特許第6173746号(P6173746)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6173746
(24)【登録日】2017年7月14日
(45)【発行日】2017年8月2日
(54)【発明の名称】車両用警報装置
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/16 20060101AFI20170724BHJP
   B60R 21/00 20060101ALI20170724BHJP
【FI】
   G08G1/16 C
   B60R21/00 626A
   B60R21/00 622A
【請求項の数】2
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-78862(P2013-78862)
(22)【出願日】2013年4月4日
(65)【公開番号】特開2014-203264(P2014-203264A)
(43)【公開日】2014年10月27日
【審査請求日】2016年3月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134832
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 文雄
(74)【代理人】
【識別番号】100060690
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 秀雄
(74)【代理人】
【識別番号】100070002
【弁理士】
【氏名又は名称】川崎 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100165308
【弁理士】
【氏名又は名称】津田 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100110733
【弁理士】
【氏名又は名称】鳥野 正司
(74)【代理人】
【識別番号】100173978
【弁理士】
【氏名又は名称】朴 志恩
(72)【発明者】
【氏名】岡本 進一
(72)【発明者】
【氏名】佐竹 周二
(72)【発明者】
【氏名】千葉 真吾
【審査官】 白石 剛史
(56)【参考文献】
【文献】 特開平08−067223(JP,A)
【文献】 特開2001−239832(JP,A)
【文献】 特開2002−022828(JP,A)
【文献】 特開2006−341839(JP,A)
【文献】 特開2011−155775(JP,A)
【文献】 特開平06−201827(JP,A)
【文献】 特開2000−127875(JP,A)
【文献】 特開2009−078674(JP,A)
【文献】 特開2001−246982(JP,A)
【文献】 特開2009−241859(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G08G 1/16
B60R 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
他の車両の接近を検出して警報を発生する車両用警報装置であって、
後方から他の車両が接近したことを検出する車両検出手段と、
扉体に設けられるとともに、搭乗者の手が該扉体の開閉操作部に接近又は接触したこと、或いは、該開閉操作部の操作を検出する操作検出手段と、
前記搭乗者に対して警報を発生する警報手段と、
前記車両検出手段が他の車両の接近を検出するとともに、前記操作検出手段が前記搭乗者の手の接近又は接触、或いは、該開閉操作部の操作を検出した場合に、前記警報手段に警報を発生させる制御手段と、
前記扉体に設けられるとともに、後方に向けて光を照射可能な警告灯と、
前記扉体が開動作したことを検出する開動作検出手段と、を有して構成され、
前記警報手段は、前記開閉操作部を振動させる振動手段を備え
前記車両検出手段は、他の車両との距離と該他の車両の速度とのうち少なくとも一方を測定可能に構成され、
前記制御手段は、前記車両検出手段が他の車両の接近を検出するとともに、前記開動作検出手段が、前記扉体が開動作したことを検出した場合、前記車両検出手段によって測定された該他の車両の速度又は距離に応じた周期で前記警告灯を点滅させることを特徴とする車両用警報装置。
【請求項2】
前記警報手段は、前記扉体を安全に開動作できることを示す安全標識を表示可能に構成され、
