特許第6173994号(P6173994)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6173994
(24)【登録日】2017年7月14日
(45)【発行日】2017年8月2日
(54)【発明の名称】光半導体装置
(51)【国際特許分類】
   H01S 5/022 20060101AFI20170724BHJP
【FI】
   H01S5/022
【請求項の数】10
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2014-211504(P2014-211504)
(22)【出願日】2014年10月16日
(65)【公開番号】特開2016-82050(P2016-82050A)
(43)【公開日】2016年5月16日
【審査請求日】2015年5月11日
(73)【特許権者】
【識別番号】514278625
【氏名又は名称】ウシオオプトセミコンダクター株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000154
【氏名又は名称】特許業務法人はるか国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】反町 進
(72)【発明者】
【氏名】仙庭 靖久
(72)【発明者】
【氏名】井上 裕隆
(72)【発明者】
【氏名】萩元 将人
【審査官】 高椋 健司
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−022481(JP,A)
【文献】 特開平04−211137(JP,A)
【文献】 特開2011−258833(JP,A)
【文献】 特開平07−022435(JP,A)
【文献】 特開平01−135030(JP,A)
【文献】 特開2011−108932(JP,A)
【文献】 特開平11−097789(JP,A)
【文献】 特開2004−087866(JP,A)
【文献】 特開2007−123841(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01S 5/00−5/50
H01L 21/28−21/288,21/329,
21/44−21/445,29/40−29/49,
29/872,33/00−33/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体基板上に発光部が形成されたレーザダイオードをジャンクションダウン方式でサブマウントに接合した光半導体装置であって、
前記レーザダイオードは、
前記半導体基板の主面側に形成される、第1導電型の第1クラッド層と、
前記第1クラッド層の上部に形成される活性層と、
前記活性層の上部に形成される第2導電型の第2クラッド層と、
リッジ部と、
当該リッジ部の側方に形成される凸状のバンク部と、
前記リッジ部及び前記バンク部の上部に渡って形成され、前記リッジ部と電気的に接続される第1電極と、
前記半導体基板の裏面に形成される第2電極と、
前記第1電極の上部において、前記リッジ部及び前記バンク部の上部に渡って形成される第1パターンと、
前記第1電極の上部において、前記バンク部の上部に形成される第2パターンと、を有し、
前記第2パターンは、前記第1パターンの下に形成され、
前記バンク部の上部の前記第1パターンの上面が、前記サブマウント上に形成される第3電極とソルダ材により接合され、
前記半導体基板の主面から前記リッジ部の上部の前記第1パターンの上面までの高さは、前記半導体基板の主面から前記第3電極までの高さよりも低く、
前記第1パターンの上面のうち、少なくとも前記リッジ部と前記バンク部の上部の間の領域に前記ソルダ材と反応しない非反応膜が形成され、且つ、当該非反応膜が、前記第2パターンの側面にさらに形成される
ことを特徴とする光半導体装置。
【請求項2】
前記非反応膜が、前記第1パターンの前記ソルダ材との接合部から、前記リッジ部の上部に渡って形成される
ことを特徴とする請求項に記載の光半導体装置。
【請求項3】
前記非反応膜が、前記リッジ部の上部を覆い形成される
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光半導体装置。
【請求項4】
前記半導体基板は、第1の前記レーザダイオードと、第2の前記レーザダイオードが形成され、
前記第1の前記レーザダイオードの前記バンク部と、前記第2の前記レーザダイオードの前記バンク部との間に、前記第1の前記レーザダイオードの前記リッジ部と、前記第2の前記レーザダイオードの前記リッジ部が形成される
ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の光半導体装置。
【請求項5】
前記第1の前記レーザダイオードの前記リッジ部と、前記第2の前記レーザダイオードの前記リッジ部との間に、前記非反応膜をさらに設ける
ことを特徴とする請求項に記載の光半導体装置。
【請求項6】
前記非反応膜は、金属である
ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の光半導体装置。
【請求項7】
前記ソルダ材は、半田であり、
前記金属は、チタン又はモリブデンの金属である
ことを特徴とする請求項に記載の光半導体装置。
【請求項8】
前記非反応膜は、酸化膜又は窒化膜である
ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の光半導体装置。
