特許第6176490号(P6176490)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6176490
(24)【登録日】2017年7月21日
(45)【発行日】2017年8月9日
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   G03G 15/01 20060101AFI20170731BHJP
   G03G 15/08 20060101ALI20170731BHJP
【FI】
   G03G15/01 L
   G03G15/08 231
   G03G15/08 342
【請求項の数】11
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2014-61217(P2014-61217)
(22)【出願日】2014年3月25日
(65)【公開番号】特開2015-184510(P2015-184510A)
(43)【公開日】2015年10月22日
【審査請求日】2016年7月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000039
【氏名又は名称】特許業務法人アイ・ピー・ウィン
(72)【発明者】
【氏名】石井 康友
(72)【発明者】
【氏名】大隈 博輝
(72)【発明者】
【氏名】堀井 清人
(72)【発明者】
【氏名】中井 大祐
(72)【発明者】
【氏名】福野 良
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 利昭
【審査官】 岡▲崎▼ 輝雄
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−122540(JP,A)
【文献】 特開2007−121472(JP,A)
【文献】 特開2006−337409(JP,A)
【文献】 特開2013−171105(JP,A)
【文献】 特開2014−006377(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03G 15/01
G03G 15/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
現像剤を排出するための排出口がそれぞれに形成されていて、回転することにより現像剤を搬送する回転体をそれぞれに有する複数の現像装置と、
現像剤を回収するための回収口が形成されている回収部と、
前記複数の現像装置にそれぞれに形成されている前記排出口と前記回収口とに接続されていて、前記複数の現像装置のそれぞれから前記回収部へと現像剤を搬送するための搬送路と、
前記複数の現像装置のそれぞれに対応していて、開かれることにより前記複数の現像装置のうちの対応するものの内部と前記搬送路内とを接続された状態とし、閉じられることにより前記複数の現像装置のうちの対応するものの内部と前記搬送路内との接続を遮断する複数の開閉部と、
を有し、
前記複数の現像装置の一部のみが駆動している場合、前記複数の開閉部であって、前記複数の現像装置のうちの駆動していないものに対応するものは閉じられていて、
前記複数の開閉部は、
前記回転体の回転軸に連結機構を用いて連結されていて、前記排気口を開く位置と前記排出口を閉じる位置との間で前記回転軸を中心に回転するように移動する移動部材と、
前記移動部材を前記閉じる位置の方向へと付勢する付勢手段と、
をそれぞれに有し、
前記移動部材は、前記連結機構を介して駆動が伝達され、前記付勢手段による付勢に抗して前記開く位置へと移動する画像形成装置。
【請求項2】
記複数の開閉部がそれぞれに有する前記移動部材は、予め定められた所定の値以上の負荷が加わることにより前記複数の現像装置がそれぞれに有する前記回転体の回転を許容するように、前記連結機構を介して前記複数の現像装置がそれぞれに有する前記回転体に連結されていて、前記回転体と一体として回転することで前記開く位置へと移動する
請求項記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記連結機構は、トルクリミッタとワンウエイクラッチとから構成されている請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
現像剤を排出するための排出口がそれぞれに形成されていて、回転することにより現像剤を搬送する回転体をそれぞれに有する複数の現像装置と、
現像剤を回収するための回収口が形成されている回収部と、
前記複数の現像装置にそれぞれに形成されている前記排出口と前記回収口とに接続されていて、前記複数の現像装置のそれぞれから前記回収部へと現像剤を搬送するための搬送路と、
前記複数の現像装置のそれぞれに対応していて、開かれることにより前記複数の現像装置のうちの対応するものの内部と前記搬送路内とを接続された状態とし、閉じられることにより前記複数の現像装置のうちの対応するものの内部と前記搬送路内との接続を遮断する複数の開閉部と、
を有し、
