特許第6178338号(P6178338)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6178338関連する投稿および入力要素を含むスポンサ記事ユニットの生成
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6178338
(24)【登録日】2017年7月21日
(45)【発行日】2017年8月9日
(54)【発明の名称】関連する投稿および入力要素を含むスポンサ記事ユニットの生成
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/00 20120101AFI20170731BHJP
   G06F 13/00 20060101ALI20170731BHJP
【FI】
   G06Q50/00 300
   G06F13/00 650A
   G06F13/00 540P
【請求項の数】23
【全頁数】18
(21)【出願番号】特願2014-552269(P2014-552269)
(86)(22)【出願日】2013年1月9日
(65)【公表番号】特表2015-505109(P2015-505109A)
(43)【公表日】2015年2月16日
(86)【国際出願番号】US2013020880
(87)【国際公開番号】WO2013106467
(87)【国際公開日】20130718
【審査請求日】2016年1月8日
(31)【優先権主張番号】13/348,489
(32)【優先日】2012年1月11日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】508178054
【氏名又は名称】フェイスブック,インク.
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(72)【発明者】
【氏名】アダムス、ポール
(72)【発明者】
【氏名】パイ、キャロル チア−ファン
【審査官】 田付 徳雄
(56)【参考文献】
【文献】 特表2011−503701(JP,A)
【文献】 特開2007−141051(JP,A)
【文献】 特開2011−191911(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/125846(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 − 99/00
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソーシャルネットワーキングシステムの1以上のコンピューティングデバイスが、スポンサ記事ユニットを生成するために複数の記事リクエストを複数の広告主から受信する工程であって、各記事リクエストは、前記広告主によって指定されており、閲覧ユーザつながっているユーザによって実行された、前記広告主に関連付けられているソーシャルネットワーキングシステムにおける既存のオブジェクトとの対話の種類の定義を含む工程と、
前記コンピューティングデバイスが、複数の対話を特定する工程であって、各対話は、前記閲覧ユーザとつながっているユーザによって実行される工程と、
前記コンピューティングデバイスが、前記複数の記事リクエストから記事リクエストを選択する工程であって、選択された該記事リクエストは、前記閲覧ユーザにつながっている前記ユーザによって実行された、特定された前記複数の対話のうちの少なくとも1つに対応する対話の種類を指定する工程と、
前記コンピューティングデバイスが、前記ソーシャルネットワーキングシステムにおいて1または複数の投稿を特定する工程であって、特定された各投稿は、選択された前記記事リクエストにおいて指定された対話の種類に対応する、前記閲覧ユーザにつながっている前記ユーザによって実行された識別された前記複数の対話のうちの少なくとも1つの対話に伴われる前記ソーシャルネットワーキングシステムにおける前記既存のオブジェクトとつながりを有する工程と、
前記コンピューティングデバイスが、前記1または複数の投稿から少なくとも1つの投稿を選択する工程と、
前記コンピューティングデバイスが、(1)前記閲覧ユーザにつながっている前記ユーザによって実行された前記少なくとも1つの対話を記述するコンテンツと(2)選択された前記少なくとも1つの投稿からのコンテンツとを含むスポンサ記事ユニットを、選択された前記記事リクエストに基づいて生成する工程と、
前記コンピューティングデバイスが、前記閲覧ユーザに表示するための前記スポンサ記事ユニットを提供する工程とを含む方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つの投稿と前記ソーシャルネットワーキングシステムにおける既存の
オブジェクトとの間の前記つながりは、該ソーシャルネットワーキングシステムにおける既存のオブジェクトについて投稿されている前記少なくとも1つの投稿を通じて以前に形成されたつながりである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
選択された前記少なくとも1つの投稿は、選択された前記記事リクエストに指定された対話の種類に対応する少なくとも1つの対話を実行したユーザとは異なるユーザによって提供される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
選択された前記少なくとも1つの投稿を提供したユーザは、前記閲覧ユーザとつながっていない、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記スポンサ記事ユニットは、前記閲覧ユーザからの情報を受信するための入力要素をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記コンピューティングデバイスが、前記入力要素を通じて前記閲覧ユーザから情報を受信する工程と、
前記コンピューティングデバイスが、前記閲覧ユーザとつながっているユーザに表示するための別のスポンサ記事ユニットを提供する工程であって、該別のスポンサ記事ユニットは、該閲覧ユーザから前記入力要素を通じて受信した該情報に少なくとも一部が基づいて提供される工程とをさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記別のスポンサ記事ユニットは(1)前記入力要素による前記閲覧ユーザの対話を記述するコンテンツと(2)前記入力要素を通じて受信された情報とを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記コンピューティングデバイスが、前記記事リクエストを選択する工程は、
前記複数の記事リクエストの各々に対して、広告主によって提供される入札価格と前記閲覧ユーザが前記記事リクエストに対応するスポンサ記事ユニットに関る推定確率とに基づいて前記記事リクエストの期待値を決定する工程と、
前記コンピューティングデバイスが、前記複数の記事リクエストのうち最も高い期待値を有する記事リクエストを選択する工程とを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記閲覧ユーザが所定の記事リクエストに対応するスポンサ記事ユニットに関る推定確率は、前記閲覧ユーザとつながっているユーザが前記所定の記事リクエストにおいて指定されている対話の種類の対話を実行した、前記所定の記事リクエストに対応する、前記ソーシャルネットワーキングシステムにおける既存のオブジェクトに対する前記閲覧ユーザの親近感に基いて決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
