特許第6166467号(P6166467)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6166467ブルートゥース通信方法及びブルートゥース通信設備
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6166467
(24)【登録日】2017年6月30日
(45)【発行日】2017年7月19日
(54)【発明の名称】ブルートゥース通信方法及びブルートゥース通信設備
(51)【国際特許分類】
   H04W 8/26 20090101AFI20170710BHJP
   H04W 76/02 20090101ALI20170710BHJP
   H04W 84/10 20090101ALI20170710BHJP
【FI】
   H04W8/26
   H04W76/02
   H04W84/10 110
【請求項の数】20
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-522228(P2016-522228)
(86)(22)【出願日】2014年6月26日
(65)【公表番号】特表2016-533059(P2016-533059A)
(43)【公表日】2016年10月20日
(86)【国際出願番号】CN2014080863
(87)【国際公開番号】WO2014206321
(87)【国際公開日】20141231
【審査請求日】2015年12月25日
(31)【優先権主張番号】201310259412.2
(32)【優先日】2013年6月26日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510217851
【氏名又は名称】上海合合信息科技発展有限公司
【氏名又は名称原語表記】INTSIG Information Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】鎮 立新
(72)【発明者】
【氏名】曹 ▲ろ▼
(72)【発明者】
【氏名】李 平新
(72)【発明者】
【氏名】単 人▲かぃ▼
【審査官】 田部井 和彦
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−143326(JP,A)
【文献】 特開2005−005790(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2005/0232187(US,A1)
【文献】 米国特許第07778602(US,B2)
【文献】 米国特許第08126399(US,B1)
【文献】 米国特許第08170480(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00−99/00
H04B 7/24− 7/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
設備の名称が特定の文字列を含むように、前記設備の名称を新たに命名するステップAと、
ブルートゥースモジュールを用いて、名称に同じ文字列または相応した文字列が含まれた他の設備を検索するステップBと、
ブルートゥースモジュールを用いて、設備と検索された他の設備の接続を構築するステップCと、
接続を構築した他の設備とデータを伝送するステップDと、
ブルートゥースの接続を切断するステップEと、
を順次に含むことを特徴する、ブルートゥースモジュール付き設備を備えるブルートゥース通信方法。
【請求項2】
前記ステップAにおいて、システムの自動方式で前記設備を命名するか、または使用者の自己定義の方式で前記設備を命名するか、またはシステムの自動方式と使用者の自己定義を組み合わせる方式で前記設備を命名することを特徴とする請求項1に記載のブルートゥース通信方法。
【請求項3】
前記ステップAにおいて、新たに命名する方式が設備の元の名称に特定の文字列を追加することを特徴とする請求項1に記載のブルートゥース通信方法。
【請求項4】
前記同じ文字列または相応した文字列には、データ内容が同じである文字列、或いはデータ書式が同じである文字列、或いは特定の計算処理により得られた結果のデータ内容又はデータ書式が同じである文字列が含まれることを特徴とする請求項1に記載のブルートゥース通信方法。
【請求項5】
