(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
チューインガムコア材料の表面に塗布するための圧延化合物粉末であって、少なくとも51重量%の水素添加パラチノース、および少なくとも0.1重量%、最大で5重量%のSiO2を含有し、該水素添加パラチノースが、100μm未満の直径を有する粉砕され凝集したイソマルト粒子である、圧延化合物粉末。
マンニトール、キシリトール、ソルビトール、エリスリトールおよびその混合物からなる群より選択される糖アルコールを含有しない、請求項1〜4のいずれか1項に記載の圧延化合物粉末。
チューインガムコア材料および請求項1〜5のいずれか1項に記載の圧延化合物粉末を含むチューインガム製品であって、圧延化合物を含む層が前記チューインガムコア材料の表面上に存在する、チューインガム製品。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の文脈において、圧延化合物は、チューインガムコア材料の表面に塗布される。従って、チューインガムコア材料は、その表面上に圧延化合物を有する。
【0014】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、本質的に水素添加または水素非添加パラチノースを含有する。
【0015】
本発明の文脈において、「含有する・含む(comprising)」という用語は、好ましくは「含有している(containing)」または「含んでいる(including)」の意味を有し、当該組成物が、更なる成分の存在を除外することなく、少なくとも明確に特定された成分を含有することを意味する。しかし、好ましい実施形態では、含有するという用語は、「本質的に〜からなる(consisting essentially of)」の意味、最も好ましい実施形態では、「〜からなる(consisting)」の意味を有することもまた理解される。「本質的に〜からなる」という用語は、組成物の明確に特定された成分以外の、実質的な量の更なる成分の存在を除外する。「〜からなる」という用語は、更なるどのような化合物の存在も除外し、組成物中においていかなる量も同定されない。
【0016】
本発明の文脈において、「本質的に含有する」という用語は、好ましくは、明確に特定された成分が、当該組成物中に存在する成分と比較して、当該組成物中で最も高い割合を有する成分であるという意味を有する。しかし、好ましい実施形態では、「本質的に含有する」という用語は、当該組成物が、少なくとも50重量%、更により好ましくは少なくとも51重量%の明確に特定された成分を含有することを意味する。
【0017】
他に説明されない限り、本記載において示される%の値は、乾燥物質での重量%を意味する。
【0018】
本発明の文脈において、「少なくとも1つの」という用語は、好ましくは、1つの成分または2つ以上の成分、例えば、2つ、3つもしくはより多くの成分が存在するという意味を有する。
【0019】
意外にも、水素添加または水素非添加パラチノースを含有する圧延化合物粉末は、マンニトールを基材とした圧延化合物粉末と比較して、より良好な流動性を有することを示すことができた。更に、本発明の圧延化合物粉末は、良好な離型剤である、すなわち、それらは良好な付着防止性を示す。本発明の圧延化合物粉末はまた、感覚的側面の改善を示し、チューインガムの良好な最初の甘味を与える。
【0020】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加または水素非添加パラチノースを含有する。
【0021】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加および水素非添加パラチノースを含有する。
【0022】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノースを含有する。
【0023】
本発明の文脈において、「水素添加パラチノース」という用語は、好ましくはイソマルト成分を包含する。
【0024】
本発明の文脈において、「イソマルト成分」という用語は、好ましくはイソマルト、イソマルトST、イソマルトGS、イソマルト変異体またはその構成要素を包含する。イソマルトはまた、パラチニット(登録商標)としても知られている。
【0025】
本発明の好ましい実施形態では、水素添加パラチノースは、1,1-GPS(1-O-α-D-グルコピラノシル-D-ソルビトール)、1,1-GPM(1-O-α-D-グルコピラノシル-D-マンニトール)、1,6-GPS(6-O-α-D-グルコピラノシル-D-ソルビトール)、イソマルト、イソマルトSTおよびイソマルトGSからなる群より選択される。
【0026】
本発明の文脈において、イソマルトは、1,6-GPSおよび1,1-GPMの混合物であり、イソマルトSTは、53〜47%の1,6-GPSおよび47〜53%の1,1-GPMの混合物である。イソマルトGSは、71〜79%の1,6-GPSおよび29〜21%の1,1-GPM、好ましくは75%の1,6-GPSおよび25%の1,1-GPMの混合物である(数値は乾燥物質での重量%で示される)。
【0027】
更なる好ましい実施形態では、イソマルト変異体を使用することが意図される。本発明の文脈において、イソマルト変異体は、例えば、10〜50%の1,6-GPS、2〜20%の1,1-GPSおよび30〜70%の1,1-GPMの混合物、または5〜10%の1,6-GPS、30〜40%の1,1-GPSおよび45〜60%の1,1-GPMの混合物である。イソマルト変異体はまた、1,6-GPSまたは1,1-GPMに富む混合物の形態でありうる。1,6-GPSに富む混合物は、58〜99%の量の1,6-GPSおよび42〜1%の量の1,1-GPMを有する。1,1-GPMに富む混合物は、1〜42%の量の1,6-GPSおよび58〜99%の量の1,1-GPMを有する(数値は乾燥物質での重量%で示される)。
【0028】
本発明の更なる好ましい実施形態では、用いられるイソマルト成分は、粉砕され凝集したイソマルト、詳細には、粉砕されたイソマルト粒子が100μm未満、好ましくは50μm未満の直径を有する、粉砕され凝集したイソマルトである。好ましくは、このような粉砕され凝集したイソマルトは、イソマルトDCである。
【0029】
