(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明を実現する過程において、発明者は、関連技術において、少なくとも、関連する公式店舗の番号を人工的に収集する必要があるため、予め設定されたイエローページデータベースを適時に更新することが難しく、従って、識別率が比較的低くなり、または、識別する時に誤識別率が比較的高い欠陥が存在することを発見した。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、関連技術において予め設定されたイエローページデータベースを適時に更新し難く、且つ識別の時に誤識別率が比較的高い問題を解決するために、通信メッセージ識別方法
、通信メッセージ識別装置
、プログラム及び記録媒体を提供する。前記の技術案は、以下のようである。
【0007】
本発明に係る実施形態の第1の態様によれば、通信メッセージ識別方法を提供する。前記方法は、
テキストの内容、及び前記通信メッセージを送信する送信側番号を含む通信メッセージを受信するステップと、
前記通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、前記通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称を得るステップと、
前記ユーザ名称を前記通信メッセージの送信側名称と特定し、前記通信メッセージにおいて前記送信側名称を表示するステップと、を含む。
【0008】
選択的に、前記通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、前記通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称を得るステップは、
前記通信メッセージにおけるテキストの内容において、所定の指定記号が存在するか否かを検出するステップと、
前記通信メッセージにおけるテキストの内容において、所定の指定記号が存在する場合、前記所定の指定記号内の内容を前記通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称と特定するステップと、を含む。
【0009】
選択的に、前記通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、前記通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称を得るステップは、
前記通信メッセージにおけるテキストの内容において、所定の指定記号が存在するか否かを検出するステップと、
前記通信メッセージにおけるテキストの内容において、所定の指定記号が存在する場合、前記所定の指定記号内の内容及び前記送信側番号をサーバーに送信し、前記サーバーからフィードバックされた前記送信側番号に対応する前記ユーザ名称を受信するステップと、を含み、
前記ユーザ名称は、前記サーバーで前記指定記号内の内容と名称データベース内のユーザ名称とを比較して得られた。
【0010】
選択的に、前記通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、前記通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称を得るステップは、
前記通信メッセージにおけるテキストの内容に対して語義分析を行い、前記テキストの内容の実行側名称を取得し、前記実行側名称を、前記通信メッセージ送信側番号に対応するユーザ名称と特定するステップを含む。
【0011】
選択的に前記通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、前記通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称を得るステップは、
前記通信メッセージにおけるテキストの内容に対して語彙分割を行い、少なくとも1つの独立な語彙を取得するステップと、
語彙分割で得られた少なくとも1つの独立な語彙及び前記送信側番号をサーバーに送信するステップと、
前記サーバーからフィードバックされた前記送信側番号に対応する前記ユーザ名称を受信するステップと、を含み、
前記ユーザ名称は、前記サーバーで前記少なくとも1つの独立な語彙と名称データベース内のユーザ名称とを比較して得られた。
【0012】
選択的に、前記方法は、
さらに、
前記送信側番号と前記送信側番号に対応するユーザ名称との対応関係を前記サーバーに送信し、前記サーバーに前記対応関係を対応関係のデータベースに記憶させるステップを含み、
前記対応関係データベースは、少なくとも一組の対応関係を含み、各組の対応関係は、送信側番号及び前記送信側番号に対応するユーザ名称を含む。
【0013】
本発明に係る実施形態の第2の態様によれば、通信メッセージ識別装置を提供し、前記装置は、
テキストの内容、及び前記通信メッセージを送信する送信側番号を含む通信メッセージを受信するための受信モジュールと、
前記受信モジュールにより受信された前記通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、前記通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称を得るための分析モジュールと、
前記分析モジュールにより分析して得られた前記ユーザ名称を前記通信メッセージの送信側名称と特定し、前記通信メッセージにおいて前記送信側名称を表示するための表示モジュールと、を備える。
【0014】
選択的に、前記分析モジュールは、
前記通信メッセージにおけるテキストの内容において、所定の指定記号が存在するか否かを検出するための第1の検出サブモジュールと、
前記第1の検出サブモジュールにより、前記通信メッセージにおけるテキストの内容において、所定の指定記号が存在すると検出された場合、前記所定の指定記号内の内容を前記通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称と特定するための特定サブモジュールと、を備える。
【0015】
選択的に、前記分析モジュールは、
前記通信メッセージにおけるテキストの内容において、所定の指定記号が存在するか否かを検出するための第2の検出サブモジュールと、
