(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
図15は従来の装身具用連結具の第一の例の分解図である。
【0003】
図15に示す従来の装身具用連結具500は、雄連結具510と、雌連結具520と、からなる。
【0004】
後述するように、雌連結具520は、雄連結具510を内部に挿入した状態にロックすることが可能であるとともに、雌連結具520に対する使用者による所定の動作に応じて、雄連結具510に対するロックを解除し、雄連結具510を抜き取ることを可能にするものである。
【0005】
図15に示すように、雄連結具510にはライン状の装身具(例えば、ネックレス)の一端531が連結され、雌連結具520には他端532が連結される。雄連結具510を雌連結具520の内部に連結することにより、ライン状装身具はリング状になり、例えば、使用者の首の回りに掛けられる。雄連結具510を雌連結具520から外すことにより、ライン状装身具は一本のラインになる。
【0006】
図15に示すように、雄連結具510は、棒状体511と、棒状体511の一端に取り付けられた連結環512と、からなる。
【0007】
棒状体511の一端の近くにはリング状の溝511Cが形成されている。棒状体511は、外径が一定である第一部分511Aと、先端に近づくにつれて外径が徐々に小さくなる第二部分511Bと、からなる。
【0008】
ライン状装身具の一端531は連結環512に連結される。
【0009】
例えば、特開平9−182609号公報の
図1に記載されている係止具3は雄連結具510と同一の構造を有している。
【0010】
雌連結具520は、第一カバー部材521と、第二カバー部材522と、コイルバネ523と、から構成されている。
【0011】
第一カバー部材521は下方に開口しており、側壁522Cの上端には切り欠き521Aが形成され、他端には連結環524が取り付けられている。ライン状装身具の他端532は連結環524に連結される。
【0012】
第二カバー部材522は上方に開口しており、一端には切り欠き522Aが形成されている。第一カバー部材521の切り欠き521Aと第二カバー部材522の切り欠き522Aとが上下方向に整列し、雄連結具510が雌連結具520の内部に挿入される際の開口部を形成している。
【0013】
第一カバー部材521と第二カバー部材522とは、中心軸525を介して、相互に回動可能に連結されている。
【0014】
第二カバー部材522は第一カバー部材521より小さく形成されており、第二カバー部材522の一端522Bは第一カバー部材521と干渉することなく回動可能な位置にある。
【0015】
コイルバネ523は、相互に回動可能に連結された第一カバー部材521及び第二カバー部材522の内部に収納されており、第一カバー部材521及び第二カバー部材522が相互に閉じるように、すなわち、第一カバー部材521は中心軸525を中心として時計方向に、第二カバー部材522は中心軸525を中心として反時計方向に第一カバー部材521及び第二カバー部材522をそれぞれ付勢している。このため、常態においては、
図15に示すように、第一カバー部材521と第二カバー部材522とは相互に閉じた状態にある。
【0016】
従来の装身具用連結具500は以下のようにして使用される。
【0017】
図16は雄連結具510を雌連結具520の内部に挿入した状態における縦断面図である。
【0018】
雄連結具510を第一カバー部材521の切り欠き521Aと第二カバー部材522の切り欠き522Aとからなる開口部に挿入して行くと、雄連結具510の第二部分511Bの外径が徐々に大きくなることに応じて、開口部が上下方向に徐々に広げられる。すなわち、第一カバー部材521は中心軸525を中心として反時計方向に回動し、第二カバー部材522は中心軸525を中心として時計方向に回動する。
【0019】
雄連結具510をさらに雌連結具520の内部に押し込むと、雄連結具510の溝511Cが第二カバー部材522の側壁522Cと整列する位置まで到達する。雄連結具510がこの位置まで到達すると、それまで棒状体511の第一部分511Aにより時計方向に回動させられていた第二カバー部材522は、棒状体511の第一部分511Aによる押圧力がなくなるため、コイルバネ523の弾性力を受けて、時計方向に回動する。すなわち、第二カバー部材522の側壁522Cが
図15の上方に向って移動し、溝511Cに下方から嵌合する。
【0020】
図16は、第二カバー部材522の側壁522Cが雄連結具510の溝511Aに嵌合した状態を示している。この状態においては、第二カバー部材522の側壁522Cが雄連結具510の溝511Aに嵌合しているため、雄連結具510は雌連結具520の内部にロックされた状態にある。さらに、
