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特許6165277販売者近傍におけるユーザデバイスを介した取引
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6165277
(24)【登録日】2017年6月30日
(45)【発行日】2017年7月19日
(54)【発明の名称】販売者近傍におけるユーザデバイスを介した取引
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20170710BHJP
【FI】
   G06Q30/06 332
【請求項の数】19
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2016-5177(P2016-5177)
(22)【出願日】2016年1月14日
(62)【分割の表示】特願2014-502720(P2014-502720)の分割
【原出願日】2012年3月27日
(65)【公開番号】特開2016-103290(P2016-103290A)
(43)【公開日】2016年6月2日
【審査請求日】2016年1月14日
(31)【優先権主張番号】13/073,553
(32)【優先日】2011年3月28日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】506291542
【氏名又は名称】ペイパル インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【弁理士】
【氏名又は名称】大菅 義之
(74)【代理人】
【識別番号】110000132
【氏名又は名称】大菅内外国特許事務所特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ライト,エリック スチュワート
【審査官】 山下 剛史
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−134524(JP,A)
【文献】 特開2002−189663(JP,A)
【文献】 特開2009−245219(JP,A)
【文献】 特開2002−354528(JP,A)
【文献】 特開2002−41940(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2008/0167967(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2009/0055278(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0166740(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00−99/00
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
命令を格納する非一時的メモリと、
前記非一時的メモリに結合された1つ以上のハードウェアプロセッサと、
を含むシステムであって、
前記1つ以上のハードウェアプロセッサは、前記非一時的メモリから前記命令を読み出して
第1のデバイスを少なくとも部分的に介して、前記第1のデバイスの第1のユーザによる販売用の品目の第1のリストを提供することと
前記第1のデバイスが第1の位置の近くにあることを検出することと
記検出に応答して、前記第1の位置での販売に利用可能な品目の第2のリストを、前記第1のデバイスによって取得することと
品目の第3のリストを作成することであって、品目の前記第3のリストは前記第1のリスト上の品目と前記第2のリスト上の品目とを含むことと、
を含む動作を前記システムに実行させるように構成され
前記検出することは、前記第1のデバイスが前記第1の位置に位置する第2のデバイスのBLUETOOTHの範囲内又は前記第2のデバイスとのWiFi通信内にあることを、前記第1のデバイスを介して検出することを含み、前記第2のデバイスが、第2のユーザによる販売用に利用可能な品目の前記第2のリストを含んでおり、
前記取得することは、品目の前記第2のリストを、前記第2のデバイスから前記第1のデバイスによって取得することを含む、システム。
【請求項2】
前記第1のデバイスはスマートフォンを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
販売に提供される前記品目は商品又はサービスを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記第3のリスト上の前記品目の少なくとも一部は前記第1のリスト上にはない、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記動作は、前記第1のデバイスを少なくとも部分的に介して、品目の前記第3のリストアクセス可能にすることを更に含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記動作は、前記第1のデバイスによって前記第3のリストを前記第2のデバイスへ通信することを更に含む、請求項に記載のシステム。
【請求項7】
前記動作は、
第3のユーザによ販売に提供される品目についての情報を、前記第3のユーザの第3のデバイスから前記第1のデバイスによって受信することであって、前記情報は、第1の解像度での前記品目の写真を含む、ことと
前記第3のユーザによ販売に提供される前記品目に関する更新情報を取得するための要求を前記第1のユーザから受信することと
前記第1のユーザを前記第3のユーザ誘導する方向を前記第1のデバイスを介して通信することと、
を更に含む、請求項に記載のシステム。
【請求項8】
前記動作は、
前記第1のデバイスが前記第3のデバイスのBLUETOOTHの範囲内又は前記第3のデバイスとのWiFi通信内にあることを前記第1のデバイスを介して検出することと
前記第1のデバイスが前記第3のデバイスの前記BLUETOOTHの範囲内又は前記第3のデバイスとのWiFi通信内にあることを検出したことに応じて、前記品目に関する前記更新情報を前記第1のデバイス上に入手することであって、前記更新情報は、前記第1の解像度よりも高い第2の解像度での前記品目の前記写真を含む、ことと、
を更に含む、請求項に記載のシステム。
【請求項9】
第1のデバイスを少なくとも部分的に介して、前記第1のデバイスの第1のユーザによる販売用の品目の第1のリストを提供することと
前記第1のデバイスが第2のユーザの第2のデバイスのWiFiの範囲内又はBLUETOOTHの範囲内にあることを前記第1のデバイスを介して検出することと
記検出に応答して、前記第2のユーザによ販売に提供される品目の第2のリストを、前記第2のデバイスから前記第1のデバイスによって取得することと
品目の第3のリストを作成することであって、品目の前記第3のリストは前記第1のリスト上の品目と前記第2のリスト上の品目とを含むことと、
を含む、方法。
【請求項10】
前記第1のデバイスはスマートフォンを含む、請求項に記載の方法。
【請求項11】
販売に提供される前記品目は商品又はサービスを含む、請求項に記載の方法。
【請求項12】
前記第3のリスト上の前記品目の少なくとも一部は前記第1のリスト上にはない、請求項に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のデバイスを少なくとも部分的に介して品目の前記第3のリストアクセス可能にすることを更に含む、請求項に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のデバイスが第3のユーザの第3のデバイスのWiFiの範囲内又はBLUETOOTHの範囲内にあることを前記第1のデバイスを介して検出することと
