(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
所定方向を基準として、測量対象の視準点を視準する光軸方向の角度を計測して測量情報として出力する測量情報出力手段と、前記光軸方向を変更する駆動手段と、前記測量情報出力手段にて得られた測量情報をコントローラへ送信する測量情報送信手段と、前記光軸方向の視準点を含む画像を撮像して電気信号に変換して画像情報として出力し、前記コントローラから送信された制御信号に基づいて撮像倍率を変更する撮像手段と、目標位置に配置された対象物の位置及び姿勢を示す仮想的な3次元画像を前記撮像手段を視点とし前記撮像倍率に応じて倍率を調整して生成し、生成した前記3次元画像と、前記撮像手段にて得られた画像情報に基づく撮像画像とを合成する画像合成手段と、前記画像合成手段により合成された画像の画像情報を前記コントローラへ送信する画像情報送信手段とを備え、前記視準点を視準する光軸と前記撮像手段の光軸とが所定の相対関係を維持した測量装置を、作業員が前記目標位置を撮像するように配置するステップと、
前記測量装置に撮像倍率を指定する制御信号を送信する通信手段と、前記測量装置から送信された画像情報に基づく画像を表示する表示手段とを備える前記コントローラによって表示される画像に基づいて、作業員が前記対象物を前記目標位置に誘導するステップと、
作業員が前記コントローラに対し撮像倍率を指定するステップと、
前記測量装置が前記コントローラから送信された制御信号に基づいて変更した撮像倍率で生成し、前記コントローラにより表示される画像に基づいて、作業員が前記対象物を前記目標位置にさらに誘導するステップと
を備える誘導方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の技術では、補助線は対象物を誘導する位置の目安に過ぎず、設計で定められた位置や姿勢に対象物が誘導されたことを確認することが難しい。
そこで、本発明は、対象物を目標位置に精度よく誘導するための3次元画像を取得することのできる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、所定方向を基準として、測量対象の視準点を視準する光軸方向の角度を計測して測量情報として出力する測量情報出力手段と、前記光軸方向を変更する駆動手段と、前記測量情報出力手段にて得られた測量情報を
コントローラへ送信する測量情報送信手段と、前記光軸方向の視準点を含む画像を撮像して電気信号に変換して画像情報として出力し、
前記コントローラから送信された制御信号に基づいて撮像倍率を変更する撮像手段と、
目標位置に配置された対象物の位置及び姿勢を示す仮想的な3次元画像を前記撮像手段を視点とし前記撮像倍率に応じて倍率を調整して生成し、生成した前記3次元画像と、前記撮像手段にて得られた画像情報に基づく撮像画像とを合成する画像合成手段と、前記画像合成手段により合成された画像の画像情報を前記
コントローラへ送信する画像情報送信手段とを備え、
前記視準点を視準する光軸と前記撮像手段の光軸とが所定の相対関係を維持した測量
装置を、作業員が前記目標位置を撮像するように配置するステップと、
前記測量装置に撮像倍率を指定する制御信号を送信する通信手段と、前記測量装置から送信された画像情報に基づく画像を表示する表示手段とを備える前記コントローラによって表示される画像に基づいて
、作業員が前記対象物を前記目標位置に誘導するステップと
、作業員が前記コントローラに対し撮像倍率を指定するステップと、前記測量装置が前記コントローラから送信された制御信号に基づいて変更した撮像倍率で生成し、前記コントローラにより表示される画像に基づいて、作業員が前記対象物を前記目標位置にさらに誘導するステップとを備える誘導方法を提供する。
上記の構成において、前記対象物は、鋼管杭打設工、矢板打設工、ジャケット据付工、ケーソン据付工、又は鋼板セル設置工のうち少なくともいずれかであってもよい。
