(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0020】
(第一の実施形態)
以下、本発明を具体化した第一の実施形態を
図1及び
図2に従って説明する。
図1に示すように、日射遮蔽装置である横型ブラインドは、ヘッドボックス101から複数本のラダーコード102を介して多数段のスラット103が吊下支持され、各ラダーコード102の下端にはボトムレール2が取着されている。
【0021】
前記ラダーコード102の上端部は、前記ヘッドボックス101内において支持ドラム104に取着され、その支持ドラム104は支持部材105に回転可能に支持されている。前記支持ドラム104には駆動軸106が嵌挿され、その駆動軸106の一端は、ヘッドボックス101の一端に配設されるギヤボックス107に嵌挿される。
【0022】
前記ギヤボックス107から操作棒108が垂下され、その操作棒108を回転操作すると、ギヤボックスを介して駆動軸106が回転され、駆動軸106の回転にともなって前記支持ドラム104が回転される。
【0023】
従って、操作棒108の回転操作により支持ドラム104が回転され、その支持ドラム104の回転により、ラダーコード102を介して各スラット103が回動される。
前記スラット103には、前記各ラダーコード102による支持部近傍において昇降コード109がそれぞれ挿通され、各昇降コード109の一端に前記ボトムレール2が吊下支持されている。
【0024】
前記複数本の昇降コード109の他端は、前記ヘッドボックス101内をその一端側に案内され、ストッパ装置110を介してヘッドボックス101外へ垂下され、コードイコライザ111に接続されている。前記コードイコライザ111には操作コード5の基端が接続され、その操作コード5の先端は前記ボトムレール2の端部に取着されたボトムキャップ1に保持されている。
【0025】
そして、操作コード5を操作して昇降コード109をヘッドボックス101から引き出せば、ボトムレール2が引き上げられて、下段のスラット103から順次引き上げられる。また、ボトムレール2及びスラット103の重量に基づいて昇降コード109をヘッドボックス101内に引き込ませれば、ボトムレール2が下降して、上段のスラット103から順次ラダーコード102に支持される状態に復帰する。
【0026】
操作コード5を手放せば、ストッパ装置110が作動して、ボトムレール2の自重降下が阻止され、スラット103が所望高さに吊下支持される。
図2に示すように、ボトムキャップ1は、ボトムレール2の端部に取着(外嵌)される取着部としての取着部材3と、該取着部材3に対して嵌合可能な可動部としての嵌合部材4とを備える。
【0027】
取着部材3は、樹脂材よりなり、ボトムレール2の端部に外嵌されることで取着可能な略有底四角筒状に形成され、その底部であって、横型ブラインドの取付状態における側面部(ボトムレール2の長手方向端部に対向する部分)には、嵌合孔3aが形成されている。尚、本実施形態の嵌合孔3aは、貫通方向からみて円形の部分3bと該円形の180°間隔に形成される切り込み部3cとからなる。
【0028】
嵌合部材4は、樹脂材よりなり、略有底四角筒状に形成され、その底部であって、横型ブラインドの取付状態における側面部には、前記嵌合孔3aに嵌挿可能な略円筒状の嵌挿軸部4aが立設されている。嵌挿軸部4aの先端部には、その外径が大きくされることで前記嵌合孔3aと嵌合する嵌合大径部4bが形成されている。即ち、嵌合孔3aと嵌合大径部4bは、所謂スナップフィット構造であり、嵌合部材4は嵌合大径部4bが取着部材3の嵌合孔3aに嵌合されることで取着部材3に対して保持され、その状態から嵌合部材4を予め設定された力で引っ張ると前記嵌合が解除されるようになっている。
【0029】
又、嵌合部材4の前面部4c、言い換えると室内側の外表面を構成する壁部分には、嵌合部材4の内外に連通する導出口4dが形成されている。
そして、ヘッドボックスから垂下された操作コード5の一端(先端)部5aは、導出口4dに外部から内部に挿入され、内部側で導出口4dより大きい結び玉5bが形成されることでその抜け止めがなされて嵌合部材4に保持されている。
【0030】
ここで、前記嵌合孔3aと嵌合大径部4bは、操作コード5に通常の操作時に掛かる力を大きく超えるような予め設定された力が掛かると、前記嵌合が解除されて操作コード5の一端部5aが嵌合部材4と共に取着部材3(ボトムレール2)から離間した自由端となるように形成されている。尚、本実施形態では、
図1に示すように、室内側から見てボトムレール2の右側端部に操作コード5を保持するボトムキャップ1が取着される構成としたが、上記したボトムキャップ1は、構造上、ボトムレール2の左側端部にも同様に取着可能とされている。よって、操作コード5をボトムレール2の左右のどちらに保持させる場合でも品番が1つのボトムキャップ1で対応可能とされている。
