(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記本体部の先端部には係止片が設けられ、前記キャップ部には係合溝が設けられ、前記キャップ部を前記先端部に突き当てて、前記キャップ部を前記第1方向に回転させると前記係合溝に前記係止片が係合し、前記キャップ部が前記撮像管の突出方向とは反対の方向に移動し、前記キャップ部を前記第2方向に回転させると前記係合溝が前記係止片から外れるまで、前記キャップ部が前記撮像管の突出方向に移動することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の検視具。
前記保持部は、前記キャップ部の前記貫通部から前記撮像管の突出方向に沿って突出した突起であり、前記貫通部の径は前記撮像管の径と同一か前記撮像管の径よりも大きく、前記貫通部は前記保護チューブの端部を突き当てる突き当て部を有し、前記突起の表面から前記撮像管の表面までの距離は前記保護チューブの厚みと同一か前記保護チューブの厚みよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の検視具。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明に係る検視具を[実施形態1]と[実施形態2]とに分けて詳細に説明する。
【0015】
[実施形態1]
実施形態1は、鮮明な画像で、耳道内および鼓膜といった耳の内部を観察でき、耳の内部の観察後に保護チューブを交換できる、検視具である。
【0016】
[耳道検視装置の構成]
図1は、実施形態1に係る検視具を備えた耳道検視装置の構成図である。
図1に示すように、耳道検視装置100は、検視具200、制御装置300およびディスプレイ400を備える。
【0017】
検視具200は、人間、動物の耳の内部を検視(観察)することができる。検視具200は、耳道内に挿入され耳の内部を撮像する撮像管210と、先端部から撮像管210が突出する本体部220と、を備える。
【0018】
撮像管210は、
図1では示していないが、耳道内に挿入される側の先端部に耳の内部を撮像する撮像レンズと、耳の内部を照明する照明部と、を備える。照明部は撮像レンズに隣接して先端に設けてある。照明部の余熱で撮像レンズを暖めて撮像レンズの曇りを防止するためである。撮像管210には着脱自在の円筒状の保護チューブ212が装着される。保護チューブ212は撮像管210の全周を保護する。保護チューブ212の長さは、撮像管210の突出部分の長さよりも長い。撮像レンズと照明部が耳道に接触しないようにするためである。また、保護チューブ212は耳道内壁を傷つけないように可撓性のある柔らかい材質で形成することが望ましい。
【0019】
撮像管210が突出する本体部220の先端部には、回転させることによって先端部に着脱自在なキャップ部230が取り付けられる。キャップ部230は撮像管210を貫通させる貫通部を有する。貫通部には保護チューブ212の端部を撮像管210との間で保持する保持部235が形成される。保護チューブ212を撮像管210の先端方向からスライドさせて撮像管210に被せ保護チューブ212の先端を保持部235に潜り込ませると保護チューブ212が保持部235で保持される。
【0020】
キャップ部230は、本体部220の周方向に沿う第1方向(たとえば右方向)に回転させると撮像管210の突出方向(矢印P方向)とは反対の方向に移動して本体部220の先端部に固定される。また、キャップ部230は、第1方向とは反対の第2方向(たとえば左方向)に回転させると撮像管210の突出方向(矢印P方向)に移動して本体部220の先端部から外れ保持部で保持していた保護チューブ212を撮像管の突出方向に移動させる。
【0021】
本体部220内には図示しないカメラが内蔵される。カメラと撮像レンズとは光ファイバで接続される。したがって、撮像レンズが捕えた耳の内部の画像は、光ファイバを介してカメラに伝送される。カメラは本体部220の後端部から引き出されているケーブル250を介して制御装置300に接続される。なお、実施形態1ではカメラを本体部220内に設けているが、撮像レンズにカメラを直接取り付けても良い。その場合のカメラの外形寸法は2〜4mm程度である。