前記ステップBとCにおいて、検索された同じ文字列又は相応した文字列を含む他の設備をリストに示した後、使用者はその中のどの一つ又はどの複数と接続を構築するかを選択することを特徴とする請求項1に記載のブルートゥース通信方法。
【請求項6】
前記ステップBとCにおいて、所定の時間内に同じ文字列又は相応した文字列を含む名称を有する他の設備で一つのみが検索されると、自動に当該他の設備と接続を構築することを特徴とする請求項1に記載のブルートゥース通信方法。
【請求項7】
前記ステップBとステップCにおいて、同じ文字列又は相応した文字列を含む名称の他の設備が複数検索され、ステップCでこれらの全部の他の設備と接続が構築されないと、ステップCの後に、同時に使用者は接続しなかった他の設備と接続を構築するかを選択し、使用者が「はい」とすれば、同時にステップCとその後のステップを行うことを特徴とする請求項1に記載のブルートゥース通信方法。
【請求項8】
前記ステップCの後、同時にステップBとその後のステップを重複することを特徴とする請求項1に記載のブルートゥース通信方法。
【請求項9】
前記ステップDにおいて、データの伝送方法として、一つの設備がもう一つの設備に単一方向で伝送するか、又は二つの設備の間で両方向で伝送することを特徴とする請求項1に記載のブルートゥース通信方法。
【請求項10】
前記ステップEの後、前記設備の名称を還元することを特徴とする請求項1に記載のブルートゥース通信方法。
【請求項11】
設備の名称が特定の文字列を含むように、前記設備の名称を新たに命名するステップaと、
名称に同じ文字列または相応した文字列が含まれた他の設備から発送された接続の請求を受ける際、他の設備と接続を構築するステップbと、
接続を構築した他の設備とデータを伝送するステップcと、
ブルートゥースの接続を切断するステップdと、
を順次に含むことを特徴とする、ブルートゥースモジュール付き設備を備えるブルートゥース通信方法。
【請求項12】
前記ステップaにおいて、システムの自動方式で設備を命名するか、または使用者の自己定義の方式で設備を命名するか、またはシステムの自動方式と使用者の自己定義を組み合わせる方式で前記設備を命名することを特徴とする請求項11に記載のブルートゥース通信方法。
【請求項13】
前記ステップaにおいて、新たに命名する方式が設備の元の名称に特定の文字列を追加することを特徴とする請求項11に記載のブルートゥース通信方法。
【請求項14】
前記同じ文字列または相応した文字列には、データ内容が同じである文字列、或いはデータ書式が同じである文字列、或いは特定の計算処理により得られた結果のデータ内容又はデータ書式が同じである文字列が含まれることを特徴とする請求項11に記載のブルートゥース通信方法。
【請求項15】
前記ステップbにおいて、同じ文字列又は相応した文字列を含む名称の他の設備が接続の請求を発送する場合、当該他の設備が表示された後、使用者が接続を同意するかを確認することを特徴とする請求項11に記載のブルートゥース通信方法。
【請求項16】
前記ステップbにおいて、同じ文字列又は相応した文字列を含む名称の他の設備が接続の構築の請求を発送すると、前記設備は自動に当該他の設備と接続を構築することを特徴とする請求項11に記載のブルートゥース通信方法。
【請求項17】
前記ステップbの後、同時にステップbとその後のステップを重複することを特徴とする請求項11に記載のブルートゥース通信方法。
【請求項18】
前記ステップcにおいて、データの伝送方式は、一つの設備がもう一つの設備に単一方向で伝送するか、又は二つの設備の間で両方向で伝送することを特徴とする請求項11に記載のブルートゥース通信方法。
【請求項19】
前記ステップdの後、前記設備の名称を還元することを特徴とする請求項11に記載のブルートゥース通信方法。
【請求項20】
ブルートゥース通信設備が、請求項1〜19の何れか一項に記載のブルートゥース通信方法を採用してブルートゥース通信を行うことを特徴とする、ブルートゥースモジュールを含むブルートゥース通信設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信方法に関し、特にブルートゥース(登録商標)通信方法に関する。本発明は、更に無線通信設備に関し、特にブルートゥース通信設備に関する。
【背景技術】
【0002】
