(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
[0005]現在の変速機は、その所期の目的を実現しているが、特に効率、応答性、および滑らかさ、ならびに改善されたパッケージング、本来的に減少された大きさおよび重量の見地から改善された性能を示す新しい改善された変速機の構成の必要が本質的に常にある。したがって、経済性に優れコンパクトな改良型の多速度変速機の必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[0006]入力部材と、出力部材と、第1、第2、および第3の遊星歯車セットと、2つの相互接続部材と、6つのトルク伝達機構とを有する変速機が提供される。遊星歯車セットは、それぞれ第1、第2、および第3の部材を少なくとも有する。第1の遊星歯車セットは、第4の部材をさらに含む。2つの相互接続部材は、第1、第2、および第3の遊星歯車セットの一部材を第1、第2、および第3の遊星歯車セットの別の部材とを連続的に相互接続する。6つのトルク伝達機構が、それぞれ、第1、第2、および第3の遊星歯車セットの一部材を第1、第2、および第3の遊星歯車セットの別の部材または固定部材と相互接続するように選択的に係合可能である。6つのトルク伝達機構が、入力部材と出力部材の間で複数の順方向速度比および少なくとも1つの逆方向速度比を確立するように、少なくとも3つの組み合わせで選択的に係合可能である。
【0008】
[0007]本発明の一例では、2つの相互接続部材のうちの第1の相互接続部材が、第1の遊星歯車セットの第4の部材を第2の遊星歯車セットの第3の部材と連続的に相互接続する。
【0009】
[0008]本発明の別の例では、2つの相互接続部材のうちの第2の相互接続部材が、第2の遊星歯車セットの第2の部材を第3の遊星歯車セットの第1の部材と連続的に相互接続する。
【0010】
[0009]本発明のさらに別の例では、6つのトルク伝達機構のうちの第1のトルク伝達機構が、第1の遊星歯車セットの第1の部材を第2の遊星歯車セットの第1の部材と相互接続するように選択的に係合可能である。
【0011】
[0010]本発明のさらに別の例では、6つのトルク伝達機構のうちの第2のトルク伝達機構が、第1の遊星歯車セットの第1の部材を第2の遊星歯車セットの第2の部材と相互接続するように選択的に係合可能である。
【0012】
[0011]本発明のさらに別の例では、6つのトルク伝達機構のうちの第3のトルク伝達機構が、第1の遊星歯車セットの第3の部材を第3の遊星歯車セットの第2の部材と相互接続するように選択的に係合可能である。
【0013】
[0012]本発明のさらに別の例では、6つのトルク伝達機構のうちの第4のトルク伝達機構が、第2の遊星歯車セットの第3の部材を第3の遊星歯車セットの第3の部材と相互接続するように選択的に係合可能である。
【0014】
[0013]本発明のさらに別の例では、6つのトルク伝達機構のうちの第5のトルク伝達機構が、第2の遊星歯車セットの第1の部材を固定部材と相互接続するように選択的に係合可能である。
【0015】
[0014]本発明のさらに別の例では、6つのトルク伝達機構のうちの第6のトルク伝達機構が、第3の遊星歯車セットの第3の部材を固定部材と相互接続するように選択的に係合可能である。
【0016】
[0015]本発明のさらに別の例では、入力部材が、第1の遊星歯車セットの第2の部材に、共通の回転をするように連続的に接続されている。
【0017】
[0016]本発明のさらに別の例では、出力部材が、第3の遊星歯車セットの第2の部材に、共通の回転をするように連続的に接続されている。
【0018】
[0017]本発明のさらに別の例では、第1の遊星歯車セットの第1の部材、第2の遊星歯車セットの第1の部材、および第3の遊星歯車セットの第3の部材が第1の太陽歯車であり、第2の遊星歯車セットの第1の部材、および第3の遊星歯車セットの第2の部材がリング歯車であり、第2の遊星歯車セットの第2の部材、および第3の遊星歯車セットの第3の部材が遊星枠である。
【0019】
[0018]本発明のさらに別の例では、第1の遊星歯車セットの第2の部材がリング歯車であり、第1の遊星歯車セットの第3の部材が遊星枠であり、第1の遊星歯車セットの第4の部材が組み合わせた太陽/リング歯車である。
【0020】
[0019]本発明のさらに別の例では、第1の遊星歯車セットの第2の部材および第3の部材が遊星枠と組み合わされたリング歯車を含み、第1の遊星歯車セットの第4の部材が太陽歯車である。
【0021】
[0020]本発明のさらに別の例では、第1の遊星歯車セットの第2の部材が遊星枠であり、第1の遊星歯車セットの第3の部材がリング歯車であり、第1の遊星歯車セットの第4の部材が第2の太陽歯車であり、第1の遊星歯車セットが遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、第1のセットのピニオンが長いピニオンであると共に第1の太陽歯車、リング歯車、および第2のセットのピニオンと噛み合い、第2のセットのピニオンが短いピニオンであると共に第1のセットのピニオンおよび第2の太陽歯車と噛み合う。
【0022】
[0021]本発明のさらに別の例では、第1の遊星歯車セットの第2の部材が遊星枠であり、第1の遊星歯車セットの第3の部材がリング歯車であり、第1の遊星歯車セットの第4の部材が第2の太陽歯車であり、第1の遊星歯車セットが遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、第1のセットのピニオンが短いピニオンであると共に第1の太陽歯車、リング歯車、および第2のセットのピニオンと噛み合い、第2のセットのピニオンが長いピニオンであると共に第1のセットのピニオンおよび第2の太陽歯車と噛み合う。
【0023】
[0022]本発明のさらに別の例では、第1の遊星歯車セットの第2の部材が遊星枠であり、第1の遊星歯車セットの第3の部材がリング歯車であり、第1の遊星歯車セットの第4の部材が第2の太陽歯車であり、第1の遊星歯車セットが遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、第1のセットのピニオンが大径部分および小径部分を有する長いピニオンであり、大径部分が第1の太陽歯車と噛み合い、小径部分がリング歯車および第2のセットのピニオンと噛み合い、第2のセットのピニオンが短いピニオンであると共に、第1のセットのピニオンの小径部分および第2の太陽歯車と噛み合う。
【0024】
[0023]本発明のさらに別の例では、第1の遊星歯車セットの第2の部材がリング歯車であり、第1の遊星歯車セットの第3の部材が遊星枠であり、第1の遊星歯車セットの第4の部材が第2の太陽歯車であり、第1の遊星歯車セットが遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、第1のセットのピニオンが短いピニオンであり、第1のセットのピニオンが第1の太陽歯車および第2のセットのピニオンと噛み合い、第2のセットのピニオンが長いピニオンであると共にリング歯車および第2の太陽歯車と噛み合う。
【0025】
[0024]本発明のさらに別の例では、第1の遊星歯車セットの第2の部材がリング歯車であり、第1の遊星歯車セットの第3の部材が遊星枠であり、第1の遊星歯車セットの第4の部材が第2の太陽歯車であり、第1の遊星歯車セットが遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、第1のセットのピニオンが大径部分および小径部分を有する長いピニオンであり、大径部分が第2の太陽歯車およびリング歯車と噛み合い、小径部分が第2のセットのピニオンと噛み合い、第2のセットのピニオンが、短いピニオンであると共に、第1のセットのピニオンの小径部分および第1の太陽歯車と噛み合う。
【0026】
[0025]本発明のさらに別の例では、第1の遊星歯車セットの第2の部材がリング歯車であり、第1の遊星歯車セットの第3の部材が遊星枠であり、第1の遊星歯車セットの第4の部材が第2の太陽歯車であり、第1の遊星歯車セットが遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、第1のセットのピニオンが第1の太陽歯車および第2のセットのピニオンと噛み合う長いピニオンであり、第2のセットのピニオンが短いピニオンであると共にその第1のセットのピニオン、リング歯車、および第2の太陽歯車と噛み合う。
【0027】
また、本明細書には、以下の態様が記載されている。
(態様1)
入力部材と、
出力部材と、
それぞれが第1、第2、および第3の部材を少なくとも有する、第1、第2、および第3の遊星歯車セットであって、第1の遊星歯車セットが第4の部材をさらに含む、第1、第2、および第3の遊星歯車セットと、
前記第1、第2、および第3の遊星歯車セットの一部材を前記第1、第2、および第3の遊星歯車セットの別の部材と連続的に相互接続する2つの相互接続部材と、
それぞれが前記第1、第2、および第3の遊星歯車セットの一部材を前記第1、第2、および第3の遊星歯車セットの別の部材または固定部材と相互接続するように選択的に係合可能である、6つのトルク伝達機構と
を備えた変速機であって、
前記6つのトルク伝達機構が、前記入力部材と前記出力部材の間で複数の順方向速度比および少なくとも1つの逆方向速度比を確立するように、少なくとも3つの組み合わせで選択的に係合可能である、変速機。
(態様2)
前記2つの相互接続部材のうちの第1の相互接続部材が、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材を前記第2の遊星歯車セットの前記第3の部材と連続的に相互接続する、態様1に記載の変速機。
(態様3)
前記2つの相互接続部材のうちの第2の相互接続部材が、前記第2の遊星歯車セットの前記第2の部材を前記第3の遊星歯車セットの前記第1の部材と連続的に相互接続する、態様2に記載の変速機。
(態様4)
前記6つのトルク伝達機構のうちの第1のトルク伝達機構が、前記第1の遊星歯車セットの前記第1の部材を前記第2の遊星歯車セットの前記第1の部材と相互接続するように選択的に係合可能である、態様1に記載の変速機。
(態様5)
前記6つのトルク伝達機構のうちの第2のトルク伝達機構が、前記第1の遊星歯車セットの前記第1の部材を前記第2の遊星歯車セットの前記第2の部材と相互接続するように選択的に係合可能である、態様4に記載の変速機。
(態様6)
前記6つのトルク伝達機構のうちの第3のトルク伝達機構が、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材を前記第3の遊星歯車セットの前記第2の部材と相互接続するように選択的に係合可能である、態様5に記載の変速機。
(態様7)
前記6つのトルク伝達機構のうちの第4のトルク伝達機構が、前記第2の遊星歯車セットの前記第3の部材を前記第3の遊星歯車セットの前記第3の部材と相互接続するように選択的に係合可能である、態様6に記載の変速機。
(態様8)
前記6つのトルク伝達機構のうちの第5のトルク伝達機構が、前記第2の遊星歯車セットの前記第1の部材を前記固定部材と相互接続するように選択的に係合可能である、態様7に記載の変速機。
(態様9)
前記6つのトルク伝達機構のうちの第6のトルク伝達機構が、前記第3の遊星歯車セットの前記第3の部材を前記固定部材と相互接続するように選択的に係合可能である、態様8に記載の変速機。
(態様10)
前記入力部材が、前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材に、共通の回転をするように連続的に接続されている、態様1に記載の変速機。
(態様11)
前記出力部材が、前記第3の遊星歯車セットの前記第2の部材に、共通の回転をするように連続的に接続されている、態様10に記載の変速機。
(態様12)
前記第1の遊星歯車セットの前記第1の部材、前記第2の遊星歯車セットの前記第1の部材、および前記第3の遊星歯車セットの前記第3の部材が第1の太陽歯車であり、前記第2の遊星歯車セットの前記第1の部材、および前記第3の遊星歯車セットの前記第2の部材がリング歯車であり、前記第2の遊星歯車セットの前記第2の部材、および前記第3の遊星歯車セットの前記第3の部材が遊星枠である、態様1に記載の変速機。
(態様13)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が組み合わせた太陽/リング歯車である、態様12に記載の変速機。
(態様14)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材および第3の部材が遊星枠と組み合わされたリング歯車を含み、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が太陽歯車である、態様12に記載の変速機。
(態様15)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが長いピニオンであると共に前記第1の太陽歯車、前記リング歯車、および前記第2のセットのピニオンと噛み合い、前記第2のセットのピニオンが短いピニオンであると共に前記第1のセットのピニオンおよび前記第2の太陽歯車と噛み合う、態様12に記載の変速機。
(態様16)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが短いピニオンであると共に前記第1の太陽歯車、前記リング歯車、および前記第2のセットのピニオンと噛み合い、前記第2のセットのピニオンが長いピニオンであると共に前記第1のセットのピニオンおよび前記第2の太陽歯車と噛み合う、態様12に記載の変速機。
