特許第6166172号(P6166172)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6166172
(24)【登録日】2017年6月30日
(45)【発行日】2017年7月19日
(54)【発明の名称】猫用歯みがき遊具
(51)【国際特許分類】
   A01K 15/02 20060101AFI20170710BHJP
【FI】
   A01K15/02
【請求項の数】7
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-267666(P2013-267666)
(22)【出願日】2013年12月25日
(65)【公開番号】特開2015-122971(P2015-122971A)
(43)【公開日】2015年7月6日
【審査請求日】2016年10月3日
(73)【特許権者】
【識別番号】591230620
【氏名又は名称】株式会社ペッツルート
(74)【代理人】
【識別番号】100061745
【弁理士】
【氏名又は名称】安田 敏雄
(74)【代理人】
【識別番号】100120341
【弁理士】
【氏名又は名称】安田 幹雄
(72)【発明者】
【氏名】中西 克司
(72)【発明者】
【氏名】南野 貞仲
(72)【発明者】
【氏名】奥野 綾香
【審査官】 坂田 誠
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3064863(JP,U)
【文献】 実開平4−2257(JP,U)
【文献】 実開平2−120155(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3021711(JP,U)
【文献】 実開平4−68667(JP,U)
【文献】 特開2001−299124(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0261231(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 15/02
A01K 29/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
中身を取り出した中空卵形の天然繭と、この天然繭の外面に付着された包囲材とを有しており、前記包囲材は前記天然繭よりも歯が入りやすいアミ状の素材により形成されていることを特徴とする猫用歯みがき遊具。
【請求項2】
前記包囲材は前記天然繭のまわりを取り巻く輪形に巻き付けてあり、前記包囲材が形成する輪形の内側には、前記天然繭の繭層外面が露出することによる柔軟部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の猫用歯みがき遊具。
【請求項3】
前記包囲材は、天然繊維を素材とする繊維構造体によって紐状又は平紐状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の猫用歯みがき遊具。
【請求項4】
前記天然繭には繭層の内面との衝突で音を発生させる鳴子挿入用の開口が形成されており、前記鳴子を挿入後の開口が前記包囲材によって封鎖されていることを特徴とする請求項3に記載の猫用歯みがき遊具。
【請求項5】
前記鳴子はマタタビの実によって形成されていることを特徴とする請求項4に記載の猫用歯みがき遊具。
【請求項6】
前記包囲材に対して吊り索又は振り棒が連結されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の猫用歯みがき遊具。
【請求項7】
前記包囲材には、踊り索が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の猫用歯みがき遊具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、猫じゃらしなどとして好適に使用することができる猫用歯みがき遊具に関する。
【背景技術】
【0002】
猫などのペットに対し、ストレス発散や運動不足解消、飼い主等とのスキンシップ向上などを図るためのペット用品として、マスコット状の小物を紐の先に取り付け、この紐を棒の先端に結び止めた「ペット用遊具」が知られている(例えば、特許文献1等参照)。この種のペット用遊具は、飼い主等が棒を振って紐を揺らし、紐の先の小物が走り回っているかのように見せたり、飼い主等の方を目がけて小物が走り寄ってくるかのように見せかけたりして、ペットの興味を引きつける使い方をする。
【0003】
一方、猫が抱き付いたり転がしたりして遊ぶようにしたダルマ人形(起き上がりこぼし)のような遊具も公知である(例えば、特許文献2等参照)。この遊具では、猫の興味を持続させるために、遊具内にマタタビの葉の粉末などを封入して芳香を放たせることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開昭61−158153号公報
