特許第6163458号(P6163458)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6163458
(24)【登録日】2017年6月23日
(45)【発行日】2017年7月12日
(54)【発明の名称】電動式作業機械
(51)【国際特許分類】
   E02F 9/00 20060101AFI20170703BHJP
   E02F 9/12 20060101ALI20170703BHJP
【FI】
   E02F9/00 C
   E02F9/12 Z
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2014-131792(P2014-131792)
(22)【出願日】2014年6月26日
(65)【公開番号】特開2016-8494(P2016-8494A)
(43)【公開日】2016年1月18日
【審査請求日】2016年9月12日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005522
【氏名又は名称】日立建機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000442
【氏名又は名称】特許業務法人 武和国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】西尾 一馬
【審査官】 石川 信也
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−105804(JP,A)
【文献】 特開2009−114653(JP,A)
【文献】 実公昭52−037051(JP,Y2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E02F 9/00
E02F 9/12
B60K 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部走行体と、この下部走行体の上方に旋回可能に配置され、駆動源となる電動機を備えた上部旋回体とを有する電動式作業機械において、
前記上部旋回体と前記下部走行体との間に設けられ前記下部走行体側から供給された電源を上部旋回体側に導く集電装置
電源ケーブルリール装置によって一定の巻取力が付与され外部電源に接続されて前記下部走行体側に電源を供給する電源側ケーブルを支持し、前記下部走行体の側部に設けられたケーブル支持装置備え、
前記ケーブル支持装置は、その先端部に前記電源側ケーブルを支持するケーブル支持部を有し、前記ケーブル支持部は前記上部旋回体の旋回半径よりも外側に位置するように設けられおり、
前記ケーブル支持部は、円弧面を有し前記電源側ケーブルを案内するケーブル案内面と、前記ケーブル案内面を両側から挟むように設けられた一対のガイド部を備えており、前記下部走行体の側方からみて、扇状の形状を成していることを特徴とする電動式作業機械。
【請求項2】
前記ケーブル支持装置は、前記下部走行体に対して上方に仰動可能に設けられた仰動アームを有し、前記ケーブル支持部は、前記仰動アームの先端部に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の電動式作業機械。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば建設機械、産業機械等として好適に用いられ、外部電源から給電されることにより作動する電動式作業機械に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、電動式作業機械は、各種の建設機械、産業機械等として用いられており、このような作業機械としては、例えば電動式の油圧ショベルが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この種の従来技術による油圧ショベルは、その車体に複数の電動モータ等が搭載されている。そして、これらの電動モータは、例えば車体を走行させたり、作業装置のブーム、アーム、バケット等を作動させるために油圧ポンプを駆動する構成となっている。
【0004】
また、車体の上部側には、外部電源に接続されるコネクタ等を備えた受電装置が設けられ、この受電装置は、工場内の建屋天井に架設される電源ケーブルに接続されるようになっている。
【0005】
そして、油圧ショベルを運転するときには、まず電源ケーブルを油圧ショベルの受電装置に接続して、外部電源と接続する。これにより、各電動モータには、外部電源から電源ケーブルを介して電力が供給されるので、これらの電動モータを必要に応じて作動させることにより、土木作業等を行うことができるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−225355号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、特許文献1に記載のような電動式作業機械は、予め工場内建屋天井に電源ケーブルを架設しておく必要があり、工場内にこのような設備を持たないところでは使用することができない。また、この電動式作業機械は油圧ショベルの上部旋回体側に受電装置を設けるため、作業によって旋回動作を行う際に、電源ケーブルのねじれや旋回体への干渉を防ぐための機構を備える必要があり、構造が複雑になり易い。