【0022】
制御装置300は、制御部330と画像処理部360とを備える。制御部330は、本体部220が備えるカメラおよび照明部、画像処理部360の動作を統括的に制御する。画像処理部360は、カメラから送られてくる画像を処理し、ディスプレイ400に表示させる。
【0023】
[耳道検視装置の動作]
実施形態1に係る検視具200を用いるときには、キャップ部230を本体部220の先端部に取り付け、撮像管210に保護チューブ212を被せ、保護チューブ212をキャップ部230の保持部235で保持させる。その状態で撮像管210の先端部を耳道内に挿入し、ディスプレイ400に映る画像を見ながら耳の内部の状態を観察する。
【0024】
耳の内部の状態の観察が終了したときには、キャップ部230を本体部220の先端部から外し、撮像管210の突出方向に移動した保護チューブ212を撮像管210から取り外し、キャップ部230を本体部220から取り外す。
【0025】
上記のように、実施形態1に係る検視具200の構造は簡易である。また、制御装置300とディスプレイ400は安価な汎用品の使用が可能である。したがって、実施形態1に係る検視具200および耳道検視装置100は、簡単な構造で導入コストが安価となる。また、照明部の熱で撮像レンズの曇りが防止できるので、鮮明な画像で耳の内部を観察できる。さらに、保護チューブ212は使用の度に交換できるので、衛生面で高い信頼性が確保できる。
【0026】
[検視具の構成]
次に、
図2から
図6に基づいて、実施形態1に係る検視具200の構成を詳細に説明する。
図2は、実施形態1に係る検視具200の撮像管210および本体部220の側面図である。
【0027】
図2は、実施形態1に係る検視具200の撮像管210および本体部220の側面図である。
【0028】
本体部220の先端部222から撮像管210が突出されている。先端部222は、テーパーの角度が緩やかな第1テーパー部224と、第1テーパー部よりもテーパーの角度が急な第2テーパー部226と、から構成される。第1テーパー部224には先端部222の周方向に一定の角度間隔で係止片228が設けられている。
【0029】
図3は、実施形態1に係る検視具200のキャップ部230の一部破断側面および断面を示す図である。
【0030】
キャップ部230は、
図2に示した先端部222の形状に沿うように形成された碗状の中空形状を有する。キャップ部230は、
図2に示した撮像管210を貫通させる貫通部232が形成されている。貫通部232には、撮像管210との間で保護チューブ212(
図1参照)を保持する保持部235が形成されている。
【0031】
保持部235は、キャップ部230の貫通部232から撮像管210の突出方向に沿って突出した突起である。貫通部232の径は撮像管210の径と同一か撮像管210の径よりも大きい。貫通部232は
図1に示した保護チューブ212の端部を突き当てる突き当て部238を有する。保持部235の表面から撮像管210の表面までの距離は保護チューブ212の厚みと同一か保護チューブ212の厚みよりも小さい。
【0032】
キャップ部230の内周部には
図2に示した係止片228と係合する係合溝234が周方向に一定の角度間隔で備えられている。
【0033】
したがって、キャップ部230を
図2に示した先端部222に突き当てて、キャップ部230を第1方向(たとえば右方向)に回転させると係合溝234に係止片228が係合し、キャップ部230は撮像管210の突出方向とは反対の方向(
図2の右方向)に移動して本体部220の先端部222に堅固に固定される。
【0034】
一方、キャップ部230を第1方向とは反対の第2方向(たとえば左方向)に回転させると係合溝234が係止片228から外れるまで、キャップ部230が撮像管210の突出方向(
図2の左方向)に移動する。
【0035】
キャップ部230の最も径が大きい端部にはすべり止め溝236が形成されている。すべり止め溝236は、A−A断面に示したように、キャップ部230の全周に亘って設けられている。
【0036】
