(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6176995
(24)【登録日】2017年7月21日
(45)【発行日】2017年8月9日
(54)【発明の名称】ガス混合クーラ
(51)【国際特許分類】
F27D 17/00 20060101AFI20170731BHJP
B01D 51/00 20060101ALI20170731BHJP
【FI】
F27D17/00 104A
F27D17/00 104D
B01D51/00 B
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2013-98053(P2013-98053)
(22)【出願日】2013年5月8日
(65)【公開番号】特開2014-219137(P2014-219137A)
(43)【公開日】2014年11月20日
【審査請求日】2016年2月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】501120122
【氏名又は名称】スチールプランテック株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000001258
【氏名又は名称】JFEスチール株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100127845
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 壽彦
(72)【発明者】
【氏名】堤 道明
(72)【発明者】
【氏名】古賀 泰成
(72)【発明者】
【氏名】富永 健一
【審査官】
市川 篤
(56)【参考文献】
【文献】
特開2001−276547(JP,A)
【文献】
特開2006−198463(JP,A)
【文献】
特開平08−003722(JP,A)
【文献】
特開平10−323533(JP,A)
【文献】
特開平09−222219(JP,A)
【文献】
特開平06−320061(JP,A)
【文献】
特開2005−283070(JP,A)
【文献】
特開平06−182145(JP,A)
【文献】
特開平10−244117(JP,A)
【文献】
特開平08−196866(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F27D 17/00−99/00
C23C 14/24、14/44
C23C 10/06−10/16
B01D 51/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
排ガスに冷却ガスを混合して冷却するガス混合クーラであって、
縦向きに配設される筒状の本体部と、配設状態で前記本体部の軸方向上端部に設けられて前記排ガスが供給される排ガス供給口と、前記本体部の内周面に設けられて前記本体部の周方向に冷却ガスを噴出する第1噴出口と、前記本体部内における前記排ガス供給口の周縁に設けられて冷却ガスを噴出する第2噴出口を有し、
前記排ガス供給口の先端面が、排ガス噴出方向に対して鋭角になる形状を有し、
前記第2噴出口は、前記排ガス供給口を囲むように環状に設けられた環状ノズル口であることを特徴とするガス混合クーラ。
【請求項2】
前記第2噴出口から噴出するガスが旋回流となるための旋回流形成手段を、前記第2噴出口に至る冷却ガス流路に設けたことを特徴とする請求項1記載のガス混合クーラ。
【請求項3】
前記排ガス供給口の内壁に、冷却ガスを噴出する第3噴出口が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のガス混合クーラ。
【請求項4】
前記本体部の内面上部は、前記排ガス供給口が設けられている部位が下方に突出するように形成された傾斜面になっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のガス混合クーラ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、高温の排ガスに冷却ガスを混合して冷却するガス混合クーラに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、高珪素鋼帯を製造する炉設備の排ガスには、塩化第一鉄(FeCl
2 以下、塩化鉄と称す)が含有されており、この物質は沸点1024℃、融点670℃の物性を有している。
排気ファンや配管機器の耐熱や排気環境条件等の制約から、排ガス温度を670℃より低くする必要があり、炉設備から排出される排ガス温度を670℃より低温になるように冷却する必要がある。この場合、塩化鉄は炉内においては気体であったものが、冷却過程で液体、固体へと相変化を行う。
【0003】
