【実施例】
【0070】
以下に化合物(I)の調製例と、当該化合物を含む香味料組成物の実施例を示す。
【0071】
後述する調製例で得られた化合物の分析条件は以下のとおりである。
<NMRスペクトル>
1H-NMRスペクトルは、CHCl
3(7.24)を内部標準物質として用いて、Bruker社製 Avance-600により測定した。
13C-NMRスペクトルは、CHCl
3(77.0)を内部標準物質として用いて、Bruker社製Avance-600により測定した。
<比旋光度>
比旋光度は、日本分光社製JASCO P-1020 Polarimeterにより測定した。
【0072】
調製例1
下記の合成経路に従い、縮合体(4)を合成した。
【0073】
【化5】
【0074】
バニリン(3)(7.61g)をN,N-ジメチルホルムアミド(100mL)に溶解し、イミダゾール(9.02g)及びtert-ブチルジメチルクロロシラン(4.43g)を加え、室温・窒素雰囲気下、1.5時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を減圧乾燥後、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、TBS保護体(5)(12.6g)を得た。
得られたTBS保護体(5)のうち12.5gをテトラヒドロフラン(100mL)に溶解し、エチルマグネシウムブロマイド(3Mジエチルエーテル溶液、17.2mL)を加え、0℃、窒素雰囲気下、0.5時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液と酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を減圧乾燥し、粗生成物(6)を得た。これをジクロロメタン(100mL)に溶解し、二酸化マンガン(52.1g)を加え、室温で27時間撹拌した後、セライト濾過した。濾液を減圧乾燥後、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、エチルケトン(7)(9.09g)を得た。
得られたエチルケトン(7)のうち9.05gをクロロホルム(60mL)に溶解し、臭素(5.40g)をクロロホルム(37.8mL)に溶解したものを加え、1日撹拌した。反応液にチオ硫酸ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を減圧乾燥し、粗臭素体を得た。これをメタノール(99mL)及びクロロホルム(99mL)に溶解し、6N塩酸(2mL)を加え、室温・窒素雰囲気下、15時間撹拌した。反応液に水と酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を減圧乾燥後、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、脱TBS体(8)(7.20g)を得た。
【0075】
得られた脱TBS体(8)をジクロロメタン(60mL)に溶解し、ジイソプロピルエチルアミン(6.29mL)及びクロロメチルメチルエーテル(2.53mL)を加え、室温・窒素雰囲気下、2時間撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液と酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を減圧乾燥後、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、MOM保護体(9)(6.23g)を得た。
得られたMOM保護体(9)のうち711mgをアセトン(20mL)に溶解し、6-メトキシオイゲノール(10)(0.46mL)及び炭酸カリウム(1.62g)を加え、室温・窒素雰囲気下、2日間撹拌し、反応液を濾過した。濾液を減圧乾燥後、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、縮合体(4)(691mg)を得た。
【0076】
調製例2
以下の合成経路に従い、エリトロ-Δ8'-7-エトキシ-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、エリトロ体(1)とも称する)を合成した。
【0077】
【化6】
【0078】
水素化アルミニウムリチウム(149mg)をテトラヒドロフラン(6mL)に懸濁し、調製例1で得た縮合体(4)(326mg)をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解したものを加え、室温・窒素雰囲気下、2時間撹拌した。反応液に水(0.2mL)、15%水酸化ナトリウム水溶液(0.2mL)、水(0.6mL)の順番で加え、1日撹拌し、セライト濾過した。濾液を減圧乾燥後、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、エリトロ-ヒドロキシ体(11)(253mg)を得た。
得られたエリトロ-ヒドロキシ体(11)のうち122mgをテトラヒドロフラン(3mL)に溶解し、水素化ナトリウム(純度55%、63.6mg)及びヨウ化エチル(0.075mL)を加え、0℃で0.5時間、室温で12時間、窒素雰囲気下で撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液と酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を減圧乾燥後、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、エリトロ-エトキシ体(12)(99.8mg)を得た。
得られたエリトロ-エトキシ体(12)のうち28.0mgをテトラヒドロフラン(1mL)に溶解し、6N塩酸(0.1mL)を加え、室温・窒素雰囲気下、20時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を減圧乾燥後、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、エリトロ体(1)(15.4mg)をラセミ体として得た。
【0079】
エリトロ体(1)のNMRスペクトルを以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 6.87(d, J=1.8Hz, 1H), 6.81(d, J=8.1Hz, 1H), 6.74(dd, J=8.1, 1.8Hz, 1H), 6.34(s, 2H), 5.93(ddt, J=17.0, 10.1, 6.8Hz, 1H), 5.51(s, 1H), 5.06(m, 2H), 4.43(d, J=4.2Hz, 1H), 4.19(qd, J=6.4, 4.2Hz, 1H), 3.84(s, 3H), 3.73(s, 6H), 3.47(m, 2H), 3.30(d, J=6.8Hz, 2H), 1.25(d, J=6.4Hz, 3H), 1.22(t, J=7.0Hz, 3H)
13C-NMR(150MHz, CDCl
3) δ 153.4, 146.2, 144.6, 137.3, 135.2, 134.5, 132.5, 120.4, 115.9, 113.6, 109.5, 105.5, 83.3, 82.4, 64.7, 55.9×2, 40.5, 15.4, 14.4.
【0080】
調製例3
以下の合成経路に従い、トレオ-Δ8'-7-エトキシ-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、トレオ体(2)とも称する)を合成した。
【0081】
【化7】
【0082】
水素化ホウ素ナトリウム(136mg)をイソプロパノール(8mL)に懸濁し、15-crown-5(0.857mL)を加え、室温・窒素雰囲気下、15時間撹拌した。反応液に、調製例1で得た縮合体(4)(500mg)をメタノール(4mL)に溶解したものを加え、更に7時間撹拌した。その後、飽和塩化アンモニウム水溶液と酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を減圧乾燥後、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、トレオ-ヒドロキシ体(13)(338mg)を得た。
得られたトレオ-ヒドロキシ体(13)のうち125mgをテトラヒドロフラン(3mL)に溶解し、水素化ナトリウム(純度55%、65.1mg)及びヨウ化エチル(0.077mL)を加え、0℃で0.5時間、室温で12時間、窒素雰囲気下で撹拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液と酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を減圧乾燥後、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、トレオ-エトキシ体(14)(85.8mg)を得た。
得られたトレオ-エトキシ体(14)のうち29.0mgをテトラヒドロフラン(1mL)に溶解し、6N塩酸(0.1mL)を加え、室温・窒素雰囲気下、20時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を減圧乾燥後、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、トレオ体(2)(18.8mg)をラセミ体として得た。
【0083】
トレオ体(2)のNMRスペクトルを以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 6.94(s, 1H), 6.85(m, 2H), 6.37(s, 2H), 5.94(ddt, J=16.9, 10.1, 6.8Hz, 1H), 5.57(s, 1H), 5.07(m, 2H), 4.43(d, J=6.1Hz, 1H), 4.32(qd, J=6.4, 6.1Hz, 1H), 3.86(s, 3H), 3.79(s, 6H), 3.35(m, 2H), 3.31(d, J=6.8Hz, 2H), 1.03(t, J=7.0Hz, 3H), 0.99(d, J=6.4Hz, 3H);
13C-NMR(150MHz, CDCl
3) δ 153.1, 146.3, 144.8, 137.4, 135.6, 134.8, 131.8, 120.9, 115.8, 113.6, 109.8, 105.4, 85.5, 81.5, 64.5, 55.9×2, 40.5, 16.8, 15.2.
