(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記病態が代謝症候群、2型糖尿病、肥満の結果としての糖尿病、インスリン耐性、高血糖症、食事性高血糖症、高インスリン血症、不適当な低インスリン分泌、耐糖能障害(IGT)、空腹時血糖異常(IFG)、肝グルコース産生上昇、小児糖尿病、脂質異常症、糖尿病性脂質異常症、高脂血症、高トリグリセリド血症、高リポタンパク血症、高コレステロール血症、HDLコレステロール低下、障害性LDL/HDL比、脂質代謝の他の障害、肥満、腹部肥満、高血圧症、糖尿病性後期合併症、ミクロ−/マクロアルブミン尿、腎障害、網膜障害、神経障害、糖尿病性潰瘍、心臓血管疾患、動脈硬化症、アテローム性動脈硬化症、冠状動脈疾患、心臓肥大、心筋虚血、心不全、うっ血性心不全、卒中、心筋梗塞、不整脈、血流低下、ミオパチー、筋肉組織減少、筋消耗、筋肉異化および骨粗鬆症からなる群より選択される、請求項13に記載の化合物。
前記病態が代謝症候群、糖尿病、糖尿病性後期合併症、高血糖症、低耐糖能(IGT)、空腹時血糖異常(IFG)高インスリン血症、高脂血症、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、脂質異常症、肥満、腹部肥満、緑内障、高血圧症、心臓血管疾患、動脈硬化症、アテローム性動脈硬化症およびその続発症、筋障害、筋消耗、骨粗鬆症、緑内障および眼内圧調節不全、脂質代謝の障害、多嚢胞性卵巣症候群、網膜障害、腎障害、神経障害、骨粗鬆症、変形性関節症、認知症、うつ病、神経変性疾患、精神障害、クッシング病、クッシング症候群、ウイルス性疾患および炎症性疾患からなる群より選択される、請求項13に記載の化合物。
【発明を実施するための形態】
【0082】
(発明の詳細な説明)
本明細書では多数の用語が使用されるが、これらは当業者によく知られたものである。しかし、明確にすることを目的に多数の用語を定義する。
【0083】
本明細書で使用される「非置換(置換されていない)」という用語は、置換基が全く存在しないか、唯一の置換基が水素であることを意味する。
【0084】
本明細書全体を通して使用される「任意に置換された」という用語は、基が1つ以上の水素以外の置換基でさらに置換されているか、これと融合し(縮合多環系を形成する)ていても、そうでなくてもよいことを意味する。特定の実施形態では、置換基は1つ以上の基である。ハロゲン、=O、=S、−CN、−NO
2、−CF
3、−OCF
3、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルキル、シクロアルキルアルケニル、ヘテロシクロアルキルアルケニル、アリールアルケニル、ヘテロアリールアルケニル、シクロアルキルヘテロアルキル、ヘテロシクロアルキルヘテロアルキル、アリールへテロアルキル、ヘテロアリールへテロアルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルキルオキシ、アルキルオキシアルキル、アルキルオキシシクロアルキル、アルキルオキシヘテロシクロアルキル、アルキルオキシアリール、アルキルオキシヘテロアリール、アルキルオキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキルオキシ、シクロアルケニルオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、ヘテロシクロアルケニルオキシ、アリールオキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、ヘテロアリールオキシ、アリールアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アシルアミノ、アミノアルキル、アリールアミノ、スルホニルアミノ、スルフィニルアミノ、スルホニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アミノスルホニル、スルフィニル、アルキルスルフィニル、アリールスルフィニル、アミノスルフィニルアミノアルキル、−C(=O)OH、−C(=O)R
e、−C(=O)OR
e、C(=O)NR
eR
f、C(=NOH)R
e、C(=NR
e)NR
fR
g、NR
eR
f、NR
eC(=O)R
f、NR
eC(=O)OR
f、NR
eC(=O)NR
fR
g、NR
eC(=NR
f)NR
gR
h、NR
eSO
2R
f、−SR
e、SO
2NR
eR
f、−OR
e、OC(=O)NR
eR
f、OC(=O)R
eおよびアシルからなる群より独立して選択され、式中、R
e、R
f、R
gおよびR
hはそれぞれ独立して、H、C
1〜C
12アルキル、C
1〜C
12ハロアルキル、C
2〜C
12アルケニル、C
2〜C
12アルキニル、C
1〜C
10ヘテロアルキル、C
3〜C
12シクロアルキル、C
3〜C
12シクロアルケニル、C
1〜C
12ヘテロシクロアルキル、C
1〜C
12ヘテロシクロアルケニル、C
6〜C
18アリール、C
1〜C
18ヘテロアリールおよびアシルからなる群より選択されるか、あるいは任意の2つ以上のR
a、R
b、R
cおよびR
dが、それが結合している原子と一緒になって、環原子数が3〜12の複素環系を形成する。
【0085】
いくつかの実施形態では、任意選択の置換基はそれぞれ独立して、ハロゲン、=O、=S、−CN、−NO
2、−CF
3、−OCF
3、アルキル、アルケニル、アルキニル、ハロアルキル、ハロアルケニル、ハロアルキニル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルキルオキシ、アルキルオキシアルキル、アルキルオキシアリール、アルキルオキシヘテロアリール、アルケニルオキシ、アルキニルオキシ、シクロアルキルオキシ、シクロアルケニルオキシ、ヘテロシクロアルキルオキシ、ヘテロシクロアルケニルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アリールアルキルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アシルアミノ、アミノアルキル、アリールアミノ、スルホニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アミノスルホニル、アミノアルキル、−COOH、−SHおよびアシルからなる群より選択される。
【0086】
特に適切な任意選択の置換基としては、F、Cl、Br、I、CH
3、CH
2CH
3、OH、OCH
3、CF
3、OCF
3、NO
2、NH
2およびCNが挙げられる。
【0087】
以下の多数の置換基の定義には、「基は末端基であっても架橋基であってもよい」という記載がみられる。これは、その用語を使用することにより、基が分子の2つの他の部分の間のリンカーである場合も基が末端部分である場合も包含されることを意味することを表している。例として、アルキルという用語を使用する場合、一部の刊行物では架橋基に「アルキレン」という用語を使用するため、このような他の刊行物では「アルキル」(末端基)と「アルキレン」(架橋基)の両用語を区別する。本願ではこのような区別はせず、ほとんどの基が架橋基であっても末端基であってもよいものである。
【0088】
「アシル」はR−C(=O)−基を意味し、式中のR基は、本明細書で定義されるアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール基であり得る。アシルの例としては、アセチルおよびベンゾイルが挙げられる。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはカルボニル炭素を介して分子の残りの部分と結合している。
【0089】
「アシルアミノ」はR−C(=O)−NH−基を意味し、式中のR基は、本明細書で定義されるアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール基であり得る。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは窒素を介して分子の残りの部分と結合している。
【0090】
基または基の一部分としての「アルケニル」は、炭素間二重結合を少なくとも1つ含み、直鎖状であっても分岐状であってもよく、通常の鎖に好ましくは炭素原子を2〜12個、さらに好ましくは炭素原子を2〜10個、最も好ましくは炭素原子を2〜6個有する脂肪族炭化水素基を意味する。基は通常の鎖に二重結合を複数含んでよく、それぞれの配置が独立してEまたはZである。アルケニル基は、好ましくは1−アルケニル基である。アルケニル基の例としては、特に限定されないが、エテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、オクテニルおよびノネニルが挙げられる。基は末端基であっても架橋基であってもよい。
【0091】
「アルケニルオキシ」はアルケニル−O−基を指し、式中のアルケニルは本明細書で定義される通りのものである。好ましいアルケニルオキシ基はC
1〜C
6アルケニルオキシ基である。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは酸素原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0092】
基または基の一部分としての「アルキル」は、特に言及されない限り、直鎖または分岐鎖脂肪族炭化水素基、好ましくはC
1〜C
12アルキル、さらに好ましくはC
1〜C
10アルキル、最も好ましくはC
1〜C
6を指す。適切な直鎖または分岐鎖C
1〜C
6アルキル置換基の例としては、メチル、エチル、n−プロピル、2−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ヘキシルなどが挙げられる。基は末端基であっても架橋基であってもよい。
【0093】
「アルキルアミノ」には、明記されない限り、モノアルキルアミノおよびジアルキルアミノがともに包含される。「モノアルキルアミノ」はアルキル−NH−基を意味し、式中のアルキルは本明細書で定義される通りのものである。「ジアルキルアミノ」は(アルキル)
2N−基を意味し、式中のアルキルはそれぞれ同じものであっても、異なるものであってもよく、またそれぞれが本明細書においてアルキルで定義される通りものである。アルキル基は、好ましくはC
1〜C
6アルキル基である。基は末端基であっても架橋基であってもよい、基が末端基である場合、それは窒素原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0094】
「アルキルアミノカルボニル」は式(アルキル)
x(H)
yNC(=O)−の基を指し、式中、アルキルは本明細書で定義される通りのものであり、xは1または2であり、X+Yの合計が2である。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはカルボニル炭素を介して分子の残りの部分と結合している。
【0095】
「アルキルオキシ」はアルキル−O−基を指し、式中のアルキルは本明細書で定義される通りのものである。好ましくは、アルキルオキシはC
1〜C
6アルキルオキシである。例としては、特に限定されないが、メトキシおよびエトキシが挙げられる。基は末端基であっても架橋基であってもよい。
【0096】
「アルキルオキシアルキル」はアルキルオキシ−アルキル−基を指し、式中のアルキルオキシおよびアルキル部分は本明細書で定義される通りのものである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはアルキル基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0097】
「アルキルオキシアリール」はアルキルオキシ−アリール−基を指し、式中のアルキルオキシおよびアリール部分は本明細書で定義される通りのものである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはアリール基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0098】
「アルキルオキシカルボニル」はアルキル−O−C(=O)−基を指し、式中のアルキルは本明細書で定義される通りのものである。アルキル基は、好ましくはC
1〜C
6アルキル基である。例としては、特に限定されないが、メトキシカルボニルおよびエトキシカルボニルが挙げられる。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはカルボニル炭素を介して分子の残りの部分と結合している。
【0099】
「アルキルオキシシクロアルキル」はアルキルオキシ−シクロアルキル−基を指し、式中のアルキルオキシおよびシクロアルキル部分は本明細書で定義される通りのものである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはシクロアルキル基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0100】
「アルキルオキシヘテロアリール」はアルキルオキシ−ヘテロアリール−基を指し、式中のアルキルオキシおよびヘテロアリール部分は本明細書で定義される通りのものである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはヘテロアリール基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0101】
「アルキルオキシヘテロシクロアルキル」はアルキルオキシ−ヘテロシクロアルキル−基を指し、式中のアルキルオキシおよびヘテロシクロアルキル部分は本明細書で定義される通りのものである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはヘテロシクロアルキル基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0102】
「アルキルスルフィニル」はアルキル−S−(=O)−基を意味し、式中のアルキルは本明細書で定義される通りのものである。アルキル基は、好ましくはC
1〜C
6アルキル基である。アルキルスルフィニル基の例としては、特に限定されないが、メチルスルフィニルおよびエチルスルフィニルが挙げられる。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは硫黄原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0103】
「アルキルスルホニル」はアルキル−S(=O)
2−基を指し、式中のアルキルは上で定義される通りのものである。アルキル基は、好ましくはC
1〜C
6アルキル基である。例としては、特に限定されないが、メチルスルホニルおよびエチルスルホニルが挙げられる。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは硫黄原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0104】
基または基の一部分としての「アルキニル」は、炭素間三重結合を含み、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、通常の鎖に好ましくは炭素原子を2〜12個、さらに好ましくは炭素原子を2〜10個、さらに好ましくは炭素原子を2〜6個有する脂肪族炭化水素基を意味する。構造の例としては、特に限定されないが、エチニルおよびプロピニルが挙げられる。基は末端基であっても架橋基であってもよい。
【0105】
「アルキニルオキシ」はアルキニル−O−基を指し、式中のアルキニルは本明細書で定義される通りのものである。好ましいアルキニルオキシ基はC
1〜C
6アルキニルオキシ基である。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは酸素原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0106】
「アミノアルキル」はNH
2−アルキル−基を意味し、式中のアルキル基は本明細書で定義される通りのものである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはアルキル基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0107】
「アミノスルホニル」はNH
2−S(=O)
2−基を意味する。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは硫黄原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0108】
基または基の一部分としての「アリール」は、(i)好ましくは環1つ当たり原子を5〜12個有する任意に置換された単環式または融合多環式の芳香族炭素環(全部が炭素である環原子を有する環構造)を意味する。アリール基の例としては、フェニル、ナフチルなどが挙げられる;(ii)フェニルとC
5〜
7シクロアルキルまたはC
5〜
7シクロアルケニル基が融合してテトラヒドロナフチル、インデニルまたはインダニルなどの環状構造を形成する、任意に置換された部分飽和二環式芳香族炭素環部分。基は末端基であっても架橋基であってもよい。通常、アリール基はC
6〜C
18アリール基である。
【0109】
「アリールアルケニル」はアリール−アルケニル−基を意味し、式中のアリールおよびアルケニルは本明細書で定義される通りのものである。アリールアルケニル基の例としては、フェニルアリルが挙げられる。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはアルケニル基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0110】
「アリールアルキル」はアリール−アルキル−基を意味し、式中のアリールおよびアルキル部分は本明細書で定義される通りのものである。好ましいアリールアルキル基はC
1〜
5アルキル部分を含むものである。アリールアルキル基の例としては、ベンジル、フェネチル、1−ナフタレンメチルおよび2−ナフタレンメチルが挙げられる。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはアルキル基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0111】
「アリールアルキルオキシ」はアリール−アルキル−O−基を指し、式中のアルキルおよびアリールは本明細書で定義される通りのものである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは酸素原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0112】
「アリールアミノ」には、明記されない限り、モノ−アリールアミノおよびジ−アリールアミノがともに包含される。モノ−アリールアミノは式アリールNH−の基を意味し、式中のアリールは本明細書で定義される通りのものである。ジ−アリールアミノは式(アリール)
2N−の基を意味し、式中のアリールはそれぞれ同じものであっても、異なるものであってもよく、またはそれぞれが本明細書においてアリールで定義されるものである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは窒素原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0113】
「アリールへテロアルキル」はアリール−ヘテロアルキル−基を意味し、式中のアリールおよびヘテロアルキル部分は本明細書で定義される通りのものである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはヘテロアルキル基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0114】
「アリールオキシ」はアリール−O−基を指し、式中のアリールは本明細書で定義される通りのものである。好ましくは、アリールオキシはC
6〜C
18アリールオキシ、さらに好ましくはC
6〜C
10アリールオキシである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは酸素原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0115】
「アリールスルホニル」はアリール−S(=O)
2−基を意味し、式中のアリール基は本明細書で定義される通りのものである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは硫黄原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0116】
「結合」とは、化合物または分子内での原子同士のつながりこのことである。結合は単結合、二重結合または三重結合であり得る。
【0117】
「シクロアルケニル」は、炭素間二重結合を少なくとも1つ含み、好ましくは環1つ当たり炭素原子を5〜10個有する非芳香族単環式または多環式環系を意味する。単環式シクロアルケニル環の例としては、シクロペンテニル、シクロヘキセニルまたはシクロヘプテニルが挙げられる。シクロアルケニル基は、1つ以上の置換基によって置換されていてもよい。シクロアルケニル基は通常、C
3〜C
12アルケニル基である。基は末端基であっても架橋基であってもよい。
【0118】
「シクロアルキル」は、特に明記されない限り、好ましくは環1つ当たり炭素を3〜9個含む、飽和単環式またはスピロもしくは融合多環式炭素環、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどを指す。これにはシクロプロピルおよびシクロヘキシルなどの単環系、デカリンなどの二環系ならびにアダマンタンなどの多環系が含まれる。シクロアルキル基は通常、C
3〜C
12アルキル基である。基は末端基であっても架橋基であってもよい。
【0119】
「シクロアルキルアルキル」はシクロアルキル−アルキル−基を意味し、式中のシクロアルキルおよびアルキル部分は本明細書で定義される通りのものである。モノシクロアルキルアルキル基の例としては、シクロプロピルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチルおよびシクロヘプチルメチルが挙げられる。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはアルキル基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0120】
「シクロアルキルアルケニル」はシクロアルキル−アルケニル−基を意味し、式中のシクロアルキルおよびアルケニル部分は本明細書で定義される通りのものである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはアルケニル基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0121】
「シクロアルキルヘテロアルキル」はシクロアルキル−ヘテロアルキル−基を意味し、式中のシクロアルキルおよびヘテロアルキル部分は本明細書で定義される通りのものである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはヘテロアルキル基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0122】
「シクロアルキルオキシ」はシクロアルキル−O−基を指し、式中のシクロアルキルは本明細書で定義される通りのものである。好ましくは、シクロアルキルオキシはC
1〜C
6シクロアルキルオキシである。例としては、特に限定されないが、シクロプロパンオキシおよびシクロブタンオキシが挙げられる。基は末端基であっても架橋基であってもよい.基が末端基である場合、それは酸素原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0123】
「シクロアルケニルオキシ」はシクロアルケニル−O−基を指し、式中のシクロアルケニルは本明細書で定義される通りのものである。好ましくは、シクロアルケニルオキシはC
1〜C
6シクロアルケニルオキシである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは酸素原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0124】
治療の失敗は、薬剤をその推奨量で投与しても非空腹時血糖値が200mg/dl未満、空腹時(少なくとも8時間絶食している)の血糖値が126mg/dl未満で保持された状態と定義することができる。
【0125】
「ハロアルキル」は、本明細書で定義されるアルキル基で、1つ以上の水素原子がフッ素、塩素、臭素およびヨウ素からなる群より選択されるハロゲン原子に置き換わったものを指す。ハロアルキル基は通常、式C
nH(
2n+1−m)X
mを有し、式中、Xはそれぞれ独立して、F、Cl、BrおよびIからなる群より選択される。この種類の基では、nは通常1〜10、さらに好ましくは1〜6、最も好ましくは1〜3である。mは通常1〜6、さらに好ましくは1〜3である。ハロアルキルの例としては、フルオロメチル、ジフルオロメチルおよびトリフルオロメチルが挙げられる。
【0126】
「ハロアルケニル」は、本明細書で定義されるアルケニル基で、1つ以上の水素原子がF、Cl、BrおよびIからなる群より独立して選択されるハロゲン原子に置き換わったものを指す。
【0127】
「ハロアルキニル」は、本明細書で定義されるアルキニル基で、1つ以上の水素原子がF、Cl、BrおよびIからなる群より独立して選択されるハロゲン原子に置き換わったものを指す。
【0128】
「ハロゲン」とは塩素、フッ素、臭素またはヨウ素のことである。
【0129】
「ヘテロアルキル」は、通常の鎖に好ましくは炭素原子を2〜12個、さらに好ましくは炭素原子を2〜6個有し、その1つ以上の炭素原子(およびそれと結合した任意の水素原子)がS、O、PおよびNR’から選択されるヘテロ原子基にそれぞれ独立して置き換わった直鎖または分岐鎖アルキル基を指し、式中、R’はH、任意に置換されたC
1〜C
12アルキル、任意に置換されたC
3〜C
12シクロアルキル、任意に置換されたC
6〜C
18アリールおよび任意に置換されたC
1〜C
18ヘテロアリールからなる群より選択される。ヘテロアルキルの例としては、アルキルエーテル、第二級および第三級アルキルアミン、アミド、アルキルスルフィドなどが挙げられる。ヘテロアルキル例としてはほかにも、ヒドロキシC
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6アルキルオキシC
1〜C
6アルキル、アミノC
1〜C
6アルキル、C
1〜C
6アルキルアミノC
1〜C
6アルキルおよびジ(C
1〜C
6アルキル)アミノC
1〜C
6アルキルが挙げられる。基は末端基であっても架橋基であってもよい。
【0130】
「ヘテロアルキルオキシ」はヘテロアルキル−O−基を指し、式中のヘテロアルキルは本明細書で定義される通りのものである。好ましくは、ヘテロアルキルオキシはC
2〜C
6ヘテロアルキルオキシである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。
【0131】
単独または基の一部分としての「ヘテロアリール」は、芳香環の環原子としてヘテロ原子を1個以上有し、残りの環原子が炭素原子である芳香環(好ましくは5または6員芳香環)を含む基を指す。適切なヘテロ原子としては、窒素、酸素および硫黄が挙げられる。ヘテロアリールの例としては、チオフェン、ベンゾチオフェン、ベンゾフラン、ベンゾイミダゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾイソチアゾール、ナフト[2,3−b]チオフェン、フラン、イソインドリジン、キサントレン、フェノキサチン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、テトラゾール、インドール、イソインドール、1H−インダゾール、プリン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ナフチリジン、キノキサリン、シンノリン、カルバゾール、フェナントリジン、アクリジン、フェナジン、チアゾール、イソチアゾール、フェノチアジン、オキサゾール、イソオキサゾール、フラザン、フェノキサジン、2−、3−または4−ピリジル、2−、3−、4−、5−または8−キノリル、1−、3−、4−または5−イソキノリニル、1−、2−または3−インドリルおよび2−または3−チエニルが挙げられる。ヘテロアリール基は通常、C
1〜C
18ヘテロアリール基である。基は末端基であっても架橋基であってもよい。
【0132】
「ヘテロアリールアルキル」はヘテロアリール−アルキル基を意味し、式中のヘテロアリールおよびアルキル部分は本明細書で定義される通りのものである。好ましいヘテロアリールアルキル基は低級アルキル部分を含む。ヘテロアリールアルキル基の例としてはピリジルメチルが挙げられる。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはアルキル基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0133】
「ヘテロアリールアルケニル」はヘテロアリール−アルケニル−基を意味し、式中のヘテロアリールおよびアルケニル部分は本明細書で定義される通りのものである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはアルケニル基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0134】
「ヘテロアリールへテロアルキル」はヘテロアリール−ヘテロアルキル−基を意味し、式中のヘテロアリールおよびヘテロアルキル部分は本明細書で定義される通りのものである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはヘテロアルキル基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0135】
「ヘテロアリールオキシ」はヘテロアリール−O−基を指し、式中のヘテロアリールは本明細書で定義される通りのものである。好ましくは、ヘテロアリールオキシはC
1〜C
18ヘテロアリールオキシである基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは酸素原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0136】
「複素環」は、環原子として窒素、硫黄および酸素からなる群より選択されるヘテロ原子を少なくとも1個含む、飽和、部分的に不飽和または完全に不飽和の単環式、二環式または多環式の環系を指す。複素環部分の例としてはヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニルおよびヘテロアリールが挙げられる。
【0137】
「ヘテロシクロアルケニル」は、本明細書で定義されるヘテロシクロアルキルで、二重結合を少なくとも1つ含むものを指す。ヘテロシクロアルケニル基は通常、C
2〜C
12ヘテロシクロアルケニル基である。基は末端基であっても架橋基であってもよい。
【0138】
「ヘテロシクロアルキル」は、少なくとも1つの環に窒素、硫黄、酸素から選択されるヘテロ原子を少なくとも1個、好ましくは1〜3個含む飽和の単環式、二環式または多環式環を指す。各環は好ましくは3〜10員、さらに好ましくは4〜7員である。適切なヘテロシクロアルキル置換基の例としては、ピロリジル、テトラヒドロフリル、テトラヒドロチオフラニル、ピペリジル、ピペラジル、テトラヒドロピラニル、モルフィリノ、1,3−ジアザパン、1,4−ジアザパン、1,4−オキサゼパンおよび1,4−オキサチアパンが挙げられる。ヘテロシクロアルキル基は通常、C
2〜C
12ヘテロシクロアルキル基である。基は末端基であっても架橋基であってもよい。
【0139】
