(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、本実施の形態における設備管理システムの一実施の形態の構成を示すブロック図である。設備管理システム10は、冷媒としてフロンを用いる冷凍空調設備機器の状態を確認するための情報端末100と、冷凍空調設備機器に搭載された機器監視装置200と、冷凍空調設備機器に関する通知を受信する通知先端末300と、情報端末100、機器監視装置200、通知先端末300と通信を行ってシステム全体を管理する管理装置400とが通信回線を介して接続されることにより構成されている。なお、冷凍空設備機器には、冷凍冷蔵庫、冷凍ショーケース、エアコン、冷暖房機などが含まれる。
【0009】
情報端末100としては、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パソコンなどの情報端末が用いられる。本実施の形態では、情報端末100は、例えば、冷凍空調設備機器が設置されている事業所や店舗などの設置場所において、該設置場所のユーザが操作するタブレット端末であるものとする。
【0010】
図2は、情報端末100としてタブレット端末を用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。情報端末100は、タッチパネル101と、通信モジュール102と、カメラ103と、制御装置104とを備えている。
【0011】
タッチパネル101は、液晶パネル等の表示装置とタッチパッドのような位置入力装置を組み合わせた電子部品であり、画面上の表示を押すことで機器を操作することができる入力装置である。例えば、情報端末100のユーザは、液晶パネル上に表示されたボタンやメニュー等の表示項目を指やタッチペンを用いてタッチまたはスライドさせることにより、情報端末100を操作することができる。タッチパネル101は、ユーザによるタッチやスライドといった操作を検出して、その検出信号を制御装置104へ出力する。
【0012】
通信モジュール102は、無線または有線により、LANや携帯電話通信網を介して情報端末100をインターネットに接続させるためのモジュールを含む。情報端末100は、通信モジュール102を介してインターネットに接続することにより、管理装置400と通信を行うことができる。
【0013】
カメラ103は、レンズ、撮像素子、その他周辺回路によって構成される公知の撮像装置である。
【0014】
制御装置104は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、情報端末100の全体を制御する。なお、制御装置104を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリやフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリを含む。揮発性のメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。また、不揮発性のメモリには、情報端末100を動作させるためのファームウェアや種々のアプリケーションを動作させるためのソフトウェアのプログラムデータが記録される。本実施の形態では、この不揮発性のメモリに、以下に説明する処理を実行するための情報端末用ソフトウェアがインストールされるものとする。なお、情報端末用ソフトウェアのプログラムは、インターネットを介して接続されたサーバ上で公開されることにより提供され、情報端末100のユーザーこれをダウンロードにより入手し、情報端末100にあらかじめインストールされているものとする。あるいは、情報端末用ソフトウェアのプログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されて提供されるようにしてもよい。
【0015】
機器監視装置200は、冷凍空調設備機器に搭載され、冷凍空調設備機器の故障の発生や冷凍空調設備機器からのフロンの漏えいを監視する。本実施の形態では、冷凍空調設備機器の室外機の基板上に機器の異常を検出する検出部材が設けられる場合を想定し、該検出部材から機器監視装置200へ検出信号を出力するために、機器監視装置200は、冷凍空調設備機器の室外機に搭載されるものとする。
【0016】
図3は、本実施の形態における機器監視装置200の一実施の形態の構成を示すブロック図である。機器監視装置200は、通信モジュール201と、接続インターフェース202と、制御装置203とを備えている。
【0017】
通信モジュール201は、無線または有線により、LANや携帯電話通信網を介して機器監視装置200をインターネットに接続させるためのモジュールを含む。機器監視装置200は、通信モジュール201を介してインターネットに接続することにより、管理装置400と通信を行うことができる。
【0018】
接続インターフェース202は、機器監視装置200と、上述した機器の異常を検出する検出部材とを接続するための接続用インターフェースである。該検出部材によって冷凍空調設備機器に故障が発生したことが検出された場合には、故障内容を示すエラーコードが接続インターフェース202を介して入力される。また、該検出部材によって冷凍空調設備機器からのフロンの漏えいが発生したことが検出された場合には、フロンの漏えいが発生したことを示すエラーコードとともに、フロンの漏えい量を示すデータが接続インターフェース202を介して入力される。
