(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記スイッチブロックのスイッチが変更される時、前記制御器は、前記電流源の制御量を変更して階段波電流が前記発光ブロックに供給されるようにすることを特徴とする請求項1に記載の変調指数が改善されたLED照明装置。
前記交流電圧が遮断されれば、前記コンデンサを前記LEDブロックと分離することにより、前記コンデンサからLEDブロックに電流が供給されることを遮断する遮断回路をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の変調指数が改善されたLED照明装置。
前記スイッチブロックのスイッチは、前記LEDブロックに直列に連結されるか、並列に連結されるか、あるいは、直列及び並列の混合式に連結されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の変調指数が改善されたLED照明装置。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、添付された図面を参照して、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
【0023】
ただし、添付された図面で同一の構成要素は、なるべく同一の符号で示していることに留意されたい。
【0024】
また、以下で説明される本明細書及び請求範囲に使用された用語や単語は、通常の又は辞書的な意味で限定して解釈してはならず、本発明の技術的思想に符合する意味および概念に解釈されなければならない。
【0025】
また、本発明の要旨を不必要に曖昧にすると判断される公知の構成および機能に対する詳細な説明は省略する。
【0026】
以下で説明する本発明の核心概念は、スイッチによって電流の流れが制御されるLEDブロックにコンデンサを並列に付加したことである。したがって、LEDブロックが交流電源から直接電流の供給を受けることができない場合には、並列連結されたコンデンサから電流の供給を受けて、LEDブロックが点灯されるようにする。
【0027】
これにより、すべてのLEDブロックが同時に点灯されないことを防止することによって、変調指数が改善されたLED照明装置を提供する。また、電源電流を制限する電流源を採択することにより、LEDを保護するとともに、高力率を達成する。
【0028】
以下、
図3及び
図4を参照して、本発明に係る変調指数が改善されたLED照明装置を詳細に説明する。
【0029】
図3は、本発明に係る変調指数が改善されたLED照明装置回路図の一例である。
【0030】
図3のように本発明は、交流電圧を提供する交流電源1と、前記交流電圧を整流する整流回路2、及び負荷の第1のLEDブロック1a〜第4のLEDブロック4aを含む。
【0031】
特に、LEDブロックにそれぞれ並列に連結された第1のコンデンサ1c〜第4のコンデンサ4cと、前記コンデンサの放電時にLEDブロックには電流が流れ、他の回路には電流が流れないように制限する第1の放電防止ダイオード1d〜第4の放電防止ダイオード4dとを含む。
【0032】
また、各LEDブロックに流れた電流をバイパスさせる第1のバイパススイッチ1s〜第4のバイパススイッチ4sと、電源電流量を制限する電流源CLとを含む。各LEDブロックと電流源CLは、全部直列に連結され、整流電圧Vrectと接地Vssの間に連結される。
【0033】
ここで、第1のLEDブロック1aと、第1の放電防止ダイオード1dと、第1のコンデンサ1cとを含む回路を「第1の発光ブロック」という。同じ方式で残りは、それぞれ「第2の発光ブロック」、「第3の発光ブロック」、及び「第4の発光ブロック」という。
【0034】
一般化して表現すれば、第NのLEDブロックNaと、第Nの放電防止ダイオードNdと、第NのコンデンサNcとを含む回路を「第Nの発光ブロック」と称する。また、互いに直列連結された「第1の発光ブロック」から「第Nの発光ブロック」を負荷という。
【0035】
このとき、第1のLEDブロック1a〜第4のLEDブロック4aは、各々1つ以上のLEDで構成され、複数のLEDが直列、並列、または、直/並列の配列で構成されてもよい。各LEDブロックは、広く知られた公知技術で構成することができるので、より詳細な説明は省略する。
【0036】
また、制御器(図示せず)を含むことが好ましい。制御器は、交流電圧と同一の位相の正弦波信号を発生させる。発生した正弦波信号は、整流(陰電圧を陽電圧に変換)及び大きさが調節されて電流量の調節信号Csinになる。調節信号Csinは、電源電流量を制限する電流源CLに供給される。
【0037】
制御器が交流電圧と同一の位相の正弦波信号を発生する理由は、交流電源1から供給される交流電流が交流電圧と同一の位相であり、その形態は、正弦波であれば、力率が改善されるためである。
【0038】
