特許第6167691号(P6167691)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6167691
(24)【登録日】2017年7月7日
(45)【発行日】2017年7月26日
(54)【発明の名称】ARマーカ及びARマーカ表示媒体
(51)【国際特許分類】
   G06K 19/06 20060101AFI20170713BHJP
【FI】
   G06K19/06 056
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-133253(P2013-133253)
(22)【出願日】2013年6月26日
(65)【公開番号】特開2015-7927(P2015-7927A)
(43)【公開日】2015年1月15日
【審査請求日】2016年6月23日
(73)【特許権者】
【識別番号】000001443
【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001254
【氏名又は名称】特許業務法人光陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】高橋 敦英
【審査官】 梅沢 俊
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/049795(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0327117(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06K 19/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部を備える外部端末に読み取られることにより該表示部に情報を表示させるARマーカであって、
第一の色領域内に、提供する情報に対応する第二の色のパターンが形成された大分類の情報に対応する第1のARマーカの前記第一の色領域内に、第二の色枠で囲まれた、前記第1のARマーカより小さいサイズの小分類の情報に対応する第2のARマーカが配置されているARマーカ。
【請求項2】
前記第2のARマーカは複数配置されている請求項1に記載のARマーカ。
【請求項3】
前記第2のARマーカのパターンは、中分類を示す情報に対応する文字により構成されている請求項に記載のARマーカ。
【請求項4】
前記第1のARマーカと前記第2のARマーカは四角形である請求項1〜3の何れか一項に記載のARマーカ。
【請求項5】
前記第一の色は、二値化処理後に黒となる色であって、
前記第二の色は、二値化処理後に白となる色である請求項1〜4の何れか一項に記載のARマーカ。
【請求項6】
請求項1〜5の何れか一項に記載のARマーカが上下左右に余白枠を設けて表示されるARマーカ表示媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ARマーカ及びARマーカ表示媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、実空間に仮想物体が存在するかのように重畳させる拡張現実技術を用いた拡張現実感システム(AR(Augmented Reality:拡張現実)システム)が用いられるようになってきている。例えば、端末装置において、表示させたい仮想物体画像の種類に対応するAR用のマーカ(ARマーカ)を含む画像を撮影すると、このARマーカの種類及び配置した位置に対応して、撮影画像中に仮想物体画像を合成して表示する拡張現実感システムが知られている。
【0003】
しかし、ARマーカを用いた拡張現実感システムでは、表示する仮想物体画像に対応するだけの数のARマーカがそれぞれ必要となる。そこで、例えば、特許文献1には、マーカ掲示用携帯端末に、複数種類のARマーカと仮想物体画像とを対応付けて記憶させておき、ユーザにより選択されたARマーカをマーカ掲示用携帯端末に表示することで、複数のARマーカの印刷物等を持ち歩かなくても複数種類の仮想物体画像の中から表示する仮想物体画像を選択できるようにした技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−250950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のようなマーカ掲示用携帯端末を実現するには、初期費用やメンテナンス費用がかかる。また、特許文献1に記載の技術においても、単一のARマーカからはそのマーカに対応付けられた情報(仮想物体画像)の表示のみが可能であり、他の情報の表示をさせるためにはユーザが選択操作をして、マーカ掲示用携帯端末に表示させるARマーカを切り替える必要があった。
【0006】
本発明の課題は、ARマーカ自体を切り替えることなく、異なる複数の情報を提供できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明のARマーカは、