【0084】
調製例4
調製例2で得たエリトロ体(1)をキラルカラム(ダイセル社製CHIRALPAK IC 10×250mm)によって光学分割し、(7R,8S)-Δ8'-7-エトキシ-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、7R8S体(1a)とも称する)(5.1mg)及び(7S,8R)-Δ8'-7-エトキシ-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、7S8R体(1b)とも称する)(4.4mg)を得た。なお、移動相には、ヘキサン/EtOH/AcOH=95/5/0.1の混合溶媒を用いた。
また、調製例3で得たトレオ体(2)も同様の条件で光学分割し、(7R,8R)-Δ8'-7-エトキシ-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、7R8R体(2a)とも称する)(3.9mg)及び(7S,8S)-Δ8'-7-エトキシ-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、7S8S体(2b)とも称する)(5.4mg)を得た。
得られた各異性体の比旋光度と化学構造を以下に示す。
7R8S体(1a):[α]D
27 +6.6(c 0.25, CHCl
3)
7S8R体(1b):[α]D
27 -2.5(c 0.22, CHCl
3)
7R8R体(2a):[α]D
27 -13.9(c 0.19, CHCl
3)
7S8S体(2b):[α]D
27 +18.6(c 0.27, CHCl
3)
【0085】
【化8】
【0086】
調製例5
調製例2で得たエリトロ体(1)と調製例3で得たトレオ体(2)とを1:1の比率で混合し、Δ8'-7-エトキシ-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナンの4種異性体混合物(以下、混合物(15)とも称する)を得た。
【0087】
調製例6
ヨウ化エチルをヨウ化メチルに換えた以外は調製例2と同様にして縮合体(4)からエリトロ-Δ8'-4-ヒドロキシ-3,3',5',7-テトラメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、エリトロ体(16)とも称する)を合成した。
【0088】
得られたエリトロ体(16)のNMRスペクトルを以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 6.86-6.82(m, 2H), 6.71(dd, J=8.1, 1.7Hz, 1H), 6.36(s, 2H), 5.94(m, 1H), 5.56(br, 1H), 5.07(m, 2H), 4.37(d, J=3.6Hz, 1H), 4.14(qd, J=6.4, 3.6Hz, 1H), 3.84(s, 3H), 3.76(s, 6H), 3.35(s, 3H), 3.31(d, J=6.8Hz, 2H), 1.23(d, J=6.4Hz, 3H);
13C-NMR(150MHz, CDCl
3) δ 153.4, 146.3, 144.7, 137.3, 135.3, 134.4, 131.4, 120.4, 115.9, 113.7, 109.3, 105.4, 85.0, 82.5, 57.4, 55.9, 40.5, 13.8.
【0089】
調製例7
一方、ヨウ化エチルをヨウ化メチルに換えた以外は調製例3と同様にして縮合体(4)からトレオ-Δ8'-4-ヒドロキシ-3,3',5',7-テトラメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、トレオ体(17)とも称する)を合成した。
【0090】
得られたトレオ体(17)のNMRスペクトルを以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 6.91(d, J=1.7Hz, 1H), 6.87-6.82(m, 2H), 6.37(s, 2H), 5.95(m, 1H), 5.60(br, 1H), 5.07(m, 2H), 4.35-4.30(m, 2H), 3.86(s, 3H), 3.79(s, 6H), 3.31(d, J=6.8Hz, 2H), 3.19(s, 3H), 0.95(d, J=6.1Hz, 3H);
13C-NMR(150MHz, CDCl
3) δ 153.2, 146.4, 145.0, 137.3, 135.0, 134.9, 131.2, 121.1, 115.8, 113.7, 109.7, 105.3, 87.7, 81.1, 56.8, 55.9, 40.5, 16.7.
【0091】
調製例8
上述のようにして得られたエリトロ体(16)とトレオ体(17)を60:40の比率で混合し、Δ8'-4-ヒドロキシ-3,3',5',7-テトラメトキシ-8-O-4'-ネオリグナンの4種異性体混合物(以下、混合物(18)とも称する)を得た。得られた混合物(18)の化学構造を以下に示す。
【0092】
【化9】
【0093】
調製例9
ヨウ化エチルをヨウ化ブチルに換えた以外は調製例2と同様にして縮合体(4)からエリトロ-Δ8'-7-ブトキシ-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、エリトロ体(19)とも称する)を合成した。得られたエリトロ体(19)のNMRスペクトルと化学構造を以下に示す。
【0094】
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 6.87(d, J=1.8Hz, 1H), 6.81(d, J=8.1Hz, 1H), 6.74(dd, J=8.1, 1.8Hz, 1H), 6.33(s, 2H), 5.94(m, 1H), 5.12-5.02(m, 2H), 4.39(d, J=4.3Hz, 1H), 4.20(qd, J=6.4, 4.3Hz, 1H), 3.83(s, 3H), 3.72(s, 6H), 3.38(m, 2H), 3.29(d, J=6.8Hz, 2H), 1.60(m, 2H), 1.40(m, 2H), 1.25(d, J=6.4Hz, 3H), 0.89(t, J=7.3Hz, 3H);
13C-NMR(150MHz, CDCl
3) δ 153.4, 146.1, 144.5, 137.3, 135.2, 134.5, 132.6, 120.5, 115.8, 113.5, 109.5, 105.6, 83.5, 82.4, 69.2, 56.0, 55.8, 40.5, 32.1, 19.5, 14.5, 14.0.
