【実施例】
【0018】
図1は、本発明の実施例に係る光ディスク再生装置の概略構成を示すブロック図である。光ディスク再生装置1は、ターンテーブル等に搭載された光ディスク10を回転するスピンドルモータ12、対物レンズ14や図示しない発光素子および受光素子を含み、光ディスクの記録面に光を照射し、記録面からの反射光を電気信号に変換する光学ピックアップ16、光学ピックアップ16からの電気信号を受け取るデータ読取部18、バッファ20および再生部22を含む。
【0019】
データ読取部18は、再生のためのRF信号を生成するアンプ、生成されたRF信号をディジタル信号に変換するアナログ・ディジタル変換器を含み、さらにサーボ制御等に必要なフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を生成する。
【0020】
バッファ20は、データ読取部18から出力された読取データを順次蓄積する。バッファ20は、例えば、ファーストイン・ファーストアウトでデータの読み書きが可能なFIFOメモリから構成される。データ読取部18のデータの読取速度は、光ディスク10の回転速度に依存するが、データ読取部18の読取速度が再生部22の通常再生速度よりも速いとき、すなわち、データ読取部18からバッファ20に供給される単位時間当たりのデータ量がバッファ20から再生部22へ提供される単位時間当たりのデータ量よりも大きいとき、バッファ20には、読取データが蓄積される。記憶容量の大きいバッファ20を用いれば、それだけ多くの読取データを蓄積することが可能となり、光学ピックアップ16による読取が一時的に中断しても、バッファ20に蓄積された読取データの再生が可能となり、音切れや映像飛びの発生が抑制される。
【0021】
再生部22は、バッファ20から出力された読取データを受け取り、オーディオデータおよびビデオデータの分離を行い、さらに分離されたオーディオデータおよびビデオデータのデコード等を行う。再生されたデータは、図示しない音声出力部や表示部へ提供される。
【0022】
光ディスク再生装置1はさらに、バッファ20に記憶されたデータ量を検出する検出部24、データ読取部18からのフォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を受け取り、光学ピックアップ16のトラッキングサーボおよびフォーカスサーボを行うサーボ回路26、サーボ回路26からの信号に基づきトラッキング駆動信号やフォーカス駆動信号を生成する駆動回路28、駆動回路28からのトラッキング駆動信号やフォーカス駆動信号に基づき光学ピックアップ16を駆動するアクチュエータ30、検出部24からの検出結果やトラッキングエラー信号およびフォーカスエラー信号等を受け取り、サーボ回路26やその他を制御するコントローラ32、コントローラ32からの制御に基づきスピンドルモータ12の回転速度を設定するモータ駆動部34、コントローラ32が必要とする情報やプログラム等を記憶するメモリ36を備えている。
【0023】
検出部24は、バッファ20に蓄積されたデータ残量あるいは空き容量を監視し、この結果をコントローラ32へ提供する。好ましくは、検出部24は、常時、データ残量を検出し、これをコントローラ32へ提供する。コントローラ32は、再生中であれば、バッファ20のデータ残量がオーバーフローしないように、あるいは一定のデータ残量が保たれるように、バッファ20のデータ残量に基づき光ディスク10の回転速度を制御することができる。また、後述するフォーカス引込み処理中であれば、コントローラ32は、バッファ20のデータ残量に応じたフォーカス引込み処理および/またはリカバリ処理の動作モードを実行させる。
【0024】
