(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
ソーシャルネットワークサービスを提供するSNSサーバとユーザ端末とが通信ネットワークを介して接続可能に構成され、上記SNSサーバから上記ユーザ端末に対してフィード情報を提供する情報提供システムであって、
上記ユーザ端末における登録操作に応じて送信されてくる情報に基づいて、目的地、時刻および参加者を含むスケジュール情報を上記SNSサーバの第1の記憶部に記憶させるスケジュール情報記録部と、
上記参加者を含む複数のユーザが使用する上記ユーザ端末から送信されてくる投稿情報を上記SNSサーバの第2の記憶部に記憶させる投稿情報記録部と、
上記第2の記憶部に記憶された投稿情報の更新を知らせるフィード情報を上記ユーザ端末に提供して一覧表示させるフィード情報提供部と、
上記ユーザ端末の現在位置を取得するユーザ端末位置取得部と、
上記ユーザ端末位置取得部により取得された上記ユーザ端末の現在位置と上記スケジュール情報に含まれる上記目的地とに基づいて、上記現在位置から上記目的地までの所要時間を算出し、当該算出した所要時間と上記スケジュール情報に含まれる上記時刻とに基づいて、ユーザが上記目的地に向けて出発すべき時刻を算出する出発時刻算出部とを備え、
上記フィード情報提供部は、上記第1の記憶部に記憶されている上記スケジュール情報に関して上記出発時刻算出部により算出された出発時刻またはその一定時間前から、当該スケジュール情報に含まれている参加者に関するフィード情報を、上記参加者以外のユーザに関するフィード情報と区別して上記ユーザ端末に一覧表示させることを特徴とする情報提供システム。
上記フィード情報提供部は、上記スケジュール情報に含まれている時刻またはその一定時間後に、上記フィード情報を区別して一覧表示させる状態を解除することを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
上記フィード情報提供部は、上記スケジュール情報に含まれている参加者に関するフィード情報のみに絞り込んで上記ユーザ端末に一覧表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
上記出発時刻算出部により算出された出発時刻の一定時間前に上記ユーザ端末においてアラームを発生させるアラーム発生部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
上記出発時刻算出部は、上記ユーザ端末位置取得部により取得された上記ユーザ端末の現在位置と、上記スケジュール情報に含まれる上記目的地とに基づいて、上記現在位置から上記目的地までの移動手段に応じた所要時間を異なる移動手段毎に算出し、
上記出発時刻算出部により上記移動手段毎に算出された出発時刻の早い順に、当該出発時刻の一定時間前に上記ユーザ端末においてアラームを発生させるアラーム発生部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
上記フィード情報提供部は、上記出発時刻算出部により上記移動手段毎に算出された出発時刻のうち最も早い出発時刻またはその一定時間前から、上記スケジュール情報に含まれている参加者に関するフィード情報を、上記参加者以外のユーザに関するフィード情報と区別して上記ユーザ端末に一覧表示させることを特徴とする請求項6に記載の情報提供システム。
上記フィード情報提供部は、上記アラームの発生時に上記ユーザ端末の操作に応じて選択された移動手段に関する出発時刻またはその一定時間前から、上記スケジュール情報に含まれている参加者に関するフィード情報を、上記参加者以外のユーザに関するフィード情報と区別して上記ユーザ端末に一覧表示させることを特徴とする請求項6に記載の情報提供システム。
上記出発時刻算出部は、上記ユーザ端末における登録操作に応じて上記スケジュール情報を上記SNSサーバに登録する際、あるいは、上記第1の記憶部に記憶された上記スケジュール情報に対する新たな参加者を上記ユーザ端末における登録操作に応じて上記SNSサーバに追加登録する際に、その登録を行ったユーザ端末ついて上記出発時刻を算出し、
上記スケジュール情報記録部は、上記出発時刻算出部により算出された上記出発時刻を上記スケジュール情報と関連付けて上記第1の記憶部に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の情報提供システム。
上記出発時刻算出部は、上記スケジュール情報と関連付けて上記第1の記憶部に記憶された出発時刻の所定時間前に、そのとき上記ユーザ端末位置取得部により取得された上記ユーザ端末の現在位置と、上記スケジュール情報に含まれる上記目的地および上記時刻とに基づいて、上記出発時刻を再計算し、
上記スケジュール情報記録部は、上記出発時刻算出部により再計算された上記出発時刻を上記スケジュール情報と関連付けて上記第1の記憶部に更新記憶させることを特徴とする請求項9に記載の情報提供システム。
