(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0047】
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、以下に示す図面において、同一の部材または相当する部材間には同一の参照符号を付するものとする。また、部材のサイズおよび形状は、説明の便宜のため、変形または誇張して模式的に表す場合がある。
【0048】
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る食生活管理装置100の全体構成を示す図である。
図2は、
図1に示される箸置き102の構成を示すブロック図である。
図3は、
図1に示される咀嚼回数計測装置103の構成を示すブロック図である。
図4は、食生活に関する目標値の設定方法を説明するための箸置き102の拡大図である。
【0049】
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る食生活管理装置100は、飲食物を口に運ぶ箸(飲食用具、飲食物運搬用部材)101と、箸101を食事途中に載置するために使用される箸置き(飲食用具、飲食物運搬用部材載置具)102と、食事の際にユーザ(食事者)が食物を噛む回数(咀嚼回数)を測定するための咀嚼回数計測装置103と、を備えている。
【0050】
図2に示すように、箸置き102は、食生活情報発信部1と、食生活情報処理部2と、表示出力部(出力部)3と、音声出力部(出力部)4と、を備えている。
【0051】
食生活情報発信部1は、箸置き102上に箸101が置かれたことを検知する箸検知部(検知手段)11を有している。箸検知部11としては、箸101の荷重を検知するもの、箸101に金属部材(図示せず)を配設して該金属部材を検知するもの、箸101の存在を光学的に検知するもの等、種々のものが使用され得る。
【0052】
なお、箸置き102における箸101が置かれる部分は、例えばアルコール等で洗浄可能な材料で密閉構造に形成されていることが、美観および信頼性の観点から好ましい。また、箸101の検知に支障がない場合には、箸置き102における箸101が置かれる部分の上面に使い捨て可能なシートを敷くようにすると、汚れを防止できる点で好ましい。
【0053】
箸置き102上に箸101が置かれたことの検知情報は、ユーザの食生活に関する情報である食生活情報の一つに相当する。この検知情報により、箸101が箸置き102上に載置されている時間(箸置き時間)と、載置されていない時間(箸持ち時間)とが算出可能となる。
【0054】
また、食生活情報発信部1は、ユーザの食生活情報を食生活情報処理部2に伝達するための発信側接続端子12を有している。
【0055】
食生活情報処理部2は、食生活情報を収集して処理するとともに、箸置き102全体を統括制御する制御手段21を有している。制御手段21は、CPU(Central Processing Unit)とメモリとを備えており、メモリに展開された所定のプログラムを実行する。また、食生活情報処理部2は、記憶手段22と、操作部23と、処理側接続端子24と、近距離通信インタフェース25と、をさらに有している。
【0056】
記憶手段22は、過去所定期間(例えば2週間)内に処理された食生活情報に基づく情報を履歴情報として記憶する。この記憶保持される所定期間は、変更できるように構成されてもよい。ここで、記憶期間が所定期間を超えた食生活情報に基づく情報は、制御手段21により自動的に消去されるようになっている。
【0057】
操作部23は、ここでは2つのボタンA,B(
図4参照)を備えており、ボタンA,Bを使用して起動、停止、各種情報の設定、各種情報の表示、各種動作モードの設定等のユーザによる操作の受付けが可能となっている。
【0058】
処理側接続端子24は、ユーザの食生活情報を食生活情報発信部1から受信するための接続端子である。食生活情報処理部2は、ここでは発信側接続端子12と処理側接続端子24とを繋ぐリード線(有線、図示せず)により、食生活情報発信部1と情報伝達可能に構成されている。近距離通信インタフェース25は、近距離通信を行うためのインタフェースである。近距離通信として、ここでは赤外線通信が使用されている。但し、近距離通信は、ケーブル類を利用した有線通信、あるいは電波や赤外線を利用した無線通信のいずれであってもよい。
【0059】
表示出力部3は、各種情報に基づく画像の表示を行うディスプレイである。音声出力部4は、各種情報に基づく音声の出力を行うスピーカである。したがって、表示出力部3および音声出力部4は、食生活情報に基づく情報をユーザが認識可能な態様で出力することが可能である。なお、表示出力部3および音声出力部4の一方のみが備えられていてもよい。また、出力部として、各種情報に基づく画像の印刷を行う印刷出力部が備えられていてもよい。さらには、箸置き102に表示出力部3および音声出力部4の両方が無くてもよく、それらの代わりに、近距離インタフェース25を介して外部の情報通信端末5(
図10および
図12参照)と通信することにより、情報通信端末5の操作パネル53やスピーカ部55が表示出力部や音声出力部として使用されてもよい。
【0060】
図3に示すように、咀嚼回数計測装置103は、食生活情報発信部1aを備えており、食生活情報発信部1aは、咀嚼情報検知部(検知手段)13と、近距離通信インタフェース14と、を有している。咀嚼情報検知部13は、ユーザの咀嚼回数に応じた咀嚼情報を検知する。ここで、咀嚼情報は、ユーザの食生活に関する情報である食生活情報の一つに相当する。
【0061】