前記第1のデバイスが前記第3のデバイスの前記WiFiの範囲内又は前記BLUETOOTHの範囲内にあることを検出したことに応じて、前記第3のユーザによ販売に提供される品目の第4のリストを、前記第3のデバイスから前記第1のデバイスによって取得することと
前記第4のリスト上にはあるが前記第1のリスト上にも前記第2のリスト上にもな品目含むよう、品目の前記第3のリストを更新することと、
を更に含む、請求項に記載の方法。
【請求項15】
前記第3のリストを前記第2のユーザの前記第2のデバイスへ通信することを更に含む、請求項に記載の方法。
【請求項16】
第3のユーザによ販売に提供される品目についての情報を、前記第1のデバイスによって受信することであって、前記情報は第1の解像度での前記品目の写真を含む、ことと
前記第3のユーザによ販売に提供される前記品目に関する更新情報を取得するための要求を前記第1のユーザから受信することと
前記第1のユーザを前記第3のユーザ誘導する方向を前記第1のデバイスを介して通信することと、
を更に含む、請求項に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のデバイスが前記第3のユーザの第3のデバイスのWiFiの範囲内又はBLUETOOTHの範囲内にあることを前記第1のデバイスを介して検出することと
前記第1のデバイスが前記第3のデバイスの前記WiFiの範囲内又はBLUETOOTHの範囲内にあることを検出したことに応じて、前記品目に関する前記更新情報を前記第1のデバイス上に入手することであって、前記更新情報は、前記第1の解像度よりも高い第2の解像度での前記品目の前記写真を含む、ことと、
を更に含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
ユーザデバイスで保持された在庫リストを、前記ユーザデバイスによって閲覧された在庫で更新することであって、前記在庫は、前記ユーザデバイス上で閲覧された前記在庫があった以前の位置又は現在の位置に添付されている、ことと
前記在庫リストを、前記ユーザデバイスの近接範囲内の1つ以上の他のユーザデバイス上に保持される在庫と比することと
新たな在庫が、前記1つ以上の他のユーザデバイス上に保持される前記在庫中には存在するが、前記ユーザデバイスの前記在庫リスト中には存在しない場合に、前記新たな在庫を前記ユーザデバイスの前記在庫リストに追加することと、
を含む、方法。
【請求項19】
前記ユーザデバイスのユーザが前記1つ以上の他のユーザデバイスの近傍に来ると販売に提供される、前記1つ以上の他のユーザデバイス上に保持された前記在庫を前記ユーザデバイス上に表示することを更に含む、請求項18に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、概して取引に関し、より詳細には、販売者近傍におけるユーザデバイスを介して行われる取引用の方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
顧客は、通常、インターネットなどの通信ネットワークを介してオンライン販売者から製品および/もしくはサービスを購入するために検索して、支払をする。ときには、顧客は、販売者所在地において取引を行い、取引カードもしくは現金を支払用に利用する。日常的に、顧客は、彼らのモバイルデバイスを使用することによって、種々の販売者と取引を行う。しかしながら、このような取引および支払において実施する典型的な方法は、煩雑かつ不便であることがある。例えば、顧客は、販売者所在地における取引に関連する支払用に十分な現金を持っていないこともあるし、または、販売者は支払用にクレジットカードの使用のために準備されていないことがある。電子取引においては、インターネットを介して支払を行う一般的な方法は、クレジットカードの利用を含む。クレジットカードの利用は、例えば、購入の度にユーザにクレジットカード情報の入力を要求するため不便であり、モバイルデバイスを利用する際には、特に煩雑になりうる。したがって、取引を行う簡便な方法の必要性が存在する。
【発明の概要】
【0003】
以下に、種々の実施形態に関連して本明細書に記述されるように、ユーザデバイスを介して実施される取引用の方法およびシステムが提供され、それによって、販売者近傍へユーザが来たときに、ユーザが容易に取引を実施することが可能になる。
【0004】
本開示の一実施形態に従うシステムは、命令を格納する非一時的メモリと、前記非一時的メモリに結合され、前記非一時的メモリから前記命令を読み出して第1のデバイスを少なくとも部分的に介して、前記第1のデバイスの第1のユーザによる販売用の品目の第1のリストを提供し、前記第1のデバイスが第1の位置の近くにいることを検出し、前記第1のデバイスにより前記検出に応答して、前記第1の位置での販売に利用可能な品目の第2のリストを取得し、前記第1のリスト上の品目と前記第2のリスト上の品目とを含む品目の第3のリストを作成することを含む動作をシステムに実行させるように構成された1つ以上のハードウェアプロセッサとを含む。
【0005】
本開示の別の実施形態に従う方法は、第1のデバイスを少なくとも部分的に介して、前記第1のデバイスの第1のユーザによる販売用の品目の第1のリストを提供し、第2のユーザの第2のデバイスのWiFiの範囲内又はBLUETOOTHの範囲内に前記第1のデバイスがいることを前記第1のデバイスを介して検出し、前記第2のデバイスから前記第1のデバイスにより前記検出に応答して、前記第2のユーザにより販売に提供される品目の第2のリスト第2のリストを取得し、前記第1のリスト上の品目と前記第2のリスト上の品目とを含む品目の第3のリストを作成することを含む。
【0006】
本開示の別の実施形態に従う方法は、ユーザデバイスで保持された在庫リストを、前記ユーザデバイスにより閲覧された在庫であって、前記ユーザデバイス上で閲覧された前記在庫があった以前の位置又は現在の位置に添付されている前記在庫で更新し、前記ユーザデバイスの近接範囲内の1つ以上の他のユーザデバイス上に保持される在庫と、前記在庫リストを比較し、新たな在庫が、前記1つ以上の他のユーザデバイス上に保持される前記在庫中には存在するが、前記ユーザデバイスの前記在庫リスト中には存在しない場合に、前記新たな在庫を前記ユーザデバイスの前記在庫リストに追加することを含む。
【0007】
本開示の実施形態のこれらのおよび他の特徴および利点は、添付の図面と併せて以下に説明された実施形態の詳細な説明から容易に明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本開示の一実施形態に従う、サービスプロバイダを利用する取引システムのブロック図である。
図2A】本開示の一実施形態に従い、ユーザデバイスを利用する取引を容易にするためのフロー図である。
図2B】本開示の一実施形態に従い、アドホックベースで、販売用の在庫をアップデートするためのフロー図である。
図3】本開示の一実施形態に従い、ユーザデバイスのユーザインターフェイスを介して実施される取引のブロック図である。
図4】本開示の一実施形態に従い、デバイスを実現するためのシステムのブロック図である。
【0009】
異なる図面における類似する構成要素の番号は、同一もしくは類似の構成要素を表す。
【発明の詳細な説明】
【0010】