前記制御手段は、前記車両検出手段が他の車両の接近を検出しない場合、前記警報手段に前記安全標識を表示させることを特徴とする請求項1に記載の車両用警報装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、他の車両の接近を検出して警報を発生する車両用警報装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、他の車両の接近を検出して警報を発生する車両用警報装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された車両用警報装置では、他の車両が接近した場合、車両室内に設けられた照明を点滅させることで搭乗者に注意を促している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−299779号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の車両用警報装置では、他の車両が接近した場合に車両室内の照明を点灯するものの、この警報は他の車両の接近によるものであると認識しづらく、他の警報と混同されてしまい、扉体が開動作されてしまう可能性があるという不都合があった。
【0005】
本発明の目的は、他の車両が接近した際に扉体が開動作されることを防止する車両用警報装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の車両用警報装置は、他の車両の接近を検出して警報を発生する車両用警報装置であって、後方から他の車両が接近したことを検出する車両検出手段と、扉体に設けられるとともに、搭乗者の手が該扉体の開閉操作部に接近又は接触したこと、或いは、該開閉操作部の操作を検出する操作検出手段と、前記搭乗者に対して警報を発生する警報手段と、前記車両検出手段が他の車両の接近を検出するとともに、前記操作検出手段が前記搭乗者の手の接近又は接触、或いは、該開閉操作部の操作を検出した場合に、前記警報手段に警報を発生させる制御手段と、前記扉体に設けられるとともに、後方に向けて光を照射可能な警告灯と、前記扉体が開動作したことを検出する開動作検出手段と、を有して構成され、前記警報手段は、前記開閉操作部を振動させる振動手段を備え、前記車両検出手段は、他の車両との距離と該他の車両の速度とのうち少なくとも一方を測定可能に構成され、前記制御手段は、前記車両検出手段が他の車両の接近を検出するとともに、前記開動作検出手段が、前記扉体が開動作したことを検出した場合、前記車両検出手段によって測定された該他の車両の速度又は距離に応じた周期で前記警告灯を点滅させることを特徴とする。
【0007】
以上のような本発明によれば、他の車両が接近するとともに、開閉操作部に搭乗者の手が接近又は接触した場合或いは開閉操作部が操作された場合に警報を発生することで、搭乗者は扉体の開動作に対する警報であることを認識しやすく、他の車両が接近した際に扉体が開動作されてしまうことを防ぐことができる。また、他の車両が接近した場合でも、搭乗者が扉体を開動作しようとしなければ警報を発生することがなく、不要な警報を発生することによって搭乗者に不快感を与えることを防ぐことができる。さらに、搭乗者が他の車両の接近に気付かない場合であっても、開閉操作部に手を接近又は接触させる、或いは、開閉操作部を操作した場合に警報を発生することで、搭乗者に扉体の開動作を反射的に中断させることができる。
【0008】
この際、本発明の車両用警報装置では、前記警報手段は、前記扉体を安全に開動作できることを示す安全標識を表示可能に構成され、前記制御手段は、前記車両検出手段が他の車両の接近を検出しない場合、前記警報手段に前記安全標識を表示させることが好ましい。
【0009】
このような構成によれば、車両の接近が検出されない場合に警報手段が安全標識を表示することで、扉体の開動作の可否を明確に示すことができる。
【0011】
また、振動手段が設けられていることで、搭乗者が扉体を目視せずに開動作しようとした場合であっても、搭乗者は確実に警報に気付くことができるとともに、扉体の開動作に対する警報であることを確実に認識することができる
【0013】
また、後方から他の車両が接近するとともに扉体が開動作された場合に警告灯を点滅させることで、扉体が開動作されたことを接近してきた車両の搭乗者に知らせて注意喚起することができる。また、接近してきた車両の速度又は距離に応じた周期で警告灯が点滅することで、接近してきた車両の速度が高い場合、又は、距離が短い場合ほどより効果的に注意喚起することができる。
【発明の効果】
【0014】
以上のような本発明の車両用警報装置によれば、他の車両が接近するとともに、開閉操作部に搭乗者の手が接近又は接触した場合或いは開閉操作部が操作された場合に警報を発生することで、他の車両が接近した際に扉体が開動作されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の実施形態に係る車両を示す上面図である。
図2】前記車両の扉体を示す側面図である。
図3】前記車両に設けられた車両用警報装置が警報を発生する際の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
本実施形態の車両Cは、図1に示すように、車両用警報装置1と、扉体Dと、ピラーPと、メータ表示部Mと、座席Sと、を備えて構成されている。本実施形態における車両Cの右側、左側、前方側、及び、後方側は、図1に示す通りとする。
【0018】
