特許第6163515号(P6163515)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 宜蘭食品工業股▲フン▼有限公司の特許一覧

<>
  • 特許6163515-ノンフライ細長状食品の自動生産方法 図000003
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6163515
(24)【登録日】2017年6月23日
(45)【発行日】2017年7月12日
(54)【発明の名称】ノンフライ細長状食品の自動生産方法
(51)【国際特許分類】
   A23L 7/109 20160101AFI20170703BHJP
   A23L 5/00 20160101ALI20170703BHJP
   A23P 30/20 20160101ALI20170703BHJP
【FI】
   A23L7/109 B
   A23L7/109 G
   A23L5/00 A
   A23P30/20
【請求項の数】10
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2015-94954(P2015-94954)
(22)【出願日】2015年5月7日
(65)【公開番号】特開2016-208905(P2016-208905A)
(43)【公開日】2016年12月15日
【審査請求日】2015年5月7日
(73)【特許権者】
【識別番号】506397420
【氏名又は名称】宜蘭食品工業股▲フン▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100116159
【弁理士】
【氏名又は名称】玉城 信一
(72)【発明者】
【氏名】蔡 衍明
【審査官】 坂崎 恵美子
(56)【参考文献】
【文献】 中国特許出願公開第102696966(CN,A)
【文献】 特開2002−045108(JP,A)
【文献】 特開昭59−031662(JP,A)
【文献】 実開昭52−051393(JP,U)
【文献】 特開昭55−026884(JP,A)
【文献】 特開2007−282551(JP,A)
【文献】 特開昭60−172264(JP,A)
【文献】 特開昭53−121955(JP,A)
【文献】 特開昭60−210958(JP,A)
【文献】 特開平05−227870(JP,A)
【文献】 特開2014−083037(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23L 7/109
A23L 5/00
JSTPlus/JST7580(JDreamIII)
CAplus/WPIDS/FSTA/BIOSIS(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ノンフライ細長状食品の自動生産方法であって、
撹拌装置を準備し、小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉、油脂及び液体材料を前記撹拌装置で混合撹拌し、微細粉末状の混合物を形成する第1ステップと、
その後、前記混合物を糊化押出し装置に輸送して糊化して押出し、複数の細長状で太さの異なる第1食品塊を形成する第2ステップと、
その後、前記複数の第1食品塊を混捏装置に輸送して混捏を行い、前記複数の第1食品塊を第2食品塊にする第3ステップと、
その後、前記第2食品塊を圧延装置に輸送して圧延を行い、前記第2食品塊を厚さが均一な第3食品塊にする第4ステップと、
その後、前記第3食品塊をネットコンベア、スチーマー及び冷風ファンによって熟成を行う熟成装置に輸送して熟成を行い、前記第3食品塊の剛直性を高める第5ステップと、
その後、前記第3食品塊を切断装置に輸送して切断し、前記第3食品塊を複数の細長状で太さが同一である第4食品塊にする第6ステップと、
その後、前記複数の第4食品塊を成形装置に輸送し、調理、1次乾燥及び2次乾燥を行い、前記第4食品塊の形状を成形させる上、内部構造を改善する第7ステップと、を含むことを特徴とするノンフライ細長状食品の自動生産方法。
【請求項2】
前記液体材料の含有量は、前記小麦粉、前記トウモロコシ澱粉、前記米粉及び前記油脂の総体積の25〜45%であることを特徴とする請求項1に記載のノンフライ細長状食品の自動生産方法。
【請求項3】
前記糊化押出し装置が前記混合物に対して糊化を行う際の電流は、20〜50アンペアであり、前記第1食品塊の糊化度が85%を超えるようにすることを特徴とする請求項1に記載のノンフライ細長状食品の自動生産方法。
【請求項4】
前記圧延装置が前記第2食品塊に対して圧延を行う際の温度は、20〜70℃であり、前記液体材料の含有量が前記第3食品塊の体積の25〜45%を占めるようにすることを特徴とする請求項1に記載のノンフライ細長状食品の自動生産方法。
【請求項5】
前記熟成装置が前記第3食品塊に対して熟成を行う時間は、0.5〜7時間であり、前記液体材料の含有量が前記第3食品塊の体積の25〜45%を占めるようにすることを特徴とする請求項1に記載のノンフライ細長状食品の自動生産方法。