【特許文献2】特開2002−78430号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来公知の様々なペット用遊具において、共通した使用目的とするところは、ペットのストレス発散や運動不足解消等にある。それがために、ペットを飽きないための工夫は種々様々に採用されていた。例えば、猫用遊具では、猫が遊具を追い掛け、抱き付き、転がし等することは野性的な習性を利用したものと言えるものであり、一方で、マタタビなどによる芳香を放たせることは嗜好性を利用したものと言える。しかしながら、このような工夫があったとしても、猫が一旦、遊具を掴まえてしまえば遊具自体が動くわけではないので、飼い主等が猫から遊具を無理矢理に奪い取る等しない限り、猫のじゃれつき行動は、その時点で尽きてしまう。そして、従来公知の各種ペット用遊具は、このような効果が得られた時点を目的上の達成点とするものであって、それ以上の効果が得られることは殆どない。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、猫の本能を多角的に利用することによって猫自身に更に一層強い興味を惹起させ、じゃれさせることで、猫の歯の健康に配慮できるようにする新規な猫用歯みがき遊具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係る猫用歯みがき遊具は、中身を取り出した中空卵形の天然繭と、この天然繭の外面に付着された包囲材とを有しており、前記包囲材は前記天然繭よりも歯が入りやすいアミ状の素材により形成されていることを特徴とする。天然繭は、猫に動物の毛や虫の産物などを好んで噛む本能があることを利用して、じゃれつきや噛み付きを誘発させるためのものと言える。
【0008】
前記包囲材は前記天然繭のまわりを取り巻く輪形に巻き付けてあり、前記包囲材が形成する輪形の内側には、前記天然繭の繭層外面が露出することによる柔軟部が形成されたものとするのが好適である。
前記包囲材は、天然繊維を素材とする繊維構造体によって紐状又は平紐状に形成されたものとするのが好適である。
【0009】
前記天然繭には繭層の内面との衝突で音を発生させる鳴子挿入用の開口が形成されており、前記鳴子を挿入後の開口が前記包囲材によって封鎖されたものとすることができる。
この場合、前記鳴子はマタタビの実によって形成することが好適である。
前記包囲材に対して吊り索又は振り棒が連結されたものとしてもよい。
この場合、前記包囲材には、踊り索が設けられたものが好適である。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る猫用歯みがき遊具は、猫の本能を多角的に利用することによって猫自身に更に一層強い興味を惹起させ、じゃれさせることで猫の歯の健康に配慮できるようになっている。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明に係る猫用歯みがき遊具の第1実施形態を示した斜視図である。
図2】本発明に係る猫用歯みがき遊具の側断面図である。
図3】本発明に係る猫用歯みがき遊具に採用される天然繭について表面性状を模式的に説明した側面図である。
図4】本発明に係る猫用歯みがき遊具の第2実施形態を示した斜視図である。
図5】本発明に係る猫用歯みがき遊具の第3実施形態を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1乃至図3は、本発明に係る猫用歯みがき遊具1の第1実施形態を示している。この猫用歯みがき遊具1は、天然繭2とこの天然繭2の外面に付着された包囲材3とを有している。本第1実施形態は、包囲材3に対して吊り索5が連結されており、この吊り索5の他端部が係留部6を介して振り棒7に連結されているものとしてある。また包囲材3には、吊り索5とは逆向きに延びる踊り索8が設けられたものとしてある。
【0013】
天然繭2は、図3に示すように卵形をしたものであって、中身(蚕の蛹)を取り出して中空にしてある。なお、天然繭2は、蚕が頭を振りながら糸を吐いて作るものであることから、その外面の表面性状は、8の字状を繋いだようなジグザグ状の縞模様(微小凹凸)が隙間無く形成されたものとなっている(図3はこの微小凹凸を模式的に表現したものである)。
【0014】
天然繭2から中身を取り出すに際しては、卵形の一部を切り取って開口10を形成させてある。この開口10は、卵形の長軸Pに対して斜め方向の切り口として形成してある。このようにすることで、天然繭2の外形として、可及的に多く卵形である部分が残るようにしてある。ただ、開口10を斜め方向の切り口にすることは限定されることではなく、卵形の長軸Pに対して垂直方向の切り口としたり、長軸の中央部付近で卵形に対する横穴を形成したりすることも可能である。
【0015】