咀嚼情報検知部13としては、咀嚼運動に伴う下顎の動きを検知するもの、顎運動のための筋活動を検知するもの、咀嚼時の外耳道の変形や咀嚼音を検知するもの、ヘアバンドで側頭筋に装着された圧電素子の出力信号から特定の周波数成分を取り出して咀嚼信号を検知するもの等、種々のものが使用され得る。
【0062】
近距離通信インタフェース14は、近距離通信インタフェース25と同様のものである。咀嚼回数計測装置103の食生活情報発信部1aと箸置き102の食生活情報処理部2とは、近距離通信インタフェース14および近距離通信インタフェース25を介して、情報伝達可能に構成されている。
【0063】
図4に示すように、ユーザは、食生活管理装置100の箸置き102において、操作部23(ボタンA,Bの総称)を使用して、食生活に関する目標値の設定が可能となっている。ユーザは、例えば、ボタンAを長押しすることにより動作モードを設定モードに移行させ、ボタンBを操作することにより目標値を入力する。目標値としては、例えば、目標咀嚼回数(例えば一食当たり)、目標箸置き時間(例えば一食当たり)、許容される最大の連続箸持ち時間等が挙げられる。また、ユーザは、操作部23を操作することにより、動作モードを、食生活情報の収集・処理を実行する実行モード、目標値等の各種情報を設定する設定モード、食生活情報に基づく情報等の各種情報を表示させる表示モード、に順次移行させることができる。
【0064】
本実施形態に係る食生活管理装置100は、箸置き102上に箸101が置かれたことの検知情報、咀嚼情報等の食生活情報を収集して処理する食生活情報処理機能、食生活情報に基づく情報に応じて、食生活に関するアドバイスを含むナビゲーション情報をユーザに提供するナビゲーション機能、および過去所定期間内に処理された食生活情報に基づく情報を履歴情報として記憶するデータ蓄積機能を有している。なお、ユーザは、操作部23を操作することにより、例えばナビゲーション機能等の特定の機能を実行させないように設定することが可能となっている。
【0065】
以上のように構成された食生活管理装置100の動作について、
図5〜
図9を参照しながら説明する。
図5は、食生活管理装置100の動作の手順を示すフローチャートである。
図6は、食事途中における表示出力部3の表示内容の一例を示す箸置き102の拡大図である。
図7は、食事終了時における表示出力部3の表示内容の一例を示す箸置き102の拡大図である。
図8は、食事終了時における表示出力部3の表示内容の他の例を示す箸置き102の拡大図である。
図9は、食事終了時における表示出力部3の表示内容のさらに他の例を示す箸置き102の拡大図である。
【0066】
図5に示すように、箸置き102における食生活情報処理部2の制御手段21は、まず、ユーザの食事が開始されたか否かを判断する(ステップS1)。食事の開始は、例えば、ユーザが食生活情報の収集・処理の実行を開始させるための操作、ここでは実行モードにおいてボタンAを短く1回押す操作を行ったか否かによって判断される。食事がまだ開始されていないと判断された場合(ステップS1:No)、制御手段21はそのまま待機する。
【0067】
食事が開始されたと判断された場合(ステップS1:Yes)、食事時間の計測が行われる(ステップS2)。すなわち、制御手段21は、内蔵のタイマー(図示せず)により、食事開始からの経過時間を計測する。
【0068】
ステップS3では、箸置き時間の計測が行われる。すなわち、制御手段21は、食生活情報発信部1から、ユーザの食生活情報として、箸置き102上に箸101が置かれたことの検知情報を受信し、この検知情報に基づいて箸置き時間を計測する。
【0069】
ステップS4では、箸持ち時間の算出が行われる。すなわち、制御手段21は、ステップS2において計測された食事時間からステップS3において計測された箸置き時間を減算することにより箸持ち時間を算出する。
【0070】
ステップS5では、咀嚼回数の取得が行われる。すなわち、制御手段21は、咀嚼回数計測装置103から、ユーザの食生活情報として、ユーザの咀嚼回数に応じた咀嚼情報を受信し、この咀嚼情報に基づいて咀嚼回数を演算して取得する。
【0071】
そして、制御手段21は、食事中における食生活情報に基づく情報を表示出力部3に表示させる(ステップS6)。本実施形態では、食生活情報には、箸置き102上に箸101が置かれたことの検知情報、および咀嚼情報が含まれる。ここで、食生活情報に基づく情報とは、食生活情報、または食生活情報から導かれた情報をいう。
【0072】
図6に示すように、本実施形態では、表示出力部3には、咀嚼回数、箸持ち時間、および箸置き時間が表示され、刻一刻と変化する。ここで、ユーザに食生活管理装置100の使用方法を予め提示しておくことにより、箸持ち時間が、飲食物を口に運ぶことが多く飲食物をあまり噛んでいない時間に相当し、一方、箸置き時間が、飲食物を口に運ぶことを停止して飲食物を噛んでいることが多い時間に相当すると判断され得る。
【0073】
ステップS7では、ナビゲーション情報の出力が行われる。すなわち、制御手段21は、得られた食生活情報に基づく情報に応じて、食生活に関するアドバイスを含むナビゲーション情報をユーザに提供する。具体的には、制御手段21は、表示出力部3および音声出力部4の少なくとも一方にナビゲーション情報を出力させる。このようにすれば、ユーザは、ナビゲーション情報を得ることにより、例えば食事中に迅速に食生活を矯正することが可能となる。
【0074】
ナビゲーション情報としては、例えば、連続箸持ち時間が、予め設定されている許容される最大の連続箸持ち時間を超えた場合の、「箸を置いてください」とのメッセージが挙げられる。これは、箸101を箸置き102上に置いて飲食物をよく噛んでくださいとの意味であり、例えば「箸を置いてよく噛んでください」とのメッセージが出力されてもよい。また、箸置き時間、箸持ち時間、食事時間、咀嚼回数に応じて他のメッセージが出力されてもよい。また、咀嚼回数を増やすために、咀嚼するタイミングをナビゲーションするためのナビゲーション情報が出力されてもよい。この場合のナビゲーション情報の出力には、リズム、音楽、映像等の各種情報の音声や表示の出力が含まれる。