【請求項6】
前記成形装置が前記第4食品塊に対して調理を行う時間は、0.5〜8分間であり、調理を行う際の温度は、140〜180℃であり、空気圧力は、3〜5kg/cmであることを特徴とする請求項1に記載のノンフライ細長状食品の自動生産方法。
【請求項7】
前記成形装置が前記第4食品塊に対して1次乾燥を行う際の温度は、30〜80℃であり、乾燥時間は、0.25〜2時間であることを特徴とする請求項1に記載のノンフライ細長状食品の自動生産方法。
【請求項8】
前記成形装置が前記第4食品塊に対して2次乾燥を行う際の温度は、50〜130℃であり、乾燥時間は、0.25〜2時間であることを特徴とする請求項1に記載のノンフライ細長状食品の自動生産方法。
【請求項9】
前記成形装置によって前記第4食品塊に1次乾燥及び2次乾燥が行われた後、前記液体材料の含有量は、前記第4食品塊の体積の11〜13%を占めることを特徴とする請求項1に記載のノンフライ細長状食品の自動生産方法。
【請求項10】
前記熟成装置は、ネットコンベア及び物干し竿によって熟成を行うことを特徴とする請求項1に記載のノンフライ細長状食品の自動生産方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ノンフライ細長状食品の自動生産方法に関し、特に、形状及び大きさが同一であるノンフライ細長状食品を自動生産することができる方法に関する。
【背景技術】
【0002】
即席麺は、短時間で調理して食することができる食品である。科学技術の進歩に伴い、即席麺は、調理に便利だという長所のみならず、様々な味によって消費者の嗜好を満足させている。
【0003】
従来の即席麺の製造方法においては、先ず、原料を均一に混合し、静置、押し出し、熟成、切断、手動での重量測定、手動での成形及び乾燥を経て即席麺が完成する。しかし、従来の即席麺の製造方法においては、各ステップを手動で行う必要があるため、製造時間が長くかかり、生産効率を高めることができなかった。
【0004】
上述の従来技術の欠点に鑑み、従来の即席麺の製造方法における欠点を解決することができ、加工時間を短縮し、生産効率を高めることができる即席麺の製造方法が求められていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主な目的は、ノンフライ細長状食品を製造する際の加工時間を有効に短縮することができ、生産効率を有効に高めることができる自動生産方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題を解決するために、本発明は、ノンフライ細長状食品の自動生産方法を提供するものである。本発明のノンフライ細長状食品の自動生産方法は、撹拌装置を準備し、小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉、油脂及び液体材料を前記撹拌装置で混合撹拌し、微細粉末状の混合物を形成するステップと、前記混合物を糊化押出し装置に輸送して糊化して押出し、複数の細長状で太さの異なる第1食品塊を形成するステップと、前記複数の第1食品塊を混捏装置に輸送して混捏を行い、前記複数の第1食品塊を第2食品塊にするステップと、前記第2食品塊を圧延装置に輸送して圧延を行い、前記第2食品塊を厚さが均一な第3食品塊にするステップと、前記第3食品塊をネットコンベア、スチーマー及び冷風ファンによって熟成を行う熟成装置に輸送して熟成を行い、前記第3食品塊の剛直性を高めるステップと、前記第3食品塊を切断装置に輸送して切断し、前記第3食品塊を複数の細長状で太さが同一である第4食品塊にするステップと、前記複数の第4食品塊を成形装置に輸送し、調理、1次乾燥及び2次乾燥を行い、前記第4食品塊の形状を成形させる上、内部構造を改善するステップと、を含む。
【0007】
液体材料の含有量は、小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉及び油脂の総体積の25〜45%である。
【0008】
糊化押出し装置が混合物に対して糊化を行う際の電流は、20〜50アンペアであり、第1食品塊の糊化度が85%を超えるようにする。
【0009】
圧延装置が第2食品塊に対して圧延を行う際の温度は、20〜70℃であり、液体材料の含有量が第3食品塊の体積の25〜45%を占めるようにする。
【0010】
熟成装置が第3食品塊に対して熟成を行う時間は、0.5〜7時間であり、液体材料の含有量が第3食品塊の体積の25〜45%を占めるようにする。
【0011】
成形装置が第4食品塊に対して調理を行う時間は、0.5〜8分間であり、調理を行う際の温度は、140〜180℃であり、空気圧力は、3〜5kg/cmである。第4食品塊に成形装置によって1次乾燥及び2次乾燥を行い、液体材料の含有量が第4食品塊の体積の11〜13%を占めるようにする。
【0012】