【0095】
【化10】
【0096】
調製例10
ヨウ化エチルをヨウ化ブチルに換えた以外は調製例3と同様にして縮合体(4)からトレオ-Δ8'-7-ブトキシ-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、トレオ体(20)とも称する)を合成した。
【0097】
得られたトレオ体(20)のNMRスペクトルを以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 6.96(d, J=1.5Hz, 1H), 6.87(dd, J=8.1, 1.5Hz, 1H), 6.86(d, J=8.1Hz, 1H), 6.37(s, 2H), 5.94(m, 1H), 5.12-5.02(m, 2H), 4.43(d, J=5.9Hz, 1H), 4.32(qd, J=6.4, 5.9Hz, 1H), 3.86(s, 3H), 3.78(s, 6H), 3.31(d, J=6.8Hz, 2H), 3.28(m, 2H), 1.40(m, 2H), 1.24(m, 2H), 0.98(d, J=6.4Hz, 3H), 0.81(t, J=7.3Hz, 3H);
13C-NMR(150MHz, CDCl
3) δ 153.2, 146.2, 144.8, 137.4, 135.6, 134.8, 131.9, 120.9, 115.8, 113.5, 109.9, 105.5, 85.2, 81.4, 69.0, 56.0, 55.9, 40.5, 32.0, 19.3, 16.7, 14.0.
【0098】
調製例11
下記の単離スキームに従い、エリトロ-Δ8'-4,7-ジヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、エリトロ体(21)とも称する)、エリトロ-Δ8'-4,7-ジヒドロキシ-3,3'-ジメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、エリトロ体(22)とも称する)、及びエリトロ-Δ8'-7-アセチル-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、エリトロ体(23)とも称する)をニクズクより単離した。
【0099】
ニクズク(Myristica fragrans Houtt.)の種子400gに、50vol%エタノール水溶液を4L添加し、室温で2日間浸漬して抽出した後、濾過して粗抽出液を得た。これを減圧濃縮後、エタノール2Lを添加し、不溶物を濾過した。濾液を減圧濃縮後、水と酢酸エチルを各2L添加して分液を行い、酢酸エチル層を減圧乾燥して固形分13.15gを得た。このうち5.00gをシリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、エリトロ体(21)〜(23)を含む画分1.10gを得た。これを更に逆相HPLC(Inertsil ODS-3)によって精製し、エリトロ体(21)〜(23)を得た。エリトロ体(23)はそのまま溶媒で希釈し、試験例1に用いた。
【0100】
エリトロ体(23)のNMRスペクトルと、エリトロ体(21)〜(23)の化学構造を以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 6.84(d, J=1.4Hz, 1H), 6.82(d, J=8.2Hz, 1H), 6.76(dd, J=8.2, 1.4Hz, 1H), 6.36(s, 2H), 5.94(ddt, J=16.9, 10.1, 6.8Hz, 1H), 5.81(d, J=3.3Hz, 1H), 5.57(s, 1H), 5.11-5.05(m, 2H), 4.38(qd, J=6.4, 3.3Hz, 1H), 3.84(s, 3H), 3.75(s, 6H), 3.31(d, J=6.8Hz, 2H), 2.15(s, 3H), 1.26(d, J=6.4Hz, 3H);
13C-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 170.3, 153.3, 146.2, 145.1, 137.2, 135.7, 133.6, 129.9, 119.9, 116.0, 114.0, 109.5, 105.4, 80.1, 76.6, 55.9, 55.8, 40.5, 21.3, 14.4.
【0101】
【化11】
【0102】
調製例12
調製例11で得られたエリトロ体(21)(5.9mg)をイソプロピルアルコール(0.2mL)に溶解後、濃塩酸(2μL)を添加して60℃で5時間反応させた。冷却後、酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチル層を減圧濃縮後、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、Δ8'-7-イソプロポキシ-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、混合物(24)とも称する)(4.4mg)を、ジアステレオマー比60:40で得た。
【0103】
得られた混合物(24)のNMRスペクトルと化学構造を以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 7.04(d, J=1.7Hz, 0.4H), 6.93(dd, J=8.0, 1.7Hz, 0.4H), 6.91(s, 0.6H), 6.85(d, J=8.0Hz, 0.4H), 6.81(d, J=1.1Hz, 1.2H), 6.36(s, 0.8H), 6.30(s, 1.2H), 5.97-5.88(m, 1H), 5.53(s, 0.4H), 5.50(s, 0.6H), 5.10-5.02(m, 2H), 4.63(d, J=4.9Hz, 0.4H), 4.51(d, J=5.3Hz, 0.6H), 4.29(qd, J=6.4, 4.9Hz, 0.4H), 4.23(qd, J=6.2, 5.3Hz, 0.6H), 3.87(s, 1.2H), 3.83(s, 1.8H), 3.76(s, 2.4H), 3.69(s, 3.6H), 3.62(m, 0.6H), 3.57(m, 0.4H), 3.30(d, J=6.7Hz, 0.8H), 3.27(d, J=6.8Hz, 1.2H), 1.26(d, J=6.2Hz, 1.8H), 1.18(d, J=6.0Hz, 1.8H), 1.07(d, J=6.0Hz, 3H), 1.03(d, J=6.3Hz, 1.2H), 0.97(d, J=6.4Hz, 1.8H);
13C-NMR(150MHz, CDCl
3) δ 153.2(2C), 146.0(2C), 144.6, 144.5, 137.4(2C), 135.4, 135.0, 134.9, 134.6, 133.5, 132.4, 120.8, 120.6, 115.8(2C), 113.4(2C), 110.3, 109.8, 105.6, 105.5, 82.2, 81.7, 81.3, 81.2, 69.7, 69.4, 56.0, 55.9(2C), 55.8, 40.5, 40.4, 23.3(2C), 21.4(2C), 16.1, 15.3.