1以上のコンピューティングデバイスが、ソーシャルネットワーキングシステムにおいて閲覧ユーザとつながっている1または複数のユーザを特定する工程と、
前記コンピューティングデバイスが、特定された前記1または複数のユーザが対話を行った前記ソーシャルネットワーキングシステムにおける複数の既存のオブジェクトを特定する工程であって、前記対話は、広告主が提供した1または複数の対応するスポンサ記事リクエストにおいて広告主によって指定された種類を有する対話である工程と、
前記コンピューティングデバイスが、記ソーシャルネットワーキングシステムにおける複数の既存のオブジェクトから、広告主が提供したスポンサ記事リクエストに対応する前記ソーシャルネットワーキングシステムにおける既存のオブジェクトを選択する工程であって、前記選択は、前記ソーシャルネットワーキングシステムにおける前記既存のオブジェクトに対する前記閲覧ユーザの親近感と、前記広告主が提供したスポンサ記事リクエストにおける金銭的入札とに基づく工程と、
前記コンピューティングデバイスが、選択された前記ソーシャルネットワーキングシステムにおける既存のオブジェクトに関連付けられた前記ソーシャルネットワーキングシステムにおける1または複数の関連する投稿を特定する工程と、
前記コンピューティングデバイスが、特定された前記1または複数の関連する投稿のうち少なくとも1つを選択する、投稿選択工程と、
前記コンピューティングデバイスが、(1)前記閲覧ユーザとつながっている前記ソーシャルネットワーキングシステムのユーザと選択された前記ソーシャルネットワーキングシステムにおける前記既存のオブジェクトとの間の対話を記述するコンテンツと(2)選択された前記少なくとも1つの特定された関連する投稿について記述するコンテンツとを含むスポンサ記事ユニットを生成する工程と、
前記コンピューティングデバイスが、前記閲覧ユーザに表示するための前記スポンサ記事ユニットを提供する工程とを含む方法。
【請求項11】
前記投稿選択工程は、前記ソーシャルネットワーキングシステムにおける前記既存のオブジェクトに対して最近に発行された投稿を選択する工程を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記投稿選択工程は、特定された前記1または複数の関連する投稿の少なくとも1つの各投稿に対してユーザエンゲージメント値を決定する工程と、
最も高いユーザエンゲージメント値を有する投稿を選択する工程とを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
投稿に対してユーザエンゲージメント値を決定することは、前記ソーシャルネットワーキングシステムのユーザが前記投稿と対話をした回数に少なくとも一部が基づいている、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
投稿に対してユーザエンゲージメント値を決定することは、前記ソーシャルネットワーキングシステムのユーザによって提供される前記投稿に対する品質評価に少なくとも一部が基づいている、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記投稿選択工程は、
前記1または複数の関連する投稿のうち少なくとも1つに対する友達係数を決定する工程であって、該友達係数は、前記閲覧ユーザと前記1または複数の関連する投稿の少なくとも1つを生成した1または複数のユーザとの間の対話回数に少なくとも一部が基づいている工程と、
最も高い友達係数を有すると判断される1つの投稿を選択する工程とを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
前記投稿選択工程は、
投稿内のコンテンツと前記閲覧ユーザのユーザプロファイル内のコンテンツとの間の一致を特定する工程と、
前記一致に少なくとも一部が基づいて前記投稿を選択する工程とを含む、請求項10に記載の方法。
【請求項17】
前記一致は完全なテキスト一致またはコンセプト一致の少なくとも1つである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
1以上のコンピューティングデバイスが、ソーシャルネットワーキングシステムにおいて実行される少なくとも1つの対話を選択する工程であって、該少なくとも1つの対話は、閲覧ユーザとつながっている少なくとも1つのユーザによって、ソーシャルネットワー
キングシステムにおける既存のオブジェクトについて実行され、前記少なくとも1つの対話は、広告主が提供したスポンサ記事リクエストにおいて広告主によって指定された種類を有する対話である工程と、
前記コンピューティングデバイスが、前記ソーシャルネットワーキングシステムにおける前記既存のオブジェクトに対して投稿された前記ソーシャルネットワーキングシステムにおける1または複数のコンテンツアイテムを選択する工程と、
前記コンピューティングデバイスが、(1)前記少なくとも1つの対話について記述するコンテンツと(2)選択された前記1または複数のコンテンツアイテムとを含むスポンサ記事ユニットを生成する工程と、
前記閲覧ユーザに表示するための前記スポンサ記事ユニットを提供する工程とを含む方法。
【請求項19】
前記スポンサ記事ユニットは、前記閲覧ユーザからの入力を受信するための入力要素をさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記コンピューティングデバイスが、前記入力要素を通じて前記閲覧ユーザから入力を受信する工程と、
前記コンピューティングデバイスが、前記入力の受信に応答して前記ソーシャルネットワーキングシステムにおける前記既存のオブジェクトに入力を投稿する工程とをさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記1または複数のコンテンツアイテムを選択することは、前記ソーシャルネットワーキングシステムにおける前記既存のオブジェクトに最近に発行されたコンテンツアイテムを選択する工程を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記1または複数のコンテンツアイテムを選択することは、
1組のコンテンツアイテムの各々に対してユーザエンゲージメント値を決定する工程であって、ユーザエンゲージメント値の決定は、前記ソーシャルネットワーキングシステムのユーザがコンテンツアイテムと対話をした回数に少なくとも一部が基づいている工程と、
最も高いユーザエンゲージメント値を有する組からコンテンツアイテムを選択する工程とを含む、請求項18に記載の方法。
【請求項23】
前記ソーシャルネットワーキングオブジェクトを選択することは、前記ソーシャルネットワーキングオブジェクトに対する前記閲覧ユーザの親近感と、前記スポンサ記事リクエストにおいて指定された入札価格とに基づく、請求項1に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、ソーシャルネットワーキングに関し、より具体的には、関連する投稿および任意の入力要素を含むスポンサ記事ユニットの生成に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザ(人、企業、および他のエンティティを含む)間のつながりを追跡し、つながることを可能にするソーシャルネットワーク、またはソーシャルユーティリティが、近年広く行き渡ってきている。特に、ソーシャルネットワーキングシステムにより、ユーザはより効率的に情報を通信できる。例えば、ユーザは、連絡先、経歴情報、職業情報、趣味、および/または、他のユーザ固有の情報を、ソーシャルネットワーキングシステム上のユーザに関連付けられた場所に投稿できる。次いで、他のユーザは、ユーザプロファイルを閲覧することによって、または固有のデータを含むプロファイルを取り出すことによって、投稿されたデータを閲覧できる。ソーシャルネットワーキングシステムにより、ユーザはまた、自分自身を他のユーザに関連付けることができ、そのためソーシャルネットワーキングシステムのユーザ間でつながりの網を作成できる。ユーザ間のこうしたつながりは、ソーシャルネットワーキングシステムにより活用され、ユーザ自身が宣言した関心を考慮してそれぞれのユーザに、より関連する情報を提供できる。
