(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6166355
(24)【登録日】2017年6月30日
(45)【発行日】2017年7月19日
(54)【発明の名称】乗り物
(51)【国際特許分類】
B60N 2/01 20060101AFI20170710BHJP
B60N 2/30 20060101ALI20170710BHJP
【FI】
B60N2/01
B60N2/30
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-507798(P2015-507798)
(86)(22)【出願日】2013年3月28日
(86)【国際出願番号】JP2013059229
(87)【国際公開番号】WO2014155600
(87)【国際公開日】20141002
【審査請求日】2015年7月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】598147400
【氏名又は名称】ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー
【氏名又は名称原語表記】Johnson Controls Technology Company
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100100712
【弁理士】
【氏名又は名称】岩▲崎▼ 幸邦
(74)【代理人】
【識別番号】100101247
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 俊一
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100098327
【弁理士】
【氏名又は名称】高松 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ミンホ
(72)【発明者】
【氏名】宮澤 昌彰
(72)【発明者】
【氏名】牧野 太久麻
【審査官】
小島 哲次
(56)【参考文献】
【文献】
特公平07−064238(JP,B2)
【文献】
特開平09−076803(JP,A)
【文献】
特開平06−336131(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60N 2/00−2/72
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗り物であって、
側壁と、
乗降用の開口を有する車体側部と、
運転席を含む前部座席と、
前記乗り物の前後方向において前記前部座席の後側に配されるとともに、前記側壁と前記車体側部との間に配置された第1の後部座席と、を備え、
前記第1の後部座席は、
前記開口側に位置し、チップアップされて前側に収納可能で且つスライド可能な第1の座席と、
前記開口側で無い位置に位置し、前記側壁に近接した位置に横跳ね折り畳み収納可能で且つスライド可能な第2の座席と、を含み、
前記第1の座席のシートバックに前記第2の座席の安全ベルトのアンカー部を設置した
乗り物。
【請求項2】
使用位置にある前記第1の座席は、最後端が前記開口を塞ぎ、
前側に収納された前記第1の座席は、前記最後端が前記開口を塞がない
請求項1に記載の乗り物。
【請求項3】
前記前後方向において前記第1の後部座席の後側に配されるとともに、使用位置から前記側壁に近接した位置に横跳ね折り畳み収納可能な第2の後部座席をさらに備えた
請求項1又は2のいずれかに記載の乗り物。
【請求項4】
前記第2の後部座席は、
前記開口側に位置する第3の座席と、
前記開口側で無い位置に位置する第4の座席と、を含み、
前記第2の座席の左右幅と前記第1の座席の左右幅とは、6対4の比率であり、
前記第4の座席の左右幅と前記第3の座席の左右幅とは、6対4の比率である
請求項3に記載の乗り物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗り物、例えば運転席の後側の複数の座席と荷室とが同一空間に形成される自動車内に配設された座席レイアウトに関する。
【背景技術】
【0002】
関連する乗り物、例えば運転席の後側の複数の座席と荷室とが同一空間に形成される自動車(こうした自動車を通常ワンボックスカーと称する)は、自動車の後側と側部とにそれぞれ乗降用の開口及びこの開口を開閉する扉が設けられている。このような自動車内に配設された座席は、1人掛け用座席と2人掛け用座席とが車幅方向に分割して連続状に配設されている。1人掛け用座席は、側部の開口側に配設されている。各座席は、シートバックに対するシートクッションを跳ね上げた後、車室の側面(側壁とも言う)側に折り畳むことで収納している。このような座席が特許文献1に提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実公平2−031319号公報
【発明の概要】
