【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、第1表示装置と第2表示装置との間で、時刻を同期させた表示を行う時刻同期システムに関する。
【0010】
そして、本発明の第1の態様は、
第1表示装置と第2表示装置との間で、時刻を同期させた表示を行う時刻同期システムであって、
前記第1表示装置は、
第1表示部と、
第1計時部と、
ネットワークを介して通信を行う第1ネットワーク通信部と、
前記第1表示部の表示を制御する第1表示制御部と、
前記第1ネットワーク通信部により、前記ネットワークを介して共通計時部にアクセスして、該共通計時部の計時時刻のデータを取得する第1共通時刻取得処理を実行する第1共通時刻取得部と、
前記第1共通時刻取得処理において、前記第1共通時刻取得部が、前記共通計時部に対して、前記共通計時部の計時時刻データを要求する第1時刻要求データを送信した時点における前記第1計時部の計時時刻である第1要求送信時刻から、前記第1共通時刻取得部が、該第1時刻要求データの送信に応じて前記共通計時部から送信された第1計時時刻データを受信した時点における前記第1計時部の計時時刻である第1応答受信時刻までの間の中間時刻と、該第1計時時刻データが示す時刻との時間差に基づいて、前記第1計時部の計時時刻を補正して前記共通計時部の計時時刻に変換するための第1補正値を算出する第1補正値算出部と、
所定のイベントが前記第1表示部に表示される前記第1計時部の計時時刻を、イベント発生第1時刻として認識するイベント発生第1時刻認識部と、
前記イベント発生第1時刻を、前記第1補正値を用いて前記共通計時部の計時時刻に変換したイベント発生共通時刻を算出し、該イベント発生共通時刻のデータを含むイベント発生報知データを、前記第1ネットワーク通信部により、前記ネットワークを介して前記第2表示装置に送信するイベント発生伝達部と
を備え、
前記第2表示装置は、
第2表示部と、
第2計時部と、
前記ネットワークを介して通信を行う第2ネットワーク通信部と、
前記第2ネットワーク通信部により、前記ネットワークを介して前記共通計時部にアクセスして、前記共通計時部の計時時刻データを取得する第2共通時刻取得処理を実行する第2共通時刻取得部と、
前記第2共通時刻取得処理において、前記第2共通時刻取得部が、前記共通計時部に対して、前記共通計時部の計時時刻データを要求する第2時刻要求データを送信した時点における前記第2計時部の計時時刻である第2要求送信時刻から、前記第2共通時刻取得部が、該第2時刻要求データの送信に応じて前記共通計時部から送信された第2計時時刻データを受信した時点における前記第2計時部の計時時刻である第2応答受信時刻までの間の中間時刻と、該第2計時時刻データが示す時刻との時間差に基づいて、前記第2計時部の計時時刻を補正して前記共通計時部の計時時刻に変換するための第2補正値を算出する第2補正値算出部と、
前記第2ネットワーク通信部により、前記イベント発生報知データを受信したときに、該イベント発生報知データから認識される前記イベント発生共通時刻を、前記第2補正値を用いて前記第2計時部の計時時刻に補正したイベント発生第2時刻を認識するイベント発生第2時刻認識部と、
前記第2計時部の計時時刻が、該イベント発生第2時刻に基づいて設定されたイベント開始報知時刻になった時に、前記第2表示部に前記イベントに応じた表示を行う第2表示制御部と
を備えたことを特徴とする。
【0011】
かかる本発明によれば、前記第1表示装置は、前記第1共通時刻取得部により前記共通計時部の計時時刻データを取得して、前記第1補正値算出部により前記第1計時部の計時時刻を前記共通計時部の計時時刻に補正するための前記第1補正値を算出する。同様に、前記第2表示装置は、前記第2共通時刻取得部により前記共通計時部の計時時刻を前記共通計時部の計時時刻に補正するための前記第2補正値を算出する。このように、前記第1補正値と前記第2補正値を算出することにより、前記第1表示装置において、前記第1計時部の計時時刻を前記第1補正値を用いて前記共通計時部の計時時刻に変換することが可能になる。また、前記第2表示装置において、前記第2計時部の計時時刻を前記第2補正値を用いて前記共通計時部の計時時刻に補正することが可能になる。
