特許第6168503号(P6168503)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6168503
(24)【登録日】2017年7月7日
(45)【発行日】2017年7月26日
(54)【発明の名称】方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 84/12 20090101AFI20170713BHJP
   H04W 28/06 20090101ALI20170713BHJP
【FI】
   H04W84/12
   H04W28/06
【請求項の数】22
【全頁数】47
(21)【出願番号】特願2015-504708(P2015-504708)
(86)(22)【出願日】2013年4月3日
(65)【公表番号】特表2015-518322(P2015-518322A)
(43)【公表日】2015年6月25日
(86)【国際出願番号】US2013035132
(87)【国際公開番号】WO2013152111
(87)【国際公開日】20131010
【審査請求日】2016年3月28日
(31)【優先権主張番号】61/619,640
(32)【優先日】2012年4月3日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502188642
【氏名又は名称】マーベル ワールド トレード リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ザン、ホンユアン
(72)【発明者】
【氏名】スリニバサ、スディル
(72)【発明者】
【氏名】ナバー、ロヒット、ユー.
(72)【発明者】
【氏名】バネルジー、ラジャ
【審査官】 望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2010/120692(WO,A1)
【文献】 特表2012−523774(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/087560(WO,A2)
【文献】 特表2013−515435(JP,A)
【文献】 特開2005−304063(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/040396(WO,A1)
【文献】 特表2013−543677(JP,A)
【文献】 国際公開第2012/039640(WO,A1)
【文献】 特表2013−543672(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00−H04W99/00
H04B7/24−H04B7/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1通信プロトコルに準拠するデータユニットを、通信チャネルを介した伝送のために生成する方法であって、
前記データユニットのプリアンブルに含まれる第1フィールドであって、前記データユニットの継続期間を示す1つ又は複数の情報ビットの第1セットを含み、前記第1フィールドに基づいて前記データユニットの前記継続期間を判断するために、第2通信プロトコルに準拠するが前記第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコード可能であるように形式化された第1フィールドを生成することと、
前記プリアンブルに含まれる第2フィールドであって、前記第1通信プロトコルに準拠する受信デバイスに、前記データユニットが前記第1通信プロトコルに準拠していることを示す1つ又は複数の情報ビットの第2セットを含む第2フィールドを生成することと
を備え、
前記第2フィールドを生成することは、(i)前記第2通信プロトコルによって規定されていないエラー検出スキームに準拠して1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成すること、及び(ii)前記第2通信プロトコルによってサポートされていないモードを示す1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成することの一方又は両方を含み、
前記方法はさらに、
前記第2通信プロトコルによって前記第1フィールドに対応するフィールドに対して規定された変調スキームを用いて前記第1フィールドを変調することと、
前記第2通信プロトコルによって前記第2フィールドに対応するフィールドに対して規定された変調スキームを用いて前記第2フィールドを変調することと、
少なくとも前記第1フィールド及び前記第2フィールドを含むように前記プリアンブルを生成することと、
少なくとも前記プリアンブルを含むように前記データユニットを生成することと
を備え
前記第2通信プロトコルによって規定されていない前記エラー検出スキームに準拠して1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成することは、前記第2フィールドに対する巡回冗長検査(CRC)を生成することを備え、
前記第2フィールドは、前記第2通信プロトコルに準拠するが前記第1通信プロトコルには準拠しない前記受信デバイスによってデコードされた場合にエラーを示し、
前記第2フィールドに対する前記CRCを生成することは、
前記第2通信プロトコルによって前記対応するフィールドに対して規定されたCRC多項式に準拠して、複数のCRCビットを生成することと、
前記第2通信プロトコルに準拠するが前記第1通信プロトコルには準拠しない前記受信デバイスによってデコードされた場合に前記エラーを示す前記第2フィールドに対する前記CRCを生成するために、前記複数のCRCビットの1つ又は複数のビットを暗号化することと
を含む、
方法。
【請求項2】
前記第2通信プロトコルによって規定されていない前記エラー検出スキームに準拠して1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成することは、
前記第2通信プロトコルによって前記対応するフィールドに対して規定されたCRC多項式とは異なるCRC多項式に準拠して、前記第2フィールドに対する巡回冗長検査(CRC)を生成することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
記第2フィールドに対する前記CRCを生成することは、
記第2フィールドに対する前記CRCに対して利用される、前記複数のCRCビットのサブセットを選択することと、
前記第2フィールドに対する前記CRCを生成するために、前記複数のCRCビットの選択された前記サブセット内の1つ又は複数のビットを暗号化することと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2フィールドは、変調及び符号化(MCS)サブフィールドを含み、
前記第2通信プロトコルによってサポートされていない前記モードを示す1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成することは、前記第2通信プロトコルによってサポートされていない変調及び符号化スキームを示す前記MCSサブフィールドを生成することを含む、請求項1からの何れか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第2フィールドはさらに、前記データユニットが前記第1通信プロトコルに準拠しているとの指標を含む、請求項1からの何れか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第2通信プロトコルは、電気電子技術者協会(IEEE)802.11ac標準に準拠する、請求項1からの何れか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1通信プロトコルは、前記IEEE802.11ac標準より高いスループットをサポートする通信プロトコルである、請求項に記載の方法。
【請求項8】
データユニットのプリアンブルに含まれる第1フィールドであって、前記データユニットの継続期間を示す1つ又は複数の情報ビットの第1セットを含み、前記第1フィールドに基づいて前記データユニットの前記継続期間を判断するために、第2通信プロトコルに準拠するが第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコード可能であるように形式化された第1フィールドを生成し、
前記プリアンブルに含まれる第2フィールドであって、前記第1通信プロトコルに準拠する受信デバイスに、前記データユニットが前記第1通信プロトコルに準拠していることを示す1つ又は複数の情報ビットの第2セットを含む第2フィールドを生成するネットワークインターフェイスを備える装置であって、
前記第2フィールドを生成することは、(i)前記第2通信プロトコルによって規定されていないエラー検出スキームに準拠して1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成すること、及び(ii)前記第2通信プロトコルによってサポートされていないモードを示す1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成することの一方又は両方を含み、
前記ネットワークインターフェイスはさらに、
前記第2通信プロトコルによって前記第1フィールドに対応するフィールドに対して規定された変調スキームを用いて前記第1フィールドを変調し、
前記第2通信プロトコルによって前記第2フィールドに対応するフィールドに対して規定された変調スキームを用いて前記第2フィールドを変調し、
少なくとも前記第1フィールド及び前記第2フィールドを含むように前記プリアンブルを生成し、
少なくとも前記プリアンブルを含むように前記データユニットを生成し、
前記ネットワークインターフェイスは、前記第2フィールドに対する巡回冗長検査(CRC)を少なくとも生成することによって、前記第2通信プロトコルによって規定されていない前記エラー検出スキームに準拠して1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成し、
前記第2フィールドは、前記第2通信プロトコルに準拠するが前記第1通信プロトコルには準拠しない前記受信デバイスによってデコードされた場合にエラーを示し、
前記第2フィールドに対する前記CRCを生成することは、
前記第2通信プロトコルによって前記対応するフィールドに対して規定されたCRC多項式に準拠して、複数のCRCビットを生成することと、
前記第2通信プロトコルに準拠するが前記第1通信プロトコルには準拠しない前記受信デバイスによってデコードされた場合に前記エラーを示す前記第2フィールドに対する前記CRCを生成するために、前記複数のCRCビットの1つ又は複数のビットを暗号化することと
を含む、
装置。
【請求項9】
前記ネットワークインターフェイスは、前記第2通信プロトコルによって前記対応するフィールドに対して規定されたCRC多項式とは異なるCRC多項式に準拠して、前記第2フィールドに対する巡回冗長検査(CRC)を少なくとも生成することによって、前記第2通信プロトコルによって規定されていない前記エラー検出スキームに準拠して1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成する、請求項に記載の装置。
【請求項10】
前記ネットワークインターフェイスは、前記第2フィールドに対する巡回冗長検査(CRC)を少なくとも生成することによって、前記第2通信プロトコルによって規定されていない前記エラー検出スキームに準拠して1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成し、
前記第2フィールドに対する前記CRCを生成することは、
記第2フィールドに対する前記CRCに対して利用される、前記複数のCRCビットのサブセットを選択することと、
前記第2フィールドに対する前記CRCを生成するために、前記複数のCRCビットの選択された前記サブセット内の1つ又は複数のビットを暗号化することと
を含む、請求項に記載の装置。
【請求項11】
前記第2フィールドは、変調及び符号化(MCS)サブフィールドを含み、
前記ネットワークインターフェイスは、前記第2通信プロトコルによってサポートされていない変調及び符号化スキームを示す前記MCSサブフィールドを少なくとも生成することによって、前記第2通信プロトコルによってサポートされていない前記モードを示す1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成する、請求項から10の何れか一項に記載の装置。
【請求項12】
前記ネットワークインターフェイスはさらに、前記第2フィールドに、前記データユニットが前記第1通信プロトコルに準拠しているとの指標を含ませる、請求項から11の何れか一項に記載の装置。
【請求項13】
前記第2通信プロトコルは、電気電子技術者協会(IEEE)802.11ac標準に準拠する、請求項から12の何れか一項に記載の装置。
【請求項14】
前記第1通信プロトコルは、前記IEEE802.11ac標準より高いスループットをサポートする通信プロトコルである、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
第1通信プロトコル又は第2通信プロトコルに準拠するデータユニットを受信することと、
前記データユニットのプリアンブルのフィールドに含まれる受信した巡回冗長検査(CRC)をデコードすることを含む、前記フィールドのデコードを行うことと、
前記フィールドに基づいて、前記第1通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第1CRC生成スキームを用いて第1CRCを生成することと、
前記第1通信プロトコルに準拠するが前記第2通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコードされた場合にエラーを示すべく前記第2通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第2CRC生成スキームを用いて、前記フィールドに基づいて第2CRCを生成することと、
(i)生成された前記第1CRC及び(ii)生成された前記第2CRCと、受信した前記CRCとを比較することと、
生成された前記第1CRCが受信した前記CRCと合致する場合に、前記データユニットが前記第1通信プロトコルに準拠すると判断することと、
生成された前記第2CRCが受信した前記CRCと合致する場合に、前記データユニットが前記第2通信プロトコルに準拠すると判断することとを
備え
前記第1CRCを生成することは、前記第1通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定されたCRC多項式に準拠して、前記第1CRCを生成することを含み、
前記第2CRCを生成することは、前記第1通信プロトコルに準拠するが前記第2通信プロトコルには準拠しない前記受信デバイスによってデコードされた場合に前記エラーを示す前記第2CRCを生成するために、複数のCRCビットの1つ又は複数のビットを暗号化することを含む、
方法。
【請求項16】
前記第1CRCを生成することは、
前記第1通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第1CRC多項式に準拠して前記第1CRCを生成することを備え、
前記第2CRCを生成することは、
前記第1CRC多項式とは異なる前記第2通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第2CRC多項式に準拠して前記第2CRCを生成することを備える、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第1CRCを生成することは、
前記第1通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第1CRC多項式に準拠して前記第1CRCを生成することを備え、
前記複数のCRCビットを生成することは、
前記第1CRC多項式に準拠して前記複数のCRCビットを生成するこ
を備える、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記第1CRCを生成することは、
前記第1通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第1CRC多項式に準拠して前記第1CRCを生成することを備え、
前記第2CRCを生成することは、
前記第1CRC多項式に準拠して前記複数のCRCビットを生成することと、
前記第2CRCに対する前記CRCに対して利用される、前記複数のCRCビットのサブセットを選択することと、
前記第2CRCを生成するために、前記複数のCRCビットの選択された前記サブセット内の1つ又は複数のビットを暗号化することと
を備える、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
第1通信プロトコル又は第2通信プロトコルに準拠するデータユニットを受信し、
前記データユニットのプリアンブルのフィールドに含まれる受信した巡回冗長検査(CRC)をデコードすることを含む、前記フィールドのデコードを行い、
前記フィールドに基づいて、前記第1通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第1CRC生成スキームを用いて第1CRCを生成し、
前記第1通信プロトコルに準拠するが前記第2通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコードされた場合にエラーを示すべく前記第2通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第2CRC生成スキームを用いて、前記フィールドに基づいて第2CRCを生成し、
生成された前記第1CRC及び生成された前記第2CRCと、受信した前記CRCとを比較し、
生成された前記第1CRCが受信した前記CRCと合致する場合に、前記データユニットが前記第1通信プロトコルに準拠すると判断し、
生成された前記第2CRCが受信した前記CRCと合致する場合に、前記データユニットが前記第2通信プロトコルに準拠すると判断し、
前記第1CRCを生成することは、前記第1通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定されたCRC多項式に準拠して、前記第1CRCを生成することを含み、
