(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本発明を更に詳細に説明する。図面では、同一又は類似の符号は同一の部品を表す。
【0011】
<名称の定義>
「金融機関」とは、金融ビジネスに関する機関又は企業、例えば銀行、金融仲介機関(証券会社、金融サービス会社)、投資機関(例えば公募ファンド、私募ファンド)、保険会社、ファイナンスリース機関等であり、
「金融実体」とは、所定の金融商品又は金融情報、例えば銀行の金融商品情報、二次市場の上場会社の株情報、保険会社の所定の保険商品等である。
【0012】
「ユーザ装置」とは、ユーザが使用する端末装置であり、PC、タブレット、スマートホン、PDA、IPTV等を含むがそれらに限定されるものではない。
【0013】
「ネットワークデバイス」とは、ネットワークに接続されて、ネットワークに基づいて情報を送信したり受信したりすることができるコンピュータ装置であり、単一のネットワークサーバ、複数のネットワークサーバからなるサーバグループ、又はクラウドコンピューティング(Cloud Computing)に基づく大量のコンピュータやネットワークサーバから構成されるクラウドを含むがそれらに限定されるものではなく、クラウドコンピューティングとは分散コンピューティングの一つであり、若干の疎結合されたコンピュータクラスタからなる仮想スーパーコンピュータによるものである。
【0014】
「ネットワーク」とは、異なるコンピュータ装置を接続しデータを伝送するために用いられるネットワークであり、インターネット、広域ネットワーク、メトロポリタン・エリア・ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、VPNネットワーク等を含むがそれらに限定されるものではない。
【0015】
上記のユーザ装置、ネットワークデバイス及びネットワークは例示的なものに過ぎず、既存の又は将来現れうる他の計算装置又はネットワークは本発明に適用できれば、本発明の保護範囲にも含まれ、且つ援用としてここに含まれているはずであることを、当業者は理解すべきである。
【0016】
図1は、本発明の一つの実施例に係るユーザの検索行為に基づいてデータマイニングを行なって各金融実体のユーザ注目度情報を確定する方法を示すフロー図である。
【0017】
以下、
図1を参照して実施例を説明する。
【0018】
図1に示されるように、ステップS101では、ネットワークデバイスは複数のユーザの検索行為情報を取得する。
【0019】
ここで、複数のユーザの検索行為情報は、各ユーザのクエリー配列、クエリー配列に応答して取得された検索結果に対する各ユーザによるクリックやアクセス等の操作情報、及び各ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページの少なくともいずれか一つを含む。
【0020】
これらの検索行為情報は、ネットワークデバイス又は各ユーザ装置と対話する他のネットワークデバイスにより予め取得されて記憶装置に記憶されることができる。ネットワークデバイスは、当該記憶装置をアクセスすることにより、前記複数のユーザの検索行為情報を読み取る。当該記憶装置は当該ネットワークデバイスと一体になったものであってもよく、又は当該ネットワークデバイスから独立したものであってもよい。
【0021】
ステップS102では、ネットワークデバイスは前記複数のユーザの検索行為情報に基づいて、前記複数のユーザの検索行為に対応する金融実体を確定する。
【0022】
具体的には、各ユーザの検索行為毎について、ネットワークデバイスは、各ユーザのクエリー配列、クエリー配列に応答してフィードバックされた一つ又は複数の検索結果に対する各ユーザによる例えばクリックやアクセス等の操作、及び/又は、各ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページを分析することによって、該当検索行為に対応する金融実体を確定することができる。
【0023】
そして、ステップS103では、ネットワークデバイスは、確定された前記複数のユーザの検索行為毎に対応する金融実体に基づいて、確定された金融実体毎に対応するユーザ注目度情報を確定する。ここで、ユーザ注目度情報は、ユーザ総注目回数、一定の時間周期におけるユーザ注目回数やユーザ注目頻度、ユーザ注目頻度の経時的な変化曲線等の少なくともいずれか一つを含むがそれらに限定されるものではない。
【0024】
具体的には、ネットワークデバイスは、ステップS102において取得された各ユーザの検索行為毎についての確定結果に基づいて統計を行うことにより、ステップS102において確定された各金融実体に対応するユーザ注目度情報を取得することができる。
【0025】
選択可能には、ステップS104では、ネットワークデバイスはネットワークを介して、例えばウェブサイト、BBS、WeChatチャットグループ、マイクロブログ等の様々な情報発表プラットフォームにおいて、ステップS103において確定された金融実体毎に対応するユーザ注目度情報を発表し、あるいは、金融機関に提供してさらなるデータ分析を行い又は他の金融情報を生成することができる。
【0026】
一つの好ましい実施例において、ステップS102では、ネットワークデバイスは前記複数のユーザの検索行為情報に基づいて、前記複数のユーザの、金融需要がある検索行為毎に対応する金融実体を確定する。以下、二つの実例により説明する。
【0027】
(実例1)
ステップS1021(図示せず)では、ネットワークデバイスは、前記複数のユーザの検索行為情報に対して初期の需要分析を行うことによって、前記複数のユーザの、金融需要がある検索行為を確定する。
【0028】
ここで、前記複数のユーザの検索行為情報に対して初期の需要分析を行うことによって前記複数のユーザの、金融需要がある検索行為を確定することは、下記の少なくともいずれかの方式を含む。
【0029】
1)前記複数のユーザの検索行為毎におけるクエリー配列に対して意味解析を行うことによって、該当検索行為が金融需要を有するか否かを確定する。
【0030】
具体的には、クエリー配列に意味が金融需要に関連するキーワードが若干含まれていると発見すると、該当検索行為が金融需要を有すると確定することができ、あるいは、これらの意味が金融需要に関連するキーワードの数及び/又はレベルに基づいて第一金融需要値D1を確定してもよい。
【0031】
2)前記複数のユーザの検索行為毎において開かれたページにおける内容を分析することによって、該当検索行為が金融需要を有するか否かを確定する。
【0032】
具体的には、開かれたページの内容を分析して、その中に意味が金融属性に関連する語彙又は文が若干含まれていると発見すると、該当検索行為が金融需要を有すると確定することができ、あるいは、これらの意味が金融需要に関連する語彙又は文の数及び/又はレベルに基づいて第二金融需要値D2を確定してもよい。
【0033】