【0012】
そして、前記第1表示装置の前記イベント発生伝達部は、前記イベント発生第1時刻を前記共通計時部の計時時刻に補正した前記イベント発生共通時刻のデータを含む前記イベント発生報知データを、ネットワークを介して前記第2表示装置に送信する。また、前記第2表示装置の第2表示制御部は、前記イベント発生報知データをネットワークを介して受信したときに、前記イベント発生報知データから認識される前記イベント発生共通時刻を、前記第2計時部の計時時刻に補正した前記イベント発生第2時刻を算出する。
【0013】
そして、前記第2表示制御部は、前記第2計時部の計時時刻が前記イベント発生第2時刻に基づいて設定された前記イベント開始報知時刻になった時に、前記第2表示部に前記イベントに応じた表示を行う。これにより、前記第1表示装置と前記第2表示装置との間で、ネットワークを介した通信を利用して、前記共通計時部の計時時刻を共通のタイミング指標として、時刻を同期させた表示を行うことができる。
【0014】
また、前記第1の態様において、
前記第1補正値算出部は、前記第1共通時刻取得部により前記第1共通時刻取得処理を実行して、前記第1要求送信時刻から前記第1応答受信時刻までの間の中間時刻と、前記第1計時時刻データが示す時刻との時間差を求める処理を複数回実行し、該複数回の処理により得られた時間差のうち、対応する前記第1要求送信時刻及び前記第1計時時刻データが示す時刻の差である第1往き通信時間と、対応する前記第1応答受信時刻及び前記第1計時時刻データが示す時刻の差である第1戻り通信時間との差が短時間である時間差を、優先的に用いて前記第1補正値を算出するようにしてもよい。
【0015】
この構成によれば、前記ネットワークを介した前記第1表示装置と前記共通計時部との間の通信が良好であって、通信における遅延時間が短い状態であるときには、前記第1往き通信時間(前記第1表示装置から前記共通計時部へのデータ送信に要した時間を示す)と前記第1戻り通信時間(前記共通計時部から前記第1表示装置へのデータ送信に要した時間を示す)との差が小さくなる。そこで、前記第1補正値算出部により、前記時間差を求める処理を複数回実行して得られた時間差のうち、前記第1往き通信時間と前記第1戻り通信時間との差が短時間であった時間差を優先的に用いることによって、前記第1補正値を精度良く算出することができる。
【0016】
また、前記第1の態様において、
前記第2補正値算出部は、前記第2共通時刻取得部により前記第2共通時刻取得処理を実行して、前記第2要求送信時刻から前記第2応答受信時刻までの間の中間時刻と、前記第2計時時刻データが示す時刻との時間差を求める処理を複数回実行し、該複数回の処理により得られた時間差のうち、対応する前記第2要求送信時刻及び前記第2計時時刻データが示す時刻の差である第2往き通信時間と、対応する前記第2応答受信時刻及び前記第2計時時刻データが示す時刻の差である第2戻り通信時間との差が短時間である時間差を、優先的に用いて前記第2補正値を算出するようにしてもよい。
【0017】
この構成によれば、前記ネットワークを介した前記第2表示装置と前記共通計時部との間の通信が良好であって、通信における遅延時間が短い状態であるときには、前記第2往き通信時間(前記第2表示装置から前記共通計時部へのデータ送信に要した時間を示す)と、前記第2戻り通信時間(前記共通計時部から前記第2表示装置へのデータ送信に要した時間を示す)との差が小さくなる。そこで、前記第2補正値算出部により、前記時間差を求める処理を複数回実行して得られた時間差のうち、前記第2往き通信時間と前記第2戻り通信時間との差が短時間である時間差を優先的に用いることによって、前記第2補正値を精度良く算出することができる。