前記第2CRCを生成することは、
前記第2通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定されたCRC多項式に準拠して複数のCRCビットを生成することと、
前記第1通信プロトコルに準拠するが前記第2通信プロトコルには準拠しない前記受信デバイスによってデコードされた場合に前記エラーを示す前記第2CRCを生成するために、前記複数のCRCビットの1つ又は複数のビットを暗号化することとを含む、
ネットワークインターフェイスを備える装置。
【請求項20】
前記ネットワークインターフェイスは、
前記第1通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第1CRC多項式に準拠して前記第1CRCを生成し
前記第1CRC多項式とは異なる前記第2通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第2CRC多項式に準拠して前記第2CRCを生成する、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記ネットワークインターフェイスは、
前記第1通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第1CRC多項式に準拠して前記第1CRCを生成し、
前記第1CRC多項式に準拠して前記複数のCRCビットを生成す、請求項19に記載の装置。
【請求項22】
前記ネットワークインターフェイスは、
前記第1通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第1CRC多項式に準拠して前記第1CRCを生成し、
少なくとも、
前記第1CRC多項式に準拠して前記複数のCRCビットを生成すること、
前記第2CRCに対する前記CRCに対して利用される、前記複数のCRCビットのサブセットを選択すること、及び
前記第2CRCを生成するために、前記複数のCRCビットの選択された前記サブセット内の1つ又は複数のビットを暗号化することによって、
前記第2CRCを生成する、請求項19に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、「Preamble Design for "post−11ac" WLAN at 5GHz」との発明の名称の、2012年4月3日に出願した米国仮特許出願61/619,640号明細書に基づく優先権を主張するものであり、その内容の全体を参照により本出願に組み込む。
【0002】
本開示は、一般的に、通信ネットワークに関し、より具体的には、直交波周波数分割多重(OFDM)を利用する無線ローカルエリアネットワークに関する。
【背景技術】
【0003】
インフラモードで動作するときに、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)は、典型的に、アクセスポイント(AP)、及び1つ又は複数のクライアント局を含む。WLANは、この十年で急速に発展してきた。電気電子技術者協会(IEEE)802.11a、802.11b、802.11g及び802.11n標準等のWLAN標準の発展により、シングルユーザピークデータスループットは向上してきている。例えば、IEEE802.11b標準は、11メガビット/秒(Mbps)のシングルユーザピークスループットを規定し、IEEE 802.11a及び802.11g標準は、54Mbpsのシングルユーザピークスループットを規定し、IEEE802.11n標準は、600Mbpsのシングルユーザピークスループットを規定し、IEEE802.11ac標準は、ギガビット/秒(Gbps)レンジのシングルユーザピークスループットを規定している。さらなる標準は、数十Gbpsレンジのスループット等、より大きいスループットを提供することを約束する。
【発明の概要】
【0004】
ある実施形態では、第1通信プロトコルに準拠するデータユニットを、通信チャネルを介する伝送のために生成する方法は、データユニットのプリアンブルに含まれる第1フィールドを生成することを含む。第1フィールドは、データユニットの継続期間を示す1つ又は複数の情報ビットの第1セットを含む。第1フィールドに基づいてデータユニットの継続期間を判断するために、第1フィールドが、第2通信プロトコルに準拠するが第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコード可能であるように、第1フィールドは形式化される。方法はまた、プリアンブルに含まれる第2フィールドを生成することを含む。第2フィールドは、第1通信プロトコルに準拠する受信デバイスに、データユニットが第1通信プロトコルに準拠していることを示す1つ又は複数の情報ビットの第2セットを含む。第2フィールドを生成することは、(i)第2通信プロトコルに規定されていないエラー検出スキームに準拠して、1つ又は複数の情報ビットの第2セットを生成すること、及び(ii)第2通信プロトコルによってサポートされていないモードを示す1つ又は複数の情報ビットの第2セットを生成することの一方又は両方を含む。方法はまた、第2通信プロトコルによって第1フィールドに対応するフィールドに対して規定された変調スキームを用いて、第1フィールドを変調すること、及び、第2通信プロトコルによって第2フィールドに対応するフィールドに対して規定された変調スキームを用いて、第2フィールドを変調することを含む。方法はまた、少なくとも第1フィールド及び第2フィールドを含むようにプリアンブルを生成すること、及び、少なくともプリアンブルを含むようにデータユニットを生成することを含む。
【0005】
他の実施形態では、方法は、以下の要素の1つ又は複数の組み合わせを含む。
【0006】
第2通信プロトコルによって規定されていないエラー検出スキームに準拠して、1つ又は複数の情報ビットの第2セットを生成することは、第2通信プロトコルによって対応するフィールドに対して規定されたCRC多項式とは異なるCRC多項式に準拠して、第2フィールドに対する巡回冗長検査(CRC)を生成することを備える。
【0007】
第2通信プロトコルによって規定されていないエラー検出スキームに準拠して、1つ又は複数の情報ビットの第2セットを生成することは、第2フィールドに対して巡回冗長検査(CRC)を生成することを備える。第2フィールドに対して巡回冗長検査(CRC)を生成することは、第2通信プロトコルによって対応するフィールドに対して規定されたCRC多項式に準拠して複数のCRCビットを生成すること、及び、第2フィールドに対してCRCを生成するために、複数のCRCビットの1つ又は複数のビットを暗号化することを含む。
【0008】
第2通信プロトコルによって規定されていないエラー検出スキームに準拠して、1つ又は複数の情報ビットの第2セットを生成することは、第2フィールドに対して巡回冗長検査(CRC)を生成することを備える。第2フィールドに対して巡回冗長検査(CRC)を生成することは、第2通信プロトコルによって対応するフィールドに対して規定されたCRC多項式に準拠して、複数のCRCビットを生成すること、第2フィールドに対するCRCに対して利用される複数のCRCビットのサブセットを選択すること、及び、第2フィールドに対するCRCを生成するために複数のCRCビットの選択されたサブセットにおいて1つ又は複数のビットを暗号化することを含む。
【0009】
第2フィールドは、変調及び符号化(MCS)サブフィールドを含む。第2通信プロトコルによってサポートされていないモードを示すための1つ又は複数の情報ビットの第2セットを生成することは、第2通信プロトコルによってサポートされていない変調及び符号化スキームを示すためのMCSサブフィールドを生成することを含む。
【0010】
第2フィールドはさらに、データユニットが第1通信プロトコルに準拠しているとの指標を含む。
【0011】
第2通信プロトコルは、電気電子技術者協会(IEEE)802.11ac標準に準拠する。
【0012】
第1通信プロトコルは、IEEE802.11ac標準より高いスループットをサポートする通信プロトコルである。
【0013】
他の実施形態では、装置は、データユニットのプリアンブルに含まれる第1フィールドを生成するように構成されたネットワークインターフェイスを備える。第1フィールドは、データユニットの継続期間を示す1つ又は複数の情報ビットの第1セットを含む。第1フィールドに基づいてデータユニットの継続期間を判断するために、第1フィールドが、第2通信プロトコルに準拠するが第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコード可能であるように、第1フィールドは形式化される。ネットワークインターフェイスはまた、プリアンブルに含まれる第2フィールドを生成するように構成される。第2フィールドは、第1通信プロトコルに準拠する受信デバイスに、データユニットが第1通信プロトコルに準拠していることを示す1つ又は複数の情報ビットの第2セットを含む。第2フィールドを生成することは、(i)第2通信プロトコルによって規定されていないエラー検出スキームに準拠する1つ又は複数の情報ビットの第2セットを生成すること、及び(ii)第2通信プロトコルによってサポートされていないモードを示す1つ又は複数の情報ビットの第2セットを生成することすることの一方又は両方を含む。ネットワークインターフェイスはさらに、第2通信プロトコルによって第1フィールドに対応するフィールドに対して規定された変調スキームを用いて第1フィールドを変調し、第2通信プロトコルによって第2フィールドに対応するフィールドに対して規定された変調スキームを用いて第2フィールドを変調するように構成される。ネットワークインターフェイスはさらに、少なくとも第1フィールド及び第2フィールドを含むようにプリアンブルを生成し、少なくともプリアンブルを含むようにデータユニットを生成するように構成される。
【0014】
他の実施形態では、装置は、1つ又は複数の以下の特徴の組み合わせを含む。
【0015】
ネットワークインターフェイスは、第2通信プロトコルによって対応するフィールドに対して規定されたCRC多項式とは異なるCRC多項式に準拠して、第2フィールドに対する巡回冗長検査(CRC)を少なくとも生成することによって、第2通信プロトコルによって規定されていないエラー検出スキームに準拠する1つ又は複数の情報ビットの第2セットを生成するように構成される。
【0016】
ネットワークインターフェイスは、第2フィールドに対する巡回冗長検査(CRC)を少なくとも生成することによって、第2通信プロトコルによって規定されていないエラー検出スキームに準拠する1つ又は複数の情報ビットの第2セットを生成するように構成される。第2フィールドに対する巡回冗長検査(CRC)を少なくとも生成することは、第2通信プロトコルによって対応するフィールドに対して規定されたCRC多項式に準拠して複数のCRCビットを生成すること、及び、第2フィールドに対してCRCを生成するために複数のCRCビットの1つ又は複数のビットを暗号化することを含む。
【0017】
ネットワークインターフェイスは、第2フィールドに対する巡回冗長検査(CRC)を少なくとも生成することによって、第2通信プロトコルによって規定されていないエラー検出スキームに準拠する1つ又は複数の情報ビットの第2セットを生成するように構成される。第2フィールドに対する巡回冗長検査(CRC)を少なくとも生成することは、第2通信プロトコルで対応するフィールドに対して規定されたCRC多項式に準拠して複数のCRCビットを生成すること、第2フィールドに対するCRCに対して利用される複数のCRCのサブセットを選択すること、及び、第2フィールドに対するCRCを生成するために複数のCRCビットの選択されたサブセット内の1つ又は複数のビットを暗号化することを含む。
【0018】
第2フィールドは、変調及び符号化(MCS)サブフィールドを含む。
【0019】
ネットワークインターフェイスは、第2通信プロトコルによってサポートされていない変調及び符号化スキームを示すMCSサブフィールドを少なくとも生成することによって、第2通信プロトコルによってサポートされていないモードを示す1つ又は複数の情報ビットの第2セットを生成するように構成される。
【0020】
ネットワークインターフェイスはさらに、データユニットが第1通信プロトコルに準拠しているとの指標を、第2フィールドに含むように構成される。
【0021】
第2通信プロトコルは、電気電子技術者協会(IEEE)802.11ac標準に準拠する。
【0022】
第1通信プロトコルは、IEEE802.11ac標準より高いスループットをサポートする通信プロトコルである。
【0023】
さらなる他の実施形態では、方法は、第1通信プロトコル又は第2通信プロトコルに準拠するデータユニットを受信することと、フィールドに含まれる受信した巡回冗長検査(CRC)をデコードすることを含むデータユニットのプリアンブルのフィールドをデコードすることとを含む。方法はまた、フィールドに基づいて、第1通信プロトコルによって第1フィールドに対して規定された第1CRC生成スキームを用いて第1CRCを生成することを含む。方法はさらに、フィールドに基づいて、第2通信プロトコルによってフィールドに対して規定された第2CRC生成スキームを用いて第2CRCを生成することを含む。方法はさらに、(i)生成された第1CRC及び(ii)生成された第2CRCと、受信したCRCとを比較することを含む。方法はまた、生成された第1CRCが受信したCRCと合致する場合に、データユニットが第1通信プロトコルに準拠していると判断すること、及び、生成された第2CRCが受信したCRCと合致する場合に、データユニットが第2通信プロトコルに準拠していると判断することを含む。
【0024】
他の実施形態では、方法は、1つ又は複数の以下の要素の組み合わせを含む。
【0025】
第1CRCを生成することは、第1通信プロトコルによってフィールドに対して規定された第1CRC多項式に準拠して第1CRCを生成することを備える。
【0026】
第2CRCを生成することは、第1CRC多項式とは異なる第2通信プロトコルによってフィールドに対して規定された第2CRC多項式に準拠して、第2CRCを生成することを備える。
【0027】
第1CRCを生成することは、第1通信プロトコルによってフィールドに対して規定された第1CRC多項式に準拠して、第1CRCを生成することを備える。
【0028】
第2CRCを生成することは、第1CRC多項式に準拠して複数のCRCビットを生成すること、及び、第2CRCを生成するために複数のCRCビットの1つ又は複数のビットを暗号化することを備える。
【0029】
第2CRCを生成することは、第1CRC多項式に準拠して複数のCRCビットを生成すること、第2CRCに対するCRCに対して利用される、複数のCRCビットのサブセットを選択すること、及び、第2CRCを生成するために複数のCRCビットの選択されたサブセット内の1つ又は複数のビットを暗号化することを備える。
【0030】
さらなる他の実施形態では、装置は、第1通信プロトコル又は第2通信プロトコルに準拠するデータユニットを受信し、フィールドに含まれる受信した巡回冗長検査(CRC)をデコードすることを含むデータユニットのプリアンブルのフィールドをデコードするように構成されるネットワークインターフェイスを備える。ネットワークインターフェイスはまた、フィールドに基づいて、第1通信プロトコルによって第1フィールドに対して規定された第1CRC生成スキームを用いて第1CRCを生成し、フィールドに基づいて、第2通信プロトコルによってフィールドに対して規定された第2CRC生成スキームを用いて第2CRCを生成するように構成される。ネットワークインターフェイスはさらに、生成された第1CRC及び生成された第2CRCと、受信したCRCとを比較するように構成される。ネットワークインターフェイスはさらに、生成された第1CRCが受信したCRCと合致する場合に、データユニットが第1通信プロトコルに準拠していると判断し、生成された第2CRCが受信したCRCと合致する場合に、データユニットが第2通信プロトコルと準拠していると判断するように構成される。
【0031】
他の実施形態では、装置は、1つ又は複数の以下の特徴の組み合わせを含む。
【0032】
ネットワークインターフェイスは、第1通信プロトコルによってフィールドに対して規定された第1CRC多項式に準拠して、第1CRCを生成するように構成される。
【0033】
第1CRC多項式とは異なる第2通信プロトコルによってフィールドに対して規定された第2CRC多項式に準拠して第2CRCを生成する。
【0034】
少なくとも、第1CRC多項式に準拠して複数のCRCビットを生成し、第2CRCを生成するために複数のCRCビットの1つ又は複数のビットを暗号化することによって、第2CRCを生成する。
【0035】
ネットワークインターフェイスは、第1通信プロトコルによってフィールドに対して規定された第1CRC多項式に準拠して、第1CRCを生成するように構成される。
【0036】
少なくとも、第1CRC多項式に準拠して複数のCRCビットを生成し、第2CRCに対するCRCに対して利用される、複数のCRCビットのサブセットを選択し、第2CRCを生成するために複数のCRCビットの選択されたサブセット内に1つ又は複数のビットを暗号化することによって、第2CRCを生成する。
【0037】
さらなる他の実施形態では、第1通信プロトコルに準拠するデータユニットを、通信チャネルを介する伝送のために生成する方法は、データユニットのプリアンブルを生成することを含む。プリアンブルは、少なくとも(i)第1OFDMシンボル、(ii)第2OFDMシンボル、及び(iii)第3OFDMシンボルを含む複数の直交波周波数分割多重(OFDM)シンボルを有する第1フィールドを含む。データユニットが第3通信プロトコルに準拠していることを判断するために、第1OFDMシンボルが、第2通信プロトコルに準拠するが第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコード可能であるように、第1OFDMシンボルは形式化される。データユニットが第3通信プロトコルに準拠していることを判断するために、第1OFDMシンボル及び第2OFDMシンボルが、第4通信プロトコルに準拠するが第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコード可能であるように、第2OFDMシンボルは形式化される。第1通信プロトコルに準拠する受信デバイスが、データユニットが第1通信プロトコルに準拠していることを判断できるように、第3OFDMシンボルは形式化される。方法はまた、少なくともプリアンブルを含むようにデータユニットを生成することを含む。