3)前記複数のユーザの検索行為毎において開かれたウェブサイトの属性により、該当検索行為が金融需要を有するか否かを確定する。
【0034】
具体的には、これらのウェブサイトが金融属性を有することを確定すると、該当検索行為が金融需要を有することを推定でき、あるいは、前記ウェブサイトの金融属性レベルに基づいて第三金融需要値
D3を確定する。
【0035】
具体的には、ネットワークデバイスは下記の式により、上記方式で検索行為が金融需要を有するか否かを確定することができる。
【0036】
D(n)=a*D1(n)+b*D2(n)+c*D3(n) (1)
ここで、nはあるユーザの第n回の検索行為であり、a,b,cは上記三つの方式の加重値であり、D(n)は当該ユーザの第n回の検索行為の金融需要値である。
【0037】
上記の式(1)によれば、ネットワークデバイスは、第n回の検索行為に、
金融需要がある (D(n−1)≧所定の閾値Tの場合)、又は、
金融需要がない (D(n−1)<所定の閾値Tの場合)と確定することができる。
【0038】
好ましくは、ネットワークデバイスは、前記複数のユーザの検索行為毎に基づいて、当該検索行為の前の検索行為と合わせて当該検索行為が金融需要を有するか否かを確定することもできる。簡単に言えば、あるユーザの以前の検索行為における一定の割合の検索行為が金融需要を有すると確定され、あるいは、式(1)により確定された金融需要値
が所定の閾値を超えていると、その後続の検索行為も金融需要を有する可能性が大きくなる。具体的には、ネットワークデバイスは下記の式により、あるユーザの以前の検索行為に基づいて現在の検索行為が金融需要を有するか否かを確定することができる。
【0039】
D(n)’=(1+f(D(n−1))*a)*D(n) (2)
ここで、
D(n−1)は当該ユーザの前回の検索行為の金融需要値であり、
D(n)は当該ユーザの今回の検索行為に基づいて取得された金融需要値であり、
D(n−1)≧所定の閾値Tの場合に、f(D(n−1)=1、
D(n−1)<所定の閾値Tの場合に、f(D(n−1)=0である。
【0040】
上記の式は例示的なものに過ぎず、制限的なものではなく、本発明の考案に基づく他の式も、ユーザの検索行為が金融需要を有するか否かを確定するのに用いることができ、それらも本発明の保護範囲にあり、且つ援用としてここに含まれているはずであることを、当業者は理解すべきである。また、当業者は、本発明の上記の考案に基づいて、統計分析を行い実情に従って適切な所定の閾値Tを確定し取得するはずである。
【0041】
そして、ステップS1022(図示せず)では、ネットワークデバイスは、ステップS1021において確定された複数のユーザの、金融需要がある検索行為情報を分析することによって、前記複数のユーザの、金融需要がある検索行為毎に対応する金融実体を確定する。
【0042】
(実例2)
ステップS1021’(図示せず)では、ネットワークデバイスは、前記複数のユーザの検索行為情報を分析することによって、前記複数のユーザの検索行為毎に対応する金融実体を確定する。
【0043】
そして、ステップS1022’(図示せず)では、ネットワークデバイスは、前記複数のユーザの検索行為情報に対して初期の需要分析を行うことによって、前記複数のユーザの、金融需要がある検索行為を確定し、それにより前記複数のユーザの、金融需要がある検索行為毎に対応する金融実体を確定する。
【0044】
同様に、前記複数のユーザの検索行為情報に対して初期の需要分析を行うことによって前記複数のユーザの、金融需要がある検索行為を確定することは、下記の少なくともいずれかの方式を含む。
【0045】
1)前記複数のユーザの検索行為毎におけるクエリー配列に対して意味解析を行うことによって、該当検索行為が金融需要を有するか否かを確定する。
【0046】
具体的には、クエリー配列に意味が金融需要に関連するキーワードが若干含まれていると発見すると、該当検索行為が金融需要を有すると確定することができ、あるいは、これらの意味が金融需要に関連するキーワードの数及び/又はレベルに基づいて第一金融需要値D1を確定してもよい。
【0047】
2)前記複数のユーザの検索行為毎において開かれたページにおける内容を分析することによって、該当検索行為が金融需要を有するか否かを確定する。
【0048】
具体的には、開かれたページの内容を分析して、その中に意味が金融属性に関連する語彙又は文が若干含まれていると発見すると、該当検索行為が金融需要を有すると確定することができ、あるいは、これらの意味が金融需要に関連する語彙又は文の数及び/又はレベルに基づいて第二金融需要値D2を確定してもよい。
【0049】
3)前記複数のユーザの検索行為毎において開かれたウェブサイトの属性により、該当検索行為が金融需要を有するか否かを確定する。
【0050】
具体的には、これらのウェブサイトが金融属性を有することを確定すると、該当検索行為が金融需要を有することを推定ができ、あるいは、前記ウェブサイトの金融属性レベルに基づいて第三金融需要値を確定する。
【0051】
具体的には、ネットワークデバイスは下記の式により、上記方式で検索行為が金融需要を有するか否かを確定する。
【0052】
D(n)=a*D1(n)+b*D2(n)+c*D3(n) (1)
ここで、nはあるユーザの第n回の検索行為であり、a,b,cは上記三つの方式の加重値であり、D(n)は当該ユーザの第n回の検索行為の金融需要値である。
【0053】
上記の式(1)によれば、ネットワークデバイスは、第n回の検索行為に、
金融需要がある (D(n−1)≧所定の閾値Tの場合)、又は、
金融需要がない (D(n−1)<所定の閾値Tの場合)と確定することができる。
【0054】
好ましくは、ネットワークデバイスは、前記複数のユーザの検索行為毎に基づいて、当該検索行為の前の検索行為と合わせて該当検索行為が金融需要を有するか否かを確定することもできる。簡単に言えば、あるユーザの以前の検索行為における一定の割合の検索行為が金融需要を有すると確定され、あるいは、式(1)により確定された金融需要値が所定の閾値を超えていると、その後続の検索行為も金融需要を有する可能性が大きくなる。具体的には、ネットワークデバイスは下記の式により、あるユーザの以前の検索行為に基づいて現在の検索行為が金融需要を有するか否かを確定することができる。
【0055】
D(n)’=(1+f(D(n−1))*a)*D(n) (2)
ここで、
D(n−1)は当該ユーザの前回の検索行為の金融需要値であり、
D(n)は当該ユーザの今回の検索行為に基づいて取得された金融需要値であり、
D(n−1)≧所定の閾値Tの場合に、f(D(n−1)=1、又は、
D(n−1)<所定の閾値Tの場合に、f(D(n−1)=0である。
【0056】
上記の式は例示的なものに過ぎず、制限的なものではなく、本発明の考案に基づく他の式も、ユーザの検索行為が金融需要を有するか否かを確定するのに用いることができ、それらも本発明の保護範囲にあり、且つ援用としてここに含まれているはずであることを、当業者は理解すべきである。また、当業者は、本発明の上記の考案に基づいて、統計分析を行い実情に従って適切な所定の閾値Tを確定する。