電流源CLは、前記制御器から提供された調節信号Csinに相応する電流を供給する条件を満たされれば(すなわち、負荷に十分な電流が流れれば)、電流源CLの両端に電圧降下を誘発して負荷の両端電圧を減らし、負荷電流が要請された水準に流れるようにする。
【0039】
その反面、条件を満たさなければ(すなわち、負荷に流れる電流が要請電流よりも低ければ)、電流源CLの両端電圧を最小(すなわち、電流源の飽和電圧)にし、負荷が流すことができる最大の電流が流れるようにする。
【0040】
すなわち、瞬時整流電圧が設計値よりも高く供給されれば、余剰電圧は電流源CLの両端にかかり、負荷には設計電圧がかかるようにして、負荷電流は、電流源CLによって制限される。
【0041】
前記電流源CLの動作に対するさらに詳細な説明は、本発明者が出願した韓国特許第10−1110380号にさらに詳細に説明されている。
【0042】
以下、
図4を参照して、本発明に係る変調指数が改善されたLED照明装置について説明する。
【0043】
以下で説明する変調指数(「パーセントフリッカー」ともいう)は、瞬時光放出量の最大値と最小値を使用して計算され、数学式[(最大値−最小値)/(最大値+最小値)×100]を使用する。このような変調指数は、本発明者が出願した韓国特許出願第10−2012−0045950号(韓国特許第10−1205121号)にさらに詳細に説明されている。
【0044】
まず、整流電圧の上昇区間(すなわち、電圧位相0度〜90度の間)における回路動作を説明する。
【0045】
図4において、第1のバイパススイッチ1sが開放されているので、前記第1の発光ブロックには電源電流が直接供給される。電源電流は、第1の放電防止ダイオード1dを通過した後、第1のコンデンサ1cを充電する電流と、第1のLEDブロック1aを通過して次の発光ブロックに供給される電流とに分けられる。
【0046】
このとき、電圧の位相が増加することによって整流電圧が続けて増加するので、第1のコンデンサ1cに続けて電流が充電され、第1のコンデンサ1cの電圧も続けて上昇するようになる。また、電圧位相90度で第1のコンデンサ1cが最大に充電されるので、第1のコンデンサ1cの両端電圧も最大になる。[第1の放電防止ダイオード1dの電流=第1のコンデンサ1cの充電電流+第1のLEDブロック1aの電流]
【0047】
図4において、第2のバイパススイッチ2sは接続されているので、第1の発光ブロックを通過した電流は、第2の発光ブロックをバイパスする。また、既に第2のコンデンサ2cに充電されていた電流は、並列に連結された第2のLEDブロック2aを介して放電される。したがって、電源電流が直接供給されなくても、第2のLEDブロック2aが点灯される。
【0048】
このとき、第2の放電防止ダイオード2dは、第2のコンデンサ2cの放電電流が第2のスイッチ2sを介して放電せず、並列に連結された前記第2のLEDブロック2aを介してのみ流れるようにする役割をする。
【0049】
仮に、第2の放電防止ダイオード2dがなければ、第2のコンデンサ2cは、第2のバイパススイッチ2sを介して速く放電される。[第2のダイオード2dの電流=0、第2のコンデンサ2cの放電電流=第2のLEDブロック2aの電流]
【0050】
すなわち、第2のコンデンサ2cの放電電流が、並列連結された第2のLEDブロック2aには流れることができるが、第2のバイパススイッチ2sを通じて他の回路には流れないように回路が構成される。
【0051】
第2のLEDブロック2aの閾値電圧以下では、電流が微弱に流れるので、第2のコンデンサ2cの放電も微弱であり、結果的には、第2のコンデンサ2cの電圧変動も微弱である。要約すれば、電源電流が直接供給されない時、LEDブロックに電流を供給するコンデンサの最小電圧は、LEDブロックの閾値電圧である。
【0052】
以下、整流電圧の下降区間(すなわち、電圧位相90度〜180度の間)における回路動作を説明する。
【0053】
図4において、第3のバイパススイッチ3sが開放されているので、第3の発光ブロックには電源電流が直接供給される。電源電流は、第3の放電防止ダイオード3d及び第3のLEDブロック3aを通過して、次の発光ブロックに供給される。
【0054】
また、電圧の位相が増加することによって整流電圧は続けて減少するので、第3のコンデンサ3cは、並列に連結された第3のLEDブロック3aを介して放電し、第3のコンデンサ3cの電圧は減少する。[第3のLEDブロック3aの電流=第3のコンデンサ3cの放電電流+第3の放電防止ダイオード3dの電流]
【0055】
図4において、第4のバイパススイッチ4sは接続されているので、第3の発光ブロックを通過した電流は、第4の発光ブロックをバイパスする。また、第4のコンデンサ4cに充電されている電流は、第4のLEDブロック4aを介して放電される。したがって、電源電流が直接供給されなくても、第4のLEDブロック4aが点灯される。
【0056】
このとき、第4の放電防止ダイオード4dは、第4のコンデンサ4cの放電電流が第4のスイッチ4sを介して放電されず、並列に連結された第4のLEDブロック4aを介してのみ流れるようにする役割を行う。