【請求項9】
前記ソルダ材は、半田であり、
前記非反応膜は、シリコン酸化膜又はシリコン窒化膜である
ことを特徴とする請求項に記載の光半導体装置。
【請求項10】
前記半田は、AuSn、SnAg、又はSnAgCu系の半田である
ことを特徴とする請求項又はに記載の光半導体装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光半導体装置に関する。
【背景技術】
【0002】
レーザダイオード(半導体レーザ)は、pn接合に順方向電流を流して、注入された電子と正孔の再結合による誘導放出により光を放出するダイオードである。レーザダイオードは発光部からの放熱性を高めるため、例えば特許文献1に記載されているように、発光部を有するレーザダイオードチップの主面側を、半田材等を用いてサブマウントに接合するジャンクションダウン方式を採用しているものがある。
【0003】
ジャンクションダウン方式でサブマウントに接合されるレーザダイオードは、発光部の上部に位置するリッジ部上に形成した電極と、サブマウントに形成した通電性のある半田材(例えばAuSn)を溶融接着することで、放熱および通電を行っている。
【0004】
また、レーザダイオードとサブマウントとを接合した際に、レーザダイオードのリッジ部上の電極材、レーザダイオードの主面の半導体材料、サブマウントのソルダ材およびサブマウントの基板材料の、それぞれの熱膨張係数の違い等によって起こる反応で生じる応力がリッジ部に及ぶことにより、偏光角特性が悪化することがある。
【0005】
これに対し、特許文献2には、上記のジャンクションダウン方式において、リッジ部とサブマウントとを接触させずに離間させることで、リッジ部に応力がかかることを防ぐ構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平9−64479号公報
【特許文献2】特開2011−108932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記の特許文献2に開示されている構造において、製造工程時にレーザダイオードチップとサブマウントを接合する半田材がリッジ部側に流れてしまうと、リッジ部に応力がかかることにより偏光角特性が悪化することがある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明の一側面に係る光半導体装置は、半導体基板上に発光部が形成されたレーザダイオードをジャンクションダウン方式でサブマウントに接合した光半導体装置であって、前記レーザダイオードは、前記半導体基板の主面側に形成される、第1導電型の第1クラッド層と、前記第1クラッド層の上部に形成される活性層と、前記活性層の上部に形成される第2導電型の第2クラッド層であって、リッジ部と、当該リッジ部の側方に凸状のバンク部が形成される第2クラッド層と、前記リッジ部及び前記バンク部の上部に渡って形成され、前記リッジ部と電気的に接続される第1電極と、前記半導体基板の裏面に形成される第2電極と、前記第1電極の上部において、前記リッジ部及び前記バンク部の上部に渡って形成される第1パターンと、前記第1電極の上部において、前記バンク部の上部に形成される第2パターンと、を有し、前記バンク部の上部の前記第1パターン又は前記第2パターンが、前記サブマウント上に形成される第3電極とソルダ材により接合され、前記半導体基板の主面から前記リッジ部の上部の前記第1パターンの上面までの高さは、前記半導体基板の主面から前記第3電極までの高さよりも低く、前記第1パターンの上面のうち、少なくとも前記リッジ部と前記バンク部の上部の間の領域に前記ソルダ材と反応しない非反応膜が形成される。
【0009】
(2)本発明の一側面では、(1)において、前記第2パターンは、前記第1パターンの上に形成され、前記第2パターンの上面が、前記第3電極と前記ソルダ材により接合されることとする。
【0010】
(3)本発明の一側面では、(2)において、前記非反応膜が、前記第2パターンの側面にさらに形成されることとする。
【0011】
(4)本発明の一側面では、(3)において、前記非反応膜が、前記第2パターンの前記ソルダ材との接合部から、前記リッジ部の上部に渡って形成されることとする。
【0012】
(5)本発明の一側面では、(1)において、前記第2パターンは、前記第1パターンの下に形成され、前記バンク部の上部の前記第1パターンの上面が、前記第3電極と前記ソルダ材により接合されることとする。
【0013】
(6)本発明の一側面では、(5)において、前記非反応膜が、前記第1パターンの前記ソルダ材との接合部から、前記リッジ部の上部に渡って形成されることとする。
【0014】
(7)本発明の一側面では、(1)〜(6)のいずれかにおいて、前記非反応膜が、前記リッジ部の上部を覆い形成されることとする。
【0015】
(8)本発明の一側面では、(1)〜(7)のいずれかにおいて、前記半導体基板は、第1の前記レーザダイオードと、第2の前記レーザダイオードが形成され、前記第1の前記レーザダイオードの前記バンク部と、前記第2の前記レーザダイオードの前記バンク部との間に、前記第1の前記レーザダイオードの前記リッジ部と、前記第2の前記レーザダイオードの前記リッジ部が形成されることとする。
【0016】
(9)本発明の一側面では、(8)において、前記第1の前記レーザダイオードの前記リッジ部と、前記第2の前記レーザダイオードの前記リッジ部との間に、前記非反応膜をさらに設けることとする。
【0017】