前記第2の検出サブモジュールにより、前記通信メッセージにおけるテキストの内容において、所定の指定記号が存在すると検出された場合、前記所定の指定記号内の内容及び前記送信側番号をサーバーに送信し、前記サーバーからフィードバックされた前記送信側番号に対応する前記ユーザ名称を受信するための第1の受信サブモジュールと、を備え、
前記ユーザ名称は、前記サーバーで前記指定記号内の内容と名称データベース内のユーザ名称とを比較して得られた。
【0016】
選択的に、前記分析モジュールは、
前記通信メッセージにおけるテキストの内容に対して語義分析を行い、前記テキストの内容の実行側名称を取得し、前記実行側名称を、前記通信メッセージ送信側番号に対応するユーザ名称と特定する。
【0017】
選択的に、前記分析モジュールは、
前記通信メッセージにおけるテキストの内容に対して語彙分割を行い、少なくとも1つの独立な語彙を取得するための分割サブモジュールと、
前記分割サブモジュールにより語彙分割で得られた少なくとも1つの独立な語彙及び前記送信側番号をサーバーに送信するための送信サブモジュールと、
前記サーバーからフィードバックされた前記送信側番号に対応する前記ユーザ名称を受信するための第2の受信サブモジュールと、を備え、
前記ユーザ名称は、前記サーバーで前記少なくとも1つの独立な語彙と名称データベース内のユーザ名称とを比較して得られた。
【0018】
選択的に、前記装置は、
さらに、
前記送信側番号と前記送信側番号に対応するユーザ名称との対応関係を前記サーバーに送信し、前記サーバーに前記対応関係を対応関係のデータベースに記憶させるための送信モジュールを、備え、
前記対応関係データベースは、少なくとも一組の対応関係を含み、各組の対応関係は、送信側番号及び前記送信側番号に対応するユーザ名称を含む。
【0019】
本発明に係る実施形態の第3の態様によれば、通信メッセージ識別装置を提供し、前記装置は、
プロセッサと、
前記プロセッサの実行可能な命令を記憶するためのメモリと、を備え、
テキストの内容、及び前記通信メッセージを送信する送信側番号を含む通信メッセージを受信し、
前記通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、前記通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称を得、
前記ユーザ名称を前記通信メッセージの送信側名称と特定し、前記通信メッセージにおいて前記送信側名称を表示する。
【0020】
本発明に係る実施形態の第4の態様によれば、プロセッサに実行されることにより、前記通信メッセージ識別方法を実現するプログラムを提供する。
【0021】
本発明に係る実施形態の第5の態様によれば、前記プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0022】
本発明に係る実施例に提供された技術案では、次の有益な効果を果たすことができる。通信メッセージを受信することにより、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、通信メッセージ送信側番号に対応するユーザ名称を得、当該ユーザ名称を通信メッセージの送信側名称と特定して表示し、これにより、通信メッセージにおけるテキストの内容でユーザ名称を取得することができるため、予め設定されたイエローページデータベースを適時に更新し難くて、且つ識別の時に誤識別率が比較的高い問題を解決し、通信メッセージを識別する確実性が向上する効果を奏する。
【0023】
以上の一般的な記述及び以下の詳細な記述は、例示のものに過ぎず、本開示を限定するものではないと理解すべきである。
【発明を実施するための形態】
【0025】
ここで、図面に示された例示的な実施例を詳細に説明する。以下の内容において、図面を言及するとき、特に説明しない限り、異なる図面における同じ数字が同一または同等の要素を示す。以下の例示的な実施例に記載の実施の形態は、本発明と一致するあらゆる実施の形態を代表するわけではない。逆に、それらは、添付された特許請求の範囲に詳細に記載される、本発明の一部の方面と一致する装置及び方法の例にすぎない。
【0026】
図1は、一部の例示的な実施例における通信メッセージ識別方法の実施環境を示す模式図である。
図1に示すように、当該実施環境は、端末120及びサーバー140を含む。
【0027】
端末120は、通信メッセージを受信して保存する電子機器であってもよく、当該電子機器は、スマートフォン、タブレットPC、スマートテレビ、電子書籍リーダー、マルチメディアプレーヤー、ポータブルノートパソコンやデスクトップコンピュータ等であってもよい。
【0028】
端末120とサーバー140とは、無線ネットワークまたは有線ネットワークを介して接続されてもよい。
【0029】
サーバー140は、通信メッセージを分析してユーザ名称を取得するためのサーバーであってもよい。ここで言及するサーバー140は、1つのサーバー、または複数のサーバーからなるサーバー群、または1つのクラウドコンピューティング・サービスセンターであってもよい。
【0030】
図2は、例示的な実施例に係る通信メッセージ識別方法を示すフローチャートである。
図2に示すように、当該通信メッセージ識別方法は、端末に用いられ、当該端末は、例えば、スマートフォン、タブレットPC、スマートテレビ、電子書籍リーダー、マルチメディアプレーヤー、ポータブルノートパソコンやデスクトップコンピュータ等の、通信メッセージを受信することができる端末であってもよい。当該通信メッセージ識別方法は、以下のステップを含む。
【0031】
ステップ201において、テキストの内容、及び通信メッセージを送信する送信側番号を含む通信メッセージを受信する。
【0032】
ステップ202において、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称を得る。
【0033】
ステップ203において、ユーザ名称を前記通信メッセージの送信側名称と特定し、通信メッセージにおいて送信側名称を表示する。
【0034】
上記をまとめて、本発明の実施例に係る通信メッセージ識別方法は、通信メッセージを受信し、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、通信メッセージ送信側番号に対応するユーザ名称を得、当該ユーザ名称を通信メッセージの送信側名称と特定して表示し、これにより、通信メッセージにおけるテキストの内容でユーザ名称を取得することができるため、予め設定されたイエローページデータベースを適時に更新し難くて、且つ識別の時に誤識別率が比較的高い問題を解決し、通信メッセージを識別する確実性が向上する効果を奏する。
