特許第6165344号(P6165344)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6165344通信識別子処理方法、装置、プログラム、及び記録媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6165344
(24)【登録日】2017年6月30日
(45)【発行日】2017年7月19日
(54)【発明の名称】通信識別子処理方法、装置、プログラム、及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/2745 20060101AFI20170710BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20170710BHJP
【FI】
   H04M1/2745
   G06F13/00 354A
【請求項の数】13
【全頁数】29
(21)【出願番号】特願2016-544714(P2016-544714)
(86)(22)【出願日】2015年1月22日
(65)【公表番号】特表2016-537926(P2016-537926A)
(43)【公表日】2016年12月1日
(86)【国際出願番号】CN2015071345
(87)【国際公開番号】WO2016029638
(87)【国際公開日】20160303
【審査請求日】2015年3月19日
(31)【優先権主張番号】201410422952.2
(32)【優先日】2014年8月25日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】513309030
【氏名又は名称】シャオミ・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】ファン フェイ
(72)【発明者】
【氏名】バオ シエハオ
(72)【発明者】
【氏名】ニォウ クン
【審査官】 西巻 正臣
(56)【参考文献】
【文献】 特開2010−073119(JP,A)
【文献】 特開平11−112636(JP,A)
【文献】 特開2004−364129(JP,A)
【文献】 特開2008−131418(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/00、
1/24− 3/00、
3/16− 3/20、
3/38− 3/58、
7/00− 7/16、
11/00−11/10、
99/00
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
現在のユーザの複数の通信識別子に関連する通信履歴を取得するステップと、
取得した前記通信履歴に基づいて、前記複数の通信識別子において各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップと、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定するステップと、
前記常用通信識別子に基づいてマーク命令を生成し、前記マーク命令を、前記現在のユーザの通信識別子が保存された端末に送信して、前記端末が前記現在のユーザの常用通信識別子にマークを付するようにするステップと
を含み、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者側識別子として用いられる場合と受信者側識別子として用いられる場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定するステップを含み、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定するステップは、
各通信識別子毎に、当該通信識別子の、当該通信識別子が送信者側識別子として用いられる場合の使用頻度と、当該通信識別子が受信者側識別子として用いられる場合の使用頻度との差分が、予め設定した差分の範囲内にあるか否かを判断するステップと、
前記差分が予め設定した差分の範囲内にある場合、当該通信識別子を受信者側識別子と特定すると同時に、当該通信識別子の使用頻度を特定するステップと、
受信者側識別子と特定した通信識別子の中で、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定するステップと
を含む、
ことを特徴とする通信識別子処理方法。
【請求項2】
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者側識別子、或は送信者側識別子として用いられる場合に対応する使用頻度を特定するステップを含み、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップは、
前記各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者側識別子、或は送信者側識別子として用いられる場合に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の通信識別子処理方法。
【請求項3】
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者側識別子として用いられる場合に対応する使用頻度を特定するステップを含み、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定するステップは、
各通信識別子が受信者側識別子として用いられる場合に対応する使用頻度の中の最も高い使用頻度を特定するステップと、
受信者側識別子として用いられる場合の最も高い使用頻度が予め設定した受信者閾値より大きいか否かを判断するステップと、
受信者側識別子として用いられる場合の最も高い使用頻度が予め設定した受信者閾値より大きい場合、受信者側識別子として用いられる場合の最も高い使用頻度に対応する通信識別子を常用通信識別子と特定するステップと
を含むことを特徴とする請求項1に記載の通信識別子処理方法。
【請求項4】
各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者側識別子として用いられる場合に対応する使用頻度を特定するステップは、
通信履歴の接続状態、及び接続状態に対応する重み値に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者側識別子として用いられる場合に対応する使用頻度を特定するステップを含み、
ここで、通信履歴はコール履歴であり、接続状態には、コール信号が接続され、且つ相手が応答した状態、コール信号が接続されたが相手が応答しなかった状態、及びコール信号が接続されなかった状態が含まれており、当該三つの状態は、それぞれ、第3重み値、第4重み値、及び第5重み値に対応し、第3重み値は第4重み値より大きく、第4重み値は第5重み値より大きい
ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の通信識別子処理方法。
【請求項5】
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した予め設定した期間内の前記通信履歴において各通信履歴の発生時間と発生回数とに基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップ
を含むことを特徴とする請求項1に記載の通信識別子処理方法。
【請求項6】
現在のユーザの複数の通信識別子に関連する通信履歴を取得するための取得モジュールと、
取得した前記通信履歴に基づいて、前記複数の通信識別子において各通信識別子に対応する使用頻度を特定するための頻度モジュールと、
各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定するための特定モジュールと、
前記常用通信識別子に基づいてマーク命令を生成し、前記マーク命令を、前記現在のユーザの通信識別子が保存された端末に送信して、前記端末が前記現在のユーザの常用通信識別子にマークを付するようにするための送信モジュールと
を備え
前記頻度モジュールは、取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者側識別子として用いられる場合と受信者側識別子として用いられる場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定するための第2頻度サブモジュールを備え、
前記特定モジュールは、
各通信識別子毎に、当該通信識別子の、当該通信識別子が送信者側識別子として用いられる場合の使用頻度と、当該通信識別子が受信者側識別子として用いられる場合の使用頻度との差分が、予め設定した差分の範囲内にあるか否かを判断するための第1判断サブモジュールと、
前記差分が予め設定した差分の範囲内にある場合、当該通信識別子を受信者側識別子と特定すると同時に、当該通信識別子の使用頻度を特定するための第2特定サブモジュールと、
受信者側識別子と特定した通信識別子の中で、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定するための第3特定サブモジュールと
を備える
ことを特徴とする通信識別子処理装置。
【請求項7】
前記頻度モジュールは、取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者側識別子、或は送信者側識別子として用いられる場合に対応する使用頻度を特定するための第1頻度サブモジュールを備え、
前記特定モジュールは、前記各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者側識別子、或は送信者側識別子として用いられる場合に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するための第1特定サブモジュールを備える
ことを特徴とする請求項に記載の通信識別子処理装置。
【請求項8】
前記頻度モジュールは、取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者側識別子として用いられる場合と受信者側識別子として用いられる場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定するための第2頻度サブモジュールを備え、
前記特定モジュールは、
各通信識別子が受信者側識別子として用いられる場合に対応する使用頻度の中の最も高い使用頻度を特定するための第4特定サブモジュールと、