【0075】
なお、ステップS2〜S4とステップS5、およびステップS6とステップS7は、それぞれ、処理順番が逆にされてもよいし、同時に実行されてもよい。
【0076】
ステップS8では、制御手段21は、ユーザの食事が終了したか否かを判断する。食事の終了は、例えば、ユーザが食生活情報の収集・処理の実行を終了させるための操作、ここでは実行モードにおいてボタンAを再度短く1回押す操作を行ったか否かによって判断される。食事が終了していないと判断された場合(ステップS8:No)、制御手段21は、ステップS2に処理を戻し、ステップS2〜S8が繰り返される。
【0077】
食事が終了したと判断された場合(ステップS8:Yes)、食生活情報に基づく情報の保存が行われる(ステップS9)。すなわち、制御手段21は、食生活情報に基づく情報を記憶手段22に記憶する。本実施形態では、食事中の咀嚼回数合計、一食の食事時間合計、食事中の箸置き時間合計、および食事中の箸持ち時間合計が記憶手段22に記憶される。なお、食事時刻等の他の情報が記憶されてもよい。記憶手段22内の食生活情報に基づく情報は、履歴情報として、所定期間(例えば2週間)保存される。さらに、履歴情報として、例えば、夕食時刻が不規則である、等の情報が導かれて保存されてもよい。
【0078】
このようにすれば、ユーザは、記憶手段22に記憶されている食生活情報に基づく情報についての履歴情報に接することが可能となる。
【0079】
ステップS10では、制御手段21は、食事終了後における食生活情報に基づく情報を表示出力部3に表示させる。例えば
図7に示すように、表示出力部3に、一食の食事時間合計、および食事中の咀嚼回数合計が表示される。したがって、ユーザは、食事終了後において、自らの食生活を迅速かつ容易に確認することが可能となる。
【0080】
ステップS11では、制御手段21は、
図5の処理が終了したか否かを判断する。処理の終了は、例えば、ユーザが電源ボタン(図示せず)をオフにしたか否かによって判断される。処理が終了していないと判断された場合(ステップS11:No)、制御手段21は、ステップS10に処理を戻し、表示モードに移行して、ステップS10、S11が繰り返される。
【0081】
このとき、ユーザは、操作部23を操作することにより、表示出力部3に表示される表示内容を変更させることができる。例えば
図8に示すように、表示出力部3に、目標咀嚼回数達成度(%)、および目標箸置き時間達成度(%)が表示されてもよく、例えば
図9に示すように、食生活情報に基づく情報、例えば食事中の咀嚼回数合計がグラフで表示されてもよい。なお、
図9では、朝食、昼食、夕食における咀嚼回数合計が最近の複数日に亘って時系列的に表示されている。このように表示出力部3に表示される表示内容を複数種類の中から選択可能とされており、ユーザは、自らの食生活をより確実に確認できる。
【0082】
一方、ステップS11において処理が終了したと判断された場合(ステップS11:Yes)、制御手段21は、
図5の処理を終了する。
【0083】
前記したように、本実施形態に係る食生活管理装置100は、箸置き102上に箸101が置かれたことを検知する箸検知部11を有する食生活情報発信部1、および咀嚼回数計測装置103に設置される咀嚼情報検知部13を有する食生活情報発信部1aと、これらの食生活情報発信部1,1aと情報伝達可能に構成され、食生活情報を収集して処理する制御手段21を有する食生活情報処理部2と、を備えており、食生活情報発信部1および食生活情報処理部2が、飲食用具である箸置き102に設置されている。
【0084】
したがって本実施形態によれば、食事の際に必要となる飲食用具である箸置き102を使用して、ユーザの食生活情報が検知されるとともに、ユーザの食生活情報が収集されて処理される。したがって、ユーザは、自らの食生活に関して収集されて処理された情報を確実に取得することが可能となり、食生活改善のモチベーションを高めることができる。
すなわち、ユーザが自らの食生活を確実に確認でき、食生活の改善に繋げることができる食生活管理装置100を提供できる。
【0085】
また、食生活管理装置100は、表示出力部3および音声出力部4を備えている。これにより、食生活情報に基づく情報を例えば表示出力したり音声出力したりすることができる。したがって、ユーザは、自らの食生活を迅速かつ容易に確認することが可能となる。
【0086】
また、食生活情報処理部2は、過去所定期間内に処理された食生活情報に基づく情報を履歴情報として記憶する記憶手段22を有している。これにより、ユーザは、記憶手段22に記憶されている食生活情報に基づく情報についての履歴情報に接することが可能となる。したがって、ユーザは、自らの食生活を過去所定期間に亘って確実に確認でき、食生活をより改善することが可能となる。
【0087】
また、食生活情報処理部2は、食生活情報に基づく情報に応じて、食生活に関するアドバイスを含むナビゲーション情報をユーザに提供する。このようにすれば、ユーザは、ナビゲーション情報を得ることにより、例えば食事中に迅速に食生活を矯正することが可能となり、食生活をより改善することができる。
【0088】
また、ユーザは、箸置き時間と箸持ち時間とを確実に取得することが可能となる。したがって、箸持ち時間が、飲食物を口に運ぶことが多く飲食物をあまり噛んでいない時間に相当し、一方、箸置き時間が、飲食物を口に運ぶことを停止して飲食物を噛んでいることが多い時間に相当すると判断することができ、ユーザは、食事中において、自らの食生活を確実に確認することが可能となる。
