特許第6167143号(P6167143)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6167143ヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6167143
(24)【登録日】2017年6月30日
(45)【発行日】2017年7月19日
(54)【発明の名称】ヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステム
(51)【国際特許分類】
   B60Q 1/04 20060101AFI20170710BHJP
   B60Q 1/08 20060101ALI20170710BHJP
【FI】
   B60Q1/04 E
   B60Q1/08
【請求項の数】5
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2015-141178(P2015-141178)
(22)【出願日】2015年7月15日
(65)【公開番号】特開2017-19472(P2017-19472A)
(43)【公開日】2017年1月26日
【審査請求日】2015年8月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】515194225
【氏名又は名称】尹金樹
(74)【代理人】
【識別番号】100087918
【弁理士】
【氏名又は名称】久保田 耕平
(72)【発明者】
【氏名】尹金樹
(72)【発明者】
【氏名】陳維方
【審査官】 竹中 辰利
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−272414(JP,A)
【文献】 特開2011−105084(JP,A)
【文献】 特開2013−175415(JP,A)
【文献】 特開2001−158284(JP,A)
【文献】 特開2005−056704(JP,A)
【文献】 特開2002−019517(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60Q 1/04
B60Q 1/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステムであって、
ヘッドライトユニットと、該ヘッドライトユニットの位置から距離を設けることにより、交通手段の左右側部の位置に配置された補助灯ユニットとから構成された照明切換システムであり、
前記ヘッドライトユニットは、主ランプベース、近ランプ、遠ランプ、斜側ランプからなり、前記ヘッドライトユニットの主ランプベース数量は二個であり、二個の主ランプベースは、それぞれ、交通手段のバンパー両側に装着され、且つ、前記主ランプベース内は、それぞれ、近ランプおよび遠ランプ装着され、前記近ランプおよび前記遠ランプは、上下対称に、前記主ランプベース内に装着され、前記近ランプおよび前記遠ランプは、交通手段のウィンカー制御端と連接され、且つ、前記主ランプベース内の左、右両端には、それぞれ、斜側ランプ設置され、前記主ランプベース内に四個の電球形成され、二個の斜側ランプは、それぞれ、左、右両側において外側方向に傾斜して設置され、前記斜側ランプは、交通手段のウィンカー制御端と連接され、さらに、ウィンカー制御端と前記補助灯ユニットの二個のランプが連接し、
前記補助灯ユニットは、補助ベースとランプからなり、前記補助ベースの数量は2個で、二個の補助ベースは、それぞれ、交通手段車体の左、右両側に設置され、且つ、二個の補助ベースが、それぞれ、左、右方向に設置され、前記補助ベース内にランプ設置されることを特徴とするヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステム。
【請求項2】
前記補助灯ユニットのランプは、補助近ランプおよび補助遠ランプに分設され、前記補助遠ランプは、前記補助近ランプの後方に設置され、且つ、前記補助遠ランプは、斜後側方向に傾斜して設置されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステム。
【請求項3】
ヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステムであって、
ヘッドライトユニットと、該ヘッドライトユニットの位置から距離を設けることにより、交通手段の左右側部の位置に配置された補助灯ユニットとから構成された照明切換システムであり、