【0004】
このような関連技術にあっては、座席を収納した後のフロアに所定の空間が形成されるので、そこに自転車などの荷物を積載可能としている。しかし、座席は車室の側面側に折り畳まれるので、車体側部に乗降用の開口があっても、座席が壁になってしまい、この開口を用いての乗降ができず、自動車の後側からしか乗降できないことになる。後側しか乗降できないことは人の動きを制限することになり、また、駐車状況によっては自動車の後側から乗降できないこともある。
【0005】
本発明は、車室の側面側に座席を折り畳んだ後でも、車体の側部に形成された出入り用通路からの乗降を可能とした乗り物を提供することを目的とする。
【0006】
本発明の一実施形態に係る乗り物は、側壁と、乗降用の開口を有する車体側部と、運転席を含む前部座席と、前記乗り物の前後方向において前記前部座席の後側に配されるとともに、前記側壁と前記車体側部との間に配置された第1の後部座席とを備える。前記第1の後部座席は、前記開口側に位置し、前側に収納可能な第1の座席と、前記開口側で無い位置に位置し、前記側壁に近接した位置に横跳ね折り畳み収納可能な第2の座席とを含む。
【0007】
上記構成によれば、開口側に位置する第1の座席を前側に収納可能とした。このため、前側に収容した開口側の第1の座席の後側の空間が開口への出入り用通路となる。これにより、荷物積載用空間に荷物積載後、出入り用通路を介して車体側部に形成された開口からの乗降が可能となる。
【0008】
また、前側に収納された前記第1の座席は、最後端が前記開口を塞がないようにしてもよい。
【0009】
上記構成によれば、車体側部に形成された開口からの乗降がよりスムーズになる。
【0010】
また、前記第1の座席のシートバックに安全ベルトのアンカー部を設置してもよい。
【0011】
上記構成によれば、安全ベルトのアンカー部が天井部から吊り下がるなどの見栄えの悪さが無く、商品性が向上する。
【0012】
前記乗り物は、前記前後方向において前記第1の後部座席の後側に配されるとともに、使用位置から前記側壁に近接した位置に横跳ね折り畳み収納可能な第2の後部座席をさらに備えてもよい。
【0013】
上記構成によれば、第2の後部座席及び開口側で無い第2の座席を使用位置から乗り物の側壁に近接した収納位置に横跳ね折り畳み収納可能な座席とした。このため、第2の後部座席及び開口側で無い第2の座席の使用位置跡のフロアに荷物積載用空間が形成されると共に、前側にチップアップした開口側の第1の座席の後側と第2の後部座席との前後空間が開口への出入り用通路となる。これにより、荷物積載用空間に荷物積載後、出入り用通路を介して車体側部に形成された開口からの乗降が可能となる。
【0014】
また、前記第2の後部座席は、前記開口側に位置する第3の座席と、前記開口側で無い位置に位置する第4の座席とを含んでもよい。前記第2の座席の左右幅と前記第1の座席の左右幅とは、6対4の比率であり、前記第4の座席の左右幅と前記第3の座席の左右幅とは、6対4の比率であってもよい。
【0015】
上記構成によれば、第2の後部座席及び第1の後部座席は、6対4の左右幅を有し、開口側の第1の座席と開口側の第3の座席との左右幅が開口側で無い第2の座席及び第4の座席よりも短い。このため、開口側の第3の座席を横跳ね折り畳み収納し且つ開口側の第1の座席を前側にチップアップすることで、出入り用通路が大きく形成される。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】
図1は、本発明の一実施形態に係る乗り物内の運転席を除く使用状態にある座席の斜視図である。
【
図3】
図3は、
図1の第2の後部座席及び開口側で無い第2の座席を横跳ね折り畳み収納し且つ開口側の第1の座席を前側にチップアップした状態の座席の斜視図である。
【
図5】
図5は、座席に着座する乗員を保護する安全ベルトの懸かり方を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
車室側面側に座席を折り畳んだことでフロアに形成される荷物積載用空間に荷物積載後、車体側部に形成された出入り用通路を介して開口からの乗降を可能とした乗り物を提供する、という目的を、以下の構成により実現した。すなわち、乗り物が、側壁と、乗降用の開口を有する車体側部と、運転席を含む前部座席と、前記乗り物の前後方向において前記前部座席の後側に配されるとともに、前記側壁と前記車体側部との間に配置された第1の後部座席と、前記前後方向において前記第1の後部座席の後側に配されるとともに、使用位置から前記乗り物の側壁に近接した位置に横跳ね折り畳み収納可能な第2の後部座席と、前記第1の後部座席及び前記第2の後部座席の前後間の部分に乗降用の開口を有する車体側部と、を備える。前記第1の後部座席は、前記開口側に位置し、前側にチップアップ収納可能な第1の座席と、前記開口側で無い位置に位置し、前記側壁に近接した位置に横跳ね折り畳み収納可能な第2の座席とを含む。
【0018】
以下、本発明の一実施形態に係る乗り物100を