【0057】
次に、ステップS103では、ネットワークデバイスは、確定された前記複数のユーザの、金融需要がある検索行為毎に対応する金融実体に基づいて、確定された金融実体毎に対応するユーザ注目度情報を確定する。
【0058】
具体的には、ネットワークデバイスは、ステップS102において取得された各ユーザの、金融需要がある検索行為毎についての確定結果に基づいて統計を行うことにより、ステップS102において確定された各金融実体に対応するユーザ注目度情報を取得することができる。
【0059】
選択可能には、ステップS104では、ネットワークデバイスはネットワークを介して、例えばウェブサイト、BBS、WeChatチャットグループ、マイクロブログ等の様々な情報発表プラットフォームにおいて、ステップS103において確定された金融実体毎に対応するユーザ注目度情報を発表し、あるいは、金融機関に提供してさらなるデータ分析を行い又は他の金融情報を生成することができる。
【0060】
図2は、本発明の一つの実施例に係るユーザの検索行為に基づいてユーザに金融実体情報を提供する方法を示すフロー図である。
【0061】
以下、
図2を参照して当該実施例を説明する。
【0062】
ステップS201では、ネットワークデバイスは複数のユーザの検索行為情報を取得する。
【0063】
ここで、複数のユーザの検索行為情報は、各ユーザのクエリー配列、クエリー配列に応答して取得された検索結果に対する各ユーザによるクリックやアクセス等の操作の情報、及び各ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページの少なくともいずれか一つを含む。
【0064】
これらの検索行為情報は、ネットワークデバイス又は各ユーザ装置と対話するその他のネットワークデバイスにより予め取得されて記憶装置に記憶されることができる。ネットワークデバイスは、当該記憶装置をアクセスすることにより、前記複数のユーザの検索行為情報を読み取る。当該記憶装置は当該ネットワークデバイスと一体になったものであってもよく、又は当該ネットワークデバイスから独立したものであってもよい。
【0065】
ステップS202では、ネットワークデバイスは前記各ユーザの検索行為情報に基づいて、各ユーザの金融需要の関連特徴を確定する。ここで、ユーザの金融需要の関連特徴は、ユーザが注目する具体的な金融分野F、ユーザの金融需要強度S、及びユーザの金融需要レベルPの少なくともいずれか一つを含む。
【0066】
具体的には、ユーザが注目する具体的な金融分野について、ネットワークデバイスは、各ユーザのクエリー配列、及び/又はクエリー配列に応答してフィードバックされた検索結果の一つ又は複数に対する各ユーザによる例えばクリックやアクセス等の操作、及び/又は各ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページ等の検索行為情報を分析することによって、ユーザが注目する具体的な金融分野を確定することができる。例えば、クエリー配列、及び/又はユーザがクリックした検索結果、及び/又はページ内容に意味が具体的な金融分野に関連するキーワードが若干含まれていると発見すると、ユーザが注目する具体的な金融分野F(1),F(2),F(3)…を確定することができる。
【0067】
ユーザの金融需要強度について、ネットワークデバイスは、各ユーザのクエリー配列、及び/又はクエリー配列に応答してフィードバックされた一つ又は複数の検索結果に対する各ユーザによる例えばクリックやアクセス等の操作、及び/又は各ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページ等の検索行為情報を分析することによって、ユーザの金融需要強度を確定することができる。例えば、クエリー配列、及び/又はユーザがクリックした検索結果、及び/又はページ内容に含まれる金融需要強度に関連するキーワードの数及び/又はレベルによれば、当該ユーザの金融需要強度Sを確定することができる。
【0068】
ユーザの金融需要レベルについて、ネットワークデバイスは、各ユーザのクエリー配列、及び/又はクエリー配列に応答してフィードバックされた一つ又は複数の検索結果に対する各ユーザによる例えばクリックやアクセス等の操作、及び/又は各ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページ等の検索行為情報を分析することによって、ユーザの金融需要レベルを確定することができる。例えば、クエリー配列、及び/又はユーザがクリックした検索結果、及び/又はページ内容に含まれる金融需要強度に関連するキーワードの数及び/又はレベルによれば、当該ユーザの金融需要レベルPを確定することができる。
【0069】
好ましくは、ステップS202はサブステップS2021(図示せず)とS2022(図示せず)とを含む。
【0070】
サブステップS2021では、ネットワークデバイスは、前記複数のユーザの検索行為情報に対して初期の需要分析を行うことによって、金融需要がある複数のユーザを選別し、ここで、ユーザの検索行為に対して初期の需要分析を行う方式は、先に
図1を参照して説明された実施例においてユーザの検索行為が金融需要を有するか否かを確定する方式と同様であり、簡明のため、援用としてここに含まれているから、省略する。
【0071】
そして、サブステップS2022では、ネットワークデバイスは、前記金融需要がある各ユーザの検索行為に基づいて、金融需要がある各ユーザの金融需要の関連特徴を確定し、金融需要がある各ユーザの金融需要の関連特徴を確定する方式は、先にステップS202において各ユーザの金融需要の関連特徴を確定する方式と同様であり、簡明のため、援用としてここに含まれているから、省略する。
【0072】
好ましくは、ネットワークデバイスは、各ユーザの検索行為に基づいて各ユーザの自然属性と合わせて、各ユーザの金融需要の関連特徴を確定することができる。
【0073】
ここで、ユーザの自然属性は、前記ユーザの年齢、前記ユーザの性別、前記ユーザの職業、前記ユーザの消費水準、及び前記ユーザの所在地の少なくともいずれか一つを含む。
【0074】
ステップS203では、ネットワークデバイスは、前記確定された各ユーザの金融需要の関連特徴に基づいて前記複数のユーザを、それぞれ対応する金融需要の関連特徴を有する複数のユーザグループに分ける。
【0075】
ステップS204では、ネットワークデバイスは、ユーザグループ毎の金融需要の関連特徴と複数の金融実体の実体特徴をマッチングすることによって、ユーザグループ毎に対応する金融実体を確定する。ここで、ステップS203とステップS204は時間的に独立したものであり、即ち、ステップS204は時間的にステップS203の直後にある必要がないことを、当業者は理解すべきである。
【0076】