受信者側識別子として用いられる場合の最も高い使用頻度が予め設定した受信者閾値より大きいか否かを判断するための第2判断サブモジュールと、
受信者側識別子として用いられる場合の最も高い使用頻度が予め設定した受信者閾値より大きい場合、受信者側識別子として用いられる場合の最も高い使用頻度に対応する通信識別子を常用通信識別子と特定するための第5特定サブモジュールと
を備えることを特徴とする請求項に記載の通信識別子処理装置。
【請求項9】
前記特定モジュールは、
通信履歴の接続状態、及び接続状態に対応する重み値に基づいて、各通信識別子が受信者側識別子として用いられる場合に対応する使用頻度を特定するための第6特定サブモジュールを備え、
ここで、通信履歴はコール履歴であり、接続状態には、コール信号が接続され、且つ相手が応答した状態、コール信号が接続されたが相手が応答しなかった状態、及びコール信号が接続されなかった状態が含まれており、当該三つの状態は、それぞれ、第3重み値、第4重み値、及び第5重み値に対応し、第3重み値は第4重み値より大きく、第4重み値は第5重み値より大きい
ことを特徴とする請求項6又は7に記載の通信識別子処理装置。
【請求項10】
前記頻度モジュールは、
取得した予め設定した期間内の前記通信履歴において各通信履歴の発生時間と発生回数とに基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するための第3頻度サブモジュールを備える
ことを特徴とする請求項に記載の通信識別子処理装置。
【請求項11】
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのメモリと
を備え、
前記プロセッサは、
現在のユーザの複数の通信識別子に関連する通信履歴を取得し、
取得した前記通信履歴に基づいて、前記複数の通信識別子において各通信識別子に対応する使用頻度を特定し、
各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定し、
前記常用通信識別子に基づいてマーク命令を生成し、前記マーク命令を、前記現在のユーザの通信識別子が保存された端末に送信して、前記端末が前記現在のユーザの常用通信識別子にマークを付するようにするように構成され
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定することは、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者側識別子として用いられる場合と受信者側識別子として用いられる場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定することを含み、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定することは、
各通信識別子毎に、当該通信識別子の、当該通信識別子が送信者側識別子として用いられる場合の使用頻度と、当該通信識別子が受信者側識別子として用いられる場合の使用頻度との差分が、予め設定した差分の範囲内にあるか否かを判断することと、
前記差分が予め設定した差分の範囲内にある場合、当該通信識別子を受信者側識別子と特定すると同時に、当該通信識別子の使用頻度を特定することと、
受信者側識別子と特定した通信識別子の中で、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定することと
を含む、
ことを特徴とする通信識別子処理装置。
【請求項12】
プロセッサに実行されることにより、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の通信識別子処理方法を実現することを特徴とするプログラム。
【請求項13】
請求項12に記載のプログラムが記録された記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、出願番号がCN201410422952.2であって、出願日が2014年8月25日である中国特許出願に基づいて優先権を主張し、当該中国特許出願のすべての内容を援用するようにする。
【0002】
本発明は、通信及びコンピュータ処理分野に関し、特に、通信識別子処理方法、装、プログラム、及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
インターネット技術の発展に伴い、人々は、電話、SMS、Eメール、IM(Instant Messaging)、等の様々な方法によって、他人と連絡、及びコミュニケーションすることができた。そして、人は、複数の電話番号、複数のEメール、複数のIMアカウント番号、等をもつことができる。
【0004】
本発明の発明者は、関連技術にて、連絡帳の中に、ある友達の複数の電話番号が保存されていることを、発見した。当該友達に電話を掛けようとする時に、複数の電話番号が取得されるが、この時に、どの電話番号をダイアルすべきかを特定できないおそれがある。或は、その中の一つの電話番号を、任意にダイアルしてしまう。しかし、任意にダイアルした電話番号は、当該友達がよく使用している電話番号ではないおそれがあり、電話が接続できないか、応答がない確率が、より高くなってしまう。
【0005】
このため、関連技術では、友達に複数の通信識別子が存在する場合に、採用する通信識別子の正確度が低く、連絡できない確率がより大きい。
【発明の概要】
【0006】
関連技術に存在する問題を解決するために、本発明は、通信識別子処理方法、装、プログラム、及び記録媒体を提供する。
【0007】
本発明の実施例に係る第1の態様によると、通信識別子処理方法を提供する。
当該方法は、
現在のユーザの複数の通信識別子に関連する通信履歴を取得するステップと、
取得した前記通信履歴に基づいて、前記複数の通信識別子において各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップと、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定するステップと、
前記常用通信識別子に基づいてマーク命令を生成し、前記マーク命令を、前記現在のユーザの通信識別子が保存された端末に送信して、前記端末が前記現在のユーザの常用通信識別子にマークを付するようにするステップと
を含む。
【0008】
本発明の実施例によって提供する構成の有益な効果は以下のとおりである。本実施例においては、実際に発生した通信の履歴に基づいて複数の通信識別子の使用レベルを判断して、その中から最も常用の通信識別子を特定し、当該通信識別子を他のユーザに通知する。このようにして、他のユーザが当該通信識別子を使用して当該ユーザと便利に連絡でき、連絡の成功率を改善している。
【0009】
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者、或は送信者である場合に対応する使用頻度を特定するステップを含み、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップは、
前記各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者、或は送信者である場合に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップを含む。
【0010】
本発明の実施例によって提供する構成の有益な効果は以下のとおりである。本実施例においては、通信識別子の受信者である場合の使用頻度に基づいて、常用通信識別子を特定する。他のユーザにとっては、当該ユーザと連絡する時に、他のユーザが送信者になり、当該ユーザが受信者となる。このため、他のユーザにとっては、受信者となる通信識別子を常用通信識別子とする方が、便利である。このため、当該方法によると、特定した常用通信識別子は、より正確になる。本実施例においては、さらに、通信識別子の送信者である場合の使用頻度に基づいて、常用通信識別子を特定する。当該方法は、通信履歴がより少ない場合に適用できる。
【0011】
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者である場合と受信者である場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定するステップを含み、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定するステップは、
各通信識別子毎に、当該通信識別子の、当該通信識別子が送信者である場合の使用頻度と、当該通信識別子が受信者である場合の使用頻度との差分が、予め設定した差分の範囲内にあるか否かを判断するステップと、
送信者である場合の使用頻度と受信者である場合の使用頻度との差分が予め設定した差分の範囲内にある場合、当該通信識別子を受信者と特定する同時に、当該通信識別子の使用頻度を特定するステップと、
受信者と特定した通信識別子の中で、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定するステップと
を含む。
【0012】
本発明の実施例によって提供する構成の有益な効果は以下のとおりである。本実施例においては、通信識別子の送信者である場合の使用頻度と、受信者である場合の使用頻度とを比較し、もし、受信者である場合の使用頻度がより高いと、当該通信識別子を、常用受信者の通信識別子と特定し、さらに、使用頻度が最も高い通信識別子と特定する。当該方法によると、特定した通信識別子は他のユーザが常に連絡する通信識別子であり、当該通信識別子を使用して当該ユーザとより容易に連絡できる。このため、当該通信識別子を常用通信識別子に特定すると、より正確になる。
【0013】
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度を特定するステップを含み、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定するステップは、
各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度の中の最も高い使用頻度を特定するステップと、
受信者である場合の最も高い使用頻度が予め設定した受信者閾値より大きいか否かを判断するステップと、
受信者である場合の最も高い使用頻度が予め設定した受信者閾値より大きい場合、受信者である場合の最も高い使用頻度に対応する通信識別子を常用通信識別子と特定するステップと
を含む。
【0014】
