【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る給電制御装置は、発電機から第1及び第2蓄電池並びに負荷への給電と、前記第1蓄電池から前記負荷への給電とを制御する給電制御装置において、前記発電機から前記第1蓄電池への給電経路に設けられた第1スイッチと、前記発電機から前記第2蓄電池及び負荷への給電経路に設けられた第2スイッチと、前記第1蓄電池及び第1スイッチ間の接続ノードと前記負荷との間に設けられ、前記発電機又は第1蓄電池の出力電圧を変圧し、変圧した電圧を前記負荷に印加する変圧回路と、前記第1及び第2蓄電池夫々の残容量を示す第1及び第2残容量情報を取得する取得手段と、前記発電機が回生電力を発生しているか否かを判定する判定手段と、該判定手段の判定結果と、前記取得手段が取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量とに応じて、前記第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフ、並びに、前記変圧回路の作動/停止を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記判定手段が回生電力を発生していると判定した場合にて、前記取得手段が取得した第1残容量情報が示す残容量が第1所定値未満であり、かつ、前記取得手段が取得した第2残容量情報が示す残容量が第2所定値未満であるときに前記第1及び第2スイッチを共にオンにし、前記変圧回路を停止させ
、該変圧回路は、複数のスイッチと、コイルとを有し、該変圧回路では、該複数のスイッチ夫々のオン/オフが各別に繰り返され、オン/オフを繰り返す該複数のスイッチ夫々のデューティを調整することによって、昇圧幅又は降圧幅が調整されることを特徴とする。
【0012】
本発明にあっては、発電機から第1スイッチを介して第1蓄電池へ給電され、発電機から第2スイッチを介して第2蓄電池及び負荷へ給電される。また、変圧回路は、第1蓄電池及び第1スイッチ間の接続ノードと負荷との間に設けられており、発電機又は第1蓄電池の出力電圧を変圧し、変圧した電圧を負荷に印加する。
変圧回路では、複数のスイッチ夫々のオン/オフが各別に繰り返される。オン/オフを繰り返す複数のスイッチ夫々のデューティを調整することによって、昇圧幅又は降圧幅が調整される。
【0013】
また、第1及び第2蓄電池夫々の残容量を示す第1及び第2残容量情報を取得する。取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量に応じて、第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフと、変圧回路の作動/停止を制御する。これにより、発電機から第1及び第2蓄電池並びに負荷への給電と、第1蓄電池から負荷への給電とを制御する。
【0014】
従って、第1及び第2蓄電池夫々を個別に充電することが可能であるため、第1及び第2蓄電池を異なる充電電圧で充電することが可能となる。例えば、第1及び第2スイッチ夫々がオン及びオフである場合に第1蓄電池を所定電圧で充電し、第1及び第2スイッチがオフ及びオンである場合に、第2蓄電池を所定電圧と異なる電圧で充電することが可能となる。
【0015】
このため、第1及び第2蓄電池夫々について、一方の蓄電池の充電量が他方の蓄電池の充電量に制限されない。更には、第1及び第2蓄電池夫々の残容量に応じて第1及び第2スイッチのオン/オフと、変圧回路の作動/停止とが制御される。従って、第1及び第2蓄電池夫々を効率的に充電し、第1及び第2蓄電池夫々が蓄えた電力が効率的に消費することが可能となる。
【0017】
また、第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフと、変圧回路の作動/停止とを、取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量だけではなく、発電機が回生電力を発生しているか否かの判定結果にも応じて制御する。
このため、第1及び第2蓄電池夫々をより効率的に充電し、第1及び第2蓄電池夫々が蓄えた電力をより効率的に消費することができる。
【0019】
更に、発電機が回生電力を発生していると判定した場合において、取得した第1残容量情報が示す残容量が第1所定値未満であり、かつ、取得した第2残容量情報が示す残容量が第2所定値未満であるとき、即ち、第1及び第2蓄電池の残容量が共に少ないときが想定される。このとき、第1及び第2スイッチを共にオンにし、変圧回路を停止させる。これにより、第1及び第2蓄電池夫々には発電機から回生電力が供給される。