【0031】
次に、上記した第一の実施形態の作用について説明する。
操作コード5の一端部5aが嵌合部材4に保持され、嵌合部材4が取着部材3に嵌合された状態で、操作コード5を下方に引き下げて通常の操作を行うと、ボトムレール2(ボトムキャップ1)と共に操作コード5の一端部5aが上昇する。
【0032】
又、操作コード5の一端部5aが嵌合部材4に保持され、嵌合部材4が取着部材3に嵌合された状態で、操作コード5に通常の操作時に掛かる力を大きく超えるような予め設定された力が掛かると、前記嵌合が解除されて操作コード5の一端部5aが嵌合部材4と共に取着部材3(ボトムレール2)から離間した自由端となる。
【0033】
次に、上記第一の実施形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)操作コード5を下方に引き下げて通常の操作を行うと、ボトムレール2(ボトムキャップ1)と共に操作コード5の一端部5aが上昇するため、例えば、操作コード5の一端部5aが床面に到達して美観を損なうといったことが防止される。
【0034】
又、操作コード5に通常の操作時に掛かる力を大きく超えるような予め設定された力が掛かると、前記嵌合が解除されて操作コード5の一端部5aが嵌合部材4と共に取着部材3(ボトムレール2)から離間した自由端となるため、例えば、居住者の安全を確保したり機構の損傷を未然に防ぐことができる。即ち、ボトムキャップ1がフェイルセーフ機能を有することになる。
【0035】
そして、操作コードの途中に2つの部品からなるセーフティジョイントが設けられるものに比べて、例えば、横型ブラインド(日射遮蔽装置)の部品点数を低減することができる。又、操作コードの途中にセーフティジョイントが設けられるものに比べて、美観を向上させることができる。更に、操作コード5の一端部5aが自由端となっても、再度、取着部材3に嵌合部材4を嵌合させることで、操作コード5の一端部5aが保持された状態に容易に復帰させることができる。
【0036】
(2)可動部としての嵌合部材4は、取着部としての取着部材3に対して別体で成形され、操作コード5の一端部5aが保持されるため、取着部材3と嵌合部材4の嵌合が解除された際でも嵌合部材4が紛失するといったことが防止される。即ち、嵌合部材4が取着部材3に対して別体で成形され操作コード5の一端部5aが保持されない構成とすると、前記嵌合が解除された際に嵌合部材4が落下するとともに転がる等して紛失する虞があるが、これを回避することができる。
【0037】
(3)保持された操作コード5が導出される導出口4dが、嵌合部材4(ボトムキャップ1)の前面部4cに設けられるため、操作コード5は前面部4cから室内側に突出し、例えば、導出口が側面部に設けられ操作コードが側面部から窓枠側に突出する場合のような窓枠との干渉を抑えることができる。
【0038】
(第二の実施形態)
以下、本発明を具体化した第二の実施形態を
図3に従って説明する。
図3(a)(b)に示すボトムキャップ11は、ボトムレール2の端部に取着(外嵌)される取着部12と、該取着部12に対して嵌合可能な可動部としての下側可動カバー部13とを備える。
【0039】
取着部12は、樹脂材よりなり、ボトムレール2の端部に外嵌されることで取着可能な略四角筒状の筒状部12aと、前記筒状部12aの上側半分が(ボトムレール2の長手方向に)延設された上側カバー部12bとを有する。
図3(b)に示すように、上側カバー部12bは、下方が開口した形状であって、その前面部12cの下端、言い換えると室内側の外表面を構成する壁部分の下端には、下方から半円状に凹設された上側導出口12dが形成されている。又、上側カバー部12bにおいて、前記前面部12c、及び前面部12cと対向する後面部12eの内面には、ボトムレール2の長手方向に沿って延びる嵌合凸部12f(
図3(b)中、後面部12e側の嵌合凸部12fのみ図示)が凸設されている。
【0040】
下側可動カバー部13は、前記上側カバー部12bと略同形状で対をなし、前記取着部12の下端と薄肉ヒンジ部14(
図3(a)参照)で連結されて、取着部12に対して可動可能、詳しくは前後方向に沿った軸中心に回動可能とされるとともに取着部12に対して一体成形されている。この下側可動カバー部13には、回動状態が閉状態(
図3(a)参照)で前記上側導出口12dと共に円形の導出口を構成するように半円状に凹設された下側導出口13aが形成されている。又、下側可動カバー部13には、回動状態が閉状態(
図3(a)参照)で前記嵌合凸部12fが嵌合される嵌合溝13b(
図3(b)参照)が形成されている。
【0041】
そして、操作コード5の一端部5aは、下側可動カバー部13の回動状態が開状態(
図3(b)参照)で結び玉5bが導出口(上側導出口12d及び下側導出口13a)の内部側に配置され、下側可動カバー部13の回動状態が閉状態(