【0008】
本発明の電動式作業機械は上記のような課題を解決するものであり、工場の天井等に予め電源ケーブルを架設する必要がなく、また、旋回動作等を行う際に電源ケーブルにねじれ等が生じることがなく、また電源ケーブルが車体に干渉するおそれのない電動式作業機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、下部走行体と、この下部走行体の上方に旋回可能に配置され、駆動源となる電動機を備えた上部旋回体とを有する電動式作業機械において、前記上部旋回体と前記下部走行体との間に設けられ前記下部走行体側から供給された電源を上部旋回体側に導く集電装置電源ケーブルリール装置によって一定の巻取力が付与され外部電源に接続されて前記下部走行体側に電源を供給する電源側ケーブルを支持し、前記下部走行体の側部に設けられたケーブル支持装置備え、前記ケーブル支持装置は、その先端部に前記電源側ケーブルを支持するケーブル支持部を有し、前記ケーブル支持部は前記上部旋回体の旋回半径よりも外側に位置するように設けられおり、前記ケーブル支持部は、円弧面を有し前記電源側ケーブルを案内するケーブル案内面と、前記ケーブル案内面を両側から挟むように設けられた一対のガイド部を備えており、前記下部走行体の側方からみて、扇状の形状を成していることを特徴とする。
【0011】
また、請求項の発明は、前記ケーブル支持装置、前記下部走行体に対して上方に仰動可能に設けられた仰動アームを有しており、前記ケーブル支持部は、前記仰動アームの先端部に設けられことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明の電動式作業機械は、容易に設置可能な既存の電源ケーブル装置を用いることができ、しかも作業中に旋回動作等を行っても電源ケーブルにねじれや、車体への干渉を防止でき、作業性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の電動式作業機械の一実施形態を構成する油圧ショベルの側面図である。
図2図1の正面図である。
図3】本実施形態備えられた集電装置の構造を示す要部拡大図である。
図4】作業状態におけるケーブル支持装置の状態を説明する状態説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明に係る電動式作業機械について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の電動式作業機械の一実施形態を構成する油圧ショベルの側面図である。本実施形態では、電動式作業機械として油圧ショベル100を取り上げているが、電動式作業機械は油圧ショベル100に限るものではなく、油圧クレーン等の電気駆動式の作業機械にも適用できる。
【0016】
油圧ショベル100では、下部走行体2に旋回可能に上部旋回体15が取り付けられている。上部旋回体15は、下部走行体2に載置される旋回フレーム16と、旋回フレーム16の上部に設けられ運転席を有するキャブ18と、キャブ18の後方に設けられ建屋カバー19とを備えている。
【0017】
上部旋回体15の前部には、掘削、解体等の作業に使用するフロント21の一端部が取り付けられている。建屋カバー19の後端部には、カウンタウエイト17が配置されている。旋回フレーム16上には、不図示の電動機や制御装置、油圧ポンプ、タンク等の機器が配置されており、これら各機器には外部電源から電源側ケーブル1を介して電力が供給されている。なお、下部走行体2の側面部には、この電源側ケーブル1を保持するために、ケーブル支持装置60が取り付けられている。
【0018】
フロント21は、ブーム41、アーム42、グラップル43の各部材がキャブ18側から順に接続されて構成されており、これら部材を駆動するためにシリンダ44〜46が各部材に近接して配置されている(図3参照)。なお、グラップル43は解体物等を把持するためのアタッチメントである。
【0019】
また、下部走行体2は、主要構造物としてのトラックフレーム3と、このトラックフレーム3の左右両側にそれぞれ設けられ、履帯10、11が巻装されたサイドフレーム5、6と、このサイドフレーム5、6にそれぞれ設けられ、この履帯10、11を駆動する走行モータ12、13とを有する。
【0020】
次に図2により下部走行体2等を説明する。図2は、フロント21を省略し、中心線O−Oの左半分を断面として記したものである。下部走行体2は、主要構造物としてのトラックフレーム3を有し、このトラックフレーム3は、中央部にセンタフレーム4が配置されており、センタフレーム4の左右両側には、サイドフレーム5、6が配置されている。センタフレーム4の上部には、円筒状の丸胴9が固着されている。
【0021】
サイドフレーム5、6は、この油圧ショベル100の前、後方向に延びる四角筒状体である。履帯10、11はサイドフレーム5、6に巻装されており、サイドフレームの後端には、走行モータ12、13が設けられている。