選択可能には、ステップS205(図示せず)では、ネットワークデバイスはネットワークを介して、例えばウェブサイト、BBS、WeChatチャットグループ、マイクロブログ等の様々な情報発表プラットフォームにおいて、ステップS204で確定されたユーザグループ毎に対応する金融実体情報を発表し、あるいは、金融機関に提供してさらなるデータ分析を行い又は他の金融情報を生成することができる。
【0077】
図3は、本発明のもう一つの実施例に係るユーザの検索行為に基づいてユーザに金融実体情報を提供する方法を示すフロー図である。
【0078】
以下、
図3を参照して当該実施例を説明する。
【0079】
ここで、
図3におけるステップS301乃至S304(図示せず)は、
図2に示されるステップS201乃至S204と同様であり、簡明のため、援用としてここに含まれているから、省略することをしない。
【0080】
ステップS305では、ネットワークデバイスは一つのユーザの検索行為情報を取得する。
【0081】
当該ユーザの検索行為情報は、当該ユーザのクエリー配列、クエリー配列に応答して取得された検索結果に対する当該ユーザによるクリックやアクセス等の操作の情報、及び当該ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページの少なくともいずれか一つを含む。
【0082】
当該ユーザの検索行為情報は、ネットワークデバイスが当該ユーザのユーザ装置と対話することによりリアルタイムに取得されるものであり、あるいは、ネットワークデバイス又は当該ユーザのユーザ装置と対話する他のネットワークデバイスにより予め取得されて記憶装置に記憶され、ネットワークデバイスで当該記憶装置をアクセスすることにより読み取られるものである。ここで、当該記憶装置は当該ネットワークデバイスと一体になったものであってもよく、又は当該ネットワークデバイスから独立したものであってもよい。
【0083】
ステップS306では、ネットワークデバイスは、当該ユーザの検索行為情報に基づいて、当該ユーザの金融需要の関連特徴を確定する。ここで、ユーザの金融需要の関連特徴は、ユーザが注目する具体的な金融分野F、ユーザの金融需要強度S、及びユーザの金融需要レベルPの少なくともいずれか一つを含む。
【0084】
具体的には、当該ユーザが注目する具体的な金融分野について、ネットワークデバイスは、当該ユーザのクエリー配列、及び/又はクエリー配列に応答してフィードバックされた検索結果の一つ又は複数に対する当該ユーザによる例えばクリックやアクセス等の操作、及び/又は当該ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページ等の検索行為情報を分析することによって、ユーザが注目する具体的な金融分野を確定することができる。例えば、クエリー配列、及び/又は当該ユーザがクリックした検索結果、及び/又はページ内容に意味が具体的な金融分野に関連するキーワードが若干含まれていると発見すると、当該ユーザが注目する具体的な金融分野F(1),F(2),F(3)…を確定することができる。
【0085】
当該ユーザの金融需要強度について、ネットワークデバイスは、当該ユーザのクエリー配列、及び/又はクエリー配列に応答してフィードバックされた一つ又は複数の検索結果に対する当該ユーザによる例えばクリックやアクセス等の操作、及び/又は当該ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページ等の検索行為情報を分析することによって、当該ユーザの金融需要強度を確定することができる。例えば、クエリー配列、及び/又は当該ユーザがクリックした検索結果、及び/又はページ内容に含まれる金融需要強度に関連するキーワードの数及び/又はレベルによれば、当該ユーザの金融需要強度Sを確定することができる。
【0086】
当該ユーザの金融需要レベルについて、ネットワークデバイスは、当該ユーザのクエリー配列、及び/又はクエリー配列に応答してフィードバックされた一つ又は複数の検索結果に対する当該ユーザによる例えばクリックやアクセス等の操作、及び/又は当該ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページ等の検索行為情報を分析することによって、当該ユーザの金融需要レベルを確定することができる。例えば、クエリー配列、及び/又は当該ユーザがクリックした検索結果、及び/又はページ内容に含まれる金融需要強度に関連するキーワードの数及び/又はレベルによれば、当該ユーザの金融需要レベルPを確定することができる。
【0087】
そして、ステップS307では、ネットワークデバイスは、当該ユーザの金融需要の関連特徴及び確定された複数のユーザグループの金融需要の関連特徴に基づいて、当該ユーザが属するユーザグループを確定することによって、当該ユーザに対応する金融実体を確定する。
【0088】
具体的には、ステップS306で確定された当該ユーザの金融需要の関連特徴のそれぞれと各ユーザグループの金融需要の関連特徴のそれぞれを比較して、当該ユーザとあるユーザグループの金融需要の関連特徴のそれぞれの差がいずれも所定の範囲にあると発見すると、当該ユーザが当該ユーザグループに属することを確定でき、当該ユーザグループに対応する金融実体を当該ユーザに対応する金融実体とすることができる。
【0089】
上記の方式以外、本発明の考案に基づく当該ユーザが属するユーザグループを確定するためのその他の方式もあり、これらの方式も本発明の保護範囲にあり、且つ援用としてここに含まれているはずであることを、当業者は理解すべきである。
【0090】
上記ステップS305〜S307とステップS301〜S304は時間的に独立したものであり、即ち、ステップS305〜S307は時間的にステップS301〜S304の操作の直後にある必要がないことを、当業者は理解すべきである。
【0091】
図4は、本発明の一つの実施例に係るユーザの検索行為に基づいてデータマイニングを行なって各金融実体のユーザ注目度情報を確定する装置を示す概略図である。
【0092】
以下、
図4を参照して当該実施例を説明する。
【0093】
図4に示されるように、ネットワークデバイスの装置401(以下、「取得装置」と略称する)は複数のユーザの検索行為情報を取得する。
【0094】
ここで、複数のユーザの検索行為情報は、各ユーザのクエリー配列、クエリー配列に応答して取得された検索結果に対する各ユーザによるクリックやアクセス等の操作の情報、及び各ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページの少なくともいずれか一つを含む。
【0095】
これらの検索行為情報は、ネットワークデバイス又は各ユーザ装置と対話する他のネットワークデバイスにより予め取得されて記憶装置に記憶されることができる。取得装置401は当該記憶装置をアクセスすることによって、前記複数のユーザの検索行為情報を読み取る。ここで、当該記憶装置は当該ネットワークデバイスと一体になったものであってもよく、又は当該ネットワークデバイスから独立したものであってもよい。