(10)本発明の一側面では、(1)〜(8)のいずれかにおいて、前記非反応膜は、金属であることとする。
【0018】
(11)本発明の一側面では、(10)において、前記ソルダ材は、半田であり、前記金属は、チタン又はモリブデンの金属であることとする。
【0019】
(12)本発明の一側面では、(1)〜(9)のいずれかにおいて、前記非反応膜は、酸化膜又は窒化膜であることとする。
【0020】
(13)本発明の一側面では、(12)において、前記ソルダ材は、半田であり、前記非反応膜は、シリコン酸化膜又はシリコン窒化膜であることとする。
【0021】
(14)本発明の一側面では、(11)又は(13)において、前記半田は、AuSn、SnAg、又はSnAgCu系の半田であることとする。
【発明の効果】
【0022】
ジャンクションダウン方式でサブマウントに接合されるレーザダイオードのリッジ部への応力の影響を抑止して偏光角特性を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】第1の実施形態に係る光半導体装置の断面図である。
図2】第1の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図3】第1の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図4】第1の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図5】第1の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図6】第1の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図7】第1の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図8】第1の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図9】第1の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図10】第1の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図11】第1の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図12】第1の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図13】第2の実施形態に係る光半導体装置の断面図である。
図14】第2の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図15】第2の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図16】第2の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図17】第3の実施形態に係る光半導体装置の断面図である。
図18】第4の実施形態に係る光半導体装置の断面図である。
図19】第4の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図20】第4の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図21】第4の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図22】第4の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図23】第4の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図24】第4の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図25】第5の実施形態に係る光半導体装置の断面図である。
図26】第5の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図27】第5の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図28】第5の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図29】第5の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図30】第5の実施形態に係る光半導体装置の製造工程を説明する図である。
図31】第1の実施形態の変形例に係る光半導体装置の断面図である。
図32】第2の実施形態の変形例に係る光半導体装置の断面図である。
図33】第3の実施形態の変形例に係る光半導体装置の断面図である。
図34】本願発明の比較例に係る光半導体装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の実施の形態(以下、実施形態)について、図面に基づき説明する。なお、以下の実施形態を説明するための図面において同一機能を有するものは原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0025】
[1.第1の実施形態]
まず、図1乃至図12に基づいて本発明の第1の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL1(光半導体装置の一例)について説明する。なお、マルチビーム半導体レーザとは、複数の発光部を備える半導体レーザである。