成形装置が第4食品塊に対して1次乾燥を行う際の温度は、30〜80℃であり、乾燥時間は、0.25〜2時間である。また、成形装置が第4食品塊に対して2次乾燥を行う際の温度は、50〜130℃であり、乾燥時間は、0.25〜2時間である。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉、油脂及び液体材料を撹拌装置、糊化押出し装置、混捏装置、圧延装置、熟成装置、切断装置及び成形装置によって混合撹拌、糊化押出し、混捏、圧延、熟成、切断、調理、1次乾燥及び2次乾燥の加工工程を自動で行うことにより、ノンフライ細長状食品の製造時間を有効に短縮し、生産効率を有効に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明のノンフライ細長状食品の自動生産方法を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の目的、構造及び特徴を示す実施形態を以下に詳細に説明する。
【0017】
図1に示すように、本発明のノンフライ細長状食品の自動生産方法は、以下(a)〜(g)のステップを含む。
【0018】
(a):小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉、油脂及び液体材料を撹拌装置で混合撹拌して混合物を形成する。混合物を微細粉末状に混合することは、澱粉の糊化に大変有益である。このため、従来技術のように、澱粉の糊化を改善するために静置又はバランス化を行ったり、煩雑な蒸煮を行ったりする必要がない。
【0019】
上述の微細粉末状の混合物の粒径は、200〜900μmであり、好ましくは、250〜830μmであり、最適な粒径は、350〜400μmである。これにより、糊化にかかる時間を有効に短縮することができる上、糊化の程度を高めることができ、製造される製品の食感を更に高めることができる。
【0020】
上述の混合物は、30〜60%の小麦粉、6.5〜39%のトウモロコシ澱粉、5〜34%の米粉及び0.5〜2%の油脂を含む。上述の液体材料の含有量は、小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉及び油脂の総体積の25〜45%である。
【0021】
好適な実施形態中、上述の混合物は、30〜54%の小麦粉、6.5〜39%のトウモロコシ澱粉、11〜34%の米粉及び0.5〜2%の油脂を含む。上述の液体材料の含有量は、小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉及び油脂の総体積の35〜42%である。上述の混合物中、30〜49%の小麦粉、6.5〜39%のトウモロコシ澱粉、16〜34%の米粉及び0.5〜2%の油脂を含む際、製造される製品の食感が最も優れる。
【0022】
上述の米粉は、特に限定されず、ジャポニカ種うるち米、インディカ種うるち米、もち米、紫米、黒米、粟及び黍などを磨砕してなる。複数種の米を選択することにより、製造される混合物の栄養成分を変えることができるだけでなく、様々な色及び風味を有する製品を製造することができる。
【0023】
上述の混合物の栄養成分、色及び風味を改善するために、上述の混合物は、ジャガイモ澱粉、緑豆澱粉、サツマイモ澱粉、タピオカ澱粉及び他の物理的、化学的又は他の方式で加工生産された変性澱粉中の少なくとも1種を含んでもよい。上述の変性澱粉は、酢酸澱粉、酸化澱粉及びリン酸架橋澱粉でもよい。
【0024】
(b):上述の混合物を糊化押出し装置に輸送し、糊化押出し装置の糊化軸を高速回転させ、糊化軸内の圧力を高めることにより、上述の混合物を糊化する。また、糊化押出し装置は、糊化した混合物を押出し、複数の細長状で太さの異なる第1食品塊を形成する。
【0025】
上述の糊化押出し装置は、電流によって糊化軸を高速回転させ、内部圧力を高めることによって混合物を糊化する。好適な実施形態中、糊化押出し装置が混合物を糊化する際の電流が20〜50アンペアに設定されることにより、第1食品塊を85%を超える糊化度にすることができる。また、87%を超える糊化度が好ましく、糊化度が89%以上の場合、製品の消化吸収性を更によくすることができる。
【0026】
(c):上述の複数の第1食品塊は、太さが不均一であるため、長さが同じでも、重量が異なる。このため、第1食品塊を直接切断した場合、手動で重量を計測するステップが必要となる。このため、上述の複数の第1食品塊を混捏装置に輸送して混捏を行い、後続の切断作業を行いやすくするために、複数の第1食品塊を第2食品塊にする。第2食品塊中が36〜38%の液体材料を含む際、切断作業が更に行いやすくなる。
【0027】
(d):上述の第2食品塊を温度が20〜70℃の圧延装置に輸送して圧延を行い、厚さが均一な第3食品塊を形成する。この際、第3食品塊中は、25〜45%の液体材料を含む。
【0028】
好適な実施形態中、圧延装置の温度は、40〜50℃であり、第3食品塊中が36〜37%の液体材料を含むようにする。また、第3食品塊の厚さを従来の米麺の一般的な厚さにすることができるが、好適な範囲は、0.8〜1.6mmであり、最適な範囲は、0.9〜1mmである。
【0029】