サーボ回路26は、サーボ制御がオン状態のとき、トラッキングエラー信号およびフォーカスエラー信号に基づきエラーがゼロとなるように駆動回路28を制御し、駆動回路28は、それに従いトラッキング駆動信号およびフォーカス駆動信号を生成し、これをアクチュエータ30へ出力する。一方、サーボ制御が外れたとき、サーボ回路26は、サーボ制御が可能となるようなサーボ引込み処理を実行する。一つの実施態様では、コントローラ32は、トラッキングエラー信号および/またはフォーカスエラー信号に基づきサーボ制御が解除されたか否かを判定し、外れたと判定された場合には、コントローラ32の制御によりサーボ回路30がサーボ引込み処理を行う。他の実施態様では、サーボ回路32自身によってサーボが解除されか否かを判定し、サーボ引込み処理を実行するようにしてもよい。さらに好ましい態様では、コントローラ32は、データ読取部18で生成されたフォーカスエラー信号の電圧またはRF信号の電圧等に基づき光ディスクの面振れ量を検出することが可能である。コントローラ32は、面振れ量に応じてサーボ引込み処理の動作モードを決定することができる。
【0025】
本実施例の光ディスク再生装置1は、フォーカスサーボが外れたとき、バッファ20のデータ残量に応じて、音切れや映像飛びの発生を最小限に抑制しつつ消費電力の低減を図るフォーカス引込み処理を行う。以下、本発明の実施例によるフォーカス引込み処理の動作について説明する。
【0026】
図2は、データ再生中にフォーカス外れが発生したときのフォーカス引込み処理を説明するフローチャートである。光ディスク10が所定の回転速度で回転され、光学ピックアップ16を介して得られた電気信号がデータ読取部18に供給され、データの読取が行われる(S100)。読取られたデータは、バッファ20に蓄積されつつ(S102)、再生部22へ出力され、再生部22によって再生されたデータは、音声出力および/または画像出力される(S104)。
【0027】
コントローラ32は、フォーカスエラー信号を監視し、フォーカス外れが生じたか否かを判定する(S106)。フォーカスサーボは、
図8に示すように、フォーカスエラー信号が範囲FS内のとき実施可能(オン状態)であるが、範囲FSを外れたとき、フォーカスサーボが外れたと判定される。フォーカス外れが発生していなければ、サーボ回路26によるフォーカスサーボが行われ、ステップS100ないしS104が繰り返される。
【0028】
コントローラ32は、フォーカス外れが生じたと判定すると、フォーカス引込み処理に移行する。先ず、コントローラ32は、検出部24からの検出結果に基づきバッファ20に蓄積されているデータ残量を判定する(S108)。1つの好ましい例では、データ残量を1つまたは複数のしきい値と比較し、データ残量のレベルを判定する。例えば、1つのしきい値と比較すれば、データ残量がしきい値よりも大きいか否か2つのレベルが判定される。N個(Nは、1以上の整数)しきい値と比較すれば、データ残量がN+1のレベルのどのレベルにあるかが判定される。データ残量の判定は、バッファ20に蓄積されたデータの絶対量を判定するものであってもよいし、バッファ20の全体の記憶容量に占める割合を判定するものであってもよい。
【0029】
コントローラ32は、バッファ20のデータ残量に応じて、フォーカス引込み処理の動作モードを決定する。上記したように、データ残量をN+1のレベルで判定した場合、フォーカス引込み処理には、N+1の動作モードが存在し得る。1つの好ましい例では、予めN+1の動作モードを用意しておき、その中から最適な動作モードを選択することができる。
図2のフローチャートでは、説明を容易にするため、データ残量が大、小の2つのレベルで判定した例を示している。
【0030】
コントローラ32は、データ残量が一定以上であると判定した場合、フォーカス引込み処理時の消費電力が抑制される動作モードを選択する(S112)。この動作モードの詳細は後述するが、バッファ20に一定以上のデータ残量が蓄積されている場合には、フォーカス引込み処理に要する時間の制約は少なく、フォーカス引込み処理の成功率が必ずしも高くなくても良い。つまり、1回のフォーカス引込み処理で成功しなくてもリトライが可能である。それ故、データ残量が一定以上であれば、成功率よりも、できるだけ消費電力を抑制する動作モードが優先される。