目的地、時刻および参加者を含むスケジュール情報を記憶する第1の記憶部、および、上記参加者を含む複数のユーザから投稿される投稿情報を記憶する第2の記憶部を備えてソーシャルネットワークサービスを提供するSNSサーバと、上記スケジュール情報および上記投稿情報の上記SNSサーバへの登録を行うユーザ端末とが通信ネットワークを介して接続可能に構成された通信システムにおいて、上記SNSサーバから上記ユーザ端末に対してフィード情報を提供する情報提供方法であって、
上記ユーザ端末における登録操作に応じて上記スケジュール情報を上記SNSサーバに登録する際、あるいは、上記第1の記憶部に記憶された上記スケジュール情報に対する新たな参加者を上記ユーザ端末における登録操作に応じて上記SNSサーバに追加登録する際に、上記SNSサーバのユーザ端末位置取得部が、上記ユーザ端末の現在位置を上記ユーザ端末から取得する第1のステップと、
上記SNSサーバの出発時刻算出部が、上記ユーザ端末位置取得部により取得された上記ユーザ端末の現在位置と上記スケジュール情報に含まれる上記目的地とに基づいて、上記現在位置から上記目的地までの所要時間を算出し、当該算出した所要時間と上記スケジュール情報に含まれる上記時刻とに基づいて、上記目的地に向けて出発すべき時刻を算出する第2のステップと、
上記SNSサーバのフィード情報提供部が、上記第1の記憶部に記憶された上記スケジュール情報に関して上記出発時刻算出部により算出された出発時刻またはその一定時間前になったことを検出した場合、当該スケジュール情報に含まれている参加者から投稿されて上記第2の記憶部に記憶された投稿情報の更新を知らせるフィード情報を、上記参加者以外のユーザに関するフィード情報と区別して上記ユーザ端末に一覧表示させる第3のステップとを有することを特徴とする情報提供方法。
上記フィード情報提供部が、上記スケジュール情報に含まれている時刻またはその一定時間後に、上記フィード情報を区別して一覧表示させる状態を解除する第4のステップを更に有することを特徴とする請求項11に記載の情報提供方法。
【発明を実施するための形態】
【0013】
(第1の実施形態)
以下、本発明による第1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、第1の実施形態による情報提供システムの全体構成例を示す図である。
図1に示すように、第1の実施形態による情報提供システムは、ソーシャルネットワークサービスを提供するSNSサーバ100とユーザ端末200とがインターネット300等の通信ネットワークを介して接続可能に構成されている。
【0014】
本実施形態の情報提供システムは、ユーザ端末200からSNSサーバ100に対してイベント等のスケジュール情報を登録したり、ブログやコメントあるいはプロフィール等に関する投稿情報を登録したりすることができるようになされている。また、本実施形態の情報提供システムは、投稿情報の更新を知らせるフィード情報をSNSサーバ100からユーザ端末200に対して提供することができるようになされている。
【0015】
図2は、第1の実施形態によるSNSサーバ100およびユーザ端末200の機能構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、SNSサーバ100は、その機能構成として、第1の記憶部11、第2の記憶部12、地図データ記憶部13、通信インタフェース部14、スケジュール情報記録部15、投稿情報記録部16、フィード情報提供部17、ユーザ端末位置取得部18および出発時刻算出部19を備えている。また、ユーザ端末200は、その機能構成として、通信インタフェース部21、スケジュール情報登録処理部22、投稿情報登録処理部23、現在位置取得部24、フィード情報表示部25、出発時刻記録部26およびアラーム発生部27を備えている。
【0016】
なお、ここでは本発明の説明に関する主要な機能構成をのみを示しており、SNSサーバ100とユーザ端末200との間で行われる一般的な情報通信等に関する機能構成については図示を省略あるいは簡略化している。
【0017】
SNSサーバ100の各機能ブロック14〜19は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック14〜19は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
【0018】
同様に、ユーザ端末200の各機能ブロック21〜27は、ハードウェア、DSP、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック21〜27は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
【0019】
SNSサーバ100の通信インタフェース部14は、インターネット300を介して通信の制御を行うものであり、ユーザ端末200から送られてくる情報(スケジュール情報や投稿情報、ユーザ端末200の現在位置情報など)を受信してSNSサーバ100内の機能ブロックに供給するとともに、SNSサーバ100内の機能ブロックから供給される情報(フィード情報や出発時刻情報など)をユーザ端末200に送信する。
【0020】
