【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態は、ユーザ近接関係に基づいて複数UE協調通信をトリガするべきかどうかについての決定を実装するように、複数UE協調通信をトリガするための方法および装置を提供する。
【0008】
第1の態様は複数UE協調通信を実装するための方法を提供し、方法は、
ネットワーク装置により、端末近接関係情報を取得し、近接関係情報に従って、複数UE協調通信の受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末を判定するステップであって、近接関係情報が少なくとも1つの隣接端末の少なくとも装置対装置D2Dコードを含むステップと、
ネットワーク装置により、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末のチャネル品質情報を取得するステップと、
ネットワーク装置により、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末のチャネル品質情報に従って、受益端末のために複数UE協調通信をトリガするべきかどうかについての決定をし、複数UE協調通信がトリガされる必要があると決定されると、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の取得されるチャネル品質情報に従って、受益端末のための複数UE協調通信の支援端末を判定するステップと、を含む。
【0009】
第1の態様に関して、第1の可能な実装方式では、ネットワーク装置により、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末のチャネル品質情報に従って、受益端末のために複数UE協調通信をトリガするべきかどうかについての決定をするステップは、
ネットワーク装置により、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末のチャネル品質情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末が第1の条件を満たす端末を含むと判定されれば、受益端末のために複数UE協調通信をトリガすると決定するステップであって、第1の条件が少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質が受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上であることを含むステップを含み、
受益端末の第1のリンクは受益端末とネットワーク装置との間のリンクであり、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクは受益端末の少なくとも1つの隣接端末とネットワーク装置との間のリンクである。
【0010】
第1の態様に関して、第2の可能な実装方式では、ネットワーク装置により取得されるチャネル品質情報は、
受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報を含み、受益端末の第1のリンクは受益端末とネットワーク装置との間のリンクであり、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクは受益端末の少なくとも1つの隣接端末とネットワーク装置との間のリンクであり、
受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の取得されるチャネル品質情報に従って、受益端末のための複数UE協調通信の支援端末を判定するステップは、
ネットワーク装置により、受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末から、受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択し、選択される端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するステップを含む。
【0011】
第1の態様の第2の可能な実装方式に関して、第3の可能な実装方式では、方法は、
ネットワーク装置により、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報を取得するステップをさらに含み、
受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の取得されるチャネル品質情報に従って、受益端末のための複数UE協調通信の支援端末を判定するステップは、
ネットワーク装置により、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末から、複数UE協調通信に対応することができかつ受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択し、選択される端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するステップを含む。
【0012】
第1の態様に関して、第4の可能な実装方式では、ネットワーク装置により取得されるチャネル品質情報は、
受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1および第2のリンクのチャネル品質情報を含み、受益端末の第1のリンクは受益端末とネットワーク装置との間のリンクであり、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクは受益端末の少なくとも1つの隣接端末とネットワーク装置との間のリンクであり、第2のリンクは受益端末の少なくとも1つの隣接端末と受益端末との間のリンクであり、
受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の取得されるチャネル品質情報に従って、受益端末のための複数UE協調通信の支援端末を判定するステップは、
ネットワーク装置により、受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末から、受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択して候補支援端末集合を構成し、第2のリンクのチャネル品質情報に従って、候補支援端末集合から、設定される量の候補支援端末を、第2のリンクのチャネル品質に基づいて降順に選択し、選択される候補支援端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するステップ、または