図3(a)参照)とされて嵌合凸部12fが嵌合溝13bに嵌合されることで、ボトムキャップ11に保持される。
【0042】
ここで、嵌合凸部12fと嵌合溝13bは、操作コード5に通常の操作時に掛かる力を大きく超えるような予め設定された力が掛かると、前記嵌合が解除されて下側可動カバー部13の回動状態が開状態(
図3(b)参照)とされ、操作コード5の一端部5aがボトムキャップ11(ボトムレール2)から離間した自由端となるように形成されている。
【0043】
次に、上記した第二の実施形態の作用について説明する。
操作コード5の一端部5aがボトムキャップ11に保持された状態(
図3(a)参照)で、操作コード5を下方に引き下げて通常の操作を行うと、ボトムレール2(ボトムキャップ11)と共に操作コード5の一端部5aが上昇する。
【0044】
又、操作コード5に通常の操作時に掛かる力を大きく超えるような予め設定された力が掛かると、前記嵌合が解除されて下側可動カバー部13の回動状態が開状態(
図3(b)参照)とされ、操作コード5の一端部5aがボトムキャップ11(ボトムレール2)から離間した自由端となる。
【0045】
次に、上記第二の実施形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)操作コード5を下方に引き下げて通常の操作を行うと、ボトムレール2(ボトムキャップ11)と共に操作コード5の一端部5aが上昇するため、例えば、操作コード5の一端部5aが床面に到達して美観を損なうといったことが防止される。
【0046】
又、操作コード5に通常の操作時に掛かる力を大きく超えるような予め設定された力が掛かると、前記嵌合が解除されて操作コード5の一端部5aがボトムキャップ11(ボトムレール2)から離間した自由端となるため、例えば、居住者の安全を確保したり機構の損傷を未然に防ぐことができる。即ち、ボトムキャップ11がフェイルセーフ機能を有することになる。
【0047】
そして、操作コードの途中に2つの部品からなるセーフティジョイントが設けられるものに比べて、例えば、横型ブラインド(日射遮蔽装置)の部品点数を低減することができる。又、操作コードの途中にセーフティジョイントが設けられるものに比べて、美観を向上させることができる。更に、操作コード5の一端部5aが自由端となっても、再度、下側可動カバー部13の回動状態を閉状態(
図3(a)参照)として嵌合凸部12fを嵌合溝13bに嵌合させることで、操作コード5の一端部5aが保持された状態に容易に復帰させることができる。
【0048】
(2)可動部としての下側可動カバー部13は、取着部12に対して一体成形されるため、別体で成形した場合に比べて、更に部品点数を低減することができる。
(3)保持された操作コード5が導出される導出口(上側導出口12d及び下側導出口13a)が、ボトムキャップ11の前面部(12c)に設けられるため、操作コード5は前面部(12c)から室内側に突出し、例えば、導出口が側面部に設けられ操作コードが側面部から窓枠側に突出する場合のような窓枠との干渉を抑えることができる。
【0049】
(4)取着部12には、上側カバー部12bが設けられ、可動部は、上側カバー部12bの下方で回動可能に設けられて開閉する下側可動カバー部13とされるため、上方から見た美観が良好となる。
【0050】
(第三の実施形態)
以下、本発明を具体化した第三の実施形態を
図4に従って説明する。
図4(a)(b)に示すボトムキャップ21は、ボトムレール2の端部に取着(外嵌)される取着部22と、該取着部22に対して嵌合可能な可動部としての上側可動カバー部23及び下側可動カバー部24とを備える。
【0051】
取着部22は、樹脂材よりなり、ボトムレール2の端部に外嵌されることで取着可能な略有底四角筒状の有底筒状部22aと、有底筒状部22aの後端から(ボトムレール2の長手方向に)延設された後延部22b(
図4(b)参照)とを有する。又、有底筒状部22aの底部であって、横型ブラインドの取付状態における側面部の中央には、膨出部22cが形成され、該膨出部22cの前面部には、上下一対の嵌合凸部22dが凸設されている。
【0052】
上側可動カバー部23は、前記後延部22bの上端と薄肉ヒンジ部25で連結されて、取着部22に対して可動可能、詳しくは左右方向(ボトムレール2の長手方向)に沿った軸中心に回動可能とされるとともに取着部22に対して一体成形されている。上側可動カバー部23は、後延部22bの上端と薄肉ヒンジ部25で直接連結された上壁部23aと、該上壁部23aの前面側から下方に延びる前面部23bと、上壁部23a及び前面部23bの側端部に形成され、ボトムキャップ21全体の側面部を構成する側面部23cとを有する。又、前面部23bの下端、言い換えると室内側の外表面を構成する壁部分の下端には、下方から半円状に凹設された上側導出口23dが形成されている。