ユーザ端末200の通信インタフェース部21は、インターネット300を介して通信の制御を行うものであり、ユーザ端末200内の機能ブロックから供給される情報(スケジュール情報や投稿情報、ユーザ端末200の現在位置情報など)をSNSサーバ100に送信するとともに、SNSサーバ100から送られてくる情報(フィード情報や出発時刻情報など)を受信してユーザ端末200内の機能ブロックに供給する。
【0021】
ユーザ端末200のスケジュール情報登録処理部22は、イベント等のスケジュール情報をSNSサーバ100に登録するための処理を行う。すなわち、スケジュール情報登録処理部22は、SNSサーバ100から取得した所定の登録画面をユーザ端末200に表示させて、ユーザ端末200を使用するユーザによって行われる登録画面に対する操作を通じて入力されたスケジュール情報を、そのユーザに対して割り当てられた固有のユーザIDと共にSNSサーバ100に送信して登録する処理を行う。
【0022】
図3は、スケジュール情報を登録する際にスケジュール情報登録処理部22により提供される登録画面の一例を示す図である。
図3(a)はカレンダ画面であり、SNSサーバ100によりインターネット300を通じてユーザ端末200に提供される。
図3(a)の例では、1ヵ月分のカレンダ情報が表示されている。そして、既にスケジュール情報が登録されている(すなわち、第1の記憶部11に記憶されている)日にちのセルには、そのスケジュール情報を簡易的に示すテキスト情報あるいはアイコンが表示されている。
【0023】
スケジュール情報を新たに登録する場合、カレンダ内の所望の日のセルを選択する操作を行うと、
図3(b)に示すようなスケジュール登録画面が表示される。
図3(b)に示す例では、イベントのタイトル、時刻(例えば、イベントの開始日時および終了日時)、目的地(イベント開催場所)、スケジュールの作成者、イベントの詳細情報、参加者などを含むスケジュール情報を登録することが可能となっている。なお、時刻に関しては、イベント開始時刻よりも前の待ち合わせ時刻などを登録するようにしてもよい。
【0024】
また、参加者に関しては、いったん作成されたスケジュール情報に対して後から任意のタイミングで追加登録することが可能である。すなわち、
図3(a)に示すカレンダ画面において、参加者を追加登録したいイベントのテキスト情報あるいはアイコンを選択することにより、
図3(b)のスケジュール登録画面を表示させる。そして、そのスケジュール登録画面において新たな参加者を追加登録することが可能である。
【0025】
SNSサーバ100のスケジュール情報記録部15は、ユーザ端末200における
図3に示した登録画面に対する登録操作に応じて送信されてくる情報に基づいて、少なくとも目的地、時刻および参加者を含むスケジュール情報を第1の記憶部11に記憶させる。このときスケジュール情報記録部15は、スケジュール情報を、それを作成したユーザのユーザIDと関連付けて第1の記憶部11に記憶させる。また、参加者を追加登録する場合、スケジュール情報記録部15は、既存のスケジュール情報に対して新規の参加者をそのユーザIDと関連付けて記憶させる。
【0026】
ユーザ端末200の投稿情報登録処理部23は、ブログやコメントあるいはプロフィール等に関する投稿情報をSNSサーバ100に新たに登録したり、登録済みの投稿情報の内容を変更したりするための処理を行う。すなわち、投稿情報登録処理部23は、SNSサーバ100から取得した所定の登録画面をユーザ端末200に表示させて、ユーザ端末200を使用するユーザによって行われる登録画面に対する操作を通じて入力された投稿情報を、ユーザIDと共にSNSサーバ100に送信して登録する処理を行う。あるいは、投稿情報登録処理部23は、SNSサーバ100に登録済みの投稿情報を登録画面に表示させて、ユーザによる操作を通じて入力された変更内容の情報をユーザIDと共にSNSサーバ100に送信し、投稿情報を更新登録する処理を行う。
【0027】
SNSサーバ100の投稿情報記録部16は、ユーザ端末200から送信されてくる投稿情報を第2の記憶部12に記憶させる。また、投稿情報記録部16は、ユーザ端末200から送信されてくる変更内容の情報に基づいて、第2の記憶部12に記憶されている投稿情報を更新して記憶させる。このとき投稿情報記録部16は、投稿情報をユーザIDと関連付けて第2の記憶部12に記憶させる。
【0028】
SNSサーバ100のフィード情報提供部17は、第2の記憶部12に記憶された投稿情報の更新を知らせるフィード情報をユーザ端末200に送信して一覧表示させる。すなわち、フィード情報提供部17は、ユーザ端末200においてユーザにより行われた操作に基づき送信されてくるフィード情報表示要求に応じて、新たに登録された投稿情報のコンテンツ概要や、既登録の投稿情報に関する更新内容の概要などを知らせるフィード情報を生成する。そして、生成したフィード情報をユーザ端末200に送信する。
【0029】
ユーザ端末200のフィード情報表示部25は、ユーザ端末200においてユーザにより行われた操作に応じて、フィード情報表示要求をSNSサーバ100に送信する。そして、このフィード情報表示要求に応じてSNSサーバ100から送信されてくるフィード情報を表示させる。