ハードウェア技術の発展によって、各種移動設備は、益々人々の生活に影響を及ぼしている。現在、スマートフォンは、ほとんど人々の日常生活の必需品となっており、MID、小型タブレットPCなども大衆の生活に入っている。また、ブルートゥース機能は、基本的にこれらの移動設備の基本部品となっている。複数の設備の間のデータ伝送は、一般的にメモリカードの伝送、ブルートゥースの伝送、ネットワークの伝送などを採用する。メモリカードの伝送は、カードの挿入及び抜きを必要とするが、ある設備は外装メモリカードをサポートしていないし、ある設備はメモリカードを挿入及び抜くために、電池を抜かなければならない。ネットワークによる方式は、ネットワークの安定性に依存し、ネットワークがない環境下行うことができない。伝送ファイルのサイズが大きい場合、伝送時間が長くなる。
【0003】
ブルートゥース技術の絶え間なく発展によって、ブルートゥース設備の性能も絶え間なく向上している。例えば、エネルギー消耗が益々低くなり、伝送速度が益々向上される。更新されたブルートゥース4.0標準の提起によって、ブルートゥースの応用も広くなっている。
【0004】
しかしながら、現在のブルートゥースの操作過程は非常に複雑である。ブルートゥースがオンになって見える場合、既存のブルートゥースのファイルの交換方法は、下記のようである。つまり、一つのブルートゥースの設備を必要とし、ブルートゥースのインタフェースに進入し、ブルートゥース設備を検索した後、発送しようとする設備を選択し、接続して、マッチングコードの正確性を確認して、ファイルを選択し転送する。他の方も同じ操作によりファイルを伝送することができ、このような方法は、操作が非常に複雑である。
【0005】
ブルートゥース4.0標準の提起によって、ブルートゥースのエネルギーの消耗が大幅に低減されると、たくさんの人々がブルートゥースモジュールを長い時間の待機状態と設定する。そうすると、ブルートゥースを用いて検索する時、大量な接続可能なターミナルが出現する。この場合、選択して接続したターミナルにエラーが発生すると、データの安全性に脅威を与える。
【0006】
よって、移動設備において、ブルートゥースによって快速に接続し、データを交換できる方法を必要とする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする技術問題は、ブルートゥース通信方法及びブルートゥース通信設備を提供することであり、ブルートゥースで迅速に信頼性よくデータ伝送を行うことができ、操作過程も便利で素早い。
【0008】
上記の技術問題を解決するための本発明のブルートゥース通信方法の技術方案は、ブルートゥースモジュール付き設備を備え、順次に下記のステップを含む。
【0009】
ステップA、前記設備の名称が特定の文字列を含むように、前記設備の名称を新たに命名する。
ステップB、ブルートゥースモジュールを用いて、名称に同じ文字列または相応した文字列が含まれた他の設備を検索する。
ステップC、ブルートゥースモジュールを用いて、前記設備と検索された他の設備の接続を構築する。
ステップD、接続を構築した他の設備とデータを伝送する。
ステップE、ブルートゥースの接続を切断する。
本発明のブルートゥース通信方法の他の技術方案は、ブルートゥースモジュール付き設備を備え、順次に下記のステップを含む。
【0010】
ステップa、前記設備の名称が特定の文字列を含むように、前記設備の名称を新たに命名する。
ステップb、名称に同じ文字列または相応した文字列が含まれた他の設備から発送された接続の請求を受ける際、他の設備と接続を構築する。
ステップc、接続を構築した他の設備とデータを伝送する。
ステップd、ブルートゥースの接続を切断する。
【0011】
本発明は、更にブルートゥース通信設備を提供し、当該技術方案は、ブルートゥースモジュールを備え、前記ブルートゥース通信方法を用いてブルートゥース通信を行う。
【0012】
本発明は、上記の技術方案を採用して、ブルートゥース通信の操作過程が大幅に簡単化され、信頼性及び安全性を保証すると共に、ブルートゥースのデータ伝送の操作効率を高めた。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は本発明のブルートゥース通信方法に係る一つの技術方案を示す。
図2図2は本発明のブルートゥース通信方法に係るもう一つの技術方案を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
下記、図面及び実施例を組み合わせて、本発明を更に詳しく説明する。
本発明には一種のブルートゥース通信方法が公開され、ブルートゥースモジュール付き設備を備え、図1に示すように、順次に下記のステップを含む。
【0015】