また、本発明は、上記の誘導方法に用いられる画像表示システムであって、所定方向を基準として、測量対象の視準点を視準する光軸方向の角度を計測して測量情報として出力する測量情報出力手段と、前記光軸方向を変更する駆動手段と、前記測量情報出力手段にて得られた測量情報を
コントローラへ送信する測量情報送信手段と、前記光軸方向の視準点を含む画像を撮像して電気信号に変換して画像情報として出力し、
前記コントローラから送信された制御信号に基づいて撮像倍率を変更する撮像手段と、
目標位置に配置された対象物の位置及び姿勢を示す仮想的な3次元画像を前記撮像手段を視点とし前記撮像倍率に応じて倍率を調整して生成し、生成した前記3次元画像と、前記撮像手段にて得られた画像情報に基づく撮像画像とを合成する画像合成手段と、前記画像合成手段により合成された画像の画像情報を前記
コントローラへ送信する画像情報送信手段とを備え、
前記視準点を視準する光軸と前記撮像手段の光軸とが所定の相対関係を維持した測量
装置と、
前記測量装置に撮像倍率を指定する制御信号を送信する通信手段と、前記測量装置から送信された画像情報に基づく画像を表示する表示手段とを備える前記コントローラとを備える画像表示システム
を提供する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、対象物を目標位置に精度よく誘導するための3次元画像を取得することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明を実施するための形態の一例について説明する。
図1は、測量装置10を示す図である。
図2は、測量装置10の機能構成を示す図である。
図3は、コントローラ15を示す図である。
【0009】
測量装置10は、測量装置本体1、付加制御部11、通信部12を備える。測量装置本体1は、駆動部2、測距部3、本体制御部4、望遠鏡5、回転ツマミ6、CCD撮像部8、3次元画像合成部81、回転ツマミ駆動装置9を備える。この例では、付加制御部11と通信部12が測量装置本体1と分離されているが、付加制御部11と通信部12が測量装置本体1と一体に構成されていてもよい。測量装置本体1は、駆動部2を介して三脚などの架台101に取り付けられる。駆動部2は、垂直軸回り及び水平軸回りの回転駆動機構を備え、測距部3の光軸方向を水平面内及び垂直面内で回転移動させる。駆動部2は、測距部3の光軸方向を示す角度情報を本体制御部4に出力する。
【0010】
測距部3は、例えば、レーザ光や赤外光などを照射して視準点からの反射光を受光し、照射光と反射光との位相差から、測距部3と視準点との距離を計測する。測距部3は、計測された距離を示す距離情報を本体制御部4に出力する。望遠鏡5の光軸は、測距部3の光軸と平行となるように調整されている。
【0011】
回転ツマミ6は、上下回転用のツマミ6aと左右回転用のツマミ6bを含む。上下回転用のツマミ6aは、駆動部2の水平軸回りの回転駆動機構を手動で駆動するためのツマミである。左右回転用のツマミ6bは、駆動部2の垂直軸回りの回転駆動機構を手動で駆動するためのツマミである。測量装置本体1を直接操作する場合には、作業員が望遠鏡5で測量対象を目視しながら回転ツマミ6を操作して視準する。この場合、駆動部2から出力された角度情報と、測距部3から出力された距離情報が、測量装置本体1に設けられた液晶表示パネルなどの表示部(図示省略)に表示される。
【0012】
回転ツマミ駆動装置9は、測量装置本体1を遠隔操作する場合に測量装置本体1に装着される。回転ツマミ駆動装置9は、モータ(図示省略)で正逆方向に回転駆動される駆動ギア9a、9bを備える。ツマミ6a、6bには、それぞれ駆動ギア9a、9bの歯に対応する凹凸が形成されており、回転ツマミ駆動装置9が測量装置本体1に装着されると、駆動ギア9aがツマミ6aと、駆動ギア9bがツマミ6bと、それぞれ噛み合わされる。付加制御部11は、コントローラ15から通信部12を介して入力された制御信号を駆動ギア9a、9bに出力して回転を制御する。