【0053】
下側可動カバー部24は、前記後延部22bの下端と薄肉ヒンジ部26(
図4(b)参照)で連結されて、取着部22に対して可動可能、詳しくは左右方向(ボトムレール2の長手方向)に沿った軸中心に回動可能とされるとともに取着部22に対して一体成形されている。下側可動カバー部24は、後延部22bの下端と薄肉ヒンジ部26で直接連結された下壁部24a(
図4(b)参照)と、該下壁部24aの前面側から上方に延びる前面部24bとを有する。又、前面部24bの上端、言い換えると室内側の外表面を構成する壁部分の上端には、前記上側導出口23dと共に円形の導出口を構成するように上方から半円状に凹設された下側導出口24cが形成されている。
【0054】
又、上側可動カバー部23及び下側可動カバー部24の各前面部23b,24bには、それぞれ回動状態が閉状態(
図4(a)参照)で前記嵌合凸部22dが嵌合される嵌合溝27(
図4(b)中、下側可動カバー部24の嵌合溝27のみ図示)が形成されている。
【0055】
そして、操作コード5の一端部5aは、上側可動カバー部23及び下側可動カバー部24の少なくとも一方の回動状態が開状態で結び玉5bが導出口(上側導出口23d及び下側導出口24c)の内部側に配置される。そして、操作コード5の一端部5aは、上側可動カバー部23及び下側可動カバー部24の回動状態が共に閉状態(
図4(a)参照)とされて嵌合凸部22dが嵌合溝27に嵌合されることで、ボトムキャップ21に保持される。
【0056】
ここで、嵌合凸部22dと嵌合溝27は、操作コード5に通常の操作時に掛かる力を大きく超えるような予め設定された力が掛かると、前記嵌合が解除されて、操作コード5の一端部5aがボトムキャップ21(ボトムレール2)から離間した自由端となるように形成されている。尚、このとき、操作コード5に掛かる力の方向によって、上側可動カバー部23及び下側可動カバー部24の少なくとも一方の回動状態が開状態(
図4(b)参照)とされる。
【0057】
次に、上記した第三の実施形態の作用について説明する。
操作コード5の一端部5aがボトムキャップ21に保持された状態(
図4(a)参照)で、操作コード5を下方に引き下げて通常の操作を行うと、ボトムレール2(ボトムキャップ21)と共に操作コード5の一端部5aが上昇する。
【0058】
又、操作コード5に通常の操作時に掛かる力を大きく超えるような予め設定された力が掛かると、前記嵌合が解除されて上側可動カバー部23及び下側可動カバー部24の少なくとも一方の回動状態が開状態とされ、操作コード5の一端部5aがボトムキャップ21(ボトムレール2)から離間した自由端となる。
【0059】
次に、上記第三の実施形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)操作コード5を下方に引き下げて通常の操作を行うと、ボトムレール2(ボトムキャップ21)と共に操作コード5の一端部5aが上昇するため、例えば、操作コード5の一端部5aが床面に到達して美観を損なうといったことが防止される。
【0060】
又、操作コード5に通常の操作時に掛かる力を大きく超えるような予め設定された力が掛かると、前記嵌合が解除されて操作コード5の一端部5aがボトムキャップ21(ボトムレール2)から離間した自由端となるため、例えば、居住者の安全を確保したり機構の損傷を未然に防ぐことができる。即ち、ボトムキャップ21がフェイルセーフ機能を有することになる。
【0061】
そして、操作コードの途中に2つの部品からなるセーフティジョイントが設けられるものに比べて、例えば、横型ブラインド(日射遮蔽装置)の部品点数を低減することができる。又、操作コードの途中にセーフティジョイントが設けられるものに比べて、美観を向上させることができる。更に、操作コード5の一端部5aが自由端となっても、再度、上側可動カバー部23及び下側可動カバー部24の回動状態を閉状態(
図4(a)参照)として嵌合凸部22dを嵌合溝27に嵌合させることで、操作コード5の一端部5aが保持された状態に容易に復帰させることができる。
【0062】
(2)可動部としての上側可動カバー部23及び下側可動カバー部24は、取着部22に対して一体成形されるため、別体で成形した場合に比べて、更に部品点数を低減することができる。
【0063】
(3)保持された操作コード5が導出される導出口(上側導出口23d及び下側導出口24c)が、ボトムキャップ21の前面部(23b,24b)に設けられるため、操作コード5は前面部から室内側に突出し、例えば、導出口が側面部に設けられ操作コードが側面部から窓枠側に突出する場合のような窓枠との干渉を抑えることができる。
【0064】