本明細書で記述された種々の実施形態に従い、方法およびシステムは、ユーザがユーザデバイスを介した取引を容易に実施することを可能にするように提供される。サービスプロバイダからユーザデバイス上にロードされうる取引アプリケーションは、ユーザが一人以上の販売者近傍へと来た時に、例えば、提示価格、写真、説明、アイコンおよび/もしくは他の適切な識別子の記載された(複数の)販売者の在庫を含む(複数の)販売者からの提供をユーザが見る、もしくは閲覧することを可能にする。このように、ユーザデバイスは、(複数の)販売者の在庫のデジタル表現を表示してもよい。ユーザスは、ユーザが(複数の)販売者近傍にいるときに、(複数の)販売者によって提供された品目および/もしくはサービスを購入して、そのための支払をすることがある。他の実施形態においては、ユーザは販売者であって、販売用の在庫をアップロードすることがある。在庫リストは、保持され、かつ、利用可能な品目および/もしくはサービスの新規ユーザおよび新規在庫リストで継続的にアップデートされてもよい。取引アプリケーションは、PayPalおよび/もしくはSanJose,CAのeBayなどのサービスプロバイダによって提供されてもよい。
【0011】
好都合なことには、販売者近傍であるユーザ位置から、サービスプロバイダに対応付けられた(もしくはアクティブな取引アプリケーションを有する)当該販売者との取引をユーザが安全かつ容易に実施しうる。例えば、ユーザが、販売者位置前もしくはホットスポットWiFiもしくはBluetooth範囲内などの販売者近傍に位置するため、当該ユーザは、ユーザデバイスを介して販売者によって提供された品目および/もしくはサービスを購入し、支払をすることを決定してもよい。ユーザは、その後、現金取引と比較して、単純、便利および迅速な方法でユーザデバイスを介して支払を移転してもよい。
【0012】
販売者の視点から、サービスプロバイダに対応付けられた販売者もしくはアクティブな取引アプリケーションを有する販売者は、ポイントオブセールス(POS)マシン、ラップトップコンピュータもしくは他のコンピューティングデバイスなどの必要なく、電子支払などの取引を簡略化し、それによってさらなる商品ディスプレイ用に空間を解放する。このことは、例えば、アートフェスティバル、コンサート、都市もしくは地域の祭り、スポーツイベントなどを準備する販売者を含む、移動販売者に対して有効である可能性がある。さらに、このことは、電力もしくはインターネットアクセスを有することに不自由な結果として、典型的に“現金のみ”の場である可能性のある販売者にとって有効でありうる。このような“現金のみ”の場は、本開示の一つ以上の実施形態に従う、ユーザデバイス上で行われる支払をすることによって、取引を容易に実施する可能性がある。
【0013】
これから図面を参照するが、当該図面は本開示の実施形態を図示する目的のためだけのものであって、それを限定する目的のためのものではない。図1は、本開示の一実施形態に従う、サービスプロバイダを利用する取引システムのブロック図である。
【0014】
図1は、ネットワーク160を介してユーザデバイス120を介する取引を容易にするように適合されたシステム100のブロック図の一実施形態を示す。図1に示されたように、システム100は、ネットワーク160を介して通信する、少なくとも一つのユーザデバイス120(例えばネットワークコンピューティングデバイス)、一つ以上の販売者サーバもしくはデバイス140(例えば、ネットワークサーバデバイス)、少なくとも一つのサービスプロバイダサーバもしくはデバイス180(例えば、ネットワークサーバデバイス)を含む。
【0015】
一実施形態においては、ネットワーク160は、単一ネットワークもしくは複数のネットワークの組み合わせとして実装されてもよい。例えば、種々の実施形態においては、ネットワーク160は、インターネットおよび/もしくは一つ以上のイントラネット、ランドラインネットワーク、ワイヤレスネットワークおよび/もしくは他の適切なタイプの通信ネットワークを含んでもよい。別の実施例においては、ネットワーク160は、インターネットなどの他の通信ネットワークと通信するように適合されたワイヤレス遠距離通信ネットワーク(例えば、携帯電話ネットワーク)を含んでもよい。このように、種々の実施形態においては、ユーザデバイス120、販売者サーバもしくはデバイス140、サービスプロバイダサーバもしくはデバイス180は、特定のリンク(例えば、URL(統一資源ロケータ)などのIP(インターネットプロトコル)アドレスへのリンク)に対応付けられてもよい。
【0016】
ユーザデバイス120は、種々の実施形態においては、ネットワーク160を介する有線および/もしくはワイヤレス通信用に構成されたハードウェアおよび/もしくはソフトウェアの任意の適切な組み合わせを利用して実装されてもよい。種々の実施例においては、ユーザデバイス120は、ワイヤレス電話(例えば携帯電話、モバイルなど)、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、パーソナルコンピュータ、ノートブックコンピュータ、および/もしくは種々の他の一般的に既知のタイプの有線および/もしくはワイヤレスコンピューティングデバイスとして実装されてもよい。ユーザデバイス120は、本開示の範囲から逸脱することなく、クライアントデバイスもしくは顧客デバイスと称されてもよいことを理解されたい。
【0017】
一実施形態においては、ユーザデバイス120は、ユーザインターフェイスアプリケーション122を含む。ユーザインターフェイスアプリケーション122は、ネットワーク160を介してサービスプロバイダサーバ180との金融取引(例えば、買い物、購入、入札など)などの取引を実施するために、ユーザ102によって使用されてもよい。一態様においては、購入費用は、本明細書で記述された方法で、ユーザインターフェイスアプリケーション122を介して、ユーザ102に関連する口座から直接および/もしくは自動的に借方記入されてもよい。
【0018】
ある実施においては、ユーザインターフェイスアプリケーション122は、ネットワーク160を介してサービスプロバイダサーバ180とインターフェイスで接続して通信するように構成されたプロセッサによって実行可能である、グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)などのソフトウェアプログラムを含む。別の実施においては、ユーザインターフェイスアプリケーション122は、ネットワーク160上で使用可能な情報を閲覧するためのネットワークインターフェイスを提供するブラウザモジュールを含む。例えば、ユーザインターフェイスアプリケーション122は、部分的には、ネットワーク160上で使用可能な情報を閲覧するためのウェブブラウザとして実装されてもよい。別の実施例においては、ユーザ102は、購入用の品目および/もしくはサービスを閲覧して選択するために、一つ以上の販売者サーバもしくはデバイス140を介して販売者ウェブサイトもしくは在庫リストにアクセスすることができ、ユーザ102は、サービスプロバイダサーバ180を介して、一つ以上の販売者サーバもしくはデバイス140から品目および/もしくはサービスを購入することができる。したがって、ユーザ102は、サービスプロバイダサーバ180を介して、一つ以上の販売者サーバもしくはデバイス140から金融取引などの取引を実施(例えば、品目および/もしくはサービスを閲覧、購入、支払)してもよい。
【0019】