【0003】
ソーシャルネットワーキングシステムは、一般に、各ユーザに最も関連がありそうなコンテンツにユーザをそれぞれつなげるためのシステムを取り入れている。例えば、ユーザは、地理的な場所、雇用者、職種、年齢、音楽の好み、興味、または、他の属性などの、ユーザプロファイルにある1または複数の共通する属性に応じて、グループ化される場合がある。ソーシャルネットワーキングシステムのユーザまたはユーザ以外の者は、次いで、これらのグループを使用して、あるグループに特別に関心がありそうな情報がそのグループに通信されるように、情報配信をカスタマイズしたり情報配信にターゲットを定めたりすることができる。
【0004】
広告主は、メンバーに関するこの情報を活用して、広告に最も整合する関心を有するメンバーに広告のターゲットを定める試みをしてきた。例えば、ソーシャルネットワーキングシステムは、そのメンバーのソーシャルネットワーキングシステムのプロファイルにバンド演奏をすることについての親和性を含めているメンバーや、バンドが演奏される可能性のあるコンサート会場の近くに住んでいるメンバーに、コンサートのバナー広告を表示する場合がある。しかし、こうした試みは、多くの他の状況にあるターゲット広告と何ら変わらない。広告主は、広告、広告製品、またはブランドとのユーザの関りを増加させる意味のある方法で、ソーシャルネットワーキングシステムのメンバー間の関連性およびつながりをまだ活用できないでいる。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1】本発明の一実施形態に応じた、スポンサ記事ユニットを生成する工程を示す概略図。
図2A】本発明の一実施形態によるソーシャルネットワーキングシステムの操作に適したシステム環境を示すハイレベルブロック図。
図2B】本発明の一実施形態によるソーシャルネットワーキングシステムのさまざまな構成要素のブロック図。
図3】本発明の一実施形態によるスポンサ記事ユニットの例を示す図。
図4】本発明の一実施形態に応じた、ソーシャルネットワーキングシステムのユーザにスポンサ記事ユニットを提供するプロセスのフローチャートを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本発明の実施形態は、閲覧ユーザにスポンサ記事ユニットを提供し、ここでは、スポンサ記事ユニットは、スポンサ記事および1または複数の関連する投稿を含んでいる。スポンサ記事は、閲覧ユーザとつながっているユーザとソーシャルネットワーキングオブジェクトとの間での対話を記述できる。例えば、ある閲覧ユーザが、ある会社のファンページを「好き」と表明した別のユーザとつながっている場合には、その閲覧ユーザに提供されるスポンサ記事ユニットは、他のユーザがそのページを「好き」と表明したことを示すスポンサ記事を含むことができる。スポンサ記事ユニットの1または複数の関連する投稿は、他のユーザが対話をしたソーシャルネットワーキングオブジェクトに関連付けられたコンテンツを含むことができる。前述の例を参照すると、スポンサ記事ユニットは、ユーザが以前にそのファンページに投稿したコメントまたはレビューをさらに含むことができる。スポンサ記事ユニットは、任意に、閲覧ユーザがそれにより対話をすることのできる入力要素をさらに含むことができる。閲覧ユーザは、その入力要素を使用して、例えば、記事についての意見について議論するコメントを提供できる。
【0007】
実施形態は、スポンサ記事ユニットに関連する複数の投稿および入力要素を含めることによって、記事の有効性を改善できる。より具体的には、関連する投稿は、スポンサ記事ユニットに含まれているスポンサ記事の理由、および/または、スポンサ記事の背景を提供できる。場合によって含まれている入力要素は、閲覧ユーザがスポンサ記事ユニットと対話ができる追加の手段をさらに提供できる。関連する投稿および入力要素の提供に際し、閲覧ユーザは、スポンサ記事ユニットにより一層興味を持つこと、および/または、スポンサ記事ユニットとより一層対話をすることができる。入力要素を通じて受信される情報は、さらに、スポンサ記事ユニットをウイルスのように散布できる。より具体的には、その情報を活用して、対応するスポンサ記事ユニットを閲覧ユーザとつながっているユーザに提供できる。
【0008】
一実施形態では、ソーシャルネットワーキングシステムは、閲覧ユーザがスポンサ記事ユニットで提供されるコンテンツ(例えば、ウェブページ)をリクエストする場合に、閲覧ユーザに表示するためのスポンサ記事ユニットを生成する。そのコンテンツリクエストを受信後、ソーシャルネットワーキングシステムは、閲覧ユーザの友達によって実行される1または複数の対話を特定する。ソーシャルネットワーキングシステムは、次いで、スポンサ記事ユニットの基盤としての役割を担う記事リクエストを選択する。ここでは、記事リクエストは、閲覧ユーザの友達のうちの少なくとも1つによって実行される対話に対応する対話を指定する。記事リクエストは、例えば、広告主から以前に受信した1組の記事リクエストから選択され得る。記事リクエストを選択すると、ソーシャルネットワーキングシステムは、1または複数の候補となる投稿を特定する。ここでは、各候補となる投稿は、選択された記事リクエストによって指定された対話に伴われるソーシャルネットワーキングオブジェクトに関連付けられている。例えば、選択された記事リクエストは、ある特定の企業のファンページに伴う対話を指定できる。1または複数の特定される候補となる投稿は、そのファンページに投稿されるコメント、レビュー、記述などであってもよい。候補となる投稿を特定した後、ソーシャルネットワーキングシステムは、スポンサ記事ユニットにおいてフィーチャとされる少なくとも1つの候補となる投稿を選択する。スポンサ記事ユニットは、テキストボックス、ドロップダウンメニューなどの入力要素をさらに含むことができる。入力要素によって、ユーザはスポンサ記事ユニットと対話をすることができる。
【0009】
上記発明の概要および以下の詳細な説明に記載した特徴および利点は、包括的なものではない。本出願の図面、明細書、および特許請求の範囲を考慮して、多くの別の特徴および利点が、当業者には明らかであろう。
【0010】
図は、例示だけの目的で本発明のさまざまな実施形態を描写したものである。本明細書に示される構成および方法の代替実施形態が、本明細書に記載の本発明の原理から逸脱することなく利用できることが、以下の説明から当業者には容易に認識されるであろう。
【0011】
概要
