特許第6161720号(P6161720)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6161720無線通信装置の訪問データを記録するためのシステム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6161720
(24)【登録日】2017年6月23日
(45)【発行日】2017年7月12日
(54)【発明の名称】無線通信装置の訪問データを記録するためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   H04M 11/00 20060101AFI20170703BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20170703BHJP
【FI】
   H04M11/00 302
   H04M1/00 R
【請求項の数】6
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2015-543966(P2015-543966)
(86)(22)【出願日】2013年11月20日
(65)【公表番号】特表2016-506111(P2016-506111A)
(43)【公表日】2016年2月25日
(86)【国際出願番号】KR2013010560
(87)【国際公開番号】WO2014081188
(87)【国際公開日】20140530
【審査請求日】2015年5月28日
(31)【優先権主張番号】10-2012-0133694
(32)【優先日】2012年11月23日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】515132951
【氏名又は名称】2ギャザー インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000671
【氏名又は名称】八田国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】パク,サン チュン
(72)【発明者】
【氏名】パク,ヨン ウン
(72)【発明者】
【氏名】パク,スン ホ
(72)【発明者】
【氏名】チョイ,チュン ホ
【審査官】 山岸 登
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−016745(JP,A)
【文献】 特開2010−102539(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0191823(US,A1)
【文献】 特開2005−182363(JP,A)
【文献】 特開2011−186773(JP,A)
【文献】 特開2002−245555(JP,A)
【文献】 特開2011−128684(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 19/00
G06Q 10/00−10/10
30/00−30/08
50/00−50/20
50/26−99/00
H04M 1/00
1/24− 3/00
3/16− 3/20
3/38− 3/58
7/00− 7/16
11/00−11/10
99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置及び動きを感知できる少なくとも一つのセンサを含む無線通信装置と、
サーバにデータを伝送するための少なくとも一つのキーを含む電子装置と、
前記無線通信装置に、前記電子装置が設置された位置を前記無線通信装置が訪問したという訪問データを伝送するための前記サーバと、を含み、
前記サーバは、
前記無線通信装置に含まれた少なくとも一つのセンサによって、前記電子装置が設置された位置に前記無線通信装置が存在することを感知し、
前記電子装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーが押され、前記無線通信装置に含まれた少なくとも一つのセンサによって、前記無線通信装置のあらかじめ定められた動きが実行されたことを感知する場合、前記無線通信装置に、前記電子装置が設置された位置を前記無線通信装置が訪問したという訪問データを伝送する、無線通信装置の訪問データを記録するためのシステム。
【請求項2】
前記無線通信装置は、タッチスクリーンを含む、請求項1に記載の無線通信装置の訪問データを記録するためのシステム。
【請求項3】
前記電子装置は、
取手部と、
前記取手部と連結されて前記あらかじめ定められたキーが配置されるボタン部と、
前記ボタン部と連結されて前記無線通信装置の前記タッチスクリーンに電気的な信号を入力するタッチスクリーンタッチ部と、を含む、請求項2に記載の無線通信装置の訪問データを記録するためのシステム。
【請求項4】
サーバにデータを伝送するための少なくとも一つのキーを含む無線通信装置と、
前記サーバにデータを伝送するための少なくとも一つのキーを含む電子装置と、
前記無線通信装置に、前記電子装置が設置された位置を前記無線通信装置が訪問したという訪問データを伝送するための前記サーバと、を含み、
前記サーバは、
前記無線通信装置に含まれた位置センサによって、前記電子装置が設置された位置に前記無線通信装置が存在することを感知し、
前記電子装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーが押され、前記無線通信装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーが押される場合、前記無線通信装置に、前記電子装置が設置された位置を前記無線通信装置が訪問したという訪問データを伝送する、無線通信装置の訪問データを記録するためのシステム。
【請求項5】
前記無線通信装置は、タッチスクリーンを含み、
前記電子装置は、
取手部と、
前記取手部と連結されて前記あらかじめ定められたキーが配置されるボタン部と、
前記ボタン部と連結されて前記無線通信装置の前記タッチスクリーンに電気的な信号を入力するタッチスクリーンタッチ部と、を含む、請求項4に記載の無線通信装置の訪問データを記録するためのシステム。
【請求項6】