ユーザデバイス120は、種々の実施形態においては、ユーザ102に対して利用可能なさらなる特徴を提供するために、本開示の一つ以上の実施形態において所望されるように、他のアプリケーション128を含んでもよい。一実施例においては、このような他のアプリケーション128は、クライアント側のセキュリティ特性を実現するためのセキュリティアプリケーション、ネットワーク160上の適切なアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)をインターフェイスで接続するためのプログラマチッククライアントアプリケーション、および/もしくは種々の他のタイプの一般的に既知のプログラムおよび/もしくはソフトウェアアプリケーションを含んでもよい。さらに他の実施例においては、他のアプリケーション128は、効率および利便性を改善するためのユーザインターフェイスアプリケーション122とインターフェイスで接続されてもよい。
【0020】
一つ以上の実施形態に従い、ユーザインターフェイスアプリケーション122もしくは他のアプリケーション128は、サービスプロバイダサーバ180によってユーザデバイス120上にロードされうる取引アプリケーションを含む。このような取引アプリケーションは、ユーザ102が販売者近傍に来たとき、記載された在庫を有する、サービスプロバイダサーバ180に対応付けられた販売者をユーザ102が閲覧することを可能にする。ユーザ102は、その後、ユーザデバイス120上の販売者によって提供された品目および/もしくはサービスを購入し、容易にその支払をすることを決定してもよい。種々の実施形態においては、取引アプリケーションは、ユーザ102を購入者にすることもできるし、販売者にすることもできる。すなわち、平均的ユーザとして、ユーザ102は、以下により詳細に記述されるように、フリーマーケットに入って、販売用に提供される在庫をアップロードしてもよい。
【0021】
一実施形態においては、ユーザデバイス120は、少なくとも一つのユーザ識別子130を含んでもよい。ユーザ識別子130は、例えば、オペレーティングシステムレジストリエントリ、ユーザインターフェイスアプリケーション122に対応付けられたクッキー、ユーザデバイス120のハードウェアに対応付けられた識別子、もしくは種々の他の適切な識別子として実現されてもよい。ユーザ識別子130は、ユーザ102に関連する(例えば、一つ以上のユーザ名、パスワード、写真画像、生体認証ID、住所、電話番号など)個人情報、銀行情報、および/もしくは資金源(例えば、一つ以上の金融機関、クレジットカード発行者、ユーザ口座番号、セキュリティデータおよび情報など)などの、ユーザ102に関連する一つ以上の属性を含んでもよい。種々の実施においては、ユーザ識別子130は、ネットワーク160を介してサービスプロバイダサーバ180に対するユーザログイン要求で承認され、ユーザ識別子130は、本明細書で記述された方法で、サービスプロバイダサーバ180によって保持された特定のユーザアカウントとユーザ102を対応付けるために、サービスプロバイダサーバ180によって利用されてもよい。
【0022】
種々の実施形態においては、一つ以上の販売者サーバもしくはデバイス140は、一つ以上の個人主体(エンティティ)もしくはビジネス主体によって(もしくは、幾つかの場合においては、ビジネス主体のために取引を処理するビジネス主体のパートナーによって)維持されてもよい。個人主体もしくはビジネス主体は、本開示の範囲を逸脱することなく、“販売者”もしくは“商店主”とも称されてもよいことを理解されたい。販売者の例は、購入および支払用の種々の品目および/もしくはサービスを提供する個人のサイト、商店主のサイト、資源情報サイト、ユーティリティサイト、不動産管理サイト、ソーシャルネットワーキングサイトなどを含む。幾つかの実施形態においては、販売者は、ネットワーク160上のユーザ102に対する品目および/もしくはサービス提供の一部として、ユーザ識別情報の登録を必要としてもよい。このように、一つ以上の販売者サーバ140の各々は、利用可能な品目および/もしくはサービスを識別するための販売者データベース142を含んでもよく、販売者データベース142は、ユーザ102によって閲覧および購入するためにユーザデバイス120に対して利用可能にしてもよい。本実施形態においてはユーザ・販売者取引が図示されているが、本システムは、ユーザ・ユーザ、販売者・販売者および/もしくは販売者・ユーザ取引に対して適用可能であってもよいことを理解されたい。幾つかの実施形態においては、任意のユーザは販売者であってもよいし、購入者であってもよい。
【0023】
一実施形態においては、販売者サーバもしくはデバイス140の各々は、市場アプリケーション144を含んでもよく、市場アプリケーション144は、ユーザデバイス120のユーザインターフェイスアプリケーション122へとネットワーク160上の情報を提供するように構成されてもよい。例えば、ユーザ102は、販売者データベース142における購入が可能な種々の品目および/もしくはサービスを検索して閲覧するために、ネットワーク160上のユーザインターフェイスアプリケーション122を介して市場アプリケーション144と対話してもよい。本開示の一つ以上の実施形態に従い、販売者データベース142において使用可能な種々の品目および/もしくはサービスは、販売者の近傍(もしくはある範囲内)にユーザ102が来たときに、ユーザデバイス120を介してユーザ102に対して表示されてもよい。
【0024】
一実施形態においては、販売者サーバもしくはデバイス140の各々は、市場アプリケーション144によって識別された品目および/もしくはサービスのユーザ102による、オンライン金融取引(例えば、購入取引)を容易にするように構成されうる、チェックアウトアプリケーション146を含んでもよい。このように、一態様においては、チェックアウトアプリケーション146は、ネットワーク160上のユーザ102からの支払情報を受け入れるように構成されてもよい。
【0025】
一実施形態においては、販売者サーバもしくはデバイス140の各々は、少なくとも一つの販売者識別子148を含んでもよく、販売者識別子148は、例えば、特定の品目および/もしくはサービスが特定の販売者に対応付けられるように、購入用に利用可能にされた一つ以上の品目および/もしくはサービスの一部として含まれてもよい。ある実施においては、販売者識別子148は、ビジネスおよび金融機関情報などの、販売者に関連する一つ以上の属性および/もしくはパラメータを含んでもよい。ユーザ102は、ネットワーク160上のサービスプロバイダサーバ180を介して、各販売者サーバ140と、(例えば、品目および/もしくはサービス用の選択、監視、購入および/もしくは支払の提供などの)金融取引などの取引を実施してもよい。
【0026】
一実施形態においては、サービスプロバイダサーバ180は、ユーザ102と一つ以上の販売者サーバ140との間の金融取引および/もしくは情報取引用の処理を提供しうる、取引処理エンティティによって維持されてもよい。このように、サービスプロバイダサーバ180は、サービスアプリケーション182を含み、サービスアプリケーション182は、一つ以上の販売者サーバ140からユーザ102によっての品目および/もしくはサービスの選択、購入および/もしくは支払を容易にするために、ネットワーク160上の各ユーザデバイス120および/もしくは各販売者サーバ140と対話するように適合されてもよい。一実施例においては、サービスプロバイダサーバ180は、PayPal,Inc.および/もしくはSanJose,California,USAのeBayによって提供されてもよい。
【0027】
一実施形態においては、サービスアプリケーション182は、ユーザ102と販売者サーバ140の各々との間の金融取引用の購入および/もしくは支払を処理するために支払処理モジュール184を利用する。ある実施においては、支払処理モジュール184は、有効化、弁済および決済を介して、金融取引の解決を援助する。このように、支払処理モジュール184と協働するサービスアプリケーション182は、ユーザ102と各販売者サーバ140との間の債務を決済し、口座は、金融産業によって受容される方法で、直接および/もしくは自動的に借方記入される、ならびに/または、通貨資金に貸方記入されてもよい。
