(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
【0028】
<1.システムの概要>
図1は、本実施の形態の車載表示システム2の概要を示す図である。車載表示システム2は、車両5に搭載され、車両5を運転中のドライバ(ユーザ)に運転状態に関する情報を提供する。
【0029】
車載表示システム2は、車載ネットワーク58を介して、車両5に設けられる他の電子装置50と信号の送受信が可能である。これとともに、車載表示システム2は、インターネットなどの広域のネットワーク9を介して、サーバ装置1とも信号の送受信が可能である。サーバ装置1は、例えば、情報を蓄積する機関であるデータセンター10に設けられる。
【0030】
車載表示システム2は、車両5内の他の電子装置50、及び、サーバ装置1などから各種の情報を取得する。車載表示システム2は、取得した各種の情報に基づいて、現時点における運転状態に応じたパラメータを導出する。具体的には、車載表示システム2は、ドライバの状態に応じたパラメータである「余裕度」と、現時点における事故の危険度合に応じたパラメータである「危険度」とを導出する。
【0031】
そして、車載表示システム2は、導出した「余裕度」及び「危険度」に応じた案内図形である運転状態マークを、ドライバの運転中に常時に表示する。これにより、ドライバは、現時点における運転状態を常時に把握できるようになっている。以下、このような車載表示システム2の構成及び処理について詳細に説明する。
【0032】
<2.車載表示システムの構成>
図2は、車載表示システム2の構成とともに、車載表示システム2に関連する構成を併せて示す図である。車載表示システム2は、ディスプレイ21と、スピーカ22と、表示制御装置3とを主に備えている。
【0033】
ディスプレイ21は、カラー表示が可能なドットマトリクス方式の液晶パネルを備えた表示装置であり、図形を含む各種の画像をカラーで表示可能である。ディスプレイ21は、
図3に示すように、ドライバが容易に視認できる車両5のメータパネル59内に配置される。これによりディスプレイ21は、車両5を運転中のドライバに情報を提供する。
【0034】
また、スピーカ22は、車両5の車室内の適位置に設けられ、各種の音声を車両5の車室内に出力する。これによりスピーカ22も、車両5を運転中のドライバに情報を提供する。
【0035】
表示制御装置3は、これらディスプレイ21及びスピーカ22の動作を制御し、ディスプレイ21に画像を表示させ、スピーカ22に音声を出力させる。表示制御装置3は、外部通信部31と、情報出力部32と、車内通信部33と、記憶部34と、制御部30とを備えている。
【0036】
外部通信部31は、LTEやWiMAXなどの無線通信規格を利用した通信機能を備えており、ネットワーク9を介して通信を行う。表示制御装置3は、外部通信部31により、サーバ装置1との間で情報の送受信を行うことが可能となる。なお、外部通信部31は、特定のサーバ装置1のみならず、ネットワーク9に接続された他の通信装置からも情報を取得できることが望ましい。
【0037】
情報出力部32は、画像信号をディスプレイ21に送信し、ドライバに報知すべき情報に係る画像をディスプレイ21に表示させる。また、情報出力部32は、音声信号をスピーカ22に送信し、ドライバに報知すべき情報に係る音声をスピーカ22に出力させる。
【0038】
車内通信部33は、CANなどの車載ネットワーク58に接続され、車両5に設けられる他の電子装置50と通信を行う。車載ネットワーク58には、他の電子装置50として、周辺監視装置51、ドライバ監視装置52、車両監視装置53、車載情報装置54及び操作補助装置55が接続される。車内通信部33は、車載ネットワーク58を介して、これらの電子装置50から情報を含む信号を受信するとともに、これらの電子装置50に信号を送信する。
【0039】
周辺監視装置51は、車両5の周辺を監視して、車両5の周辺の物体(他車両等)に関する情報を取得する装置である。周辺監視装置51は、車両5の前方及び後方の他車両の位置を検出するレーダ、車両5の周辺の画像を取得する車載カメラ、及び、車両5の近傍に存在する物体を検出するクリアランスソナーなどを含む。
【0040】
ドライバ監視装置52は、車両5のドライバを監視して、ドライバの状態に関する情報を取得する装置である。ドライバの画像を取得する車内カメラ、及び、ドライバの生体情報を検出する生体センサなどを含む。生体センサは、例えば、ドライバと直接的に接触するステアリングホイールなどの部位に配置される。生体センサは、心拍数、発汗量、心電図、血圧、脳波、及び、体温などの各種の生体情報を取得できることが望ましい。
【0041】
