(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態を、図面等を参照しながら説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に例示する実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
【0017】
[駐車装置の構成]
図1に本発明の一実施形態に係る駐車装置100の主たる構成を示す。
図1は駐車装置100を側面(入出庫口がある面を正面とする場合)から見た概略図である。
【0018】
駐車装置100は支柱102によって主構造体が構成され、主構造体の中に車両を載置する複数のパレット104が設置されている。パレット104はパレット移動機構113により支柱102に沿って昇降可能に設けられている。主構造体の中でパレット104は、複数の車両を縦方向に積み重ねたとき、車両同士が干渉しない間隔をもって設けられている。これによって、支柱102によって形成される主構造体は、縦方向に複数段に積層された駐車空間を形成している。
【0019】
なお、図示していないが、駐車空間は縦方向のみならず、横方向(
図1に示す奥行き方向)に複数並んで形成されるものであってもよい。これにより、パレット104は上下方向に限らず、横方向にも支柱102に沿って移動させることができる。
【0020】
駐車装置100は駐車装置操作盤114によって操作される。操作盤114は駐車装置100の外側に設けられている。例えば、駐車装置100の入出庫口(
図1に示す右側下部)の近くの支柱102に操作盤114が取り付けられていてもよい。利用者は駐車装置100の外側から操作盤114を操作して、目的のパレット104を入出庫口まで移動させる。
【0021】
駐車装置100の入出庫口に設けられる安全ゲート116は操作盤114により開閉を行うことができる。安全ゲート116はパレット104が昇降するときはもとより、車両を入出庫するために開けた場合以外は閉じた状態となっている。安全ゲート116が閉じていることにより、通常は駐車装置100の中に人が入れないようになっている。操作盤114から出力される信号は制御盤117に送られ、制御盤117はパレット104の昇降や安全ゲート116の開閉を行う信号を出力する。
【0022】
主構造体により、縦方向に複数段に積み重なった駐車空間を形成し、立体的に車両を収納して駐車させる駐車装置100では、パレット104が昇降することで、目的とするパレット104を入出庫口へ移動させて車両の出し入れを行う。目的とするパレット104を入出庫口まで移動させる動作にはいくつかの方式があり、例えば上段のパレット104に駐車された車両を出庫するために下段のパレット104を地下ピットに沈み込ませる方式、下段のパレット104を車体横方向にスライドさせて上段のパレット104を降下させる方式、あるいはこれらを組み合わせた方式等が採用されている。
【0023】
図1で示す例では、1階から上階に向かって駐車空間P1,P2,P3,P4が設けられている態様を示している。また駐車空間P1の横方向には駐車空間P5(図示略)が設けられているとする。このとき上段にある駐車空間P4に駐車してあるパレット104を降下させ車両を入出庫するには、下段の駐車空間P1,P2,P3のパレット104が障害となる。この場合、駐車空間P5のパレット104を上昇させ、駐車空間P1,P2,P3のパレット104を横方向にスライドさせると障害物がなくなるので、駐車空間P4のパレット104を入出庫口まで降下させることが可能となる。
【0024】
[駐車装置操作盤の構成]
図2は、操作盤114の一例を示す図である。操作盤114は目的のパレットを入出庫口まで移動させる操作を行う。操作盤114には、表示部114−1、入力部114−2、操作電源スイッチ114−3、緊急停止ボタン114−5、操作説明部114−6が設けられている。
【0025】