表示部を備える外部端末に読み取られることにより該表示部に情報を表示させるARマーカであって、第一の色領域内に、提供する情報に対応する第二の色のパターンが形成された大分類の情報に対応する第1のARマーカの前記第一の色領域内に、第二の色枠で囲まれた、前記第1のARマーカより小さいサイズの小分類の情報に対応する第2のARマーカが配置されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ARマーカ自体を切り替えることなく、異なる複数の情報を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本実施形態におけるARマーカを示す図である。
図2】ARマーカを認識する端末装置の機能的構成を示すブロック図である。
図3】ARマーカ表示媒体の掲示例を示す図である。
図4】ARマーカと、それぞれのARマーカに対応している情報の対応表を示す図である。
図5図2に示す端末装置により実行されるARマーカ認識処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本発明に係る好適な実施形態を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
【0011】
まず、本発明の実施形態におけるARマーカ1について説明する。
図1は、ARマーカ1を示す図である。ARマーカ1は、当該ARマーカ1を認識した端末装置6やそのユーザに対して情報を提供するための画像である。端末装置6は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)60、RAM(Random Access Memory)61、記憶部62、通信部63、表示部(モニタ)64、操作部65、光学系(レンズ)及び撮像素子を備えるデジタルカメラ66等を備えた移動型端末である。端末装置6としては、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ノートPC(Personal Computer)、ハンディターミナル等が適用可能である。
【0012】
ARマーカ1は、例えば、図3に示すように、本やCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)等を陳列する図書館の棚の側面等に掲示され、端末装置6のユーザに対し、端末装置6を介して又は直接的に、棚に陳列されている物の大分類(例えば、本、CD、DVD等)、中分類(例えば、雑誌、単行本、漫画、辞典等)、小分類(例えば、具体的に陳列されている本等のタイトル等)の情報を提供する。
【0013】
図1に示すように、ARマーカ1は、ARマーカ表示媒体である用紙Pに、上下左右に余白枠1aを設けて表示されている。用紙Pは、光沢のない用紙であることが好ましい。ARマーカ1は、黒い四角形の領域1b内を画像領域とする画像であり、領域1bの中央部には、当該ARマーカ1が提供する情報に対応する白色の標識(図形や記号等)であるパターン1cが形成されている。パターン1cは、ARマーカ1が掲示されている棚に陳列されている物の大分類を示す情報に対応している。
【0014】
なお、ここでいう「黒」とは、グレースケールに変換してから所定の閾値(後述するARマーカ認識処理のステップS2で二値化に使用される閾値)で二値化をしたときに、黒に変換される色である。「白」とは、グレースケールに変換してから所定の閾値(後述するARマーカ認識処理のステップS2で二値化に使用される閾値)で二値化をしたときに、白に変換される色である。
【0015】
また、ARマーカ1(第1のARマーカ)の領域1b内の四隅には、白い枠2a〜5aで囲まれた、ARマーカ1より小さいサイズのARマーカ2〜5(第2のARマーカ)が配置されている。それぞれのARマーカ2〜5は、ARマーカ1と同様に、黒い四角形の領域2b〜5b内の中央部に、そのARマーカが提供する情報に対応する白色の標識であるパターン2c〜5cが形成されている。
【0016】
ARマーカ2〜5は、それぞれ、配置されている場所に応じた情報を提供する。
具体的に、右上に配置されているARマーカ2のパターン2cは、ARマーカ1が掲示されている位置からみて右側の棚の上方に陳列されている物の中分類を示す文字により構成され、右側の棚の上方に陳列されている物の小分類(陳列されている物のタイトル等)を示す情報に対応している。
右下に配置されているARマーカ3のパターン3cは、ARマーカ1が掲示されている位置からみて右側の棚の下方に陳列されている物の中分類を示す文字により構成され、右
側の棚の下方に陳列されている物の小分類(陳列されている物のタイトル等)を示す情報に対応している。
左上に配置されているARマーカ4のパターン4cは、ARマーカ1が掲示されている位置からみて左側の棚の上方に陳列されている物の中分類を示す文字により構成され、左側の棚の上方に陳列されている物の小分類(陳列されている物のタイトル等)を示す情報に対応している。
左下に配置されているARマーカ5のパターン5cは、ARマーカ1が掲示されている位置からみて左側の棚の下方に陳列されている物の中分類を示す文字により構成され、左側の棚の下側に陳列されている物の小分類(陳列されている物のタイトル等)を示す情報に対応している。