【0013】
駆動部2から出力される角度情報と測距部3から出力される距離情報は、本発明に係る測量情報の一例である。駆動部2は、所定方向を基準として、測量対象の視準点を視準する光軸方向の角度を計測して測量情報として出力する測量情報出力手段の一例である。また、駆動部2は、光軸方向を変更する駆動手段の一例である。
【0014】
CCD撮像部8は、CCD(Charge-Coupled Device)を備えるイメージセンサであり、その光軸は、測距部3及び望遠鏡5の光軸と平行になるように調整されている。CCD撮像部8は、視準点を含む領域を撮像して画像情報を生成する。CCD撮像部8は、ズーム機能を備え、付加制御部11は、コントローラ15から通信部12を介して入力された制御信号をCCD撮像部8に出力してズーム倍率を変更する。CCD撮像部8は、生成した画像信号、撮像時のズーム倍率、シャッター速度などを含む撮像条件情報を付加制御部11に出力する。CCD撮像部8は、測量装置本体1と一体に構成されていてもよく、測量装置本体1に着脱されるように構成されていてもよい。CCD撮像部8は、光軸方向の視準点を含む画像を撮像して電気信号に変換して画像情報として出力し、遠隔地から送信された制御信号に基づいて撮像倍率を変更する撮像手段の一例である。測量装置本体1は、測量情報出力手段の光軸と撮像手段の光軸とが所定の相対関係を維持した測量装置の一例である。
【0015】
3次元画像合成部81は、任意の3次元画像を生成し、CCD撮像部8にて得られた撮像画像に3次元画像を合成する。3次元画像は、杭Pの位置や姿勢など決める目安となる。3次元画像合成部81は、画像情報に応じた撮像画像に任意の3次元画像を合成して出力する3次元画像合成手段の一例である。3次元画像の具体例については、後述する。
【0016】
付加制御部11は、CCD撮像部8から出力された画像情報と撮像条件情報、本体制御部4から出力された測量情報(距離情報と角度情報を含む)を、通信部12を介してコントローラ15に出力する。また、付加制御部11は、コントローラ15から通信部12を介して入力された制御信号を測量装置本体1の各部へ出力する。具体的には、駆動部2、測距部3.望遠鏡5などを制御するための制御信号が入力された場合には、その制御信号を本体制御部4へ出力し、CCD撮像部8のズーム倍率などの撮像条件を変更するための制御信号が入力された場合には、その制御信号をCCD撮像部8へ出力し、CCD撮像部8の視準方向を指示する制御信号が入力された場合には、その制御信号を回転ツマミ駆動装置9に出力する。
【0017】
通信部12は、本体制御部4及び付加制御部11を介して得られた視準点までの距離情報と角度情報とを含む測量情報と、付加制御部11を介してCCD撮像部8から得られた画像情報と撮像条件情報とを、有線通信又は無線通信によりコントローラ15へ送信する送信機能を備える。また、通信部12は、コントローラ15から送信された制御信号を受信して、付加制御部11へ出力する受信機能を備える。通信部12は、測量情報出力手段にて得られた測量情報を遠隔地へ送信する測量情報送信手段の一例である。また、通信部12は、撮像手段にて得られた画像情報を遠隔地へ送信する画像情報送信手段の一例である。
【0018】
コントローラ15は、通信装置151、コンピュータ152、ディスプレイ153、入力装置154を含む。通信装置151は、通信部12との間で有線通信又は無線通信を行う。コンピュータ152は、例えばノートブック型のパーソナルコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置と、ハードディスク装置や半導体メモリなどの記憶装置を備え、測量装置本体1を遠隔操作するためのソフトウェアがインストールされている。コンピュータ152は、通信部12を介して測量装置本体1から送信された測量情報、画像情報、撮像条件情報などを通信装置151を介して受信して記憶装置に記憶するとともに、これらの情報をディスプレイ153に表示させる。
