【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、リモートサポートを行う専用ソフトの一つの機能として、ユーザはユーザ端末の画面に表示された内容を目隠し状態にできるに過ぎない。
【0007】
一方、現在では、新聞、料理方法などの情報提供や、ショッピング、ゲームなど様々なアプリケーションが開発され、ユーザに利用されている。したがって、上述のように遠隔保守というような問題のみならず、アプリケーションの操作方法などで、オペレータに相談したい場合も発生してきている。しかし、電話でオペレータに問い合わせて、画面表示についての指示を仰ぐのは、わかりにくい場合も多い。
【0008】
そこで、個々のアプリケーションについて、ユーザが正しく利用するために、アプリケーションに対して、直接、リモートサポート及びリモートコントロールしてもらう需要が増えている。すなわち、これらのアプリケーションと協働可能なリモートコントロールソフトウェアの登場が望まれている。
【0009】
さらに、携帯端末はプライバシー情報が記憶されているため、リモートコントロールを受けるユーザにとっては、リモートコントロールされるオペレータを信頼出来ないとコントロールされることを嫌うことも多い。
【0010】
本発明は、このような課題に鑑み、アプリケーションの起動中に、そのアプリケーションに対する端末のリモートコントロールを可能とし、かつ、セキュリティ上にもユーザの信頼を獲得できるリモートコントロールシステム及び、リモートコントロール方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
【0012】
第1の特徴に係る発明は、リモートコントロールサーバと、前記リモートコントロールサーバと通信可能に接続された端末と、オペレータ端末とからなるリモートコントロールシステムであって、
前記端末が、
リモート操作ソフトウェア以外の所定のアプリケーションの実行中に、前記所定のアプリケーションに関するリモート操作を要求するユーザの入力を受付けるリモート操作要求受付手段と、
前記入力に応じて、前記リモートコントロールサーバにアクセスするサーバアクセス手段と、
前記アプリケーションに関する画面が表示されていることを
、当該画面に表示されたインターフェースを識別する識別子に基づいて判断し、当該識別子の確認後に、当該
アプリケーションに関する画面のみをスナップショット画像として撮影する画像撮影手段と、
前記スナップショット画像を前記リモートコントロールサーバに送信するスナップショット送信手段と、を備え、
前記リモートコントロールサーバが、
前記要求に応じて、オペレータ先を決定するためのセキュリティマップを参照するセキュリティマップ参照手段と、
前記参照したセキュリティマップに応じて、接続するオペレータ端末を決定するオペレータ決定手段と、
前記スナップショット画像を前記端末で実行中の所定のアプリケーションの画面として決定した前記オペレータ端末に送信する画面送信手段と、を備えるリモートコントロールシステムを提供する。
【0013】
第1の特徴に係る発明によれば、リモートコントロールシステムにおいて、端末が、リモート操作ソフトウェア以外の所定のアプリケーションの実行中に、所定のアプリケーションに関するリモート操作を要求するユーザの入力を受付け、この入力に応じて、リモートコントロールサーバにアクセスし、前記アプリケーションに関する画面が表示されていることを
、当該画面に表示されたインターフェースを識別する識別子に基づいて判断し、当該識別子の確認後に、当該
アプリケーションに関する画面のみをスナップショット画像として撮影し、前記スナップショット画像を前記リモートコントロールサーバに送信し、この要求に応じて、リモートコントロールサーバが、オペレータ先を決定するためのセキュリティマップを参照し、参照したセキュリティマップに応じて、接続するオペレータ端末を決定し、前記スナップショット画像を前記端末で実行中の所定のアプリケーションの画面として決定した前記オペレータ端末に送信する。したがって、アプリケーションの起動中に、そのアプリケーションに対する端末のリモートコントロールを可能とし、かつ、セキュリティに関してもユーザの信頼を獲得したシステムを提供できる。
【0014】
なお、第1の特徴に係る発明は、システムのカテゴリであるが、方法、プログラム等の他のカテゴリであっても、そのカテゴリ毎の同様の作用効果を奏する。
【0015】
第2の特徴に係る発明は、リモートコントロールサーバと、前記リモートコントロールサーバと通信可能に接続された端末と、オペレータ端末とからなるリモートコントロールシステムであって、
前記端末が、
リモート操作ソフトウェア以外の所定のアプリケーションの実行中に、前記所定のアプリケーションに関するリモート操作を要求するユーザの入力を受付けるリモート操作入力受付手段と、
前記入力に応じて、前記リモートコントロールサーバにアクセスするサーバアクセス手段と、
前記アプリケーションに関する画面が表示されていることを
、当該画面に表示されたインターフェースを識別する識別子に基づいて判断し、当該識別子の確認後に、当該
アプリケーションに関する画面のみをスナップショット画像として撮影する画像撮影手段と、
前記スナップショット画像を前記リモートコントロールサーバに送信するスナップショット送信手段と、を備え、
前記リモートコントロールサーバが、
前記要求に応じて、オペレータ先を決定するためのセキュリティマップを参照するセキュリティマップ参照手段と、
前記参照したセキュリティマップに応じて、接続するオペレータ端末群をアプリケーション事業者のサーバに問い合わせ、前記オペレータ端末群のうち所定のオペレータ端末の要求に応じて、前記ユーザ端末と前記オペレータ端末とを接続する接続手段と、
前記スナップショット画像を前記端末で実行中の所定のアプリケーションの画面として接続した前記オペレータ端末に送信する画面送信手段と、を備えるリモートコントロールシステムを提供する。
【0016】
第2の特徴に係る発明によれば、リモートコントロールシステムにおいて、端末が、リモート操作ソフトウェア以外の所定のアプリケーションの実行中に、所定のアプリケーションに関するリモート操作を要求するユーザの入力を受付け、この入力に応じて、リモートコントロールサーバにアクセスし、前記アプリケーションに関する画面が表示されていることを
、当該画面に表示されたインターフェースを識別する識別子に基づいて判断し、当該識別子の確認後に、当該
アプリケーションに関する画面のみをスナップショット画像として撮影し、前記スナップショット画像を前記リモートコントロールサーバに送信する。この要求に応じて、リモートコントロールサーバが、オペレータ先を決定するためのセキュリティマップを参照し、参照したセキュリティマップに応じて、接続するオペレータ端末群をアプリケーション事業者のサーバに問い合わせ、オペレータ端末群のうち所定のオペレータ端末の要求に応じて、ユーザ端末とオペレータ端末とを接続し、前記スナップショット画像を前記端末で実行中の所定のアプリケーションの画面として接続した前記オペレータ端末に送信する。したがって、アプリケーションの起動中に、そのアプリケーションに対する端末のリモートコントロールを可能とし、かつ、セキュリティに関してもユーザの信頼を獲得したシステムを提供できる。
【0017】
第3の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明又は第2の特徴に係る発明であって、前記リモートコントロールサーバは
、
前記端末に対して、前記オペレータ端末から、実行中の所定のアプリケーションに対する入力を受付けるコマンド受信手段と、
前記端末に対して、前記オペレータ端末からの入力を、実行中の所定のアプリケーションへの入力として処理する又は、入力を重ねて表示するコマンド送信手段と、を備えるリモートコントロールシステムを提供する。
【0018】
第4の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明
又は第
2の特徴に係る発明であって
、前記オペレータ端末が、
前記スナップショット画像を表示するとともに、前記スナップショット画像に対するオペレータからの入力を受付け、受付けた入力をコマンドとして、前記リモートコントロールサーバ又は前記端末に送信するコマンド送信手段と、を備えるリモートコントロールシステムを提供する。