【0035】
図3Aは、別の例示的な実施例に係る通信メッセージ識別方法を示すフローチャートである。
図3Aに示すように、当該通信メッセージ識別方法は、端末に用いられ、当該端末は、例えば、スマートフォン、タブレットPC、スマートテレビ、電子書籍リーダー、マルチメディアプレーヤー、ポータブルノートパソコンやデスクトップコンピュータ等の、通信メッセージを受信することができる端末であってもよい。当該通信メッセージ識別方法は、以下のステップを含む。
【0036】
ステップ301において、テキストの内容、及び通信メッセージを送信する送信側番号を含む通信メッセージを受信する。
【0037】
ここでの通信メッセージは、例えば、SMS等のテキスト形式で通信を行うメッセージであってもよい。
【0038】
ステップ302において、通信メッセージにおけるテキストの内容において、所定の指定記号が存在するか否かを検出する。
【0040】
説明すべきなことは、所定の指定記号が下線、波線、ダブルクォート等であってもよく、当該実施例において、所定の指定記号の種類に対して限らない。
【0041】
ステップ303において、通信メッセージにおけるテキストの内容において、所定の指定記号が存在する場合、所定の指定記号内の内容を、通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称と特定する。
【0042】
端末は、通信メッセージにおけるテキストの内容において、所定の指定記号が存在したと検出した後、所定の指定記号内の内容を抽出し、通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称と特定する。
【0044】
ステップ304において、ユーザ名称を前記通信メッセージの送信側名称と特定し、通信メッセージにおいて送信側名称を表示する。
【0045】
端末は、所定の指定記号からユーザ名称を抽出して通信メッセージの送信側名称と特定するとともに、通信メッセージに対応する送信側番号を、当該送信側名称に取り替えて当該送信側名称を表示する。選択的に、端末は、ユーザが当該送信側番号を容易に確認するように、当該送信側名称及びそれに対応する送信側番号を同時に表示する。
【0048】
上記をまとめて、本発明の実施例に係る通信メッセージ識別方法は、通信メッセージを受信することにより、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、通信メッセージ送信側番号に対応するユーザ名称を得、当該ユーザ名称を通信メッセージの送信側名称と特定して表示し、これにより、通信メッセージにおけるテキストの内容でユーザ名称を取得することができるため、予め設定されたイエローページデータベースを適時に更新し難くて、且つ識別の時に誤識別率が比較的高い問題を解決し、通信メッセージを識別する確実性が向上する効果を奏する。
【0049】
本発明の実施例に係る通信メッセージ識別方法は、通信メッセージにおけるテキストの内容において、所定の指定記号の存在を検出した後、その所定の指定記号内の内容を、通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称と特定する。これにより、テキストの内容を検出することで、通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称と特定することができるため、通信メッセージ送信側番号に対応するユーザ名称を特定する時に当該ユーザ名称をサーバーに送信する必要があり、サーバーでデータベースに基づいて比較してユーザ名称を取得し、操作が繁雑でかつ時間がかかる問題を解決した。従って、通信メッセージに対する識別の効率を向上させる効果を奏する。
【0050】
1つの使用場面において、通信メッセージにおいて、少なくとも2対或いは2つの所定の指定記号が存在する場合、取得した所定の指定記号内の内容は、2つ或いは2つ以上であり、これらの内容が異なる場合、精度をより向上させるために、端末は、所定の指定記号内の内容をサーバーに送信し、サーバーにどの内容をユーザ名称とするか否かを判断させることができ、具体的には、
図4Aを参照する。
【0051】
図4Aは、他の例示的な実施例に係る通信メッセージ識別方法を示すフローチャートである。
図4Aに示すように、当該通信メッセージ識別方法は、
図1に示した実施環境における端末120に用いられ、以下のステップを含む。
【0052】
ステップ401において、テキストの内容、及び通信メッセージを送信する送信側番号を含む通信メッセージを受信する。
【0053】
ここでの通信メッセージは、例えば、SMS等のテキスト形式で通信を行うメッセージであってもよい。
【0054】
ステップ402において、通信メッセージにおけるテキストの内容において、所定の指定記号が存在するか否かを検出する。
【0056】
説明すべきなことは、所定の指定記号が下線、波線、ダブルクォート等であってもよく、当該実施例において、所定の指定記号の種類に対して限らない。
【0057】
ステップ403において、通信メッセージにおけるテキストの内容において、所定の指定記号が存在する場合、所定の指定記号内の内容及び送信側番号をサーバーに送信し、サーバーからフィードバックされた送信側番号に対応するユーザ名称を受信し、ここでのユーザ名称は、サーバーで指定記号内の内容と名称データベース内のユーザ名称とを比較して得られたものである。
【0058】
端末は、通信メッセージにおけるテキストの内容において、所定の指定記号の存在を検出した後、所定の指定記号内の内容を抽出し、そして、当該抽出した内容及び送信側番号をサーバーに送信する。
【0059】
サーバーは、端末から送信された所定の指定記号内の内容及び送信側番号を受信した後、所定の指定記号内の内容に対して検出を行い、この時、サーバーは、所定の指定記号内の内容が記憶しておる名称データベース内のユーザ名称にマッチングするか否かを検出することができる。
【0060】
ここでの名称データベースには、少なくとも1つのユーザ名称が記憶されており、また、ユーザ名称ごとに、当該ユーザ名称に対応する関連ワードを記憶することができ、ここでの関連ワードとは、ユーザ名称に関連する分詞であり、1つのユーザ名称が複数の関連ワードに対応することができる。例えば、1つのユーザ名称が「中国聯合通信」である場合、それに対応する関連ワードは、「北京聯合通信」、「上海聯合通信」及び「聯合通信ユーザ」等であってもよい。