【0026】
[1.1.構造]
図1には、本発明の第1の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL1の要部断面図を示す。
【0027】
なお、図1に示すように、本実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL1には発光部(リッジ部12の箇所)が2つ備えられこととし、左右のリッジ部12とバンク部13はそれぞれリッジ間部14に対して左右対称に設けられている。また、レーザチップ101(レーザダイオードの一例)はその主面をサブマウント17に取り付けられており、以下の説明においては、レーザチップ101の主面側を上、裏面側を下と称する。
【0028】
図1に示すように、GaAs基板1(半導体基板の一例)上にn型クラッド層2(第1クラッド層の一例)が形成され、n型クラッド層2上には、活性層3が形成される。なお、活性層3は多重量子井戸構造であり複数の層にて形成される。そして、活性層3上にはp型第1クラッド層4が形成され、p型第1クラッド層4上にはp型第2クラッド層5(第2クラッド層の一例)が形成され、p型第2クラッド層5上にはp型コンタクト層6が形成される。
【0029】
レーザチップ101の主面にはリッジ部12とバンク部13が形成されている。ここで、リッジ部12の上部を除くリッジ部12の側面およびバンク部13の上面および側面には、パッシベーション膜7が形成されている。
【0030】
また、一対のリッジ部12とバンク部13には、p側電極8(第1電極の一例)が形成される。p側電極8の上には、第1Auメッキ層9(第1パターンの一例)が形成される。第1Auメッキ層9の上かつバンク部13の上には、第2Auメッキ層10(第2パターンの一例)が形成される。GaAs基板1の裏面には、n型電極11(第2電極の一例)が形成される。
【0031】
なお、図1に示す例では、第1Auメッキ層9よりも第2Auメッキ層10の幅が狭くなっているが、第1Auメッキ層9をバンク部13の上に配置し、リッジ部12からバンク部13の上の第1Auメッキ層9の上に連続して第2Auメッキ層10が形成されてもよい。
【0032】
図1に示す例では、バンク部13の上に形成した第2Auメッキ層10の上面と、サブマウン電極18(第3電極の一例)面に形成された半田材19(ソルダ材の一例)を溶融接着して、レーザチップ101とサブマウント17とを接合し、マルチビーム半導体レーザ装置を形成している。ここで、バンク部13の上に形成した第2Auメッキ層10の上面の高さは、リッジ部12の上に形成した第1Auメッキ層9の上面の高さよりも、バンク部13上に形成した図1での第2Auメッキ層10の厚みの分だけ高くなっているため、半田材19の上面と、リッジ部13の上面とは空隙を挟んで離間している。すなわち、リッジ部13の上面とサブマウント17とは接触していない。なお、半田材19には、AuSn、SnAg、又はSnAgCu系の半田を用いることとしてよい。
【0033】
そして、第1の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL1では、バンク部13の上に形成した第2Auメッキ層10の側面からリッジ部12の上および側面にかけて半田材19と反応しない非半田反応膜15(非反応膜の一例)が形成される。例えば、非半田反応膜には、金属膜(例えばTi、Mo等)、酸化膜(例えばSiO2)、窒化膜(例えばSiN)を用いることとしてよい。
【0034】
第1の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL1では、サブマウント17の半田材19の溶融が変化して第2Auメッキ層10のサブマウント17との接合領域からリッジ部12側にはみ出しても非半田反応膜15があり、半田材19はリッジ部12周囲の第1メッキ層9もしくはp側電極8と反応しないため応力変動が生じない。そのため、リッジ部12にかかる応力の影響が低減され、偏光角特性への影響が低減される。さらに、左右のリッジ部12に対して影響する応力のばらつきも押さえられるため、それぞれの発光部の偏光角特性が変動してしまうことも防止される。
【0035】
[1.2.製造方法]
次に、図2乃至図13に基づいて、第1の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL1の製造方法について説明する。なお、以下に説明する製法、材料および図面に示されるサイズは例であり、これに限定されない。
【0036】
まず、図2に示すように、n型のGaAs基板1上に、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法(有機金属成長法)により、n型クラッド層2を形成する。続いて、MOCVD法により、n型クラッド層2上に、光閉じ込め層、量子井戸層、バリア層、歪量子井戸層からなる活性層3を形成する。
【0037】
その後、活性層3上に、MOCVD法によりp型第1クラッド層4、p型第2クラッド層5およびp型のGaAsを含むコンタクト層6を順次積層する。
【0038】
次に、p型コンタクト層6上に酸化シリコン膜を300nm堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしたドライエッチングによりシリコン酸化膜の一部を除去し、リッジ部12およびバンク部13の形成領域に残ったシリコン酸化膜からなるパターンを形成し、その後フォトレジスト膜を除去する。