【0057】
仮に、第4の放電防止ダイオード4dがなければ、第4のコンデンサ4cは、第4のバイパススイッチ4sを介して速く放電される。
【0058】
すなわち、第4のコンデンサ4cの放電電流が、並列連結された第4のLEDブロック4aには流れることができるが、第4のバイパススイッチ4sを通じて他の回路には流れないように回路が構成される。
【0059】
第4のLEDブロック4aの閾値電圧以下では、電流が微弱に流れるので、第4のコンデンサ4cの放電も微弱であり、結果的に第4のコンデンサ4cの電圧変動も微弱である。要約すれば、電源電流が直接供給されない時、LEDブロックに電流を供給するコンデンサの最小電圧は、LEDブロックの閾値電圧である。
【0060】
上述したように本発明は、LEDブロックに電源電流が直接供給されなくても、LEDブロックに並列に連結されたコンデンサによって電流が供給される。すなわち、従来の技術では、LEDブロックに電源電流供給が遮断されれば、光放出発生が0になって変調指数が100%であるが、本発明は、電流が続けて供給されるので変調指数が改善される。
【0061】
(実施例1)
本発明の第1実施例は、具体的な値でコンピュータ模擬試験したものである。
【0062】
試験は、
図4回路において交流電源1は、110Vac、50Hzであり、電流源CLは、瞬時最大値が60mAの正弦波になるように設定し、第1のコンデンサ1c〜第4のコンデンサ4cは、10uFを使用した。
【0063】
そして、第1のLEDブロック1a〜第4のLEDブロック4aは、全部同一に構成した。第1のLEDブロック1aと第1の放電防止ダイオード1dを直列連結したものの電流−電圧特性は、[表1]の通りである。これは、順方向電圧32.22V(@20mA)で白色LED10個を直列連結したものと類似する。
【0065】
電流が1mA流れる時、電圧と表現された閾値電圧は、25.85Vである。
【0066】
特に、電流60mAが流れる時、順方向電圧が34.63Vであるので、スイッチの変更は、36Vの倍数で行うように設定した。
【0067】
すなわち、1)整流電圧0〜36Vまでは、第1のLEDブロック1aに電源電流が直接供給されるように第1のスイッチ1sを開放し、残りのスイッチは接続した。この場合、結論的に第1のスイッチ1sは、常に開放される。
【0068】
2)整流電圧36V以上〜72V未満では、2つのLEDブロックを点灯することができないので、スイッチの変更はない。すなわち、第1のスイッチ1sのみが開放された状態を維持する。
【0069】
3)整流電圧が72Vを通過して上昇する時、直ちに第2のスイッチ2sを開放し、2つのLEDブロックに電源電流が直接供給されるようにする。すなわち、第1のLEDブロック1a及び第2のLEDブロック2aに電源電流を供給する。
【0070】
4)整流電圧が108Vを通過して上昇する時、直ちに第3のスイッチ3sを開放し、3つのLEDブロックに電源電流が直接供給されるようにする。すなわち、第1のLEDブロック1a〜第3のLEDブロック3aに電源電流を供給する。
【0071】
5)交流電圧が100Vacであり、整流最大電圧は141.4Vであるので、4つのLEDブロックを駆動(144V=36×4)するには、整流電圧が低い。したがって、第4のスイッチ4sは、常に接続された状態を維持する。
【0072】
整流電圧が108V及び72Vを通過して下降する時(すなわち、電圧位相90度〜180度の区間)は、逆に第3のスイッチ3s及び第2のスイッチ2sをそれぞれ接続する。
【0073】
整流電圧が30V、36V、72V及び108Vを通過する時の電源電流(正弦波の設計電流)、電源電圧位相、電圧位相90度以前の通過時刻、電圧位相90度以上の通過時刻を、sine関数を使用して計算すれば[表2]の通りである。
【0075】
前記の回路条件でコンピュータ模擬試験した結果が
図5〜
図9に示されている。
図5〜
図9は、電源投入後の180ms〜195msの間を示したもので、各コンデンサに電流が充電される期間を付与した以後である。
【0076】
図5は、第1の発光ブロックに対する模擬試験結果の波形である。垂直軸は、電流軸であり、単位はmAで、水平軸は、交流電圧位相であり、単位は度(degree)である。位相角はmsでも表現するが、このとき一目盛りは50Hzであるので、1msである。
【0077】
図5において、区間Aは、第1の発光ブロックが点灯される区間であり、区間Bは、第1の発光ブロックと第2の発光ブロックが点灯される区間であり、区間Cは、第1の発光ブロック〜第3の発光ブロックが点灯される区間である。
【0078】
以下で説明する図面においても、区間A〜区間Cに対する内容は同一であるので、反復的な説明は省略する。
【0079】
図5において、第1の放電防止ダイオード1dを通過した電流101daは、電源電流と大きさは同じであり、符号は全部陽(+)である。これは、従来技術で引用した