(e):圧延が終了した際、第3食品塊の内部構造が安定していないため、第3食品塊の内部構造を安定させて食感を改善するために、第3食品塊をネットコンベア及び物干し竿によって構成される熟成装置に輸送して熟成を行う。0.5〜2時間の熟成を行うことにより、第3食品塊の剛直性が増す。また、液体材料の含有量を第3食品塊の体積の25〜45%に制御することによって切断刃に付きにくくなり、後続の切断作業が行いやすくなる。
【0030】
好適な実施形態中、上述の熟成装置が第3食品塊に対して熟成を行う時間は、1〜2時間であり、これにより、液体材料の含有量を第3食品塊の体積の29〜31%にすることができる。熟成装置は、ネットコンベア及び物干し竿から構成されると説明したが、ネットコンベア、スチーマー及び冷風ファンから構成してもよい。
【0031】
(f):上述の第3食品塊を切断装置に輸送して切断し、複数の細長状で太さが同一である第4食品塊にする。各第4食品塊の重量が同一であるため、手動で重量を計測するステップが必要ない。
【0032】
(g):第4食品塊を温度が140〜180℃であり、空気圧力が3〜5kg/cmの成形装置に輸送して蒸煮を行う。蒸煮時間は、0.5〜8分間である。第4食品塊が成形装置によって蒸煮される好適な温度は、145〜155℃であり、好適な空気圧力は、3.5〜4.5kg/cmであり、好適な調理時間は、4〜7分間である。
【0033】
第4食品塊の保存期間を延長するために、成形装置が第4食品塊に対して蒸煮を行った後、1次乾燥及び2次乾燥を行うことにより、液体材料の含有量を第4食品塊の体積の11〜13%にする。
【0034】
好適な実施形態中、1次乾燥を行う際の温度は、30〜80℃であり、乾燥時間は、0.25〜2時間である。最適な乾燥温度は、50〜60℃であり、最適な乾燥時間は、0.5〜1時間である。
【0035】
2次乾燥を行う際の温度は50〜130℃であり、乾燥時間は、0.25〜2時間である。最適な乾燥温度は、60〜100℃であり、最適な乾燥時間は、1.5〜2時間である。
【0036】
本発明の特徴は、小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉、油脂及び液体材料を撹拌装置、糊化押出し装置、混捏装置、圧延装置、熟成装置、切断装置及び成形装置によって混合撹拌、糊化押出し、混捏、圧延、熟成、切断、調理、1次乾燥及び2次乾燥の加工工程を自動で行うことにより、ノンフライ細長状食品の加工時間を有効に短縮し、生産効率を有効に高めることができる点である。
【0037】
以下に本発明の実施例を示し、本発明の詳細な内容を説明する。以下の実施例中、油脂は、大豆油であり、液体材料は、水であり、撹拌装置は、真空撹拌機であり、熟成装置には、物干し竿が設けられる。
【0038】
(実施例1)
混合撹拌ステップ:小麦粉30kg、トウモロコシ澱粉39kg、米粉50kg及び大豆油0.05kgに35.95kgの水を加え、真空撹拌機中において均一に混合撹拌して混合物を形成した。
【0039】
糊化押出しステップ:上述の混合物を糊化押出し機中に輸送し、20アンペアの電流で糊化及び押出しを行って複数の第1食品塊を形成した。GB/T24852−2010によって糊化度を測定したところ、糊化度は、87%であった。
【0040】
混捏ステップ:第1食品塊を混捏機中に輸送して混捏を行って第2食品塊を形成した。第2食品塊中の水分含有量を小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉及び大豆油の総体積の35.95%にした。
【0041】
圧延ステップ:第2食品塊を圧延装置中に輸送して圧延を行って第3食品塊を形成した。圧延温度は、20℃前後であった。水分含有量を第3食品塊の体積の35.95%にした。第3食品塊の厚さは、約0.8mmであった。
【0042】
熟成ステップ:第3食品塊を物干し竿によって熟成を行った。熟成時間は、0.5時間であった。水分含有量を第3食品塊の体積の35.95%にした。
【0043】
切断ステップ:切断装置を採用して第3食品塊を切断し、複数の長さが約25cmであり、幅が3.5〜4.5cmの第4食品塊を形成した。
【0044】
成形ステップ:成形装置を使用して温度が約140℃で、空気圧力が5kg/cmの環境下において第4食品塊に対して8分間成形を行った。
【0045】
1次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して1次乾燥を行った。乾燥温度は、30℃であり、乾燥時間は、2時間であった。
【0046】
2次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して2次乾燥を行った。乾燥温度は、50℃であり、乾燥時間は、2時間であった。
【0047】
計量ステップ:第4食品塊を計量した。計量結果は、100〜104gであった。
【0048】
(実施例2)
混合撹拌ステップ:小麦粉60kg、トウモロコシ澱粉6.5kg、米粉8.3kg及び大豆油0.2kgに25kgの水を加え、真空撹拌機中において均一に混合撹拌して混合物を形成した。混合物の顆粒は、200〜900μmであった。
【0049】