車両監視装置53は、車両5自体を監視して、車両5自体に関する情報を取得する装置である。車両監視装置53は、車両5の位置を取得する位置センサ、車両5の速度を取得する車速センサ、車両5にかかる加速度を検出する加速度センサ、車両5の操作部材(アクセル、ブレーキ及びステアリングホイールなど)の操作内容及び操作量を検出する操作センサ、並びに、車両5の運転時間を計時する計時装置などを含む。
【0042】
車載情報装置54は、ドライバが各種の情報を受け取るHMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)となる装置である。車載情報装置54は、TVやラジオの放送波を受信して映像や音声をドライバに提供する放送受信装置、記録媒体やデータに基づいて映像や音声をドライバに提供する再生装置、及び、目的地までのルートをドライバに案内するナビゲーション装置などを含む。放送受信装置及び再生装置は、ニュース、ドラマ及び音楽など、運転に直接的に関係のないエンターテイメント系のコンテンツをドライバに提供する。
【0043】
操作補助装置55は、ドライバの操作に介入してドライバの操作を補助する装置である。操作補助装置55は、周辺監視装置51が取得した情報に基づいて自動的にブレーキを作動する自動ブレーキ装置、及び、車両5の速度を自動的に維持するクルーズコントロール装置などを含む。
【0044】
また、表示制御装置3の記憶部34は、車載表示システム2の動作に必要な各種の情報を記憶する。記憶部34は、例えば、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置である。記憶部34は、制御用のプログラム34aを記憶している。このプログラム34aは、メモリカードなどの記録媒体からの読み出しにより取得され、記憶部34に予め記憶される。なお、プログラム34aは、ネットワーク9に接続された通信装置からダウンロードするなど、他の手法で取得されてもよい。
【0045】
制御部30は、例えば、CPU、RAM、及び、ROMなどを備えるマイクロコンピュータであり、車載表示システム2の全体を制御する。制御部30のCPUが記憶部34に記憶されたプログラム34aを実行する(プログラム34aに従った演算処理を行う)ことにより、制御部30として必要な各種の機能が実現される。
【0046】
図2に示す、情報取得部30a、情報送信部30b、警告部30c、余裕度導出部30d、危険度導出部30e、状態判定部30f及び状態報知部30gは、プログラム34aの実行により実現される制御部30の機能のうちの一部である。
【0047】
情報取得部30aは、車内通信部33を介して、車載ネットワーク58に接続された他の電子装置50から各種の情報を取得する。情報取得部30aは、車両5の周辺の物体に関する情報を周辺監視装置51から取得し、ドライバの状態に関する情報をドライバ監視装置52から取得し、車両5自体に関する情報を車両監視装置53から取得し、ドライバに提供されるコンテンツに関する情報を車載情報装置54から取得する。
【0048】
情報取得部30aは、さらに、外部通信部31を介して、サーバ装置1から各種の情報を取得する。情報取得部30aは、サーバ装置1からドライバの特性に関する情報、車両5の位置周辺の気象に関する情報、車両5の位置周辺の道路に関する情報、及び、車両5の位置周辺の渋滞に関する情報などを取得する。なお、情報取得部30aは、サーバ装置1以外のネットワーク9に接続された通信装置から、これらの情報の一部を取得してもよい。
【0049】
情報送信部30bは、情報取得部30aが取得した情報を、定期的(例えば、10分毎)に外部通信部31を介してサーバ装置1に送信する。情報送信部30bは、車両5のドライバの識別情報と関連付けて情報を送信する。これにより過去の運転中におけるドライバに関する様々な情報が、サーバ装置1において蓄積される。例えば、運転中における平均的な車間距離、運転中の操作部材の操作内容、運転中の事象に対応したタイミング、及び、運転中に選択したコンテンツの種類などの情報がサーバ装置1において蓄積される。サーバ装置1は、このように蓄積した情報に基づいて、ドライバの安全運転度、反応時間、及び、嗜好(ドライバが好むコンテンツの種類)などを判断し、その判断結果をドライバの特性に関する情報としてドライバの識別情報と関連付けて記憶する。
【0050】
警告部30cは、情報取得部30aが取得した情報に基づいて、所定の報知条件が満足した場合にドライバに警告情報を報知する。警告部30cは、所定の報知条件が満足した場合に、情報出力部32を介してスピーカ22に音声信号を送信して、警告情報となる音声をスピーカ22から出力させる。警告部30cは、例えば、車両5が他車両と衝突の可能性がある場合、車両5の位置が事故多発ポイントの場合、車両5の前方に合流地点や踏切が存在する場合などにドライバに警告情報を報知する。
【0051】
余裕度導出部30d及び危険度導出部30eは、情報取得部30aが取得した情報に基づいて、現時点における運転状態に応じたパラメータを導出する。余裕度導出部30dは、現時点におけるドライバの状態に応じたパラメータである「余裕度」を導出する。一方、危険度導出部30eは、現時点における事故の危険度合に応じたパラメータである「危険度」を導出する。
