(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6179111
(24)【登録日】2017年7月28日
(45)【発行日】2017年8月16日
(54)【発明の名称】CMOS積分器
(51)【国際特許分類】
H03K 4/06 20060101AFI20170807BHJP
【FI】
H03K4/06 924
【請求項の数】5
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2013-16930(P2013-16930)
(22)【出願日】2013年1月31日
(65)【公開番号】特開2014-150340(P2014-150340A)
(43)【公開日】2014年8月21日
【審査請求日】2015年12月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
(72)【発明者】
【氏名】岡田 俊
【審査官】
小林 正明
(56)【参考文献】
【文献】
特開平6−21783(JP,A)
【文献】
特開2005−260307(JP,A)
【文献】
特開2005−233698(JP,A)
【文献】
特開昭60−057722(JP,A)
【文献】
特開2013−31082(JP,A)
【文献】
特開平5−243944(JP,A)
【文献】
特開昭58−170119(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H03K 4/06
H03K 17/687
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
二つの入力信号がそれぞれ別の二つのスイッチを経由し、該二つのスイッチの出力端子が共通の抵抗の一端に接続され、前記共通の抵抗の他端はオペアンプの反転入力端子に接
続され、前記オペアンプの非反転入力端子に基準電圧が印加され、前記反転入力端子がコンデンサを経由して該オペアンプの出力端子に接続され、前記二つのスイッチはそれぞれ、集積回路チップ上でNチャンネルMOSとPチャンネルMOSとを並列接続して形成した二つのトランスファゲートで構成されるCMOS積分器であって、
前記二つのトランスファゲートにはそれぞれ、入力端子がハイインピーダンス状態であるダミーのトランスファゲートが隣設され、かつ、前記ダミーのトランスファゲートに印加する信号が前記二つのトランスファゲートに印加する信号の反転信号であり、前記ダミーのトランスファゲートの出力端子は前記二つのスイッチのトランスファゲートの出力端子が接続されている前記共通の抵抗の一端に接続されたことを特徴とするCMOS積分器。
【請求項2】
前記コンデンサにはトランスファゲートによるスイッチSW1が並列接続されたことを特徴とする請求項1に記載のCMOS積分器。
【請求項3】
前記二つのスイッチのトランスファゲートと、それに隣設された前記ダミーのトランスファゲートとは同一形状で形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のCMOS積分器。
【請求項4】
前記二つのスイッチのトランスファゲートと、それに隣設された前記ダミーのトランスファゲートとは、それぞれのゲートにD−Flip Flop回路の出力と反転出力とが接続され、クロック信号で同期し、前記D−Flip Flop回路のデータ入力信号でON、OFFすることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のCMOS積分器。
【請求項5】
前記オペアンプの非反転入力には基準電圧が印加され、ひとつの入力信号は基準電圧に信号が加算され、他の入力信号は基準電圧から信号を減算された信号であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のCMOS積分器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カップリングノイズの発生を防止したCMOS積分器に関する。
【背景技術】
【0002】
CMOS積分器は、入力信号を積分した信号を出力する回路で、CMOSで構成されている。
図4は、一般的なCMOS積分器を例示した説明図で、図(a)は回路構成、図(b)は回路動作を各信号の時間変化で示している。
【0003】
二つの入力信号Vin1、Vin2がそれぞれ別のスイッチSW2、SW3を経由し共通の抵抗Rの一端に接続され、抵抗Rの他端はオペアンプAMP1の反転入力INNに入力し、反転入力INNからコンデンサC1を経由してオペアンプAMP1の出力Voutに接続されている。コンデンサC1にはトランスファゲートによるスイッチSW1が並列接続され、オペアンプAMP1の非反転入力INPには基準電圧Vrefが印加されている。スイッチSW1は、コンデンサC1を放電するために利用され、初期化などに利用される。高抵抗を利用する場合もあるが、この場合は出力に誤差が発生する。
【0004】
このような回路構成に対し、二つの入力信号のうちのひとつの入力信号Vin1は基準電圧Vrefに信号αが加算され、他の入力信号Vin2は