【0022】
トラックフレーム3の丸胴9上には、旋回フレーム16が旋回輪20を介して旋回可能に搭載されており、図示しない旋回モータによって、上部旋回体15は、図2の中心線O−Oを旋回中心として旋回動作する。
【0023】
油圧ショベル100は、左右の履帯10、11を互いに同一方向に同一の回転数で回転駆動することにより前後方向に直進走行でき、同一方向に左右それぞれ異なる回転数で回転駆動することにより左右方向にステアリング走行できる。
【0024】
建屋カバー19内に収容された不図示の電動機は、電気駆動式の油圧ショベル100の動力源であり、例えば三相交流モータである。外部電源から制御装置を介して給電されて、油圧ポンプを駆動する。制御装置は、例えば油圧ショベル100の運転状態やオペレータの運転操作等に応じて、外部電源から電動機への給電状態を制御する。
【0025】
同様に建屋カバー19に収容された油圧ポンプは、タンクとともに油圧ショベル100の油圧源を構成する。油圧ポンプは電動機によって駆動され、タンク内の作動油を圧油として吐出する。この作動油は、オペレータの運転操作等に応じて図示しない制御弁から各種のアクチュエータ(走行モータ12、13や、旋回モータ、フロント21の各シリンダ44〜46等)に給排され、これらのアクチュエータを作動させる。
【0026】
下部走行体2と上部旋回体15との間には、センタジョイント27が設けられている。図2に示すように、センタジョイント27は上部旋回体15の旋回軸(中心線O−O上)にその中心を一致させて配置される。そして、上側油圧配管(上部旋回体側の油圧配管)と下側油圧配管(下部走行体側の油圧配管)とを中心線O−O回りに回転可能に接続する。
【0027】
図3に示すようにセンタジョイント27は、上部旋回体15の旋回フレーム16等に取付けられた内側筒体51と、内側筒体51と同心で内側筒体51に回転可能に嵌合された外側筒体52とを有している。外側筒体52は、下部走行体2側に取付けられている。内側筒体51と外側筒体52には、これら両筒体51、52が相対回転したときにも互いに連通した状態を保持するために、図示しない環状の油路が形成される。
【0028】
下部走行体2と上部旋回体15との間には集電装置30が設けられている。集電装置30は、センタジョイント27の下方にセンタジョイント27と同軸に配置されている。そして、上部旋回体15側の電気系統と下部走行体2側の電気系統とを、中心線O−O回りに回転可能に接続する。
【0029】
詳しく説明すると、集電装置30は、ケーシング33および回転体34、スリップリング35、ブラシ36とを有している。円筒状のケーシング33は、下部走行体2が有するトラックフレーム3のセンタフレーム4に取り付けられている。回転体34は、センタジョイント27の内側筒体51の下端部に取付けられており、ケーシング33内で中心線O−O回りに回転可能になっている。
【0030】
導電性の材料で構成された複数のスリップリング35は、環状板形状に形成されており、回転体34に互いに間隔をもって設けられている。導電性の材料からなるブラシ36は、ケーシング33側に取付けられており、各スリップリング35に対応して配置され、スリップリング35の外周と摺接する。
【0031】
各スリップリング35は、上側給電配線31を構成する個々の配線に接続され、各ブラシ36は、下側給電配線32を構成する個々の配線に接続されている。上部旋回体15が下部走行体2上で旋回すると、それとともに各スリップリング35と上側給電配線31が中心線O−O回りに回転する。このとき、各スリップリング35にブラシ36が摺接しているので、上側給電配線31は下側給電配線32と接続状態になる。
【0032】
上側給電配線31は上部旋回体15に設けられており、下側給電配線32は下部走行体2に設けられている。これらの給電配線31、32は、例えば複数の配線を束ねたケーブルであり、外部電源から電動機に給電するのに用いられる。上側給電配線31の一端側は、制御装置を介して電動機に接続されている。上側給電配線31の他端側は、センタジョイント27の内側筒体51の内周側を通って集電装置30のスリップリング35に接続される。そして、ブラシ36を介して下側給電配線32に接続される。
【0033】
下側給電配線32は、集電装置30部からトラックフレーム3のセンタフレーム4およびサイドフレーム5と履帯10との間の空間を経てサイドフレーム5の外側面に設けられたケーブル支持装置60の上面に設けられた接続部7のコネクタに延び、電源側ケーブル1を介して外部電源に接続される。
【0034】
次にこのサイドフレーム5の外側面に設けられたケーブル支持装置60の構造を図2により説明する。
【0035】
ケーブル支持装置60は、サイドフレーム5の外側面にボルト等により固定されたブラケット61と、このブラケット61に対して左右方向(図1の下部走行体2の前後方向)に揺動可能に設けられた揺動アーム62と、揺動アーム62の先端部に揺動アーム62に対して上下方向に仰動可能に設けられた仰動アーム63と、この仰動アーム63の先端に設けられたケーブル支持部64とからなる。ブラケット61と揺動アーム62とは縦ピン65により連結され、揺動アーム62と仰動アーム63とは横ピン66により連結されている。