図2の電流波形1AAに相応するものである。
【0080】
第1の放電防止ダイオード1dを通過した電流101daは、0.7ms近所でスパイク電流を有するが、これは、整流電圧が第1のコンデンサ1cの電圧よりも高くなり、コンデンサに電源電流が急激に流れ始めるからである。
【0081】
また、整流電圧が72V(時刻1.71ms)でもスパイク電流を有するが、これは、電源電流が直接供給されるLEDブロックが2つに変更される時であるからである。
【0082】
また、整流電圧が108V(時刻2.78ms)でもスパイク電流を有するが、これは、電源電流が直接供給されるLEDブロックが3つに変更される時であるからである。
【0083】
ここで、整流電圧36V(時刻0.82ms)から整流電圧72V(時刻1.71ms)までは、第1の発光ブロックのみに電源電流を直接供給する。したがって、負荷特性上100mA(@35.78V)以上を流すことができる電圧になるが、電流源CLによって正弦波の形態で電源電流が制限される。
【0084】
また、整流電圧72V(時刻1.71ms)から整流電圧108V(時刻2.78ms)までは、2つの発光ブロックが駆動される。したがって、負荷特性上100mA(@35.78×2V)以上を流すことができる電圧になるが、電流源CLによって正弦波の形態で電源電流が制限される。
【0085】
また、整流電圧108V(時刻2.78ms)以上では、3つの発光ブロックを駆動するので、負荷特性上100mA(@35.78×3V)以上を流すことができる電圧になるが、電流源CLによって正弦波の形態で電源電流が制限される。
【0086】
図5において、第1のコンデンサ1cの電流101caが陽(+)の値を有する時には充電中であり、陰(−)の値を有する時には放電中であることを意味する。そして、前記第1のLEDブロック1aの電流101aaは、0に下げずに、続けて陽(+)の値を有する。
【0087】
したがって、電源電流が遮断されてもコンデンサに充電されていた電流がLEDブロックに供給され、続けて光を放出するので、最小光の明るさが高まり、変調指数が改善されることが分かる。これは、複数のLEDブロックで負荷を構成し、そのうち単に1つのLEDブロックにコンデンサと放電防止ダイオードを具備しても、変調指数が改善されることを意味する。
【0088】
図6は、第2の発光ブロックに対する模擬試験結果の波形である。第2の放電防止ダイオード2dを通過した電流102daは、従来技術で引用した
図2の電流波形2AAに相応するものである。
図6には、第2のLEDブロック電流102aaと第2のコンデンサ電流102caも共に図示されている。
【0089】
図7は、第3の発光ブロックに対する模擬試験結果の波形である。第3の放電防止ダイオード3dを通過した電流103daは、従来技術で引用した
図2の電流波形3AAに相応するものである。
図7には、第3のLEDブロック電流103aaと第3のコンデンサ電流103caも共に図示されている。
【0090】
図5〜
図7において、第1のLEDブロック電流101aa〜第3のLEDブロック電流103aaを調べてみれば、整流電圧位相0〜90度の区間よりも90〜180度の区間でより多くの電流が流れることが分かる。すなわち、整流電圧の上昇区間よりも整流電圧の下降区間がより明るいことが分かる。
【0091】
そして、第1のコンデンサ1c〜第3のコンデンサ3cのうちいずれか一つのみを使用しても、LED照明装置の瞬時最小光の明るさが高まり、変調指数が改善されることが分かる。電源電流が流れない電圧位相0度付近及び180度付近では、コンデンサに充電された電流がLEDブロックに供給されて光を放出するからである。
【0092】
図8は、第1のLEDブロック1a〜第3のLEDブロック3aの電流を全部合計したコンピュータ模擬試験結果100aaである。各LEDブロックを全部同一に構成したので、試験結果100aaは、LED照明装置の瞬時明るさに対応する。
【0093】
試験結果100aaにおいて、最大値は約180であり、最小値は約20である。これで変調指数を計算してみれば、変調指数は80%になる。[(180−20)/(180+20)×100=80]
【0094】
図9は、以上のような条件でコンピュータ模擬試験をして、第1のコンデンサ1c〜第3のコンデンサ3cの電圧を示したものである。
【0095】
図9において、各コンデンサの最大電圧は、整流電圧位相90度付近で最も高い。その反面、各コンデンサに電源電流が充電され始める(すなわち、発光ブロックに電源電流が直接供給開始する)時点で最も低い。
【0096】
第2のコンデンサ2cの最も低い電圧を調べてみれば、整流電圧の上昇区間で区間Aと区間Bの境界(電源電流が1つのLEDブロックに直接供給され、2つのLEDブロックに直接供給を開始する時刻)で、第2のコンデンサ電圧102cvは約29Vである。
【0097】
整流電圧の下降区間では、区間Bと区間Aの境界(電源電流が2つのLEDブロックに直接供給され、1つのLEDブロックに直接供給を開始する時刻)で、第2のコンデンサ電圧102cvは約33Vである。