基準電圧Vrefから信号αを減算された信号で、入力される。以下に回路動作を説明する。
【0005】
すべてのスイッチがOFFとした状態では、ノードAは、電気的に浮いておりハイインピーダンス状態である。スイッチSW1をONとすると、コンデンサC1が放電されると共に、出力Voutと反転入力端子INNが接続される。出力Voutは、ノードBが基準電圧Vrefとなっているので基準電圧Vrefとなる。
【0006】
つぎに、スイッチSW1をOFFとし、SW2をONとする。このタイミングをスイッチ切り替えタイミング1(T1)とする。この場合、抵抗とコンデンサに流れる電流が等しく、コンデンサの電荷qは,(C1×(Vref−Vout))であるから、
((Vref+α)−Vref)/R1=d/dt(C1×(Vref−Vout))Vrefは、時間経過に対し一定である。
よって、 d/dt(Vout)=−α/(R1C1)
信号αがパルスで、大きさが時間経過に対して一定で、T1からの経過時間をtとして、tで積分すれば、初期状態がVout=Vrefであるから、
Vout=−(α/(R1C1))t+Vref ・・・(式1)
となる。図(b)に示すように、出力電圧はVrefから減少していく。
【0007】
つぎに、スイッチSW2をOFFとし、スイッチSW3をONとする。このタイミングをスイッチ切り替えタイミング2(T2)とする。T2での出力電圧VoutをVt2=−(α/(R1C1))T2+Vrefとする。この場合、抵抗とコンデンサに流れる電流は、
((Vref−α)−Vref)/R1=d/dt(C1×(Vref−Vout))よって、 d/dt(Vout)=α/(R1C1)
同様にtで積分すれば、初期状態がT2で、Vt2であることから、
Vout=(α/(R1C1))t+Vt2−(α/(R1C1))T2
=(α/(R1C1))t−2(α/(R1C1))T2+Vref・・(式2)
となる。図(b)に示すように、出力電圧はVrefに向かって上昇していく。時間経過
tが2×T2で、Vrefとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2009−033303号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、以上のような回路構成では、スイッチング時にカップリングノイズが発生してしまう。
図5は、従来のCMOS積分器の一例で、スイッチング時のカップリングノイズ発生要因の説明図である。
図5(a)に示すスイッチSW2で説明する。
図5(c)に示すように、スイッチSW2は、NチャンネルMOSトランジスタN1と、PチャンネルMOSトランジスタP1とを並列接続したトランスファゲートとし、トランスファゲートを介して入力電圧VinをノードAに入力している。ノードAと、P1のゲートの接続されたノードINAとの間と、ノードAと、N1のゲートの接続されたノードINBとの間には、それぞれ寄生容量Cp、Cnが発生している。ノードINBには、ノードINAに印加した信号の反転した信号が印加される。
図5(b)、(c)に示すように、この状態でスイッチSW2がOFFからONに変化する場合、ノードINAに対し、Cp、ノードA、Cnを経由してノードINBに高電圧が印加される。スイッチSW2がONからOFFに変化した場合、逆にノードINBに対し、Cn、ノードA、Cpを経由してノードINAに高電圧が印加される。したがってスイッチがON、OFFに切り替わるときには、寄生容量に瞬時に高い電圧変化が起こり、カップリングノイズが発生する。このため、図(b)に示すように、ノードAには、ノイズが発生する。
【0010】
トランスファゲートはON状態では抵抗値を少なくするように設計する。このためMOSトランジスタのドレイン−ソース間のチャンネル長を短くし、チャンネル幅を広くとる必要がある。しかし、このようにすると、寄生容量は大きくなってしまう。さらに、P形半導体とN形半導体のキャリアの移動度が異なることから、トランスファゲートの抵抗の対称性をとると、チャンネル幅を異なるように設計する必要がある。このようにすると、寄生容量Cn、Cpは異なることになり、寄生容量Cn、Cpに印加する電位の逆位相から、ノイズを相殺させるようにしようとすると、抵抗を減少し、対称性を得ることと相反することとなる。
【0011】
このようなカップリングノイズにより、CMOS積分器の入力に電位ゆれが生じてしまう。
図6は、カップリングノイズ発生時のCMOS積分器の出力Voutの挙動を時間変化で示した説明図である。
図6では、
図4のスイッチ切り替えタイミング1(T1)と、スイッチ切り替えタイミング2(T2)とで発生したカップリングノイズにより、電位のゆれがノードAで発生した例を示す。この電位ゆれにより、出力が誤動作を起こしている。T1では、式1に示すとおり、カップリングノイズ無しの場合、初期状態のVrefとなるが、Vrefよりも低く出力されている。この状態で出力が減少し、T2で再びカップリングノイズがノードAで発生し、高い値にずれているが、T2での式2に示す初期状態よりも低い値となっている。