前記複数の現像装置の一部のみが駆動している場合、前記複数の開閉部であって、前記複数の現像装置のうちの駆動していないものに対応するものは閉じられていて、
前記複数の開閉部は、前記回転体に固定されていて、前記回転体と一体として回転することで、前記排出口を開く位置と前記排出口を閉じる位置との間で移動する像形成装置。
【請求項5】
前記開閉部が前記回転体の回転中心を中心としてなす角度は、前記排出口が前記回転体の回転中心に対してなす角度よりも大きい請求項記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記開閉部は、前記回転体の回転中心を中心として180度以上の範囲に配置されている請求項又は記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記回転体を回転させる回転機構をさらに有し、
前記回転機構は、前記開閉部が前記排出口を閉じる位置に配置された状態となるように前記回転体を停止させる請求項乃至いずれか記載の画像形成装置。
【請求項8】
現像剤を排出するための排出口がそれぞれに形成されていて、回転することにより現像剤を搬送する回転体をそれぞれに有する複数の現像装置と、
現像剤を回収するための回収口が形成されている回収部と、
前記複数の現像装置にそれぞれに形成されている前記排出口と前記回収口とに接続されていて、前記複数の現像装置のそれぞれから前記回収部へと現像剤を搬送するための搬送路と、
前記複数の現像装置のそれぞれに対応していて、開かれることにより前記複数の現像装置のうちの対応するものの内部と前記搬送路内とを接続された状態とし、閉じられることにより前記複数の現像装置のうちの対応するものの内部と前記搬送路内との接続を遮断する複数の開閉部と、
を有し、
前記複数の現像装置の一部のみが駆動している場合、前記複数の開閉部であって、前記複数の現像装置のうちの駆動していないものに対応するものは閉じられていて、
前記複数の開閉部は、前記回転体の回転軸に連結機構を用いて連結されていて、前記排気口を開く位置と前記排出口を閉じる位置との間で前記回転軸を中心に回転するように移動する移動部材をそれぞれに有し、
前記移動部材は、前記連結機構を介して駆動が伝達され、駆動が伝達されたときは前記回転軸と一体として回転して前記開く位置に移動した後に停止して、前記回転体の回転が止まるときに前記閉じる位置に移動し、
前記回転体は、前記移動部材が前記開く位置で停止した状態で回転を続ける画像形成装置。
【請求項9】
前記移動部材を前記閉じる位置の方向へと付勢する付勢手段をさらに有する請求項8記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記複数の現像装置は、現像装置本体をそれぞれに有し、
前記移動部材は、前記現像装置本体が有する衝突部へと衝突して回転を停止する請求項8又は9記載の画像形成装置。
【請求項11】
前記連結機構は、トルクリミッタとワンウエイクラッチとから構成されている請求項8乃至10いずれか記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、像保持体と、前記像保持体表面に潜像を形成する潜像形成装置と、前記像保持体表面に付着した残留物を除去する残留物除去部材と前記残留物除去部材で除去された残留物を排出する排出口に搬送する残留物搬送部材とを有する像保持体清掃器と、前記排出口に接続及び離間可能に構成され前記排出口から排出される前記残留物を受け入れる受入口と、前記排出口から前記残留物が排出可能な排出位置と前記排出口を遮蔽して前記排出口から前記残留物が排出不能な遮蔽位置との間を移動可能な遮蔽部材と、前記潜像形成装置が前記像保持体に接近した潜像形成装置接近位置と前記潜像形成装置が前記像保持体から離隔した潜像形成装置離隔位置との間で前記潜像形成装置を移動させると共に、前記遮蔽部材が前記遮蔽位置に移動することで前記潜像形成装置を前記潜像形成装置離隔位置に移動可能とする潜像形成装置接離機構と、を備えたことを特徴とする画像形成装置が記載されている。
【0003】
特許文献2には、各色の画像形成部のクリーニング装置から排出されるクリーニングトナーをトナー回収容器のハウジングの長手方向に沿って設けられたブラックトナー及び複数のカラートナーのトナー回収口を通じて一括して収容するタンデム方式のカラー画像形成装置において、ハウジングの長手方向に沿って設けられたトナー回収口の内、一方端がブラックトナー回収口であり、この一方端のブラックトナー回収口とハウジング側板の一方端の長手方向基準距離Aと、他方端のカラートナー回収口とハウジング側板の他方端の長手方向基準距離Bとの間に、A>Bなる関係式を満足することを特徴とするタンデム方式のカラー画像形成装置が記載されている。
【0004】