【0019】
制御装置203は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、機器監視装置200の全体を制御する。なお、制御装置203を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。例えば、接続インターフェース202を介して読み込まれたデータは、バッファメモリに一時的に記録される。
【0020】
通知先端末300としては、冷凍空調設備機器に関する通知の受信を希望する人物、企業、団体などが所有する端末、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パソコンなどが用いられる。
図4は、通知先端末300としてパソコンを用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。通知先端末300は、操作部材301と、接続インターフェース302と、制御装置303と、記録装置304と、表示装置305とを備えている。
【0021】
操作部材301は、通知先端末300の操作者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。
【0022】
接続インターフェース302は、通知先端末300をインターネット等の通信回線に接続するためのインターフェースであり、例えば、インターネットに有線で接続するための有線LANモジュールや、インターネットに無線で接続するための無線LANモジュールなどが用いられる。本実施の形態では、通知先端末300は、接続インターフェース302を介して管理装置400と通信を行う。
【0023】
制御装置303は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、通知先端末300の全体を制御する。なお、制御装置303を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。例えば、接続インターフェース302を介して読み込まれたデータは、バッファメモリに一時的に記録される。
【0024】
記録装置304は、通知先端末300が蓄える種々のデータや、制御装置303が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための記録装置であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。なお、記録装置304に記録されるプログラムのデータは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録されて提供されたり、ネットワークを介して提供され、使用者が取得したプログラムのデータを記録装置304にインストールすることによって、制御装置303がプログラムを実行できるようになる。
【0025】
表示装置305は、例えば液晶モニタであって、制御装置303から出力される種々の情報を表示する。
【0026】
管理装置400としては、例えば、設備管理システム10を管理する管理業者によって設置されたサーバー装置やパソコンが用いられ、管理業者の管理担当者によって操作される。
図5は、管理装置400としてサーバー装置を用いた場合の一実施の形態の構成を示すブロック図である。管理装置400は、操作部材401と、接続インターフェース402と、制御装置403と、記録装置404とを備えている。
【0027】
操作部材401は、管理装置400の操作者である管理担当者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。
【0028】
接続インターフェース402は、管理装置400をインターネット等の通信回線に接続するためのインターフェースであり、例えば、インターネットに有線で接続するための有線LANモジュールや、インターネットに無線で接続するための無線LANモジュールなどが用いられる。本実施の形態では、管理装置400は、接続インターフェース402を介して情報端末100、機器監視装置200、通知先端末300と通信を行う。
【0029】
制御装置403は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、管理装置400の全体を制御する。なお、制御装置403を構成するメモリは、例えばSDRAM等の揮発性のメモリである。このメモリは、CPUがプログラム実行時にプログラムを展開するためのワークメモリや、データを一時的に記録するためのバッファメモリとして使用される。例えば、接続インターフェース402を介して読み込まれたデータは、バッファメモリに一時的に記録される。
【0030】
記録装置404は、管理装置400が蓄える種々のデータや、制御装置403が実行するためのプログラムのデータ等を記録するための記録装置であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等が用いられる。なお、記録装置404に記録されるプログラムのデータは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録されて提供されたり、ネットワークを介して提供され、使用者が取得したプログラムのデータを記録装置404にインストールすることによって、制御装置403がプログラムを実行できるようになる。
