(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6166541
(24)【登録日】2017年6月30日
(45)【発行日】2017年7月19日
(54)【発明の名称】車両用灯具
(51)【国際特許分類】
F21S 8/10 20060101AFI20170710BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20170710BHJP
【FI】
F21S8/10 371
F21S8/10 351
F21S8/10 352
F21Y115:10
【請求項の数】3
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-14908(P2013-14908)
(22)【出願日】2013年1月30日
(65)【公開番号】特開2014-146521(P2014-146521A)
(43)【公開日】2014年8月14日
【審査請求日】2015年12月8日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002303
【氏名又は名称】スタンレー電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100090033
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 博司
(74)【代理人】
【識別番号】100093045
【弁理士】
【氏名又は名称】荒船 良男
(72)【発明者】
【氏名】市川 朝紀
(72)【発明者】
【氏名】今関 規文
【審査官】
石井 孝明
(56)【参考文献】
【文献】
特開2012−004004(JP,A)
【文献】
特開2012−169116(JP,A)
【文献】
特表2006−522442(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 8/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上に実装された光源と、前記光源から出射された光を長手方向に沿って導光させつつ前面から出射させる長尺な板状の導光体と、を備える車両用灯具において、
前記導光体は、
前方から見て互いに交差する第一の方向及び第二の方向に沿った第一導光部及び第二導光部に、屈曲部を境に屈曲され、
前記屈曲部には、後方からの光を前記第一導光部に向けて前記第一の方向に略沿って内部反射させる第一反射面と、後方からの光を前記第二導光部に向けて前記第二の方向に略沿って内部反射させる第二反射面と、が形成され、
前記光源として、前記屈曲部のうち前記第一反射面が形成された部分の後方に前方向きに配置された第一光源と、前記屈曲部のうち前記第二反射面が形成された部分の後方に前方向きに配置された第二光源とを有し、
前記第一光源及び前記第二光源が、前後方向と略直交する同一の前記基板の前面にそれぞれ複数実装され、
前記第一反射面及び前記第二反射面は、前記導光体の前面のうち当該導光体の全長に亘る所定幅の周縁部であって前記屈曲部の端部に形成され、
前記第一反射面は、前記屈曲部のうち、前記第一導光部とは反対側の端部に前記第二の方向に沿って形成され、
前記第二反射面は、前記屈曲部のうち、前記第二導光部とは反対側の端部に前記第一の方向に沿って形成されていることを特徴とする車両用灯具。
【請求項2】
前記屈曲部の後部のうち、前記光源と対向する部分には、当該光源から出射された光を前後方向に略沿った平行光にしつつ当該屈曲部内に入射させる入射部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記導光体の後面には、当該導光体の全長に亘って周縁部の内側に凹部が形成され、
前記凹部の底面には、前記第一反射面及び前記第二反射面で内部反射された光を前方へ内部反射させる複数のプリズムカットが全面に亘って形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両に搭載される各種の車両用灯具として、長尺な導光体を発光させるものが知られている。この種の車両用灯具において、例えばU字状などに屈曲した導光体を発光させる場合、導光体の一方の端部だけに光源(例えば発光ダイオード)を配置したのでは、導光に伴う光の減衰により長手方向に不均一な発光態様となってしまうため、
図5に示すように、導光体の両端面にそれぞれ光源を対向配置させる構成が一般的である(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2012−243539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の車両用灯具では、互いに離間した2箇所に光源が設けられているため、この光源を実装する基板が少なくとも2枚必要になり、1箇所だけに光源を設ける場合に比べて部品点数が増加してしまう。