本明細書に記載されるような粒径は、走査電子顕微鏡法(SEM)または他の光学技術もしくは走査技術によって、例えば、コールターカウンターを用いて測定される。
【0030】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、本質的に水素添加パラチノースを含有する。
【0031】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、本質的に水素添加パラチノースからなる。
【0032】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも21重量%、より好ましくは少なくとも25重量%の水素添加パラチノースを含有する。
【0033】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも30重量%、より好ましくは少なくとも40重量%の水素添加パラチノースを含有する。
【0034】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも50重量%、より好ましくは少なくとも51重量%の水素添加パラチノースを含有する。
【0035】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも50重量%、最大で100重量%の水素添加パラチノースを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも50重量%、最大で約100重量%の水素添加パラチノースを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも50重量%、最大で99重量%の水素添加パラチノースを含有する。
【0036】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも70重量%の水素添加パラチノースを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも72重量%、より好ましくは少なくとも73重量%、更により好ましくは少なくとも74重量%、特に約75重量%の水素添加パラチノースを含有する。圧延化合物粉末はまた、好ましくは少なくとも80重量%、より好ましくは少なくとも90重量%、更により好ましくは少なくとも95重量%の水素添加パラチノースを含有し得る。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも99重量%の水素添加パラチノースを含有し得る。圧延化合物粉末はまた、約99重量%の水素添加パラチノースを含有し得る、または本質的に水素添加パラチノースからなり得る。圧延化合物粉末はまた、水素添加パラチノースからなり得る。
【0037】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノースおよび少なくとも1つの固化防止剤(anti-caking agent)を含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノースおよび1つの固化防止剤を含有する。
【0038】
本発明の別の実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノースを含有し、固化防止剤を含有しない。
【0039】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末の90重量%、より好ましくは99重量%は、水素添加パラチノースおよび固化防止剤からなる。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、本質的に水素添加パラチノースおよび少なくとも1つの固化防止剤からなる。
【0040】
本発明の好ましい実施形態では、固化防止剤は、SiO
2またはタルク(talcum)である。本発明の好ましい実施形態では、固化防止剤はSiO
2である。本発明の好ましい実施形態では、固化防止剤はタルクである。本発明の好ましい実施形態では、固化防止剤は、SiO
2およびタルクである。
【0041】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノースおよびSiO
2を含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノースおよびタルクを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノース、SiO
2およびタルクを含有する。
【0042】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノースおよび少なくとも1つの固化防止剤からなる。好ましくは、固化防止剤は、タルクおよび/またはSiO
2である。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノースおよびタルクからなる。本発明の更なる好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノースおよびSiO
2からなる。あるいは、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノース、タルクおよびSiO
2からなり得る。
【0043】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノース、および約0.5〜約5重量%のSiO
2を含有する。更により好ましい圧延化合物粉末は、水素添加パラチノース、および少なくとも1.5重量%のSiO
2を含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノース、および少なくとも1.5重量%、最大で5重量%のSiO
2を含有する。
【0044】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも21重量%、より好ましくは少なくとも25重量%、更により好ましくは少なくとも51重量%の水素添加パラチノース、および少なくとも1.5重量%、最大で5重量%のSiO
2を含有する。