ネットワーク装置により、受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末から、受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択して候補支援端末集合を構成し、第2のリンクのチャネル品質情報に従って、候補支援端末集合から受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第2のリンクのチャネル品質を有する候補支援端末を選択し、選択される候補支援端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するステップを含む。
【0013】
第1の態様の第4の可能な実装方式に関して、第5の可能な実装方式では、候補支援端末集合から、受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第2のリンクのチャネル品質を有する端末を選択するステップ後、方法は、
ネットワーク装置により、選択される候補支援端末により報告される、第1のリンクのチャネル品質情報に従って、予想される利得が設定される閾値を超えるかどうかを判定し、予想される利得が設定される閾値を超えれば、選択される候補支援端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するステップをさらに含む。
【0014】
第1の態様の第4の可能な実装方式に関して、第6の可能な実装方式では、方法は、ネットワーク装置により、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報を取得するステップをさらに含み、
受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の取得されるチャネル品質情報に従って、受益端末のための複数UE協調通信の支援端末を判定するステップは、
ネットワーク装置により、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末から、複数UE協調通信に対応することができかつ受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択して候補支援端末を構成し、候補支援端末集合から、設定される量の候補支援端末を、第2のリンクのチャネル品質に基づいて降順に選択し、選択される候補支援端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するステップを含む。
【0015】
第1の態様の第3または第6の可能な実装方式に関して、第7の可能な実装方式では、ネットワーク装置により、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報を取得するステップは、
ネットワーク装置により、端末により報告される近接関係情報を受信し、受信される近接関係情報から受益端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報を取得するステップを含む。
【0016】
第1の態様の第4の可能な実装方式に関して、第8の可能な実装方式では、ネットワーク装置は受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第2のリンクのチャネル品質情報を以下の方式:
ネットワーク装置により、端末により報告される近接関係情報を受信し、受信される近接関係情報から受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第2のリンクのチャネル品質情報を取得するステップで取得する。
【0017】
第1の態様の第2または第4の可能な実装方式に関して、第9の可能な実装方式では、ネットワーク装置は受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報を以下の方式:
受益端末の少なくとも1つの隣接端末において作動状態にある端末に関して、ネットワーク装置により、作動状態にある端末により報告される測定報告を取得し、作動状態にある端末により報告される測定報告に従って、第1のリンクのチャネル品質情報を取得し、受益端末の少なくとも1つの隣接端末において休止状態にある端末に関して、ネットワーク装置により、休止状態にある端末を呼び出し、休止状態にある端末が作動状態に入った後報告される測定報告を取得し、休止状態にある端末が作動状態に入った後報告される測定報告に従って、第1のリンクのチャネル品質情報を取得するステップ、または
ネットワーク装置により、少なくとも1つの隣接端末の受信される情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報を取得するステップであって、少なくとも1つの隣接端末の情報が少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報を含むステップで取得する。
【0018】
第1の態様に関して、第10の可能な実装方式では、ネットワーク装置により、端末近接関係情報を取得し、取得される近接関係情報に従って、複数UE協調通信の受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末を判定するステップは、
ネットワーク装置により、近接発見によって測定されて複数UE協調通信の受益端末および/または複数UE協調通信の支援端末により報告される少なくとも1つの隣接端末の情報を受信し、少なくとも1つの隣接端末の受信される情報に従って、複数UE協調通信の受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末を判定するステップ、または
ネットワーク装置により、複数UE協調通信の受益端末および支援端末の位置情報を検出し、検出される端末位置情報に従って、複数UE協調通信の受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末を判定するステップを含む。
【0019】
第1の態様および第1の態様の第1から第10の可能な実装方式のいずれか1つに関して、第11の可能な実装方式では、方法は、ネットワーク装置により、受益端末および/または受益端末の少なくとも1つの隣接端末により報告される複数UE協調通信トリガ要求を受信するステップであって、複数UE協調通信トリガ要求が受益端末の情報を携えるステップと、
ネットワーク装置が、複数UE協調通信トリガ要求に携えられる受益端末の情報に対応する受益端末のために複数UE協調通信がトリガされる必要はないと決定すれば、複数UE協調通信トリガ要求を放棄するステップとをさらに含む。
【0020】