【0038】
他の実施形態では、方法は、1つ又は複数の以下の要素の組み合わせを含む。
【0039】
プリアンブルの第2フィールドは、第3通信プロトコルに略準拠し、第2フィールドは、データユニットの継続期間を示すレート及び長さサブフィールドを含む。
【0040】
第1OFDMシンボルは、第2OFDMシンボルと同じ変調であり、第2通信プロトコルによって対応するOFDMシンボルに対して規定された変調とは異なる変調を用いて変調される。
【0041】
第2通信プロトコルは、電気電子技術者協会(IEEE)802.11n標準に準拠する。
【0042】
第3通信プロトコルは、IEEE802.11a標準に準拠する。
【0043】
第4通信プロトコルは、IEEE802.11ac標準に準拠する。
【0044】
第1通信プロトコルは、IEEE802.11ac標準より高いスループットをサポートする通信プロトコルである。
【0045】
さらなる他の実施形態では、装置は、データユニットのプリアンブルを生成するように構成されたネットワークインターフェイスを備える。プリアンブルは、少なくとも(i)第1OFDMシンボル、(ii)第2OFDMシンボル及び(iii)第3OFDMシンボルを含む複数の直交波周波数分割多重(OFDM)シンボルを有する第1フィールドを含む。データユニットが第3通信プロトコルに準拠していることを判断するために、第1OFDMシンボルが、第2通信プロトコルに準拠するが第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコード可能であるように、第1OFDMシンボルは形式化される。データユニットが第3通信プロトコルに準拠していることを判断するために、第1OFDMシンボル及び第2OFDMシンボルが、第4通信プロトコルに準拠するが第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコード可能であるように、第2OFDMシンボルは形式化される。第1通信プロトコルに準拠する受信デバイスが、データユニットが第1通信プロトコルに準拠していることを判断できるように、第3OFDMシンボルは形式化される。ネットワークインターフェイスはまた、少なくともプリアンブルを含むようにデータユニットを生成するように構成される。
【0046】
他の実施形態では、装置は、1つ又は複数の以下の特徴の組み合わせを含む。
【0047】
ネットワークインターフェイスはさらに、プリアンブルの第2フィールドを生成するように構成される。第2フィールドは、(i)第3通信プロトコルに略準拠し、(ii)データユニットの継続期間を示すレート及び長さサブフィールドを含む。
【0048】
ネットワークインターフェイスは、第2OFDMシンボルと同じ変調であり、第2通信プロトコルによって対応するOFDMシンボルに対して規定された変調とは異なる変調を用いて、第1OFDMシンボルを変調するように構成される。
【図面の簡単な説明】
【0049】
図1】ある実施形態に準じた、例示無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)10を示すブロック図である。
図2A】従来技術のデータユニットフォーマットを示す図である。
図2B】従来技術のデータユニットフォーマットを示す図である。
図3】別の従来技術のデータユニットフォーマットを示す図である。
図4】別の従来技術のデータユニットフォーマットを示す図である。
図5】ある実施形態に準じた、例示データユニットフォーマットを示す図である。
図6A】従来技術のデータユニットにおけるシンボルを変調するために用いられる変調を示す図である。
図6B】ある実施形態に準じた、例示データユニットにおけるシンボルを変調するために用いられる変調を示す図である。
図7A】ある実施形態に準じた、例示データユニットフォーマットを示す図である。
図7B】ある実施形態に準じた、例示データユニットにおけるシンボルを変調するために用いられる変調を示す図である。
図8A】ある実施形態に準じた、信号フィールドに対する例示ビット割り当てを示す図である。
図8B】ある実施形態に準じた、信号フィールドに対する例示ビット割り当てを示す図である。
図8C】ある実施形態に準じた、信号フィールドに対する例示ビット割り当てを示す図である。
図8D】ある実施形態に準じた、信号フィールドに対する例示ビット割り当てを示す図である。
図8E】ある実施形態に準じた、信号フィールドに対する例示ビット割り当てを示す図である。
図8F】ある実施形態に準じた、信号フィールドに対する例示ビット割り当てを示す図である。
図9A】ある実施形態に準じた、例示巡回冗長検査(CRC)を示す図である。
図9B】ある実施形態に準じた、例示巡回冗長検査(CRC)を示す図である。
図9C】ある実施形態に準じた、例示巡回冗長検査(CRC)を示す図である。
図10】ある実施形態に準じた、データユニットが第1通信プロトコル又は第2通信プロトコルの何れに準拠するかどうかを検出するための検出スキームを示すブロック図である。
図11】ある実施形態に準じた、データユニットが第1通信プロトコル又は第2通信プロトコルの何れに準拠するかどうかを検出するための別の検出スキームを示すブロック図である。
図12】ある実施形態に準じた、データユニットが第1通信プロトコル又は第2通信プロトコルの何れに準拠するかどうかを検出するためのさらなる別の検出スキームを示すブロック図である。
図13A】ある実施形態に準じた、例示データユニットフォーマットを示す図である。
図13B】ある実施形態に準じた、図13Aに示したデータユニットにおけるシンボルを変調するために用いられる変調を示す図である。
図14A】ある実施形態に準じた、例示データユニットフォーマットを示す図である。
図14B】ある実施形態に準じた、図14Aに示したデータユニットにおけるシンボルを変調するために用いられる変調を示す図である。
図15】ある実施形態に準じた、データユニットを生成するための方法を示す図である。
図16】ある実施形態に準じた、データユニットが第1通信プロトコル又は第2通信プロトコルの何れに準拠するかどうかを検出するための方法を示す図である。
図17】ある実施形態に準じた、データユニットを生成するための方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0050】
以下に示す実施形態において、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)のアクセスポイント(AP)等の無線ネットワークデバイスは、1又は複数のクライアント局にデータストリームを送信する。APは、少なくとも第1通信プロトコルに準拠して、クライアント局と共に動作するように構成されている。いくつかの実施形態によれば、第1通信プロトコルは、「超高スループット」又は「UHT」通信プロトコルとしてここでは称される。いくつかの実施形態において、AP近くの異なるクライアント局は、UHT通信プロトコルと同一の周波数帯域であるが一般的により低いデータスループットである動作を規定する1つ又は複数のその他の通信プロトコルに準拠して動作するように構成されている。より低いデータスループットの通信プロトコル(例えば、IEEE 802.11a、 IEEE 802.11n、及び/又はIEEE 802.11ac)は、「レガシー」通信プロトコルとしてここでは集合的に称される。APが、UHT通信プロトコルに準拠してデータユニットを送信するときに、UHT通信プロトコルではなくレガシープロトコルに準拠して動作するクライアント局が、データユニットの継続期間、及び/又はデータユニットが第2通信プロトコルに準拠していないこと等のデータユニットに関する特定の情報を判断することができるように、データのプリアンブルは形式化される。また、UHTプロトコルに準拠して動作するクライアント局が、データユニットがUHT通信プロトコルに準拠していることを判断することができるように、データユニットのプリアンブルは形式化される。同様に、UHT通信プロトコルに準拠して動作するように構成されたクライアント局はまた、上述したようなデータユニットを送信する。
【0051】
少なくともいくつかの実施形態においては、上述したような形式化されたデータユニットは、例えば、複数の異なる通信プロトコルに準拠してクライアント局と共に動作するように構成されたAP、及び/又は、複数のクライアント局が複数の異なる通信プロトコルに準拠して動作するWLANに対して有用である。上述の例に続いて、UHT通信プロトコル及びレガシー通信プロトコルの両方に準拠して動作するように構成された通信デバイスは、データユニットが、レガシー通信プロトコルには準拠せずに、UHT通信プロトコルに準拠する形式であることを判断することができる。同様に、UHT通信プロトコルには準拠せずに、レガシー通信プロトコルに準拠して動作するように構成された通信デバイスは、データユニットが、レガシー通信プロトコルには準拠する形式でないことを判断すること、及び/又は、データユニットの継続期間を判断することができる。
【0052】
図1は、ある実施形態に準じた、例示無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)10を示すブロック図である。AP14は、ネットワークインターフェイス16に結合されたホストプロセッサ15を含む。ネットワークインターフェイス16は、メディアアクセス制御(MAC)プロセッシングユニット18及び物理層(PHY)プロセッシングユニット20を含む。PHYプロセッシングユニット20は、複数のトランシーバ21を含み、複数のトランシーバ21は、複数のアンテナ24に結合されている。3つのトランシーバ21及び3つのアンテナ24が図1には示されているが、その他の実施形態では、AP14は、その他の適した数(例えば、1、2、4、5等)のトランシーバ21及びアンテナ24を含んでもよい。一実施形態において、MACプロセッシングユニット18及びPHYプロセッシングユニット20は、第1通信プロトコル(例えば、UHT通信プロトコル)に準拠して動作するように構成される。別の実施形態において、MACプロセッシングユニット18及びPHYプロセッシングユニット20はまた、第2通信プロトコル(例えば、IEEE 802.11ac Standard)に準拠して動作するように構成される。さらなる別の実施形態においては、MACプロセッシングユニット18及びPHYプロセッシングユニット20はさらに、第2通信プロトコル、第3通信プロトコル及び/又は第4通信プロトコル(例えば、IEEE 802.11a標準及び/又は IEEE 802.11n標準)に準拠して動作するように構成される。
【0053】
WLAN10は、複数のクライアント局25を含む。4つのクライアント局25が図1には示されているが、さまざまなシナリオ及び実施形態では、WLAN10は、その他の適した数(例えば、1、2、3、5、6等)のクライアント局25を含む。少なくとも1つのクライアント局25(例えばクライアント局25−1)は、少なくとも第1通信プロトコルに準拠して動作するように構成される。いくつかの実施形態において、少なくとも1つのクライアント局25は、第1通信プロトコルに準拠して動作するように構成されないが、第2通信プロトコル、第3通信プロトコル及び/又は第4通信プロトコルの少なくとも1つに準拠して動作するように構成される(ここでは、「レガシークライアント局として称される)。
【0054】
クライアント局25−1は、ネットワークインターフェイス27に結合されたホストプロセッサ26を含む。ネットワークインターフェイス27は、MACプロセッシングユニット28及びPHYプロセッシングユニット29を含む。PHYプロセッシングユニット29は、複数のトランシーバ30を含み、複数のトランシーバ30は、複数のアンテナ34に結合されている。3つのトランシーバ30及び3つのアンテナ34が図1に示されているが、他の実施形態では、クライアント局25−1は、その他の適した数(例えば、1、2、4、5等)のトランシーバ30及びアンテナ34を含む。
【0055】
ある実施形態によれば、クライアント局25−4は、レガシークライアント局である。すなわち、クライアント局25−4は、第1通信プロトコルに準拠してAP14又は別のクライアント局25から送信されたデータユニットを受信すること及び完全にデコードすることができない。同様に、ある実施形態によれば、レガシークライアント局25−4は、第1通信プロトコルに準拠してデータユニットを送信することができない。他方で、レガシークライアント局25−4は、第2通信プロトコル、第3通信プロトコル及び/又は第4通信プロトコルに準拠してデータユニットを受信すること、完全にデコードすること、及び送信することができる。
【0056】
ある実施形態において、クライアント局25−2及び25−3のうち一方又は両方は、クライアント局25−1と同じ又は同様な構造を有する。ある実施形態において、クライアント局25−4は、クライアント局25−1と同様な構造を有する。これらの実施形態において、クライアント局25−1と同一又は同様の構造を有するクライアント局25は、同じ又は異なる数のトランシーバ及びアンテナを有する。例えば、ある実施形態においては、クライアント局25−2は、2つのトランシーバ及び2つのアンテナだけを有する。
【0057】
さまざまな実施形態において、AP14のPHYプロセッシングユニット20は、第1通信プロトコルに準拠して、以下に記載する形式を有するデータユニットを生成するように構成される。トランシーバ21は、アンテナ24を介して、生成されたデータユニットを送信するように構成される。同様に、トランシーバ24は、アンテナ24を介して、データユニットを受信するように構成される。さまざまな実施形態において、AP14のPHYプロセッシングユニット20は、第1通信プロトコルに準拠して、以下に記載する形式を有する、受信したデータユニットを処理し、そのようなデータユニットが第1通信プロトコルに準拠していることを判断するように構成される。
【0058】
さまざまな実施形態において、クライアントデバイス25−1のPHYプロセッシングユニット29は、第1通信プロトコルに準拠して、以下に記載の形式を有するデータユニットを生成するように構成される。トランシーバ30は、アンテナ34を介して、生成されたデータユニットを送信するように構成される。同様に、トランシーバ30は、アンテナ34を介して、データユニットを受信するように構成される。さまざまな実施形態において、クライアントデバイス25−1のPHYプロセッシングユニット29は、第1通信プロトコルに準拠して、以下に記載の形式を有する、受信したデータユニットを処理するように、及び、そのようなデータユニットが第1通信プロトコルに準拠していることを判断するように構成される。
【0059】
図2Aに、ある実施形態における、従来技術のOFDMデータユニット200を示す。AP14は、直交波周波数分割多重(OFDM)変調を用いて、クライアント局25−4に従来技術のOFDMデータユニット200を送信するように構成される。ある実施形態において、クライアント局25−4はまた、AP14にデータユニット200を送信するように構成される。データユニット200は、IEEE802.11a標準に準拠し、20メガヘルツ(MHz)帯域を占有する。データユニット200は、一般的にパケット検出、初期同期、及び自動ゲイン制御等のために用いられるレガシーショートトレーニングフィールド(L−STF)202、並びに、一般的にチャネル推定及び高精度同期のために用いられるレガシーロングトレーニングフィールド(L−LTF)204を有するプリアンブルを含む。データユニット200はまた、例えば、データユニットを送信するために用いられる変調タイプ及び符号化レート等の、データユニット200の特定の物理層(PHY)パラメータを搬送するために用いられるレガシー信号フィールド(L−SIG)206を含む。データユニット200はまた、データ部208を含む。図2Bに、必要に応じて、サービスフィールド、スクランブル物理層サービスデータユニット(PSDU)、テールビット、及びパディングビットを含む、例示データ部208(低密度パリティチェック符号化されたものではない)を示す。データユニット200は、単一入力単一出力(SISO)チャネル構成における一空間又は空間−時間ストリームでの伝送のために設計されている。
【0060】
図3に、ある実施形態における、従来技術のOFDMデータユニット300を示す。AP14は、直交波周波数ドメイン多重(OFDM)変調を用いて、クライアント局25−4に従来技術のOFDMデータユニット300を送信するように構成される。ある実施形態において、クライアント局25−4はまた、AP14にデータユニット300を送信するように構成される。データユニット300は、IEEE 802.11n標準に準拠し、20MHz帯域を占有する。データユニット300は、混合モード状況、すなわち、IEEE 802.11a標準には準拠するが、IEEE802.11n標準には準拠しない1つ又は複数のクライアント局をWLANが含む場合に対して設計されている。データユニット300は、L−STF302、L−LTF304、L−SIG306、高スループット信号フィールド(HT−SIG)308、高スループットショートトレーニングフィールド(HT−STF)310、及びM個のデータ高スループットロングトレーニングフィールド(HT−LTF)312を有するプリアンブルを含む。ここで、Mは、多入力多出力(MIMO)チャネル構成においてデータユニット300を送信することに用いられる空間ストリームの数によって一般的に決定される整数である。特に、IEEE802.11n標準に準拠して、データユニット300は、データユニット300が2つの空間ストリームを用いて送信された場合に、2つのHT−LTF312を含み、データユニット300が3つ又は4つの空間ストリームを用いて送信された場合には、4つのHT−LTF312を含む。利用される特定の数の空間ストリームの指標がHT−SIGフィールド308に含まれる。データユニット300はまた、データ部314を含む。
【0061】
図4に、ある実施形態における、従来技術のOFDMデータユニット400を示す。AP14は、直交波周波数ドメイン多重(OFDM)変調を用いて、クライアント局25−4に従来技術のOFDMデータユニット400を送信するように構成される。ある実施形態において、クライアント局25−4はまた、AP14にデータユニット400を送信するように構成される。データユニット400は、IEEE802.11n標準に準拠し、20MHz帯域を占有する。データユニット400は、「グリーンフィールド」状況、すなわち、IEEE 802.11a標準には準拠するが、IEEE802.11n標準には準拠しないクライアント局をWLANが含まない場合に対して設計されている。データユニット400は、高スループットグリーンフィールドショートトレーニングフィールド(HT−GF−STF)402、第1高スループットロングトレーニングフィールド(HT−LTF1)404、HT−SIG406、及びM個のデータHT−LTF408を有するプリアンブルを含む。ここで、Mは、多入力多出力(MIMO)チャネル構成においてデータユニット400を送信することに用いられる空間ストリームの数に一般的に対応する整数である。データユニット400はまた、データ部410を含む。