【0098】
したがって、整流電圧の上昇区間で各発光ブロックをバイパスさせるスイッチ変更基準電圧(低い値)と、整流電圧の下降区間で各発光ブロックをバイパスさせるスイッチ変更基準電圧(高い値)とは、互いに異なることが好ましいことが分かる。
【0099】
また、スイッチ変更基準電圧を基準値(例:電流源の飽和電圧と放電防止ダイオードの順方向電圧を考慮して、コンデンサの最大電圧の和よりも若干高い電圧)の倍数に設定すれば、基準電圧を発生する回路及びスイッチ変更を判断する回路が簡単になる効果があることが分かる。
【0100】
以上、本発明の好ましい第1実施例を詳細に説明した。
【0101】
(実施例2)
本発明の第2実施例は、前記第1実施例で第1のコンデンサ1c〜第4のコンデンサ4cを47uFに変更して、コンピュータで模擬試験した例である。
【0102】
図10は、第1の発光ブロックに対する模擬試験結果の波形である。
【0103】
図10において、第1の放電防止ダイオード1dを通過した電流471daは、従来技術で引用した
図2の電流波形1AAに相応するものである。
図10には、第1のLEDブロック電流471aaと第1のコンデンサ電流471caも共に図示されている。
【0104】
図5(コンデンサ10uF使用)では、第1のLEDブロック電流101aaが電圧位相90度付近で最大値(約60mA)を有する。その反面、
図10(コンデンサ47uF使用)では、第1のLEDブロック電流471aaが電圧位相125度(7ms付近、50Hz)付近で最大値(約50mA)を有する。
【0105】
このように第1のコンデンサ1cの容量を高めると、第1のLEDブロック1aの瞬時電流の最大値が低くなることが分かる。
【0106】
瞬時最大値と瞬時最小値の差異が小さいほど、変調指数が改善されるので、瞬時最大の電流が低くなったこと自体だけでも、変調指数が改善される。
【0107】
また、電圧位相180度付近でコンデンサが放電する電流量は、コンデンサ容量が大きいほどもっと多く、それにより、瞬時最小値がさらに高くなって、変調指数が改善される。
【0108】
図11は、第2の発光ブロックに対する模擬試験結果の波形である。
【0109】
図11において、第2の放電防止ダイオード2dを通過した電流472daは、従来技術で引用した
図2の電流波形2AAに相応するものである。
図11には、第2のLEDブロック電流472aaと第2のコンデンサ電流472caも共に図示されている。
【0110】
図12は、第3の発光ブロックに対する模擬試験結果の波形である。
【0111】
図12において、第3の放電防止ダイオード3dを通過した電流473daは、従来技術で引用した
図2の電流波形3AAに相応するものである。
図12には、第3のLEDブロック電流473aaと第3のコンデンサ電流473caも共に図示されている。
【0112】
図10〜
図12において、第1のLEDブロック電流471aa〜第3のLEDブロック電流473aaを調べてみれば、各LEDブロック電流は、整流電圧の上昇区間と下降区間でほとんど同一量の電流が流れることが分かる。より正確には、下降区間で少し電流量が多い。
【0113】
図13は、第1のLEDブロック1a〜第3のLEDブロック3aの電流を全部合計したコンピュータ模擬試験結果470aaである。
【0114】
各LEDブロックを全部同一に構成したので、試験結果470aaは、LED照明装置の瞬時明るさに対応する。
【0115】
試験結果470aaにおいて、最大値は約140であり、最小値は約60である。変調指数を計算してみれば、変調指数は40%となる。[(140−60)/(140+60)×100=40]
【0116】
図14は、以上のような条件でコンピュータ模擬試験をして、第1のコンデンサ1c〜第3のコンデンサ3cの電圧を示したものである。
【0117】
図14において、各コンデンサの最大電圧は、整流電圧位相125度(7ms付近、50Hz)で最も高く、各コンデンサに電源電流が充電され始める(すなわち、該当発光ブロックに電源電流が直接供給開始する)時点で最も低いことが分かる。
【0118】
第2のコンデンサ2cの最も低い電圧を調べてみれば、整流電圧の上昇区間で区間Aと区間Bの境界(電源電流が1つのLEDブロックに直接供給され、2つのLEDブロックに直接供給を開始する時刻)で、第2のコンデンサ電圧472cvは、約31Vである。
【0119】
整流電圧の下降区間で区間Bと区間Aの境界(電源電流が2つのLEDブロックに直接供給され、1つのLEDブロックに直接供給を開始する時刻)で、第2のコンデンサ電圧472cvは、約33Vである。
【0120】
したがって、整流電圧の上昇区間で各発光ブロックをバイパスさせるスイッチ変更基準電圧(低い値)と、整流電圧の下降区間で各発光ブロックをバイパスさせるスイッチ変更基準電圧(高い値)とは、互いに異なることが好ましいことが分かる。
【0121】