【0019】
入力装置154は、キーボード、タッチパネル、ジョイスティックなどを含み、作業員は、測量装置本体1の各部を制御するための制御信号を、入力装置154を用いて入力する。入力された制御信号は、通信装置151を介して通信部12に送信される。
【0020】
測量に先立って、調整用のターゲットを使用してCCD撮像部8の光軸の調整を行っておく。調整用のターゲットは、測量軸の垂直方向上部にオフセットした位置にカメラ軸を表示している。まず、測量軸を合わせた状態で、CCD撮像部8の光軸を合わせる。この光軸合わせは、CCD撮像部8に備えられた機械的な光軸調整機構を用いて行う。測量軸を視準するのに通常は自動視準機能を使用する。なお、視準は、目視によって行ってもよい。このように視準軸とCCD撮像部8の光軸とを平行にする光軸合わせを行うが、平行でなく、一定の相対関係でありさえすれば光軸を変化させた場合の角度の情報は相対的に知ることが可能である。
【0021】
図4は、測量装置10を用いた測量の様子を示す図である。ここでは、一例として、第1地点Aに杭Pを打設する場合について説明する。第1地点Aには、打設船が配置されている。この打設船は、指定された角度で杭を打設する機能を備える。第2地点Bと第3地点Cには、それぞれ測量装置10B、10Cが配置されている。測量装置10B、10Cは、いずれも測量装置10と同じ構成を有する。第4地点Dには、コントローラ15が配置されている。第4地点Dは、例えば打設船の船上である。ディスプレイ153には、測量装置10B、10Cから送信された画像情報に基づく画像が表示される。作業員は、表示された画像で杭の位置や姿勢を観察しながら杭の誘導を行う。
【0022】
なお、測量装置10B、10Cの位置情報は、例えば後方交会法などの方法により特定され、打設作業開始時には既知である。測量装置10B、10Cは、第2地点Bと第1地点Aを結ぶ直線と第3地点Cと第1地点Aを結ぶ直線とのなす角θが90度になる位置に配置することが望ましい。
【0023】
図5は、ディスプレイ153に表示された画像を示す図である。ディスプレイ153には、測量装置10Bから送信された画像情報に基づく画像D2(第2地点Bから撮像された杭Pの画像)と、測量装置10Cから送信された画像情報に基づく画像D3(第3地点Cから撮像された杭Pの画像)が表示される。画像D2、D3には、それぞれ測量装置10B、10Cの3次元画像合成部81により杭Pの3次元画像が合成されている。また、それぞれの画像の中央を垂直方向及び水平方向に通るスタジア線Sが表示されている。
【0024】
ズーム倍率は、入力装置154を用いて指定される。ズーム倍率が指定されない場合には、予め設定された初期値が用いられる。作業員が入力装置154を用いてズーム倍率を指定すると、コンピュータ152がそのズーム倍率を示す制御信号を生成し、その制御信号を通信装置151を介して測量装置10B、10Cに送信する。送信された制御信号は、通信部12を介して付加制御部11に入力され、付加制御部11は、その制御信号をCCD撮像部8に出力してズーム倍率を変更する。ディスプレイ153には、表示されている画像のズーム倍率の値(倍率:× )が表示される。この例では、ズーム倍率は4倍である。
【0025】
杭Pの3次元画像は、杭Pの施工の或る時点における仮想的な3次元画像である。杭Pの施工においては、設計で定められた位置及び姿勢で杭Pを建込んだ後、打込みを開始する。そのため、設計で定められた位置及び姿勢に杭Pを正確に誘導することが必要となる。本実施形態では、建込み完了時の杭Pの仮想的な3次元画像を設計値に基づいて生成し、生成した3次元画像を撮像画像に合成して表示することで、3次元画像を杭Pの誘導の目安とする。
【0026】
