特許第6172803号(P6172803)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6172803
(24)【登録日】2017年7月14日
(45)【発行日】2017年8月2日
(54)【発明の名称】ダンプ車両
(51)【国際特許分類】
   B60P 1/04 20060101AFI20170724BHJP
   B60P 1/28 20060101ALI20170724BHJP
【FI】
   B60P1/04 F
   B60P1/28 B
【請求項の数】4
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-198056(P2013-198056)
(22)【出願日】2013年9月25日
(65)【公開番号】特開2015-63213(P2015-63213A)
(43)【公開日】2015年4月9日
【審査請求日】2016年4月20日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002358
【氏名又は名称】新明和工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】楠元 究
【審査官】 森本 哲也
(56)【参考文献】
【文献】 実公昭46−029284(JP,Y1)
【文献】 実開昭58−014041(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60P 1/04
B60P 1/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車台と、前記車台にダンプヒンジブラケットを介して傾動自在に取り付けられる積載部と、前記積載部の傾斜状態を検知して作業者に報知する警報装置と、を備えたダンプ車両において、
前記車台は、前後方向に延びる一対のサブフレームを有し、
前記ダンプヒンジブラケットは、前記サブフレームに前後方向に回動自在に取り付けられるとともに肉抜き又は補強のための凹凸部を有し、
前記警報装置は、前記ダンプヒンジブラケットより左右内側に位置するように前記サブフレームに取り付けられるとともに前記凹凸部に対向して配設される検知部と、前記ダンプヒンジブラケットの回動による前記凹凸部の凹凸の変化が前記検知部にて検知されたときに報知する報知部とを有する
ことを特徴とするダンプ車両
【請求項2】
請求項1に記載のダンプ車両において、
前記検知部は、前記ダンプヒンジブラケットの凹凸部との距離の変化を非接触で検知する近接センサである
ことを特徴とするダンプ車両。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のダンプ車両において、
前記ダンプヒンジブラケットは一体成型物である
ことを特徴とするダンプ車両。
【請求項4】
請求項1乃至のいずれか1つに記載のダンプ車両において、
前記凹凸部は、前記ダンプヒンジブラケットの回動軸の半径方向に延びる溝部を有し、前記検知部は、前記溝部外周縁の近傍の検知により前記積載部の傾斜状態を検知するように構成されている
ことを特徴とするダンプ車両。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷箱やタンク等の積載部の傾斜状態を検知して作業者に報知するための警報装置を備えたダンプ車両に関する。
【背景技術】
【0002】
荷箱やタンク等の積載部が傾動可能なダンプ車両では、作業者が不注意により積載部を傾斜状態にしたまま車両を発進させて、架線や建物に積載部を衝突させる事故を起こすおそれがある。この作業者の不注意による積載部の衝突事故を防ぐため、従来、積載部が傾斜状態であることを作業者に知らせる種々の警報装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、シャシ(車台)と荷箱(積載部)のいずれか一方に感知子(検出部)を突設したスイッチ盤を有するスイッチ装置を設け、その他方に感知子に衝接してスイッチ装置を解放する調節扞(被検出部)を上下に調節できるように設けたダンプ車両の警報装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実公昭48−012890号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような従来のダンプ車両の警報装置は、ダンプ車両の積載部の傾動機能と直接関係ないので、オプション品扱いとなっている。しかしオプション品として検出部と被検出部とを車台と積載部に取り付ける場合には、標準品より取付工数や部品点数がかなり多くなるという問題点があった。
【0005】