また、スイッチ変更基準電圧を基準値(例:電流源の飽和電圧と放電防止ダイオードの順方向電圧を考慮して、コンデンサ最大電圧の和よりも若干高い電圧)の倍数に設定すれば、基準電圧を発生する回路及びスイッチ変更を判断する回路が簡単になる効果があることが分かる。
【0122】
以上、本発明の好ましい第2実施例を詳細に説明した。
【0123】
(実施例3)
本発明の第3実施例は、スイッチを並列に配置したスイッチブロックで実現した実施例である。
【0124】
以下、
図15を参照して、スイッチが並列配置された本発明の好ましい一実施例を説明する。
【0125】
図15のように本発明は、交流電圧を提供する交流電源1と、交流電圧を整流する整流回路2と、負荷の第1のLEDブロック1a〜第4のLEDブロック4aとを含む。
【0126】
特に、各LEDブロックに並列に連結された第1のコンデンサ1c〜第4のコンデンサ4c、及び前記コンデンサの放電時に並列連結された各LEDブロックには、電流が流れて、バイパス用スイッチを通じて他の回路には、電流が流れることを防止する第1の放電防止ダイオード1d〜第4の放電防止ダイオード4dを含む。
【0127】
また、第1のバイパススイッチ1s〜第4のバイパススイッチ4sを具備した並列配置のスイッチブロック及び電源電流量を制限する電流源CLを含む。各バイパススイッチは、LEDブロックのカソード(cathode)端子と電流源CLの陽(+)電圧端子との間に連結される。各LEDブロック及び電流源CLは、順に全部直列に連結され、整流電圧(Vrect)と接地(Vss)の間に連結される。
【0128】
ここで、第1のLEDブロック1aと、第1の放電防止ダイオード1d、及び第1のコンデンサ1cを含む回路を「第1の発光ブロック」という。同じ方式で残りは、それぞれ「第2の発光ブロック」、「第3の発光ブロック」、及び「第4の発光ブロック」という。
【0129】
一般化して表現すれば、第NのLEDブロックNaと、第Nの放電防止ダイオードNd及び第NのコンデンサNcを含む回路を「第Nの発光ブロック」と称することができる。また、互いに直列連結された「第1の発光ブロック」から「第Nの発光ブロック」を負荷という。
【0130】
以下、
図15を参照して好ましい回路動作の一例を説明する。
【0131】
まず、前記並列配置のスイッチブロックは、時間的に一瞬には、1つのスイッチのみが接続状態を維持し、残りのスイッチは全部開放される。
【0132】
一例として、第1のスイッチ1sのみに接続された場合には、第1のLEDブロック1aのみが整流回路2と電流源CLとの間に接続され、電源電流が直接第1のLEDブロック1aに供給される。
【0133】
このとき、前記第1のコンデンサ1cは、整流電圧が上昇する時に充電され、下降する時に放電される。残りのコンデンサ(第2〜第4のコンデンサ)は、全部並列連結された各LEDブロックに放電される。
【0134】
コンデンサ放電電流は、各放電防止ダイオードによってLEDブロックのほかに他の回路に放電されることが遮断されるので、コンデンサに並列連結された各LEDブロックを介して放電される。
【0135】
ところが、
図15の回路を調べてみれば、各コンデンサは、並列連結された各LEDブロックの以外には、電流閉ループ回路を形成することができず、放電防止ダイオードがなくても構わないことが分かる(結果回路は、
図16)。
【0136】
したがって、本発明の全体的な観点から見れば、本発明の第1実施例及び第2実施例で説明した放電防止ダイオードは、放電防止回路と称することが好ましい。
【0137】
図15の回路で最も最後のスイッチ、すなわち、第4のスイッチ4sがなくても(すなわち、短絡)、第4のコンデンサ4cは、第4のLEDブロック4cに放電される。第4の放電防止ダイオード4dが作動して、他の回路に第4のコンデンサ4cの放電電流が流れることを防止するからである。
【0138】
ところが、放電防止ダイオードを全部除去した
図16の回路では、第4のスイッチ4sがなければ、第4のコンデンサ4cの放電電流が第3のスイッチ3sを介して流れることができる。したがって、
図16の回路では、第4のスイッチ4sが放電防止回路として、必ず必要であることが分かる。ただし、第4のスイッチ4sは、一方向スイッチのダイオードに代替されてもよい。
【0139】
電流を制限する電流源CL,整流回路2及び各LEDブロックの構成などに対する説明は、すでに詳細に説明したので、以下では省略する。
【0140】
以上、本発明の好ましい第3実施例を詳細に説明した。
【0141】
(実施例4)
本発明の第4実施例は、LEDブロックに並列配置されるコンデンサの配置が、上で説明した実施例とは異なるものである。
【0142】
以下、
図17を参照して、コンデンサが並列配置された本発明の好ましい一実施例について説明する。
【0143】
図17のように、本発明は、交流電圧を提供する交流電源1と、交流電圧を整流する整流回路2と、互いに直列連結された負荷の第1のLEDブロック1a〜第4のLEDブロック4aとを含む。ただし、LEDブロックは、図面の右側から第1のLEDブロック1aである。