【0030】
ユーザ端末200の現在位置取得部24は、例えばGPS受信機によって現在位置情報を取得する。そして、取得した現在位置情報をSNSサーバ100にユーザIDと共に送信する。SNSサーバ100のユーザ端末位置取得部18は、ユーザ端末200から送られてくる現在位置情報をユーザIDと共に取得する。なお、現在位置取得部24がユーザ端末200の現在位置情報をSNSサーバ100に送信するタイミングは、例えば、スケジュール情報登録処理部22により新たなスケジュール情報をSNSサーバ100に登録するとき、あるいは、既登録のスケジュール情報に対する新たな参加者をSNSサーバ100に追加登録するときとする。
【0031】
SNSサーバ100の出発時刻算出部19は、ユーザ端末位置取得部18により取得されたユーザ端末200の現在位置と、第1の記憶部11に記憶されているスケジュール情報に含まれる目的地とに基づいて、現在位置から目的地までの所要時間を算出する。
【0032】
具体的には、出発時刻算出部19は、地図データ記憶部13に記憶されている地図データを用いて、ナビゲーション装置が一般的に備える経路探索機能と同様の機能により現在位置から目的地までの誘導経路(コスト最小の経路)を探索し、その経路を自動車等で走行した場合の所要時間を算出する。そして、当該算出した所要時間とスケジュール情報に含まれる時刻とに基づいて、目的地に向けて出発すべき時刻を算出する。つまり、スケジュール情報に含まれるイベントの開催日時から所要時間を減算することによって出発時刻を算出する。
【0033】
ここで、出発時刻算出部19は、ユーザ端末位置取得部18がユーザ端末200から現在位置情報を取得したときに、そのユーザ端末200に関する出発時刻を算出する。すなわち、出発時刻算出部19は、現在位置情報と共にユーザ端末200から取得されたスケジュール情報が第1の記憶部11に新たに記憶された際、あるいは、第1の記憶部11に記憶されているスケジュール情報に対する新たな参加者が当該スケジュール情報に追加登録された際に、そのスケジュール情報に関連するユーザ(スケジュール情報の作成者および追加登録された参加者)について出発時刻をそれぞれ算出する。
【0034】
出発時刻算出部19は、算出した出発時刻をスケジュール情報記録部15に供給するとともに、インターネット300を介してユーザ端末200に送信する。ここで送信先とするユーザ端末200は、スケジュール情報または追加登録に係る参加者の情報を送信してきたユーザ端末200である。スケジュール情報記録部15は、出発時刻算出部19により算出された出発時刻の情報をスケジュール情報と関連付けて第1の記憶部11に記憶させる。また、ユーザ端末200の出発時刻記録部26は、SNSサーバ100から送信されてきた出発時刻の情報を、実際にその出発時刻となるまで内部メモリ(図示せず)に記憶させる。
【0035】
上述したフィード情報提供部17は、第1の記憶部11に記憶されているスケジュール情報に関して出発時刻算出部19により算出された出発時刻またはその一定時間前から、当該スケジュール情報に含まれている参加者(スケジュール情報の作成者を含む)に関するフィード情報を、参加者以外のユーザに関するフィード情報と区別してユーザ端末200に一覧表示させる。
【0036】
例えば、フィード情報提供部17は、スケジュール情報に含まれている参加者に関するフィード情報のみに絞り込んでユーザ端末200に一覧表示させる。または、フィード情報提供部17は、スケジュール情報に含まれている参加者に関するフィード情報をハイライトして表示させたり、参加者以外に関するフィード情報をグレーアウトして表示させたりするようにしてもよい。
【0037】
具体的には、フィード情報提供部17は、第1の記憶部11に記憶されているスケジュール情報およびそれに関連付けて記憶されている出発時刻の情報に基づいて、出発日時の一定時間前の時刻になったかどうかを監視する。当該時刻になったことを検出した場合、フィード情報提供部17は、スケジュール情報に含まれている参加者のユーザIDをもとに、それと同じユーザIDに関連付けて第2の記憶部12に記憶されている投稿情報を抽出し、抽出した投稿情報からフィード情報を生成してユーザ端末200に送信し、表示させる。
【0038】
また、フィード情報提供部17は、スケジュール情報に含まれている時刻(イベントの開始時刻または待ち合わせ時刻など)またはその一定時間後に、フィード情報を区別して一覧表示させる状態を解除する。
【0039】
図4は、フィード情報提供部17によりユーザ端末200に表示されるフィード情報の一覧画面の例を示す図である。
図4(a)は、通常のフィード情報の表示例を示すものであり、スケジュール情報に含まれている参加者(Cさん)に関するフィード情報だけでなく、参加者以外(AさんおよびBさん)に関するフィード情報も全て時系列で一覧表示されている。これに対して、
図4(b)は、スケジュール情報に含まれている参加者(Cさん)に関するフィード情報のみに絞り込まれて表示された状態を示している。
【0040】