「ヘテロシクロアルキルアルキル」はヘテロシクロアルキル−アルキル−基を指し、式中のヘテロシクロアルキルおよびアルキル部分は本明細書で定義される通りのものである。ヘテロシクロアルキルアルキル基の例としては、(2−テトラヒドロフリル)メチル、(2−テトラヒドロチオフラニル)メチルが挙げられる。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはアルキル基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0140】
「ヘテロシクロアルキルアルケニル」はヘテロシクロアルキル−アルケニル−基を指し、式中のヘテロシクロアルキルおよびアルケニル部分は本明細書で定義される通りのものである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはアルケニル基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0141】
「ヘテロシクロアルキルヘテロアルキル」はヘテロシクロアルキル−ヘテロアルキル−基を意味し、式中のヘテロシクロアルキルおよびヘテロアルキル部分は本明細書で定義される通りのものである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それはヘテロアルキル基を介して分子の残りの部分と結合している。
【0142】
「ヘテロシクロアルキルオキシ」はヘテロシクロアルキル−O−基を指し、式中のヘテロシクロアルキルは本明細書で定義される通りのものである。好ましくは、ヘテロシクロアルキルオキシはC
1〜C
6ヘテロシクロアルキルオキシである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは酸素原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0143】
「ヘテロシクロアルケニルオキシ」はヘテロシクロアルケニル−O−基を指し、式中のヘテロシクロアルケニルは本明細書で定義される通りのものである。好ましくは、ヘテロシクロアルケニルオキシはC
1〜C
6ヘテロシクロアルケニルオキシである。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは酸素原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0144】
「ヒドロキシアルキル」は、本明細書で定義されるアルキル基で、1つ以上の水素原子がOH基に置き換わったものを指す。ヒドロキシアルキル基は通常、式C
nH(
2n+1−x)(OH)
xを有する。この種類の基では、nは通常1〜10、さらに好ましくは1〜6、最も好ましくは1〜3である。xは通常1〜6、さらに好ましくは1〜3である。
【0145】
「スルフィニル」はR−S(=O)−基を意味し、式中のR基は、本明細書で定義されるOH、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール基であり得る。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは硫黄原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0146】
「スルフィニルアミノ」はR−S(=O)−NH−基を意味し、式中のR基は、本明細書で定義されるOH、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール基であり得る。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは窒素原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0147】
「スルホニル」はR−S(=O)
2−基を意味し、式中のR基は、本明細書で定義されるOH、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリール基であり得る。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは硫黄原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0148】
「スルホニルアミノ」はR−S(=O)
2−NH−基を意味する。基は末端基であっても架橋基であってもよい。基が末端基である場合、それは窒素原子を介して分子の残りの部分と結合している。
【0149】
式(I)の化合物のファミリーにはジアステレオ異性体、鏡像異性体、互変異性体ならびに「E」もしくは「Z」立体配置異性体または「E」異性体と「Z」異性体の混合物の幾何異性体を含めた異性体が包含されることが理解される。このほか、ジアステレオ異性体、鏡像異性体および幾何異性体などの一部の異性体は当業者により物理的および/または化学的方法によって分離され得ることが理解される。幾何異性が存在する可能性のある化合物については、本出願者は化合物がなると考えられる異性体を示したが、他の異性体も正しい構造帰属であり得ることが理解されよう。
【0150】
本開示の実施形態の一部の化合物は単一の立体異性体、ラセミ体ならびに/あるいは鏡像異性体および/またはジアステレオ異性体の混合物として存在し得る。このような単一の立体異性体、ラセミ体およびその混合物はいずれも、記載され特許請求される本発明の範囲内にあるものとする。
【0151】
さらに、式(I)は、該当する場合は化合物の溶媒和形態および非溶媒和形態を包含するものとする。したがって、各式には、図示される構造を有する化合物が水和形態および非水和形態を含め包含される。
【0152】
「薬学的に許容される塩」という用語は、上記化合物の所望の生物活性を保持する塩を指し、薬学的に許容される酸付加塩および塩基付加塩がこれに包含される。式(I)の化合物の適切な薬学的に許容される酸付加塩は無機酸または有機酸から調製することができる。このような無機酸の例としては、塩酸、硫酸およびリン酸が挙げられる。適切な有機酸は脂肪族、環状脂肪族、芳香族、複素環カルボン酸およびスルホン酸の仲間の有機酸から選択され得るものであり、その例としては、ギ酸、酢酸、プロパン酸、コハク酸、グリコール酸、グルコン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、フマル酸、マレイン酸、アルキルスルホン酸、アリールスルホン酸が挙げられる。薬学的に許容される塩に関するさらなる情報は、Remington’s Pharmaceutical Science,第19版,Mack Publishing Co.,Easton,PA 1995にみることができる。固体の薬剤の場合、本発明の化合物、薬剤および塩は様々な結晶形または多形体で存在し得るものであり、これらはすべて本発明および明記される式の範囲内にあることが意図されることを当業者は理解する。
【0153】
「プロドラッグ」は、生体系内で通常は代謝的手段によって(例えば、加水分解、還元または酸化によって)、式(I)の化合物への変換を受ける化合物を意味する。例えば、ヒドロキシル基を含む式(I)の化合物のエステルプロドラッグは、vivoでの加水分解によって親分子に変換可能であり得る。ヒドロキシル基を含む適切な式(I)の化合物のエステルには、例えば、酢酸エステル、クエン酸エステル、乳酸エステル、酒石酸エステル、マロン酸エステル、シュウ酸エステル、サリチル酸エステル、プロピオン酸エステル、コハク酸エステル、フマル酸エステル、マレイン酸エステル、メチレン−ビス−ベータ−ヒドロキシナフトエ酸エステル、ゲスチジン酸エステル(gestisates)、イセチオン酸エステル、ジ−p−トルオイル酒石酸エステル、メタンスルホン酸エステル、エタンスルホン酸エステル、ベンゼンスルホン酸エステル、p−トルエンスルホン酸エステル、シクロヘキシルスルファミン酸エステルおよびキナ酸エステルがある。別の例として、カルボキシ基を含む式(I)の化合物のエステルプロドラッグがin vivoでの加水分解によって親分子に変換可能であり得る(エステルプロドラッグの例は、F.J.Leinweber,Drug Metab.Res.,18:379,1987により記載されているものである)。同様に、アミノ基を含む式(I)の化合物のアシルプロドラッグがin vivoでの加水分解によって親分子に変換可能であり得る(ここに挙げた基およびアミンを含めたその他の官能基のプロドラッグの例がProdrugs:Challenges and Rewards(第1部および2部);V.Stella,R.Borchardt,M.Hageman,R.Oliyai,H.MaagおよびJ Tilley(編);Springer,2007に多数記載されている)。
【0154】
「治療有効量」または「有効量」という用語は、有益な臨床結果または所望の臨床結果を得るのに十分な量である。1回以上の投与で有効量を投与することができる。有効量は通常、病的状態の進行を緩和する、改善する、安定化する、逆行させる、鈍化させるまたは遅延させるのに十分なものである。
【0155】
具体的な本発明の化合物としては、以下のものが挙げられる:
【化13】
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またはその薬学的に許容される塩もしくはプロドラッグ。
【0156】
化合物には11β−HSD1を阻害する能力がある。11β−HSD1を阻害する能力は、化合物が11β−HSD1に直接的に単独で作用して生物活性を調節/増強する結果であり得る。しかし、化合物は少なくとも部分的には11β−HSD1活性に関連する他の因子に作用し得ることが理解される。
【0157】
11β−HSD1の阻害は、当該技術分野で知られている多数の方法のいずれでも実施され得る。例えば、in vitroでの11β−HSD1の阻害が望まれる場合、11β−HSD1を含有する溶液にしかるべき量の化合物を加え得る。哺乳動物の11β−HSD1を阻害することが望まれる場合、11β−HSD1の阻害では通常、11β−HSD1を有する哺乳動物に化合物を投与する。
【0158】
したがって、化合物には上記のタイプの11β−HSD1酵素を阻害する能力が利用可能な用途が多数存在し得る。
【0159】
したがって、本発明の化合物は、特に糖尿病、高血糖症、低グルコース耐性、高インスリン血症、高脂血症、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、脂質異常症、肥満、腹部肥満、緑内障、高血圧症、アテローム性動脈硬化症およびその続発症、網膜障害、腎障害、ニューロパチー、骨粗鬆症、変形性関節症、認知症、うつ病、神経変性疾患、精神障害、クッシング病、クッシング症候群、ウイルス性疾患および炎症性疾患との関連において有用な治療特性を有することが期待される。
【0160】
式(I)に含まれる化合物のヒトへの投与は、経口もしくは直腸内などの腸内投与に認められているいずれかの様式または皮下、筋肉内、静脈内および真皮内経路などの非経口投与によるものであり得る。注射はボーラス注射であっても、持続注入または間欠的注入によるものであってもよい。活性化合物は通常、患者に治療有効量を送達するのに十分な量で、薬学的に許容される担体または希釈剤に含まれる。種々の実施形態において、活性化因子化合物は、急速に増殖する細胞、例えば癌性腫瘍に対して正常細胞よりも選択的に毒性があるか、毒性が高いものであり得る。
【0161】
本発明の化合物を使用する際、化合物が生物学的に利用可能になる任意の形態または様式でこれを投与し得る。製剤を調製する当業者であれば、選択する化合物の具体的な特徴、治療の対象となる病態、治療の対象となる病態の段階をはじめとする関連する状況に応じて、適切な投与の形態および様式を容易に選択することができる。詳細な情報については、Remingtons Pharmaceutical Science,第19版,Mack Publishing Co.(1995)を参照されたい。
【0162】
本発明の化合物は単独で投与しても、薬学的に許容される担体、希釈剤もしくは賦形剤と組み合わせた医薬組成物の形態で投与してもよい。本発明の化合物はそれ自体でも効果的であるが、通常、薬学的に許容される塩の形態の方が安定性が高く、結晶化が容易で、溶解性が増大するため、このような形態に製剤化して投与するのが通常である。
【0163】
しかし、通常は、所望の投与様式に応じて製剤化した医薬組成物の形態で化合物を使用する。したがって、いくつかの実施形態では、本発明は、式(I)の化合物と薬学的に許容される担体、希釈剤または賦形剤とを含む医薬組成物を提供する。組成物は当該技術分野で周知の方法で調製する。
【0164】
他の実施形態の本発明は、本発明の医薬組成物の1つ以上の成分を充填した容器を1つ以上含む医薬パックまたは医薬キットを提供する。このようなパックまたはキットには、単位用量の薬剤(1つまたは複数)の入った容器がみられる。キットは、使用前にさらに希釈する可能な濃縮物(凍結乾燥組成物を含む)または使用時の濃度で提供され得る濃縮物(凍結乾燥組成物を含む)として効果的な薬剤を含む組成物を含んでよく、この場合、バイアルが1つ以上の用量を含んでよい。キットでは、医師が所望の量および濃度の薬剤(1つまたは複数)を含むバイアルを直接用いることができるよう、単一の用量を無菌バイアルで提供できると好都合である。様々な資料、例えば使用説明書またはヒト投与のための製造、使用もしくは販売の機関による承認を表す、医薬品もしくは生物学的製品の製造、使用もしくは販売を規制している政府機関に指示された書式の注意書きなどをこのような容器(1つまたは複数)に添えてもよい。
【0165】
本発明の化合物を上記障害/疾患の治療のための1つ以上のほかの薬物(1つまたは複数)と組み合わせて使用または投与してもよい。成分を同じ製剤で投与しても、別個の製剤で投与してもよい。別個の製剤で投与する場合、本発明の化合物を他の薬物(1つまたは複数)と逐次的に投与しても、同時に投与してもよい。
【0166】
本発明の化合物は、1つ以上のほかの薬物と組み合わせて投与することができることに加えて、併用療法で使用することもできる。併用療法で使用する場合、化合物は通常、互いに組み合わせて投与する。したがって、所望の効果を得るために、1つ以上の本発明の化合物を同時に(組み合わせた製剤と同様に)投与しても、逐次的に投与してもよい。これは特に、各化合物の治療プロファイルが異なっており、2つの薬物の複合効果により治療結果が改善される場合に望ましい。
【0167】
非経口注射のための本発明の医薬組成物は、使用直前に無菌注射用液剤または分散液剤に再構成するための薬学的に許容される無菌の水性もしくは非水性溶液、分散液、懸濁液または乳濁液と無菌粉末とを含む。適切な水性および非水性の担体、希釈剤、溶媒または賦形剤の例としては、水、エタノール,ポリオール(グリセロール,プロピレングリコール,ポリエチレングリコールなど)および適切なその混合物,植物油(オリーブ油など)ならびにオレイン酸エチルなどの注射用有機エステルが挙げられる。適切な流動性は、例えば、レシチンなどのコーティング材料を使用することにより、分散液剤の場合は必要な粒子径を維持することにより、界面活性剤を使用することにより維持することができる。
【0168】
上に挙げた組成物はほかにも、保存剤、湿潤剤、乳化剤および非分散剤などの補助剤を含有し得る。各種の抗菌剤および抗真菌剤、例えばパラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸などを含ませることにより、微生物の活動を確実に防ぐことができる。このほか、糖、塩化ナトリウムなどの等張剤を含ませるのが望ましい場合もある。薬剤の吸収を遅らせるモノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンなどの薬剤を含ませることにより、注射用医薬形態の持続的吸収をもたらすことができる。
【0169】
必要に応じて、より効果的に分布させるために、ポリマーマトリックス、リポソームおよびマイクロスフィアなどの緩徐放出システムまたは標的化送達システムに化合物を組み込んでもよい。
【0170】
注射用製剤は、例えば、細菌捕捉フィルターでろ過することにより、あるいは使用直前に滅菌水をはじめとする無菌注射溶媒に溶解または分散させることができる無菌固体組成物の形態で滅菌剤を組み込むことにより滅菌することができる。
【0171】
経口投与のための固形剤形としては、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤および顆粒剤が挙げられる。このような固形剤形では、活性化合物を少なくとも1つの不活性な薬学的に許容される賦形剤もしくは担体、例えばクエン酸ナトリウムもしくはリン酸二カルシウムなどならびに/またはa)デンプン、ラクトース、スクロース、グルコース、マンニトールおよびケイ酸などの充填剤もしくは増量剤、b)結合剤、例えばカルボキシメチルセルロース、アルギン酸、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロースおよびアラビアゴムなど、c)グリセロールなどの保湿剤、d)寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモもしくはタピオカデンプン、アルギン酸、特定のケイ酸塩および炭酸ナトリウムなどの崩壊剤、e)パラフィンなどの溶解遅延剤、f)第四級アンモニウム化合物などの吸収促進剤、g)湿潤剤、例えばセチルアルコールおよびグリセロールモノステアラートなど、h)カオリンおよびベントナイト粘土などの吸収剤およびi)タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固形ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウムおよびそれらの混合物などの滑沢剤と混合する。カプセル剤、錠剤および丸剤の場合、剤形はほかにも、緩衝剤を含み得る。
【0172】
また同様の種類の固形組成物を、ラクトースまたは乳糖および高分子量ポリエチレングリコールなどのような賦形剤を用いた軟質および硬質充填ゼラチンカプセルに充填剤として用いてもよい。
【0173】
錠剤,糖衣錠剤,カプセル剤,丸剤および顆粒剤の固形剤形はコーティングおよび殻、例えば医薬製剤技術分野で周知の腸溶性コーティングをはじめとするコーティングなどを用いて調製することができる。これらは任意選択で乳白剤を含有してもよく、また腸管の特定部分で、任意選択で遅延させる方法により、有効成分(1つまたは複数)のみをまたはこれを優先的に放出する組成物のものであってもよい。使用し得る包埋組成物の例としては、ポリマー物質およびロウが挙げられる。
【0174】
適切な場合、活性化合物を1つ以上の上記賦形剤とともにマイクロカプセル化形態にしてもよい。
【0175】
経口投与のための液体剤形としては、薬学的に許容される乳剤、液剤、懸濁剤、シロップ剤およびエリキシル剤が挙げられる。液体剤形は、活性化合物に加えて、当該技術分野でよく用いられる不活性希釈剤、例えば、水をはじめとする溶媒、可溶化剤ならびに乳化剤、例えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、油(特に綿実油、、ラッカセイ油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油およびゴマ油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコールおよびソルビタン脂肪酸エステルなどならびにその混合物などを含有し得る。
【0176】
経口組成物は不活性希釈剤のほかにも、湿潤剤、乳化剤、懸濁化剤、甘味剤、香味剤および着香剤などの補助剤を含み得る。
【0177】
懸濁剤は活性化合物に加えて、懸濁化剤、例えばエトキシル化イソステアリルアルコール,ポリオキシエチレンソルビトールおよびソルビタンエステル,微結晶性セルロース,アルミニウムメタヒドロキシド,ベントナイト,寒天、トラガントならびにその混合物などを含有し得る。
【0178】
経直腸または経膣投与のための組成物は坐剤であることが好ましく、坐剤は、本発明の化合物と、カカオ脂、ポリエチレングリコールまたは坐剤ワックスなどの適切な非刺激性の賦形剤または担体とを混合することによって調製することができ、室温では固体であるが体温では液体であるため、直腸または膣腔内で融解し活性化合物を放出する。
【0179】
本発明の化合物の局所投与のための剤形としては、散剤,貼付剤,スプレー剤,軟膏剤および吸入剤が挙げられる。活性化合物と、薬学的に許容される担体および任意の必要な保存剤、緩衝剤または必要とされ得る噴射剤とを無菌条件下で混合する。
【0180】
投与する化合物の量によって病態が治療および軽減または緩和されるのが好ましい。治療有効量は、従来の技術を用いることによって、また類似した状況下で得られる結果を観察することによって、担当の診断医により容易に決定され得る。治療有効量を決定する際には、特に限定されないが、動物の種類、大きさ、年齢および全般的健康状態、罹患している具体的な病態、病態の重症度、患者の治療に対する反応、投与する具体的な化合物、投与様式、投与する製剤のバイオアベイラビリティ、選択する投与計画、他の薬剤の使用ならびにその他の関連する状況を含めた多数の因子を考慮に入れなければならない。
【0181】
好ましい用量は、体重1キログラム当たり約0.01mg/日〜300mg/日の範囲内にある。より好ましい用量は体重1キログラム当たり約0.1mg/日〜100mg/日、さらに好ましくは体重1キログラム当たり約0.2mg/日〜80mg/日、さらにより好ましくは体重1キログラム当たり約0.2mg/日〜50mg/日の範囲内にある。適切な用量を1日当たり複数の用量に分けて投与することができる。
【0182】
このほか、本発明の化合物を化合物の性能を増大させるアジュバントと組み合わせて(または同時にもしくは逐次的に)投与してもよい。適切なアジュバントとしては、(a)ジペプチジルペプチダーゼ−IV(DP−IV)阻害剤;(b)インスリン感受性増強剤;(iv)ビグアニド;(c)インスリンおよびインスリン模倣物;(d)スルホニル尿素およびその他のインスリン分泌促進剤;(e)アルファ−グルコシダーゼ阻害剤;ならびに(f)GLP−1、GLP−1類似体およびGLP−1受容体アゴニストが挙げられる。アジュバントは同じ組成物の一部分であってもよく、またアジュバントを別個に(同時にまたは逐次的に)投与してもよい。組成物とアジュバントの投与順序は一般に、従事する医師にわかるものであり、様々なものとなり得る。
【0183】
本発明の化合物の合成
各種実施形態の薬剤は、容易に入手可能な出発物質を使用し当該技術分野で利用可能な技術を用いて、以下に記載する反応経路および合成スキームを用いて調製することができる。以下の実施例では実施形態の特定の化合物の調製について詳細に記載するが、当業者には、記載される化学反応が各種実施形態の他の多数の薬剤の調製に容易に適用され得ることを理解されるであろう。例えば、例示されていない化合物の合成を当業者に明らかな修正によって、例えば、干渉基を適宜保護することによって、当該技術分野で公知の他の適切な試薬に変更することによって、または反応条件の経路を修正することよって首尾よく実施することができる。Organic Synthesis,第3版,John Wiley & Sons,1991のT.W.Greene’s Protective Groupsに有機合成の適切な保護基のリストをみることができる。あるいは、本明細書に開示されているか当該技術分野で公知である反応が、各種実施形態の他の化合物の調製に適用可能であることが理解されるであろう。
【0184】
化合物の合成に有用な試薬は、当該技術分野で公知の技術に従って入手または調製することができる。
【0185】
工程、スキームおよび実施例中の記号、略号および慣例は現代の科学文献で用いられているものと同じである。限定するわけではないが、実施例中および本明細書全体を通して、特に以下の略号が使用され得る。
・g(グラム)
・L(リットル)
・Hz(ヘルツ)
・mol(モル)
・RT(室温)
・min(分)
・MeOH(メタノール)
・CHCl
3(クロロホルム)
・DCM(ジクロロメタン)
・DMSO(ジメチルスルホキシド)
・EtOAc(酢酸エチル)
・mg(ミリグラム)
・mL(ミリリットル)
・psi(ポンド/平方インチ)
・mM(ミリモル)
・MHz(メガヘルツ)
・h(時間)
・TLC(薄層クロマトグラフィー)
・EtOH(エタノール)
・CDCl
3(重水素化クロロホルム)
・HCl(塩酸)
・DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)
・THF(テトラヒドロフラン)
・K
2CO
3(炭酸カリウム)
・Na
2SO
4(硫酸ナトリウム)
・RM(反応混合物)。
【0186】
特に明示されない限り、温度はすべて℃(セ氏温度)で表す。特に言及されない限り、反応はすべて室温で実施する。
【0187】
使用する溶媒および試薬はすべて市販品であり、Sigma Aldrich社、Fluka社、Acros社、Spectrochem社、Alfa Aesar社、Avra社、Qualigens社、Merck社、Rankem社およびLeonid Chemicals社から購入されるものである。
【0188】
1H NMRスペクトルはBruker AV300で記録した。化学シフトは100万分の1単位(ppm、δ単位)で表す。結合定数はヘルツ(Hz)の単位である。分離パターンは見かけの多重度を表し、s(一重項)、d(二重項)、t(三重項)、q(四重項)、m(多重項)またはbr(ブロード)と呼ばれる。
【0189】
質量スペクトルは、大気圧化学イオン化(APCI)もしくはエレクトロスプレーイオン化(ESI)のいずれか、またはこの2種類のイオン源を組み合わせて用いて、Agilent technologies社製の単一四極子6120 LCMSにより得た。
【0190】
試料はすべて、LC−20 ADポンプ、SPD−M20Aダイオードアレイ検出器、SIL−20Aオートサンプラーを備えたSHIMADZUシステムで流した。
【0191】
合成スキーム1
ある種の本発明の化合物を製造するためのスキームの1つを下記のスキーム1に示す。
合成スキーム−1
【化14】
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4−オキソトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イルメタンスルホナート(中間体−1)の合成:
電磁式攪拌機を装備した1000mL丸底フラスコに、メタンスルホン酸(416.0g、4328.8mmol)および出発物質−1(50.0g、333mmol)を装入した。これに、アジ化ナトリウム(23.0g、351mmol)を少量ずつ2時間加えた。次いで、反応混合物を20〜25℃で3日間撹拌した。反応が完了したら(TLCによって反応をモニタリング)、反応混合物を氷水(3000mL)でクエンチし、酢酸エチル(1000×3mL)で抽出した。有機層をブライン溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して、表題の中間体−1(54.0g、収率=66%)を得た。
【0192】
ビシクロ[3.3.1]ノナ−6−エン−3−カルボン酸(中間体−2)の合成:
電磁式攪拌機を装備した2000mL丸底フラスコに、エタノール1200mLおよび中間体−1(54.0g、221.3mmol)を装入した。水酸化カリウム(84.0g、150mmol)をこの反応混合物にさらに加え、続いて、水950mLを加えた。反応混合物を110℃で12時間撹拌した。反応が完了した後に(反応をTLCによってモニタリングした)、反応混合物を真空下で濃縮した。生じた粗製の物質を1NのHClで酸性化し(pH=2)、酢酸エチル(250×3mL)で抽出した。有機層をブライン溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して、中間体−2(32.0g、収率=88%)を得た。
【0193】
メチルビシクロ[3.3.1]ノナ−6−エン−3−イルカルバマート(中間体−3)の合成
電磁式攪拌機を装備した500mL丸底フラスコに窒素雰囲気下で、トルエン(100mL)、中間体−2(16.0g、96mmol)、およびDPPA(28.8g、105mmol)を装入した。反応混合物を0℃に冷却し、次いで、トリエチルアミン(15.4g、143.9mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、反応混合物を80℃で8時間加熱し、12時間室温にした。これに、メタノール100mLを加え、12時間還流させた。反応の後に、これを真空下で濃縮した。得られた粗製物を酢酸エチルで抽出した。有機層を1NのHCl、飽和NaHCO
3溶液、ブライン溶液で洗浄し、次いで、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。粗製の物質を、6%のEtOAcで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体−3(8.0g、収率=42%)を得た。
【0194】
メチル2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート(中間体−4)の合成:
電磁式攪拌機を装備した100mL丸底フラスコに。ジクロロメタン50mLおよび中間体−3(5.0g、25.6mmol)を装入した。この反応混合物に、トリフルオロメタンスルホン酸(19.2g、125.2mmol)を0℃で加えた。次いで、反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応が完了した後に、反応混合物を水でクエンチしし、ジクロロメタンで抽出した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液、ブライン溶液で洗浄し、反応物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して、中間体−4(4.3g、収率=86%)を得た。
【0195】
2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン(中間体−5)の合成:
電磁式攪拌機を装備した50mL加圧密閉管に、HClを含有する1,4−ジオキサン(20mL)中の中間体−4(3.0g、15mmol)を装入した。次いで、反応混合物を90℃で8時間撹拌した。反応が完了した後に(反応物をLCMSによってモニタリングした)、これを濃縮し、続いて、ヘキサン:エーテル(1:1)の混合物と共に摩砕して、中間体−5(3.0g、収率=100%)を得た。
【0196】
tert−ブチル5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート(中間体−6)の合成:
電磁式攪拌機を装備した250mL丸底フラスコに中間体5(3.0g、21.6mmol)、濃硝酸(30mL)、およびH
2SO
4(5mL)を装入した。反応混合物を80℃で12時間撹拌した。反応が完了したら(反応物をLC−MSによってモニタリングした)、反応混合物を水でクエンチし、炭酸ナトリウムで塩基性にした。水性層をDCM(100mL)で洗浄し、生じた水性層をTHF(200mL)で希釈し、0℃に冷却した。トリエチルアミン(5mL)を使用して、混合物のpHを塩基性に調節した。この反応混合物に、Boc−無水物(6.0g、27.52mmol)を加えた。生じた混合物を室温で12時間撹拌した。反応が完了したら(反応物をLC−MSによってモニタリングした)、反応混合物を酢酸エチル(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、反応物を硫酸ナトリウム上で乾燥させた。有機層を濃縮して、粗製中間体を得、次いでこれを、40%のEtOAcで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体−6(2.5g、収率=50%)を得た。
【0197】
2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−オール(中間体−7)の合成:
電磁式攪拌機を装備した100mL丸底フラスコに、DCM(30mL)中の中間体−6(5.5g、21.5mmol)を装入した。こうして形成させた反応混合物を0℃に冷却し、これに、トリフルオロ酢酸(7.4g、65.2mmol)を加え、4時間撹拌した。反応が完了した後に(反応物をLCMSによってモニタリングした)、反応混合物を濃縮し、続いて、ヘキサン:エーテル(1:1)の混合物と共に摩砕して、中間体−7(3.4g、収率=100%)を得た。