前記キーは、前記タッチスクリーンタッチ部と前記タッチスクリーンが互いに接触され、前記ボタン部の方向に圧力が加えられたときに押される、請求項5に記載の無線通信装置の訪問データを記録するためのシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信装置の訪問データを記録するためのシステム及び方法に関し、より詳細には、特定の場所を訪問する際、保有している無線通信装置に訪問データを記録するためのシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来には、サービス利用者が、サービスが提供される場所、例えば、飲食店、カフェなどを訪問したとき、あらかじめオフラインまたはオンラインで発給されたポイントカードなどを提示すると、累積訪問回数をチェックし、それに基づいてマイレージを積立てたり、追加的なサービスを提供したりするなどの特典を提供している。
【0003】
しかし、このような方法によれば、サービス利用者が飲食店またはカフェごとにポイントカードを持参する必要があるため、非常に面倒であり、ポイントカードなどを持参できなかった場合は累積訪問回数をカウントできないという不便な点もあった。
【0004】
このような問題点を解決するため、ポイントカードなどの代わりに、最近急速に広く使われているスマートフォンを利用する方法が徐々に普及されつつある。例えば、店舗に設置されているQRコードをサービス利用者がスマートフォンで撮影することによって、サービス利用者が飲食店またはカフェなどを訪問したということをサーバに記録できる方法が開示されている。
【0005】
しかし、このような方法によれば、サービス利用者が店舗に設置されているQRコードを撮影して店舗ではないところでも前記撮影しておいたQRコードで飲食店またはカフェなどを訪問したかのように認証できるという問題点がある。
【0006】
このような問題点を解決するためにGPS情報を利用して実際の訪問の有無を確認できる方法などが知られているが、このような方法によってもGPS情報の誤差範囲内で店舗の近所にいても店舗を訪問したかのように不正に認証が可能であるという問題点がある。
【0007】
実際にサービス提供者またはサービスを提供する店舗を訪問していない場合も、不正に認証を行いサービスについて評価をすることが可能であるという問題もある。
【0008】
また、従来には、コーヒーショップ、美容室などのサービスを提供する店舗単位でポイントを積立てたため、実際にサービスを提供したサービス提供者、例えば、バリスタ、ヘアーデザイナーなどごとにポイントを積立てたりこれらのサービスについて評価したりできる方法はなかった。
【0009】
従来の特許文献1を参照すると、端末機の画面にバーコードを表示する段階(S101)と、前記表示されたバーコードをスキャンする段階(S102)と、スキャンしたバーコードを処理可能なデータに変換する段階(S103)と、前記変換されたバーコードデータと決済金額などを含む決済データを生成してメインサーバに送信する段階(S104)と、前記メインサーバが受信した決済データを分析し、会員登録の有無及び決済金額を確認する段階(S105)と、該当決済金額を決済し、それに基づいて積立てられるポイントなどを計算する段階(S106)と、前記ポイントを累積する段階(S107)と、決済完了情報及びポイントの累積情報を端末機に送信する段階(S108)からなることを特徴とするモバイルバーコードを利用したポイント積立の提供方法が開示されている。
【0010】
これによれば、端末機の画面にバーコードを表示し、これをスキャンすることによってポイントカードなどの役割を代わりにさせることができる。
【0011】
しかし、このような従来の特許文献1によれば、実際のポイントカードのようなインターフェースを提供することによってポイントを積立てる楽しさを提供することができず、また、紙ベースのポイントカードに慣れている一般店舗員と顧客に紙ベースのポイントカードと同様のインターフェースを提供することにより、または独特のデータ伝送方式を利用することによりポイントを積立てる以外の新たな楽しさを提供することもできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】韓国公開特許第10−2004−0063420号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
以下では、本発明の実施形態についての基本的な理解を提供するために一つ以上の実施形態の簡略化した説明を提供する。本節は、すべての可能な実施形態に関する包括的な概要ではなく、すべての要素のうち重要な要素を識別したり、すべての実施形態の範囲をカバーしたりすることを意図しない。その唯一の目的は、後に提示する詳細な説明の導入部として簡略化した形態で一つ以上の実施形態の概念を提供するためである。
【0014】
本願発明の目的は、前述した問題点を解決するために、実際にサービス利用者がサービスを提供する店舗を訪問したということを保障するための方法及び装置を提供することにある。
【0015】
また、本願発明の他の目的は、サービスを提供する店舗単位だけでなく個別のサービス提供者ごとにサービス利用者の累積利用回数に対する補償が可能であり、個別のサービス提供者に対するサービスを評価できる方法及び装置を提供することにある。さらに、本発明のまた他の目的は、サービスに対する事後評価が実際にサービスを利用した利用者により行われることを保障することにある。
【0016】
また、本願発明のまた他の目的は、サービス利用者が特定のサービス提供者からサービスを提供されたということを確認できる方法及び装置を提供することにある。
【0017】
また、本願発明のまた他の目的は、サービス利用者及びサービス提供者が新たなインターフェースを介してポイントを積立てる新たな経験を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0018】
上記目的を達成するために、本願発明の一実施形態によれば、無線通信装置の訪問データを記録するためのシステムは、位置及び動きを感知できる少なくとも一つのセンサを含む電子装置と、位置及び動きを感知できる少なくとも一つのセンサを含む無線通信装置と、前記電子装置に含まれた少なくとも一つのセンサ及び前記無線通信装置に含まれた少なくとも一つのセンサによって、前記電子装置及び前記無線通信装置があらかじめ設定された距離範囲内に存在し、あらかじめ定められた動き条件が実行されたことを感知する場合、前記無線通信装置に、前記電子装置が存在する位置に前記無線通信装置が位置したというデータを伝送するためのサーバと、を含み得る。
【0019】