すなわち、第1の記憶部11に記憶されているあるスケジュール情報に関して算出された出発時刻またはその一定時間前の時刻になると、ユーザ端末200に表示されるフィード情報は、
図4(a)の状態から
図4(b)の状態へと自動的に切り替わる。その後、スケジュール情報に含まれている時刻(イベントの開始時刻または待ち合わせ時刻など)またはその一定時間後の時刻になると、ユーザ端末200に表示されるフィード情報は、
図4(b)の状態から
図4(a)の状態へと自動的に切り替わる。
【0041】
ユーザ端末200のアラーム発生部27は、出発時刻記録部26により内部メモリに記憶された出発時刻の一定時間前に、ユーザ端末200においてアラームを発生させる。アラームは所定のブザー音の発生によって行ってもよいし、ユーザ端末200を振動させることによって行ってもよいし、所定のメッセージをユーザ端末200に表示させることによって行ってもよい。ユーザ端末200のユーザは、このアラームの発生を受けて、出発時刻の一定時間前になったこと、一定時間後からフィード情報がイベントの参加者のみに絞り込まれることを把握することができる。
【0042】
図5は、上記のように構成した第1の実施形態による情報提供システムにおいてスケジュール情報をSNSサーバ100に登録する際の動作例を示すフローチャートである。
【0043】
ユーザ端末200のスケジュール情報登録処理部22は、ユーザによって行われる登録画面に対する操作を通じて入力された新たなスケジュール情報または追加の参加者の情報を、そのユーザに対して割り当てられた固有のユーザIDと共にSNSサーバ100に送信する(ステップS1)。また、現在位置取得部24は、ユーザ端末200の現在位置情報を取得し、ユーザIDと共にSNSサーバ100に送信する(ステップS2)。
【0044】
SNSサーバ100のスケジュール情報記録部15は、ユーザ端末200から送られてくるスケジュール情報または参加者の情報を、ユーザIDと共に第1の記憶部11に記憶させる(ステップS3)。その後、ユーザ端末200から送られてくる現在位置情報をユーザ端末位置取得部18が取得すると、出発時刻算出部19は、当該現在位置情報で示されるユーザ端末200の現在位置と、第1の記憶部11に記憶されているスケジュール情報に含まれる目的地とに基づいて、現在位置から目的地までの所要時間を算出する。そして、当該算出した所要時間とスケジュール情報に含まれる時刻とに基づいて、目的地に向けて出発すべき時刻を算出する(ステップS4)。
【0045】
出発時刻算出部19は、算出した出発時刻の情報をスケジュール情報記録部15に供給する。スケジュール情報記録部15は、出発時刻算出部19により算出された出発時刻の情報をスケジュール情報と関連付けて第1の記憶部11に記憶させる(ステップS5)。また、出発時刻算出部19は、算出した出発時刻の情報をインターネット300を介してユーザ端末200に送信する(ステップS6)。ユーザ端末200の出発時刻記録部26は、SNSサーバ100から送信されてきた出発時刻の情報を内部メモリに記憶させる(ステップS7)。これにより、
図5に示すフローチャートの処理を終了する。
【0046】
図6は、第1の実施形態による情報提供システムにおいてフィード情報をユーザ端末200に表示する際の動作例を示すフローチャートである。まず、ユーザ端末200のアラーム発生部27は、内部メモリに記憶された出発時刻の一定時間前の時刻になったか否かを監視する(ステップS11)。出発時刻の一定時間前になった場合、アラーム発生部27は、ユーザ端末200においてアラームを発生させる(ステップS12)。その後、処理はステップS13に進む。なお、上記ステップS11で出発時刻の一定時間前になっていないと判定された場合、処理はステップS12を飛ばしてステップS13に進む。
【0047】
ステップS13において、フィード情報表示部25は、フィード情報の表示を要求するための操作がユーザ端末200においてユーザにより行われたか否かを判定する。当該操作が行われていない場合、処理はステップS11に戻る。一方、当該操作が行われた場合、フィード情報表示部25は、フィード情報表示要求をユーザIDと共にSNSサーバ100に送信する(ステップS14)。
【0048】
フィード情報表示要求を受信したSNSサーバ100のフィード情報提供部17は、フィード情報表示要求と共に受信したユーザIDに基づいて、当該ユーザIDに関連付けて第1の記憶部11に記憶されているスケジュール情報を特定する(ステップS15)。そして、フィード情報提供部17は、特定したスケジュール情報に関連付けて第1の記憶部11に記憶されている出発時刻の一定時間前の時刻を経過しているか否かを判定する(ステップS16)。
【0049】
ここで、出発時刻の一定時間前を経過していると判定した場合、フィード情報提供部17は、ステップS15で特定したスケジュール情報に含まれている参加者に関する投稿情報を第2の記憶部12から抽出し、抽出した投稿情報からフィード情報を生成してユーザ端末200に送信する(ステップS17)。ユーザ端末200のフィード情報表示部25は、フィード情報提供部17により提供された参加者のみのフィード情報を表示させる(ステップS18)。