【0028】
一実施形態においては、サービスプロバイダサーバ180は、口座データベース192における一つ以上のユーザ口座および販売者口座を維持するように構成されてもよく、口座データベース192の各々は、一人以上の個々のユーザ(例えば、ユーザ102)および販売者(例えば、販売者サーバ140に対応付けられた一人以上の販売者)に対応付けられた口座情報194を含んでもよい。例えば、口座情報194は、各ユーザ102および一つ以上の販売者サーバ140に対応付けられた各販売者の個人的金融情報を含んでもよい。個人的金融情報は、一つ以上の口座番号、パスワード、クレジットカード情報、金融機関情報、もしくは、ユーザ102と販売者サーバ140に対応付けられた一人以上の販売者との間の金融取引を容易にするために利用されうる他のタイプの金融情報である。種々の態様においては、本明細書で記述された方法およびシステムは、少なくとも一つの既存のユーザ口座および/もしくは販売者口座に対応付けられることがあるか、または対応付けられることがないユーザおよび/もしくは販売者を考慮に入れるように改変されてもよい。
【0029】
ある実施においては、ユーザ102は、サービスプロバイダサーバ180に格納された識別属性を有してもよく、ユーザ102は、サービスプロバイダサーバ180で認証するか、または検証するための信用証明を有してもよい。ユーザ属性は、前述されたように、個人情報、金融機関情報および/もしくは金融資源を含んでもよい。種々の態様においては、ユーザ属性は、ログイン、選択、購入および/もしくは支払要求の一部としてサービスプロバイダサーバ180へと伝送されてもよく、ユーザ属性は、サービスプロバイダサーバ180によって維持される一つ以上の特定のユーザ口座とユーザ102とを対応付けるために、サービスプロバイダサーバ180によって利用されてもよい。
【0030】
図1の実施形態に関連して上述された取引システムは、ユーザデバイスを利用する取引の準備をして、容易にするために利用されてもよい。ユーザは、ユーザもしくはユーザデバイス近傍内の、販売者によって提供される在庫を閲覧してもよい。種々の実施形態においては、ユーザは販売者であってもよいし、購入者であってもよい。
【0031】
図2Aを参照して、本開示の一実施形態に従い、ユーザデバイスを利用して取引を容易にするためのフロー図が示される。一つ以上の実施形態に従い、図2Aのフロー図は、図1のシステム100によって実施されてもよい。
【0032】
ブロック202においては、(図1にも関連する)ユーザ102が、サービスプロバイダサーバ180での既存の口座を有するとき、ユーザ102は上述されたようにサービスプロバイダサーバ180で格納された識別属性を有し、ユーザ102は、サービスプロバイダサーバ180からユーザデバイス120上に取引アプリケーションをダウンロードしてもよい。取引アプリケーションは、ユーザ102が販売者近傍に来た時に、ユーザデバイス120上に記載された在庫と対応付けられた販売者をユーザが見るか閲覧することを可能にしてもよい。一つ以上の実施形態においては、取引アプリケーションは、図2Bの実施形態に関連して以下により詳細に記述されるように、任意のユーザが販売者にもなり、販売用の品目および/もしくはサービスを含む在庫を提供することを可能にしてもよい。
【0033】
ブロック204においては、ユーザ102は、取引アプリケーションをオン状態にして、在庫を記載するユーザ102近傍における販売者による一つ以上の提供を閲覧してもよい。一つ以上の実施形態に従い、ユーザ102は、例えば、ユーザ102が販売者からのある距離、領域もしくは半径内に来ると、または、ユーザ102があるホットスポットWiFi、Buletooth範囲内などにいるとき、一人以上の販売者近傍にいる可能性がある。例えば、適切な近接度は、ユーザ102が、販売者からの約100ヤード、500ヤード、1000ヤードなどに設定された半径内に来たとき、もしくは、ユーザ102が販売者位置の周辺もしくは前に立っているときであってもよい。
【0034】
一つ以上の実施形態に従い、販売者は、品目および/もしくはサービスを提示価格、一つ以上の写真、説明、アイコンおよび/もしくは品目および/もしくはサービスの任意の適用可能な識別子とともに提供する、品目および/もしくはサービスを含む在庫を記載してもよい。一実施形態においては、ユーザデバイス120は販売者の在庫のデジタル表現を保持する。ユーザ102は、一つ以上の実施形態に従い、図3に関連してさらに詳細に記述されるように、販売者サーバもしくはデバイス140上に維持された提供された販売者の在庫を閲覧して、選択された品目および/もしくはサービスの購入を決定してもよい。
【0035】
図2Bに関連して、本開示の一実施形態に従う、アドホックベースで販売用在庫をアップデートするためのフロー図が示される。ブロック252においては、例えば、アドホックベースで販売用の品目および/もしくはサービスを記載することを望むことがある任意の平均的ユーザは、販売者になるために取引アプリケーションを利用し、対応する価格、説明、写真、アイコンなどとともに販売用に提供される品目および/もしくはサービスをアップロードしてもよい。この点においては、当該ユーザは、品目および/もしくはサービスの識別用にグローバル変数を宣言し、例えば、ユーザは、一意的な識別子を有し、Location service(測位サービス)(“GpsLoc”)と同様にUnique Application Identifier(一意的アプリケーション識別子)(“UniqueApplID”)などの変数を宣言してもよい。これらの二つの変数は、一実施例として以下の表1に示されるように、品目表上の主キーとして使用されてもよい。
【0036】
一実施形態においては、任意の品目および/もしくはサービスの販売を望む任意のユーザは、単に、彼もしくは彼女のユーザデバイスで、当該品目および/もしくはサービスの写真(“image.png”)を撮影して、当該品目および/もしくはサービスの説明(“ItemDesc”)と提示価格(“AskPrice”)とを迅速に入力すればよい。その後、“UniqueAppID”の一部もしくは全部を利用して、自己制御式インクリメント番号としてデータベース上の品目番号に追加することによって、Item Number(品目番号)(“ItemNum”)を生成してもよい。データベースは、結果に対してADD/REMOVEおよびQUERYなどのビルトインコマンドを伴う特定フィールドを含むリストであってもよい。
【0037】
品目番号は、ユーザ識別子、電話番号などのユーザデバイス識別子もしくは既知の ジオロケーションと同様、任意の他の識別子を含む、あらゆる適切な識別子に結合されてもよいことを理解されたい。すなわち、一意的な品目および/もしくはサービスは、アップロードされて、一意的なアプリケーション識別子およびジオロケーションを反映しうる品目番号にタグ付けされてもよい。一実施例においては、‘UniqueAppID’=‘123456’であって、ユーザが第一の品目を生成する場合には、‘ItemNum’=‘1234560001’である。当該品目のこれらの6桁のうちの全てが、日付/タイムスタンプ、提示価格、品目説明、写真などと同様に、以下の表1に示されるような品目表へと追加されてもよい。
【表1】
【0038】