図4は、実施形態1に係る検視具200の透視図である。
図5は、実施形態1に係る検視具200を透視するとともにキャップ部230の貫通部232の断面を示す図である。
図6は、実施形態1に係る検視具200の本体部220および撮像管210の断面図である。
【0037】
本体部220の先端部222にはキャップ部230が取り付けられる。キャップ部230は、先端部222に設けた係止片228と自身の係合溝234とによって、堅固に本体部220に取り付けられる。本体部220から突出している撮像管210は、キャップ部230の貫通部232を貫通している。貫通部232には、B−B断面に示したように、120度の角度差で周方向に設けた3つの保持部235が設けられている。保護チューブ212は、キャップ部230の貫通部232の突き当て部238から撮像管210の先端部まで撮像管210の全周を保護する。
【0038】
保護チューブ212は、
図5に示すように、その端部が突き当て部238に突き当てられて撮像管210と保持部235との間に入り込み、保持部235によって保持される。保護チューブ212は撮像管210の長さよりも長くなっている。保護チューブ212は、
図4に示すように、撮像管210の先端部よりも突出した状態で撮像管210の全周を保護する。
【0039】
キャップ部230は、第1方向(たとえば右方向)とは反対の第2方向(たとえば左方向)に回転させると、キャップ部230と保護チューブ212とが撮像管210の突出方向(図示の左方向)に移動する。
【0040】
このため、保護チューブ212の端部が突き当て部238によって押され、保護チューブ212の先端部は撮像管210の先端部から大きく外れ、保護チューブ212の先端部をつまみやすくなる。このため、保護チューブ212の交換が容易になる。
【0041】
図5および
図6に示すように、本体部220には、耳の内部を撮像するカメラ240が内蔵されている。カメラ240には光ファイバ245が取り付けられている。光ファイバ245は、撮像管210内を通り撮像管210の先端部に設けられている撮像レンズ260までつながっている。したがって、撮像レンズ260には光ファイバ245を介してカメラ240が接続されていることになる。また、撮像レンズ260と照明部としてのLED270は撮像管210の先端部内でその径方向に並べて配置されている。
【0042】
このため、撮像レンズ260はLED270が発生する熱によって耳道内の湿度による曇りが防止される。なお、実施形態1ではLED270のみで耳の内部を照射しているが、LED270に加えて撮像管210の先端部の外周に沿ってLEDを配置させても良い。
【0043】
[検視具の動作]
図7から
図12は、実施形態1に係る検視具200の動作の説明図である。まず、検視具200を使用するときには、
図7および
図8に示すように、キャップ部230の貫通部232を撮像管210に挿入し、キャップ部230が先端部222に突き当たるまで、キャップ部230を撮像管210に沿って図示の矢印方向に滑らせる。
【0044】
キャップ部230が先端部222に突き当たると、
図9に示すように、キャップ部230を第1方向(図では右方向)に回転させる。すると、
図3に示した係合溝234が
図2の係止片228と係合され、キャップ部230は図示の矢印方向にさらに移動して、本体部220に堅固に取り付けられる。この状態で、
図10に示すように、保護チューブ212を
図5に示した突き当て部238に当たるまで図示の矢印方向に移動させ、保護チューブ212の端部が保持部235で保持されるようにする。
【0045】
この状態で、撮像管210は保護チューブ212で覆われて保護されるので、撮像管210を耳道内に挿入して耳の内部の状態を観察する。耳の内部の状態を観察している間は、
図6に示したLED270が点灯し、カメラ240によって耳の内部の状態が撮像される。耳道内の湿度は、動物の種類によっては高いものがあるが、LED270の熱によって撮像レンズ260が暖められているので、撮像レンズ260が曇ることはない。
【0046】
耳の内部の状態の観察が終了したら、
図11に示すように、キャップ部230を第2方向(図では左方向)に回転させる。すると、