【0104】
【化12】
【0105】
調製例13
イソプロピルアルコールをイソブチルアルコールに換えた以外は調製例12と同様にして、エリトロ体(21)からΔ8'-7-イソブトキシ-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、混合物(25)とも称する)を、ジアステレオマー比60:40で得た。
【0106】
得られた混合物(25)のNMRスペクトルと化学構造を以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 6.97(d, J=1.6Hz, 0.4H), 6.88(m, 1H), 6.85(d, J=8.1Hz, 0.4H), 6.81(d, J=8.1Hz, 0.6H), 6.74(dd, J=8.1, 1.7Hz, 0.6H), 6.36(s, 0.8H), 6.33(s, 1.2H), 5.97-5.89(m, 1H), 5.53(s, 0.4H), 5.50(s, 0.6H), 5.10-5.03(m, 2H), 4.44(d, J=5.6Hz, 0.4H), 4.38(d, J=4.4Hz, 0.6H), 4.32(qd, J=6.4, 5.6Hz, 0.4H), 4.21(qd, J=6.3, 4.4Hz, 0.6H), 3.86(s, 1.2H), 3.83(s, 1.8H), 3.78(s, 2.4H), 3.72(s, 3.6H), 3.30(d, J=6.9Hz, 0.8H), 3.29(d, J=6.9Hz, 1.2H), 3.20(dd, J=8.9, 6.0Hz, 0.6H), 3.11(dd, J=8.9, 7.5Hz, 0.6H), 3.08(dd, J=8.8, 6.2Hz, 0.4H), 3.04(dd, J=8.8, 7.3Hz, 0.4H), 1.93(m, 0.6H), 1.71(m, 0.4H), 1.26(d, J=6.3Hz, 1.8H), 0.98(d, J=6.4Hz, 1.2H), 0.93(d, J=6.7Hz, 1.8H), 0.89(d, J=6.7Hz, 1.8H), 0.79(d, J=6.6Hz, 1.2H), 0.76(J=6.7Hz, 1.2H);
13C-NMR(150MHz, CDCl
3) δ 153.4, 153.2, 146.2, 146.1, 144.7, 144.5, 137.4, 137.3, 135.5, 135.2, 134.8, 134.5, 132.6, 131.8, 120.9, 120.5, 115.8(2C), 113.5(2C), 110.1, 109.6, 105.6(2C), 84.7, 83.5, 82.4, 81.4, 76.2, 75.8, 56.0(2C), 55.9, 55.8, 40.5(2C), 28.7, 28.6, 19.7, 19.5, 19.4, 19.3, 16.5, 14.6.
【0107】
【化13】
【0108】
調製例14
イソプロピルアルコールを1-ヘキサノールに換えた以外は調製例12と同様にして、エリトロ体(21)からΔ8'-7-ヘキソキシ-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、混合物(26)とも称する)を、ジアステレオマー比60:40で得た。
【0109】
得られた混合物(26)のNMRスペクトルと化学構造を以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 6.95(d, J=1.4Hz, 0.4H), 6.88-6.85(m, 1.4H), 6.81(d, J=8.1Hz, 0.6H), 6.74(dd, J=8.1, 1.7Hz, 0.6H), 6.36(s, 0.8H), 6.33(s, 1.2H), 5.98-5.89(m, 1H), 5.54(s, 0.4H), 5.50(s, 0.6H), 5.10-5.04(m, 2H), 4.42(d, J=5.9Hz, 0.4H), 4.39(d, J=4.5Hz, 0.6H), 4.31(qd, J=6.4, 5.9Hz, 0.4H), 4.20(qd, J=6.4, 4.5Hz, 0.6H), 3.86(s, 1.2H), 3.83(s, 1.8H), 3.78(s, 2.4H), 3.72(s, 3.6H), 3.42-3.24(m, 4H), 1.66-1.52(m, 2H), 1.44-1.14(m, 6H), 1.25(d, J=6.4Hz, 1.8H), 0.98(d, J=6.4Hz, 1.2H), 0.85(t, J=7.2Hz, 1.8H), 0.82(t, J=7.2Hz, 1.2H);
13C-NMR(150MHz, CDCl
3) δ 153.4, 153.2, 146.3, 146.2, 144.8, 144.6, 137.5, 137.4, 135.6, 135.2, 134.8, 134.5, 132.6, 131.9, 120.9, 120.5, 115.9, 115.8, 113.6(2C), 110.0, 109.6, 105.6, 105.5, 85.3, 83.5, 82.4, 81.5, 69.6, 69.4, 56.0(2C), 55.9(2C), 40.5(2C), 31.8(2C), 30.0, 29.8, 26.1, 25.9, 22.7(2C), 16.7, 14.6, 14.1(2C).
【0110】
【化14】
【0111】
調製例15
イソプロピルアルコールを1-オクタノールに換えた以外は調製例12と同様にして、エリトロ体(21)からΔ8'-7-オクトキシ-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、混合物(27)とも称する)を、ジアステレオマー比60:40で得た。
【0112】
得られた混合物(27)のNMRスペクトルと化学構造を以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 6.95(d, J=1.5Hz, 0.4H), 6.88-6.85(m, 1.4H), 6.81(d, J=8.1Hz, 0.6H), 6.74(dd, J=8.1, 1.7Hz, 0.6H), 6.36(s, 0.8H), 6.33(s, 1.2H), 5.98-5.89(m, 1H), 5.54(s, 0.4H), 5.50(s, 0.6H), 5.10-5.04(m, 2H), 4.42(d, J=5.7Hz, 0.4H), 4.39(d, J=4.5Hz, 0.6H), 4.31(qd, J=6.4, 5.7Hz, 0.4H), 4.20(qd, J=6.4, 4.5Hz, 0.6H), 3.86(s, 1.2H), 3.83(s, 1.8H), 3.78(s, 2.4H), 3.72(s, 3.6H), 3.42-3.24(m, 4H), 1.66-1.52(m, 2H), 1.44-1.14(m, 10H), 1.25(d, J=6.4Hz, 1.8H), 0.98(d, J=6.4Hz, 1.2H), 0.85(t, J=7.2Hz, 1.8H), 0.84(t, J=7.2Hz, 1.2H);
13C-NMR(150MHz, CDCl
3) δ 153.4, 153.1, 146.2, 146.1, 144.8, 144.6, 137.4, 137.3, 135.6, 135.2, 134.8, 134.5, 132.6, 131.9, 120.9, 120.5, 115.9, 115.8, 113.5(2C), 109.9, 109.5, 105.5(2C), 85.2, 83.5, 82.3, 81.4, 69.5, 69.3, 56.0(2C), 55.9, 55.8, 40.5(2C), 31.8(2C), 30.0, 29.8, 29.5(2C), 29.3(2C), 26.3, 26.2, 22.7(2C), 16.7, 14.6, 14.1(2C).