駐車装置100は、操作電源スイッチ114−3の凹部に操作キー114−4を差し込むことにより、電源が投入されてもよい。操作電源スイッチ114−3は駐車装置100の施錠手段でもあり、この施錠手段に合った鍵手段によって施錠が解除され操作が可能となる。鍵手段としては、シリンダー錠に嵌合する鍵、ダイヤル式の鍵、暗証番号式の鍵、磁気カードまたはICカードによる鍵などを適用することが可能である。以下では、鍵手段の一例としてブレードの付いた鍵を用いる場合について例示するものとし、鍵手段を「操作キー114−4」と呼んで説明する。
【0026】
駐車装置を使用するにあたっては、操作電源スイッチ114−3の鍵穴に操作キー114−4を差し込み、例えば、「切」から「入」に回すことで操作が可能となるものである。操作キー114−4を「入」に回したときは操作電源スイッチ114−3から操作キー114−4を抜くことができないようになっている。操作電源スイッチ114−3から操作キー114−4を抜くには、「入」と「切」との間の「ゲート閉」の位置まで操作キー114−4を回すことにより安全ゲート116を閉鎖し、さらに「切」の位置まで操作キー114−4を回して駐車装置の電源を落としてからでないと、抜き取れないようになっている。
【0027】
操作説明部114−6は、駐車装置の基本的な操作手順を示す部分である。操作説明部114−6には、操作手順ごとに点灯ランプおよび操作ボタンが配列されていてもよい。利用者は操作説明部114−6に示される操作手順に沿って、操作ボタン等を押下して操作を行う。このとき、例えば、駐車装置内に人がいないかどうかを利用者が確認した後、これを押下することで確認したことを入力する「安全確認ボタン」が示されていてもよい。「安全確認ボタン」を押下することにより、安全ゲート116が開放される構成としてもよい。
【0028】
利用者は、入力部114−2のスイッチを押下することにより、呼び出すパレット104の番号を入力する。入力部114−2により入力された番号は表示部114−1に表示される。利用者は入力部114−2から入力された番号を表示部114−1で確認することができる。入力部114−2から入力されたパレット104の番号は、操作盤114から出力信号として制御盤117に送信され、制御盤117は当該番号のパレット104の昇降を行うようにパレット移動機構113に信号を出力する。これにより、パレット移動機構113は、対象パレット104の移動を行う。
【0029】
緊急停止ボタン114−5は移動中のパレット104を緊急停止させたい場合に、このボタンを押下することで停止させることができる。このように、駐車装置100の基本的な操作は操作盤114により行うことができる。
【0030】
[制御装置によるシステムの構成]
図3を参照し、本発明の一実施形態に係る駐車装置100の予知保全機構であるシステム10の構成について説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る駐車装置100における制御装置11によるシステム10の概略構成を示すブロック図である。
【0031】
図3に示すように、本発明の一実施形態に係る駐車装置100を制御するシステム10は、制御装置11と、パレット移動機構13と、操作盤14と、センサ装置15とが、ネットワーク12を介して相互に通信可能に接続された構成を備える。パレット移動機構13は、
図1に示すパレット移動機構113に対応し、操作盤14は、
図1及び
図2に示す操作盤114に対応する。制御装置11は、
図1に示す制御盤117に対応するものであってもよいが、ハードウェア資源を備えたコンピュータであれば別個の装置であってもよい。
【0032】
ネットワーク12は、無線または有線回線であってもよい。制御装置11に対して、パレット移動機構13と、操作盤14と、センサ装置15とがネットワーク12を介して相互に通信可能に接続されていれば、パレット移動機構13と、操作盤14と、センサ装置15とが互いに通信可能に接続されていなくともよい。また、制御装置11は、図示していないが、他の管理者端末とネットワークを介して相互に通信可能に接続されていてもよい。
【0033】
パレット移動機構13は、パレット104の上下方向及び横方向の移動を可能とするために、スライド機構、モータ、ローラー、ローラーチェーン、軸受け類の部品、油圧関係の部品などの複数の駆動部品を含む。