【0039】
次にリッジ部12およびバンク部13の形成領域に残ったシリコン酸化膜のパターンをマスクとして、ウェットエッチングおよびドライエッチングにてp型コンタクト層6およびp型第2クラッド層5の一部を除去してストライプ形状を形成する。
【0040】
次に、リッジ部12およびバンク部13の形成領域に残ったシリコン酸化膜のパターンをウェットエッチング等で除去した後、GaAs基板1の主面上の全面にCVD(Chemical Vapor Deposition)法によりシリコン酸化膜等のパッシベーション膜7を成膜する。その後、フォトリソグラフィ技術とドライエッチングにより、リッジ部12の上面に形成されたパッシベーション膜7を選択的に除去し、リッジ部12の上部のp型コンタクト層6の上面を露出させる。ここで、リッジ部12の側方に形成したバンク部13はその上面および側面はパッシベーション膜7で被覆される。
【0041】
次に、GaAs基板1の主面上の全面に厚さ0.5μm程度のTi/Pt/Auからなるp側電極8を電子ビーム(Electron Beam:EB)蒸着法等を用いて成膜し、フォトリソグラフィ技術とドライエッチング技術により電極パターンを形成する。ここで、p型コンタクト層6の上面とp側電極8は電気的に接続される。
【0042】
次に、図2に示すように、フォトリソグラフィ技術にてバンク部13とリッジ部12の上面を開口したフォトレジスト材のパターン20を形成する。このフォトレジストに覆われていないパターン部分に電解メッキによって選択的にメッキ層を形成し、図3に示す第1Auメッキ層9を形成した後、フォトレジスト材のパターン20を除去する。
【0043】
次に図4に示すようにフォトリソグラフィ技術にてバンク部13の上面を開口したフォトレジスト材のパターン21を形成する。そして、図5に示すように、フォトレジスト材のパターン21に覆われていない部分に電解メッキによって選択的にAuメッキ層(第2Auメッキ層10)を形成する。そして、第2Auメッキ層10を形成した後、フォトレジスト材のパターン21を除去する。図6には、フォトレジスト材のパターン21を除去した後の、GaAs基板1の主面側の構造を示す。
【0044】
次に、図6に示す構造に非半田反応膜15を形成する工程について説明する。非半田反応膜15として、金属膜(例えばTi、Mo等)、酸化膜(例えばSiO2)、窒化膜(例えばSiN)を用いることとしてよく、まず以下においては、非半田反応膜15としては、例えばTi(チタン)、Mo(モリブデン)等の金属膜を用いる場合のレーザチップ101の製造工程について説明する。
【0045】
図7に示すように、バンク部13上の第2Auメッキ層10の上面の一部およびリッジ間部14(リッジ12の間)の上面にフォトレジスト材のパターン22を形成する。
【0046】
そして、図8に示すように主面側全面に蒸着法を用いて非半田反応膜15を成膜する。
【0047】
次にリフトオフ法でフォトレジスト材のパターン22とその上に成膜した非半田反応膜15を除去する。これにより、図9に示す構造が完成する。
【0048】
次に、非半田反応膜15として、例えばSiO2等の酸化膜や、SiN等の窒化膜等の絶縁膜を用いる場合のレーザチップ101の製造工程について説明する。
【0049】
非半田反応膜15に絶縁膜を用いる場合には、図6に示す構造の完成後、図10に示すように、主面側全面にCVD法を用いて酸化膜または窒化膜からなる非半田反応膜15を成膜する。
【0050】
次に図11に示すように、フォトレジスト技術によりバンク部13上の第2Auメッキ層10の上面の一部および隣接するリッジ部12の間を開口したフォトレジスト材のパターン23を形成する。
【0051】
次に図12に示すように、ウェットエッチングまたはドライエッチングで非半田反応膜15を除去する。その後フォトレジスト材を除去することで、図9に示す構造が完成する。
【0052】
次に、図9に示すGaAs基板1の裏面をGaAs基板1の厚さが100μmになるまで薄化加工し、GaAs基板1の裏面にAuを含むn側電極11を蒸着して形成した後、GaAs基板1をそれぞれのチップごとにへき開・ダイシングして分割することにより、レーザチップ101を形成する。その後、レーザチップ101は主面側を下向きにし、バンク部13の上の第2Auメッキ層10からなるパターンを、サブマウント電極18を介して形成された半田材19と接合する。
【0053】
この後の工程の図示は省略するが、サブマウント17の裏面をステム上に半田材により接合する。その後、サブマウント電極18に連続するパターンおよびレーザチップ101のn側電極17に通電のためのワイヤボンディングを施し、レーザ光を透過する窓ガラス部を有するキャップを用いて気密封止することで、本実施形態に係る光半導体装置が完成する。ステム、キャップ、ボンディングワイヤ等はレーザダイオード用パッケージとして一般的な部品を用いてよい。
【0054】
以上説明した第1の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL1では、サブマウント17の半田材19と接合する第2Auメッキ層10の側面からリッジ部12の上面にかけて非半田反応膜15を形成するようにしたことで、半田材19がリッジ部12側にはみ出た場合でも半田材19とリッジ部12の周囲の電極材は反応しないため応力が生じず、レーザダイオードの偏光角特性の悪化が抑止される。
【0055】