【0020】
本発明に係る給電制御装置は、発電機から第1及び第2蓄電池並びに負荷への給電と、前記第1蓄電池から前記負荷への給電とを制御する給電制御装置において、前記発電機から前記第1蓄電池への給電経路に設けられた第1スイッチと、前記発電機から前記第2蓄電池及び負荷への給電経路に設けられた第2スイッチと、前記第1蓄電池及び第1スイッチ間の接続ノードと前記負荷との間に設けられ、前記発電機又は第1蓄電池の出力電圧を変圧し、変圧した電圧を前記負荷に印加する変圧回路と、前記第1及び第2蓄電池夫々の残容量を示す第1及び第2残容量情報を取得する取得手段と、前記発電機が回生電力を発生しているか否かを判定する判定手段と、該判定手段の判定結果と、前記取得手段が取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量とに応じて、前記第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフ、並びに、前記変圧回路の作動/停止を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記判定手段が回生電力を発生していると判定した場合にて、前記取得手段が取得した第1残容量情報が示す残容量が第1所定値未満であり、かつ、前記取得手段が取得した第2残容量情報が示す残容量が第2所定値以上であるときに前記第1及び第2スイッチ夫々をオン及びオフにし、前記変圧回路を作動させ
、該変圧回路は、複数のスイッチと、コイルとを有し、該変圧回路では、該複数のスイッチ夫々のオン/オフが各別に繰り返され、オン/オフを繰り返す該複数のスイッチ夫々のデューティを調整することによって、昇圧幅又は降圧幅が調整されることを特徴とする。
【0021】
本発明にあっては、発電機から第1スイッチを介して第1蓄電池へ給電され、発電機から第2スイッチを介して第2蓄電池及び負荷へ給電される。また、変圧回路は、第1蓄電池及び第1スイッチ間の接続ノードと負荷との間に設けられており、発電機又は第1蓄電池の出力電圧を変圧し、変圧した電圧を負荷に印加する。
変圧回路では、複数のスイッチ夫々のオン/オフが各別に繰り返される。オン/オフを繰り返す複数のスイッチ夫々のデューティを調整することによって、昇圧幅又は降圧幅が調整される。
また、第1及び第2蓄電池夫々の残容量を示す第1及び第2残容量情報を取得する。取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量に応じて、第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフと、変圧回路の作動/停止を制御する。これにより、発電機から第1及び第2蓄電池並びに負荷への給電と、第1蓄電池から負荷への給電とを制御する。
従って、第1及び第2蓄電池夫々を個別に充電することが可能であるため、第1及び第2蓄電池を異なる充電電圧で充電することが可能となる。例えば、第1及び第2スイッチ夫々がオン及びオフである場合に第1蓄電池を所定電圧で充電し、第1及び第2スイッチがオフ及びオンである場合に、第2蓄電池を所定電圧と異なる電圧で充電することが可能となる。
このため、第1及び第2蓄電池夫々について、一方の蓄電池の充電量が他方の蓄電池の充電量に制限されない。更には、第1及び第2蓄電池夫々の残容量に応じて第1及び第2スイッチのオン/オフと、変圧回路の作動/停止とが制御される。従って、第1及び第2蓄電池夫々を効率的に充電し、第1及び第2蓄電池夫々が蓄えた電力が効率的に消費することが可能となる。
また、第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフと、変圧回路の作動/停止とを、取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量だけではなく、発電機が回生電力を発生しているか否かの判定結果にも応じて制御する。
このため、第1及び第2蓄電池夫々をより効率的に充電し、第1及び第2蓄電池夫々が蓄えた電力をより効率的に消費することができる。
更に、発電機が回生電力を発生していると判定した場合において、取得した第1残容量情報が示す残容量が第1所定値未満であり、かつ、取得した第2残容量情報が示す残容量が第2所定値以上であるとき、即ち、第1蓄電池の残容量が少なくて第2蓄電池の残容量が多いときが想定される。このとき、第1及び第2スイッチ夫々をオン及びオフにし、変圧回路を作動させる。これにより、第1蓄電池は回生電力を供給され、変圧回路は発電機の出力電圧を変圧し、変圧した電圧を負荷に印加する。
【0022】