本願発明の他の実施形態によれば、無線通信装置の訪問データを記録するための方法は、あらかじめ定められた場所に位置している電子装置から、前記あらかじめ定められた場所を前記無線通信装置が訪問したというデータをサーバに伝送する段階と、前記無線通信装置から、前記電子装置が位置している場所を前記無線通信装置が訪問したというデータをサーバに伝送する段階と、前記あらかじめ定められた場所を前記無線通信装置が訪問したということを表示する訪問データを前記無線通信装置に伝送する段階と、を含む。
【0020】
また、前記方法は、前記無線通信装置に、前記訪問データがあらかじめ設定された模様で表示される段階をさらに含み得る。
【0021】
本願発明のまた他の実施形態によれば、無線通信装置の訪問データを記録するためのシステムは、位置及び動きを感知できる少なくとも一つのセンサを含む無線通信装置と、サーバにデータを伝送するための少なくとも一つのキーを含む電子装置と、前記無線通信装置に、前記電子装置が設置された位置を前記無線通信装置が訪問したという訪問データを伝送するための前記サーバと、を含み、前記サーバは、前記無線通信装置に含まれた少なくとも一つのセンサによって、前記電子装置が設置された位置に前記無線通信装置が存在することを感知し、前記電子装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーが押され、前記無線通信装置に含まれた少なくとも一つのセンサによって、前記無線通信装置のあらかじめ定められた動きが実行されたことを感知する場合、前記無線通信装置に、前記電子装置が設置された位置を前記無線通信装置が訪問したという訪問データを伝送し得る。
【0022】
本願発明のまた他の実施形態によれば、無線通信装置の訪問データを記録するためのシステムは、サーバにデータを伝送するための少なくとも一つのキーを含む無線通信装置と、前記サーバにデータを伝送するための少なくとも一つのキーを含む電子装置と、前記無線通信装置に、前記電子装置が設置された位置を前記無線通信装置が訪問したという訪問データを伝送するための前記サーバと、を含み、前記サーバは、前記無線通信装置に含まれた位置センサによって、前記電子装置が設置された位置に前記無線通信装置が存在することを感知し、前記電子装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーが押され、前記無線通信装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーが押される場合、前記無線通信装置に、前記電子装置が設置された位置を前記無線通信装置が訪問したという訪問データを伝送し得る。
【0023】
本願発明のまた他の実施形態によれば、サーバに接続されて無線通信装置に訪問データを伝送するためのデータ伝送装置は、導電性材質からなる取手部と、前記取手部に連結されて、ボタンが押されたとき、前記無線通信装置に訪問データを伝送するというデータを前記サーバに伝送するためのボタン部と、前記ボタン部に連結されて前記無線通信装置のタッチスクリーンに電気的な信号を入力できるタッチスクリーンタッチ部と、を含み、前記ボタンが押され、前記タッチスクリーンに電気的な信号が入力されると、前記訪問データが前記無線通信装置に伝送され得る。
【0024】
また、前記無線通信装置のタッチスクリーンに電気的な信号が入力される時間内に前記ボタンが押される場合のみ、前記訪問データが前記無線通信装置に伝送され得る。
【発明の効果】
【0025】
このような本願発明の構成によれば、実際にサービス利用者がサービスを提供する店舗を訪問したということを確認することができ、これによりサービス利用者に多様な特典を提供できる。
【0026】
また、実際にサービスを提供する店舗を訪問せず、不正に認証を行った後にサービスについて評価することも防止できる。
【0027】
また、サービスを提供する店舗単位でなく個別のサービス提供者ごとにサービス利用者の累積利用回数に対する補償が可能であり、個別のサービス提供者に対するサービスを評価することもできる。
【0028】
また、サービス利用者及びサービス提供者に新たなインターフェースを介してポイントを積立てる新たな経験を提供できる。
【0029】
前述した目的及び関連した目的を達成するために、以下では一つ以上の実施形態について説明し、特に請求項において特定される特徴を含む。以下の説明及び図面を参照して、実施形態の例示についてより詳細に説明する。このような実施形態は単に一つの例であり、多様な変更を加えることが可能であることは当業者に明らかである。また、提示された実施形態は、このような実施形態及びこのような実施形態の均等物のすべてを含むと解釈される。
【図面の簡単な説明】
【0030】
慣習に従い図面の多様な特徴は、実際のサイズと異なる場合もある。したがって、多様な特徴は簡明に示すために、任意に拡大または減少され得る。また、図面の一部を簡明に示すために単純化する場合もある。したがって、図面は提示された装置(例えば、デバイス)または方法のすべての構成要素を示していない場合もある。最後に、類似する図面符号は、詳細な説明及び図面の全般において類似の特徴を示し得る。
図1】本願発明の一実施形態による訪問データを記録するためのシステムの構造を示す図である。
図2】本願発明の一実施形態による訪問データを記録することを示す図である。
図3】本願発明の他の実施形態による訪問データを記録することを示す図である。
図4】本願発明の一実施形態によるデータ伝送装置の概略図である。
図5図3のデータ伝送装置を利用した訪問データの記録方法を示す図である。
図6】本願発明の一実施形態による訪問データの記録方法を示すフローチャートである。
図7】訪問データがサービス利用者の電子装置に伝送され、あらかじめ設定された模様で表示された例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
図面を参照して多様な実施形態について説明し、すべての図面において類似する構成要素については類似する符号を用いて示す。発明の理解を助けるために、多様な詳細な説明が提供される。しかし、このような実施形態は、特定の説明なしでも実行できることは明らかである。他の例において、公知された構造及び装置は、実施形態の説明を容易にするためにブロック図に示す。
【0032】
図1は、本願発明の一実施形態による訪問データを記録するためのシステムの構造を示す図である。
【0033】
図1を参照すると、サービス提供者の電子装置101、サービス利用者の電子装置102、及びサーバ103が示される。
【0034】