ソーシャルネットワーキングシステムは、そのユーザに、このシステムの他のユーザとの通信および対話をする能力を提供する。利用に際し、ユーザはソーシャルネットワーキングシステムに参加し、次いで、つながりを希望する任意の他のユーザとのつながりを追加する。本明細書で使用される、「友達」という用語は、システムを通じてユーザがつながり、関連性、または関係を形成した任意の他のユーザを参照する。つながりは、ユーザによって明示的に追加できる。例えば、つながりは、ユーザがある特定の他のユーザを友達として選択することによって、あるいは、ユーザの共通した特徴(例えば、同じ教育機関の同窓生であるユーザ)に基づいて、ソーシャルネットワーキングサイトにより自動的に作成できる。ソーシャルネットワーキングシステムにおけるつながりは、必須ではないが、通常は双方向であるため、「ユーザ」および「友達」という用語は、見解に依存する。例えば、ボブ(Bob)とジョー(Joe)が共にユーザであり、お互いがシステムにおいてつながっている場合には、ボブ(Bob)とジョー(Joe)はまた、それぞれの友達である。ユーザ間のつながりは、直接のつながりであってよく、ソーシャルネットワーキングシステムのいくつかの実施形態では、1または複数のつながりレベルによって間接的なつながりであってもよい。また友達という用語は、実生活における実際の友達である必要はなく、(それは、一般に、ユーザの1つが企業または他のエンティティである場合であろう)、それは、ソーシャルネットワーキングシステムにおけるつながりを単に暗示したものである。
【0012】
他のユーザとの対話に加えて、ソーシャルネットワーキングシステムは、システムによって支援されるさまざまな種類のソーシャルネットワーキングオブジェクトと対話する能力をユーザに提供する。ソーシャルネットワーキングオブジクトは、これらに限定されないが、プロファイル、アプリケーション(例えば、ソーシャルネットワーキングシステム内でプレイできるゲーム)、イベント(例えば、ユーザが参加できるコンサートの代表的なページ)、グループ(例えば、ユーザが属することができるページ)、エンティティベースのページもしくはハブ(例えば、ソーシャルネットワーキングシステム上のある特定のエンティティの存在を構成するページ)、ユーザに関連する場所(例えば、「米国カリフォルニア州パロアルト」)、広告(例えば、広告コンテンツを含むページ)、ユーザが生成したコンテンツアイテム(例えば、ユーザの投稿)、物理的もしくはデジタル的なアイテムの表現、コンセプトなどのさまざまな物事を表現できる。ユーザは、オブジェクトと関連付けることによって、またはそのオブジェクトと対話することによって、ソーシャルネットワーキングオブジェクトと対話をすることができる。例えば、ユーザは、あるグループへ参加すること、あるイベントへ出席すること、ある場所にチェックインすること、ある組織のファンページのファンになること、ファンページを「好き」と表明すること、ファンページへ投稿することなどによって、オブジェクトと対話を行うことができる。これらは、ソーシャルネットワーキングシステム内でユーザがアクションを行うことができるオブジェクトのいくつかの例にすぎず、多くの他の例も可能である。ユーザの対話は、ユーザが生成したコンテンツのアイテムを含むこともできる。例えば、ユーザは、ページに投稿することによって、ある会社のファンページと対話ができる。投稿は、その会社の製品に関するユーザの意見を提供するユーザが生成したコメントを含むことができる。
【0013】
一実施形態では、ソーシャルネットワーキングシステムは、閲覧ユーザに表示するためのスポンサ記事ユニットを提供する。スポンサ記事ユニットは、スポンサ記事を含むことができる。含められたスポンサ記事は、その閲覧ユーザの1または複数の友達とソーシャ
ルネットワーキングオブジェクトとの間の対話を記述できる。例えば、スポンサ記事は、閲覧ユーザのある友達が、テキストまたは媒体をそのオブジェクトと関連付けされたあるソーシャルネットワーキングオブジェクトを「好き」と表明し、そのオブジェクトにコメントし、そのオブジェクトをレビューし、そのオブジェクトに関する質問をし、および/または、類似のことをしたことを報告できる。
【0014】
スポンサ記事ユニットは、スポンサ記事によって記載される対話を伴うソーシャルネットワーキングオブジェクトと関連付けられた少なくとも1つの投稿を追加的に含むことができる。例えば、閲覧ユーザの友達がある会社のファンページを「好き」と表明することがある。そのファンページに関連する投稿は、そのページに関連するコメントであってもよい。投稿は任意の適切な方法でソーシャルネットワーキングオブジェクトと関連付けされるようになる。例えば、投稿は、オブジェクトに投稿されることによって、または別の方法でオブジェクトとつなげられることによって、ソーシャルネットワーキングオブジェクトと関連付けされるようになる。例えば、ユーザは、ファンページに投稿を発行することによって、投稿を会社のファンページに関連付けできる。投稿はさらに、ソーシャルネットワーキングシステムが支援する任意の種類にできる。例えば、投稿は、コメント、ノート、状況の更新、質問、レビュー、ページもしくはプロファイルのコンテンツ(例えば、べージの「情報について」、ページにアップロードされる媒体など)、一般的な投稿(例えば、テキストや媒体などの一般的な投稿)、および/または、同様なものであってもよい。投稿は追加的に、テキスト、画像、ビデオ、オーディオ、リンク、アプリケーション、および/または、同様なものなどの、任意の適切な種類のコンテンツを含むことができる。例えば、投稿は、テキストベースのコメント、製品のオーディオによる説明、製品を実演するビデオクリップなどを含むことができる。
【0015】
スポンサ記事ユニットに含まれる投稿は、ソーシャルネットワーキングシステムの任意のユーザによってさらに生成される。例えば、投稿は、スポンサ記事によって対話が報告される閲覧ユーザの友達によって、または、閲覧ユーザの別の友達、閲覧ユーザと友達でないユーザ、広告主、ソーシャルネットワーキングオブジェクトを所有もしくは管理するエンティティなどの他のユーザによって、生成される。例えば、スポンサ記事は、閲覧ユーザの友達がある特定のオンライン小売業者のファンページを「好き」と表明したことを示す情報を含むことができる。スポンサ記事ユニットは、閲覧ユーザの異なる友達が投稿するファンページへのコメント、閲覧ユーザの友達でないユーザが投稿するコメント、オンライン小売業者がアップロードするビデオクリップを含むことができる。
【0016】
スポンサ記事ユニットに関連する投稿を含めることによって、ソーシャルネットワーキングシステムは、オブジェクトとの友達の対話の理由および/または背景を閲覧ユーザがよりよく理解できることを可能にする。例えば、ユーザの友達がある自動車会社のファンページを「好き」と表明する可能性がある。他のユーザのコメントを含めることによって、スポンサ記事ユニットは、友達がそのページを「好き」と表明する可能性のある理由を、閲覧ユーザによりよく通知できるようになる。そうすることで、閲覧ユーザはそのスポンサ記事ユニットにさらに興味を持つようになり、そのスポンサ記事ユニットとの対話がさらに増加する可能性がある。
【0017】
一実施形態では、スポンサ記事ユニットはさらに、これにより閲覧ユーザが対話をすることができる入力要素を含むことができる。特に、入力要素は、閲覧ユーザがスポンサ記事ユニットにコメントおよび/または他のコンテンツを投稿できる手段を提供できる。閲覧ユーザが入力要素を通じてスポンサ記事ユニットと対話をすることができるようにすることで、ソーシャルネットワーキングシステムは、閲覧ユーザがスポンサ記事ユニットに関る可能性を高めることができる。加えて、入力要素を通じてキャプチャされる対話は、スポンサ記事ユニットを他のユーザにウイルスのように分散させるのに使用できる。より
具体的には、スポンサ記事ユニットの入力要素との閲覧ユーザの対話は、スポンサ記事ユニットにおいて、閲覧ユーザの友達に報告され得る。したがって、スポンサ記事ユニットにおいて提示される入力要素と対話をする閲覧ユーザの友達は、スポンサ記事ユニットにおいて彼らの友達などに報告される対話をすることができる。