【0198】
メチル2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボキシラート、中間体−8の合成
2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−オール(中間体−7)(1.5g、5.9mmol、1当量)に98%ギ酸(9ml)を、激しくガスを発生させながら、30分かけて滴加し、迅速に撹拌されていて、60℃に加熱された30%発煙硫酸(36ml)に加えた。この添加が完了したら、99%ギ酸(9ml)を、次の30分間で徐々に加えた。反応混合物を60℃でさらに1時間攪拌した(LCMSによってモニタリングした)。次いで、こうして形成させた反応混合物を、激しく撹拌されている0℃に冷却したメタノール(75ml)に徐々に注いだ。反応混合物を撹拌しながら、混合物を徐々に室温に4〜5時間加温した。次いで、混合物を真空下で濃縮した。残渣を氷(30g)に注ぎ、飽和Na
2CO
3溶液で塩基性にした。水性層をDCM中5%のメタノール(3×100ml)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4上で乾燥させた。有機相を最後に濃縮して、中間体−8(550mg、収率50%)をオイル状の物質として得た。
【0199】
2−tert−ブチル5−メチル2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2,5−ジカルボキシラート、中間体−9の合成
メチル2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボキシラート、中間体−8(0.32g、1.6mmol)をTHF(5mL)に加え、0℃に冷却した。トリエチルアミン(1.3mL)を反応混合物に加え、続いて、Boc−無水物(0.5g、1.96mmol)を加えた。生じた混合物を室温で6時間撹拌した。反応が完了したら(反応をLC−MSによってモニタリングした)、反応混合物を酢酸エチル(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層を水およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させた。有機層を濃縮して、粗製の中間体−9を得、これを、15%のEtOAcで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体−9(0.32g、収率=66%)を得た。
【0200】
2−(tert−ブトキシカルボニル)−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸、中間体−10の合成
メタノール(3ml)、THF(1ml)、および水(1ml)に溶かした2−tert−ブチル5−メチル2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2,5−ジカルボキシラート、中間体−9(0.16g、0.5mmol)の0℃に冷却した撹拌溶液に、LiOH(50mg、2mmol)を加え、生じた反応物を室温で6時間撹拌した。反応が完了したら(TLCによって反応をモニタリング)、反応混合物中に存在する溶媒を真空下で完全に除去し、粗製の残渣を飽和クエン酸溶液で酸性化し、酢酸エチル(3×15ml)で抽出した。次いで、有機層をブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、最後に真空中で濃縮して、中間体−10をオイル状物質0.16g(95%)として得た。
【0201】
tert−ブチル5−カルバモイル−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート、中間体−11の合成
電磁式攪拌機を装備した50mL丸底フラスコに、アセトニトリル5mLおよび2−(tert−ブトキシカルボニル)−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸、中間体−10(0.16g、0.56mmol)を装入した。N
2雰囲気下で、ピリジン(60mg、0.6mmol)およびBoc−無水物(0.148g、0.6mmol)を反応混合物に加え、1時間撹拌した。1時間後に、重炭酸アンモニウム固体(75mg、0.9mmol)を加え、反応混合物を室温で12時間撹拌した。反応が完了した後に(反応をTLCによってモニタリングした)、反応混合物を真空下で濃縮した。生じた粗製の物質を酢酸エチル(25ml×3)で抽出した。有機層を塩化アンモニウム溶液および飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。次いでこれを無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して、中間体−11をオイル状物質(0.14g、収率=87%)として得た。
【0202】
2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボキサミド、中間体−12の合成
電磁式攪拌機を装備した100mL丸底フラスコに、DCM(5mL)中のtert−ブチル5−カルバモイル−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート、中間体−11(0.1g、0.0357mmol)を装入した。反応混合物を0℃に冷却し、トリフルオロ酢酸無水物(0.21g、0.17mmol)を加え、4時間撹拌した。反応が完了した後に(反応をLCMSによってモニタリングした)、反応混合物を濃縮し、続いて、ヘキサン:エーテル(1:1)の混合物と共に摩砕して、中間体−12(0.09g、収率=90%)を得た。
【0203】
tert−ブチル5−シアノ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート、中間体−13の合成
電磁式攪拌機を装備した50mL丸底フラスコに、DCM5mLおよびtert−ブチル5−カルバモイル−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート、中間体−11(0.8g、2.8mmol)を装入した。N
2雰囲気下で、トリエチルアミン(1.15g、11.4mmol)およびトリフルオロ無水酢酸(2.4g、11.4mmol)を加え、6時間撹拌した。反応が完了した後に(反応物をTLCによってモニタリングした)、反応混合物をKHSO4溶液でクエンチし、DCM(50ml×3)で抽出した。有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液、続いて、ブライン溶液で洗浄した。最後に、反応混合物を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して、粗製の中間体−13を得、これをカラムクロマトグラム(PE中10%のEtOAc)に掛けて、オフホワイト色の固体(0.5g、収率=70%)として得た。
【0204】
2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボニトリル、中間体−14の合成
電磁式攪拌機を装備した50mL丸底フラスコに、DCM(5mL)中のtert−ブチル5−シアノ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート、中間体−13(0.5g、1.98mmol)を装入した。次いで、反応混合物を0℃に冷却し、トリフルオロ酢酸(1.1g、9.54mmol)を加え、4時間撹拌した。反応が完了した後に(反応物をLCMSによってモニタリングした)、反応混合物を濃縮し、ヘキサン:エーテル(1:1)の混合物と共に摩砕するプロセスを続けて、中間体−14(0.5g、収率=97%)を得た。
【0205】
tert−ブチル5−(ヒドロキシメチル)−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート、中間体−15の合成
電磁式攪拌機を装備した50mL丸底フラスコに、THF5mL、2−tert−ブチル5−メチル2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2,5−ジカルボキシラート、中間体−9(0.15g、0.5mmol)を装入し、0℃に冷却した。N
2雰囲気下で、LAHを少量ずつ加え(30mg、0.8mmol)、2時間撹拌した。反応が完了した後に(反応をTLCによってモニタリングした)、反応混合物を酢酸エチルでクエンチし、水で、続いて、1NのHCl溶液で洗浄した。有機層をブライン溶液で洗浄した。最後に、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して、粗製の中間体−15をオイル状物質(0.12g、収率=88%)として得た。
【0206】
2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−5−イルメタノール、中間体−16の合成
電磁式攪拌機を装備した50mL丸底フラスコに、DCM(5mL)中のtert−ブチル5−(ヒドロキシメチル)−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート、中間体−15(0.12g、0.45mmol)を加えた。反応混合物を0℃に冷却し、続いて、トリフルオロ酢酸(0.26g、2.2mmol)を加えた。この混合物を4時間撹拌した。反応が完了した後に(反応物をLCMSによってモニタリングした)、反応混合物を濃縮し、続いて、ヘキサン:エーテル(1:1)の混合物と共に摩砕して、中間体−16(0.12g、収率=97%)をオイル状物質として得た。
【0207】
tert−ブチル5−メトキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート、中間体−17の合成
電磁式攪拌機を装備した15mL密閉管に、THF5mL、tert−ブチル5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート、中間体−6(0.15g、0.5mmol)を装入した。水素化カリウム(47mg、1.1mmol)をこの混合物に0℃で、N
2雰囲気下で加えた。次いで、反応混合物を室温で30分間撹拌した。ヨウ化メチル(0.12g、0.8mmol)を0℃で徐々に加え、生じた反応物を密閉状態で60℃で12時間還流させた。反応が完了した後に(反応をTLCによってモニタリングした)、反応混合物を冷水でクエンチし、酢酸エチル(25ml×3)で抽出した。有機層を塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して、粗製の中間体−17を得、これをカラムクロマトグラム(PE中22%のEtOAc)に掛けて、オイル状物質(0.1g、収率=70%)を得た。
【0208】
5−メトキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン、中間体−18の合成:
電磁式攪拌機を装備した50mL丸底フラスコに、DCM(5mL)中のtert−ブチル5−メトキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート、中間体−17(0.1g、0.037mmol)を装入した。次いで、反応混合物を0℃に冷却し、トリフルオロ酢酸(0.22g、1.8mmol)を加え、4時間撹拌した。反応が完了した後に(反応物をLCMSによってモニタリングした)、反応混合物を濃縮し、続いて、ヘキサン:エーテル(1:1)の混合物と共に摩砕して、中間体−18(0.09g、収率=95%)をオイル状物質として得た。
【0209】
tert−ブチル5−(シクロプロピルメトキシ)−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート、中間体−19の合成
電磁式攪拌機を装備した15mL密閉管に、THF5mL、tert−ブチル5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート、中間体−6(50mg、0.2mmol)を装入した。この管に、水素化カリウム(20mg、0.5mmol)をN
2雰囲気下、0℃で加えた。反応物を室温で30分間撹拌した。この混合物に、シクロプロピルメチルブロミド(40mg、0.3mmol)を0℃で徐々に加え、生じた反応物を密閉状態下、60℃で12時間還流させた。反応が完了した後に(反応をTLCによってモニタリングした)、反応混合物を冷水でクエンチし、酢酸エチル(25ml×3)で抽出した。有機層を塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して、粗製の中間体−17を得、これをカラムクロマトグラム(PE中18%のEtOAc)に掛けて、オイル状物質(50mg、収率=80%)を得た。
【0210】
5−(シクロプロピルメトキシ)−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン、中間体−20の合成
電磁攪拌機を備えた50mL丸底フラスコに、DCM(5mL)中のtert−ブチル5−(シクロプロピルメトキシ)−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート、中間体−19(50mg、0.016mmol)を装入した。次いで、反応混合物を0℃に冷却し、トリフルオロ酢酸(0.099g、0.084mmol)を加え、4時間撹拌した。反応が完了した後に(反応物をLCMSによってモニタリングした)、反応混合物を濃縮し、続いて、ヘキサン:エーテル(1:1)の混合物と共に摩砕して、中間体−20(50mg、収率=95%)をオイル状物質として得た。
【0211】
実施例1:1−(2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オン(1)
【化15】
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合成スキーム2
【化16】
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実施例1:1−(2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オン(1)
出発物質−2(0.2mmol)を、ジクロロメタン(DCM)中の中間体−5(0.2mmol)に加え、続いて、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドヒドロクロリド(EDCI)(0.26mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)(0.23mmol)を加えた。反応混合物を0℃に冷却し、同じ温度で30分間維持した。さらに、トリエチルアミン(0.93mmol)を反応混合物に加え、生じた溶液を室温で15時間撹拌した。次いで、反応物を等比のDCMおよび水で希釈し、1NのHCl溶液、続いて、NaHCO
3およびブライン溶液で洗浄した。有機層を分離し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(1)(9.5mg、ゴム状の物質)を得た。
11H NMR(300MHz, CDCl3):δ 7.91(brs, 1H), 7.54(d, 1H), 7.28(d, 1H), 7.12(t, 1H), 7.02(t, 1H), 6.98(s, 1H), 4.82(s, 1H), 3.92(s, 1H), 3.06(t, 2H), 2.61(t, 2H), 1.97-1.98(m, 2H), 1.60 - 1.75(m, 10H)。LC−MS(M+H)+=309.2;HPLC純度=92.94%。
【0212】
実施例2:1−(2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オン(2)
【化17】
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合成スキーム3
【化18】
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4−メチル−1H−インドール(中間体−21)の合成:電磁式攪拌機および還流凝縮器を装備した100mL丸底フラスコに、DMF60mLを装入した。撹拌されている溶媒に、出発物質−3(5g、33mmol)を、続いて、ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(13.1mL、99.2mmol)を加えた。これに、Pyrrolidie(3.2mL、39.6mmol)を加え、反応混合物を120℃で窒素雰囲気下で21時間加熱した。反応が完了した後に、混合物を室温に冷却し、溶媒を減圧下で除去した。生じた粗製の物質をエーテル(250mL)に入れ、水(50mL×3)、飽和ブライン溶液(50mL)で洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮した。生じた粗製の物質を酢酸エチル(50mL)に入れた。これに、10%Pd/C(1.0g、10%w/w)を加え、parrシェーカー内で2時間水素化した。反応が完了した後に(TLCによって反応をモニタリング)、混合物をセライト床で濾過した。濾液を濃縮して、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル(60〜80)および酢酸エチルを溶離剤として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィー(120メッシュ)によって精製して、中間体−21(1.2g)を得た。
【0213】
3−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)プロパン酸(中間体−22)の合成:電磁式攪拌機を装備した100mL丸底フラスコに、酢酸2.5mLを装入した。撹拌されている溶媒に、無水酢酸2.0mLを加え、続いて、アクリル酸(1.8mL、27.4mmol)を加えた。この撹拌混合物に、中間体−21(1.2g、9.15mmol)を加え、反応混合物を室温で1週間撹拌した。反応が完了した後に(反応をTLCによってモニタリングした)、5NのNaOH(5mL)を使用して、反応物を塩基性にし、酢酸エチル(100mL×2)で洗浄した。水性層を濃HCl(3ML)で酸性化し、酢酸エチル(100mL×3)を使用して抽出した。合わせた酢酸エチル層をブライン溶液で洗浄し、濃縮して、中間体−22(350mg)を得た。
【0214】
化合物(2)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(2)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチルを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(2)を得た。
1H NMR(300MHz, CDCl3):δ 7.94(brs, 1H), 7.12(d, 1H), 6.99(t, 1H), 6.92(s, 1H), 6.76(d, 1H), 4.82(s, 1H), 3.94(s, 1H), 3.21(t, 2H), 2.64(s, 3H), 2.58(t, 2H), 2.12 - 2.17(m, 1H), 1.64-1.76(m, 11H)。LC−MS(M+H)
+=323.2;HPLC純度:71.84%。
【0215】
実施例3:1−(2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1,4−ジメチル−1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オン(3)
【化19】
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化合物(3)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(3)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチルを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(3)を得た。
1H NMR(300MHz, CDCl3):δ 6.98 - 7.05(m, 2H), 6.75 - 6.78(m, 2H), 4.82(s, 1H), 3.93(s, 1H), 3.63(s, 3H), 3.16 - 3.22(m,2H), 2.64(s, 3H), 2.55-2.61(m, 2H), 1.97 - 2.01(m, 2H), 1.75 - 1.79(m, 2H), 1.70 - 1.72(m, 3H), 1.59 - 1.65(m, 5H)。LC−MS(M+H)
+=337.2;HPLC純度:79.30%。
【0216】
実施例4:3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)プロパン−1−オン(4)
【化20】
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合成スキーム4
【化21】
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4−フルオロ−1H−インドール−3−カルボアルデヒド(中間体−23)の合成:
電磁式攪拌機を装備した25mL丸底フラスコに、DMF(0.413g)およびPOCl
3(0.623g、4mmol)を0℃、N
2雰囲気下で加え、生じた混合物を同じ温度で30分間撹拌した。次いで、DMF中の出発物質−4(500mg、3.7mmol)を混合物に加え、40℃で1時間撹拌した。反応が完了した後に、反応混合物を0℃に冷却した、NaOH溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮して、粗製の物質を得、次いでこれを、ヘキサン:EtOAcで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体−23(230mg)を茶色の材料として得た。LC−MS(M+H)+=164.2。
【0217】
エチル(2E)−3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)プロパ−2−エノアート(中間体−24)の合成:
電磁式攪拌機を装備した100mL丸底フラスコに、ピリジン(10mL)中の中間体−23(0.23g、1.4mmol)、マロン酸エチル(0.204g、1.5mmol)、およびPiperdine(0.011g、0.13mmol)を装入した。生じた反応混合物を110℃で14時間加熱した。反応が完了した後に、反応混合物を濃縮して、粗製の物質を得、次いでこれを、酢酸エチルに溶かし、水およびブラインで洗浄した。次いで、有機層を濃縮して、粗製の物質を得、これを、ヘキサン:EtOAcで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体−24(250mg)を得た。
【0218】
エチル3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)プロパノアート(中間体−25)の合成:
中間体−24(0.24g、1.0mmol)をEtOAc(10mL)に入れ、これに、10%Pd/C(50mg)を加えた。生じた反応物をH
2雰囲気(30psi)下で4時間撹拌した。反応物をセライト床で濾過し、濃縮して、中間体−25(240mg)を得た。
【0219】
3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)プロパン酸(中間体−26)の合成:
中間体−25(100mg、0.4mmol)をEtOH:THF:H
2O(5mL:5mL:1mL)に入れた。これに、NaOH(51mg、1.2mmol)を加えた。生じた反応混合物を4時間還流させた。反応が完了した後に(TLCによって反応をモニタリング)、反応混合物を濃縮し、これを水で希釈し、1NのHClで酸性化し(pH=1〜2)、EtOAcで抽出し、濃縮して、中間体−26(90mg)を得た。
【0220】
化合物(4)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(4)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(4)を得た。
1H NMR(300MHz, CDCl3):δ 8.04(s, 1H), 6.97 - 7.07(m, 2H), 6.94(s, 1H), 6.65 - 6.71(m, 1H),5.01(s, 1H), 4.21(s, 1H), 3.08 - 3.13(t, 2H), 2.62 - 2.67(t, 2H), 2.24(s, 1H), 1.53 - 1.74(m, 10H)。LC−MS(M+H)+=343.12;HPLC純度:95.20%。
【0221】
実施例5:1−(2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オン(5)
【化22】
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化合物(5)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(5)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチルを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(5)を得た。1H NMR(300MHz, CDCl3):δ 8.02(brs, 1H), 7.41 - 7.46(dd, 1H), 6.95 - 6.99(m, 2H), 6.78 - 6.85(m, 1H), 4.81(s, 1H), 3.90(s, 1H), 3.03 - 3.08(t, 2H), 2.63 - 2.68(t, 2H), 1.96 - 2.02(m, 2H), 1.56 - 1.76(m, 10H)。LC−MS(M+H)
+=327.3;HPLC純度:95.25%。
【0222】
実施例6:3−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(4−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)プロパン−1−オン(6)
【化23】
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合成スキーム5
【化24】
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メチル4−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート(中間体−27)の合成:
電磁式攪拌機を装備した100mL丸底フラスコに、ジクロロメタン25mLを装入した。これに、中間体−3(0.5g、2.5mmol)を、続いて、m−CPBA(0.69g、4.0mmol)を0℃で加えた。次いで、反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応が完了した後に、NaHCO
3水溶液を使用して、反応混合物をクエンチし、ジクロロメタンで抽出した。有機層を濃縮して、中間体−27(0.5g)を得た。
【0223】
2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−4−オール塩化水素塩(中間体−28)の合成:
電磁式攪拌機を装備した50mL加圧密閉管に、HClを含有する1,4−ジオキサン(20mL)中の中間体−27(0.2g、0.9mmol)を装入した。次いで、反応混合物を90℃で8時間撹拌した。反応が完了した後に(反応物をLCMSによってモニタリングした)、これを濃縮し、続いて、ヘキサン:エーテル(1:1)の混合物と共に摩砕して、中間体−28(0.2g)を得た。
【0224】
化合物(6)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(6)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(6)を得た。
1H NMR(300MHz, CDCl3):δ 7.97(brs, 1H), 7.17 - 7.23(d, 1H), 7.14 - 7.15(d, 1H), 7.02(s, 1H), 6.84 - 6.90(m, 1H), 4.67 - 4.73(d, 1H), 3.83(brs,0.5H), 3.68(s, 1H), 3.35(brs, 1H), 2.98 - 3.03(t, 2H), 2.56 - 2.64(m, 2H), 2.07 - 2.11(m, 1H),1.97(m, 1H), 1.61 - 1.69(m, 7H)。LC−MS(M+H)
+=343.1;HPLC純度:95.88%。
【0225】
実施例7:1−(2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オン(7)
【化25】
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化合物(7)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(7)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチルを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(7)を得た。
1H NMR(300MHz, CDCl3):δ 7.94(s,1H), 722(d, 1H), 7.16(s, 1H), 7.03(s, 1H), 6.86 - 6.87(t, 1H), 4.81(s, 1H), 3.91(s, 1H), 2.99 - 3.04(t, 2H), 2.57 - 2.62(t, 2H), 1.92 - 1.98(m, 2H), 1.58 - 1.75(m, 10H)。LC−MS(M+H)
+=327.2;HPLC純度:96.53%。
【0226】
実施例8:3−(4−フルオロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)プロパン−1−オン(8)
【化26】
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化合物(8)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(8)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(8)を得た。
1H NMR(300MHz, CDCl3):δ 6.96 - 7.07(m,2H), 6.78(s, 1H), 6.63 - 6.69(m, 1H), 5.01(s, 1H), 4.21(s, 1H), 3.64(s, 3H), 3.05 - 3.10(t, 2H), 2.59 - 2.64(t, 2H), 2.24(s, 1H), 1.53 - 1.74(m, 10H)。LC−MS(M+H)
+=357.1;HPLC純度:89.95%。
【0227】
実施例9:3−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)プロパン−1−オン(9)
【化27】
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化合物(9)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(9)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(9)を得た。