【0031】
他方、データ残量が一定未満であると判定された場合、コントローラ32は、フォーカス引込み処理の成功率が高い動作モードを選択する(S114)。この動作モードの詳細は後述するが、バッファ20に一定未満のデータ残量しか蓄積されていない場合には、音切れや映像飛びの発生を抑制するためにフォーカス引込み処理を短時間で終了させることが望まれる。それ故、消費電力の抑制よりも、成功率が高くなるような動作モードが優先される。
【0032】
コントローラ32は、選択された動作モードに従いサーボ回路26およびモータ駆動部34を制御し、アクチュエータ30からのフォーカスサーチ信号に基づき光学ピックアップが移動され、フォーカス引込み処理が実行される(S116)。ここで、フォーカス引込み処理とは、アクチュエータ30で光学ピックアップ16を移動させて、光ディスク10の合焦位置を通過したときに検出されるフォーカスエラー信号によりフォーカスサーボをオンさせ、フォーカス合焦させる処理である。
【0033】
フォーカス引込み処理が成功したとき(S118)、サーボ回路26によるフォーカスサーボが再開される。フォーカス引込み処理が失敗した場合には、リカバリ処理が行われる(S120)。1つの好ましい例では、リカバリ処理において、再びバッファ20のデータ残量のレベルが判定され、当該レベルに応じた動作モードが選択され、その動作モードに従いリカバリ処理が実行される。これについては後述する。また、他の例では、前回選択された動作モードと同じ動作モードに従いリカバリ処理が実行される。リカバリ処理は、フォーカス合焦が見つかるまで繰り返される。
【0034】
次に、フォーカス引込み処理の動作モードについて
図3を参照して説明する。
図3に示す例では、しきい値の数N=3のときの例であり、バッファ20のデータ残量Dが4つのレベル、すなわち、100%≧D>75%、75%≧D>50%、50%≧D>25%、25%≧D≧0%のレベルに判定される。データ残量Dのレベルに応じて、引込み処理の成功率が70%、80%、90%、100%となるような動作モードが設定される。本実施例では、動作モードは、4つのファクター、すなわち、ディスクの回転速度、フォーカスサーチ速度(またはフォーカスサーチ時間)Fs、フォーカスサーチ振幅Fa、フォーカス引込みゲインから設定される。
【0035】
データ残量Dが75%よりも大であるとき、成功率が70%に設定される。ディスクの回転速度は高速に設定されるが、低速回転への減速が必要とされないので、回転速度を低速に設定するときと比較して消費電力が抑制される。また、フォーカスサーチ信号のフォーカスサーチ速度Fsが速く、フォーカスサーチ振幅Faが最小に設定される。フォーカスサーチ信号は、アクチュエータ30が光学ピックアップ16を移動させる信号であり、フォーカスサーチ速度(または時間)Fsが速く、振幅Faが最小であれば、光学ピックアップ16の移動時間および移動量も制限されるので、アクチュエータ30による消費電力が抑制される。
【0036】
さらに、フォーカス引込みゲインが最小に設定される。
図4に、フォーカス引込みゲインと電力消費の関係を示す。サーボ回路26は、その内部にフォーカスゲインを設定するためのゲイン設定部26Aを備える。ここでは、ゲイン設定部26Aが入力されるフォーカスエラー信号に対し、ゲイン=等倍、ゲイン=2倍のときの波形を模式的に表している。ゲインが等倍であれば、ゲイン設定部26Aは、入力されたフォーカスエラー信号を等倍のまま駆動回路28へ出力し、駆動回路28は、等倍の駆動出力をアクチュエータ30に出力する。ゲインが2倍であれば、ゲイン設定部26Aは、入力されたフォーカスエラー信号の2倍の振幅をもつ信号を駆動回路28へ出力し、駆動回路28は、ゲインがアップされた駆動信号をアクチュエータ30へ出力する。従って、フォーカス引込み処理時のゲインを増加させると、アクチュエータ30による駆動量が増加するため、それに応じて消費電力も増加する。