【0062】
図5に、ある実施形態における、従来技術のOFDMデータユニット500を示す。クライアント局AP14は、直交波周波数ドメイン多重(OFDM)変調を用いて、クライアント局25−4に従来技術のOFDMデータユニット500を送信するように構成される。ある実施形態において、クライアント局25−4はまた、AP14にデータユニット500を送信するように構成される。データユニット500は、IEEE 802.11ac標準に準拠し、「混合フィールド」状況に対して設計されている。データユニット500は、20MHz帯域幅を占有する。他の実施形態又はシナリオにおいて、データユニット500と同様なデータユニットは、40MHz、80MHz又は160MHz帯域幅等の異なる帯域幅を占有する。データユニット500は、L−STF502、L−LTF504、L−SIG506、第1極高スループット信号フィールド(VHT−SIGA1)508−1及び第2極高スループット信号フィールド(VHT−SIGA2)508−2を含む2つの第1極高スループット信号フィールド(VHT−SIGA)508、極高スループットショートトレーニングフィールド(VHT−STF)510、M個の極高スループットロングトレーニングフィールド(VHT−LTF)512、及び第2超高スループット信号フィールド(VHT−SIG−B)514を有するプリアンブルを含む。ここで、Mは、整数である。データユニット500はまた、データ部516を含む。
【0063】
図6Aは、IEEE802.11n標準によって規定されたように、図3のデータユニット300のL−SIG、HT−SIG1及びHT−SIG2フィールドの変調を示す一連の図である。L−SIGフィールドは、二位相偏移変調(BPSK)に準拠して変調される。他方で、HT−SIG1及びHT−SIG2フィールドは、BPSKに準拠して変調されるが、直交軸上において変調される(Q−BPSK)。つまり、HT−SIG1及びHT−SIG2フィールドの変調は、L−SIGフィールドの変調と比べて90度回転されている。
【0064】
図6Bは、IEEE802.11ac標準によって規定されたように、図5のデータユニット500のL−SIG、VHT−SIGA1及びVHT−SIGA2フィールドの変調を示す一連の図である。図6AのHT−SIG1フィールドとは異なり、VHT−SIGA1フィールドは、L−SIGフィールドの変調と同じように、BPSKに準拠して変調される。他方で、VHT−SIGA2フィールドは、L−SIGフィールドの変調と比べて90度回転されている。
【0065】
図7Aに、ある実施形態における、OFDMデータユニット700を示す。クライアント局AP14は、直交波周波数ドメイン多重(OFDM)変調を用いて、クライアント局25−1にOFDMデータユニット700を送信するように構成される。ある実施形態において、クライアント局25−1はまた、AP14にデータユニット700を送信するように構成される。データユニット700は、第1通信プロトコルに準拠し、20MHz帯域幅を占有する。他の実施形態において、データユニット700と同様なデータユニットは、例えば、40MHz、80MHz、160MHz、320MHz、640MHz等の他の適した帯域幅、あるいはその他の適した帯域幅を占有する。データユニット700は、「混合モード」状況、すなわち、レガシー通信プロトコルに準拠するが、第1通信プロトコルには準拠しないクライアント局(例えばレガシークライアント局24−4)をWLAN10が含む場合に適している。いくつかの実施形態において、データユニット700は、その他の状況において利用される。
【0066】
データユニット700は、L−STF702、L−LTF704、L−SIG706、第1超高スループット信号フィールド(UHT−SIGA1)708−1及び第2超高スループット信号フィールド(UHT−SIGA2)708−2を含む2つの第1超高スループット信号フィールド(UHT−SIGA)708、超高スループットショートトレーニングフィールド(UHT−STF)710、M個の超高スループットロングトレーニングフィールド(UHT−LTF)712、及び第3超高スループット信号フィールド(UHT−SIGB)714を有するプリアンブルを含む。ここで、Mは整数である。ある実施形態において、UHT−SIGA708は、2つのOFDMシンボルを備え、UHT−SIGA1フィールド708−1は、第1OFDMシンボルを備え、UHT−SIGA2は、第2OFDMシンボルを備える。少なくともいくつかの例においては、UHT−SIGA708は、シングル極高スループット信号フィールド(UHT−SIGA)708として集合的に称される。いくつかの実施形態においては、データユニット700はまた、データ部716を含む。他の実施形態においては、データユニット700は、データ部716を省略する。
【0067】
図7Aの実施形態では、データユニット700は、L−STF702、L−LTF704、L−SIG706、及びUHT−SIGA1 708のそれぞれの1つを含む。データユニット700と同様なOFDMデータユニットが、20MHz以外の累積帯域幅を占有するその他の実施形態において、ある実施形態では、L−STF702、L−LTF704、L−SIG706、及びUHT−SIGA1 708のそれぞれは、データユニットの全帯域幅のうちの対応する数の20MHzサブバンドにわたって繰り返される。例えば、ある実施形態において、OFDMデータユニットは、80MHz帯域幅を占有し、従って、ある実施形態では、OFDMデータユニットは、L−STF702、L−LTF704、L−SIG706、及びUHT−SIGA1 708を4つずつ含む。いくつかの実施形態では、異なる20MHzサブバンド信号の変調は、異なる角度で回転される。例えば、一実施形態においては、第1サブバンドは0度回転され、第2サブバンドは90度回転され、第3サブバンドは180度回転され、第4サブバンドは、270度回転される。その他の実施形態では、異なる適した回転が利用される。少なくともいくつかの実施形態では、20MHzサブバンド信号の異なる位相により、データユニット700内のOFDMシンボルのピーク対平均電力比(PAPR)が低減される。ある実施形態において、第1通信プロトコルに準拠するデータユニットが、20MHz、40MHz、80MHz、160MHz、320MHz、640MHz等の累積帯域幅を占有するOFDMデータユニットである場合に、UHT−STF、UHT−LTF、UHT−SIGB及びUHTデータ部は、データユニットの対応する全帯域幅を占有する。
【0068】
図7Bは、ある実施形態における、図7Aのデータユニット700のL−SIG706、UHT−SIGA1 708−1、及びUHT−SIGA2 708−2の変調を示す一連の図である。本実施形態においては、L−SIG706、UHT−SIGA1 708−1及びUHT−SIGA2 708−2フィールドは、図6Bに示され、IEEE 802.11ac標準に規定されているように、対応するフィールドの変調と同じ変調を有する。従って、UHT−SIGA1フィールドは、L−SIGフィールドと同じように変調される。他方で、UHT−SIGA2フィールドは、L−SIGフィールドの変調と比べて90度回転されている。
【0069】
ある実施形態において、データユニット700のL−SIG706、UHT−SIGA1 708−1、及びUHT−SIGA2 708−2フィールドの変調は、IEEE802.11ac標準(例えば図5のデータユニット500)に準拠するデータユニット内の対応するフィールドの変調に対応しているので、IEEE802.11a標準及び/又はIEEE802.11n標準に準拠して動作するように構成されたレガシークライアント局は、少なくともいくつかの環境では、データユニット700はIEEE−802.11ac標準に準拠しているとみなして、それに応じてデータユニット700を処理してもよい。例えば、IEEE802.11a標準に準拠するクライアント局は、データユニット700のプリアンブルのレガシーIEEE 802−11a標準部分を認識して、L−SIG706に示された継続期間に従ったデータユニット継続期間を設定してもよい。例えば、ある実施形態において、レガシークライアント局は、L−SIGフィールド706に示されたレート及び長さ(例えばバイト数)に基づいて継続期間を算出してもよい。ある実施形態において、L−SIGフィールド706内のレート及び長さは、レガシー通信プロトコルに準拠して動作するように構成されたクライアント局が、データユニット700の実際の継続期間に対応する又は少なくとも近似しているパケット継続期間(T)を、当該レート及び長さに基づいて、算出しうるように設定される。例えば、一実施形態において、レートは、IEEE 802.11a標準によって規定された最低レート(すなわち6Mbps)を示すように設定され、長さは、当該最低レートを用いて算出されたパケット継続期間が、データユニット700の実際の継続期間に少なくとも近似するように算出された値に設定される。
【0070】
ある実施形態において、IEEE−802.11a標準に準拠するレガシークライアント局は、データユニット700を受信したときに、例えば、L−SIGフィールド706のレート及び長さフィールドを用いて、データユニット700に対するパケット継続期間を算出してもよく、ある実施形態では、クリアチャネルアセスメント(CCA)を実行する前に、算出されたパケット継続期間の終了まで待機してもよい。よって、本実施形態では、通信媒体は、少なくともデータユニット700の継続期間、レガシークライアント局によるアクセスから保護される。ある実施形態において、レガシークライアント局は、データユニット700のデコードを続けてもよいが、(例えばフレームチェックシーケンス(FCS)を用いての)データユニット700の終わりにおけるエラーチェックが機能しなくなるであろう。
【0071】
同様に、ある実施形態では、IEEE802−11n標準に準拠して動作するように構成されたレガシークライアント局は、データユニット700を受信したときに、データユニット700のL−SIG706に示されたレート及び長さに基づいて、データユニット700のパケット継続期間(T)を算出してもよい。レガシークライアント局は、第1UHT信号フィールド(UHT−SIGA1)708−1(BPSK)の変調を検出して、データユニット700がIEEE−802.11a標準に準拠するレガシーデータユニットであるとみなしてもよい。ある実施形態において、レガシークライアント局は、データユニット700をデコードすることを続けてもよいが、(例えばフレームチェックシーケンス(FCS)を用いての)データユニットの終わりにおけるエラーチェックが機能しなくなるであろう。いずれにしても、ある実施形態では、IEEE802−11n標準に準拠して、レガシークライアント局は、クリアチャネルアセスメント(CCA)を実行する前に、算出されたパケット継続期間(T)の終了まで待機してもよい。よって、ある実施形態では、通信媒体は、データユニット700の継続期間、レガシークライアント局によるアクセスから保護されうる。
【0072】
ある実施形態では、IEEE802.11ac標準に準拠して動作するが、第1通信プロトコルには準拠しないように構成されたレガシークライアント局は、データユニット700を受信したときに、データユニット700のL−SIG706に示されたレート及び長さに基づいて、データユニット700のパケット継続期間(T)を算出してもよい。しかしながら、レガシークライアント局は、ある実施形態では、データユニット700の変調に基づいて、データユニット700がIEEE 802.11ac標準に準拠していないことを検出することができなくてもよい。いくつかの実施形態において、データユニット700の1つ又は複数のUHT信号フィールド(例えば、UHT−SIGA1及び/又はUHT−SIGA2)は意図的に、レガシークライアント局に、データユニット700をデコードしているときにエラーを検出させ、このためデータユニット700のデコードを停止(又は「ドロップ」)させるように形式化される。例えば、ある実施形態では、データユニット700のUHT−SIGA708は、SIGAフィールドがIEEE802.11ac標準に準拠してレガシーデバイスによってデコードされるときに、エラーを意図的に起こすように形式化される。さらに、ある実施形態では、IEEE802−11ac標準に準拠して、VHT−SIGAフィールドをデコードしているときにエラーが検出された場合に、クライアント局は、データユニット700をドロップし、クリアチャネルアセスメント(CCA)を実行する前に、例えば、データユニット700のL−SIG706に示されたレート及び長さに基づいて、算出された算出パケット継続期間(T)の終了まで待機してもよい。よって、ある実施形態では、通信媒体は、データユニット700の継続期間、レガシークライアント局によるアクセスから保護されうる。
【0073】
図8Aから8Fに、ある実施形態における、UHT−SIGAフィールド708のさまざまな部分に対する例示ビット割り当てを示す。特に、ある実施形態において、図8Aから8Cは、UHT−SIGA1フィールド708−1(又はUHT−SIGA1フィールド708−1の一部)に対する例示ビット割り当てを示し、図8Dから8Fは、UHT−SIGA2フィールド708−2(又はUHT−SIGA2フィールド708−2の一部)に対する例示ビット割り当てを示す。いくつかの実施形態では、UHT−SIGAフィールド708は、一般的に、IEEE802.11ac標準に規定されたように、VHT−SIGA1フィールドと同様に形式化されるが、IEEE802.11ac標準に準拠して動作するように構成されたレガシークライアント局に、意図的に、UHT−SIGAフィールド708からエラーを検出させるために、UHT−SIGAフィールド708の1つ又は複数のサブフィールドは、IEEE802−11ac標準で規定された対応するサブフィールドと比べて変更され、及び/又は、IEEE802−11ac標準によってサポートされていない値を含む。
【0074】
図8Aを参照すると、図示した実施形態においては、UHT−SIGA1フィールド708−1は、24の情報ビットを集合的に備える複数のサブフィールド802を含む。複数のサブフィールド802は、2ビットの帯域幅(BW)サブフィールド802−1、1ビットの第1リザーブ(Reserved)サブフィールド802−2、1ビットの空間時間ブロック符号化(STBC)サブフィールド802−3、6ビットのグループ識別(Group ID)サブフィールド802−4、12ビットのNSTS/Partial AIDサブフィールド802−5、1ビットのTXOP_PS_NOT_ALLOWEDサブフィールド802−6、及び1ビットの第2リザーブ(Reserved)サブフィールド802−7を含む。NSTS/Partial AIDサブフィールド802−5の内容は、データユニット700がシングルユーザデータユニット(例えば、シングルクライアント局に情報を送信するために用いられるデータユニット)であるか、又は、マルチユーザデータユニット(例えば、複数のクライアント局に対する複数の独立したデータストリームを含むデータユニット)であるかどうかによって決まる。図8B及び8Cはそれぞれ、ある実施形態における、シングルユーザ及びマルチユーザデータユニットに対するNSTS/Partial AIDサブフィールド802−5を示す。図8Bを参照すると、データユニット700がシングルユーザデータユニットである実施形態では、NSTS/Partial AIDサブフィールド802−5は、3ビットのシングルユーザ数の空間−時間ストリームサブフィールド802−5a及び9ビットのPartial AIDサブフィールド802−5bを備える。図8Cを参照すると、データユニット700がマルチユーザデータユニットである実施形態では、NSTS/Partial AIDサブフィールド802−5は、4つの3ビットユーザNstsサブフィールド802−5cから802−5fを備える。ここで、ユーザサブフィールド802−5cから802−5fのそれぞれは、信号フィールド800の対象の受け手に対応する複数の空間時間ストリームを示す。
【0075】
ここで図8Dを参照すると、図示した実施形態では、UHT−SIGA2フィールド708−2は、24の情報ビットを集合的に備える複数のサブフィールド810を含む。複数のサブフィールド810は、1ビットのShort GIサブフィールド810−1、1ビットのShort GI NSYM Disambiguationサブフィールド810−2、1ビットのSU/MU[0] Codingサブフィールド910−3、1ビットのLDPC Extra OFDM Symbolサブフィールド810−4、12ビットのSU MCS/MU[1−3] Codingサブフィールド910−5、及び1ビットのbeamsteering/reservedサブフィールド810−6、reservedサブフィールド810−7、8ビットの巡回冗長検査(CRC)サブフィールド810−8、及びtailサブフィールド801−9を含む。MU[1−3] Codingサブフィールド910−5の内容は、データユニット700がシングルユーザデータユニットであるか又はマルチユーザデータユニットであるかによって決まる。図8E及び8Fはそれぞれ、シングルユーザ及びマルチユーザデータユニットに対するSU MCS/MU[1−3] Codingサブフィールド810−5を示す。図8Eを参照すると、データユニット700がシングルユーザデータユニットである実施形態では、SU MCS/MU[1−3] Codingサブフィールド810−5は、4ビットのシングルSU MCSサブフィールド810−5aを備える。図8Fを参照すると、データユニット700がマルチユーザデータユニットである実施形態では、SU MCS/MU[1−3] Codingサブフィールド810−5は、4つの1ビットサブフィールド810−5bから810−5eを備える。サブフィールド810−5bから810−5eのそれぞれは、信号フィールド810の特定の対象の受け手に対して利用される符号化を示し、サブフィールド810−5eは、リザーブとされる。
【0076】