【0096】
そして、ネットワークデバイスの装置402(以下、「第一確定装置」と略称する)は、前記複数のユーザの検索行為情報に基づいて、前記複数のユーザの検索行為に対応する金融実体を確定する。
【0097】
具体的には、各ユーザの検索行為毎について、第一確定装置402は、各ユーザのクエリー配列、クエリー配列に応答してフィードバックされた検索結果の一つ又は複数に対する各ユーザによる例えばクリックやアクセス等の操作、及び/又は各ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページを分析することによって、該当検索行為に対応する金融実体を確定することができる。
【0098】
そして、ネットワークデバイスの装置403(以下、「第二確定装置」と略称する)は、確定された前記複数のユーザの検索行為毎に対応する金融実体に基づいて、確定された金融実体毎に対応するユーザ注目度情報を確定する。ここで、ユーザ注目度情報は、ユーザ総注目回数、一定の時間周期におけるユーザ注目回数又はユーザ注目頻度、及びユーザ注目頻度の経時的な変化曲線等の少なくともいずれか一つを含むがそれらに限定されるものではない。
【0099】
具体的には、第二確定装置403は、第一確定装置402による各ユーザの検索行為毎についての確定結果に基づいて統計を行うことにより、第一確定装置402で確定された各金融実体に対応するユーザ注目度情報を取得することができる。
【0100】
選択可能には、ネットワークデバイスの装置404(以下、「発表装置」と略称する)はネットワークを介して、例えばウェブサイト、BBS、WeChatチャットグループ、マイクロブログ等の様々な情報発表プラットフォームにおいて、第二確定装置403で確定された金融実体毎に対応するユーザ注目度情報を発表し、あるいは、金融機関に提供してさらなるデータ分析を行い又は他の金融情報を生成することができる。
【0101】
一つの好ましい実施例において、ネットワークデバイスの第一確定装置402は、前記複数のユーザの検索行為情報に基づいて、前記複数のユーザの、金融需要がある検索行為毎に対応する金融実体を確定する。以下、二つの実例により説明する。
【0102】
(実例1)
第一確定装置402は第一確定モジュール4021(図示せず)と第二確定モジュール4022(図示せず)とを含む。
【0103】
第一確定モジュール4021は、前記複数のユーザの検索行為情報に対して初期の需要分析を行うことによって、前記複数のユーザの、金融需要がある検索行為を確定する。
【0104】
ここで、第一確定モジュール4021は、下記の少なくともいずれかの方式で前記複数のユーザの検索行為情報に対して初期の需要分析を行うことによって、前記複数のユーザの、金融需要がある検索行為を確定する。
【0105】
1)前記複数のユーザの検索行為毎におけるクエリー配列に対して意味解析を行うことによって、該当検索行為が金融需要を有するか否かを確定する。
【0106】
具体的には、クエリー配列に意味が金融需要に関連するキーワードが若干含まれていると発見すると、該当検索行為が金融需要を有すると確定することができ、あるいは、これらの意味が金融需要に関連するキーワードの数及び/又はレベルに基づいて第一金融需要値D1を確定してもよい。
【0107】
2)前記複数のユーザの検索行為毎において開かれたページにおける内容を分析することによって、該当検索行為が金融需要を有するか否かを確定する。
【0108】
具体的には、開かれたページの内容を分析して、その中に意味が金融属性に関連する語彙又は文が若干含まれていると発見すると、該当検索行為が金融需要を有すると確定することができ、あるいは、これらの意味が金融需要に関連する語彙又は文の数及び/又はレベルに基づいて第二金融需要値D2を確定してもよい。
【0109】
3)前記複数のユーザの検索行為毎において開かれたウェブサイトの属性により、当該検索行為が金融需要を有するか否かを確定する。
【0110】
具体的には、これらのウェブサイトが金融属性を有することを確定すると、該当検索行為が金融需要を有することを推定でき、あるいは、前記ウェブサイトの金融属性レベルに基づいて第三金融需要値を確定する。
【0111】
具体的には、第一確定モジュール4021は下記の式により、上記方式によって検索行為が金融需要を有するか否かを確定することができる。
【0112】
D(n)=a*D1(n)+b*D2(n)+c*D3(n) (1)
ここで、nはあるユーザの第n回の検索行為であり、a,b,cは上記三つの方式の加重値であり、D(n)は当該ユーザの第n回の検索行為の金融需要値である。
【0113】
上記の式(1)によれば、第一確定モジュール4021は、第n回の検索行為に、
金融需要がある (D(n−1)≧所定の閾値Tの場合)、又は、
金融需要がない (D(n−1)<所定の閾値Tの場合)と確定することができる。
【0114】
好ましくは、第一確定モジュール4021は、前記複数のユーザの検索行為毎に基づいて、当該検索行為の前の検索行為と合わせて該当検索行為が金融需要を有するか否かを確定することもできる。簡単に言えば、あるユーザの以前の検索行為における一定の割合の検索行為が金融需要を有すると確定され、あるいは、式(1)により確定された金融需要値が所定の閾値を超えていると、その後続の検索行為も金融需要を有する可能性が大きくなる。具体的には、第一確定モジュール4021は下記の式により、あるユーザの以前の検索行為に基づいて現在の検索行為が金融需要を有するか否かを確定することができる。
【0115】
D(n)’=(1+f(D(n−1))*a)*D(n) (2)
ここで、
D(n−1)は当該ユーザの前回の検索行為の金融需要値であり、
D(n)は当該ユーザの今回の検索行為に基づいて取得された金融需要値であり、
D(n−1)≧所定の閾値Tの場合に、f(D(n−1)=1であり、
D(n−1)<所定の閾値Tの場合に、f(D(n−1)=0である。
【0116】
上記の式は例示的なものに過ぎず、制限的なものではなく、本発明の考案に基づく他の式も、ユーザの検索行為が金融需要を有するか否かを確定するために用いられることができ、それらも本発明の保護範囲にあり、且つ援用としてここに含まれているはずであることを、当業者は理解すべきである。また、当業者は、本発明の上記の考案に基づいて、統計分析を行い実情に従って適切な所定の閾値Tを確定できるはずである。
【0117】
そして、第二確定モジュール4022は、第一確定モジュール4021によって確定された複数のユーザの、金融需要がある検索行為情報を分析することによって、前記複数のユーザの、金融需要がある検索行為毎に対応する金融実体を確定する。
【0118】
(実例2)
第一確定装置402は第三確定モジュール4021’(図示せず)と第四確定モジュール4022’(図示せず)とを含む。
【0119】
第三確定モジュール4021’は、前記複数のユーザの検索行為情報を分析することによって、前記複数のユーザの検索行為毎に対応する金融実体を確定する。