図16に示すように、第一カバー部材521の内壁521Bが棒状体511を上方から、第二カバー部材522の内壁522Dが棒状体511を下方から支持した状態にある。
【0021】
雄連結具510を雌連結具520から抜き取るためには、中心軸525に関して切り欠き521A及び522Aとは反対側の第二カバー部材522の領域(
図16においては、中心軸525より左側の領域)を、矢印Yに示すように、上方に押し込む。すなわち、第二カバー部材522を中心軸525を中心として時計方向に回動させる。
【0022】
なお、第二カバー部材522を押し上げる箇所を示すため、第二カバー部材522には凹部522Eが形成されている。
【0023】
第二カバー部材522を、矢印Yに示すように、上方に押し込むと、第二カバー部材522は中心軸525を中心として時計方向に回動し、その結果、第二カバー部材522の側壁522Cは下方に回動し、第二カバー部材522の側壁522Cと雄連結具510の溝511Cとの係合が解除される。
【0024】
これにより、雄連結具510と雌連結具520との間のロックが解除され、雄連結具510を雌連結具520から抜き取ることが可能になる。
【0025】
雄連結具510を雌連結具520から抜き取った後、第二カバー部材522を上方に押し込むことを停止すれば(すなわち、第二カバー部材522から指を離せば)、コイルバネ523の弾性力により、第二カバー部材522は元の位置に復帰する。すなわち、第一カバー部材521及び第二カバー部材522は
図15に示す状態に戻る。
【0026】
図17は従来の装身具用連結具の第二の例の分解図である。
【0027】
図17に示す従来の装身具用連結具600は、雄連結具610と、雌連結具520と、からなり、
図15及び
図16に示した従来の装身具用連結具500と比較して、雄連結具610の形状のみが相違している。
【0028】
図18は雄連結具610を雌連結具520の内部に挿入した状態における縦断面図である。
【0029】
図17に示すように、装身具用連結具600における雄連結具610は、棒状体611と、棒状体611の一端に取り付けられた連結環612と、からなる。
【0030】
棒状体611の一端の近くにはリング状の溝611Dが形成されている。棒状体611は、外径が一定である第一部分611Aと、先端に近づくにつれて外径が徐々に小さくなる第二部分511Bと、第一部分611Aの外径より小さく、かつ、一定の外径を有し、先端が半球形状になっている第三部分611Cと、からなる。
【0031】
装身具用連結具600の使用方法は装身具用連結具500の使用方法と同一である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0050】
(第一の実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態に係る雄連結具100を用いた装身具用連結具150の分解図である。
【0051】
本実施形態に係る雄連結具100は雌連結具520とともに装身具用連結具150を構成する。
【0052】
図2は本実施形態に係る雄連結具100の平面図、
図3は本実施形態に係る雄連結具100の斜視図である。
【0053】
図1乃至
図3に示すように、雄連結具100は、棒状体110と、棒状体110の一端に取り付けられた連結環120と、からなる。
【0054】
ライン状装身具の一端531は連結環120に連結される。
【0055】
棒状体110の一端の近くにはリング状の溝111が形成されている。
【0056】
棒状体110の溝111より前方の部分は、その先端から、最大外径として第一の外径D1を有する第一部分110Aと、第一部分110Aと連続し、最大外径として第一の外径D1よりも小さい第二の外径D2と最小外径として第二の外径D2よりも小さい外径D2Aとを有する第二部分110Bと、第二部分110Bと連続し、最大外径として第二の外径D2よりも大きい第三の外径D3を有する第三部分110Cと、をこの順番に備えている。
【0057】
第三部分110Cの第三の外径D3は第一部分110Aの第一の外径D1よりやや大きく設定されている。
【0058】
また、
図1乃至
図3に示すように、第一部分110Aは第一の外径D1を頂点とする外側に凸の曲線状をなし、第二部分110Bは第二の外径D2を頂点とし、外径D2Aを底とする内側に凸の曲線状をなしており、第一部分110Aと第二部分110Bとは滑らかに曲線状に連続している。同様に、第三部分110Cは第二部分110Bとは滑らかに曲線状に連続している。
【0059】
以上のように、概略的には、本実施形態に係る雄連結具100は、先端付近が太く、溝111に近づくにつれて、細くなり、次いで、再度太くなるような構造を備えている。
【0060】