【0018】
図1は、スポンサ記事ユニット190を生成するプロセスを示す。プロセスは、選択エンジン175が、スポンサ記事ユニットが提示されるコンテンツ(例えばウェブページ)に対するリクエスト165を閲覧ユーザ110から受信することによって開始される。コンテンツリクエストを受信すると、選択エンジン175は、スポンサ記事ユニットの基盤としての役割を担う記事リクエスト170を選択する。選択された記事リクエスト170は、1または複数の広告主から受信した1組の記事リクエストから選択され、ここでは、それぞれの記事リクエストは、スポンサ記事ユニットにおいてフィーチャとされる対話(例えば、「好き」と表明する対話、「話題にしている」対話、コメント投稿など)を指定する。ある特定の記事リクエストを選択するために、選択エンジン175は、その組におけるそれぞれの記事リクエストに対して、その閲覧ユーザの1または複数の友達120が記事リクエストに指定される対話を実行したか否かを判断する。
【0019】
この判断に基づいて、選択エンジン175は、スポンサ記事ユニットの基盤としての役割を担うある特定の記事リクエスト170を選択し、ここでは、その選択された記事リクエストは、その閲覧ユーザの1または複数の友達120が実行した対話を指定する。例えば、ある特定の記事リクエスト170は、スポンサ記事ユニット190がオブジェクト130cを伴う、「好き」と表明する種類の対話をフィーチャとすることを要求する場合がある。その閲覧ユーザの友達120bは、オブジェクト130cを「好き」と表明したため、選択エンジン175は、スポンサ記事ユニット190に対して基盤としての役割を担うように特定の記事リクエスト170を選択できる。
【0020】
選択に引き続いて、記事生成エンジン180は、1または複数の候補となる投稿124を特定する。候補となる投稿124は、選択された記事リクエストによって指定された対話に伴われるオブジェクト130とそれぞれ関連付けられる。候補となる投稿124は、例えば、その投稿が以前にそのオブジェクトに投稿された投稿であれば、そのオブジェクト130と関連付けられてもよい。候補となる投稿は、閲覧ユーザ110の友達120によって生成される必要がないことを理解されたい。説明として、閲覧ユーザ110とつながっていないユーザ122によって生成された投稿であるが、投稿124bが候補となり得る。1または複数の候補の投稿124を特定した後、記事生成エンジン180は、スポンサ記事ユニット190に含まれる少なくとも1つの投稿を選択する。記事生成エンジン180は、その後、スポンサ記事ユニット190を生成し、これは指定された対話(すなわちスポンサ記事)の記述および選択された少なくとも1つの候補の投稿を含んでいる。生成されたスポンサ記事ユニット190は、任意に、閲覧ユーザ110がその記事と対話をできるようにするための入力要素を含んでもよい。
【0021】
システムアーキテクチャ
図2Aは、ソーシャルネットワーキングシステム100の操作に適したシステム環境を示すハイレベルブロック図である。システム環境は、1または複数のクライアントデバイス202、1または複数のサードパーティウェブサイト203、ソーシャルネットワーキングシステム100、およびネットワーク204を含む。図2Aには、3つのクライアントデバイスおよび1つのサードパーティウェブサイトだけを図示しているが、任意の数(数100万を含む)のこれらのエンティティを含められることを理解されたい。代替構成では、システムにさまざまなエンティティを含めることもできる。
【0022】
ネットワーク204は、一般に任意のネットワークであってよく、それらに限定される
ものではないが、インターネット、モバイルネットワーク、LAN、有線もしくは無線ネットワーク、プライベートネットワーク、および/または、仮想プライベートネットワークの任意の組み合わせを含むことができる。
【0023】
クライアントデバイス202は、ネットワーク204を通じてユーザ入力を受信でき、データを送受信できる1または複数のコンピューティングデバイスを含む。例えば、クライアントデバイス202は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ(pad)、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、または、コンピューティング機能およびデータ通信能力を含む任意の他のデバイスであってもよい。クライアントデバイス202は、有線および無線の通信システムの両方を使用して、ローカルエリアおよび/または広域ネットワークの任意の組み合わせを含むことのできるネットワーク204を通じて通信するよう構成される。クライアントデバイス202は、さまざまなユーザがソーシャルネットワーキングシステム100と通信できる手段を提供できる。サードパーティウェブサイト203は、ソーシャルネットワーキングシステム100と通信するためにネットワーク204に結合される。
【0024】
ソーシャルネットワーキングシステム100は、本明細書に記載するように、ユーザが通信または互いに対話をしてコンテンツにアクセスできるようにするコンピューティングシステムを含む。一実施形態では、ソーシャルネットワーキングシステム100は、経歴、人口統計情報、および、職歴、学歴、趣味もしくは趣向、場所などの他の種類の記述情報を含む、ソーシャルネットワークのユーザを記述するユーザプロファイルを記憶する。ソーシャルネットワーキングシステム100は、さらにファンページ、イベント、グループ、広告、一般的な投稿などの他のオブジェクトを記憶する。
【0025】
図2Bは、ソーシャルネットワーキングシステム100のさまざまな構成要素のブロック図の例である。ソーシャルネットワーキングシステム100は、ウェブサーバ250、データロガー260、選択エンジン175、記事生成エンジン180、プロファイルストア205、グループストア210、イベントストア215、アプリケーションデータストア220、トランザクションストア225、プライバシデータストア230、広告ターゲット基準235、関連データストア240、対話データストア245、広告ストア246、および、記事リクエストストア247を含む。代替構成では、さまざまな構成要素をシステム100に含めることができる。
【0026】
一般に、ウェブサーバ250は、ネットワーク204を通じてソーシャルネットワーキングシステム100とリンクし、同様に1または複数のクライアントデバイス202および1または複数のサードパーティウェブサイト203にもリンクする。ウェブサーバ250は、メールサーバ、または、ソーシャルネットワーキングシステム100とクライアントデバイス202もしくはサードパーティウェブサイト203との間でメッセージを受信およびルーティングするための他のメッセージング機能を含むことができる。メッセージは、インスタントメッセージ、待ち行列型のメッセージ(例えば、電子メール)、テキストおよびSMSメッセージ、あるいは任意の他の適切なメッセージング技法であってもよい。一実施形態では、ウェブサーバ250は、コンテンツに対するユーザリクエストを受信でき、ここでは、スポンサ記事ユニットに、そのコンテンツが提供されている。それに応じて、ウェブサーバ250は、スポンサ記事ユニットに対するリクエストを選択エンジン175に送信することができる。
【0027】
データロガー260は、ソーシャルネットワーキングシステム100における通信であって、いくつかの異なる種類のソーシャルネットワーキングオブジェクトに対してユーザが行い得る異なる対話に関する通信を、ウェブサーバ250から受信できる。ソーシャルネットワーキングシステム100は、そのようなデータを任意の適切な方法で維持できる