【0120】
そして、第四確定モジュール4022’は、前記複数のユーザの検索行為情報に対して初期の需要分析を行うことによって、前記複数のユーザの、金融需要がある検索行為を確定し、それにより前記複数のユーザの、金融需要がある検索行為毎に対応する金融実体を確定する。
【0121】
同様に、第四確定モジュール4022’は、下記の少なくともいずれかの方式で前記複数のユーザの検索行為情報に対して初期の需要分析を行うことによって、前記複数のユーザの、金融需要がある検索行為を確定することができる。
【0122】
1)前記複数のユーザの検索行為毎におけるクエリー配列に対して意味解析を行うことによって、該当検索行為が金融需要を有するか否かを確定する。
【0123】
具体的には、クエリー配列に意味が金融需要に関連するキーワードが若干含まれていると発見すると、該当検索行為が金融需要を有すると確定することができ、あるいは、これらの意味が金融需要に関連するキーワードの数及び/又はレベルに基づいて第一金融需要値D1を確定してもよい。
【0124】
2)前記複数のユーザの検索行為毎において開かれたページにおける内容を分析することによって、該当検索行為が金融需要を有するか否かを確定する。
【0125】
具体的には、開かれたページの内容を分析して、その中に意味が金融属性に関連する語彙又は文が若干含まれていると発見すると、該当検索行為が金融需要を有すると確定することができ、あるいは、これらの意味が金融需要に関連する語彙又は文の数及び/又はレベルに基づいて第二金融需要値D2を確定してもよい。
【0126】
3)前記複数のユーザの検索行為毎において開かれたウェブサイトの属性により、該当検索行為が金融需要を有するか否かを確定する。
【0127】
具体的には、これらのウェブサイトが金融属性を有することを確定する場合に、該当検索行為が金融需要を有することを推定でき、あるいは、前記ウェブサイトの金融属性レベルに基づいて第三金融需要値を確定する。
【0128】
具体的には、第四確定モジュール4022’は下記の式により、上記方式で検索行為が金融需要を有するか否かを確定する。
【0129】
D(n)=a*D1(n)+b*D2(n)+c*D3(n) (1)
ここで、nはあるユーザの第n回の検索行為であり、a,b,cは上記三つの方式の加重値であり、D(n)は当該ユーザの第n回の検索行為の金融需要値である。
【0130】
上記の式(1)によれば、第四確定モジュール4022’は、第n回の検索行為に、
金融需要がある (D(n−1)≧所定の閾値Tの場合)、又は、
金融需要がない (D(n−1)<所定の閾値Tの場合)と確定することができる。
【0131】
好ましくは、第四確定モジュール4022’は、前記複数のユーザの検索行為毎に基づいて、当該検索行為の前の検索行為と合わせて該当検索行為が金融需要を有するか否かを確定することもできる。簡単に言えば、あるユーザの以前の検索行為合わせて当該検索行為に金融需要があるか否かを確定することもできる。簡単に言えば、あるユーザの以前の検索行為における一定の割合の検索行為が金融需要を有すると確定され、あるいは、式(1)により確定された金融需要値が所定の閾値を超えていると、その後続の検索行為も金融需要を有する可能性が大きくなる。具体的には、第四確定モジュール4022’は下記の式により、あるユーザの以前の検索行為に基づいて現在の検索行為が金融需要を有するか否かを確定することができる。
【0132】
D(n)’=(1+f(D(n−1))*a)*D(n) (2)
ここで、
D(n−1)は当該ユーザの前回の検索行為の金融需要値であり、
D(n)は当該ユーザの今回の検索行為に基づいて取得された金融需要値であり、
D(n−1)≧所定の閾値Tの場合に、f(D(n−1)=1、
D(n−1)<所定の閾値Tの場合に、f(D(n−1)=0である。
【0133】
上記の式は例示的なものに過ぎず、制限的なものではなく、本発明の考案に基づく他の式も、ユーザの検索行為が金融需要を有するか否かを確定するために用いられることができ、それらも本発明の保護範囲にあり、且つ援用としてここに含まれているはずであることを、当業者は理解すべきである。また、当業者は、本発明の上記の考案に基づいて、統計分析を行い実情に従って適切な所定の閾値Tを確定する。
【0134】
次に、第二確定装置403は、確定された前記複数のユーザの、金融需要がある検索行為毎に対応する金融実体に基づいて、確定された金融実体毎に対応するユーザ注目度情報を確定する。
【0135】
具体的には、第二確定装置403は、第一確定装置402による各ユーザの、金融需要がある検索行為毎についての確定結果に基づいて統計を行うことにより、第一確定装置402で確定された各金融実体に対応するユーザ注目度情報を取得することができる。
【0136】
選択可能には、ネットワークデバイスの発表装置404はネットワークを介して、例えばウェブサイト、BBS、WeChatチャットグループ、マイクロブログ等の様々な情報発表プラットフォームにおいて、第二確定装置403で確定された金融実体毎に対応するユーザ注目度情報を発表し、あるいは、金融機関に提供してさらなるデータ分析を行い又は他の金融情報を生成することができる。
【0137】
上記の
図4を参照して説明された実施例において、ネットワークデバイスの各装置やモジュールはそれぞれ分離されたものであってもよく、全部又は部分的に単一の装置に統合されたものであってもよいことを、当業者は理解すべきである。
【0138】
図5は、本発明の一つの実施例に係るユーザの検索行為に基づいてユーザに金融実体情報を提供する装置を示す概略図
【0139】
以下、
図5を参照して当該実施例を説明する。
【0140】
ネットワークデバイスの装置501(以下、「第一取得装置」と略称する)は複数のユーザの検索行為情報を取得する。
【0141】
ここで、複数のユーザの検索行為情報は、各ユーザのクエリー配列、クエリー配列に応答して取得された検索結果に対する各ユーザによるクリックやアクセス等の操作の情報、及び各ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページの少なくともいずれか一つを含む。
【0142】
これらの検索行為情報は、ネットワークデバイス又は各ユーザ装置と対話するその他のネットワークデバイスにより予め取得されて記憶装置に記憶されることができる。取得装置501は、当該記憶装置をアクセスすることにより、前記複数のユーザの検索行為情報を読み取る。ここで、当該記憶装置は当該ネットワークデバイスと一体になったものであってもよく、又は当該ネットワークデバイスから独立したものであってもよい。
【0143】
ネットワークデバイスにおける装置502(以下、「第三確定装置」と略称する)は、前記各ユーザの検索行為情報に基づいて、各ユーザの金融需要の関連特徴を確定する。ここで、ユーザの金融需要の関連特徴は、ユーザが注目する具体的な金融分野F、ユーザの金融需要強度S、及びユーザの金融需要レベルPの少なくともいずれか一つを含む。