【0045】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノース、および少なくとも5重量%のタルクを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノース、および少なくとも20重量%のタルクを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノース、および最大で60重量%、より好ましくは最大で49重量%のタルクを含有する。
【0046】
本発明の別の実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノース、および少なくとも5重量%、最大で10重量%のタルクを含有する。
【0047】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノース、および少なくとも20重量%、最大で49重量%のタルクを含有する。
【0048】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノース、少なくとも20重量%、最大で49重量%のタルク、および少なくとも0.5重量%、最大で5重量%のSiO
2を含有する。
【0049】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも21重量%、より好ましくは少なくとも25重量%、更により好ましくは少なくとも51重量%の水素添加パラチノース、および最大で75重量%、より好ましくは最大で70重量%、更により好ましくは最大で49重量%のタルクを含有する。
【0050】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースを含有する。
【0051】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、本質的に水素非添加パラチノースを含有する。
【0052】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、本質的に水素非添加パラチノースからなる。
【0053】
イソマルツロースとも呼ばれる水素非添加パラチノースは、スクロースから、グルコースとフルクトースとの間のα-1,2-結合のα-1,6-結合への酵素的転移によって作られた二糖類である。
【0054】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも21重量%、より好ましくは少なくとも25重量%の水素非添加パラチノースを含有する。
【0055】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも30重量%、より好ましくは少なくとも40重量%の水素非添加パラチノースを含有する。
【0056】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも50重量%、より好ましくは少なくとも51重量%の水素非添加パラチノースを含有する。
【0057】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも50重量%、最大で100重量%の水素非添加パラチノースを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも50重量%、最大で約100重量%の水素非添加パラチノースを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも50重量%、最大で99重量%の水素非添加パラチノースを含有する。
【0058】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも70重量%の水素非添加パラチノースを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも72重量%、より好ましくは少なくとも73重量%、更により好ましくは少なくとも74重量%、特に約75重量%の水素非添加パラチノースを含有する。圧延化合物粉末はまた、好ましくは少なくとも80重量%、より好ましくは少なくとも90重量%、更により好ましくは少なくとも95重量%の水素非添加パラチノースを含有し得る。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも99重量%の水素非添加パラチノースを含有し得る。圧延化合物粉末はまた、約99重量%の水素非添加パラチノースを含有し得る、または本質的に水素非添加パラチノースからなり得る。圧延化合物粉末はまた、水素非添加パラチノースからなり得る。
【0059】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよび少なくとも1つの固化防止剤を含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよび固化防止剤を含有する。
【0060】
本発明の別の実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースを含有し、固化防止剤を含有しない。
【0061】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよび少なくとも1つの固化防止剤を含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよび固化防止剤を含有する。
【0062】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末の90重量%、より好ましくは99重量%は、水素非添加パラチノースおよび固化防止剤からなる。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、本質的に水素非添加パラチノースおよび少なくとも1つの固化防止剤からなる。
【0063】
本発明の好ましい実施形態では、固化防止剤は、SiO
2またはタルクである。本発明の好ましい実施形態では、固化防止剤はSiO
2である。本発明の好ましい実施形態では、固化防止剤はタルクである。本発明の好ましい実施形態では、固化防止剤は、SiO
2およびタルクである。
【0064】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよびSiO
2を含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよびタルクを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノース、SiO
2およびタルクを含有する。
【0065】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよび少なくとも1つの固化防止剤からなる。好ましくは、固化防止剤は、タルク および/またはSiO
2である。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよびタルクからなる。本発明の更なる好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよびSiO
2からなる。あるいは、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノース、タルクおよびSiO
2からなり得る。
【0066】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよび約0.5〜約5重量%のSiO
2を含有する。更により好ましい圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよび少なくとも1.5重量%のSiO
2を含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよび少なくとも1.5重量%、最大で5重量%のSiO
2を含有する。
【0067】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも21重量%、より好ましくは少なくとも25重量%、更により好ましくは少なくとも51重量%の水素非添加パラチノース、および少なくとも1.5重量%、最大で5重量%のSiO
2を含有する。
【0068】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよび少なくとも5重量%のタルクを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよび少なくとも20重量%のタルクを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよび最大で60重量%、より好ましくは最大で49重量%のタルクを含有する。
【0069】
本発明の別の実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよび少なくとも5重量%、最大で10重量%のタルクを含有する。
【0070】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよび少なくとも20重量%、最大で49重量%のタルクを含有する。
【0071】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノース、少なくとも20重量%、最大で49重量%のタルクおよび少なくとも0.5重量%、最大で5重量%のSiO
2を含有する。
【0072】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも21重量%、より好ましくは少なくとも25重量%、更により好ましくは少なくとも51重量%の水素非添加パラチノース、および最大で75重量%、より好ましくは最大で70重量%、更により好ましくは最大で49重量%のタルクを含有する。
【0073】
水素添加パラチノースまたは水素非添加パラチノースのほかに、圧延化合物粉末は、当然、更なる成分を含有し得る。本発明のいくつかの好ましい実施形態では、水素添加パラチノースおよび/または水素非添加パラチノースを含有する圧延化合物粉末は、いくつかの特定の成分を含まない。
【0074】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも1つの固化防止剤、より好ましくは1つの固化防止剤を含有する。本発明の別の実施形態では、圧延化合物粉末は、本質的に固化防止剤を含有しない。本発明の別の実施形態では、圧延化合物粉末は、固化防止剤を含有しない。
【0075】
本発明の好ましい実施形態では、固化防止剤は、SiO
2またはタルクである。本発明の好ましい実施形態では、固化防止剤は、SiO
2である。本発明の好ましい実施形態では、固化防止剤は、タルクである。本発明の好ましい実施形態では、固化防止剤は、SiO
2およびタルクである。
【0076】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも0.1重量%、最大で5重量%のSiO
2を含有する。
【0077】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも1.5重量%、最大で2.5重量%のSiO
2を含有する。
【0078】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、約2重量%のSiO
2を含有する。
【0079】
本発明の別の実施形態では、圧延化合物粉末は、SiO
2を含有しない。
【0080】
本発明の別の実施形態では、圧延化合物粉末は、本質的にSiO
2を含有しない。
【0081】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、最大で50重量%のタルク、より好ましくは最大で49重量%のタルクを含有する。
【0082】
本発明の別の実施形態では、圧延化合物粉末は、本質的にタルクを含有しない。
【0083】
本発明の別の実施形態では、圧延化合物粉末は、タルクを含有しない。
【0084】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、デンプンを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノースおよびデンプンを含有する。本発明の別の実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよびデンプンを含有する。本発明の好ましい実施形態では、デンプンは天然デンプンである。本発明の好ましい実施形態では、デンプンは米デンプンである。