【0050】
フィード情報提供部17は、ステップS17でフィード情報をユーザ端末200に送信した後、スケジュール情報に含まれている時刻(イベントの開始時刻または待ち合わせ時刻など)の一定時間後の時刻を経過したか否かを判定する(ステップS19)。当該時刻を経過した場合、フィード情報提供部17は、参加者のみのフィード情報に絞り込んで一覧表示させる状態を解除する(ステップS20)。すなわち、フィード情報提供部17は、第2の記憶部12に記憶されている全ての投稿情報を用いて、通常のフィード情報を生成してユーザ端末200に送信する。ユーザ端末200のフィード情報表示部25は、フィード情報提供部17により提供された通常のフィード情報を表示させる(ステップS18)。
【0051】
また、上記ステップS16において出発時刻の一定時間前を経過していないと判定した場合、フィード情報提供部17は、第2の記憶部12に記憶されている全ての投稿情報を用いて、通常のフィード情報を生成してユーザ端末200に送信する(ステップS21)。その後、処理はステップS16に戻る。この場合、ユーザ端末200のフィード情報表示部25は、フィード情報提供部17により提供された通常のフィード情報を表示させる(ステップS18)。
【0052】
以上詳しく説明したように、第1の実施形態では、ユーザ端末200の現在位置とスケジュール情報に含まれる目的地とに基づいて、現在位置から目的地までの所要時間を算出し、当該算出した所要時間とスケジュール情報に含まれる時刻とに基づいて、目的地に向けて出発すべき時刻を算出する。そして、あるスケジュール情報に関して算出された出発時刻またはその一定時間前から、当該スケジュール情報に含まれている参加者に関するフィード情報を、参加者以外のユーザに関するフィード情報と区別してユーザ端末200に一覧表示させるようにしている。
【0053】
このように構成した第1の実施形態によれば、SNSサーバ100に登録されたスケジュール情報により示される目的地に向けて出発すべき時刻またはその一定時間前になると、SNSサーバ100に投稿された複数の投稿情報のうち、スケジュール情報により参加者として示されているユーザからの投稿情報に関するフィード情報が他のフィード情報と区別して表示されるように自動的に切り替わる。
【0054】
これにより、スケジュール情報により示される参加者であるユーザが面倒な操作を行わなくても、そのユーザが参加するイベントに関連するフィード情報をユーザ端末200に分かりやすく提示することができる。よって、参加者であるユーザが一覧の中からイベントや待ち合わせに関連するフィード情報を見逃してしまうことを抑制することができる。
【0055】
(第2の実施形態)
次に、本発明による第2の実施形態を図面に基づいて説明する。第2の実施形態による情報提供システムの全体構成例は、
図1と同様である。
図7は、第2の実施形態によるSNSサーバ100およびユーザ端末200の機能構成例を示すブロック図である。なお、この
図7において、
図2に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
【0056】
図7に示すように、SNSサーバ100は、スケジュール情報記録部15および出発時刻算出部19に代えて、スケジュール情報記録部15’および出発時刻算出部19’を備えている。また、ユーザ端末200は、スケジュール情報登録処理部22に代えて、スケジュール情報登録処理部22’を備えている。
【0057】
スケジュール情報登録処理部22’は、イベントのタイトル、時刻(イベントの開始日時および終了日時)、目的地、スケジュールの作成者、イベントの詳細情報および参加者に加えて、目的地までの移動手段を含むスケジュール情報をSNSサーバ100に登録するための処理を行う。スケジュール情報記録部15’は、スケジュール情報登録処理部22’により登録されたスケジュール情報を第1の記憶部11に記憶させる。なお、移動手段とは、車、自転車、公共交通機関(電車、地下鉄、バス等の不特定多数の人々が利用する交通機関)、徒歩などである。
【0058】
出発時刻算出部19’は、ユーザ端末位置取得部18により取得されたユーザ端末200の現在位置と、スケジュール情報に含まれる目的地および移動手段とに基づいて、現在位置から目的地までの移動手段に応じた所要時間を算出する。具体的には、出発時刻算出部19’は、地図データ記憶部13に記憶されている地図データを用いて、現在位置から目的地までの誘導経路を探索し、その経路を指定の移動手段で移動した場合の所要時間を算出する。そして、当該算出した所要時間とスケジュール情報に含まれる時刻とに基づいて、目的地に向けて出発すべき時刻を算出する。
【0059】
このように構成した第2の実施形態によれば、移動手段に合わせて出発時刻をより正確に求めることができる。これにより、参加者のみのフィード情報に絞り込むタイミングをより的確なものとすることができる。
【0060】
(第3の実施形態)
次に、本発明による第3の実施形態を図面に基づいて説明する。第3の実施形態による情報提供システムの全体構成例は、
