特許第6178258号(P6178258)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6178258
(24)【登録日】2017年7月21日
(45)【発行日】2017年8月9日
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
   A63F 5/04 20060101AFI20170731BHJP
【FI】
   A63F5/04 512Z
   A63F5/04 512C
【請求項の数】1
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2014-27969(P2014-27969)
(22)【出願日】2014年2月17日
(65)【公開番号】特開2015-150294(P2015-150294A)
(43)【公開日】2015年8月24日
【審査請求日】2016年2月24日
(73)【特許権者】
【識別番号】000135210
【氏名又は名称】株式会社ニューギン
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】平野 剛
【審査官】 東 治企
(56)【参考文献】
【文献】 特開2006−020929(JP,A)
【文献】 特開2007−319323(JP,A)
【文献】 特開2008−245781(JP,A)
【文献】 特開2012−223244(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 5/04
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開閉可能な前扉と、前記前扉の後方に位置するとともに前記前扉を開閉可能に支持する機材収容体と、を備え、所定条件の成立に伴い有利遊技状態へ移行し得る遊技機において、
前記前扉又は前記機材収容体に設置される電子基板と、
前記電子基板に設けられているとともに前記機材収容体の構成部品に向けて光を照射可能な発光体と、
前記有利遊技状態へ移行したことに伴って前記発光体を制御する制御部と、
複数の図柄を周囲に配列した複数のリールと、
少なくとも複数のリールを備え、前記機材収容体の左右いずれかの一端縁側を回動軸として回動自在に支持されるリールユニットと、を備え、
前記発光体は、前記有利遊技状態の数以下の個数分、設けられており、
前記電子基板は、前記リールユニットの回動軸側であって、前記リールユニットに設置されていることを特徴とする遊技機
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定条件の成立に伴い有利遊技状態へ移行し得る遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、スロットマシン(回胴式遊技機)などの遊技機では、遊技場のホールコンピュータに各種の情報を出力する外部情報出力部が設けられている(例えば、特許文献1参照)。ホールコンピュータでは、外部情報出力部から出力された情報をもとに遊技機の状態を監視できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−254991号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、外部情報出力部は、情報を出力する基板(例えば主基板)とホールコンピュータとの間に介在されており、信号線などを介して電気信号を基板から入力し、その電気信号をホールコンピュータに出力している。このため、上記のような外部情報出力部の構成では、遊技機が発信する情報を視覚的に捉えることができない。したがって、遊技機が発信する情報を外部に出力する手段については改善の余地があった。
【0005】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、遊技機が発信する情報を分かり易く認識させる遊技機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する遊技機は、開閉可能な前扉と、前記前扉の後方に位置するとともに前記前扉を開閉可能に支持する機材収容体と、を備え、所定条件の成立に伴い有利遊技状態へ移行し得る遊技機において、前記前扉又は前記機材収容体に設置される電子基板と、前記電子基板に設けられているとともに前記機材収容体の構成部品に向けて光を照射可能な発光体と、前記有利遊技状態へ移行したことに伴って前記発光体を制御する制御部と、複数の図柄を周囲に配列した複数のリールと、少なくとも複数のリールを備え、前記機材収容体の左右いずれかの一端縁側を回動軸として回動自在に支持されるリールユニットと、を備え、前記発光体は、前記有利遊技状態の数以下の個数分、設けられており、前記電子基板は、前記リールユニットの回動軸側であって、前記リールユニットに設置されていることを要旨とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、遊技機が発信する情報を分かり易く認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】パチンコ式スロットマシンの機表側を示す正面図。