いくつかの実施形態において、第1通信プロトコル(例えば、データユニット700のUHT−SIGAフィールド708)に準拠するデータユニットの信号フィールドは、レガシー通信プロトコル(例えば、IEEE 802.11ac標準で規定されたようなVHT−SIGA)によって規定されるレガシーデータユニットの対応する信号フィールドと同様ではあるが、1つ又は複数の情報ビットのセットがレガシー通信プロトコルに準拠して生成された対応する情報ビットとは異なるように生成されるように形式化される。例えば、ある実施形態では、1つ又は複数の情報ビットのセットは、レガシー通信プロトコルによって規定されていないエラー検出スキーム(例えば、CRC)によって生成された情報ビットを含む。他の例では、ある実施形態では、1つ又は複数の情報ビットのセットは、レガシー通信プロトコルによってサポートされていないモードを示すように設定された情報ビットを含む。少なくともいくつかの実施形態及び/又はシナリオでは、第1通信プロトコルに準拠して形式化された信号フィールドとレガシー通信プロトコルに準拠して形式化された信号フィールドとの差異により、第2通信プロトコルに準拠するが、第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスが、第1通信プロトコルに準拠するデータユニットの信号フィールドをデコードするときにエラーを検出することができる。さらに、少なくともいくつかの実施形態では、そのような差異により、第1通信プロトコルに準拠する受信デバイスは、受信したデータユニットが第1通信プロトコルに準拠するか又はレガシー通信プロトコルに準拠するかどうかを判断することができる。
【0077】
例えば、いくつかの実施形態では、CRCサブフィールド810−8(図8C)に含まれるCRCは、IEEE 802.11ac標準によってVHT−SIGAフィールドに対して規定されたCRCとは異なるやり方で生成される。ある実施形態では、UHT−SIGAフィールド708に対する異なるCRCにより、UHT−SIGAフィールド708が、IEEE 802.11ac標準に準拠するが第1通信プロトコルには準拠しないクライアント局によってデコードされたときにCRCエラーを起こしうる。さらに、ある実施形態では、異なるCRCにより、第1通信プロトコルに準拠するクライアント局は、データユニット700が第1通信プロトコルに準拠することを判断することができる。
【0078】
図9Aから9Cに、いくつかの実施形態における、第1通信プロトコルに準拠するデータユニットのUHT−SIGAフィールドに対するCRCを生成するために用いられる例示CRC生成スキーム950、960、970を示す。さまざまな実施形態では、CRC生成スキーム950、960、970は、第1通信プロトコルに準拠するデータユニットの別の適したUHT−SIGAフィールドに対するCRCサブフィールド810−8(図8D)又はCRCフィールドを生成するために用いられる。
【0079】
図9Aを参照すると、CRC生成スキーム950によれば、ある実施形態では、UHT−SIGAフィールドに対する8ビットのCRCは、IEEE 802.11ac標準でVHT−SIGAフィールドに対して規定された多項式とは異なる多項式を用いて生成される。例えば、一実施形態では、ブロック952において、VHT−SIGAフィールドに対して規定された多項式に対して少なくとも略直交する8ビットの多項式が利用される。他の実施形態では、VHT−SIGAフィールドに対して規定されたCRC多項式とは異なるその他の適した多項式が、ブロック952にて利用される。ここで図9Bを参照すると、CRC生成スキーム960によれば、本実施形態では、UHT−SIGA708に対する8ビットのCRCが、IEEE 802.11ac標準でVHT−SIGAフィールドに対して規定された多項式を用いて生成されるが(ブロック962)、生成されたCRCの1つ又は複数のビットはフリップされるか(すなわち「0」は「1」に変更され、「1」は「0」に変更される)、もしくは、暗号化される(ブロック964)。
【0080】
図9Cを参照すると、CRC生成スキーム970によれば、ある実施形態では、IEEE802.11ac標準でVHT−SIGAフィールドに対して規定された8ビットのCRCより少ないビットを有するCRCが、UHT−SIGAフィールドに対して生成される。例えば、いくつかの実施形態では、4ビットのCRCがUHT−SIGAに対して生成される。4ビットのCRCは、例えば、IEEE802.11ac標準でVHT−SIGAフィールドに対して規定された多項式を用いて生成される(ブロック972)。次に、生成されたCRCの4ビットのサブセット(ブロック974)が選択される。例えば、いくつかの実施形態では、生成されたCRCの4最上位ビット(MSB)又は4最下位ビット(LSB)(ブロック974)が選択される。また、この実施形態では、選択された4ビットのCRCの1つ又は複数ビットは、フリップされるか(すなわち「0」は「1」に変更され、「1」は「0」に変更される)、もしくは、暗号化される(ブロック976)。他の実施形態では、CRC生成スキーム970は、8より小さいその他の適したビット数(例えば、7ビット、6ビット、5ビット等)であるCRCを生成する。例えば、いくつかの実施形態では、IEEE802.11ac標準でVHT−SIGAフィールドに対して規定された多項式を用い、生成されたCRCの5最上位ビット(MSB)、生成されたCRCの5最下位ビット(LSB)又は生成されたCRCの他の5ビットのサブセットを選択し、得られた5ビットのCRCの1つ又は複数ビットを暗号化(例えばフリッピング)することで、5ビットのCRCが生成される。より小さいCRCビット(例えば8より小さい)が利用されるいくつかの実施形態では、UHT−SIGAフィールドの残りのビット位置(例えば、図8DのCRCサブフィールド810−8のMSB又はLSBの他方)はリザーブとされ、及び/又は、第1通信プロトコルに関連した信号追加情報に対して利用される。
【0081】
図9Aから9Cでは、いくつかの実施形態におけるUHT−SIGAフィールド708に対して利用されるいくつかの例示CRC生成スキームを示したが、一般的に、IEEE802.11ac標準によってVHT−SIGAフィールドに対して規定されたCRC生成スキームとは異なるあらゆるCRC生成スキームが利用されえ、その他の実施形態では、UHT−SIGAフィールド708に対するCRCを生成するために、その他の適したCRC生成が利用される。
【0082】
単に例として、いくつかの実施形態では、IEEE802.11ac標準でVHT−SIGAフィールドに対して規定された8ビットのCRCより少ない数のビットを有するCRCが、IEEE 802−11ac標準によって規定された多項式とは異なる多項式を用いて、UHT−SIGAフィールドに対して生成される。例えば、いくつかの実施形態では、生成されたCRCが、IEEE802.11ac標準に準拠して生成されたVHT−SIGA CRCの対応するビットに少なくとも実質相関しないように規定されたxビットの多項式を用いて、xビットのCRCが生成される。ここで、xは、1から7までの整数である。いくつかの実施形態では、IEEE802.11ac標準によって規定されたVHT−SIGAフィールドのCRCサブフィールドのビット位置に対応するUHT−SIGAフィールドの残りのビット位置(例えば、図8DのCRCサブフィールド910−8のMSB又はLSBの他方)はリザーブとされ、又は、第1通信プロトコルに関連した信号追加情報に対して利用される。
【0083】
ある実施形態では、第1通信プロトコルに準拠するUHT−SIGAフィールドに対するものと、IEEE802−11ac標準で規定されたVHT−SIGAフィールドに対するものとでのCRC生成における差異によって、IEEE802−11ac標準に準拠して動作するように構成されたレガシークライアント局は、データユニット700をデコードするときにCRCエラーを検出することができ、このためデータユニット700をドロップすることができる。さらに、第1通信プロトコルに準拠するUHT−SIGAフィールドに対するものと、IEEE802−11ac標準で規定されたVHT−SIGAフィールドに対するものとでのCRC生成における差異によって、第1通信プロトコルに準拠して動作するように構成されたクライアント局は、データユニットを受信したときに、データユニットが第1通信プロトコル又はIEEE802−11ac標準に準拠するかどうかを検出することができる。
【0084】
図10は、ある実施形態における、データユニットが第1通信プロトコル又はレガシー通信プロトコル(例えば、IEEE 802.11ac標準)に準拠するかどうかを判断するために、第1通信プロトコルに準拠して動作するように構成されたクライアント局(例えば、クライアント局25−1)によって用いられる検出スキーム1000を示すブロック図である。検出スキーム1000は、第1通信プロトコルに準拠するデータユニットのUHT−SIGAフィールドが、レガシー通信プロトコルによって対応するフィールドに対して規定されたCRCと同じビット数(例えば8ビット)を有するCRCを含む実施形態への使用に適している。検出スキーム1100によれば、データユニットを受信するクライアント局は、データユニットのSIGAフィールドをデコードする。ある実施形態では、信号フィールドをデコードした後で、クライアント局は、デコードされたSIGAフィールドからCRCビット及びBCCテールビットを除外して、データユニットのSIGAフィールドに対してどのCRCを生成すべきかに基づいて、ビットセットを生成する。次に、ビットセットに基づいて、且つ、第1通信プロトコルに規定されたCRC生成スキームを用いることによって、SIGAフィールドに対する第1CRCが生成される(ブロック1002)。ビットセットに基づいて、且つ、レガシー通信プロトコル(例えば、IEEE802−11ac標準)に規定されたCRC生成スキームを用いることによって、SIGAフィールドに対する第2CRCが生成される(ブロック1004)。生成された第1CRC及び生成された第2CRCはそれぞれ、データユニットのSIGAフィールドにおいて受信した受信CRCと比較される(ブロック1006)。ある実施形態では、受信CRCと生成された第1CRCとが合致していることが検出された場合には、データユニットは第1通信プロトコルに準拠していると判断される。他方で、ある実施形態では、受信CRCと生成された第2CRCとが合致していることが検出された場合には、データユニットはレガシー通信プロトコル(例えばIEEE−802.11ac標準)に準拠していると判断される。
【0085】
図11は、他の実施形態における、データユニットが第1通信プロトコル又はレガシー通信プロトコルに準拠するかどうかを検出するために、第1通信プロトコルに準拠して動作するように構成されたクライアント局(例えば、クライアント局25−1)によって用いられる検出スキーム1100を示すブロック図である。ある実施形態では、検出スキーム1100は、第1通信プロトコルに準拠するデータユニットのUHT−SIGAフィールドが、レガシー通信プロトコルによって対応するフィールドに対して規定されたCRCビット数より少ないビット(例えば4ビット)を含む実施形態への使用に適している。検出スキーム1100によれば、クライアント局は、データユニットを受信したときに、データユニットのSIGAフィールドをデコードする。次に、クライアント局は、デコードされたSIGAフィールドからCRCビット及びBCCテールビットを除外して、SIGAフィールドに対してどのCRCを生成すべきかに基づいて、ビットセットを生成する。次に、ビットセットに基づいて、且つ、第1通信プロトコルに規定されたCRC生成スキームを用いて、受信SIGAフィールドに対する第1CRCが生成される(ブロック1102)。図11の実施形態では、レガシー通信プロトコルによって対応するフィールドに対して規定されたCRC多項式を用い、第1CRCに対して利用される生成されたCRCのサブセットビット(例えば、CRCビットの4LSB、4MSB、その他の適したサブセット等)を選択し、第1CRCを生成するために選択されたセブセットにおける1つ又は複数のビットを暗号化することによって、フィールド通信プロトコルに準拠するCRCが生成される。ビットセットに基づいて、IEEE802−11ac標準に規定されたCRC生成スキームに準拠して、且つ、生成されたCRCの4LSB又は4MSBを第2CRCとして用いることによって、SIGAフィールドに対する第2CRCが生成される(ブロック1104)。生成された第1CRC及び第2CRCは、データユニットのSIGAフィールドにおいて受信されたCRCの対応するビットと比較される(ブロック1106)。ある実施形態では、受信CRCと生成された第1CRCとが合致していることが検出された場合には、データユニットは第1通信プロトコルに準拠していると判断される。他方で、ある実施形態では、受信CRCと生成された第2CRCとが合致していることが検出された場合には、データユニットはレガシー通信プロトコル(例えばIEEE−802.11ac標準)に準拠していると判断される。
【0086】
いくつかの実施形態では、意図的に、レガシー局にUHT−SIGAフィールド708からエラーを検出させるためにCRCを用いることに加えて、又はその代わりに、意図的にレガシー局にUHT−SIGAフィールド708からエラーを検出させるために、レガシー通信プロトコルに準拠して動作するように構成されたレガシークライアント局によってサポートされていないモードであることを示すように、UHT−SIGAフィールド708の1つ又は複数のサブフィールドは設定される。例えば、ある実施形態では、意図的に、レガシークライアント局に、UHT−SIGAフィールド708をデコードするときにエラーを検出させるために、IEEE802.11ac標準に準拠して動作するレガシークライアント局によってサポートされていない変調及び符号化スキームの指標をUHT−SIGAフィールド708は含む。他の例として、いくつかの実施形態では、UHT−SIGAフィールド708は、IEEE802.11ac標準に準拠してサポートされていない又は「許可できない」サブフィールドの組み合わせを含む。例えば、ある実施形態では、シングルユーザデータユニットに対しては、UHT−SIGAフィールド708のGroup IDサブフィールドは、0又は63の値に設定され、SU MCSフィールド902−5bは、9より大きいMCSを示すように設定される。他の例としては、別の実施形態では、STBCサブフィールド902−3及びSU NSTSサブフィールド902−5は両方とも、論理値壱(1)に設定される。さらなる他の例として、さらなる別の実施形態では、マルチユーザデータユニットに対して、STBCサブフィールド902−3、及びNstsサブフィールド902−5cから902−5fそれぞれは、論理値壱(1)に設定される。他の実施形態では、意図的に、UHT−SIGフィールド708がレガシークライアント局によってデコードされたときにエラーを起こすために、IEEE802.11ac標準に許可できないその他のSIGAサブフィールドの組み合わせが、UHT−SIGAフィールド708に利用される。さらに、幾つかの実施形態では、データユニット700のUHT−SIGAフィールド708に含まれるそのような許可できない組み合わせは、第1通信プロトコルに準拠するクライアント局に、データユニット700が第1通信プロトコルに準拠していることを示す。
【0087】
いくつかの実施形態において、第1通信プロトコルに準拠して動作するように構成されたクライアント局に、データユニット700が第1通信プロトコルに準拠していることを示すために、1つ又は複数の追加指標が、データユニット700のUHT−SIGAフィールド708に含まれる。例えば、IEEE802.11ac標準に準拠して生成されたVHT−SIGAフィールドにおけるリザーブサブフィールドに対応するサブフィールドは、第1通信プロトコルに準拠して動作するように構成されたクライアント局に、データユニット700が第1通信プロトコルに準拠していることを示すために、UHT−SIGAフィールド708において論理値零(0)に設定される。本実施形態では、ある実施形態によれば、第1通信プロトコルに準拠して動作するクライアント局は、データユニットを受信したときに、UHT−SIGAフィールドのリザーブビットが論理値零(0)に設定されている場合に、データユニットが第1通信プロトコルに準拠していると判断し、リザーブビットが論理値壱(1)に設定されている場合に、データユニットがIEEE802−11ac標準に準拠していると判断する。
【0088】
いくつかの実施形態では、レガシーデバイスにおいてエラーを意図的に起こすためには使用されないUHT−SIGAフィールド(例えばUHT−SIGAフィールド708)の少なくともある部分(例えばサブフィールド)は、IEEE 802.11ac標準によって規定されたVHT−SIGAフィールドの対応する部分(例えばサブフィールド)と同じように形式化されない。例えば、いくつかの実施形態では、そのような部分は、第1通信プロトコルに関連した追加情報を含むように変更される。例えば、IEEE802.11ac標準によって規定されたVHT−SIGAフィールドは、データユニットのBWを示すための2ビットを含む一方で、第1通信プロトコルに準拠するデータユニットは、IEEE 802.11ac標準によって規定された最大帯域幅よりも広い帯域幅を占有する。よって、いくつかの実施形態では、1つ又は複数の追加ビットが、第1通信プロトコルに準拠するデータユニットに対する帯域幅を示すために必要となる。例えば、一実施形態では、UHT−SIGAフィールドは、3ビットの帯域幅指標を含む。さらに、或いは、その代わりとして、いくつかの実施形態では、追加信号フィールドビットが、IEEE802.11ac標準に存在しない新たな物理層(PHY)特性を示すために、UHT−SIGAフィールドに対して利用される。
【0089】
いくつかの実施形態では、IEEE802.11ac標準に準拠してリザーブされたVHT−SIGAサブフィールドは、第1通信プロトコルに準拠するより広い帯域幅及び/又は追加PHY特性を示すために、UHT−SIGAフィールドにおいて利用される。さらに、或いは、その代わりとして、IEEE802.11ac標準でVHT−SIGAに対して規定された8ビットのCRCより短いものをUHT−SIGAが利用するいくつかの実施形態では、VHT−SIGAフィールドの残りのCRCビットに対応したビットが、第1通信プロトコルに準拠するより広い帯域幅及び/又は追加PHY特性を示すために、UHT−SIGAフィールドにおいて利用される。
【0090】
