特許第6175598号(P6175598)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6175598-身体装着型腰掛 図000002
  • 特許6175598-身体装着型腰掛 図000003
  • 特許6175598-身体装着型腰掛 図000004
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6175598
(24)【登録日】2017年7月14日
(45)【発行日】2017年8月2日
(54)【発明の名称】身体装着型腰掛
(51)【国際特許分類】
   A47C 9/00 20060101AFI20170724BHJP
【FI】
   A47C9/00 Z
【請求項の数】2
【全頁数】4
(21)【出願番号】特願2016-69506(P2016-69506)
(22)【出願日】2016年2月19日
【審査請求日】2016年2月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】591255531
【氏名又は名称】山岡 昌克
(72)【発明者】
【氏名】山岡 昌克
【審査官】 古川 峻弘
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3076798(JP,U)
【文献】 特開2002−125789(JP,A)
【文献】 特開2013−022438(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47C 9/00−9/02,3/16
A01B 75/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
身体装着型腰掛本体(1)で、身体装着型腰掛本体(1)のA側とB側を作業者が左右の足で跨いで、腰掛面(2)に腰掛けた作業者の身体の背面側に位置するC側の突起(7a)に、立上体(5a)を設け、作業者身体の前面側に位置するD側で作業者の股間に位置する突起(7)に、立上体(5)を設けて、立上体(5a)と立上体(5)とに連続する帯(8)が、腰掛面(2)に腰掛けた作業者の身体の腰骨より上で締め付けられる様にしたことを特徴とする身体装着型腰掛。
【請求項2】
身体装着型腰掛本体(1)で、腰掛面(2)のC側とD側とに設けた立上体(5a)と、作業者の股間に位置する突起(7)から立ち上る立上体(5)に弾性材(6a),(6)を用いる事を特徴とする請求項1に記載の身体装着型腰掛。
【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【技術の分野】
【0001】
本発明は、農作業等に使用する身体装着型腰掛に関する。
【背影の技術】
【0002】
従来も車付きの腰掛けやら太股に締め付け装着する腰掛けなど色々出ていますが、どれも実用的に一長一短があり不便さがあった。
【先行技術文献】
【0003】
1、特許第3502795号 2、特願平8−202116
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の身体装着型腰掛の問題点は、太股上部に腰掛をベルトで縛り付けても太股は裾へすぼんでいるから着衣の上から相当強く縛り付けても、立ち上がった拍子にベルトと腰掛けが同時にズリ落ちてしまっていた。
【課題を解決する為の手段】
【0005】
図1は本発明の身体装着型腰掛の斜視図である。身体装着型腰掛本体(1)で腰掛面(2)のA側に作業者の左足を、B側に右足を置き、腰掛面(2)を跨ぎ尻を腰掛面(2)に乗せ、腰掛けた作業者の身体の背面側に位置する身体装着型腰掛本体(1)のC側に設けた突起(7a)に、弾性材(6a)と調整紐(4a)から成る立上体(5a)を設けて立ち上げ、調整紐(4a)を高さ調整してバックル(3a)に結び、更に腰掛けた作業者の前面側に位置する腰掛面(2)のD側の作業者の股間に位置する突起(7)に弾性材(6)と調整紐(4)から成る立上体(5)を立ち上げて調整紐(4)を高さ調整してバックル(3)に結び、腰掛面(2)に腰掛けた作業者の腰骨よりも上で帯(8)がバックル(3),(3a)を介して締め付けられるようにした。尚、バックル(3),(3a)を介して帯(8)を締めても良いが、バックル(3),(3a)は無しで一環する帯(8)に調整紐(4),(4a)を縛ぎ帯(8)の端どうしを直接結んでも良い。尚、弾性材(6),(6a)はコイルバネやゴム等でも良い。
【発明の効果】
【0006】
身体装着型腰掛本体(1)の腰掛面(2)のC側とD側に立ち上げた立上体(5a),(5)を設けた事で腰掛面(2)に腰掛けた作業者の腰骨よりも上で帯(8)が締め付けられるから腰掛けた作業者が立ち上っても身体装着型腰掛本体(1)が尻からズリ落ちる事なくそのまま移動でき連続作業ができる。更にC側とD側に設けた立上体(5a)と(5)に、弾性材(6a)と(6)を用いる事で腰掛けた作業者の動きが、スムーズに行く。更に立上体(5a)と(5)に調整紐(4a)と(4)を設けた事で帯(8)の高さを調整できる。
更に立上体(5)は、腰掛面(2)に跨った作業者の前面側D側で、作業者の股間に位置する突起(7)から立ち上って、バックル(3)に連結しているから、作業者が作業中に前に擦り寄っても腰掛面(2)より作業者の尻が脱落しない。
【実施例1】
【0007】
図2は実施例の斜視図で身体装着型腰掛本体(1)の高さを変えられる様に積層体(10)の適当個所に面ファスナー(9)を設け、身体装着型腰掛本体(1)の底面にも適当個所に面ファスナー(9)を設け、面ファスナーを介して連接して積層体(10)に重ねて、高さを変えられる様にした。
【実施例2】
【0008】
図3は実施例の斜視図で、身体装着型腰掛本体(1)を車輪(11)の付いた台車体(12)に面ファスナー(9)を適当個所に設けた上に乗せ、身体装着型腰掛本体(1)の底面の適当個所に設けた面ファスナー(9)とを、くっ付けて腰掛けた作業者が足を踏ん張れば、そのまま車輪(11)が回って移動できる。作業現場によって、それぞれの使い分けができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】は、本発明の斜視図である。
図2】及び
図3】は本発明の実施例の斜視図。
【符号の説明】
【0010】
(1)は、身体装着型腰掛本体。(2)は、腰掛面。(3),(3a)は、バックル。
(4),(4a)は、調整紐。(5),(5a)は、立上体。(6),(6a)は弾性材。
(7),(7a)は、突起。(8)は、帯。(9)は、面ファスナー。
(10)は、積層体。(11)は、車輪。
(12)は、台車体。
【要約】      (修正有)
【課題】太股上部に腰掛をベルトで縛り付けても、立ちあがった拍子にベルトと腰掛が同時にズリ落ちない身体装着型腰掛を提供する。
【解決手段】身体装着型腰掛本体(1)のA側とB側を作業者が左右の足で跨いで、腰掛面(2)に腰掛けた作業者の身体の背面側に位置するC側の突起(7a)に、立上体(5a)を設け、作業者身体の前面側に位置するD側の突起(7)に、立上体(5)を設けて、立上体(5a)と立上体(5)とに連続する帯(8)が、腰掛面(2)に腰掛けた作業者の身体の腰骨より上で締め付けられる様にした。
【選択図】図1
図1
図2
図3