前記電子装置101,102は、位置、加速、動きなどを感知できるGPSセンサ、ジャイロセンサ、加速度センサ、動作認識センサなどを含むPOS端末、スマートフォン、スマートパッド、コンピュータなどを含み得るが、これに制限されない。
【0035】
前記サービス利用者の電子装置102は、好ましくは、スマートフォンまたはスマートパッドなどのような無線通信装置であり得る。
【0036】
前記電子装置101,102には、サーバ103と接続できるすべての形態のコンピュータプログラムが組み込まれ得る。前記電子装置101,102がスマートフォンまたはスマートパッドである場合は、アプリケーションが組み込まれ得る。
【0037】
サーバ103には、サービス提供者及びサービス利用者のアカウントが生成されている。
【0038】
サービス提供者のアカウントは、サービスを提供する店舗ごとにまたはサービスを提供する提供者ごとに生成され得る。
【0039】
サービス提供者の電子装置101は、あらかじめ定められた場所(例えば、サービスが提供される場所など)に位置し得る。例えば、コーヒーショップ、美容室などに設置されているPOS端末、コンピュータなどを意味し得る。また、サービス提供者の電子装置101がスマートフォンまたはスマートパッドなどのような無線通信装置である場合は、サービス提供者の電子装置101に含まれている位置センサ(例えば、GPSセンサなど)によって、サービス提供者の電子装置101があらかじめ定められた場所に位置したと認証される場合のみ、正常にサービス利用者の電子装置102に訪問データを伝送するようにすることができる。
【0040】
サービス利用者の電子装置102が、サービス提供者の電子装置101が位置するあらかじめ定められた場所を訪問した場合、サービス提供者の電子装置101は、サーバ103にサービス利用者の電子装置102があらかじめ定められた場所を訪問したというデータを提供し(104)、サービス利用者の電子装置102は、サーバ103に自身がサービス提供者の電子装置101が位置するあらかじめ定められた場所を訪問したというデータを伝送する(105)。
【0041】
2つのデータ104,105が一致する場合、サーバ103は、サービス利用者の電子装置102に訪問データを伝送する(106)。また、サーバ103は、サービス利用者の電子装置102の訪問データを格納しておく。
【0042】
訪問データは、サービス利用者の電子装置102に伝送されると、あらかじめ設定された模様で表示され得る。
【0043】
図7は、訪問データがサービス利用者の電子装置803に伝送され、あらかじめ設定された模様で表示されることを示す。
【0044】
図7を参照すると、サービス利用者の電子装置803は、スマートフォンまたはスマートパッドであり、電子装置803のスクリーンには、従来の紙ベースのポイントカードのようなポイントカードが表示され、訪問回数に応じて802a、802b、802c、…、802jにあらかじめ設定された模様で訪問データが表示され得る。
【0045】
また、再び図1を参照すると、サービス利用者の電子装置102は、サーバ103に積立てられたポイントの使用に関するデータを伝送し(105)、サーバ103は、サービス提供者の電子装置101に積立てられたポイントの利用に関するデータを伝送する(107)。
【0046】
図2は、本願発明の一実施形態による訪問データを記録することを示す図である。
【0047】
図2を参照すると、本願発明の一実施形態による電子装置は、電子装置の動きを感知できるジャイロセンサ、加速度センサなどを含み得る。
【0048】
例えば、BUMP TECHNOLOGIES、INC.社が出願して2011年8月4日に公開された米国特許出願番号第20110191823号によれば、「バンプ」というデータ伝送方法について開示している。
【0049】
2つのスマートフォンの間でデータを伝送するとき、2つのスマートフォンの位置及び動きセンサを利用して2つのスマートフォンが同じ場所で同じ時間に特定の動きを発生させることによって情報を伝達しようとする意図を示すと、第1スマートフォンからサーバにデータを伝送し、サーバから第2スマートフォンにデータが伝送されることが開示されている。
【0050】
これを参照して、サービス提供者の電子装置201が位置しているサービス提供場所にサービス利用者の電子装置202が位置することを位置センサが感知(例えば、位置センサが感知するサービス提供者の電子装置201の位置とサービス利用者の電子装置202の位置の間の距離があらかじめ設定された範囲内)し、あらかじめ定められた動き条件が実行されたことを感知(例えば、サービス提供者の電子装置201とサービス利用者の電子装置202を左右に振ること)し、あらかじめ設定された時間条件で実行されたことが感知(例えば、サービス提供者の電子装置201とサービス利用者の電子装置202を振った時間の差異が0.5秒以内)する場合、サーバは、サービス提供者の電子装置201が位置した場所にサービス利用者の電子装置202が位置したという訪問データをサービス利用者の電子装置202に伝送し得る。
【0051】
図2は、サービス提供者の電子装置201がスマートフォンまたはスマートパッドである場合を示すが、これは例示であり、これに制限されず、位置センサ、加速度センサ、ジャイロセンサなどを含む任意の電子装置をすべて含み得る。
【0052】
また、位置センサを利用してサービス提供者の電子装置201及びサービス利用者の電子装置202が同じ位置にあるということを確認し、サービス提供者の電子装置201及びサービス利用者の電子装置202のあらかじめ定められたキーを押すことによってサーバがサービス利用者の電子装置202に訪問データを伝送するようにすることができる。
【0053】
図3は、本願発明の他の実施形態による訪問データを記録することを示す図である。
【0054】
図3を参照すると、サービス提供者の電子装置301は、POS端末、コンピュータなどであり得る。
【0055】
サービス提供者の電子装置301のあらかじめ定められたキー(例えば、スペースバー)が押され、サービス利用者の電子装置302の位置及び動きセンサによって、サービス利用者の電子装置302が、サービス提供者の電子装置301が位置するあらかじめ定められた場所を訪問し、あらかじめ定められた動き(例えば、左右に振ること)があらかじめ設定された時間範囲内(例えば、あらかじめ定められたキーが押された時間とサービス利用者の電子装置302を振った時間の差が0.5秒以内)であったと感知する場合、サーバは、サービス提供者の電子装置301からあらかじめ定められたキーが押されたという信号を伝送され、サービス利用者の電子装置302からあらかじめ定められた場所であらかじめ定められた動きがあったという信号を伝送され、サーバは、サービス利用者の電子装置302に訪問データを伝送し、サーバに訪問データを格納し得る。