【0052】
状態判定部30fは、導出された余裕度及び危険度に基づいて、現時点における運転状態を判定する。そして、状態判定部30fは、判定した運転状態に応じて、警告部30c及び車載情報装置54の機能を有効化あるいは無効化する。
【0053】
また、状態報知部30gは、導出された余裕度及び危険度に基づいて、現時点における運転状態をドライバに報知する。状態報知部30gは、余裕度及び危険度に応じた案内図形である運転状態マークを生成し、運転状態マークをディスプレイ21に表示させる。
【0054】
<3.余裕度の導出>
次に、余裕度導出部30dが、現時点におけるドライバの状態に応じたパラメータである「余裕度」を導出する手法について説明する。余裕度は、ドライバが現時点における負荷の量(現在負荷量)に対して追加で許容可能な負荷の量を示すパラメータである。敷衍して言えば、余裕度は、ドライバが現時点において自分にかかる負荷の量に対してどれだけ余裕があるかの程度を示すパラメータである。
【0055】
図4は、余裕度導出部30dが余裕度V1を導出する手法を示す図である。図に示すように、余裕度V1は、負荷許容量A1と、現在負荷量A2とに基づき、次の式(1)によって導出される。
【0056】
V1=A1−A2 … (1)
すなわち、余裕度V1は、負荷許容量A1から現在負荷量A2を減算した値となる。負荷許容量A1は、現時点においてドライバが許容可能な負荷の量を示すパラメータである。一方、現在負荷量A2は、現時点においてドライバにかかる負荷の量を示すパラメータである。余裕度V1は、0以上100以下の値をとるように正規化されている。現在負荷量A2が負荷許容量A1を上回る場合は、余裕度V1がマイナスの値とならずに「0」とされる。
【0057】
負荷許容量A1は、運転スキル値B1、漫然度B2、眠気度B3、イライラ度B4及び疲労度B5に基づき、次の式(2)によって導出される。
【0058】
A1=B1−(B2+B3+B4+B5) … (2)
運転スキル値B1は、ドライバの運転能力を示す値である。一般に、ドライバの運転能力が高いほど、運転中においてドライバが許容可能な負荷の量は大きくなる。そして、この運転スキル値B1から、現時点における運転能力を阻害する要素の程度を示す値(漫然度B2、眠気度B3、イライラ度B4及び疲労度B5)を減算することによって、負荷許容量A1が導出される。したがって、ドライバの運転能力が高いほど負荷許容量A1は高くなる。また、運転能力を阻害する要素の程度が高いほど負荷許容量A1は低くなる。
【0059】
運転スキル値B1は、安全運転度、及び、反応時間などのドライバ情報D1に基づいて導出される。このドライバ情報D1は、サーバ装置1から得られる。安全運転度は、ドライバが運転する場合の安全性の程度を示す値であり、蓄積された過去のドライバに関する情報(車間距離等)に基づいてサーバ装置1に導出される。反応時間は、ドライバが事象に対して反応するまでの時間を示す値であり、蓄積された過去のドライバに関する情報に基づいてサーバ装置1に導出される。
【0060】
漫然度B2は、現時点におけるドライバの漫然としている程度を示す値である。また、眠気度B3は、現時点におけるドライバの眠気の程度を示す値である。漫然度B2及び眠気度B3は、心拍数、発汗量、心電図、血圧、脳波、及び、体温などの生体情報D2に基づいて導出される。この生体情報D2は、ドライバ監視装置52の生体センサから得られる。
【0061】
イライラ度B4は、現時点におけるドライバのイライラしている程度を示す値である。イライラ度B4は、生体情報D2に加えて、他車情報D3を考慮して導出される。他車情報D3は、車両5の周辺の他車両に関する情報であり、後方車間距離、及び、渋滞レベルなどを含む。後方車間距離は、車両5の後方を走行する他車両の車間距離であり、周辺監視装置51のレーダから得られる。また、渋滞レベルは、車両5の位置周辺の渋滞の程度を示す値であり、サーバ装置1から得られる。
【0062】
疲労度B5は、現時点におけるドライバの疲労の程度を示す値である。疲労度B5は、運転時間、及び、累積操作量などの自車情報D4に基づいて導出される。運転時間は、例えば、イグニッションスイッチONからの経過時間であり、車両監視装置53の計時装置から得られる。また、累積操作量は、ドライバが運転開始してからの累積の操作部材の操作量であり、車両監視装置53の操作センサが検出した操作量を時間積分することで得られる。
【0063】
現在負荷量A2は、操作負荷量C1、HMI負荷量C2及び視程負荷量C3に基づき、次の式(3)によって導出される。
【0064】
A2=C1+C2+C3 … (3)
すなわち、現在負荷量A2は、現時点においてドライバにかかる3種類の負荷量(操作負荷量C1、HMI負荷量C2及び視程負荷量C3)を加算することで導出される。