(態様17)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが大径部分および小径部分を有する長いピニオンであり、前記大径部分が前記第1の太陽歯車と噛み合い、前記小径部分が前記リング歯車および前記第2のセットのピニオンと噛み合い、前記第2のセットのピニオンが短いピニオンであると共に、前記第1のセットのピニオンの前記小径部分および前記第2の太陽歯車と噛み合う、態様12に記載の変速機。
(態様18)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが短いピニオンであり、前記第1のセットのピニオンが前記第1の太陽歯車および前記第2のセットのピニオンと噛み合い、前記第2のセットのピニオンが長いピニオンであると共に前記リング歯車および前記第2の太陽歯車と噛み合う、態様12に記載の変速機。
(態様19)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが大径部分および小径部分を有する長いピニオンであり、前記大径部分が前記第2の太陽歯車および前記リング歯車と噛み合い、前記小径部分が前記第2のセットのピニオンと噛み合い、前記第2のセットのピニオンが、短いピニオンであると共に、前記第1のセットのピニオンの前記小径部分および前記第1の太陽歯車と噛み合う、態様12に記載の変速機。
(態様20)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが前記第1の太陽歯車および前記第2のセットのピニオンと噛み合う長いピニオンであり、前記第2のセットのピニオンが短いピニオンであると共に前記第1のセットのピニオン、前記リング歯車、および前記第2の太陽歯車と噛み合う、態様12に記載の変速機。
(態様21)
入力部材と、
出力部材と、
それぞれが第1、第2、および第3の部材を少なくとも有する、第1、第2、および第3の遊星歯車セットであって、第1の遊星歯車セットが第4の部材をさらに含み、前記入力部材が、第1の遊星歯車セットの前記第2の部材に、共通の回転をするように連続的に接続され、前記出力部材が、第3の遊星歯車セットの前記第2の部材に、共通の回転をするように連続的に接続されている、第1、第2、および第3の遊星歯車セットと、
前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材を前記第2の遊星歯車セットの前記第3の部材と連続的に相互接続する第1の相互接続部材と、
前記第2の遊星歯車セットの前記第2の部材を前記第3の遊星歯車セットの前記第1の部材と連続的に相互接続する第2の相互接続部材と、
それぞれが前記第1、第2、および第3の遊星歯車セットの一部材を前記第1、第2、および第3の遊星歯車セットの別の部材または固定部材と相互接続するように選択的に係合可能である、6つのトルク伝達機構と
を含む変速機であって、
前記6つのトルク伝達機構が、前記入力部材と前記出力部材の間で複数の順方向速度比および少なくとも1つの逆方向速度比を確立するように、少なくとも3つの組み合わせで選択的に係合可能である、変速機。
(態様22)
前記6つのトルク伝達機構のうちの第1のトルク伝達機構が、前記第1の遊星歯車セットの前記第1の部材を前記第2の遊星歯車セットの前記第1の部材と相互接続するように選択的に係合可能である、態様21に記載の変速機。
(態様23)
前記6つのトルク伝達機構のうちの第2のトルク伝達機構が、前記第1の遊星歯車セットの前記第1の部材を前記第2の遊星歯車セットの前記第2の部材と相互接続するように選択的に係合可能である、態様22に記載の変速機。
(態様24)
前記6つのトルク伝達機構のうちの第3のトルク伝達機構が、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材を前記第3の遊星歯車セットの前記第2の部材と相互接続するように選択的に係合可能である、態様23に記載の変速機。
(態様25)
前記6つのトルク伝達機構のうちの第4のトルク伝達機構が、前記第2の遊星歯車セットの前記第3の部材を前記第3の遊星歯車セットの前記第3の部材と相互接続するように選択的に係合可能である、態様24に記載の変速機。
(態様26)
前記6つのトルク伝達機構のうちの第5のトルク伝達機構が、前記第2の遊星歯車セットの前記第1の部材を前記固定部材と相互接続するように選択的に係合可能である、態様25に記載の変速機。
(態様27)
前記6つのトルク伝達機構のうちの第6のトルク伝達機構が、前記第3の遊星歯車セットの前記第3の部材を前記固定部材と相互接続するように選択的に係合可能である、態様26に記載の変速機。
(態様28)
前記第1の遊星歯車セットの前記第1の部材、前記第2の遊星歯車セットの前記第1の部材、および前記第3の遊星歯車セットの前記第3の部材が第1の太陽歯車であり、前記第2の遊星歯車セットの前記第1の部材、および前記第3の遊星歯車セットの前記第2の部材がリング歯車であり、前記第2の遊星歯車セットの前記第2の部材、および前記第3の遊星歯車セットの前記第3の部材が遊星枠である、態様21に記載の変速機。
(態様29)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が組み合わせた太陽/リング歯車である、態様28に記載の変速機。
(態様30)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材および第3の部材が遊星枠と組み合わされたリング歯車を含み、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が太陽歯車である、態様28に記載の変速機。
(態様31)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが長いピニオンであると共に前記第1の太陽歯車、前記リング歯車、および前記第2のセットのピニオンと噛み合い、前記第2のセットのピニオンが短いピニオンであると共に前記第1のセットのピニオンおよび前記第2の太陽歯車と噛み合う、態様28に記載の変速機。
(態様32)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが短いピニオンであると共に前記第1の太陽歯車、前記リング歯車、および前記第2のセットのピニオンと噛み合い、前記第2のセットのピニオンが長いピニオンであると共に前記第1のセットのピニオンおよび前記第2の太陽歯車と噛み合う、態様28に記載の変速機。
(態様33)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが大径部分および小径部分を有する長いピニオンであり、前記大径部分が前記第1の太陽歯車と噛み合い、前記小径部分が前記リング歯車および前記第2のセットのピニオンと噛み合い、前記第2のセットのピニオンが短いピニオンであると共に、前記第1のセットのピニオンの前記小径部分および前記第2の太陽歯車と噛み合う、態様28に記載の変速機。
(態様34)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが短いピニオンであり、前記第1のセットのピニオンが前記第1の太陽歯車および前記第2のセットのピニオンと噛み合い、前記第2のセットのピニオンが長いピニオンであると共に前記リング歯車および前記第2の太陽歯車と噛み合う、態様28に記載の変速機。
(態様35)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが大径部分および小径部分を有する長いピニオンであり、前記大径部分が前記第2の太陽歯車および前記リング歯車と噛み合い、前記小径部分が前記第2のセットのピニオンと噛み合い、前記第2のセットのピニオンが、短いピニオンであると共に、前記第1のセットのピニオンの前記小径部分および前記第1の太陽歯車と噛み合う、態様28に記載の変速機。
(態様36)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが前記第1の太陽歯車および前記第2のセットのピニオンと噛み合う長いピニオンであり、前記第2のセットのピニオンが短いピニオンであると共に前記第1のセットのピニオン、前記リング歯車、および前記第2の太陽歯車と噛み合う、態様28に記載の変速機。
(態様37)
入力部材と、
出力部材と、
それぞれが第1、第2、および第3の部材を少なくとも有する、第1、第2、および第3の遊星歯車セットであって、第1の遊星歯車セットが第4の部材をさらに含み、前記入力部材が、第1の遊星歯車セットの前記第2の部材に、共通の回転をするように連続的に接続され、前記出力部材が、第3の遊星歯車セットの前記第2の部材に、共通の回転をするように連続的に接続されている、第1、第2、および第3の遊星歯車セットと、
前記第1、第2、および第3の遊星歯車セットの一部材を前記第1、第2、および第3の遊星歯車セットの別の部材と連続的に相互接続する2つの相互接続部材と、
前記第1の遊星歯車セットの前記第1の部材を前記第2の遊星歯車セットの前記第1の部材と相互接続するように選択的に係合可能な第1のトルク伝達機構と、
前記第1の遊星歯車セットの前記第1の部材を前記第2の遊星歯車セットの前記第2の部材と相互接続するように選択的に係合可能な第2のトルク伝達機構と、
前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材を前記第3の遊星歯車セットの前記第2の部材と相互接続するように選択的に係合可能な第3のトルク伝達機構と、
前記第2の遊星歯車セットの前記第3の部材を前記第3の遊星歯車セットの前記第3の部材と相互接続するように選択的に係合可能な第4のトルク伝達機構と、
前記第2の遊星歯車セットの前記第1の部材を固定部材と相互接続するように選択的に係合可能な第5のトルク伝達機構と、
前記第3の遊星歯車セットの前記第3の部材を前記固定部材と相互接続するように選択的に係合可能な第6のトルク伝達機構と
を含む変速機であって、
前記6つのトルク伝達機構が、前記入力部材と前記出力部材の間で複数の順方向速度比および少なくとも1つの逆方向速度比を確立するように、少なくとも3つの組み合わせで選択的に係合可能である、変速機。
(態様38)
前記2つの相互接続部材のうちの第1の相互接続部材が、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材を前記第2の遊星歯車セットの前記第3の部材と連続的に相互接続する、態様37に記載の変速機。
(態様39)
前記2つの相互接続部材のうちの第2の相互接続部材が、前記第2の遊星歯車セットの前記第2の部材を前記第3の遊星歯車セットの前記第1の部材と連続的に相互接続する、態様38に記載の変速機。
(態様40)
前記第1の遊星歯車セットの前記第1の部材、前記第2の遊星歯車セットの前記第1の部材、および前記第3の遊星歯車セットの前記第3の部材が第1の太陽歯車であり、前記第2の遊星歯車セットの前記第1の部材、および前記第3の遊星歯車セットの前記第2の部材がリング歯車であり、前記第2の遊星歯車セットの前記第2の部材、および前記第3の遊星歯車セットの前記第3の部材が遊星枠である、態様37に記載の変速機。
(態様41)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が組み合わせた太陽/リング歯車である、態様40に記載の変速機。
(態様42)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材および第3の部材が遊星枠と組み合わされたリング歯車を含み、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が太陽歯車である、態様40に記載の変速機。
(態様43)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが長いピニオンであると共に前記第1の太陽歯車、前記リング歯車、および前記第2のセットのピニオンと噛み合い、前記第2のセットのピニオンが短いピニオンであると共に前記第1のセットのピニオンおよび前記第2の太陽歯車と噛み合う、態様40に記載の変速機。
(態様44)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが短いピニオンであると共に前記第1の太陽歯車、前記リング歯車、および前記第2のセットのピニオンと噛み合い、前記第2のセットのピニオンが長いピニオンであると共に前記第1のセットのピニオンおよび前記第2の太陽歯車と噛み合う、態様40に記載の変速機。
(態様45)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが大径部分および小径部分を有する長いピニオンであり、前記大径部分が前記第1の太陽歯車と噛み合い、前記小径部分が前記リング歯車および前記第2のセットのピニオンと噛み合い、前記第2のセットのピニオンが短いピニオンであると共に、前記第1のセットのピニオンの前記小径部分および前記第2の太陽歯車と噛み合う、態様40に記載の変速機。
(態様46)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが短いピニオンであり、前記第1のセットのピニオンが前記第1の太陽歯車および前記第2のセットのピニオンと噛み合い、前記第2のセットのピニオンが長いピニオンであると共に前記リング歯車および前記第2の太陽歯車と噛み合う、態様40に記載の変速機。