【0061】
サーバーは、所定の指定記号内の内容を取得した後、当該内容が名称データベースに記憶されたユーザ名称とを直接にマッチングしてもよく、名称データベースに記憶されたユーザ名称に対応する関連ワードとをマッチングしてもよい。
【0062】
所定の指定記号内の内容と、名称データベースに記憶されたユーザ名称とのマッチングが成功した場合、または、ユーザ名称に対応する関連ワードとのマッチングが成功した場合、サーバーは、当該所定の指定記号内の内容をユーザ名称と特定し、当該所定の指定記号内の内容にマッチングしたユーザ名称を取得し、または、当該所定の指定記号内の内容にマッチングした関連ワードに対応するユーザ名称を取得する。
【0063】
サーバーは、ユーザ名称を特定した後、当該ユーザ名称及び当該ユーザ名称に対応する送信側番号を端末にフィードバックし、端末は、当該送信側番号に対応するユーザ名称を受信する。
【0064】
ステップ404において、ユーザ名称を前記通信メッセージの送信側名称と特定し、通信メッセージにおいて送信側名称を表示する。
【0065】
端末は、サーバーからフィードバックされた、送信側番号に対応するユーザ名称を受信した後、当該ユーザ名称を、通信メッセージの送信側名称と特定し、通信メッセージに対応する送信側番号を、当該送信側名称に取り替えて表示する。選択的に、端末は、ユーザが当該送信側番号を容易に確認するように、当該送信側名称及びそれに対応する送信側番号を同時に表示してもよい。
【0067】
上記をまとめて、本発明の実施例に係る通信メッセージ識別方法は、通信メッセージを受信することにより、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、通信メッセージ送信側番号に対応するユーザ名称を得、当該ユーザ名称を通信メッセージの送信側名称と特定して表示し、これにより、通信メッセージにおけるテキストの内容でユーザ名称を取得することができるため、予め設定されたイエローページデータベースを適時に更新し難くて、且つ識別の時に誤識別率が比較的高い問題を解決し、通信メッセージを識別する確実性が向上する効果を奏する。
【0068】
本発明の実施例に係る通信メッセージ識別方法は、通信メッセージにおけるテキストの内容の中に、所定の指定記号が存在することを検出した後、所定の指定記号内の内容及び送信側番号をサーバーに送信し、サーバーからフィードバックされた送信側番号に対応するユーザ名称を受信する。これにより、所定の指定記号内の内容をサーバーに送信し、サーバーにより、所定の指定記号内の内容に基づいてユーザ名称を取得するため、所定の指定記号内の内容が正確なユーザ名称ではないおそれがあり、通信メッセージに対する識別がずれる問題を解決し、通信メッセージに対する識別の確実率を向上させる効果を奏する。
【0069】
図3A及び
図4Aにおける実施例から分かるように、端末が通信メッセージのテキストの内容における所定の指定記号内の内容に基づいて、当該通信メッセージを送信する送信側名称を取得する。1つの実施可能な形態において、端末は、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して語彙分割を行うことができ、分割された後の独立な語彙に基づいて、当該通信メッセージの送信側名称を得、具体的には、
図5Aに示した実施例を参照する。
【0070】
図5Aは、さらに他の例示的な実施例に係る通信メッセージ識別方法を示すフローチャートである。
図5Aに示すように、当該通信メッセージ識別方法は、
図1に示した実施環境における端末120に用いられ、以下のステップを含む。
【0071】
ステップ501において、テキストの内容、及び通信メッセージを送信する送信側番号を含む通信メッセージを受信する。
【0072】
ここでの通信メッセージは、例えば、SMS等のテキスト形式で通信を行うメッセージであってもよい。
【0073】
ステップ502において、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して語彙分割を行い、少なくとも1つの独立な語彙を取得する。
【0074】
端末は、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析する時に、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して語彙分割を行って各独立な語彙を得ることができる。
【0075】
ステップ503において、語彙分割で得られた少なくとも1つの独立な語彙及び送信側番号をサーバーに送信する。
【0076】
端末は、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して語彙分割を行い、各独立な語彙を得た後、これらの独立な語彙を送信側番号とともにサーバーに送信する。
【0077】
サーバーは、各独立な語彙及び送信側番号を受信した後、各独立な語彙に関連するユーザ名称が存在するか否かを分析する。この時、サーバーは、得られた各独立な語彙と、名称データベースに記憶された各関連ワードとのマッチングを行い、1つの独立な語彙とある関連ワードとのマッチングが成功した後、当該独立な語彙が当該関連ワードに対応するユーザ名称に関連することを確認できる。サーバーは、当該ユーザ名称を、当該送信側番号に対応するユーザ名称と特定する。
【0078】
ステップ504において、サーバーからフィードバックされた送信側番号に対応するユーザ名称を受信し、ここでのユーザ名称は、サーバーで少なくとも1つの独立な語彙と名称データベース内のユーザ名称とを比較して得られた。
【0079】
サーバーは、受信した独立な語彙に基づいて送信側番号に対応するユーザ名称を特定した後、送信側番号、及び当該送信側番号に対応するユーザ名称を端末にフィードバックする。
【0080】
端末は、当該送信側番号、及び当該送信側番号に対応するユーザ名称を受信する。
【0081】
ステップ505において、ユーザ名称を前記通信メッセージの送信側名称と特定し、通信メッセージにおいて送信側名称を表示する。
【0082】
端末は、送信側番号、及び当該送信側番号に対応するユーザ名称を受信した後、当該ユーザ名称を、通信メッセージに対応する送信側名称と特定し、通信メッセージに対応する送信側番号を、当該送信側名称に取り替えて表示する。選択的に、端末は、ユーザが当該送信側番号を容易に確認するように、当該送信側名称及びそれに対応する送信側番号を同時に表示してもよい。