このような相変化を利用して、塩化鉄ガスを含む排ガスを冷却し、塩化鉄を分離・除去するための排ガス処理装置として、排ガスを塩化鉄の融点(670℃)以下の温度まで急冷却することで塩化鉄を微粉状に析出させ、これをフィルタ装置で回収するようにした装置が提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1においては、排ガスを塩化鉄の融点(670℃)以下の温度まで急冷却する1次クーラとして、上面側から鉛直下方に排ガスが供給される円筒形状のガス混合クーラを用いている。ガス混合クーラは、円筒状の本体部の壁面の周方向数カ所に、冷却ガスをクーラ内壁面に沿って高速で吹き出すスリット状の吹出口を有し、この吹出口から吹き出す冷却ガスによりクーラ内壁全体を冷却ガスの旋回流で覆うようにしている。
これによって、塩化鉄を気流中で粉体状に析出させ、塩化鉄が壁面に固着するのを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平7−173604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来のガス混合クーラの排ガス供給口は、本体部の平面状の天井面に設けた開口から排ガスを下向きに吹出す構造のため、排ガスの粘性によって随伴流が生じる。この随伴流は排ガス供給口周囲の天井面に沿って、中心部に向かって放射状にながれ、開口から吹出す噴流に巻き込まれる。
このとき、排ガス供給口周縁の天井面には、排ガスの粘性の影響で随伴流と噴流との混合渦領域を生じ、排ガスが循環、滞留する部位が生じる。排ガス供給口周囲の平面状の天井面は高温の排ガス噴流に直接接しないため温度が低く、天井面温度は塩化鉄の融点以下になる。このため、排ガス供給口の周縁部を含むガス混合クーラの天井面に塩化鉄が析出固化してツララ状もしくは塊状になる現象が起きることがあった。この析出固化した塩化鉄が成長し、過剰に大きくなると、これが自重によって落下した場合には、ガス混合クーラに接続されている配管が閉塞されること等も考えられる。
【0007】
上記のような問題は、高珪素鋼帯を製造する炉設備の排ガスを冷却するガス混合クーラに限られず、塩化鉄のような、急冷することで気体から固体になる物質を含む排ガスを冷却するガス混合クーラに共通するものである。
【0008】
本発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、排ガスを効率的に冷却することができ、且つガス混合クーラ内部においてガス中に含まれる物質が析出固化してクーラ内部に付着することが抑制されるガス混合クーラを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)本発明に係るガス混合クーラは、排ガスに冷却ガスを混合して冷却するガス混合クーラであって、
縦向きに配設される筒状の本体部と、配設状態で前記本体部の軸方向上端部に設けられて前記排ガスが供給される排ガス供給口と、前記本体部の内周面に設けられて前記本体部の周方向に冷却ガスを噴出する第1噴出口と、前記本体部内における前記排ガス供給口の周縁に設けられて冷却ガスを噴出する第2噴出口を有し、前記排ガス供給口の先端面が、排ガス噴出方向に対して鋭角になる形状を有し、前記第2噴出口は、前記排ガス供給口を囲むように環状に設けられた環状ノズル口であることを特徴とするものである。
【0010】
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記第2噴出口から噴出するガスが旋回流となるための旋回流形成手段を、前記第2噴出口に至る冷却ガス流路に設けたことを特徴とするものである。
【0012】
(
3)また、上記(1)
又は(
2)に記載のものにおいて、前記排ガス供給口の内壁に、冷却ガスを噴出する第3噴出口が設けられていることを特徴とするものである。
【0013】
(4)また、上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のものにおいて
、前記本体部
の内面上部は、前記排ガス供給口が設けられている部位が下方に突出するように形成された傾斜面になっていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0014】
本発明においては、排ガス供給口の周縁に設けられて冷却ガスを噴出する第2噴出口を有することにより、例えば塩化鉄を含む排ガスの1次クーラとして用いたとしても、ガス混合クーラの内部において塩化鉄が析出固化した固形物が付着することなく効率的に排ガスを冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の実施の形態に係るガス混合クーラの全体構成を説明するガス混合クーラの立断面図である。
【
図2】本発明の実施の形態に係るガス混合クーラの要部を説明する説明図であって、排ガスの供給口の近傍を拡大した立断面図である。
【
図4】冷却ガス流路を説明する説明図であって、排ガスの供給口の近傍の一部分を分解して示すと共に一部断面を含む分解斜視図である(その1)。
【