前記ヘッドライトユニットは、主ランプベース、近ランプ、遠ランプ、斜側ランプからなり、前記ヘッドライトユニットの主ランプベース数量は二個であり、二個の主ランプベースは、それぞれ、交通手段のバンパー両側に装着され、且つ、前記主ランプベース内は、それぞれ、近ランプおよび遠ランプ装着され、前記近ランプと前記遠ランプが結合されて、主投射ランプになり、前記主投射ランプ横に、単一個の斜側ランプが設置されて、前記主ランプベース内に二個の電球形成され、且つ、交通手段右側に装着される主ランプベース内の斜側ランプは、右側方向に傾斜して設置され、交通手段左側に装着される主ランプベース内の斜側ランプは、左側方向に傾斜して設置され、前記斜側ランプは、さらに、交通手段のウィンカー制御端と連接され、さらに、ウィンカー制御端と前記補助灯ユニットの二個のランプが連接し、
前記補助灯ユニットは、補助ベースとランプからなり、前記補助ベースの数量は2個であり、二個の補助ベースは、それぞれ、交通手段車体の左、右両側に設置され、且つ、二個の補助ベースは、それぞれ、左、右方向に設置され、前記補助ベース内にランプ設置されることを特徴とするヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステム。
【請求項4】
単個の斜側ランプは、前記主投射ランプ下方に対応し、前記斜側ランプ内に、斜側近ランプ、および、斜側遠ランプを有し、前記斜側近ランプ、および、前記斜側遠ランプは、左右両側に対応することを特徴とする請求項3に記載のヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステム。
【請求項5】
前記補助灯ユニットのランプは、補助近ランプ、および、補助遠ランプに分設され、前記補助遠ランプは、前記補助近ランプの後方に設置され、且つ、前記補助遠ランプは、斜後側方向に傾斜して設置されることを特徴とする請求項3に記載のヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステムに関するものであり、さらに詳しくは、照明角度を変化させることにより、照明範囲を拡大することができる照明切り換えシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の自動転向ランプベース機構は、一端に減速機を設け、減速機一端が軸心を有するモーターと、傘状ギアで、モーターの軸心と連接される駆動ギアと、底端が傘型回転盤ギアを連接し、ギアと駆動ギアが合する回転盤と、駆動ギアおよび回転盤ギア裝置を提供するギアボックスと、それぞれ、ギアボックス正面及び側面に位置し、車両光度変換と同時に、ランプ電源を自動でオンにする二つの光源感知ユニットと、駆動ギア一側に位置し、その一端がタッチバーを有し、もう一端がスイッチを有するインチングスイッチと、駆動ギア一側に位置し、回転盤の回転角度を制限する角度制限棒と、回転盤上方に装着されるランプと、からなり、上述の素子により構成される転向機構は、運転者が車両を転向させるとき、転向方向に伴って自動照明する。
【0003】
上述の自動転向ランプベース機構において、この構造の技術は、車両のカーブ時の横側の照明問題を解決することができるが、車両がカーブまたは転向する前、そのランプは、カーブまたは転向する領域を予め照明することはできず、運転者が道路状況を把握できないので、危険であり、且つ、その構造設計較は複雑で、製造コストが高くなり、実用性にも影響する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従って、本発明の課題は、ヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステムを提供し、上述の問題を改善することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで、本発明者らは、前記の本発明の課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、ヘッドライトと補助灯との照明切り換えシステムにおいて、ヘッドライトユニットと補助灯ユニットから構成され、ヘッドライトユニットは、主ランプベース、近ランプ、遠ランプ、斜側ランプからなり、ウィンカー制御端の制御により、交通手段がカーブに差し掛かる前に、ヘッドライトユニットの斜側ランプ、または補助灯ユニットのランプを同時に起動して、斜側ランプの光源が、まず、ターンする領域を照らすようにして、運転者の視野を拡大し、運転者に道路状況を確実に把握させ、さらに、後方の運転者に警告する用途もあり、且つ、ウィンカー制御端の制御により、補助灯ユニットの二個のランプを同時に起動して、交通手段の右側と左側を照らす効果を達成し、運転者の視野を拡大し、夜間の山中での運転の安全性を強化できるヘッドライトと補助灯との照明切り換えシステムに着目し、かかる知見に基いて本発明に想到するに至った。