【0089】
また、食事の際に必要となる箸置き102を使用して、ユーザの咀嚼回数に応じた咀嚼情報が検知されるとともに、ユーザの咀嚼回数が収集されて処理される。したがって、ユーザは、自らの食事の際の咀嚼回数が収集されて処理された情報を確実に取得することが可能となる。
【0090】
また、咀嚼回数計測装置103とともに、ユーザが食物を飲み込む動作を検知するマイクロフォンや歪みセンサ等の検知手段を喉の近傍に装着することも可能である。この場合、何回噛んだ後に食物を飲み込んだかという情報を検知することができ、箸置き102に箸101を置くことで1回の咀嚼回数をカウントする動作に代えて、食物を飲み込むまでの咀嚼回数のカウントが可能になる。したがって、当該回数を表示出力部3に表示させたり、当該回数が所定回数よりも少ない場合にその旨のメッセージを音声出力部3により音声出力させたりすることができる。また、ユーザは事前に箸置き102において食物を飲み込むまでの咀嚼回数の目標値を設定することができ、食物をよく噛んで食べる習慣づけが可能となる。
【0091】
なお、本実施形態に係る食生活管理装置100は、箸検知部11を有する食生活情報発信部1、および咀嚼情報検知部13を有する食生活情報発信部1aの両方を備えているが、それらの一方のみを備えるように構成されてもよい。
【0092】
〔第2の実施形態〕
図10は、本発明の第2の実施形態に係る食生活管理装置100aの全体構成を示す図である。
図11は、
図10に示される箸置き102aの構成を示すブロック図である。
図12は、
図10に示される情報通信端末5の構成を示すブロック図である。
次に、第2の実施形態に係る食生活管理装置100aについて、前記した第1の実施形態に係る食生活管理装置100と相違する点を説明する。
【0093】
図10に示すように、本発明の第2の実施形態に係る食生活管理装置100aは、さらにスマートフォン(多機能携帯電話)等の情報通信端末5を備えている点で、第1の実施形態と相違している。
【0094】
第2の実施形態では、第1の実施形態に係る食生活管理装置100の箸置き102(
図2参照)における食生活情報処理部2、表示出力部3、および音声出力部4の機能は、情報通信端末5によって実行される。また、第2の実施形態に係る箸置き102aは、第1の実施形態に係る箸置き102から情報通信端末5によって実行される機能に相当する構成が省略されたものとなっている。
【0095】
すなわち、
図11に示すように、箸置き102aは、食生活情報発信部1bと、操作部23aと、を備えている。食生活情報発信部1bは、箸検知部11と、近距離通信インタフェース14と、を有している。箸置き102aの操作部23aは、例えば食事の開始および終了時に使用される。
【0096】
図12に示すように、情報通信端末5は、制御手段51、記憶手段52、操作パネル53、マイク部54、スピーカ部55、カメラ部56、移動通信インタフェース57、および近距離通信インタフェース58を有している。
【0097】
制御手段51は、第1の実施形態の制御手段21と同様の機能を実行するとともに、情報通信端末5全体を統括制御する。記憶手段52は、記憶手段22と同様の情報を記憶するとともに、制御手段21と同様の機能を実行するためのプログラム(アプリケーション)を保存する。操作パネル53は、各種情報を表示し、または各種設定入力を行うためのタッチパネルであり、第1の実施形態の操作部23および表示出力部3と同様の機能を有する。マイク部54は、音声を入力するために使用される。スピーカ部55は、音声を出力するものであり、第1の実施形態の音声出力部4と同様の機能を有する。カメラ部56は、CCDイメージセンサ等の撮像素子により画像を読み取って画像データを得る。移動通信インタフェース57は、所定の周波数帯の電波を用いて移動通信網に接続して移動通信を行うためのインタフェースである。近距離通信インタフェース58は、近距離通信インタフェース25と同様のものである。
【0098】
箸置き102aの食生活情報発信部1bと情報通信端末5とは、近距離通信インタフェース14および近距離通信インタフェース58を介して、情報伝達可能に構成されている。ここでは、咀嚼回数計測装置103は、咀嚼情報を、箸置き102aを経由して情報通信端末5に送信するように構成されているが、情報通信端末5に直接送信するように構成されてもよい。
【0099】
このような第2の実施形態によっても、前記した第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。なお、情報通信端末5は、通常の携帯電話や、タブレット型コンピュータ、ノート型PC(パーソナルコンピュータ)等のコンピュータ、通信端末、表示端末などであってもよい。例えば、ファミリーレストランなどの注文用タブレット型操作パネルに信号を送り、食事中の記録データ(食生活情報)を表示出力させることも可能である。また、その注文用タブレット型操作パネルからレジ端末へ通信し、レシートに食事中の記録データ(食生活情報)をプリントアウトさせることも可能である。
【0100】
〔第3の実施形態〕
図13は、本発明の第3の実施形態に係る食生活管理装置100bの全体構成を示す図である。
図14は、
図13に示されるトレー104の構成を示すブロック図である。
図15は、
図13に示される飲料用容器105の構成を示すブロック図である。
次に、第2の実施形態に係る食生活管理装置100aについて、前記した第1の実施形態に係る食生活管理装置100と相違する点を説明する。
【0101】
図13に示すように、本発明の第3の実施形態に係る食生活管理装置100bは、さらに、トレー104、飲料用容器105、および情報通信端末5を備えている点で、第1の実施形態と相違している。