1H NMR(300MHz, CDCl3):δ 7.94(brs, 1H), 7.19 - 7.22(d, 1H), 7.15 - 7.16(d, 1H), 7.02(s, 1H), 6.83 - 6.90(m, 1H), 5.02(s, 1H), 4.01(s, 1H), 2.99 - 3.04(t, 2H), 2.57 - 2.62(t, 2H), 2.26(s, 1H), 1.61 - 1.97(m, 10H)。LC−MS(M+H)
+=343.1;HPLC純度:93.42%。
【0228】
実施例10:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−メチル−3−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(10)
【化28】
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合成スキーム6
【化29】
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メチル1H−インドール−3−イルアセタート(中間体−29)の合成:
電磁式攪拌機を装備した100mL丸底フラスコに、メタノール15mLを装入した。この撹拌溶媒に、出発物質−5(2.0g、11.41mmol)を加えた。生じた混合物を0℃に冷却し、濃H
2SO
4(0.5mL)を加えた。次いで、反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応が完了した後に(TLCによって反応をモニタリング)、反応物から溶媒を減圧下で除去した。生じた粗製物を酢酸エチル(100mL)に入れ、水(50mL)、重炭酸ナトリウム溶液(100mL×2)、および飽和ブライン溶液(50mL)で洗浄した。次いで、有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。次いで、溶媒を減圧下で除去した。生成物の中間体−29を茶色のシロップ(2.1g)として得た。LC−MS(M+H)
+=190.2。
【0229】
メチル2−メチル−2−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)プロパノアート(中間体−30)の合成:
電磁式攪拌機を装備した100mL三つ口丸底フラスコに、無水THF10mLを装入した。この撹拌溶媒に、ジイソプロピルアミン(401.12mg、3.964mmol)を加え、生じた溶液を−78℃に冷却した。n−BuLi(2.5mL、3.964mmol)を加え、0℃で1時間撹拌した。反応混合物を再び−78℃に冷却し、これに、中間体−29(150mg、0.7928mmol)を加えた。次いで、反応混合物を1時間撹拌した。これに、ヨウ化メチルの添加を続けた。次いで、生じた物質を室温で15時間撹拌した。反応が完了した後に(TLCによって反応をモニタリング)、反応物を飽和塩化アンモニウムでクエンチし、EtOAc(100mL×3)を使用して抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ、その後、溶媒を減圧下で除去した。生じた粗製の化合物を石油エーテル(60〜80)および酢酸エチルを溶離剤として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィー(120メッシュ)によって精製した。生成物の中間体−30を茶色のシロップ(150mg)として得た。LC−MS(M+H)+=232.2。
【0230】
2−メチル−2−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オール(中間体−31)の合成:
電磁式攪拌機を装備した50mL丸底フラスコに、水素化アルミニウムリチウム(0.983g、25.951mmol)を装入し、これに、THF(20mL)を0℃で加えた。この生じた懸濁液に、THF(20mL)中の中間体−30(2.0g、8.65mmol)を加え、生じた混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完了した後に、反応混合物をEtOAc(50mL)で希釈し、次いで、Na
2SO
4(5g)でクエンチした。生じたスラリーを室温で1時間撹拌し、セライトで濾過し、酢酸エチルで洗浄した。生じた濾液を濃縮して、中間体−31(0.9g)を得た。
1H NMR(300MHz, DMSO - d6):δ 7.65 - 7.68(d, 1H), 7.34 - 7.36(d, 1H), 7.07 - 7.12(t, 1H), 7.03(s, 1H), 6.94 - 6.99(t, 1H), 4.53 - 4.57(t, 1H), 3.71(s, 3H), 3.54 - 3.56(d, 2H), 1.31(s, 6H)。
【0231】
2−メチル−2−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)プロパナール(中間体−32)の合成:
電磁式攪拌機を装備した100mL丸底フラスコに、DCM30mLを装入し、これに、ピリジニウムクロロクロマート(2.466g、11.4419mmol)を加え、続いて、DCM10mL中の中間体−31(1.55g、7.627mmol)を加えた。生じた混合物を室温で2時間撹拌した。反応が完了した後に、反応物から溶媒を減圧下で除去して、粗製の化合物を得た。粗製物を、60〜120シリカゲルおよび溶離剤として9:1の石油エーテル/酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体−32(0.79g)を得た。
1H NMR(300MHz, DMSO - d6):δ 9.39(s, 1H), 7.40 - 7.44(t, 1H), 7.32(s, 1H), 7.13 - 7.18(t, 1H), 6.98 - 7.03(t, 1H), 3.77(s, 3H), 1.46(s, H)。
【0232】
3−[(3E)−4−メトキシ−2−メチルブタ−3−エン−2−イル]−1−メチル−1H−インドール(中間体−33)の合成:
電磁式攪拌機を装備した100mL丸底フラスコに、無水THF20mLおよびメトキシメチルトリフェニルホスホニウムクロリド(2.566g、7.487mmol)を、続いて、カリウムtertブトキシド(2.295g、20.451mmol)を装入した。生じた物質を室温で2時間撹拌し、次いで、0℃に冷却した。THF10mL中の中間体−32(1.37g、6.807mmol)を上記の反応物質に加え、室温で2時間撹拌した。反応が完了した後に、反応物を水10mLで希釈し、酢酸エチル(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して、粗製の生成物を得た。粗製の生成物を、60〜120シリカゲルおよび溶離剤として石油エーテル中6%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体−33を得た。収量:1.12g(71.8%)。
1H NMR(300MHz, CDCl3):δ 7.73 - 7.80(m, 1H), 7.33(s, 1H), 7.16 - 7.21(t, 1H), 7.03 - 7.08(t, 1H),6.81(s, 1H), 5.79 - 6.34(m, 1H), 4.58 - 5.15(m, 1H), 3.73 - 3.74(d, 3H), 3.49 - 3.53(d, 3H), 1.55(s, 6H)。
【0233】
3−メチル−3−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)ブタナール(中間体−34)の合成:
電磁式攪拌機を装備した100mL丸底フラスコに、1,4ジオキサン50.4mLおよび水12.76mLを装入した。これに、中間体−33(1.12g、4.884mmol)を加え、続いて、p−トルエンスルホン酸(0.0424g、0.2232mmol)を加えた。生じた物質を60℃で16時間加熱した。反応が完了した後に、反応混合物を水10mLでクエンチし、酢酸エチル(100mL×3)で抽出し、合わせた有機層を飽和重炭酸ナトリウム溶液、続いて、ブライン溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、濃縮して、粗製の生成物を得た。粗製の生成物を、60〜120シリカゲルおよび溶離剤として石油エーテル中8%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体−34を得た。
1H NMR(300MHz, DMSO - d6):δ9.47 - 9.49(t, 1H), 7.73 - 7.76(d, 1H), 7.37 - 7.40(d, 1H), 7.11 - 7.16(t, 1H), 7.10(s, 1H), 6.99 - 7.04(t, 1H), 3.72(s, 3H), 2.78(s, 2H), 1.49(s, 6H)。
【0234】
3−メチル−3−(1−メチル−1H−インドール−3−イル)ブタン酸(中間体−35)の合成:
電磁式攪拌機を装備した50mL丸底フラスコに、THFを装入し、−78℃に冷却し、これに、2−メチル−2−ブテン(3mL)を加え、15分間撹拌した。電磁式攪拌機を装備した別の100mL丸底フラスコに、中間体−34(557mg、2.59mmol)およびtertブタノール(15mL)を装入し、室温で撹拌し、これに、上記で調製したTHF溶液を加えた。次いで、生じた物質を0℃に冷却し、これに、水中のNaH
2PO
4(1.42g)を加え、続いて、水中のNaClO
2(0.35g)を加えた。生じた混合物を0℃で20分間攪拌し、水でクエンチした。1NのHClを使用して、反応混合物のpHを1〜2に調節し、生成物を酢酸エチルで抽出し、濃縮して、中間体−35(480mg)を得た。
1H NMR(300MHz, DMSO - d6):δ11.82(s, 1H), 7.69 - 7.71(d, 1H), 7.35 - 7.38(d, 1H), 7.09 - 7.14(t, 1H), 7.05(s, 1H), 6.96 - 7.01(t, 1H), 3.71(s, 3H), 2.66(s, 2H), 1.48(s, 6H)。
【0235】
化合物(10)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(10)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(10)を得た。
1H NMR(300MHz, DMSO - d6):δ 7.70 - 7.73(d, 1H), 7.34 - 7.37(d, 1H), 7.10(t, 1H),7.04(s, 1H), 6.98 - 7.04(t, 1H), 4.75(brs, 1H),4.54(s, 1H), 3.99(brs, 1H), 3.70(s, 3H), 2.60 - 2.65(dd, 2H), 2.02(s, 1H), 1.28 - 1.62(m, 16H)、LC−MS(M+H)+=367.3;HPLC純度:88.74%。
【0236】
実施例11:1−(2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)プロパン−1−オン(11)
【化30】
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合成スキーム7
【化31】
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3−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)プロパン酸(中間体−36)の合成:
ベンゼン中の出発物質−7(3.97mmol)を、出発物質−6(3.97mmol)のベンゼン中の溶液に滴加した。生じた溶液を2時間還流加熱した。2時間後に、反応物を室温に冷却し、10%水酸化ナトリウム溶液で抽出した。濃HCl(3ml)を使用して、水性層を0℃で酸性化した。生じた固体を濾過し、室温で乾燥させて、中間体−36(660mg)を得た。
【0237】
化合物(11)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(11)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(11)を得た。
1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ7.89 - 7.91(d, 1H), 7.76 - 7.78(d, 1H), 7.36 - 7.41(t, 1H), 7.26 - 7.31(t, 1H), 4.79(s, 1H), 4.01(s,1H), 3.40 - 3.46(t, 2H), 2.82 - 2.88(t, 2H), 1.98 - 2.02(m, 2H), 1.66 - 1.81(m, 10H)。LC−MS:(M+H)+=327.3;HPLC純度=94.43%。
【0238】
実施例12:3−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)プロパン−1−オン(12)
【化32】
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化合物(12)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(12)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(12)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ7.91 - 7.93(d, 1H), 7.76 - 7.79(d, 1H), 7.37 - 7.43(t, 1H), 7.28 - 7.33(t, 1H), 4.99(s, 1H), 4.28(s, 1H), 3.42 - 3.47(t, 2H), 2.88 - 2.93(t, 2H), 2.28(brs, 1H), 1.51 - 1.79(m, 10H)。LC−MS:(M+H)+=343.1;HPLC純度=99.27%。
【0239】
実施例13:3−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−1−[5−(ジフルオロメトキシ)−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル]プロパン−1−オン(13)
【化33】
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合成スキーム8
【化34】
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化合物(13)の合成:(80mg、0.28mmol)のMeCN(3mL)中の撹拌溶液に、CuI(88mg、0.046mmol)を加え、45℃に加熱した。これに、ジフルオロ(フルオロスルホニル)酢酸(23mg、0.46mmol)を加えた。生じた混合物を同じ温度で30分間撹拌した。反応が完了した後に、反応混合物を水でクエンチし、EtOAcで抽出し、濃縮する。生じた粗製の物質を、ヘキサン:EtOAcで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、化合物(13)(40mg)を暗黄色のゴム状物質として得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.87 - 7.89(d,1H), 7.76 - 7.78(d, 1H), 7.35 - 7.40(t, 1H), 7.26 - 7.31(t, 1H), 5.97 - 6.48(t, 1H), 5.03(brs, 1H),4.33(brs, 1H), 3.39 - 3.44(t, 2H), 2.85 - 2.89(t, 2H), 2.33(brs, 1H), 1.87 - 1.98(m, 4H), 1.57 - 1.70(m, 6H)。LC−MS:(M+H)+=393.2;HPLC純度=89.63%。
【0240】
実施例14:1−(2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)プロパン−1−オン(14)
【化35】
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合成スキーム9
【化36】
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3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)プロパン酸(中間体−37)の合成:中間体−26(スキーム4)を製造するために使用した手順に従うことによって、中間体−37合成した。
【0241】
化合物(14)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(14)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(14)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ8.99(brs, 1H), 8.22 - 8.21(d, 1H), 7.9 - 7.88(d, 1H), 7.07(s, 1H), 7.03 - 6.99(t, 1H), 4.81(s, 1H),3.92(s, 1H), 3.07 - 3.02(t, 2H), 2.62 - 2.57(t, 2H), 1.97 - 1.98(m, 3H), 1.76 - 1.56(m, 11H)。LC−MS:(M+H)+=310.2;HPLC純度=98.28%。
【0242】
実施例15:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)プロパン−1−オン(15)
【化37】
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化合物(15)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(15)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(15)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ9.02(brs, 1H), 8.20 - 8.22(d, 1H), 7.86 - 7.88(d, 1H), 7.07(brs, 1H), 6.99 - 7.03(dd, 1H), 5.00(bs, 1H), 4.10(brs, 1H), 3.02 - 3.07(t, 2H), 2.57 - 2.62(t, 2H), 2.22(brs, 1H), 1.45 - 1.73(m, 10H)。LC−MS:(M+H)+=326.1;HPLC純度=98.04%。
【0243】
実施例16:3−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)プロパン−1−オン(16)
【化38】
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合成スキーム10
【化39】
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エチル3−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)プロパノアート(中間体−38)の合成:
無水THF(5ml)中の出発物質−8(4.1mmol)を0℃に冷却し、続いて、NaH(6.0mmol)を加えた。反応混合物を徐々に室温に加温し、20分間反応させた。反応混合物を再び0℃に冷却し、続いて、THF(2.5ml)中のエチル3−ブロモプロパノアート(4.6mmol)を滴加した。室温で12時間反応させた。12時間後に、反応混合物を氷冷水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水MgSO
4上で乾燥させ、濃縮して、中間体−38(70mg)を得た。1H NMR(300MHz, CDCl3):δ 7.98 - 8.01(1H, d),7.55 - 7.58(d, 1H),7.41 - 7.46(t, 1H), 7.28 - 7.33(t, 1H),4.82 - 4.87(t, 2H), 4.00 - 4.07(t, 2H),3.00 - 3.05(t, 2H), 1.08 - 1.1(t, 3H)。
【0244】
3−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)プロパン酸(中間体−39)の合成:
0℃で、水(1ml)中のLiOH(1.5mmol)を、溶媒THF:MeOH(1:1、それぞれ3ml)中の中間体−38に加えた。室温で12時間反応させた。12時間後に、反応混合物を濃縮し、1NのHCl(pH=2)でさらに酸性化した。反応混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を無水MgSO
4上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて、中間体−39(60mg)を得た。1H NMR(300MHz, CDCl3):δ 7.29 - 8.00(4H, m), 4.82 - 4.87(t, 2H),3.09 - 3.14(t, 2H)。
【0245】
化合物(16)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(16)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(16)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ7.23 - 7.97(m,4H), 4.81 - 4.92(m, 3H), 4.10(brs, 1H), 3.01 - 3.05(t, 2H), 2.21(brs, 1H), 1.40 - 1.78(m, 10H)。LC−MS:(M+H)+=327.2;HPLC純度=98.35%。
【0246】
実施例17:1−(2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(17)
【化40】
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合成スキーム11
【化41】
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5−[1−(1H−インドール−3−イル)エチル]−2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4,6−ジオン(中間体−40)の合成:
電磁式攪拌機を装備した100mL丸底フラスコに、アセトニトリル75mL中の出発物質−9(4.0g、34mmol)、出発物質−10(4.92、34mmol)、および出発物質−11(3g、68mmol)を装入した。生じた溶液を室温で一晩撹拌した。反応が完了した後に(TLCによって反応をモニタリング)、溶媒を減圧下で除去し、生じた粗製の化合物を、石油エーテル(60−80)および酢酸エチルを溶離剤として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィー(230〜400メッシュ)によって精製した。生成物(中間体−40)を、茶色の液体(2.51g)として使用した。LC−MS(M−H)
+=286。
【0247】
エチル3−(1H−インドール−3−イル)ブタノアート(中間体−41)の合成:
電磁式攪拌機を装備した100mL丸底フラスコに、ピリジン50mLおよびエタノール8ml中の中間体−40(2.5g、8.7mmol)を装入した。この混合物に、銅粉末(0.4g、5mol%)を加えた。次いで、生じた反応物を110℃で3時間還流させた。反応が完了した後に(TLCによって反応をモニタリング)、溶媒を反応物から除去し、反応物を酢酸エチル100mLで希釈した。これに続いて、反応物を1.5NのHCl50mL(2×25mL)およびブライン溶液で洗浄した。次いで、有機層を無水MgSO
410g上で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、生じた粗製の化合物を、石油エーテル(60〜80)および酢酸エチルを溶離剤として使用するシリカゲルカラムクロマトグラフィー(230〜400メッシュ)によって精製した。生成物(中間体−41)を茶色の液体(0.380g)として得た。LC−MS(M+H)
+==232。
【0248】
エチル3−(1H−インドール−3−イル)ブタン酸(中間体−42)の合成:
電磁式攪拌機を装備した50mL丸底フラスコにメタノール6mLおよび水2mLを装入した。この撹拌溶媒に、中間体−41(0.145g、0.62mmol)およびKOH(0.098g、2.54mmol)を加えた。次いで、生じた反応物を70℃で3時間還流させた。反応が完了した後に(TLCによって反応をモニタリング)、溶媒を反応物から除去し、反応物を水20mLで希釈した。水性層をジエチルエーテル20mLで洗浄し、1NのHClによってpH5.5に酸性化した。次いで、生成物を酢酸エチルで抽出し、溶媒を減圧下で除去した。生成物(中間体−42)を茶色の液体(0.115g)として得た。上記で得られた生成物を、なんら精製することなく、次のステップにそのまま入れた。
【0249】
化合物(17)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(17)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(17)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ7.91(brs, 1H), 7.60 - 7.63(d, 1H), 7.27 - 7.30(d, 1H), 7.09 - 7.13(t, 1H), 7.01 - 7.03(t, 1H), 6.96(s, 1H), 4.80(s, 1H), 3.93(s, 1H), 3.54 - 3.61(m, 1H), 2.72 - 2.79(m, 1H), 2.45 - 2.50(m, 1H), 2.10(brs, 1H), 1.88 - 1.97(m, 1H), 1.66 - 1.74(m, 5H), 1.47 - 1.59(m, 5H), 1.38 - 1.41(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=323.3;HPLC純度=90.83%。
【0250】
実施例18:1−(4−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(18)
【化42】
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化合物(18)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(18)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(18)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ7.92(brs, 1H),7.75 - 7.54(m, 1H), 7.35 - 7.27(m, 1H), 7.14 - 7.01(m, 2H), 6.96(brs, 1H), 4.73 - 4.64(d, 1H),3.89(s, 1H), 3.67(s, 1H), 3.37 - 3.60(m, 1H), 2.67 - 2.79(m, 1H),2.59 - 2.46(m, 1H), 2.08 - 1.86(m, 3H),1.75 - 1.60(m, 5H), 1.53 - 1.44(m, 2H), 1.38 - 1.42(m, 3H)。LC−MS:(M+H)+=339.2;HPLC純度=98.80%。
【0251】
実施例19:1−(4−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)−4−メチルペンタン−1−オン(19)
【化43】
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化合物(19)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(19)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(19)を得た。1H NMR(300MHz, CDCl3):δ8.06 - 7.98(d, 1H),7.70 - 7.56(d, 1H), 7.36 - 7.24(m, 1H), 7.16 - 7.01(m, 2H), 6.98 - 6.91(d, 1H),4.57 - 4.56(d, 1H), 3.83 - 3.39(m, 2H), 3.25 - 2.90(m, 2H), 2.80 - 2.66(m, 1H),2.16 - 2.02(m, 1H),1.98 - 1.66(m, 4H), 1.54 - 1.08(m, 6H), 0.961 - 0.89(d, 6H)。LC−MS:(M+H)+=367.3;HPLC純度=98.74%。
【0252】
実施例20:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(20)
【化44】
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化合物(20)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(20)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(20)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ7.99(brs, 1H), 7.59 - 7.62(d, 1H), 7.27 - 7.29(d, 1H), 7.08 - 7.13(t, 1H), 7.01 - 7.06(t, 1H), 6.96(brs, 1H), 4.98(brs, 1H), 4.09(brs, 1H), 3.56 - 3.61(q, 1H), 2.73 - 2.78(t, 1H), 2.43 - 2.50(m, 1H), 1.94 - 1.97(m, 1H), 1.42 - 1.68(m, 10H), 1.40(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=339.2;HPLC純度=94.22%。
【0253】
実施例21:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(21)
【化45】
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化合物(21)の合成(ピーク−1):化合物(20)のラセミ化合物を、HPLCを使用することによって分離して、鏡像異性体化合物(21)(ピーク−1)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):7.99(brs, 1H), 7.59 - 7.62(d, 1H), 7.27 - 7.29(d, 1H), 7.08 - 7.13(t, 1H), 7.01 - 7.06(t, 1H), 6.96(brs,1H), 4.98(brs, 1H), 4.09(brs, 1H), 3.56 - 3.61(q, 1H), 2.73 - 2.78(t, 1H), 2.43 - 2.50(m, 1H), 1.94 - 1.97(m, 1H), 1.42 - 1.68(m, 10H), 1.40(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=339.2;HPLC純度=98.2%、キラル純度:(RT=19.9分)。
【0254】
実施例22:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(22)
【化46】