図2Bのブロック254においては、取引アプリケーションがロードされた第一のユーザデバイスを有するアドホック販売者として振る舞うユーザが他のアドホック販売者に接近するとき、もしくは、ロードされたアクティブな取引アプリケーションを有する任意の他のユーザデバイスのホットスポットWiFiもしくはBluetooth範囲などの、ある範囲内に来たとき、第一のユーザデバイス上の品目表上に記載された全品目は、ある範囲内の他の販売者の記載された品目と比較されてもよい。
【0039】
ブロック256においては、一旦在庫が比較されると、任意の欠如した一意的な記録が追加されてもよい。第一のユーザデバイスは、その後、第一のユーザデバイスに属していない、購入用に利用可能な全品目および/もしくはサービスを表示し、ユーザが販売している品目および/もしくはサービスは、ユーザ自身の閲覧可能リストからフィルタで除かれてもよい。すなわち、第一のユーザデバイスの取引アプリケーションは、近傍の販売者の他のユーザデバイスによって記載された品目および/もしくはサービスに対応する各“ItemNum”を比較して、当該品目および/もしくはサービスが第一のユーザデバイスの品目リストに存在しない場合には、当該品目および/もしくはサービスが、第一のユーザデバイスの品目リストに追加されてもよい。
【0040】
ブロック258においては、第一のユーザデバイスが他の販売者の範囲内に来たとき、品目および/もしくはサービスのリストは、他の販売者の品目および/もしくはサービスでアップデートされてもよい。リストは、さらなる販売者の異なる範囲内にリストが展開する如何なるときにも、(例えば、バックグラウンドにおいて)継続的にアップデートされてもよい。
【0041】
利用可能な品目および/もしくはサービスの在庫リストは、品目識別子に添付されたジオロケーションを伴う電話番号などの、品目識別子に基づいてユーザデバイスによって維持されてもよい。この方法においては、在庫は、例えば、州もしくは市などの単なる位置によってリストに記載されず、ユーザデバイス自体が閲覧したものを在庫リストが反映するように、各品目および/もしくはサービスは、ユーザデバイスが存在した位置もしくは存在する位置に基づいて記載される。
【0042】
各ユーザデバイスに販売用の品目および/もしくはサービスに関するエントリを検索させて迅速にアップロードさせることによって、ネットワークは、例えば通常のWIFIアクセスポイントよりも大きい可能性のあるジオロケーションにおいて構築することができるようになる。ユーザが歩き回ると、リストは、一般的なGPS位置でさらに一意的な販売者を獲得してもよい。好都合なことに、あるユーザがオフラインであっても、例えば、あるユーザデバイスのバッテリーが切れていても、または、ユーザが自身のリストを頻繁に消去しても、または他の類似する状況においても、アドホック様ネットワークは、存続するか残存する可能性がある。
【0043】
一つ以上の実施形態に従い、(例えば、上記の表1に示されたような)日付/タイムスタンプフィールドは、ユーザの個々の設定が保持しうるTime To Live(生存時間)(“TTL”)状態を品目および/もしくはサービスが有することを可能にしてもよい。ユーザが、自身のTTLをある期間(例えば決まった数時間もしくは数日間)に設定することを望む場合には、このことは、アドホック共有のより大きなネットワークに対してはほとんど影響を及ぼさない。種々の実施例においては、ユーザは、時間帯を設定して、品目および/もしくはサービスのリスト上のエントリが、24時間経過したときに削除されるか、またはリストが完全にフラッシュされるようにしてもよい。
【0044】
さらには、ユーザは、メモリなどのユーザデバイスを占めるスペースをどの程度にするかの制御が可能にされてもよい。品目および/もしくはサービスのリストをユーザが蓋をすることが可能になると、スマートフォンなどのより使い古されたユーザデバイスに対して便益を提供する。しかし、ユーザデバイスが進化するにつれて、スペースは増加し、例えばスマートフォンなどのユーザデバイスはPOS品目にさらに類似するようになる可能性がある。
【0045】
一実施形態に従い、ユーザがある品目および/もしくはサービスの購入を望む場合、または、ユーザがアップデートされた情報の要求を望む場合には、ユーザは、適切な販売者の範囲内に入れるように、向かうべき方向を知らされてもよい。いったん範囲内に入ると、例えば、より高解像度の写真が得られてもよい。
【0046】
一実施形態においては、取引アプリケーションは、測位サービスを伴うバックグラウンドにおいて実行してもよい。ユーザが歩き回ると、品目および/もしくはサービスのリストは、一意的なオプションを提供するようにアップデートされ、一意的なオプションは、ユーザが歩いて購入を決定してもよい。
【0047】
本開示の一つ以上の実施形態に従い、取引アプリケーションは、第一のユーザデバイスが二組の在庫を持つことを可能にしてもよい。第一の在庫は、第一のユーザ(例えば、“RootUser(ルートユーザ)”もしくは第一のユーザデバイスの所有者)によって撮影された対応する写真および詳細を備えた全品目および/もしくはサービスを含んでもよい。第二の在庫は、全てのアドホック共有された非ルートユーザの品目および/もしくはサービスを含んでもよい。これらの二つの個別の在庫リストによって、取引アプリケーションを実行する任意のユーザは、自身の品目および/もしくはサービスをオン状態にしたりオフ状態にしたりしてもよいし、他人がオン状態にしたりオフ状態にした在庫リストを閲覧してもよい。
【0048】
種々の実施形態においては、上述されたように、取引アプリケーションは、各ユーザデバイス上の全品目および/もしくはサービスが、全ユーザデバイスに対して同一リストであるように、例えば、アドホックベースで、品目および/もしくはサービスのリストを他のユーザデバイスへとユーザが通信することを可能にしてもよい。一実施形態に従う取引アプリケーションは、一意的な品目および/もしくはサービスのみが記載され、リスト上に重複が存在しないことを保証するために、例えば、単純な論理ゲートの集合を利用して、バックグラウンドにおいてデータを伝送しうるため、任意のユーザは一般的な位置においてアクティブな品目および/もしくはサービスのみを閲覧する。例示の目的のためであって限定する目的ではなく、このことはウェブサイトに接続して検索を行う何人かに類似する可能性があり、ウェブサイトは利用可能なデータを要求するようにサーバと接触してもよい。
【0049】
再度図2Aを参照して、ブロック206においては、ユーザ102が、販売者の提供を受け入れて、ユーザ102近傍の販売者によって提供されて選択された品目および/もしくはサービスを購入してその支払をすることを決定する場合に、取引の詳細がサービスプロバイダサーバ180へ伝送されてもよい。一実施形態においては、いったんユーザ102が選択された品目および/もしくはサービスを購入してその支払をすることを決定すると、サービスプロバイダサーバ180は支払を達成するために利用されてもよい。ログインスクリーンは、ユーザデバイス120のインターフェイス上に示されてもよく、ユーザ102は、サービスプロバイダサーバ180を有するユーザ自身の既存の口座にアクセスするために例えば、ユーザ名およびパスワードを入力することによってログインし、選択された品目および/もしくはサービス用の支払を行うことを選択してもよい。一実施形態においては、ユーザ102は、支払を完了する前に購入の詳細を再考して、例えば、資金源などの支払の取り決めを変更することを決定してもよい。例えば、ユーザ102は、資金源として特定のクレジットカードを選択してもよい。いったんユーザ102が購入の詳細を再考してそれに同意すると、ユーザ102は支払を完了する。
【0050】