本発明に係る給電制御装置は、発電機から第1及び第2蓄電池並びに負荷への給電と、前記第1蓄電池から前記負荷への給電とを制御する給電制御装置において、前記発電機から前記第1蓄電池への給電経路に設けられた第1スイッチと、前記発電機から前記第2蓄電池及び負荷への給電経路に設けられた第2スイッチと、前記第1蓄電池及び第1スイッチ間の接続ノードと前記負荷との間に設けられ、前記発電機又は第1蓄電池の出力電圧を変圧し、変圧した電圧を前記負荷に印加する変圧回路と、前記第1及び第2蓄電池夫々の残容量を示す第1及び第2残容量情報を取得する取得手段と、前記発電機が回生電力を発生しているか否かを判定する判定手段と、該判定手段の判定結果と、前記取得手段が取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量とに応じて、前記第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフ、並びに、前記変圧回路の作動/停止を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記判定手段が回生電力を発生していると判定した場合にて、前記取得手段が取得した第1残容量情報が示す残容量が第1所定値以上であり、かつ、前記取得手段が取得した第2残容量情報が示す残容量が第2所定値未満であるときに前記第1及び第2スイッチ夫々をオフ及びオンにし、前記変圧回路を停止させ
、該変圧回路は、複数のスイッチと、コイルとを有し、該変圧回路では、該複数のスイッチ夫々のオン/オフが各別に繰り返され、オン/オフを繰り返す該複数のスイッチ夫々のデューティを調整することによって、昇圧幅又は降圧幅が調整されることを特徴とする。
【0023】
本発明にあっては、発電機から第1スイッチを介して第1蓄電池へ給電され、発電機から第2スイッチを介して第2蓄電池及び負荷へ給電される。また、変圧回路は、第1蓄電池及び第1スイッチ間の接続ノードと負荷との間に設けられており、発電機又は第1蓄電池の出力電圧を変圧し、変圧した電圧を負荷に印加する。
変圧回路では、複数のスイッチ夫々のオン/オフが各別に繰り返される。オン/オフを繰り返す複数のスイッチ夫々のデューティを調整することによって、昇圧幅又は降圧幅が調整される。
また、第1及び第2蓄電池夫々の残容量を示す第1及び第2残容量情報を取得する。取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量に応じて、第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフと、変圧回路の作動/停止を制御する。これにより、発電機から第1及び第2蓄電池並びに負荷への給電と、第1蓄電池から負荷への給電とを制御する。
従って、第1及び第2蓄電池夫々を個別に充電することが可能であるため、第1及び第2蓄電池を異なる充電電圧で充電することが可能となる。例えば、第1及び第2スイッチ夫々がオン及びオフである場合に第1蓄電池を所定電圧で充電し、第1及び第2スイッチがオフ及びオンである場合に、第2蓄電池を所定電圧と異なる電圧で充電することが可能となる。
このため、第1及び第2蓄電池夫々について、一方の蓄電池の充電量が他方の蓄電池の充電量に制限されない。更には、第1及び第2蓄電池夫々の残容量に応じて第1及び第2スイッチのオン/オフと、変圧回路の作動/停止とが制御される。従って、第1及び第2蓄電池夫々を効率的に充電し、第1及び第2蓄電池夫々が蓄えた電力が効率的に消費することが可能となる。
また、第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフと、変圧回路の作動/停止とを、取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量だけではなく、発電機が回生電力を発生しているか否かの判定結果にも応じて制御する。
このため、第1及び第2蓄電池夫々をより効率的に充電し、第1及び第2蓄電池夫々が蓄えた電力をより効率的に消費することができる。
更に、発電機が回生電力を発生していると判定した場合において、取得した第1残容量情報が示す残容量が第1所定値以上であり、かつ、取得した第2残容量情報が示す残容量が第2所定値未満であるとき、即ち、第1蓄電池の残容量が多くて第2蓄電池の残容量が少ないときが想定される。このとき、第1及び第2スイッチ夫々をオフ及びオンにし、変圧回路を停止させる。これにより、第2蓄電池及び負荷に回生電力が供給される。
【0024】