図3には、パレット移動機構13を一つしか図示していないが、任意の数の複数のパレット移動機構13がそれぞれ制御装置11と通信可能に接続されて構成されていてもよい。パレット移動機構13の各々は、複数の駆動部品を駆動させる駆動回路を備え得る。また、各パレット移動機構13の内部には、半導体基板の温度を検出するための温度センサや、各駆動部品の通電状況を測定することのできる通電回数計や通電時間計が配置されていてもよい。
【0034】
操作盤14は、
図2を参照して上述したように、表示部114−1、入力部114−2、操作電源スイッチ114−3、緊急停止ボタン114−5、操作説明部114−6等を備える。入力部114−2には複数の押しボタンが備えられ、操作盤14には、操作キースイッチや操作キーシリンダ等が配置されてもよい。また、操作盤14の内部には、半導体基板の温度を検出するための温度センサや、各部品の通電状況を測定することのできる通電回数計や通電時間計が配置されていてもよい。
【0035】
センサ装置15は、例えば、
図1に示すように、後部光電センサ115−1、前部光電センサ115−2、入口部光電センサ115−3等を含むものであってもよい。
図3には、センサ装置15を一つしか図示していないが、任意の数の複数のセンサ装置15がそれぞれ制御装置11と通信可能に接続されて構成されていてもよい。これらの光電センサ115−1〜115−3は、車両の位置を検出し、利用者に車両の位置をランプ等を点灯させることにより通知する構成を備えるものであってもよい。また、障害物や侵入者の有無を検知するセンサとして、複数のセンサ装置15が駐車装置100の任意の位置に配置されていてもよい。図示していないが、センサ装置15は、パレット104のオーバーランを検知して緊急停止させる非常限リミットスイッチ、パレット104の移動速度の変更位置を決める中間リミットスイッチ、パレット104毎に配置された複数の位置決めセンサなどを含むものであってもよい。また、各センサ装置15の内部には、半導体基板の温度を検出するための温度センサや、各部品の通電状況を測定することのできる通電回数計や通電時間計が配置されていてもよい。
【0036】
図3に示すように、制御装置11は、測定部11−1と、記憶部11−2と、通信部11−3とを備える。測定部11−1は、パレット移動機構13、操作盤14、及びセンサ装置15に含まれる個々の部品の作動状況に関する値をそれぞれ測定する。測定部11−1が測定する各部品の作動状況に関する値は、例えば、通電回数、通電時間、電流の大きさ、及び温度等を含むものであってもよい。また、これらの作動状況に関する値のうち、全てを測定するものであってもよく、何れか一つを測定するものであってもよい。
【0037】
記憶部11−2は、測定部11−1により測定された各部品の作動状況に関する値を格納する第1のテーブルと、各部品の作動状況に関する値について所定の閾値を格納する第2のテーブルとを記憶する。通信部11−3は、第1のテーブルに格納された各部品の作動状況に関する値が、第2のテーブルに格納された閾値以上である場合に、操作盤14の表示部114−1に表示される情報を操作盤14に送信する。
【0038】
このような構成を備える制御装置11の処理について、以下、
図4乃至
図6に示す記憶部11−2の有するテーブルの構成例を参照して説明する。
図4乃至
図6は、駐車装置100に備えられた複数の部品のうち、パレット移動機構13に含まれるモータ1〜3の作動状況に関する値を記憶するテーブルを、それぞれ図示したものである。
【0039】
まず、
図4を参照し、記憶部11−2の有する第1のテーブルについて説明する。
図4(a)は、一例として、複数のモータ1〜3の通電回数及び通電時間を格納する第1のテーブルを示し、
図4(b)は、一例として、複数のモータ1〜3の通電開始日時及び通電終了日時を格納するテーブルを示している。
【0040】
図4(a)に示すように、第1のテーブルは、通電回数及び通電時間を格納する場合は、制御装置11の測定部11−1により測定される各部品の使用開始時から現在までの積算された通電回数及び積算された通電時間の情報を記憶するものである。
【0041】