。一実施形態では、プロファイルストア205、グループストア210、イベントストア215、アプリケーションデータストア220、トランザクションストア225、プライバシデータストア230、関連データストア240、対話データストア245、広告ストア246、および、記事リクエストストア247のそれぞれが、システム100によって維持されるソーシャルネットワーキングオブジェクトの対応する種類のインスタンスのそれぞれに対するデータを管理するためのデータ構造を記憶する。データ構造は、オブジェクトの対応する種類に適切な情報フィールドを含む。(例えば、イベントストア215は、イベントの時間および場所を含むデータ構造を包含し、一方、プロファイルストア205は、ユーザのプロファイルを記述するのに適したフィールドを有するデータ構造を包含する。)ある特定の種類の新規オブジェクトが作成される場合には、システム100は、これに対応する種類の新規のデータ構造を初期化してそれに固有なオブジェクト識別子を割り当て、必要に応じて、そのオブジェクトにデータを追加し始める。このことは、例えば、新規の記事リクエストが広告主から受信され、ここで、システム100が、記事リクエストストア247に記事リクエストの新規インスタンスを生成し、その記事リクエストに固有識別子を割り当て、リクエストされるスポンサ記事ユニットを定義する情報を有する記事リクエストを追加する場合に起こるであろう。
【0028】
選択エンジン175は、ウェブサーバ250から受信したスポンサ記事ユニットに対するリクエストに応じて、スポンサ記事ユニットの基盤としての役割を担う記事リクエストを選択する。一実施形態では、選択エンジン175は、記事リクエストストア247からいくつかの記事リクエストを取り出すことができる。記事リクエストは、広告主、広告仲介業者、および/または、同類のものから、ソーシャルネットワーキングシステム100によって以前に受信されていてもよい。それぞれの記事リクエストは、スポンサ記事ユニット中に含まれるスポンサ記事によって報告される対話を示すことができ、ここでは、その対話は、ある特定のソーシャルネットワーキングオブジェクト130を含む。例えば、記事リクエストは、スポンサ記事ユニットのスポンサ記事が、ある特定の会社のファンページを伴う「好き」と表明するという種類の対話に関する情報を含むことを指定できる。それぞれの記事リクエストは、スポンサ記事ユニットを定義するための他のパラメータを追加的に含むことができる。例えば、記事リクエストは、入力要素が含まれているか否かにかかわらず、記事に含まれる可能性のある投稿の種類(例えば、コメント、レビュー、など)、提示される任意の質問、含まれる任意の追加のコンテンツ、提示される任意の関連する広告、などに対する情報を指定できる。例えば、記事リクエストは、とりわけ、スポンサ記事ユニットにおいて質問されるある特定の質問を示してもよく、および閲覧ユーザがその質問に答えることのできるように入力要素を記事に示してもよい。
【0029】
取り出された記事リクエストに基づいて、選択エンジン175は1組の候補となる記事リクエストを特定する。特に、それぞれの記事リクエストに対して、選択エンジン175は、閲覧ユーザの友達120の少なくとも1つが記事リクエストで指定される対話を実行したか否かを判断する。閲覧ユーザの友達120が実行した対話を指定する記事リクエストは、候補となる記事リクエストと考えられる。例えば、記事リクエストが、ある特定のファンページ上で実行される「好き」と表明する対話を指定する場合がある。閲覧ユーザの友達の少なくとも1つが、特定のファンページを「好き」と表明した場合には、その記事リクエストは候補と考えられ得る。候補となる記事リクエストを特定した後、選択エンジン175はスポンサ記事ユニットの基盤となる役割を担う特定の記事リクエスト170を選択する。選択エンジン175は、任意の適切な方法で、記事リクエストを選択できる。一実施形態では、選択エンジン175は、最大の期待値を有する記事リクエストを選択する。期待値は、スポンサ記事ユニットが閲覧ユーザ110によってクリックされる推定確率で重み付けされたクリックごとのスポンサ記事ユニットに対する入札価格(広告主によって提供される)に応じて計算され得る。閲覧ユーザ110があるスポンサ記事ユニットをクリックする確率を推定するために、選択エンジン175は、対話に伴うオブジェク
ト130および/または対話を実行した友達120に対する閲覧ユーザの親近感の加重に応じて、この確率を計算する。
【0030】
記事生成エンジン180は、選択された記事リクエストに基づいてスポンサ記事ユニットを生成する。スポンサ記事ユニット190を生成するに際し、記事生成エンジン180は、1組の候補となる投稿を特定する。それぞれの候補となる投稿は、選択された記事リクエストによって指定される対話に伴われるソーシャルネットワーキングオブジェクト130に関連付けられる。例えば、選択された記事リクエスト170は、スポンサ記事ユニット190がある特定のファンページとの対話をフィーチャとすることを指定できる。したがって、同じファンページに発行されたコメントが、候補となる投稿として特定されるであろう。前述したように、候補となる投稿は、閲覧ユーザ110とつながっていないユーザを含む任意の適切なユーザによって生成され得る。
【0031】
1組の候補となる投稿を特定した後、記事生成エンジン180は、その組から1または複数の投稿を選択する。一実施形態では、記事生成エンジン180は、どれくらい前にその投稿が生成されたかに基づいて1または複数の投稿を選択する。より具体的には、記事生成エンジン180は、ソーシャルネットワーキングオブジェクト130と最近に関連付けられた投稿を選択できる。例えば、記事生成エンジン180は、ある会社のファンページへの最近のコメントを選択できる。
【0032】
別の実施形態では、記事生成エンジン180は、投稿に対するユーザエンゲージメント(ユーザの関り)値に基づいて1または複数の投稿を選択する。特に、記事生成エンジン180は、候補となる投稿において最大のユーザエンゲージメント値を有する1または複数の投稿を選択できる。所与の投稿に対するユーザエンゲージメント値は、任意の適切な方法で測定され得る。例えば、ユーザエンゲージメント値は、その投稿を閲覧したユーザ数に基づいて測定され得る。より具体的には、投稿が比較的多くの回数閲覧された場合には、その投稿は高いユーザエンゲージメント値を有すると判断できる。別の例として、ユーザエンゲージメント値は、その投稿のユーザが感知した品質に基づいて測定される。特に、投稿が比較的多数のユーザによって「好き」と表明された場合には、その投稿は高いユーザエンゲージメント値を有すると判断される。
【0033】
さらに別の実施形態では、記事生成エンジン180は、投稿に関連付けられた友達係数に基づいて1または複数の投稿を選択する。より具体的には、記事生成エンジン180は、候補となる投稿から最大の友達係数に関連している1または複数の投稿を選択できる。所与の投稿に関連する友達係数は、任意の適切な方法で測定できる。例えば、投稿に対する友達係数は、閲覧ユーザ110とその投稿を生成したユーザとの間の対話回数に基づくことができる。特に、投稿を生成したユーザが閲覧ユーザ110と対話(例えば、閲覧ユーザのプロファイルへの投稿、閲覧ユーザからのメッセージの受信、など)を比較的多くの回数行った場合には、その投稿は比較的高い友達係数に関連付けられる。
【0034】