(4)可動部は、上方で回動可能に設けられて開閉する上側可動カバー部23と上側可動カバー部23の下方で回動可能に設けられて開閉する下側可動カバー部24とを有する。よって、操作コード5に掛かる力の方向が上方であっても下方であっても、上側可動カバー部23及び下側可動カバー部24の少なくとも一方の回動状態が開状態とされ、操作コード5の一端部5aがボトムキャップ21から離間した自由端となり、例えば、居住者の安全を確保したり機構の損傷を未然に防ぐことができる。
【0065】
(第四の実施形態)
以下、本発明を具体化した第四の実施形態を
図5に従って説明する。
図5(a)(b)に示すボトムキャップ31は、ボトムレール2の端部に取着(外嵌)される取着部32と、該取着部32に対して嵌合可能な可動部としての下側可動カバー部33とを備える。
【0066】
取着部32は、樹脂材よりなり、ボトムレール2の端部に外嵌されることで取着可能な略四角筒状の筒状部32aと、前記筒状部32aから(ボトムレール2の長手方向に)延設された上側カバー部32bとを有する。
図5(b)に示すように、上側カバー部32bの下方には、開口部32cが形成されている。又、上側カバー部32bの前面部32d、言い換えると室内側の外表面を構成する壁部分には、前記開口部32cから連通して切り欠かれた上側導出口32eが形成されている。更に、上側カバー部32bの後面部32f(
図5(b)参照)、言い換えると室外側の外表面を構成する壁部分には、前記開口部32cから連通して切り欠かれた上側後方口32gが形成されている。尚、上側後方口32gは、前記上側導出口32eと同形状に形成され、ボトムキャップ31がボトムレール2の一端に取着される際と他端に取着される際とで上側導出口32eとの関係が逆になる。又、
図5(b)に示すように、上側カバー部32bの内部において、前記上側導出口32e及び前記上側後方口32gの各近傍位置には、開口部32c側に延びる挟持壁32hが形成されている。又、上側カバー部32bにおいて、開口部32cと上側導出口32eの間の連通部分、及び開口部と上側後方口32gの間の連通部分には、それぞれ嵌合溝34(
図5(b)中、開口部32cと上側導出口32eの間の連通部分の嵌合溝34のみ図示)が形成されている。
【0067】
下側可動カバー部33は、前記筒状部32aの下端と薄肉ヒンジ部35で連結されて、取着部32に対して可動可能、詳しくは前後方向に沿った軸中心に回動可能とされるとともに取着部32に対して一体成形されている。この下側可動カバー部33は、回動状態が閉状態(
図5(a)参照)で前記開口部32cを略閉塞する形状に形成されている。又、下側可動カバー部33には、回動状態が閉状態(
図5(a)参照)で前記上側導出口32eと共に導出口を構成するように突設された突設部33aと、回動状態が閉状態(
図5(a)参照)で前記上側後方口32gと共に後方口を構成するように突設された突設部33bとが形成されている。又、突設部33a,33bは、前記回動状態が閉状態(
図5(a)参照)で、それぞれ前記挟持壁32hとで前記操作コード5の一端部を挟持可能に形成されている。尚、本実施形態では、挟持壁32hと突設部33a,33bとが挟持部を構成している。又、突設部33a,33bには、前記回動状態が閉状態(
図5(a)参照)で前記嵌合溝34に嵌合される嵌合凸部33c(
図5(b)参照)が形成されている。
【0068】
そして、操作コード5の一端部5aは、下側可動カバー部33の回動状態が開状態(
図5(b)参照)で前記上側導出口32e又は上側後方口32gであって、本実施形態では上側導出口32eに配置されつつ上側カバー部32bの内部を横切るように配置される。そして、操作コード5の一端部5aは、下側可動カバー部33の回動状態が閉状態(
図5(a)参照)とされて、嵌合凸部33cが嵌合溝34に嵌合されるとともに、挟持壁32hと両突設部33a,33bとで挟持されることで、ボトムキャップ31に保持される。尚、操作コード5の一端部5aは、挟持壁32hと両突設部33a,33bとで挟持されなくてもよく、例えば、挟持壁32hと一方の突設部33aとで挟持されてボトムキャップ31に保持されるようにしてもよい。
【0069】
ここで、嵌合凸部33cと嵌合溝34は、操作コード5に通常の操作時に掛かる力を大きく超えるような予め設定された力が掛かると、前記嵌合が解除されて下側可動カバー部33の回動状態が開状態(
図5(b)参照)とされ、操作コード5の一端部5aがボトムキャップ31(ボトムレール2)から離間した自由端となるように形成されている。尚、本実施形態のボトムキャップ31は、上側導出口32e及び上側後方口32gが形成されることなどから、ボトムレール2の左右どちらの端部にも同様に取着可能とされている。よって、操作コード5をボトムレール2の左右のどちらに保持させる場合でも品番が1つのボトムキャップ31で対応可能とされている。又、このような共通化が不能となるが、前記上側後方口32gが形成されていない構成に変更してもよい。
【0070】
次に、上記した第四の実施形態の作用について説明する。