【0031】
本実施の形態では、設備管理システム10を用いて管理を行う冷凍空調設備機器ごとに、機器に関する種々の情報が機器情報として管理装置400の記録装置404に記録される。機器情報には、機器を一意に特定するための機器コード、機器の設置場所、設置日、冷媒の量、冷媒の漏えい量を示すデータ、過去の故障履歴を示すデータなどが含まれる。機器を一意に特定するための機器コード、機器の設置場所、設置日、冷媒の量を示すデータは、事前に情報端末100や管理装置400上でデータが入力される。過去の故障履歴を示すデータは、後述するように、機器監視装置200から入力される故障情報が記録される。また、冷媒の漏えい量を示すデータは、後述するように、機器監視装置200から入力されるフロンの漏えい量の累計値が記録される。なお、機器コードは、情報端末100が読み取り可能な情報、例えば二次元バーコード化されて、機器の設置場所周辺に貼付される。
【0032】
情報端末100では、ユーザが、情報端末100を操作して二次元バーコードを読み取るだけで、管理装置400から機器情報を取得して確認することができる。すなわち、制御装置104は、ユーザによってタッチパネル101が操作されて二次元バーコードの読み取りが指示されると、カメラ103を起動して、二次元バーコードの撮影を行う。制御装置104は、カメラ103から二次元バーコードの画像データが入力されると、二次元バーコードが示す機器コードを特定し、管理装置400にアクセスして、特定した機器コードの機器情報を取得する。制御装置104は、取得した機器情報をタッチパネル101に表示する。
【0033】
管理装置400の記録装置404には、各機器ごとに、機器に異常が発生した際の通知先として、通知先端末300へ情報を送信するための宛先情報が記録されている。宛先情報としては、例えば、通知先端末300にメールを送信するためのメールアドレスが記録される。本実施の形態では、通知先としては、例えば、冷凍空調設備機器の設置場所を統括する本部のメールアドレスや、冷凍空調設備機器の修理やメンテナンスを担当する業者のメールアドレスなどが想定される。
【0034】
本実施の形態では、機器監視装置200に接続された機器の異常を検出する検出部材は、冷凍空調設備機器の故障を検出した場合には、故障を検出した機器の機器コードと、故障を検出した日時と、上述したエラーコードを含んだ故障情報を機器監視装置200へ出力する。
【0035】
機器監視装置200の制御装置203は、接続インターフェース202を介して接続された機器の異常を検出する検出部材から故障情報の入力を検出した場合には、管理装置400へ故障情報を送信する。
【0036】
管理装置400では、制御装置403は、機器監視装置200から故障情報を受信すると、記録装置404に記録されている機器情報の中から、受信した故障情報に含まれる機器コードが一致する機器情報を特定し、特定した機器情報の故障履歴を示すデータに故障情報を記録する。
【0037】
制御装置403は、また、機器監視装置200から故障情報を受信すると、記録装置404に記録されている宛先情報を参照して、あらかじめ登録されている通知先へ冷凍空調設備機器に故障の発生が検出されたことを通知するための故障通知情報を送信する。具体的には、制御装置403は、宛先情報を参照して、通知先端末300のメールアドレスを特定し、特定したメールアドレスに宛てて、冷凍空調設備機器に故障の発生が検出されたことを通知するための故障通知情報を送信する。この故障通知情報には、受信した故障情報や故障が検出されたことを通知するメッセージとともに、機器情報に基づいて特定可能な、機器の設置場所などの情報が記載される。
【0038】
本実施の形態では、機器監視装置200に接続された機器の異常を検出する検出部材は、冷凍空調設備機器からフロンの漏えいを検出した場合には、フロンが漏えいしていることを示す漏えい情報を機器監視装置200へ出力する。漏えい情報には、漏えいが検出された機器の機器コードと、フロン漏えいの検出日時と、フロンの漏えい発生を示すエラーコードと、フロンの漏えい量の情報が含まれる。
【0039】
機器監視装置200の制御装置203は、接続インターフェース202を介して接続された機器の異常を検出する検出部材から、フロンが漏えいしていることを示す漏えい情報の入力を検出した場合には、管理装置400へ冷凍空調設備機器に漏えい情報を送信する。
【0040】
管理装置400では、制御装置403は、機器監視装置200から漏えい情報を受信すると、記録装置404に記録されている機器情報の中から、受信した漏えい情報に含まれる機器コードが一致する機器情報を特定し、特定した機器情報に受信した漏えい情報を含めて記録する。このとき、制御装置403は、機器情報に含まれる冷媒の漏えい量を示すデータに、漏えい情報に含まれるフロンの漏えい量を加算する。
【0041】
制御装置403は、また、機器監視装置200から漏えい情報を受信すると、記録装置404に記録されている宛先情報を参照して、あらかじめ登録されている通知先へ冷凍空調設備機器においてフロンの漏えいが検出されたことを通知するための漏えい通知情報を送信する。具体的には、制御装置403は、宛先情報を参照して、通知先端末300のメールアドレスを特定し、特定したメールアドレスに宛てて、冷凍空調設備機器にフロンの漏えいが発生したことを記した漏えい通知情報を送信する。この漏えい通知情報には、受信した漏えい情報やフロンの漏えいが検出されたことを通知するメッセージとともに、機器情報に基づいて特定可能な、機器の設置場所などの情報が記載される。