【0144】
特に、各LEDブロックのアノード(anode)と電流源CLの両電圧端子との間に連結(すなわち、LEDブロックと並列に連結)された第1のコンデンサ1c〜第4のコンデンサ4c及び整流回路2の出力である整流電圧(Vrect)と、各LEDブロックのアノードを連結する第1のバイパススイッチ1s〜第4のバイパススイッチ4sとを含む。
【0145】
また、電源電流量を制限する電流源CLを含んで、各LEDブロック及び電流源CLは、全部直列に連結され、接地(Vss)に連結されている。
【0146】
ここで、第1のLEDブロック1a、第1の放電防止ダイオード1d、及び第1のコンデンサ1cを含む回路を「第1の発光ブロック」という。同じ方式で残りは、それぞれ「第2の発光ブロック」、「第3の発光ブロック」、及び「第4の発光ブロック」という。
【0147】
一般化して表現すれば、第NのLEDブロックNa、第Nの放電防止ダイオードNd、及び第NのコンデンサNcを含む回路を「第Nの発光ブロック」と称することができる。
【0148】
以下、
図17を参照して、回路動作の好ましい一実施例を説明する。
【0149】
まず、並列配置のスイッチブロックは、時間的に一瞬には、1つのスイッチのみが接続され、残りのスイッチは全部開放される。第4のスイッチ4sは、一方向スイッチとして機能するダイオードで実現されてもよい。
【0150】
一例として、第2のスイッチ2sのみが接続された場合、第1のLEDブロック1aと第2のLEDブロック2aが、整流電圧Vrectと電流源CLとの間に接続される。したがって、電源電流が第1のLEDブロック1a及び第2のLEDブロックに直接供給される。
【0151】
このとき、第1のコンデンサ1c〜第2のコンデンサC2は、整流電圧が上昇する時に充電され、下降する時に放電される。残りのコンデンサ(第3〜第4のコンデンサ)は、並列連結されたLEDブロックを介してそれぞれ放電される。
【0152】
第3のコンデンサ3cの放電電流は、第3のスイッチ3sが開放されているので、第3のLEDブロック3aに放電される。第4のコンデンサ4cは、第4のスイッチ4sが逆方向に遮断されるので、第4のLEDブロック4aに放電する。
【0153】
例えば、各LEDブロックの最高電圧が30Vと仮定すれば、第4のコンデンサ4cは、整流電圧がいくつかのサイクルが経過した後、約120Vの電圧で充電される。
図17では、整流電圧Vrectが60〜90V間の電圧であるので、第4のスイッチ4sは遮断される。
【0154】
すなわち、各コンデンサの放電電流が、並列連結された各LEDブロックには流れることができるが、各バイパススイッチを通じて他の回路には流れないように回路が構成されている。
【0155】
電流を制限する電流源CL、整流回路2、及び各LEDブロックの構成などに対する説明は、すでに詳細に説明したので、以下では省略する。
【0156】
以上、本発明の好ましい第4実施例を詳細に説明した。
【0157】
(実施例5)
本発明の第5実施例は、電源電流が供給されない時に、LEDブロックに電流を供給するコンデンサを強制的に放電(discharge)させるか、または、LEDブロックに放電されることを遮断(disconnect)するものである。
【0158】
交流電圧が遮断されれば、LED照明装置は、直ちに消灯されることが好ましい。ところが、本発明の構成要素中には、電源電流を格納しておいて電源電流が供給されない時、並列に連結されたLEDブロックに電流を供給するコンデンサがある。
【0159】
したがって、コンデンサの容量が小さければ、交流電圧が遮断された後、すぐに放電されてLED照明装置が直ちに消灯されるが、変調指数を改善するために大きな容量コンデンサを使用すれば、放電時間がたくさんかかるようになる。
【0160】
図18は、コンピュータでコンデンサの放電特性を模擬試験した結果である。
【0161】
本模擬試験では、47uFコンデンサを34Vで10ms充電し、前記[表1]の特性を有するLEDブロックで放電を開始した。このとき、時間経過を見ながらLEDブロックの放電電流を記録した。
【0162】
図18において、第1の放電電流波形47d1〜第3の放電電流波形47d3は、全部同一の放電電流である。それぞれは、垂直軸のスケールのみを異ならせて表示したものである。第1の放電電流波形47d1は、全体的なスケールで見たもので、第2の放電電流波形47d2及び第3の放電電流波形47d3は、低い水準の放電電流を調べるために拡大して示したものである。
【0163】
第1の放電電流波形47d1〜第3の放電電流波形47d3を調べてみれば、放電初期には、60mA以上の放電電流が流れるが、0.1秒後に1mA水準に減った。1秒が経過した後には、放電電流が0.1mA水準になった。
【0164】
これは、LED特性上電圧が低くなれば、電流は指数的に減少し、コンデンサ電圧が減少する時間は、指数的に増加するからである。
