特許第6175188号(P6175188)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 張少華の特許一覧

<>
  • 特許6175188-人体重力集散バランスマットレス 図000002
  • 特許6175188-人体重力集散バランスマットレス 図000003
  • 特許6175188-人体重力集散バランスマットレス 図000004
  • 特許6175188-人体重力集散バランスマットレス 図000005
  • 特許6175188-人体重力集散バランスマットレス 図000006
  • 特許6175188-人体重力集散バランスマットレス 図000007
  • 特許6175188-人体重力集散バランスマットレス 図000008
  • 特許6175188-人体重力集散バランスマットレス 図000009
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6175188
(24)【登録日】2017年7月14日
(45)【発行日】2017年8月2日
(54)【発明の名称】人体重力集散バランスマットレス
(51)【国際特許分類】
   A47C 27/00 20060101AFI20170724BHJP
   B68G 7/052 20060101ALI20170724BHJP
   A61G 7/057 20060101ALI20170724BHJP
【FI】
   A47C27/00 Q
   B68G7/052 A
   A61G7/057
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-517139(P2016-517139)
(86)(22)【出願日】2014年5月20日
(65)【公表番号】特表2016-520393(P2016-520393A)
(43)【公表日】2016年7月14日
(86)【国際出願番号】CN2014077864
(87)【国際公開番号】WO2014194756
(87)【国際公開日】20141211
【審査請求日】2016年2月5日
(31)【優先権主張番号】201310222649.3
(32)【優先日】2013年6月6日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201320430806.5
(32)【優先日】2013年7月19日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515339435
【氏名又は名称】張少華
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK特許業務法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】張少華
【審査官】 古川 峻弘
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭63−117526(JP,U)
【文献】 特開平10−313979(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3082016(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3108499(JP,U)
【文献】 特表2009−525779(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47C 27/00 −27/22
31/00 −31/12
B68G 1/00 −15/00
A61G 7/057
A47G 9/00 − 9/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表層弾力接続布、弾性支持フレーム、側面接続布、充填領域、粒子状充填物、充填素材出入口、下方接続布、足部位置限定ベルト、腿部位置限定ベルト、臀部位置限定ベルト及び背部位置限定ベルトを含み、弾性支持フレームの上面それぞれは前記表層弾力接続布に接続され、弾性支持フレームの下面それぞれは前記下方接続布に接続され、弾性支持フレームの前側及び後側それぞれは前記側面接続布に接続される人体重力集散バランスマットレスにおいて、
前記側面接続布には充填素材出入口が設けられ、前記弾性支持フレーム、前記表層弾力接続布、前記下方接続布及び側面接続布からなる空間は充填領域であり、前記充填領域内には粒子状充填物が充填され、充填領域には足部位置限定ベルト、腿部位置限定ベルト、臀部位置限定ベルト及び背部位置限定ベルトが並行して配列するように設けられ、
前記各部位の位置限定ベルトは、上端及び下端それぞれが前記表層弾力接続布及び下方接続布に接続され、それぞれの幅が充填領域の幅より小さく、
前記弾性支持フレーム内の充填物は、ポリウレタンフォーム又は中空綿の弾性材料であり、前記弾性支持フレームの充填領域に隣接する一側には粒子状充填物を隔離するための隔離直立布が設けられることを特徴とする人体重力集散バランスマットレス。
【請求項2】