一方で、図34に示されるように、非半田反応膜15を有さないレーザチップ100をサブマウント17に半田材19で接合したマルチビーム半導体レーザLの場合には、半田材19がリッジ部12側にはみ出した場合には、半田材19がリッジ部の上部又はその周辺の第1Auメッキ層9や第2Auメッキ層10と反応してしまうことで、リッジ部12に応力がかかり、レーザダイオードの偏光角特性が悪化することとなる。
【0056】
また特に、発光部が複数箇所存在するマルチビーム半導体レーザでは発光部間の特性を揃える要求があるため、発光部間で偏光角特性のばらつきが生じることは問題であるが、上記の実施形態に係る発明によれば発光部間での偏光角特性のばらつきを生じにくくすることができる。
【0057】
また、以上説明した第1の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL1の製造方法によれば、非半田反応膜15を所望の位置に形成するための複雑な工程は不要であり、フォトリソグラフィ技術等の既存の技術を用い形成することができる。
【0058】
[2.第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0059】
[2.1.構造]
図13には、本発明の第2の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL2の要部断面図を示す。図13に示すように、第2の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL2は、第1の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL1と、非半田反応膜15を形成している領域が一部異なっており、他の点は共通しているため、以下では相違点について説明する。
【0060】
第2の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL2では、バンク部13上の第2Auメッキ層10の側面に非半田反応層15を形成する点では、第1の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL1と共通するものの、リッジ部12の上部の第1Auメッキ層9の上面には非半田反応層15を形成しない点で相違している。
【0061】
図13に示すように、例えば非半田反応層15は、第2Auメッキ層10の上面の端から、第2Auメッキ層10の側面、さらにバンク部13とリッジ部12との間まで形成することとしてよい。第2の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL2においても、半田材19がリッジ部12側にはみ出た場合でも半田材19が第1メッキ層や第2メッキ層と反応することが抑止されるためリッジ部に応力変動の影響が生じず、レーザダイオードの偏光角特性が悪化することを防ぐ。
【0062】
[2.2.製造方法]
次に、図14乃至図17に基づいて、第2の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL2の製造方法について説明する。なお、以下においては、第1の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL1と同様の工程については省略し、相違する工程について説明する。第2実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL2の製造方法は、第1の実施形態と図10に示す構造が完成するまでの工程は共通するため、以下ではその後の工程について説明する。
【0063】
図14に示すように、フォトレジスト技術によりバンク部13上の第2Auメッキ層10の上面の一部および隣接するリッジ部12からリッジ部12に渡って開口したフォトレジスト材のパターン23を形成する。
【0064】
次に図15に示すように、ウェットエッチングまたはドライエッチングで非半田反応膜15を除去する。その後フォトレジスト材のパターン23を除去することで、図16に示す構造が完成する。
【0065】
なお、図16に示す構造より後の工程については、第1の実施形態と同様としてよいため説明を省略する。
【0066】
[3.第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
【0067】
図17には、本発明の第3の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL3の要部断面図を示す。図17に示すように、第3の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL3は、第1の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL1と、非半田反応膜15を形成している領域が一部異なっており、他の点は共通しているため、以下では相違点について説明する。
【0068】
第1の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL1では、リッジ間部14には非半田反応膜15を形成していないが、第3の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL3では、リッジ間部14にも非半田反応膜15を形成している点で第1の実施形態と相違する。すなわち、第3の実施形態では、レーザチップ103とサブマウント17の1つの接合部からもう一方の接合部に渡って、非半田反応膜15が連続して設けられている。なお、第3の実施形態においては、非半田反応膜15には絶縁性が必要であるため、酸化膜又は窒化膜等の絶縁体を用いることとする。