(態様47)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが大径部分および小径部分を有する長いピニオンであり、前記大径部分が前記第2の太陽歯車および前記リング歯車と噛み合い、前記小径部分が前記第2のセットのピニオンと噛み合い、前記第2のセットのピニオンが、短いピニオンであると共に、前記第1のセットのピニオンの前記小径部分および前記第1の太陽歯車と噛み合う、態様40に記載の変速機。
(態様48)
前記第1の遊星歯車セットの前記第2の部材がリング歯車であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第3の部材が遊星枠であり、前記第1の遊星歯車セットの前記第4の部材が第2の太陽歯車であり、前記第1の遊星歯車セットが前記遊星枠により回転可能に支持された第1および第2のセットのピニオンを含み、前記第1のセットのピニオンが前記第1の太陽歯車および前記第2のセットのピニオンと噛み合う長いピニオンであり、前記第2のセットのピニオンが短いピニオンであると共に前記第1のセットのピニオン、前記リング歯車、および前記第2の太陽歯車と噛み合う、態様40に記載の変速機。
【0028】
[0026]本発明のさらなる特徴、態様、および利点は、以下の説明および添付図面を参照することにより明らかになり、同じ参照符号は、同じ構成要素、要素、または特徴を指す。
【0029】
[0027]本明細書に記載の図面は、例示のためのものにすぎず、何らかの形で本開示の範囲を限定することは意図されない。
【発明を実施するための形態】
【0031】
[0042]以下の説明は、本質的に例示にすぎず、本開示、応用、または用途を限定するつもりはない。
【0032】
[0043]まず、
図1を参照すると、多段変速機10の一実施形態は、レバー図の形式で示されている。レバー図は、自動変速機などの機械装置の構成要素の概略図である。それぞれの個々のレバーは、遊星歯車セットを表しており、遊星歯車セットの3つの基本的な機械構成要素は、ノードによりそれぞれ表される。したがって、単一のレバーは、3つのノード、すなわち、太陽歯車用のノード、遊星歯車枠用のノード、およびリング歯車用のノードを含む。代替として、レバーは、遊星歯車セット組立体を表しており、ノードは、以下の4つのもののうちの1つ、すなわち、遊星歯車セットの3つの基本的な機械構成要素のうちの1つ、第1の遊星歯車セットの3つの基本的な機械構成要素のうちの1つと第2の遊星歯車セットの3つの基本的な機械構成要素のうちの1つとのカップリング、スタックした遊星歯車セットの4つの基本的な機械構成要素のうちの1つ、またはラビニヨウ式歯車セットの4つの基本的な機械構成要素のうちの1つを表す。したがって、このタイプの単一のレバーは、4つのノードを含む。各レバーのノード間の相対的長さは、それぞれの各歯車セットのリング対太陽の比を表すために使用することができる。これらのレバー比は、適切な比および比の推移を実現するために変速機の歯車比を変えるために使用される。様々な遊星歯車セットのノード間の機械的結合または相互接続は、細い水平な線により示され、クラッチおよびブレーキなどのトルク伝達装置は、交互配置されたフィンガーとして表される。さらに、レバー図の形式、目的、および用途の説明は、BenfordおよびLeisingによるSAE Paper 810102、「The Lever Analogy:A New Tool in Transmission Analysis」の中に見つけることができ、これは、参照により本明細書に完全に組み込まれる。
【0033】
[0044]変速機10は、入力軸すなわち入力部材12と、第1の遊星歯車セット14、第2の遊星歯車セット16、および第3の遊星歯車セット18と、出力軸すなわち出力部材20とを含む。
図1のレバー図では、第1の遊星歯車セット14は、4つのノード、すなわち、第1のノード14A、第2のノード14B、第3のノード14C、および第4のノード14Dを有する。第2の遊星歯車セット16は、3つのノード、すなわち、第1のノード16A、第2のノード16B、および第3のノード16Cを有する。第3の遊星歯車セット18は、3つのノード、すなわち、第1のノード18A、第2のノード18B、および第3のノード18Cを有する。入力部材12は、第1の遊星歯車セット14の第2のノード14Bに連続的に結合されている。出力部材20は、第3の遊星歯車セット18の第2のノード18Bに連続的に結合されている。
【0034】
[0045]第1の遊星歯車セット14の第4のノード14Dは、第2の遊星歯車セット16の第3のノード16Cに結合されている。第2の遊星歯車セット16の第2のノード16Bは、第3の遊星歯車セット18の第1のノード18Aに結合されている。
【0035】
[0046]第1のクラッチ22は、第3の遊星歯車セット18の第3のノード18Cを固定部材50と選択的に接続する。第2のクラッチ24は、第2の遊星歯車セット16の第1のノード16Aを固定部材50と選択的に接続する。第3のクラッチ26は、第1の遊星歯車セット14の第1のノード14Aを第2の遊星歯車セット16の第2のノード16Bと選択的に接続する。第4のクラッチ28は、第1の遊星歯車セット14の第1のノード14Aを第2の遊星歯車セット16の第1のノード16Aと選択的に接続する。第5のクラッチ30は、第1の遊星歯車セット14の第4のノード14Dおよび第2の遊星歯車セット16の第3のノード16Cを第3の遊星歯車セット18の第3のノード18Cと選択的に接続する。第6のクラッチ32は、第1の遊星歯車セット14の第3のノード14Cを出力軸すなわち出力部材20と選択的に接続する。
【0036】
[0047]次に
図1および
図2を参照して、多段変速機10の動作を説明する。変速機10は、複数の順方向速度
またはトルク比および少なくとも1つの逆方向速度またはトルク比でトルクを入力軸すなわち入力部材12から出力軸すなわち出力部材20へ伝達することができることを理解されよう。それぞれの順方向速度
またはトルク比および逆方向速度またはトルク比は、以下に説明されるように、トルク伝達機構(すなわち、第1のブレーキ22、第2のブレーキ24、第1のクラッチ26、第2のクラッチ28、第3のクラッチ30、および第4のクラッチ32)の1つまたは複数の係合により得られる。
【0037】
[0048]
図2は、様々な歯車状態を実現するように作動または係合されるトルク伝達機構の様々な組み合わせを表す真偽表である。ボックス内の「X」は、特定のクラッチまたはブレーキが所望の歯車状態を実現するように係合されることを意味する。様々な歯車状態の数字で表した実際の歯車比も示されているが、これらの数値は例示にすぎず、それらは変速機10の様々な応用および動作基準に対応するようにかなりの範囲にわたって調整することができることを理解されたい。もちろん、歯車径、歯車の歯数、および選択された歯車構成に応じて、他の歯車比が実現可能である。
【0038】
[0049]例えば、反転歯車は、第1のブレーキ22、第2のブレーキ24、および第4のクラッチ32を係合または作動させることにより確立される。第1のブレーキ22は、第3の遊星歯車セット18の第3のノード18Cが変速機ハウジング50に対して回転するのを規制するために、第3の遊星歯車セット18の第3のノード18Cを変速機ハウジング50に接続する。第2のブレーキ24は、第2の遊星歯車セット16の第1のノード16Aが変速機ハウジング50に対して回転するのを規制するために、第2の遊星歯車セット16の第1のノード16Aを変速機ハウジング50に接続する。第4のクラッチ32は、第1の遊星歯車セット14の第3のノード14Cと出力軸すなわち出力部材20を接続する。同様に、一例として、
図3に示されるように、14個の順方向の比が、クラッチとブレーキの係合の様々な組み合わせを通じて実現される。さらに、
図2は、第9の歯車を実現するために本発明により考えられる4つの異なるクラッチおよびブレーキの係合の組み合わせを示す。
【0039】
[0050]次に、
図3を参照すると、スティック図は、本発明の一形態による多段変速機110の別の実施形態の概略レイアウトを示す。クラッチおよびカップリングが対応して示されているのに対して、
図1の遊星歯車セットのノードは、ここで、太陽歯車、リング歯車、遊星歯車、組み合わせまたは共通の歯車、および遊星歯車枠などの遊星歯車セットまたは遊星歯車セットの組立体の構成要素として現れる。
【0040】
[0051]例えば、第1の遊星歯車セット組立体114は、太陽歯車部材114Aと、遊星歯車枠114Cと、太陽/リング共通歯車部材114Dと、リング歯車部材114Bとを含むスタックした遊星歯車セット114である。遊星歯車枠114Cは、第1および第2のセットのピニオン歯車114E、114F(各セットのうちの1つだけが示されている)を回転可能に支持する。太陽/リング共通歯車部材114Dは、歯車の内周面と外周面の両方に複数の歯車の歯を有する環状形状の歯車である。太陽歯車部材114Aは、第1の軸すなわち相互接続部材134と共通回転するように接続される。遊星歯車枠114Cは、第2の軸すなわち相互接続部材136と共通回転するように接続される。太陽/リング共通歯車部材114Dは、第3の軸すなわち相互接続部材138と共通回転するように接続される。リング歯車部材114Bは、入力軸すなわち入力部材112と共通回転するように接続される。セットの遊星歯車114Eは、太陽歯車部材114Aと太陽/リング共通歯車部材114Dとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。セットの遊星歯車114Fは、太陽/リング共通歯車部材114Dとリング歯車部材114Bとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0041】
[0052]第2の遊星歯車セット組立体116は、太陽歯車部材116Cと、リング歯車部材116Aと、一セットの遊星歯車116Dを回転可能に支持する遊星歯車枠部材116Bとを有する第1の遊星歯車セット116である(それぞれの1つだけが示されている)。太陽歯車部材116Cは、第3の軸すなわち相互接続部材138と共通回転するように接続される。リング歯車部材116Aは、第4の軸すなわち相互接続部材140と共通回転するように接続される。遊星枠部材116Bは、第5の軸すなわち相互接続部材142と共通回転するように接続される。遊星歯車116Dは、太陽歯車部材116Cとリング歯車部材116Aとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0042】
[0053]第3の遊星歯車セット組立体118は、太陽歯車部材118Aと、リング歯車部材118Bと、第1のセットの遊星歯車118D(そのうちの1つだけが示されている)および第2のセットの遊星歯車118E(そのうちの1つだけが示されている)を回転可能に支持する遊星歯車枠部材118Cとを有する第2の遊星歯車セット118である。太陽歯車部材118Aは、第5の軸すなわち相互接続部材142と共通回転するように接続される。リング歯車部材118Bは、出力軸すなわち出力部材120と共通回転するように接続される。遊星枠部材118Cは、第6の軸すなわち相互接続部材144と共通回転するように接続される。遊星歯車118Dは、太陽歯車部材118Aと第2のセットの遊星歯車118Eとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。遊星歯車118Eは、リング歯車部材118Bと第1のセットの遊星歯車118Dとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0043】
[0054]入力軸すなわち入力部材112は、エンジン(図示せず)またはトルク変換装置のタービン(図示せず)などの入力源に連続的に接続されている。出力軸すなわち出力部材120は、最終的な駆動ユニットまたはトランスファーケース(図示せず)などの別の出力と連続的に接続されている。
【0044】
[0055]第1および第2のブレーキ122、124ならびに第1、第2、第3、および第4のクラッチ126、128、130、132を含むトルク伝達機構は、軸すなわち相互接続部材134、136、138、140、142、144が他の軸すなわち相互接続部材134、136、138、140、142、144、遊星歯車セットの部材114、116、118、または固定部材すなわち変速機ハウジング150に選択的相互接続することを可能にする。
【0045】
[0056]例えば、第1のブレーキ122は、遊星歯車枠118Cが変速機ハウジング150に対して回転するのを規制するために、第6の軸すなわち相互接続部材144を変速機ハウジング150に接続するように選択的に係合可能である。第2のブレーキ124は、リング歯車部材116Aが変速機ハウジング150に対して回転するのを規制するために、第4の軸すなわち相互接続部材140を変速機ハウジング150に接続するように選択的に係合可能である。第1のクラッチ126は、第1の軸すなわち相互接続部材134を第5の軸すなわち相互接続部材142と接続するように選択的に係合可能である。第2のクラッチ128は、第1の軸すなわち相互接続部材134を第4の軸すなわち相互接続部材140と接続するように選択的に係合可能である。第3のクラッチ130は、第3の軸すなわち相互接続部材138を第6の軸すなわち相互接続部材144と接続するように選択的に係合可能である。第4のクラッチ132は、第2の軸すなわち相互接続部材136を出力軸すなわち出力部材120とに接続するように選択的に係合可能である。今度は、各接続部材に接続された遊星歯車セットの構成要素が、それに応じてやはり接続または規制される。
【0046】
[0057]次に、
図1、
図3、および
図4を参照して、多段変速機110の動作を説明する。変速機110は、複数の順方向速度
またはトルク比および少なくとも1つの逆方向速度またはトルク比でトルクを入力軸すなわち入力部材112から出力軸すなわち出力部材120へ伝達することができることを理解されよう。それぞれの順方向速度