【0065】
操作負荷量C1は、ドライバが車両5の操作部材(アクセル、ブレーキ及びステアリングホイールなど)を操作することによって生じる負荷の量である。操作負荷量C1は、操作部材の操作量などの操作情報D5に基づいて導出される。操作情報D5は、車両監視装置53の操作センサから得られる。
【0066】
HMI負荷量C2は、ドライバがHMI(車載情報装置54など)から情報を受け取ることによって生じる負荷の量である。HMI負荷量C2は、コンテンツ種別、及び、情報提供量などのHMI情報D6に基づいて導出される。コンテンツ種別は、ドライバに提供されるコンテンツ(ニュース、ドラマ及び音楽など)の種類である。情報提供量は、ドライバに提供されるコンテンツなどの情報の量である。HMI情報D6は、車載情報装置54から得られる。なお、HMI負荷量C2を導出する際に、ドライバと同乗者との会話、あるいは、ドライバの電話での会話などにおける会話量や会話内容をさらに考慮してもよい。
【0067】
視程負荷量C3は、ドライバの視程(肉眼で物体が確認できる距離)によって生じる負荷の量である。視程負荷量C3は、車両5の外部での視程が短い(ドライバの視界が悪い)ほど高くなる。視程負荷量C3は、天候、及び、照度などの気象情報D7に基づいて導出される。天候は車両5の位置周辺の天気(晴、雨及び曇など)であり、照度は車両5の位置周辺の明るさである。気象情報D7は、サーバ装置1から得られる。
【0068】
<4.危険度の導出>
次に、危険度導出部30eが、現時点における事故の危険度合に応じたパラメータである「危険度」を導出する手法について説明する。危険度は、現時点において事故が発生する可能性の程度に応じたパラメータであるともいえる。
【0069】
図5は、危険度導出部30eが危険度V2を導出する手法を示す図である。図に示すように、危険度V2は、潜在的危険度E1と、顕在的危険度E2と、脇見危険度E3とに基づき、次の式(4)によって導出される。
【0070】
V2=E1+E2+E3 … (4)
すなわち、危険度V2は、現時点における3種類の危険度合に応じたパラメータ(潜在的危険度E1、顕在的危険度E2、及び、脇見危険度E3)を加算することで導出される。危険度V2も、0以上100以下の値をとるように正規化されている。
【0071】
潜在的危険度E1は、車両5の単体での走行に起因する危険度合に応じたパラメータであり、車両5の周囲の物体とは無関係なパラメータである。潜在的危険度E1は、地点事故率などの地点情報G1と、自車速度及び自車加速度などの自車情報G2とに基づいて導出される。地点事故率は、車両5の位置周辺の道路における事故率である。また、自車速度は現時点における車両5の速度であり、自車加速度は現時点における車両5の加速度である。地点情報G1はサーバ装置1から得られ、自車情報G2は車両監視装置53から得られる。
【0072】
顕在的危険度E2は、車両5と周囲の物体との関係に起因する危険度合に応じたパラメータである。顕在的危険度E2は、評価指標F1と路面摩擦係数F2とに基づいて導出される。
【0073】
評価指標F1は、TTC(Time To Collision)及びSD(Stopping Distance)など、一般的に用いられる、前方障害物との衝突の危険度を評価するための指標である。評価指標F1は、自車情報G2と他車情報G3とに基づいて導出される。他車情報G3は、車両5の前方を走行する他車両に関する相対速度、車間距離、及び、横位置などを含む。他車情報G3は、周辺監視装置51のレーダから得られる。
【0074】
また、路面摩擦係数F2は、車両5が走行する道路の摩擦係数(μ)である。路面摩擦係数F2は、天候、及び、外気温などの気象情報D7に基づいて導出される。天候は車両5の位置周辺の天気(晴、雨及び曇など)であり、外気温は車両5の位置周辺の気温である。気象情報D7は、サーバ装置1から得られる。
【0075】
脇見危険度E3は、ドライバの脇見に起因する危険度合に応じたパラメータである。脇見危険度E3は、ドライバの視線方向及び顔方向などの視線情報G5に基づいて導出される。視線情報G5は、ドライバ監視装置52の車内カメラで得られたドライバの画像に基づいて取得される。
【0076】
<5.運転状態の判定>
状態判定部30fは、上記のように導出される余裕度V1と危険度V2とに基づいて、現時点における運転状態を判定する。以下、状態判定部30fの処理について説明する。
【0077】
図6は、運転状態の判定に用いる状態判定表Tを示す図である。状態判定表Tの横方向は余裕度V1に対応し、縦方向は危険度V2に対応している。
図6に示すように、状態判定表Tは3つの領域に区分され、それぞれ異なる運転状態(第1状態、第2状態及び第3状態)に対応している。
【0078】