第1の態様の第11の可能な実装方式に関して、第12の可能な実装方式では、複数UE協調通信トリガ要求が、受益端末の情報に対応する受益端末の候補支援端末集合をさらに携え、
ネットワーク装置により、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の取得されるチャネル品質情報に従って、受益端末のための複数UE協調通信の支援端末を判定するステップ後、方法が、
ネットワーク装置により、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の取得されるチャネル品質情報に従って受益端末のために判定される複数UE協調通信の支援端末と、複数UE協調通信トリガ要求に携えられる候補支援端末集合との交差を取得し、交差を取得することにより取得される端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として使用するステップをさらに含む。
【0021】
第2の態様は複数UE協調通信を実装するための方法であって、
端末により、端末の少なくとも1つの隣接端末を取得するために測定を行うステップと、
端末により、測定される端末近接関係情報をネットワーク装置に報告するステップであって、端末近接関係情報が少なくとも1つの隣接端末の少なくとも装置対装置D2Dコードを含み、ネットワーク装置が複数UE協調通信の受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末を判定し、受益端末のために複数UE協調通信をトリガするべきかどうかについての決定をするために、少なくとも1つの隣接端末の情報が使用されるステップと、を含む方法を提供する。
【0022】
第2の態様に関して、第1の可能な実装方式では、端末がネットワーク装置に報告する端末近接関係情報は以下の情報:
少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報であって、第1のリンクが少なくとも1つの隣接端末とネットワーク装置との間のリンクである、情報;
少なくとも1つの隣接端末の第2のリンクのチャネル品質情報であって、第2のリンクが少なくとも1つの隣接端末と少なくとも1つの隣接端末の情報を報告する端末との間のリンクである、情報;
少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報;の1つまたは組合せをさらに含む。
【0023】
第2の態様に関して、第2の可能な実装方式では、端末により、測定される端末近接関係情報をネットワーク装置に報告するステップは、
端末により、測定される端末近接関係情報から報告されるべき隣接端末を選択し、選択される隣接端末の情報をネットワーク装置に報告するステップを含み、
報告されるべき隣接端末を選択するステップが、
端末により、端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力に従って、端末により行われる測定により取得される少なくとも1つの隣接端末をフィルタリングするステップ、または
端末により、端末の第1のリンクのチャネル品質および端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質に従って、少なくとも1つの隣接端末から、端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択するステップであって、第1のリンクが端末とネットワーク装置との間のリンクであるステップ、または
端末により、端末の第2のリンクのチャネル品質および端末の少なくとも1つの隣接端末の第2のリンクのチャネル品質に従って、端末の少なくとも1つの隣接端末から、設定される量の端末を、第2のリンクのチャネル品質に基づいて降順に選択するか、または少なくとも1つの隣接端末から、設定される閾値以上の第2のリンクのチャネル品質を有する端末を選択するステップ、または
端末により、端末の少なくとも1つの隣接端末の第1および第2のリンクのチャネル品質に従って、第1のリンクのチャネル品質および第2のリンクのチャネル品質の加重和の値を計算し、少なくとも1つの隣接端末から、設定される量の端末を、加重合計後に取得されるチャネル品質に基づいて降順に選択するステップを含む。
【0024】
第2の態様または第2の態様の第1の可能な実装方式に関して、第3の可能な実装方式では、
端末が複数UE協調通信の受益端末であれば、方法は、
複数UE協調通信の受益端末の現在のサービス率が予想されるサービス率よりも低いとき、複数UE協調通信トリガ要求をネットワーク装置に送信するステップをさらに含み、または
端末が複数UE協調通信の支援端末であれば、方法は、
複数UE協調通信の支援端末が、UE協調通信の受益端末との第2のリンクの利得が予想される利得閾値に達すると判定するとき、複数UE協調通信トリガ要求をネットワーク装置に送信するステップをさらに含む。
【0025】
第2の態様の第3の可能な実装方式に関して、第4の可能な実装方式では、複数UE協調通信トリガ要求をネットワーク装置に送信するステップの前に、方法は、
複数UE協調通信の受益端末の候補支援端末集合を判定するステップをさらに含み、
複数UE協調通信トリガ要求は複数UE協調通信の受益端末の候補支援端末集合を含む。
【0026】
第3の態様はネットワーク装置を提供し、
端末近接関係情報を取得するように構成される取得モジュールと、
取得モジュールにより取得される近接関係情報に従って、複数UE協調通信の受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末を判定するように構成される判定モジュールであって、近接関係情報が少なくとも1つの隣接端末の少なくとも装置対装置D2Dコードを含む判定モジュールと、
判定モジュールにより判定される受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末に従って、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末のチャネル品質情報を取得するように構成される取得モジュールと、
取得モジュールにより取得される、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末のチャネル品質情報に従って、受益端末のために複数UE協調通信をトリガするべきかどうかについての決定をするように構成される決定モジュールと、
決定モジュールが複数UE協調通信がトリガされる必要があると決定すると、取得モジュールにより取得される、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末のチャネル品質情報に従って、受益端末のための複数UE協調通信の支援端末を判定するように構成される選択モジュールと、を含む。
【0027】