本発明に係る給電制御装置は、発電機から第1及び第2蓄電池並びに負荷への給電と、前記第1蓄電池から前記負荷への給電とを制御する給電制御装置において、前記発電機から前記第1蓄電池への給電経路に設けられた第1スイッチと、前記発電機から前記第2蓄電池及び負荷への給電経路に設けられた第2スイッチと、前記第1蓄電池及び第1スイッチ間の接続ノードと前記負荷との間に設けられ、前記発電機又は第1蓄電池の出力電圧を変圧し、変圧した電圧を前記負荷に印加する変圧回路と、前記第1及び第2蓄電池夫々の残容量を示す第1及び第2残容量情報を取得する取得手段と、前記発電機が回生電力を発生しているか否かを判定する判定手段と、該判定手段の判定結果と、前記取得手段が取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量とに応じて、前記第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフ、並びに、前記変圧回路の作動/停止を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記判定手段が回生電力を発生していると判定した場合にて、前記取得手段が取得した第1残容量情報が示す残容量が第1所定値以上であり、かつ、前記取得手段が取得した第2残容量情報が示す残容量が第2所定値以上であるときに前記第1及び第2スイッチを共にオフにし、前記変圧回路を作動させ
、該変圧回路は、複数のスイッチと、コイルとを有し、該変圧回路では、該複数のスイッチ夫々のオン/オフが各別に繰り返され、オン/オフを繰り返す該複数のスイッチ夫々のデューティを調整することによって、昇圧幅又は降圧幅が調整されることを特徴とする。
【0025】
本発明にあっては、発電機から第1スイッチを介して第1蓄電池へ給電され、発電機から第2スイッチを介して第2蓄電池及び負荷へ給電される。また、変圧回路は、第1蓄電池及び第1スイッチ間の接続ノードと負荷との間に設けられており、発電機又は第1蓄電池の出力電圧を変圧し、変圧した電圧を負荷に印加する。
変圧回路では、複数のスイッチ夫々のオン/オフが各別に繰り返される。オン/オフを繰り返す複数のスイッチ夫々のデューティを調整することによって、昇圧幅又は降圧幅が調整される。
また、第1及び第2蓄電池夫々の残容量を示す第1及び第2残容量情報を取得する。取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量に応じて、第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフと、変圧回路の作動/停止を制御する。これにより、発電機から第1及び第2蓄電池並びに負荷への給電と、第1蓄電池から負荷への給電とを制御する。
従って、第1及び第2蓄電池夫々を個別に充電することが可能であるため、第1及び第2蓄電池を異なる充電電圧で充電することが可能となる。例えば、第1及び第2スイッチ夫々がオン及びオフである場合に第1蓄電池を所定電圧で充電し、第1及び第2スイッチがオフ及びオンである場合に、第2蓄電池を所定電圧と異なる電圧で充電することが可能となる。
このため、第1及び第2蓄電池夫々について、一方の蓄電池の充電量が他方の蓄電池の充電量に制限されない。更には、第1及び第2蓄電池夫々の残容量に応じて第1及び第2スイッチのオン/オフと、変圧回路の作動/停止とが制御される。従って、第1及び第2蓄電池夫々を効率的に充電し、第1及び第2蓄電池夫々が蓄えた電力が効率的に消費することが可能となる。
また、第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフと、変圧回路の作動/停止とを、取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量だけではなく、発電機が回生電力を発生しているか否かの判定結果にも応じて制御する。
このため、第1及び第2蓄電池夫々をより効率的に充電し、第1及び第2蓄電池夫々が蓄えた電力をより効率的に消費することができる。
更に、発電機が回生電力を発生していると判定した場合において、取得した第1残容量情報が示す残容量が第1所定値以上であり、かつ、取得した第2残容量情報が示す残容量が第2所定値以上であるとき、即ち、第1及び第2蓄電池の残容量が共に多いときが想定される。このとき第1及び第2スイッチを共にオフにし、変圧回路を作動させる。これにより、第1及び第2蓄電池に回生電力は供給されず、変圧回路は、第1蓄電池の出力電圧を変圧し、変圧した電圧を負荷に印加する。
【0026】