車両用警報装置1は、図2にも示すように、扉体Dの車両室内側の開閉操作部Hに設けられるとともに搭乗者の手の接近を検出する操作検出手段としてのセンサ部11と、開閉操作部Hを振動させる振動手段12と、扉体Dの後方側においてカーテシランプLとは別に設けられた警告灯13と、ピラーPに設けられた照射手段としてのランプ部14部と、車両Cの後方から他の車両が接近したことを検出する図示しない車両検出手段と、扉体Dが開動作されたことを検出する開動作検出手段としての図示しないドアセンサと、座席Sへの搭乗者の着座を検出する図示しない着座検出手段と、制御手段としての図示しないECUと、を有して構成され、振動手段12が開閉操作部Hを振動させるとともにランプ部14が後述する警告標識を表示することで警報を発生し、振動手段12とランプ部14とが警報手段として機能する。ここで、図2には運転席側の扉体D1を示すが、他の扉体D2、D3、D4も略同様の機能及び形状を有する。以下、扉体Dの説明を行う際には扉体D1を代表として説明を行い、他の扉体D2、D3、D4についての説明は省略する。
【0019】
センサ部11は、例えば、赤外線式のセンサであって、搭乗者の手が接近したことを検出し、搭乗者の手の接近を検出した際には、ECUに操作検出信号を送信する。ドアセンサは、扉体Dの開動作を検出するとともに、扉体Dが開動作された際に、各扉体D1、D2、D3、D4に対応した開動作信号をECUに送信する。
【0020】
ランプ部14は、右側AピラーP1と、左側AピラーP2と、右側BピラーP3と、左側BピラーP4と、に設けられるとともに、それぞれ運転席側の扉体D1、助手席側の扉体D2、後方右側の扉体D3、及び、後方左側の扉体D4に対応して搭乗者に向けて光の照射を行う。また、ランプ部14は、例えば、赤色で点滅する警告標識と、青色で点滅する安全標識と、を表示可能に構成されている。警告灯13は、ランプ部14と連動してランプ部14と略同様に搭乗者に向けて光を照射するとともに、扉体Dが開動作された場合には、図1(B)に示すように、後方に向けて光を照射するように点滅する。
【0021】
車両検出手段は、他の車両を検出するとともにその速度を測定するものであって、車両Cの左右両側に設けられてそれぞれ左側又は右側後方から接近する他の車両を検出するとともに、後方から他の車両が接近した際に、他の車両の速度についての情報を含む車両検出信号をそれぞれ独立してECUに送信する。右側に設けられた車両検出手段が送信する車両検出信号は、運転席側の扉体D1と後方右側の扉体D3とに対応し、左側に設けられた車両検出手段が送信する車両検出信号は、助手席側の扉体D2と後方左側の扉体D4とに対応する。
【0022】
ECUは、同一の扉体Dに対応した車両検出信号及び操作検出信号を受信した場合、その扉体Dに設けられた振動手段12を作動させるとともに、図1(A)に示すように、対応するランプ部14に警告標識を表示させる。ここで、図1(A)は、車両C右側に設けられた車両検出手段が車両検出信号を送信するとともに、運転席側の扉体D1に設けられたセンサ部11と後方右側の扉体D3に設けられたセンサ部11とが操作検出信号を送信した場合において、ランプ部14が警告標識を表示する様子を示している。
【0023】
さらに、ECUは、停車中において他の車両が検出されない側の扉体Dに対応するランプ部14に安全標識を表示させる。また、ECUは、開動作信号を受信した場合、対応する扉体Dに設けられた警告灯13を他の車両の速度に応じた周期で点滅させる。なお、ECUが開動作信号を受信するとともに車両検出信号を受信しない場合、ECUは、警告灯13を予め設定した最低周期で点滅させる。
【0024】
次に、搭乗者が扉体Dを開動作しようとした際に車両用警報装置1が警報を発生する操作警報処理と、扉体Dが開動作されて後方に向けて警報を発生する開動作警報処理と、の詳細について、図3を参照して説明する。なお、操作警報処理及び開動作警報処理は、各扉体D1、D2、D3、D4において独立に行われるものとする。
【0025】
ECUは、扉体Dが車両Cの外側から開錠されることで操作警報処理を開始する。まず、ECUは、図3(A)に示すように、開動作信号の有無を判定する(ステップS1)。ECUが開動作信号を受信しない場合(ステップS1でN)、ECUは車両検出信号の有無を判定する(ステップS2)。ECUが車両検出信号を受信する場合(ステップS2でY)、ECUは操作検出信号の有無を判定する(ステップS3)。ECUが操作検出信号を受信する場合(ステップS3でY)、ECUはランプ部14に警告標識を表示させるとともに振動手段12を作動させ(ステップS4)、再びステップS1に戻る。ECUが操作検出信号を受信しない場合(ステップS3でN)、ECUはランプ部14を消灯させるとともに振動手段12を停止させ(ステップS5)、再びステップS1に戻る。
【0026】
一方、ECUが車両検出信号を受信しない場合(ステップS2でN)、ECUは車両Cが走行を停止しているか否かを判定する(ステップS6)。車両Cが走行を続けている場合(ステップS6でN)、ステップS3に進む。車両Cが走行を停止している場合(ステップS6でY)、ECUはランプ部14に安全標識を表示させ(ステップS7)、再びステップS1に戻る。
【0027】