またはトルク比および逆方向速度またはトルク比は、以下に説明されるように、トルク伝達機構(すなわち、第1のブレーキ122、第2のブレーキ124、第1のクラッチ126、第2のクラッチ128、第3のクラッチ130、および第4のクラッチ132)の1つまたは複数の係合により得られる。
【0047】
[0058]
図4は、様々な歯車状態を実現するように作動または係合されるトルク伝達機構の様々な組み合わせを表す真偽表である。ボックス内の「X」は、特定のクラッチまたはブレーキが所望の歯車状態を実現するように係合されることを意味する。様々な歯車状態の数字で表した実際の歯車比も示されているが、これらの数値は例示にすぎず、それらは変速機110の様々な応用および動作基準に対応するようにかなりの範囲にわたって調整することができることを理解されたい。もちろん、歯車径、歯車の歯数、および選択された歯車構成に応じて、他の歯車比が実現可能である。
【0048】
[0059]例えば、反転歯車は、第1のブレーキ122、第2のブレーキ124、および第4のクラッチ132を係合または作動させることにより確立される。第1のブレーキ122は、第2の遊星歯車セット118の遊星歯車枠118Cが変速機ハウジング150に対して回転するのを規制するために、第6の軸すなわち相互接続部材144、およびしたがって第2の遊星歯車セット118の遊星歯車枠118Cを変速機ハウジング150に接続する。第2のブレーキ124は、第1の遊星歯車セット116のリング歯車116Aが変速機ハウジング150に対して回転するのを規制するために、第4の軸すなわち相互接続部材140、およびしたがって第1の遊星歯車セット116のリング歯車116Aを変速機ハウジングに接続する。第4のクラッチ132は、第2の軸すなわち相互接続部材136、およびしたがってスタックした遊星歯車セット114の遊星歯車枠114Cを出力軸すなわち出力部材120と接続する。同様に、一例として、
図4に示されるように、14個の順方向の比が、クラッチとブレーキの係合の様々な組み合わせを通じて実現される。
【0049】
[0060]次に
図5を参照すると、スティック図は、本発明の一形態による多段変速機210の別の実施形態の概略レイアウトを示す。クラッチおよびカップリングが対応して示されているのに対して、
図1の遊星歯車セットのノードは、ここで、太陽歯車、リング歯車、遊星歯車、および遊星歯車枠などの遊星歯車セットの構成要素として現れる。
【0050】
[0061]例えば、第1の遊星歯車セット組立体214は、第1の遊星歯車セット214’および第2の遊星歯車セット214”を含む。第1の遊星歯車セット214’は、太陽歯車部材214Dと、遊星歯車枠214C’と、リング歯車部材214B’とを含む。遊星歯車枠214C’は、一セットのピニオン歯車214E(そのうちの1つだけが示されている)を回転可能に支持する。太陽歯車部材214Dは、第1の軸すなわち相互接続部材234と共通回転するように接続される。遊星歯車枠214C’は、第2の軸すなわち相互接続部材236と共通回転するように接続される。リング歯車部材214B’は、入力軸すなわち入力部材212と共通回転するように接続される。セットの遊星歯車214Eは、太陽歯車部材214Dとリング歯車部材214B’との両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0051】
[0062]第2の遊星歯車セット214”は、太陽歯車部材214Aと、遊星歯車枠214B”と、リング歯車部材214C”とを含む。遊星歯車枠214B”は、一セットのピニオン歯車214F(そのうちの1つだけが示されている)を回転可能に支持する。太陽歯車部材214Aは、第3の軸すなわち相互接続部材238と共通回転するように接続される。遊星歯車枠214B”は、入力軸すなわち入力部材212と共通回転するように接続され、したがって第1の遊星歯車セット214’のリング歯車部材214B’と組み合わされて第1の遊星歯車セット組立体214の第1の共通回転部材214Bを形成する。リング歯車部材214C”は、第2の軸すなわち相互接続部材236と共通回転するように接続され、したがって第1の遊星歯車セット214’の遊星歯車枠214C’と組み合わされて第1の遊星歯車セット組立体214の第2の共通回転部材214Cを形成する。セットの遊星歯車214Fは、太陽歯車部材214Aとリング歯車部材214C”との両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0052】
[0063]第2の遊星歯車セット組立体216は、太陽歯車部材216Cと、リング歯車部材216Aと、一セットの遊星歯車216Dを回転可能に支持する遊星歯車枠部材216Bとを有する第3の遊星歯車セット216を含む(それぞれの1つだけが示されている)。太陽歯車部材216Cは、第1の軸すなわち相互接続部材234と共通回転するように接続される。リング歯車部材216Aは、第4の軸すなわち相互接続部材240と共通回転するように接続される。遊星枠部材216Bは、第5の軸すなわち相互接続部材242と共通回転するように接続される。遊星歯車216Dは、太陽歯車部材216Cとリング歯車部材216Aとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0053】
[0064]第3の遊星歯車セット組立体218は、太陽歯車部材218Aと、リング歯車部材218Bと、第1のセットの遊星歯車218D(そのうちの1つだけが示されている)および第2のセットの遊星歯車218E(そのうちの1つだけが示されている)を回転可能に支持する遊星歯車枠部材218Cとを有する第4の遊星歯車セット218を含む。太陽歯車部材218Aは、第5の軸すなわち相互接続部材242と共通回転するように接続される。リング歯車部材218Bは、出力軸すなわち出力部材220と共通回転するように接続される。遊星枠部材218Cは、第6の軸すなわち相互接続部材244と共通回転するように接続される。遊星歯車218Dは、太陽歯車部材218Aと第2のセットの遊星歯車218Eとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。遊星歯車218Eは、リング歯車部材218Bと第1のセットの遊星歯車218Dとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0054】
[0065]入力軸すなわち入力部材212は、エンジン(図示せず)またはトルク変換装置のタービン(図示せず)などの入力源に連続的に接続されている。出力軸すなわち出力部材220は、最終的な駆動ユニットまたはトランスファーケース(図示せず)などの別の出力と連続的に接続されている。
【0055】
[0066]第1および第2のブレーキ222、224ならびに第1、第2、第3、および第4のクラッチ226、228、230、232を含むトルク伝達機構は、軸すなわち相互接続部材234、236、238、240、242、244が他の軸すなわち相互接続部材234、236、238、240、242、244、遊星歯車セットの部材214、216、218、または固定部材すなわち変速機ハウジング250に選択的相互接続することを可能にする。
【0056】
[0067]例えば、第1のブレーキ222は、遊星歯車枠218Cが変速機ハウジング250に対して回転するのを規制するために、第6の軸すなわち相互接続部材244を変速機ハウジング250に接続するように選択的に係合可能である。第2のブレーキ224は、リング歯車部材216Aが変速機ハウジング250に対して回転するのを規制するために、第4の軸すなわち相互接続部材240を変速機ハウジング250に接続するように選択的に係合可能である。第1のクラッチ226は、第3の軸すなわち相互接続部材238を第5の軸すなわち相互接続部材242と接続するように選択的に係合可能である。第2のクラッチ228は、第3の軸すなわち相互接続部材238を第4の軸すなわち相互接続部材240と接続するように選択的に係合可能である。第3のクラッチ230は、第1の軸すなわち相互接続部材234を第6の軸すなわち相互接続部材244と接続するように選択的に係合可能である。第4のクラッチ232は、第2の軸すなわち相互接続部材236を出力軸すなわち出力部材220と接続するように選択的に係合可能である。今度は、各接続部材に接続された遊星歯車セットの構成要素が、それに応じてやはり接続または規制される。
【0057】
[0068]次に、
図1、
図5、および
図6を参照して、多段変速機210の動作を説明する。変速機210は、複数の順方向速度
またはトルク比および少なくとも1つの逆方向速度またはトルク比でトルクを入力軸すなわち入力部材212から出力軸すなわち出力部材220へ伝達することができることを理解されよう。それぞれの順方向速度
またはトルク比および逆方向速度またはトルク比は、以下に説明されるように、トルク伝達機構(すなわち、第1のブレーキ222、第2のブレーキ224、第1のクラッチ226、第2のクラッチ228、第3のクラッチ230、および第4のクラッチ232)の1つまたは複数の係合により得られる。
【0058】
[0069]
図6は、様々な歯車状態を実現するように作動または係合されるトルク伝達機構の様々な組み合わせを表す真偽表である。ボックス内の「X」は、特定のクラッチまたはブレーキが所望の歯車状態を実現するように係合されることを意味する。様々な歯車状態の数字で表した実際の歯車比も示されているが、これらの数値は例示にすぎず、それらは変速機210の様々な応用および動作基準に対応するようにかなりの範囲にわたって調整することができることを理解されたい。もちろん、歯車径、歯車の歯数、および選択された歯車構成に応じて、他の歯車比が実現可能である。
【0059】
[0070]例えば、反転歯車は、第1のブレーキ222、第2のブレーキ224、および第4のクラッチ232を係合または作動させることにより確立される。第1のブレーキ222は、第3の遊星歯車セット組立体218の遊星歯車枠218Cが変速機ハウジング250に対して回転するのを規制するために、第6の軸すなわち相互接続部材244、およびしたがって第3の遊星歯車セット組立体218の遊星歯車枠218Cを変速機ハウジング250に接続する。第2のブレーキ224は、第2の遊星歯車セット216のリング歯車216Aが変速機ハウジング250に対して回転するのを規制するために、第4の軸すなわち相互接続部材240、およびしたがって第2の遊星歯車セット組立体216のリング歯車216Aを変速機ハウジングに接続する。第4のクラッチ232は、第2の軸すなわち相互接続部材236、およびしたがって第1の遊星歯車セット組立体214の第2の共通回転部材214Cを出力軸すなわち出力部材220と接続する。同様に、一例として、
図6に示されるように、14個の順方向の比が、クラッチとブレーキの係合の様々な組み合わせを通じて実現される。
【0060】
[0071]次に、
図7を参照すると、スティック図は、本発明の一形態による多段変速機310の別の実施形態の概略レイアウトを示す。クラッチおよびカップリングが対応して示されているのに対して、
図1の遊星歯車セットのノードは、ここで、太陽歯車、リング歯車、遊星歯車、組み合わせまたは共通の歯車、および遊星歯車枠などの遊星歯車セットまたは遊星歯車セットの組立体の構成要素として現れる。
【0061】
[0072]例えば、第1の遊星歯車セット組立体314は、第1の太陽歯車部材314Aと、リング歯車部材314Cと、第2の太陽歯車部材314Dと、遊星歯車枠314Bとを有するラビニュー歯車セット314である。遊星歯車枠314Bは、第1および第2のセットのピニオン歯車314E、314F(各セットのうちの1つだけが示されている)を回転可能に支持する。太陽歯車部材314Aは、第1の軸すなわち相互接続部材334と共通回転するように接続される。リング歯車部材314Cは、第2の軸すなわち相互接続部材336と共通回転するように接続される。第2の太陽歯車部材314Dは、第3の軸すなわち相互接続部材338と共通回転するように接続される。遊星歯車枠314Bは、入力軸すなわち入力部材312と共通回転するように接続される。第1のセットのピニオン歯車314Eは、第1の太陽歯車部材314A、リング歯車部材314C、および第2のセットのピニオン歯車314Fとそれぞれ互いに噛み合うように構成された一セットの長いピニオンである。第2のセットのピニオン歯車314Fは、第2の太陽歯車部材314Dと第1のセットのピニオン歯車314Eとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成された一セットの短いピニオン歯車である。
【0062】
[0073]第2の遊星歯車セット組立体316は、太陽歯車部材316Cと、リング歯車部材316Aと、一セットの遊星歯車316Dを回転可能に支持する遊星歯車枠部材316Bとを有する第1の遊星歯車セット316を含む(それぞれの1つだけが示されている)。太陽歯車部材316Cは、第3の軸すなわち相互接続部材338と共通回転するように接続される。リング歯車部材316Aは、第4の軸すなわち相互接続部材340と共通回転するように接続される。遊星枠部材316Bは、第5の軸すなわち相互接続部材342と共通回転するように接続される。遊星歯車316Dは、太陽歯車部材316Cとリング歯車部材316Aとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0063】