またさらに別の実施形態では、記事生成エンジン180は、投稿のコンテンツに基づいて1または複数の投稿を選択する。一態様では、記事生成エンジン180は、投稿内のテキストと閲覧ユーザのプロファイル内のテキストとの間の一致を特定できる。例えば、投稿は、ある特定の会社の製品を参照する場合がある。閲覧ユーザのプロファイルもまた、同じ製品を参照する場合がある。その結果、記事生成エンジン180はその投稿を選択する場合がある。別の態様では、記事生成エンジン180は、投稿におけるコンセプトと閲覧ユーザのプロファイル内のコンセプトとが一致しているかを比較することができる。一例として、投稿はある特定の会社の製品を参照する場合がある。閲覧ユーザのプロファイルは、同じ製品カテゴリの異なる製品を参照する場合がある。投稿およびユーザのプロファイルの両方が同じカテゴリの製品を参照しているので、記事生成エンジン180は、そ
の投稿を選択できる。
【0035】
ある特定の投稿を選択する方法は、任意の適切な方法において組み合わされ得ることを理解されたい。例えば、1または複数の投稿を選択するに際し、記事生成エンジン180は、投稿に対するユーザエンゲージメント値および友達係数の両方を考慮できる。そのような一実施形態では、記事生成エンジン180は、1または複数の投稿を選択するに際し、選択技法を異なる重み付けまたは等しい重み付けにできる。
【0036】
記事生成エンジン180によって選択される投稿数は、任意の適切な基準に基づくことができる。例えばスポンサ記事ユニットは、例えばユーザリクエスト165および/または選択された記事リクエスト170によって示されるような、画面または空間のある種の制約を有する場合がある。そのため、記事生成エンジン180によって選択される投稿数は、スポンサ記事ユニットが任意の課せられた制約を満たすことのできる数にされ得る。一実施形態では、2つ以上の選択された投稿を関連付けすることができる。例えば、第1の選択された投稿は小売業者がそのファンページにアップロードした画像であってよい。第2の選択された投稿は、アップロードされた画像について議論しているユーザによって投稿されたコメントであってよい。
【0037】
スポンサ記事ユニット190に含まれる少なくとも1つの投稿を選択した後、記事生成エンジン180は、スポンサ記事ユニット190を生成する。生成されるスポンサ記事ユニット190は、少なくとも1つの閲覧ユーザの友達120と選択されるソーシャルネットワーキングオブジェクト130との間の特定の対話を記述するスポンサ記事を含む。例えば、スポンサ記事は、閲覧ユーザの友達120のうちの2つが、ある特定の会社のファンページを「好き」と表明したことを示す場合がある。スポンサ記事ユニットは、選択された1または複数の関連する投稿を追加的に含む。例えば、スポンサ記事ユニットは、その会社のファンページに投稿された2つの異なるコメントを含むことができる。生成されたスポンサ記事ユニット190は、選択された記事リクエストなどに指定された、少なくとも1つの友達のユーザプロファイル、質問、および/または、他のコンテンツなどにリンクする、閲覧ユーザの少なくとも1つの友達120の名前や写真などの、ソーシャルネットワーキングシステムに記憶されている追加の情報を追加的に含むことができる。
【0038】
一実施形態では、スポンサ記事ユニットは、任意に入力要素を含むことができる。入力要素により、閲覧ユーザ110はスポンサ記事ユニットと対話をすることができる。例えば、閲覧ユーザ110は入力要素を使用して、スポンサ記事ユニットについて議論するコメントを投稿できる。別の例として、閲覧ユーザ110は入力要素を使用して、スポンサ記事ユニットに記載されている自分の友達の対話(例えば「好き」の表明)にコメントすることができる。さらに別の例として、閲覧ユーザ110は入力要素を使用して、スポンサ記事ユニットに含まれる投稿に関するコメントを提供できる。例えば、閲覧ユーザ110は、スポンサ記事ユニットに含まれるユーザがアップロードした画像に関するコメントを提供できる。
【0039】
入力要素は、入力が閲覧ユーザ110から受信できるようにする任意の適切なメカニズムを含むことができる。例えば、入力要素は、テキストフィールド、1組のラジオボタン、1組のチェックボックス、ドロップダウンメニュー、1つもしくは1組のボタンなどを含むことができる。別の例として、入力要素は、音声および/または画像をユーザから受信できるメカニズムを含むことができる。例えば、入力要素は、ビデオキャプチャデバイス(例えば、カメラ)からビデオストリームを受信するメカニズムを含むことができる。
【0040】
一実施形態では、入力要素はスポンサ記事ユニット中の質問またはプロンプトと関連付けられ得る。質問またはプロンプトは、選択される記事リクエストの一部として定義され
てもよい。入力要素は、質問またはプロンプトが回答されるための手段を提供することができる。例えば、1組のラジオボタンがスポンサ記事ユニットに含まれているため、閲覧ユーザは、記事によって参照されるファンページの意見に関する質問に答えることができる。
【0041】
スポンサ記事ユニット190を生成した後、生成エンジン180は表示のために記事ユニット190を提供できる。生成されたスポンサ記事ユニット190は、ニュースフィード記事、バナー、対話型のポップアップとして、あるいは、クライアント202上実行されているソーシャルネットワーキングシステムに関連付けられたアプリケーションに関連して、閲覧ユーザ110に表示され得る。一実施形態では、生成されたスポンサ記事ユニット190は広告と対(つい)にされ得る。特に、スポンサ記事ユニット190に対して選択された記事リクエストは、ある特定の広告がスポンサ記事ユニットに表示されることを示していてもよい。その結果、生成エンジン180は広告ストア246からその示された広告を取り出すことができる。次いで、その広告はスポンサ記事ユニットと共に提示される。一実施形態では、広告およびスポンサ記事ユニットは、単一のユニットとして現れるようにフォーマットされる。別の実施形態では、広告およびスポンサ記事ユニットが同じページ上に提示されるが、単一ユニットとして現れるようにフォーマットされなくてもよい。
【0042】
一実施形態では、スポンサ記事ユニットを閲覧ユーザに提供した後、ソーシャルネットワーキングシステム100は、スポンサ記事ユニットのオプションの入力要素を通じて、閲覧ユーザ110から情報を受信できる。一実施形態では、閲覧ユーザによる入力要素との対話およびその受信された情報は、スポンサ記事ユニットにおいてフィーチャとされたソーシャルネットワーキングオブジェクトなどと関連付けられた、閲覧ユーザの友達のニュースフィードに投稿され得る。その対話および受信した情報は、ソーシャルネットワーキングシステム100のさまざまなストアに追加的に記憶され得る。その対話は、閲覧ユーザの友達に提示されるスポンサ記事の基盤として後で使用され得る。例えば、閲覧ユーザ110は、最初のスポンサ記事ユニットへコメントを提供する場合がある。その後、ソーシャルネットワーキングシステム100は、2番目のスポンサ記事ユニットを閲覧ユーザの友達の1つに提供する場合がある。2番目のスポンサ記事ユニットは、閲覧ユーザ110が最初のスポンサ記事ユニットと対話したことを示す場合がある。その友達に提示された2番目のスポンサ記事ユニットは、入力要素を通じて閲覧ユーザ110が提供したコメントを追加的に含むことができる。
【0043】