【0056】
サービス利用者の電子装置302に伝送された訪問データは、図7に示すポイントカードの形でサービス利用者の電子装置302のスクリーンに表示される。
【0057】
図4は、本願発明の一実施形態によるデータ伝送装置の概略図である。
【0058】
図4を参照すると、サーバに接続され、サービス利用者の電子装置に訪問データを伝送するためのデータ伝送装置400が示される。前記データ伝送装置400は、取手部404と、前記取手部404に連結されてボタンが押されたとき、サービス利用者の電子装置に訪問データを伝送するというデータを前記サーバに伝送するためのボタン部403と、前記ボタン部403に連結されてサービス利用者の電子装置のタッチスクリーンに電気的な信号を入力できるタッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cを含み、前記ボタンが押され、前記タッチスクリーンに電気的な信号が入力されると、前記訪問データがサービス利用者の電子装置に伝送され得る。また、データ伝送装置400は、訪問データを伝送するためのコンピュータプログラムが組み込まれている多様なコンピュータに接続するためのコンピュータコネクタ405を含み得る。
【0059】
取手部404は、例えば、導電性材質からなり、手で握ったとき、手からの電気的な信号が、ボタン部403及びタッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cを介してサービス利用者の電子装置のタッチスクリーンに入力される。
【0060】
または、取手部404が導電性材質からならない場合も、タッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cがサービス利用者の電子装置のタッチスクリーンをタッチしたとき、データ伝送装置400が接続されているコンピュータまたはデータ伝送装置自体から電気的な信号を入力されることによって、サービス利用者の電子装置のタッチスクリーンに電気的な信号を入力できる。
【0061】
一例として、タッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cがボタンの形で提供され、タッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cがサービス利用者の電子装置のタッチスクリーンをタッチしたとき、タッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cのボタンが押されたという電気的な信号がデータ伝送装置400またはデータ伝送装置400が接続されているコンピュータに入力され得、このような入力によって、コンピュータから電気的な信号がサービス利用者の電子装置のタッチスクリーンに入力されたり、またはデータ伝送装置400自体から電気的な信号がサービス利用者の電子装置のタッチスクリーンに入力されたりし得る。このような構成によれば、取手部404が導電性材質からならない場合でも、タッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cのタッチによって、データ伝送装置の内部の電流またはデータ伝送装置が接続されているコンピュータからの電流を利用し、サービス利用者の電子装置のタッチスクリーンに電気的な信号が伝達され得るため、データ伝送装置のユーザが手袋を着用しも使用できる。
【0062】
前述したボタンは、物理的または電気的な意味のボタンをすべて含むものであって、タッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cがサービス利用者の電子装置のタッチスクリーンをタッチすることを物理的または電気的に感知できるすべての手段を意味する。
【0063】
ボタン部403は、取手部404を手で握り、タッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cをサービス利用者の電子装置のタッチスクリーンに当てて、タッチスクリーン側に圧力を加えたとき、ボタンが押されるように構成されている。ボタンが押されたとき、サーバは、サービス利用者の電子装置とタッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cが接触したことを認知し得る。すなわち、ボタンが押されたということは、サービス利用者が電子装置を持ってデータ伝送装置400が設置されている場所にきて、データ伝送装置400と接触したことを意味し得る。サーバは、ボタンが押されると、データ伝送装置400が設置されている場所にサービス利用者の電子装置が訪問したのでサービス利用者の電子装置に訪問データを伝送するというデータを伝送され得る。
【0064】
一例として、タッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cは、導電性材質からなる。本実施形態で、タッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cは、3つからなるが、これは例示であり、1つまたはそれ以上であり得る。
【0065】
タッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cは、非導電性材質であり、かつ、タッチスクリーンに損傷を与えない材質からなる保護部402により囲まれている。
【0066】
タッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cによりサービス利用者の電子装置のタッチスクリーンがタッチされることによって、サービス利用者の電子装置が、データ伝送装置400が設置されている場所を訪問したということをサーバに伝送し、ボタンが押され、タッチスクリーンに電気的な信号が入力されると、サーバから訪問データがサービス利用者の電子装置に伝送され得る。
【0067】
また、例えば、前記無線通信装置のタッチスクリーンに電気的な信号が入力される時間内に前記ボタンが押される場合のみ前記訪問データが前記無線通信装置に伝送され得る。
【0068】
サービス利用者の電子装置に伝送された訪問データは、サービス利用者の電子装置のスクリーンに図7に示すポイントカードの形で表示される。