前記粒子状充填物は、球形又は卵形構造の移動可能な粒子であることを特徴とする請求項1に記載の人体重力集散バランスマットレス。
【請求項3】
前記臀部位置限定ベルトは、2本であることを特徴とする請求項1に記載の人体重力集散バランスマットレス。
【請求項4】
前記下方接続布は、複合の網状のサンドイッチ生地であることを特徴とする請求項1に記載の人体重力集散バランスマットレス。
【請求項5】
2つの弾性支持フレームの前後側の一方に位置するかつ足部位置限定ベルトに隣接する前記側面接続布は、弾性支持フレームにより代替されることを特徴とする請求項1に記載の人体重力集散バランスマットレス。
【請求項6】
前記人体重力集散バランスマットレスでは、前記各位置限定ベルトに垂直である方向に少なくとも1つの直立の分割直立布が設けられ、前記分割直立布により前記充填領域が少なくとも2つの独立した充填領域に分割され、前記分割直立布の上端及び下端それぞれは前記表層弾力接続布及び下方接続布に接続されることを特徴とする請求項1に記載の人体重力集散バランスマットレス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家庭用寝具に関し、特に、人体重力集散バランスマットレスに関する。
【背景技術】
【0002】
人類の睡眠ツールは、人類文明の発達に従って変化し、特に、近代工業文明の誕生及び関連科学の興りによって、人類社会では、一世を風靡し世界を席巻する「シモンズ」というスプリングベッドから、異なる人の睡眠に対する要求に応じるフォーム製の弾力マットレス、メモリフォームマットレス、空気入りマットレス、ウォーターマットレス、ラテックスマットレス等までの様々なマットレスの普及につれて、各種の睡眠用の新規製品が次々と現れる。しかしながら、全てのマットレスには異なる欠陥があり、人々の睡眠中の殆どの問題を解決できず、更に副作用を引き起こして、睡眠障害や危害を生じてしまう。例えば、スプリングマットレスは、人体の椎骨を傷つけて、頸部症候群、胸椎や腰椎の病気を引き起こやすい。フォーム類のマットレスは、人体のマットレスにおける力を受けた均一問題を解決できないため、睡眠疲労を効果的に解消できない。ラテックスマットレスは、製造コストが高いだけではなく、ラテックスの酸化による悪臭及び人体のラテックスに対する接触過敏症等の危害も避けられないので、同様に、睡眠疲労を解消できない欠陥がある。
【0003】
現在、世界中、如何なる材質、構造及びプロセスでマットレスを製造する場合も、設計者らは、常に、人体の「頭と胴体」を分けて行う。これにより、「マットレスと枕との組み合せ設計」がおかしいという現象になり、「人体とマットレスと枕と」の調和を如何にしてとるかという問題が発生する。このような「人体とマットレスと枕と」の不調和関係及び釣り合いの取れない矛盾こそ、人類の睡眠に障害を引き起こし、睡眠関係の病気を引き起こす根源であり、現在の科学界では睡眠の問題を検討し解決する際の難点でもある。現在、マットレスの設計観念は、依然として、人体がマットレス及び枕に受動的に適応する範疇に留まる。人類の体型の相違性が原因となり、人々のマットレス及び枕の弾性、高さに対する要求がまちまちであるため、従来のマットレス及び枕では、人々の睡眠中の各種の問題を解決できない。このようなマットレス及び枕は、量産できるが、様々な欠陥がある。
【0004】
現在、一般的に、流動性の充填物を採用し、充填物が圧力によって運動することで、マットレスの人体と接触する場合の形状を迅速に適応させ、人体によるプレッシャーを均一にする自己適応形マットレスも現れた。例えば、中国実用新規特許ZL200920316371.5には、植物繊維弾性球複合マットレスが開示される。それは、マットレスの自己適応形の問題を解決したが、球体の運動速度を緩和させることができないため、充填球の運動性が非常に高く、マットレス全体の形状が変わりやすく、更に、睡眠者がマットレスから落ちることもある。また、急に外力を受けると、充填球が外壁に突き当たって、砕け散ることもある。このような構造のマットレスは、構造の安定性が悪く、実際の使用価値が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、人体重力集散バランスマットレスを提供することにある、構造が合理的で、強度が高く、人体の力を均一に受ける面を大きくし、横臥や平臥の寝姿に主動的に適応し、人体重力のバランスを達成できるため、睡眠の時に枕が要らなくなるようにする。人体の血液循環を改善し、関節及び筋肉疲労を緩解させる機能を有し、不均一な力を受けることによる身体の不快感を避けることができる。
【0006】