【0113】
【化15】
【0114】
調製例16
イソプロピルアルコールを1-デカノールに換えた以外は調製例12と同様にして、エリトロ体(21)からΔ8'-7-デコキシ-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、混合物(28)とも称する)を、ジアステレオマー比60:40で得た。
【0115】
得られた混合物(28)のNMRスペクトルと化学構造を以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 6.95(d, J=1.4Hz, 0.4H), 6.88-6.85(m, 1.4H), 6.81(d, J=8.0Hz, 0.6H), 6.74(dd, J=8.0, 1.7Hz, 0.6H), 6.36(s, 0.8H), 6.33(s, 1.2H), 5.98-5.89(m, 1H), 5.54(s, 0.4H), 5.50(s, 0.6H), 5.10-5.04(m, 2H), 4.42(d, J=5.8Hz, 0.4H), 4.39(d, J=4.3Hz, 0.6H), 4.31(qd, J=6.4, 5.8Hz, 0.4H), 4.20(qd, J=6.4, 4.3Hz, 0.6H), 3.86(s, 1.2H), 3.83(s, 1.8H), 3.78(s, 2.4H), 3.72(s, 3.6H), 3.42-3.24(m, 4H), 1.66-1.52(m, 2H), 1.44-1.14(m, 14H), 1.25(d, J=6.4Hz, 1.8H), 0.98(d, J=6.4Hz, 1.2H), 0.85(t, J=7.2Hz, 3H);
13C-NMR(150MHz, CDCl
3) δ 153.4, 153.1, 146.2, 146.1, 144.8, 144.6, 137.4, 137.3, 135.6, 135.2, 134.8, 134.5, 132.6, 131.9, 120.9, 120.5, 115.9, 115.8, 113.6, 113.5, 109.9, 109.5, 105.5(2C), 85.2, 83.5, 82.3, 81.4, 69.5, 69.3, 56.0(2C), 55.9, 55.8, 40.5(2C), 31.9(2C), 30.0, 29.8, 29.7, 29.6(5C), 29.3(2C), 26.3, 26.2, 22.7(2C), 16.9, 14.6, 14.1(2C).
【0116】
【化16】
【0117】
調製例17
イソプロピルアルコールをシクロヘキサノールに換えた以外は調製例12と同様にして、エリトロ体(21)からΔ8'-7-シクロヘキソキシ-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、混合物(29)とも称する)を、ジアステレオマー比60:40で得た。
【0118】
得られた混合物(29)のNMRスペクトルと化学構造を以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 7.06(d, J=1.8Hz, 0.4H), 6.93(dd, J=8.0, 1.8Hz, 0.4H), 6.92(d, J=1.4Hz, 0.6H), 6.85(d, J=8.0Hz, 0.4H), 6.81(m, 1.2H), 6.36(s, 0.8H), 6.30(s, 1.2H), 5.97-5.89(m, 1H), 5.53(s, 0.4H), 5.49(s, 0.6H), 5.10-5.02(m, 2H), 4.68(d, J=4.9Hz, 0.4H), 4.55(d, J=5.5Hz, 0.6H), 4.29(qd, J=6.4, 4.9Hz, 0.4H), 4.24(qd, J=6.3, 5.5Hz, 0.6H), 3.87(s, 1.2H), 3.83(s, 1.8H), 3.76(s, 2.4H), 3.68(s, 3.6H), 3.33-3.21(m, 3H), 1.76-1.08(m, 10H), 1.26(d, J=6.3Hz, 1.8H), 0.97(d, J=6.4Hz, 1.2H);
13C-NMR(150MHz, CDCl
3) δ 153.3(2C), 146.0(2C), 144.5, 144.4, 137.4(2C), 135.4, 135.0, 134.9, 134.5, 132.6(2C), 120.7, 120.6, 115.8(2C), 113.3(2C), 110.4, 109.8, 105.7, 105.5, 82.2, 81.8, 80.9, 80.8, 75.9, 75.4, 56.0, 55.9(3C), 40.5, 40.4, 33.5, 33.4, 31.7, 31.5, 25.9, 25.8, 24.3, 24.2(2C), 24.1, 16.1, 15.5.
【0119】
【化17】
【0120】
調製例18
イソプロピルアルコールをベンジルアルコールに換えた以外は調製例12と同様にして、エリトロ体(21)からΔ8'-7-ベンジロキシ-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、混合物(30)とも称する)を、ジアステレオマー比60:40で得た。
【0121】
得られた混合物(30)のNMRスペクトルと化学構造を以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 7.39-7.10(m, 5H), 6.97(d, J=1.8Hz, 0.4H), 6.92(d, J=1.8Hz, 0.6H), 6.90(dd, J=8.0, 1.8Hz, 0.4H), 6.87(d, J=8.0Hz, 0.4H), 6.84(d, J=8.1Hz, 0.6H), 6.80(dd, J=8.1, 1.8Hz, 0.6H), 6.35(s, 0.8H), 6.33(s, 1.2H), 5.99-5.89(m, 1H), 5.56(s, 0.4H), 5.53(s, 0.6H), 5.12-5.04(m, 2H), 4.59(d, J=5.8Hz, 0.4H), 4.55(d, J=4.5Hz, 0.6H), 4.52(d, J=11.8Hz, 0.6H), 4.48(d, J=11.8Hz, 0.6H), 4.42(d, J=11.9Hz, 0.4H), 4.40(qd, J=6.4, 5.8Hz, 0.4H), 4.37(d, J=11.9Hz, 0.4H), 4.33(qd, J=6.4, 4.5Hz, 0.6H), 3.84(s, 1.2H), 3.80(s, 1.8H), 3.71(s, 2.4H), 3.70(s, 3.6H), 3.31(d, J=6.9Hz, 0.8H), 3.29(d, J=6.9Hz, 1.2H), 1.29(d, J=6.4Hz, 1.8H), 1.03(d, J=6.4Hz, 1.2H);
13C-NMR(150MHz, CDCl
3) δ 153.4, 153.1, 146.4, 146.2, 145.0, 144.8, 139.0, 138.9, 137.5, 137.3, 135.5, 135.2, 134.8, 134.3, 131.9, 131.2, 128.2, 128.0, 127.5, 127.2(2C), 127.0, 121.1, 120.7, 115.9, 115.8, 113.7, 113.6, 110.0, 109.8, 105.6, 105.5, 85.1, 83.4, 82.1, 81.5, 70.9, 70.5, 56.0(2C), 55.9(2C), 40.5(2C), 16.9, 14.9.