【0083】
例を挙げて言えば、
図5Bを参照し、例示的な実施例に係る端末がユーザ名称を表示する模式図である。
図5Bに示すように、端末120は、テキストの内容に対して語彙分割を行い、各独立な語彙を得た後、各独立な語彙及び送信側番号の10010をサーバー140に送信する。サーバー140は、各独立な語彙及び送信側番号10010を受信した後、各独立な語彙と名称データベースに記憶された各関連ワードとのマッチングを行い、当該送信側番号10010に対応するユーザ名称の「中国聯合通信」を得、当該ユーザ名称の「中国聯合通信」及び対応する送信側番号10010を、端末120にフィードバックする。端末120は、ユーザ名称の「中国聯合通信」及び送信側番号の10010を受信した後、当該ユーザ名称の「中国聯合通信」を送信側名称と特定するとともに、通信メッセージに送信側番号の表示区域内において、当該送信側名称の「中国聯合通信」を表示する。それとともに、ユーザが送信側名称に対応する送信側番号を確認する便宜上、端末120は、送信側番号の表示区域内において、当該通信メッセージの送信側番号の10010を保留し、送信側名称の「中国聯合通信」の下方に表示する。
【0084】
上記をまとめて、本発明の実施例に係る通信メッセージ識別方法は、通信メッセージを受信することにより、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、通信メッセージ送信側番号に対応するユーザ名称を得、当該ユーザ名称を通信メッセージの送信側名称と特定して表示し、これにより、通信メッセージにおけるテキストの内容でユーザ名称を取得することができるため、予め設定されたイエローページデータベースを適時に更新し難くて、且つ識別の時に誤識別率が比較的高い問題を解決し、通信メッセージを識別する確実性が向上する効果を奏する。
【0085】
本発明の実施例に係る通信メッセージ識別方法は、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して語彙分割を行い、語彙分割により得られた少なくとも1つの独立な語彙及び送信側番号をサーバーに送信し、サーバーからフィードバックされた送信側番号に対応するユーザ名称を受信する。これにより、サーバー内において名称データベースをさえ確立すれば、送信側番号に対応するユーザ名称を判断することができるため、ユーザ名称と送信側番号とを対応付けるデータベースを確立する必要があり、時間がかかる問題を解決し、通信メッセージに対する識別の効率を向上させる効果を奏する。
【0086】
1つの実施可能な場面において、端末は、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して語義分析を行うことにより、実行側名称を取得することができ、実行側名称を当該通信メッセージのユーザ名称と特定し、具体的には、
図6Aにおける実施例を参照する。
【0087】
図6Aは、さらに他の例示的な実施例に係る通信メッセージ識別方法を示すフローチャートである。
図6Aに示すように、当該通信メッセージ識別方法は、端末に用いられ、当該端末は、例えば、スマートフォン、タブレットPC、スマートテレビ、電子書籍リーダー、マルチメディアプレーヤー、ポータブルノートパソコンやデスクトップコンピュータ等の、通信メッセージを受信することができる端末であってもよい。当該通信メッセージ識別方法は、以下のステップを含む。
【0088】
ステップ601において、テキストの内容、及び通信メッセージを送信する送信側番号を含む通信メッセージを受信する。
【0089】
ここでいう通信メッセージは、例えば、SMS等のテキスト形式で通信を行うメッセージであってもよい。
【0090】
ステップ602において、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して語義分析を行って、テキストの内容の実行側名称を取得し、実行側名称を、通信メッセージ送信側番号に対応するユーザ名称と特定する。
【0091】
端末は、通信メッセージを受信した後、語義分析モデルに基づいて、受信した通信メッセージにおけるテキストの内容に対して語義分析を行い、当該テキストの内容の実行側名称を取得し、当該実行側名称を、通信メッセージ送信側番号に対応するユーザ名称と特定することができる。
【0092】
例を挙げて言えば、端末の受信した通信メッセージが「国慶節、楽しんでください!張三より」である場合、端末は、語義分析モデルに基づいて、当該テキストの内容に対して語義分析を行い、「張三」が当該テキストの内容の実行側名称であることを得、当該実行側名称の「張三」を、通信メッセージ送信側番号に対応するユーザ名称と特定する。
【0093】
選択的に、端末は、語義分析モデルを利用して語義分析を行うことができ、語義分析モデルは、語義分析モデルを提供するサーバーから取得されることができ、当該サーバーは、収集した既知の語義メッセージのサンプルに基づいて学習を行い、語義分析モデルを得ることができる。
【0094】
ステップ603において、ユーザ名称を前記通信メッセージの送信側名称と特定し、通信メッセージにおいて送信側名称を表示する。
【0095】
端末は、語義分析モデルにより分析して得られたユーザ名称を、前記通信メッセージの送信側名称と特定し、当該通信メッセージにおいて送信側名称を表示する。
【0096】
例を挙げて言えば、
図6Bを参照し、例示的な実施例に係る端末がユーザ名称を行事する模式図である。
図6Bに示すように、端末が番号156****0351の送信側から送信された通信メッセージを受信した後、得られたテキストの内容は、「国慶節、楽しんでください!張三より」である。端末が語義分析モデルに基づいて当該テキストの内容に対して語義分析を行い、得られた当該テキストの内容の実行側名称は、「張三」である。この時、端末は、当該実行側名称の「張三」を、通信メッセージ送信側番号に対応するユーザ名称と特定し、同時に、当該ユーザ名称の「張三」を、通信メッセージの送信側名称と特定するとともに、通信メッセージにおいて送信側番号の表示区域において、当該送信側名称の「張三」を表示する。それとともに、ユーザが送信側名称に対応する送信側番号を確認する便宜上、端末は、送信側番号の表示区域内において、当該通信メッセージの送信側番号の156****0351を保留し、送信側名称の「張三」の下方に表示する。