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化合物(22)の合成(ピーク−1):化合物(20)のラセミ化合物を、HPLCを使用することによって分離して、鏡像異性体化合物(22)(ピーク−2)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):7.99(brs, 1H), 7.59 - 7.62(d, 1H), 7.27 - 7.29(d, 1H), 7.08 - 7.13(t, 1H), 7.01 - 7.06(t, 1H), 6.96(brs, 1H), 4.98(brs, 1H), 4.09(brs, 1H), 3.56 - 3.61(q, 1H), 2.73 - 2.78(t, 1H), 2.43 - 2.50(m, 1H), 1.94 - 1.97(m, 1H), 1.42 - 1.68(m, 10H), 1.40(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=339.2;HPLC純度=97.8%;キラル純度:(RT=22.28分)。
【0255】
実施例23:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)−4−メチルペンタン−1−オン(23)
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(23)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(23)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、(23)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ10.77(s, 1H), 7.50 - 7.53(d, 1H), 7.28 - 7.31(d, 1H), 7.07(s, 1H), 6.99 - 7.04(t, 1H), 6.90 - 6.95(t, 1H),4.67(s, 1H), 4.55 - 4.62(d, 1H), 4.26 - 4.29(d, 1H), 3.22 - 3.26(m, 1H), 2.65 - 2.67(m, 2H), 1.98(m, 2H),1.55 - 1.62(d, 5H), 1.36 - 1.48(m, 3H), 1.15 - 1.19(m, 1H), 1.01 - 1.06(m, 1H), 0.77 - 0.87(m, 6H)。LC−MS:(M+H)+=367.2;HPLC純度=85.41%。
【0256】
実施例24:1−(5−フルオロ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)−4−メチルペンタン−1−オン(24)
【化48】
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合成スキーム12
【化49】
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化合物(24)の合成:
N
2雰囲気下で、化合物(23)(0.035g、0.09mmol)の撹拌溶液に、DAST(0.015g、0.09mmol)を−78℃で加えた。反応混合物を同じ温度で2時間撹拌した。反応が完了した後に(TLCによって反応をモニタリング)、反応物をNaHSO
3溶液でクエンチし、DCM(3×25mL)で抽出した。有機層を飽和ブライン溶液(15mL)で洗浄し、濃縮して、粗製の生成物を得た。粗製の生成物をPrep TLCプレート(97:3のクロロホルム:メタノール)に負荷し、化合物(24)(12mg)を淡黄色の固体として収集した。1H NMR(300MHz, CDCl3):δ7.94(s, 1H),7.57 - 7.59(d, 1H), 7.25 - 7.30(m, 1H),6.99 - 7.12(m, 2H), 6.93(s, 1H), 4.95(s,1H),4.09(s, 1H),3.12 - 3.21(m, 1H), 2.72 - 2.82(m, 1H)2.63 - 2.67(m, 1H), 2.08 - 2.25(m, 3H),1.72 - 1.79(m, 2H), 1.61 - 1.69(m, 7H), 0.96 - .98(d,3H),0.71 - 0.81(d,3H)。LC−MS:(M+H)+=369.1;HPLC純度=96.16%。
【0257】
実施例25:3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−4−メチルペンタン−1−オン(25)
【化50】
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化合物(25)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(25)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(25)を得た。1H NMR(300MHz, CDCl3):δ8.29 - 8.26(d, 1H), 7.14 - 7.02(m, 2H), 6.98(s, 1H), 6.77 - 6.71(t, 1H), 4.93(s, 1H), 4.21(s, 1H),3.25(m, 1H), 2.91 - 2.66(m, 2H), 2.25(s, 1H), 2.16 - 2.05(m,2H), 1.72 - 1.34(m, 9H), 0.79 - 0.81(d,6H)。LC−MS:(M+H)+=385.2;HPLC純度=98.37%。
【0258】
実施例26:3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(26)
【化51】
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化合物(26)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(26)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(26)を得た。1H NMR(300MHz, CDCl3):δ8.15(brs, 1H), 7.00 - 7.09(m, 3H), 6.67 - 6.73(t, 1H), 4.99(s, 1H), 4.25(s, 1H), 3.59(m, 1H),2.90(s, 1H), 2.63 - 2.70(s, 1H), 2.26 - 2.31(m,2H), 1.85(m, 3H), 1.60 - 1.72(m,6H), 1.35 - 1.40(d,3H)。LC−MS:(M+H)+=357.2;HPLC純度=97.11%。
【0259】
実施例27:3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(27)
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(27)の合成(ピーク−1):化合物(26)のラセミ化合物を、キラルHPLCを使用することによって分離して、鏡像異性体、化合物(27)(ピーク−1)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.15(brs, 1H), 7.00 - 7.09(m, 3H), 6.67 - 6.73(t, 1H), 4.99(s, 1H), 4.25(s, 1H), 3.59(m, 1H),2.90(s, 1H), 2.63 - 2.70(s, 1H), 2.26 - 2.31(m, 2H), 1.85(m, 3H), 1.60 - 1.72(m, 6H), 1.35 - 1.40(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=357.2;HPLC純度=99.60%;カラム:Chiralpak IA。4.6mm×250mm、移動相:ヘキサン:EtOH(8:2)、キラル純度=92.25%(RT=12.52分)。
【0260】
実施例28:3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(28)
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(28)の合成(ピーク−2):化合物(26)のラセミ化合物を、キラルHPLCを使用することによって分離して、鏡像異性体、化合物(28)(ピーク−2)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.15(brs, 1H), 7.00 - 7.09(m, 3H), 6.67 - 6.73(t, 1H), 4.99(s, 1H), 4.25(s, 1H), 3.59(m, 1H), 2.90(s, 1H), 2.63 - 2.70(s, 1H), 2.26 - 2.31(m, 2H), 1.85(m, 3H), 1.60 - 1.72(m, 6H), 1.35 - 1.40(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=357.2;HPLC純度=94.43%;カラム:Chiralpak IA。4.6mm×250mm、移動相:ヘキサン:EtOH(8:2)、キラル純度=99.69%(RT=11.13分)。
【0261】
実施例29:3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−メトキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(29)
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(29)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(29)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(29)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ8.06(brs, 1H), 7.02 - 7.07(m, 1H), 6.97 - 7.01(m, 1H), 6.94 - 6.95(d, 1H), 6.66 - 6.72(dd,1H), 4.26(brs, 1H), 4.26(brs, 1H), 3.5 - 3.6(m, 1H), 3.05 - 3.12(d, 3H), 2.8 - 2.89(m, 1H), 2.41 - 2.48(m, 1H), 2.17 - 2.23(m, 1H), 1.48 - 1.72(m, 10H), 1.36 - 1.38(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=371.2;HPLC純度=97.80%。
【0262】
実施例30:3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−メトキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(30)
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(30)の合成(ピーク−1):化合物(29)のラセミ化合物を、キラルHPLCを使用することによって分離して、鏡像異性体化合物(30)(ピーク−1)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ8.06(brs, 1H), 7.02 - 7.07(m, 1H), 6.97 - 7.01(m, 1H), 6.94 - 6.95(d, 1H), 6.66 - 6.72(dd,1H), 4.26(brs, 1H), 4.26(brs, 1H), 3.5 - 3.6(m, 1H), 3.05 - 3.12(d, 3H), 2.8 - 2.89(m, 1H), 2.41 - 2.48(m, 1H), 2.17 - 2.23(m, 1H), 1.48 - 1.72(m, 10H), 1.36 - 1.38(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=371.2;HPLC純度=99.56%;キラル純度=99.75%(RT=13.52分、カラム:Chiralpak IA、4.6mm×250mm、移動相:MTBE:MeOH(98:02)。
【0263】
実施例31:3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−メトキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(31)
【化56】
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化合物(31)の合成(ピーク−2):化合物(29)のラセミ化合物を、キラルHPLCを使用することによって分離して、鏡像異性体化合物(31)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ δ8.06(brs, 1H), 7.02 - 7.07(m, 1H), 6.97 - 7.01(m, 1H), 6.94 - 6.95(d, 1H), 6.66 - 6.72(dd, 1H), 4.26(brs, 1H), 4.26(brs, 1H), 3.5 - 3.6(m, 1H), 3.05 - 3.12(d, 3H), 2.8 - 2.89(m, 1H), 2.41 - 2.48(m, 1H), 2.17 - 2.23(m, 1H), 1.48 - 1.72(m, 10H), 1.36 - 1.38(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=371.2;HPLC純度=95.79%;キラル純度=99.88%(RT=16.37分、カラム:Chiralpak IA、4.6mm×250mm、移動相:MTBE:MeOH(98:02)。
【0264】
実施例32:1−(5−クロロ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(32)
【化57】
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合成スキーム13
【化58】
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tert−ブチル5−クロロ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート(中間体−43)の合成:
中間体−6(70mg、0.19mmol)のCCl4(3mL)中の撹拌溶液に、SOCl2(1.5mL)を加え、反応混合物を80℃で15時間加熱した。反応が完了した後に(反応物をLC−MSによってモニタリングした)、反応物を濃縮して、中間体−43(60mg)を得た。
【0265】
5−クロロ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカントリフルオロ酢酸塩(中間体−44)の合成:
中間体−20(スキーム1)を製造するために使用した手順に従うことによって、中間体−44を合成した。
化合物(32)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(32)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチルを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(32)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.02 - 8.06(d, 1H), 7.01 - 7.09(m, 2H),6.94(s,1H), 6.67 - 6.73(m, 1H), 4.95(s, 1H), 4.20(s, 1H), 3.54 - 3.61(m, 1H), 2.79 - 2.88(m, 1H), 2.40 - 2.49(m, 1H), 2.12 - 2.26(m,4H), 1.81 - 2.02(m, 3H), 1.58(m,4H), 1.36 - 1.43(d,3H)。LC−MS:(M+H)+=376.1;HPLC純度=90.30%。
【0266】
実施例33:1−[5−(シクロプロピルメトキシ)−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル]−3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(33)
【化59】
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化合物(33)の合成:中間体20を使用して、化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(33)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(33)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ8.07(s, 1H), 6.97 - 7.07(m, 2H),6.95 - 6.94(d,1H), 6.66 - 6.72(t, 1H), 4.97(s, 1H), 4.25(s, 1H), 3.53 - 3.60(m, 1H),3.00 - 3.12(dd, 2H), 2.79 - 2.89(m, 1H), 2.40 - 2.50(m, 1H), 2.16 - 2.25(d, 1H),2.13 - 2.26(d, 1H), 1.54 - 1.74(m, 8H), 1.36 - 1.38(d, 3H), 0.87 - 0.89(m, 1H), 0.41 - 0.47(m, 2H), 0.07(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=411.2;HPLC純度=96.10%。
【0267】
実施例34:3−(1H−インドール−3−イル)−1−(5−メトキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(34)
【化60】
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化合物(34)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(34)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(34)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.95(brs, 1H), 7.59 - 7.62(d, 1H), 7.26 - 7.29(d, 1H), 7.07(m, 2H), 6.95(s, 1H), 4.99(brs, 1H), 4.10(brs, 1H), 3.50 - 3.67(m, 1H), 3.00 - 3.12(d, 3H), 2.74 - 2.82(m, 1H), 2.42 - 2.52(m, 1H), 2.15 - 2.12(m, 1H), 1.46 - 1.72(m, 6H), 1.36 - 1.38(d, 3H), 0.99 - 1.46(m, 4H)。LC−MS:(M+H)+=353.2;HPLC純度=90.44%。
【0268】
実施例35:3−(4−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(35)
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(35)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(35)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(35)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.44(brs, 1H), 7.01 - 7.19(m, 1H), 6.95 - 7.011(m, 3H),4.99(brs, 1H), 4.23(brs, 1H), 3.99 - 4.06(m, 1H), 2.82 - 2.87(m, 1H), 2.40 - 2.50(m, 1H), 1.34 - 2.22(m, 14H)。LC−MS:(M+H)+=373.2;HPLC純度=93.64%。
【0269】
実施例36:3−(4−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(36)
【化62】
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化合物(36)の合成(ピーク−1):化合物(35)のラセミ化合物を、キラルHPLCを使用することによって分離して、鏡像異性体化合物(36)(ピーク−1)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3)δ 8.44(brs, 1H), 7.01 - 7.19(m, 1H), 6.95 - 7.011(m, 3H),4.99(brs, 1H), 4.23(brs, 1H), 3.99 - 4.06(m, 1H), 2.82 - 2.87(m, 1H), 2.40 - 2.50(m, 1H), 1.34 - 2.22(m, 14H)。LC−MS:(M+H)+=373.2;HPLC純度=91.31%;キラル純度=98.36%(RT=17.89分)。
【0270】
実施例37:3−(4−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(37)
【化63】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(37)の合成(ピーク−2):化合物(35)のラセミ化合物を、キラルHPLCを使用することによって分離して、鏡像異性体化合物(37)(ピーク−2)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3)δ 8.44(brs, 1H), 7.01 - 7.19(m, 1H), 6.95 - 7.011(m, 3H),4.99(brs, 1H), 4.23(brs, 1H), 3.99 - 4.06(m, 1H), 2.82 - 2.87(m, 1H), 2.40 - 2.50(m, 1H), 1.34 - 2.22(m, 14H)。LC−MS:(M+H)+=373.2;HPLC純度=97.96%;キラル純度=99.11%(RT=15.94分)。
【0271】
実施例38:1−[5−(シクロプロピルメトキシ)−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル]−3−(1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(38)
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(38)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(38)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(38)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.92(brs, 1H), 7.59 - 7.62(d, 1H), 7.26 - 7.29(d,2H), 7.01 - 7.02(m, 2H), 4.98(brs, 1H), 4.09(brs,1H), 3.45 - 3.61(m, 1H), 3.08 - 3.16(dd, 2H), 2.55 - 2.64(m, 2H), 2.09 - 2.36(m, 2H), 1.61 - 1.82(m, 9H), 1.41 - 1.43(d, 3H), 0.86 - 0.89(m, 1H), 0.41 - 0.47(m, 2H), 0.07(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=393.3;HPLC純度=95.10%。
【0272】
実施例39:3−(4−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[5−(ジフルオロメトキシ)−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル]ブタン−1−オン(39)
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(39)の合成:化合物(1)(スキーム2)および化合物(13)(スキーム8)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(39)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチルを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(39)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.22(brs, 1H), 7.06(brs, 2H), 6.99 - 7.01(m, 2H), 5.9 - 6.4(t, 1H), 5.03(brs, 1H), 4.26(brs, 1H), 4.03 - 4.04(m, 1H), 2.83 - 2.87(m, 1H), 2.49 - 2.57(m, 1H), 2.28(brs, 1H), 1.93(m, 1H), 1.62 - 2.01(m, 10H), 1.38 - 1.41(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=423.2;HPLC純度=92.19%。
【0273】
実施例40:3−(4−ブロモ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(40)
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(40)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(40)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(40)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 11.21(brs, 1H), 7.32 - 7.36(m, 2H), 7.14 - 7.17(d, 1H), 6.92 - 6.97(t, 1H), 4.80(brs, 1H), 4.66(s, 1H), 4.33(brs, 1H), 3.99 - 4.06(m, 1H), 2.50 - 2.55(m, 1H), 2.19(brs, 1H), 1.69(brs, 2H), 1.62 - 2.01(m, 8H), 1.38 - 1.41(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=418.1;HPLC純度=92.77%。
【0274】
実施例41:3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(41)
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(41)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(41)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(41)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.97(brs, 1H), 7.01 - 7.1(d, 1H), 6.97 - 7.02(m, 2H, 6.66 - 6.68(d, 1H), 5.03(brs, 1H), 4.19(brs, 2H), 2.77 - 2.83(m, 1H), 2.35 - 2.44(m, 2H), 2.24(brs, 1H), 1.75(brs, 2H), 1.57 - 1.66(m, 8H), 1.36 - 1.38(d, 3H), 0.73 - 0.94(m, 4H)。LC−MS:(M+H)+=379.2;HPLC純度=97.64%。
【0275】
実施例42:3−[4−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−4−オキソブタン−2−イル]−1H−インドール−4−カルボニトリル(42)
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(42)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(42)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(42)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ8.97(s, 1H), 7.47 - 7.50(d, 1H), 7.38 - 7.40(d, 1H), 7.18(m, 1H), 7.07 - 7.13(m, 1H), 4.95(s, 1H), 4.30(s, 1H), 3.86 - 3.93(m, 1H), 2.81 - 2.91(m, 1H), 2.56 - 2.66(m, 1H), 2.23(s, 1H), 1.57 - 1.74(m, 10H), 1.39 - 1.41(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=364.2;HPLC純度=97.36%。
【0276】
実施例43:2−[3−(4−クロロ−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸(43)
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
合成スキーム14
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(43)の合成:中間体−26(スキーム4)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(43)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(43)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 12.25(s, 1H), 11.20(s, 1H), 7.29 - 7.31(m, 2H), 6.96 - 7.04(m, 2H), 4.78(s, 1H), 4.28(s, 1H), 3.92 - 3.99(m, 1H), 2.55 - 2.76(m, 2H), 2.11(s, 1H), 1.59 - 1.89(m, 10H), 1.26 - 1.28(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=401.1;HPLC純度=89.33%。
【0277】
実施例44:3−[4−(4−クロロフェノキシ)−1H−インドール−3−イル]−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(44)
【化71】