糊化押出しステップ:上述の混合物を糊化押出し機中に輸送し、50アンペアの電流で糊化及び押出しを行って複数の第1食品塊を形成した。GB/T24852−2010によって糊化度を測定したところ、糊化度は、89%であった。
【0050】
混捏ステップ:第1食品塊を混捏機中に輸送して混捏を行って第2食品塊を形成した。第2食品塊中の水分含有量を小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉及び大豆油の総体積の25%にした。
【0051】
圧延ステップ:第2食品塊を圧延装置中に輸送して圧延を行って第3食品塊を形成した。圧延温度は、70℃前後であった。水分含有量を第3食品塊の体積の25%にした。第3食品塊の厚さは、約1.6mmであった。
【0052】
熟成ステップ:第3食品塊を物干し竿によって熟成を行った。熟成時間は、1時間であった。水分含有量を第3食品塊の体積の25%にした。
【0053】
切断ステップ:切断装置を採用して第3食品塊を切断し、複数の長さが約25cmであり、幅が3.5〜4.5cmの第4食品塊を形成した。
【0054】
成形ステップ:成形装置を使用して温度が約180℃で、空気圧力が5kg/cmの環境下において第4食品塊に対して0.5分間成形を行った。
【0055】
1次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して1次乾燥を行った。乾燥温度は、80℃であり、乾燥時間は、15分間であった。
【0056】
2次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して2次乾燥を行った。乾燥温度は、130℃であり、乾燥時間は、15分間であった。
【0057】
計量ステップ:第4食品塊を計量した。計量結果は、100〜104gであった。
【0058】
(実施例3)
混合撹拌ステップ:小麦粉30kg、トウモロコシ澱粉30kg、米粉5kg及び大豆油0.1kgに34.9kgの水を加え、真空撹拌機中において均一に混合撹拌して混合物を形成した。混合物の顆粒は、250〜830μmであった。
【0059】
糊化押出しステップ:上述の混合物を糊化押出し機中に輸送し、40アンペアの電流で糊化及び押出しを行って複数の第1食品塊を形成した。GB/T24852−2010によって糊化度を測定したところ、糊化度は、89%であった。
【0060】
混捏ステップ:第1食品塊を混捏機中に輸送して混捏を行って第2食品塊を形成した。第2食品塊中の水分含有量を小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉及び大豆油の総体積の34.9%にした。
【0061】
圧延ステップ:第2食品塊を圧延装置中に輸送して圧延を行って第3食品塊を形成した。圧延温度は、50℃前後であった。水分含有量を第3食品塊の体積の34.9%にした。第3食品塊の厚さは、約1mmであった。
【0062】
熟成ステップ:第3食品塊を物干し竿によって熟成を行った。熟成時間は、2時間であった。水分含有量を第3食品塊の体積の34.9%にした。
【0063】
切断ステップ:切断装置を採用して第3食品塊を切断し、複数の長さが約25cmであり、幅が3.5〜4.5cmの第4食品塊を形成した。
【0064】
成形ステップ:成形装置を使用して温度が約150℃で、空気圧力が4kg/cmの環境下において第4食品塊に対して2分間成形を行った。
【0065】
1次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して1次乾燥を行った。乾燥温度は、50℃であり、乾燥時間は、1時間であった。
【0066】
2次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して2次乾燥を行った。乾燥温度は、80℃であり、乾燥時間は、1時間であった。
【0067】
計量ステップ:第4食品塊を計量した。計量結果は、100〜104gであった。
【0068】
(実施例4)
混合撹拌ステップ:小麦粉30kg、トウモロコシ澱粉20kg、米粉24kg及び大豆油0.1kgに25.9kgの水を加え、真空撹拌機中において均一に混合撹拌して混合物を形成した。混合物の顆粒は、300〜750μmであった。
【0069】
糊化押出しステップ:上述の混合物を糊化押出し機中に輸送し、30アンペアの電流で糊化及び押出しを行って複数の第1食品塊を形成した。GB/T24852−2010によって糊化度を測定したところ、糊化度は、86%であった。
【0070】
混捏ステップ:第1食品塊を混捏機中に輸送して混捏を行って第2食品塊を形成した。第2食品塊中の水分含有量を小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉及び大豆油の総体積の25.9%にした。
【0071】
圧延ステップ:第2食品塊を圧延装置中に輸送して圧延を行って第3食品塊を形成した。圧延温度は、60℃前後であった。水分含有量を第3食品塊の体積の25.9%にした。第3食品塊の厚さは、約0.8mmであった。