【0097】
上記をまとめて、本発明の実施例に係る通信メッセージ識別方法は、通信メッセージを受信することにより、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、通信メッセージ送信側番号に対応するユーザ名称を得、当該ユーザ名称を通信メッセージの送信側名称と特定して表示し、これにより、通信メッセージにおけるテキストの内容でユーザ名称を取得することができるため、予め設定されたイエローページデータベースを適時に更新し難くて、且つ識別の時に誤識別率が比較的高い問題を解決し、通信メッセージを識別する確実性が向上する効果を奏する。
【0098】
本発明の実施例に係る通信メッセージ識別方法は、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して語義分析を行うことにより、テキストの内容の実行側名称を得、当該実行側名称を通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称と特定する。サーバー及び膨大なデータベースに関わらず、テキストの内容に対して語義分析をさえ行えばユーザ名称を特定することができるため、送信側番号に対応するユーザ名称を特定する時にサーバー及び対応するデータベースを利用して特定する必要があり、操作が複雑で、且つ時間がかかる問題を解決し、通信メッセージに対する識別の効率を向上させる効果を奏する。
【0099】
説明すべきなことは、端末は、送信側番号と送信側番号に対応するユーザ名称との対応関係をサーバーに送信することができ、サーバーが対応関係を対応関係データベースに記憶する。
【0100】
ここでの対応関係データベースは、少なくとも一組の対応関係を含み、各組の対応関係は、送信側番号及び当該送信側番号に対応するユーザ名称を含む。
【0101】
選択的に、サーバーは、送信側番号と送信側番号に対応するユーザ名称との対応関係を取得した後、当該対応関係を対応関係データベースに直接に記憶せず、先ず一時的に記憶し、その後、一時的に記憶した送信側名称及び送信側番号に対して分析を行い、より確実な送信側名称と送信側番号とをバインディングした後、対応関係データベースに記憶する。
【0102】
さらに、説明すべきなことは、端末とサーバーとの間に転送される情報は、暗号化されることができ、さらに、サーバ側にデータを記憶する時にも、暗号化されることができ、このように、ユーザのプライバシー情報の漏洩を防止し、ユーザが転送するメッセージのセキュリティーを保障することができる。
【0103】
以下は、本発明に係る装置の実施例であり、本発明の方法の実施例を実行するのに適用されてもよい。本発明に係る装置の実施例に記載されない詳細は、本発明に係る方法の実施例を参照してください。
【0104】
図7は、一例示的な実施例に係る通信メッセージ識別装置を示すブロック図である。
図7に示すように、当該通信メッセージ識別方法は、端末に用いられ、当該端末は、例えば、スマートフォン、タブレットPC、スマートテレビ、電子書籍リーダー、マルチメディアプレーヤー、ポータブルノートパソコンやデスクトップコンピュータ等の、通信メッセージを受信することができる端末であってもよい。当該通信メッセージ識別装置は、受信モジュール702、分析モジュール704及び表示モジュール706を備えるが、これらに限定されない。
【0105】
当該受信モジュール702は、テキストの内容、及び通信メッセージを送信する送信側番号を含む通信メッセージを受信する。
【0106】
当該
分析モジュール704は、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称を得る。
【0107】
当該表示モジュール706は、ユーザ名称を通信メッセージの送信側名称と特定し、通信メッセージにおいて送信側名称を表示する。
【0108】
上記をまとめて、本発明の実施例に係る通信メッセージ識別装置は、通信メッセージを受信することにより、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、通信メッセージ送信側番号に対応するユーザ名称を得、当該ユーザ名称を通信メッセージの送信側名称と特定して表示し、これにより、通信メッセージにおけるテキストの内容でユーザ名称を取得することができるため、予め設定されたイエローページデータベースを適時に更新し難くて、且つ識別の時に誤識別率が比較的高い問題を解決し、通信メッセージを識別する確実性が向上する効果を奏する。
【0109】
図8は、別の例示的な実施例に係る通信メッセージ識別装置を示すブロック図であり、
図8に示すように、当該通信メッセージ識別装置は、
図1に示した実施環境における端末120に用いられる。当該通信メッセージ識別装置は、受信モジュール802、分析モジュール804及び表示モジュール806を備えてもよいが、これらに限定されるものではない。
【0110】
当該受信モジュール802は、テキストの内容、及び通信メッセージを送信する送信側番号を含む通信メッセージを受信する。
【0111】
当該分析モジュール804は、当該受信モジュール802により受信された通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称を得る。
【0112】
当該表示モジュール806は、当該分析モジュール804により分析して得られたユーザ名称を通信メッセージの送信側名称と特定し、通信メッセージにおいて送信側名称を表示する。
【0113】
1つの可能な実施例において、当該分析モジュール804は、第1の検出サブモジュール804a、及び特定サブモジュール804bを備える。
【0114】
当該第1の検出サブモジュール804aは、通信メッセージにおけるテキストの内容において、所定の指定記号が存在するか否かを検出する。
【0115】
当該特定サブモジュール804bは、当該第1の検出サブモジュール804aにより通信メッセージにおけるテキストの内容において所定の指定記号が存在すると検出された場合、所定の指定記号内の内容を、通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称と特定する。
【0116】
1つの可能な実施例において、当該分析モジュール804は、第2の検出サブモジュール804c、及び第1の受信サブモジュール804dを備える。
【0117】