【0005】
更に、導光体の両端面にそれぞれ光源を対向配置させているため、2箇所の光源を前方から視認できないように遮蔽部材(例えばエクステンション)でそれぞれ覆い隠す必要が生じる。その結果、この遮蔽部材の分だけ部品点数が増加してしまううえに、導光体の端部を灯室内の端部に配置することができず、ひいては灯具の外形端部を発光させることができない。
【0006】
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、従来に比べて少ない部品点数で、屈曲した長尺な導光体を灯室内の端部に配置しつつ均一に発光させることができる車両用灯具の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
基板上に実装された光源と、前記光源から出射された光を長手方向に沿って導光させつつ前面から出射させる長尺な
板状の導光体と、を備える車両用灯具において、
前記導光体は、
前方から見て互いに交差する第一の方向及び第二の方向に沿った第一導光部及び第二導光部に、屈曲部を境に屈曲され、
前記屈曲部には、後方からの光を前記第一導光部に向けて前記第一の方向に略沿って内部反射させる第一反射面と、後方からの光を前記第二導光部に向けて前記第二の方向に略沿って内部反射させる第二反射面と、が形成され、
前記光源として、前記屈曲部のうち前記第一反射面が形成された部分の後方に前方向きに配置された第一光源と、前記屈曲部のうち前記第二反射面が形成された部分の後方に前方向きに配置された第二光源とを有
し、
前記第一光源及び前記第二光源が、前後方向と略直交する同一の前記基板の前面にそれぞれ複数実装され、
前記第一反射面及び前記第二反射面は、前記導光体の前面のうち当該導光体の全長に亘る所定幅の周縁部であって前記屈曲部の端部に形成され、
前記第一反射面は、前記屈曲部のうち、前記第一導光部とは反対側の端部に前記第二の方向に沿って形成され、
前記第二反射面は、前記屈曲部のうち、前記第二導光部とは反対側の端部に前記第一の方向に沿って形成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用灯具において、
前記屈曲部の後部のうち、前記光源と対向する部分には、当該光源から出射された光を前後方向に略沿った平行光にしつつ当該屈曲部内に入射させる入射部が設けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用灯具において、
前記導光体の後面には、当該導光体の全長に亘って周縁部の内側に凹部が形成され、
前記凹部の底面には、前記第一反射面及び前記第二反射面で内部反射された光を前方へ内部反射させる複数のプリズムカットが全面に亘って形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、第一光源から前方へ出射された光が、屈曲部の後部から導光体内に入射した後に第一反射面で第一の方向に略沿って反射され、第一導光部内を導光しつつ当該第一導光部の前面から出射する。また、第二光源から前方へ出射された光が、屈曲部の後部から導光体内に入射した後に第二反射面で第二の方向に略沿って反射され、第二導光部内を導光しつつ当該第二導光部の前面から出射する。
【0012】
これにより、第一光源と第二光源とによって導光体の第一導光部と第二導光部とを個別に発光させることができるので、導光体の一方の端部だけに光源を配置していた従来に比べ、導光体をより均一に発光させることができる。
また、第一光源及び第二光源が何れも導光体の屈曲部の後方に配置されているので、長尺な導光体の両端面にそれぞれ光源を対向配置させていた従来と異なり、これら第一光源及び第二光源を1枚の基板上にまとめて実装することができるとともに、光源を覆い隠すための遮蔽部材を不要とすることができ、ひいては、部品点数を減らしつつ、第一導光部及び第二導光部の屈曲部とは反対側の各端部を灯室内の端部に配置することができる。
したがって、従来に比べて少ない部品点数で、屈曲した長尺な導光体を灯室内の端部に配置しつつ、均一に発光させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】実施形態における車両用灯具の正面図である。
【
図2】実施形態における車両用灯具の要部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における車両用灯具1の正面図であり、
図2は、車両用灯具1の要部の斜視図であり、
図3及び
図4は、
図1のIII−III線及びIV−IV 線での断面図である。
なお、以下の説明では、「前」「後」「左」「右」「上」「下」との記載は、特に断りのない限り、車両用灯具1から見た方向を意味するものとする。
【0015】
図1〜