図2】前扉を開放した状態のパチンコ式スロットマシンを示す斜視図。
図3】前扉及びリールユニットを開放した状態のパチンコ式スロットマシンを示す斜視図。
図4】報知部を示す平面図。
図5】パチンコ式スロットマシンの電気的構成を示すブロック図。
図6】リールユニットの後側を示す斜視図。
図7】リールユニットの左側方を示す側面図。
図8】本体キャビネットにリールユニットを収容した状態の発光体と受光部材の位置関係を示す平面図。
図9】リールユニットを回動させた状態の発光体と受光部材の位置関係を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、遊技機としてのパチンコ式スロットマシン(以下、「パチスロ」と示す)に具体化した一実施形態を図1図9にしたがって説明する。
本明細書において、遊技機(パチスロ)に関する「前(表)」、「後(裏)」、「左」、「右」、「上」、「下」は遊技機を正面から見た場合を示すものとする。
【0013】
図1図3に示すようにパチスロ10は、機材収容体としての本体キャビネット11と、前扉12と、を備えている。
本体キャビネット11は、前側(正面側)に開口部13を有する箱状の部材である。本体キャビネット11には、複数の図柄14を周囲に配列した複数(本実施形態では3つ)のリール(第1リール15a、第2リール15b、第3リール15c)と表示演出を行う表示演出装置16とを有するリールユニット17、並びに遊技媒体であるメダルを払い出すホッパー18など、遊技に使用される各種機材が収容されている。
【0014】
本体キャビネット11は、左側の端縁で前扉12及びリールユニット17を回動自在に支持している。図2に示すように、本体キャビネット11の正面左側端縁には、第1支持部19と、第2支持部20と、第3支持部21と、が上下方向に沿って並設されている。これらの3つの第1〜第3支持部19〜21は、前扉12とリールユニット17を回動自在に支持する。第1支持部19は、本体キャビネット11の上部に位置しており、前扉12及びリールユニット17の左側端縁を回動自在に片持支持する。第2支持部20は、本体キャビネット11の下部に位置しており、前扉12を回動自在に片持支持する。第3支持部21は、第1支持部19と第2支持部20との間に位置しており、リールユニット17を回動自在に片持支持する。
【0015】
本体キャビネット11には、リールユニット17を片持支持する側である左側端縁と左右反対側の右側端縁の開口縁(正面側の端縁)に、リールユニット17の閉状態を維持するための係止部22が形成されている。係止部22はピン状である。リールユニット17には、本体キャビネット11と互いに向かい合う位置で係止部22と係合する鉤状の係合部23が形成されている。そして、リールユニット17が本体キャビネット11内に収容されて閉状態になった時には、鉤状の係合部23がピン状の係止部22に引っかかって係合するようになっている。係止部22と係合部23との係合状態は、例えば係止部22を上下方向に移動させることによって解除することができる。
【0016】
前扉12は、本体キャビネット11の前面側に、該本体キャビネット11の開口部13を塞ぐように配置されている。これにより、本体キャビネット11は、前扉12の後方に位置する。
【0017】
図1に示すように、前扉12は、表示演出装置16とは異なる演出装置であり、発光演出を行う装飾ランプ24や音声演出を行うスピーカ25を備えている。表示演出装置16には、例えば、液晶ディスプレイ型の表示装置や、ドットマトリクス型の表示装置などが用いられる。また、前扉12は、メダルの貯留又は遊技開始時にメダルを投入する投入口26、遊技開始時に貯留記憶されているクレジットのベット操作を行うBETボタン27と、を備えている。また、前扉12は、第1〜第3リール15a〜15cを回動させて遊技を開始する際に操作するスタートレバー28と、第1〜第3リール15a〜15cの回動を停止させる際に操作する複数のストップボタン29と、を備えている。操作部材としてのストップボタン29には、第1リール15aの回動を停止させる第1ストップボタン29aと、第2リール15bの回動を停止させる第2ストップボタン29bと、第3リールの回動を停止させる第3ストップボタン29cと、を含む。また、前扉12は、ホッパー18から払い出されたメダルの排出口30と、メダルの受け皿31と、を備えている。
【0018】
また、前扉12は、表示窓部32を備えている。表示窓部32は、前扉12の略上半分に設けられた開口にガラス等の透明な部材を嵌め込んで形成されている。表示窓部32からは、図1に示すように、第1〜第3リール15a〜15cの外周に付された複数の図柄14が縦方向に3つずつ、合計9個の図柄を視認することができる。また、表示窓部32からは、図1に示すように、表示演出装置16に表示される各種画像や動画、表示演出装置16の周囲に配設されている各種の飾り部材33を視認することができる。また、表示窓部32からは、第1〜第3リール15a〜15cの周囲に配設されている装飾部材34に描かれた各種の意匠絵柄、第1〜第3リール15a〜15cの左右に配設されている報知ランプ35を視認することができる。本実施形態のパチスロ10では、前扉12の略上半分に表示窓部32が形成されているが、少なくとも上記した図柄や画像などを遊技者が視認できればよく、表示窓部32が前扉12の略上半分に形成されていなくてもよいし、上記した大きさに限定されるものでもない。
