】
以上から見るように、本発明が属する技術分野の当業者は、本発明が、その技術的思想や必須的特徴を変更せずに他の具体的な形態で実施され得るということが理解できるはずである。
【0160】
それゆえに、以上で記述した実施形態は全ての面で例示的なものであって、限定的なものではないと理解すべきであり、本発明の範囲は、前記の詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって表わされ、特許請求の範囲の意味及び範囲そしてその等価概念から導き出される全ての変更又は変形された形態が本発明の範囲に含まれると解釈されるべきである。
図1
図2
図3
図4a
図4b
図4c
図5
図6
図7
図8
図9a
図9b
図9c
図10
図11
図12
図13
図14