【0085】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、米デンプンを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、水素添加パラチノースおよび米デンプンを含有する。本発明の別の実施形態では、圧延化合物粉末は、水素非添加パラチノースおよび米デンプンを含有する。
【0086】
本発明の好ましい実施形態では、米デンプンは、天然米デンプンである。本発明の好ましい実施形態では、米デンプンは、生米(raw rice)デンプンである。適切な米デンプンは、例えば、Beneo(登録商標)Remy(登録商標)、特にBeneo(登録商標)Remy(登録商標)FGである。
【0087】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも1重量%の米デンプンを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも10重量%の米デンプンを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも20重量%の米デンプンを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも30重量%の米デンプンを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも40重量%の米デンプンを含有する。
【0088】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、最大で90重量%の米デンプンを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、最大で80重量%の米デンプンを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、最大で70重量%の米デンプンを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、最大で60重量%の米デンプンを含有する。
【0089】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも1重量%、最大で80重量%の米デンプンを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも10重量%、最大で70重量%の米デンプンを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも20重量%、最大で60重量%の米デンプンを含有する。
【0090】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも30重量%、最大で70重量%の米デンプンおよび少なくとも30重量%、最大で70重量%の水素添加パラチノースを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも30重量%、最大で70重量%の米デンプン、および少なくとも30重量%、最大で70重量%の水素非添加パラチノースを含有する。
【0091】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも40重量%、最大で60重量%の米デンプン、および少なくとも40重量%、最大で60重量%の水素添加パラチノースを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも40重量%、最大で60重量%の米デンプン、および少なくとも40重量%、最大で60重量%の水素非添加パラチノースを含有する。
【0092】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、本質的に、少なくとも40重量%、最大で60重量%の米デンプン、および少なくとも40重量%、最大で60重量%の水素添加パラチノースからなる。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、本質的に、少なくとも40重量%、最大で60重量%の米デンプン、および少なくとも40重量%、最大で60重量%の水素非添加パラチノースからなる。
【0093】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも40重量%、最大で60重量%の米デンプン、および少なくとも40重量%、最大で60重量%の水素添加パラチノースからなる。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも40重量%、最大で60重量%の米デンプン、および少なくとも40重量%、最大で60重量%の水素非添加パラチノースからなる。
【0094】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも45重量%、最大で55重量%の米デンプン、および少なくとも45重量%、最大で55重量%の水素添加パラチノースからなる。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、少なくとも45重量%、最大で55重量%の米デンプン、および少なくとも45重量%、最大で55重量%の水素非添加パラチノースからなる。
【0095】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、マンニトール、キシリトール、ソルビトール、エリスリトールおよびその混合物からなる群より選択される糖アルコールを本質的に含有しない。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、マンニトール、キシリトール、ソルビトール、エリスリトールおよびその混合物からなる群より選択される糖アルコールを、最大でも痕跡量程度しか含有しない。
【0096】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、マンニトール、キシリトール、ソルビトール、エリスリトールおよびその混合物からなる群より選択される糖アルコールを含有しない。