【0037】
データ残量Dが75%以下のとき、およびデータ残量Dが50%以下のときには、光ディスクの回転速度が幾分減速され、フォーカスサーチ速度Fsがそのまま維持され、フォーカスサーチ振幅Faは中間に設定され、フォーカス引込みゲインが中間に設定される。その結果、成功率が80%、および90%になり得る。
【0038】
データ残量が25%以下の場合、光ディスクの回転速度が低速に設定され、フォーカスサーチ速度Fsが遅く、フォーカスサーチ振幅Faが最大に設定され、フォーカス引込みゲインが増加するように設定される。それ故、成功率が100%となり得る。回転数を減速させることで、スピンドルモータ12の加速/停止のための駆動電流が増加し、消費電力が増加する。また、フォーカスサーチ振幅Faおよびフォーカス引込みゲインの増加は、アクチュエータ30による駆動量が増加するので消費電力が増加する。その代わり、フォーカスサーチ速度Fsを遅くすることで、フォーカスが引込み易くなる。
【0039】
図5に、フォーカスオープン特性を示す。これは、偏差(加速度)に追従するために必要なゲインを表したものである。同図に示すように、フォーカスサーボ系を+6dBすることにより、通常に対し、2倍の加速度を抑圧することができる。同一加速度の場合は、目標値の残差を1/2にすることが出来る。すなわち、フォーカス引込みゲインを増加させることは抑圧力増加となり、フォーカスが引き込み易くなる。
【0040】
なお、ディスクの回転速度、フォーカスサーチ速度、フォーカスサーチ振幅、フォーカス引込みゲインで用いられる「速い」、「遅い」、「最小」、「中間」、「最大」等の意味するところは、データ残量Dに対応する各レベル間の相対的な関係を表すために用いられていることに留意すべきである。
【0041】
このように本実施例によれば、バッファのデータ残量に応じてフォーカス引込み処理の動作モードを決定ないし選択するようにしたので、音切れや映像飛びの発生を最小限に抑制しつつ消費電力の低減を図ることができる。
【0042】
次に、本発明の第2の実施例について説明する。第2の実施例は、ディスクの面振れ量を考慮してディスクの回転速度を設定する。上記したようにコントローラ32は、フォーカスエラー信号の電位やRF信号に基づき光ディスクの回転時の面振れ量を検出することができる。光ディスクを高速回転させたとき、面振れ量が小さければフォーカス引込み処理が成功する確率が増加するが、面振れ量が大きくなると、光ディスクの記録面と対物レンズとの相対速度が速くなるためフォーカス引込み処理が失敗する確率が増加する。
【0043】
図6に、面振れ量を考慮したときのバッファのデータ残量と光ディスクの回転数変化との関係を示す。第1の実施例では、データ残量Dが50%以上のとき、光ディスクを高速回転させるようにしたが、上記したように、面振れ量が大きくなると、目標とする成功率70%、80%が低下するおそれがある。そこで、第2の実施例では、面振れ量が一定値以上であると判定した場合には、コントローラ32は、仮にデータ残量Dが50%以上であっても、光ディスクの回転速度が中速となるように、モータ駆動部34を制御する。なお、上記の例では、面振れ量が一定以上か否かを判定したが、面振れ量の大きさをさらに詳細な複数のレベルで判定し、その詳細な複数のレベルに応じた回転数を決定するようにしてもよい。
【0044】
このように第2の実施例によれば、面振れ量を考慮して回転速度を設定するようにしたので、特に、データ残量Dが大きい場合のフォーカス引込み処理の成功率の低下を抑制することができる。
【0045】
図6Aに、各動作モードでフォーカス引込み処理を行ったときの電力消費の比較例を示す。データ残量Dは、同図に示すように、それぞれレベル1、レベル2、レベル3に分類されている。レベル1、2、3に対応する動作モードは、ディスクの回転速度以外は、