[0074]第3の遊星歯車セット組立体318は、太陽歯車部材318Aと、リング歯車部材318Bと、第1のセットの遊星歯車318D(そのうちの1つだけが示されている)および第2のセットの遊星歯車318E(そのうちの1つだけが示されている)を回転可能に支持する遊星歯車枠部材318Cとを有する第2の遊星歯車セット318を含む。太陽歯車部材318Aは、第5の軸すなわち相互接続部材342と共通回転するように接続される。リング歯車部材318Bは、出力軸すなわち出力部材320と共通回転するように接続される。遊星枠部材318Cは、第6の軸すなわち相互接続部材344と共通回転するように接続される。遊星歯車318Dは、太陽歯車部材318Aと第2のセットの遊星歯車318Eとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。遊星歯車318Eは、リング歯車部材318Bと第1のセットの遊星歯車318Dとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0064】
[0075]入力軸すなわち入力部材312は、エンジン(図示せず)またはトルク変換装置のタービン(図示せず)などの入力源に連続的に接続されている。出力軸すなわち出力部材320は、最終的な駆動ユニットまたはトランスファーケース(図示せず)などの別の出力と連続的に接続されている。
【0065】
[0076]第1および第2のブレーキ322、324ならびに第1、第2、第3、および第4のクラッチ326、328、330、332を含むトルク伝達機構は、軸すなわち相互接続部材334、336、338、340、342、344が他の軸すなわち相互接続部材334、336、338、340、342、344、遊星歯車セットの部材314、316、318、または固定部材すなわち変速機ハウジング350に選択的相互接続することを可能にする。
【0066】
[0077]例えば、第1のブレーキ322は、遊星歯車枠318Cが変速機ハウジング350に対して回転するのを規制するために、第6の軸すなわち相互接続部材344を変速機ハウジング350に接続するように選択的に係合可能である。第2のブレーキ324は、リング歯車部材316Aが変速機ハウジング350に対して回転するのを規制するために、第4の軸すなわち相互接続部材340を変速機ハウジング350に接続するように選択的に係合可能である。第1のクラッチ326は、第1の軸すなわち相互接続部材334を第5の軸すなわち相互接続部材342と接続するように選択的に係合可能である。第2のクラッチ328は、第1の軸すなわち相互接続部材334を第4の軸すなわち相互接続部材340と接続するように選択的に係合可能である。第3のクラッチ330は、第3の軸すなわち相互接続部材338を第6の軸すなわち相互接続部材344と接続するように選択的に係合可能である。第4のクラッチ332は、第2の軸すなわち相互接続部材336を出力軸すなわち出力部材320と接続するように選択的に係合可能である。今度は、各接続部材に接続された遊星歯車セットの構成要素が、それに応じてやはり接続または規制される。
【0067】
[0078]次に
図8を参照すると、スティック図は、本発明の一形態による多段変速機410の別の実施形態の概略レイアウトを示す。クラッチおよびカップリングが対応して示されているのに対して、
図1の遊星歯車セットのノードは、ここで、太陽歯車、リング歯車、遊星歯車、組み合わせまたは共通の歯車、および遊星歯車枠などの遊星歯車セットまたは遊星歯車セットの組立体の構成要素として現れる。
【0068】
[0079]例えば、第1の遊星歯車セット組立体414は、第1の太陽歯車部材414Aと、リング歯車部材414Cと、第2の太陽歯車部材414Dと、遊星歯車枠414Bとを有するラビニュー歯車セット414である。遊星歯車枠414
Bは、第1および第2のセットのピニオン歯車414E、414F(各セットのうちの1つだけが示されている)を回転可能に支持する。太陽歯車部材414Aは、第1の軸すなわち相互接続部材434と共通回転するように接続される。リング歯車部材414Cは、第2の軸すなわち相互接続部材436と共通回転するように接続される。第2の太陽歯車部材414Dは、第3の軸すなわち相互接続部材438と共通回転するように接続される。遊星歯車枠414Bは、入力軸すなわち入力部材412と共通回転するように接続される。第1のセットのピニオン歯車414Eは、第1の太陽歯車部材414A、リング歯車部材414C、および第2のセットのピニオン歯車414Fとそれぞれ互いに噛み合うように構成された一セットの短いピニオンである。第2のセットのピニオン歯車414Fは、第2の太陽歯車部材414Dと第1のセットのピニオン歯車414Eとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成された一セットの長いピニオン歯車である。
【0069】
[0080]第2の遊星歯車セット組立体416は、太陽歯車部材416Cと、リング歯車部材416Aと、一セットの遊星歯車416Dを回転可能に支持する遊星歯車枠部材416Bとを有する第1の遊星歯車セット416である(それぞれの1つだけが示されている)。太陽歯車部材416Cは、第3の軸すなわち相互接続部材438と共通回転するように接続される。リング歯車部材416Aは、第4の軸すなわち相互接続部材440と共通回転するように接続される。遊星枠部材416Bは、第5の軸すなわち相互接続部材442と共通回転するように接続される。遊星歯車416Dは、太陽歯車部材416Cとリング歯車部材416Aとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0070】
[0081]第3の遊星歯車セット組立体418は、太陽歯車部材418Aと、リング歯車部材418Bと、第1のセットの遊星歯車418D(そのうちの1つだけが示されている)および第2のセットの遊星歯車418E(そのうちの1つだけが示されている)を回転可能に支持する遊星歯車枠部材418Cとを有する第2の遊星歯車セット418である。太陽歯車部材418Aは、第5の軸すなわち相互接続部材442と共通回転するように接続される。リング歯車部材418Bは、出力軸すなわち出力部材420と共通回転するように接続される。遊星枠部材418Cは、第6の軸すなわち相互接続部材444と共通回転するように接続される。遊星歯車418Dは、太陽歯車部材418Aと第2のセットの遊星歯車418Eとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。遊星歯車418Eは、リング歯車部材418Bと第1のセットの遊星歯車418Dとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0071】
[0082]入力軸すなわち入力部材412は、エンジン(図示せず)またはトルク変換装置のタービン(図示せず)などの入力源に連続的に接続されている。出力軸すなわち出力部材420は、最終的な駆動ユニットまたはトランスファーケース(図示せず)などの別の出力と連続的に接続されている。
【0072】
[0083]第1および第2のブレーキ422、424ならびに第1、第2、第3、および第4のクラッチ426、428、430、442を含むトルク伝達機構は、軸すなわち相互接続部材434、436、438、440、442、444が他の軸すなわち相互接続部材434、436、438、440、442、444、遊星歯車セットの部材414、416、418、または固定部材すなわち変速機ハウジング450に選択的相互接続することを可能にする。
【0073】
[0084]例えば、第1のブレーキ422は、遊星歯車枠418Cが変速機ハウジング450に対して回転するのを規制するために、第6の軸すなわち相互接続部材444を変速機ハウジング450に接続するように選択的に係合可能である。第2のブレーキ424は、リング歯車部材416Aが変速機ハウジング450に対して回転するのを規制するために、第4の軸すなわち相互接続部材440を変速機ハウジング450に接続するように選択的に係合可能である。第1のクラッチ426は、第1の軸すなわち相互接続部材434を第5の軸すなわち相互接続部材442と接続するように選択的に係合可能である。第2のクラッチ428は、第1の軸すなわち相互接続部材434を第4の軸すなわち相互接続部材440と接続するように選択的に係合可能である。第3のクラッチ430は、第3の軸すなわち相互接続部材438を第6の軸すなわち相互接続部材444と接続するように選択的に係合可能である。第4のクラッチ432は、第2の軸すなわち相互接続部材436を出力軸すなわち出力部材420と接続するように選択的に係合可能である。今度は、各接続部材に接続された遊星歯車セットの構成要素が、それに応じてやはり接続または規制される。
【0074】
[0085]次に、
図9を参照すると、スティック図は、本発明の一形態による多段変速機510の別の実施形態の概略レイアウトを示す。クラッチおよびカップリングが対応して示されているのに対して、
図1の遊星歯車セットのノードは、太陽歯車、リング歯車、遊星歯車、組み合わせまたは共通の歯車、および遊星歯車枠などの遊星歯車セットまたは遊星歯車セットの組立体の構成要素として現れる。
【0075】
[0086]例えば、第1の遊星歯車セット組立体514は、第1の太陽歯車部材514Aと、リング歯車部材514Cと、第2の太陽歯車部材514Dと、遊星歯車枠514Bとを有するラビニュー歯車セット514である。遊星歯車枠514Bは、第1および第2のセットのピニオン歯車514E、514F(各セットのうちの1つだけが示されている)を回転可能に支持する。太陽歯車部材514Aは、第1の軸すなわち相互接続部材534と共通回転するように接続される。リング歯車部材514Cは、第2の軸すなわち相互接続部材536と共通回転するように接続される。第2の太陽歯車部材514Dは、第3の軸すなわち相互接続部材538と共通回転するように接続される。遊星歯車枠514Bは、入力軸すなわち入力部材512と共通回転するように接続される。第1のセットのピニオン歯車514Eは、第1の太陽歯車部材514Aと互いに噛み合うように構成された第1の直径514E’およびリング歯車514Cおよび第2のセットのピニオン歯車514Fと互いに噛み合うように構成された第2の直径514E”をそれぞれ有する一セットの階段状の長いピニオンである。第2のセットのピニオン歯車514Fは、第2の太陽歯車部材514Dと第1のセットのピニオン歯車514Eの第2の直径514E”との両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される一セットの短いピニオン歯車である。
【0076】
[0087]第2の遊星歯車セット組立体516は、太陽歯車部材516Cと、リング歯車部材516Aと、一セットの遊星歯車516Dを回転可能に支持する遊星歯車枠部材516Bとを有する第1の遊星歯車セット516を含む(それぞれの1つだけが示されている)。太陽歯車部材516Cは、第3の軸すなわち相互接続部材538と共通回転するように接続される。リング歯車部材516Aは、第4の軸すなわち相互接続部材540と共通回転するように接続される。遊星枠部材516Bは、第5の軸すなわち相互接続部材542と共通回転するように接続される。遊星歯車516Dは、太陽歯車部材516Cとリング歯車部材516Aとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0077】
[0088]第3の遊星歯車セット組立体518は、太陽歯車部材518Aと、リング歯車部材518Bと、第1のセットの遊星歯車518D(そのうちの1つだけが示されている)および第2のセットの遊星歯車518E(そのうちの1つだけが示されている)を回転可能に支持する遊星歯車枠部材518Cとを有する第2の遊星歯車セット518を含む。太陽歯車部材518Aは、第5の軸すなわち相互接続部材542と共通回転するように接続される。リング歯車部材518Bは、出力軸すなわち出力部材520と共通回転するように接続される。遊星枠部材518Cは、第6の軸すなわち相互接続部材544と共通回転するように接続される。遊星歯車518Dは、太陽歯車部材518Aと第2のセットの遊星歯車518Eとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。遊星歯車518Eは、リング歯車部材518Bと第1のセットの遊星歯車518Dとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0078】
[0089]入力軸すなわち入力部材512は、エンジン(図示せず)またはトルク変換装置のタービン(図示せず)などの入力源に連続的に接続されている。出力軸すなわち出力部材520は、最終的な駆動ユニットまたはトランスファーケース(図示せず)などの別の出力と連続的に接続されている。
【0079】
[0090]第1および第2のブレーキ522、524ならびに第1、第2、第3、および第4のクラッチ526、528、530、542を含むトルク伝達機構は、軸すなわち相互接続部材534、536、538、540、542、544が他の軸すなわち相互接続部材534、536、538、540、542、544、遊星歯車セットの部材514、516、518、または固定部材すなわち変速機ハウジング550に選択的相互接続することを可能にする。
【0080】
[0091]例えば、第1のブレーキ522は、遊星歯車枠518Cが変速機ハウジング550に対して回転するのを規制するために、第6の軸すなわち相互接続部材544を変速機ハウジング550に接続するように選択的に係合可能である。第2のブレーキ524は、リング歯車部材516Aが変速機ハウジング550に対して回転するのを規制するために、第4の軸すなわち相互接続部材540を変速機ハウジング550に接続するように選択的に係合可能である。第1のクラッチ526は、第1の軸すなわち相互接続部材534を第5の軸すなわち相互接続部材542と接続するように選択的に係合可能である。第2のクラッチ528は、第1の軸すなわち相互接続部材534を第4の軸すなわち相互接続部材540と接続するように選択的に係合可能である。第3のクラッチ530は、第3の軸すなわち相互接続部材538を第6の軸すなわち相互接続部材544と接続するように選択的に係合可能である。第4のクラッチ532は、第2の軸すなわち相互接続部材536を出力軸すなわち出力部材520と接続するように選択的に係合可能である。今度は、各接続部材に接続された遊星歯車セットの構成要素が、それに応じてやはり接続または規制される。