【0042】
通知先端末300では、制御装置303は、管理装置400から故障通知情報や漏えい通知情報を受信すると、受信した情報を記録装置304に記録する。
【0043】
本実施の形態では、通知先端末300から管理装置400にアクセスし、表示されるページ上であらかじめ発行されているIDとパスワードを入力することにより、管理対象の冷凍空調設備機器に関する管理画面を閲覧することができる。このために、管理装置400では、あらかじめIDとパスワードの組に、管理対象の冷凍空調設備機器の機器コードが関連付けられている。制御装置403は、通知先端末300からログイン要求があった場合には、IDとパスワードにより認証を行った上で、そのIDとパスワードの組に関連付けられている機器コードを特定し、特定した機器コードの機器情報を記録装置405から読み出して、通知先端末300へ送信する。
【0044】
通知先端末300では、制御装置303は、IDとパスワードに基づく認証が完了し、管理装置400から機器情報を受信した場合には、表示装置305に冷凍空調設備機器に関する管理画面を表示させる。
【0045】
制御装置303は、管理画面上に、機器情報に含まれる冷媒の漏えい量を示すデータを現在までのフロンの漏えい量として表示する。これによって、通知先端末300の操作者は、自身が管理する冷凍空調設備機器からのフロンの累計漏えい量を把握することができる。
【0046】
制御装置303は、記録装置304に上述した故障通知情報が記録されている場合には、管理画面上に、管理対象の冷凍空調設備機器に故障が検出されたことを示すメッセージを表示する。また、制御装置303は、記録装置304に上述した漏えい通知情報が記録されている場合には、管理画面上に、管理対象の冷凍空調設備機器にフロンの漏えいが発生していることを示すメッセージを表示する。
【0047】
管理画面上には、管理対象の冷凍空調設備機器に故障が検出されたことを示すメッセージとともに、内容確認ボタンと業者発注ボタンが表示されている。制御装置303は、操作者によって内容確認ボタンが押下されたことを検出した場合には、記録装置304から上述した故障通知情報を読み出して、表示装置305に、故障通知情報の内容を表示する。これにより、操作者は、冷凍空調設備機器に発生した故障の内容を把握することができる。また、制御装置303は、操作者によって業者発注ボタンが押下されたことを検出した場合には、あらかじめ登録されている業者のメールアドレスに宛てて、冷凍空調設備機器の修理や点検を依頼するための依頼情報を送信する。これにより、操作者は、管理画面上で冷凍空調設備機器の修理や点検を手配することができる。
【0048】
また、管理画面上には、管理対象の冷凍空調設備機器にフロンの漏えいが発生していることを示すメッセージとともに、内容確認ボタンと業者発注ボタンが表示されている。制御装置303は、操作者によって内容確認ボタンが押下されたことを検出した場合には、記録装置304から上述した漏えい通知情報を読み出して、表示装置305に漏えい通知情報の内容を表示する。これにより、操作者は、冷凍空調設備機器に発生したフロンの漏えい状況を把握することができる。また、制御装置303は、操作者によって業者発注ボタンが押下されたことを検出した場合には、あらかじめ登録されている業者のメールアドレスに宛てて、冷凍空調設備機器の修理や点検を依頼するための依頼情報を送信する。これにより、操作者は、管理画面上で冷凍空調設備機器の修理や点検を手配することができる。
【0049】
上記処理により、例えば、通知先端末300が冷凍空調設備機器の設置場所を統括する本部に設置されている場合は、本部の担当者は、自身が統括する支店、営業所、店舗などに設置されている冷凍空調設備機器に故障やフロンの漏えいが発生していることを把握することができる。また、担当者は、冷凍空調設備機器の修理業者に修理や点検を依頼することもできる。
【0050】
あるいは、通知先端末300が冷凍空調設備機器の修理やメンテナンスを担当する業者に設置されている場合は、業者の担当者は、自身が担当する設置場所において、冷凍空調設備機器に故障やフロンの漏えいが発生していることを把握することができる。このため、担当者は、冷凍空調設備機器の設置場所に訪問して、フロンの漏えい状況を確認することができる。このとき、担当者は、情報端末100を操作して二次元バーコードを読み取れば、現地で機器情報を閲覧することもできる。
【0051】
図6は、本実施の形態において、情報端末100で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図6に示す処理は、ユーザからの指示に基づいて、二次元バーコードの読み取りが指示されると起動するプログラムとして、制御装置104によって実行される。
【0052】
ステップS10において、制御装置104は、カメラ103を起動する。その後、ステップS20へ進む。
【0053】
ステップS20では、制御装置104は、ユーザから撮影指示があったか否かを判断する。ステップS20で肯定判断した場合には、ステップS30へ進む。