本発明の実施例によって提供する構成の有益な効果は以下のとおりである。本実施例においては、通信識別子の受信者である場合の使用頻度に注目する。ユーザの友達にとっては、当該ユーザと連絡する時に、当該ユーザは受信者になるため、通信識別子の受信者である場合の使用頻度がより重要であり、特定された常用通信識別子も、より正確になる。
【0015】
各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度を特定するステップは、
通信履歴の接続状態、及び接続状態に対応する重み値に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度を特定するステップを含み、
ここで、通信履歴はコール履歴であり、接続状態には、コール信号が接続され、且つ相手が応答した状態、コール信号が接続されたが相手が応答しなかった状態、及びコール信号が接続されなかった状態が含まれており、当該三つの状態は、それぞれ、第3重み値、第4重み値、及び第5重み値に対応し、第3重み値は第4重み値より大きく、第4重み値は第5重み値より大きい。
【0016】
本発明の実施例によって提供する構成の有益な効果は以下のとおりである。本実施例においては、コール状態を細分化することにより、通信履歴受信者である場合の使用頻度をより正確に特定し、さらに、常用通信識別子をより正確に特定できる。
【0017】
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した予め設定した期間内の前記通信履歴において各通信履歴の発生時間と発生回数とに基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップを含む。
【0018】
本発明の実施例によって提供する構成の有益な効果は以下のとおりである。本実施例においては、通信履歴の発生時間と回数を組み合わせて、使用頻度を特定することにより、特定した結果がより正確になる。
【0019】
本発明の実施例に係る第2の態様によると、通信識別子処理装置を提供する。
当該装置は、
現在のユーザの複数の通信識別子に関連する通信履歴を取得するための取得モジュールと、
取得した前記通信履歴に基づいて、前記複数の通信識別子において各通信識別子に対応する使用頻度を特定するための頻度モジュールと、
各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定するための特定モジュールと、
前記常用通信識別子に基づいてマーク命令を生成し、前記マーク命令を、前記現在のユーザの通信識別子が保存された端末に送信して、前記端末が前記現在のユーザの常用通信識別子にマークを付するようにするための送信モジュールと
を備える。
【0020】
一実施例において、前記頻度モジュールは、取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者、或は送信者である場合に対応する使用頻度を特定するための第1頻度サブモジュールを備え、
前記特定モジュールは、前記各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者、或は送信者である場合に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するための第1特定サブモジュールを備える。
【0021】
一実施例において、前記頻度モジュールは、取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者である場合と受信者である場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定するための第2頻度サブモジュールを備え、
前記特定モジュールは、
各通信識別子毎に、当該通信識別子の、当該通信識別子が送信者である場合の使用頻度と、当該通信識別子が受信者である場合の使用頻度との差分が、予め設定した差分の範囲内にあるか否かを判断するための第1判断サブモジュールと、
送信者である場合の使用頻度と受信者である場合の使用頻度との差分が予め設定した差分の範囲内にある場合、当該通信識別子を受信者と特定する同時に、当該通信識別子の使用頻度を特定するための第2特定サブモジュールと、
受信者と特定した通信識別子の中で、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定するための第3特定サブモジュールとを備える。
【0022】
一実施例において、前記頻度モジュールは、取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者である場合と受信者である場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定するための第2頻度サブモジュールを備え、
前記特定モジュールは、
各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度の中の最も高い使用頻度を特定するための第4特定サブモジュールと、
受信者である場合の最も高い使用頻度が予め設定した受信者閾値より大きいか否かを判断するための第2判断サブモジュールと、
受信者である場合の最も高い使用頻度が予め設定した受信者閾値より大きい場合、受信者である場合の最も高い使用頻度に対応する通信識別子を常用通信識別子と特定するための第5特定サブモジュールとを備える。
【0023】
一実施例において、前記特定モジュールは、
通信履歴の接続状態、及び接続状態に対応する重み値に基づいて、各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度を特定するための第6特定サブモジュールを備え、
ここで、通信履歴はコール履歴であり、接続状態には、コール信号が接続され、且つ相手が応答した状態、コール信号が接続されたが相手が応答しなかった状態、及びコール信号が接続されなかった状態が含まれており、当該三つの状態は、それぞれ、第3重み値、第4重み値、及び第5重み値に対応し、第3重み値は第4重み値より大きく、第4重み値は第5重み値より大きい。
【0024】
一実施例において、前記頻度モジュールは、
取得した予め設定した期間内の前記通信履歴において各通信履歴の発生時間と発生回数とに基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するための第3頻度サブモジュールを備える。
【0025】
本発明の実施例に係る第3の態様によると、通信識別子処理装置を提供する。
当該装置は、
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのメモリと
を備え、
前記プロセッサは、
現在のユーザの複数の通信識別子に関連する通信履歴を取得し、
取得した前記通信履歴に基づいて、前記複数の通信識別子において各通信識別子に対応する使用頻度を特定し、
各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定し、
前記常用通信識別子に基づいてマーク命令を生成し、前記マーク命令を、前記現在のユーザの通信識別子が保存された端末に送信して、前記端末が前記現在のユーザの常用通信識別子にマークを付するようにする
ように構成される。
【0026】
本発明の実施例に係る第4態様によると、プロセッサに実行されることにより、上記通信識別子処理方法を実現するプログラムを提供する。
本発明の実施例に係る第5態様によると、上記プログラムが記録された記録媒体を提供する。
以上の統括な記述と以下の細部記述は、単なる例示的なものであり、本発明を制限するものではないと、理解するべきである。
【図面の簡単な説明】
【0027】
ここでの図面は、明細書に合併されて本明細書の一部を構成して本発明に合致する実施例を示し、明細書とともに本発明の原理を説明するのに用いられる。
図1図1は、一例示的な実施例に係る通信識別子処理方法を示すフローチャートである。
図2図2は、一例示的な実施例に係る通信識別子処理方法を示すフローチャートである。
図3図3は、一例示的な実施例に係る通信識別子処理方法を示すフローチャートである。
図4図4は、一例示的な実施例に係る通信識別子処理装置を示すブロック図である。
図5図5は、一例示的な実施例に係る頻度モジュールを示すブロック図である。
図6図6は、一例示的な実施例に係る特定モジュールを示すブロック図である。
図7図7は、一例示的な実施例に係る頻度モジュールを示すブロック図である。
図8図8は、一例示的な実施例に係る特定モジュールを示すブロック図である。
図9A図9Aは、一例示的な実施例に係る第2頻度サブモジュールを示すブロック図である。
図9B図9Bは、一例示的な実施例に係る特定モジュールを示すブロック図である。
図9C図9Cは、一例示的な実施例に係る特定モジュールを示すブロック図である。
図10図10は、一例示的な実施例に係る頻度モジュールを示すブロック図である。
図11図11は、一例示的な実施例に係る装置を示すブロック図である。
図12図12は、一例示的な実施例に係る装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
ここで、例示的な実施例を詳細に説明する。また、説明中の例は、図面に示している。以下の記述において、図面を説明する際に特に説明しない場合、異なる図面中の同一の符号は、同一或は同様な要素を意味する。以下の例示的な実施例において記述する実施方法は、本発明に合致するすべての実施方法を示すものではない。言い換えると、それらは、添付の特許請求の範囲において詳細に記述された、本発明のいくつかの態様と合致する装置、及び方法の例に過ぎない。
【0029】
関連技術において、ユーザaの移動端末の連絡帳の中には、ユーザbの複数の電話番号、即ち電話番号1と電話番号2とが保存されている。その中、電話番号1は、ユーザbが過去によく使用した電話番号である。電話番号2は、ユーザbが現在によく使用している電話番号である。ユーザaは、ユーザbと、一定の期間、連絡したことがなく、ユーザbがまだ電話番号1をよく使用していると思っていて、電話番号1でユーザbと連絡する。しかし、ユーザbは、現在、電話番号1をよく使用していないため、コールに応答しない状況、又は接続できない状況が発生するおそれがある。当該問題を解決するために、本実施例においては、ユーザbの通話履歴に基づいて、ユーザbの各電話番号の使用情況を分析し、さらに、各電話番号の使用頻度を特定して、当該使用頻度に基づいて常用の電話番号を特定する。電話番号に基づいて、電話番号、Eメール、IMアカウント番号、等のような、いろんな通信識別子を展開(検索)することができる。
【0030】