【0036】
揺動アーム62は、仰動アーム63の基端部下面を支持するように断面凹状に形成され、仰動アーム63が最下状態となったときに、図2に示すように仰動アーム63を略水平状態に支持する。
【0037】
仰動アーム63は、中空の構造体からなり、先端部が上方に略90度屈曲した屈曲部63aを有し、この屈曲部63aの上端(仰動アーム63の先端)にケーブル支持部64が設けられる。さらに仰動アーム63には、中間部上面位置に電源側ケーブル1と下側給電配線32との接続部7が設けられ、電源側ケーブル1は、後述するケーブル支持部64の中央部に設けられた不図示のケーブル挿入孔から仰動アーム63内に挿入されて仰動アーム63内を経て接続部7に導かれるようになっている。
【0038】
また、仰動アーム63は、図4に示すように、上部旋回体15が下部走行体2に対して90度旋回した姿勢となったときに、ケーブル支持部64がカウンタウエイト17よりも外側に位置するような長さを有し、屈曲部63aは、カウンタウエイト17の後端よりも外側の位置に設定される。これにより、フロント21により図4のようなジャッキアップ姿勢を取り、仰動アーム63が接地して仰動アーム63が上方に回動したとしてもケーブル支持部64がカウンタウエイト17に接触することがない。
【0039】
ケーブル支持部64は、図1に示すように側面視で扇状の形状を成し、図2に示すように、左右一対のガイド部64aとこの一対のガイド部64a間に設けられるケーブル案内部64bとを有する。ケーブル案内部64bは、円弧状のケーブル案内面を有し、左右のガイド部64aとともに、図1の中心線P−Pに対して左右(前後方向)対称に形成される。ケーブル案内部64bの中心線P−P上には、前述のケーブル挿入孔が形成される。
【0040】
次に図1により本実施形態による電動式作業機械の動作を説明する。図1に示すように作業現場には、外部電源に接続された電源ケーブルリール装置70が予め設置される。この電源ケーブルリール装置70は、既知のもので、バネ等の付勢手段により、電源側ケーブル1に一定の巻取力(張力)が付与されている。この張力は電源側ケーブル1に大きな弛みが生じないように予め設定されるものである。油圧ショベル100を前進側に走行操作すると図1の図中右側方向に油圧ショベル100が移動する。この移動に伴い、電源ケーブルリール装置70から電源側ケーブル1が繰り出される。電源側ケーブル1は、中心線P−Pよりも後方側(図中左側)のガイド部64aとケーブル案内部64bで支持される。
【0041】
また、作業場所を変えるために、油圧ショベル100を後進側に走行操作すると図1の図中左側方向に油圧ショベル100が移動する。移動に伴い、電源側ケーブル1は、電源ケーブルリール装置70に巻き取られていき、油圧ショベル100が電源ケーブルリール装置70に近づくと電源側ケーブル1は立ち上がり、電源ケーブルリール装置70を越えてさらに後進すると、電源側ケーブル1は、中心線P−Pよりも前方側(図中右側)に切り返されて中心線P−Pよりも前方側(図中右側)のガイド部64aとケーブル案内部64bで支持される。このように油圧ショベル100を前後方向に移動させても電源側ケーブル1を確実に案内することができる。
【0042】
また、移動した作業場所でフロント21および旋回モータを操作してフロント21の姿勢、位置を変化させて作業を行うとき、上述したようにケーブル支持装置60のケーブル支持部64は、車体側方でかつ上部旋回体後端の旋回半径よりも外側(カウンタウエイト17の外側)で電源側ケーブル1を支持するから、作業に伴って旋回動作させてもケーブルに影響を及ぼすことがない。つまり、オペレータはケーブルを気にすることなく作業に集中することが可能になる。
【0043】
また、図4のようにフロント21により油圧ショベル100をジャッキアップしてケーブル支持装置60が接地したとしても、ケーブル支持装置60が下部走行体2に対して上方に移動するため、ケーブル支持装置60に過度の力が作用することがなく、損傷を防止することができる。その際、ケーブル支持部64は上部旋回体後端の旋回半径よりも外側(カウンタウエイト17の外側)に位置するから、カウンタウエイト17に接触することがなく損傷を防止できる。
【0044】
また、作業を終了し、油圧ショベル100を輸送する場合には、電源側ケーブル1を接続部7から切り離した後、揺動アーム62をサイドフレーム5の側面に沿うように左右いずれかの方向に揺動させることで、ケーブル支持装置60の突出幅を小さくした格納状態として輸送することができる。
【符号の説明】
【0045】
1;電源側ケーブル
2;下部走行体
3;トラックフレーム
5、6;サイドフレーム
15;上部旋回体
21;フロント
30;集電装置
32;下側給電配線
60;ケーブル支持装置
61;ブラケット
62;揺動アーム
63;仰動アーム
64;ケーブル支持部
64a;ガイド部
64b;ケーブル案内部
70;電源ケーブルリール装置
100;油圧ショベル(電動式作業機械)
図1
図2
図3
図4