【0054】
ステップS30では、制御装置104は、カメラ103を通して入力される画像データ内に、二次元バーコードが認識できたか否かを判断する。ステップS30で肯定判断した場合には、ステップS40へ進む。
【0055】
ステップS40では、制御装置104は、カメラ103を制御して撮影処理を行い、画像データを取得する。その後、ステップS50へ進む。
【0056】
ステップS50では、制御装置104は、ステップS40で取得した画像データ内の二次元バーコードを変換して、機器コードを特定する。その後、ステップS60へ進む。
【0057】
ステップS60では、制御装置104は、ステップS50で特定した機器コードに基づいて、管理装置400から該当する冷凍空調設備機器の機器情報を取得する。その後、ステップS70へ進む。
【0058】
ステップS70では、制御装置104は、ステップS60で取得した機器情報をタッチパネル101に表示する。その後、処理を終了する。
【0059】
図7は、本実施の形態において、機器監視装置200で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図7に示す処理は、接続インターフェース202を介して接続された機器の異常を検出する検出部材から、上述した故障情報または漏えい情報の入力を検出したときに起動するプログラムとして、制御装置203によって実行される。
【0060】
ステップS110において、制御装置203は、上述したように、接続インターフェース202を介して入力された故障情報または漏えい情報を管理装置400へ送信する。その後、処理を終了する。
【0061】
図8は、本実施の形態において、通知先端末300で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図8に示す処理は、表示装置305に上述した管理画面を表示すると起動するプログラムとして、制御装置303によって実行される。
【0062】
ステップS210において、制御装置303は、管理画面上に、機器情報に含まれる冷媒の漏えい量を示すデータを現在までのフロンの漏えい量として表示する。その後、ステップS220へ進む。
【0063】
ステップS220では、制御装置303は、記録装置304に上述した故障通知情報が記録されているか否かを判断する。ステップS220で否定判断した場合には、後述するステップS280へ進む。これに対して、ステップS220で肯定判断した場合には、ステップS230へ進む。
【0064】
ステップS230では、制御装置303は、管理画面上に、管理対象の冷凍空調設備機器に故障が検出されたことを示すメッセージを表示する。その後、ステップS240へ進む。
【0065】
ステップS240では、制御装置303は、管理対象の冷凍空調設備機器に故障が検出されたことを示すメッセージとともに表示されている内容確認ボタンが押下されたか否かを判断する。ステップS240で否定判断した場合には、後述するステップS260へ進む。これに対して、ステップS240で肯定判断した場合には、ステップS250へ進む。
【0066】
ステップS250では、制御装置303は、記録装置304から上述した故障通知情報を読み出して、表示装置305に故障通知情報の内容を表示する。その後、ステップS260へ進む。
【0067】
ステップS260では、制御装置303は、管理対象の冷凍空調設備機器に故障が検出されたことを示すメッセージとともに表示されている業者発注ボタンが押下されたか否かを判断する。ステップS260で否定判断した場合には、後述するステップS280へ進む。これに対して、ステップS260で肯定判断した場合には、ステップS270へ進む。
【0068】
ステップS270では、制御装置303は、操作者によって業者発注ボタンが押下されたことを検出した場合には、あらかじめ登録されている業者のメールアドレスに宛てて、冷凍空調設備機器の修理や点検を依頼するための依頼情報を送信する。その後、ステップS280へ進む。
【0069】
ステップS280では、制御装置303は、記録装置304に上述した漏えい通知情報が記録されているか否かを判断する。ステップS280で否定判断した場合には、処理を終了する。これに対して、ステップS280で肯定判断した場合には、ステップS290へ進む。
【0070】
ステップS290では、制御装置303は、管理画面上に、管理対象の冷凍空調設備機器にフロンの漏えいが発生していることを示すメッセージを表示する。その後、ステップS300へ進む。
【0071】
ステップS300では、制御装置303は、管理対象の冷凍空調設備機器にフロンの漏えいが発生していることを示すメッセージとともに表示されている内容確認ボタンが押下されたか否かを判断する。ステップS300で否定判断した場合には、後述するステップS320へ進む。これに対して、ステップS300で肯定判断した場合には、ステップS310へ進む。
【0072】
ステップS310では、制御装置303は、記録装置304から上述した漏えい通知情報を読み出して、表示装置305に漏えい通知情報の内容を表示する。その後、ステップS320へ進む。
【0073】
ステップS320では、制御装置303は、管理対象の冷凍空調設備機器にフロンの漏えいが発生していることを示すメッセージとともに表示されている業者発注ボタンが押下されたか否かを判断する。ステップS320で否定判断した場合には、処理を終了する。これに対して、ステップS320で肯定判断した場合には、ステップS330へ進む。