そこで本発明は、取付工数や部品点数が少ないながらも確実に積載部の傾斜状態を検知可能な警報装置を備えたダンプ車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、第1の発明は、車台と、前記車台にダンプヒンジブラケットを介して傾動自在に取り付けられる積載部と、警報装置と、を備え、前記警報装置は、前記車台に対して固定される検知部と、前記ダンプヒンジブラケットの回動が前記検知部にて検知されたときに報知する報知部と、を有することを特徴とする。
【0007】
第1の発明によれば、警報装置の検知部が検知する対象は、従来のような標準品に追加で取り付ける被検知部ではなく、積載部に傾動機能を持たせるために必須のダンプヒンジ部分である。つまり、標準品で備わっているダンプヒンジブラケット被検知部として兼用するように構成されている。これにより、標準品に追加で警報装置を取り付ける場合に、被検知部の取付け作業が不要な分、従来よりも警報装置の取付工数を削減することができる。また、被検知部を最初から備わっているダンプヒンジブラケットで兼用する分、従来よりも部品点数やコストを削減することができる。
【0008】
第2の発明では、第1の発明において、前記ダンプヒンジブラケットは、軽量化又は補強のための凹凸部を有し、前記検知部は、前記凹凸部に対向して配設され、前記検知部の固定位置から前記凹凸部までの距離が所定の距離になったときに、前記報知部にて報知が行われる。
【0009】
第2の発明によればダンプヒンジブラケットに最初から設けられている軽量化又は補強のための凹凸部を活用して積載部の傾斜状態を検知することができる。
【0010】
第3の発明では、第2の発明において、前記車台は、前後方向に延びる一対のサブフレームを有し、前記ダンプヒンジブラケットは、前記サブフレームに前後方向に回動自在に取り付けられ、前記検知部は、前記ダンプヒンジブラケットより左右内側に位置するように前記サブフレームに取り付けられている。
【0011】
第3の発明によれば、ダンプ車両の外側から見て検知部がダンプヒンジブラケットの裏に隠れるようにできる。これにより、外側から検知部に物が当たったり汚泥等が検知部やダンプヒンジの凹凸部にかかったりするのを抑制することができる。その結果、検知部に作動不良が生じるのを抑制することができる。また、ダンプヒンジブラケットの凹凸部が汚れて凹凸部の形状が変化することにより検知部が誤検出するような事態を防ぐことができる。
【0012】
第4の発明では、第2又は第3の発明において、前記検知部は、前記ダンプヒンジブラケットの凹凸部との距離の変化を非接触で検知する近接センサである。
【0013】
第4の発明によれば、検知部をダンプヒンジブラケットの凹凸部に接触させて凹凸の変化を検知する場合と比較して、凹凸部の摩耗を防ぎ、積載部を傾動させる際の傾動動作の引っ掛かりを防ぐことができる。
【0014】
第5の発明では、第2乃至第4のいずれか1つの発明において、前記凹凸部は、前記ダンプヒンジブラケットの回動軸の半径方向に延びる溝部を有し、前記検知部は、前記溝部外周縁の近傍の検知により前記積載部の傾斜状態を検知するように構成されている。
【0015】
第5の発明によれば、車両走行中の上下振動等で検知部が少し上下方向にずれたとしても、積載部の傾斜状態を検知することが可能となる。これにより、より確実に積載部の傾斜状態を検知可能な警報装置にできる。
【発明の効果】
【0016】
以上説明したように、本発明によれば、標準品で備わっているダンプヒンジブラケットを警報装置の被検知部として兼用するので、被検知部の取付け作業が不要な分、従来よりも警報装置の取付工数を削減することができる。また、被検知部をダンプヒンジブラケットで兼用する分、部品点数やコストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の一実施の形態に係るダンプ車両の側面図である。
図2図1の要部拡大図である。
図3図2のA−A断面概略図である。
図4図2のB−B断面概略図である。
図5】本発明の一実施の形態に係るダンプ車両の警報装置の概略構成図である。
図6図2の動作説明図である。
図7図2の動作説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態のダンプ車両としての吸引車1を示し、この吸引車1は、
走行可能なベース車両10と、このベース車両10に搭載される吸引装置20とを備えている。ベース車両10は、車台11と、車台11の前部に設けられるキャブ12とを有する。車台11は、前後方向に延びる一対のメインフレーム11aと、このメインフレーム11aの上に設けられた前後方向に延びる一対のサブフレーム11bとを備えている。このサブフレーム11b上に上記吸引装置20が固定されている。
【0020】
詳しくは図示しないが、キャブ外の吸引装置20は、ルーツブロワ、集塵装置などの吸引動作を行うための吸引ユニット21を備え、この吸引ユニット21がサブフレーム11bの前側に設けられている。また、吸引装置20は、積載部としてのレシーバタンク22を備えている。レシーバタンク22は、ルーツブロワの吸引力を利用して吸引された物質を蓄える断面円形状容器であり、後端に開閉可能な円盤状の開閉扉23が設けられている。