【0012】
これは、T2でのカップリングノイズが、スイッチSW3による逆相のノイズの影響で、T1でのノイズより量が減ったため、T2での式2に示す初期状態に至らなかったと考える。このようにして、カップリングノイズにより、CMOS積分器の出力に誤差が発生してしまう。
【0013】
以上のような問題に対し、
図7に示すようにノードAに安定化容量C2を追加し、ノー
ドAの電位ゆれを防ぐ手法が考えられるが、カップリングノイズを完全に防ぐ為には、大容量の安定化容量が必要となり、チップ面積が増大する。
【0014】
本発明のCMOS積分器は、このような問題を解決するもので、スイッチによる入力信号の切り替えによって発生するカップリングノイズを抑え、カップリングノイズによる出力の誤差を低減したCMOS積分器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、請求項1の発明は、
二つの入力信号がそれぞれ別の
二つのスイッチを経由
し、該二つのスイッチの出力端子が共通の抵抗の一端に接続され、
前記共通の抵抗の他端はオペアンプの反転入力
端子に接続され、前記オペアンプの非反転入力端子に基準電圧が印加され、前記反転入力
端子がコンデンサを経由して
該オペアンプの出力
端子に接続され、
前記二つのスイッチはそれぞれ、
集積回路チップ上でNチャンネルMOSとPチャンネルMOSとを並列接続
して形成した二つのトランスファゲートで構成されるCMOS積分器であって、
前記二つのトランスファゲートにはそれぞれ、
入力端子がハイインピーダンス状態であるダミーのトランスファゲートが隣設され、
かつ、前記ダミーのトランスファゲートに印加する信号が前記二つのトランスファゲートに印加する信号の反転信号であり、前記ダミーのトランスファゲートの出力端子は前記二つのスイッチのトランスファゲートの出力端子が接続されている前記共通の抵抗の一端に接続されたことを特徴とするCMOS積分器としたものである。
【0016】
本発明の請求項2の発明は、上記のCMOS積分器であって、
前記コンデンサにはトランスファゲートによるスイッチ
SW1が並列接続されたことを特徴とする請求項1に記載のCMOS積分器としたものである。
【0017】
本発明の請求項3の発明は、上記のCMOS積分器であって、
前記二つのスイッチのトランスファゲートと、それに隣
設された
前記ダミーのトランスファゲートとは同一形状で形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載のCMOS積分器としたものである。
【0018】
本発明の請求項4の発明は、上記のCMOS積分器であって、
前記二つのスイッチのトランスファゲートと、それに隣
設された
前記ダミーのトランスファゲートとは、それぞれのゲートにD−Flip Flop回路の出力と反転出力とが接続され、クロック信号で同期し、
前記D−Flip Flop回路のデータ入力信号でON、OFFすることを特徴とする請求項
1乃至3の何れか一項に記載のCMOS積分器としたものである。
【0019】
本発明の請求項5の発明は、
前記オペアンプの非反転入力には基準電圧が印加され、ひとつの入力信号は基準電圧に信号が加算され、他の入力信号は
基準電圧から信号を減算された信号であることを特徴とする請求項
1乃至4の何れか一項に記載のCMOS積分器としたものである。
【発明の効果】
【0020】
本発明のCMOS積分器は、このような構成であるので、スイッチによる入力信号の切り替えによって発生するカップリングノイズを抑え、カップリングノイズによる出力の誤差を低減したCMOS積分器とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明のCMOS積分器の一例の構成の説明図である。
【
図2】
図1のCMOS積分器の動作を説明する図である。
【
図3】本発明のCMOS積分器の他の例を示す説明図である。
【
図4】従来のCMOS積分器を例示した説明図で、図(a)は回路構成、図(b)は回路動作の説明図である。
【
図5】従来のCMOS積分器の一例で、カップリングノイズ発生要因の説明図である。
【
図6】カップリングノイズ発生時のCMOS積分器の出力を時間変化で示した説明図である。
【
図7】カップリングノイズを低減したCMOS積分器の例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下本発明を実施するための形態につき説明する。
図1は、本発明のCMOS積分器の一例の構成の説明図で、
図2は、動作を説明する図である。
【0023】