【0069】
[4.第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
【0070】
[4.1.構成]
図18には、本発明の第4の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL4の要部断面図を示す。図18に示すように、第4の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL3は、第1の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL1と、非半田反応膜15を形成している領域が一部異なっており、他の点は共通しているため、以下では相違点について説明する。
【0071】
図18に示すように、第4の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL4では、第2Auメッキ層10の面上には非半田反応膜を形成せずに、第1Auメッキ層9に対してのみ非半田反応膜15を形成するようにした点で第1の実施形態と相違する。ただし、第2Auメッキ層10の側面であって第1Auメッキ層9と接する付近においては、非半田反応膜15が形成されている場合も含む。
【0072】
[4.2.製造方法]
次に、図19乃至図24に基づいて、第4の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL4の製造方法について説明する。なお、以下においては、第1の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL1と同様の工程については省略し、相違する工程について説明する。すなわち、図6に示す構造が完成した後の工程について説明する。
【0073】
まず、図6に示す構造に非半田反応膜15を形成する工程について説明する。以下においては、非半田反応膜15としては、例えばTi(チタン)、Mo(モリブデン)等の金属膜を用いる場合のレーザチップ101の製造工程について説明する。
【0074】
図19に示すように、バンク部の外側(隣接するリッジ部12側を内側、その反対側を外側とする)及び、リッジ間部14(リッジ12の間)の上面にフォトレジスト材のパターン22を形成する。さらに、図19に示すように主面側全面に蒸着法を用いて非半田反応膜15を成膜する。
【0075】
次に、リフトオフ法でフォトレジスト材のパターン22とその上に成膜した非半田反応膜15を除去する。これにより、図20に示す構造が完成する。
【0076】
次に、図21に示すように、フォトレジスト技術によりバンク部13上の第2Auメッキ層10の上面の一部を開口したフォトレジスト材のパターン23を形成する。
【0077】
次に図22に示すように、ウェットエッチングまたはドライエッチングで非半田反応膜15を除去する。その後フォトレジスト材のパターン23を除去する。
【0078】
次に図23に示すように、フォトレジスト材のパターン23に覆われていない部分に電解メッキによって選択的にAuメッキ層(第2Auメッキ層10)を形成する。そして、図24に示すように、第2Auメッキ層10を形成した後、フォトレジスト材のパターン23を除去する。
【0079】
なお、図24に示す構造より後の工程については、第1の実施形態と同様としてよいため説明を省略する。
【0080】
[5.第5の実施形態]
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
【0081】
[5.1.構成]
図25には、本発明の第5の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL5の要部断面図を示す。図25に示すように、第5の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL5は、第2の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL2と、非半田反応膜15を形成している領域が一部異なっており、他の点は共通しているため、以下では相違点について説明する。
【0082】
図25に示すように、第5の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL5では、第2Auメッキ層10には非半田反応膜15を形成しないようにした点で第2の実施形態と相違する。
【0083】
[5.2.製造方法]
次に、図26乃至図30に基づいて、第5の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL5の製造方法について説明する。なお、以下においては、第1の実施形態に係るマルチビーム半導体レーザL1と同様の工程については省略し、相違する工程について説明する。すなわち、図6に示す構造が完成した後の工程について説明する。
【0084】
まず、図6に示す構造に非半田反応膜15を形成する工程について説明する。以下においては、非半田反応膜15としては、例えばTi(チタン)、Mo(モリブデン)等の金属膜を用いる場合のレーザチップ101の製造工程について説明する。
【0085】
図19に示すように、バンク部の外側(隣接するリッジ部12側を内側、その反対側を外側とする)及び、リッジ間部14(リッジ12の間)の上面にフォトレジスト材のパターン22を形成する。さらに、図19に示すように主面側全面に蒸着法を用いて非半田反応膜15を成膜する。