【0021】
レシーバタンク22は、図1図4に示すように、車台11のサブフレーム11bにダンプヒンジブラケット30を介して傾動自在に取り付けられている。より具体的には、レシーバタンク22は、底部に前後方向に延びる左右一対のタンクフレーム22aを有しており、ダンプヒンジブラケット30の上部はこのタンクフレーム22aの後端部の左右外側の面に溶着されている。ダンプヒンジブラケット30は、金属の鋳造品又は鍛造品の一体成型物であり、おおよそ逆三角形の輪郭形状の下端部に、回動軸25を貫通させるヒンジ孔31が形成されている。ダンプヒンジブラケット30の表面には軽量化や補強のための複数の凹凸部(縁リブ部32,突条部33,溝部34,平面部35)が設けられている。このうち、縁リブ部32と突条部33は、ダンプヒンジブラケット30をタンクフレーム22aに溶着した状態において左右外側の面に形成される。一方、溝部34と平面部35は、左右内側の面に形成されている。溝部34は、ダンプヒンジブラケット30の回動軸25の半径方向に延びるように形成されている。また、溝部34は、平底部34aと、平底部34aから溝部34の外周縁につながる傾斜面34bとを有している。また、平面部35は、溝部34の外周縁をほぼ囲んで形成された平面状の部分である。
【0022】
また、サブフレーム11bの後端部には、回動軸25を貫通させる貫通孔部11cが設けられている。そしてこの貫通孔部11cとダンプヒンジブラケット30のヒンジ孔31とを合わせた状態で回動軸25を左右方向に挿通させることにより、ダンプヒンジブラケット30はサブフレーム11bに回動自在に取り付けられ、レシーバタンク22が回動軸25中心に傾動(ダンプ)可能となっている。
【0023】
レシーバタンク22の傾動は、図1に示すように、油圧シリンダよりなる左右一対の傾動シリンダ26の伸長によって行われる。この傾動シリンダ26は、それぞれレシーバタンク22の前側側方のサブフレーム11bに一端が揺動可能に連結され、他端がレシーバタンク22の側方に連結されている。
【0024】
開閉扉23は、レシーバタンク22の後端上部に設けた開閉軸23aを中心に回動可能に構成されている。具体的には、レシーバタンク22側方に一端が揺動可能に連結された油圧シリンダよりなる開閉シリンダ27の他端が開閉扉23の側方に連結され、この開閉シリンダ27を伸長させことで、開閉扉23が開くようになっている。開閉シリンダ27も左右一対設けられている。そして、開閉扉23を開いてレシーバタンク22を傾動させることで、レシーバタンク22内の内容物を排出可能となっている。
【0025】
吸引ユニット21の左側面には、吸引装置20を操作する操作盤28が設けられている。操作盤28には、傾動シリンダ26の伸縮操作用の傾動レバー、開閉シリンダ27の伸縮操作用の開閉レバー、アクセルレバー等が設けられている。
【0026】
ここで、本実施形態では、図2図5に示すように、レシーバタンク22の傾斜状態を検知して作業者に報知する警報装置40が備わっている。
警報装置40は、ダンプヒンジブラケット30の溝部34に対向して配設される検知部41と、ダンプヒンジブラケット30の回動が検知部41にて検知されたときに報知する報知部42と、検知部41の検知に基づいて報知部42の報知の仕方を制御する制御部43とを有している。
検知部41は、ダンプヒンジブラケット30の凹凸部との距離の変化を非接触で検知する近接センサである。この検知部41は、ダンプヒンジブラケット30より左右内側に位置するようにサブフレーム11bの後端部に取付ブラケット44を介して取り付けられている。
【0027】
取付ブラケット44は、サブフレーム11bの上面に沿って前後方向に延びる平板状の延長部44aと、延長部44aの前端部からサブフレーム11bの側面に沿って垂下する平板状の第1取付部44bと、延長部44aの後端部から立設される第2取付部44cとを有している。
第1取付部44bには、前後方向に延びる2つの長孔44dが設けられている。第1取付部44bは、サブフレーム11bの後端部外側側面に設けられた取付ベース45に合わせられ、長孔44dを挿通するボルト47によって固定される。これにより、取付ブラケット44がサブフレーム11bに対して固定されるようになっている。なお、取付ベース45は、吸引車1を側方からみたときにダンプヒンジブラケット30の回動動作に干渉しないようにダンプヒンジブラケット30の取付位置よりも前方に配置されている。
また、取付ブラケット44の第2取付部44cには角柱状の検知部41が固定されている。検知部41の検知面41aは、レシーバタンク22の長手方向が水平になった図2の状態において、鉛直方向に延びる溝部34の平底部34aと対向するように位置設定されている。本実施形態では、検知部41の前後方向の位置は、上記ボルト47を緩めて長孔44dに沿って取付ブラケット44を前後移動させることによって調整可能となっている。