第3の態様に関して、第1の可能な実装方式では、決定モジュールは、取得モジュールにより取得される、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末のチャネル品質情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末が第1の条件を満たす端末を含むと判定されれば、受益端末のために複数UE協調通信をトリガすると決定するように特に構成され、第1の条件は少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質が受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上であることを含み、
受益端末の第1のリンクは受益端末とネットワーク装置との間のリンクであり、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクは受益端末の少なくとも1つの隣接端末とネットワーク装置との間のリンクである。
【0028】
第3の態様に関して、第2の可能な実装方式では、取得モジュールにより取得されるチャネル品質情報は、
受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報を含み、受益端末の第1のリンクは受益端末とネットワーク装置との間のリンクであり、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクは受益端末の少なくとも1つの隣接端末とネットワーク装置との間のリンクであり、
選択モジュールは、取得モジュールにより取得される、受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および取得モジュールにより取得される、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末から、受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択し、選択される端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するように特に構成される。
【0029】
第3の態様の第2の可能な実装方式に関して、第3の可能な実装方式では、取得モジュールは、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報を取得するようにさらに構成され、
選択モジュールは、取得モジュールにより取得される、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末から、複数UE協調通信に対応することができかつ受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択し、選択される端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するように特に構成される。
【0030】
第3の態様に関して、第4の可能な実装方式では、取得モジュールにより取得されるチャネル品質情報は、
受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1および第2のリンクのチャネル品質情報を含み、受益端末の第1のリンクは受益端末とネットワーク装置との間のリンクであり、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクは受益端末の少なくとも1つの隣接端末とネットワーク装置との間のリンクであり、第2のリンクは受益端末の少なくとも1つの隣接端末と受益端末との間のリンクであり、
選択モジュールは、取得モジュールにより取得される、受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および取得モジュールにより取得される、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末から、受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択して候補支援端末集合を構成し、取得モジュールにより取得される、第2のリンクのチャネル品質情報に従って、候補支援端末集合から、設定される量の候補支援端末を、第2のリンクのチャネル品質に基づいて降順に選択し、選択される候補支援端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するか、または
取得モジュールにより取得される、受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および取得モジュールにより取得される、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末から、受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択して候補支援端末集合を構成し、取得モジュールにより取得される、第2のリンクのチャネル品質情報に従って、候補支援端末集合から、受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第2のリンクのチャネル品質を有する候補支援端末を選択し、選択される候補支援端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するように特に構成される。
【0031】
第3の態様の第4の可能な実装方式に関して、第5の可能な実装方式では、選択モジュールは、受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第2のリンクのチャネル品質を有する端末が候補支援端末集合から選択された後、選択される候補支援端末により報告される、第1のリンクのチャネル品質情報に従って、予想される利得が設定される閾値を超えるかどうかを判定し、予想される利得が設定される閾値を超えれば、選択される候補支援端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するようにさらに構成される。
【0032】
第3の態様の第4の可能な実装方式に関して、第6の可能な実装方式では、取得モジュールは、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報を取得するようにさらに構成され、