本発明のCMOS積分器は、二つの入力信号Vin1、Vin2がそれぞれ別のスイッチSW2、SW3を経由し共通の抵抗R1の一端に接続され、抵抗R1の他端はオペアンプAMP1の反転入力INNに入力し、反転入力INNからコンデンサC1を経由してオペアンプAMP1の出力Voutに接続されている。そして、二つのスイッチSW2、SW3はそれぞれ、NチャンネルMOSとPチャンネルMOSとを並列接続し、トランジスタのゲートに印加する信号SWIN1、SWIN2でON、OFFするトランスファゲートで形成された、CMOS積分器であることを前提とする。本発明のCMOS積分器は、二つのトランスファゲートにはそれぞれ、トランスファゲートに印加する信号SWIN1、SWIN2の反転信号でON、OFFするダミーのトランスファゲートで形成されたスイッチSW4、SW5が隣設され、ダミーのトランスファゲートSW4、SW5の一端が抵抗R1の一端に接続されている。スイッチSW2とスイッチSW4とは、ペアとなっている。同様にスイッチSW3とスイッチSW5とは、ペアとしている。
【0024】
このような構成から、スイッチSW2に印加される信号SWIN1が、高電圧から低電圧に変化し(
図2(a)、(b)、(c))、OFFからONに変化した場合(立ち下り)、SW2のノードINAに対し、Cp、ノードA、Cnを経由してノードINBに高電圧が印加される。同時に、スイッチSW4には信号SWIN1が反転して信号SWIN1Bが印加され、低電圧から高電圧に変化し(立ち上り)、ONからOFFに切り替わり、SW4のノードINBに対し、Cn、ノードA、Cpを経由してノードINAに高電圧が印加される。すなわち、ノードAに対して同じタイミングで、スイッチSW2では立ち下がり、スイッチSW4では立ち上がる。これにより、スイッチSW2で発生するカップリングノイズと、スイッチSW4で発生するカップリングノイズとは相互で逆相となり、キャンセルされる。スイッチSW2に印加される信号SWIN1が、低電圧から高電圧に変化し(
図2(a)、(b)、(c))、ONからOFFに変化した場合(立ち上がり)も同様にして、カップリングノイズをキャンセルできる。
【0025】
スイッチSW3も同様にして、カップリングノイズがキャンセルされる。すなわち、
スイッチSW3に印加される信号SWIN2が、SWIN1と同様に高電圧から低電圧に変化し(
図2(a)、(b)、(c))、OFFからONに変化した場合(立ち下り)、SW3のノードINAに対し、Cp、ノードA、Cnを経由してノードINBに高電圧が印加される。同時に、スイッチSW5には信号SWIN2が反転して信号SWIN2B印加され、低電圧から高電圧に変化し(立ち上り)、ONからOFFに切り替わり、SW5のノードINBに対し、Cn、ノードA、Cpを経由してノードINAに高電圧が印加される。すなわち、ノードAに対して同じタイミングで、スイッチSW3では立ち下がり、スイッチSW5では立ち上がる。これにより、スイッチSW3で発生するカップリングノイズと、スイッチSW5で発生するカップリングノイズとは相互で逆相となり、キャンセルされる。スイッチSW3に印加される信号SWIN2が、低電圧から高電圧に変化し(
図2(a)、(b)、(c))、ONからOFFに変化した場合(立ち上がり)も同様にして、カップリングノイズをキャンセルできる。
【0026】
以上のように、SWIN1とSWIN1B、SWIN2とSWIN2Bを同じタイミングで、逆位相で切替えるとノイズが±0となり、ノードAの電位ゆれが軽減される。
【0027】
なお、SWIN1BとSWIN2Bの入力電圧側はハイインピーダンスとなっている為、回路動作に影響は与えない。
【0028】
このようにして本発明のCMOS積分器は、スイッチの切り替えによるカップリングノイズを抑え、カップリングノイズによる出力の誤差を低減できる。
【0029】
ペアとなるトランスファゲートと、それに隣接されたダミーのトランスファゲートとは、同一形状でチップに形成したほうが好ましい。カップリングノイズを相互で逆相とし、キャンセルするためには、同じ特性を持ったほうが効率がよい。
【0030】
なお、スイッチの切り替えを、D−Flip Flop回路を用いて同期を取り実施することもできる。
図3は、この実施の形態の構成を示す説明図である。この場合の構成は、トランスファゲートによるスイッチSW2、スイッチSW3と、それに隣接されたダミーのトランスファゲートによるスイッチSW4、SW5とは、それぞれのゲートにD−Flip Fiop回路の出力Qと反転出力QBとを接続し、クロック信号CLK1、CLK2で同期し、D−Flip Flop回路のデータ入力信号DをそれぞれSWIN1、SWIN2として、ON、OFFすることができる。
【0031】
以上の実施の形態で示したすべての例で、オペアンプの非反転入力には基準電圧を印加し、二つの入力信号のうち、ひとつの入力信号は基準電圧に信号を加算し、他の入力信号は
基準電圧から信号を減算された信号とすることで、カップリングノイズによる出力の誤差を低減した、積分された信号を得ることができる。
【符号の説明】
【0032】
Vin1、Vin2・・・入力電圧
Vref・・・基準電圧
Vout・・・出力電圧
INP・・・非反転入力
INN・・・反転入力
VDD・・・電源電圧
VSS・・・接地
R1・・・抵抗
C1、C2・・・コンデンサ
Cn、Cp・・・寄生容量
SW1、SW2、SW3、SW4・・・スイッチ
SWIN1、SWIN2・・・ゲートに印加する信号
SWIN1B、SWIN2B・・・ゲートに印加する反転信号