【0018】
次に、本発明の第2の態様は、
前記第1表示装置は、
第1表示部と、
第1計時部と、
ネットワークを介して通信を行う第1ネットワーク通信部と、
前記第1表示部の表示を制御する第1表示制御部と、
所定のイベントが前記第1表示部に表示される前記第1計時部の計時時刻を、イベント発生第1時刻として認識するイベント発生第1時刻認識部と、
前記イベント発生第1時刻のデータを含むイベント発生報知データを、前記第1ネットワーク通信部により、前記ネットワークを介して前記第2表示装置に送信するイベント発生伝達部と
を備え、
前記第2表示装置は、
第2表示部と、
第2計時部と、
前記ネットワークを介して通信を行う第2ネットワーク通信部と、
前記第2ネットワーク通信部により、前記ネットワークを介して前記第1表示装置の前記第1計時部にアクセスして、前記第1計時部の計時時刻データを取得する第1計時時刻取得処理を実行する第1計時時刻取得部と、
前記第1計時時刻取得処理において、前記第1計時時刻取得部が、前記第1表示装置に対して、前記第1計時部の計時時刻データを要求する第3時刻要求データを送信した時点における前記第2計時部の計時時刻である第3要求送信時刻から、前記第1計時時刻取得部が、該第3時刻要求データの送信に応じて前記第2表示装置から送信された第3計時時刻データを受信した時点における前記第2計時部の計時時刻である第3応答受信時刻までの間の中間時刻と、該第3計時時刻データが示す時刻との時間差に基づいて、前記第1計時部の計時時刻を補正して前記第2計時部の計時時刻に変換するための第3補正値を算出する第3補正値算出部と、
前記第2ネットワーク通信部により、前記イベント発生報知データを受信したときに、該イベント発生報知データから認識される前記イベント発生第1時刻を、前記第3補正値を用いて前記第2計時部の計時時刻に補正したイベント発生第2時刻を認識するイベント発生第2時刻認識部と、
前記第2計時部の計時時刻が、前記イベント発生第2時刻に基づいて設定されたイベント開始報知時刻になった時に、前記第2表示部に前記イベントに応じた表示を行う第2表示制御部と
を備えたことを特徴とする。
【0019】
かかる本発明によれば、前記第2表示装置は、前記第1計時時刻取得部により、前記第1表示装置の前記第1計時部の計時時刻データを取得して、前記第3補正値算出部により前記第1計時部の計時時刻を前記第2計時部の計時時刻に補正するための前記第3補正値を算出する。このように、前記第3補正値を算出することにより、前記第2表示装置において、前記第2計時部の計時時刻を前記第1計時部の計時時刻に補正することが可能になる。
【0020】
そして、前記第1表示装置の前記イベント発生伝達部は、前記イベント発生第1時刻のデータを含む前記イベント発生報知データを、ネットワークを介して前記第2表示装置に送信する。また、前記第2表示装置の前記第2表示制御部は、前記イベント発生報知データをネットワークを介して受信したときに、前記イベント発生報知データから認識される前記イベント発生第1時刻を、前記第2計時部の計時時刻に補正した前記イベント発生第2時刻を算出する。
【0021】
そして、前記第2表示制御部は、前記第2計時部の計時時刻が前記イベント発生第2時刻になった時に、前記第2表示部に前記イベントに応じた表示を行う。これにより、前記第1表示装置と前記第2表示装置との間で、ネットワークを介した通信を利用して、前記第1計時部の計時時刻を共通のタイミング指標として、時刻を同期させた表示を行うことができる。
【0022】
また、前記第2の態様において、
前記第3補正値算出部は、前記第1計時時刻取得部により前記第1計時時刻取得処理を実行して、前記第3要求送信時刻から前記第3応答受信時刻までの間の中間時刻と、前記第3計時時刻データが示す時刻との時間差を求める処理を複数回実行し、該複数回の処理により得られた時間差のうち、対応する前記第3要求送信時刻及び前記第3計時時刻データが示す時刻の差である第3往き通信時間と、対応する前記第3応答受信時刻及び前記第3計時時刻データが示す時刻の差である第3戻り通信時間との差が短時間である時間差を、優先的に用いて前記第3補正値を算出するようにしてもよい。