特許文献3には、画像形成部に並設される複数の像担持体と、前記像担持体を帯電させるための複数の帯電装置と、前記像担持体上に形成された静電潜像を現像するための複数の現像装置と、記録用紙を静電吸着して転写部へ搬送するための搬送手段と、現像された前記各像担持体上のトナー像を、前記搬送手段により送られる記録用紙に転写するための転写装置と、前記各像担持体上に残留するトナーを除去するための複数のクリーニング装置とを有し、前記各クリーニング装置から前記搬送手段上に前記トナーを排出して搬送し回収する画像形成装置において、前記各クリーニング装置のトナー排出口の寸法を、前記搬送手段の搬送方向の上流側になる程小さくなるように設定したことを特徴とする画像形成装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−48005号公報
【特許文献2】特開2003−66674号公報
【特許文献3】特開2002−6576号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、駆動している現像装置内の現像剤が駆動していない現像装置へ搬送路を介して混入することを抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る本発明は、現像剤を排出するための排出口がそれぞれに形成されていて、回転することにより現像剤を搬送する回転体をそれぞれに有する複数の現像装置と、現像剤を回収するための回収口が形成されている回収部と、前記複数の現像装置にそれぞれに形成されている前記排出口と前記回収口とに接続されていて、前記複数の現像装置のそれぞれから前記回収部へと現像剤を搬送するための搬送路と、前記複数の現像装置のそれぞれに対応していて、開かれることにより前記複数の現像装置のうちの対応するものの内部と前記搬送路内とを接続された状態とし、閉じられることにより前記複数の現像装置のうちの対応するものの内部と前記搬送路内との接続を遮断する複数の開閉部と、を有し、前記複数の現像装置の一部のみが駆動している場合、前記複数の開閉部であって、前記複数の現像装置のうちの駆動していないものに対応するものは閉じられていて、前記複数の開閉部は、前記回転体の回転軸に連結機構を用いて連結されていて、前記排気口を開く位置と前記排出口を閉じる位置との間で前記回転軸を中心に回転するように移動する移動部材と、前記移動部材を前記閉じる位置の方向へと付勢する付勢手段と、をそれぞれに有し、前記移動部材は、前記連結機構を介して駆動が伝達され、前記付勢手段による付勢に抗して前記開く位置へと移動する画像形成装置である。
【0010】
請求項に係る本発明は、記複数の開閉部がそれぞれに有する前記移動部材は、予め定められた所定の値以上の負荷が加わることにより前記複数の現像装置がそれぞれに有する前記回転体の回転を許容するように、前記連結機構を介して前記複数の現像装置がそれぞれに有する前記回転体に連結されていて、前記回転体と一体として回転することで前記開く位置へと移動する請求項記載の画像形成装置である。
請求項3に係る本発明は、前記連結機構は、トルクリミッタとワンウエイクラッチとから構成されている請求項1又は2記載の画像形成装置である。
【0011】
請求項に係る本発明は、現像剤を排出するための排出口がそれぞれに形成されていて、回転することにより現像剤を搬送する回転体をそれぞれに有する複数の現像装置と、現像剤を回収するための回収口が形成されている回収部と、前記複数の現像装置にそれぞれに形成されている前記排出口と前記回収口とに接続されていて、前記複数の現像装置のそれぞれから前記回収部へと現像剤を搬送するための搬送路と、前記複数の現像装置のそれぞれに対応していて、開かれることにより前記複数の現像装置のうちの対応するものの内部と前記搬送路内とを接続された状態とし、閉じられることにより前記複数の現像装置のうちの対応するものの内部と前記搬送路内との接続を遮断する複数の開閉部と、を有し、前記複数の現像装置の一部のみが駆動している場合、前記複数の開閉部であって、前記複数の現像装置のうちの駆動していないものに対応するものは閉じられていて、前記複数の開閉部は、前記回転体に固定されていて、前記回転体と一体として回転することで、前記排出口を開く位置と前記排出口を閉じる位置との間で移動する像形成装置である。
【0012】
請求項に係る本発明は、前記開閉部が前記回転体の回転中心を中心としてなす角度は、前記排出口が前記回転体の回転中心に対してなす角度よりも大きい請求項記載の画像形成装置である。
【0013】
請求項に係る本発明は、前記開閉部は、前記回転体の回転中心を中心として180度以上の範囲に配置されている請求項又は記載の画像形成装置である。
【0014】
請求項に係る本発明は、前記回転体を回転させる回転機構をさらに有し、前記回転機構は、前記開閉部が前記排出口を閉じる位置に配置された状態となるように前記回転体を停止させる請求項乃至いずれか記載の画像形成装置である。