本発明の目的は、表層弾力接続布、弾性支持フレーム、側面接続布、充填領域、粒子状充填物、充填素材出入口、下方接続布、足部位置限定ベルト、腿部位置限定ベルト、臀部位置限定ベルト及び背部位置限定ベルトを含む人体重力集散バランスマットレスにおいて、2つの弾性支持フレームは、それぞれの上面が表層弾力接続布に接続され、それぞれ下面が下方接続布に接続され、前側及び後側それぞれが側面接続布に接続され、側面接続布に充填素材出入口が設けられ、弾性支持フレーム、表層弾力接続布、下方接続布及び側面接続布からなる空間が充填領域であり、充填領域内に粒子状充填物が充填され、充填領域に足部位置限定ベルト、腿部位置限定ベルト、臀部位置限定ベルト及び背部位置限定ベルト(以下、単に「位置限定ベルト」という)が並行して配列するように設けられ、前記各種位置限定ベルトは、それぞれの上端及び下端もそれぞれ表層弾力接続布及び下方接続布に接続され、それぞれの幅も充填領域の幅より小さい人体重力集散バランスマットレスにより達成される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
好ましくは、前記粒子状充填物は、重力作用で快速に転がるように球形又は卵形構造の移動可能な粒子である。
【0008】
前記臀部位置限定ベルトは、2本であり、臀部領域の粒子状充填物の流動性を低下させ、支持安定性を向上させ、マットレスの引っ張り強度を向上させる。
【0009】
前記下方接続布は、通気と熱伝導性のよい生地に、トリコット編機で製造された網状の生地を1層複合したものである。このような生地は、上、中、下の3面からなり、表面がメッシュに設計され、中間層が表面と底面を接続するMOLO糸であり、底面が繊維を詰めて織られた平版であり、一般的に「サンドイッチ」と呼ばれる。本発明では、マットレス表面の通気性を向上させるために、このような生地及びプロセスを使用する。
【0010】
足部位置限定ベルトに隣接するように2つの弾性支持フレームの前後側の一方に位置する側面接続布は、弾性支持フレームにより代替されてもよい。このような構造により、マットレスは、隣接する3つの方向にも弾性支持フレームがあるので、その構造が強化される。
【0011】
前記弾性支持フレーム内の充填物は、ポリウレタンフォーム又は中空綿等の弾性材料であり、前記弾性支持フレームの充填領域に隣接する一側に、粒子状充填物を隔離するための隔離直立布が設けられる。
【0012】
好ましくは、前記人体重力集散バランスマットレスでは、各位置限定ベルトに垂直である方向に分割直立布が設けられ、充填領域を2つ独立した充填領域に分割し、前記分割直立布の上端及び下端に、それぞれ表層弾力接続布及び下方接続布が接続される。分割直立布によって分割することで、マットレスを、2人を独立して耐える同様の充填領域にすることができる。
【発明の効果】
【0013】
集散バランスマットレスは、人体重力を「全体」として関連構造と材料を設定する。そのため、マットレスが人体により押さえられると、内蔵した粒子が主動的に設定した経路に沿って重力の空き領域へ運動し、マットレスの大きい力を受けた部位の圧力を分散させる。移動する粒子が、同時に、肩、頸、腰、膝、踝等の体位の隙間を充填して、人体の力を均一に受ける面を最大化する。この力を均一に受ける面により、人体とマットレスとが緩和した反作用力の関係となり、更に、人体は重力のバランスが分散した後に極めて快適になる。
【0014】
また、人体重力集散バランスマットレスの弾力生地表層は、低吸湿及び低熱伝導の保温特性を有し、人に温かみを感じさせるため、冬には電気毛布が要らなくなる。下方接続布及びサンドイッチ生地は、多孔の通気特性を有し、人に涼しさを感じさせるため、夏には茣蓙が要らなくなる。従って、「人体重力集散バランスマットレス」は、不快感がない。使用する充填材料、主材、補助材は、人体を毒しないため、人体に対して如何なる危害もない。
【0015】
集散バランスマットレスの新規な設計理念によって、人と寝具とが一体化し、現在世界の人体がマットレス+枕に適応しなければならない睡眠モードが改変し、1つのマットレスで全ての人の期待を対応できるように実現し、枕の概念を無くし、寝具業界において新規性がある。人体が従来のマットレスで睡眠する場合の不快感を避ける。特に、脊椎、肩周等の関節炎、静脈怒張患者、大腿骨頭壊死の術後快復及び蓐瘡予防等の点で、特別な保健作用がある。使用者の健康の保障、人類資源の消耗の低減、環境保護、経済及び社会に対して、確実な意味がある。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明のシングルベッドとする場合の構造模式図である。
図2】本発明のダブルベッド用の分割直立布を有する場合の構造模式図である。
図3】本発明のマットレスが2つの弾性支持フレームを有する場合の構造正面図である。
図4】本発明のマットレスが3つの弾性支持フレームを有する場合の構造正面図である。
図5図4の内部構造を示す側面図である。
図6図4の内部構造を示す上面図である。
図7】本発明のマットレスの内部粒子状充填物の位置を示す側面図である。