【0074】
ステップS330では、制御装置303は、操作者によって業者発注ボタンが押下されたことを検出した場合には、あらかじめ登録されている業者のメールアドレスに宛てて、冷凍空調設備機器の修理や点検を依頼するための依頼情報を送信する。その後、処理を終了する。
【0075】
図9は、本実施の形態において、管理装置400で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
図9に示す処理は、管理装置400の電源がオンされると起動するプログラムとして、制御装置403によって実行される。なお、
図9においては、上述した機器情報と宛先情報のデータは、あらかじめ記録装置404に記録されているものとする。
【0076】
ステップS410において、制御装置403は、機器監視装置200から故障情報を受信したか否かを判断する。ステップS410で否定判断した場合には、後述するステップS450へ進む。これに対して、ステップS410で肯定判断した場合には、ステップS420へ進む。
【0077】
ステップS420では、制御装置403は、記録装置404に記録されている機器情報の中から、受信した故障情報に含まれる機器コードが一致する機器情報を特定し、特定した機器情報の故障履歴を示すデータに受信した故障情報を記録する。その後、ステップS430へ進む。
【0078】
ステップS430では、制御装置403は、記録装置404に記録されている宛先情報を参照して、故障通知情報の送信先を特定する。その後、ステップS440へ進む。
【0079】
ステップS440では、特定した通知先に宛てて上述した故障通知情報を送信する。その後、ステップS450へ進む。
【0080】
ステップS450では、制御装置303は、機器監視装置200から漏えい情報を受信したか否かを判断する。ステップS450で否定判断した場合には、後述するステップS490へ進む。これに対して、ステップS450で肯定判断した場合には、ステップS460へ進む。
【0081】
ステップS460では、制御装置403は、記録装置404に記録されている機器情報の中から、受信した漏えい情報に含まれる機器コードが一致する機器情報を特定し、受信した漏えい情報を特定した機器情報に含めて記録する。このとき、制御装置403は、機器情報に含まれる冷媒の漏えい量を示すデータに、漏えい情報に含まれるフロンの漏えい量を加算する。その後、ステップS470へ進む。
【0082】
ステップS470では、制御装置403は、記録装置404に記録されている宛先情報を参照して、漏えい通知情報の送信先を特定する。その後、ステップS480へ進む。
【0083】
ステップS480では、制御装置403は、特定した通知先に宛てて上述した漏えい通知情報を送信する。その後、ステップS490へ進む。
【0084】
ステップS490では、制御装置403は、上述したように、通知先端末300からIDとパスワードが入力されて、管理画面へのログイン要求があったか否かを判断する。ステップS490で否定判断した場合には、後述するステップS530へ進む。これに対して、ステップS490で肯定判断した場合には、ステップS500へ進む。
【0085】
ステップS500では、制御装置403は、通知先端末300から受信したIDとパスワードの組を用いて認証処理を行う、例えば、記録装置405にあらかじめ認証用のIDとパスワードの組を記録しておき、通知先端末300から受信したIDとパスワードの組が、記録装置405に記録されている認証用のIDとパスワードの組と一致するか否かを判定することにより、認証処理を行う。その後、ステップS510へ進む。
【0086】
ステップS510では、制御装置403は、ステップS500における認証処理の結果、認証OKであったか否かを判断する。ステップS510で否定判断した場合には、後述するステップS530へ進む。これに対して、ステップS510で肯定判断した場合には、ステップS520へ進む。
【0087】
ステップS520では、制御装置403は、認証に用いたIDとパスワードの組に関連付けられている機器コードを特定し、特定した機器コードの機器情報を記録装置405から読み出して、通知先端末300へ送信する。その後、ステップS530へ進む。
【0088】
ステップS530では、管理装置400の電源がオフされたか否かを判断する。ステップS530で否定判断した場合には、ステップS410へ戻る。これに対して、ステップS530で肯定判断した場合には、処理を終了する。
【0089】