【0019】
第1〜第3リール15a〜15cは、それぞれ発光ランプ36を備えている。各発光ランプ36は、パチスロ10の前方へ向かう方向を照射方向として発光する。これにより、第1〜第3リール15a〜15cの各図柄14は、表示窓部32を通過する際、及び表示窓部32における遊技者の視認範囲で停止する際に、発光ランプ36によって照らされる。また、報知ランプ35は、発光ランプ37を備えており、パチスロ10の前方へ向かう方向を照射方向として発光する。報知ランプ35は、パチスロ10における有利遊技状態時に発光する。本実施形態の有利遊技状態には、ボーナス遊技状態(ビックボーナスやレギュラーボーナス)やAT(アシストタイム)遊技状態を含む。AT遊技状態は、内部抽選で当選した役に対する図柄組み合わせを入賞させるために必要なストップボタン29の操作順をアシストする遊技状態である。本実施形態では、AT遊技状態が、ストップボタン29の操作をアシストする操作アシスト状態に相当する。
【0020】
また、前扉12には、各種の情報を発光によって報知する報知部38を備えている。
図4に示すように、報知部38は、LEDの点灯/非点灯によって情報を報知する第1報知部38aと、7セグメントLEDの点灯/非点灯によって数値化した情報を報知する第2報知部38bと、を備えている。第1報知部38aには、投入可能報知部と、再遊技報知部と、ウェイト報知部と、賭数報知部と、を含む。第2報知部38bには、貯留枚数報知部と、賞枚数報知部と、を含む。
【0021】
投入可能報知部は、クレジットをベットできる状態又はメダルを投入できる状態である時に点灯する。再遊技報知部は、再遊技が付与された場合に点灯する。ウェイト報知部は、ウェイトタイム中に開始操作が検出された場合に点灯し、ウェイトタイムが経過した後に消灯する。賭数報知部は、ベットされる毎にベット数に応じた個数分、点灯する。貯留枚数報知部は、機内部で貯留記憶されているクレジット数を報知する。賞枚数報知部は、入賞に応じて払い出されるメダルの枚数を報知する。
【0022】
図3に示すように、リールユニット17は、第1〜第3リール15a〜15c、表示演出装置16、飾り部材33、装飾部材34、各種基板40、及び収納部材41が支持枠42に組み付けられて、ユニット化して構成されている。第1〜第3リール15a〜15cは、ドラム状のリールケース43内で回動可能に軸支されており、スタートレバー28が操作されると一斉に回動を開始し、ストップボタン29が押圧操作されると、押圧操作されたストップボタン29に対応したリールが停止するようになっている。リールケース43は、支持枠42の下部裏面側に取り付けられている。このリールケース43は、前扉12を閉鎖した時の表示窓部32と対向する正面側が開口しており、リールケース43内の第1〜第3リール15a〜15cの図柄14が表示窓部32を介して外部から視認できるようになっている。
【0023】
表示演出装置16は、遊技の進行に応じて種々の画像や動画等を表示するもので、第1〜第3リール15a〜15cの上方に配置されている。表示演出装置16で表示する画像等としては、例えばボーナス又はボーナス以外の他の役に当選又は入賞した時に、そのことを遊技者に報知するための画像や、遊技者の興趣を向上させるようなキャラクター動画等が挙げられる。なお、表示演出装置16で表示させるものは、上記したもの以外であってもよい。
【0024】
基板40には、主基板45と、副基板46と、中継基板47と、を含む。主基板45は、第1〜第3リール15a〜15cの回動制御や報知部38など、主としてパチスロ10の遊技に関する各種制御を行う。副基板46は、遊技の進行に応じた画像や動画等の選択、表示演出装置16、装飾ランプ24、スピーカ25、報知ランプ35など、主としてパチスロ10における遊技の演出に関する各種制御を行う。
【0025】
図5に示すように、主基板45は、制御動作を所定の順序で実行する主制御用CPU45aと、主制御用CPU45aの制御プログラムを格納する主制御用ROM45bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができる主制御用RAM45cと、を有する。
【0026】
主基板45には、リールユニット17を構成する第1〜第3リール15a〜15c、リールセンサSE1,SE2,SE3、及びホッパー18が接続されている。リールセンサSE1は第1リール15aの回動位置を検出するとともに、リールセンサSE2は第2リール15bの回動位置を検出し、さらにリールセンサSE3は第3リール15cの回動位置を検出する。また、主基板45には、BETボタン27と、スタートレバー28と、ストップボタン29と、報知部38を構成する第1報知部38a及び第2報知部38bの各構成要素と、が接続されている。また、主基板45には、パチスロ10に対して各種情報を設定する設定器48が接続されている。パチスロ10は、大きさの異なるペイアウト率(遊技者に利益を付与する複数の確率)と対応付けられた6段階の設定値のいずれかのもとで遊技が実行される。このため、設定器48は、前述したようなパチスロ10の設定値を設定する際などに用いられる。