【0097】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末はマンニトールを含有しない。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末はキシリトールを含有しない。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末はソルビトールを含有しない。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末はエリスリトールを含有しない。
【0098】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、最大で39重量%、より好ましくは最大で24重量%の、マンニトール、キシリトール、ソルビトール、エリスリトールおよびその混合物からなる群より選択される糖アルコールを含有する。
【0099】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末はマンニトールを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、最大で39重量%、より好ましくは最大で24重量%のマンニトールを含有する。
【0100】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、キシリトール、ソルビトール、エリスリトールおよびその混合物からなる群より選択される糖アルコールを含有しない。
【0101】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は無糖である。更に好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、スクロースフリー、グルコースフリー、ラクトースフリーおよび/もしくはフルクトースフリーであるか、またはこれらの糖類の少なくとも2つの組合せを含まない。
【0102】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は歯に優しい(tooth-friendly)ものである。
【0103】
本発明の特に好ましい実施形態では、水素添加または水素非添加パラチノースが、本発明の圧延化合物粉末中に存在する唯一の甘味料である。本発明の好ましい実施形態では、水素非添加パラチノースが、本発明の圧延化合物粉末中に存在する唯一の糖である。本発明の更に好ましい実施形態では、水素添加パラチノースが、本発明の圧延化合物粉末中に存在する唯一の糖アルコールである。更に好ましい実施形態では、水素添加または水素非添加パラチノースが、本発明の圧延化合物粉末に粘り(body)を与える唯一の甘味料である。従って、この好ましい実施形態では、水素添加または水素非添加パラチノースに加えて、高甘味度甘味料もまた圧延化合物粉末に含まれうる。
【0104】
本発明の好ましい実施形態では、水素非添加パラチノースが、本発明の圧延化合物に含まれる本質的に唯一の糖である。本発明の更に好ましい実施形態では、水素添加パラチノースが、本発明の圧延化合物粉末に含まれる本質的に唯一の糖アルコールである。更に好ましい実施形態では、水素添加または水素非添加パラチノースが、本発明の圧延化合物粉末に粘りを与える本質的に唯一の甘味料である。
【0105】
本発明の好ましい実施形態では、高甘味度甘味料は、チクロ、サッカリン、アスパルテーム、グリチルリチン、ネオヘスペリジン-ジヒドロカルコン、ステビオシド(steveoside)、タウマチン、モネリン、アセスルファム、アリターム、スクラロースまたはその混合物の群より選択される。
【0106】
本発明は、圧延化合物粉末がチューインガムコア材料の表面に塗布されたチューインガムコア材料を含むチューインガム製品の提供によって、技術的課題を解決するものであり、ここで圧延化合物粉末は、水素添加または水素非添加パラチノースを含有する。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、上記に概説されるような本発明に従った圧延化合物粉末である。
【0107】
本発明の好ましい実施形態では、従って、チューインガムコア材料および本発明の圧延化合物を含むチューインガム製品が提供され、ここで、本発明の圧延化合物を含有する少なくとも1つの層が、前記チューインガムコア材料の表面上に存在する。
【0108】
従って、本発明のチューインガム製品は、チューインガムコア材料から作られたチューインガムコア、および水素添加または水素非添加パラチノースを含有する圧延化合物粉末を含む。
【0109】
一般的に、チューインガムコアは、周知のチューインガム製造方法を用いて、様々なチューインガム原料を当技術分野において既知の市販のミキサーで順番に混合することによって製造され得る。
【0110】
原料が完全に混合された後、ガム塊はミキサーから取り出され、例えば、シート状に圧延しスティック状に切断すること、塊状に押し出すこと、または型に入れてペレット状にすることなどによって、目的の形状に成形される。通常、チューインガムコア材料の原料は、最初にガムベースを融解させ、それを作動しているミキサーに加えることによって混合される。ガムベースはまた、ミキサーそれ自体の中で融解されうる。着色料または乳化剤もまたこの時に添加されうる。グリセリンのような軟化剤もまた、この時にシロップおよび増量剤の一部とともに添加されうる。増量剤の更なる部分は、その後ミキサーに添加されうる。香味料は通常、増量剤の最終部分とともに添加される。混合手順全体は、通常5〜15分かかるが、時にはより長い混合時間が必要とされうる。当業者は、上述の手順の多様な変形形態が行われうることを認識するであろう。
【0111】
本発明の好ましい実施形態では、チューインガムコア材料は、充填または非充填チューインガムコア材料である。
【0112】
本発明の好ましい実施形態では、チューインガムコア材料は、更に少なくとも1つの添加剤を含有する。
【0113】
本発明の好ましい実施形態では、少なくとも1つの添加剤は、糖、好ましくは歯に優しい糖、糖アルコール、高甘味度甘味料、親水コロイド、ガムベース、可塑剤、潤滑剤、乳化剤、タンパク質成分、牛乳成分、乳製品成分、脂肪および人工脂肪、植物性脂肪、ビタミン、ミネラル、薬学的活性成分、防腐剤、香料、香味料、例えば、ペパーミント、メントール、フルーツ、イチゴ香味料など、着色料、TiO