請求項8に係る本発明は、現像剤を排出するための排出口がそれぞれに形成されていて、回転することにより現像剤を搬送する回転体をそれぞれに有する複数の現像装置と、現像剤を回収するための回収口が形成されている回収部と、前記複数の現像装置にそれぞれに形成されている前記排出口と前記回収口とに接続されていて、前記複数の現像装置のそれぞれから前記回収部へと現像剤を搬送するための搬送路と、前記複数の現像装置のそれぞれに対応していて、開かれることにより前記複数の現像装置のうちの対応するものの内部と前記搬送路内とを接続された状態とし、閉じられることにより前記複数の現像装置のうちの対応するものの内部と前記搬送路内との接続を遮断する複数の開閉部と、を有し、前記複数の現像装置の一部のみが駆動している場合、前記複数の開閉部であって、前記複数の現像装置のうちの駆動していないものに対応するものは閉じられていて、前記複数の開閉部は、前記回転体の回転軸に連結機構を用いて連結されていて、前記排気口を開く位置と前記排出口を閉じる位置との間で前記回転軸を中心に回転するように移動する移動部材をそれぞれに有し、前記移動部材は、前記連結機構を介して駆動が伝達され、駆動が伝達されたときは前記回転軸と一体として回転して前記開く位置に移動した後に停止して、前記回転体の回転が止まるときに前記閉じる位置に移動し、前記回転体は、前記移動部材が前記開く位置で停止した状態で回転を続ける画像形成装置である。
請求項9に係る本発明は、前記移動部材を前記閉じる位置の方向へと付勢する付勢手段をさらに有する請求項8記載の画像形成装置である。
請求項10に係る本発明は、前記複数の現像装置は、現像装置本体をそれぞれに有し、前記移動部材は、前記現像装置本体が有する衝突部へと衝突して回転を停止する請求項8又は9記載の画像形成装置である。
請求項11に係る本発明は、前記連結機構は、トルクリミッタとワンウエイクラッチとから構成されている請求項8乃至10いずれか記載の画像形成装置である。
【発明の効果】
【0015】
発明によれば、複数の現像装置の一部のみが駆動しているときに駆動していない現像装置に対応する開閉部が閉じられない構成である場合と比較して、駆動している現像装置内の現像剤が駆動していない現像装置へ搬送路を介して混入することを抑制することができ、開閉部専用の駆動源を設ける必要をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。
図2図1に示す画像形成装置が有する画像形成部を示す図である。
図3図1に示す画像形成装置が有する現像剤搬送路と回収部とを示す図である。
図4図1に示す画像形成装置が有する現像装置、現像剤搬送路及び回収部の位置関係を示し、図3における矢印A−Aから見た構成を模式的に示す図である。
図5図1に示す画像形成装置が有する現像装置に形成されている排出口近傍と、図1に示す画像形成装置が有する開閉部とを示す第1の図である。
図6図1に示す画像形成装置が有する現像装置に形成されている排出口近傍と、図1に示す画像形成装置が有する開閉部とを示す第2の図である。
図7図1に示す画像形成装置が有する現像装置に形成されている排出口近傍と、図1に示す画像形成装置が有する開閉部とを示す第3の図である。
図8】本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置が有する現像装置の排出口が閉じられた状態を示す図である。
図9】本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置が有する現像装置が備える搬送部材と開閉部材とを示す図である。
図10】本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置における排出口と開閉部との関係等を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
次に、本発明を実施するための形態を図面を参照して説明する。図1には、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置10が示されている。図1に示すように、画像形成装置10は画像形成装置本体12を有し、画像形成装置本体12には、記録媒体として用いられている用紙を排出する排出口14が形成されている。また、画像形成装置本体12の上側の面は、画像が形成された用紙が排出される排出部16として用いられている。
【0025】
また、画像形成装置本体12内には、現像装置200Y、現像装置200M、現像装置200C、現像装置200Kを有し、用紙に現像剤像を形成する像形成部100と、回収した現像剤を搬送するための後述する現像剤搬送路400(図3を参照)を形成する搬送路形成部材402と、現像剤を回収するための回収部として用いられている回収容器500と、像形成部100に用紙を供給する給紙装置600が配置されている。また、画像形成装置本体12には、イエロー現像剤収納容器300Y、マゼンタ現像剤収納容器300M、シアン現像剤収納容器300C及び黒現像剤収納容器300Kが、画像形成装置本体12に対してそれぞれに着脱することができるように装着されている。
【0026】
イエロー現像剤収納容器300Y、マゼンタ現像剤収納容器300M、シアン現像剤収納容器300C及び黒現像剤収納容器300Kには、イエローの現像剤、マゼンタの現像剤、シアンの現像剤、黒の現像剤がそれぞれに収納されていて、収納されたイエローの現像剤、マゼンタの現像剤、シアンの現像剤、黒の現像剤が、現像装置200Y、現像装置200M、現像装置200C、現像装置200Kに、それぞれ供給されるようになっている。
【0027】