【0027】
主基板45には、外部情報出力部としての外部出力端子板49が接続されている。外部出力端子板49は、主基板45から一方向で情報が送信されるように主基板45と電気的に接続されている。また、外部出力端子板49は、外部の電子機器としてのホールコンピュータHCと接続できるようになっている。外部出力端子板49を有するパチスロ10は、外部出力端子板49を介して各種情報をホールコンピュータHCに出力することができる。ホールコンピュータHCに出力される各種情報は、主基板45で管理される情報であって、例えば入賞が発生した際に払い出されたメダルの枚数を示す情報や、特定の当選役に当選したことを示す情報などを含む。
【0028】
主基板45には、中継基板47を介して副基板46が接続されている。
副基板46は、主基板45から一方向で情報が送信されるように主基板45と電気的に接続されている。副基板46は、制御動作を所定の順序で実行する副制御用CPU46aと、副制御用CPU46aの制御プログラムを格納する副制御用ROM46bと、必要なデータの書き込み及び読み出しができる副制御用RAM46cと、を有する。また、副基板46には、表示演出装置16、装飾ランプ24、及びスピーカ25などの各種遊技演出装置が接続されている。これらの遊技演出装置は、副基板46の制御によって所定の遊技演出を実行させる。また、副基板46は、有利遊技状態時、移行している有利遊技状態に対応する報知ランプ35を点灯させる。また、本実施形態において副基板46は、AT遊技状態を制御する。AT遊技状態の制御には、AT遊技状態へ移行させるための移行抽選、移行期間のカウント、ストップボタン29の操作順をアシストするナビゲート演出の実行などを含む。ナビゲート演出は、例えば表示演出装置16に操作順を示すアシスト画像を表示させたり、図示しないアシスト報知用のランプを発光させたりして行われる。また、本実施形態のパチスロ10は、複数種類のAT遊技状態を有する。複数種類のAT遊技状態は、内部制御として例えば移行契機、移行確率、継続確率などが相違することによって有利度が異なるとともに、AT遊技状態中に例えば表示演出装置16で実行される演出が異なる。
【0029】
中継基板47は、主基板45から送信された情報信号を副基板46に中継出力する。中継基板47には、複数のコネクタが設けられており、これらのコネクタに主基板45の信号線や副基板46の信号線を接続することによって主基板45と副基板46とが電気的に接続される。
【0030】
また、この実施形態の中継基板47には、複数の発光体L1,L2が設けられている。これらの発光体L1,L2は、副基板46に接続されており、副基板46によって点灯/非点灯が制御される。この実施形態において副基板46は、当該副基板46で管理する有利遊技状態であるAT遊技状態時に所定の発光体L1,L2を点灯させる制御を行う。具体的に言えば、副基板46は、第1のAT遊技状態時には発光体L1を点灯させる一方で発光体L2を消灯させ、第2のAT遊技状態時には発光体L2を点灯させる一方で発光体L1を消灯させる。これにより、AT遊技状態時には、移行しているAT遊技状態の種類に応じて何れか一方の発光体L1,L2が点灯している。この実施形態において発光体L1,L2はAT遊技状態の数(種類)と同数の個数分、設けられている。そして、この実施形態において中継基板47は、発光体L1,L2が設けられた電子基板となる。
【0031】
図3図6及び図7に示すように、主基板45用の主基板ケース50は、例えばプラスチック等の樹脂材料で形成されており、内部に主基板45が収容可能な大きさである。主基板ケース50は、収納部材41の後面側に取付固定することができるように構成されている。収納部材41への取り付けは、例えばネジ止めによる方法でもよいし、ネジ止め以外の方法であってもよい。
【0032】
副基板46用の副基板ケース51は、例えばプラスチック等の樹脂材料で形成されており、内部に副基板46が収容可能な大きさである。副基板ケース51には、副基板46の端子である各種コネクタが設けられている。これらコネクタには、主基板45、中継基板47や表示演出装置16などと接続された信号線が接続されており、電気的なやり取りを行えるようになっている。また、副基板ケース51には、収納部材41に取り付ける際に使用される樹脂製のリベット52が左右両側に形成されている。副基板ケース51は、収納部材41の内部に上方から挿入するようになっている。
【0033】