図5】冷却ガス流路を説明する説明図であって、排ガスの供給口の近傍の一部分を分解して示すと共に一部断面を含む分解斜視図である(その2)。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本実施の形態にかかるガス混合クーラ1は、
図1に示すように、上面に排ガスが供給される供給口3aが設けられた筒状の本体部3と、本体部3の内周面3bに設けられて周方向に冷却ガスを噴出する冷却ガス噴出口5(本発明の第1噴出口として機能する)(
図2および
図3参照)と、供給口3aの周囲に供給口3aを囲むように環状に設けられた環状ノズル口7(本発明の第2噴出口として機能する)を有することを特徴とするものである。
以下、構造を詳細に説明する。
【0017】
<本体部>
本体部3の全体形状は、
図1に示すように上部が円筒状になっており、下部が下方に向かって徐々に縮径する漏斗状になっている。本体部3の上面には排ガスが供給される供給口3aが設けられており、下部には排ガスと冷却ガスの混合ガスや、析出した微粉状塩化鉄の排出口3cが設けられている。
【0018】
供給口3aは、
図1に示すように、断熱材13の中心部に配置された、排ガス供給管11で浸珪処理炉9と連通しており、供給口3aを介して浸珪処理炉9から本体部3に排ガスが供給される。排ガス供給管11の外周は断熱材13で覆われており、さらに断熱材13の外周部にはヒータ15が設置されている(
図2参照)。これによって、排ガスが排ガス供給管11を通過する際に排ガス供給管11によって抜熱されて排ガス供給管11の壁面で塩化鉄が結晶化することを防止している。本体部3の下部外周には本体部3の下部を冷却する水冷ジャケット17が設けられている。
なお、図示はしていないが、排出口3cから排出される混合ガスは2次冷却装置に送られてさらに排出が可能となる温度までさらに冷却され、微粉状の塩化鉄は分離回収装置によって排ガスから分離回収される。
【0019】
また、排ガスの供給口3aの先端面は、
図2、
図4に示すように、排ガス噴出方向に対して鋭角になる形状にしており、このようにすることで、塩化鉄の付着面が存在しなくなり、塩化鉄が析出固化して供給口3aに付着することが一層低減される。
【0020】
供給口3aが設けられた本体部3の天井面3dは、供給口3aが設けられている部位が下方に突出する傾斜面になっている。より具体的には、
図2に示すように、本体部3の内周面3b側から供給口3aに向かって湾曲する傾斜面によって全体が逆山形状になっている。
なお、天井面3dは後述する下ノズル板23の下面によって形成されている。
【0021】
<冷却ガス噴出口>
冷却ガス噴出口5は、
図2および
図3に示すように、本体部3の内周面3bに複数箇所設けられて周方向に冷却ガスを噴出する。これによって本体部3の内周面3bを冷却ガスの旋回流(
図3中の矢印C参照)で覆って、塩化鉄が内周面3bで結晶化することを防止している。
冷却ガス噴出口5は、本体部3の外周に設けられた第1ヘッダ29に連通しており、第1ヘッダ29から冷却ガスが供給される。
【0022】
<環状ノズル口>
環状ノズル口7は、供給口3aの周囲に供給口3aを囲むように環状に設けられている。環状ノズル口7は、
図2、
図4に示すように、中央に開口を有する上ノズル板21と下ノズル板23を所定の隙間を介して同心状に配置することによって形成されている。上ノズル板21と下ノズル板23は、略同形の漏斗状をしているが、下ノズル板23の開口が上ノズル板21の開口よりも一回り大きく設定されている。そして、上ノズル板21の開口縁と下ノズル板23の開口縁とで形成される円環状の隙間が環状ノズル口7になっている。
【0023】
上ノズル板21と下ノズル板23の隙間は冷却ガス流路24になっており、冷却ガス流路24は、本体部3の外周に設けられた第2ヘッダ31に連通している。第2ヘッダ31から冷却ガスを冷却ガス流路24に供給することで、冷却ガス流路24を通過した冷却ガスが、環状ノズル口7から斜め下方に噴出される。
冷却ガス噴出口7から噴出した冷却ガスは、供給口3aから供給される排ガスに直接混合されて排ガスを効率よく急冷する。また、環状ノズル口7から斜め下方に噴出する冷却ガスは、第1ヘッダ29から供給される冷却ガスに、天井面3dに沿って中心方向へ流れてさらに環状ノズル口7から噴出する冷却ガスと同じ下方向への随伴流(
図2中の矢印B参照)を生じさせる。
また、環状ノズル口7から噴出する冷却ガスは斜め下方に噴出し、供給口3aから供給される排ガスと鋭角的に混合するため、混合部での渦発生が抑制される。この結果、従来例で問題となった低温渦領域が形成されることがなく、供給口3aから供給される排ガスの循環・滞留部位がなくなる。これにより従来例で見られた排ガス供給口の周囲壁面で塩化鉄が析出固化してツララ状もしくは塊状になる現象が防止できる。
【0024】
冷却ガス流路24には、
図4及び