【0144】
具体的には、ユーザが注目する具体的な金融分野について、第三確定装置502は、各ユーザのクエリー配列、及び/又はクエリー配列に応答してフィードバックされた検索結果の一つ又は複数に対する各ユーザによる例えばクリックやアクセス等の操作、及び/又は各ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページ等の検索行為情報を分析することによって、ユーザが注目する具体的な金融分野を確定することができる。例えば、クエリー配列、及び/又はユーザがクリックした検索結果、及び/又はページ内容に意味が具体的な金融分野に関連するキーワードが若干含まれていると発見すると、ユーザが注目する具体的な金融分野F(1),F(2),F(3)…を確定することができる。
【0145】
ユーザの金融需要強度について、第三確定モジュール501は、各ユーザのクエリー配列、及び/又はクエリー配列に応答してフィードバックされた検索結果の一つ又は複数に対する各ユーザによる例えばクリックやアクセス等の操作、及び/又は各ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページ等の検索行為情報を分析することによって、ユーザの金融需要強度を確定することができる。例えば、クエリー配列、及び/又はユーザがクリックした検索結果、及び/又はページ内容に含まれる金融需要強度に関連するキーワードの数及び/又はレベルによれば、当該ユーザの金融需要強度Sを確定することができる。
【0146】
ユーザの金融需要レベルについて、第三確定モジュール501は、各ユーザのクエリー配列、及び/又はクエリー配列に応答してフィードバックされた検索結果の一つ又は複数に対する各ユーザによる例えばクリックやアクセス等の操作、及び/又は各ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページ等の検索行為情報を分析することによって、ユーザの金融需要レベルを確定することができる。例えば、クエリー配列、及び/又はユーザがクリックした検索結果、及び/又はページ内容に含まれる金融需要強度に関連するキーワードの数及び/又はレベルによれば、当該ユーザの金融需要レベルPを確定することができる。
【0147】
好ましくは、第三確定モジュール501は選別モジュール5021(図示せず)と確定モジュール5022(図示せず)とを含む。
【0148】
ここで、選別モジュール5021は前記複数のユーザの検索行為情報に対して初期の需要分析を行うことによって、金融需要がある複数のユーザを選別し、当該初期の需要分析の方式は、先に
図4を参照して説明された実施例においてユーザの検索行為が金融需要を有するか否かを確定する方式と同様であり、簡明のため、援用としてここに含まれているから、省略する。
【0149】
そして、確定モジュール5022は、前記金融需要がある各ユーザの検索行為に基づいて、各ユーザの金融需要の関連特徴を確定し、そのうち、金融需要がある各ユーザの金融需要の関連特徴を確定する方式は、先にステップS202において各ユーザの金融需要の関連特徴を確定する方式と同様であり、簡明のため、援用としてここに含まれているから、省略する。
【0150】
好ましくは、第三確定モジュール501は、各ユーザの検索行為に基づいて各ユーザの自然属性と合わせて、各ユーザの金融需要の関連特徴を確定することができる。
【0151】
ここで、ユーザの自然属性は、前記ユーザの年齢、前記ユーザの性別、前記ユーザの職業、前記ユーザの消費水準、及び前記ユーザの所在地の少なくともいずれか一つを含む。
【0152】
ネットワークデバイスの装置503(以下、「区分装置」と略称する)は、前記確定された各ユーザの金融需要の関連特徴に基づいて前記複数のユーザを、それぞれ対応する金融需要の関連特徴を有する複数のユーザグループに分ける。
【0153】
ネットワークデバイスにおける装置504(以下、「マッチング装置」と略称する)は、ユーザグループ毎の金融需要の関連特徴と複数の金融実体の実体特徴をマッチングすることによって、ユーザグループ毎に対応する金融実体を確定する。ここで、マッチング装置504の操作と区分装置503の操作は時間的に独立したものであり、即ち、マッチング装置504の操作は時間的に区分装置503の操作の直後にある必要がないことを、当業者は理解すべきである。
【0154】
選択可能には、ネットワークデバイスにおける発表装置510(図示せず)はネットワークを介して、例えばウェブサイト、BBS、WeChatチャットグループ、マイクロブログ等の様々な情報発表プラットフォームにおいて、マッチング装置504で確定されたユーザグループ毎に対応する金融実体情報を発表し、あるいは、金融機関に提供してさらなるデータ分析を行い又は他の金融情報を生成することができる。
【0155】
上記の
図5を参照して説明した実施例において、ネットワークデバイスにおける各装置やモジュールはそれぞれ分離されたものであってもよく、全部又は部分的に単一の装置に統合されたものであってもよいことを、当業者は理解すべきである。
【0156】
図6は、本発明のもう一つの実施例に係るユーザの検索行為に基づいてユーザに金融実体情報を提供する装置を示す概略図である。
【0157】
以下、
図6を参照して当該実施例を説明する。
【0158】
ここで、
図6における装置601乃至604及び610(図示せず)が実行する操作は
図5に示される装置501乃至504及び510が実行する操作と同様であり、簡明のため、援用としてここに含まれているから、省略する。
【0159】
ネットワークデバイスの第二取得装置605は一つのユーザの検索行為情報を取得する。ここで、第一取得装置501と第二取得装置605は同一の装置であってもよく、又は異なる装置であってもよいことを、当業者は理解すべきである。
【0160】
ここで、当該ユーザの検索行為情報は、当該ユーザのクエリー配列、クエリー配列に応答して取得された検索結果に対する当該ユーザによるクリックやアクセス等の操作の情報、及び当該ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページの少なくともいずれか一つを含む。
【0161】
当該ユーザの検索行為情報は、ネットワークデバイスが当該ユーザのユーザ装置と対話することによりリアルタイムに取得されるものであり、あるいは、ネットワークデバイス又は当該ユーザのユーザ装置と対話するその他のネットワークデバイスにより予め取得されて記憶装置に記憶され、第二取得装置605で当該記憶装置をアクセスすることにより読み取られるものである。ここで、当該記憶装置は当該ネットワークデバイスと一体になったものであってもよく、又は当該ネットワークデバイスから独立したものであってもよい。
【0162】