図1は、一例示的な実施例に係る通信識別子処理方法を示すフローチャートである。図1に示すように、当該方法は、移動端末、或はサーバによって実現する。当該方法は、以下のステップを含む。
【0031】
ステップ101において、現在のユーザの複数の通信識別子に関連する通信履歴を取得する。
【0032】
本実施例において、通信識別子は、携帯電話番号、E-mailアドレス等を含むが、これらに限定されない。
【0033】
ステップ102において、取得した前記通信履歴に基づいて、前記複数の通信識別子において各通信識別子に対応する使用頻度を特定する。
【0034】
ステップ103において、各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定する。
【0035】
ステップ104において、前記常用通信識別子に基づいてマーク命令を生成し、前記マーク命令を、前記現在のユーザの通信識別子が保存された端末に送信して、前記端末が前記現在のユーザの常用通信識別子にマークを付するようにする。
【0036】
本実施例においては、実際に発生した通信の履歴に基づいて複数の通信識別子の使用レベルを判断して、その中から最も常用の通信識別子を特定し、当該通信識別子を他のユーザに通知する。このようにして、他のユーザが当該通信識別子を使用して当該ユーザと便利に連絡するようにして、連絡の成功率を改善している。
【0037】
例えば、ユーザaは通信識別子1〜3が所有している。この場合、通信識別子1〜3に対して、それぞれ、使用頻度を統計する。その結果は、通信識別子1の使用頻度は120であり、通信識別子2の使用頻度は150であり、通信識別子3の使用頻度は40であるとする。ここで、通信識別子2の使用頻度が最も高く、これは、ユーザa、或はユーザaの友達が常に通信識別子2を使用して通信することを説明する。このため、通信識別子2を常用通信識別子に特定して、他のユーザに通知する。もし、ユーザbが過去にずっと通信識別子1を使用してユーザaと連絡したとすると、当該通知を受けた後に、通信識別子2を使用してユーザaと通信することができ、通信の成功率を改善できる。
【0038】
一実施例において、通信識別子は、電話番号、Eメール・アカウント、IMアカウント番号、等であってもよい。ステップ104における他のユーザは、連絡帳の中の連絡先であってもよい。当該連絡帳は、電話の連絡帳、Eメールの中の連絡帳、IMアプリケーションの中の友達リスト、等であってもよい。
【0039】
一実施例において、ステップ101において取得した通信履歴は、一つのユーザ(即ち、前記現在のユーザ)からの通信履歴であってもよいし、複数のユーザからの通信履歴であってもよい。複数のユーザから通信履歴を取得することにより、後続の使用頻度を特定するための基礎となるデータがより豊富で、包括的になるようにして、使用頻度をより正確に特定できるようにする。また、通信履歴を提供するユーザは、当該ユーザの連絡帳中のユーザであってもよい。これによれば、見知らぬユーザに対して生成された通信履歴の干渉を減らすことができる。例えば、販売促進の宣伝に対する通信履歴の干渉を減らすことができる。このように、取得した常用通信識別子は、本当の友達の当該ユーザとの連絡をもっと便利にすることができる。
【0040】
一実施例において、図1に示した実施例は、移動端末によって実現されてもよいし、サーバによって実現されてもよい。
【0041】
移動端末によって実現される場合、移動端末は、ローカルの通信履歴、或は、ネットワークを介して取得した他のユーザの通信履歴に基づいて、ローカルの各通信識別子の使用頻度を特定し、さらに、常用の通信識別子を特定して、ネットワークを介して他のユーザに送信する。当該ネットワークは、有線ネットワーク、及び無線ネットワークを含んでもよく、無線ネットワークは、WiFi、ブルートゥース、NFC、等を含んでもよい。移動端末は、SMS、電子メール、IMメッセージ、等の方法によって、他のユーザに常用の通信識別子を送信してもよい。他のユーザは、当該常用の通信識別子を受信した後、ローカルの連絡帳中の当該通信識別子に、常用通信識別子のマークを付する。
【0042】
サーバによって実現される場合、サーバは、複数のユーザから通信履歴を取得する。サーバは、各々のユーザの各通信識別子毎に、当該ユーザに関連する通信履歴に基づいて、使用頻度を計算する。そして、各々のユーザの常用の通信識別子を特定し、特定した常用の通信識別子を他のユーザに送信する。移動端末の場合と同様に、サーバは、ネットワークを介して複数のユーザから通信履歴を取得して、他のユーザに常用の通信識別子を送信する。通信履歴の取得方法と常用通信識別子の送信方法は、SMS、メール、IMメッセージ、等の方法であってもよいし、ソフトウェアによる設定、データの同期化、等の方法を採用してもよい。
【0043】
一実施例において、通信識別子を使用して送信した通信履歴、又は、通信識別子を使用して受信した通信履歴に対して、使用頻度を計算し、さらに、常用通信識別子を特定してもよい。ステップ102、及びステップ103において、方法A、及び方法Bとを採用してもよい。
【0044】
方法A:
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度を特定する。
前記各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定する。
【0045】
本実施例においては、通信識別子の受信者である場合の使用頻度に基づいて、常用通信識別子を特定してもよい。他のユーザにとっては、当該ユーザと連絡する時に、他のユーザが送信者になり、当該ユーザが受信者となる。このため、他のユーザにとっては、受信者となる通信識別子を常用通信識別子とすることが便利である。このため、当該方法による常用通信識別子の特定がもっと正確になる。
【0046】
例えば、ユーザaは通信識別子1〜3を所有している。この場合、通信識別子1〜3が受信者である場合の使用頻度を計算する。例えば、通信識別子1の、当該通信識別子1が送信者である場合の通信履歴が50個であり、受信者である場合の通信履歴が20個であると、受信者である場合の使用頻度は20である。通信識別子2の、当該通信識別子2が送信者である場合の通信履歴が10個であり、受信者である場合の通信履歴が60個であると、受信者である場合の使用頻度は60である。通信識別子3の、当該通信識別子3が送信者である場合の通信履歴が30個であり、受信者である場合の通信履歴が30個であると、受信者である場合の使用頻度は30である。この場合、通信識別子2の受信者である場合の使用頻度が最も高く、これは、他のユーザが常に通信識別子2を使用してユーザaと連絡することを意味するため、通信識別子2を常用通信識別子と特定すると、他のユーザのユーザaとの連絡を便利にすることができる。
【0047】
方法B:
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の送信者である場合に対応する使用頻度を特定する。
前記各通信識別子の送信者である場合に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定する。
【0048】
本実施例においては、通信識別子が送信者である場合の使用頻度に基づいて、常用通信識別子を特定してもよい。当該方法によって特定した常用通信識別子は、ユーザが他のユーザと連絡する時に常に使用する通信識別子であるため、当該通信識別子を使用した当該ユーザとの連絡の成功率もより高い。また、他のユーザから取得した通信履歴がより少ないと、つまり、使用頻度の計算に用いられる基礎データがより少ないと、計算結果が充分に正確にならないおそれがある。このような場合に、送信者である場合の使用頻度を計算すると、全部の使用頻度を計算する場合と比較して、結果がより正確で、より信頼になる。
【0049】
一実施例において、ステップ102、及びステップ103において、方法Cを参考してもよい。送信者である場合の使用頻度と受信者である場合の使用頻度とを比較する。
【0050】
方法C:
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者である場合と受信者である場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定する。
各通信識別子毎に、当該通信識別子の、送信者である場合と受信者である場合のそれぞれに対応する使用頻度に基づいて、当該通信識別子が常用受信者の通信識別子であるか否かを判断する。
当該通信識別子が常用受信者の通信識別子である場合、当該通信識別子を使用頻度が最も高い通信識別子と特定する。
【0051】
例えば、ユーザaは通信識別子1〜3が所有している。この場合、通信識別子1〜3の、受信者である場合と送信者である場合の使用頻度をそれぞれ統計する。例えば、通信識別子1の、当該通信識別子1が送信者である場合の通信履歴は50個であり、受信者である場合の通信履歴は20個である。通信識別子2の、当該通信識別子2が送信者である場合の通信履歴は10個であり、受信者である場合の通信履歴は60個である。通信識別子3の、当該通信識別子3が送信者である場合の通信履歴は30個であり、受信者である場合の通信履歴は30個である。通信識別子1の送信者である場合の使用頻度は、(50/20)*(70/(70+70+60))=0.875であり、通信識別子1の受信者である場合の使用頻度は、(20/50)*(70/(70+70+60))=0.14であり、通信識別子1の送信者である場合の使用頻度が、受信者である場合の使用頻度より高く、これは、通信識別子1は主に情報の送信に用いられることを示している。通信識別子2の送信者である場合の使用頻度は、(10/60)*(70/(70+70+60))=0.058であり、通信識別子2の受信者である場合の使用頻度は、(60/10)*(70/(70+70+60))=2.1であり、これは、通信識別子2は主に情報の受信に用いられることを、説明する。通信識別子3の送信者である場合の使用頻度は、(30/30)*(60/(70+70+60))=0.3であり、通信識別子3の受信者である場合の使用頻度は、(30/30)*(60/(70+70+60))=0.3であり、これは、通信識別子3の、受信者である場合と送信者である場合の使用頻度がより平均的であり、また、通信識別子1の送信者である場合の使用頻度、及び通信識別子2の受信者である場合の使用頻度より低いことを説明する。
【0052】
通信識別子2の、受信者である場合の使用頻度が、受信者である場合の使用頻度よりも顕著に大きい(即ち、両者の差分が予め設定した閾値より大きい)ので、通信識別子2を常用通信識別子と特定する。
【0053】