【0006】
かくして、請求項1に係る発明によれば、
ヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステムであって、
主ランプベース、近ランプ、遠ランプ、斜側ランプからなり、前記ヘッドライトユニットの主ランプベース数量は二個であり、二個の主ランプベースは、それぞれ、交通手段のバンパー両側に装着され、且つ、前記主ランプベース内は、それぞれ、近ランプおよび遠ランプを装着し、前記近ランプおよび前記遠ランプは、上下対称に、前記主ランプベース内に装着され、前記近ランプおよび前記遠ランプは、交通手段のウィンカー制御端と連接され、且つ、前記主ランプベース内の左、右両端は、それぞれ、斜側ランプを設置して、前記主ランプベース内に四個の電球を形成し、二個の斜側ランプは、それぞれ、左、右両側に外に傾斜して設置され、前記斜側ランプは、交通手段のウィンカー制御端と連接され、さらに、ウィンカー制御端と前記補助灯ユニットの二個のランプが連接し、
補助灯は、補助ベースとランプからなり、前記補助ベースの数量は2個で、二個の補助ベースは、それぞれ、交通手段車体の左、右両側に設置され、且つ、二個の補助ベースが、それぞれ、左、右方向に設置され、前記補助ベース内にランプを設置することを特徴とするヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステムが提供される。
【0007】
請求項2に係る発明によれば、
前記補助灯ユニットのランプは、補助近ランプおよび補助遠ランプに分設され、前記補助遠ランプは、前記補助近ランプの後方に設置され、且つ、前記補助遠ランプは、斜後側方向に傾斜して設置されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステムが提供される。
【0008】
請求項3に係る発明によれば、
ヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステムであって、
ヘッドライトユニットは、主ランプベース、近ランプ、遠ランプ、斜側ランプからなり、前記ヘッドライトユニットの主ランプベース数量は二個であり、二個の主ランプベースは、それぞれ、交通手段のバンパー両側に装着され、且つ、前記主ランプベース内は、それぞれ、近ランプおよび遠ランプを装着し、前記近ランプと前記遠ランプが結合されて、主投射ランプになり、前記主投射ランプ横に、単一個の斜側ランプを設置して、前記主ランプベース内に二個の電球を形成し、且つ、交通手段右側に装着される主ランプベース内の斜側ランプは、右側方向に傾斜して設置され、交通手段左側に装着される主ランプベース内の斜側ランプは、左側方向に傾斜して設置され、前記斜側ランプは、さらに、交通手段のウィンカー制御端と連接され、さらに、ウィンカー制御端と前記補助灯ユニットの二個のランプが連接し、
補助灯ユニットは、補助ベースとランプからなり、前記補助ベースの数量は2個であり、二個の補助ベースは、それぞれ、交通手段車体の左、右両側に設置され、且つ、二個の補助ベースは、それぞれ、左、右方向に設置され、前記補助ベース内にランプを設置することを特徴とするヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステムが提供される。
【0009】
請求項4に係る発明によれば、
前記単個の斜側ランプは、前記主投射ランプ下方に対応し、前記斜側ランプ内に、斜側近ランプ、および、斜側遠ランプを有し、前記斜側近ランプ、および、前記斜側遠ランプは、左右両側に対応することを特徴とする請求項3に記載のヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステムが提供される。
【0010】
請求項5に係る発明によれば、
前記補助灯ユニットのランプは、補助近ランプ、および、補助遠ランプに分設され、前記補助遠ランプは前記補助近ランプの後方に設置され、且つ、前記補助遠ランプは、斜後側方向に傾斜して設置されることを特徴とする請求項3に記載のヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステムが提供される。
【発明の効果】
【0011】