【0122】
【化18】
【0123】
調製例19
イソプロピルアルコールをt-ブタノールに換えた以外は調製例12と同様にして、エリトロ体(21)からΔ8'-7-t-ブトキシ-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、混合物(31)とも称する)を、ジアステレオマー比50:50で得た。
【0124】
得られた混合物(31)のNMRスペクトルと化学構造を以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 7.20(d, J=1.7Hz, 0.5H), 7.04(dd, J=8.1, 1.7Hz, 0.5H), 6.98(d, J=1.8Hz, 0.5H), 6.87(dd, J=8.1, 1.8Hz, 0.5H), 6.84(d, J=8.1Hz, 0.5H), 6.79(d, J=8.1Hz, 0.5H), 6.37(s, 1H), 6.30(s, 1H), 5.97-5.87(m, 1H), 5.48(s, 0.5H), 5.45(s, 0.5H), 5.09-5.01(m, 2H), 4.86(d, J=4.0Hz, 0.5H), 4.69(d, J=5.7Hz, 0.5H), 4.18-4.09(m, 1H), 3.87(s, 1.5H), 3.84(s, 1.5H), 3.76(s, 3H), 3.67(s, 3H), 3.30(d, J=6.7Hz, 1H), 3.26(d, J=6.8Hz, 1H), 1.18(d, J=6.3Hz, 1.5H), 1.15(s, 4.5H), 1.09(s, 4.5H), 0.92(d, J=6.4Hz, 1.5H).
【0125】
【化19】
【0126】
調製例20
イソプロピルアルコールを2-ブトキシエタノールに換えた以外は調製例12と同様にして、エリトロ体(21)からΔ8'-7-オキシブトキシエチル-4-ヒドロキシ-3,3',5'-トリメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、混合物(32)とも称する)を、ジアステレオマー比60:40で得た。
【0127】
得られた混合物(32)のNMRスペクトルと化学構造を以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 6.98(d, J=1.7Hz, 0.4H), 6.92(d, J=1.8Hz, 0.6H), 6.88(dd, J=8.0, 1.7Hz, 0.4H), 6.85(d, J=8.0Hz, 0.4H), 6.81(d, J=8.0Hz, 0.6H), 6.74(dd, J=8.0, 1.8Hz, 0.6H), 6.36(s, 0.8H), 6.34(s, 1.2H), 5.97-5.89(m, 1H), 5.52(br, 1H), 5.10-5.03(m, 2H), 4.47(d, J=5.9Hz, 0.4H), 4.46(d, J=4.3Hz, 0.6H), 4.34(qd, J=6.4, 5.9Hz, 0.4H), 4.21(qd, J=6.4, 4.3Hz, 0.6H), 3.86(s, 1.2H), 3.83(s, 1.8H), 3.78(s, 2.4H), 3.73(s, 3.6H), 3.67-3.28(m, 8H), 1.56-1.50(m, 1.2H), 1.49-1.43(m, 0.8H), 1.38-1.31(m, 1.2H), 1.31-1.26(m, 0.8H), 1.25(d, J=6.4Hz, 1.8H), 0.99(d, J=6.4Hz, 1.2H), 0.89(t, J=7.3Hz, 1.8H), 0.86(t, J=7.3Hz, 1.2H);
13C-NMR(150MHz, CDCl
3) δ 153.3, 153.2, 146.3, 146.2, 144.9, 144.6, 137.4, 137.3, 135.4, 135.3, 134.9, 134.4, 132.0, 131.4, 121.0, 120.5, 115.9, 115.8, 113.6(2C), 110.0, 109.7, 105.5(2C), 85.6, 83.7, 82.4, 81.3, 71.1, 71.0, 70.1, 69.9, 68.8, 68.4, 55.9(4C), 40.5(2C), 31.8(2C), 19.3, 19.2, 16.6, 14.4, 14.0, 13.9.
【0128】
【化20】
【0129】
調製例21
調製例11で得られたエリトロ体(22)(5.0mg)をエタノール(0.2mL)に溶解後、濃塩酸(2μL)を添加して60℃で5時間反応させた。冷却後、酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチル層を減圧濃縮後、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、エリトロ-Δ8'-7-エトキシ-4-ヒドロキシ-3,3'-ジメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(以下、エリトロ体(33)とも称する)(4.0mg)を得た。
【0130】
得られたエリトロ体(33)のNMRスペクトルと化学構造を以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 6.91(s, 1H), 6.82(m, 2H), 6.66(d, J=8.1Hz, 1H), 6.64(d, J=1.9Hz, 1H), 6.60(dd, J=8.1, 1.9Hz, 1H), 5.91(ddt, J=16.9, 10.1, 6.7Hz, 1H), 5.52(s, 1H), 5.06-5.00(m, 2H), 4.34(d, J=5.5Hz, 1H), 4.29(qd, J=6.3, 5.5Hz, 1H), 3.84(s, 3H), 3.74(s, 3H), 3.47(dq, J=9.3, 6.9Hz, 1H), 3.41(dq, J=9.3, 7.1Hz, 1H), 3.28(d, J=6.7Hz, 2H), 1.33(d, J=6.3Hz, 3H), 1.19(dd, J=7.1, 6.9Hz, 3H);
13C-NMR(150MHz, CDCl
3) δ 150.5, 146.3, 145.7, 144.9, 137.6, 133.6, 131.9, 120.5(2C), 117.2, 115.6, 113.7, 112.8, 109.8, 83.4, 79.7, 64.7, 55.9(2C), 39.8, 15.7, 15.3.
【0131】
【化21】
【0132】
調製例22
Δ8'-4-ヒドロキシ-3,3'-ジメトキシ-8-O-4'-ネオリグナン(Analyticon社製、NP-016261)(以下、化合物(34)とも称する)はそのまま溶媒で希釈し、試験例1に用いた。化合物(34)の化学構造を以下に示す。
【0133】
【化22】
【0134】
調製例23
Δ8'-4-ヒドロキシ-3,3'-ジメトキシ-1'-プロペニル-8-O-4'-ネオリグナン(Analyticon社製、NP-000262)(以下、化合物(35)とも称する)(4.8mg)をエタノール(0.2mL)に溶解後、濃塩酸(2μL)を添加して60℃で3時間反応させた。冷却後、酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチル層を減圧濃縮後、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、Δ8'-7-エトキシ-4-ヒドロキシ-3,3'-ジメトキシ-1'-プロペニル-8-O-4'-ネオリグナン(以下、混合物(36)とも称する)(1.9mg)を、ジアステレオマー比60:40で得た。
【0135】
得られた混合物(36)のNMRスペクトル及び化合物(35)、混合物(36)の化学構造を以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 6.92-6.80(m, 4.8H), 6.74(dd, J=8.2, 2.0Hz, 0.6H), 6.66(d, J=8.2Hz, 0.6H), 6.31(m, 0.4H), 6.28(m, 0.6H), 6.12-6.03(m, 1H), 5.56(s, 0.4H), 5.52(s, 0.6H), 4.42(m, 0.4H), 4.38-4.30(m, 1.6H), 3.87(s, 1.2H), 3.84(s, 1.8H), 3.82(s, 1.2H), 3.77(s, 1.8H), 3.49-3.38(m, 2H), 1.84(m, 1.2H), 1.83(dd, J=6.7, 1.7Hz, 1.8H), 1.33(d, J=6.0Hz, 1.8H), 1.18(dd, J=7.1, 6.9Hz, 1.8H), 1.12(dd, J=7.1, 6.9Hz, 1.2H), 1.07(d, J=6.4Hz, 1.2H);
13C-NMR(150MHz, CDCl
3) δ 150.6, 150.4, 147.3, 146.5, 146.4, 146.3, 145.1, 144.9, 132.0, 131.8, 131.7, 131.2, 130.5(2C), 124.0, 123.9, 120.9, 120.5, 118.6(2C), 117.0, 116.6, 113.7(2C), 109.8(2C), 109.5, 109.4, 84.4, 83.3, 79.6, 79.1, 64.7(2C), 55.9(4C), 18.4(2C), 16.5, 15.6, 15.3(2C).