【0165】
LEDは、その特性上電流が少しだけ流れても光を放出する。一般的に、LEDは0.1mA程度の電流が流れれば、一般事務室の勤務条件で光が放出されることを肉眼でかろうじて確認することができる。
【0166】
ところが、照明は、暗いところを明るくするものであるため、暗いところでは、0.1mAが放出する光も非常に多量の光になる。似た例を挙げれば、ほたるほどの明るさを昼間には認知することができないが、夜には非常に明るく認知する。
【0167】
図18に示されたように、コンデンサをLEDブロックで放電する場合、交流電圧を遮断した後に1秒が経過しても、LEDブロックに0.1mA程度の電流が流れる。したがって、夜には、LED照明装置が微弱に点灯されていることを人が認知することができる。
【0168】
したがって、交流電圧が遮断された後、所定の時間(例:5つ程度の整流サイクルに該当する時間)が経過すれば、コンデンサを強制的に放電させる回路(discharge circuit)を含むことが好ましい。このとき、コンデンサをLEDブロックと分離して、コンデンサからLEDブロックに電流が供給されることを遮断する回路(disconnect circuit)を含んでもよい。
【0169】
さらに他の方法では、交流電圧が遮断されてコンデンサ電圧が減少し、所定の値以下に下がると、前記コンデンサを強制的に放電させる放電回路を含むことが好ましい。一例として、
図9では、25V(各コンデンサ電圧が約27V〜34Vにあるので)になる時、
図14では、28V(各コンデンサ電圧が約30V〜34Vにあるので)になる時、強制的に放電させる。
【0170】
もちろん、このときも、コンデンサと並列に連結されたLEDブロックと分離して、コンデンサからLEDブロックに電流が供給されることを遮断する遮断回路を含むことも好ましい。
【0171】
前記放電回路は、一例として、マイクロ・プロセッサで使用するリセット(reset)回路などに実現可能であり、前記遮断回路は、リチウムイオンバッテリーの過放電防止回路などに実現可能である。したがって、放電回路及び遮断回路に対する詳細な説明は、省略する。
【0172】
以上、本発明の好ましい第5実施例を詳細に説明した。
【0173】
一般的な電源装置(Switch−Mode Power Supplies、以下「SMPS」という)は、駆動周波数が数十KHzであるので、スパイク電流が1秒当たり数万回流入されるが、本発明に係るLED照明装置では、1秒当たり数百回であれば充分である。
【0174】
したがって、本発明によれば、コンデンサの内部温度が相対的に低い。また、電流の充放電が一般電源装置(SMPS)に比べて長時間にかけて徐々に行われるので、コンデンサの寿命が一般電源装置(SMPS)よりも長い。
【0175】
本発明の明細書では、LEDブロックとスイッチがそれぞれ4つからなる実施例を図示して説明した。しかしながら、本発明は、その他の個数のLEDブロックとスイッチに実現されることは自明である。
【0176】
また、スイッチが直列に連結されたスイッチブロック及びスイッチが並列に配置されたスイッチブロックを例に挙げて説明した。しかしながら、本明細書で言及した従来技術を調べてみれば、スイッチが直列と並列に混合配置されたスイッチブロックにも実現できることは、当業者には当然である。
【0177】
また、本発明では、電源電流を制限する電流源CLを交流電圧と同位相の正弦波信号で制御することを説明した。しかしながら、スイッチブロックのスイッチが変更されるとともに、電流源CLを調節して電源電流が階段形態(以下、「階段波電流」という)になるようにして、本発明を実現できることは当然である。(すなわち、スイッチの個数だけ階段が表される電源電流)
【0178】
このとき、電源電流を制限する電流源CLを制御して、スイッチブロックのスイッチ変更と関係なく、正弦波を追従する階段波電流も交流電圧と同位相の正弦波電流に解釈しなければならないことは、当然である。(すなわち、スイッチの個数よりも階段が多く表される電源電流)
【0179】
また、制御器(図示せず)が整流周波数よりも低い周波数の正弦波(以下、「正弦波2」という)を発生させ、各整流電圧位相90度で正弦波2の最大瞬時電圧が示され、正弦波2の信号に対応する電流を負荷に供給するように電流源CLを制御することも、交流電圧と同位相の正弦波信号に制御するものに解釈することは、当然である。(すなわち、力率は、若干悪くなるが、低い整流電圧でより多くの電流を供給して、より明るいLED照明装置を実現)
【0180】
以上、本発明の好ましい実施例を調べてみたが、これは、例示に過ぎないもので、本技術分野の通常の知識を有する者であれば、これから多様に変形された実施例が可能であることを理解しなければならない。したがって、本明細書と図面に開示された本発明の実施例は、本発明の技術内容を容易に説明し、本発明の理解を助けるために特定例を提示したものであるだけで、本発明の範囲を限定するものではない。