像形成部100は、イエロー画像形成部110Y、マゼンタ画像形成部110M、シアン画像形成部110C及び黒画像形成部110Kと転写装置160を有する。イエロー画像形成部110Y、マゼンタ画像形成部110M、シアン画像形成部110C及び黒画像形成部110Kは、それぞれが像保持体として用いられる感光体ドラム112Y、感光体ドラム112M、感光体ドラム112C、感光体ドラム112Kを有し、それぞれが、イエローの現像剤を用いてイエローの現像剤像を形成し、マゼンタの現像剤を用いてマゼンタの現像剤像を形成し、シアンの現像剤像を用いてシアンの現像剤像を形成し、黒の現像剤を用いて黒の現像剤像を形成する。イエロー画像形成部110Y、マゼンタ画像形成部110M、シアン画像形成部110C、及び黒画像形成部110Kの詳細は後述する。
【0028】
転写装置160は、感光体ドラム112Y、感光体ドラム112M、感光体ドラム112C、感光体ドラム112Kから現像剤像が転写される転写部材162を有する。転写部材162は、帯状であり無端状であって、支持ロール170、支持ロール172、支持ロール174及び支持ロール176に図1に矢印で示す方向に回転することができるように掛け渡されている。支持ロール170、支持ロール172、支持ロール174及び支持ロール176の少なくとも1つは、転写部材162に駆動を伝達する駆動ロールとして用いられている。
【0029】
また、転写装置160は、感光体ドラム112Y、感光体ドラム112M、感光体ドラム112C、感光体ドラム112Kのそれぞれに形成された現像剤像を転写部材162にそれぞれ転写する1次転写装置180Y、1次転写装置180M、1次転写装置180C、1次転写装置180Kを有する。また、転写装置160は、転写部材162に転写された現像剤像を用紙に対してさらに転写する2次転写装置182を有する。
【0030】
また、転写装置160は、転写部材162を清掃する清掃装置186を有する。清掃装置186は、転写部材162の表面に残留した現像剤等を、例えば掻き落とすようにして清掃する。
【0031】
また、画像形成装置本体12内には、2次転写装置182によって用紙に転写された現像剤像を用紙に定着する記録媒体に定着する定着装置50が配置されている。定着装置50は、熱源を備えた加熱ロール52と、加熱ロール52に対して用紙を押し付けて用紙を加圧する加圧ロール54とを有し、熱と圧力とによって現像剤像を用紙に対して定着する。
【0032】
給紙装置600は、用紙を積層した状態で用紙を収納する収納容器602を有する。また、給紙装置600は、収納容器602に収納された最上位の用紙を抽出し、抽出した用紙を像形成部100へ向けて送り出すように搬送する搬送ロール604を有する。
【0033】
また、画像形成装置本体12内には、用紙の搬送に用いられる用紙搬送路620が形成されている。用紙搬送路620は、給紙装置600から供給された用紙を像形成部100に搬送し、画像が形成された用紙を画像形成装置本体12外に排出するために用いられる。また、画像形成装置本体12内には、用紙搬送路620に沿って、用紙が搬送される方向における上流側から順に、先述の搬送ロール604と、搬送ロール630と、レジストロール632と、先述の支持ロール176及び先述の2次転写装置182と、先述の定着装置50と、排出ロール634とが配置されている。
【0034】
搬送ロール630は、レジストロール632へと用紙を搬送する。レジストロール632は、給紙装置600側から搬送されてきた用紙の先端部を一時的に停止させ、転写部材162に現像剤像が転写されるタイミングと合致するように2次転写装置182と転写部材162との間の位置に向けて用紙を送り出す。排出ロール634は、定着装置50によって現像剤像の定着がなされた用紙を排出部16に排出する。
【0035】
図2には、イエロー画像形成部110Y、マゼンタ画像形成部110M、シアン画像形成部110C、黒画像形成部110Kが示されている。イエロー画像形成部110Y、マゼンタ画像形成部110M、シアン画像形成部110C、黒画像形成部110Kは、用いる現像剤の色と形成する現像剤像の色とが異なるものの構成が同一であるため、以下、画像形成部110と総称して説明する。
【0036】
図2に示されているように、画像形成部110は、先述の感光体ドラム112を有し、帯電装置116と、潜像形成装置118と、先述の現像装置200と、清掃装置120とをさらに有する。帯電装置116は、感光体ドラム112を帯電する帯電部として用いられていて感光体ドラム112表面を均一に帯電する。潜像形成装置118としては、例えばLEDアレイを用いることができる。潜像形成装置118は、帯電装置116によって均一に帯電された感光体ドラム112の表面に光を照射することによって、感光体ドラム112の表面に潜像を形成する。清掃装置120は、例えば掻き落とすようにして、感光体ドラム112の表面に残留した現像剤像等を除去し、感光体ドラム112を清掃する。
【0037】
現像装置200は、現像装置本体202を有し、現像装置本体202内に、現像ロール220と、搬送部材222と、搬送部材230とが配置されている。現像装置本体202は、前側(図3における紙面の表側)の突出した突出部204(図5図6図7も参照)を有する。そして、突出部204には、現像装置本体202内から現像剤を排出するための排出口206が、例えば重力方向における下側に向けて形成されている。