余裕度V1が比較的高く、危険度V2が比較的低い図中の右下の領域R1は、第1状態に対応する。第1状態は、ドライバに余裕があり、かつ、事故が発生する可能性が低い運転状態である。このため、第1状態は、比較的安全な運転状態であるといえる。一方、余裕度V1が比較的低く、危険度V2が比較的高い図中の左上の領域R3は、第3状態に対応する。第3状態は、ドライバの余裕が少なく、かつ、事故が発生する可能性が高い運転状態である。このため、第3状態は、比較的危険な運転状態であるといえる。また、領域R1と領域R3との間の領域R2は、第2状態に対応する。第2状態は、標準的な運転状態であるといえる。
【0079】
状態判定部30fは、このような状態判定表Tを参照し、導出された余裕度V1と危険度V2とが対応する状態判定表T内の対応点を特定する。そして、状態判定部30fは、この対応点が属する領域に基づいて、現時点における運転状態が、第1状態、第2状態及び第3状態のいずれであるかを判定する。
【0080】
また、状態判定部30fは、判定した運転状態に応じて、警告部30c及び車載情報装置54の機能を有効化あるいは無効化する。これにより、現時点における運転状態に適した機能がドライバに提供されるため、ドライバディストラクションを軽減できる。
【0081】
運転状態が第1状態の場合は、比較的安全な運転状態であり、ドライバに十分に余裕がある。このため、運転に関する警告情報を報知するとドライバは煩わしく感じる可能性がある。したがって、状態判定部30fは、警告部30cが警告情報を報知する機能を無効化する。また、状態判定部30fは、車載情報装置54がコンテンツを提供する機能を有効化する。
【0082】
また、運転状態が第2状態の場合は、通常の運転状態である。状態判定部30fは、車載情報装置54がコンテンツを提供する機能、及び、警告部30cが警告情報を報知する機能の双方を有効化する。
【0083】
また、運転状態が第3状態の場合は、比較的危険な運転状態であり、ドライバの余裕が少ない。このため、コンテンツの提供が余裕度の低下をさらに招く可能性がある。したがって、状態判定部30fは、車載情報装置54がコンテンツを提供する機能を無効化する。また、状態判定部30fは、警告部30cが警告情報を報知する機能を有効化する。なお、運転状態が第3状態の場合は、状態判定部30fは、操作補助装置55の機能をさらに有効化し、操作補助装置55にドライバの操作を補助させるようにしてもよい。
【0084】
<6.運転状態マークの表示>
また、状態報知部30gは、導出された余裕度V1及び危険度V2に応じた案内図形である運転状態マークをディスプレイ21に表示させる。以下、状態報知部30gの処理について説明する。
【0085】
図7は、運転状態マーク4がディスプレイ21に表示されている様子を示す図である。前述のように、ディスプレイ21はメータパネル59内に配置されるため(
図3参照。)、ドライバは、このような運転状態マーク4を容易に視認できる。また、運転状態マーク4は、ドライバの運転中に常時にディスプレイ21に表示される。このため、ドライバは、表示された運転状態マーク4を常に意識しながら運転することができる。
【0086】
図7に示すように、運転状態マーク4は、外縁となる外枠41が円形の図形である。また、運転状態マーク4の内部領域42は色が付されている。運転状態マーク4の外枠41のサイズ、及び、運転状態マーク4の内部領域42の色(色相)は、現時点における運転状態に係るパラメータを反映したものとなっている。
【0087】
図8は、運転状態マーク4の外枠41のサイズ(以下、単に「運転状態マーク4のサイズ」という。)の変化を説明する図である。運転状態マーク4のサイズは、負荷許容量A1に応じたものとなる。なお、
図8においては、標準的な負荷許容量A1に対応する運転状態マーク4のサイズを破線40で示している。
【0088】
図中右側に示すように、負荷許容量A1が大きいほど運転状態マーク4のサイズは大きくなる。また、図中左側に示すように、負荷許容量A1が小さいほど運転状態マーク4のサイズは小さくなる。例えば、ドライバの運転能力が比較的高い場合は、運転状態マーク4のサイズは比較的大きくなる。また、運転能力を阻害する要素の程度が比較的高い場合は、運転状態マーク4のサイズは比較的小さくなる。したがって、ドライバは、運転状態マーク4のサイズを意識することで、現時点における負荷許容量A1を直感的に把握できる。
【0089】
図9は、運転状態マーク4の内部領域42の色(以下、単に「運転状態マーク4の色」という。)の変化を説明する図である。運転状態マーク4は、余裕度V1を「青」、危険度V2を「赤」でそれぞれ表現する。運転状態マーク4の色は、余裕度V1と危険度V2との相対的な関係を表し、余裕度V1を表す「青」と危険度V2を表す「赤」との混色となる。
【0090】
より具体的には、運転状態マーク4の色は、余裕度V1と危険度V2との比率に応じた色となる。運転状態マーク4の色の色相値は、完全な「青」に相当する色相値、完全な「赤」に相当する色相値、及び、余裕度V1と危険度V2との比率に基づいて、線形補間により求められる。