【0081】
[0092]次に、
図1、
図7、
図8、
図9、および
図10を参照して、多段変速機310、410、510の動作を説明する。変速機310、410、510は、複数の順方向速度
またはトルク比および少なくとも1つの逆方向速度またはトルク比でトルクを入力軸すなわち入力部材312、412、512から出力軸すなわち出力部材320、420、520へ伝達することができることを理解されよう。それぞれの順方向速度
またはトルク比および逆方向速度またはトルク比は、以下に説明されるように、トルク伝達機構(すなわち、第1のブレーキ322、422、522、第2のブレーキ324、424、524、第1のクラッチ326、426、526、第2のクラッチ328、428、528、第3のクラッチ330、430、530、および第4のクラッチ332、432、532)の1つまたは複数の係合により得られる。
【0082】
[0093]
図10は、様々な歯車状態を実現するように作動または係合されるトルク伝達機構の様々な組み合わせを表す真偽表である。ボックス内の「X」は、特定のクラッチまたはブレーキが所望の歯車状態を実現するように係合されることを意味する。様々な歯車状態の数字で表した実際の歯車比も示されているが、これらの数値は例示にすぎず、それらは変速機310、410、510の様々な応用および動作基準に対応するようにかなりの範囲にわたって調整することができることを理解されたい。もちろん、歯車径、歯車の歯数、および選択された歯車構成に応じて、他の歯車比が実現可能である。
【0083】
[0094]例えば、反転歯車は、第1のブレーキ322、422、522、第2のブレーキ324、424、524、および第4のクラッチ332、432、532を係合または作動させることにより確立される。第1のブレーキ322、422、522は、第3の遊星歯車セット組立体318、418、518の遊星歯車枠318C、418C、518Cが変速機ハウジング350、450、550に対して回転するのを規制するために、第6の軸すなわち相互接続部材344、444、544、およびしたがって第3の遊星歯車セット組立体318、418、518の遊星歯車枠318C、418C、518Cを変速機ハウジング350、450、550に接続する。第2のブレーキ324は、第2の遊星歯車セット組立体316、416、516のリング歯車316A、416A、516Aが変速機ハウジング350、450、550に対して回転するのを規制するために、第4の軸すなわち相互接続部材340、440、540、およびしたがって第2の遊星歯車セット組立体316、416、516のリング歯車316A、416A、516Aを変速機ハウジング350、450、550に接続する。第4のクラッチ332、432、532は、第1の遊星歯車セット組立体314、414、514の遊星歯車枠314C、414C、514Cに結合された第2の軸すなわち相互接続部材336、436、536、およびしたがってリング歯車部材を出力軸すなわち出力部材320と接続する。同様に、一例として、
図10に示されるように、14個の順方向の比が、クラッチとブレーキの係合の様々な組み合わせを通じて実現される。
【0084】
[0095]次に、
図11を参照すると、スティック図は、本発明の一形態による多段変速機610の別の実施形態の概略レイアウトを示す。クラッチおよびカップリングが対応して示されているのに対して、
図1の遊星歯車セットのノードは、ここで、太陽歯車、リング歯車、遊星歯車、組み合わせまたは共通の歯車、および遊星歯車枠などの遊星歯車セットまたは遊星歯車セットの組立体の構成要素として現れる。
【0085】
[0096]例えば、第1の遊星歯車セット組立体614は、第1の太陽歯車部材614Aと、リング歯車部材614Bと、第2の太陽歯車部材614Dと、遊星歯車枠614Cとを有するラビニュー歯車セット614である。遊星歯車枠614Cは、第1および第2のセットのピニオン歯車614E、614F(各セットのうちの1つだけが示されている)を回転可能に支持する。太陽歯車部材614Aは、第1の軸すなわち相互接続部材634と共通回転するように接続される。遊星歯車枠614Cは、第2の軸すなわち相互接続部材636と共通回転するように接続される。リング歯車部材614Bは、入力軸すなわち入力部材612と共通回転するように接続される。第2の太陽歯車部材614Dは、第3の軸すなわち相互接続部材638と共通回転するように接続される。第1のセットのピニオン歯車614Eは、第2の太陽歯車部材614D、リング歯車部材614B、および第2のセットのピニオン歯車614Fと互いに噛み合うように構成された一セットの長いピニオンである。第2のセットのピニオン歯車614Fは、第1の太陽歯車部材614Aと第1のセットのピニオン歯車614Eとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成された一セットの短いピニオン歯車である。
【0086】
[0097]第2の遊星歯車セット組立体616は、太陽歯車部材616Cと、リング歯車部材616Aと、一セットの遊星歯車616Dを回転可能に支持する遊星歯車枠部材616Bとを有する第1の遊星歯車セット616である(それぞれの1つだけが示されている)。太陽歯車部材616Cは、第3の軸すなわち相互接続部材638と共通回転するように接続される。リング歯車部材616Aは、第4の軸すなわち相互接続部材640と共通回転するように接続される。遊星枠部材616Bは、第5の軸すなわち相互接続部材642と共通回転するように接続される。遊星歯車616Dは、太陽歯車部材616Cとリング歯車部材616Aとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0087】
[0098]第3の遊星歯車セット組立体618は、太陽歯車部材618Aと、リング歯車部材618Bと、第1のセットの遊星歯車618D(そのうちの1つだけが示されている)および第2のセットの遊星歯車618E(そのうちの1つだけが示されている)を回転可能に支持する遊星歯車枠部材618Cとを有する第2の遊星歯車セット618である。太陽歯車部材618Aは、第5の軸すなわち相互接続部材642と共通回転するように接続される。リング歯車部材618Bは、出力軸すなわち出力部材620と共通回転するように接続される。遊星枠部材618Bは、第6の軸すなわち相互接続部材644と共通回転するように接続される。遊星歯車618Dは、太陽歯車部材618Aと第2のセットの遊星歯車618Eとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。遊星歯車618Eは、リング歯車部材618Bと第1のセットの遊星歯車618Dとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0088】
[0099]入力軸すなわち入力部材612は、エンジン(図示せず)またはトルク変換装置のタービン(図示せず)などの入力源に連続的に接続されている。出力軸すなわち出力部材620は、最終的な駆動ユニットまたはトランスファーケース(図示せず)などの別の出力と連続的に接続されている。
【0089】
[00100]第1および第2のブレーキ622、624ならびに第1、第2、第3、および第4のクラッチ626、628、630、
632を含むトルク伝達機構は、軸すなわち相互接続部材634、636、638、640、642、644が他の軸すなわち相互接続部材634、636、638、640、642、644、遊星歯車セットの部材614、616、618、または固定部材すなわち変速機ハウジング650に選択的相互接続することを可能にする。
【0090】
[00101]例えば、第1のブレーキ622は、遊星歯車枠618Cが変速機ハウジング650に対して回転するのを規制するために、第6の軸すなわち相互接続部材644を変速機ハウジング650に接続するように選択的に係合可能である。第2のブレーキ624は、リング歯車部材616Aが変速機ハウジング650に対して回転するのを規制するために、第4の軸すなわち相互接続部材640を変速機ハウジング650に接続するように選択的に係合可能である。第1のクラッチ626は、第1の軸すなわち相互接続部材634を第5の軸すなわち相互接続部材642と接続するように選択的に係合可能である。第2のクラッチ628は、第1の軸すなわち相互接続部材634を第4の軸すなわち相互接続部材640と接続するように選択的に係合可能である。第3のクラッチ630は、第3の軸すなわち相互接続部材638を第6の軸すなわち相互接続部材644と接続するように選択的に係合可能である。第4のクラッチ632は、第2の軸すなわち相互接続部材636を出力軸すなわち出力部材620と接続するように選択的に係合可能である。今度は、各接続部材に接続された遊星歯車セットの構成要素が、それに応じてやはり接続または規制される。
【0091】
[00102]次に、
図12を参照すると、スティック図は、本発明の一形態による多段変速機710の別の実施形態の概略レイアウトを示す。クラッチおよびカップリングが対応して示されているのに対して、
図1の遊星歯車セットのノードは、ここで、太陽歯車、リング歯車、遊星歯車、組み合わせまたは共通の歯車、および遊星歯車枠などの遊星歯車セットまたは遊星歯車セットの組立体の構成要素として現れる。
【0092】
[00103]例えば、第1の遊星歯車セット組立体714は、第1の太陽歯車部材714Aと、リング歯車部材714Bと、第2の太陽歯車部材714Dと、遊星歯車枠714Cとを有するラビニュー歯車セット714である。遊星歯車枠714Bは、第1および第2のセットのピニオン歯車714E、714F(各セットのうちの1つだけが示されている)を回転可能に支持する。太陽歯車部材714Aは、第1の軸すなわち相互接続部材734と共通回転するように接続される。遊星歯車枠714Cは、第2の軸すなわち相互接続部材736と共通回転するように接続される。第2の太陽歯車部材714Dは、第3の軸すなわち相互接続部材738と共通回転するように接続される。リング歯車部材714Bは、入力軸すなわち入力部材712と共通回転するように接続される。第1のセットのピニオン歯車714Eは、第2の太陽歯車部材714Dおよびリング歯車部材714Bと互いに噛み合うように構成された第1の直径714E’および第2のセットのピニオン歯車714Fと互いに噛み合うように構成された第2の直径714E”をそれぞれ有する一セットの階段状の長いピニオンである。第2のセットのピニオン歯車714Fは、第1の太陽歯車部材714Aと第1のセットのピニオン歯車714Eの第2の直径714E”との両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成された一セットの短いピニオン歯車である。
【0093】
[00104]第2の遊星歯車セット組立体716は、太陽歯車部材716Cと、リング歯車部材716Aと、一セットの遊星歯車716Dを回転可能に支持する遊星歯車枠部材716Bとを有する第1の遊星歯車セット716である(それぞれの1つだけが示されている)。太陽歯車部材716Cは、第3の軸すなわち相互接続部材738と共通回転するように接続される。リング歯車部材716Aは、第4の軸すなわち相互接続部材740と共通回転するように接続される。遊星枠部材716Bは、第5の軸すなわち相互接続部材742と共通回転するように接続される。遊星歯車716Dは、太陽歯車部材716Cとリング歯車部材716Aとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0094】
[00105]第3の遊星歯車セット組立体718は、太陽歯車部材718Aと、リング歯車部材718Bと、第1のセットの遊星歯車718D(そのうちの1つだけが示されている)および第2のセットの遊星歯車718E(そのうちの1つだけが示されている)を回転可能に支持する遊星歯車枠部材718Cとを有する第2の遊星歯車セット718である。太陽歯車部材718Aは、第5の軸すなわち相互接続部材742と共通回転するように接続される。リング歯車部材718Bは、出力軸すなわち出力部材720と共通回転するように接続される。遊星枠部材718Cは、第6の軸すなわち相互接続部材744と共通回転するように接続される。遊星歯車718Dは、太陽歯車部材718Aと第2のセットの遊星歯車718Eとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。遊星歯車718Eは、リング歯車部材718Bと第1のセットの遊星歯車718Dとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0095】
[00106]入力軸すなわち入力部材712は、エンジン(図示せず)またはトルク変換装置のタービン(図示せず)などの入力源に連続的に接続されている。出力軸すなわち出力部材720は、最終的な駆動ユニットまたはトランスファーケース(図示せず)などの別の出力と連続的に接続されている。
【0096】
[00107]第1および第2のブレーキ722、724ならびに第1、第2、第3、および第4のクラッチ726、728、730、