収納部材41は、プラスチック等の各種材料でコ字形に形成されている。収納部材41は、支持枠42の裏面側において、第1〜第3リール15a〜15cの上方で、かつ後側の壁部53が表示演出装置16の裏面側と対向する位置にネジ止め等の各種方法で取り付けられるように構成されている。収納部材41は、副基板ケース51を取り付けるための基板ケース取付孔54が左右両側の壁部55,56の上端部に設けられている。基板ケース取付孔54は、副基板ケース51に設けられたリベット52が嵌め込まれて副基板ケース51が固定されるように形成されている。基板ケース取付孔54にリベット52を嵌め込んで副基板ケース51を固定することにより、収納部材41の内部に副基板46が収容されるようになっている。また、収納部材41には、後面側の外側に主基板45が収容された主基板ケース50がネジ止め等の各種方法によって取付固定されるようになっている。
【0034】
主基板45を収容した主基板ケース50及び副基板46を収容した副基板ケース51とを収納部材41に収容し、さらにこの収納部材41を支持枠42に取り付けると、表示演出装置16は収納部材41に対して内部に収容された状態となる。そして、表示演出装置16並びに収納部材41に取り付けられた主基板45及び副基板46は、第1〜第3リール15a〜15cの上方に配置される。そして、表示演出装置16、主基板45及び副基板46は、リールユニット17の正面側から背面側に向けて、表示演出装置16、副基板46及び主基板45の順で配置される。
【0035】
図6及び図7に示すように、中継基板47は、収納部材41の左側の壁部56に取り付けられている。中継基板47は、収納部材41の外側に取り付けられている。これにより、中継基板47は、リールユニット17の収納部材41の取り付け位置と同高さで位置するとともに、リールユニット17の左側方に位置する。そして、図2及び図3に示すように、中継基板47は、リールユニット17を本体キャビネット11に収容した状態において、本体キャビネット11の構成部品である左側の側壁11Lの内面に面している。
【0036】
図7に示すように、中継基板47の発光体L1,L2は、外部に露出するように設けられている。このため、発光体L1,L2の光は、リールユニット17の左側方において外に向けて照射される。そして、発光体L1,L2の光は、リールユニット17を本体キャビネット11に収容した状態において、中継基板47、すなわち発光体L1,L2に面するように位置する本体キャビネット11の左側の側壁11Lの内面に向かって照射されることになる。なお、図7に示すように、発光体L1,L2は、リールユニット17の前後方向に離間配置されている。そして、発光体L1と発光体L2との間には、主基板45や副基板46の信号線を接続するためのコネクタ57が配置されている。
【0037】
支持枠42は、例えば金属で形成された枠状の部材であり、図3図6及び図7に示すように、第1〜第3リール15a〜15c、表示演出装置16、収納部材41及び飾り部材33が取り付けられるように構成されている。支持枠42には、本体キャビネット11により回動自在に支持される左側縁に、第1支持受け部61と第2支持受け部62とが上下方向に並設されている。第1支持受け部61は、リールユニット17の上部に位置する。第2支持受け部62は、リールユニット17の下部に位置する。第1支持受け部61は、本体キャビネット11に設けられている第1支持部19の支持ピンが挿通可能な大きさの長孔が貫通形成されており、本体キャビネット11に取り付ける時に第1支持部19と係合する位置に取り付けられている。第2支持受け部62は、本体キャビネット11に設けられている第3支持部21の支持ピンが挿通可能な大きさの長孔が貫通形成されており、本体キャビネット11に取り付ける時に第3支持部21と係合する位置に取り付けられている。リールユニット17は、第1支持受け部61が第1支持部19と係合し、第2支持受け部62が第3支持部21と係合することで、本体キャビネット11の正面側に、本体キャビネット11の左端縁側を回動軸として回動自在に支持されている。
【0038】
次に、本実施形態のパチスロ10の作用を説明する。
副基板46は、AT遊技状態への移行に伴い、移行したAT遊技状態を進行させる制御を行う。この制御において副基板46は、AT遊技状態を報知するための報知ランプ35を点灯させてAT遊技状態へ移行したことを報知させる。図1に示すように報知ランプ35は、遊技を行う遊技者の正面に位置していることから、報知ランプ35の点灯によって遊技者にAT遊技状態であることを認識させることができる。
【0039】
上記に加えて、制御部として機能する副基板46は、AT遊技状態へ移行すると、その制御において移行したAT遊技状態に対応する発光体L1,L2を発光させる。例えば、副基板46は、第1のAT遊技状態へ移行させた場合、発光体L1を発光させる一方で、発光体L2を発光させない。これにより、前扉12を閉鎖した状態の本体キャビネット11内では、AT遊技状態への移行に伴って対応する発光体L1,L2が発光した状態となる。
【0040】
AT遊技状態への移行は、前述したように副基板46で管理している。そして、主基板45と副基板46は、主基板45から副基板46へ情報を一方向で送信するように接続されている。このため、副基板46で管理するAT遊技状態へ移行しているか否かは、副基板46から主基板45への情報伝達手段が存在しないことから主基板45において正確に認識することはできない。
