特許第6167259号(P6167259)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6167259
(24)【登録日】2017年6月30日
(45)【発行日】2017年7月26日
(54)【発明の名称】即席豆腐カット機及び豆腐切断方法
(51)【国際特許分類】
   B26D 3/18 20060101AFI20170713BHJP
   A23L 11/00 20160101ALI20170713BHJP
   A47J 43/28 20060101ALI20170713BHJP
【FI】
   B26D3/18 E
   A23L11/00 104F
   A47J43/28
【請求項の数】4
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願2013-48419(P2013-48419)
(22)【出願日】2013年2月22日
(65)【公開番号】特開2014-161998(P2014-161998A)
(43)【公開日】2014年9月8日
【審査請求日】2015年10月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】514290878
【氏名又は名称】大沢 基子
(72)【発明者】
【氏名】大沢 基子
【審査官】 石川 健一
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭61−124398(JP,U)
【文献】 実開昭62−095898(JP,U)
【文献】 特開2003−012083(JP,A)
【文献】 特開2005−237620(JP,A)
【文献】 実開平06−024671(JP,U)
【文献】 実開平02−032725(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3031036(JP,U)
【文献】 特開平09−275925(JP,A)
【文献】 特開2000−217530(JP,A)
【文献】 特開2011−224765(JP,A)
【文献】 実開昭63−134000(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B26D 3/18
A23L 11/00
A47J 43/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
二本の支柱の間に少なくとも1本の横切り用ステンレスワイヤーを張設した横切り用アタッチメントと、
縦切り用直刃安全刃を等間隔に立設した縦切り用アタッチメントと、
一方端に前記横切り用アタッチメント及び前記縦切り用アタッチメントを両側に対向して交換可能に固定する固定部と、他方端の持ち手となる部分に壁掛け用穴とを有する平板状部材とからなり、
前記横切り用アタッチメントは前記横切り用ステンレスワイヤーの本数の異なる複数の横切り用アタッチメントから一つ選ばれ、
前記縦切り用アタッチメントは前記直刃安全刃の間隔の異なる複数の縦切り用アタッチメントから一つ選ばれる即席豆腐カット機。
【請求項2】
前記横切り用ステンレスワイヤー及び/又は縦切り用直刃安全刃に替えて、波状安全刃とすることを特徴とする請求項1に記載の即席豆腐カット機。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の即席豆腐カット機に固定された横切り用アタッチメントを豆腐パック容器上方より挿入し、容器の一端から反対端までスライドすることで豆腐を切断し、
前記横切り用アタッチメントと対向する位置に固定された縦切り用アタッチメントを容器上方より挿入し、直交する二方向それぞれについて、容器の一端から反対端までスライドすることを特徴とする豆腐切断方法。
【請求項4】
前記縦切り用アタッチメントに立設された安全刃の一部を用いて豆腐を切断することを特徴とする請求項3に記載の豆腐切断方法。
【発明の詳細な説明】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0001】
豆腐を切る際、まな板に出し包丁等を用意して、切るのが面倒であった。
【課題を解決するための手段】
【0002】
豆腐をパックに入ったまま切ることを目的とするため横へ両断するためのステンレスワイヤーや、縦に切るためのステンレス安全刃を豆腐パックの端から端へスライドすることにより切れる。