【0038】
現像ロール220は、現像剤を保持する現像剤保持体として用いられていて、表面に保持した現像剤を感光体ドラム112へと供給する。現像ロール220が感光体ドラム112に現像剤を供給する際には、現像ロール220は高速で回転する。そして、現像ロール220が高速で回転するために、現像動作を行う際に現像装置本体202内の気圧が上昇する。
【0039】
搬送部材222と、搬送部材230とは、回転することによって、現像装置本体202内の現像剤を撹拌しつつ搬送する。また、搬送部材230は、現像剤を排出口206へと向けて搬送し、排出口206を通過させるようにして現像剤を現像装置本体202外へと排出させる。また、搬送部材230は、現像動作時に回転する回転体として用いられている。
【0040】
また、図2においては示されていないものの、現像装置200には、開閉部240(図5図6図7を参照)が装着されている。開閉部240は、複数の現像装置200Y、200M、200C、200Kのそれぞれに対応していて、開かれることにより複数の現像装置200Y、200M、200C、200Kのうちの対応するものの内部と回収容器500内とを接続された状態とし、閉じられることにより複数の現像装置200Y、200M、200C、200Kのうちの対応するものの内部と回収容器500内との接続を遮断するものである。開閉部240の詳細は後述する。
【0041】
以上のように構成された画像形成装置10においては、イエロー画像形成部110Y、マゼンタ画像形成部110M、シアン画像形成部110C、黒画像形成部110Kの全てを用いて4色の現像剤が重ねられた像を形成することができる。また、例えば黒画像形成部110K等の1つ画像形成部だけを用い、1色の現像剤だけを用いて画像を形成することもできる。そして、1つの現像装置だけを用いて画像を形成する場合、画像形成に用いられない他の現像装置は、現像ロール220の回転も含めて停止している。
【0042】
このように1つの現像装置200等、4個の現像装置200の内の一部の現像装置200だけを用いて画像形成を行う場合は、画像形成に用いられる現像装置200内の気圧が現像ロール220の回転に伴って上昇する一方で、画像形成に用いられない現像装置200内の気圧は上昇しない。このため、画像形成に用いられる現像装置200内の気圧が、画像形成に用いられない現像装置200内の気圧よりも高くなる。
【0043】
図3には、回収容器500と、搬送路形成部材402とが示されている。回収容器500は、例えば現像装置200Y、現像装置200M、現像装置200C、現像装置200Kから排出された現像剤等を回収する容器である。また、回収容器500には、現像剤を回収するための回収口502が、例えば重力方向における上側に向けて形成されている。
【0044】
搬送路形成部材402は、現像装置200Y、現像装置200M、現像装置200C、現像装置200Kのそれぞれから回収容器500へと現像剤を搬送するための現像剤搬送路400を形成している。そして、搬送路形成部材402には、現像装置200Y、現像装置200M、現像装置200C、現像装置200Kから排出された現像剤をそれぞれに回収する回収口404Y、回収口404M、回収口404C、回収口404Kが形成されている。
【0045】
そして、回収口404Y、回収口404M、回収口404C、回収口404Kは、現像装置200Y、現像装置200M、現像装置200C、現像装置200Kがそれぞれに備える排出口206(図2を参照)に、それぞれに接続されるようになっている。また、搬送路形成部材402には、回収容器500へと現像剤を排出する排出口406が、例えば重力方向における下向に向けて形成されている。そして、排出口406は、回収容器500に形成された回収口502に接続されている。以上のような構成により、現像剤搬送路400は、複数の現像装置である現像装置200Y、現像装置200M、現像装置200C、現像装置200Kにそれぞれ形成されている排出口206と、回収容器500の回収口502とに接続されている。
【0046】
現像剤搬送路400内には、現像剤を搬送する搬送部材410が設けられている。搬送部材410には、例えばギア列等で構成される駆動伝達機構420を介して駆動源として用いられているモータ422が連結されている。そして、搬送部材410は、モータ422からの駆動伝達を受けること回転し、現像剤搬送路400内の現像剤を図3に矢印で示す方向へと搬送する。
【0047】
以上のように構成された現像剤搬送路400は、回収口404Y、回収口404M、回収口404C、回収口404Kを介して現像装置200Y、現像装置200M、現像装置200C、現像装置200Kから回収されてきた現像剤を搬送部材410で排出口406へと搬送し、排出口406から回収容器500の回収口502へと現像剤を排出する。
【0048】