図3に示す内容であるが、回転速度は、
図6に示す面振れ量を考慮したものである。例えば、データ残量が75%以上のレベル1において、フォーカスサーチ時間Fs=0.1、フォーカスサーチ振幅Fa=0.014、フォーカス引込みゲインが最小のときの必要電力=0.057である。そして、スピンドルモータによる電力消費を加えたフォーカス引込み処理1回当たりの電力は、約0.22mWである。リトライ(リカバリ処理)の回数が3回を基準としたときの電力消費は、約0.7mWとなる。これに対し、レベル3に対応する動作は、データ残量が少ないので、消費電力の抑制よりも成功率が優先されるため、フォーカス引込み処理1回当たりの電力消費は約3.11であり、レベル1のときの電力消費の約14倍である。
【0046】
次に、本発明の第3の実施例について説明する。第3の実施例は、フォーカス引込み処理時のリカバリ処理に関するものである。リカバリ処理は、
図2のフローのステップS118、S120で説明したように、フォーカス引込み処理が成功しなかった場合に引き続き行われる処理である。
【0047】
図7に、再生条件とリカバリ処理との関係を示す。ここでは、バッファのデータ残量が2つのレベルにあるときのリカバリ処理を示している。データ残量が少ない場合には、ディスクの回転数と面振れ量に応じてリカバリ処理が選択される。
【0048】
同図に示すように、データ残量が少なく、回転数が低速であり、面振れ量が小さい場合には、通常のリカバリ動作が実施される。但し、面振れ量が大きい場合には、リカバリ1が選択される。また、データ残量が少なく、回転数が高速である場合には、面振れ量に応じてリカバリ2またはリカバリ3が選択される。データ残量が大である場合には、回転数ないし面振れ量に無関係にリカバリ4が選択される。
【0049】
図8に、リカバリ1ないし4の処理内容を示す。データ残量が小さいときのリカバリ1ないし3では、基本的に、消費電力の低減を優先することなく、確実にフォーカス引込み処理が成功する処理内容が設定される。リカバリに要する時間を最小限に抑え、不要なフォーカスリトライ動作を削減可能にし、音切れや映像飛びの発生を抑制する。具体的には、リカバリ1では、面振れ量が大きいので、引込みゲインをアップすることで、フォーカス引込みがされやすくする。リカバリ2では、回転数を高速から低速に減速させることで、引込みをされ易くする。リカバリ3では、面振れ量が大きいので、回転数を高速から低速に減速させ、かつ引込みゲインをアップさせる。
【0050】
データ残量が大であるリカバリ4では、データ残量に応じて処理を段階的に切り替える処理内容が設定される。リカバリ4では、フォーカスリトライの回数には比較的余裕があるので、例えば、リトライ回数に応じて光ディスクの回転数を段階的に低速に切り替えるようにし、1回で回転数を急激に減速するときよりもスピンドルモータの消費電力を抑制する。また、引込みゲインもリトライ回数に応じて段階的に増加させるようにして、消費電力を抑制する。
【0051】
このように本実施例によれば、音切れや映像飛びを抑制しつつ消費電力を最小限する最適なリカバリ処理を選択することが可能となる。さらに、第3の実施例を第1および第2の実施例との組み合わせにより、フォーカス引込み処理の動作モードおよびリカバリ処理の成功率および消費電力の最適化を図ることができる。
【0052】
上記実施例では、コントローラ32がデータ残量に応じて、
図3、
図6、
図7および
図8に規定するような動作モードないし処理内容を選択する例を示したが、これらの動作モードないし処理内容を決定する情報は、例えば、メモリ36に格納することができる。コントローラ32は、フォーカスが外れたと判定したとき、メモリ36に記憶された動作モードないし処理内容に従いフォーカス引込み処理を実行させることが可能である。
【0053】
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。