【0102】
第3の実施形態では、食生活情報発信部1c(
図14参照)が、飲食物を支持する飲食物支持具としてのトレー104に設置され、食生活情報発信部1d(
図15参照)が飲物を支持する飲食物支持具としての飲料用容器105に設置されている。
【0103】
また、第3の実施形態では、情報通信端末5は、箸置き102の食生活情報処理部2と情報伝達可能に構成され、食生活情報を含むユーザに関する情報の入力を受け付ける入力手段として使用される。ユーザは、情報通信端末5の操作パネル53を操作することにより、情報通信端末5を通じて、飲食物の献立(原材料)情報、エネルギー(カロリー、熱量)情報、成分情報等の食生活情報や、ユーザの性別、年齢、病気歴などのユーザ登録情報を入力することができる。なお、情報通信端末5の構成は、
図12に示す通りである。
【0104】
なお、食生活情報を含むユーザに関する情報は、情報通信端末5からトレー104等の食生活情報発信部を経由して箸置き102の食生活情報処理部2に送信されてもよい。また、食生活情報を含むユーザに関する情報は、箸置き102やトレー104等に有線で接続されたキーボード等の入力手段によって入力されてもよい。
【0105】
図13および
図14に示すように、トレー104は、食生活情報発信部1cと、表示部16(16a〜16cの総称)と、食品情報識別部材Cと、を備えている。食生活情報発信部1cは、飲食物情報検知部(検知手段)15と、近距離通信インタフェース14と、を有している。飲食物情報検知部15による検知情報は、ユーザの食生活に関する情報である食生活情報の一つに相当する。
【0106】
飲食物情報検知部15には、例えば、飲食物の質量を検知するための荷重センサ151と、飲食物の塩分濃度を検知するための塩分センサ152と、が含まれる。トレー104には、飲食物が分けて配置される複数(
図13では3つ)の凹部104a〜104cが形成されており、本実施形態では、各凹部104a〜104cの底部に、荷重センサ151と塩分センサ152とが設置されている。
【0107】
なお、飲食物情報検知部15は、荷重センサ151および塩分センサ152の一方であてもよい。また、飲食物情報検知部15の種類は、荷重センサ151および塩分センサ152に限定されるものではなく、例えば、糖度センサ、アルコール検出センサであってもよい。また、トレー104は、飲食物が配置される一つの凹部を備えた通常の皿であってもよく、この場合、一般に、複数の皿が使用される。
【0108】
表示部16a〜16cは、トレー104の各凹部104a〜104cの近傍にそれぞれ設置されている。表示部16a〜16cとしては、例えばLEDランプ等の表示灯が使用され得る。
【0109】
食品情報識別部材Cは、例えばバーコード等の識別子であり、例えば飲食物の献立(原材料)情報、エネルギー(カロリー、熱量)情報、成分情報等の食生活情報が含まれている。したがって、ユーザは、情報通信端末5のカメラ部56で食品情報識別部材Cを撮像することにより、食品情報識別部材Cに含まれる食生活情報を箸置き102に送信することが可能である。なお、食品情報識別部材Cは、バーコードに限られるものではなく、例えばICタグであってもよい。この場合、情報通信端末5にICタグの読取り手段を備えるようにして、これにより食品情報識別部材Cから食生活情報を読み取る必要がある。また、前記したように、ユーザは、情報通信端末5の操作パネル53から食生活情報を入力して箸置き102に送信できることは勿論である。
【0110】
図15に示すように、飲料用容器105は、食生活情報発信部1dを備えており、食生活情報発信部1dは、飲食物情報検知部15aと、近距離通信インタフェース14と、を有している。飲食物情報検知部15aによる検知情報は、ユーザの食生活に関する情報である食生活情報の一つに相当する。飲食物情報検知部15aには、例えばビール等の飲物の質量を検知するための荷重センサが含まれるが、例えばアルコール検出センサ等が含まれていてもよい。
【0111】
なお、飲料用容器105に飲食物情報検知部15aを設置する代わりに、グラス等の飲料用容器105の下に敷く飲食物支持具としてのコースター(図示せず)に飲食物情報検知部15aを設置することも可能である。そして、コースター上に飲料用容器105が置かれているか否かを光学センサや荷重センサ等により検知してその検知情報を箸置き102等へ送信する。このようにすれば、ユーザによるグラス等の飲料用容器105のコースター上からの持上げ、あるいはコースターへの載置の回数を検知でき、後記ステップS6において当該回数を表示出力部3に表示させたり、後記ステップS7において当該回数が所定回数よりも多い場合にその旨のメッセージを音声出力部3により音声出力させたりすることにより、アルコールの飲み過ぎを防止することができる。この場合に、飲むピッチが速くならないように、ユーザは事前に箸置き102においてグラスの持上げ回数や持上げ動作の時間間隔の目標値を設定することができ、それに合わせて飲むようなナビゲーションが可能となる。また、コースターに湯のみ茶碗等の飲料用容器105を置いて食事をする場合には、例えば1食でお茶を例えば10回に分けて飲むように、湯のみ茶碗の持上げ回数や持上げ動作の時間間隔の目標値を設定することができ、お茶を飲みながらゆっくりよく噛んで食べる習慣づけが可能となる。
【0112】
図16は、第3の実施形態に係る食生活管理装置100bの動作の手順を示すフローチャートである。
図16のステップS1〜S5、S8、S11は、
図5(第1の実施形態)のステップS1〜S5、S8、S11とそれぞれ同様であるため、その説明を省略する。
【0113】