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化合物(44)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(44)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(44)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.12(s, 1H), 7.21 - 7.24(m, 2H), 7.04 - 7.07(m, 2H), 6.94 - 7.01(m, 2H), 6.92 - 6.93(m, 1H), 6.40 - 6.43(d, 1H), 4.94(s, 1H), 4.11(s, 1H), 3.57 - 3.63(m, 1H), 2.78 - 2.85(m, 1H), 2.32 - 2.42(m, 1H), 2.16(s, 1H), 1.66 - 1.69(d, 3H), 1.43 - 1.47(m, 7H), 1.38 - 1.39(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=465.2;HPLC純度=99.73%。
【0278】
実施例45:2−[3−(4−クロロ−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−N−(4−フルオロフェニル)−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボキサミド(45)
【化72】
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合成スキーム15
【化73】
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化合物(45)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(45)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(45)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.21 - 8.24(d, 1H), 7.34 - 7.42(m, 2H), 7.19(m, 2H), 6.91 - 7.04(m, 5H), 4.96(s, 1H), 4.18(s, 1H), 4.01 - 4.12(m, 1H), 2.80 - 2.89(m, 1H), 2.41 - 2.59(m, 1H), 2.19 - 2.26(m, 1H), 1.60 - 1.97m, 10H), 1.37 - 1.40(m, 3H)。LC−MS:(M+H)+=494.2;HPLC純度=98.06%。
【0279】
実施例46:3−[4−クロロ−1−(メチルスルホニル)−1H−インドール−3−イル]−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(46)
【化74】
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化合物(46)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(46)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(46)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.74 - 7.77(m, 1H), 7.20 - 7.22(m, 3H), 5.01(s, 1H), 4.22(s, 1H), 4.08(s, 1H), 3.02(s, 3H), 2.73 - 2.802(m, 1H), 2.33 - 2.42(m, 1H), 2.28(s, 1H), 1.77(s, 2H), 1.60 - 1.66(m, 9H), 1.34 - 1.36(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=451.1;HPLC純度=94.52%。
【0280】
実施例47:2−[3−(4−クロロ−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボキサミド(47)
【化75】
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合成スキーム16
【化76】
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tert−ブチル3−(4−(5−カルバモイル−2−アザアダマンタン−2−イル)−4−オキソブタン−2−イル)−4−クロロ−1H−インドール−1−カルボキシラート(中間体−46)の合成:化合物43(0.070g、0.17mmol)のMeCN(2mL)中の撹拌溶液に、ピリジン(0.016g、0.21mmol)を、続いて、二炭酸ジ−tert−ブチル(0.045g、0.21mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。この溶液に、固体の重炭酸アンモニウム(0.021g、0.27mmol)を加え、室温で12時間撹拌した。反応が完了した後に、反応混合物をH
2Oでクエンチし、EtOAcで抽出し、濃縮して、中間体−46(30mg)を白色の固体として得た。
【0281】
化合物(47)の合成:中間体−46(0.030g、0.017mmol)のDCM(1mL)中の撹拌溶液に、TFA(0.013g、0.11mmol)を0℃で加え、室温で4時間撹拌した。反応が完了した後に、反応混合物を濃縮して、DCMおよびTFAを除去した。反応混合物をさらにH
2Oで希釈し、EtOAcで抽出し、次いで、濃縮して、粗製の物質を得、これを、ヘキサン:EtOAcの混合物で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(47)(145mg)を白色の固体として得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ11.20(s, 1H), 7.29 - 7.31(d, 2H), 6.96 - 7.04(m, 3H), 6.81(s, 1H), 4.74(s, 1H), 4.28(s, 1H), 3.89 - 4.02(m, 1H), 2.68 - 2.72(m, 2H), 2.10(s, 1H), 1.62 - 1.85(m, 10H), 1.26 - 1.28(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=400.2;HPLC純度=99.92%。
【0282】
実施例48:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(48)
【化77】
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合成スキーム17
【化78】
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エチル3−(4−ブロモ−1H−インドール−3−イル)ブタノアート(中間体−47)の合成:
中間体−41(スキーム11)を製造するために使用した手順に従うことによって、中間体−47を合成した。
【0283】
エチル3−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)ブタノアート(中間体−48)の合成:
電磁式攪拌機および還流凝縮器を装備した100mL丸底フラスコに、トルエン25mLおよび水5mLを装入した。この撹拌溶媒に、中間体−47(4.4g、14.185mmol)を加え、続いて、メチルボロン酸(1.696g、28.37mmol)、リン酸三カリウム(10.535g、49.647mmol)、およびトリシクロヘキシルホスフィン(0.397g、1.4185mmol)を加えた。生じた物質を、アルゴンパージ下、室温で、30分間撹拌した。次いで、酢酸パラジウム(0.159、0.7092mmol)を加え、生じた混合物を100℃で16時間撹拌した。反応が完了した後に、反応物を水10mLで希釈し、酢酸エチル(100mL×3)で抽出し、合わせた有機層をブライン溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、有機層から溶媒を減圧下で除去して、粗製の化合物を得た。粗製の物質を、60〜120シリカゲルおよび溶離剤として石油エーテル中8%の酢酸エチルを使用するカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体−48(2.55g)を得た。
【0284】
3−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)ブタン酸(中間体−49)の合成:
中間体−42(スキーム11)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物中間体−49を合成した。
【0285】
化合物(48)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(48)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(48)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 10.78(s, 1H), 7.12 - 7.15(d, 2H), 6.87 - 6.92(t, 1H), 6.67 - 6.69(d, 1H), 4.80(s, 1H), 4.64 - 4.65(d, 1H), 4.33(s, 1H), 3.69 - 3.76(m, 1H), 2.63 - 2.68(m, 2H), 2.60(s, 3H), 2.15 - 2.19(d, 1H), 1.68(s, 2H), 1.42 - 1.63(m, 8H), 1.23 - 1.25(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=353.2;HPLC純度=98.43%。
【0286】
実施例49:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(49)
【化79】
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化合物(49)の合成(ピーク−1):化合物(48)のラセミ化合物を、キラルHPLCを使用することによって分離して、鏡像異性体化合物(49)(ピーク−1)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 10.78(s, 1H), 7.12 - 7.15(d, 2H), 6.87 - 6.92(t, 1H), 6.67 - 6.69(d, 1H), 4.80(s, 1H), 4.64 - 4.65(d, 1H), 4.33(s, 1H), 3.69 - 3.76(m, 1H), 2.63 - 2.68(m, 2H), 2.60(s, 3H), 2.15 - 2.19(d, 1H), 1.68(s, 2H), 1.42 - 1.63(m, 8H), 1.23 - 1.25(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=353.2;HPLC純度=95.87%;キラル純度=100%(RT=17.45分)、カラム:Chiralpak IC 4.6mm×250mm、移動相、ヘキサン:IPA:DCM(75:15:10)。
【0287】
実施例50:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(50)
【化80】
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化合物(50)の合成(ピーク−2):化合物(48)のラセミ化合物を、キラルHPLCを使用することによって分離して、鏡像異性体、化合物(50)(ピーク−2)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO-d6):δ 10.78(s, 1H), 7.12-7.15(d, 2H), 6.87-6.92(t, 1H), 6.67-6.69(d, 1H), 4.80(s, 1H), 4.64-25 4.65(d, 1H), 4.33(s, 1H), 3.69-3.76(m, 1H), 2.63-2.68(m, 2H), 2.60(s, 3H), 2.15-2.19(d, 1H), 1.68(s, 2H), 1.42-1.63(m, 8H), 1.23-1.25(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=353.2;HPLC純度=98.64%;キラル純度=100%(RT=21.17分)、カラム:Chiralpak IC 4.6mm×250mm、移動相、ヘキサン:IPA:DCM(75:15:10)。
【0288】
実施例51:2−[3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸(51)
【化81】
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化合物(51)の合成:化合物43(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(51)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(51)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO-d6):δ 12.23(s, 1H), 10.801(s, 1H), 7.11-7.17(m, 2H), 6.88-6.93(t, 1H), 6.55-6.58(d, 1H), 4.75(s, 1H), 4.26(s, 1H), 4.01-4.04(m, 1H), 3.37-3.41(m, 2H), 2.68-2.73(m, 1H), 2.09(s, 1H), 1.62-1.88(m, 13H), 0.85-00.91(m, 2H), 0.70-0.77(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=407.2;HPLC純度=91.19%。
【0289】
実施例52:2−[3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸(52)
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(52)の合成(ピーク−1):化合物(51)のラセミ化合物を、キラルHPLCを使用することによって分離して、鏡像異性体化合物(52)(ピーク−1)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO-d6):δ 12.23(s, 1H), 10.801(s, 1H), 7.11-7.17(m, 2H), 6.88-6.93(t, 1H), 6.55-6.58(d, 1H), 4.75(s, 1H), 4.26(s, 1H), 4.01-4.04(m, 1H), 3.37-3.41(m, 2H), 2.68-2.73(m, 1H), 2.09(s, 1H), 1.62-1.88(m, 13H), 0.85-00.91(m, 2H), 0.70-0.77(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=407.3;HPLC純度=89.77%;キラル純度=100%(RT=8.29分)、カラム:Chiralpak IC 4.6mm×250mm、移動相、ヘキサン :IPA:DCM(75:15:10)
【0290】
実施例53:2−[3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸(53)
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(53)ピーク−2の合成:化合物(51)のラセミ化合物を、キラルHPLCを使用することによって分離して、鏡像異性体、化合物(53)(ピーク−2)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO-d6):δ 12.23(s, 1H), 10.801(s, 1H), 7.11-7.17(m, 2H), 6.88-6.93(t, 1H), 6.55-6.58(d, 1H), 4.75(s, 1H), 4.26(s, 1H), 4.01-4.04(m, 1H), 3.37-3.41(m, 2H), 2.68-2.73(m, 1H), 2.09(s, 1H), 1.62-1.88(m, 13H), 0.85-00.91(m, 2H), 0.70-0.77(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=407.3;HPLC純度=86.37%;キラル純度=94.78%(RT=11.60分)、カラム:Chiralpak IC 4.6mm×250mm、移動相、ヘキサン:IPA:DCM(75:15:10)。
【0291】
実施例54:2−[3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸ナトリウム塩(ナトリウム塩)(54)
【化84】
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合成スキーム18
【化85】
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化合物(54)(ナトリウム塩)の合成:化合物(51)(306mg、0.72mmol)のTHF:MeOH:H
2O(2mL:3mL:1mL)中の撹拌溶液に、水酸化ナトリウム(26mg、0.65mmol)を0℃で加えた。生じた反応混合物を室温で16時間撹拌した。次いで、反応混合物を濃縮し、続いて、ヘキサン:エーテルの混合物と共に摩砕して、化合物(54)(ナトリウム塩)(25mg)を白色の固体として得た。1H NMR(300 MHz, DMSO-d6):δ. 10.92(s, 1H), 7.12-7.15(m, 2H), 6.87-6.92(t, 1H), 6.54-6.57(d, 1H), 4.69(s, 1H), 4.17(s, 1H), 4.02-4.03(m, 1H), 3.39-3.41(m, 2H), 2.61-2.7(m, 2H), 1.28-1.79(m, 13H), 0.89-0.92(m, 2H), 0.70-0.76(m, 2H)LC−MS:(M+H)+=407.3;HPLC純度=96.31%。
【0292】
実施例55:2−[3−(4−ブロモ−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸(55)
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(55)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(55)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(55)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO-d6):δ 12.25(s, 1H), 11.20(s, 1H), 7.32-7.36(m, 2H), 7.14-7.17(d, 1H), 6.92-6.97(t, 1H), 4.74(s, 1H), 4.28(s, 1H), 4.01-4.05(m, 1H), 2.70-2.77(m, 2H), 2.11(s, 2H), 1.60-1.89(m, 9H), 1.26-1.28(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=445.1;HPLC純度=90.50%。
【0293】
実施例56:2−[3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボキサミド(56)
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(56)の合成:化合物(47)(スキーム16)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(56)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(56)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO-d6):δ 10.79(s, 1H), 9.50(s, 2H), 7.01-7.17(m, 1H), 6.88-6.93(m, 1H), 6.79(s, 1H), 6.55-6.58(d, 1H), 4.74(s, 1H), 4.26(s, 1H), 4.01-4.04(d, 1H), 2.6-2.8(m, 3H), 2.07-2.08(m, 2H), 1.15-1.98(m, 12H), 0.83-0.95(m, 2H), 0.70-0.95(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=406.2;HPLC純度=88.73%。
【0294】
実施例57:2−[3−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸(57)
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(57)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(57)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(57)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO-d6):δ 12.25(s, 1H), 10.78(s, 1H), 7.12-7.15(m, 2H), 6.87-6.92(t, 1H), 6.67-6.69(d, 1H), 4.74(s, 1H), 4.28(s, 1H), 3.76-3.80(m, 1H), 2.61-2.68(m, 5H), 2.08-2.11(m, 1H), 1.48-1.88(m, 10H), 1.24-1.26(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=381.2;HPLC純度=99.05%。
【0295】
実施例58:3−(4−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[5−(ヒドロキシメチル)−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル]ブタン−1−オン(58)
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(58)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(58)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(58)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 11.19(s, 1H), 7.28-7.31(m, 2H), 6.96-7.04(m, 2H), 4.72(s, 1H), 4.42-4.45(m, 1H), 4.24(s, 1H), 3.91-3.95(m, 1H), 2.99-3.01(m, 2H), 2.67-2.75(m, 3H), 2.07(s, 1H), 1.42-1.63(m, 9H), 1.25-1.28(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=387.1;HPLC純度=97.41%。
【0296】
実施例59:2−[3−(4−クロロ−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボニトリル(59)
【化90】
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化合物(59)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(59)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(59)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.10(s, 1H), 7.21-7.25(m, 1H), 7.00-7.03(m, 3H), 4.90(s, 1H), 4.02-4.12(m, 2H), 2.77-2.87(m, 1H), 2.37-2.49(m, 1H), 2.06-2.12(m, 3H), 1.60-1.94(m, 8H), 1.37-1.40(m, 3H)。LC−MS:(M+H)+=382.3;HPLC純度=97.62%。
【0297】
実施例60:3−(4−クロロ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(60)
【化91】
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化合物(60)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(60)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(60)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3) :δ 7.86-7.89(d, 1H), 7.08-7.10(d, 1H), 6.99-7.03(m, 1H), 6.88-6.94(t, 1H), 4.91-5.00(m, 1H), 4.00-4.33(m, 2H), 2.56-2.67(m, 1H), 2.40(s, 3H), 2.21-2.24(m, 1H), 1.74-1.80(m, 2H), 1.54(m, 9H), 1.36-1.38(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=387.1;HPLC純度=98.42%。
【0298】
実施例61:2−[3−(1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸(61)
【化92】
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化合物(61)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(61)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(61)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO-d6):δ 12.21(s, 1H), 10.77(s, 1H), 7.51-7.54(d, 1H), 7.29-7.32(m, 1H), 7.12-7.13(d, 1H), 7.01-7.06(t, 1H), 6.92-6.97(t, 1H), 4.72(s, 1H), 4.20(s, 1H), 3.39-3.45(m, 1H), 2.65-2.72(m, 1H), 2.09(s, 1H), 1.85(s, 2H), 1.73-1.77(d, 3H), 1.43-1.66(m, 6H), 1.29-1.31(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=367.2;HPLC純度=93.96%。
【0299】
実施例62:2−{3−[4−(4−フルオロフェニル)−1H−インドール−3−イル]ブタノイル}−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸(62)
【化93】
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化合物(62)の合成:化合物(43)(スキーム14)を合成を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(62)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(62)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.30(s, 1H), 7.31-7.39(m, 2H), 7.25-7.29(d, 1H), 7.08-7.12(t, 1H), 7.04-7.05(m, 3H), 6.82-6.85(d, 1H), 4.75(s, 1H), 3.56-3.68(t, 1H), 3.13-3.14(d, 1H), 2.25-2.30(m, 2H), 1.88-1.92(m, 3H), 1.71-1.75(m, 6H), 1.58(s, 3H), 1.48-1.54(d, 2H)。LC−MS:(M+H)+=461.2;HPLC純度=95.42%。
【0300】
実施例63:4−{[({2−[3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−5−イル}カルボニル)アミノ]メチル}安息香酸(63)
【化94】
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合成スキーム19
【化95】
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化合物(63)の合成:化合物(43)(スキーム14)を合成を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(63)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(63)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO-d6):δ 12.80(s, 1H), 10.81(s, 1H), 8.12-8.20(m, 1H), 7.86-7.89(d, 2H), 7.28-7.31(m, 2H), 7.12-7.17(t, 2H), 6.88-6.93(t, 1H), 6.55-6.58(d, 1H), 4.77(s, 1H), 4.30(s, 2H), 4.04(s, 1H), 2.61-2.80(m, 1H), 2.50-2.54(m, 2H), 2.08-2.13(t, 1H), 1.86-1.91(m, 4H), 1.63-1.78(m, 6H), 1.50-1.55(d, 1H), 1.28-1.31(d, 3H), 0.89-0.91(m, 2H), 0.69-0.74(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=540.3;HPLC純度=95.62%。
【0301】
実施例64:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)ペンタン−1−オン(64)
【化96】
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化合物(64)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(64)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(64)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.03(s, 1H), 7.58-7.61(d, 1H), 7.26-7.29(d, 1H), 7.07-7.12(t, 1H), 6.99-7.04(t, 1H), 6.94(s, 1H), 4.93(s, 1H), 4.01-4.04(d, 1H), 3.25-3.35(m, 1H), 2.70-2.79(m, 1H), 2.56-2.59(m, 1H), 2.03-2.17(d, 1H), 1.75-1.85(m, 2H), 1.56-1.65(m, 5H), 1.31-1.45(m, 3H), 1.18-1.22(m, 2H), 0.77-0.82(m, 3H)LC−MS:(M+H)+=353.2;HPLC純度=94.01%。