本実施例においては、常に受信者として使用する通信識別子を、常用通信識別子とすることにより、他のユーザのユーザaとの連絡が便利になり、連絡の成功率を高めることができる。
【0054】
一実施例において、受信者として使用する場合の作用を顕著にするために、受信者である場合の通信履歴と送信者である場合の通信履歴に対して、互いに異なる重み値を設定してもよい。この場合、ステップ102において、方法Dを参考してもよい。
【0055】
方法D:
予め設定した第1重み値、及び取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の送信者である場合に対応する使用頻度を特定する。
予め設定した第2重み値、及び取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の受信者である場合に対応する使用頻度を特定する。
ここで、第2重み値は、第1重み値より大きい。
【0056】
本実施例においては、受信者である場合の通信履歴により大きい重み値を設定することにより、受信者として利用する場合の作用を顕著にして、常用通信識別子をさらに正確に特定することができる。
【0057】
一実施例において、ステップ102、及びステップ103において、さらに、方法Eを採用してもよい。送信者である場合の使用頻度と受信者である場合の使用頻度とを比較する。
【0058】
方法E:
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者である場合と受信者である場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定する。
各通信識別子毎に、当該通信識別子の、当該通信識別子が送信者である場合の使用頻度と、当該通信識別子が受信者である場合の使用頻度との差分が、予め設定した差分の範囲(例えば、-0.5〜0.5)内にいるか否かを判断する。
送信者である場合の使用頻度と受信者である場合の使用頻度との差分が予め設定した差分の範囲内にある場合、当該通信識別子を受信者と特定する同時に、当該通信識別子の使用頻度を特定する。
受信者と特定した通信識別子の中で、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定する。
【0059】
本実施例において、通信識別子が受信者である場合の優先度が、送信者である場合の優先度よりも高い。もし、送信者である場合の使用頻度が、受信者である場合の使用頻度より顕著に高くないと、通信識別子を受信者と特定して、最も高い使用頻度の比較に参加させることにより、常用通信識別子をもっと正確に特定できる。
【0060】
一実施例において、ステップ102、及びステップ103において、さらに、方法Fを採用してもよい。
【0061】
方法F:
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度を特定する。
各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度の中の最も高い使用頻度を特定する。
受信者である場合の最も高い使用頻度が予め設定した受信者閾値より大きいか否かを判断する。
受信者である場合の最も高い使用頻度が予め設定した受信者閾値より大きい場合、受信者である場合の最も高い使用頻度に対応する通信識別子を常用通信識別子と特定する。
【0062】
本実施例において、あるユーザの友達にとっては、当該ユーザは、一般的に、通信の受信者であるため、当該ユーザの通信識別子が受信者である場合の使用頻度に注目して、これに基づいて、当該通信識別子が常用通信識別子であるか否かを判断する。当該方法によって特定した常用通信識別子は、友達の当該ユーザとの連絡を、もっと便利で、もっと正確にすることができる。
【0063】
一実施例において、ステップ102において、さらに、方法Gを採用してもよい。
【0064】
方法G:
通信履歴の接続状態、及び接続状態に対応する重み値に基づいて、各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度を特定する。
ここで、通信履歴はコール履歴であり、接続状態には、コール信号が接続され、且つ相手が応答した状態、コール信号が接続されたが相手が応答しなかった状態、及びコール信号が接続されなかった状態が含まれており、当該三つの状態は、それぞれ、第3重み値、第4重み値、及び第5重み値に対応し、第3重み値は第4重み値より大きく、第4重み値は第5重み値より大きい。
【0065】
本実施例においては、コール状態を細分化して、互いに異なるコール状態に、異なる重み値を設定してもよい。コール信号が接続され、且つ相手が応答した状態に、最も高い重み値を設定する。このように取得した使用頻度は、より正確になり、特定された常用通信識別子は、より正確になるため、ユーザの友達の当該ユーザとの連絡がより便利になる。
【0066】
一実施例において、ステップ102の実現方法は、さらに、方法Hを採用してもよい。
【0067】
方法H:
取得した予め設定した期間内の前記通信履歴において各通信履歴の発生時間と発生回数とに基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定する。
【0068】
本実施例においては、時間と発生回数を組み合わせて、重み値を設定する。即ち、発生時間が現在と近いほど、当該通信履歴に対応する重み値がより大きく、これに対し、発生時間が現在と遠いほど、通信履歴に対応する重み値がより小さい。重み値の大きさは、時間に対して線形変化する。ここで、1次元の線形変化、又は2次元の線形変化であってもよい。
【0069】
例えば、現在から一ヶ月内で発生した通信履歴に対応する重み値は100であり、二ヶ月から六ヶ月内で発生した通信履歴に対応する重み値は50であり、六ヶ月から一年内に発生した通信履歴に対応する重み値は5である。現在から一年後に発生した通信履歴に対応する重み値は0である。
【0070】
一実施例において、方法A〜Hを、自由に組み合わせてもよい。
【0071】
一実施例において、使用頻度を統計する時に、通信履歴を細分化してもよい。例えば、通信履歴はコール履歴であり、コール信号が接続され、且つ相手が応答した状態の通信履歴の重み値は、コール信号が接続されたが相手が応答しなかった状態の通信履歴の重み値よりも、大きい。コール信号が接続されたが相手が応答しなかった状態の通信履歴の重み値は、コール信号が接続されなかった状態の通信履歴の重み値よりも、大きい。
【0072】
また、例えば、通信履歴はEメール履歴であると、もし、あるEメール履歴内に、当該Eメールに対する返信、或は転送が記録されていると、当該Eメール履歴の重み値は、返信、或は転送が記録されていないEメール履歴の重み値よりも、大きい。
【0073】
また、例えば、通信履歴はIM履歴であると、予め設定した期間内に返信があるIM履歴の重み値は、予め設定した期間内に返信がないIM履歴の重み値よりも、大きい。
【0074】
以下、いくつかの実施例によって、通信識別子処理の実現過程を詳細に説明する。
【0075】
図2は、一例示的な実施例に係る通信識別子処理方法を示すフローチャートである。図2に示すように、当該方法は、移動端末によって実現されてもよい。当該方法は、以下のステップを含む。
【0076】
ステップ201において、ローカルと他のユーザから通信履歴を取得する。
【0077】
ステップ202において、取得した通信履歴の中から、自分に対応する通信識別子に関連する通信履歴を選別する。即ち、自分に対応する通信識別子が送信者である場合と受信者である場合との通信履歴を選別する。
【0078】
ステップ203において、選別した通信履歴の発生時間と発生回数とに基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定する。
【0079】
ステップ204において、各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定する。
【0080】
ステップ205において、前記常用通信識別子に基づいてマーク命令を生成し、前記マーク命令を、前記現在のユーザの通信識別子が保存された端末に送信して、前記端末が前記現在のユーザの常用通信識別子にマークを付するようにする。
【0081】
他のユーザは、受信した通信識別子を常用通信識別子にマークを付する。
【0082】
本実施例においては、移動端末の観点から、通信識別子処理の実現過程を説明した。時間、発生回数、等を組み合わせて、多次元によって使用頻度を計算することにより、取得した使用頻度がより正確になり、特定した常用通信識別子も、より正確になる。
【0083】
図3は、一例示的な実施例に係る通信識別子処理方法を示すフローチャートである、図3に示すように、当該方法は、サーバによって実現されてもよい。当該方法は、以下のステップを含む。
【0084】
ステップ301において、複数のユーザから、通信履歴を取得する。
【0085】
サーバは、各々のユーザに対して、続いて以下のステップを実行する。
【0086】
ステップ302において、取得した通信履歴の中から、当該ユーザに対応する通信識別子に関連する通信履歴を選別する。
【0087】
例えば、サーバは、ユーザによりIMアカウント番号1を使用して送信された通信履歴を受信する。また、サーバのローカルには、IMアカウント番号1に紐付けられた電話番号1、電話番号2、Eメール1、及びEメール2が保存されている。サーバは、IMアカウント番号1、電話番号1、電話番号2、Eメール1、及びEメール2に対応する通信履歴を選別する。IMアカウント番号、電話番号、及びEメールにそれぞれ対応する通信履歴を、さらに細分化してもよい。
【0088】
ステップ303において、選別した通信履歴の発生時間と発生回数に基づいて、各通信識別子の送信者である場合と受信者である場合に対応する使用頻度を特定する。
【0089】
ステップ304において、各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、常用受信者の通信識別子を特定する。
【0090】
例えば、サーバは、IMアカウント番号1、電話番号1、電話番号2、Eメール1、及びEメール2のそれぞれに対応する使用頻度の中から、使用頻度が最も高い通信識別子を特定してもよい。より適当な連絡方法を特定できる。例えば、使用頻度が最も高い通信識別子がIMアカウント番号1であることは、IMの方法は、電話とEメールの方法より、当該ユーザとより容易に連絡できることを示している。
【0091】
或は、サーバは、使用頻度が最も高い通信識別子を区分して特定する。例えば、サーバは、電話番号1と電話番号2とのそれぞれに対応する使用頻度の中から、使用頻度が最も高い通信識別子を特定する。