ブロック208においては、サービスプロバイダサーバ180は、取引を容易にし、ログをとり、取引用の領収書を提供してもよい。図1に関連して上述されたように、一つ以上の実施形態に従い、サービスプロバイダサーバ180は、支払処理モジュール184を介して取引を容易にし、ユーザ102と各販売者サーバ140との間の取引を処理する。ある実施においては、支払処理モジュール184は、有効化、弁済および決済を介して金融取引の解決を援助する。このように、支払処理モジュール184と協働するサービスアプリケーション182は、ユーザ102と各販売者サーバ140との間の債務を決済し、口座は、金融産業によって受容される方法で、直接および/もしくは自動的に借方記入される、ならびに/または、通貨資金に貸方記入されてもよい
【0051】
図3を参照して、本開示の一実施形態に従う、ユーザデバイスのユーザインターフェイスを介して実施される取引のブロック図が示される。一つ以上の実施形態に従い、図1のユーザデバイス120は、例えば、ユーザインターフェイスアプリケーション122と対話しうる図3に示されたようなユーザインターフェイスを含むことがある。
【0052】
ユーザが(図1にも関連する)サービスプロバイダサーバ180を有する既存の口座を有し、ユーザ102がサービスプロバイダサーバ180からユーザのユーザデバイス上の取引アプリケーションをダウンロードした場合には、ユーザ102は、販売者近傍にユーザ102が来たときに、ユーザデバイス120上に記載された在庫を有する販売者をユーザ102が見るか閲覧することを可能にするために、取引アプリケーションをオン状態にしてもよい。この点においては、図3の実施形態のブロック301においては、ユーザデバイスのユーザインターフェイス302は、領域における全販売者(例えば、販売者304:販売者A、販売者B、販売者Cなど)の簡潔なリストを、当該販売者近傍にユーザが入ったときに表示してもよい。すなわち、ユーザが販売者304の近傍もしくはある半径内に来たとき、当該領域における販売者のリストがユーザインターフェイス302上に表示される。また、図2Bの実施形態に関連して上述されたように、ユーザ102は、アドホックベースで自身の在庫リストをアップロードすることが可能である。
【0053】
ブロック303においては、ユーザは、領域における特定の記載された販売者を閲覧することを選択してもよい。例えば、ユーザは、対応する在庫を示すようにウインドウを拡大する販売者Aを選択してもよい。販売者Aの在庫は、販売者Aによって提供されて利用可能な種々の品目および/もしくはサービス312を含んでもよい。
【0054】
一実施形態においては、ユーザは、いったん一人が検出されると、領域内の販売者を通知されてもよい。逆に、販売者は、ユーザが近接位置にいるときにユーザの要求を通知されてもよい。
【0055】
一つ以上の実施形態においては、ユーザは、町内のサーカス、コンサート、スポーツイベントなどの施設もしくはイベントへと出かけることがある。このような外出は、領域内に如何なる販売者が位置しているかを閲覧することをユーザに可能にするような取引アプリケーションを有するユーザにとっては、さらに容易になることがある。サービスプロバイダサーバ180に関連付けられた販売者(サーバプロバイダもしくはアクティブ取引アプリケーションでのアカウントを有する)は、当該ユーザに対して提供および在庫を表示してもよい。一実施例においては、ユーザは、任意の提供された在庫、即ち、当該イベント用の利用可能なチケットを見るために、スポーツイベントもしくはコンサートにおけるチケットカウンタへと出向くことがある。本実施例においては、最大収容人数に達していない場合に、ユーザは、入口もしくはeチケットをユーザに販売しうるチケット係員のところへ行けばよい。別の実施例においては、バーの請求料金である“カバーチャージ”は、例えば、ユーザが勘定の支払を望むが、店に入るほど十分な現金を有していないときなどのために、サービスプロバイダサーバ180を介して取引されてもよい。このような場合、ユーザのユーザデバイス上にロードされた取引アプリケーションは、類似する任意の状況用の各取引を置換してもよい。
【0056】
ブロック305においては、ユーザは、販売者Aから特定の品目および/もしくはサービス(例えば品目/サービスA)を選択してもよい。ユーザインターフェイス302は、その後、例えば、品目/サービスAの写真、説明および/もしくは価格を含む、品目/サービスAについての詳細314を示すためにウインドウを拡大する。
【0057】
一実施形態においては、例えば、ユーザが例えば入力317を選択することによって選択した品目に対する販売者の位置を突き止めることを任意で要求する場合に、販売者は、販売者の位置を表示するか、または販売者の位置をブロードキャストしてもよい。例えば、販売者Aは、品目/サービスAを選択するうえで位置をユーザが要求する場合には、販売者の位置を表示してもよい。
【0058】
他の実施形態においては、販売者は、例えば、キャッチコピーもしくはフレーズ(すなわち、シャウトアウト)の記載によってある品目および/もしくは製品を宣伝してもよい。例えば、“Getyour Popcorn here!”などのキャッチコピーもしくはフレーズは、ユーザがそれを選択した場合に、ユーザインターフェイス302上にポップアップ通知として表示されてもよい。すなわち、ユーザが閲覧することを選択した場合、オンライン広告が領域内の販売者から表示されてもよい。
【0059】
ブロック307においては、ユーザは、品目/サービスAを再考して購入を決定し、支払を進めるために、“PAY”とラベル付けされた入力315を選択してもよい。
【0060】
ブロック309においては、ユーザは、サービスプロバイダサーバ180にログインして、ユーザ名318およびパスワード319などの認証証明を提供してもよい。しかしながら、任意の適切な認証証明は、サービスプロバイダ180によって維持されたユーザ口座とユーザを対応付けるために適切なように利用されてもよい。任意で、ユーザは、購入の詳細を再考して、例えば、参照番号321によって示されるような異なるクレジットカードなどの異なる資金源を選ぶことを選択してもよい。いったんユーザが取引を再考して、承認すると、ユーザは、“BuyNow(今、購入する)”とラベル付けされたインターフェイス322を選択することによって取引を完了してもよい。
【0061】
任意で、同意は各取引の前に承認され、あらゆる取引、例えば、取引アプリケーションを介してなされた購入は、任意の購入者保護、保険もしくは保証によって保護される可能性がある。
【0062】
ブロック311においては、ユーザインターフェイス302は、品目/サービスAの購入が完了したことを示す。任意で、小計、税額および合計が表示されてもよい。
【0063】
図3の実施形態に関連して本明細書で図示されたユーザインターフェイス302上の入力は、所望の目的に適したように、任意の適切なラベルでラベル付けされてもよいことを理解されたい。また、ユーザインターフェイス302は、ボタン、タッチスクリーン、キーパッド、キーボード、音声認識もしくは他の適切な入力デバイスなどの、データ入力用もしくは選択用の任意の適切なインターフェイスもしくは入力を表示するかまたは利用してもよい。
【0064】
一つ以上の実施形態に従い、サービスプロバイダからの取引アプリケーションを有する全ユーザは、ユーザの口座上で何の動作も必要とされずに購入者として振る舞ってもよいし、いったんダウンロードされた利用可能な提供された品目を購入するために取引アプリケーションを利用することができる。他の実施形態においては、ユーザは販売者として振る舞う可能性もある。
【0065】