本発明により、本発明ヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステムの長所は、構造が、ウィンカー制御端の制御により、交通手段がカーブに差し掛かる前に、ヘッドライトユニットの斜側ランプ、または補助灯ユニットのランプを同時に起動して、斜側ランプの光源が、まず、ターンする領域を照らすようにして、運転者の視野を拡大し、運転者に道路状況を確実に把握させ、さらに、後方の運転者に警告する用途もあり、且つ、ウィンカー制御端の制御により、補助灯ユニットの二個のランプを同時に起動して、交通手段の右側と左側に照明を照らす効果を達成し、運転者の視野を拡大し、夜間の山中での運転の安全性を強化することであり、このような構造により、運転の安全性を高めている。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明によるヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステムの平面図である。
図2】本発明によるヘッドライトユニットの平面図である。
図3】本発明によるヘッドライトユニットのもうひとつの視角の断面図である。
図4】本発明によるヘッドライトユニットの照明作動図である。
図5】本発明によるヘッドライトユニット、および、補助灯ユニット照明前方、右側、および、左側道路の作動図である。
図6】本発明による斜側ランプの車側斜前方領域の照明の作動図である。
図7】本発明によるヘッドライトユニット、および、補助灯ユニットが、予め右側道路を照明する作動図である。
図8】本発明による主ランプベース内に二個の電球が設置された平面図である。
図9】本発明による斜側ランプの断面図である。
図10】本発明による斜側近ランプ、および、斜側遠ランプが、車右側斜前方領域、および、車両前方領域を照明する作動図である。
図11】本発明による斜側近ランプが照明する作動図である。
図12】本発明による斜側遠ランプが照明する作動図である。
図13】本発明によるランプが補助近ランプ、および、補助遠ランプを分設する断面図である。
図13a】本発明によるランプが補助近ランプ、および、補助遠ランプを分設する拡大断面図である。
図14】本発明による補助近ランプ、および、補助遠ランプが、車右側領域、および、車右後方領域を照明する作動図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1図2に示されるように、本発明によるヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステムにおいて、ヘッドライトユニット1は、主ランプベース11、近ランプ12、遠ランプ13、斜側ランプ14からなり、主ランプベース11の数量は2個で、二個の主ランプベース11は、それぞれ、交通手段3のバンパー31両側に装着され、且つ、主ランプベース11内は、それぞれ、近ランプ12と遠ランプ13を装着し、近ランプ12と遠ランプ13は、上下対称に、主ランプベース11内に設置され、近ランプ12と遠ランプ13は、交通手段3のウィンカー制御端32と連接されて、明暗の状態を制御し、図1図3に示されるように、主ランプベース11内の左、右両端は、それぞれ、斜側ランプ14を設置して、主ランプベース11内に、4個の電球を有するランプを形成し、二斜側ランプ14が、それぞれ、左、右両側に外に傾斜して設置されて、二個の斜側ランプ14が、両方向に斜側に照射し、斜側ランプ14は、また、交通手段3のウィンカー制御端32と連接されて、明暗の状態を制御し、また、ウィンカー制御端32が、補助灯ユニット2の二個ランプ22と連接する。
【0014】
図1に示されるように、補助灯ユニット2は、補助ベース21とランプ22からなり、補助ベース21の数量は2個で、二個の補助ベース21は、それぞれ、交通手段3車体の左、右両側に設置され、且つ、二個の補助ベース21は、それぞれ、左、右方向に設置され、補助ベース21内に、ランプ22を設置して、二個のランプ22が、それぞれ、交通手段3の車体両側を照射する。
【0015】
本発明によると、図4図5に示されるように、主ランプベース11内に4個の電球を設置する使用実施において、運転者は、山や濃霧中、または、夜間運転時に、ヘッドライトユニット1の近ランプ12、または、遠ランプ13を利用して、光源が車両前方領域4を照明し、且つ、ウィンカー制御端32を利用して、補助灯ユニット2の二個ランプ22の制御を選択して、二個ランプ22が、同時に、車右側領域5、および、車左側領域6を照明して、ヘッドライトユニット1、および、補助灯ユニット2が、交通手段3前方、右側、および、左側道路を照明する効果を達成して、夜間や濃霧中の走行の安全性を強化する。
【0016】