ステップA、前記設備の名称が特定の文字列を含むように、前記設備を新たに命名する。設備の命名を行う場合、システムの自動方式で前記設備を命名するか、または使用者の自己定義の方式で前記設備を命名するか、またはシステムの自動方式と使用者の自己定義を組み合わせる方式で前記設備を命名する。新たに命名する方式は、設備の元の名称に特定の文字列を追加することができ、追加した特定の文字列の位置は設備の元の名称の前であっても、設備の元の名称の後であっても、設備の元の名称の間の特定の位置であってもよい。新たに命名した名称に設備の元の名称が含まれているため、使用者が容易に識別することができる。
【0016】
ステップB、ブルートゥースモジュールを用いて、名称に同じ文字列または相応した文字列が含まれた他の設備を検索する。前記同じ文字列または相応した文字列には、データ内容が同じである文字列、或いはデータ書式が同じである文字列、或いは特定の計算処理により得られた結果のデータ内容又はデータ書式が同じである文字列が含まれる。例えば、二つの設備があって、名称がそれぞれABCとDEFであり、同じデータ内容である文字列を追加すると、それぞれ123ABC及び123DEFとなる。或いは、現在の時間を追加する場合、時間のデータが異なる可能性があるが、時間のデータ書式は統一される。例えば、設備ABCの現在時間は12時40分35秒であり、設備DEFの現在時間は12時39分28秒であり、それらの名称は、12-40-35ABC及び12-39-28DEFとなり、同じ書式の文字列が含まれる。或いは、名称の前に内容が全く異なると見えるデータ******及び ######を追加して、名称が******ABC及び######DEFとなるが、ある計算法で処理した後データ内容又は書式が同じである結果が得られる。以上は、幾つかの実施例であり、特定の方法により対応関係を有するデータであれば、互いにマッチングすることができる。
【0017】
ステップC、ブルートゥースモジュールを用いて、前記設備と検索された他の設備の接続を構築する。
【0018】
前記ステップBとCにおいて、検索された同じ文字列又は相応した文字列を含む他の設備をリストに示した後、使用者はその中のどの一つ又はどの複数と接続を構築するかを選択する。或いは、所定の時間内に同じ文字列又は相応した文字列を含む名称を有する他の設備が一つのみ検索されると、自動に当該他の設備と接続を構築する。
【0019】
ステップD、接続を構築した他の設備とデータを伝送する。データの伝送方法として、一つの設備がもう一つの設備に単一方向で伝送することもでき、二つの設備の間で両方向で伝送することもできる。
【0020】
前記ステップBとステップCにおいて、同じ文字列又は相応した文字列を含む名称の他の設備が複数検索されたが、ステップCでこれらの全部の他の設備と接続が構築されないと、ステップCの後に、同時に使用者は接続しなかった他の設備と接続を構築するかを選択し、使用者が「はい」とすれば、同時にステップCとその後のステップを行う。
【0021】
前記ステップCの後、同時にステップBとその後のステップを重複する。即ち、当該他の設備と接続しデータを伝送すると共に、同じ文字列又は相応した文字列を含む名称の他の設備を再度検索、接続の構築、データ伝送などのステップを重複する。このように、前記設備は、同時に複数の他の設備と通信することができる。
【0022】
ステップE、ブルートゥースの接続を遮断する。
前記ステップEの後、前記設備の名称を還元する。
【0023】
本発明は、更に他の一種のブルートゥース通信方法を公開し、ブルートゥースモジュール付き設備を備える。例えば、図2に示すように、順次に下記のステップを含む。
【0024】
ステップa、前記設備の名称が特定の文字列を含むように、前記設備を新たに命名する。設備の命名を行う場合、システムの自動方式で前記設備を命名するか、または使用者の自己定義の方式で前記設備を命名するか、またはシステムの自動方式と使用者の自己定義を組み合わせる方式で前記設備を命名する。新たに命名する方式は、設備の元の名称に特定の文字列を追加することである。
【0025】
前記同じ文字列または相応した文字列には、データ内容が同じである文字列、或いはデータ書式が同じである文字列、或いは特定の計算処理により得られた結果のデータ内容又はデータ書式が同じである文字列が含まれる。
【0026】
ステップb、名称に同じ文字列又は相応した文字列が含まれた他の設備から発送された接続構築の請求を受ける場合、当該他の設備と接続を構築する。
【0027】