上述のように回収口404Y、回収口404M、回収口404C、回収口404Kを介し、現像剤搬送路400は現像装置200Y、現像装置200M、現像装置200C、現像装置200Kにそれぞれ接続されている。このため、現像動作に伴って現像装置200Y内、現像装置200M内、現像装置200C内、現像装置200K内のいずれかの気圧が上昇すると、これに伴って現像剤搬送路400内の気圧も上昇する。
【0049】
図4には、現像装置200、搬送路形成部材402及び回収容器500の位置関係が模式的に示されている。図4に示されているように、現像装置本体202における突出部204に下側に向けて形成された排出口206の下側の位置に、搬送路形成部材402に形成された回収口404が配置された状態となるように、現像装置200と搬送路形成部材402とが配置されている。また、搬送路形成部材402に下側に向けて形成された排出口406の下側の位置に回収容器500に形成された回収口502が配置された状態となるように、搬送路形成部材402と回収容器500とが配置されている。
【0050】
図5図6図7には、現像装置200の排出口206近傍と、開閉部240とが示されていて、図5図6とには開閉部240によって排出口206が開かれた状態が示されていて、図7には開閉部240によって排出口206が閉じられた状態が示されている。
【0051】
図5図6図7に示されているように、開閉部240は移動部材242を有する。移動部材242は、排出口206を開く位置(図5図6を参照)と、排出口206を閉じる位置(図7を参照)との間で移動する部材である。また、移動部材242は、トルクリミッタとワンウエイクラッチとから構成されている連結機構280を用いて搬送部材230の回転軸232に連結されている。連結機構280は、予め定められた値以上の負荷が係ると、搬送部材230の回転を許容するものである。また、移動部材242は円筒形状部244を有する。円筒形状部244は、現像装置本体202の突出部204内において、搬送部材230を覆うように配置されて、円周方向における一部に切欠が形成された円筒形状をしている。
【0052】
そして、移動部材242は、図5及び図6に示されているように、円筒形状部244の切欠が形成されている部分が排出口206に対向する位置に配置された状態となるように回転することで排出口206を開いた状態とし、図7に示されているように、円筒形状部244の切欠が形成されていない部分が排出口206に対向する位置に配置された状態となるように回転することで排出口206を閉じた状態とする。
【0053】
また、開閉部240は、排出口206を閉じる位置の方向へと移動部材242を付勢する付勢部材として用いられている例えばコイルスプリング等のバネ部材278を有する。バネ部材278は、移動部材242の突出部204の外側に位置している部分に一端部が装着され、他端部が突出部204の外壁に設けられた係合部208に係合している。そして、バネ部材278は、図5図6図7において矢印bで示す方向へと、移動部材242が排出口206を閉じる位置へと移動するように移動部材242を付勢している。ここで、バネ部材278に付勢されることにより移動部材242が排出口206を閉じる位置へと移動するようにすることに替えて、移動部材242に作用する自重により移動部材242が排出口206を閉じる位置へと移動するようにしても良いし、移動部材242に作用する自重とバネ部材278による付勢との双方によって移動部材242が排出口206を閉じる位置へと移動するようにしても良い。
【0054】
以上のように構成された現像装置200においては、現像動作がなされていない場合、すなわち搬送部材230が図5に示す矢印aの方向に回転していない場合は、バネ部材278に付勢されることや自重の作用により、移動部材242は図7に示されている排出口206を閉じる位置にある。一方、現像動作がなされている場合、すなわち搬送部材230が図5に示す矢印aに回転している場合は、移動部材242は搬送部材230及び連結機構280と一体として図5に矢印aで示す方向に回転し、図5図6とに示す排出口206を開く位置へと移動する。
【0055】
そして、排出口206を開く位置へと移動した移動部材242は、突出部204の外側に位置する部分が、突出部204が有する衝突部210へと衝突し、図5に示す矢印a方向への回転を停止する。この際、連結機構280に予め定められた以上の負荷がかかるので、連結機構280は搬送部材230の回転を許容する。このため、搬送部材230は、移動部材242が排出口206を閉じる位置で停止している状態で回転を続ける。
【0056】
以上のように、移動部材242は、現像装置200の駆動に連係して、バネ部材278の付勢や自重の作用に抗して排出口206を開く位置へと移動するようになっている。また、以上のように、移動部材242は、連結機構280を介して搬送部材230に連結されていて、搬送部材230と一体として回転して排出口206を開く位置へと移動するようになっている。
【0057】
また、以上のように構成された画像形成装置10においては、現像装置200Y、現像装置200M、現像装置200C、現像装置200Kの中の現像動作が行われている現像装置が備える排出口206が開かれた状態となる一方で、現像動作がなされていない現像装置が備える排出口206は閉じられた状態となる。このため、現像動作がなされている現像装置の現像装置本体202内だけが、現像剤搬送路400(図3を参照)及び回収容器500に接続された状態となり、現像動作がなされていない現像装置の現像装置本体202内は、現像剤搬送路400及び回収容器500に対して接続されていない状態となる。