【0091】
余裕度V1と危険度V2とが同じ値の場合は、運転状態マーク4の色は「紫」となる。例えば、余裕度V1が「50」、危険度V2が「50」の場合は、運転状態マーク4の色は「紫」となる。
【0092】
そして、図中左側に示すように、危険度V2に対して相対的に余裕度V1の割合が高くなるほど、運転状態マーク4の色は「青」に近づく。例えば、余裕度V1が「50」、危険度V2が「25」の場合は、運転状態マーク4の色は「青紫」となる。また、余裕度V1が「50」、危険度V2が「0」の場合は、運転状態マーク4の色は完全な「青」となる。
【0093】
一方、図中右側に示すように、余裕度V1に対して相対的に危険度V2の割合が高くなるほど、運転状態マーク4の色は「赤」に近づく。例えば、余裕度V1が「25」、危険度V2が「50」の場合は、運転状態マーク4の色は「赤紫」となる。また、余裕度V1が「0」、危険度V2が「50」の場合は、運転状態マーク4の色は完全な「赤」となる。
【0094】
図6の状態判定表Tを参照する。余裕度V1と危険度V2とが対応する対応点が状態判定表Tの右下に近いほど、運転状態マーク4の色は「青」に近づく。逆に、対応点が状態判定表Tの左上に近いほど、運転状態マーク4の色は「赤」に近づく。したがって、運転状態マーク4の色は、運転状態が第1状態の場合は「青」に近くなり、運転状態が第2状態の場合は「紫」となり、運転状態が第3状態の場合は「赤」に近くなる。このため、ドライバは、運転状態マーク4の色を意識することで、現時点における余裕度V1と危険度V2との関係を直感的に把握できる。すなわち、ドライバは、現時点における運転状態を直感的に把握できることになる。
【0095】
車載表示システム2の動作中においては、状態報知部30gは、現時点における余裕度V1、危険度V2及び負荷許容量A1をリアルタイムに反映した運転状態マーク4を生成し、その運転状態マーク4を含む画像をディスプレイ21に表示させるといった処理を繰り返す。このため、ドライバの運転中においては、このような運転状態マーク4がディスプレイ21に常時に表示される。したがって、ドライバは、現時点における余裕度V1、危険度V2及び負荷許容量A1を常時かつ直感的に把握できる。ドライバは、表示された運転状態マーク4を常に意識しながら緊張感を持って運転することができ、車両5を安全に運転することができる。
【0096】
また、状態報知部30gは、状態判定部30fが判定する運転状態が第2状態から第3状態に移行した場合は、所定の警告音をスピーカ22から出力させる。第3状態は、ドライバの余裕が少なく、かつ、事故が発生する可能性が高い運転状態であるため、ドライバが運転状態マーク4へ意識を向けることが難しいことがある。このため、このような警告音をスピーカ22から出力させることで、現時点における運転状態が比較的危険な第3状態であることをドライバに認識させることができる。なお、現在負荷量A2が負荷許容量A1を上回る場合に、同様の警告音をスピーカ22から出力させてもよい。
【0097】
<7.車載表示システムの動作>
次に、車載表示システム2の動作について説明する。
図10は、車載表示システム2の動作の流れを示す図である。車載表示システム2が起動すると、まず、情報取得部30aが車両5のドライバを特定して、ドライバの識別情報を得る。情報取得部30aは、例えば、ドライバ監視装置52の車内カメラが取得したドライバの画像に基づいて、ドライバを特定することができる。なお、車両5がICカード等を用いた個人認証や生体認証などを行う認証装置を備えている場合は、その認証装置の結果を用いてドライバを特定してもよい。車載表示システム2は、このようにドライバを特定した後、
図10に示す動作を所定の周期(例えば、1秒周期)で繰り返すことになる。
【0098】
まず、情報取得部30aが、余裕度V1及び危険度V2の導出に必要な各種の情報を取得する(ステップS11)。情報取得部30aは、車載ネットワーク58に接続された他の電子装置50、及び、ネットワーク9に接続されたサーバ装置1などから、情報を取得する。情報取得部30aは、サーバ装置1から情報を取得する際に、サーバ装置1に要求信号を送信する。この要求信号には、車両5のドライバの識別情報、及び、現時点における車両5の位置などが含まれる。これにより、情報取得部30aは、
図4に示す情報D1〜D7、及び、
図5に示す情報G1〜G5を取得する。
【0099】
次に、余裕度導出部30dが、
図4に示すように、ドライバ情報D1、生体情報D2、他車情報D3及び自車情報D4に基づいて、負荷許容量A1を導出する(ステップS12)。さらに、余裕度導出部30dは、
図4に示すように、操作情報D5、HMI情報D6及び気象情報D7に基づいて、現在負荷量A2を導出する(ステップS13)。そして、余裕度導出部30dは、負荷許容量A1と現在負荷量A2との差を余裕度V1として導出する(ステップS14)。なお、ステップS13の現在負荷量A2を導出する処理についてはさらに後述する。