当該第2の検出サブモジュール804cは、通信メッセージにおけるテキストの内容に、所定の指定記号が存在するか否かを検出する。
【0118】
当該第1の受信サブモジュール804dは、当該第2の検出サブモジュール804cにより通信メッセージにおけるテキストの内容において所定の指定記号が存在すると検出された場合、所定の指定記号内の内容及び送信側番号をサーバーに送信し、サーバーからフィードバックされた送信側番号に対応するユーザ名称を受信し、ここでのユーザ名称は、サーバーで指定記号内の内容と名称データベース内のユーザ名称とを比較して得られたものである。
【0119】
1つの可能な実施例において、当該分析モジュール804は、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して語義分析を行って、テキストの内容の実行側名称を得、実行側名称を、通信メッセージ送信側番号に対応するユーザ名称と特定する。
【0120】
1つの可能な実施例において、当該分析モジュール804は、分割サブモジュール804e、送信サブモジュール804f及び第2の受信サブモジュール804gを備える。
【0121】
当該分割サブモジュール804eは、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して語彙分割を行い、少なくとも1つの独立な語彙を得る。
【0122】
当該送信サブモジュール804fは、当該分割サブモジュール804eにより語彙分割を行って得られた少なくとも1つの独立な語彙、及び送信側番号をサーバーに送信する。
【0123】
当該第2の受信サブモジュール804gは、サーバーからフィードバックされた送信側番号に対応するユーザ名称を受信し、ユーザ名称は、サーバーで少なくとも1つの独立な語彙と名称データベース内のユーザ名称とを比較して得られたものである。
【0124】
1つの可能な実施例において、当該通信メッセージ識別装置は、さらに、送信モジュール808を備える。
【0125】
当該送信モジュール808は、送信側番号と送信側番号に対応するユーザ名称との対応関係をサーバーに送信し、サーバーが対応関係を対応関係のデータベースに記憶し、ここでの対応関係データベースは、少なくとも一組の対応関係を含み、各組の対応関係は、送信側番号及び送信側番号に対応するユーザ名称を含む。
【0126】
上記をまとめて、本発明の実施例に係る通信メッセージ識別装置は、通信メッセージを受信することにより、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、通信メッセージ送信側番号に対応するユーザ名称を得、当該ユーザ名称を通信メッセージの送信側名称と特定して表示し、これにより、通信メッセージにおけるテキストの内容でユーザ名称を取得することができるため、予め設定されたイエローページデータベースを適時に更新し難くて、且つ識別の時に誤識別率が比較的高い問題を解決し、通信メッセージを識別する確実性が向上する効果を奏する。
【0127】
上記の実施例に係る装置において、各モジュールが操作を実行する具体的な形態は、すでに当該方法に関する実施例において詳細に記載されたので、ここで、詳細に説明しない。
【0128】
本発明の一例示的な実施例に係る通信メッセージ識別装置は、本発明に係る通信メッセージ識別方法を実現することができ、当該通信メッセージ識別装置は、プロセッサ及びプロセッサによる実行可能な命令を記憶するためのメモリを備える。
【0129】
プロセッサは、
テキストの内容、及び通信メッセージを送信する送信側番号を含む通信メッセージを受信し、通信メッセージにおけるテキストの内容に対して分析を行い、通信メッセージの送信側番号に対応するユーザ名称を得、ユーザ名称を通信メッセージの送信側名称と特定し、通信メッセージにおいて送信側名称を表示する。
【0130】
図9は、一例示的な実施例に係る通信メッセージを識別するための装置を示すブロック図である。例えば、装置900は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送電子機器、メッセージ送受信機器、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0131】
図9に示すように、装置900は、プロセスアセンブリ902、メモリ904、電源アセンブリ906、マルチメディアアセンブリ908、オーディオアセンブリ910、入出力(I/O)インタフェース912、センサアセンブリ914、及び通信アセンブリ916のような一つ以上のアセンブリを含んでよい。
【0132】
プロセスアセンブリ902は、一般的には装置900全体の操作を制御するものであり、例えば、表示、電話呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作と関連する操作を制御する。プロセスアセンブリ902は、1つ以上のプロセッサ918を含み、これらによって命令を実行することにより、上記の方法の全部、或いは一部のステップを実現するようにしてもよい。なお、プロセスアセンブリ902は、1つ以上のモジュールを含み、これらによってプロセスアセンブリ902と他のアセンブリの間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。例えば、プロセスアセンブリ902は、マルチメディアモジュールを含み、これらによってマルチメディアアセンブリ908とプロセスアセンブリ902の間のインタラクションを容易にするようにしてもよい。
【0133】
メモリ904は、各種類のデータを記憶することにより装置900の操作を支援するように構成される。これらのデータの例は、装置900において操作されるいずれのアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡対象データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオ等を含む。メモリ904は、いずれの種類の揮発性メモリ、不揮発性メモリ記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよく、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、PROM( Programmable ROM)、ROM(Read Only Member)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、或いは光ディスクである。