図3に示した係合溝234が
図2の係止片228から外され、キャップ部230は図示の矢印方向に移動する。このため、保護チューブ212は
図5に示したキャップ部230の突き当て部238の移動につれて図示の矢印方向に移動して、保護チューブ212が撮像管210から取り外しやすくなる。
【0047】
取り外しやすくなった保護チューブ212は操作者によって
図12に示すように、その端をつまんで図示の矢印方向に移動され、撮像管210から取り外される。
【0048】
以上のように、実施形態1に係る検視具によれば、従来のものに比較して簡易な構造であるので導入コストが安価となり、撮像レンズ260の曇りを防止する工夫がされているので鮮明な画像で耳の内部を観察でき、さらに、保護チューブ212の交換が可能であるので衛生面で高い信頼性が確保できる。
【0049】
[実施形態2]
実施形態2は、実施形態1の保護チューブ212に相当する部分をキャップ部230と一体化したものである。実施形態2の検視具も、鮮明な画像で耳の内部を観察でき、耳の内部の観察後に保護チューブを交換できる。
【0050】
図13は、実施形態2に係る検視具の構成図である。実施形態2の検視具200Aが実施形態1の検視具200と異なるのはキャップ部230Aの構造だけである。その他の部分の構成は実施形態1と同一である。
【0051】
図13に示すように、検視具200Aは、耳道内に挿入され耳の内部を撮像する撮像管210Aと、先端部から撮像管210Aが突出される本体部220Aと、を備える。
【0052】
撮像管210Aは、
図13では示していないが、耳道内に挿入される側の先端部に耳の内部を撮像する撮像レンズと、耳の内部を照明する照明部と、を備える。照明部は撮像レンズに隣接して設けてある。照明部の熱で撮像レンズを暖めて撮像レンズの曇りを防止するためである。本体部220Aの先端部には撮像管210Aを貫通させ撮像管210Aの全周を保護する保護部237Aを有するキャップ部230Aが備えられる。保護部237Aは、キャップ部230Aと一体的に形成されている。
【0053】
キャップ部230Aの保護部237Aは、撮像管210Aの先端部よりも突出した状態で撮像管210Aの全周を保護する。撮像管210Aの先端部に設けた撮像レンズと照明部が耳道に接触しないようにするためである。
【0054】
キャップ部230Aは、本体部220Aの周方向に沿う第1方向(たとえば右方向)に回転させると撮像管210Aの突出方向(矢印P方向)とは反対の方向に移動して本体部220Aの先端部に固定される。また、キャップ部230Aは、第1方向とは反対の第2方向(たとえば左方向)に回転させると撮像管210Aの突出方向(矢印P方向)に移動して本体部220Aの先端部から外れる。
【0055】
本体部220A内には図示しないカメラが内蔵される。カメラと撮像レンズとは光ファイバで接続される。したがって、撮像レンズが捕えた耳の内部の画像は、光ファイバを介してカメラに伝送される。
【0056】
図14は、実施形態2に係る検視具200Aのキャップ部230Aの一部破断側面および断面を示す図である。
【0057】
キャップ部230Aは、
図2に示した先端部222の形状に沿うように形成された碗状の中空形状を有する。キャップ部230Aは、
図2に示した撮像管210を貫通させ撮像管210Aの全周を保護する保護部237Aを有する。
【0058】
キャップ部230Aの内周部には
図2に示した係止片228と係合する係合溝234Aが周方向に一定の角度間隔で備えられている。
【0059】
したがって、キャップ部230Aを
図2に示した先端部222に突き当てて、キャップ部230Aを第1方向(たとえば右方向)に回転させると係合溝234Aに係止片228が係合し、キャップ部230Aは撮像管210Aの突出方向とは反対の方向に移動して本体部220Aの先端部に堅固に固定される。
【0060】
一方、キャップ部230Aを第1方向とは反対の第2方向(たとえば左方向)に回転させると係合溝234Aが係止片228から外れるまで、キャップ部230Aが撮像管210Aの突出方向に移動する。
【0061】