【0136】
【化23】
【0137】
調製例24
4-[1-ヒドロキシ-2-(2-メトキシフェノキシ)プロピル]-2-メトキシフェノール(Pharmerks社製、P2000N-11879)(以下、化合物(37)とも称する)(5.1mg)をエタノール(0.2mL)に溶解後、濃塩酸(2μL)を添加して60℃で3時間反応させた。冷却後、酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチル層を減圧濃縮後、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製し、4-[1-エトキシ-2-(2-メトキシフェノキシ)プロピル]-2-メトキシフェノール(以下、混合物(38)とも称する)(5.4mg)を、ジアステレオマー比50:50で得た。
【0138】
得られた混合物(38)のNMRスペクトル及び化合物(37)、混合物(38)の化学構造を以下に示す。
1H-NMR(600MHz, CDCl
3) δ 6.99(m, 0.5H), 6.93-6.73(m, 6.5H), 5.57(s, 0.5H), 5.53(s, 0.5H), 4.45(m, 0.5H), 4.40-4.32(m, 1.5H), 3.87(s, 1.5H), 3.84(s, 1.5H), 3.82(s, 1.5H), 3.76(s, 1.5H), 3.51-3.37(m, 2H), 1.35(d, J=5.7Hz, 1.5H), 1.19(t, J=7.1Hz, 1.5H), 1.13(t, J=7.0Hz, 1.5H), 1.08(d, J=6.3Hz, 1.5H);
13C-NMR(150MHz, CDCl
3) δ 150.6, 150.4, 148.2, 147.5, 146.4, 146.3, 145.1, 144.9, 131.8, 131.3, 121.7, 121.5, 120.9, 120.8(2C), 120.5, 117.0, 116.8, 113.7(2C), 112.4, 112.3, 109.8(2C), 84.4, 83.4, 79.4, 79.1, 64.7, 55.9(3C), 55.8, 16.5, 15.7, 15.3(2C).
【0139】
【化24】
【0140】
調製例25:ニクズク種子抽出物の調製
ニクズク科ニクズク(Myristica fragrans Houtt.)の種子(インドネシア産)40gに、95vol%エタノールを400mL添加し、60℃、14日間浸漬して抽出した後、濾過し粗抽出液を得た。当該粗抽出液を減圧乾燥し、目的の抽出物(3.4g)を得た後、再度95vol%エタノール中に、濃度10w/v%となるように溶解させた。本サンプル中に含まれる化合物(I)の量は0.001質量%未満であった。
【0141】
試験例1
以下の手順に従い、試験サンプルのTRPM8活性化作用におけるEC
50値を測定した。
(1) ヒトTRPM8安定発現株の作製
ヒトTRPM8安定発現HEK293細胞株を作製するため、ヒトTRPM8遺伝子のクローニングを行った。全長ヒトTRPM8遺伝子は、ヒト前立腺組織全RNA(コスモ・バイオ社製)より、RT-PCR法を用いて増幅した。
得られたPCR産物をエントリーベクターpENTR-D/TOPO(インビトロジェン社製)へクローニングした後、pCDNA3.2-V5/DEST(インビトロジェン社製)へサブクローニングし、リポフェクトアミン2000(インビトロジェン社製)によりHEK293細胞へ形質導入した。形質導入された細胞を、450μg/mLのG-418(プロメガ社)を含有するDMEM培地中で増殖させて選抜した。HEK293細胞は内在性のTRPM8を発現しないため、TRPM8形質導入株に対するコントロールとして使用できる。
【0142】
(2) カルシウムイメージング
HEK293細胞へ形質導入したTRPM8活性の測定は、蛍光カルシウムイメージング法により行った。
まず、培養したTRPM8発現細胞をポリ-D-リジンコートされた96ウェルプレート(BDファルコン社製)へ播種(30,000細胞/ウェル)し、37℃で一晩インキュベートした後、培養液を除去し、Fluo4-AM液(同仁化学社製;カルシウムキットII)を添加し、37℃で30〜60分間インキュベートした。その後、96ウェル穴プレートを蛍光プレートリーダー(FDSS3000;浜松ホトニクス社製)にセットし、装置庫内温度を32℃とした状態で、励起波長480nmで励起したときのFluo4による蛍光イメージを、CCDカメラを用いて検出波長520nmにより捕捉した。
測定は1秒毎に計4分間行い、測定開始15秒後に、FDSS3000内蔵の分注器から試験サンプル(下記表1に示す各化合物をそれぞれエタノールに溶解させたもの)を添加し、蛍光強度の変化によりTRPM8の活性を評価した。
【0143】
(3) TRPM8活性化の評価
TRPM8活性は、試験サンプルによる自家蛍光の影響を排除するため、下記の式で自家蛍光分を差し引いた。
【0144】
自家蛍光を差し引いた蛍光強度(F
sub)
=(各時点のTRPM8発現細胞の蛍光強度)-{(各時点HEK293細胞の蛍光強度)-(測定開始時のHEK293細胞の蛍光強度)}
【0145】
また、各サンプルによるTRPM8活性化作用は、試験サンプル添加後の蛍光強度比のピークを用いて評価した。下記の式を用いて蛍光強度比を算出した。
【0146】
蛍光強度比=各時点のF
sub/測定開始時のF
sub
【0147】
各処理群あたり2ウェルで評価を行い、その平均値を用いた。
【0148】
(4) TRPM8活性化作用の評価結果
各試験サンプルのTRPM8活性化作用を、終濃度1nMから100μMの範囲で評価し、最小二乗法によりヒルの式に近似した容量依存曲線を求めた。本曲線から算出した、各試験サンプルのTRPM8活性化作用におけるEC
50値は以下の表1のようになった。
【0149】
【表1】
【0150】
表1に示すように、各調製例で得られた化合物は優れたTRPM8活性化作用を有する。