732を含むトルク伝達機構は、軸すなわち相互接続部材734、736、738、740、742、744が他の軸すなわち相互接続部材734、736、738、740、742、744、遊星歯車セットの部材714、716、718、または固定部材すなわち変速機ハウジング750に選択的相互接続することを可能にする。
【0097】
[00108]例えば、第1のブレーキ722は、遊星歯車枠718Cが変速機ハウジング750に対して回転するのを規制するために、第6の軸すなわち相互接続部材744を変速機ハウジング750に接続するように選択的に係合可能である。第2のブレーキ724は、リング歯車部材716Aが変速機ハウジング750に対して回転するのを規制するために、第4の軸すなわち相互接続部材740を変速機ハウジング750に接続するように選択的に係合可能である。第1のクラッチ726は、第1の軸すなわち相互接続部材734を第5の軸すなわち相互接続部材742と接続するように選択的に係合可能である。第2のクラッチ728は、第1の軸すなわち相互接続部材734を第4の軸すなわち相互接続部材740と接続するように選択的に係合可能である。第3のクラッチ730は、第3の軸すなわち相互接続部材738を第6の軸すなわち相互接続部材744と接続するように選択的に係合可能である。第4のクラッチ732は、第2の軸すなわち相互接続部材736を出力軸すなわち出力部材720と接続するように選択的に係合可能である。今度は、各接続部材に接続された遊星歯車セットの構成要素が、それに応じてやはり接続または規制される。
【0098】
[00109]次に、
図13を参照すると、スティック図は、本発明の一形態による多段変速機810の別の実施形態の概略レイアウトを示す。クラッチおよびカップリングが対応して示されているのに対して、
図1の遊星歯車セットのノードは、ここで、太陽歯車、リング歯車、遊星歯車、組み合わせまたは共通の歯車、および遊星歯車枠などの遊星歯車セットまたは遊星歯車セットの組立体の構成要素として現れる。
【0099】
[00110]例えば、第1の遊星歯車セット組立体814は、第1の太陽歯車部材814Aと、リング歯車部材814Bと、第2の太陽歯車部材814Dと、遊星歯車枠814Cとを有するラビニュー歯車セット814である。遊星歯車枠814Cは、第1および第2のセットのピニオン歯車814E、814F(各セットのうちの1つだけが示されている)を回転可能に支持する。太陽歯車部材814Aは、第1の軸すなわち相互接続部材834と共通回転するように接続される。遊星歯車枠814Cは、第2の軸すなわち相互接続部材836と共通回転するように接続される。リング歯車部材814Bは、入力軸すなわち入力部材812と共通回転するように接続される。第2の太陽歯車部材814Dは、第3の軸すなわち相互接続部材838と共通回転するように接続される。第1のセットのピニオン歯車814Eは、第1の太陽歯車部材814Aおよび第2のセットのピニオン歯車814Fと互いに噛み合うように構成された一セットの長いピニオンである。第2のセットのピニオン歯車814Fは、第2の太陽歯車部材814D、リング歯車部材814B、および第1のセットのピニオン歯車814Eの各々と互いに噛み合うように構成された一セットの短いピニオン歯車である。
【0100】
[00111]第2の遊星歯車セット組立体816は、太陽歯車部材816Cと、リング歯車部材816Aと、一セットの遊星歯車816D(それぞれの1つだけが示されている)を回転可能に支持する遊星歯車枠部材816Bとを有する第1の遊星歯車セット816である。太陽歯車部材816Cは、第3の軸すなわち相互接続部材838と共通回転するように接続される。リング歯車部材816Aは、第4の軸すなわち相互接続部材840と共通回転するように接続される。遊星枠部材816Bは、第5の軸すなわち相互接続部材842と共通回転するように接続される。遊星歯車816Dは、太陽歯車部材816Cとリング歯車部材816Aとの両方と互いに噛み合うようにそれぞれ構成される。
【0101】
[00112]第3の遊星歯車セット組立体818は、太陽歯車部材818Aと、リング歯車部材818Bと、第1のセットの遊星歯車818D(そのうちの1つだけが示されている)および第2のセットの遊星歯車818E(そのうちの1つだけが示されている)を回転可能に支持する遊星歯車枠部材818Cとを有する第2の遊星歯車セット818である。太陽歯車部材818Aは、第5の軸すなわち相互接続部材842と共通回転するように接続される。リング歯車部材818Bは、出力軸すなわち出力部材820と共通回転するように接続される。遊星枠部材818Cは、第6の軸すなわち相互接続部材844と共通回転するように接続される。遊星歯車818Dは、太陽歯車部材818Aと第2のセットの遊星歯車818Eとの両方とそれぞれ互いに噛み合うように構成される。遊星歯車818Eは、リング歯車部材818Bと第1のセットの遊星歯車818Dとの両方とそれぞれ互いに噛み合うように構成される。
【0102】
[00113]入力軸すなわち入力部材812は、エンジン(図示せず)またはトルク変換装置のタービン(図示せず)などの入力源に連続的に接続されている。出力軸すなわち出力部材820は、最終的な駆動ユニットまたはトランスファーケース(図示せず)などの別の出力と連続的に接続されている。
【0103】
[00114]第1および第2のブレーキ822、824ならびに第1、第2、第3、および第4のクラッチ826、828、830、
832を含むトルク伝達機構は、軸すなわち相互接続部材834、836、838、840、842、844が他の軸すなわち相互接続部材834、836、838、840、842、844、遊星歯車セットの部材814、816、818、または固定部材すなわち変速機ハウジング850に選択的相互接続することを可能にする。
【0104】
[00115]例えば、第1のブレーキ822は、遊星歯車枠818Cが変速機ハウジング850に対して回転するのを規制するために、第6の軸すなわち相互接続部材844を変速機ハウジング850に接続するように選択的に係合可能である。第2のブレーキ824は、リング歯車部材816Aが変速機ハウジング850に対して回転するのを規制するために、第4の軸すなわち相互接続部材840を変速機ハウジング850に接続するように選択的に係合可能である。第1のクラッチ826は、第1の軸すなわち相互接続部材834を第5の軸すなわち相互接続部材842と接続するように選択的に係合可能である。第2のクラッチ828は、第1の軸すなわち相互接続部材834を第4の軸すなわち相互接続部材840と接続するように選択的に係合可能である。第3のクラッチ830は、第3の軸すなわち相互接続部材838を第6の軸すなわち相互接続部材844と接続するように選択的に係合可能である。第4のクラッチ832は、第2の軸すなわち相互接続部材836を出力軸すなわち出力部材820と接続するように選択的に係合可能である。今度は、各接続部材に接続された遊星歯車セットの構成要素が、それに応じてやはり接続または規制される。
【0105】
[00116]次に、
図1、
図11、
図12、
図13、および
図14を参照して、多段変速機610、710、810の動作を説明する。変速機610、710、810は、複数の順方向速度
またはトルク比および少なくとも1つの逆方向速度またはトルク比でトルクを入力軸すなわち入力部材612、712、812から出力軸すなわち出力部材620、720、820へ伝達することができることを理解されよう。それぞれの順方向速度
またはトルク比および逆方向速度またはトルク比は、以下に説明されるように、トルク伝達機構(すなわち、第1のブレーキ622、722、822、第2のブレーキ624、724、824、第1のクラッチ626、726、826、第2のクラッチ628、728、828、第3のクラッチ630、730、830、および第4のクラッチ632、732、832)の1つまたは複数の係合により得られる。
【0106】
[00117]
図14は、様々な歯車状態を実現するように作動または係合されるトルク伝達機構の様々な組み合わせを表す真偽表である。ボックス内の「X」は、特定のクラッチまたはブレーキが所望の歯車状態を実現するように係合されることを意味する。様々な歯車状態の数字で表した実際の歯車比も示されているが、これらの数値は例示にすぎず、それらは変速機610、710、810の様々な応用および動作基準に対応するようにかなりの範囲にわたって調整することができることを理解されたい。もちろん、歯車径、歯車の歯数、および選択された歯車構成に応じて、他の歯車比が実現可能である。
【0107】
[00118]例えば、反転歯車は、第1のブレーキ622、722、822、第2のブレーキ624、724、824、および第4のクラッチ632、732、832を係合または作動させることにより確立される。第1のブレーキ622、722、822は、第3の遊星歯車セット組立体618、718、818の遊星歯車枠618C、718C、818Cが変速機ハウジング650、750、850に対して回転するのを規制するために、第6の軸すなわち相互接続部材644、744、844、およびしたがって第3の遊星歯車セット組立体618、718、818の遊星歯車枠618C、718C、818Cを変速機ハウジング650、750、850に接続する。第2のブレーキ624、724、824は、第2の遊星歯車セット組立体616、716、816のリング歯車616A、716A、816Aが変速機ハウジング650、750、850に対して
回転するのを規制するために、第4の軸すなわち相互接続部材640、740、840、およびしたがって第2の遊星歯車セット組立体616、716、816のリング歯車616A、716A、816Aを変速機ハウジングに接続する。第4のクラッチ632、732、832は、第1の遊星歯車セット組立体614、714、814の遊星歯車枠614C、714C、814Cに結合された第2の軸すなわち相互接続部材636、736、836、およびしたがってリング歯車部材を出力軸すなわち出力部材620、720、820と接続する。同様に、一例として、
図15に示されるように、14個の順方向の比が、クラッチとブレーキの係合の様々な組み合わせを通じて実現される。
【0108】
[00119]本発明の説明は、本質的に例示にすぎず、本発明の要旨から逸脱しない変形例は、本発明の範囲内にあることが意図される。そのような変形例は、本発明の精神および範囲からの逸脱とみなされるべきでない。
【符号の説明】
【0109】
10 多段変速機
12 入力軸すなわち入力部材、入力部材
14 第1の遊星歯車セット
14A 第1のノード
14B 第2のノード
14C 第3のノード
14D 第4のノード
16 第2の遊星歯車セット
16A 第1のノード
16B 第2のノード
16C 第3のノード
18 第3の遊星歯車セット
18A 第1のノード
18B 第2のノード
18C 第3のノード
20 出力軸すなわち出力部材、出力部材
22 第1のクラッチ、第1のブレーキ
24 第2のクラッチ、第2のブレーキ
26 第3のクラッチ、第1のクラッチ
28 第4のクラッチ、第2のクラッチ
30 第5のクラッチ、第3のクラッチ
32 第6のクラッチ、第4のクラッチ
50 固定部材、変速機ハウジング
110 多段変速機、変速機
112 入力軸すなわち入力部材
114 第1の遊星歯車セット組立体、スタックした遊星歯車セット、遊星歯車セットの部材
114A 太陽歯車部材
114B リング歯車部材
114C 遊星歯車枠
114D 太陽/リング共通歯車部材
114E 第1のセットのピニオン歯車
114F 第2のセットのピニオン歯車
116 第2の遊星歯車セット組立体、第1の遊星歯車セット、遊星歯車セットの部材
116A リング歯車部材、リング歯車
116B 遊星歯車枠部材、遊星枠部材
116C 太陽歯車部材
116D 一セットの遊星歯車、遊星歯車
118 第3の遊星歯車セット組立体、第2の遊星歯車セット、遊星歯車セットの部材
118A 太陽歯車部材
118B リング歯車部材
118C 遊星歯車枠部材、遊星枠部材、遊星歯車枠
118D 第1のセットの遊星歯車、遊星歯車
118E 第2のセットの遊星歯車、遊星歯車
120 出力軸すなわち出力部材
122 第1のブレーキ
124 第2のブレーキ
126 第1のクラッチ
128 第2のクラッチ
130 第3のクラッチ
132 第4のクラッチ
134 第1の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
136 第2の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
138 第3の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
140 第4の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
142 第5の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
144 第6の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
150 変速機ハウジング、固定部材すなわち変速機ハウジング
210 多段変速機
212 入力軸すなわち入力部材
214 第1の遊星歯車セット組立体、遊星歯車セットの部材
214’ 第1の遊星歯車セット
214” 第2の遊星歯車セット
214A 太陽歯車部材
214B 第1の共通回転部材
214B’ リング歯車部材
214B” 遊星歯車枠
214C 第2の共通回転部材
214C’ 遊星歯車枠
214C” リング歯車部材
214D 太陽歯車部材
214E 一セットのピニオン歯車
214F 一セットのピニオン歯車
216 第2の遊星歯車セット組立体、第3の遊星歯車セット、遊星歯車セットの部材、第2の遊星歯車セット