【0100】
次に、危険度導出部30eが、
図5に示すように、地点情報G1、自車情報G2、他車情報G3、気象情報G4及び視線情報G5に基づいて、危険度V2を導出する(ステップS15)。
【0101】
次に、状態判定部30fは、導出された余裕度V1と危険度V2とに基づいて、現時点における運転状態が、第1状態、第2状態及び第3状態のいずれであるかを判定する(ステップS16)。前回の判定から今回の判定にかけて運転状態が第2状態から第3状態に移行した場合は(ステップS17にてYes)、状態報知部30gが所定の警告音をスピーカ22から出力させる(ステップS18)。
【0102】
次に、状態判定部30fは、判定した運転状態に応じて、警告部30c及び車載情報装置54の機能を有効化あるいは無効化する(ステップS19)。これにより、現時点における運転状態に適した機能がドライバに提供される。
【0103】
次に、状態報知部30gが、導出された余裕度V1、危険度V2及び負荷許容量A1に基づいて、これらのパラメータを反映した運転状態マーク4を生成する。そして、状態報知部30gは、その運転状態マーク4を含む画像をディスプレイ21に表示させる(ステップS20)。
【0104】
このような
図10に示す動作は、車載表示システム2の動作中(イグニッションスイッチのONからOFFまで)において所定の周期で繰り返される。これにより、現時点における余裕度V1、危険度V2及び負荷許容量A1をリアルタイムに反映した運転状態マーク4がディスプレイ21に常時に表示されることになる。
【0105】
次に、ステップS13の現在負荷量A2を導出する処理について詳細に説明する。
図11は、余裕度導出部30dが現在負荷量A2を導出する処理の流れを示す図である。
【0106】
まず、余裕度導出部30dは、操作情報D5に基づいて操作負荷量C1を導出する(ステップS31)。次に、余裕度導出部30dは、HMI情報D6に基づいて、HMI負荷量C2を導出する(ステップS32)。続いて、余裕度導出部30dは、HMI情報D6に含まれるコンテンツ種別(現時点においてドライバに提供されるコンテンツの種類)が、ドライバの嗜好に合致するか否かを判定する(ステップS33)。
【0107】
例えば、ドライバが「株価」に興味がありコンテンツ種別が「株価」に関するニュースである場合は、コンテンツ種別がドライバの嗜好に合致することになる。また、例えば、ドライバが特定のアーティストに興味がありコンテンツ種別が当該アーティストの音楽である場合は、コンテンツ種別がドライバの嗜好に合致することになる。ドライバの嗜好を示す情報は、情報取得部30aが、
図10のステップS11において他の情報とともにサーバ装置1から取得すればよい。
【0108】
このようにコンテンツ種別がドライバの嗜好に合致する場合は、通常の状態と比較して、ドライバの意識がコンテンツに向けられることになる。このため、ドライバがHMIから情報を受け取ることによって生じる負荷の量であるHMI負荷量C2は、通常の状態と比較して大きくなる。
【0109】
このため、コンテンツ種別がドライバの嗜好に合致する場合は、余裕度導出部30dは、ステップS32で導出したHMI負荷量C2を増加させる(ステップS34)。例えば、余裕度導出部30dは、HMI負荷量C2に1以上の係数を乗算した結果を新たなHMI負荷量C2とする。乗算する係数は、コンテンツ種別とドライバの嗜好との合致度、あるいは、当該コンテンツ種別におけるドライバの嗜好の強さなどに応じた値にすることが望ましい。
【0110】
次に、余裕度導出部30dは、気象情報D7に基づいて視程負荷量C3を導出する(ステップS35)。そして、余裕度導出部30dは、導出した操作負荷量C1、HMI負荷量C2及び視程負荷量C3を加算して、現在負荷量A2を導出する(ステップS36)。
【0111】
このように余裕度導出部30dは、ドライバに提供されるコンテンツが該ドライバの嗜好に合うか否かを判定し、その判定結果に基づいて現在負荷量A2を導出する。このため、現在負荷量A2を正しく導出できる。
【0112】
以上のように、本実施の形態の車載表示システム2においては、余裕度導出部30dが現時点におけるドライバの状態に応じたパラメータである余裕度V1を導出し、危険度導出部30eが現時点における事故の危険度合に応じたパラメータである危険度V2を導出する。そして、ディスプレイ21は、余裕度V1及び危険度V2に応じた案内図形である運転状態マーク4をドライバの運転中に常時に表示する。したがって、ドライバは、現時点における自分の状態及び事故の危険度合を常時に把握できる。このため、ドライバは、表示された運転状態マーク4を常に意識しながら緊張感を持って運転することができ、車両5を安全に運転することができる。
【0113】