3次元画像合成部81には、杭Pの3次元CAD(computer-aided design)データと、測量装置10の設置位置や建込み完了時の杭Pの位置及び姿勢などを示す3次元位置情報が入力される。3次元位置情報は、例えば、測量の基準点を原点とした3次元直交座標系で表される。3次元画像合成部81は、杭Pの3次元CADデータを、この3次元直交座標系における建込み完了時の杭Pの位置及び姿勢に対応するように座標変換する。
【0027】
3次元画像合成部81は、透視投影の手法で3次元画像を生成するようにプログラミングされている。具体的には、CCD撮像部8を視点として、視点と杭Pとの間に仮想的な投影面を設け、座標変換後の3次元CADデータに含まれる各点と視点とを結ぶ直線の投影面との交点の座標を求めることにより、CCD撮像部8を視点とした杭Pの3次元画像を生成する。3次元画像合成部81は、設定されたズーム倍率に応じて3次元画像の倍率を調整し、CCD撮像部8にて得られた撮像画像に合成する。
【0028】
図5の例では、杭Pの輪郭を示す線画の3次元画像Gが表示されている。この3次元画像Gは、設計で定められた建込み完了時の杭Pの位置及び姿勢を表している。この例は、建込み完了時の杭Pを俯瞰する位置に測量装置10B、10Cが設置された例である。そのため、画像D2、D3においては、杭Pの天端の面が見えている。また、天端から下方に向って杭Pの側面がすぼまるように見えるのは、透視投影によって遠近感が表現されているためである。
【0029】
画像D2(第2地点Bから撮像された杭Pの画像)は、設計位置に対して杭Pの現在位置が第3地点Cから遠ざかる方向にずれていることを示している。画像D3(第3地点Cから撮像された杭Pの画像)は、設計位置に対して杭Pの現在位置が第2地点Bに近づく方向にずれていることを示している。従って、画像D2、D3から、杭Pを、第3地点Cに近づく方向、且つ、第2地点Bから遠ざかる方向に誘導する必要があることがわかる。作業員は、打設船を操作して、杭Pを、第3地点Cに近づく方向、且つ、第2地点Bから遠ざかる方向に誘導する。このとき、ディスプレイ153には、杭Pが移動する様子がリアルタイムで表示される。表示されている杭Pが3次元画像Gに概ね重なったならば、杭Pの誘導を一旦停止し、入力装置154によりズーム倍率を上げる。すると、杭Pと3次元画像Gが同じ倍率に拡大される。作業員は、倍率を上げる前と同様の手順で、杭Pの現在位置と設計位置とのずれの方向を判別し、杭Pの誘導を再開する。このように、段階的にズーム倍率を拡大して杭Pを誘導することにより、杭Pの誘導の精度が段階的に高められる。よって、本実施形態によれば、対象物を目標位置に精度よく誘導するための3次元画像を取得することができる。
【0030】
上記の実施形態を次のように変形してもよい。
<変形例1>
上記の実施形態では、建込み完了時の杭Pの仮想的な3次元画像を表示する例を示したが、打込み完了時の杭Pの仮想的な3次元画像を表示してもよい。この3次元画像は、施工対象の出来形を表す画像の一例である。この構成によれば、杭Pの出来形を確認することができる。
【0031】
<変形例2>
杭打設工以外の工種に本発明を適用してもよい。例えば、鋼管杭打設工、矢板打設工、ジャケット据付工、ケーソン据付工、鋼板セル設置工、又は造成工などに本発明を適用してもよい。
図6は、ケーソン据付工に本発明を適用した例を示す図である。この例は、第1地点AにケーソンQを誘導する例であり、ディスプレイ153には、ケーソンQの輪郭を示す線画の3次元画像Gが表示されている。この3次元画像Gは、誘導完了時のケーソンQの位置及び姿勢を表している。
【0032】
<変形例3>
コントローラ15を設置する第4地点Dは、陸上でもよい。この場合、陸上の作業員がコントローラ15の画面上で杭の位置や姿勢を観察し、打設船上の作業員に杭の移動方向や移動距離に関する指示を無線通信で与えてもよい。また、陸上の作業員がコントローラ15の画面上で杭の位置や姿勢を観察しながら打設船を遠隔操作して杭の移動方向や移動距離を制御してもよい。