図8】本発明のマットレスの内部粒子状充填物の位置を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1及び図3に示すように、本発明は、下記のように達成される。人体重力集散バランスマットレスの構造としては、図5図6図7及び図8に示すように、表層弾力接続布1、弾性支持フレーム2、側面接続布3、充填領域4、粒子状充填物5、充填素材出入口6、下方接続布7、足部位置限定ベルト8、腿部位置限定ベルト9、臀部位置限定ベルト10及び背部位置限定ベルト11を含み、図5に示すように、2つの弾性支持フレーム2は、それぞれ上面も上方弾力接続布1に接続され、それぞれ下面も下方接続布7に接続され、前側及び後側の何れにも側面接続布3が接続され、側面接続布3に充填素材出入口6が設けられ、弾性支持フレーム2、上方弾力接続布1、下方接続布7及び側面接続布3からなる空間は充填領域4であり、充填領域4内に球粒子状充填物5が充填され、充填領域4に足部位置限定ベルト8、腿部位置限定ベルト9、臀部位置限定ベルト10及び背部位置限定ベルト11が並行して配列するように設けられ、足部位置限定ベルト8、腿部位置限定ベルト9、臀部位置限定ベルト10及び背部位置限定ベルト11は、その上端及び下端がそれぞれ上方弾力接続布1及び下方接続布7に接続され、それぞれ幅も充填領域4の幅より小さく、前記粒子状充填物5は、快速に転がるように球形又は卵形等の移動可能な構造粒子であることを特徴とする。
【0018】
前記臀部位置限定ベルト10は、2本であり、臀部領域の粒子状充填物5の流動性を低下させ、支持安定性を向上させるように、臀部の支持領域を2つに分割する。
【0019】
前記下方接続布7は、マットレス表面の弾性を向上させるように、複合の網状のサンドイッチ生地である。
【0020】
図4に示すように、足部位置限定ベルト8に隣接するように2つの弾性支持フレーム2の前後側の一方に位置する前記側面接続布3は、弾性支持フレーム2により代替されてもよい。このような構造によれば、マットレスの隣接する3つの方向にも弾性支持フレームがあるので、マットレスの構造が強化される。
【0021】
前記弾性支持フレーム2内の充填物は、ポリウレタンフォーム又は中空綿(Hollow cotton)等の弾性材料である。図6に示すように、前記弾性支持フレーム2の充填領域4に隣接する一側に、粒子状充填物5を隔離するための隔離直立布13が設けられる。
【0022】
マットレスの適用性を向上させるために、下記のようなダブルマットレス構造にしてもよい。
【0023】
図2に示すように、前記人体重力集散バランスマットレスでは、各位置限定ベルトに垂直である方向に少なくとも1つの直立した分割直立布12が設けられる。この分割直立布12により、充填領域4が少なくとも2つの同じの独立した充填領域に分割される。前記分割直立布12の上端及び下端に、それぞれ表層弾力接続布1及び下方接続布7が接続される。分割直立布12によって分割することで、マットレスを、2人を独立して耐える同様の充填領域にすることができる。
【0024】
本発明のマットレスの実施形態及び作動原理は、下記の通りである。弾性支持フレーム2は、骨組として、ポリウレタンフォーム又は中空綿等のフレキシブル材料を充填する。粒子状充填物5は、ポリスチロール(expandable polystyrene;EPS)又はポリプロピレン(Expand Polypropylene;EPP)で発泡してなる。製造の時、表層弾力接続布1、下方接続布7、側面接続布3によって弾性支持フレーム2を縫合し固定して、規則的な形状のマットレス骨組を形成してから、填充素材出入口6から充填領域4に粒子状充填物5をどんどん入れることで、マットレスを成形する。使用の時、人体の圧力及びサイズの異なりによって、充填領域4内の粒子状充填物5が移動する。人体の各部位のマットレスに対する圧力が異なるので、粒子状充填物5は、人体外形と圧力とのバランスを主動的に適応し、人体がマットレスに接触する場合のプレッシャーを均一に緩和するために、異なる圧力によって移動する。足部位置限定ベルト8、腿部位置限定ベルト9、臀部位置限定ベルト10及び背部位置限定ベルト11の構造設計によって、粒子状充填物5が足部位置限定ベルト8、腿部位置限定ベルト9、臀部位置限定ベルト10及び背部位置限定ベルト11の相応領域において移動する。足部位置限定ベルト8、腿部位置限定ベルト9、臀部位置限定ベルト10及び背部位置限定ベルト11は、粒子状充填物5に対する緩和、粒子状充填物の広範囲の不規則な移動に対する限制に対して、重要な作用がある。本発明では、人体重力の作用によって、マットレス内の力を受けた充填物が重力の空き領域へ運動し、弾力表層と位置限定ベルトとの共同作用で形状が変わる。第一は、人体の大きい力を受けた部位の圧力を分散させる。第二は、人体の肩、肘、頸及び脊椎、膝、踝等の部位の隙間を充填して、人体の受ける力を均一にし、不均一な力を受けることによる身体疲労及び損傷を避けることができる。人体とマットレスとの間の重力バランスを取り、重力の人体の受ける力部位に対する圧迫及び不良体位による肩、頸、腰椎、膝、踝等の部位の損傷や痛み、また寒さによる睡眠不良等の問題を解決する。本発明は、従来のマットレスの概念を変え、睡眠の時に枕が要らなくなるようにする。
【符号の説明】
【0025】
1:表層弾力接続布
2:弾性支持フレーム
3:側面接続布
4:充填領域
5:粒子状充填物
6:充填素材出入口
7:下方接続布
8:足部位置限定ベルト
9:腿部位置限定ベルト
10:臀部位置限定ベルト
11:背部位置限定ベルト
12:分割直立布
13:隔離直立布。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8