図3に示すように、車両用灯具1は、前面が開口したハウジング2と、当該ハウジング2の前面開口を覆う素通しのアウターレンズ3とを備えている。これらハウジング2及びアウターレンズ3で画成される灯室の内部には、インナーレンズ4と、4つのLED(発光ダイオード)5,…とが収容されている。
【0016】
インナーレンズ4は、正面視で左方へ開口する略U字に形成された長尺な導光体である。具体的には、インナーレンズ4は、当該インナーレンズ4の上部右端に位置する屈曲部40を境に、当該屈曲部40の左端から左右方向に沿って右方へ延在する第一導光部41と、当該屈曲部40の下端から上下方向に沿って下方へ延在した後に左曲がりに湾曲する略L字状の第二導光部42とに屈曲した形状に形成されている。また、インナーレンズ4は、第一導光部41及び第二導光部42の各左端が灯室内の左端部に位置するように配置されている。
【0017】
インナーレンズ4の後面のうち、所定幅の周縁部を除く部分は、当該インナーレンズ4の全長に亘って凹状に形成された凹部となっており、この凹部の底面には、断面が略鋸歯状の複数のプリズムカット4a,…が全面に亘って形成されている。具体的には、複数のプリズムカット4a,…は、第一導光部41及び屈曲部40では第一導光部41の延在方向に沿って並設されており、第二導光部42では当該第二導光部42の延在方向に沿って並設されている。この複数のプリズムカット4a,…は、後述するように、各LED5から出射されてインナーレンズ4内に入射した光を、第一導光部41及び第二導光部42内でそれぞれの延在方向に略沿って導光させつつ前方へ反射させる。
【0018】
また、インナーレンズ4のうち、屈曲部40の後部には、4つのLED5,…から出射された光を当該インナーレンズ4内に入射させる4つの入射部400,…が設けられている。
4つの入射部400,…は、屈曲部40の右端部及び上端部にそれぞれ2つずつ設けられている。このうち、屈曲部40の右端部に設けられた2つの入射部400,400は、正面視で第一導光部41の右方に位置する部分に、上下方向に沿って並設されている。一方、屈曲部40の上端部に設けられた2つの入射部400,400は、正面視で第二導光部42の上方に位置する部分に、左右方向に沿って並設されている。また、4つの入射部400,…は、後述するように、4つのLED5,…に対応して設けられており、各入射部400の後方に当該入射部400と対応するLED5が対向配置されている。
【0019】
各入射部400は、後方へ突出する部分的な裁頭円錐状に形成されており、その後端には、後方へ開口する凹部400aが形成されている。より詳しくは、各入射部400は、屈曲部40の右端部に設けられたものが上下方向に沿って長尺に形成されるとともに、屈曲部40の上端部に設けられたものが左右方向に沿って長尺に形成されており、その凹部400aは、当該入射部400の長手方向と直交する両側が開口している。
図4に示すように、凹部400aの底部には、後方へ膨出する凸面状(非球面)の第一入射面401が形成されている。この第一入射面401は、その焦点にLED5が位置するように形成されており、当該LED5から出射された光を、前後方向に略沿った平行光としつつインナーレンズ4(屈曲部40)内へ入射させる。
凹部400aの内周面は、第二入射面402となっている。この第二入射面402は、第一入射面401の周縁部から後方へ立設された部分的な裁頭円錐面であり、LED5から出射された光のうち第一入射面401よりも側方へ向かうものをインナーレンズ4(屈曲部40)内へ入射させる。
入射部400の外周面は、入射部反射面403となっている。この入射部反射面403は、第二入射面402の先端(後端)から前方へ向かって外側へ広がるように傾斜した部分的な裁頭円錐面であり、第二入射面402からインナーレンズ4内へ入射した光を、前後方向に略沿うように内部反射させる。
【0020】
図1〜
図3に示すように、インナーレンズ4の前面のうち、U字状の内側及び左端を除く周縁部には、当該インナーレンズ4の前面及び外周面に対して45°の傾斜角を有する面取り状の傾斜面4bが形成されている。
傾斜面4bのうち、屈曲部40の右端部に形成された部分は、第一反射面R1となっている。この第一反射面R1は、屈曲部40後部の右端部に設けられた2つの入射部400,400の前方、且つ第一導光部41の右方に位置するとともに、前後方向及び左右方向の何れに対しても45°の傾斜角で傾斜しており、後方の2つの入射部400,400からの光を第一導光部41に向けて左右方向に略沿って左方へ内部反射させる。
また、傾斜面4bのうち、屈曲部40の上端部に形成された部分は、第二反射面R2となっている。この第二反射面R2は、屈曲部40後部の上端部に設けられた2つの入射部400,400の前方、且つ第二導光部42の右端部(上下方向に沿って延在する部分)の上方に位置するとともに、前後方向及び上下方向の何れに対しても45°の傾斜角で傾斜しており、後方の2つの入射部400,400からの光を第二導光部42の右端部に向けて上下方向に略沿って下方へ内部反射させる。
【0021】