【0033】
<変形例4>
実施形態では、1台のコントローラ15で測量装置10B、10Cを操作する例を示したが、測量装置10Bを操作するためのコントローラ15Bと、測量装置10Cを操作するためのコントローラ15Cとを設置してもよい。
【0034】
<変形例5>
3次元画像合成部81の機能がハードウェア回路で実装されていてもよいし、その機能の一部又は全部がソフトウェアで実装されていてもよい。
3次元画像合成部81の機能がコントローラ15に備えられていてもよい。つまり、本発明は、所定方向を基準として、測量対象の視準点を視準する光軸方向の角度を計測して測量情報として出力する測量情報出力手段と、前記光軸方向を変更する駆動手段と、前記測量情報出力手段にて得られた測量情報を
コントローラへ送信する測量情報送信手段と、前記光軸方向の視準点を含む画像を撮像して電気信号に変換して画像情報として出力し、
前記コントローラから送信された制御信号に基づいて撮像倍率を変更する撮像手段と、
目標位置に配置された対象物の位置及び姿勢を示す仮想的な3次元画像を前記撮像手段を視点とし前記撮像倍率に応じて倍率を調整して生成し、生成した前記3次元画像と、前記撮像手段にて得られた画像情報に基づく撮像画像とを合成する画像合成手段と、前記画像合成手段により合成された画像の画像情報を前記
コントローラへ送信する画像情報送信手段とを備え、
前記視準点を視準する光軸と前記撮像手段の光軸とが所定の相対関係を維持した測量
装置と、
前記測量装置に撮像倍率を指定する制御信号を送信する通信手段と、前記測量装置から送信された画像情報に基づく画像を表示する表示手段とを備える前記コントローラとを備える画像表示システムとしても特定され得る。
【0035】
<変形例6>
また、本発明は、所定方向を基準として、測量対象の視準点を視準する光軸方向の角度を計測して測量情報として出力する測量情報出力手段と、前記光軸方向を変更する駆動手段と、前記測量情報出力手段にて得られた測量情報を
コントローラへ送信する測量情報送信手段と、前記光軸方向の視準点を含む画像を撮像して電気信号に変換して画像情報として出力し、
前記コントローラから送信された制御信号に基づいて撮像倍率を変更する撮像手段と、
目標位置に配置された対象物の位置及び姿勢を示す仮想的な3次元画像を前記撮像手段を視点とし前記撮像倍率に応じて倍率を調整して生成し、生成した前記3次元画像と、前記撮像手段にて得られた画像情報に基づく撮像画像とを合成する画像合成手段と、前記画像合成手段により合成された画像の画像情報を前記
コントローラへ送信する画像情報送信手段とを備え、
前記視準点を視準する光軸と前記撮像手段の光軸とが所定の相対関係を維持した測量
装置を、作業員が前記目標位置を撮像するように配置するステップと、
前記測量装置に撮像倍率を指定する制御信号を送信する通信手段と、前記測量装置から送信された画像情報に基づく画像を表示する表示手段とを備える前記コントローラによって表示される画像に基づいて
、作業員が前記対象物を前記目標位置に誘導するステップと
、作業員が前記コントローラに対し撮像倍率を指定するステップと、前記測量装置が前記コントローラから送信された制御信号に基づいて変更した撮像倍率で生成し、前記コントローラにより表示される画像に基づいて、作業員が前記対象物を前記目標位置にさらに誘導するステップとを備える誘導方法としても特定され得る。
【解決手段】画像表示システムは、視準点を視準する光軸方向の角度を計測して測量情報として出力する測量情報出力手段と、光軸方向を変更する駆動手段と、測量情報出力手段にて得られた測量情報を
から送信された制御信号に基づいて撮像倍率を変更する撮像手段と、目標位置に配置された対象物の位置及び姿勢を示す仮想的な3次元画像を撮像手段を視点とし撮像倍率に応じて倍率を調整して生成し、生成した3次元画像と、撮像手段により撮像された