選択モジュールは、取得モジュールにより取得される、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末から、複数UE協調通信に対応することができかつ受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択して候補支援端末を構成し、候補支援端末集合から、設定される量の候補支援端末を、第2のリンクのチャネル品質に基づいて降順に選択し、選択される候補支援端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するように特に構成される。
【0033】
第3の態様の第3または第6の可能な実装方式に関して、第7の可能な実装方式では、取得モジュールは、端末により報告される近接関係情報を受信し、受信される近接関係情報から受益端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報を取得するように特に構成される。
【0034】
第3の態様の第4の可能な実装方式に関して、第8の可能な実装方式では、取得モジュールは、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第2のリンクのチャネル品質情報を以下の方式:
端末により報告される近接関係情報を受信し、受信される近接関係情報から受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第2のリンクのチャネル品質情報を取得するステップで取得する。
【0035】
第3の態様の第2または第4の可能な実装方式に関して、第9の可能な実装方式では、取得モジュールは、受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報を以下の方式:
受益端末の少なくとも1つの隣接端末において作動状態にある端末に関して、作動状態にある端末により報告される測定報告を取得し、作動状態にある端末により報告される測定報告に従って、第1のリンクのチャネル品質情報を取得し、受益端末の少なくとも1つの隣接端末において休止状態にある端末に関して、休止状態にある端末を呼び出し、休止状態にある端末が作動状態に入った後報告される測定報告を取得し、休止状態にある端末が作動状態に入った後報告される測定報告に従って、第1のリンクのチャネル品質情報を取得するステップ、または
少なくとも1つの隣接端末の受信される情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報を取得するステップであって、少なくとも1つの隣接端末の情報が少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報を含むステップで取得する。
【0036】
第3の態様に関して、第10の可能な実装方式では、取得モジュールは、近接発見によって測定されて複数UE協調通信の受益端末および/または複数UE協調通信の支援端末により報告される少なくとも1つの隣接端末の情報を受信するように特に構成され、判定モジュールは、取得モジュールにより受信される、少なくとも1つの隣接端末の情報に従って、複数UE協調通信の受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末を判定するように特に構成されるか、または
取得モジュールは、複数UE協調通信の受益端末および支援端末の位置情報を検出するように特に構成され、判定モジュールは、取得モジュールにより検出される端末位置情報に従って、複数UE協調通信の受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末を判定するように特に構成される。
【0037】
第3の態様および第3の態様の第1から第10の可能な実装方式のいずれか1つに関して、第11の可能な実装方式では、ネットワーク装置は要求受信モジュールをさらに含み、
要求受信モジュールは、受益端末および/または受益端末の少なくとも1つの隣接端末により報告される複数UE協調通信トリガ要求を受信することであって、前記複数UE協調通信トリガ要求が受益端末の情報を携える、受信することと、決定モジュールが、複数UE協調通信トリガ要求に携えられる受益端末の情報に対応する受益端末のために複数UE協調通信がトリガされる必要はないと決定すると、複数UE協調通信トリガ要求を放棄することとを行うように構成される。
【0038】
第3の態様の第11の可能な実装方式に関して、第12の可能な実装方式では、複数UE協調通信トリガ要求は、受益端末の情報に対応する受益端末の候補支援端末集合をさらに携え、
選択モジュールは、取得モジュールにより取得される、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末のチャネル品質情報に従って、受益端末のために複数UE協調通信の支援端末が判定された後、取得モジュールにより取得される、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末のチャネル品質情報に従って受益端末のために判定される複数UE協調通信の支援端末と、複数UE協調通信トリガ要求に携えられる候補支援端末集合との交差を取得し、交差を取得することにより取得される端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として使用するように特に構成される。
【0039】
第4の態様は端末装置を提供し、
端末の少なくとも1つの隣接端末を取得するために測定を行うように構成される測定モジュールと、
測定モジュールにより測定される端末近接関係情報をネットワーク装置に報告するように構成される報告モジュールとを含み、端末近接関係情報は少なくとも1つの隣接端末の少なくとも装置対装置D2Dコードを含み、ネットワーク装置が複数UE協調通信の受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末を判定し、受益端末のために複数UE協調通信をトリガするべきかどうかについての決定をするために、少なくとも1つの隣接端末の情報が使用される。
【0040】
第4の態様に関して、第1の可能な実装方式では、報告モジュールがネットワーク装置に報告する端末近接関係情報は以下の情報:
少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報であって、第1のリンクは少なくとも1つの隣接端末とネットワーク装置との間のリンクである、情報;
少なくとも1つの隣接端末の第2のリンクのチャネル品質情報であって、第2のリンクは少なくとも1つの隣接端末と少なくとも1つの隣接端末の情報を報告する端末との間のリンクである、情報;
少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報;の1つまたは組合せをさらに含む。
【0041】
第4の態様に関して、第2の可能な実装方式では、端末装置は選択モジュールをさらに含み、