【0023】
この構成によれば、前記ネットワークを介した前記第1表示装置と前記第2表示装置との間の通信が良好であって、通信における遅延時間が短い状態であるときには、前記第3往き通信時間(前記第2表示装置から前記第1表示装置へのデータ送信に要した時間を示す)と、前記第3戻り通信時間(前記第1表示装置から前記第2表示装置へのデータ送信に要した時間を示す)との差が小さくなる。そこで、前記第3補正値算出部により、前記時間差を求める処理を複数回実行して得られた時間差のうち、前記第3往き通信時間と前記第3戻り通信時間との差が短時間である時間差を優先的に用いることによって、前記第3補正値を精度良く算出することができる。
【0024】
次に、本発明の第3の態様は、
前記第1表示装置は、
第1表示部と、
第1計時部と、
ネットワークを介して通信を行う第1ネットワーク通信部と、
前記第1表示部の表示を制御する第1表示制御部と、
前記第1ネットワーク通信部により、前記ネットワークを介して前記第2表示装置が有する第2計時部にアクセスして、該第2計時部の計時時刻データを取得する第2計時時刻取得処理を実行する第2計時時刻取得部と、
前記第2計時時刻取得処理において、前記第2計時時刻取得部が、前記第2表示装置に対して、前記第2計時部の計時時刻データを要求する第4時刻要求データを送信した時点における前記第1計時部の計時時刻である第4要求送信時刻から、前記第2計時時刻取得部が、該第4時刻要求データの送信に応じて前記第1表示装置から送信された第4計時時刻データを受信した時点における前記第1計時部の計時時刻である第4応答受信時刻までの間の中間時刻と、該第4計時時刻データが示す時刻との時間差に基づいて、前記第2計時部の計時時刻を補正して前記第1計時部の計時時刻に変換するための第4補正値を算出する第4補正値算出部と、
所定のイベントが前記第1表示部に表示される前記第1計時部の計時時刻を、イベント発生第1時刻として認識するイベント発生第1時刻認識部と、
前記イベント発生第1時刻を、前記第4補正値を用いて前記第2計時部の計時時刻に変換したイベント発生第2時刻を算出して、該イベント発生第2時刻のデータを含むイベント発生報知データを、前記第1ネットワーク通信部により、前記ネットワークを介して前記第2表示装置に送信するイベント発生伝達部と
を備え、
前記第2表示装置は、
第2表示部と、
前記第2計時部と、
前記ネットワークを介して通信を行う第2ネットワーク通信部と、
前記第2ネットワーク通信部により、前記ネットワークを介して前記イベント発生報知データを受信したときに、該イベント発生報知データから前記イベント発生第2時刻を認識するイベント発生第2時刻認識部と、
前記第2計時部の計時時刻が、該イベント発生第2時刻に基づいて設定されたイベント開始報知時刻になった時に、前記第2表示部に前記イベントに応じた表示を行う第2表示制御部と
を備えたことを特徴とする。
【0025】
かかる本発明によれば、前記第1表示装置は、前記第2計時時刻取得部により、前記第2表示装置の前記第2計時部の計時時刻データを取得して、前記第4補正値算出部により前記第1計時部の計時時刻を前記第2計時部の計時時刻に補正するための前記第4補正値を算出する。このように、前記第4補正値を算出することにより、前記第1表示装置において、前記第1計時部の計時時刻を前記第2計時部の計時時刻に補正することができる。
【0026】
そして、前記第1表示装置の前記イベント発生伝達部は、前記イベント発生第1時刻を前記第2表示装置の前記第2計時部の計時時刻に補正した前記イベント発生第2時刻のデータを含む前記イベント発生報知データを、ネットワークを介して前記第2表示装置に送信する。また、前記第2表示装置の前記第2表示制御部は、前記イベント発生報知データをネットワークを介して受信したときに、前記イベント発生報知データから前記イベント発生第2時刻を認識する。