【0072】
熟成ステップ:第3食品塊を物干し竿によって熟成を行った。熟成時間は、3時間であった。水分含有量を第3食品塊の体積の25.9%にした。
【0073】
切断ステップ:切断装置を採用して第3食品塊を切断し、複数の長さが約25cmであり、幅が3.5〜4.5cmの第4食品塊を形成した。
【0074】
成形ステップ:成形装置を使用して温度が約150℃で、空気圧力が4kg/cmの環境下において第4食品塊に対して1分間成形を行った。
【0075】
1次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して1次乾燥を行った。乾燥温度は、40℃であり、乾燥時間は、1時間であった。
【0076】
2次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して2次乾燥を行った。乾燥温度は、60℃であり、乾燥時間は、1.5時間であった。
【0077】
計量ステップ:第4食品塊を計量した。計量結果は、100〜104gであった。
【0078】
(実施例5)
混合撹拌ステップ:小麦粉30kg、トウモロコシ澱粉6.95kg、米粉18kg及び大豆油0.05kgに45kgの水を加え、真空撹拌機中において均一に混合撹拌して混合物を形成した。混合物の顆粒は、350〜600μmであった。
【0079】
糊化押出しステップ:上述の混合物を糊化押出し機中に輸送し、30アンペアの電流で糊化及び押出しを行って複数の第1食品塊を形成した。GB/T24852−2010によって糊化度を測定したところ、糊化度は、85%であった。
【0080】
混捏ステップ:第1食品塊を混捏機中に輸送して混捏を行って第2食品塊を形成した。第2食品塊中の水分含有量を小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉及び大豆油の総体積の45%にした。
【0081】
圧延ステップ:第2食品塊を圧延装置中に輸送して圧延を行って第3食品塊を形成した。圧延温度は、60℃前後であった。水分含有量を第3食品塊の体積の45%にした。第3食品塊の厚さは、約1.2mmであった。
【0082】
熟成ステップ:第3食品塊を物干し竿によって熟成を行った。熟成時間は、2時間であった。水分含有量を第3食品塊の体積の45%にした。
【0083】
切断ステップ:切断装置を採用して第3食品塊を切断し、複数の長さが約25cmであり、幅が3.5〜4.5cmの第4食品塊を形成した。
【0084】
成形ステップ:成形装置を使用して温度が約150℃で、空気圧力が4kg/cmの環境下において第4食品塊に対して6分間成形を行った。
【0085】
1次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して1次乾燥を行った。乾燥温度は、70℃であり、乾燥時間は、0.5時間であった。
【0086】
2次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して2次乾燥を行った。乾燥温度は、100℃であり、乾燥時間は、0.5時間であった。
【0087】
計量ステップ:第4食品塊を計量した。計量結果は、100〜104gであった。
【0088】
(実施例6)
混合撹拌ステップ:小麦粉54kg、トウモロコシ澱粉6.9kg、米粉11kg及び大豆油0.1kgに28kgの水を加え、真空撹拌機中において均一に混合撹拌して混合物を形成した。混合物の顆粒は、360〜500μmであった。
【0089】
糊化押出しステップ:上述の混合物を糊化押出し機中に輸送し、40アンペアの電流で糊化及び押出しを行って複数の第1食品塊を形成した。GB/T24852−2010によって糊化度を測定したところ、糊化度は、89%であった。
【0090】
混捏ステップ:第1食品塊を混捏機中に輸送して混捏を行って第2食品塊を形成した。第2食品塊中の水分含有量を小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉及び大豆油の総体積の28%にした。
【0091】
圧延ステップ:第2食品塊を圧延装置中に輸送して圧延を行って第3食品塊を形成した。圧延温度は、60℃前後であった。水分含有量を第3食品塊の体積の28%にした。第3食品塊の厚さは、約1.2mmであった。
【0092】
熟成ステップ:第3食品塊を物干し竿によって熟成を行った。熟成時間は、2時間であった。水分含有量を第3食品塊の体積の28%にした。
【0093】
模様付けステップ:第3食品塊を模様付け装置に輸送し、深さが0.1mmで、幅が0.6mmのパターンを形成した。
【0094】
切断ステップ:切断装置を採用して第3食品塊を切断し、複数の長さが約25cmであり、幅が3.5〜4.5cmの第4食品塊を形成した。
【0095】
成形ステップ:成形装置を使用して温度が約150℃で、空気圧力が3.5kg/cmの環境下において第4食品塊に対して6分間成形を行った。
【0096】
1次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して1次乾燥を行った。乾燥温度は、70℃であり、乾燥時間は、0.5時間であった。