【0069】
また、データ伝送装置400のボタン部403が押される場合を訪問データが伝送される一条件として説明したが、これは例示であり、データ伝送装置400は、動きセンサ、ジャイロセンサ、加速度センサなどを含み得、前記センサからデータ伝送装置400の動きを感知することを一条件として訪問データが伝送され得る。
【0070】
また、サービス利用者の電子装置のタッチスクリーンがタッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cによりタッチされることを、サービス利用者の電子装置が、データ伝送装置400が設置されている場所を訪問したということをサーバに伝送するための一条件として説明したが、これは例示であり、タッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cから電気的な信号が入力されるのではなく、タッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cが物理的にサービス利用者の電子装置のタッチスクリーンを押すことによって、サービス利用者の電子装置が動き、この動きをサービス利用者の電子装置に含まれたセンサが感知することによって、サービス利用者の電子装置が、データ伝送装置400が設置されている場所を訪問したということをサーバに伝送することもできる。
【0071】
一実施形態で、サービス利用者の電子装置は、弾性力を有する材質からなる支持台に置かれ、データ伝送装置400が支持台に置かれているサービス利用者の電子装置をタッチスクリーンタッチ部401a,401b,401cで押すとき、データ伝送装置400及びサービス利用者の電子装置が支持台の弾性によって移動する動きを感知し、データ伝送装置400が設置されている場所をサービス利用者の電子装置が訪問したということをサーバに伝送し得る。
【0072】
また、データ伝送装置400及びサービス利用者の電子装置が同じ位置に存在するということは、データ伝送装置400が接続されているPOS、メインコンピュータなどのコンピュータの位置及びサービス利用者の電子装置の位置センサ(例えば、GPSなど)に感知された位置に基づいて感知するか、または、データ伝送装置400自体が位置センサを含むことによって、データ伝送装置400の位置センサ及びサービス利用者の電子装置の位置センサで感知された位置に基づいて感知し得る。
【0073】
また、本発明の他の実施形態によれば、データ伝送装置400は、ボタンが押されたとき、前記無線通信装置に訪問データを伝送するというデータを前記サーバに伝送するためのボタン部と、前記ボタン部と連結されて前記無線通信装置のタッチスクリーンをタッチするためのタッチスクリーンタッチ部を含み得、無線通信装置は、位置センサ及び動きセンサに基づいて、自身が、データ伝送装置400が位置した場所に位置したということをサーバに伝送し得る。例えば、無線通信装置は、弾性力を有する支持台に置かれ得、データ伝送装置400のタッチスクリーンタッチ部が無線通信装置のタッチスクリーンをタッチするとき、データ伝送装置400のボタン部403が押され、また、無線通信装置及び支持台が押されて無線通信装置の動きが動きセンサによって感知され得、この動きが感知されると、無線通信装置は、サーバにタッチスクリーンタッチ部によって無線通信装置のタッチスクリーンがタッチされたことをサーバに伝送し、サーバは、訪問データを無線通信装置に伝送し得る。
【0074】
図5は、図3のデータ伝送装置を利用した訪問データ記録方法を示す図である。
【0075】
図5を参照すると、データ伝送装置502のタッチスクリーンタッチ部をサービス利用者の電子装置501にタッチさせることによって、サービス利用者の電子装置501に訪問データが図7に示すポイントカードの形で入力される。
【0076】
このように、例えば、スタンプのような形をしたデータ伝送装置502を利用して、サービス利用者の電子装置501のタッチスクリーンに紙ベースのポイントカードの形で表示されたポイントカードにスタンプを押すかのようなインターフェースでポイントを積立て得る。したがって、このような新たな経験を提供し、サービス利用者及び提供者にポイント積立ての楽しみを与えることができる。
【0077】
図6は、本願発明の一実施形態による訪問データの記録方法を示すフローチャートである。
【0078】
図6を参照すると、無線通信装置の訪問データを記録するための方法は、あらかじめ定められた場所に位置しているサービス提供者の電子装置から、サービス利用者の電子装置が前記あらかじめ定められた場所を訪問したというデータをサーバに伝送する(701)。その後、サービス利用者の電子装置から、サービス利用者の電子装置が、サービス提供者の電子装置が位置している場所を訪問したというデータをサーバに伝送する(702)。その後、サービス利用者の電子装置が前記あらかじめ定められた場所を訪問したということを表示する訪問データが、サービス利用者の電子装置に伝送され得る(703)。最後に、サービス利用者の電子装置に、前記訪問データがあらかじめ設定された模様で表示される(704)。
【0079】
例えば、アプリケーション上でサービス提供者のアカウント及びサービス利用者のアカウントを生成できる。例えば、サービス提供者は、サービスを提供する店舗の概念を含むものであって、サービス提供者のアカウントを生成するとき、サービスを提供する店舗の商号、サービスの種類、分類、提供場所、代表者、個別のサービス提供者の情報などを入力できる。例えば、サービス提供者のアカウントは、飲食店、コーヒーショップ、美容室、ネイルショプなどのような店舗単位で設定するか、または、飲食店のテーブル担当者、コーヒーショップのバリスタ、美容室のヘアーデザイナー、ネイルショプのネール管理者などのような個別のサービス提供者単位で設定することもできる。
【0080】
サービス利用者のアカウントは、多様な方法で生成できる。サービス利用者は、ホームページ、スマートフォン(例えば、タブレットPCなどを含む)のアプリケーションなどに自身の個人情報、例えば、名前、住民登録番号、メールアドレスなどを入力することによってサービス利用者のアカウントを生成できる。または、スマートフォンなどにアプリケーションをインストールするか、店舗を訪問するなどの多様な方法によりサービス利用者のスマートフォンの固有番号または固有ID(例えば、アップル社のiPhoneのUDIDなど)などを利用して、サービス利用者の個人情報がなくてもサービス利用者のアカウントを生成できる。例えば、このようなサービス利用者のアカウントは、スマートフォンなどに格納されることによってサービスを提供する店舗が認証し得る。