【0041】
本実施形態のパチスロ10は、前述したように、AT遊技状態へ移行した際に発光体L1,L2を発光させる報知形態を採用している。このため、発光体L1,L2の状態を視認することにより、前扉12を開放させた状態であってもAT遊技状態へ移行しているか否かを判断し得る。このような発光体L1,L2による報知形態であれば、主基板45に接続されている外部出力端子板49による報知形態とは異なり、目視確認可能な情報によって状態把握が分かり易くなる。つまり、主基板45と外部出力端子板49のように電気信号をやり取りしている場合に比して、状態把握が各段に分かり易くなる。例えば、前扉12の報知ランプ35や表示演出装置16の故障やバグなどの事態が発生しても、発光体L1,L2の状態からAT遊技状態へ移行しているか否かを判断し得る。
【0042】
また、上記のような発光体L1,L2を備えた場合、これらの発光体L1,L2は、以下に説明する用途で利用することができる。
図8に示すように、リールユニット17を本体キャビネット11に収容した状態において中継基板47の各発光体L1,L2は、本体キャビネット11の左側の側壁11Lの内面に面している。このため、各発光体L1,L2の例えば正面に位置するように受光部材P1,P2を配置しておけば、発光体L1,L2の光を受光部材P1,P2で受光することができる。そして、受光部材P1,P2を、例えばパチスロ10の設置設備(島設備)に配設されている外部報知装置63と信号線で接続することにより、副基板46で管理しているAT遊技状態の情報を外部へ出力させることができる。本実施形態のパチスロ10のように、複数種類のAT遊技状態を有する場合には、AT遊技状態毎に発光体L1,L2を設けるとともに発光体L1,L2毎に受光部材P1,P2を配置すれば、AT遊技状態毎の情報を外部へ出力させることもできる。
【0043】
また、本実施形態のように、発光体L1と発光体L2との間にコネクタ57を配置しておけば、当該コネクタ57が壁として機能することによって発光体L1,L2の光の拡散を抑止し得る。その結果、受光部材P1,P2における受光性能を向上、つまり情報の正確性を向上し得る。
【0044】
また、本実施形態の発光体L1,L2は、前述したように、リールユニット17の左側方に位置し、リールユニット17を収容した場合に本体キャビネット11の左側の側壁11Lに面している。そして、発光体L1,L2を有する中継基板47は、リールユニット17の回動軸側に設置されている。このため、例えばホッパー18へのメダル補給時など、図2に示すような状態で前扉12を開放した場合であっても、本体キャビネット11の左側の側壁11Lに配置されている受光部材P1,P2は、場内の照明などの影響を受け難い。
【0045】
そして、図9に示すように、リールユニット17を回動軸を起点として回動させた場合、中継基板47の発光体L1,L2は、リールユニット17の回動に併せて受光部材P1,P2から回動方向に離間することになる。本実施形態のリールユニット17は、図3に示すように、本体キャビネット11の左側に位置する回動軸を起点として回動する。このため、本体キャビネット11の左側の側壁11Lは、リールユニット17が本体キャビネット11から取り出された場合であっても、その取り出されたリールユニット17などの影に入り易く、受光部材P1,P2は、場内の照明などの影響を受け難い。そして、リールユニット17を回動させた場合は、図3及び図9に示すように、発光体L1,L2が本体キャビネット11の開口部13側に向かって移動することで、発光体L1,L2の視認性を向上し得る。
【0046】
ところで、中継基板47の発光体L1,L2は、何らかの要因によって故障し、発光しなくなる場合が考えられる。このため、この実施形態のパチスロ10は、発光体L1,L2の動作チェック機能を備えている。
【0047】
遊技場の従業員は、動作チェックを指示する場合、パチスロ10の設定変更を行うように設定器48を操作するとともに、その状態で前扉12のBETボタン27を操作して動作チェックを指示する。この操作による動作チェックの指示は、主基板45で受け付けられる。そして、主基板45は、動作チェック用のチェック信号を副基板46に出力する。チェック信号を受けた副基板46は、発光体L1,L2を発光させる。これにより、遊技場の従業員は、AT遊技状態へ移行していない状態であっても、発光体L1,L2の動作確認を行うことができる。本実施形態では、主基板45が発光体L1,L2の動作チェックの指示を受ける指示受け部となり、BETボタン27が前扉12に設けられた指示部材となる。なお、BETボタン27は遊技場の従業員によって押下操作されることから、発光体L1,L2の動作チェックの指示は人的操作に基づく。また、本実施形態では、副基板46がチェック部となる。
【0048】
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)中継基板47に発光体L1,L2を備えることにより、有利遊技状態(AT遊技状態)への移行状態を、発光体L1,L2の発光状態から把握することができる。つまり、発光体L1,L2を発光させることにより、外部出力端子板49の発信形態では得られない情報を視覚的に捉えることができる。したがって、パチスロ10が発信する情報を分かり易く認識させることができる。