ネットワークデバイスの装置606(以下、「第四確定装置」と略称する)は、当該ユーザの検索行為情報に基づいて、当該ユーザの金融需要の関連特徴を確定する。第三確定装置502と第四確定装置606は同一の装置であってもよく、又は異なる装置であってもよいことを、当業者は理解すべきである。ここで、ユーザの金融需要の関連特徴は、ユーザが注目する具体的な金融分野F、ユーザの金融需要強度S、及びユーザの金融需要レベルPの少なくともいずれか一つを含む。
【0163】
具体的には、当該ユーザが注目する具体的な金融分野について、第四確定装置606は、当該ユーザのクエリー配列、及び/又はクエリー配列に応答してフィードバックされた検索結果の一つ又は複数に対する当該ユーザによる例えばクリックやアクセス等の操作、及び/又は当該ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページ等の検索行為情報を分析することによって、ユーザが注目する具体的な金融分野を確定することができる。例えば、クエリー配列、及び/又は当該ユーザがクリックした検索結果、及び/又はページ内容に意味が具体的な金融分野に関連するキーワードが若干含まれていると発見すると、当該ユーザが注目する具体的な金融分野F(1),F(2),F(3)…を確定することができる。
【0164】
当該ユーザの金融需要強度について、第四確定装置606は、当該ユーザのクエリー配列、及び/又はクエリー配列に応答してフィードバックされた検索結果の一つ又は複数に対する当該ユーザによる例えばクリックやアクセス等の操作、及び/又は当該ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページ等の検索行為情報を分析することによって、当該ユーザの金融需要強度を確定することができる。例えば、クエリー配列、及び/又は当該ユーザがクリックした検索結果、及び/又はページ内容に含まれる金融需要強度に関連するキーワードの数及び/又はレベルによれば、当該ユーザの金融需要強度Sを確定することができる。
【0165】
当該ユーザの金融需要レベルについて、第四確定装置606は、当該ユーザのクエリー配列、及び/又はクエリー配列に応答してフィードバックされた検索結果の一つ又は複数に対する当該ユーザによる例えばクリックやアクセス等の操作、及び/又は当該ユーザが検索結果をクリックすることによりアクセスしたページを分析することによって、当該ユーザの金融需要レベルを確定することができる。例えば、クエリー配列、及び/又は当該ユーザがクリックした検索結果、及び/又はページ内容に含まれる金融需要強度に関連するキーワードの数及び/又はレベルによれば、当該ユーザの金融需要レベルPを確定することができる。
【0166】
そして、ネットワークデバイスの装置607(以下、「第五確定装置」と略称する)は、当該ユーザの金融需要の関連特徴及び確定された複数のユーザグループの金融需要の関連特徴に基づいて、当該ユーザが属するユーザグループを確定することによって、当該ユーザに対応する金融実体を確定し、当該ユーザへの提供に用いられる。
【0167】
具体的には、第五確定装置607は、第四確定装置606によって確定された当該ユーザの金融需要の関連特徴のそれぞれと各ユーザグループの金融需要の関連特徴のそれぞれを比較して、当該ユーザとあるユーザグループの金融需要の関連特徴のそれぞれの差がいずれも設定範囲にあると発見すると、当該ユーザが当該ユーザグループに属するのを確定でき、当該ユーザグループに対応する金融実体を当該ユーザに対応する金融実体とすることができる。
【0168】
上記の方式以外、本発明の考案に基づく当該ユーザが属するユーザグループを確定するための他の方式もあり、それらも本発明の保護範囲にあり、且つ援用としてここに含まれているはずであることを、当業者は理解すべきである。
【0169】
上記装置605〜607と装置601〜604は時間的に独立したものであり、即ち、装置605〜607が実行する操作は時間的に装置601−604の操作の直後にある必要がないことを、当業者は理解すべきである。
【0170】
上記の
図6を参照して説明された実施例において、ネットワークデバイスにおける各装置やモジュールはそれぞれ分離されたものであってもよく、全部又は部分的に単一の装置に統合されたものであってもよいことを、当業者は理解すべきである。
【0171】
注意すべきなのは、本発明はソフトウェア及び/又はソフトウェアとハードウェアとの組合せにて実施されることができ、例えば、特定用途向け集積回路(ASIC)、汎用コンピュータ又はいかなる他の類似のハードウェア装置により実現することができる。一つの実施例において、本発明にかかるソフトウェアプログラムはプロセッサにより実行されて、前述されたステップや機能を実現することができる。同様に、本発明にかかるソフトウェアプログラム(関連データ構造を含む)はコンピュータ可読記録媒体(記録媒体)、例えばRAM記憶装置、光磁気ドライブやフロッピーディスク、及び類似の装置に記憶されることができる。また、本発明の一部のステップや機能はハードウェア、例えばプロセッサと協力して各ステップや機能を実行する回路により実現することができる。
【0172】
また、本発明の一部はコンピュータプログラム製品、例えばコンピュータプログラム命令として応用されることができ、コンピュータにより実行されると、当該コンピュータの操作によれば、本発明に係る方法及び/又は技術的解決手段を呼び出したり提供したりすることができる。本発明の方法を呼び出すプログラム命令は、固定又は携帯型記録媒体に記憶され、及び/又はブロードキャストや他の信号搬送媒体におけるデータストリームにより伝送され、及び/又は前記プログラム命令に基づいて運転するコンピュータ装置における作業メモリに記憶されることができる。ここで、本発明による一つの実施例は、コンピュータプログラム命令を記憶するための記憶装置と、プログラム命令を実行するためのプロセッサとを備える装置を含み、当該コンピュータプログラム命令が当該プロセッサにより実行されると、当該装置がトリガーされて前述した本発明による複数の実施例の方法及び/又は技術的解決手段を実行することになる。
【0173】
当業者にとっては、本発明は上記の例示的な実施例の細部に限られず、また、本発明の精神や基本的特徴から外れない限り、その他の具体的な形式で本発明を実現できることは明らかである。このため、どの面から見ても、実施例を例示的なものだけではなく、非制限的なものと見なすはずであり、本発明の範囲は、上記の説明ではなくついている請求項に限定されるものであるため、請求項と等価のものの意味及び範囲にあるすべての変形を本発明に包括させることを旨とする。請求項におけるいかなるの記号をかかる請求項を制限するものと見なすべきではない。また、「含む」という用語は他のユニット又はステップを除外したものではなく、単数は複数を除外したものではないことは明らかである。システム請求項において述べられた複数のユニット又は装置は、一つのユニット又は装置からソフトウェア又はハードウェアにより実現することもできる。第一や第二等の用語はいかなる所定の順序を表すものではなく、名称を示すためのものである。