図3は、スポンサ記事ユニット190の例を示す。図3に示されるように、スポンサ記事ユニットは、スポンサ記事305、投稿310a、投稿310b、入力要素315、および、プライバシ要素320を含む。スポンサ記事305は、閲覧ユーザの友達が実行した特定の対話を示している。特に、スポンサ記事は、閲覧ユーザ110の友達120が自動車製造会社のファンページにコメントしたことを示している。スポンサ記事ユニットは、閲覧ユーザ110の友達が自動車製造会社のファンページに投稿した投稿310aを追加的に含んでいる。スポンサ記事ユニットは、自動車製造会社によってファンページに投稿された投稿310bを追加的に含んでいる。特に、投稿310bは、自動車製造会社がファンページに以前に投稿したページの画像および記述を含む。スポンサ記事ユニット190は、閲覧ユーザ110が回答することができる、入力要素315および対応する質問をさらに含んでいる。スポンサ記事ユニットはプライバシ要素320を追加的に含んでいる。プライバシ要素により、閲覧ユーザの入力要素との対話および/または入力要素を通じて提供した情報の使用を、閲覧ユーザ110が制限することができる。例えば、閲覧ユーザ110は、入力要素との対話および/または入力要素を通じて提供した情報を他のユーザに共有させないことを示すことができる。その結果、他のユーザに提示されるスポンサ記事ユニットは、入力要素を通じて閲覧ユーザ110が提供した対話および/または情
報を報告しない。
【0044】
スポンサ記事ユニットの生成方法
図4は、スポンサ記事ユニットを生成するソーシャルネットワーキングシステムにおけるプロセスの一実施形態を示す。一実施形態では、プロセスはいくつかの記事リクエストを受信する(410)。それぞれの記事リクエストは、スポンサ記事ユニットに関する特定のパラメータを定義できる。例えば、それぞれの記事リクエストは、記事に含まれるある特定の対話、入力要素が含まれるか否か、尋ねられる任意の質問などを指定する情報などを含むことができる。受信された記事リクエストは、記事リクエストストア247に記憶される。プロセスは、閲覧ユーザ110からコンテンツに対するリクエストを受信する(415)。ここでは、そのコンテンツがスポンサ記事ユニットと共に提示されている。次いで、プロセスは、1または複数のソーシャルネットワーキングオブジェクト130上で閲覧ユーザの友達が実行した1または複数の対話を特定する(420)。次いで、プロセスは、1または複数の候補となる記事リクエストを特定する(425)。特に、プロセスは、記事リクエストストア247から受信された記事リクエストを取り出す。次いで、プロセスは、それぞれの記事リクエストに対して、その閲覧ユーザの1または複数の友達120がその記事リクエストにおいて指定される対話を実行したか否かを判断する。その閲覧ユーザの1または複数の友達120が実行した対話を指定するこれらの記事リクエストは、候補となるリクエストとみなすことができる。候補となるリクエストから、プロセスは、スポンサ記事ユニットに対する基盤としての役割を担う記事リクエストを選択する(430)。
【0045】
選択に続いて、プロセスは、1または複数の候補となる投稿124を特定する(435)。候補となる投稿124は、選択された記事リクエストが指定する対話に伴われるオブジェクト130とそれぞれ関連付けされ得る。候補となる投稿は、閲覧ユーザ110の友達120によって生成される必要がないことを理解されたい。候補となる投稿のみがオブジェクト130に関連付けられる必要がある。1または複数の候補となる投稿124を特定した後、プロセスは、スポンサ記事ユニットに含まれる少なくとも1つの投稿を選択する(440)。プロセスは、任意の適切な方法で1または複数の候補となる投稿124を選択できる。例えば、プロセスは、その投稿がどれだけ最新に発行されているか、その投稿に対するユーザエンゲージメント値、その投稿に関連する友達係数、および/または、その投稿と閲覧ユーザのプロファイルとの一致に基づいて、1または複数の候補となる投稿124を選択できる。1または複数の候補となる投稿を選択した後、プロセスはスポンサ記事ユニット190を生成する(445)。そのスポンサ記事ユニットは特定の対話の記述(すなわちスポンサ記事)および選択された1または複数の候補となる投稿を含んでいる。生成されたスポンサ記事ユニット190は、任意に、閲覧ユーザ110がその記事と対話ができるようにするための入力要素を含む場合がある。スポンサ記事ユニットの生成に引き続いて、プロセスは、表示のために、閲覧ユーザ110へそのスポンサ記事ユニットを提供する(450)。
【0046】
要約
本発明の実施形態の前述の記載は、例示の目的で提示されたものであり、網羅的であること、または、開示された精密な形態に、本発明を限定する意図はない。上記開示を考慮すると、多くの変更および改変が可能であることが当業者には理解できる。
【0047】
本記載のいくつかの部分は、情報に対する操作のアルゴリズムおよび象徴的な表現の観点から本発明の実施形態を記載している。これらのアルゴリズム的な記載および表現は、他の当業者に効果的に仕事の内容を伝えるために、データ処理分野における当業者によって一般的に使用される。これらの操作は、機能的に、コンピュータ的に、または論理的に記載されているが、コンピュータプログラム、または等価な電子回路、マイクロコードな
どによって実装されることが理解できる。さらに、一般性を損うことなく、これらの操作の配列をモジュールと呼ぶことも、時には便利であることが分かっている。記載された操作およびそれらに関連するモジュールは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはその任意の組み合わせにおいて具現化される。
【0048】
本明細書で記載される任意のプロセス、操作、処理は、単独もしくは他のデバイスと組み合わせた1または複数のハードウェアまたはソフトウェアモジュールで実施もしくは実装される。一実施形態では、ソフトウェアモジュールは、コンピュータプログラムコードを含むコンピュータ可読媒体からなるコンピュータプログラムプロダクトに実装される。このコンピュータプログラムコードは、記載された任意またはすべてのプロセス、操作、処理を実施するために、コンピュータのプロセッサによって実行される。
【0049】
本発明の実施形態はまた、本明細書中の操作を実施するための装置に関連する場合がある。この装置は、要求される目的のために特別に構成されたもの、および/または、コンピュータに記憶されたコンピュータプログラムによって選択的に起動もしくは再構成される汎用コンピューティング機器を含んでいてもよい。このようなコンピュータプログラムは、有形のコンピュータ可読記憶媒体または電子的な命令を記憶するのに適した任意のタイプの媒体に記憶されてもよく、またコンピュータのシステムバスに結合されてもよい。さらに、本明細書において言及される任意のコンピュータシステムは、単一のプロセッサを含んでいても、コンピュータ能力を向上させるように設計された複数のプロセッサを用いたアーキテクチャであってもよい。
【0050】
本発明の実施形態はまた、搬送波において具現化されるコンピュータデータ信号に関連する場合がある。ここでは、コンピュータデータ信号は、本明細書で記載されるコンピュータプログラムプロダクトまたは他のデータの組み合わせの任意の実施形態を含む。コンピュータデータ信号は、有形な媒体もしくは搬送波において提示され、変調された、またはそうでなければ搬送波において符号化されたプロダクトであり、それは有形であり、任意の適切な方法に従って伝送される。
【0051】
最後に、本明細書で使用される文言は、主に、読みやすさおよび教示を目的として選択されており、本発明の主題の外延を明確にする、あるいは範囲を定めるために選択されてはいない。そのため、本発明の範囲は、この詳細な説明ではなく、本明細書に基づく出願における任意の請求項によって限定されるものとする。したがって、本発明の実施形態の開示は、添付の特許請求の範囲に記載される本発明の範囲を限定するものではなく、例示するものとする。
図1
図2A
図2B
図3
図4