図1と同様である。
図8は、第3の実施形態によるSNSサーバ100およびユーザ端末200の機能構成例を示すブロック図である。なお、この
図8において、
図2に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
【0061】
図8に示すように、SNSサーバ100は、スケジュール情報記録部15、フィード情報提供部17および出発時刻算出部19に代えて、スケジュール情報記録部15”、フィード情報提供部17”および出発時刻算出部19”を備えている。また、ユーザ端末200は、出発時刻記録部26およびアラーム発生部27に代えて、出発時刻記録部26”およびアラーム発生部27”を備えている。
【0062】
出発時刻算出部19”は、ユーザ端末位置取得部18により取得されたユーザ端末200の現在位置と、スケジュール情報に含まれる目的地とに基づいて、現在位置から目的地までの移動手段(車、自転車、公共交通機関、徒歩など)に応じた所要時間を異なる移動手段毎に算出する。出発時刻算出部19”は、各移動手段に応じた出発時刻をスケジュール情報記録部15”に供給するとともに、インターネット300を介してユーザ端末200に送信する。
【0063】
スケジュール情報記録部15”は、出発時刻算出部19”により算出された移動手段ごとの出発時刻の情報をスケジュール情報と関連付けて第1の記憶部11に記憶させる。また、ユーザ端末200の出発時刻記録部26”は、SNSサーバ100から送信されてきた移動手段ごとの出発時刻の情報を、実際にその出発時刻となるまで内部メモリ(図示せず)に記憶させる。
【0064】
アラーム発生部27”は、出発時刻記録部26”により内部メモリに記憶された移動手段ごとの出発時刻の早い順に、当該出発時刻の一定時間前にユーザ端末200においてアラームを発生させる。移動手段として車、自転車、公共交通機関、徒歩の4つについて出発時刻算出部19”が出発時刻を算出した結果、徒歩、自転車、公共交通機関、車の順で出発時刻が早くなったとすると、アラーム発生部27”は、最初に、徒歩で移動する場合における出発時刻の一定時間前になったときに、アラームを発生させる。次に、自転車で移動する場合における出発時刻の一定時間前になったときに、2回目のアラームを発生させる。その後も同様に、公共交通機関で移動する場合における出発時刻の一定時間前になったとき、車で移動する場合における出発時刻の一定時間前になったときに、それぞれ3回目および4回目のアラームを発生させる。
【0065】
図9は、このアラームを所定のメッセージの表示によって行う場合の一例を示す図である。
図9(a)は、徒歩で移動する場合における出発時刻の一定時間前になったときに表示されるアラーム画面の例を示す。なお、ここでは公共交通機関の一例として電車を挙げている。このアラーム画面には、移動手段が徒歩の場合の出発時刻になったことを示すメッセージと、他の残りの移動手段(自転車、電車、車)による次回以降のアラームがどのくらい後に行われるかを示すメッセージとが表示されている。
【0066】
図9(b)は、自転車で移動する場合における出発時刻の一定時間前になったときに表示されるアラーム画面の例を示す。このアラーム画面には、移動手段が自転車の場合の出発時刻になったことを示すメッセージと、他の残りの移動手段(電車、車)による次回以降のアラームがどのくらい後に行われるかを示すメッセージとが表示されている。
【0067】
図9(c)は、電車で移動する場合における出発時刻の一定時間前になったときに表示されるアラーム画面の例を示す。このアラーム画面には、移動手段が電車の場合の出発時刻になったことを示すメッセージと、他の残りの移動手段(車)による次回以降のアラームがどのくらい後に行われるかを示すメッセージとが表示されている。
【0068】
図9(d)は、車で移動する場合における出発時刻の一定時間前になったときに表示されるアラーム画面の例を示す。このアラーム画面には、移動手段が車の場合の出発時刻になったことを示すメッセージが表示されている。
【0069】
なお、
図9(a)〜(c)の何れかのアラーム画面において、表示されている移動手段を選択する操作を行うことによって、移動手段を確定させることができるようにしてもよい。例えば、
図9(a)のアラーム画面において、徒歩を選択した場合、移動手段を徒歩に確定する。この場合、アラーム発生部27”は、
図9(b)〜(d)に示す他の移動手段によるアラームは発生させない。また、
図9(a)のアラーム画面において、車を選択した場合、移動手段を車に確定する。この場合、アラーム発生部27”は、
図9(b)(c)に示す自転車、電車を移動手段とする場合のアラームは発生させず、車で移動する場合における出発時刻の一定時間前になったときに、
図9(d)に示すアラーム画面を表示させる。
【0070】
フィード情報提供部17”は、移動手段毎に算出された出発時刻のうち最も早い出発時刻またはその一定時間前から、スケジュール情報に含まれている参加者に関するフィード情報のみに絞ってユーザ端末200に一覧表示させるようにする。または、フィード情報提供部17”は、アラームの発生時にユーザ端末200の操作に応じて選択された移動手段に関する出発時刻の一定時間前から、スケジュール情報に含まれている参加者に関するフィード情報のみに絞ってユーザ端末200に一覧表示させるようにしてもよい。