UHT−SIGAフィールド708が、データユニット700が第1通信プロトコルに準拠していることを示すための明示指標を含むいくつかの実施形態では、レガシークライアント局においてエラーを意図的に起こすように設計されたスキームは、UHT−SIGAフィールド708に対して利用されない。例えば、ある実施形態では、UHT−SIGAフィールド708に対するCRCは、IEEE−802.11ac標準に規定され、IEEE−802.11ac標準に規定されたものと同じビット数を有するVHT−SIGA CRC多項式を用いて生成される。さらに、本実施形態では、IEEE802.11ac標準に準拠して生成されたVHT−SIGAフィールドにおけるリザーブサブフィールドに対応したサブフィールドは、第1通信プロトコルに準拠して動作するように構成されたクライアント局に、データユニット700が第1通信プロトコルに準拠していることを示すために、UHT−SIGAフィールド708において論理値零(0)に設定される。この場合に、第1通信プロトコルに準拠して動作するように構成されたクライアント局は、UHT−SIGAフィールド708に含まれた指標に基づいて、データユニット700が第1通信プロトコルに準拠していることを判断してもよい。しかしながら、この場合に、データユニット700を受信するレガシークライアント局は、必ずしも、UHT−SIGAフィールド708からエラーを検出する必要はなく、データユニット700をドロップする必要もない。いくつかの状況では、そのような実施形態において、レガシークライアント局は、UHT−SIGAフィールド708からエラーが意図的に起こることを検出さえせずとも、データユニット700をドロップしてもよい。例えば、レガシークライアント局は、UHT−SIGAフィールド708に含まれる部分アドレス識別子(PAID)及び/又はグループID(GID)が、クライアント局の対応するパラメータと合致しないことを判断して、当判断に基づいてデータユニット700をドロップ(デコードを停止)してもよい。しかしながら、他の実施形態では、UHT−SIGAフィールド708に含まれる部分アドレス識別子(PAID)及び/又はグループID(GID)が、クライアント局の対応するパラメータと合致しないことをクライアント局が判断したときでさえ、レガシークライアント局は、データユニット700をドロップしなくてもよい。この場合、少なくともいくつかの状況では、クライアント局は、データユニット700の継続期間、データユニット700のデコードを続けてもよく、データユニット700の終わりにおける不良FCS検出に基づいてデータユニット700を遺棄してもよい。
【0091】
他の実施形態では、UHT−SIGAフィールド708に対するCRCは、IEEE−802.11ac標準に規定されているが、IEEE−802.11ac標準に規定されたものより少ないビットを有するVHT−SIGA CRC多項式を用いて生成される。例えば、CRCは、VHT−SIGA CRC多項式を用いて生成され、x個の生成されたCRCが、UHT−SIGAフィールド708に対するCRCとして用いられる。例えば、いくつかの実施形態では、VHT−SIGA CRC多項式を用いて生成されたCRCの4(又は他の適した数、例えば5又は6)MSB又はLSBが利用される。いくつかのそのような実施形態では、CRCサブフィールドの残りのビット位置はリザーブされ、又は、第1通信プロトコルに関連した追加情報を示すために利用される。そのような実施形態では、レガシークライアントデバイスにおいてUHT−SIGAフィールドからエラーを起こすようにCRCは意図的に設計されていないが、そのようなエラーが検出される可能性は高く、そのような場合にクライアント局はデータユニット700をドロップしてもよい。さらに、そのような実施形態では、第1通信プロトコルに準拠して動作するように構成されたクライアント局は、IEEE802.11ac標準でVHT−SIGAフィールドに対して規定されたCRC多項式を用いてUHT−SIGAフィールド708の受信ビットに基づいてCRCを生成して、生成されたCRCの4(又は他の適した数である、例えば5又は6等)MSB又はLSBとUHT−SIGAフィールドにおいて受信したCRCとを比較することによって、UHT−SIGAフィールド708に対してCRCチェックを行ってもよい。CRCチェックに合格すると、クライアント局は、受信したUHT−SIGAフィールドをデコードしてもよく、UHT−SIGAフィールドに含まれる指標に基づいて、データユニット700が第1通信プロトコルに準拠していることを判断してもよい。
【0092】
図12に、ある実施形態における、OFDMデータユニット1200を示す。クライアント局AP14は、直交波周波数ドメイン多重(OFDM)変調を用いて、クライアント局25−1にOFDMデータユニット1200を送信するように構成される。ある実施形態において、クライアント局25−1はまた、AP14にデータユニット1200を送信するように構成される。データユニット1200は、第1通信プロトコルに準拠し、20MHz帯域幅を占有する。他の実施形態では、データユニット1200と同様なデータユニットは、例えば40MHz、80MHz、160MHz、320MHz、640MHz、その他の適した帯域幅等の、その他の適した帯域幅を占有する。データユニット1200は、「混合モード」状況、すなわち、レガシー通信プロトコルに準拠するが、第1通信プロトコルには準拠しないクライアント局(例えばレガシークライアント局24−4)をWLAN10が含む場合に適している。いくつかの実施形態では、データユニット1200はその他の状況でも利用される。
【0093】
データユニット700に含まれるシングルUHT−SIGフィールド714と比べて、データユニット1200は2つのUHT−SIGBフィールド1204を含む点を除いて、データユニット1200は、図7Aのデータユニット700と同様である。さらに、いくつかの実施形態では、UHT−SIGAフィールド1202は、データユニット700のUHT−SIGAフィールド708とは異なっている。例えば、ある実施形態では、UHT−SIGAフィールド708の1つ又は複数の情報ビットは、UHT−SIGAフィールド1202からUHT−SIGBフィールド1204に移動される。例えば、幾つかの実施形態では、UHT−LTF712の適切な処理を判断するのに必要とされない1つ又は複数の情報ビットは、UHT−SIGBフィールド1204に移動される。少なくともいくつかの実施形態では、レガシークライアント局にUHT−SIGAからエラーを意図的に検出させること、及び/又は、第1通信プロトコルに準拠して動作するように構成されたクライアント局に、データユニット700が第1通信プロトコルに準拠していることを示すために用いられるさまざまなUHT−SIGA生成スキームは、UHT−SIGAフィールド1202に適用される。
【0094】
図13Aに、ある実施形態における、OFDMデータユニット1300を示す。クライアント局AP14は、直交波周波数ドメイン多重(OFDM)変調を用いて、クライアント局25−1にOFDMデータユニット1300を送信するように構成される。ある実施形態において、クライアント局25−1はまた、AP14にデータユニット1300を送信するように構成される。データユニット1300は、第1通信プロトコルに準拠し、20MHz帯域幅を占有する。他の実施形態では、データユニット1300と同様なデータユニットは、例えば40MHz、80MHz、160MHz、320MHz、640MHz、その他の適した帯域幅等の、その他の適した帯域幅を占有する。データユニット1300は、「混合モード」状況、すなわち、レガシー通信プロトコルに準拠するが、第1通信プロトコルには準拠しないクライアント局(例えばレガシークライアント局24−4)をWLAN10が含む場合に適している。いくつかの実施形態では、データユニット1300はその他の状況でも利用される。
【0095】
データユニット700に含まれる2つのUHT−SIGAフィールド708と比べて、データユニット1300は3つのUHT−SIGAフィールド1302を含む点を除いて、データユニット1300は、図7Aのデータユニット700と同様である。いくつかの実施形態では、データユニット1300と同様なデータユニットは、その他の適した数(例えば4、5、6等)のUHT−SIGAフィールド1302を含む。ある実施形態では、UHT−SIGAフィールド1302のそれぞれは、データユニット1300の1つのOFDMシンボルを備える。データユニット700の2つのUHT−SIGAフィールド708と比べて、追加UHT−SIGAフィールド1320は、例えば、第1通信プロトコルに規定されたより広い帯域幅を示すために、又は、第1通信プロトコルに含まれる追加PHY特性を示すために、第1通信プロトコルに関連した追加情報を搬送することに利用される。いくつかの実施形態では、UHT−SIGBフィールド1308は、データユニット1300から省かれ、いくつかのそのような実施形態では、UHT−SIGBフィールド1308に含まれる情報の少なくともいくつか(例えば、MU情報)は、UHT−SIGAフィールド1302に移動される。
【0096】
図13Bは、ある実施形態における、図13Aのデータユニット1300のL−SIG706、UHT−SIGA1 1302−1、UHT−SIGA2 1302−2、及びUHT−SIGA3 1302−3の変調を示す一連の図である。本実施形態において、L−SIG706、UHT−SIGA1 1302−1及びUHT−SIGA2 1302−2フィールドは、BPSK変調に準拠して変調され、IEEE802.11a標準及び/又はIEEE802.11n標準に対して動作するように構成されたレガシークライアント局に、データユニット1300がIEEE 802.11a標準に準拠していることを示す。よって、少なくともいくつかの実施形態及び/又はシナリオでは、IEEE802.11a標準、IEEE802.11n標準及び/又はIEEE802.11acに対して動作するように構成されたレガシークライアント局は、そのようなデバイスがIEEE 802.11aパケットを処理するであろう同じ方法で、データユニット1300を処理してもよい。例えば、ある実施形態では、レガシークライアント局は、L−SIGフィールド706に基づいて、データユニット1300のパケット継続期間を算出してもよく、クリアチャネルアセスメント(CCA)を実行する前に、算出されたパケット継続期間の終了まで待機してもよい。さらに、ある実施形態では、第1通信プロトコルに準拠して動作するように構成されたクライアント局は、UHT−SIGA3フィールド1302−3の変調(例えば、Q−BPSK)を検出してもよく、検出された変調に基づいて、データユニット1300が第1通信プロトコルに準拠していることを判断してもよい。
【0097】
図14Aに、ある実施形態における、OFDMデータユニット1400を示す。クライアント局AP14は、直交波周波数ドメイン多重(OFDM)変調を用いて、クライアント局25−1にOFDMデータユニット1400を送信するように構成される。ある実施形態において、クライアント局25−1はまた、AP14にデータユニット1400を送信するように構成される。データユニット1400は、第1通信プロトコルに準拠し、20MHz帯域幅を占有する。他の実施形態では、データユニット1400と同様なデータユニットは、例えば40MHz、80MHz、160MHz、320MHz、640MHz、その他の適した帯域幅等の、その他の適した帯域幅を占有する。いくつかの実施形態では、データユニット1400は、IEEE−802.11a標準に対して動作するが、IEEE802−11n標準に対して動作しないように構成されたクライアント局をWLAN10が含まない状況に適している。
【0098】
データユニット1400は、超高スループットショートトレーニングフィールド(UHT−STF)1402、第1超高スループットロングトレーニングフィールド(UHT−LTF)1404、第1高スループット信号フィールド(HT−SIG1)1406−1及び第2高スループット信号フィールド(HT−SIG2)1406−2を含む2つのレガシー高スループット信号フィールド(HT−SIG)1406、第1超高スループット信号フィールド(UHT−SIG1)1408−1及び第2超高スループット信号フィールド(UHT−SIG2)1408−2を含む2つの超高スループット信号フィールド(UHT−SIG)1408、M個の超高スループットロングトレーニングフィールド(UHT−LTF)1410、並びに、第3超高スループット信号フィールド(UHT−SIGB)714を有するプリアンブルを含む。ここで、Mは整数である。ある実施形態において、UHT−SIGA1408は、2つのOFDMシンボルを備え、そこでは、UHT−SIGA1 1408−1フィールドは、第1OFDMシンボルを備え、UHT−SIGA2 1408−2は、第2OFDMシンボルを備える。少なくともいくつかの例示実施形態では、UHT−SIGA1408は、シングル極高スループット信号フィールド(UHT−SIGA)1408として集合的に称される。いくつかの実施形態では、データユニット1400はまた、データ部1414を含む。他の実施形態では、データユニット1400は、データ部1414を省略する。
【0099】
図14Aの実施形態では、データユニット1400は、UHT−STF1402、UHT−LTF1 1403、HT−SIG1406及びUHT−SIGA1408のそれぞれの1つを含む。データユニット1400と同様なOFDMデータユニットが、20MHz以外の累積帯域幅を占有するその他の実施形態において、ある実施形態では、UHT−STF1402、UHT−LTF1 1403、HT−SIG1406及びUHT−SIGA1408のそれぞれは、データユニットの全帯域幅のうちの対応する数の20MHzサブバンドにわたって繰り返される。例えば、ある実施形態では、OFDMデータユニットは、80MHz帯域幅を占有し、従って、OFDMデータユニットは、UHT−STF1402、UHT−LTF1 1403、HT−SIG1406及びUHT−SIGA1408を4つずつ含む。いくつかの実施形態では、異なる20MHzサブバンド信号の変調は、異なる角度で回転される。例えば、一実施形態においては、第1サブバンドは0度回転され、第2サブバンドは90度回転され、第3サブバンドは180度回転され、第4サブバンドは、270度回転される。その他の実施形態では、異なる適した回転が利用される。少なくともいくつかの実施形態では、20MHzサブバンド信号の異なる位相により、データユニット700内のOFDMシンボルのピーク対平均電力比(PAPR)が低減される。
【0100】
ある実施形態では、第1通信プロトコルに準拠するデータユニットが、20MHz、40MHz、80MHz、160MHz、320MHz、640MHz等の累積帯域幅を占有するOFDMデータユニットである場合に、UHT−LTF1410、UHT−SIGB1412及びUHTデータ部1414は、データユニットの対応する全帯域幅を占有する。さらに、ある実施形態では、UHT−STF1402、UHT−LTF1 1403、 HT−SIG1406及びUHT−SIGA1408のそれぞれは、マルチ空間ストリームに対するデータユニット1400のマルチストリーム部(例えば、UHT−LTF1410、UHT−SIGB1412及びUHTデータ部1414)をマッピングするために用いられる空間ストリームマッピング行列(「P行列」)の列(例えば第1列)又は行(例えば第1行)を用いて、データユニット1400のマルチ空間ストリームに対してマッピングされたシングルストリームフィールドである。
【0101】
いくつかの実施形態では、データユニット1300と同様なデータユニットは、その他の適した数(例えば、4、5、6等)のUHT−SIGAフィールド1408を含む。ある実施形態では、UHT−SIGAフィールド1408のそれぞれは、1つのOFDMシンボルを備える。いくつかの実施形態では、追加UHT−SIGAフィールド1408は、例えば、第1通信プロトコルに規定されたより広い帯域幅を示すために、又は、第1通信プロトコルに含まれる追加PHY特性を示すために、第1通信プロトコルに関連した追加情報を搬送することに利用される。さらに、UHT−SIGBフィールド1412は、データユニット1400から省かれ、いくつかのそのような実施形態では、UHT−SIGBフィールド1412に含まれる情報の少なくともいくつか(例えば、MU情報)は、UHT−SIGAフィールド1406に移動される。
【0102】
図14Bは、ある実施形態における、図14Aのデータユニット1400のHT−SIG1 1406−1、UHT−SIGA2 1406−2、UHT−SIGA1 1408−1及びUHT−SIGA2 1408−2の変調を示す一連の図である。図示した実施形態では、HT−SIG1 1406−1、UHT−SIGA2 1406−2及びUHT−SIGA1 1408−1は、Q−BPSK変調を用いて変調される。ある実施形態において、IEEE802.11n標準及び/又はIEEE802.1ac標準に対して動作するように構成されたレガシークライアント局は、HT−SIG1 1406−1、UHT−SIGA2 1406−2及びUHT−SIGA1 1408−1のQ−BPSK変調を検出し、検出した変調に基づいて、レガシークライアント局がIEEE 802.11nグリーンフィールドパケットを処理するであろうとおりデータユニット1400を処理してもよい。そのような実施形態では、レガシークライアント局は、データユニット1400のHT−SIGフィールド1406に示されたレート及び長さ(例えばバイト数)に基づいて継続期間を算出してもよい。ある実施形態では、HT−SIGフィールド1406におけるレート及び長さは、レガシー通信プロトコルに準拠して動作するように構成されたクライアント局が、レート及び長さに基づいて、データユニット1400の実際の継続期間に対応する、又は、少なくとも近似するパケット継続期間を算出しうるように設定される。例えば、レートは、IEEE802.11n標準によって規定された最低レート(すわなち6Mbps)を示すように設定され、長さは、最低レートを用いて算出されたパケット継続期間が、データユニット1400の実際の継続期間を少なくとも近似するように算出された値に設定される。ある実施形態では、レガシークライアント局は、データユニット1400を受信してときに、データユニット1400に対するパケット継続期間を算出してもよく、クリアチャネルアセスメント(CCA)を実行する前に、算出されたパケット継続期間の終了まで待機してもよい。さらに、ある実施形態によれば、第1通信プロトコルに準拠して動作するように構成されたクライアント局は、データユニット1400のUHT−SIGA2フィールド1408−2の変調(例えばQ−BPSK)を検出してもよく、データユニット1400が第1通信プロトコルに準拠していることを判断してもよい。
【0103】