本発明に係る給電制御装置は、発電機から第1及び第2蓄電池並びに負荷への給電と、前記第1蓄電池から前記負荷への給電とを制御する給電制御装置において、前記発電機から前記第1蓄電池への給電経路に設けられた第1スイッチと、前記発電機から前記第2蓄電池及び負荷への給電経路に設けられた第2スイッチと、前記第1蓄電池及び第1スイッチ間の接続ノードと前記負荷との間に設けられ、前記発電機又は第1蓄電池の出力電圧を変圧し、変圧した電圧を前記負荷に印加する変圧回路と、前記第1及び第2蓄電池夫々の残容量を示す第1及び第2残容量情報を取得する取得手段と、前記発電機が回生電力を発生しているか否かを判定する判定手段と、該判定手段の判定結果と、前記取得手段が取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量とに応じて、前記第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフ、並びに、前記変圧回路の作動/停止を制御する制御手段と、前記判定手段が回生電力を発生していないと判定した場合にて、前記取得手段が取得した第1残容量情報が示す残容量が第1所定値未満であり、かつ、前記取得手段が取得した第2残容量情報が示す残容量が第2所定値未満であるときに前記発電機を駆動する駆動手段とを備え、前記制御手段は、前記判定手段が回生電力を発生していないと判定した場合にて、前記取得手段が取得した第1残容量情報が示す残容量が第1所定値未満であり、かつ、前記取得手段が取得した第2残容量情報が示す残容量が第2所定値未満であるときに前記第1及び第2スイッチを共にオンにし、前記変圧回路を停止させ
、該変圧回路は、複数のスイッチと、コイルとを有し、該変圧回路では、該複数のスイッチ夫々のオン/オフが各別に繰り返され、オン/オフを繰り返す該複数のスイッチ夫々のデューティを調整することによって、昇圧幅又は降圧幅が調整されることを特徴とする。
【0027】
本発明にあっては、発電機から第1スイッチを介して第1蓄電池へ給電され、発電機から第2スイッチを介して第2蓄電池及び負荷へ給電される。また、変圧回路は、第1蓄電池及び第1スイッチ間の接続ノードと負荷との間に設けられており、発電機又は第1蓄電池の出力電圧を変圧し、変圧した電圧を負荷に印加する。
変圧回路では、複数のスイッチ夫々のオン/オフが各別に繰り返される。オン/オフを繰り返す複数のスイッチ夫々のデューティを調整することによって、昇圧幅又は降圧幅が調整される。
また、第1及び第2蓄電池夫々の残容量を示す第1及び第2残容量情報を取得する。取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量に応じて、第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフと、変圧回路の作動/停止を制御する。これにより、発電機から第1及び第2蓄電池並びに負荷への給電と、第1蓄電池から負荷への給電とを制御する。
従って、第1及び第2蓄電池夫々を個別に充電することが可能であるため、第1及び第2蓄電池を異なる充電電圧で充電することが可能となる。例えば、第1及び第2スイッチ夫々がオン及びオフである場合に第1蓄電池を所定電圧で充電し、第1及び第2スイッチがオフ及びオンである場合に、第2蓄電池を所定電圧と異なる電圧で充電することが可能となる。
このため、第1及び第2蓄電池夫々について、一方の蓄電池の充電量が他方の蓄電池の充電量に制限されない。更には、第1及び第2蓄電池夫々の残容量に応じて第1及び第2スイッチのオン/オフと、変圧回路の作動/停止とが制御される。従って、第1及び第2蓄電池夫々を効率的に充電し、第1及び第2蓄電池夫々が蓄えた電力が効率的に消費することが可能となる。
また、第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフと、変圧回路の作動/停止とを、取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量だけではなく、発電機が回生電力を発生しているか否かの判定結果にも応じて制御する。
このため、第1及び第2蓄電池夫々をより効率的に充電し、第1及び第2蓄電池夫々が蓄えた電力をより効率的に消費することができる。
更に、発電機が回生電力を発生していないと判定した場合において、取得した第1残容量情報が示す残容量が第1所定値未満であり、かつ、取得した第2残容量情報が示す残容量が第2所定値未満であるとき、即ち、第1及び第2蓄電池の残容量が共に少ないときが想定される。このとき、第1及び第2スイッチを共にオンにし、変圧回路を停止させ、発電機を駆動する。これにより、発電機が発生した電力が第1及び第2蓄電池並びに負荷に供給される。
【0028】