以上説明した実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)機器監視装置200は、冷凍空調設備機器の冷媒として用いられているフロンの漏えいを検出したときに、冷凍空調設備機器でのフロンの漏えいを検出したことを示す漏えい情報を管理装置400へ送信するようにした。管理装置400では、機器監視装置200から漏えい情報を受信したときに、漏えい情報を記録装置404に記録するとともに、通知先端末300へ冷凍空調設備機器においてフロンの漏えいが検出されたことを通知するための通知情報を送信するようにした。通知先端末300は、管理装置400から通知情報を受信したときに、通知情報を表示装置305に表示するようにした。これによって、通知先端末300の担当者は、管理対象の冷凍空調機器にフロンの漏えいが発生していることを把握することができる。特に、従来は、フロンの漏えいは点検の際に発覚することが多かったが、本発明によれば、定期的な点検を待たずに、関係者がフロンの漏えいを早期に把握することができる。また、フロンの漏えいを早期に発見可能とすることで、フロンの漏えい量を最小限に抑えることができる。さらに、本発明により、フロンの漏えいを確実に検出することができれば、法令で定められている簡易点検や有資格者点検などの定期的な点検を省略することができる可能性もある。例えば、確実な漏えい検出が可能なことを条件として定期的な点検を省略することができる法制度が整えば、設備管理システム10を導入した事業者は、点検の手間や費用を削減することが可能となる。
【0090】
(2)冷凍空調設備機器の室外機の基板上に機器の異常を検出する検出部材を設け、機器監視装置200は、該部材からの出力に基づいてフロンの漏えいを検出するようにした。これによって、検出部材を備えた冷凍空調設備機器を普及させることにより、設備管理システム10の導入を促進させることができる。
【0091】
(3)通知先端末300では、制御装置303は、管理装置400から漏えい通知情報を受信すると、管理画面上での操作者からの指示に基づいて、あらかじめ登録されている業者へ、冷凍空調設備機器の点検または修理を依頼するための依頼情報を送信するようにした。これによって、通知先端末300の操作者は、冷凍空調設備機器にフロンの漏えいが発生したときに、簡易な操作で業者へ冷凍空調設備機器の修理や点検を依頼することができる。
【0092】
(4)情報端末100では、制御装置104は、冷凍空調設備機器を個別に識別するための識別情報である二次元バーコードの読み取りが指示されたときに、二次元バーコードに基づいて機器コードを特定して、管理装置400から機器情報を取得するようにした。これによって、それぞれの冷凍空調設備機器に対して事前に二次元バーコードを発行しておけば、情報端末100のユーザは、簡易な操作で機器情報を確認することができる。
【0093】
(5)機器監視装置200に接続された機器の異常を検出する検出部材は、冷凍空調設備機器からのフロンの漏えい量を計測可能であり、機器監視装置200の制御装置203は、フロンの漏えい量を示す情報を漏えい情報に含めて管理装置400へ送信するようにした。これによって、管理装置400では、冷凍空調設備機器からのフロンの漏えい量も管理することが可能となり、通知先端末300の操作者や情報端末100のユーザは、冷凍空調設備機器からのフロンの漏えい量を把握することができる。
【0094】
―変形例―
なお、上述した実施の形態の設備管理システム10は、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、通知先端末300上で表示される管理画面上には、管理対象の冷凍空調設備機器に故障が検出されたことを示すメッセージとともに、業者発注ボタンが表示され、制御装置303は、操作者によって業者発注ボタンが押下されたことを検出した場合に、あらかじめ登録されている業者のメールアドレスに宛てて、冷凍空調設備機器の修理や点検を依頼するための依頼情報を送信する例について説明した。しかしながら、通知先端末300が冷凍空調設備機器の修理やメンテナンスを担当する業者に設置されている場合には、管理装置400の制御装置403は、機器監視装置200から漏えい情報を受信したときに、冷凍空調設備機器の修理や点検を依頼するための依頼情報を送信するようにしてもよい。これによって、通知先端末300が冷凍空調設備機器の修理やメンテナンスを担当する業者に設置されている場合には、管理装置400から自動的に冷凍空調設備機器の修理や点検を手配することができる。
【0095】
(2)上述した実施の形態では、管理装置400の記録装置404に記録される機器情報には、機器を一意に特定するための機器コード、機器の設置場所、設置日、冷媒の量、冷媒の漏えい量を示すデータ、過去の故障履歴を示すデータなどが含まれる例について説明した。しかしながら、これらの情報に加えて、冷凍空調設備機器の次回のメンテナンス日や次回の点検日に関する期日情報を機器情報に含めるようにしてもよい。この場合、管理装置400の制御装置403は、機器情報に含まれる冷凍空調設備機器の次回のメンテナンス日や次回の点検日に関する期日情報に基づいて、メンテナンス日または点検日までの期間があらかじめ設定されている所定日数となった時点で、情報端末100に期日を通知するようにしてもよい。例えば、管理装置400の記録装置404には、各機器ごとに、期日通知先情報として、携帯端末100のメールアドレスが記録されており、制御装置403は、期日通知先情報に基づいてメールアドレスを特定し、特定したメールアドレスに宛てて、メンテナンス日や点検日などの期日を通知する。情報端末100では、制御装置104は、管理装置400から期日の通知を受けた場合には、受信した情報をタッチパネル101に表示させて、ユーザに通知する。これによって、ユーザは、冷凍空調設備機器の次回のメンテナンス日や点検日が近づいていることを把握することができる。
【0096】