図15は、ある実施形態における、データユニットを生成するための例示方法1500を示すフロー図である。ある実施形態では、図1を参照して、方法1500は、ネットワークインターフェイス16によって実施される。例えば、そのような1つの実施形態では、PHYプロセッシングユニット20は、方法1500を実施するように構成される。他の実施形態によれば、MAC処理18はまた、方法1500の少なくとも一部を実施するように構成される。引き続き図1を参照して、さらなる他の実施形態では、方法1500は、ネットワークインターフェイス27(例えば、PHYプロセッシングユニット29及び/又はMACプロセッシングユニット28)によって実施される。他の実施形態では、方法1500は、その他の適したネットワークインターフェイスによって実施される。
【0104】
ブロック1502において、第1通信プロトコルに準拠するデータユニットのプリアンブルの第1フィールドが生成される。1つの実施形態では、図7Aを参照して、データユニット700のL−SIGフィールド706が生成される。他の実施形態では、その他の適した第1フィールドが生成される。第1フィールドは、データユニットの継続期間を示す1つ又は複数の情報ビットの第1セットを含む。第1フィールドに基づいてデータユニットの継続期間を判断するために、第1フィールドが、第2通信プロトコルに準拠するが第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコード可能であるように、第1フィールドは形式化される。ある実施形態では、情報ビットの第1セットは、例えば、データユニットのプリアンブルのレートサブフィールド及び長さサブフィールドに対応し、そこでは、レートサブフィールド及び長さサブフィールドは、第2通信プロトコルに準拠する受信デバイスに、少なくともデータユニットの近似継続期間を算出させるために生成される。他の実施形態では、情報ビットの第1セットは、第2通信プロトコルに準拠する受信デバイスに、データユニットの継続期間を判断させるために、その他の適した情報を示す。
【0105】
ある実施形態では、第1通信プロトコルは、UHT通信プロトコルであり、第2通信プロトコルは、IEEE802.11ac標準等のレガシー通信プロトコルである。他の実施形態では、第1通信プロトコル及び/又は第2通信プロトコルは、まだ規定されていない通信プロトコルを含むその他の適した通信プロトコルである。例えば、いくつかの実施形態では、第2通信プロトコルは、UHT通信プロトコルであり、第1通信プロトコルは、より高いスループットを規定する通信プロトコルである。
【0106】
ブロック1504において、プリアンブルの第2フィールドが生成される。一実施形態では、図7Aを参照すると、データユニット700のUHT−SIGAフィールド708が生成される。他の実施形態では、その他の適した第2フィールドが生成される。第2フィールドは、第1通信プロトコルに準拠する受信デバイスに、データユニットが第1通信プロトコルに準拠することを示す1つ又は複数の情報ビットの第2セットを含む。ある実施形態では、1つ又は複数の情報の第2セットは、第2通信プロトコルによっては規定されていない、巡回冗長検査(CRC)スキーム等のエラー検出スキームに準拠して生成される。例えば、いくつかの例示実施形態では、情報ビットの第2セットは、図9AのCRC生成スキーム950、図9BのCRC生成スキーム960、又は、図9CのCRC生成スキーム970に準拠して生成される。他の実施形態では、1つ又は複数の情報ビットの第2セットは、第2通信プロトコルによっては規定されていない、その他の適したエラー検出スキームに準拠して生成される。さらに、或いは、その代わりとして、1つ又は複数の情報ビットの第2セットは、GID及びMCSの組み合わせ等、第2通信プロトコルによってサポートされていないモード、又は、第2通信プロトコルによってサポートされていないその他の適したモードを示すために生成される。
【0107】
ブロック1506において、ブロック1502において生成された第1フィールドが、第2通信プロトコルによって第1フィールドに対応するフィールドに対して規定された変調スキームに準拠して変調される。例えば、ある実施形態では、第1フィールドは、BPSK変調を用いて変調される。他の実施形態では、第1フィールドは、Q−BPSK変調又はその他の適した変調等である、第2通信プロトコルによって第1フィールドに対応するフィールドに対して規定されたその他の適した変調スキームを用いて変調される。
【0108】
ブロック1508において、ブロック1502において生成された第2フィールドが、第2通信プロトコルによって第2フィールドに対応するフィールドに対して規定された変調スキームに準拠して変調される。例えば、一実施形態において、第2フィールドは、2つのOFDMシンボルを備え、そこでは、ブロック1508において、第1OFDMシンボルは、Q−BPSK変調を用いて変調され、第2OFDMシンボルは、第2通信プロトコルによって規定されたBPSK変調を用いて変調される。他の実施形態では、ブロック1508において、第2フィールドは、第2通信プロトコルによって第2フィールドに対応するフィールドに対して規定されその他の適した変調スキームを用いて変調される。
【0109】
ブロック1510において、データユニットのプリアンブルが、少なくとも第1フィールド及び第2フィールドを含むように生成される。ブロック1512において、データユニットは、ブロック1510において生成されたプリアンブルを少なくとも含むように生成される。いくつかの実施形態では、データユニットは、データ部をさらに含むように生成される。いくつかの実施形態では、データユニットが、データ部を含むように生成された場合、データ部は、データ部が第1通信プロトコルには準拠するが第2通信プロトコルには準拠しないように生成される。
【0110】
図16は、ある実施形態における、例示方法1600を示すフロー図である。ある実施形態では、図1を参照すると、方法1600は、ネットワークインターフェイス16によって実施される。例えば、1つのそのような実施形態では、PHYプロセッシングユニット20は、方法1600を実施するように構成される。他の実施形態によれば、MAC処理18はまた、方法1600の少なくとも一部を実施するように構成される。引き続き図1を参照して、さらなる他の実施形態では、方法1600は、ネットワークインターフェイス27(例えば、PHYプロセッシングユニット29及び/又はMACプロセッシングユニット28)によって実施される。他の実施形態によれば、方法1600は、その他の適したネットワークインターフェイスによって実施される。
【0111】
ブロック1602において、第1通信プロトコル又は第2通信プロトコルに準拠するデータユニットを受信する。ある実施形態では、データユニットは、通信チャネルを介して受信デバイスによって受信される。ある実施形態では、図7Aのデータユニット700が受信される。他の実施形態では、図5のデータユニット500が受信される。他の実施形態では、その他の適したデータユニットが受信される。ある実施形態では、第1通信プロトコルは、UHT通信プロトコルであり、第2通信プロトコルは、IEEE802.11ac標準等のレガシー通信プロトコルである。他の実施形態では、第1通信プロトコル及び/又は第2通信プロトコルは、まだ規定されていない通信プロトコルを含むその他の適した通信プロトコルである。例えば、いくつかの実施形態では、第2通信プロトコルは、UHT通信プロトコルであり、第1通信プロトコルは、より高いスループットを規定する通信プロトコルである。
【0112】
ブロック1604において、ブロック1602において受信したデータユニットのプリアンブルのフィールドがデコードされる。図7Aを参照すると、ある実施形態では、データユニット700のUHT−SIGAフィールド708がデコードされる。図5を参照すると、他の実施形態では、VHT−SIGAフィールド508がデコードされる。他の実施形態では、他の適した、ブロック1602で受信したデータユニットのプリアンブルのフィールドがデコードされる。ある実施形態では、ブロック1604でフィールドをデコードすることは、ブロック1604でデコードされたフィールドに含まれる受信したCRCをデコードすることを含む。
【0113】
ブロック1606において、第1CRCが、ブロック1604でデコードされたフィールドに基づいて生成される。第1CRCは、第1通信プロトコルによってフィールドに対して規定された第1CRC生成スキームを用いて生成される。例えば、いくつかの例示実施形態では、第1CRCは、図9AのCRC生成スキーム950、図9BのCRC生成スキーム960、又は、図9CのCRC生成スキーム970に準拠して生成される。他の実施形態では、第1CRCは、第1通信プロトコルによってフィールドに対して規定されたその他の適したCRC生成スキームに準拠して生成される。
【0114】
ブロック1608において、ブロック1604でデコードされたフィールドに基づいて、第2CRCが生成される。第2CRCは、第2通信プロトコルによってフィールドに対して規定された第2CRC生成スキームを用いて生成される。例えば、一実施形態では、第2CRCは、IEEE802.11ac標準でVHT−SIGAフィールドに対して規定されたCRC生成スキームに準拠して生成される。他の実施形態では、第2CRCは、第2通信プロトコルによってフィールドに対して規定されたその他の適したスキームに準拠して生成される。
【0115】
ブロック1610において、ブロック1606で生成された第1CRC及びブロック1608で生成された第2CRCが、ブロック1604でデコードされた受信CRCと比較される。ブロック1612において、生成された第1CRC又は第2CRCが、受信したCRCと合致するかどうかが判断される。ブロック1612で、生成された第1CRCが受信CRCと合致していると判断された場合には、方法はブロック1614に進む。そこでは、ブロック1602で受信したデータユニットが第1通信プロトコルに準拠することが判断される。他方で、ブロック1612で、生成された第2CRCが受信CRCと合致していると判断された場合には、方法はブロック1616に進む。そこでは、ブロック1602で受信したデータユニットが第2通信プロトコルに準拠することが判断される。
【0116】
図17は、ある実施形態における、第1通信プロトコルに準拠するデータユニットを生成するための例示方法1700を示すフロー図であるある実施形態では、図1を参照すると、方法1700は、ネットワークインターフェイス16によって実施される。例えば、1つのそのような実施形態では、PHYプロセッシングユニット20は、方法1700を実施するように構成される。他の実施形態によれば、MAC処理18はまた、方法1700の少なくとも一部を実施するように構成される。引き続き図1を参照して、さらなる他の実施形態では、方法1700は、ネットワークインターフェイス27(例えば、PHYプロセッシングユニット29及び/又はMACプロセッシングユニット28)によって実施される。他の実施形態では、方法1700は、その他の適したネットワークインターフェイスによって実施される。
【0117】
ブロック1702において、データユニットのプリアンブルが生成される。ある実施形態では、図13Aのデータユニット1300のプリアンブルが生成される。他の実施形態では、その他の適したプリアンブルが生成される。プリアンブルは、複数のOFDMシンボルを有する第1フィールドを含む。ある実施形態では、第1フィールドは、図13Aの信号フィールド1302である。他の実施形態では、第1フィールドとしてその他の適した第1フィールドが用いられる。第1フィールドは、少なくとも第1OFDMシンボル、第2OFDMシンボル及び第3OFDMシンボルを含む。
【0118】
データユニットが第3通信プロトコルに準拠することを判断するために、第1OFDMシンボルが、第2通信プロトコルに準拠するが第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコード可能であるように、第1OFDMシンボルは形式化される。ある実施形態では、第1OFDMシンボルは、例えば、図13AのUHT−SIGA1 1302−1として形式化される。本実施形態では、第1OFDMシンボルは、BPSK変調に準拠して変調される。ある実施形態では、第1OFDMシンボルのBPSK変調によって、第2通信プロトコルに準拠するデバイス(例えば、IEEE−802.11n標準に準拠するレガシークライアント局)は、データユニットが第3通信プロトコル(例えば、IEEE−802.11a標準)に準拠することを判断することができる。
【0119】
データユニットが第3通信プロトコルに準拠することを判断するために、第2OFDMシンボル及び第1OFDMシンボルが、第4通信プロトコルに準拠するが第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコード可能であるように、第2OFDMシンボルは形式化される。ある実施形態では、第2OFDMシンボルは、例えば、図13AのUHT−SIGA2 1302−2として形式化される。本実施形態では、第2OFDMシンボルは、BPSK変調に準拠して変調される。ある実施形態では、第1OFDMシンボルのBPSK変調によって、第4通信プロトコルに準拠するデバイス(例えば、IEEE−802.11ac標準に準拠するレガシークライアント局)は、第1OFDMシンボルのBPSK変調と共同して、データユニットが第3通信プロトコル(例えば、IEEE−802.11a標準)に準拠することを判断することができる。
【0120】
第1通信プロトコルに準拠する受信デバイスが、データユニットが第1通信プロトコルに準拠していることを判断できるように、第3OFDMシンボルは形式化される。ある実施形態では、第3OFDMシンボルは、例えば、図13AのUHT−SIGA3 1302−3として形式化される。本実施形態では、第3OFDMシンボルは、Q−BPSK変調に準拠して変調される。ある実施形態では、第3OFDMシンボルのQ−BPSK変調により、第1通信プロトコル(例えば、UHT通信プロトコル)に準拠するデバイスは、データユニットが第1通信プロトコルに準拠することを判断することができる。
【0121】
ブロック1704において、データユニットは、少なくともプリアンブルを含むように生成される。ある実施形態では、図13Aのデータユニット1300が生成される。ある実施形態では、データユニット1300が生成されるが、そこでは、データユニット1300はデータ部716を省略する。他の実施形態では、データユニット1300が生成されるが、そこでは、データユニット1300はデータ部716を含む。他の実施形態では、その他の適したデータユニットが生成される。いくつかの実施形態では、データユニットが、データ部を含むように生成された場合、データ部は、データ部が第1通信プロトコルには準拠するが、第2通信プロトコル、第3通信プロトコル及び第4通信プロトコルの何れにも準拠しないように生成される。
【0122】
上述したさまざまなブロック、動作及び技法の少なくともいくつかは、ハードウェア、ファームウェア命令を実行するプロセッサ、ソフトウェア命令を実行するプロセッサ、又はそれらの組み合わせを利用して実施されてもよい。ソフトウェア又はファームウェア命令を実行するプロセッサを利用して実施された場合には、ソフトウェア又はファームウェア命令は、磁気ディスク、光学ディスク、その他のストレージ媒体、RAM、ROM、フラッシュメモリ、プロセッサ、ハードディスクドライブ、光学ディスクドライブ、又はテープドライブ等の如何なるコンピュータ可読メモリに格納されてもよい。同様に、ソフトウェア又はファームウェア命令は、周知又は望ましい受け渡し方法、例えば、コンピュータ可読ディスク、その他の可搬コンピュータストレージメカニズム、又は通信媒体を用いて、ユーザ又はシステムに受け渡されてもよい。通信媒体は、典型的に、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、或いは、搬送波又はその他の伝送メカニズム等の変調されたデータ信号におけるその他のデータを具現化する。「変調されたデータ信号」との用語は、信号内の情報をエンコードするような方法で設定又は変更された信号特性の1つ又は複数を有する信号を意味する。例として、これらには限定されないが、通信媒体は、有線ネットワーク又はダイレクト有線接続等の有線媒体、並びに、音響、無線周波数、赤外及びその他の無線媒体等の無線媒体を含む。よって、ソフトウェア又はファームウェア命令は、電話線、DSL線、ケーブルテレビ線、ファイバ光線、無線通信チャネル、又はインターネット等(これらは、可搬ストレージ媒体を用いてそのようなソフトウェアを提供することにおいて、同一又は置き換え可能としてみなされる)の通信チャネルを介して、ユーザ又はシステムに受け渡される。ソフトウェア又はファームウェア命令は、プロセッサによって実行されたときに、プロセッサにさまざまな動作を実行させるマシン可読命令を含んでもよい。
【0123】
ハードウェアによって実装される場合には、ハードウェアは、ディスクリートコンポーネント、集積回路、特定用途向け集積回路(ASIC)等の1つ又は複数を備えてもよい。
【0124】
本発明を特定の例を参照して示してきたが、これは説明の目的だけのものであり、本発明を限定することを意図してはいない。本発明の範囲を逸脱しない範囲において、開示された実施形態に対して変更、追加及び/又は削除がなされてもよい。
本実施形態の例を下記の各項目として示す。
[項目1]
第1通信プロトコルに準拠するデータユニットを、通信チャネルを介した伝送のために生成する方法であって、
前記データユニットのプリアンブルに含まれる第1フィールドであって、前記データユニットの継続期間を示す1つ又は複数の情報ビットの第1セットを含み、前記第1フィールドに基づいて前記データユニットの前記継続期間を判断するために、第2通信プロトコルに準拠するが前記第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコード可能であるように形式化された第1フィールドを生成することと、
前記プリアンブルに含まれる第2フィールドであって、前記第1通信プロトコルに準拠する受信デバイスに、前記データユニットが前記第1通信プロトコルに準拠していることを示す1つ又は複数の情報ビットの第2セットを含む第2フィールドを生成することと
を備え、
前記第2フィールドを生成することは、(i)前記第2通信プロトコルによって規定されていないエラー検出スキームに準拠して1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成すること、及び(ii)前記第2通信プロトコルによってサポートされていないモードを示す1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成することの一方又は両方を含み、