【0049】
(2)発光体L1,L2の発光状態からAT遊技状態であるか否かを視覚的に捉えることができる。このため、前扉12の前面に配置した報知ランプ35や表示演出装置16が故障した場合であっても、発光体L1,L2の発光状態からAT遊技状態であるか否かを確認することができる。
【0050】
(3)特に、AT遊技状態は、副基板46で管理する有利遊技状態である。このため、発光体L1,L2を備えることで、副基板46で管理する情報を視覚的に捉えることができる。
【0051】
(4)また、発光体L1,L2をAT遊技状態の数と同じ個数分、備えることで、発光体L1,L2の発光状態から移行しているAT遊技状態の種類を視覚的に捉えることができる。
【0052】
(5)複数の発光体L1,L2を備える場合において、発光体L1と発光体L2との間にコネクタ57を配置させることで、当該コネクタ57を、光の拡散を抑止する抑止部材として機能させることができる。このため、複数の発光体L1,L2を備える場合において、他の発光体の影響を受けることなく、正確に情報を得ることができる。
【0053】
(6)発光体L1,L2から光を受ける受光部材P1,P2を設けることで、受光部材P1,P2で得た情報を外部に出力させることができる。特に、AT遊技状態のように副基板46で管理する状態は、主基板45と接続される外部出力端子板49からは得ることのできない情報である。このため、AT遊技状態へ移行した際に発光体L1,L2を発光させることによって、受光部材P1,P2を通じてAT遊技状態へ移行したことを外部に出力させることができる。そして、この情報は、例えばAT遊技状態への移行回数として遊技者に情報を提供することができる。
【0054】
(7)発光体L1,L2を備える中継基板47は回動可能なリールユニット17に設けられている。このため、リールユニット17を回動させることによって発光体L1,L2の発光状態を直接目視で確認することができる。
【0055】
(8)発光体L1,L2の動作チェック機能を備えている。この動作チェック機能を用いて発光体L1,L2の動作を事前にチェックしておくことで、発光体L1,L2を動作すべき時期に確実に動作させることができる。
【0056】
(9)動作チェックの指示を行う指示部材(実施形態ではBETボタン27)をパチスロ10に設けることで、動作チェックを簡単に行わせることができる。また、指示部材を既存部品(実施形態ではBETボタン27)で兼用することで、専用部材を設ける場合に比して管理が容易である。
【0057】
(10)第1〜第3リール15a〜15c、表示演出装置16、主基板45、副基板46などをユニット化したリールユニット17とすることで、構成上、特定の機種のパチスロにしか使用できないものと、他の機種に使用できるものとをより明確に区別した。このため、リールユニットを交換するだけで他の機種のパチスロに変更することが可能になり、貴重な資源を無駄にすることのない、環境面に配慮したパチスロを提供することが可能になる。また、パチスロをそのまま交換する場合に比べて、交換時に必要なコストを低減することも可能になり、さらには交換作業の作業効率をより向上させることが可能になる。
【0058】
(11)リールユニット17は、本体キャビネット11に対して回動自在に支持されているので、リールユニット17を本体キャビネット11外へ簡単に引き出すことができる。そのため、リールユニット17を本体キャビネット11から引き出して点検等を行う場合の作業効率も向上させることが可能になる。
【0059】
(12)リールユニット17に表示演出装置16、主基板45及び副基板46を配置しているので、これらの間の配線の長さを短くすることができ、リールユニット17を閉じる際に配線に大きな弛みが生じることも防止することができる。また、本体キャビネット11の上板とリールユニット17の上端部との間の配線の挟みこみをより効果的に防止することも可能になる。
【0060】
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 前扉12及びリールユニット17を、本体キャビネット11の右端縁側を回動軸として回動させても良い。
【0061】
・ 本体キャビネット11、前扉12、リールユニット17などの具体的な構成を変更しても良い。例えば、リールユニット17を非回動式とし、本体キャビネット11内に設置されている構成でも良い。また、主基板45、副基板46などの各電子基板の配置を変更しても良い。例えば、主基板45や副基板46が前扉12に設置されていても良いし、本体キャビネット11に設置されていても良い。また、主基板45及び副基板46の一方が前扉12に設置され、他方が本体キャビネット11に設置されていても良い。
【0062】
・ 発光体L1,L2を設ける電子基板を変更しても良い。例えば、副基板46に設けても良いし、その他の基板に設けても良い。