【0302】
実施例65:2−[3−(1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボニトリル(65)
【化97】
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化合物(65)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(65)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(65)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.92-7.95(d, 1H), 7.58-7.61(d, 1H), 7.27-7.32(t, 1H), 7.09-7.13(t, 1H), 7.01-7.06(t, 1H), 6.95(d, 1H), 4.83-4.87(d, 1H), 3.83-3.94(d, 1H), 3.55-3.62(m, 1H), 2.69-2.77(m, 1H), 2.42-2.50(m, 1H), 2.07-2.10(m, 1H), 1.93-2.00(m, 4H), 1.86(s, 1H), 1.74-1.79(d, 1H), 1.57-1.64(m, 4H), 1.40-1.43(m, 3H)。LC−MS:(M+H)+=348.2;HPLC純度=91.69%。
【0303】
実施例66:3−シクロプロピル−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オン(66)
【化98】
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化合物(66)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(66)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(66)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3) :δ 8.01-8.05(m, 1H), 7.59-7.62(d, 1H), 7.26-7.29(d, 1H), 7.07-7.12(t, 1H), 6.98-7.04(m, 2H), 4.93(s, 1H), 4.60-4.61(d, 1H), 4.08-4.11(d, 1H), 2.84-2.91(m, 1H), 2.65-2.78(m, 2H), 2.04-2.18(s, 1H), 1.65(s, 2H), 1.57(s, 2H), 1.44(m, 2H), 1.32-1.34(m, 3H), 0.47-0.56(m, 1H), 0.35-0.39(m, 1H), 0.25-0.32(m, 1H), 0.06-0.13(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=365.2;HPLC純度=93.07%。
【0304】
実施例67:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)−3−フェニルプロパン−1−オン(67)
【化99】
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合成スキーム20
【化100】
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3−(1H−インドール−3−イル)−3−フェニルプロパン酸(中間体−51)の合成:中間体−42(スキーム11)を製造するために使用した手順に従うことによって、中間体−51を合成した。
化合物(67)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(67)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(67)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO-d6) :δ 10.85(s, 1H), 7.28-7.33(m, 5H), 7.18-7.23(t, 2H), 7.07-7.12(t, 1H), 6.97-7.02(t, 1H), 6.83-6.88(t, 1H), 4.67-4.71(m, 1H), 4.62-4.65(m, 1H), 4.56(s, 1H), 4.35(s, 1H), 3.01-3.08(m, 2H), 1.98-2.13(d, 1H), 1.63(s, 2H), 1.55(s, 1H), 1.47-1.50(d, 3H), 1.38-1.41(m, 2H), 1.25-1.28(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=401.2;HPLC純度=94.67%。
【0305】
実施例68:3−(5−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(68)
【化101】
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化合物(68)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(68)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(68)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.10(s, 1H), 7.55-7.56(d, 1H), 7.21-7.25(d, 1H), 7.04-7.07(d, 1H), 6.99(s, 1H), 4.97(s, 1H), 4.03-4.13(m, 1H), 3.54-3.62(m, 1H), 2.64-2.72(d, 1H), 2.44-2.54(d, 1H), 2.15-2.30(m, 2H), 1.76(s, 4H), 1.70(s, 3H), 1.62(s, 2H), 1.38-1.40(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=373.1;HPLC純度=92.50%。
【0306】
実施例69:3−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(69)
【化102】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(69)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(69)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(69)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.03(s, 1H), 7.49-7.51(d, 1H), 7.27(s, 1H), 6.95-7.01(m, 2H), 4.91-5.01(s, 1H), 4.08(s, 1H), 3.56-3.58(m, 1H), 2.69-2.73(d, 1H), 2.54(s, 1H), 2.11-2.27(m, 1H), 1.8(s, 1H), 1.68(s, 9H), 1.37-1.40(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=373.1;HPLC純度=91.91%。
【0307】
実施例70:2−[3−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボニトリル(70)
【化103】
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化合物(70)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(70)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(70)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.94(s, 1H), 7.12-7.14(d, 1H), 6.96-7.02(m, 2H), 6.77-6.79(d, 1H), 4.91(s, 1H), 4.04(s, 1H), 3.89(s, 1H), 2.65(s, 3H), 2.37-2.48(m, 1H), 2.25-2.30(m, 1H), 2.12(s, 2H), 2.06(s, 2H), 1.98-2.02(d, 2H), 1.86-1.94(s, 2H), 1.71-1.77(m, 3H), 1.34-1.36(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=362.2;HPLC純度=95.85%。
【0308】
実施例71:3−(4−クロロフェニル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オン(71)
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(71)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(71)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(71)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.01-8.13(t, 1H), 7.25-7.28(d, 2H), 7.18(m, 4H), 7.05-7.10(t, 1H), 6.93-6.96(d, 2H), 4.92(s, 1H), 4.79(s, 1H), 4.11(s, 1H), 2.97-3.05(m, 2H), 2.15(s, 1H), 1.69(s, 7H), 1.45(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=435.1;HPLC純度=95.96%。
【0309】
実施例72:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)−3−フェニルプロパン−1−オン(72)
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(72)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(72)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(72)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.13 - 8.21(d, 1H), 7.14 - 7.15(d, 4H), 7.04 - 7.11(m, 2H), 6.99(s, 1H), 6.90 - 6.96(m, 1H), 6.64 - 6.66(d, 1H), 5.08 - 5.13(t, 1H), 4.92(s, 1H), 4.13(s, 1H), 2.89 - 3.02(m, 2H), 2.4(d, 3H), 2.08 - 2.21(m, 1H), 1.81(s, 1H), 1.68(s, 2H), 1.62(s, 2H), 1.39(s, 2H), 0.78 - 0.90(m, 3H)。LC−MS:(M+H)+=415.2;HPLC純度=99.51%。
【0310】
実施例73:3−(4−フルオロフェニル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オン(73)
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(73)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(73)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(73)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6) :δ 10.87(s, 1H), 7.28 - 7.31(m, 5H), 6.98 - 7.05(m, 3H), 6.84 - 6.89(t, 1H), 4.58 - 4.71(m, 3H), 4.36(s, 1H), 2.97 - 3.12(m, 2H), 2.08 - 2.13(d, 1H), 1.64(s, 2H), 1.41 - 1.55(m, 6H), 1.20. - 1.35(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=419.2;HPLC純度=95.83%。
【0311】
実施例74:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−4−メチル−3−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)ペンタン−1−オン(74)
【化107】
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化合物(74)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(74)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(74)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 10.77(s, 1H), 7.11 - 7.13(d, 2H), 6.85 - 6.90(t, 1H), 6.64 - 6.66(d, 1H), 4.66(s, 1H), 4.58 - 4.62(d, 1H), 4.38 - 4.40(d, 1H), 3.70(s, 1H), 2.67 - 2.76(m, 2H), 2.64(s, 3H), 2.05 - 2.16(d, 1H), 1.84 - 1.86(m, 1H), 1.52 - 1.64(m, 5H), 1.36 - 1.48(m, 5H), 0.82 - 0.90(m, 6H)。LC−MS:(M+H)+=381.2;HPLC純度=97.77%。
【0312】
実施例75:3−(5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(75)
【化108】
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化合物(75)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(75)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(75)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 10.88(s, 1H), 7.28 - 7.32(m, 2H), 7.21 - 7.24(m, 1H), 6.85 - 6.91(m, 1H), 4.78(s, 1H), 4.58 - 4.64(d, 1H), 4.23 - 4.25(d, 1H), 3.16 - 3.39(m, 2H), 2.53 - 2.69(m, 2H), 2.15 - 2.17(m, 1H), 1.65(s, 2H), 1.54 - 1.57(m, 3H), 1.36 - 1.49(m, 4H), 1.29 - 1.30(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=356.1;HPLC純度=98.0%。
【0313】
実施例76:3−(4−クロロ−1H−インドール−3−イル)−1−[5−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル]ブタン−1−オン(76)
【化109】
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化合物(76)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(76)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(76)を得た。1H NMR(300 MHz, CD3OD):δ 7.10 - 7.21(m, 3H), 6.93(s, 2H), 4.30 - 4.35(d, 1H), 4.08(s, 1H), 2.89(s, 1H), 2.54 - 2.61(m, 2H), 1.90 - 1.94(m, 4H), 1.74 - 1.77(m, 5H), 1.24 - 1.37(m, 6H)。LC−MS:(M+H)+=426.1;HPLC純度=99.36%。
【0314】
実施例77:3−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−[5−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル]ブタン−1−オン(77)
【化110】
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合成スキーム21
【化111】
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化合物(77)の合成:中間体−52(20mg、0.05mmol)のトルエン(10mL)中の撹拌溶液に、NaN
3(37mg、0.5mmol)をトリメチルスズ塩化物(49mg、0.25mmol)と共にN
2雰囲気下で加えた。生じた反応混合物を110℃で12時間加熱した。反応が完了した後に(TLCによってモニタリングした)、反応混合物を水でクエンチし、酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層を濃縮して、粗製の生成物を得た。生じた粗製の生成物を、DCM:MeOHで溶離する分取TLCによって精製して、化合物(77)(8mg)を白色の固体として得た。1H NMR (300 MHz, CD3OD):δ 7.06 - 7.15(m, 2H), 6.84 - 6.94(m, 1H), 6.67 - 6.72(m, 1H), 4.69 - 4.81(m, 1H), 4.30 - 4.35(d, 1H), 3.92 - 3.98(m, 1H), 2.82 - 2.90(m, 1H), 2.68(d, 3H), 2.57 - 2.64(m, 1H), 2.21(s, 1H), 1.96 - 2.11(m, 5H), 1.8(s, 3H), 1.70 - 1.74(m, 2H), 1.57 - 1.61(d, 1H), 1.38 - 1.40(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=405.2;HPLC純度=98.31%。
【0315】
実施例78:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(7−メチル−1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(78)
【化112】
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化合物(78)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(78)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(78)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.88(s, 1H), 7.44 - 7.46(d, 1H), 6.90 - 7.03(m, 3H), 3.52 - 3.61(m, 1H), 2.72 - 2.79(m, 1H), 2.40 - 2.50(m, 1H), 2.40(m, 3H), 2.22 - 2.23(m, 1H), 1.70(s, 3H), 1.49 - 1.61(m, 6H), 1.45(s, 3H), 1.40 - 1.43(m, 3H)。LC−MS:(M+H)+=353.2;HPLC純度=97.30%。
【0316】
実施例79:3−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(79)
【化113】
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化合物(79)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(79)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(79)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.99(s, 1H), 7.55 - 7.60(m, 1H), 6.98 - 7.04(m, 2H), 6.84 - 6.91(m, 1H), 5.04(s, 1H), 4.15(s, 1H), 3.56 - 3.68(m, 1H), 2.74 - 2.82(m, 1H), 2.48 - 2.55(m, 1H), 2.29 - 2.18(s, 1H), 1.76(s, 2H), 1.67(s, 2H), 1.57 - 1.62(m, 4H), 1.48 - 1.50(m, 2H), 1.43 - 1.46(m, 3H)。LC−MS:(M+H)+=357.2;HPLC純度=91.94%。
【0317】
実施例80:3−[4−シクロプロピル−1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−インドール−3−イル]−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(80)
【化114】
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化合物(80)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(80)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(80)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.14 - 7.19(m, 1H), 7.06 - 7.11(m, 1H), 7.00(s, 1H), 6.73 - 6.75(d, 1H), 5.06(s, 1H), 4.27(s, 1H), 4.20 - 4.24(m, 3H), 3.91 - 3.95(m, 2H), 2.76 - 2.90(m, 1H), 2.56 - 2.64(m, 1H), 2.43 - 2.51(m, 1H), 2.31(s, 1H), 1.79(s, 2H), 1.68(s, 2H), 1.63 - 1.65(d, 4H), 1.57(s, 3H), 1.42 - 1.46(m, 3H), 0.97 - 1.02(m, 2H), 0.79 - 0.90(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=423.2;HPLC純度=97.26%。
【0318】
実施例81:3−(4−フルオロフェニル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オン(81)
【化115】
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化合物(81)の合成(ピーク−1):化合物(73)のラセミ化合物を、キラルHPLCを使用することによって分離して、鏡像異性体化合物(81)(ピーク−1)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 10.87(s, 1H), 7.20(m, 5H), 7.00 - 7.05(m, 3H), 6.83(m, 1H), 4.66 - 4.68(m, 1H), 4.58(m, 2H), 4.40(s, 1H), 3.10(s, 2H), 2.08 - 2.13(d, 1H), 1.61.23 - 1.55(m, 8H), 1.11 - 1.15(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=419.2;HPLC純度=94.26%;キラル純度=100%(RT=8.57分)、キラルカラム:Chiralpak IC 4.6mm×250mm、移動相ヘキサン:EtOH:DCM(75:15:10)。
【0319】
実施例82:3−(4−フルオロフェニル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オン(82)
【化116】
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化合物(82)(ピーク−2)の合成:化合物(73)のラセミ化合物を、キラルHPLCを使用することによって分離して、鏡像異性体化合物(82)(ピーク−2)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 10.87(s, 1H), 7.20(m, 5H), 7.00 - 7.05(m, 3H), 6.83(m, 1H), 4.66 - 4.68(m, 1H), 4.58(m, 2H), 4.40(s, 1H), 3.10(s, 2H), 2.08 - 2.13(d, 1H), 1.61.23 - 1.55(m, 8H), 1.11 - 1.15(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=419.2;HPLC純度=97.71%;キラル純度=100%(RT=10.56分)、キラルカラム:Chiralpak IC 4.6mm×250mm、移動相 ヘキサン:EtOH:DCM(75:15:10)。
【0320】
実施例83:3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−フェニルプロパン−1−オン(83)
【化117】
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化合物(83)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(83)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(83)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6) :δ11.17(s, 1H), 7.35 - 7.37(m, 1H), 7.14 - 7.27(m, 4H), 7.06 - 7.11(m, 2H), 6.93 - 7.00(m, 1H), 6.58 - 6.64(m, 1H), 4.80 - 4.85(t, 1H), 4.70(s, 1H), 4.60 - 4.65(d, 1H), 4.37(s, 1H), 2.93 - 3.17(m, 2H), 2.07 - 2.27(m, 2H), 1.64(s, 2H), 1.40 - 1.53(m, 3H), 1.36(m, 2H), 1.23 - 1.28(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=419.2;HPLC純度=96.72%。
【0321】
実施例84:3−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(84)
【化118】
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合成スキーム22
【化119】
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化合物(84)の合成:中間体−36(スキーム7)を製造するために使用した手順に従うことによって、中間体−53を合成した。化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(84)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、(84)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.90 - 7.93(d, 1H), 7.76 - 7.79(d, 1H), 7.36 - 7.41(t, 1H), 7.26 - 7.31(t, 1H), 4.96(s, 1H), 4.33(s, 1H), 3.84 - 3.86(d, 1H), 3.04 - 3.11(m, 1H), 2.58 - 2.73(m, 1H), 2.23 - 2.27(d, 1H), 1.72 - 1.76(d, 4H), 1.55 - 1.65(m, 6H), 1.45 - 1.47(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=357.1;HPLC純度=98.96%。
【0322】
実施例85:1−(2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ブタン−1−オン(85)
【化120】
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合成スキーム23
【化121】
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3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ブタン酸(中間体−54)の合成:
中間体−42(スキーム11)を製造するために使用した手順に従うことによって、中間体−54を合成した。
【0323】
化合物(85)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(85)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチルを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(85)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 9.29(s, 1H), 8.19 - 8.21(m, 1H), 7.93 - 7.96(m, 1H), 7.07(s, 1H), 6.97 - 7.01(m, 1H), 4.76(s, 1H), 3.89(s, 1H), 3.52 - 3.66(m, 1H), 2.65 - 2.73(m, 1H), 2.42 - 2.49(m, 1H), 1.97(s, 1H), 1.84(s, 1H), 1.65 - 1.68(m, 4H), 1.61 - 1.65(m, 3H), 1.56 - 1.57(d, 2H), 1.41 - 1.49(m, 1H), 1.35(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=324.2;HPLC純度=94.58%。
【0324】
実施例86:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ブタン−1−オン(86)
【化122】