取引アプリケーションを介して在庫を提供する販売者は、可能性のあるリスクを検出するために、サービスプロバイダによる再考用にモバイルビジネスプランおよび在庫を提示してもよい。したがって、取引アプリケーションは、ユーザの位置するまさにその位置から、上述されたように、サービスプロバイダに対応付けられた販売者と取引することを安全かつ容易にする。さらには、ユーザもしくは購入者は販売者の前に立ち、支払を送信することはユーザの意識的判断であるため、例えば、受領書のない場合の請求は必要とされず、ユーザにとって利用可能ではない。また、ユーザもしくは購入者は、ユーザが現金取引の速度で合意した品目および/もしくはサービス用の少ない現金様の支払を移してもよい。
【0066】
図4は、本開示の実施形態を実現するのに適切なシステム400のブロック図であり、ユーザデバイス120、一つ以上の販売者サーバもしくはデバイス140、サービスプロバイダサーバもしくはデバイス180を含む。携帯電話、移動電話、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、および/もしくはネットワークサーバの一部としてなどのシステム400は、バス402もしくは情報を通信するための他の通信機構を含み、バス402もしくは他の通信機構は、一つ以上のプロセッシングコンポーネント404(例えば、プロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)など)、システムメモリコンポーネント406(例えば、RAM)、静的記憶コンポーネント408(例えば、ROM)、ネットワークインターフェイスコンポーネント412、ディスプレイコンポーネント(またはその代わりに外部ディスプレイに対するインターフェイス)、入力コンポーネント416(例えば、キーパッドもしくはキーボード)およびカーソル制御コンポーネント418(例えばマウスパッド)を含むコンポーネントとサブシステムとを相互接続する。
【0067】
本開示の実施形態に従い、システム400は、システムメモリコンポーネント406に含まれる一つ以上の命令の一つ以上のシーケンスを実行するプロセッサ404によって特定の動作を実施する。当該命令は、静的記憶コンポーネント408などの別のコンピュータ可読媒体からシステムメモリコンポーネント406へと読み出されてもよい。これらは、金融取引を処理するため、支払を行うためなどの命令を含んでもよい。他の実施形態においては、ハードワイヤード回路は、本開示の一つ以上の実施形態の実施のために、ソフトウェア命令の代わりに、もしくはソフトウェア命令と組み合わせて使用されてもよい。
【0068】
論理は、非一時的コンピュータ可読媒体においてエンコードされ、非一時的コンピュータ可読媒体は、実行用のプロセッサ404への命令の提供に参加する任意の媒体のことを称する。このような媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体および伝送媒体を含む多数の形式をとることがあるが、そのいずれにも限定はされない。種々の実施においては、揮発性媒体は、システムメモリコンポーネント406などの動的メモリを含み、伝送媒体は、バス402を含む導線を含む、同軸ケーブル、銅線、光ファイバを含む。メモリは、支払もしくは取引用の異なるオプションの視覚的表現を格納するために使用されてもよい。一実施例においては、伝送媒体は、ラジオ波および赤外線データ通信間に生成されるような音波もしくは光波の形式をとってもよい。コンピュータ可動媒体の幾つかの一般的形式は、例えば、RAM、PROM、EPROM、FLASH−EPROM、任意の他のメモリチップもしくはカートリッジ、キャリア波、もしくはコンピュータが読み出すように適合された任意の他の媒体を含む。
【0069】
本開示の種々の実施形態においては、本開示を実践するための命令シーケンスの実行は、システム400によって実施されてもよい。種々の他の実施形態においては、通信リンク420(例えば、図1のネットワーク160、LAN、WLAN、PTSN、もしくは種々の他の有線もしくはワイヤレスネットワーク)によって結合された複数のシステム400は、お互いに協調して本開示を実践するための命令シーケンスを実施してもよい。システム400は、通信リンク420および通信インターフェイス412を介して一つ以上のプログラム(すなわち、アプリケーションコード)を含むメッセージ、データ、情報および命令を送信してもよい。受信されたプログラムコードは、実行用にディスクドライブコンポーネント410もしくは幾つかの他の不揮発性記憶コンポーネントに受信されると、ならびに/または、格納されると、プロセッサ404によって実行されてもよい。
【0070】
本開示の観点では、種々の方法およびシステムは、ユーザ近傍における販売者によって提供された在庫をユーザが閲覧することを可能にし、同様に、最小限のキー入力でユーザデバイス上の当該在庫に関連する取引用の支払オプションを容易にする、一つ以上の実施形態に従って記述されてきたことを理解されたい。
【0071】
種々のコンポーネントおよびステップは、図1のユーザデバイス120、販売者サーバ140、支払サービスプロバイダサーバ180に関連するものとして本明細書で記述されてきたが、図1に示された当該サーバの種々の態様は、複数のサーバ、デバイスおよび/もしくはエンティティの間で分散されてもよいと予想される。
【0072】
適用可能な場合には、本開示によって提供された種々の実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、もしくはハードウェアとソフトウェアの組み合わせを利用して実現されてもよい。また、適用可能な場合には、本明細書で説明された種々のハードウェアコンポーネントおよび/もしくはソフトウェアコンポーネントは、本開示の趣旨から逸脱することなく、ソフトウェア、ハードウェアおよび/もしくはその双方を含む合成コンポーネントへと組み合わせられてもよい。適用可能な場合には、本明細書で説明された種々のハードウェアコンポーネントおよび/もしくはソフトウェアコンポーネントは、本開示の趣旨から逸脱することなく、ソフトウェア、ハードウェアおよび/もしくはその双方を含むサブコンポーネントへと分離されてもよい。さらには、適用可能な場合には、ソフトウェアコンポーネントは、ハードウェアコンポーネントとして実現されてもよいし、逆にハードウェアコンポーネントがソフトウェアコンポーネントとして実現されてもよいことが予想される。
【0073】
プログラムコードおよび/もしくはデータなどの本開示に従うソフトウェアは、一つ以上のコンピュータ可読媒体に格納されてもよい。本明細書で同定されたソフトウェアは、一つ以上の汎用もしくは専用コンピュータおよび/もしくはコンピュータシステム、ネットワーク化その他を利用して実現されてもよいことが予想される。適用可能な場合には、本明細書で記述された種々のステップの順序は変更されてもよいし、合成ステップへと組み合わせられてもよいし、ならびに/または、本明細書で記述された特徴を提供するためにサブステップへと分離されてもよい。
【0074】
前述の開示は、開示されたまさにその形式もしくは特定の利用分野へと本開示を限定することを意図するものではない。本開示に対する種々の代替の実施形態および/もしくは改変は、本明細書に明確に記述されているか、もしくは暗示されているかに関わらず、本開示の観点から可能であることが予想される。
【0075】
本開示の実施形態を以上のように記述してきたが、当業者は、本開示の範囲を逸脱することなく変形が形式および詳細においてなされることがあることを理解するであろう。したがって、本開示は請求項によってのみ限定される。

図1
図2A
図2B
図3
図4