また、運転状態マーク4は、ドライバの運転中にディスプレイ21に継続的に表示されることが望ましいが、運転状態マーク4を常時に表示可能であれば、ドライバの操作や設定などに応じて、ディスプレイ21に運転状態マーク4に代えて他の情報が表示されてもよい。例えば、環境に配慮した運転の度合いを示すエコ運転マークなどが、ドライバの操作に応じて運転状態マーク4に代えてディスプレイ21に表示されてもよい。また、運転状態マーク4と他の情報(例えば、エコ運転マーク)とが、所定の時間周期で切り替えてディスプレイ21に表示されてもよい。
【0114】
<8.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
【0115】
上記実施の形態では、運転状態マーク4は余裕度V1と危険度V2との相対的な関係を内部領域42の色で表していた。これに対して、運転状態マークの内部領域42を2つの領域に分割し、それら2つの領域の面積の比率で余裕度V1と危険度V2との相対的な関係を表してもよい。
【0116】
図12は、余裕度V1と危険度V2との相対的な関係を面積の比率で表す運転状態マーク4aの例を示す図である。図に示すように、運転状態マーク4aの内部領域42は、境界線43によって2つの領域42a,42bに分割される。一方の第1領域42aは余裕度V1に対応し、色は「青」となっている。また、他方の第2領域42bは危険度V2に対応し、色は「赤」となっている。内部領域42における第1領域42aの面積と第2領域42bの面積との比率は、余裕度V1と危険度V2との比率と一致される。
【0117】
余裕度V1と危険度V2とが同じ値の場合は、2つの領域42a,42bの面積は同じとなる。そして、図中左側に示すように、危険度V2に対して相対的に余裕度V1の割合が高くなると、第2領域42bの面積に対して第1領域42aの面積の割合が大きくなる。危険度V2が「0」の場合は、運転状態マーク4の内部領域42は全て第1領域42aとなる。一方、図中右側に示すように、余裕度V1に対して相対的に危険度V2の割合が高くなると、第1領域42aの面積に対して第2領域42bの面積の割合が大きくなる。余裕度V1が「0」の場合は、運転状態マーク4の内部領域42は全て第2領域42bとなる。
【0118】
このように、運転状態マーク4aは、余裕度V1と危険度V2との比率を面積の比率で表す。このため、ドライバは、現時点における余裕度V1と危険度V2との関係を明確に把握できる。なお、余裕度V1と危険度V2との比率を面積の比率で表すことができれば、2つの領域42a,42bの配置は
図12に示すものと異なっていてよい。例えば、境界線43は直線であってもよい。また、内部領域42に縞模様を形成するように、第1領域42aと第2領域42bとを交互に配置してもよい。
【0119】
また、上記実施の形態では、運転状態マーク4は円形であったが、矩形、円柱形、及び、球形などの他の形状であってもよい。
【0120】
また、上記実施の形態では、運転状態マーク4は余裕度V1と危険度V2とを一つの図形で表したが、余裕度V1と危険度V2とを互いに独立した図形で表すようにしてもよい。
【0121】
また、上記実施の形態では、運転状態マーク4は余裕度V1を「青」、危険度V2は「赤」で表現していたが、他の色を用いてもよい。余裕度V1を表す色と、危険度V2を表す色とは互いに補色となることが望ましい。
【0122】
また、上記実施の形態では、ドライバは車両5を運転するものとして説明したが、ドライバが車両以外の乗り物や機械を運転する場合であっても、上記で説明した技術を利用可能である。
【0123】
また、上記実施の形態では、過去の運転中におけるドライバに関する様々な情報に基づいてサーバ装置1がドライバの嗜好を判断すると説明した。これに対して、サーバ装置1が、ドライバが日常的に用いるスマートフォンやタブレット端末などの通信端末から情報をさらに収集して、ドライバの嗜好を判断するようにしてもよい。
【0124】
また、上記実施の形態において一つのブロックとして説明した機能は必ずしも単一の物理的要素によって実現される必要はなく、分散した物理的要素によって実現されてよい。また、上記実施の形態で複数のブロックとして説明した機能は単一の物理的要素によって実現されてもよい。また、車両内の装置と車両外の装置とに任意の一つの機能に係る処理を分担させ、これら装置間において通信によって情報の交換を行うことで、全体として当該一つの機能が実現されてもよい。
【0125】
また、上記実施の形態においてプログラムの実行によってソフトウェア的に実現されると説明した機能の全部又は一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。また、上記実施の形態において一つのブロックとして説明した機能が、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。