選択モジュールは、測定モジュールにより測定される端末近接関係情報から報告されるべき隣接端末を選択するように構成され、
報告モジュールは、選択モジュールにより選択される隣接端末の情報をネットワーク装置に報告するように特に構成され、
選択モジュールは、
端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力に従って、端末により行われる測定により取得される少なくとも1つの隣接端末をフィルタリングするか、または
端末とネットワーク装置との間のリンクである、端末の第1のリンクのチャネル品質および端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質に従って、少なくとも1つの隣接端末から、端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択するか、または
端末の第2のリンクのチャネル品質および端末の少なくとも1つの隣接端末の第2のリンクのチャネル品質に従って、端末の少なくとも1つの隣接端末から、設定される量の端末を、第2のリンクのチャネル品質に基づいて降順に選択するか、または少なくとも1つの隣接端末から、設定される閾値以上の第2のリンクのチャネル品質を有する端末を選択するか、または
端末の少なくとも1つの隣接端末の第1および第2のリンクのチャネル品質に従って、第1のリンクのチャネル品質および第2のリンクのチャネル品質の加重和の値を計算し、少なくとも1つの隣接端末から、設定される量の端末を、加重合計後に取得されるチャネル品質に基づいて降順に選択するように特に構成される。
【0042】
第4の態様の第1または第2の可能な実装方式に関して、第3の可能な実装方式では、端末装置は要求モジュールをさらに含み、
要求モジュールは、端末が複数UE協調通信の受益端末でありかつ端末の現在のサービス率が予想されるサービス率よりも低いとき、複数UE協調通信トリガ要求をネットワーク装置に送信するか、または端末が複数UE協調通信の支援端末でありかつ端末がUE協調通信の受益端末との第2のリンクの利得が予想される利得閾値に達すると判定するとき、複数UE協調通信トリガ要求をネットワーク装置に送信するように構成される。
【0043】
第4の態様の第3の可能な実装方式に関して、第4の可能な実装方式では、端末装置は判定モジュールをさらに含み、
判定モジュールは、要求モジュールが複数UE協調通信トリガ要求をネットワーク装置に送信する前に、複数UE協調通信の受益端末の候補支援端末集合を判定するように構成され、
要求モジュールは、判定モジュールにより判定される、複数UE協調通信の受益端末の候補支援端末集合を、送信のために複数UE協調通信トリガ要求に携えるように特に構成される。
【0044】
第5の態様はネットワーク装置を提供し、プロセッサ、インタフェースモジュールおよびメモリを含み、
プロセッサは、インタフェースモジュールを通じて端末近接関係情報を取得し、端末近接関係情報をメモリに格納し、近接関係情報に従って、複数UE協調通信の受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末を判定するが、ここで近接関係情報は少なくとも1つの隣接端末の少なくとも装置対装置D2Dコードを含み;また、判定される受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末に従って、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末のチャネル品質情報を取得し、チャネル品質情報をメモリに格納し;さらに、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の取得されるチャネル品質情報に従って、受益端末のために複数UE協調通信をトリガするべきかどうかについての決定をし、複数UE協調通信がトリガされる必要があると決定されると、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末のチャネル品質情報に従って、受益端末のための複数UE協調通信の支援端末を判定するように構成される。
【0045】
第5の態様に関して、第1の可能な実装方式では、プロセッサは、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末のチャネル品質情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末が第1の条件を満たす端末を含むと判定されれば、受益端末のために複数UE協調通信をトリガすると決定するように特に構成され、第1の条件は少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質が受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上であることを含み、受益端末の第1のリンクは受益端末とネットワーク装置との間のリンクであり、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクは受益端末の少なくとも1つの隣接端末とネットワーク装置との間のリンクである。
【0046】
第5の態様に関して、第2の可能な実装方式では、チャネル品質情報は、受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報を含み、受益端末の第1のリンクは受益端末とネットワーク装置との間のリンクであり、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクは受益端末の少なくとも1つの隣接端末とネットワーク装置との間のリンクであり、
プロセッサは、受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末から、受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択し、選択される端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するように特に構成される。
【0047】
第5の態様の第2の可能な実装方式に関して、第3の可能な実装方式では、プロセッサは、インタフェースモジュールを通じて受益端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報を取得するようにさらに構成され、
プロセッサは、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末から、複数UE協調通信に対応することができかつ受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択し、選択される端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するように特に構成される。