同じ文字列又は相応した文字列を含む名称の他の設備が接続構築の請求を発送する場合、当該他の設備が表示された後、使用者は接続を同意するかを確認する。或いは、同じ文字列又は相応した文字列を含む名称の他の設備が接続の構築の請求を発送すれば、前記設備は自動に当該他の設備と接続を構築する。
【0028】
ステップc、接続された他の設備とデータを伝送する。データの伝送方式として、一つの設備がもう一つの設備に単一方向で伝送することもでき、二つの設備の間で両方向で伝送することもできる。
【0029】
前記ステップbの後、同時にステップbとその後のステップを重複する。即ち、当該他の設備と接続しデータを伝送すると共に、同じ文字列又は相応した文字列を含む名称の他の設備を再度検索、接続の構築、データ伝送などのステップを重複する。
【0030】
ステップd、ブルートゥースの接続を遮断する。
前記ステップdの後、前記設備の名称を還元する。
【0031】
本発明は、更にブルートゥース通信設備を公開し、ブルートゥースモジュールを備え、前記ブルートゥース通信設備は、前記ブルートゥース通信方法を用いてブルートゥース通信を行う。
【0032】
使用者がブルートゥースを用いて検索を行う場合、複数の他の設備が検索される可能性がある。本発明において、ブルートゥース設備の名称を補正することで、目標的に関連しない設備を排除する。例えば、特定の人の群れで名称に特定の文字列を追加すると、検索によりこれらの文字列を有する設備のみを選択して、手動または自動に接続を構築して、ブルートゥース伝送の操作効率と正確性を高めることができる。
【0033】
本発明の前記方法は、設備のブルートゥースが全部オンになって見える場合、複数の使用者の間の迅速なデータ交換に用いられる。
【0034】
ブルートゥース通信設備は、設備が自動に命名するか、または使用者が自己定義で命名するか、または使用者の自己定義と設備の自動命名とを組み合わせる方式で命名する。以上の命名方式において、設備の元の名称の前に特殊な身元認証符号を追加することができる。
【0035】
使用者は伝送又は交換しようとするデータを選択する。
【0036】
ブルートゥースの検索過程において、認証設備における身元認証符号によって、データ効果の対象を確認できる。
【0037】
ブルートゥースにより他の設備を検索し、サーバポートSOCKETを構築し、指定されたポートを監視し、他の設備の接続を待つ。
【0038】
身元認証に符合する設備が検索された場合、設備の名称をデータ交換可能の設備のリストに表示される。
【0039】
使用者が一つの設備を選択するか、又は設備リストに一つの設備のみがある場合、当該設備のブルートゥースMAC住所を獲得し、当該住所と前に指定されたポート番号により、サーバポートSOCKETへ接続要求を提出する。
【0040】
サーバポートSOCKETが接続要求を受けて、接続を確認した後、サーバポートSOCKETは持続的に新たの接続を監視することができ、接続両方が何れもSOCKET接続の出力流れを獲得して、データを入力すると共に、接続入力流れを監視する。
【0041】
データを入力する場合、毎段落のデータの前に一段落のデータ長さ、種類などの情報を含むチェックディジット(検査数字)を追加し、データを入力した後、末尾に末尾認識情報を追加する。データを読む時、チェックディジット情報を読んだ後、これらの情報により、データ内容を獲得し、データを組み合わせる。末尾認識情報を読むと、読み込みを停止する。
【0042】
使用者に伝送完了を提示し、受信したデータを示す。
【0043】
本発明の上記の方法を採用すれば、先行技術に比べて、下記の長点を実現できる。
【0044】
使用者は、手動検索、設備の選択、マッチングの確認などの複雑な操作を行わず、簡単な一回のクリックのみで伝送できる。
【0045】
データの発送と受信が同時に行われ、片方が発送した後、再度他方から発送されたデータを受信する必要がなくて、データ交換の効率を高める。
【0046】
二人以上のデータ交換を実現できる。交換可能の設備リストにおける任意の設備を選択してデータを交換することができ、同時に複数設備との交換を行うことができる。
【0047】
以上は本発明の好ましい実施例を開示しているのみであり、本発明の実質的な技術内容の範囲を限定するものではなく、本発明の実質的な技術内容は、本発明の特許請求の範囲内に広い意味で定義されている。任意の他人により完成された技術実態または方法が、本発明の特許請求の範囲の定義と完全に同じであるか、または等価変更であれば、何れも本発明の特許請求の範囲内に属するべきである。
図1
図2