【0134】
電源アセンブリ906は、装置900の多様なアセンブリに電力を供給する。電源アセンブリ906は、電源管理システム、1つ以上の電源、及び装置900のための電力の生成、管理及び割り当てに関連する他のアセンブリを含んでもよい。
【0135】
マルチメディアアセンブリ908は、装置900とユーザの間に1つの出力インターフェイスを提供するスクリーンを含む。上記の実施例において、スクリーンは液晶モニター(LCD)とタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含むことにより、スクリーンはタッチスクリーンを実現することができ、ユーザからの入力信号を受信することができる。タッチパネルは1つ以上のタッチセンサを含んでおり、タッチ、スライド、及びタッチパネル上のジェスチャを検出することができる。タッチセンサは、タッチ、或いはスライドの動作の境界だけでなく、タッチ、或いはスライド操作に係る継続時間及び圧力も検出できる。上記の実施例において、マルチメディアアセンブリ908は、1つのフロントカメラ、及び/またはリアカメラを含む。装置900が、例えば撮影モード、或いはビデオモード等の操作モードにある場合、フロントカメラ、及び/またはリアカメラは外部からマルチメディアデータを受信できる。フロントカメラとリアカメラのそれぞれは、1つの固定型の光レンズ系、或いは可変焦点距離と光学ズーム機能を有するものであってもよい。
【0136】
オーディオアセンブリ910は、オーディオ信号を入出力するように構成されてもよい。例えば、オーディオアセンブリ910は、1つのマイク(MIC)を含み、装置900が、例えば呼出しモード、記録モード、及び音声認識モード等の操作モードにある場合、マイクは外部のオーディオ信号を受信することができる。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ904に記憶されたり、通信アセンブリ916を介して送信されたりされる。上記の実施例において、オーディオアセンブリ910は、オーディオ信号を出力するための1つのスピーカーをさらに含む。
【0137】
I/Oインターフェイス912は、プロセスアセンブリ902と周辺インターフェイスモジュールの間にインターフェイスを提供するものであり、上記周辺インターフェイスモジュールは、キーボード、クリックホイール、ボタン等であってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、ボリュームボタン、起動ボタン、ロッキングボタンを含んでもよいが、これらに限定されない。
【0138】
センサアセンブリ914は、装置900に各方面の状態に対する評価を提供するための1つ以上のセンサを含む。例えば、センサアセンブリ914は、装置900のON/OFF状態、装置900のディスプレイとキーパッドのようなアセンブリの相対的な位置決めを検出することができる。また、例えば、センサアセンブリ914は、装置900、或いは装置900の1つのアセンブリの位置変更、ユーザと装置900とが接触しているか否か、装置900の方位、または加速/減速、及び装置900の温度の変化を検出することができる。センサアセンブリ914は、何れの物理的接触がない状態にて付近の物体の存在を検出するための近接センサを含んでもよい。センサアセンブリ914は、撮影アプリケーションに適用するため、CMOS、またはCCD図像センサのような光センサを含んでもよい。上記の実施例において、当該センサアセンブリ914は、加速度センサ、ジャイロスコープセンサ、磁気センサ、圧力センサ、及び温度センサをさらに含んでもよい。
【0139】
通信アセンブリ916は、端末900と他の機器の間に有線、または無線形態の通信を提供する。装置900は、例えばWiFi、2G、3G、或いはこれらの組み合わせのような、通信規格に基づいた無線ネットワークに接続されてもよい。1つの例示的な実施例において、通信アセンブリ916は、放送チャンネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号、または放送に関連する情報を受信する。1つの例示的な実施例において、通信アセンブリ916は、近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含むことにより、近距離通信を推進するようにする。例えば、NFCモジュールは、RFID(Radio Frequency IDentification)技術、IrDA(Infrared Data Association)技術、UWB(Ultra Wide Band)技術、BT(Bluetooth)技術、他の技術に基づいて実現できる。
【0140】
例示的な実施例において、装置900は、1つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されるものであり、上記通信メッセージ識別方法を実行する。
【0141】
例示的な実施例では、さらに、命令を含むコンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ904を提供しており、装置900のプロセッサ918により前記命令を実行して上記通信メッセージ識別方法を実現する。例えば、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体は、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、及び光データ記憶デバイスなどであってもよい。
【0142】
当業者は、本明細書に開示された発明の詳細を考慮し、実施することにより、本発明の他の実施方案を容易に想定することができる。本出願は、本発明のいかなる変形、用途、又は適応的な変化を含むことを目的としており、いかなる変形、用途、又は適応的な変化は、本発明の一般原理に基づき、且つ本開示において公開されていない本技術分野においての公知常識又は慣用技術手段を含む。明細書及び実施例は、例示的なものを開示しており、本発明の保護範囲と主旨は、特許請求の範囲に記述される。
【0143】
本発明は、上記において開示された構成又は図面に示した構造に限定されるものではなく、本発明の範囲内であれば、様々な補正又は変更を行うことができる。本発明の範囲は、特許請求の範囲により制限される。