ステップS5aでは、他の食生活情報の取得が行われる。すなわち、制御手段21は、トレー104および飲料用容器105から、ユーザの食生活情報として、トレー104および飲料用容器105に受容され支持されている飲食物に関する情報である飲食物情報を受信して取得する。
【0114】
ステップS6では、食事中における食生活情報に基づく情報が、表示出力部3に表示されるが、本実施形態では、食生活情報には、箸置き102上に箸101が置かれたことの検知情報、および咀嚼情報に加えて、飲食物情報が含まれる。例えば、トレー104および飲料用容器105からの検知情報に基づいて、食べた飲食物の質量、摂取したエネルギーの量、飲んだ飲物の量等が表示出力部3に表示され得る。
【0115】
ステップS7では、ナビゲーション情報の出力が行われるが、本実施形態では、箸置き時間、箸持ち時間、食事時間、咀嚼回数に応じたメッセージに加え、飲食物情報に応じたメッセージが出力され得る。
【0116】
ここでは、食べる順序をユーザに示すために、表示部16a〜16cのうち、食べるように指示する飲食物が配置される凹部に近い表示部が点灯されるようになっている。なお、ディスプレイ等の表示部が一つ設置され、表示部に表示された文字等によって食べる順序をユーザに示すように構成されてもよい。例えば、野菜から重点的に食べるダイエットプラグラムに従って、野菜が配置される凹部に近い表示部が点灯されてもよい。あるいは、各凹部104a〜104cに配置されている飲食物をユーザが少しずつ順番に食べるように、表示部16a〜16cが順番に繰り返し点灯されてもよい。
【0117】
また、トレー104に設置された荷重センサ151の検知情報に基づいて、トレー104に受容され支持されている飲食物の減少速度が速いと判断される場合、「早く食べ過ぎだよ」等のメッセージが出力されてもよい。また、塩分センサ152の検知情報に基づいてトレー104に受容され支持されている飲食物の塩分濃度が高いと判断される場合、「塩分は控えめにしてください」等のメッセージが出力されてもよい。また、飲料用容器105に設置された飲食物情報検知部15aの検知情報に基づいて、飲料用容器105でアルコール飲料を何杯も飲んでいると判断される場合、「飲み過ぎだよ」等のメッセージが出力されてもよい。さらに、ユーザの年齢に基づいてメッセージの内容を変えることも可能である。例えば、子供に対しては、遊びながらの食事を戒めて食事に集中させるために、食事を速くするためのメッセージが出力され、大人に対しては、ダイエットの観点から食事をゆっくりするためのメッセージが出力されてもよい。
【0118】
ステップS9では、制御手段21は、第1の実施形態における食生活情報に基づく情報に加えて、他の食生活情報としての飲食物情報に基づく情報、およびユーザ登録情報を記憶手段22に記憶する。記憶手段22内の食生活情報に基づく情報は、履歴情報として、所定期間(例えば2週間)保存される。さらに、履歴情報として、例えば、夕食に塩分の多い飲食物を食べることが多い、夕食は揚げ物を食べることが多い、夕食にあまり野菜を食べない、等の情報が導かれて保存されてもよい。
【0119】
ステップS10では、制御手段21は、第1の実施形態における食事終了後における食生活情報に基づく情報、および本実施形態における食事終了後における他の食生活情報としての飲食物情報に基づく情報を表示出力部3に表示させる。なお、第1の実施形態における食事終了後における食生活情報に基づく情報、および食事終了後における飲食物情報に基づく情報の一方が表示されてもよい。
【0120】
このように第3実施形態によれば、前記した第1の実施形態と同様の作用効果を奏することができることに加えて、以下の作用効果を奏する。
【0121】
すなわち、食事の際に必要となる飲食用具である例えばトレー104を使用して、ユーザは、食事の際に飲食する飲食物に関する情報である例えば飲食物の質量や塩分濃度等の飲食物情報が収集されて処理された情報を確実に取得することが可能となる。したがって、ユーザの飲食情報を確認でき、ユーザの食生活をより改善することが可能となる。
【0122】
また、ユーザは、入力手段としての情報通信端末5を通じて、飲食物の献立(原材料)情報、エネルギー(カロリー、熱量)情報、成分情報等の食生活情報や、ユーザの性別、年齢、病気歴などのユーザ登録情報を入力することができる。したがって、ユーザの食生活がより詳細に確認可能となるとともに、ユーザの食生活の改善に、より資することが可能となる。
【0123】
なお、本実施形態に係る食生活管理装置100bは、食生活情報発信部1,1a,1c,1dを備えているが、それらの少なくとも一つを備えるように構成されてもよい。
【0124】
〔第4の実施形態〕
図17は、本発明の第4の実施形態に係る食生活管理装置100cが適用された食生活管理システム200の全体構成を示す図である。
図18は、
図17に示される箸置き102bの構成を示すブロック図である。
図19は、
図17に示される着座部106の構成を示すブロック図である。
図20は、
図17に示されるマイクロフォン装置107の構成を示すブロック図である。
図21は、
図17に示される健康情報計測装置108の構成を示すブロック図である。
次に、第4の実施形態に係る食生活管理装置100cについて、前記した第3の実施形態に係る食生活管理装置100bと相違する点を説明する。また、食生活管理装置100cが適用された食生活管理システム200について説明する。
【0125】
図17に示すように、本発明の第4の実施形態に係る食生活管理装置100cは、さらに、着座部106、およびマイクロフォン装置107を備えている点で、第3の実施形態と相違している。また、食生活管理装置100cは、食生活管理システム200に含まれるものであり、食生活管理システム200は、食生活管理装置100cの外部に設置される外部装置として、健康情報計測装置108、PC109、サーバコンピュータ110、および医療機関111を備えて構成されている。