【0028】
レシーバタンク22及びダンプヒンジブラケット30を図2の状態から後方へ回動させると、図6に示すように、例えば10°付近で検知部41の検知面41aが溝部34の傾斜面34bに対向するようになる。この位置では、検知部41の検知面41aとダンプヒンジブラケット30との距離が図2の状態よりも近くなる。
【0029】
また、レシーバタンク22及びダンプヒンジブラケット30を図6の状態からさらに後方へ回動させると、検知部41の検知面41aが平面部35に対向するようになる。この位置では、検知部41の検知面41aとダンプヒンジブラケット30との距離が図6の状態よりもさらに近くなる。
また、レシーバタンク22及びダンプヒンジブラケット30を後方へ回動させて一旦検知部41の検知面41aが平面部35に対向するようになると、レシーバタンク22が最大の傾斜角度になるまで、検知面41aとダンプヒンジブラケット30との距離は変わらないように設定されている。図7は、その最大の傾斜角度(約50°)までレシーバタンク22及びダンプヒンジブラケット30を回動させた状態を示している。この状態では、吸引車1の側方から見て検知部41の検知面41aは、ダンプヒンジブラケット30の外縁部近傍に位置している。つまり、レシーバタンク22が最大の傾斜角度になったとしても、吸引車1の側方から見て検知面41aがほとんど露出することがないようになっている。
【0030】
次に、報知部42は例えばランプやブザーから構成され、図1に示すように、キャブ12の内部又は操作盤28に取り付けられている。
また、制御部43は、検知部41の固定位置から凹凸部までの距離が所定の距離になったときに報知部42に報知させる制御を行う。具体的には、検知部41の検知面41aとダンプヒンジブラケット30の距離がある一定値以上に近づいた場合であって、例えば、上述した図6の状態以上にレシーバタンク22及びダンプヒンジブラケット30が後方回動されている場合に、制御部43は報知部42に報知させる。
なお、検知部41,報知部42,制御部43に対する電力供給は、車載のバッテリ46により行われる。
【0031】
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、ダンプ車両として吸引車1を使用したが、土砂を運ぶダンプトラック等、荷箱をダンプさせる機能を有する種々の車種に適用可能である。
また、上記実施形態では、検知部41を近接センサで構成したが、本発明はこれにかぎらず、検知部を、ダンプヒンジブラケットの凹凸部に可動先端部が摺接するリミットスイッチで構成してもよい。
また、上記実施形態では、検知部41は、ダンプヒンジブラケット30の溝部34から平面部35への距離の変化を検知するように構成したが、本発明はこれに限らず、円状や弧状の凹凸部を検知するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、報知部42は、レシーバタンク22が所定の角度以上後方へ回動する場合に報知するように構成したが、回動角度によって報知の種類が変わっていくようにしてもよい。例えば、回動角度が小さいうちは長い間隔の断続音とし、回動角度が大きくなるにつれて短い間隔の断続音としてもよい。
また、上記実施形態では、警報装置40は、検知部41の固定位置から凹凸部(溝部34,平面部35)までの距離が所定の距離になったときに報知部42に報知させるように構成されていたが、本発明はこれに限らず、検知部がダンプヒンジブラケットを検知するかしないかをトリガとして報知部にて報知させるように警報装置を構成してもよい。例えば、積載部の傾動前では検知部の検知面がダンプヒンジブラケットに対向する一方、積載部がある程度傾動すると検知部の検知面がダンプヒンジブラケットに対向しなくなるように、検知部を車台に対して固定すればよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
【産業上の利用可能性】
【0032】
以上説明したように、本発明は、荷箱やタンク等の積載部の傾斜状態を検知して作業者に報知するための警報装置を備えたダンプ車両について有用である。
【符号の説明】
【0033】
1 吸引車(ダンプ車両)
11 車台
11a メインフレーム
11b サブフレーム
20 吸引装置
22 レシーバタンク
25 回動軸
30 ダンプヒンジブラケット
34 溝部(凹凸部)
35 平面部(凹凸部)
40 警報装置
41 近接センサ(検知部)
42 報知部
















































図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7