【0071】
このように構成した第3の実施形態によれば、ユーザがイベントの当日まで移動手段を決めていない場合でも、各移動手段の中で最も早い出発時刻またはその一定時間前から参加者のみのフィード情報に絞り込まれて表示される。よって、イベント当日になって最も所要時間の長い移動手段で移動しようと決めた場合でも、ユーザが一覧の中からイベントや待ち合わせに関連するフィード情報を見逃してしまうことを抑制することができる。
【0072】
また、第3の実施形態によれば、各移動手段に応じた出発時刻のタイミングごとにアラームが発生するので、そのアラームを受けて移動手段を決定することもできる。そして、移動手段を決定すれば、決定した移動手段に応じた出発時刻の一定時間前から、参加者のみのフィード情報に絞り込んで一覧表示させることができる。
【0073】
(第4の実施形態)
次に、本発明による第4の実施形態を図面に基づいて説明する。第4の実施形態による情報提供システムの全体構成例は、
図1と同様である。
図10は、第4の実施形態によるSNSサーバ100およびユーザ端末200の機能構成例を示すブロック図である。なお、この
図10において、
図2に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
【0074】
図10に示すように、SNSサーバ100は、スケジュール情報記録部15、ユーザ端末位置取得部18および出発時刻算出部19に代えて、スケジュール情報記録部15'''、ユーザ端末位置取得部18'''および出発時刻算出部19'''を備えている。また、ユーザ端末200は、現在位置取得部24に代えて、現在位置取得部24'''を備えている。
【0075】
出発時刻算出部19'''は、出発時刻算出部19と同様に、新たなスケジュール情報または追加の参加者がSNSサーバ100に登録された際に、そのとき同時にユーザ端末200から取得された現在位置情報に基づいて出発時刻を算出する。ただし、スケジュール情報等を登録した地点と、イベント当日にユーザがいる地点とが必ずしも同じとは限らない。
【0076】
そこで、出発時刻算出部19'''は、スケジュール情報と関連付けて第1の記憶部11に記憶されている出発時刻の所定時間前(例えば、24時間前)に、そのときユーザ端末位置取得部18'''により取得されたユーザ端末200の現在位置と、スケジュール情報に含まれる目的地および時刻とに基づいて、出発時刻を再計算する。この場合、ユーザ端末位置取得部18'''は、ユーザ端末200に対して現在位置情報の取得要求を送信する。ユーザ端末200の現在位置取得部24'''は、SNSサーバ100から送られてくる要求に応じて現在位置を取得し、SNSサーバ100に送信する。
【0077】
スケジュール情報記録部15'''は、出発時刻算出部19'''により再計算された出発時刻を、スケジュール情報と関連付けて第1の記憶部11に更新記憶させる。フィード情報提供部17は、第1の記憶部11に更新記憶された出発時刻またはその一定時間前から、当該スケジュール情報に含まれている参加者に関するフィード情報のみに絞り込んでユーザ端末200に一覧表示させる。
【0078】
このように構成した第4の実施形態によれば、スケジュール情報等を登録した地点と、イベントの当日にユーザがいる地点とが異なっている場合であっても、同日ユーザがいる地点に合わせてより正確な出発時刻を再計算することができる。これにより、参加者のみのフィード情報に絞り込むタイミングをより的確なものとすることができる。
【0079】
なお、最初に計算した出発時刻の所定時間前(例えば、24時間前)に1回のみ出発時刻を再計算するだけでなく、その時点から一定時間ごとに繰り返し出発時刻を再計算し、前回計算した出発時刻と今回計算した出発時刻とが一致した場合に再計算を中止するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザが何らかの移動手段を使って移動中の場合に、一定時間ごとにユーザがいる地点に合わせてより正確な出発時刻を再計算することができる。
【0080】
上記第1〜第4の実施形態では、地図データ記憶部13および出発時刻算出部19,19’,19”,19'''をSNSサーバ100が備える例について説明したが、ユーザ端末200が備えるようにしてもよい。
【0081】
また、上記第1〜第4の実施形態では、フィード情報提供部17,17”において参加者のみのフィード情報に絞り込み、それをユーザ端末200に提供する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、SNSサーバ100からユーザ端末200には通常のフィード情報を提供し、ユーザ端末200において参加者のみのフィード情報に絞り込むようにしてもよい。
【0082】
その他、上記第1〜第4の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。