4つのLED5,…は、それぞれ発光面を前方に向けた状態で、前後方向と略直交する同一の基板6の前面に実装され、インナーレンズ4の屈曲部40の後方に配置されている。具体的には、4つのLED5,…は、屈曲部40の右端部の後方に配置された2つの第一LED51,51と、屈曲部40の上端部の後方に配置された2つの第二LED52,52とからなる。
このうち、屈曲部40の右端部の後方に設けられた2つの第一LED51,51は、屈曲部40後部の右端部に設けられた2つの入射部400,400に対応しており、この2つの入射部400,400の後方(すなわち第一反射面R1の後方)に対向配置されるように、上下方向に沿って並設されている。
一方、屈曲部40の上端部に設けられた2つの第二LED52,52は、屈曲部40後部の上端部に設けられた2つの入射部400,400に対応しており、この2つの入射部400,400の後方(すなわち第二反射面R2の後方)に対向配置されるように、左右方向に沿って並設されている。
【0022】
以上の構成を具備する車両用灯具1では、4つのLED5,…を点灯させることによって、インナーレンズ4の前面が全長に亘って発光する。
具体的には、4つのLED5,…のうち、2つの第一LED51,51から前方へ出射された光が、インナーレンズ4の屈曲部40後部の右端部に設けられた2つの入射部400,400を通じて前後方向に略沿った平行光とされつつインナーレンズ4(屈曲部40)内に入射した後に、その前方の第一反射面R1で左方へ反射される。そして、この光は、屈曲部40及び第一導光部41内を左右方向に略沿って左方へ導光しつつ、当該屈曲部40及び第一導光部41の後面の複数のプリズムカット4a,…で前方へ反射されて、その前面から出射する。こうして、インナーレンズ4のうち、屈曲部40及び第一導光部41の前面が発光する。
【0023】
一方、4つのLED5,…のうち、2つの第二LED52,52から前方へ出射された光は、インナーレンズ4の屈曲部40後部の上端部に設けられた2つの入射部400,400を通じて前後方向に略沿った平行光とされつつインナーレンズ4(屈曲部40)内に入射した後に、その前方の第二反射面R2で下方へ反射される。そして、この光は、屈曲部40及び第二導光部42内を上下方向に略沿って下方へ導光し、或いは更に第二導光部42に沿って左曲がりに導光しつつ、当該第二導光部42の後面の複数のプリズムカット4a,…で前方へ反射されて、その前面から出射する。こうして、インナーレンズ4のうち、第二導光部42の前面が発光する。
【0024】
以上のように、本実施形態の車両用灯具1によれば、第一LED51から前方へ出射された光が、屈曲部40の後部からインナーレンズ4内に入射した後に第一反射面R1で左右方向に略沿って左方へ反射され、第一導光部41内を導光しつつ当該第一導光部41の前面から出射する。また、第二LED52から前方へ出射された光が、屈曲部40の後部からインナーレンズ4内に入射した後に第二反射面R2で上下方向に略沿って下方へ反射され、第二導光部42内を導光しつつ当該第二導光部42の前面から出射する。
【0025】
これにより、第一LED51と第二LED52とによってインナーレンズ4の第一導光部41と第二導光部42とを個別に発光させることができるので、導光体の一方の端部だけに光源を配置していた従来に比べ、インナーレンズ4をより均一に発光させることができる。
また、第一LED51及び第二LED52が何れもインナーレンズ4の屈曲部40の後方に配置されているので、長尺な導光体の両端面にそれぞれ光源を対向配置させていた従来と異なり、これら第一LED51及び第二LED52を1枚の基板6上にまとめて実装することができるとともに、光源を覆い隠すための遮蔽部材を不要とすることができ、ひいては、部品点数を減らしつつ、第一導光部41及び第二導光部42の屈曲部40とは反対側の各左端部を灯室内の端部に配置することができる。
したがって、従来に比べて少ない部品点数で、屈曲した長尺なインナーレンズ4を灯室内の端部に配置しつつ、均一に発光させることができる。
【0026】
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0027】
例えば、上記実施形態では、車両用灯具1の光源としてLED5を挙げて説明したが、本発明に係る光源は、基板上に実装されるものであれば、LED(発光ダイオード)に限定されない。
【0028】
また、インナーレンズ4において第一導光部41と第二導光部42とが屈曲部40から延在する方向は、左右方向及び上下方向に限定されず、前方(すなわち灯具の発光方向)から見て互いに交差する2つの方向であればよい。
【符号の説明】
【0029】
1 車両用灯具
4 インナーレンズ(導光体)
40 屈曲部
R1 第一反射面
R2 第二反射面
400 入射部
41 第一導光部
42 第二導光部
4a プリズムカット
4b 傾斜面
5 LED(光源)
51 第一LED(第一光源)
52 第二LED(第二光源)
6 基板