天然繭2には、中身を取り出すのとは入れ代わりで、開口10から鳴子11を入れることが可能である。鳴子11を挿入後の開口10は、包囲材3によって封鎖されている。鳴子11は、木片や木の実などの天然素材をはじめ、樹脂や金属など特にその形成素材が限定されるものではない。ただ、天然素材を利用することで、万が一、猫が噛んだり飲み込んだりしたとしても、猫の健康上の安全が確保される利点がある。
【0016】
本第1実施形態では、鳴子11がマタタビの実によって形成されているものとした。この鳴子11は、天然繭2を振ったときに、繭層の内面と衝突して繭層に反響音を発生させるようになる。なお、鳴子11を鈴等により形成することも可能であり、この場合には鳴子11自体が、繭層内面との衝突で音を発生させることになる。
天然繭2を形成している繭糸は、2種類のたんぱく質(フィブロインとセリシン)を成分としていることは知られている。このうち、セリシンは繭糸を卵形に保形させる接着剤の作用を奏しているものであるが、卵形をそのまま使用している(絹糸に加工していない)ために天然繭2にはセリシンが豊富に残存している。従ってこのセリシンの特徴である水溶性や保湿性の高さも、天然繭2としてもそのまま活かされている。またセリシンは、活性酸素の働きを抑制し、チロシナーゼを阻害することで抗酸化作用に優れているとされ、これらの作用も天然繭2として活かされている。
【0017】
これに対し、フィブロインには悪臭物質や有毒物質等を吸着する作用のあることが確認されており、これらの作用も天然繭2として活かされるものである。
包囲材3は平紐状(帯状)に形成されたものであって、天然繭2の外面に当接した状態を維持しつつ、そのまわりを取り巻く輪形に巻き付けてある。従って、この包囲材3が形成する輪形の内側には、天然繭2の一部の外面が露出するようになる。
【0018】
包囲材3の形成素材は綿や麻などの天然繊維とされており、この形成素材を単独又は複合的に用いて繊維構造体(編み構造、織り構造、撚り構造など)としてある。このような形成素材によって形成された包囲材3は、天然繭2よりも歯が入りやすいアミ状であることは言うまでもない。言い換えれば、この包囲材3が天然繭2のまわりを取り巻くことによって形成される輪形の内側には、猫が好むように天然繭2の繭層外面が露出形成されていることになる(この露出部分を、以下「柔軟部12」と言う)。
【0019】
包囲材3を形成する平紐は、天然繭2を一周させた状態で一部を重ね合わせるようにして、この重ね合わせ部分を接着剤により固着してある。この固着に用いる接着剤にはホットメルトなどを用いるのが強度的な観点から好適と言える。また、猫が口にするものとして健康被害を防止するという意味でも、有機系接着剤やゴム系接着剤を避け、ホットメルトを使用するのが好適である。なお、包囲材3が天然繭2の外面に当接しているうち複数箇所(殊に、開口10の開口周部など)をホットメルトなどの接着剤で固着することで、天然繭2と包囲材3との固着強度を一層強めるようにしてもよい。
【0020】
踊り索8は、包囲材3を形成している平紐を延長させ、天然繭2から遠ざかるように垂らすことによって形成されている。すなわち、本第1実施形態において、包囲材3と踊り索8とは一体である。踊り索8の先端は、ほつれ防止のために固着剤を塗布して固化させてある。固着剤には、猫が口にする可能性がより高いために、無害である澱粉ノリなどを用いるとよい。
【0021】
このような構成の猫用歯みがき遊具1では、飼い主等が振り棒7を振って天然繭2を揺らしたり、猫の近くへ投げて引き戻したりする、といった使い方をする。これより、猫の視覚に訴えかけて興味を惹起させ、猫を天然繭2に飛び付かせるようにすることができる。
なお、包囲材3と踊り索8とは一体であり、これら包囲材3や踊り索8は、繊維構造体による平紐を形成していることで、ある程度の硬質さを備えている(手で曲げるようなことをしなければ曲がらない程度の硬さである)。そのため、天然繭2と踊り索8との間も一体的な構造であると言うことができ、天然繭2から外方へ飛び出すように設けられている踊り索8が天然繭2に作用する遠心力を強化させ、その結果、天然繭2の動きを大きく見せ掛けるという効果を生じる。
【0022】
また、動きまわる天然繭2内からは鳴子11が繭層内面と衝突する音(コロコロ音や鈴音など)が発せられるので、猫には聴覚に訴えかけることもできる。更に、鳴子11として芳香を放つものを採用したときであれば、猫には臭覚に訴えかけることもできる。
天然繭2に飛び付いた猫は、鳴子11の芳香にも促されて天然繭2を舐めたり噛み付いたりしようとする。このとき、猫の爪や歯が天然繭2の外面に固着された包囲材3にも当たるようになるが、包囲材3は、天然繭2よりも硬くて破れにくく、また繊維構造物であることによって粗めの表面性状をしていることから、猫の爪や歯が引っ掛かりやすくなる。すなわち、猫にとって掴まえやすい状況となっている。
【0023】