【0126】
図18に示すように、箸置き102bは、食生活情報発信部1と、食生活情報処理部2aと、表示出力部3と、音声出力部4と、を備えており、第3の実施形態(第1の実施形態も同様)とは、食生活情報処理部2aの構成が相違している。すなわち、食生活情報処理部2aは、制御手段21、記憶手段22、操作部23、処理側接続端子24、および近距離通信インタフェース25に加えて、マイク端子26、およびUSB(Universal Serial Bus)コネクタ(通信手段)27を有している。
【0127】
図19に示すように、着座部106は、食生活情報発信部1eを備えており、食生活情報発信部1eは、着座検知部(検知手段)17と、近距離通信インタフェース14と、を有している。着座検知部17は、食事中にユーザが座部に座っているか否かの着座情報を検知する。ここで、食事中の着座情報は、ユーザの食生活に関する情報である食生活情報の一つに相当する。着座検知部17としては、例えば荷重センサが使用され得る。
【0128】
図20に示すように、マイクロフォン装置107は、食生活情報発信部1fを備えており、食生活情報発信部1fは、マイク部(検知手段)18と、有線接続部19と、を有している。マイク部18は、食事中の音声情報を検知する。ここで、食事中の音声情報は、ユーザの食生活に関する情報である食生活情報の一つに相当する。
【0129】
食事中の音声情報は、有線接続部19に接続されているケーブル107a(
図17参照)を介して、マイク端子26(
図18参照)から食生活情報処理部2aに入力される。そして、食生活情報処理部2aの制御手段21は、食事中の音声情報の中で予め決められたキーワード、例えば「いただきます」や「ごちそうさま」等のキーワードの有無を判断する。
【0130】
図21に示すように、健康情報計測装置108は、ユーザの健康状態に関する情報である健康情報を計測する装置である。健康情報計測装置108としては、例えば体重計、体組成計(体重、BMI、体脂肪率、筋肉量、内蔵脂肪、基礎代謝量、推定骨量等を計測)、歩数計、血圧計、体温計、尿糖計、アルコールセンサ、ブレスチェッカ、催眠計、生体センサ等が挙げられる。
【0131】
健康情報計測装置108は、健康情報発信部60を備えており、健康情報発信部60は、健康情報検知部61と、近距離通信インタフェース62と、を有している。健康情報検知部61は、ユーザの健康情報を検知する。近距離通信インタフェース62は、近距離通信インタフェース25と同様のものである。
【0132】
図17に示すように、PC109は、食生活情報処理部2aからの情報を保存する保存手段(図示せず)を有している。箸置き2aのUSBコネクタ27をPC109のUSBポート(図示せず)に接続することにより、食生活情報処理部2aの記憶手段に記憶されている食生活情報、健康情報、ユーザ登録情報等の情報をPC109の保存手段に保存することが可能である。また、食生活情報、健康情報、ユーザ登録情報等の情報は、PC109から、インターネット等のネットワーク112を介してサーバコンピュータ110にアップロードすることが可能となっている。
【0133】
なお、情報通信端末5が食生活情報処理部2aからの情報を保存する機能を有していてもよい。この場合、情報通信端末5の記憶手段52(
図12参照)が食生活情報処理部2aからの情報を保存する保存手段に相当し、食生活情報処理部2aの近距離通信インタフェース25が外部装置として機能する情報通信端末5と通信するための通信手段に相当する。また、食生活情報、健康情報、ユーザ登録情報等の情報は、情報通信端末5から、移動通信網等のネットワーク113を介してサーバコンピュータ110にアップロードできるように構成されてもよい。
【0134】
サーバコンピュータ110は、食生活情報処理部2aからの食生活情報、健康情報、ユーザ登録情報等の情報を保存するデータベース110aを有している。このデータベース110aに保存される情報は、予め登録された会員のみアクセス可能とされている。この場合、例えば会員ごとにIDとパスワードが割り当てられる。また、予め登録された会員には、予め許可された医療機関111が含まれており、医療機関111は、インターネット等のネットワーク114を介してサーバコンピュータ110のデータベース110aに保存されている情報を閲覧することができる。なお、医療機関111の代わりに、あるいはこれに加えて保健所等の公共機関が、予め登録された会員に含まれていてもよい。
【0135】
図22は、第4の実施形態に係る食生活管理装置100cの動作の手順を示すフローチャートである。
図22のステップS1〜S5、S8、S11は、
図16(第3の実施形態)のステップS1〜S5、S8、S11とそれぞれ同様であるため、その説明を省略する。
【0136】
ステップS5aでは、他の食生活情報の取得が行われるが、本実施形態では、飲食物情報に加えて、食事中の着座情報、および食事中の音声情報が受信されて取得される。
【0137】
ステップS5bでは、健康情報の取得が行われる。すなわち、制御手段21は、健康情報計測装置108から、ユーザの健康情報を受信して取得する。
【0138】
ステップS6aでは、食事中における食生活情報に基づく情報、および健康情報に基づく情報が表示出力部3に表示される。なお、食事中における食生活情報に基づく情報、および健康情報に基づく情報の少なくとも一方が表示されてもよい。
【0139】
ステップS7では、ナビゲーション情報の出力が行われるが、本実施形態では、箸置き時間、箸持ち時間、食事時間、咀嚼回数に応じたメッセージ、飲食物情報に応じたメッセージに加え、食事中の着座情報、食事中の音声情報に応じたメッセージが出力され得る。例えば、食事中の着座情報からユーザが着座部106から所定時間以上離れていると判断される場合に、「席につきましょう」等のメッセージが出力され得る。