【0017】
図4に、ARマーカ1〜5と、それぞれのARマーカに対応している情報の対応表621を示す。図4に示すように、ARマーカ1は、ARマーカ1が掲示されている棚に陳列されている物(例えば、ここでは、「本」)の大分類を示す情報に対応している。ARマーカ2〜5は、それぞれ、ARマーカ1の大分類に分類される物の中分類(例えば、本のジャンル)、小分類(例えば、本のタイトル)を示す情報に対応している。なお、各ARマーカに対応する情報は、テキストであってもよいし、画像であってもよい。または、その情報にアクセスするためのURL情報やコマンドであってもよい。
【0018】
ARマーカ1〜5は、端末装置6において、図5に示すARマーカ認識処理が行われて読み取られることによって、端末装置6に認識・解釈され、それぞれのARマーカに対応した情報の表示が行われる。端末装置6の記憶部62には、図4に示す対応表621、ARマーカ1〜5のそれぞれの領域1b〜5b内の画像を白黒を反転して数値化したパターンファイル622、ARマーカ認識処理を実行するためのアプリケーションプログラム(ARマーカ認識アプリケーションプログラム)623が記憶されており、CPU60は、操作部65からの指示に応じてARマーカ認識アプリケーションプログラム623を起動し、起動したプログラムとの協働により、ARマーカ認識処理を実行する。
【0019】
以下、図5を参照してARマーカ認識処理について説明する。
まず、CPU60は、デジタルカメラ66を起動し、デジタルカメラ66に対し、被写体としてのARマーカへのピント合わせを行わせ、ARマーカの撮影画像を取得させる(ステップS1)。
なお、ユーザは、デジタルカメラ66でARマーカ1〜5のうち所望するARマーカにピントを合わせて撮影画像を取得することができるように、デジタルカメラ66のレンズとARマーカ1との位置関係(距離)を調整しておく。例えば、ARマーカ1を認識させたい場合は、ARマーカ1全体が撮影範囲内に入ってARマーカ1にピントが合わせられるようにデジタルカメラ66のレンズとARマーカ1との位置関係を調整する。ARマーカ2〜5の何れかを認識させたい場合は、その認識させたいARマーカが撮影範囲内に入ってその認識させたいARマーカにピントが合わせられるようにデジタルカメラ66のレンズとARマーカ1の位置関係を調整する。
【0020】
次いで、CPU60は、取得された撮影画像を二値化する(ステップS2)。例えば、撮影画像をグレースケールの画像に変換し、変換した画像の各画素値を予め定められた閾値と比較し、閾値を超えるか否かに従って、各画素の画素値を白又は黒に変換する。なお、ステップS2で使用される閾値は、デジタルカメラ66の周辺の明るさに応じて設定することが好ましい。
【0021】
次いで、CPU60は、二値化された画像の白黒を反転し、反転した画像中の黒い枠で囲まれた白の四角形の領域(即ち、反転前において白い枠1a〜5aで囲まれた黒の四角形の領域1b〜5b)をARマーカの領域として認識し、認識したARマーカ領域内のパ
ターン画像を解像度で分割し(ステップS3)、分割したそれぞれの領域を領域内の画素値で数値化する(ステップS4)。
【0022】
次いで、CPU60は、数値化されたデータを記憶部62に記憶されている各パターンファイルと比較して一致度を算出する(ステップS5)。
一致度が予め定められた閾値以上のパターンファイルが存在した場合(ステップS6;YES)、CPU60は、撮影されたARマーカが、一致度が閾値以上のパターンファイルに対応するARマーカであると認識し(ステップS7)、認識されたARマーカに対応する情報を記憶部62に記憶されている対応表621から読み出して、表示部64に表示させ(ステップS8)、CPU60は、ARマーカ認識処理を終了する。なお、対応表621において、認識したARマーカに複数の分類に亘って情報が対応付けられている場合は、CPU60は、対応付けられている複数の情報のうち最下層の分類の情報に基づいて表示部64に表示を行わせる。例えば、対応表621において、認識したARマーカに大分類〜小分類の情報が対応付けられている場合、小分類の情報に基づいて表示部64に表示を行わせる。
一致度が予め定められた閾値以上のパターンファイルが存在しなかった場合(ステップS6;NO)、CPU60は、ARマーカ認識処理を終了する。
【0023】
ここで、ARマーカ1に対応する情報を表示部64に表示させようとした場合、撮影画像に他の小さいサイズのARマーカ2〜5の白枠2a〜5aやパターン2c〜5cが写ってしまうと、ステップS5でARマーカ1のパターンファイルとの一致度が低くなり、ARマーカ1として認識されなくなってしまう。或いは、ステップS3で複数のARマーカの領域が認識されてしまい、処理不能となってしまう。そこで、ARマーカ1とその中の小さいARマーカ2〜5とのサイズ比率は、デジタルカメラ66でARマーカ1にピントを合わせたときにはARマーカ2〜5がぼやけてARマーカ1の認識に影響を与えない(二値化したときにマーカ2〜5の白枠やパターンが黒として認識される)比率となっている。
【0024】