ECUが開動作信号を受信する場合(ステップS1でY)、ECUは開動作警報処理を開始する(ステップS8)。ECUは開動作警報処理を開始すると、図3(B)に示すように、まず、警告灯13を点滅させる(ステップS9)。次に、ECUは、開動作信号を受信しなくなるまで開動作信号の有無を繰り返し判定する(ステップS10)。ECUが開動作信号を受信しない場合(ステップS10でN)、ECUは警告灯13を消灯させ(ステップS11)、開動作警報処理を終了して再び操作警報処理のステップS1に戻る。
【0028】
操作警報処理及び開動作警報処理は、着座検出手段によって搭乗者の座席Sへの着座が検出されている間は繰り返し行われ、着座が検出されなくなるとともに全ての扉体Dの開動作が検出されない状態が一定時間経過すると終了する。
【0029】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
【0030】
即ち、ECUが操作検出信号を受信した場合、即ち、搭乗者の手が開閉操作部Hに近づいた場合に車両用警報装置1が警報を発生することで、搭乗者は扉体Dを開動作することに対する警報であることを認識しやすく、後方から他の車両が近づいている際に扉体Dが開動作されることを防ぐことができる。
【0031】
さらに、車両Cが停止するとともにECUが車両検出信号を受信しない場合にランプ部14が安全標識を表示することで、搭乗者は各扉体Dの開動作の可否を認識しやすい。
【0032】
また、振動手段12とランプ部14とが警報手段として機能することで、搭乗者は警報を認識しやすい。さらに、振動手段12が開閉操作部Hを振動させることで、扉体Dの開動作に対する警報であることをより確実に搭乗者に認識させることができる。
【0033】
また、扉体Dが開動作された場合に警告灯13が後方に向けて光を照射することで、扉体Dが開動作されていることを後方の他の車両や歩行者に対して示して注意を促すことができる。さらに、警告灯13が後方から接近する他の車両の速度に応じた周期で点滅することで、接近してきた他の車両の速度が高い場合ほどより効果的に注意喚起することができる。
【0034】
また、センサ部11が赤外線によって搭乗者の手の接近を検出することで、センサ部11は搭乗者の手が開閉操作部Hに接触する前に操作検出信号を送信することができ、車両用警報装置1は扉体Dが開動作される前に確実に警報を発生することができる。
【0035】
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
【0036】
例えば、前記実施形態では、ランプ部14が青色に点滅することで安全標識を表示可能に構成されるものとしたが、ランプ部が安全標識を表示しない構成であってもよく、安全標識を省略することで、ランプ部が発光する色の種類を減らして構成を簡単化するとともに制御を簡単化することができる。また、安全標識は安全であることを示すものであればよく、例えば、ランプ部が青信号を想起させる緑色で点滅してもよいし、点滅せずに点灯を続けてもよいし、比較的長い周期で輝度が徐々に変化するように点滅してもよい。
【0037】
また、前記実施形態では、振動手段12とランプ部14とが警報手段として機能するものとしたが、振動手段12とランプ部14とのうち一方が設けられる構成であってもよいし、警報音を発生する警報音発生手段としてのスピーカが設けられていてもよいし、扉体の施錠を行う施錠手段が設けられていてもよいし、メータ表示部M付近に光を照射する照射手段が設けられていてもよいし、これらが適宜組み合わされていてもよい。
【0038】
また、前記実施形態では、警告灯13が点滅することで他の車両や歩行者に注意を促すものとしたが、カーテシランプLが警告灯として機能してもよいし、警告灯は省略されていてもよい。
【0039】
また、前記実施形態では、車両検出手段が他の車両の速度を測定するとともに警告灯13が他の車両の速度に応じた周期で点滅するものとしたが、車両検出手段が他の車両との距離を測定するとともに警告灯が他の車両との距離に応じた周期で点滅するように構成されていてもよいし、車両検出手段が他の車両が接近したことのみを検出するとともに警告灯13が点滅せずに連続して点灯する構成であってもよい。
【0040】
また、前記実施形態では、操作検出手段としてのセンサ部11は赤外線によって搭乗者の手の接近を検出するものとしたが、操作検出手段は搭乗者の手の開閉操作部Hへの接触を検出するものであってもよいし、開閉操作部Hが操作されたことを検出するものであってもよく、これらの構成によれば、赤外線を透過させる透光部を省略することができ、構成を簡単化することができる。
【0041】
また、前記実施形態では、ECUが開動作信号を受信した場合は常に警告灯13を点滅させるものとしたが、ECUは車両検出信号及び開動作信号を受信した場合に警告灯13を点滅させてもよい。
【0042】
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0043】
1 車両用警報装置
11 センサ部(操作検出手段)
12 振動手段
13 警告灯
14 ランプ部(照射手段)
図1
図2
図3