216A リング歯車部材、リング歯車
216B 遊星歯車枠部材、遊星枠部材
216C 太陽歯車部材
216D 一セットの遊星歯車、遊星歯車
218 第3の遊星歯車セット組立体、第4の遊星歯車セット、遊星歯車セットの部材
218A 太陽歯車部材
218B リング歯車部材
218C 遊星歯車枠部材、遊星枠部材、遊星歯車枠
218D 第1のセットの遊星歯車、遊星歯車
218E 第2のセットの遊星歯車、遊星歯車
220 出力軸すなわち出力部材
222 第1のブレーキ
224 第2のブレーキ
226 第1のクラッチ
228 第2のクラッチ
230 第3のクラッチ
232 第4のクラッチ
234 第1の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
236 第2の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
238 第3の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
240 軸すなわち相互接続部材、第4の軸すなわち相互接続部材
242 第5の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
244 第6の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
250 固定部材すなわち変速機ハウジング、変速機ハウジング
310 多段変速機、変速機
312 入力軸すなわち入力部材
314 第1の遊星歯車セット組立体、ラビニュー歯車セット、遊星歯車セットの部材
314A 第1の太陽歯車部材、太陽歯車部材
314B 遊星歯車枠
314C リング歯車部材、遊星歯車枠
314D 第2の太陽歯車部材
314E 第1のセットのピニオン歯車
314F 第2のセットのピニオン歯車
316 第2の遊星歯車セット組立体、第1の遊星歯車セット、遊星歯車セットの部材
316A リング歯車部材、リング歯車
316B 遊星歯車枠部材、遊星枠部材
316C 太陽歯車部材
316D 一セットの遊星歯車、遊星歯車
318 第3の遊星歯車セット組立体、第2の遊星歯車セット、遊星歯車セットの部材
318A 太陽歯車部材
318B リング歯車部材
318C 遊星歯車枠部材、遊星枠部材、遊星歯車枠
318D 第1のセットの遊星歯車、遊星歯車
318E 第2のセットの遊星歯車、遊星歯車
320 出力軸すなわち出力部材
322 第1のブレーキ
324 第2のブレーキ
326 第1のクラッチ
328 第2のクラッチ
330 第3のクラッチ
332 第4のクラッチ
334 第1の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
336 第2の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
338 第3の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
340 第4の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
342 第5の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
344 第6の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
350 固定部材すなわち変速機ハウジング、変速機ハウジング
410 多段変速機、変速機
412 入力軸すなわち入力部材
414 第1の遊星歯車セット組立体、ラビニュー歯車セット、遊星歯車セットの部材
414A 第1の太陽歯車部材、太陽歯車部材
414B 遊星歯車枠
414C リング歯車部材、遊星歯車枠
414D 第2の太陽歯車部材
414E 第1のセットのピニオン歯車
414F 第2のセットのピニオン歯車
416 第2の遊星歯車セット組立体、第1の遊星歯車セット、遊星歯車セットの部材
416A リング歯車部材、リング歯車
416B 遊星歯車枠部材、遊星枠部材
416C 太陽歯車部材
416D 一セットの遊星歯車、遊星歯車
418 第3の遊星歯車セット組立体、第2の遊星歯車セット、遊星歯車セットの部材
418A 太陽歯車部材
418B リング歯車部材
418C 遊星歯車枠部材、遊星枠部材
418D 第1のセットの遊星歯車、遊星歯車
418E 第2のセットの遊星歯車、遊星歯車
420 出力軸すなわち出力部材
422 第1のブレーキ
424 第2のブレーキ
426 第1のクラッチ
428 第2のクラッチ
430 第3のクラッチ
432 第4のクラッチ
434 第1の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
436 第2の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
438 第3の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
440 第4の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
442 第5の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
444 第6の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
450 固定部材すなわち変速機ハウジング、変速機ハウジング
510 多段変速機、変速機
512 入力軸すなわち入力部材
514 第1の遊星歯車セット組立体、ラビニュー歯車セット、遊星歯車セットの部材
514A 第1の太陽歯車部材、太陽歯車部材
514B 遊星歯車枠
514C リング歯車部材、リング歯車、遊星歯車枠
514D 第2の太陽歯車部材
514E 第1のセットのピニオン歯車
514E’ 第1の直径
514E” 第2の直径
514F 第2のセットのピニオン歯車
516 第2の遊星歯車セット組立体、第1の遊星歯車セット、遊星歯車セットの部材
516A リング歯車部材、リング歯車
516B 遊星歯車枠部材、遊星枠部材
516C 太陽歯車部材
516D 一セットの遊星歯車、遊星歯車
518 第3の遊星歯車セット組立体、第2の遊星歯車セット、遊星歯車セットの部材
518A 太陽歯車部材
518B リング歯車部材
518C 遊星歯車枠部材、遊星枠部材、遊星歯車枠
518D 第1のセットの遊星歯車、遊星歯車
518E 第2のセットの遊星歯車、遊星歯車
520 出力軸すなわち出力部材
522 第1のブレーキ
524 第2のブレーキ
526 第1のクラッチ
528 第2のクラッチ
530 第3のクラッチ
532 第4のクラッチ
534 第1の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
536 第2の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
538 第3の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
540 第4の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
542 第5の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
544 第6の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
550 固定部材すなわち変速機ハウジング、変速機ハウジング
610 多段変速機、変速機
612 入力軸すなわち入力部材
614 第1の遊星歯車セット組立体、ラビニュー歯車セット、遊星歯車セットの部材
614A 第1の太陽歯車部材、太陽歯車部材
614B リング歯車部材
614C 遊星歯車枠
614D 第2の太陽歯車部材
614E 第1のセットのピニオン歯車
614F 第2のセットのピニオン歯車
616 第2の遊星歯車セット組立体、第1の遊星歯車セット、遊星歯車セットの部材
616A リング歯車部材、リング歯車
616B 遊星歯車枠部材、遊星枠部材
616C 太陽歯車部材
616D 一セットの遊星歯車、遊星歯車
618 第3の遊星歯車セット組立体、第2の遊星歯車セット、遊星歯車セットの部材
618A 太陽歯車部材
618B リング歯車部材、遊星枠部材
618C 遊星歯車枠部材、遊星歯車枠
618D 第1のセットの遊星歯車、遊星歯車
618E 第2のセットの遊星歯車、遊星歯車
620 出力軸すなわち出力部材
622 第1のブレーキ
624 第2のブレーキ
626 第1のクラッチ
628 第2のクラッチ
630 第3のクラッチ
632 第4のクラッチ
634 第1の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
636 第2の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
638 第3の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
640 第4の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
642 第5の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
644 第6の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
650 固定部材すなわち変速機ハウジング、変速機ハウジング
710 多段変速機、変速機
712 入力軸すなわち入力部材
714 第1の遊星歯車セット組立体、ラビニュー歯車セット、遊星歯車セットの部材
714A 第1の太陽歯車部材、太陽歯車部材
714B リング歯車部材、遊星歯車枠
714C 遊星歯車枠
714D 第2の太陽歯車部材
714E 第1のセットのピニオン歯車
714E’ 第1の直径
714E” 第2の直径
714F 第2のセットのピニオン歯車
716 第2の遊星歯車セット組立体、第1の遊星歯車セット、遊星歯車セットの部材
716A リング歯車部材、リング歯車
716B 遊星歯車枠部材、遊星枠部材
716C 太陽歯車部材
716D 一セットの遊星歯車、遊星歯車
718 第3の遊星歯車セット組立体、第2の遊星歯車セット、遊星歯車セットの部材
718A 太陽歯車部材
718B リング歯車部材
718C 遊星歯車枠部材、遊星枠部材、遊星歯車枠
718D 第1のセットの遊星歯車、遊星歯車
718E 第2のセットの遊星歯車、遊星歯車
720 出力軸すなわち出力部材
722 第1のブレーキ
724 第2のブレーキ
726 第1のクラッチ
728 第2のクラッチ
730 第3のクラッチ
732 第4のクラッチ
734 第1の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
736 第2の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
738 第3の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
740 第4の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
742 第5の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
744 第6の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
750 固定部材すなわち変速機ハウジング、変速機ハウジング
810 多段変速機、変速機
812 入力軸すなわち入力部材
814 第1の遊星歯車セット組立体、ラビニュー歯車セット、遊星歯車セットの部材
814A 第1の太陽歯車部材、太陽歯車部材
814B リング歯車部材
814C 遊星歯車枠
814D 第2の太陽歯車部材
814E 第1のセットのピニオン歯車
814F 第2のセットのピニオン歯車
816 第2の遊星歯車セット組立体、第1の遊星歯車セット、遊星歯車セットの部材
816A リング歯車部材、リング歯車
816B 遊星歯車枠部材、遊星枠部材
816C 太陽歯車部材
816D 一セットの遊星歯車、遊星歯車
818 第3の遊星歯車セット組立体、第2の遊星歯車セット、遊星歯車セットの部材
818A 太陽歯車部材
818B リング歯車部材
818C 遊星歯車枠部材、遊星枠部材、遊星歯車枠
818D 第1のセットの遊星歯車、遊星歯車
818E 第2のセットの遊星歯車、遊星歯車
820 出力軸すなわち出力部材
822 第1のブレーキ
824 第2のブレーキ
826 第1のクラッチ
828 第2のクラッチ
830 第3のクラッチ
832 第4のクラッチ
834 第1の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
836 第2の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
838 第3の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
840 第4の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
842 第5の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
844 第6の軸すなわち相互接続部材、軸すなわち相互接続部材
850 固定部材すなわち変速機ハウジング、変速機ハウジング