なお、溝111と連結環120との間の部分である鍔112の外径は第一の外径D1及び第三の外径D3よりも大きく設定されている。これは、雄連結具100を雌連結具520の内部に必要以上に押し込むことを防止するためである。
【0061】
本実施形態に係る雄連結具100を有する装身具用連結具150の使用方法は
図15及び
図16に示した従来の装身具用連結具500と同様であるが、本実施形態に係る雄連結具100を用いることにより、装身具用連結具150は以下のような効果を発揮する。
【0062】
図4及び
図5は雄連結具100を雌連結具520の内部に挿入する途中の状態における縦断面図であり、
図6は雄連結具100を雌連結具520の内部に挿入し終わった状態における縦断面図である。
【0063】
従来の装身具用連結具500においては、雄連結具510の溝511Cに近い基端側の第一部分511Aは外径が大きく、第二部分511Bは外径が徐々に小さくなっている。これを本実施形態に係る雄連結具100と比較すると、雄連結具510の第一部分511Aの外径は雄連結具100の第三部分110Cの第三の外径D3に等しく、雄連結具510の第二部分511Bの外径は雄連結具100の第三部分110Cの第三の外径D3以下である(雄連結具510の第二部分511Bの何れかの直径が雄連結具100の第二部分110Bの第二の外径D2に等しい)。
【0064】
また、従来の装身具用連結具600においては、雄連結具610の溝611Dに近い基端側の第一部分611Aの外径が大きく、第三部分611Cの外径は小さい。これを本実施形態に係る雄連結具100と比較すると、雄連結具610の第一部分611Aの外径が雄連結具100の第三部分110Cの第三の外径D3に等しく、雄連結具610の第三部分611Cの外径が雄連結具100の第二部分110Bの第二の外径D2に等しい。
【0065】
すなわち、従来の装身具用連結具500、600における雄連結具510、610の先端部分は外径が一定、あるいは、外径が徐々に小さくなるように設定されているのに対して、本実施形態に係る雄連結具100においては、逆に、先端部分が太く設定されている。
【0066】
このため、
図4に示すように、雄連結具100の第一部分110Aを雌連結具520の開口部に通すときに、雄連結具100の第一部分110Aと雌連結具520との間に大きな接触抵抗が生まれる。雄連結具100をさらに雌連結具520の内部に押し込み、第一部分110Aが雌連結具520の開口部を完全に通過し、
図5に示すように、第二部分110Bが雌連結具520の開口部に到達した時点においては、第一部分110Aを通過させるときの接触抵抗はなくなっている。
【0067】
このように、装身具用連結具150の使用者にとっては、雄連結具100の第一部分110Aを雌連結具520の開口部に通すときに大きな接触抵抗を感じることになり、雄連結具100を確実に雌連結具520の内部に挿入しつつあることを実感することが可能である。
【0068】
雄連結具100をさらに押し進めると、第三部分110Cが雌連結具520の開口部に当たる。第三部分110Cの外径D3は第一部分110Aの外径D1よりもやや大きく設定されているため、第三部分110Cを雌連結具520の開口部に通すときに、第一部分110Aを雌連結具520の開口部に通すときよりもさらに大きな接触抵抗が生じる。
【0069】
このため、装身具用連結具150の使用者にとっては、第一部分110Aを雌連結具520の開口部に通すときに感じた接触抵抗に続いて、二度目の接触抵抗を感じることになり、雄連結具100を確実に雌連結具520の内部に挿入しつつあることを実感することが可能である。
【0070】
雄連結具100をさらに押し進めると、
図6に示すように、第二カバー部材522の側壁522Cが溝111に係合するため、雄連結具100が雌連結具520の内部に確実にロックされたことを確認することが可能である。
【0071】
さらに、第二カバー部材522の側壁522Cが溝111に係合する際、小さな接触音が発生するため、装身具用連結具150の使用者にとっては、この音によって、雄連結具100が雌連結具520の内部に確実にロックされたことを確認することができる。
【0072】
さらに、雄連結具100を雌連結具520から抜き取る際にも、雄連結具100の第三部分110Cが雌連結具520の開口部を通過するときと、雄連結具100の第一部分110Aが雌連結具520の開口部を通過するときに、計二回の接触抵抗を生じることから、使用者としては、雄連結具100が雌連結具520から抜き取られつつあることを確実に実感することが可能である。
【0073】
以上のように、本実施形態に係る雄連結具100を用いることにより、雄連結具100を雌連結具520の内部に挿入する際に、雄連結具100の第一部分110A及び第三部分110Cが雌連結具520の開口部を通過するときにそれぞれ生じる接触抵抗によって、使用者は雄連結具100を雌連結具520の内部に挿入しつつあることを実感することが可能であるため、確実に雄連結具100を雌連結具520に対してロックさせることができる。従来の装身具用連結具500、600とは異なり、雄連結具100を雌連結具520の内部に確実に挿入することができているか否かを判断できないことを防止することができる。