前記方法はさらに、
前記第2通信プロトコルによって前記第1フィールドに対応するフィールドに対して規定された変調スキームを用いて前記第1フィールドを変調することと、
前記第2通信プロトコルによって前記第2フィールドに対応するフィールドに対して規定された変調スキームを用いて前記第2フィールドを変調することと、
少なくとも前記第1フィールド及び前記第2フィールドを含むように前記プリアンブルを生成することと、
少なくとも前記プリアンブルを含むように前記データユニットを生成することと
を備える方法。
[項目2]
前記第2通信プロトコルによって規定されていない前記エラー検出スキームに準拠して1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成することは、
前記第2通信プロトコルによって前記対応するフィールドに対して規定されたCRC多項式とは異なるCRC多項式に準拠して、前記第2フィールドに対する巡回冗長検査(CRC)を生成することを備える、項目1に記載の方法。
[項目3]
前記第2通信プロトコルによって規定されていない前記エラー検出スキームに準拠して1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成することは、前記第2フィールドに対する巡回冗長検査(CRC)を生成することを備え、
前記第2フィールドに対する前記CRCを生成することは、
前記第2通信プロトコルによって前記対応するフィールドに対して規定されたCRC多項式に準拠して、複数のCRCビットを生成することと、
前記第2フィールドに対する前記CRCを生成するために、前記複数のCRCビットの1つ又は複数のビットを暗号化することと
を含む、項目1に記載の方法。
[項目4]
前記第2通信プロトコルによって規定されていない前記エラー検出スキームに準拠して1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成することは、前記第2フィールドに対する巡回冗長検査(CRC)を生成することを備え、
前記第2フィールドに対する前記CRCを生成することは、
前記第2通信プロトコルによって前記対応するフィールドに対して規定されたCRC多項式に準拠して複数のCRCビットを生成することと、
前記第2フィールドに対する前記CRCに対して利用される、前記複数のCRCビットのサブセットを選択することと、
前記第2フィールドに対する前記CRCを生成するために、前記複数のCRCビットの選択された前記サブセット内の1つ又は複数のビットを暗号化することと
を含む、項目1に記載の方法。
[項目5]
前記第2フィールドは、変調及び符号化(MCS)サブフィールドを含み、
前記第2通信プロトコルによってサポートされていない前記モードを示す1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成することは、前記第2通信プロトコルによってサポートされていない変調及び符号化スキームを示す前記MCSサブフィールドを生成することを含む、項目1から4の何れか一項に記載の方法。
[項目6]
前記第2フィールドはさらに、前記データユニットが前記第1通信プロトコルに準拠しているとの指標を含む、項目1から5の何れか一項に記載の方法。
[項目7]
前記第2通信プロトコルは、電気電子技術者協会(IEEE)802.11ac標準に準拠する、項目1から6の何れか一項に記載の方法。
[項目8]
前記第1通信プロトコルは、前記IEEE802.11ac標準より高いスループットをサポートする通信プロトコルである、項目7に記載の方法。
[項目9]
データユニットのプリアンブルに含まれる第1フィールドであって、前記データユニットの継続期間を示す1つ又は複数の情報ビットの第1セットを含み、前記第1フィールドに基づいて前記データユニットの前記継続期間を判断するために、第2通信プロトコルに準拠するが第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコード可能であるように形式化された第1フィールドを生成し、
前記プリアンブルに含まれる第2フィールドであって、前記第1通信プロトコルに準拠する受信デバイスに、前記データユニットが前記第1通信プロトコルに準拠していることを示す1つ又は複数の情報ビットの第2セットを含む第2フィールドを生成するネットワークインターフェイスを備える装置であって、
前記第2フィールドを生成することは、(i)前記第2通信プロトコルによって規定されていないエラー検出スキームに準拠して1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成すること、及び(ii)前記第2通信プロトコルによってサポートされていないモードを示す1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成することの一方又は両方を含み、
前記ネットワークインターフェイスはさらに、
前記第2通信プロトコルによって前記第1フィールドに対応するフィールドに対して規定された変調スキームを用いて前記第1フィールドを変調し、
前記第2通信プロトコルによって前記第2フィールドに対応するフィールドに対して規定された変調スキームを用いて前記第2フィールドを変調し、
少なくとも前記第1フィールド及び前記第2フィールドを含むように前記プリアンブルを生成し、
少なくとも前記プリアンブルを含むように前記データユニットを生成する装置。
[項目10]
前記ネットワークインターフェイスは、前記第2通信プロトコルによって前記対応するフィールドに対して規定されたCRC多項式とは異なるCRC多項式に準拠して、前記第2フィールドに対する巡回冗長検査(CRC)を少なくとも生成することによって、前記第2通信プロトコルによって規定されていない前記エラー検出スキームに準拠して1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成する、項目9に記載の装置。
[項目11]
前記ネットワークインターフェイスは、前記第2フィールドに対する巡回冗長検査(CRC)を少なくとも生成することによって、前記第2通信プロトコルによって規定されていない前記エラー検出スキームに準拠して1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成し、
前記第2フィールドに対する前記CRCを生成することは、
前記第2通信プロトコルによって前記対応するフィールドに対して規定されたCRC多項式に準拠して、複数のCRCビットを生成することと、
前記第2フィールドに対する前記CRCを生成するために、前記複数のCRCビットの1つ又は複数のビットを暗号化することと
を含む、項目9に記載の装置。
[項目12]
前記ネットワークインターフェイスは、前記第2フィールドに対する巡回冗長検査(CRC)を少なくとも生成することによって、前記第2通信プロトコルによって規定されていない前記エラー検出スキームに準拠して1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成し、
前記第2フィールドに対する前記CRCを生成することは、
前記第2通信プロトコルによって前記対応するフィールドに対して規定されたCRC多項式に準拠して複数のCRCビットを生成することと、
前記第2フィールドに対する前記CRCに対して利用される、前記複数のCRCのサブセットを選択することと、
前記第2フィールドに対する前記CRCを生成するために、前記複数のCRCビットの選択された前記サブセット内の1つ又は複数のビットを暗号化することと
を含む、項目9に記載の装置。
[項目13]
前記第2フィールドは、変調及び符号化(MCS)サブフィールドを含み、
前記ネットワークインターフェイスは、前記第2通信プロトコルによってサポートされていない変調及び符号化スキームを示す前記MCSサブフィールドを少なくとも生成することによって、前記第2通信プロトコルによってサポートされていない前記モードを示す1つ又は複数の情報ビットの前記第2セットを生成する、項目9から12の何れか一項に記載の装置。
[項目14]
前記ネットワークインターフェイスはさらに、前記第2フィールドに、前記データユニットが前記第1通信プロトコルに準拠しているとの指標を含ませる、項目9から13の何れか一項に記載の装置。
[項目15]
前記第2通信プロトコルは、電気電子技術者協会(IEEE)802.11ac標準に準拠する、項目9から14の何れか一項に記載の装置。
[項目16]
前記第1通信プロトコルは、前記IEEE802.11ac標準より高いスループットをサポートする通信プロトコルである、項目15に記載の装置。
[項目17]
第1通信プロトコル又は第2通信プロトコルに準拠するデータユニットを受信することと、
前記データユニットのプリアンブルのフィールドに含まれる受信した巡回冗長検査(CRC)をデコードすることを含む、前記フィールドのデコードを行うことと、
前記フィールドに基づいて、前記第1通信プロトコルによって第1フィールドに対して規定された第1CRC生成スキームを用いて第1CRCを生成することと、
前記フィールドに基づいて、前記第2通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第2CRC生成スキームを用いて第2CRCを生成することと、
(i)生成された前記第1CRC及び(ii)生成された前記第2CRCと、受信した前記CRCとを比較することと、
生成された前記第1CRCが受信した前記CRCと合致する場合に、前記データユニットが前記第1通信プロトコルに準拠すると判断することと、
生成された前記第2CRCが受信した前記CRCと合致する場合に、前記データユニットが前記第2通信プロトコルに準拠すると判断することとを
備える方法。
[項目18]
前記第1CRCを生成することは、
前記第1通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第1CRC多項式に準拠して前記第1CRCを生成することを備え、
前記第2CRCを生成することは、
前記第1CRC多項式とは異なる前記第2通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第2CRC多項式に準拠して前記第2CRCを生成することを備える、項目17に記載の方法。
[項目19]
前記第1CRCを生成することは、
前記第1通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第1CRC多項式に準拠して前記第1CRCを生成することを備え、
前記第2CRCを生成することは、
前記第1CRC多項式に準拠して複数のCRCビットを生成することと、
前記第2CRCを生成するために、前記複数のCRCビットの1つ又は複数のビットを暗号化することと
を備える、項目17に記載の方法。
[項目20]
前記第1CRCを生成することは、
前記第1通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第1CRC多項式に準拠して前記第1CRCを生成することを備え、
前記第2CRCを生成することは、
前記第1CRC多項式に準拠して複数のCRCビットを生成することと、
前記第2CRCに対する前記CRCに対して利用される、前記複数のCRCビットのサブセットを選択することと、
前記第2CRCを生成するために、前記複数のCRCビットの選択された前記サブセット内の1つ又は複数のビットを暗号化することと
を備える、項目17に記載の方法。
[項目21]
第1通信プロトコル又は第2通信プロトコルに準拠するデータユニットを受信し、
前記データユニットのプリアンブルのフィールドに含まれる受信した巡回冗長検査(CRC)をデコードすることを含む、前記フィールドのデコードを行い、
前記フィールドに基づいて、前記第1通信プロトコルによって第1フィールドに対して規定された第1CRC生成スキームを用いて第1CRCを生成し、
前記フィールドに基づいて、前記第2通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第2CRC生成スキームを用いて第2CRCを生成し、
生成された前記第1CRC及び生成された前記第2CRCと、受信した前記CRCとを比較し、
生成された前記第1CRCが受信した前記CRCと合致する場合に、前記データユニットが前記第1通信プロトコルに準拠すると判断し、
生成された前記第2CRCが受信した前記CRCと合致する場合に、前記データユニットが前記第2通信プロトコルに準拠すると判断する、
ネットワークインターフェイスを備える装置。
[項目22]
前記ネットワークインターフェイスは、
前記第1通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第1CRC多項式に準拠して前記第1CRCを生成し
前記第1CRC多項式とは異なる前記第2通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第2CRC多項式に準拠して前記第2CRCを生成する、項目21に記載の装置。
[項目23]
前記ネットワークインターフェイスは、
前記第1通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第1CRC多項式に準拠して前記第1CRCを生成し、
少なくとも、
前記第1CRC多項式に準拠して複数のCRCビットを生成すること、及び
前記第2CRCを生成するために、前記複数のCRCビットの1つ又は複数のビットを暗号化することによって、
前記第2CRCを生成する、項目21に記載の装置。
[項目24]
前記ネットワークインターフェイスは、
前記第1通信プロトコルによって前記フィールドに対して規定された第1CRC多項式に準拠して前記第1CRCを生成し、
少なくとも、
前記第1CRC多項式に準拠して複数のCRCビットを生成すること、
前記第2CRCに対する前記CRCに対して利用される、前記複数のCRCビットのサブセットを選択すること、及び
前記第2CRCを生成するために、前記複数のCRCビットの選択された前記サブセット内の1つ又は複数のビットを暗号化することによって、
前記第2CRCを生成する、項目21に記載の装置。
[項目25]
第1通信プロトコルに準拠するデータユニットを、通信チャネルを介した伝送のために生成する方法であって、
少なくとも(i)第1OFDMシンボル、(ii)第2OFDMシンボル及び(iii)第3OFDMシンボルを含む複数の直交波周波数分割多重(OFDM)シンボルを有する第1フィールドを含む、前記データユニットのプリアンブルを生成することと、
少なくとも前記プリアンブルを含むように前記データユニットを生成することと
を備え、
前記データユニットが第3通信プロトコルに準拠していることを判断するために、第2通信プロトコルに準拠するが前記第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコード可能であるように、前記第1OFDMシンボルは形式化され、
前記データユニットが前記第3通信プロトコルに準拠していることを判断するために、前記第1OFDMシンボル及び前記第2OFDMシンボルが、第4通信プロトコルに準拠するが前記第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコード可能であるように、前記第2OFDMシンボルは形式化され、
前記第1通信プロトコルに準拠する受信デバイスが、前記データユニットが前記第1通信プロトコルに準拠していることを判断できるように、前記第3OFDMシンボルは形式化される、方法。
[項目26]
前記プリアンブルの第2フィールドは前記第3通信プロトコルに略準拠し、
前記第2フィールドは、前記データユニットの継続期間を示すレート及び長さサブフィールドを含む、項目25に記載の方法。
[項目27]
前記第2OFDMシンボルと同じ変調であり、前記第2通信プロトコルによって対応するOFDMシンボルに対して規定された変調とは異なる変調を用いて、前記第1OFDMシンボルは変調される、項目25又は26に記載の方法。
[項目28]
前記第2通信プロトコルは、電気電子技術者協会(IEEE)802.11n標準に準拠し、
前記第4通信プロトコルは、IEEE802.11ac標準に準拠し、
前記第1通信プロトコルは、前記IEEE802.11ac標準より高いスループットをサポートする通信プロトコルである、項目25から27の何れか一項に記載の方法。
[項目29]
少なくとも(i)第1OFDMシンボル、(ii)第2OFDMシンボル及び(iii)第3OFDMシンボルを含む複数の直交波周波数分割多重(OFDM)シンボルを有する第1フィールドを含む、データユニットのプリアンブルを生成し、
少なくとも前記プリアンブルを含むように前記データユニットを生成する
ネットワークインターフェイスを備える装置であって、
前記データユニットが第3通信プロトコルに準拠していることを判断するために、第2通信プロトコルに準拠するが第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコード可能であるように、前記第1OFDMシンボルは形式化され、
前記データユニットが前記第3通信プロトコルに準拠していることを判断するために、前記第1OFDMシンボル及び前記第2OFDMシンボルが、第4通信プロトコルに準拠するが前記第1通信プロトコルには準拠しない受信デバイスによってデコード可能であるように、前記第2OFDMシンボルは形式化され、
前記第1通信プロトコルに準拠する受信デバイスが、前記データユニットが前記第1通信プロトコルに準拠していることを判断できるように、前記第3OFDMシンボルは形式化される、装置。
[項目30]
前記ネットワークインターフェイスはさらに、前記プリアンブルの第2フィールドを生成し、
前記第2フィールドは(i)前記第3通信プロトコルに略準拠し、(ii)前記データユニットの継続期間を示すレート及び長さサブフィールドを含む、項目29に記載の装置。
[項目31]
前記ネットワークインターフェイスは、前記第2OFDMシンボルと同じ変調であり、前記第2通信プロトコルによって対応するOFDMシンボルに対して規定された変調とは異なる変調を用いて、前記第1OFDMシンボルを変調する、項目29又は30に記載の装置。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7A
図7B
図8A
図8B
図8C
図8D
図8E
図8F
図9A
図9B
図9C
図10
図11
図12
図13A
図13B
図14A
図14B
図15
図16
図17