【0048】
第5の態様に関して、第4の可能な実装方式では、チャネル品質情報は、受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1および第2のリンクのチャネル品質情報を含み、受益端末の第1のリンクは受益端末とネットワーク装置との間のリンクであり、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクは受益端末の少なくとも1つの隣接端末とネットワーク装置との間のリンクであり、第2のリンクは受益端末の少なくとも1つの隣接端末と受益端末との間のリンクであり、
プロセッサは、受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末から、受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択して候補支援端末集合を構成し、第2のリンクのチャネル品質情報に従って、候補支援端末集合から、設定される量の候補支援端末を、第2のリンクのチャネル品質に基づいて降順に選択し、選択される候補支援端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するか、または
受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末から、受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択して候補支援端末集合を構成し、第2のリンクのチャネル品質情報に従って、候補支援端末集合から、受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第2のリンクのチャネル品質を有する候補支援端末を選択し、選択される候補支援端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するように特に構成される。
【0049】
第5の態様の第4の可能な実装方式に関して、第5の可能な実装方式では、プロセッサは、受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第2のリンクのチャネル品質を有する端末が候補支援端末集合から選択された後、選択される候補支援端末により報告される、第1のリンクのチャネル品質情報に従って、予想される利得が設定される閾値を超えるかどうかを判定し、予想される利得が設定される閾値を超えれば、選択される候補支援端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するようにさらに構成される。
【0050】
第5の態様の第4の可能な実装方式に関して、第6の可能な実装方式では、プロセッサは、インタフェースモジュールを通じて受益端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報を取得するようにさらに構成され、
プロセッサは、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末から、複数UE協調通信に対応することができかつ受益端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択して候補支援端末を構成し、候補支援端末集合から、設定される量の候補支援端末を、第2のリンクのチャネル品質に基づいて降順に選択し、選択される候補支援端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として判定するように特に構成される。
【0051】
第5の態様の第3または第5の可能な実装方式に関して、第7の可能な実装方式では、インタフェースモジュールは、端末により報告される近接関係情報を受信するように特に構成され、
プロセッサは、インタフェースモジュールにより受信される近接関係情報から受益端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報を取得するように特に構成される。
【0052】
第5の態様の第4の可能な実装方式に関して、第8の可能な実装方式では、インタフェースモジュールは、端末により報告される近接関係情報を受信するように特に構成され、
プロセッサは、インタフェースモジュールにより受信される近接関係情報から受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第2のリンクのチャネル品質情報を取得するように特に構成される。
【0053】
第5の態様の第2または第4の可能な実装方式に関して、第9の可能な実装方式では、プロセッサは、受益端末の第1のリンクのチャネル品質情報および受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報を以下の方式:
受益端末の少なくとも1つの隣接端末において作動状態にある端末に関して、インタフェースモジュールを通じて、作動状態にある端末により報告される測定報告を取得し、作動状態にある端末により報告される測定報告に従って、第1のリンクのチャネル品質情報を取得し、受益端末の少なくとも1つの隣接端末において休止状態にある端末に関して、インタフェースモジュールを通じて、休止状態にある端末を呼び出し、休止状態にある端末が作動状態に入った後報告される測定報告を取得し、休止状態にある端末が作動状態に入った後報告される測定報告に従って、第1のリンクのチャネル品質情報を取得するステップ、または
インタフェースモジュールにより受信される、少なくとも1つの隣接端末の情報に従って、受益端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報を取得するステップであって、少なくとも1つの隣接端末の情報が少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報を含むステップで取得する。
【0054】
第5の態様に関して、第10の可能な実装方式では、インタフェースモジュールは、近接発見によって測定されて複数UE協調通信の受益端末および/または複数UE協調通信の支援端末により報告される少なくとも1つの隣接端末の情報を受信するように特に構成され、プロセッサは、インタフェースモジュールにより受信される、少なくとも1つの隣接端末の情報に従って、複数UE協調通信の受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末を判定するように特に構成されるか、または