・ 発光体L1,L2を設ける電子基板は、リールユニット17に設置されていなくても良い。例えば、リールユニット17が回動した時であっても、本体キャビネット11内で位置を固定して設置されている電子基板でも良い。
【0063】
・ 発光体L1,L2を設ける電子基板は、リールユニット17の回動軸とは反対側に位置していても良い。
・ 発光体L1,L2は横方向に並設させる場合に限らず、縦方向や斜め方向に並設させても良い。
【0064】
・ 発光体L1と発光体L2の間に配置する抑止部材は、例えば基板ケースと一体的に成形された壁部でも良いし、コネクタ以外の電子部品でも良い。
・ 隣り合う発光体L1,L2において、一方の発光体の光が他の発光体に及ぼす影響が小さい場合(無視できる程度)であれば、発光体L1と発光体L2との間に抑止部材を配置しなくても良い。
【0065】
・ 発光体L1,L2は、発光した時にパチスロ10の正面へ向かって光が照射されない位置に設ければ良い。例えば、前扉12の裏面に配置して本体キャビネット11に向かって光を照射させて良いし、リールユニット17の右側方に配置して本体キャビネット11の右側の壁部に向かって光を照射させても良い。また、リールユニット17の後方に配置して本体キャビネット11の後側の壁部に向かって光を照射させても良い。
【0066】
・ 発光体L1,L2の個数を変更しても良い。例えば、有利遊技状態の種類数よりも少ない個数の発光体を設け、発光体の発光態様などによって複数種類のAT遊技状態を報知させても良い。具体的に例示すると、2種類の有利遊技状態を報知させる場合に1個の発光体を設け、その発光体の発光間隔などを異ならせる制御によって報知する有利遊技状態の種類を異ならせても良い。また、その他の例示として、3種類の有利遊技状態を報知させる場合に、2個の発光体を設け、第1の有利遊技状態は1個の発光体を発光させ、第2の有利遊技状態は別の1個の発光体を発光させ、第3の有利遊技状態は両方の発光体を発光させることによって報知する有利遊技状態の種類を異ならせても良い。すなわち、発光体は、有利遊技状態の数以下の個数であれば良い。
【0067】
・ 上記実施形態の有利遊技状態を他の有利遊技状態としても良い。例えば、ART(アシストリプレイタイム)遊技状態としても良い。発光体L1,L2は、主基板45が外部出力端子板49を通じて外部に出力しない情報を報知する手段として採用することが好ましい。特に、副基板46で管理する遊技状態などを報知する手段として採用すると良い。
【0068】
・ 上記実施形態は、遊技媒体として遊技球(パチンコ球)を用いる回胴式遊技機に具体化しても良い。また、上記実施形態は、パチンコ遊技機に具体化しても良い。パチンコ遊技機に具体化する場合の有利遊技状態は、例えば大当りの抽選確率状態が高確率抽選状態である可能性が高いことを示唆する演出モードや、特定の演出の出現率が向上する演出モードなどとし、これらの演出モードへ移行した際に副基板に設けた発光体L1,L2を発光させても良い。
【0069】
・ 動作チェックの指示を行う指示部材は、前扉12に設けられていても良いし、本体キャビネット11に設けられていても良い。例えば、本体キャビネット11の設定器48の操作によって動作チェックを指示するようにしても良い。また、指示部材は、BETボタン27のように他の機能を兼用する電子機器でも良いし、動作チェックの指示を行う専用の電子機器でも良い。なお、指示部材は、BETボタン27に代えて他の電子機器でも良い。
【0070】
・ また、指示部材は、遊技場の従業員が携帯する機器、例えばリモートコントローラでも良い。なお、リモートコントローラは、本体キャビネット11内に収納されていても良い。このような指示部材を採用する場合は、本体キャビネット11又は前扉12の何れかに、リモートコントローラの発信信号を受信する受信部を設置し、その受信部を主基板45に接続する。
【0071】
・ また、実施形態のように中継基板47に発光体L1,L2を設ける場合、指示受け部を副基板46としても良い。
・ 発光体L1,L2を有する場合において、動作チェックの機能を搭載しなくても良い。
【0072】
以下、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を追記する。
(イ)発光体は、機材収容体の構成部品に向けて光を照射可能である。
(ロ)人的操作に基づく発光体の動作チェックの指示を受ける指示受け部と、動作チェックの指示を受けて発光体を発光させるチェック部と、を備える。
【0073】
(ハ)前扉又は機材収容体には、指示受け部に動作チェックの指示を行う指示部材が設けられている。
【符号の説明】
【0074】
10…パチンコ式スロットマシン、11…本体キャビネット、11L…側壁、12…前扉、14…図柄、15a…第1リール、15b…第2リール、15c…第3リール、17…リールユニット、27…BETボタン、29…ストップボタン、29a…第1ストップボタン、29b…第2ストップボタン、29c…第3ストップボタン、45…主基板、46…副基板、47…中継基板、49…外部出力端子板、57…コネクタ、L1,L2…発光体、P1,P2…受光部材。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9