2、食用酸、例えば、クエン酸など、食物繊維ならびにその混合物からなる群より選択される。
【0114】
本発明の好ましい実施形態では、チューインガムコア材料は、歯に優しいものである。本発明の好ましい実施形態では、チューインガム製品は、歯に優しいものである。
【0115】
本発明の好ましい実施形態では、チューインガムコア材料は無糖であり、特に、スクロースフリー、グルコースフリー、ラクトースフリーおよび/もしくはフルクトースフリーであるか、またはこれらの糖類の少なくとも2つの組合せを含まない。
【0116】
本発明の好ましい実施形態では、チューインガムコア材料は、少なくとも1つの歯に優しい糖または糖アルコールを含有する。
【0117】
本発明の好ましい実施形態では、チューインガムコア材料中の少なくとも1つの歯に優しい糖は、イソマルツロース、ニュートリオース(nutriose)、ロイクロース(leukrose)およびポリデキストロースからなる群より選択される。好ましい実施形態では、糖はイソマルツロースである。更に好ましい実施形態では、歯に優しくない(non-tooth-friendly)成分の量は、(菓子製品の全重量に対して)最大1重量%である。
【0118】
本発明の更に好ましい実施形態では、チューインガムコア材料中の少なくとも1つの歯に優しい糖アルコールは、水素添加パラチノース、キシリトール、マンニトール、マルチトール、エリスリトール、ラクチトールまたはソルビトールの群より選択される。
【0119】
本発明の更に好ましい実施形態では、チューインガムコア中に存在する唯一の糖は、水素非添加パラチノースである。本発明の更に好ましい実施形態では、チューインガムコア中に存在する唯一の糖アルコールは、水素添加パラチノースである。本発明の更に好ましい実施形態では、チューインガムコア中に存在する唯一の糖は、水素非添加パラチノースであり、チューインガムコア中に存在する唯一の糖アルコールは、水素添加パラチノースである。
【0120】
本発明は、チューインガム製造工程においてチューインガムコア材料の組成物の粘着性を低下させるための方法を提供することによって、技術的課題を解決するものであり、該方法は、以下のステップ:a)水素添加および/または水素非添加パラチノース含有圧延化合物粉末を準備するステップ、b)チューインガムコア材料を準備するステップ、ならびにc)チューインガムコア材料のチューインガム加工機械への粘着性を低下させるために、ステップa)で準備した水素添加および/または水素非添加パラチノースを含有する圧延化合物粉末をステップb)で準備したチューインガムコア材料の表面に塗布するステップ、を含む。好ましくは、圧延化合物粉末は、水素添加または水素非添加パラチノースを含有する。
【0121】
本発明の文脈において、「チューインガム製品」または「チューインガム」とは、圧延化合物粉末が塗布されるチューインガムコア材料を指す。圧延化合物粉末がすでにチューインガムコア材料に塗布されている場合、「チューインガム製品」または「チューインガム」はまた、圧延化合物粉末を含めたチューインガムコア材料を指し得る。
【0122】
好ましい実施形態では、チューインガムコア材料は、ステップb)においてシートとして準備される。
【0123】
本発明の好ましい実施形態では、その工程で用いられる圧延化合物粉末は、上記に概説されるような本発明に従った圧延化合物粉末である。
【0124】
水素添加または水素非添加パラチノースを含有する圧延化合物粉末は、従来の圧延化合物粉末を塗布するための既知の技術を用いて、チューインガムコア材料の表面に塗布され得る。
【0125】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、結果として生じるチューインガム製品の約0.5重量%〜約7重量%、より好ましくは約1重量%〜約3重量%の量でチューインガムコア材料に塗布される。
【0126】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、結果として生じるチューインガム製品の少なくとも0.5重量%から最大で7重量%、より好ましくは少なくとも1重量%から最大で3重量%の量でチューインガムコア材料に塗布される。
【0127】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、結果として生じるチューインガム製品の約1重量%〜約15重量%、より好ましくは約5重量%〜約10重量%の量でチューインガムコア材料に塗布される。
【0128】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、結果として生じるチューインガム製品の少なくとも0.5重量%の量でチューインガムコア材料に塗布される。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、結果として生じるチューインガム製品の最大で15重量%の量でチューインガムコア材料に塗布される。
【0129】
本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、チューインガムコア材料の表面積m
2あたり約4〜約65グラムの圧延化合物粉末のレベルで、チューインガムコア材料に塗布される。本発明の好ましい実施形態では、圧延化合物粉末は、チューインガムコア材料の表面積m
2あたり約15〜約30グラムの圧延化合物粉末のレベルで、チューインガムコア材料に塗布される。
【0130】
本発明は、従って、チューインガムコア材料および圧延化合物粉末を含むチューインガム製品ならびにそれらを得るための方法を提供するが、そのチューインガム製品はコーティングされたまたはコーティングされていないチューインガム製品でありうる。従って、本発明は、1つの実施形態では、チューインガムスティックなどの非コーティングチューインガム製品を提供することが意図される。別の好ましい実施形態では、本発明は、コーティングチューインガム製品を製造するために、本発明に従って調製されたチューインガム製品を少なくとも1層のコーティング材でコーティングすることを意図し、その少なくとも1層はチューインガムコア材料の表面上に存在する圧延化合物を包んでいる。
【0131】