【0097】
2次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して2次乾燥を行った。乾燥温度は、100℃であり、乾燥時間は、0.5時間であった。
【0098】
計量ステップ:第4食品塊を計量した。計量結果は、100〜104gであった。
【0099】
(実施例7)
混合撹拌ステップ:小麦粉49kg、トウモロコシ澱粉9.9kg、米粉16kg及び大豆油0.1kgに25kgの水を加え、真空撹拌機中において均一に混合撹拌して混合物を形成した。混合物の顆粒は、360〜400μmであった。
【0100】
糊化押出しステップ:上述の混合物を糊化押出し機中に輸送し、40アンペアの電流で糊化及び押出しを行って複数の第1食品塊を形成した。GB/T24852−2010によって糊化度を測定したところ、糊化度は、88%であった。
【0101】
混捏ステップ:第1食品塊を混捏機中に輸送して混捏を行って第2食品塊を形成した。第2食品塊中の水分含有量を小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉及び大豆油の総体積の25%にした。
【0102】
圧延ステップ:第2食品塊を圧延装置中に輸送して圧延を行って第3食品塊を形成した。圧延温度は、60℃前後であった。水分含有量を第3食品塊の体積の25%にした。第3食品塊の厚さは、約1.2mmであった。
【0103】
熟成ステップ:第3食品塊を物干し竿によって熟成を行った。熟成時間は、3時間であった。水分含有量を第3食品塊の体積の25%にした。
【0104】
模様付けステップ:第3食品塊を模様付け装置に輸送し、深さが0.4mmで、幅が0.9mmのパターンを形成した。
【0105】
切断ステップ:切断装置を採用して第3食品塊を切断し、複数の長さが約25cmであり、幅が3.5〜4.5cmの第4食品塊を形成した。
【0106】
成形ステップ:成形装置を使用して温度が約150℃で、空気圧力が4.5kg/cmの環境下において第4食品塊に対して6分間成形を行った。
【0107】
1次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して1次乾燥を行った。乾燥温度は、70℃であり、乾燥時間は、0.5時間であった。
【0108】
2次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して2次乾燥を行った。乾燥温度は、100℃であり、乾燥時間は、0.5時間であった。
【0109】
計量ステップ:第4食品塊を計量した。計量結果は、100〜104gであった。
【0110】
(実施例8)
混合撹拌ステップ:小麦粉40kg、トウモロコシ澱粉8.9kg、米粉13kg及び大豆油0.1kgに38kgの水を加え、真空撹拌機中において均一に混合撹拌して混合物を形成した。混合物の顆粒は、360〜400μmであった。
【0111】
糊化押出しステップ:上述の混合物を糊化押出し機中に輸送し、40アンペアの電流で糊化及び押出しを行って複数の第1食品塊を形成した。GB/T24852−2010によって糊化度を測定したところ、糊化度は、89%であった。
【0112】
混捏ステップ:第1食品塊を混捏機中に輸送して混捏を行って第2食品塊を形成した。第2食品塊中の水分含有量を小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉及び大豆油の総体積の38%にした。
【0113】
圧延ステップ:第2食品塊を圧延装置中に輸送して圧延を行って第3食品塊を形成した。圧延温度は、60℃前後であった。水分含有量を第3食品塊の体積の38%にした。第3食品塊の厚さは、約1.2mmであった。
【0114】
熟成ステップ:第3食品塊を物干し竿によって熟成を行った。熟成時間は、2時間であった。水分含有量を第3食品塊の体積の38%にした。
【0115】
模様付けステップ:第3食品塊を模様付け装置に輸送し、深さが0.4mmで、幅が0.9mmのパターンを形成した。
【0116】
切断ステップ:切断装置を採用して第3食品塊を切断し、複数の長さが約25cmであり、幅が3.5〜4.5cmの第4食品塊を形成した。
【0117】
成形ステップ:成形装置を使用して温度が約150℃で、空気圧力が4.5kg/cmの環境下において第4食品塊に対して6分間成形を行った。
【0118】
1次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して1次乾燥を行った。乾燥温度は、70℃であり、乾燥時間は、0.5時間であった。
【0119】
2次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して2次乾燥を行った。乾燥温度は、100℃であり、乾燥時間は、0.5時間であった。
【0120】
計量ステップ:第4食品塊を計量した。計量結果は、100〜104gであった。
【0121】
(実施例9)