図6図7に示されるように、運転者が、右折したい、ならびに、ウィンカー制御端32を起動して、右側ウィンカーを作動させるとき、ヘッドライトユニット1の近ランプ12、または、遠ランプ13がただちに閉じられて、右側方向に設置された斜側ランプ14を起動し、斜側ランプ14が車右側斜前方領域7を照明して、右側道路を予め照明する効果を達成し、運転者のカーブ運転の安全性を向上させ、後方の運転者に注意を促す効果もあり、斜側ランプ14が外に傾斜する最適な実施方法は、傾斜が20〜45度角で、且つ、斜側ランプ14の起動と同時に、交通手段3右側に装着された補助灯ユニット2のランプ22が、車右側領域5を投射し、右側道路を予め照明する効果を達成し、運転者のカーブ運転の安全性を向上させ、且つ、後方の運転者に、自分が曲がりたい方向に注意してもらう効果を達成する。
【0017】
図8は、本発明によるもうひとつの実施例を示し、ヘッドライトユニット1の近ランプ12と遠ランプ13が結合されて、主投射ランプ15になり、主投射ランプ15横に、単一個の斜側ランプ14を設置し、単一個の斜側ランプ14は、主投射ランプ15下方に対応して、主ランプベース11内に、二個の電球を有するランプを形成させ、且つ、交通手段3右側に装着された主ランプベース11は、主ランプベース11内の斜側ランプ14が、右側方向に傾斜して設置されて、斜側ランプ14が右方向に斜側照射でき、交通手段3左側に装着される主ランプベース11は、主ランプベース11内の斜側ランプ14が左側方向に傾斜して設置されて、斜側ランプ14が左方向に斜側照射でき、且つ、図9に示されるように、斜側ランプ14内に、斜側近ランプ141と斜側遠ランプ142を有し、斜側近ランプ141、および、斜側遠ランプ142は、左右両側に対応する。
【0018】
本発明によると、図10図11に示されるように、主ランプベース11内に二個の電球を設置する使用実施において、運転者が右折したい、ならびに、ウィンカー制御端31を起動して、右側ウィンカーを作用させるとき、ヘッドライトユニット1の主投射ランプ15がただちに閉じ、同時に、交通手段3右側主ランプベース11内に装着された斜側近ランプ141を起動して、斜側近ランプ141が、車右側斜前方領域7を照明し、右側道路を予め照明する効果を達成し、このとき、図10図12に示されるように、交通手段3左側主ランプベース11内に装着される斜側遠ランプ142は、主投射ランプ15の停止に伴って起動し、斜側遠ランプ142が、車両前方領域4を照明し、運転者の視野を拡大する。
【0019】
本発明のさらにもうひとつの実施において、図13図13aに示されるように、補助灯ユニット2のランプ22は、補助近ランプ221、および、補助遠ランプ222に分設され、補助遠ランプ222は、補助近ランプ221の後方に設置され、且つ、補助遠ランプ222は、斜後側方向に傾斜して設置される。
【0020】
本発明のランプ22が、補助近ランプ221、および、補助遠ランプ222に分設される使用実施において、図14に示されるように、運転者が、路肩に停車時、ウィンカー制御端32を利用して、補助近ランプ221、および、補助遠ランプ222の制御を選択し、補助近ランプ221は、車右側領域5に投射し、補助遠ランプ222は、車右後方領域8に投射して、運転者の視野を拡大する効果を達成する。
【0021】
本発明ヘッドライトと補助灯の照明切り換えシステムの長所は、構造が、ウィンカー制御端の制御により、交通手段がカーブに差し掛かる前に、ヘッドライトユニットの斜側ランプ、または補助灯ユニットのランプを同時に起動して、斜側ランプの光源が、まず、ターンする領域を照らすようにして、運転者の視野を拡大し、運転者に道路状況を確実に把握させ、さらに、後方の運転者に警告する用途もあり、且つ、ウィンカー制御端の制御により、補助灯ユニットの二個のランプを同時に起動して、交通手段の右側と左側に照明を照らす効果を達成し、運転者の視野を拡大し、夜間の山中での運転の安全性を強化することであり、このような構造により、運転の安全性を高めている。
【0022】
本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明を限定するものではなく、本発明の技術思想と領域を脱しない範囲内で各種の変更等潤色を加えることができる。従って本発明の保護範囲は、特許求の範囲で指定した内容を基準として決定すべきことは明らかなことである。
【符号の説明】
【0023】
1 ヘッドライトユニット
11 主ランプベース
12 近ランプ
13 遠ランプ
14 斜側ランプ
141 斜側近ランプ
142 斜側遠ランプ
15 主投射ランプ
2 補助灯ユニット
21 補助ベース
22 ランプ
221 補助近ランプ
222 補助遠ランプ
3 交通手段
31 バンパー
32 ウィンカー制御端
4 車両前方領域
5 車右側領域
6 車左側領域
7 車右側斜前方區域
8 車右後方區域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図13a
図14