【0092】
ステップ305において、当該常用受信者の通信識別子を、使用頻度が最も高い通信識別子と特定する。
【0093】
ステップ306において、前記常用通信識別子に基づいてマーク命令を生成し、前記マーク命令を前記現在のユーザ通信識別子が保存された端末に送信する。
【0094】
本実施例においては、サーバの観点から、通信識別子処理の実現過程を説明した。サーバは、ネットワーク中の複数のユーザに対して、常用通信識別子の特定を行うことができる。サーバが取得した通信履歴は、より多くて、より包括的であるため、使用頻度を計算する效率がより高い。
【0095】
上記の説明によって、通信識別子処理の実現過程を了解した。当該過程は、移動端末、或はサーバによって実現される。以下、機器の内部構成と機能を説明する。
【0096】
図4は、一例示的な実施例に係る通信識別子処理装置を示す模式図である。図4を参照すると、当該装置は、取得モジュール401、頻度モジュール402、特定モジュール403、及び送信モジュール404を備える。当該装置は、移動端末、或はサーバであってもよい。
【0097】
取得モジュール401は、現在のユーザの複数の通信識別子に関連する通信履歴を取得する。
【0098】
頻度モジュール402は、取得した前記通信履歴に基づいて、前記複数の通信識別子において各通信識別子に対応する使用頻度を特定する。
【0099】
特定モジュール403は、各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定する。
【0100】
送信モジュール404は、前記常用通信識別子に基づいてマーク命令を生成し、前記マーク命令を、前記現在のユーザの通信識別子が保存された端末に送信して、前記端末が前記現在のユーザの常用通信識別子にマークを付するようにする。
【0101】
一実施例において、図5図6に示すように、前記頻度モジュール402は、第1頻度サブモジュール4021を備える。
【0102】
第1頻度サブモジュール4021は、取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者、或は送信者である場合に対応する使用頻度を特定する。
【0103】
前記特定モジュール403は、第1特定サブモジュール4031を備える。
【0104】
第1特定サブモジュール4031は、前記各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者、或は送信者である場合に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定する。
【0105】
一実施例において、図7図8に示すように、前記頻度モジュール402は、第2頻度サブモジュール4022を備える。
【0106】
第2頻度サブモジュール4022は、取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者である場合と受信者である場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定する。
【0107】
前記特定モジュール403は、第1判断サブモジュール4034、第2特定サブモジュール4032、及び第3特定サブモジュール4033を備える。
【0108】
第1判断サブモジュール4034は、各通信識別子毎に、当該通信識別子の、当該通信識別子が送信者である場合の使用頻度と、当該通信識別子が受信者である場合の使用頻度との差分が、予め設定した差分の範囲内にあるか否かを判断する。
【0109】
第2特定サブモジュール4032は、送信者である場合の使用頻度と受信者である場合の使用頻度との差分が予め設定した差分の範囲内にある場合、当該通信識別子を受信者と特定する同時に、当該通信識別子の使用頻度を特定する。
【0110】
第3特定サブモジュール4033は、受信者と特定した通信識別子の中で、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定する。
【0111】
一実施例において、図9Aに示すように、前記第2頻度サブモジュール4022は、第1頻度サブサブモジュール40221、及び第2頻度サブサブモジュール40222を備える。
【0112】
第1頻度サブサブモジュール40221は、予め設定した第1重み値、及び取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の送信者である場合に対応する使用頻度を特定する。
【0113】
第2頻度サブサブモジュール40222は、予め設定した第2重み値、及び取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度を特定する。
【0114】
ここで、第2重み値は、第1重み値よりも、大きい。
【0115】
一実施例において、前記第2頻度サブモジュール4022は、取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者である場合と受信者である場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定する。図9Bに示すように、前記特定モジュール403は、第4特定サブモジュール4035、第2判断サブモジュール4036、及び第5特定サブモジュール4037を備える。
【0116】
第4特定サブモジュール4035は、各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度の中の最も高い使用頻度を特定する。
【0117】
第2判断サブモジュール4036は、受信者である場合の最も高い使用頻度が予め設定した受信者閾値より大きいか否かを判断する。
【0118】
第5特定サブモジュール4037は、受信者である場合の最も高い使用頻度が予め設定した受信者閾値より大きい場合、受信者である場合の最も高い使用頻度に対応する通信識別子を常用通信識別子と特定する。
【0119】
一実施例において、図9Cに示すように、前記特定モジュール403は、第6特定サブモジュール4038を備える。
【0120】
第6特定サブモジュール4038は、通信履歴の接続状態、及び接続状態に対応する重み値に基づいて、各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度を特定する。
【0121】
ここで、通信履歴はコール履歴であり、接続状態には、コール信号が接続され、且つ相手が応答した状態、コール信号が接続されたが相手が応答しなかった状態、及びコール信号が接続されなかった状態が含まれており、当該三つの状態は、それぞれ、第3重み値、第4重み値、及び第5重み値に対応し、第3重み値は第4重み値より大きく、第4重み値は第5重み値より大きい。
【0122】
一実施例において、図10に示すように、前記頻度モジュール402は、第3頻度サブモジュール4023を備える。
【0123】
第3頻度サブモジュール4023は、取得した前記通信履歴に基づいて、各通信履歴の発生時間と発生回数、各通信識別子に対応する使用頻度を特定する。
【0124】
上記の実施例の装置について、その各モジュールが実行する操作の具体的な形態は既に当該方法に関する実施例において詳細に説明したため、ここでは詳細に説明しない。
【0125】
図11は、例示的な一実施例に係る通信識別子処理装置1100を示すブロック図である。例えば、装置1100は、携帯電話、コンピューター、デジタル放送端末、メッセージ送受信デバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタント等であってもよい。
【0126】
図11を参照して、装置1100は、プロセスアセンブリ1102、メモリ1104、電源アセンブリ1106、マルチメディアアセンブリ1108、オーディオアセンブリ1110、入出力(I/ O)インターフェイス1112、センサアセンブリ1114、及び通信アセンブリ1116のような一つ以上のアセンブリを含んでよい。
【0127】
プロセスアセンブリ1102は、一般的には装置1100の全体の操作を制御するものであり、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び履歴操作と関連する操作を制御する。プロセスアセンブリ1102は、一つ以上のプロセッサ1120を含み、これらによって命令を実行することにより、上記の方法の全部、或は一部のステップを実現するようにしてもよい。なお、プロセスアセンブリ1102は、一つ以上のモジュールを含み、これらによってプロセスアセンブリ1102と他のアセンブリの間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。例えば、プロセスアセンブリ1102は、マルチメディアモジュールを含み、これらによってマルチメディアアセンブリ1108とプロセスアセンブリ1102の間の指示を容易にするようにしてもよい。
【0128】
メモリ1104は、各種類のデータを記憶することにより装置1100の操作を支援するように構成される。これらのデータの例は、装置1100において操作されるいくつかのアプリケーションプログラム又は方法の命令、連絡対象データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ1104は、いくつかの種類の揮発性メモリ、不揮発性メモリ記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよく、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM( Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクである。
【0129】
電源アセンブリ1106は、装置1100の様々なアセンブリに電力を供給する。電源アセンブリ1106は、電源管理システム、一つ以上の電源、及び装置1100における電力の生成、管理及び割り当てに関連する他のアセンブリを含んでもよい。
【0130】