従って、測定部11−1は、まず、パレット移動機構13の内部に配置された通電回数計や通電時間計等を用いて、モータ1〜3の通電開始日時と通電終了日時を測定した後、通電開始日時と通電終了日時から算出される1回あたりの通電時間を、
図4(b)に示すテーブルに格納する。次に、測定部11−1は、
図4(a)に示す第1のテーブルにおいて、使用開始時から前回までの通電時間に、
図4(b)に示す1回あたり通電時間を積算することにより、累計の通電時間及び累計の通電回数を格納する。
【0042】
図5は、一例として、複数のモータ1〜3の通電回数及び通電時間の閾値を示す情報を記憶する第2のテーブルを図示したものである。第2のテーブルは、予め所定の閾値が設定されたものである。各部品の作動状況に関する閾値は、各部品の交換時期や性能状況を利用者に通知するための目安として設定される値であり、管理者等により任意に定義される値であってもよい。
【0043】
このように、各部品の作動状況に関する値及び閾値の情報が、記憶部11−2の記憶する各テーブルに格納される。このような情報を用いることにより、
図4(a)に示す第1のテーブルに記憶されている通電回数及び通電時間が、
図5に示す第2のテーブルに記憶されている通電回数及び通電時間の閾値を越えた場合に、当該部品の性能劣化や部品寿命を予測することができる。なお、ここでは、通電回数及び通電時間の何れも測定し、記憶する構成を例に挙げて説明するが、通電回数または通電時間の何れか一方を測定し、記憶する構成を備えるものであってもよい。
【0044】
次に、
図6を参照し、通電回数及び通電時間のみならず、例えば、各部品の内部に配置された温度センサから温度を測定する場合を例に挙げて説明する。
図6(a)は、測定部11−1により測定された測定温度及び測定日時の情報を格納する第1のテーブルを図示し、
図6(b)は、管理者等により任意に設定される温度の閾値を格納する第2のテーブルを図示し、
図6(c)は、測定部11−1により測定された測定温度が閾値を越えた回数を格納するテーブルを図示したものである。
【0045】
測定部11−1は、各モータ1〜3の内部に配置された温度センサから温度の情報を取得し、その時点の測定温度及び測定日時を、
図6(a)に示す第1のテーブルに格納する。このような温度の測定は、各モータ1〜3が通電したときに自動で測定処理が開始されるものであってもよく、また、予め設定された時間に定期的に測定処理が開始されるものであってもよい。
【0046】
測定部11−1は、
図6(a)に示す第1のテーブルに格納された測定温度が、
図6(b)に示す第2のテーブルに格納された温度の閾値以上であった場合には、その回数を累計し、
図6(c)に示すテーブルに、閾値を越えた回数を格納してもよい。このような情報を記憶部11−2に記憶させておくことにより、各モータ1〜3の内部の温度が閾値を越えた回数に基づき、各モータ1〜3の温度に応じた劣化程度を診断することも可能となる。
【0047】
このように、制御装置11によれば、測定部11−1によりパレット移動機構13、操作盤14、及びセンサ装置15に含まれる各部品の通電回数及び通電時間、並びに温度等の作動状況に関する値を測定することができ、第1のテーブルに格納された測定値と第2のテーブルに格納された閾値とを比較することにより、閾値を越えた場合には、各部品の性能劣化や部品寿命を予測することが可能となる。
【0048】
なお、
図4乃至
図6においては、パレット移動機構13に含まれる複数のモータ1〜3を例に挙げて説明したが、パレット移動機構13に含まれる複数のローラーや軸受け等の駆動部品、センサ装置15に含まれる複数の光電センサ及び複数のリミットスイッチ、並びに操作盤14に含まれる押しボタン、操作キースイッチ、及び操作キーシリンダ等の部品であっても同様に測定することができる。
【0049】
このように測定された各部品の作動状況に関する値に基づき、制御装置11は、各部品の性能状態を診断し、各部品の保全時期及び修理方法などを利用者に通知する。以下、
図7を参照し、本発明の一実施形態に係る制御装置11による駐車装置100に備えられた各部品の予知保全処理について詳細に述べる。
【0050】