本発明に係る給電制御装置は、発電機から第1及び第2蓄電池並びに負荷への給電と、前記第1蓄電池から前記負荷への給電とを制御する給電制御装置において、前記発電機から前記第1蓄電池への給電経路に設けられた第1スイッチと、前記発電機から前記第2蓄電池及び負荷への給電経路に設けられた第2スイッチと、前記第1蓄電池及び第1スイッチ間の接続ノードと前記負荷との間に設けられ、前記発電機又は第1蓄電池の出力電圧を変圧し、変圧した電圧を前記負荷に印加する変圧回路と、前記第1及び第2蓄電池夫々の残容量を示す第1及び第2残容量情報を取得する取得手段と、前記発電機が回生電力を発生しているか否かを判定する判定手段と、該判定手段の判定結果と、前記取得手段が取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量とに応じて、前記第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフ、並びに、前記変圧回路の作動/停止を制御する制御手段とを備え、該制御手段は、前記判定手段が回生電力を発生していないと判定した場合にて、前記取得手段が取得した第1残容量情報が示す残容量が第1所定値未満であり、かつ、前記取得手段が取得した第2残容量情報が示す残容量が第2所定値以上であるときに前記第1及び第2スイッチを共にオフにし、前記変圧回路を停止させ
、該変圧回路は、複数のスイッチと、コイルとを有し、該変圧回路では、該複数のスイッチ夫々のオン/オフが各別に繰り返され、オン/オフを繰り返す該複数のスイッチ夫々のデューティを調整することによって、昇圧幅又は降圧幅が調整されることを特徴とする。
【0029】
本発明にあっては、発電機から第1スイッチを介して第1蓄電池へ給電され、発電機から第2スイッチを介して第2蓄電池及び負荷へ給電される。また、変圧回路は、第1蓄電池及び第1スイッチ間の接続ノードと負荷との間に設けられており、発電機又は第1蓄電池の出力電圧を変圧し、変圧した電圧を負荷に印加する。
変圧回路では、複数のスイッチ夫々のオン/オフが各別に繰り返される。オン/オフを繰り返す複数のスイッチ夫々のデューティを調整することによって、昇圧幅又は降圧幅が調整される。
また、第1及び第2蓄電池夫々の残容量を示す第1及び第2残容量情報を取得する。取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量に応じて、第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフと、変圧回路の作動/停止を制御する。これにより、発電機から第1及び第2蓄電池並びに負荷への給電と、第1蓄電池から負荷への給電とを制御する。
従って、第1及び第2蓄電池夫々を個別に充電することが可能であるため、第1及び第2蓄電池を異なる充電電圧で充電することが可能となる。例えば、第1及び第2スイッチ夫々がオン及びオフである場合に第1蓄電池を所定電圧で充電し、第1及び第2スイッチがオフ及びオンである場合に、第2蓄電池を所定電圧と異なる電圧で充電することが可能となる。
このため、第1及び第2蓄電池夫々について、一方の蓄電池の充電量が他方の蓄電池の充電量に制限されない。更には、第1及び第2蓄電池夫々の残容量に応じて第1及び第2スイッチのオン/オフと、変圧回路の作動/停止とが制御される。従って、第1及び第2蓄電池夫々を効率的に充電し、第1及び第2蓄電池夫々が蓄えた電力が効率的に消費することが可能となる。
また、第1及び第2スイッチ夫々のオン/オフと、変圧回路の作動/停止とを、取得した第1及び第2残容量情報夫々が示す残容量だけではなく、発電機が回生電力を発生しているか否かの判定結果にも応じて制御する。
このため、第1及び第2蓄電池夫々をより効率的に充電し、第1及び第2蓄電池夫々が蓄えた電力をより効率的に消費することができる。
更に、発電機が回生電力を発生していないと判定した場合において、取得した第1残容量情報が示す残容量が第1所定値未満であり、かつ、取得した第2残容量情報が示す残容量が第2所定値以上であるとき、即ち、第1蓄電池の残容量が少なくて第2蓄電池の残容量が多いときが想定される。このとき、第1及び第2スイッチを共にオフにし、変圧回路を停止させる。これにより、第2蓄電池から負荷へ給電される。
【0030】
本発明に係る給電制御装置は、前記制御手段は、前記判定手段が回生電力を発生していないと判定した場合にて、前記取得手段が取得した第1残容量情報が示す残容量が第1所定値以上であるときに前記第1及び第2スイッチを共にオフにし、前記変圧回路を作動させるように構成してあることを特徴とする。
【0031】
本発明にあっては、発電機が回生電力を発生していないと判定した場合において、取得した第1残容量情報が示す残容量が第1所定値以上であるとき、即ち、第1蓄電池の残容量が多いときが想定される。このとき、第1及び第2スイッチを共にオフにし、変圧回路を作動させる。これにより、変圧回路は、第1蓄電池の出力電圧を変圧し、変圧した電圧を負荷に印加する。