【0027】
そして、前記第2表示制御部は、前記第2計時部の計時時刻が前記イベント発生第2時刻に基づいて設定された前記イベント開始報知時刻になった時に、前記第2表示部に前記イベントに応じた表示を行う。これにより、前記第1表示装置と前記第2表示装置との間で、ネットワークを介した通信を利用して、前記第2計時部の計時時刻を共通のタイミング指標として、時刻を同期させた表示を行うことができる。
【0028】
また、前記第3の態様において、
前記第4補正値算出部は、前記第2計時時刻取得部により前記第2計時時刻取得処理を実行して、前記第4要求送信時刻から前記第4応答受信時刻までの間の中間時刻と、前記第4計時時刻データが示す時刻との時間差を求める処理を複数回実行し、該複数回の処理により得られた時間差のうち、対応する前記第4要求送信時刻及び前記第4計時時刻データが示す時刻の差である第4往き通信時間と、対応する前記第4応答受信時刻及び前記第4計時時刻データが示す時刻の差である第4戻り通信時間との差が短時間である時間差を、優先的に用いて前記第4補正値を算出するようにしてもよい。
【0029】
この構成によれば、前記ネットワークを介した前記第1表示装置と前記第2表示装置との間の通信が良好であって、通信における遅延時間が短い状態であるときには、前記第4往き通信時間(前記第1表示装置から前記第2表示装置へのデータ送信に要した時間を示す)と、前記第4戻り通信時間(前記第2表示装置から前記第1表示装置へのデータ送信に要した時間を示す)との差が小さくなる。そこで、前記第4補正値算出部により、前記時間差を求める処理を複数回実行して得られた時間差のうち、前記第4往き通信時間と前記第4戻り通信時間との差が短時間である時間差を優先的に用いることによって、前記第4補正値を精度良く算出することができる。
【0030】
次に、前記第1の態様から前記第3の態様において、
前記第1表示装置は、放送データを受信する放送受信部を有するテレビであり、
前記イベント発生第1時刻認識部は、前記放送受信部により受信された放送データに基づいて、前記第1表示制御部が前記第1表示部に歌番組を表示しているときに、所定曲の演奏を前記イベントとして前記イベント発生第1時刻を認識し、
前記第2表示制御部は、前記第2計時部の計時時刻が前記イベント開始報知時刻になった時に、前記第2表示部に前記所定曲の演奏開始を報知する表示を行うことを特徴とする。
【0031】
かかる本発明によれば、前記テレビ(第1表示装置)に歌番組が表示されている時に、該歌番組で前記所定曲の演奏時刻(イベント発生共通時刻、イベント発生第1時刻、イベント発生第2時刻のうちのいずれか)を含む前記イベント発生報知データが、前記テレビからネットワークを介して前記第2表示装置に送信される。
【0032】
そして、前記イベント発生報知データを受信した前記第2表示装置においては、前記イベント発生報知データから認識される前記所定曲の演奏時刻から、前記イベント発生第2時刻に基づく前記イベント開始報知時刻が設定される。そのため、前記第2表示制御部により、前記テレビで前記所定曲の演奏が開始されるタイミング又はその直前等に、前記第2表示部に前記所定曲の演奏開始を報知する表示を行うことができる。
【0033】
さらに、前記第2表示装置は、前記イベント発生第2時刻に同期して、使用者の歌唱音声を入力して歌唱レベルを評価する処理を実行する歌唱レベル評価部を備えるようにしてもよい。
【0034】
この構成によれば、前記所定曲の演奏開始の報知を視認した使用者が歌唱を開始したときに、前記歌唱レベル評価部は、前記イベント発生第2時刻(前記所定曲の演奏が開始される時刻)に同期して、使用者の歌唱レベルを評価する処理を実行することができる。そのため、前記所定曲の演奏を基準とした使用者の歌唱レベルの評価を適切に行うことができる。