操作コード5の一端部5aがボトムキャップ31に保持された状態(
図5(a)参照)で、操作コード5を下方に引き下げて通常の操作を行うと、ボトムレール2(ボトムキャップ31)と共に操作コード5の一端部5aが上昇する。
【0071】
又、操作コード5に通常の操作時に掛かる力を大きく超えるような予め設定された力が掛かると、前記嵌合が解除されて下側可動カバー部33の回動状態が開状態(
図5(b)参照)とされ、操作コード5の一端部5aがボトムキャップ31(ボトムレール2)から離間した自由端となる。
【0072】
次に、上記第四の実施形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)操作コード5を下方に引き下げて通常の操作を行うと、ボトムレール2(ボトムキャップ31)と共に操作コード5の一端部5aが上昇するため、例えば、操作コード5の一端部5aが床面に到達して美観を損なうといったことが防止される。
【0073】
又、操作コード5に通常の操作時に掛かる力を大きく超えるような予め設定された力が掛かると、前記嵌合が解除されて操作コード5の一端部5aがボトムキャップ31(ボトムレール2)から離間した自由端となるため、例えば、居住者の安全を確保したり機構の損傷を未然に防ぐことができる。即ち、ボトムキャップ31がフェイルセーフ機能を有することになる。
【0074】
そして、操作コードの途中に2つの部品からなるセーフティジョイントが設けられるものに比べて、例えば、横型ブラインド(日射遮蔽装置)の部品点数を低減することができる。又、操作コードの途中にセーフティジョイントが設けられるものに比べて、美観を向上させることができる。更に、操作コード5の一端部5aが自由端となっても、再度、下側可動カバー部33の回動状態を閉状態(
図5(a)参照)として嵌合凸部33cを嵌合溝34に嵌合させるとともに挟持壁32hと突設部33a,33bとで操作コード5の一端部5aを挟持させることで、操作コード5の一端部5aが保持された状態に容易に復帰させることができる。
【0075】
(2)可動部としての下側可動カバー部33は、取着部32に対して一体成形されるため、別体で成形した場合に比べて、更に部品点数を低減することができる。
(3)保持された操作コード5が導出される導出口(上側導出口32e及び突設部33a)が、ボトムキャップ31の前面部(32d)に設けられるため、操作コード5は前面部(32d)から室内側に突出し、例えば、導出口が側面部に設けられ操作コードが側面部から窓枠側に突出する場合のような窓枠との干渉を抑えることができる。
【0076】
(4)取着部32及び下側可動カバー部33には、操作コード5の一端部5aを挟持するための挟持部(挟持壁32hと突設部33a,33b)が形成されるため、操作コード5の一端部5aに結び玉5b(
図2参照)を作る必要がない。
【0077】
(5)取着部32には、上側カバー部32bが設けられ、可動部は、上側カバー部32bの下方で回動可能に設けられて開閉する下側可動カバー部33とされるため、上方から見た美観が良好となる。
【0078】
(第五の実施形態)
以下、本発明を具体化した第五の実施形態を
図6に従って説明する。
図6(a)〜(c)に示すボトムキャップ41は、ボトムレール2の端部に取着(内嵌)される取着部としての取着部材42と、該取着部材42に対して嵌合可能な可動部としての嵌合部材43とを備える。
【0079】
取着部材42は、樹脂材よりなり、ボトムレール2の端部に内嵌されることで取着可能な略四角筒状に形成されている。取着部材42の前面部42a、言い換えると室内側の外表面を構成する壁部分における側端部(
図6(b)中、右側端部)には、導出口を構成する前面切り欠き溝42bが形成されている。尚、本実施形態では、取着部材42の後面部42c、言い換えると室外側の外表面を構成する壁部分における側端部(
図6(b)中、右側端部)にも、前面切り欠き溝42bと同形状の後面切り欠き溝42dが形成され、ボトムキャップ41を取着する向きを変更すると後面切り欠き溝42dと前面切り欠き溝42bとの関係が逆になる。又、
図6(a)に示すように、取着部材42の上面部42e及び下面部42fには、互いに対向する内側に半球状に突出する嵌合凸部42gが形成されている。
【0080】
嵌合部材43は、樹脂材よりなり、取着部材42の側端開口部を略覆いボトムキャップ41全体の外側面を構成する外側部43aと、外側部43aから内側(
図6(b)中、左側)に膨出し、前記取着部材42の内部に挿入可能な挿入部43bとを有する。
【0081】
図6(a)に示すように、挿入部43bには上方が開口した収容部43cが形成されている。又、挿入部43bの内側には、外部と前記収容部43cとを連通する連通孔43dが形成されている。又、挿入部43bの前面部43eには、挿入部43bの膨出方向(