【0151】
試験例2
表2に示す試験サンプル(洗口液)を調製し、以下の方法及び基準に従って冷涼感誘発効果を評価した。評価結果を
図1に示す。
【0152】
【表2】
【0153】
(1) 評価方法
男性パネル6名に対し、洗口液による冷涼感の評価を行った。下記、試験品A又は試験品B各15mLを30秒間口に含み、吐き出した。その後、30分間の口腔内に感じた冷涼感を0〜5.0点(0.5刻みの11段階評価)で評価した。試験品の適用は30分以上の間隔をあけて行った。
【0154】
(2) 評価基準(冷涼感スコア)
0 点:冷涼感を感じない
0.5点
1.0点:わずかに冷涼感を感じる
1.5点
2.0点:弱い冷涼感を感じる
2.5点
3.0点:はっきりと冷涼感を感じる
3.5点
4.0点:強い冷涼感を感じる
4.5点
5.0点:非常に強い冷涼感を感じる
【0155】
(3) 冷涼感誘発効果の評価結果
図1に示すように、試験品Bの洗口液は試験品Aの洗口液(混合物(15)に代えて同濃度のl-メントールを含むもの)と比較して、冷涼感の持続性に優れていた。
【0156】
実施例1〜55及び比較例1〜27
(1) 香味料組成物の冷涼感及び香味の評価
調製例で得られた化合物を含む香味料組成物(実施例1〜55)を調製し、洗口液に配合して、以下の方法及び基準に従って、冷涼感及び苦味のマスキング性、香味のアクセントの評価を行った。比較例として、L-メントールを含む香味料組成物(比較例1〜24)及びニクズクエキスを含む香味料組成物(比較例25〜27)についても、同様の評価を行った。
【0157】
(2) 評価方法
パネル4名(男性3名、女性1名)が、試験品A又は試験品B各15mLを30秒間口に含み、吐き出した。
その後、30分が経過するまでの間において口腔内に感じた冷涼感を0〜5.0点(0.5刻みの11段階評価;試験例2の評価基準と同じ)でパネル4名の協議によって評価した。同時に、洗口液の苦味について、以下に示す0〜5.0点(0.5刻みの11段階評価)でパネル4名の協議によって評価した。また、香味のアクセントについて、アクセントとなる香味の強さの持続性を以下に示す0〜5.0点(0.5刻みの11段階評価)でパネル4名の協議によって評価した。表3〜10には、試験品を吐出直後、5分経過後、30分経過後の評価結果を示す。
更に、香味のアクセントの質について、パネル4名の協議によって評価を行った。試験品の適用は30分以上の間隔をあけて行った。
【0158】
(3) 評価基準
<評価基準1(苦味のスコア)>
0 点:苦味を全く感じない
0.5点
1.0点:わずかに苦味を感じる
1.5点
2.0点:弱い苦味を感じる
2.5点
3.0点:はっきりと苦味を感じる
3.5点
4.0点:強い苦味を感じる
4.5点
5.0点:非常に強い苦味を感じる
【0159】
<評価基準2(香味のアクセントの持続性スコア)>
0 点:アクセントとなる香味を全く感じない
0.5点
1.0点:わずかにアクセントの香味を感じる
1.5点
2.0点:弱いアクセントの香味を感じる
2.5点
3.0点:はっきりとアクセントの香味を感じる
3.5点
4.0点:強いアクセントの香味を感じる
4.5点
5.0点:非常に強いアクセントの香味を感じる
【0160】
【表3】
【0161】
【表4】
【0162】
【表5】
【0163】
【表6】
【0164】
【表7】
【0165】
【表8】
【0166】
【表9】
【0167】
【表10】
【0168】
(4) 香味料組成物の冷涼感及び香味の評価結果
評価の結果、化合物(I)を含む香味料組成物を配合した洗口液(表3〜7)では、同量のL-メントールを冷感付与成分として用いた場合(表8〜9)に比べ、冷涼感と共に香味が感じられる時間が長くなると共に、香味も苦味がなく、アクセントの香味がクリアに感じられた。また、L-メントールに代えて、ニクズクエキスを配合した洗口液を用いた場合(表10)、ニクズクエキスに由来する独特の香味とエグ味が強くなり、冷涼感は感じられなかった。
【0169】
処方例1〜3(洗口液用香味料組成物)
表11に示す洗口液用香味料組成物は、賦香率0.2〜0.5質量%で洗口液に配合される。
【0170】
【表11】
【0171】
処方例4〜6(練り歯磨き用香味料組成物)
表12に示す練り歯磨き用香味料組成物は、賦香率0.5〜1質量%で練り歯磨きに配合される。
【0172】
【表12】
【0173】
処方例7(チューインガム用香味料組成物)
表13に示すチューインガム用香味料組成物は、賦香率0.5〜1質量%でチューインガムに配合される。
【0174】
【表13】
【0175】
処方例8(口中清涼化剤(トローチ)用香味料組成物)
表14に示す口中清涼化剤用香味料組成物は、賦香率0.5〜1質量%で口中清涼化剤に配合される。
【0176】
【表14】
【0177】
処方例9(チューインガム用香味料組成物)
表15に示すチューインガム用香味料組成物は、賦香率0.5〜1質量%でチューインガムに配合される。
【0178】
【表15】
【0179】
処方例10(口中清涼化剤(トローチ)用香味料組成物)
表16に示す口中清涼化剤用香味料組成物は、賦香率0.5〜1質量%で口中清涼化剤に配合される。
【0180】
【表16】
【0181】
処方例11(たばこ用香味料組成物)
表17に示すたばこ用香味料組成物は、賦香率0.2〜2質量%でたばこ剤に配合される。
【0182】
【表17】
【0183】
処方例12(ドッグフード用香味料組成物)
表18に示すドッグフード用香味料組成物は、賦香率0.5〜1質量%でドッグフードに配合される。
【0184】
【表18】
【0185】
処方例13(アイスクリーム用香味料組成物)
表19に示すアイスクリーム用香味料組成物は、賦香率0.1〜0.4質量%でアイスクリームに配合される。
【0186】
【表19】
【0187】
処方例14(洗口液)
【0188】
【表20】
【0189】
処方例15(練り歯磨き)
【0190】
【表21】