図7は、本発明の一実施形態に係る制御装置11による処理の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、制御装置11は、まず、各部品の作動状況に関する値を測定する(S310)。S310において、制御装置11の測定部11−1は、パレット移動機構13、操作盤14、及びセンサ装置15の各部品の通電回数及び通電時間、温度、並びに電流の大きさなどの作動状況に関する値を測定し、記憶部11−2の記憶するテーブルに格納する。
【0051】
次に、制御装置11は、比較データ処理を実行する(S320)。S320において、制御装置11の測定部11−1は、S310で測定された各部品の作動状況に関する値について、記憶部11−2の記憶する第2のテーブルに格納された閾値と比較可能な値であれば、記憶部11−2の記憶する第1のテーブルに格納する。また、S310で測定された各部品の作動状況に関する値について、第2のテーブルに格納された閾値と比較可能な値ではない場合には、測定値に基づき、第2のテーブルに格納された閾値と比較可能な値に算出し直し、算出された値を記憶部11−2の記憶する第1のテーブルに格納する。
【0052】
次に、制御装置11の通信部11−3は、第1のテーブルに格納された各部品の作動状況に関する値と、第2のテーブルに格納された閾値とを比較し、作動状況に関する値が閾値以上であるかどうかを判断する(S330)。S330において、作動状況に関する値が閾値以上であると判断された場合は、通信部11−3は、操作盤14の表示部114−1に表示される表示データを操作盤14に送信する(S340)。
【0053】
このとき、通信部11−3より送信される表示データは、個々の部品及び個々の作動状況に応じて、記憶部11−2の記憶するテーブルに格納された情報であってもよい。表示データは、管理者等が、操作盤14の表示部114−1を介して利用者に通知することを希望する内容を、予め記憶部11−2の記憶するテーブルに格納した情報であってもよい。例えば、表示データは、利用者に対して通知する、当該部品の交換提案及び修理方法の案内などであってもよい。これにより、通信部11−3は、個々の部品及び個々の作動状況に対応する表示データを、記憶部11−2の記憶するテーブルから選択して操作盤14に送信することができる。
【0054】
また、制御装置11が管理者端末等とネットワークを介して相互に通信可能に接続されている場合には、通信部11−3は、記憶部11−2の記憶するテーブルに格納された表示データを、操作盤14とともに管理者用端末に送信してもよい。これにより、管理者等も、遠隔地にいながら、駐車装置100の各部品の作動状況に関する情報を認識することができる。
【0055】
また、
図7には図示していないが、S340において、通信部11−3は、操作盤14の入力部114−2に入力された情報に従って、記憶部11−2の記憶するテーブルに格納された表示データを、操作盤14へ送信することの有無を判断してもよい。例えば、操作盤14の入力部114−2に入力された情報が、操作盤14の入力部114−2に入力した利用者が表示データの内容を通知する対象者ではないという情報を含む場合には、通信部11−3は、操作盤14に表示データを送信しない処理としてもよい。
【0056】
図7に示すS340においては、通信部11−3が操作盤14に表示データを送信することにより処理が終了する。また、S320において、作動状況に関する値が閾値以上ではないと判断された場合においても処理が終了する。
【0057】
このように、本発明の一実施形態に係る駐車装置100が備える制御装置11によれば、測定された各部品の作動状況に関する値が予め設定された閾値以上である場合に、利用者に対して部品の交換提案や修理方法の案内を、操作盤14の表示部114−1を介して表示することにより通知することができる。
【0058】
従って、本発明の一実施形態に係る駐車装置100によれば、個々の部品で異なる通電回数や通電時間などの作動状況に関する値をそれぞれ測定することにより、故障の発生前に、各部品の性能状況を診断して利用者に通知することができるため、駐車装置における故障やトラブルの発生を防止し、利用者の安全を確保することができる。