図5に示す通り、冷却ガス流路24を通過する冷却ガスに旋回流を形成する旋回羽根33が設けられている。旋回流を形成することで環状ノズル口7から噴出する冷却ガスが旋回流となり、円環状の気流を維持できるため、冷却ガスが排ガスと接触する時間を長くすることができ、冷却効果が高くなる。
【0025】
上ノズル板21における開口周縁部には、
図2、
図4および
図5に示す通り、段部21aが形成されており、排ガス供給管11の下端面を支持するようになっている。そのため段部21aには強度が必要とされ、それ故に上ノズル板21の開口周縁部は上下方向に肉厚になっている。この肉厚部には排ガスが接触するため、この部位で排ガスが冷却される懸念がある。そこで、この肉厚部の内壁に塩化鉄が析出固化しないように、この肉厚部の内壁(供給口3aの出口近傍の内壁と見なせる)には、冷却ガス流路24に連通して冷却ガスを噴出するノズル孔25(本発明の第3噴出口として機能する)が複数設けられている。ノズル孔25は、噴出される冷却ガスが旋回流となるように向きが斜め下向きに設定されている(
図4および
図5参照)。
【0026】
以上のように構成された本実施の形態に係るガス混合クーラ1を用いて浸珪処理炉9から供給される排ガスを冷却する方法を説明する。
ガス混合クーラ1の本体部3には、第1ヘッダ29、第2ヘッダ31から冷却ガスが供給される。第1ヘッダ29から供給された冷却ガスは、冷却ガス噴出口5から本体部3の内周面3bに沿うように噴出する。また、第2ヘッダ31から供給された冷却ガスは、冷却ガス流路24を通過して冷却ガス噴出口7から環状の旋回流として噴出する。さらに、冷却ガス流路24を通過する冷却ガスの一部は、ノズル孔25から噴出する。
【0027】
この状態で、浸珪処理炉9の排ガスが、排ガス供給管11を介して供給口3aから本体部3に供給されると、供給された排ガスは環状ノズル口7から噴出している冷却ガスと直接混合されて急冷される。このため、塩化鉄を結晶化させることなく急冷して塩化鉄の微粉を効率よく生成できる。このとき、天井面3d周辺の冷却ガスを供給口3a側に向かう流れが発生するため、冷却ガスが天井面3dの周辺で滞留することもない。また、天井面3dが内周面3bから中央に向かって下方に突出する湾曲傾斜面になっていることも、ガスの滞留防止効果を奏している。
【0028】
排ガスは、環状ノズル口7から噴出している冷却ガスで急冷されると共に、冷却ガス噴出口5から噴射している冷却ガスによっても冷却される。さらに、ノズル孔25からも冷却ガスが噴出されており、供給口3aの壁面に塩化鉄が付着するのを防止している。
また、急冷によって微粉状に析出した排ガス中の塩化鉄は、排ガスと冷却ガスの混合ガスと共に本体部3の排出口3cから排出される。なお、排出された混合ガスは2次冷却装置に送られてさらに冷却され、微粉状塩化鉄はフィルタ装置に送られて回収される。
【0029】
以上のように、本実施の形態においては、排ガスが供給される供給口3aを囲むように環状ノズル口7を設けたことにより、冷却ガスを排ガスに効率よく直接混合して排ガスを急冷することができ、ガス混合クーラ内で塩化鉄が結晶化して付着することがない。
また、本実施の形態では、冷却ガス流路24に旋回羽根33を設けて冷却ガスを旋回流として環状ノズル口7から噴出させているので、排ガスと冷却ガスが長時間接触でき、冷却効率が良い。
さらに、供給口3aの出口近傍の内壁に、冷却ガスを噴出するノズル孔25を設けたことによって、供給口3aの出口近傍の内壁に塩化鉄が付着することもない。
【0030】
なお、上記の実施の形態においては、本体部3内における排ガスの供給口3aの周縁に設けられて冷却ガスを噴出する第2噴出口の例として、供給口3aを囲むように設けた環状ノズル口7を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、供給口3aの周縁に設けられて供給口3aから供給される排ガスに冷却ガスを直接混合するものであれば、他の態様を含む。
また、上記の実施の形態においては、冷却ガスに旋回流を形成する手段として旋回羽根33を例に挙げたが、本発明における旋回流形成手段はこれに限られず、冷却ガス流路24を通過して噴出するガスに周方向の速度成分を与えて旋回流を形成するものであれば、他の態様を含む。
【0031】
上記の実施の形態は、ガス混合クーラを、高珪素鋼帯を製造する炉設備の排ガスを冷却する1次クーラとして用いた場合について説明したが、本発明のガス混合クーラは高珪素鋼帯を製造する炉設備の排ガスの1次クーラとしてのみでなく、塩化鉄のような、急冷することで気体から固体になる物質を含む排ガスを冷却するガス混合クーラとして広く適用できる。
【符号の説明】
【0032】
1 ガス混合クーラ
3 本体部
3a 供給口
3b 内周面
3c 排出口
3d 天井面
5 冷却ガス噴出口
7 環状ノズル口
9 浸珪処理炉
11 排ガス供給管
13 断熱材
15 ヒータ
17 水冷ジャケット
21 上ノズル板
21a 段部
23 下ノズル板
24 冷却ガス流路
25 ノズル孔
29 第1ヘッダ
31 第2ヘッダ
33 旋回羽根