【0086】
次に、リフトオフ法でフォトレジスト材のパターン22とその上に成膜した非半田反応膜15を除去する。これにより、図20に示す構造が完成する。
【0087】
次に、図21に示すように、フォトレジスト技術によりバンク部13上の第2Auメッキ層10の上面の一部を開口したフォトレジスト材のパターン23を形成する。
【0088】
次に図22に示すように、ウェットエッチングまたはドライエッチングで非半田反応膜15を除去する。その後フォトレジスト材のパターン23を除去する。
【0089】
次に図23に示すように、フォトレジスト材のパターン23に覆われていない部分に電解メッキによって選択的にAuメッキ層(第2Auメッキ層10)を形成する。そして、図24に示すように、第2Auメッキ層10を形成した後、フォトレジスト材のパターン23を除去する。
【0090】
なお、図24に示す構造より後の工程については、第1の実施形態と同様としてよいため説明を省略する。
【0091】
まず図3に示す第1Auメッキ層9を形成した後、フォトレジスト材のパターン20を除去する。そして、図26に示すように、主面側全面にCVD法を用いて酸化膜または窒化膜からなる非半田反応膜15を成膜する。
【0092】
次に図27に示すように、フォトレジスト技術によりバンク部13上の第2Auメッキ層10の上面を開口したフォトレジスト材のパターン23を形成する。
【0093】
次に図28に示すように、ウェットエッチングまたはドライエッチングで非半田反応膜15を除去する。
【0094】
次に図29に示すように、フォトレジスト材のパターン23に覆われていない部分に電解メッキによって選択的にAuメッキ層(第2Auメッキ層10)を形成する。そして、図30に示すように、第2Auメッキ層10を形成した後、フォトレジスト材のパターン23を除去する。
【0095】
なお、図30に示す構造より後の工程については、第1の実施形態と同様としてよいため説明を省略する。
【0096】
[6.変形例]
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、以下に示すように第1Auメッキ層9と第2Auメッキ層10とが積層される順番を変更してもよい。すなわち、第2Auメッキ層10の上に第1Auメッキ層9が形成されてもよい。図31図33には、第1〜第3の実施形態について、第1Auメッキ層9と第2Auメッキ層10の積層順を変更した場合の構成例を示す。
【0097】
図31に示されるマルチビーム半導体レーザL1aは、レーザチップ101aに関し、第2Auメッキ層10の上に第1Auメッキ層9が形成されている点で第1の実施形態のレーザチップ101と相違する。そして、図31に示されるように、マルチビーム半導体レーザL1aでは、第1Auメッキ層9がサブマウント電極18と半田材19により接合されている。そして、マルチビーム半導体レーザL1aでは、第1Auメッキ層9の上面において、半田材19との接合部からリッジ部間14に渡って非半田反応膜15が設けられている。
【0098】
図32に示されるマルチビーム半導体レーザL2aは、レーザチップ102aに関し、第2Auメッキ層10の上に第1Auメッキ層9が形成されている点で第2の実施形態のレーザチップ102と相違する。そして、図32に示されるように、マルチビーム半導体レーザL2aでは、第1Auメッキ層9がサブマウント電極18と半田材19により接合されている。そして、マルチビーム半導体レーザL2aでは、第1Auメッキ層9の上面において、半田材19との接合部からリッジ部12とバンク部13との間までに渡って非半田反応膜15が設けられている。
【0099】
図33に示されるマルチビーム半導体レーザL3aは、レーザチップ103aに関し、第2Auメッキ層10の上に第1Auメッキ層9が形成されている点で第3の実施形態のレーザチップ101と相違する。そして、図33に示されるように、マルチビーム半導体レーザL3aでは、第1Auメッキ層9がサブマウント電極18と半田材19により接合されている。そして、マルチビーム半導体レーザL3aでは、一方の第1Auメッキ層9の半田材19との接合部から、他方の第1Auメッキ層9と半田材19との接合部に渡って非半田反応膜15が設けられている。
【0100】
なお、上記の実施形態では発光部を2つ有するマルチビーム半導体レーザについて説明したが、発光部の数は3以上であってもよい。また、本発明は、発光部が1つであるシングルビーム半導体レーザに対しても同様に適用することができるのはもちろんである。
【0101】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【符号の説明】
【0102】
1 GaAs基板、2 n型クラッド層、3 活性層、4 p型第1クラッド層、5 p型第2クラッド層、6 p型コンタクト層、7 パッシベーション膜、8 p側電極、9 第1Auメッキ層9、10 第2Auメッキ層、11 n側電極、12 リッジ部、13 バンク部、14 リッジ間部、15 非半田反応膜、100〜105,101a,102a,103a レーザチップ、17 サブマウント、18 サブマウント電極、19 半田材、20〜23 パターン。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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