【0058】
このため、現像動作が行われているか否かにかかわらず、全ての現像装置の現像装置本体202内が現像剤搬送路400及び回収容器500に接続されている場合のように、現像ロール220の回転によって、現像動作中の現像装置本体202内の気圧及び現像剤搬送路400内の気圧が現像動作を行っていない現像装置本体202内の気圧よりも高くなり、気圧の差を原因として、現像剤搬送路400内から現像動作を行っていない現像装置の現像装置本体202内に現像剤が逆流するとの現象が生じにくくなる。
【0059】
図8には、本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置が有する現像装置200が示されている。第2の実施形態に係る画像形成装置は、現像装置200の構成が先述の第1の実施形態とは異なるものの、他の部分の構成は先述の第1の実施形態と同様である。このため、以下、現像装置200についてのみ説明をし、第1の実施形態との共通する他の部分の説明は省略する。
【0060】
また、この第2の実施形態に係る画像形成装置は、先述の第1の実施形態と同様に、イエローの現像剤像を形成するための現像装置200Yと、マゼンタの現像剤像を形成するためのマゼンタ現像装置200Mと、シアンの現像剤像を形成するためのシアン現像装置200Cと、黒の現像剤像を形成するための現像装置200Kとを有するものの、これらの現像装置の構成は同一であるため、以下、現像装置200と総称して説明する。
【0061】
図8に示されているように、第2の実施形態における現像装置200は、第1の実施形態と同様に搬送部材222と、搬送部材230とを有し、第1の実施形態と同様に、現像装置本体202の突出部204に現像剤を排出するための排出口206が形成されている。そして、搬送部材230は、回転することにより排出口206へと現像剤を搬送する搬送部材として用いられている。搬送部材230は、図8矢印cで示す方向に回転することにより現像剤を搬送する。
【0062】
図9には、搬送部材230が示されている。搬送部材230には、搬送部材230と一体として回転するように、開閉部として用いられている開閉部材250が装着されている。開閉部材250は、搬送部材230と一体として回転することで、排出口206を開く位置と、排出口206を閉じる位置との間で移動する。より具体的には、例えば、図8に示されているように、開閉部材250が排出口206と対向する位置に配置されるように、搬送部材230の回転が停止した場合、開閉部材250は排出口206を閉じる状態となる。一方、搬送部材230が排出口206に対向する位置以外に配置された状態となる位置で搬送部材230の回転が停止した場合、開閉部材250は、排出口206を開く状態となる。
【0063】
図10には、排出口206と開閉部材250との関係が示されている。図10に示されているように、搬送部材230の回転中心234を中心としてなす角度θ1は、排出口206が回転中心234を中心としてなす角度θ2よりも大きくなっている。また、角度θ1は、180度以上となっており、より具体的には、180度となっている。
【0064】
また、図10に示すように、第2の実施形態に係る画像形成装置は、搬送部材230を回転させる回転機構290を有し、回転機構290は、駆動源として用いられているモータ292と、モータ292の駆動を搬送部材230に伝達する例えばギア列等からなる駆動伝達機構294とを有する。そして、回転機構290は、図10に示すように、開閉部材250が排出口206を閉じた状態となるように搬送部材230を停止させることように制御されている。
【0065】
回転機構290が、開閉部材250が排出口206を閉じた状態となるように搬送部材230を停止させるようにするためには、例えば、開閉部材250が排出口206を閉じる位置となるように搬送部材230を現像装置200に組み付けておいた上で、搬送部材230が回転する時間を、搬送部材230が1回転する時間の整数倍となるようにモータ292よる搬送部材230の回転時間を制御すれば良い。
【産業上の利用可能性】
【0066】
以上で説明をしたように、本発明は、例えば複写機、ファクシミリ装置、プリンター等の画像形成装置に適用することができる。
【符号の説明】
【0067】
10・・・画像形成装置
200・・・現像装置
206・・・排出口
208・・・係合部
210・・・衝突部
230・・・搬送部材
234・・・回転中心
240・・・開閉部
242・・・移動部材
250・・・開閉部材
280・・・連結機構
290・・・回転機構
400・・・現像剤搬送路
404・・・回収口
406・・・排出口
420・・・駆動伝達機構
500・・・回収容器
502・・・回収口
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10