プロセッサは、インタフェースモジュールを通じて複数UE協調通信の受益端末および支援端末の位置情報を検出し、検出される端末位置情報に従って、複数UE協調通信の受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末を判定する。
【0055】
第5の態様および第5の態様の第1から第10の可能な実装方式のいずれか1つに関して、第11の可能な実装方式では、インタフェースモジュールは、受益端末および/または受益端末の少なくとも1つの隣接端末により報告される複数UE協調通信トリガ要求を受信するようにさらに構成され、複数UE協調通信トリガ要求は受益端末の情報を携え、
プロセッサは、複数UE協調通信トリガ要求に携えられる受益端末の情報に対応する受益端末のために複数UE協調通信がトリガされる必要はないと決定されれば、複数UE協調通信トリガ要求を放棄するようにさらに構成される。
【0056】
第5の態様の第11の可能な実装方式に関して、第12の可能な実装方式では、複数UE協調通信トリガ要求は、受益端末の情報に対応する受益端末の候補支援端末集合をさらに携え、
プロセッサは、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末のチャネル品質情報に従って、受益端末のために複数UE協調通信の支援端末が判定された後、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末のチャネル品質情報に従って受益端末のために判定される複数UE協調通信の支援端末と、複数UE協調通信トリガ要求に携えられる候補支援端末集合との交差を取得し、交差を取得することにより取得される端末を受益端末のための複数UE協調通信の支援端末として使用するように特に構成される。
【0057】
第6の態様は端末装置を提供し、インタフェースモジュール、プロセッサ、およびメモリを含み、
プロセッサは、端末の少なくとも1つの隣接端末を取得するためにインタフェースモジュールを通じて測定を行い、測定により取得される少なくとも1つの隣接端末の情報をメモリに保存し、測定される端末近接関係情報をインタフェースモジュールを通じてネットワーク装置に報告するように構成され、ここで端末近接関係情報は少なくとも1つの隣接端末の少なくとも装置対装置D2Dコードを含み、ネットワーク装置が複数UE協調通信の受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末を判定し、受益端末のために複数UE協調通信をトリガするべきかどうかについての決定をするために、少なくとも1つの隣接端末の情報が使用される。
【0058】
第6の態様に関して、第1の可能な実装方式では、プロセッサがインタフェースモジュールを通じてネットワーク装置に報告する端末近接関係情報は以下の情報:
少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質情報であって、第1のリンクは少なくとも1つの隣接端末とネットワーク装置との間のリンクである、情報;
少なくとも1つの隣接端末の第2のリンクのチャネル品質情報であって、第2のリンクは少なくとも1つの隣接端末と少なくとも1つの隣接端末の情報を報告する端末との間のリンクである、情報;
少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力情報;の1つまたは組合せをさらに含む。
【0059】
第6の態様に関して、第2の可能な実装方式では、プロセッサは、測定される端末近接関係情報から報告されるべき隣接端末を選択し、選択される隣接端末の情報をネットワーク装置に報告するように特に構成され、
測定される端末近接関係情報から報告されるべき隣接端末を選択する方式は、
端末の少なくとも1つの隣接端末の複数UE協調通信能力に従って、端末により行われる測定により取得される少なくとも1つの隣接端末をフィルタリングするステップ、または
端末の第1のリンクのチャネル品質および端末の少なくとも1つの隣接端末の第1のリンクのチャネル品質に従って、少なくとも1つの隣接端末から、端末の第1のリンクのチャネル品質以上の第1のリンクのチャネル品質を有する端末を選択するステップであって、第1のリンクが端末とネットワーク装置との間のリンクであるステップ、または
端末の第2のリンクのチャネル品質および端末の少なくとも1つの隣接端末の第2のリンクのチャネル品質に従って、端末の少なくとも1つの隣接端末から、設定される量の端末を、第2のリンクのチャネル品質に基づいて降順に選択するか、または少なくとも1つの隣接端末から、設定される閾値以上の第2のリンクのチャネル品質を有する端末を選択するステップ、または
端末の少なくとも1つの隣接端末の第1および第2のリンクのチャネル品質に従って、第1のリンクのチャネル品質および第2のリンクのチャネル品質の加重和の値を計算し、少なくとも1つの隣接端末から、設定される量の端末を、加重合計後に取得されるチャネル品質に基づいて降順に選択するステップを含む。
【0060】
第6の態様または第6の態様の第1の可能な実装方式に関して、第3の可能な実装方式では、プロセッサは、端末が複数UE協調通信の受益端末でありかつ端末の現在のサービス率が予想されるサービス率よりも低いとき、複数UE協調通信トリガ要求をインタフェースモジュールを通じてネットワーク装置に送信するか、または端末が複数UE協調通信の支援端末でありかつ端末がUE協調通信の受益端末との第2のリンクの利得が予想される利得閾値に達すると判定するとき、複数UE協調通信トリガ要求をインタフェースモジュールを通じてネットワーク装置に送信するようにさらに構成される。
【0061】
第6の態様の第3の可能な実装方式に関して、第4の可能な実装方式では、プロセッサは、複数UE協調通信トリガ要求がインタフェースモジュールを通じてネットワーク装置に送信される前に、複数UE協調通信の受益端末の候補支援端末集合を判定し、複数UE協調通信の受益端末の判定される候補支援端末集合を、送信のために複数UE協調通信トリガ要求に携えるようにさらに構成される。
【0062】
本発明の上記の実施形態によれば、ネットワーク装置は、端末により報告される端末近接関係情報に従って、複数UE協調通信の受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末を判定し、受益端末および受益端末の少なくとも1つの隣接端末のチャネル品質に従って、複数UE協調通信をトリガするべきかどうかについての決定をし、複数UE協調通信を行うと決定される受益端末のための協調ユーザ集合を選択し(つまり、受益端末のための支援端末を選択し)、これが複数UE協調通信をトリガするべきかどうかについての決定および受益端末のための適切な協調設定ユーザの選択を実装し、それにより最終的にユーザのサービス品質およびネットワークの全体的性能を向上させる。