第一の発明は、二本の支柱の間に少なくとも1本の横切り用ステンレスワイヤーを張設した横切り用アタッチメントと、縦切り用直刃安全刃を等間隔に立設した縦切り用アタッチメントと、一方端に前記横切り用アタッチメント及び前記縦切り用アタッチメントを両側に対向して交換可能に固定する固定部と、他方端の持ち手となる部分に壁掛け用穴とを有する平板状部材とからなり、前記横切り用アタッチメントは前記横切り用ステンレスワイヤーの本数の異なる複数の横切り用アタッチメントから一つ選ばれ、前記縦切り用アタッチメントは前記直刃安全刃の間隔の異なる複数の縦切り用アタッチメントから一つ選ばれる即席豆腐カット機である。
第二の発明は、第二の発明において横切り用ステンレスワイヤー及び/又は縦切り用直刃安全刃に替えて、波状安全刃とするものである。
第三の発明は、第一または第二の発明になる即席豆腐カット機に固定された横切り用アタッチメントを豆腐パック容器上方より挿入し、容器の一端から反対端までスライドすることで豆腐を切断し、前記横切り用アタッチメントと対向する位置に固定された縦切り用アタッチメントを容器上方より挿入し、直交する二方向それぞれについて、容器の一端から反対端までスライドすることを特徴とする豆腐切断方法である。
第四の発明は、第三の発明において、縦切り用アタッチメントに立設された安全刃の一部を用いて豆腐を切断することを特徴とする豆腐切断方法である。
【発明の効果】
【0003】
豆腐がパックに入った状態で、縦横切れることでまな板や、包丁を用意する必要がなく、調理をより簡単にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1】即席豆腐カット機の平面図である。
図2】即席豆腐カット機の使用方法図(1)から(3)である。(1)横切り用ステンレスワイヤーアタッチメントを豆腐パックの端から端まで横へスライドすることで両断できる。豆腐ケースをそのままに豆腐の横面から何段かにスライスすることができる。ケースに入れたままカットできることで、まな板豆腐をあけることなく調理をできるため衛生的である。(2)ステンレス安全刃を(1)と同じ要領で豆腐パックの端から端へスライドさせ、縦にカットする。パック内に豆腐が隙間なく入っている場合は、まずパック内の水を捨て豆腐のパックを傾けてステンレス安全刃を隙間に差し込みスライドする。(3)上記の(2)と同じ要領で、残りの縦方向へスライドすることで、四角に豆腐をカットすることができる。図1と同じく、豆腐パックの中で切れ込みを1段入れる。図2図3の使用方法で安全刃の切り幅2cmを基準に横に一度スライスし、縦を一度同じ2cm切り幅でカットしたら囲碁盤のように正方形に綺麗にカットすることができる。安全刃の切り幅を任意の大きさに調節して正方形にカットできる。図1の豆腐横面に切れ込みを一回入れて、横縦一回ずつ。全3回スライスするだけで数十個も切り分け、豆腐の大きさを多様にアレンジすることができる。またパックの中で切り分ける事ができるので、切った豆腐をパックにそのまま保管することも出来る。
図3】即席豆腐カット機の使用方法図(4)である。(4)最後に、余分な大きさで切れ残った豆腐を切る場合は、図のように安全刃を豆腐パックにまたいでカットすることが出来る。種類さまざまの多様な豆腐パックに合うよう正方形の豆腐カットと長方形の豆腐カットをするのに合わせて豆腐パックの高さによって生まれる切り残しを全部活用した。豆腐を切り残しが出来るのもったいないため、そのようなことが無いように、豆腐の幅を任意でカットするアタッチメント類をつけ合わせた。大小様々な豆腐のパックサイズに即席豆腐カット機でカットした場合、切り残しを出さないため、パックの角に当てて切り幅を1.3cmから設定した。平均的なパックの大きさ以上の大きさだった場合図のようにはみ出したような形でカットすれば解決できる。
図4】即席豆腐カット機 波状ステンレスアタッチメント装着時の平面図である。
図5】即席豆腐カット機におけるアタッチメントの種類の平面図であり、ステンレス安全刃アタッチメントの縦と横の切り幅を記載してある。
【符号の説明】
1 全体の幅 14.3cm
2 全体の高さ 20.3cm
3 アタッチメントの幅 7.1cm
4 アタッチメントの高さ 9.3cm
5 ステンレス安全刃5本の間隔 2cm
6 ステンレス安全刃自体の幅 0.05mm
7 ステンレス安全刃自体の高さ 0.5cm
8 横切り用ステンレスワイヤーの太さ0.04mm
9 ワイヤーまでの間隔 2cm
10 アタッチメントの固定具の大きさ0.5cm
11 アタッチメント付け根部分の厚み 0.2cm 幅1.1cm
12 アタッチメント取り付け部分の厚み 0.2cm 幅2.2cm
13 持ち手部分の長さ 11cm 幅2.3cm 太さ1cm
14 壁掛け穴
(波状ステンレスアタッチメント)
15 安全刃の厚み0.06mm 波の屈曲幅0.5cm 幅0.3cm
【0005】
【産業上の利用可能性】
【0006】
経済的に場所を取らず便利に使用できる。
図1
図2
図3
図4
図5