図6(b)中、左右方向)に沿って延びる溝43fが形成されている。又、挿入部43bには、該挿入部43bが取着部材42の内部に挿入された状態で前記嵌合凸部42gが嵌合される嵌合凹部43g(
図6(a)中、上側の嵌合凹部43gのみ図示)が形成されている。
【0082】
そして、操作コード5の一端部5aは、連通孔43dを介して収容部43cの内部に挿入され、連通孔43dより大きい結び玉5bが形成されることでその抜け止めがなされて嵌合部材43に保持されている。そして、
図6(b)に示すように、嵌合部材43が取着部材42に嵌合された状態では、操作コード5は、前記溝43fを伝って前面切り欠き溝42bから外部(室内側)に導出される。
【0083】
ここで、前記嵌合凸部42gと嵌合凹部43gは、操作コード5に通常の操作時に掛かる力を大きく超えるような予め設定された力が掛かると、
図6(c)に示すように、前記嵌合が解除されて操作コード5の一端部5aが嵌合部材43と共に取着部材42(ボトムレール2)から離間した自由端となるように形成されている。尚、本実施形態のボトムキャップ41は、前面切り欠き溝42b及び後面切り欠き溝42dが形成されることなどから、ボトムレール2の左右どちらの端部にも同様に取着可能とされている。よって、操作コード5をボトムレール2の左右のどちらに保持させる場合でも品番が1つのボトムキャップ41で対応可能とされている。又、前記後面切り欠き溝42dが形成されていない構成に変更してもよい。
【0084】
次に、上記した第五の実施形態の作用について説明する。
操作コード5の一端部5aが嵌合部材43に保持され、嵌合部材43が取着部材42に嵌合された状態で、操作コード5を下方に引き下げて通常の操作を行うと、ボトムレール2(ボトムキャップ41)と共に操作コード5の一端部5aが上昇する。
【0085】
又、操作コード5の一端部5aが嵌合部材43に保持され、嵌合部材43が取着部材42に嵌合された状態で、操作コード5に通常の操作時に掛かる力を大きく超えるような予め設定された力が掛かると、前記嵌合が解除されて操作コード5の一端部5aが嵌合部材43と共に取着部材42(ボトムレール2)から離間した自由端となる。
【0086】
次に、上記第五の実施形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)操作コード5を下方に引き下げて通常の操作を行うと、ボトムレール2(ボトムキャップ41)と共に操作コード5の一端部5aが上昇するため、例えば、操作コード5の一端部5aが床面に到達して美観を損なうといったことが防止される。
【0087】
又、操作コード5に通常の操作時に掛かる力を大きく超えるような予め設定された力が掛かると、
図6(c)に示すように、前記嵌合が解除されて操作コード5の一端部5aが嵌合部材43と共に取着部材42(ボトムレール2)から離間した自由端となるため、例えば、居住者の安全を確保したり機構の損傷を未然に防ぐことができる。即ち、ボトムキャップ41がフェイルセーフ機能を有することになる。
【0088】
そして、操作コードの途中に2つの部品からなるセーフティジョイントが設けられるものに比べて、例えば、横型ブラインド(日射遮蔽装置)の部品点数を低減することができる。又、操作コードの途中にセーフティジョイントが設けられるものに比べて、美観を向上させることができる。更に、操作コード5の一端部5aが自由端となっても、再度、取着部材42に嵌合部材43を嵌合させることで、操作コード5の一端部5aが保持された状態に容易に復帰させることができる。
【0089】
(2)可動部としての嵌合部材43は、取着部としての取着部材42に対して別体で成形され、操作コード5の一端部5aが保持されるため、取着部材42と嵌合部材43の嵌合が解除された際でも嵌合部材43が紛失するといったことが防止される。即ち、嵌合部材が取着部材に対して別体で成形され操作コード5の一端部5aが保持されない構成とすると、前記嵌合が解除された際に嵌合部材が落下するとともに転がる等して紛失する虞があるが、これを回避することができる。
【0090】
(3)保持された操作コード5が導出される導出口としての前面切り欠き溝42bが、嵌合部材43(ボトムキャップ1)の前面部43eに設けられるため、操作コード5は前面部43eから室内側に突出し、例えば、導出口が側面部に設けられ操作コードが側面部から窓枠側に突出する場合のような窓枠との干渉を抑えることができる。
【0091】
上記各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態の各嵌合は、圧入による嵌合に変更してもよい。
・上記各実施形態の各ボトムキャップ1,11,21,31,41を構成する部材は、それぞれ樹脂材よりなるとしたが、これに限定されず、例えば、第一の実施形態の取着部材3等を他の材料(例えば、金属)より構成してもよい。
【0092】