キャップ部230Aの最も径が大きい端部にはすべり止め溝236Aが形成されている。すべり止め溝236Aは、C−C断面に示したように、キャップ部230Aの全周に亘って設けられている。
【0062】
図15は、実施形態2に係る検視具200Aの透視図である。
【0063】
本体部220Aの先端部にはキャップ部230Aが取り付けられる。キャップ部230Aは、先端部に設けた係止片228と自身の係合溝234Aとによって、堅固に本体部220Aに取り付けられる。本体部220Aから突出している撮像管210Aは、キャップ部230Aの保護部237Aを貫通している。保護部237Aは撮像管210Aの全周を保護する。
【0064】
本体部220Aには、耳の内部を撮像するカメラ240Aが内蔵されている。カメラ240Aには光ファイバ245Aが取り付けられている。光ファイバ245Aは、撮像管210A内を通り撮像管210Aの先端部に設けられている撮像レンズ260Aまでつながっている。したがって、撮像レンズ260Aには光ファイバ245Aを介してカメラ240Aが接続されていることになる。また、撮像レンズ260Aと照明部としてのLED270Aは撮像管210Aの先端部内でその径方向に並べて配置されている。
【0065】
このため、撮像レンズ260AはLED270Aが発生する熱によって耳道内の湿度による曇りが防止される。
【0066】
[検視具の動作]
図16から
図18は、実施形態2に係る検視具200Aの動作の説明図である。まず、検視具200Aを使用するときには、
図16に示すように、キャップ部230Aの保護部237Aを撮像管210Aに挿入し、キャップ部230Aが本体部220Aの先端部に突き当たるまで、キャップ部230Aを撮像管210Aに沿って図示の矢印方向に滑らせる。
【0067】
キャップ部230Aが先端部に突き当たると、
図17に示すように、キャップ部230Aを第1方向(図では右方向)に回転させる。すると、
図14に示した係合溝234Aが
図2の係止片228と係合され、キャップ部230Aは図示の矢印方向にさらに移動して、本体部220Aに堅固に取り付けられる。
【0068】
この状態で、撮像管210Aは保護部237Aで覆われて保護されるので、撮像管210Aを耳道内に挿入して耳の内部の状態を観察する。耳の内部の状態を観察している間は、
図15に示したLED270Aが点灯し、カメラ240Aによって耳の内部の状態が撮像される。耳道内の湿度は、動物の種類によっては高いものがあるが、LED270Aの熱によって撮像レンズ260Aが暖められているので、撮像レンズ260Aが曇ることはない。
【0069】
耳の内部の状態の観察が終了したら、
図18に示すように、キャップ部230Aを第2方向(図では左方向)に回転させる。すると、
図14に示した係合溝234Aが
図2の係止片228から外され、キャップ部230Aは図示の矢印方向に移動する。このため、キャップ部230Aが撮像管210Aから取り外しやすくなる。
【0070】
取り外しやすくなったキャップ部230Aは操作者によって
図18に示すように、図示の矢印方向に移動され、撮像管210Aから取り外される。
【0071】
以上のように、実施形態2に係る検視具によれば、従来のものに比較して簡易な構造であるので導入コストが安価となり、撮像レンズ260Aの曇りを防止する工夫がされているので鮮明な画像で耳の内部を観察でき、さらに、キャップ部230Aの交換が可能であるので衛生面で高い信頼性が確保できる。
【解決手段】撮像管210はその先端部に耳の内部を撮像する撮像レンズと撮像レンズに隣接して設けられ耳の内部を照明する照明部とを備え、本体部220の先端部には撮像管210を貫通させる貫通部を有するキャップ部230が備えられ、撮像管210には撮像管210の全周を保護する保護チューブ212が装着され、キャップ部230の貫通部には保護チューブ212の端部を撮像管210との間で保持する保持部235が形成され、キャップ部230は、本体部220の周方向に沿う第1方向に回転させると撮像管210の突出方向(矢印P方向)とは反対の方向に移動して先端部に固定され、第1方向とは反対の第2方向に回転させると撮像管210の突出方向に移動して先端部から外れ保持部で保持していた保護チューブ212を撮像管210の突出方向に移動させる。