一例として、大きなARマーカ1の寸法をX1×Y1、小さなARマーカ2〜5の寸法をX2×Y2とした場合、下記の条件下においては、X1:X2=100:1、Y1:Y2=100:1の比率であれば、ARマーカ1にピントを合わせたときにARマーカ1を正しく認識することが可能である。
(a)デジタルカメラ66の画素数:800万画素
(b)表示部64のモニタ解像度:960×640
(c)ARマーカ付近の照度:1000lx
(d)デジタルカメラ66のレンズからの焦点距離:30cm
(e)ARマーカの素材:再生紙にプリント
【0025】
或いは、上記のマーカ認識処理のステップS3においてARマーカの領域として認識された領域内に、更に黒い枠で囲まれた白い四角形の領域(反転前の白い枠で囲まれた黒の四角形の領域)が検出される場合は、検出された枠及び四角形の領域をARマーカの領域やARマーカのパターンの一部としては認識しないようにしてもよい。これにより、ARマーカ1が正しく認識されなくなることを防止することができる。
【0026】
以上説明したように、本実施形態におけるARマーカ1によれば、黒い四角形の領域1b内に、提供する情報に対応する白色のパターン1cが形成され、更に、黒い四角形の領域1b内に、白い枠2a〜5aで囲まれた、ARマーカ1より小さいサイズのARマーカ2〜5が配置されている。
【0027】
従って、端末装置6におけるデジタルカメラ66のレンズとARマーカ1の位置関係を
調整してARマーカの認識を行わせるだけで、ARマーカ自体の表示を切り替えることなく、異なる複数の情報を提供することが可能となる。
【0028】
また、ARマーカ1に配置される小さいサイズのARマーカを複数とすることで、一つのARマーカ1からより多くの情報を提供することが可能となる。
【0029】
また、ARマーカ1には、大分類を示す情報に対応するパターンが形成され、ARマーカ1よりサイズの小さいARマーカ2〜5には、小分類を示す情報に対応するパターンが形成されているので、1つのARマーカ1によって、大分類を示す情報及び小分類を示す情報の双方を提供することができる。
【0030】
また、ARマーカ2〜5のパターンは、中分類を示す情報に対応する文字により構成されているので、ユーザは目視するだけで中分類を示す情報を認識することが可能となる。
【0031】
なお、上記実施形態における記述内容は、本発明のARマーカの好適な一例であり、これに限定されるものではない。
【0032】
例えば、上記実施形態においては、ARマーカ1より小さいサイズのARマーカ2〜5は、ARマーカ1の四隅に配置した例を示したが、小さいサイズのARマーカの配置位置は、一つの小さいARマーカをデジタルカメラ66で撮影するときに他の小さいARマーカが画角に入らない配置であって、大きいサイズのARマーカ1のパターンに重ならない配置あれば、特に限定されない。また、小さいサイズのARマーカの数も特に限定されない。
【0033】
また、上記実施形態においては、第2のARマーカとしてのARマーカ2〜5は、全て同じサイズとしたが、第1のARマーカとしてのARマーカ1のサイズより小さいものであれば、ARマーカ2〜5のサイズはそれぞれ異なるものとしてもよい。
また、上記実施形態においては、四角いARマーカを用いたがこれに限らず、星型や丸型など形は限定されない。
また、ARマーカの黒い部分と白い部分は反転しても良い。
【0034】
また、上記実施形態においては、ARマーカ1を図書館の棚に陳列されている物の大分類、中分類、小分類の情報を提供する画像として説明したが、一例にすぎず、ARマーカ1が提供する情報の対象は、これに限定されるものではない。
【0035】
その他、画像処理装置を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0036】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
黒い領域内に、提供する情報に対応する白色のパターンが形成された第1のARマーカの前記黒い領域内に、白い枠で囲まれた、前記第1のARマーカより小さいサイズの第2のARマーカが配置されているARマーカ。
<請求項2>
前記第2のARマーカは複数配置されている請求項1に記載のARマーカ。
<請求項3>
前記第1のARマーカには、大分類を示す情報に対応するパターンが形成され、前記第2のARマーカには、小分類を示す情報に対応するパターンが形成されている請求項1又は2に記載のARマーカ。
<請求項4>
前記第2のARマーカのパターンは、中分類を示す情報に対応する文字により構成されている請求項3に記載のARマーカ。
<請求項5>
前記第1のARマーカと前記第2のARマーカは四角形である請求項1〜4の何れか一項に記載のARマーカ。
<請求項6>
請求項1〜5の何れか一項に記載のARマーカが上下左右に余白枠を設けて表示されるARマーカ表示媒体。
【符号の説明】
【0037】
1〜5 ARマーカ
6 端末装置
60 CPU
61 RAM
62 記憶部
621 対応表
622 パターンファイル
623 ARマーカ認識アプリケーションプログラム
63 通信部
64 表示部
65 操作部
66 デジタルカメラ
図1
図2
図3
図4
図5