・上記各実施形態では、操作コード5が導出される導出口がボトムキャップ1,11,21,31,41の前面部に設けられるとしたが、これに限定されず、例えば、導出口がボトムキャップの側面部に設けられた構成に変更してもよい。
【0093】
・上記第一の実施形態では、取着部材3は、ボトムレール2の端部に外嵌されるものとしたが、これに限定されず、ボトムレール2の端部に内嵌されるものに変更してもよい。
・他の例を
図7に従って説明する。
図7に示すように、ボトムキャップ51は、ボトムレール2の端部に取着(外嵌)される筒状の取着部52を備える。又、ボトムキャップ51には、下方が開口した収容凹部53が形成され、該収容凹部53の底(上壁の下面)には下方に延びる弾性壁54が形成されている。弾性壁54は、前後方向に沿って長く形成され、左右方向(ボトムレール2の長手方向)に倒れるように可撓性を有する。又、弾性壁54と、該弾性壁54と対向する収容凹部53の内壁面には、それぞれ上下方向に延びる突起部55が前後方向複数突設されている。尚、対向する突起部55の間隔は操作コード5の直径よりも小さく設定されている。又、ボトムキャップ51の前面部56と後面部57には、それぞれ外部と収容凹部53の内部とを連通する開口58,59が形成されている。
【0094】
そして、操作コード5の一端部5aは、対向する突起部55が離間する方向に弾性壁54が撓められた(治具等にて外力が加えられた)状態で、前記開口58又は開口59、及び対向する突起部55間を通るように配置され、前記弾性壁54の撓みを戻す(外力を非入力とする)ことで突起部55に挟持されてボトムキャップ51に保持されている。
【0095】
ここで、弾性壁54や突起部55は、操作コード5に通常の操作時に掛かる力を大きく超えるような予め設定された力が掛かると、操作コード5の一端部5aが前記開口58,59及び対向する突起部55間から抜けてボトムキャップ51(ボトムレール2)から離間した自由端となるように形成されている。
【0096】
このようにしても、操作コード5の一端部5aが床面に到達して美観を損なうといったことが防止される。又、例えば、居住者の安全を確保したり機構の損傷を未然に防ぐことができる。即ち、ボトムキャップ51がフェイルセーフ機能を有することになる。そして、操作コードの途中に2つの部品からなるセーフティジョイントが設けられるものに比べて、例えば、横型ブラインド(日射遮蔽装置)の部品点数を低減することができる。又、操作コードの途中にセーフティジョイントが設けられるものに比べて、美観を向上させることができる。
【0097】
・他の例を
図8に従って説明する。
図8(a)(b)に示すように、ボトムキャップ61は、ボトムレール2の端部に取着(外嵌)される筒状の取着部材62と、該取着部材62に対してスライド移動可能なスライダ部材63とを備える。
【0098】
取着部材62は、ボトムレール2の端部に外嵌されることで取着可能な略有底四角筒状の有底筒状部62aと、前記有底筒状部62aの底部62bから有底筒状部62aの筒部とは反対方向に延びる収容筒部62cとを有する。又、収容筒部62cの前面部と後面部には、それぞれ外部と収容筒部62cの内部とを連通する開口62dが形成されている。
【0099】
スライダ部材63は、前記収容筒部62cに対して挿入可能な略四角柱状に形成され、該収容筒部62c内を挿入方向に沿ってスライド移動可能に設けられ、前記底部62bにばね64を介して連結されている。又、スライダ部材63には前後方向に貫通する挿通孔63aが形成されている。そして、前記ばね64は、外力が加わっていない状態で、前記挿通孔63aが前記開口62dよりも外部側(
図8中、右側)にずれて配置されるように、その長さが設定されている。
【0100】
そして、操作コード5の一端部5aは、ばね64の弾性力に抗してスライダ部材63が収容筒部62cの内部側に押し込まれた(指等にて外力が加えられた)状態で、前記開口62d及び挿通孔63aを通るように配置される。そして、スライダ部材63の外力を非入力とすることで、ばね64の弾性力にて開口62dと挿通孔63aで挟持されてボトムキャップ61に保持されている。
【0101】
ここで、開口62d、挿通孔63a、及びばね64は、操作コード5に通常の操作時に掛かる力を大きく超えるような予め設定された力が掛かると、操作コード5の一端部5aが前記開口62d及び挿通孔63aから抜けてボトムキャップ61(ボトムレール2)から離間した自由端となるように形成されている。
【0102】
このようにしても、操作コード5の一端部5aが床面に到達して美観を損なうといったことが防止される。又、例えば、居住者の安全を確保したり機構の損傷を未然に防ぐことができる。即ち、ボトムキャップ61がフェイルセーフ機能を有することになる。又、操作コードの途中にセーフティジョイントが設けられるものに比べて、美観を向上させることができる。