(3)通知先端末300に表示される管理画面上には、上述した実施の形態に示した情報の他にも、冷凍空調設備機器に関する種々の情報を表示するようにしてもよい。例えば、管理画面上に、漏えいが検出された機器を一覧表示させるためのボタンや機器ごとの過去の故障履歴を閲覧するためのボタンなどを配置してもよい。制御装置303は、漏えいが検出された機器を一覧表示させるためのボタンが押下された場合には、機器情報に含まれる冷媒の漏えい量を示すデータに数量が格納されている情報を取得して、表示装置305に表示する。また、制御装置303は、機器ごとの過去の故障履歴を閲覧するためのボタンが押下された場合には、機器情報に含まれる過去の故障履歴を示すデータを取得して、表示装置305に表示する。これにより、通知先端末300の操作者は、自身が管理する冷凍空調設備機器を対象として、種々の情報を閲覧することができる。
【0097】
(4)上述した実施の形態では、通知先端末300の制御装置303は、管理画面上に、機器情報に含まれる冷媒の漏えい量を示すデータを現在までのフロンの漏えい量として表示する例について説明した。フロンの累計漏えい量が所定の閾値以上になった場合には、法令により、関係機関、例えば都道府県への報告義務が発生する。このため、制御装置303は、フロンの累計漏えい量とともに、あとどれだけ漏えいすると、法令で報告義務が課せられるのかを示す情報も管理画面上に表示するようにしてもよい。なお、都道府県への報告義務が発生する漏えい量は、法令によるもののため、閾値は適宜最新の値に更新されることが好ましい。これによって、通知先端末300の操作者は、自身が管理する冷凍空調設備機器から、あとどれだけフロンが漏えいしたら都道府県への報告義務が生じるかを把握することができる。
【0098】
さらに、管理画面上には、フロンの累計漏えい量が所定の閾値以上となったときに、都道府県への報告書類を作成するためのボタンを配置するようにしてもよい。この場合、制御装置303は、操作者によって報告書類作成のためのボタンが押下された場合には、管理装置400へ報告書類の作成を指示する。
【0099】
管理装置400では、制御装置403は、通知先端末300から報告書類の作成が指示されると、フロンの漏えい量を関係機関に報告するための報告書データを生成する。例えば、記録装置404に記録されている報告書のひな型データを読み出し、ひな形上に、報告書への記載義務があり、かつ機器情報から特定可能な情報を入力することにより、報告書データを生成する。制御装置403は、作成した報告書データを通知先端末300へ送信する。
【0100】
通知先端末300では、制御装置303は、管理装置400から報告書データを受信すると、報告書データを表示装置305に表示する。通知先端末300の操作者は、自動生成された報告書データに対し、不足している情報を追記する。情報の追記は、通知先端末300上で入力してもよいし、印刷した報告書に手書きで追記してもよい。これにより、操作者は、容易に報告書を作成して、関係機関に提出することができる。なお、提出先がオンラインでの提出に対応している場合には、操作者は、通知先端末300からオンラインで報告書データを提出するようにしてもよい。
【0101】
(5)上述した実施の形態では、情報端末100の制御装置104は、二次元バーコードの読み取りが指示されたときに、二次元バーコードに基づいて機器コードを特定して、管理装置400から機器情報を取得して、タッチパネル101に表示する例について説明した。これに加えて、タッチパネル101に表示された機器情報に対して、簡易点検や有資格者点検の結果を入力できるようにしてもよい。制御装置104は、点検者によって冷凍空調設備機器の点検結果が入力された場合には、管理装置400へ点検結果の情報を送信するようにし、管理装置400では、制御装置403は、受信した点検結果の情報を点検履歴として機器情報に含めて記録するようにしてもよい。これによって、冷凍空調設備機器の点検者は、情報端末100上で点検結果を入力することができ、管理装置400では、過去の点検履歴を管理することができる。
【0102】
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。また、上述の実施の形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。
【解決手段】設備管理システム10は、冷媒としてフロンを用いる冷凍空調設備機器に搭載された機器監視装置200と、冷凍空調設備機器に関する通知を受信する通知先端末300と、機器監視装置200、通知先端末300と通信を行ってシステム全体を管理する管理装置400とが通信回線を介して接続され、機器監視装置200は、冷凍空調設備機器の冷媒として用いられているフロンの漏えいを検出する漏えい検出手段と、漏えい検出手段によってフロンの漏えいが検出されたときに、冷凍空調設備機器でのフロンの漏えいを検出したことを示す漏えい情報を管理装置400へ送信する漏えい情報送信手段とを備え、管理装置400は、機器監視装置200から漏えい情報を受信したときに、漏えい情報を記録装置に記録する漏えい情報記録手段と、機器監視装置200から漏えい情報を受信したときに、通知先端末300へ冷凍空調設備機器においてフロンの漏えいが検出されたことを通知するための漏えい通知情報を送信する通知情報送信手段とを備え、通知先端末300は、管理装置400から漏えい通知情報を受信したときに、漏えい通知情報を表示装置に表示する通知情報表示手段を備える。