マルチメディアアセンブリ1108は、前記装置1100とユーザの間に一つの出力インターフェイスを提供するスクリーンを含む。上記の実施例において、スクリーンは液晶モニター(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含むことにより、スクリーンはタッチスクリーンを実現することができ、ユーザからの入力信号を受信することができる。タッチパネルは一つ以上のタッチセンサを含んでおり、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを検出することができる。前記タッチセンサは、タッチ、或はスライドの動作の境界だけでなく、前記のタッチ、或はスライド操作に係る継続時間及び圧力も検出できる。上記の実施例において、マルチメディアアセンブリ1108は、一つのフロントカメラ、及び/又はリアカメラを含む。装置1100が、例えば撮影モード、或はビデオモード等の操作モードにある場合、フロントカメラ、及び/又はリアカメラは外部からマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラとリアカメラのそれぞれは、一つの固定型の光レンズ系、或は可変焦点距離と光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0131】
オーディオアセンブリ1110は、オーディオ信号を入出力するように構成されてもよい。例えば、オーディオアセンブリ1110は、一つのマイク(MIC)を含み、装置1100が、例えば呼出しモード、履歴モード、及び音声認識モード等の操作モードにある場合、マイクは外部のオーディオ信号を受信することができる。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ1104に記憶されたり、通信アセンブリ1116を介して送信されたりされる。上記の実施例において、オーディオアセンブリ1110は、オーディオ信号を出力するための一つのスピーカーをさらに含む。
【0132】
入出力インターフェイス1112は、プロセスアセンブリ1102と周辺インターフェイスモジュールの間にインターフェイスを提供するものであり、上記周辺インターフェイスモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、起動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0133】
センサアセンブリ1114は、装置1100に各方面の状態に対する評価を提供するための一つ以上のセンサを含む。例えば、センサアセンブリ1114は、装置1100のON/OFF状態、装置1100のディスプレイとキーパッドのようなアセンブリの相対的な位置決めを検出できる。また、例えば、センサアセンブリ1114は、装置1100、或は装置1100の一つのアセンブリの位置変更、ユーザと装置1100とが接触しているか否か、装置1100の方位、又は加速/減速、装置1100の温度の変化を検出できる。センサアセンブリ1114は、何れの物理的接触がない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサアセンブリ1114は、撮影アプリケーションに適用するため、CMOS、又はCCD図像センサのような光センサを含んでもよい。上記の実施例において、当該センサアセンブリ1114は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。
【0134】
通信アセンブリ1116は、装置1100と他の機器の間に有線、又は無線形態の通信を提供する。装置1100は、例えばWiFi、2G、3G、或はこれらの組み合わせのような、通信規格に基づいた無線ネットワークに接続されてもよい。一つの例示的な実施例において、通信アセンブリ1116は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号、又は放送に関連する情報を受信する。一つの例示的な実施例において、前記通信アセンブリ1116は、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含むことにより、近距離通信を推進するようにする。例えば、NFCモジュールは、RFID(Radio Frequency IDentification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra Wide Band)技術、BT(Bluetooth(登録商標))技術、他の技術に基づいて実現できる。
【0135】
例示的な実施例において、装置1100は、一つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されることにより、上記の図1、若しくは、図2Aに示したイメージ切替方法を実行することができる。
【0136】
例示的な実施例において、さらに、命令を含むコンピュータ読取り可能な非一時的な履歴媒体、例えば命令を含むメモリ1104を提供しており、装置1100のプロセッサ1120により上記命令を実行して上記方法を実現する。例えば、前記コンピュータ読取り可能な非一時的な履歴媒体は、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ記憶デバイス等である。
【0137】
通信識別子処理装置は、
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのメモリと
を備え、
前記プロセッサは、
現在のユーザの複数の通信識別子に関連する通信履歴を取得するステップと、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップと、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップと、
前記使用頻度が最も高い通信識別子と、送信する通信識別子が常用の通信識別子であることを前記現在のユーザ以外の他のユーザに通知するための、予め設定したマークとを、前記他のユーザに送信するステップと
を実行するように構成されてもよい。
【0138】
前記プロセッサは、さらに、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者、或は送信者である場合に対応する使用頻度を特定するステップを含み、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップは、
前記各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者、或は送信者である場合に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップを含む
ように構成されてもよい。
【0139】
前記プロセッサは、さらに、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者である場合と受信者である場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定するステップを含み、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップは、
各通信識別子毎に、当該通信識別子の、送信者である場合と受信者分である場合にそれぞれ対応する使用頻度に基づいて、当該通信識別子が常用受信者の通信識別子であるか否かを判断するステップと、
当該通信識別子が常用受信者の通信識別子である場合、当該通信識別子を使用頻度が最も高い通信識別子と特定するステップとを含む
ように構成されてもよい。
【0140】
前記プロセッサは、さらに、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者である場合と受信者である場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定するステップは、
予め設定した第1重み値、及び取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の送信者である場合に対応する使用頻度を特定するステップと、
予め設定した第2重み値、及び取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度を特定するステップとを含み、
ここで、第2重み値は、第1重み値よりも大きい
ように構成されてもよい。
【0141】
前記プロセッサは、さらに、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、中各通信履歴の発生時間と発生回数、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップを含む
ように構成されてもよい。
【0142】
コンピュータ読取り可能な非一時的な履歴媒体は、当該履歴媒体中の命令が移動端末のプロセッサによって実行される際に、移動端末に通信識別子処理方法を実行させることができる。
【0143】
前記方法は、
現在のユーザの複数の通信識別子に関連する通信履歴を取得するステップと、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップと、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップと、
前記使用頻度が最も高い通信識別子と、送信する通信識別子が常用の通信識別子であることを前記現在のユーザ以外の他のユーザに通知するための、予め設定したマークとを、前記他のユーザに送信するステップと
を備える。
【0144】
前記履歴媒体中の命令によると、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者、或は送信者である場合に対応する使用頻度を特定するステップを含み、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップは、
前記各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者、或は送信者である場合に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップを含む。
【0145】
前記履歴媒体中の命令によると、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者である場合と受信者である場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定するステップを含み、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップは、
各通信識別子毎に、当該通信識別子の、送信者である場合と受信者分である場合にそれぞれ対応する使用頻度に基づいて、当該通信識別子が常用受信者の通信識別子であるか否かを判断するステップと、
当該通信識別子が常用受信者の通信識別子である場合、当該通信識別子を使用頻度が最も高い通信識別子と特定するステップとを含む。