天然繭2を掴まえることに成功した猫は、実際に、天然繭2を舐めたり噛み付いたりする。このとき、猫の歯が天然繭2よりも粗めの表面性状をした包囲材3と擦れることで、歯や歯間に付着残存した食べ滓が除去されるようになり、また無数の微細凹凸で覆われた天然繭2と擦られることで、歯や歯茎の表面が磨かれるようになる。すなわち、これらによって猫に対する歯磨き効果や血行促進効果が生ずる。
【0024】
更には、包囲材3が天然素材であって且つ繊維構造物であることや、鳴子11がマタタビの実によって形成されていること、天然繭2に含まれるセリシンが保水性などを有していることが、猫に多くの唾液を出させる促進作用に繋がり、口腔内全般の健康を高める(虫歯予防、口臭予防、食欲増進、各種滅菌など)効果になる。加えて、天然繭2に含まれるセリシンは、水溶性を備えることから猫の体内に吸収されやすく、猫にとって活性酸素の抑制作用や抗酸化作用が期待されるところとなる。
【0025】
そして、このような猫にとっての数々の効果は、飼い主等がわざわざ猫から天然繭2を奪い取るようなことを繰り返さなくとも、天然繭2内に入れられた鳴子11によって発せられる音や芳香により、猫自身の興味と共に長く持続されるものとなる。
このように、本発明に係る猫用歯みがき遊具1は、猫の本能や五感(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚)をフルに利用して、従来公知のものよりも更に一層強い興味を惹起させ、じゃれさせることで、猫の歯の健康に配慮できるようになっている。
【0026】
図4は、本発明に係る猫用歯みがき遊具1の第2実施形態である。本第2実施形態の猫用歯みがき遊具1では、包囲材3に連結された吊り索5の他端部が輪部15として形成されており、振り棒7を有していない点で第1実施形態と異なっている。この吊り索5に設けられた輪部15は、飼い主等の指、又は手首を通すことができる程度の輪形としておけばよい。
【0027】
また、本第2実施形態においては、包囲材3に対し、吊り索5とは逆向きに延びる踊り索8が連結されている点は第1実施形態と同様であるが、この踊り索8は包囲材3から延長されたもの(一体的なもの)ではなく、細紐によって形成され、包囲材3に対して別付けされたものとなっている。踊り索8の先端は、ほつれ防止のために一旦、結び部16を形成させている。
【0028】
このように、細紐により形成された踊り索8では、固有振動の違いから天然繭2の動きに伴って天然繭2とは明らかに異なる振れ動きを生じるものとなる。従って、猫に対して、より複雑で繊細な動きを見せ掛けることができるものとなり、猫に強い興味喚起ができるものである。
本第2実施形態におけるその他の構成や作用効果等は第1実施形態と略同じであり、同じ作用を奏するものに同じ符号を付することでここでの詳説は省略する。
【0029】
図5は、本発明に係る猫用歯みがき遊具1の第3実施形態である。本第3実施形態の猫用歯みがき遊具1では、包囲材3に対して直接的に(吊り索5を介さずに)振り棒7が連結されたものとしてある。
振り棒7は、天然繭2を串刺し状に貫通させてあり、貫通前後となる2位置で包囲材3に固着させる2点支持構造にして、包囲材3との連結強度を高めてある。また、振り棒7の先端部には、猫の歯が入りやすいアミ状の素材や紐より成る織地等を用いてキャップ形に形成したカバー部17を被せて、猫などに対する保護ができるようにしてある。
【0030】
なお、包囲材3には、振り棒7とは逆向きに延びる踊り索8が連結されている。この踊り索8は、第2実施形態(図4参照)と同様に、細紐により形成されたものとしてある。
本第3実施形態におけるその他の構成や作用効果等は第1実施形態と略同じであり、同じ作用を奏するものに同じ符号を付することでここでの詳説は省略する。
ところで、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
【0031】
例えば、包囲材3は、天然繭2の外面を一周させることが限定されるものではなく、一周しない状態(例えば半周だけ又はそれい以下)として天然繭2に固着してもよい。逆に、包囲材3は天然繭2のまわりを一周以上させるように固着してもよい。また、第1乃至第3実施形態では、いずれも天然繭2に対してその長軸方向を取り囲むように巻付けているが、横軸方向を取り囲むように巻付けることも可能である。
【0032】
包囲材3は、平紐とする他にも、紐(断面が円形や角形のもの)によって形成することも可能である。この場合、1回巻きとしたり複数巻きとしたりすることは紐の太さなどとの関係において任意に選択できる。
包囲材3は、紙紐などによって形成することも可能である。
吊り索5や振り棒7に対して、複数の天然繭2を取り付けるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0033】
1 猫用歯みがき遊具
2 天然繭
3 包囲材
5 吊り索
5 冠部
6 係留部
7 振り棒
8 踊り索
10 開口
11 鳴子
12 柔軟部
15 輪部
16 結び部
17 カバー部
図1
図2
図3
図4
図5