本発明はまた、チューインガムコア材料の表面に塗布するための圧延化合物粉末における水素添加または水素非添加パラチノースの使用によって、技術的課題を解決する。好ましくは、上記のような本発明に従った圧延化合物が使用される。好ましくは、上記のようなチューインガムコア材料が使用される。
【0132】
本発明の更なる好ましい実施形態は、従属請求項の主題である。
【0133】
(実施例)
本発明を、下記の実施例および
図1によって説明する。
【実施例1】
【0134】
本発明の圧延化合物粉末の流動性
水素添加パラチノースを含有する本発明の様々な圧延化合物粉末の流動性を、マンニトールを含む従来の圧延化合物粉末と比較した。直径15 mmのノズルを有する漏斗を用いて、流動性を測定した。流動性は、100 gの圧延化合物あたりの秒数(s/100g)として測定された。測定方法は、書籍Europaisches Arzneibuch, 第三版、1997, 150および151ページ、2.9.16項に従って行った。
【0135】
測定された異なる圧延化合物粉末の流動性を、
図1に示す。
【0136】
下記の圧延化合物粉末が測定された。すなわち、
1:マンニトール、細粒
2:タルク
3:0.5% SiO
2(Aerosil 200F)、25%タルク、74.5%水素添加パラチノース
4:25%タルク、75%マンニトール
5:1% SiO
2(Syloid FP)、25%タルク、74%水素添加パラチノース
6:25%タルク、75%水素添加パラチノース(50% イソマルトST PF+25% イソマルトST C)
7:0.5% SiO
2(Syloid FP)、25%タルク、74%水素添加パラチノース
8:25%タルク、70%水素添加パラチノース、5%米デンプン(Remy AX-DR)
9:25%タルク、70%水素添加パラチノース、5%米デンプン(Remy FG)
10:25%タルク、74%水素添加パラチノース、1%米デンプン(Remy AX-DR)
11:25%タルク、74%水素添加パラチノース、1%米デンプン(Remy FG)
12:1% SiO
2(Aerosil 200F)、99%水素添加パラチノース
13:2% SiO
2(Syloid FP)、25%タルク、73%水素添加パラチノース
14:95%水素添加パラチノース、5%米デンプン(Remy AX-DR)
15:25%タルク、75%米デンプン(Remy AX-DR)
16:25%タルク、75%水素添加パラチノース(イソマルトST PF)
17:100%水素添加パラチノース(80% イソマルトST PF+20% イソマルトST C)
18:2% SiO
2(Aerosil 200F)、25%タルク、73%水素添加パラチノース
19:100%水素添加パラチノース(80% イソマルトST PF+20% イソマルトDC 100)
20:100%水素添加パラチノース(イソマルトST PF)
21:100%米デンプン
22:2% SiO
2(Aerosil 200F)、98%米デンプン
23:2% SiO
2(Aerosil 200F)、98%マンニトール
24:2% SiO
2(Aerosil 200F)、98%水素添加パラチノース
純粋なマンニトールはまったく流動性を示さない。75%水素添加パラチノースおよび25%タルクからなる圧延化合物粉末は、75%マンニトールおよび25%タルクからなる圧延化合物粉末よりはるかに良好な流動性を示す。最良の流動性は、98%水素添加パラチノースおよび2% SiO
2からなる圧延化合物粉末で見出された。
【実施例2】
【0137】
機械への粘着性
55%水素添加パラチノースおよび45%タルクからなる圧延化合物粉末を、従来のチューインガムコア材料のシートの表面に塗布した。
【0138】
55%水素添加パラチノースおよび45%タルクからなる圧延化合物粉末の使用は、鋼鉄製表面および他の研磨された表面を有するローリング・スコアリング機械など、またテフロン(登録商標)またはプラスチック表面を有するコンベヤーベルトなどの、使用される機械への良好な粘着防止を示した。
【0139】
従って、本発明の圧延化合物粉末は、チューインガムコアの形成後の加工段階の間、チューインガムコア材料の粘着を防止するための良好な離型剤である。
本発明は以下の実施形態を包含する:
1.チューインガムコア材料の表面に塗布するための圧延化合物粉末であって、水素添加パラチノースを含有する圧延化合物粉末。
2.少なくとも70重量%の水素添加パラチノースを含有する、実施形態1に記載の圧延化合物粉末。
3.少なくとも0.1重量%、最大で5重量%のSiO2を含有する、実施形態1または2に記載の圧延化合物粉末。
4.約2重量%のSiO2を含有する、実施形態1〜3のいずれかに記載の圧延化合物粉末。
5.最大で50重量%のタルクを含有する、実施形態1〜4のいずれかに記載の圧延化合物粉末。
6.タルクを含有しない、実施形態1〜4のいずれかに記載の圧延化合物粉末。
7.少なくとも1重量%、最大で80重量%の米デンプンを含有する、実施形態1〜6のいずれかに記載の圧延化合物粉末。
8.少なくとも20重量%、最大で60重量%の天然米デンプンを含有する、実施形態1〜7のいずれかに記載の圧延化合物粉末。
9.マンニトール、キシリトール、ソルビトール、エリスリトールおよびその混合物からなる群より選択される糖アルコールを含有しない、実施形態1〜8のいずれかに記載の圧延化合物粉末。
10.チューインガムコア材料および実施形態1〜9のいずれかに記載の圧延化合物粉末を含むチューインガム製品であって、圧延化合物を含む層が前記チューインガムコア材料の表面上に存在する、チューインガム製品。
11.チューインガム製造工程においてチューインガムコア材料の組成物の粘着性を低下させるための方法であって、下記のステップ:
a)水素添加パラチノース含有圧延化合物粉末を準備するステップ、
b)チューインガムコア材料を準備するステップ、そして
c)チューインガムコア材料のチューインガム加工機械への粘着性を低下させるために、ステップa)で準備した水素添加パラチノースを含有する圧延化合物粉末を、ステップb)で準備したチューインガムコア材料の表面に塗布するステップ
を含む、上記方法。
12.水素添加パラチノース含有圧延化合物粉末が、実施形態1〜9のいずれかに記載の圧延化合物粉末である、請求項11に記載の方法。
13.チューインガムコア材料の表面に塗布するための、圧延化合物粉末における水素添加パラチノースの使用。
14.圧延化合物粉末が米デンプンを含有する、実施形態13に記載の使用。