【0081】
サービス利用者がサービス提供者を訪問したという訪問データは、サービスを提供する店舗単位で積立てられるか、または、個別のサービス提供者単位で積立てられ得る。すなわち、サービスを提供する店舗、例えば、カフェに対する訪問データが積立てられたり、または、サービス提供者、例えば、特定のバリスタに対する訪問データが積立てられたりし得る。例えば、サービス提供者、例えば、特定バリスタに対する訪問データを積立てるためには、前記特定バリスタのアカウントでログインしたスマートフォンが、サービス利用者の電子装置に訪問データを伝送することもでき、特定バリスタと連動されたデータ伝送装置が、サービス利用者の電子装置に訪問データを伝送することもできる。
【0082】
訪問データがサーバに蓄積され得る。このようなデータは、ポイントカードの形でサービス利用者の電子装置に表示されるだけでなく、例えば、サービス利用者の訪問回数、訪問店舗の位置、注文内容、注文金額などの内容(これに制限されない)がサーバに蓄積され得る。また、このようなデータは、サービスを提供する店舗のサービスを利用するデータであり得、サービス提供者のサービスを利用するデータでもあり得る。例えば、美容室でヘアーカットはサービス提供者(A)から提供され、パーマはサービス提供者(B)から提供された場合、そのサービス内容はサービスを提供する店舗単位でヘアーカット及びパーマというデータとして格納され、ヘアーカットデータはサービス提供者(A)に、パーマデータはサービス提供者(B)に格納され得る。このようなデータは、サービス提供者またはサービス利用者がいつでもサーバから取り出して確認できる。
【0083】
次に、前記累積されたデータに基づいて前記サービス利用者への補償がなされる。
【0084】
例えば、サービス利用者の累積訪問回数が10回であると表示される場合、サービス利用者に1回無料使用ポイントを発行し得る。このような補償内容は、例えば、マイレージの積立て、積立金の返還、商品提供などを含み得るが、これに制限されない。また、このような補償の内容は、サービス提供者またはサービス利用者のすべてがいつでもサーバから取り出して確認できる。
【0085】
また、例えば、サービス利用者に対する補償は、サービスを提供する店舗または個別のサービス提供者によって提供され得る。すなわち、サービスを提供する店舗、例えば、美容室に10回訪問したことを基準に1回の無料カットサービスを提供することもできるが、サービス提供者、例えば、特定のヘアーデザイナーに10回訪問したことを基準に1回の無料カットサービスを提供することもできる。このように、個別のサービス提供者単位で累積したデータに基づいて補償がなされるため、サービス提供者が店舗を移る場合、サービス利用者は、サービス提供者が移った店舗を訪問して引続きポイントを積立てることが可能になる。
【0086】
次に、サービス利用者によって、サーバにサービスを提供する店舗または個別のサービス提供者に対する評価が入力され得る。
【0087】
このような評価内容は、他のサービス利用者に対し、フェイスブックなどのようなSNSまたは自身のアプリケーション内で共有され得る。または、個別のサービス提供者に対する評価は、サービスを提供する店舗の代表者のみ閲覧できるように設定することもできる。サービスを提供する店舗の代表者は、個別のサービス提供者に対する評価を利用してサービス提供者に対する賞罰を行うことができる。
【0088】
また、オフラインミーティングなどに実際に参加した人々から質問を受ける場合、前述のような訪問データが伝送された電子装置に限り質問を受けるようにしたり、投票できる権限を与えたりすることもできる。
【0089】
本願発明の一実施形態によれば、無線通信装置の訪問データを記録するためのシステムが提供される。前記システムは、位置及び動きを感知できる少なくとも一つのセンサを含む無線通信装置と、サーバにデータを伝送するための少なくとも一つのキーを含む電子装置と、前記無線通信装置に、前記電子装置が設置された位置を前記無線通信装置が訪問したという訪問データを伝送するための前記サーバを含み、前記サーバは、前記無線通信装置に含まれた少なくとも一つのセンサによって、前記電子装置が設置された位置に前記無線通信装置が存在することを感知し、前記電子装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーが押され、前記無線通信装置に含まれた少なくとも一つのセンサによって、前記無線通信装置のあらかじめ定められた動きが実行されたことを感知する場合、前記無線通信装置に、前記電子装置が設置された位置を前記無線通信装置が訪問したという訪問データを伝送し得る。
【0090】
例えば、前記電子装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーは、スペースバーであり得、前記無線通信装置のあらかじめ定められた動きは、前記無線通信装置を左右に一度振ることであり得る。
【0091】
また、前記電子装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーが押されたことと、前記無線通信装置のあらかじめ定められた動きが実行されたことを感知することの時間差があらかじめ定められた条件以内であるときのみ訪問データを伝送するように設定できる。
【0092】
例えば、前記電子装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーが押されことと、前記無線通信装置のあらかじめ定められた動きが実行されたことを感知することの時間差が5秒以内の場合のみ訪問データを伝送するように設定できる。
【0093】
例えば、前記無線通信装置に含まれた少なくとも一つのセンサによって、前記電子装置が設置された位置に前記無線通信装置が存在すると感知することは、前記電子装置が設置されていると登録された位置から前記無線通信装置の位置センサが感知した位置があらかじめ定められた条件以内であるときのみ訪問データを伝送するように設定できる。
【0094】
例えば、前記電子装置が設置されていると登録された位置から前記無線通信装置の位置センサが感知した位置が5m以内であるときのみ訪問データを伝送するように設定できる。
【0095】
前記電子装置が設置されていると登録された位置は、前記電子装置に含まれている位置センサが感知することができ、前記電子装置が設置されていることを登録した加盟店舗、サービス提供者などの位置からも把握できる。