図1〜
図5に基づいて説明する。本発明の一実施形態に係る乗り物100、例えばワンボックスカーに配された座席の構成を説明する。
【0019】
乗り物100は、前部座席(図示省略)と、第1の後部座席1、4と、第2の後部座席17、20とを備える。前部座席は、運転席及び運転席の横に配される助手席(図示省略)を含む。第1の後部座席1、4は、それぞれ運転席及び助手席のすぐ後側RRに配されている。乗り物100の車体の側部には、乗降のための開口50が形成されている。第1の後部座席1、4のうち第2の座席1は、開口50側で無い位置に配されている。第1の後部座席1、4のうち第1の座席4は、開口50側の位置に配されている。第2の座席1と第1の座席4との左右幅は、6対4の比率で第2の座席1の方が左右幅、つまり右側RHから左側LHまでの左右幅が第1の座席4よりも大きい。
【0020】
第2の座席1は、主客席2及び補助席3とよりなる。第2の座席1は、
図1及び
図2に示す使用位置から
図3及び
図4に示す収納位置に、主客席2と補助席3とを一緒に折り畳み自在である。
【0021】
主客席2は、シートクッション5と、シートバック6と、シートバック6に昇降自在に支持したヘッドレスト7と、後述するフロア35に配されたスライドレール8及び9により構成されている。第2の座席1は、スライドレール8及び9により、前側FR及び後側RRに移動自在となっている。
【0022】
補助席3は、主客席2より左右幅寸法が小さい。補助席3は、シートクッション10と、シートバック11と、シートバック11に昇降自在に支持したヘッドレスト12とにより構成されている。補助席3は、スライドレール8及び9により、主客席2と共に前側FR及び後側RRに移動自在となっている。
【0023】
第1の座席4は、シートクッション13と、シートバック14と、シートバック14に昇降自在に支持したヘッドレスト15と、スライドレール16、16とにより構成されている。使用状態における第
1の座席4は、少なくともその最後端が側方に位置する開口50を塞いでいる。第
1の座席4は、スライドレール16、16により、前側FR及び後側RRに移動(スライド)自在であると共にチップアップが可能となっている。第
1の座席4は、前側FRに移動してチップアップされて収納状態となり、この収納位置で最後端が開口50を塞がない、つまり、開口50を乗降する使用者(又は作業者)の邪魔にならないようになっている。ここでいう「チップアップ」とは、シートクッション13がスライドレール16、16によって最前位置に移動した後、シートクッション13の後側RRの部分が持ち上がり且つシートバック14が前倒れする場合と、シートクッション13がスライドレール16、16によって最前位置に移動した後、シートバック14が前倒れする場合とを共に含む言葉であるが、何れも周知のため、機構そのものの説明は割愛する。なお、本実施形形態では、第
1の座席4は、前側FRにスライド可能且つチップアップ可能な構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば第
1の座席4は、前方にスライドのみ可能とする構成や、チップアップのみ可能とする構成、タンブル(シートの前を支点にして起こすように折りたたむことが可能)な構成としてもよい。つまり、第
1の座席4は、開口50を塞がないように収納可能であればよい。
【0024】
乗り物100は、ショルダー式の安全ベルト40、41、42、ラップ式の安全ベルト51、52、53を備える。ショルダー式の安全ベルト40は、車体の側壁57にアンカー部43により固定され、ラップ式の安全ベルト51は、車体の側壁57にアンカー部44により固定される。ショルダー式の安全ベルト40とラップ式の安全ベルト51とは、タングプレート54を介して連続している。タングプレート54がバックル47にロックされた状態で、ショルダー式の安全ベルト40は、シートバック6に寄っかかる乗員(図示省略)の上半身を保持し、ラップ式の安全ベルト51は、シートクッション5に座る乗員(図示省略)の下半身を保持する。
【0025】
ショルダー式の安全ベルト41は、シートバック14の頂部に固定されたリトラクタタイプのアンカー部45により支持され、ラップ式の安全ベルト52は、シートクッション13に固定されたアンカー部48により支持される。ショルダー式の安全ベルト41とラップ式の安全ベルト52とは、タングプレート55を介して連続している。タングプレート55がバックル47にロックされた状態で、ショルダー式の安全ベルト41は、シートバック11に寄っかかる乗員(図示省略)の上半身を保持し、ラップ式の安全ベルト52は、シートクッション10に座る乗員(図示省略)の下半身を保持する。
【0026】
ショルダー式の安全ベルト42は、車体の側壁57にアンカー部58により固定され、ラップ式の安全ベルト53は、車体の側壁57にアンカー部50により固定される。ショルダー式の安全ベルト42とラップ式の安全ベルト53とは、タングプレート56を介して連続している。タングプレート56がバックル49にロックされた状態で、ショルダー式の安全ベルト42は、シートバック14に寄っかかる乗員(図示省略)の上半身を保持し、ラップ式の安全ベルト53は、シートクッション13に座る乗員(図示省略)の下半身を保持する。