【0146】
前記履歴媒体中の命令によると、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者である場合と受信者である場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定するステップは、
予め設定した第1重み値、及び取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の送信者である場合に対応する使用頻度を特定するステップと、
予め設定した第2重み値、及び取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度を特定するステップを含み、
ここで、第2重み値は、第1重み値よりも、大きい。
【0147】
前記履歴媒体中の命令によると、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、中各通信履歴の発生時間と発生回数、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップを含む。
【0148】
図12は、例示的な一実施例に係る通信識別子処理装置1200を示すブロック図である。例えば、装置1200をサーバとして提供してもよい。図38を参照すると、装置1200は、プロセスアセンブリ1222を備える。当該プロセスアセンブリ1222は、一つ以上のプロセッサ、及びメモリ1232を代表とするメモリリソースを、さらに備える。当該メモリリソースは、プロセスアセンブリ1222によって実行される、例えばアプリケーションプログラムのような命令を保存する。メモリ1232中に保存されたアプリケーションプログラムには、それぞれ一つの命令のセットに対応する一つ以上のモジュールを含まれてもよい。なお、プロセスアセンブリ1222は、命令を実行することにより、上記の通信識別子処理方法を実行する。
【0149】
装置1200は、装置1200の電源を管理するための一つの電源アセンブリ1226、装置1200をネットワークに接続させるための一つの有線又は無線のネットワークインターフェイス1250、及び、一つの入出力インターフェイス1258を備えてもよい。装置1200は、メモリ1232に保存された、例えば、Windows(登録商標) ServerTM、Mac OS XTM、Unix(登録商標)TM, Linux(登録商標)TM、FreeBSDTMのようなオペレーティング・システムによって、操作を行うことができる。
【0150】
通信識別子処理装置は、
プロセッサと、
前記プロセッサが実行可能な命令を記憶するためのメモリと
を備え、
前記プロセッサは、
現在のユーザの複数の通信識別子に関連する通信履歴を取得するステップと、
取得した前記通信履歴に基づいて、前記複数の通信識別子において各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップと、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定するステップと、
前記常用通信識別子に基づいてマーク命令を生成し、前記マーク命令を、前記現在のユーザの通信識別子が保存された端末に送信して、前記端末が前記現在のユーザの常用通信識別子にマークを付するようにするステップと
を含むように構成される。
【0151】
前記プロセッサは、さらに、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者、或は送信者である場合に対応する使用頻度を特定するステップを含み、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップは、
前記各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者、或は送信者である場合に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップを含む。
ように構成されてもよい。
【0152】
前記プロセッサは、さらに、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者である場合と受信者である場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定するステップを含み、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップは、
各通信識別子毎に、当該通信識別子の、送信者である場合と受信者分である場合にそれぞれ対応する使用頻度に基づいて、当該通信識別子が常用受信者の通信識別子であるか否かを判断するステップと、
当該通信識別子が常用受信者の通信識別子である場合、当該通信識別子を使用頻度が最も高い通信識別子と特定するステップとを含む
ように構成されてもよい。
【0153】
前記プロセッサは、さらに、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者である場合と受信者である場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定するステップは、
予め設定した第1重み値、及び取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の送信者である場合に対応する使用頻度を特定するステップと、
予め設定した第2重み値、及び取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度を特定するステップを含み、
ここで、第2重み値は、第1重み値よりも、大きい
ように構成されてもよい。
【0154】
前記プロセッサは、さらに、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、中各通信履歴の発生時間と発生回数、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップを含む
ように構成されてもよい。
【0155】
コンピュータ読取り可能な非一時的な履歴媒体は、当該履歴媒体中の命令が移動端末のプロセッサによって実行される際に、移動端末に通信識別子処理方法を実行させることができる。
【0156】
前記方法は、
現在のユーザの複数の通信識別子に関連する通信履歴を取得するステップと、
取得した前記通信履歴に基づいて、前記複数の通信識別子において各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップと、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を常用通信識別子と特定するステップと、
前記常用通信識別子に基づいてマーク命令を生成し、前記マーク命令を、前記現在のユーザの通信識別子が保存された端末に送信して、前記端末が前記現在のユーザの常用通信識別子にマークを付するようにするステップと
を含む。
【0157】
前記履歴媒体中の命令によると、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者、或は送信者である場合に対応する使用頻度を特定するステップを含み、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップは、
前記各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者、或は送信者である場合に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップを含む。
【0158】
前記履歴媒体中の命令によると、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者である場合と受信者である場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定するステップを含み、
前記各通信識別子に対応する使用頻度に基づいて、使用頻度が最も高い通信識別子を特定するステップは、
各通信識別子毎に、当該通信識別子の、送信者である場合と受信者分である場合にそれぞれ対応する使用頻度に基づいて、当該通信識別子が常用受信者の通信識別子であるか否かを判断するステップと、
当該通信識別子が常用受信者の通信識別子である場合、当該通信識別子を使用頻度が最も高い通信識別子と特定するステップとを含む。
【0159】
前記履歴媒体中の命令によると、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、前記各通信識別子が送信者である場合と受信者である場合とのそれぞれに対応する使用頻度を特定するステップは、
予め設定した第1重み値、及び取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の送信者である場合に対応する使用頻度を特定するステップと、
予め設定した第2重み値、及び取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子の、当該各通信識別子が受信者である場合に対応する使用頻度を特定するステップを含み、
ここで、第2重み値は、第1重み値よりも、大きい。
【0160】
前記履歴媒体中の命令によると、
取得した前記通信履歴に基づいて、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップは、
取得した前記通信履歴に基づいて、中各通信履歴の発生時間と発生回数、各通信識別子に対応する使用頻度を特定するステップを含む。
当業者は、明細書を検討して本発明を実践した後、本発明の他の実施案を容易に考え出すことができる。本願は、本発明のいずれの変形、用途、又は適応的な変更をカバーすることを狙っているし、これらの変形、用途、又は適応的な変更は、本発明の一般的な原理に従い、また、本発明は公開していない当業界の公知の知識又は通常の技術手段を含む。明細書と実施例はただ例示として考慮され、本発明の本当の範囲と精神は以下の特許請求の範囲に記載される。
【0161】
本発明は上記に記述され、また図面で示した正確な構成に限定されず、その範囲を逸脱しない限り多様な置換えと変更を行うことができると、理解するべきである。本発明の範囲は添付の特許請求の範囲のみにより限定される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9A
図9B
図9C
図10
図11
図12