【0096】
本願発明のまた他の実施形態によれば、無線通信装置の訪問データを記録するためのシステムが提供される。前記システムは、サーバにデータを伝送するための少なくとも一つのキーを含む無線通信装置と、前記サーバにデータを伝送するための少なくとも一つのキーを含む電子装置と、前記無線通信装置に、前記電子装置が設置された位置を前記無線通信装置が訪問したという訪問データを伝送するための前記サーバを含み、前記サーバは、前記無線通信装置に含まれた位置センサによって、前記電子装置が設置された位置に前記無線通信装置が存在し、前記電子装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーが押され、前記無線通信装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーが押される場合、前記電子装置が設置された位置を前記無線通信装置が訪問したという訪問データを前記無線通信装置に伝送し得る。
【0097】
例えば、前記無線通信装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーは、前記無線通信装置に組み込まれたアプリケーションを実行した状態でディスプレー、例えば、タッチスクリーンに表示されるボタンであり得、電子装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーは、スペースバーであり得る。
【0098】
また、前記電子装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーが押されることと、前記無線通信装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーが押されることの時間差があらかじめ定められた条件以内であるときのみ訪問データを伝送するように設定できる。
【0099】
例えば、前記電子装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーが押されることと、前記無線通信装置の少なくとも一つのキーのうちあらかじめ定められたキーが押されることの時間差が5秒以内の場合のみ訪問データを伝送するように設定できる。
【0100】
例えば、前記無線通信装置に含まれた少なくとも一つのセンサによって、前記電子装置が設置された位置に前記無線通信装置が存在すると感知することは、前記電子装置が設置されていると登録された位置から前記無線通信装置の位置センサが感知した位置があらかじめ定められた条件以内であるときのみ訪問データを伝送するように設定できる。
【0101】
例えば、前記電子装置が設置されていると登録された位置から前記無線通信装置の位置センサが感知した位置が5m以内であるときのみ訪問データを伝送するように設定できる。
【0102】
前記電子装置が設置されていると登録された位置は、前記電子装置に含まれている位置センサが感知することもでき、前記電子装置が設置されていることを登録した加盟店舗、サービス提供者などの位置からも把握できる。
【0103】
一つ以上の例示的な実施形態では、ここで提示した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組合せにより具現される。ソフトウェアで具現される場合、前記機能はコンピュータで判読可能な媒体上に一つ以上の命令またはコードとして格納されたり、またはこれらにより伝送されたりし得る。コンピュータで判読可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体及びある場所から他の場所にコンピュータプログラムの移転を容易にするための任意の媒体を含む通信媒体を含む。記憶媒体は、凡庸コンピュータまたは特別なコンピュータによってアクセスされる任意の使用可能な媒体であり得る。例えば、このようなコンピュータで判読可能な媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、または他の光ディスク記憶媒体、磁気ディスク記憶媒体または他の磁気記憶装置、もしくは命令またはデータ構造の形態で要求されるプログラムコード手段を格納するのに使用され得、凡庸コンピュータ、特別なコンピュータ、凡庸プロセッサ、または特別なプロセッサによってアクセスされる任意の他の媒体を含むが、これらに制限されない。また、任意の接続手段がコンピュータで判読可能な媒体と見なされ得る。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから同軸ケーブル、光フィーバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または、赤外線ラジオ、及びマイクロウエーブのような無線技術により伝送される場合、このような同軸ケーブル、光フィーバーケーブル、沿線、DSL、または赤外線ラジオ、及びマイクロウエーブのような無線技術がこのような媒体の定義内に含まれ得る。ここで使用されるディスク(disk)及びディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD、compact disc)、レーザーディスク(laser disc)、光ディスク(optical disc)、DVD、フロッピーディスク(floppy disk)、及びブルーレイディスク(Blu−ray Disc)を含み、ここでディスク(disk)は、データを磁気的に再生するが、ディスク(disc)は、レーザにより光学的にデータを再生する。前記組合せもコンピュータで判読可能な媒体の範囲内に含まれ得る。
【0104】
また、サーバ、端末機などの間でのデータ通信は、すべての近距離及び長距離通信手段により行われ得る。
【0105】
以上、実施形態に関する説明は、任意の本発明の技術分野で通常の知識を有する者が本発明を利用したりまたは実施できたりするように提供される。このような実施形態は、多様に変更され得、発明の技術分野で通常の知識を有する者にとって自明であり、ここに定義された一般的な原理は、本発明から外れない範囲内で他の実施形態に適用され得る。したがって、本発明はここで提示した実施形態で限定されず、ここで提示した原理及び新たな特徴と一貫する最も広い範囲で解釈されなければならない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7