混合撹拌ステップ:小麦粉35kg、トウモロコシ澱粉9.9kg、米粉30kg及び大豆油0.1kgに25kgの水を加え、真空撹拌機中において均一に混合撹拌して混合物を形成した。混合物の顆粒は、360〜400μmであった。
【0122】
糊化押出しステップ:上述の混合物を糊化押出し機中に輸送し、40アンペアの電流で糊化及び押出しを行って複数の第1食品塊を形成した。GB/T24852−2010によって糊化度を測定したところ、糊化度は、86%であった。
【0123】
混捏ステップ:第1食品塊を混捏機中に輸送して混捏を行って第2食品塊を形成した。第2食品塊中の水分含有量を小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉及び大豆油の総体積の25%にした。
【0124】
圧延ステップ:第2食品塊を圧延装置中に輸送して圧延を行って第3食品塊を形成した。圧延温度は、60℃前後であった。水分含有量を第3食品塊の体積の25%にした。第3食品塊の厚さは、約1.2mmであった。
【0125】
熟成ステップ:第3食品塊を物干し竿によって熟成を行った。熟成時間は、2時間であった。水分含有量を第3食品塊の体積の25%にした。
【0126】
模様付けステップ:第3食品塊を模様付け装置に輸送し、深さが0.4mmで、幅が0.9mmのパターンを形成した。
【0127】
切断ステップ:切断装置を採用して第3食品塊を切断し、複数の長さが約25cmであり、幅が3.5〜4.5cmの第4食品塊を形成した。
【0128】
成形ステップ:成形装置を使用して温度が約150℃で、空気圧力が4.5kg/cmの環境下において第4食品塊に対して6分間成形を行った。
【0129】
1次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して1次乾燥を行った。乾燥温度は、70℃であり、乾燥時間は、0.5時間であった。
【0130】
2次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して2次乾燥を行った。乾燥温度は、100℃であり、乾燥時間は、0.5時間であった。
【0131】
計量ステップ:第4食品塊を計量した。計量結果は、100〜104gであった。
【0132】
(実施例10)
混合撹拌ステップ:小麦粉35kg、トウモロコシ澱粉20kg、米粉9kg及び大豆油0.1kgに25kgの水を加え、真空撹拌機中において均一に混合撹拌して混合物を形成した。混合物の顆粒は、360〜400μmであった。
【0133】
糊化押出しステップ:上述の混合物を糊化押出し機中に輸送し、40アンペアの電流で糊化及び押出しを行って複数の第1食品塊を形成した。GB/T24852−2010によって糊化度を測定したところ、糊化度は、89%であった。
【0134】
混捏ステップ:第1食品塊を混捏機中に輸送して混捏を行って第2食品塊を形成した。第2食品塊中の水分含有量を小麦粉、トウモロコシ澱粉、米粉及び大豆油の総体積の25%にした。
【0135】
圧延ステップ:第2食品塊を圧延装置中に輸送して圧延を行って第3食品塊を形成した。圧延温度は、60℃前後であった。水分含有量を第3食品塊の体積の25%にした。第3食品塊の厚さは、約1.2mmであった。
【0136】
熟成ステップ:第3食品塊を物干し竿によって熟成を行った。熟成時間は、2時間であった。水分含有量を第3食品塊の体積の25%にした。
【0137】
模様付けステップ:第3食品塊を模様付け装置に輸送し、深さが0.4mmで、幅が0.9mmのパターンを形成した。
【0138】
切断ステップ:切断装置を採用して第3食品塊を切断し、複数の長さが約25cmであり、幅が3.5〜4.5cmの第4食品塊を形成した。
【0139】
成形ステップ:成形装置を使用して温度が約150℃で、空気圧力が4.5kg/cmの環境下において第4食品塊に対して6分間成形を行った。
【0140】
1次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して1次乾燥を行った。乾燥温度は、70℃であり、乾燥時間は、0.5時間であった。
【0141】
2次乾燥ステップ:上述の成形装置を使用して第4食品塊に対して2次乾燥を行った。乾燥温度は、100℃であり、乾燥時間は、0.5時間であった。
【0142】
計量ステップ:第4食品塊を計量した。計量結果は、100〜104gであった。
【0143】
実施例1〜10によって製造された米麺及び対照群(五穀道場ノンフライ麺)をGTB25005−2010の即席麺性質評価方法に基づき、耐吸水性、強度、硬さ、粘性及び湯戻り性を測定した。測定結果を表1に示す。
【0144】
【表1】
【0145】
表1から実施例1〜10のテストサンプルは、対照群(五穀道場ノンフライ麺)と比較して、耐吸水性、強度、硬さ、粘性及び湯戻り性の何れも優れていることが分かった。
【0146】
以上の実施例は、本発明の説明のために用いるものであり、本発明を限定するものではない。本発明の主旨を逸脱しない範囲における特許請求の範囲及び明細書に対する各種の簡易な変更及び修飾は、何れも本発明の特許請求の範囲に含まれる。
図1