【0074】
従来の装身具用連結具500、600においては、雄連結具510、610を雌連結具520の内部にスムーズに挿入することが重視されていたため、雄連結具510、610の先端を太くするという発想は生じ得なかった。これに対して、本実施形態に係る雄連結具100はこれまでの発想を転換することにより、上記のような使用者に有益な効果を奏するに至ったものである。
【0075】
本実施形態に係る雄連結具100は上記の構造に限定されるものではなく、種々の変形を施すことが可能である。
【0076】
例えば、本実施形態に係る雄連結具100においては、第一部分110Aの第一の外径D1は第二部分110Bの最大外径である第二の外径D2よりも大きい外径を有し、かつ、雌連結具520の開口部を通過する際に雄連結具100の第一部分110Aと雌連結具520との間に接触抵抗を生じさせる程度の外径である限りにおいて、任意の外径を設定することが可能である。すなわち、第一部分110Aの第一の外径D1は雌連結具520の開口部に挿入可能な範囲内において最大の外径から、雌連結具520の開口部を通過する際に雄連結具100の第一部分110Aと雌連結具520との間に接触抵抗を生じさせる範囲内において最小の外径までの間の任意の外径を設定することが可能である。
【0077】
また、本実施形態に係る雄連結具100はリング状の連結環120を有するものとして形成されているが、連結環120の形状は任意である。
【0078】
また、本実施形態に係る雄連結具100においては、第一部分110Aの第一の外径D1と第三部分110Cの第三の外径D3とは相互に等しく設定されているが、第三の外径D3を第一の外径D1より小さく、あるいは、大きく設定することも可能である。ただし、第三の外径D3を第一の外径D1より小さく設定した場合には、第三部分110Cが雌連結具520の開口部を通過するときに接触抵抗が生じないこともある。
【0079】
(第二の実施形態)
図7は本発明の第二の実施形態に係る雄連結具200の平面図である。
【0080】
本実施形態に係る雄連結具200は、第一の実施形態に係る雄連結具100と比較して、第三部分110Cを有していない点において相違している。
【0081】
図7に示すように、本実施形態に係る雄連結具200の棒状体115の溝111より前方の部分は、その先端から、最大外径として第一の外径D1を有する第一部分110Aと、第一部分110Aと連続し、最大外径として第一の外径D1よりも小さい第二の外径D2を有する第二部分110Bと、をこの順番に備えている。
【0082】
すなわち、本実施形態に係る雄連結具200においては、第一の実施形態に係る雄連結具100の第三部分110Cに対応する部分は第二部分110Bの一部となっている。
【0083】
本実施形態に係る雄連結具200によっても第一の実施形態に係る雄連結具100と同様の効果を奏することができる。
【0084】
なお、
図7に示すように、棒状体115の先端は破線113で示すような先細の形状にすることも可能である。
【0085】
(第三の実施形態)
図8は本発明の第三の実施形態に係る雄連結具300の平面図である。
【0086】
第一の実施形態に係る雄連結具100においては、棒状体110の第一部分110A、第二部分110B及び第三部分110Cは外側または内側の凸の曲線状に形成されているのに対して、本実施形態に係る雄連結具300の棒状体116の第一部分110A、第二部分110B及び第三部分110Cは単純な円筒形として形成されている。
【0087】
具体的には、本実施形態に係る雄連結具300の棒状体116の第一部分110Aは外径D1を有する円筒形、第二部分110Bは外径D2を有する円筒形、第三部分110Cは外径D3を有する円筒形からなっている。
【0088】
外径D1は外径D2より大きく(D1>D2)、かつ、外径D3は外径D2より大きい(D3>D2)。
【0089】
図9乃至
図12は雄連結具300を雌連結具520の内部に挿入する際の縦断面図である。
【0090】
図9に示すように、雄連結具300の第一部分110Aを雌連結具520の開口部に通すときに、雄連結具300の第一部分110Aと雌連結具520との間に大きな接触抵抗が生まれる。
【0091】
雄連結具300をさらに雌連結具520の内部に押し込み、第一部分110Aが雌連結具520の開口部を完全に通過し、
図10に示すように、第二部分110Bが雌連結具520の開口部に到達した時点においては、第一部分110Aを通過させるときの接触抵抗はなくなっている。
【0092】