【0027】
第2の後部座席17、20のうち第4の座席17は、車体の側部に形成された開口50側で無い位置に配されている。第4の座席17は、第2の座席1の後側RRに配されると共に、
図1及び
図2に示す使用位置から
図3及び
図4に示す収納位置に折り畳み自在である。
【0028】
第2の後部座席17、20のうち第3の座席20は、車体の側部に形成された開口50側に配されている。第3の座席20は、第1の座席4の後側RRに配されると共に、
図1及び
図2に示す使用位置から
図3及び
図4に示す収納位置に折り畳み自在である。第4の座席17と第3の座席20との左右幅は、6対4の比率で第4の座席17の方が左右幅が大きい。
【0029】
第4の座席17は、主後席18及び補助後席19とよりなる。主後席18は、シートクッション21と、シートバック22と、シートバック22に昇降自在に支持したヘッドレスト23とにより構成され、シートバック22に対してシートクッション21を跳ね上げ可能となっている。
【0030】
補助後席19は、主後席18より左右幅寸法が小さく、シートクッション24と、シートバック25と、シートバック25に昇降自在に支持したヘッドレスト26とにより構成され、シートバック25に対してシートクッション24を跳ね上げ可能となっている。
【0031】
第3の座席20は、シートクッション27と、シートバック28と、シートバック28に昇降自在に支持したヘッドレスト29とにより構成され、シートバック28に対してシートクッション27を跳ね上げ可能となっている。
【0032】
乗り物100には、図示しない後輪を上側UPから覆う車体の一部であるタイヤハウス30、31が設けられている。タイヤハウス30、31の間には、ほぼ平滑状のフロア35が形成されている。フロア35は、
図4に示すように、第2の座席1、第4の座席17、第3の座席20を収納位置に折り畳み且つ第1の座席4を前側にチップアップすることで、それぞれの使用位置にあった跡が占める空間32が荷物積載場所になる。同時に、フロア35には、前側FRにチップアップした第1の座席4の後側RRと収納位置に折り畳んだ第3の座席20との前後空間に出入り用通路33が形成される。空間32内には、前端部34a及び後端部34bを有する荷物を荷物積載用空間34に積載可能である。出入り用通路33は、空間32内に荷物を車内に持ち込む、或いは空間32内から荷物を車外へ持ち出す作業者の乗降用の通路として用いることができる。一方、共に収納位置にした状態における第2の座席1及び第4の座席17の前後空間36は、人が通れない空間である。空間32の右側には、開口60(
図4参照)が形成されていて、バックドア(図示省略)が開閉可能とされている。
【0033】
本発明の実施形態の作用を次に説明する。
【0034】
開口50側に位置する第1の座席4を前側FRに収納可能とした。このため、前側FRに収容した開口50側の第1の座席4の後側の空間が開口50への出入り用通路となる。これにより、荷物積載用空間に荷物積載後、出入り用通路を介して車体側部に形成された開口50からの乗降が可能となる。
【0035】
第2の後部座席17、20及び開口50側で無い第2の座席1を
図1及び
図2に示す使用位置から
図3及び
図4に示す乗り物100の側壁57に近接した収納位置に横跳ね折り畳み収納可能な座席としている。これにより、第2の後部座席17、20及び開口50側で無い第2の座席1の使用位置跡のフロア35に荷物積載用空間34が形成されると共に、前側FRにチップアップした開口50側の第1の座席4の後側RRと第3の座席20との前後空間が開口50への出入り用通路となる。このため、荷物積載用空間に荷物積載後、出入り用通路33を介して車体側部に形成された開口50からの乗降が可能となる。
【0036】
また、第1の座席4のシートバック14に安全ベルト41のリトラクタタイプのアンカー部45を設置した場合、安全ベルト41のアンカー部45が天井部から吊り下がるなどの見栄えの悪さが無く、商品性が向上する。
【0037】
また、第2の後部座席17、20及び第1の後部座席1、4は、6対4の左右幅を有し、開口50側の第1の座席4と開口50側の第3の座席20との左右幅が開口50側で無い第2の座席1及び第4の座席17よりも短くなっている。このため、開口50側の第3の座席20を横跳ね折り畳み収納し且つ開口50側の第1の座席4を前側FRにチップアップすることで、出入り用通路33が大きく形成される。
【0038】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、第1の後部座席1、4の後側RRに第2の後部座席17、20を設けなくてもよい。また、例えば、第2の後部座席17、20の後側RRに更に第2の後部座席17、20同様の座席が設けられていてもよい。