【0140】
ステップS9aでは、制御手段21は、飲食物情報を含む食生活情報に基づく情報、およびユーザ登録情報に加えて、さらに他の食生活情報としての食事中の着座情報に基づく情報および食事中の音声情報に基づく情報(キーワードの有無や発生頻度の情報)、および健康情報に基づく情報を記憶手段22に記憶する。
【0141】
ステップS10aでは、制御手段21は、食事終了後における食生活情報に基づく情報、および健康情報に基づく情報を表示出力部3に表示させる。なお、食事終了後における食生活情報に基づく情報、および健康情報に基づく情報の一方が表示されてもよい。
【0142】
このように第4実施形態によれば、前記した第3の実施形態と同様の作用効果を奏することができることに加えて、以下の作用効果を奏する。
【0143】
すなわち、食事の際に必要となる飲食用具である箸置き102を使用して、食事中の音声が検知されるとともに、食事中の音声の中で予め決められたキーワードの有無が判断される。したがって、例えば「いただきます」や「ごちそうさま」等のキーワードの有無を確認することにより、例えば子供の食事マナーの向上や食事の際の家族の団らんを促進することができる。なお、ステップS1の食事開始の判断が、例えば「いただきます」等の食事開始を示すキーワードの発声によって判断され、ステップS8の食事終了の判断が、例えば「ごちそうさま」等の食事終了を示すキーワードの発声によって判断されるように構成されてもよい。
【0144】
また、食事の際に必要となる飲食用具である箸置き102を使用して、食事中にユーザが着座部106に座っているか否かが検知される。したがって、例えば子供がしっかり座って食事をしているか否かを確認することができ、食事中に子供が動きまわることがないようにチェックすることが可能となる。
【0145】
また、食生活情報処理部2aは、食生活管理装置100cの外部に設置される外部装置としてのPC109および情報通信端末5と通信するための通信手段としてのUSBコネクタ27および近距離通信インタフェース25を有している。このようにすれば、食生活情報処理部2aは、PC109や情報通信端末5と通信して、各種の情報を授受することが可能となる。
【0146】
また、食生活情報処理部2aは、例えば体重計、体組成計、歩数計等の健康情報計測装置108から受信した健康情報を収集して処理することができる。したがって、例えば飲食物の摂取量、歩数計測値等のエネルギー消費量、体重、BMI、体脂肪率等を比較することが可能となり、ユーザの食生活の改善に、より資することが可能となる。
【0147】
また、食生活情報処理部2aは、表示出力部3に、食生活情報に基づく情報と健康情報に基づく情報とを同時に表示出力させ得る。したがって、ユーザは、食生活情報に基づく情報と健康情報に基づく情報とを同時に容易に確認でき、ユーザの食生活の改善に、より資することが可能となる。
【0148】
また、PC109や情報通信端末5に食生活情報処理部2aからの情報を保存することができるため、ユーザは、PC109や情報通信端末5を用いて、例えば過去の食生活情報に基づく情報等についての履歴情報に接することが可能となる。したがって、ユーザは、自らの食生活を過去に遡って確実に確認でき、食生活をより改善することが可能となる。
【0149】
また、会員がアクセス可能なサーバコンピュータ110に食生活情報処理部2aからの情報を保存することができるため、ユーザは、会員となることによりサーバコンピュータ110にアクセスして、例えば過去の食生活情報に基づく情報等についての履歴情報に接することが可能となる。したがって、ユーザは、サーバコンピュータ110にアクセス可能であれば何時でも何処でも自らの食生活を過去に遡って確実に確認でき、食生活をより改善することが可能となる。
【0150】
また、予め登録された会員には、予め許可された医療機関111や公共機関が含まれる。したがって、ユーザは、予め許可された医療機関111や公共機関に出向くことにより、医師や栄養士等の専門家から適確な指導を受けることができ、食生活をより確実に改善することが可能となる。
【0151】
なお、本実施形態に係る食生活管理装置100cは、食生活情報発信部1,1a,1c,1d,1e,1fを備えているが、それらの少なくとも一つを備えるように構成されてもよい。
【0152】
以上、本発明について実施形態に基づいて説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【0153】
例えば、箸置き102に設置されている食生活情報発信部1,1bは、箸101に設置されていてもよい。この場合、例えば、箸101に加速度センサを設置し、ユーザが箸101を持っているときには所定値以上の加速度が検知され、ユーザが箸101を箸置き102に置いているときには加速度が所定値より小さく殆ど検知されないことを利用することによって、箸置き102上に箸101が置かれたことを検知することができる。
【0154】
また、箸101に代えて、カトラリー(ナイフ、フォーク、スプーン)等の飲食物運搬用部材が使用されてもよく、箸置き102に代えて、カトラリーレスト(カトラリー置き)が使用されてもよい。
【0155】
また、前記実施形態に係る食生活管理装置100,100a〜100cは、各家庭に設置されることを想定しているが、本発明はこのような形態での実施に限定されるものではない。例えば、食生活管理装置100,100a〜100cを設置した食育レストランを開設し、ユーザが食事の記録データ(食生活情報)をレジ端末でプリントアウト(印刷出力)、あるいは情報通信端末5にデータを転送してもらって取得するような形態で実施することも可能である。