このように、装身具用連結具150の使用者にとっては、雄連結具300の第一部分110Aを雌連結具520の開口部に通すときに大きな接触抵抗を感じることになり、雄連結具300を確実に雌連結具520の内部に挿入しつつあることを実感することが可能である。
【0093】
雄連結具300をさらに押し進めると、
図11に示すように、第三部分110Cが雌連結具520の開口部に当たる。例えば、第三部分110Cの外径D3を第一部分110Aの外径D1と等しく、あるいは、第一部分110Aの外径D1より大きく設定しておくと、第三部分110Cを雌連結具520の開口部に通すときに、第一部分110Aを雌連結具520の開口部に通すときと同様に、雄連結具300の第三部分110Cと雌連結具520との間に大きな接触抵抗が生じる。
【0094】
このため、装身具用連結具150の使用者にとっては、第一部分110Aを雌連結具520の開口部に通すときに感じた接触抵抗に続いて、二度目の接触抵抗を感じることになり、雄連結具300を確実に雌連結具520の内部に挿入しつつあることを実感することが可能である。
【0095】
雄連結具300をさらに押し進めると、
図12に示すように、第二カバー部材522の側壁522Cが溝111に係合するため、雄連結具300が雌連結具520の内部に確実にロックされたことを確認することが可能である。
【0096】
さらに、雄連結具300を雌連結具520から抜き取る際にも、雄連結具300の第三部分110Cが雌連結具520の開口部を通過するときと、雄連結具300の第一部分110Aが雌連結具520の開口部を通過するときに、計二回の接触抵抗を生じることから、使用者としては、雄連結具300が雌連結具520から抜き取られつつあることを確実に実感することが可能である。
【0097】
本実施形態に係る雄連結具300は、第一の実施形態に係る雄連結具100による効果に加えて、次のような追加的な効果を奏する。
【0098】
本実施形態に係る雄連結具300を雌連結具520の開口部に通す際、使用者は棒状体116の第一部分110Aに起因する接触抵抗を感じるとともに、第一部分110Aと第二部分110Bとの境界の段差が雌連結具520の開口部を通過するときに、外径差に起因して発生する音を聞くことができる。このため、装身具用連結具150の使用者は棒状体116の第一部分110Aに起因する接触抵抗を指で感じることができるとともに、段差に起因する音を聞くことができるため、より確実に、雄連結具300が雌連結具520の内部に挿入されつつあることを確認することが可能になる。
【0099】
さらに、雄連結具300は第二部分110Bにおいて一時的に係止された状態になる。すなわち、雄連結具300は第二部分110Bにおいて仮に係止され、溝111において固定的に係止されることになるため、雄連結具300を備えた装身具の全長を2段階に調節することが可能である。
【0100】
なお、
図8に示すように、第一部分110Aの先端は破線114で示すような先細の形状にすることも可能である。
【0101】
(第四の実施形態)
図13は本発明の第二の実施形態に係る雄連結具400の平面図、
図14は雄連結具400の斜視図である。
【0102】
本実施形態に係る雄連結具400においては、第一の実施形態に係る雄連結具100と比較して、棒状体110の第一部分110Aと第二部分110Bとの境界に段差210が形成されている点が構造的に異なっている。
【0103】
すなわち、第一の実施形態に係る雄連結具100においては、第一部分110Aと第二部分110Bとの間においては棒状体110の外径は連続的に曲線的に変化しているのに対して、本実施形態に係る雄連結具400においては、棒状体110の第一部分110Aと第二部分110Bとの境界においては、外径が非連続的に変化している。
【0104】
本実施形態に係る雄連結具400は、第一の実施形態に係る雄連結具100による効果に加えて、次のような追加的な効果を奏する。
【0105】
本実施形態に係る雄連結具400を雌連結具520の開口部に通す際、使用者は棒状体110の第一部分110Aに起因する接触抵抗を感じるとともに、第一部分110Aと第二部分110Bとの境界の段差210が雌連結具520の開口部を通過するときに、外径差に起因して発生する音を聞くことができる。このため、装身具用連結具150の使用者は、棒状体110の第一部分110Aに起因する接触抵抗を指で感じることができるとともに、段差210に起因する音を聞くことができるため、より確実に、雄連結具200が雌連結具520の内部に挿入されつつあることを確認することが可能になる。
【0106】
さらに、雄連結具400は段差210において一時的に係止された状態になる。すなわち、雄連結具400は段差210において仮に係止され、溝111において固定的に係止されることになるため、雄連結具400を備えた装身具150の全長を2段階に調節することが可能である。