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化合物(86)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(86)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(86)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.82 - 9.01(m, 1H), 25 8.19 - 8.21(d, 1H), 7.94 - 7.96(m, 1H), 7.05(s, 1H), 6.98 - 7.02(m, 1H), 4.96(s, 1H), 4.08(s, 1H), 3.55 - 3.62(m, 1H), 2.65 - 2.72(m, 1H), 2.42 - 2.55(m, 1H), 2.09 - 2.29(m, 1H), 1.69(s, 3H), 1.50(s, 2H), 1.18 - 1.44(m, 5H), 1.18(s, 1H), 0.78 - 0.98(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=340.2;HPLC純度=99.20%。
【0325】
実施例87:3−(4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(87)
【化123】
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化合物(87)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(87)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(87)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ11.77(s, 1H), 8.09 - 8.11(d, 1H), 7.38 - 7.43(m, 1H), 7.10 - 7.11(d, 1H), 4.80(s, 1H), 4.66(s, 1H), 4.35(s, 1H), 3.84(s, 1H), 2.69(m, 3H), 2.18(s, 1H), 1.45 - 1.68(m, 9H), 1.23 - 1.30(m, 3H)。LC−MS:(M+H)+=374.2;HPLC純度=96.68%。
【0326】
実施例88:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(4−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ブタン−1−オン(88)
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(88)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(88)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(88)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ11.91 - 11.95(d, 1H), 7.97 - 7.99(d, 1H), 7.26 - 7.29(d, 1H), 7.05 - 7.06(d, 1H), 4.89 - 4.94(d, 1H), 4.26(s, 1H), 3.91(s, 1H), 3.04 - 3.06(m, 1H), 2.90(s, 3H), 2.50 - 2.66(m, 2H), 2.27(s, 1H), 1.36 - 1.78(m, 9H), 1.29 - 1.32(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=354.2;HPLC純度=99.38%。
【0327】
実施例89:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−フェニル−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)プロパン−1−オン(89)
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(89)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(89)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(89)を得た。LC−MS:(M+H)+=402.2;HPLC純度=95.83%。
【0328】
実施例90:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−4−メチル−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ペンタン−1−オン(90)
【化126】
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化合物(90)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(90)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、石油エーテル:酢酸エチル(1:4)を溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(90)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ11.48 - 11.50(d, 1H), 8.28 - 8.33(t, 1H), 8.14 - 8.16(d, 1H), 7.22(m, 2H), 4.75 - 4.80(d, 1H), 4.13(s, 1H), 3.32 - 3.37(m, 1H), 2.63 - 2.69(m, 3H), 2.12 - 2.20(d, 1H), 1.95 - 2.04(m, 1H), 1.36 - 1.70(m, 9H), 0.89 - 0.93(m, 3H), 0.77 - 0.81(m, 3H)。LC−MS:(M+H)+=368.2;HPLC純度=94.67%。
【0329】
実施例91:2−[3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸(91)
【化127】
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化合物(91)の合成:中間体−26(スキーム4)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(91)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(91)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ11.09(s, 1H), 8.08 - 8.13(m, 2H), 7.06 - 7.10(m, 2H), 4.71(s, 1H), 3.64 - 3.72(m, 2H), 2.66 - 2.74(t, 1H), 2.36 - 2.41(m, 1H), 2.01 - 2.04(d, 1H), 1.80 - 1.84(d, 1H), 1.48 - 1.70(m, 8H), 1.43 - 1.45(d, 3H), 1.18 - 1.22(m, 1H)。LC−MS:(M+H)+=368.2;HPLC純度=98.93%。
【0330】
実施例92:2−[4−メチル−3−(1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ペンタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボニトリル(92)
【化128】
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化合物(92)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(92)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(92)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 10.75 - 10.78(d, 1H), 8.18 - 8.25(m, 2H), 7.19 - 7.20(m, 2H), 4.72(s, 1H), 4.03(s, 1H), 3.33 - 3.35(m, 1H), 2.61 - 2.70(m, 2H), 2.13(s, 1H), 1.97 - 2.02(m, 4H), 1.81 - 1.90(m, 2H), 1.09 - 1.68(m, 5H), 0.90 - 0.92(m, 3H), 0.77 - 0.79(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=377.2;HPLC純度=97.71%。
【0331】
実施例93:3−(4−フルオロフェニル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オン(93)
【化129】
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化合物(93)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(93)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(93)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 10.91(s, 1H), 7.36(m, 1H), 7.18 - 7.23(m, 2H), 7.12 - 7.15(d, 1H), 7.01 - 7.06(t, 2H), 6.85 - 6.902(t, 1H), 6.58 - 6.60(d, 1H), 4.99 - 5.02(m, 1H), 4.74(m, 1H), 4.58 - 4.66(d, 1H), 4.36(m, 1H), 2.95 - 2.97(m, 2H), 2.42(s, 3H), 2.07 - 2.17(m, 1H), 1.28 - 1.65(m, 10H)。LC−MS:(M+H)+=433.2;HPLC純度=94.79%。
【0332】
実施例94:3−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−フェニルプロパン−1−オン(94)
【化130】
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化合物(94)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順によって、化合物(94)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(94)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 10.94(s, 1H), 7.30 - 7.32(m, 4H), 7.19 - 7.26(m, 2H), 7.04 - 7.13(m, 2H), 6.69 - 6.75(t, 1H), 4.71(s, 1H), 4.56 - 4.65(m, 2H), 4.35(s, 1H), 3.02 - 3.05(m, 2H), 2.06 - 2.13(d, 1H), 1.63(s, 2H), 1.20 - 1.59(m, 8H)。LC−MS:(M+H)+=419.1;HPLC純度=93.86%。
【0333】
実施例95:3−シクロプロピル−3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)プロパン−1−オン(95)
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(95)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(95)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(95)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.13(s, 1H), 6.93 - 7.08(m, 3H), 6.66 - 6.73(m, 1H), 4.93(s, 1H), 4.24(s, 1H), 2.94 - 3.04(m, 1H), 2.66 - 2.75(m, 1H), 2.60(s, 1H), 2.08 - 2.20(d, 1H), 1.21 - 1.67(m, 10H), 0.76 - 0.97(m, 1H), 0.49 - 0.53(m, 1H), 0.26 - 0.32(m, 2H), 0.05 - 0.07(m, 1H)。LC−MS:(M+H)+=383.1;HPLC純度=96.02%。
【0334】
実施例96:3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オン(96)
【化132】
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化合物(96)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(96)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(96)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 10.90(s, 1H), 7.36 - 7.41(m, 1H), 7.32(m, 2H), 7.29(m, 1H), 7.11 - 7.15(t, 1H), 6.97 - 7.05(t, 1H), 6.88 - 6.95(m, 2H), 4.93(t, 1H), 4.69(s, 1H), 4.62 - 4.64(d, 1H), 4.40(s, 1H), 2.72 - 3.11(m, 2H), 2.14 - 2.27(m, 1H), 1.24 - 1.66(m, 10H)。LC−MS:(M+H)+=437.1;HPLC純度=92.20%。
【0335】
実施例97:3−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン ピーク−1(97)
【化133】
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化合物(97)(ピーク−1)の合成:(79)のラセミ化合物をキラルHPLCカラムクロマトグラフィーによって分離して、化合物(97)(ピーク−1)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.90(s, 1H), 7.48 - 7.53(m, 1H), 6.92 - 6.97(m, 2H), 6.78 - 6.84(t, 1H), 4.97(s, 1H), 4.09(s, 1H), 3.52 - 3.96(m, 1H), 2.67 - 2.75(m, 1H), 2.41 - 2.48(m, 1H), 2.11 - 2.22(d, 1H), 1.60(m, 6H), 1.36 - 1.39(m, 6H)。LC−MS:(M+H)+=357.1;HPLC純度=93.22%;キラル純度:100%(RT=15.45分);カラム:Chiralpak IC、4.6mm×250mm;移動相:ヘキサン:i−PrOH:DCM(7.5:1.5:1.0)。
【0336】
実施例98:3−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン ピーク−)(98)
【化134】
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化合物(98)(ピーク−2)の合成:化合物(79)のラセミ化合物をキラルHPLCカラムクロマトグラフィーによって分離して、化合物(98)(ピーク−2)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.89(s, 1H), 7.48 - 7.53(m, 1H), 6.93 - 6.97(m, 2H), 6.78 - 6.84(t, 1H), 4.97(s, 1H), 4.08(s, 1H), 3.52 - 3.59(m, 1H), 2.67 - 2.75(m, 1H), 2.41 - 2.48(m, 1H), 2.11 - 2.22(d, 1H), 1.54 - 1.69(m, 9H), 1.36 - 1.38(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=357.2;HPLC純度=95.14%;キラル純度:99.35%(RT=19.0分);カラム:Chiralpak IC、4.6mm×250mm;移動相:ヘキサン:i−PrOH:DCM(7.5:1.5:1.0)。
【0337】
実施例99:3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−3−(4−フルオロフェニル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)プロパン−1−オン(99)
【化135】
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化合物(99)の合成:
化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(99)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(99)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 11.19 - 11.23(d, 1H), 7.37(s, 1H), 7.27 - 7.29(t, 2H), 7.12 - 7.14(d, 1H), 6.93 - 7.05(m, 3H), 6.58 - 6.65(m, 1H), 4.80 - 4.84(m, 1H), 4.70(s, 1H), 4.59 - 4.65(d, 1H), 4.37(s, 1H), 2.96 - 3.11(m, 2H), 2.08 - 2.16(d, 1H), 1.29 - 1.65(m, 10H)。LC−MS:(M+H)+=437.1;HPLC純度=99.01%。
【0338】
実施例100:2−[3−(4−クロロ−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボニトリル ピーク−1(100):
【化136】
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化合物(100)(ピーク−1)の合成:化合物(59)のラセミ化合物を分取キラルカラムによって分離して、化合物(100)(ピーク−1)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.06(s, 1H), 7.32(m, 1H), 7.00 - 7.02(m, 3H), 4.90(s, 1H), 3.96 - 4.11(m, 2H), 2.77 - 2.87(m, 1H), 2.40 - 2.48(m, 1H), 1.60 - 2.12(m, 11H), 1.37 - 1.40(m, 3H)。LC−MS:(M+H)+=382.1;HPLC純度=98.74%;キラル純度:100%(RT=16.17分);カラム:Chiralpak IC、4.6mm×250mm;移動相:ヘキサン:i−PrOH:DCM(7.5:1.5:1.0)。
【0339】
実施例101:2−[3−(4−クロロ−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボニトリル ピーク−2(101):
【化137】
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化合物(101)(ピーク−2)の合成:化合物(59)のラセミ化合物を分取キラルカラムによって分離して、化合物(101)(ピーク−2)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.07(s, 1H), 7.00 - 7.04(m, 4H), 4.90(s, 1H), 3.96 - 4.11(m, 2H), 2.77 - 2.87(m, 1H), 2.40 - 2.48(m, 1H), 1.60 - 2.12(m, 11H), 1.37 - 1.40(m, 3H)。LC−MS:(M+H)+=382.1;HPLC純度=98.08%;キラル純度:100%(RT=30.89分);カラム:Chiralpak IC、4.6mm×250mm;移動相:ヘキサン:i−PrOH:DCM(7.5:1.5:1.0)。
【0340】
実施例102:3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン ピーク−1(102):
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(102)(ピーク−1)の合成:化合物(41)のラセミ化合物を分取キラルカラムによって分離して、化合物(102)(ピーク−1)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 10.80(s, 1H), 7.12 - 7.16(m, 2H), 6.88 - 6.963(t, 1H), 6.55 - 6.58(d, 1H), 4.81(s, 1H), 4.65(d, 1H), 4.32(s, 1H), 4.01 - 4.06(m, 1H), 2.67 - 2.72(m, 2H), 2.17(s, 1H), 1.43 - 1.68(m, 11H), 1.27 - 1.30(d, 3H), 0.89 - 0.95(m, 2H), 0.73 - 0.86(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=379.2;HPLC純度=98.53%;キラル純度:100%(RT=15.36分);カラム:Chiralpak IC、4.6mm×250mm;移動相:ヘキサン:i−PrOH:DCM(7.5:1.5:1.0)。
【0341】
実施例103:3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン ピーク−2(103):
【化139】
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化合物(103)(ピーク−2)の合成:化合物(41)のラセミ化合物を分取キラルカラムによって分離して、化合物(103)(ピーク−2)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 10.80(s, 1H), 7.12 - 7.16(m, 2H), 6.88 - 6.93(t, 1H), 6.55 - 6.58(d, 1H), 4.81(s, 1H), 4.65(d, 1H), 4.32(s, 1H), 3.97 - 4.05(m, 1H), 2.67 - 2.72(m, 2H), 2.17(s, 1H), 1.43 - 1.68(m, 11H), 1.27 - 1.30(d, 3H), 0.83 - 0.95(m, 2H), 0.70 - 0.74(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=379.2;HPLC純度=99.43%;キラル純度:100%(RT=22.17分);カラム:Chiralpak IC、4.6mm×250mm;移動相:ヘキサン:i−PrOH:DCM(7.5:1.5:1.0)。
【0342】
実施例104:1−(5−フルオロ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(104):
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(104)の合成:化合物(24)(スキーム12)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(104)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、ヘキサン:EtOAcを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(104)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 10.79(s, 1H), 7.12 - 7.16(m, 2H), 6.87 - 6.92(mt,1H), 6.67 - 6.69(d, 1H), 4.92(s, 1H), 4.48(s, 1H), 3.73 - 3.80(m, 1H), 2.65 - 2.72(m, 1H), 2.61(s, 3H), 2.27 - 2.36(m, 2H), 1.42 - 1.93(m, 10H), 1.24 - 1.26(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=355.2;HPLC純度=98.31%。
【0343】
実施例105:1−(2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ブタン−1−オン
【化141】
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化合物(105)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(105)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、ヘキサン:EtOAcを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(105)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.87 - 7.89(d, 1H), 7.74 - 7.77(d, 1H), 7.33 - 7.38(tm1H), 7.23 - 7.28(t, 1H), 4.77(s, 1H), 4.05(s, 1H), 3.65 - 3.89(m, 1H), 2.96 - 3.03(m, 1H), 2.55 - 2.57(m, 1H), 1.66 - 2.01(m, 12H), 1.33 - 1.35(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=341.1;HPLC純度=98.67%。
【0344】
実施例106:3−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−1−(5−フルオロ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(106):
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(106)の合成:化合物(24)(スキーム12)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(106)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、ヘキサン:EtOAcを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(106)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.85 - 7.88(d, 1H), 7.75 - 7.78(m, 1H), 7.33 - 7.39(m, 1H), 7.23 - 7.29(m, 1H), 5.04(s, 1H), 4.40(s, 1H), 3.79 - 3.88(m, 1H), 3.01 - 3.09(m, 1H), 2.53 - 2.61(m, 1H), 2.36(d, 1H), 1.50 - 1.88(m, 10H), 1.42 - 1.47(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=359.1;HPLC純度=95.97%。
【0345】
実施例107:3−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−フェニルプロパン−1−オン(107):
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
(107)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(107)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(107)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 7.91 - 8.00(m, 2H), 7.22 - 7.50(m, 7H), 4.95 - 5.00(m, 1H), 4.64 - 4.69(m, 2H), 4.43(s, 1H), 3.52 - 3.59(m, 1H), 2.95 - 3.04(m, 1H), 2.08 - 2.20(m, 1H), 1.23 - 1.79(m, 10H)。LC−MS:(M+H)+=419.1;HPLC純度=99.70%。
【0346】
実施例108:3−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−1−(5−フルオロ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−フェニルプロパン−1−オン(108):
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(108)の合成:化合物(24)(スキーム12)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(108)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、ヘキサン:EtOAcを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(108)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ7.90 - 8.00(m, 2H), 7.22 - 7.50(m, 7H), 4.95 - 5.01(m, 1H), 4.82(s, 1H), 4.60(s, 1H), 3.53 - 3.61(m, 1H), 2.96 - 3.09(m, 1H), 2.27 - 2.35(m, 1H), 1.23 - 1.79(m, 10H)。LC−MS:(M+H)+=421.1;HPLC純度=92.61%。
【0347】
実施例109:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(109):
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(109)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(109)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(109)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 10.61(s, 1H), 7.18 - 7.22(d, 1H), 7.09(s, 1H), 6.96(s, 1H), 6.68 - 6.71(m, 1H), 4.79(s, 1H), 4.59 - 4.64(d, 1H), 4.25 - 4.28(m, 1H), 3.74(s, 3H), 3.37 - 3.40(m, 1H), 2.63 - 2.72(m, 2H), 2.07 - 2.37(m, 1H), 1.27 - 1.65(m, 13H)。LC−MS:(M+H)+=369.2;HPLC純度=98.14%。
【0348】
実施例110:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(5−メチル−1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(110):
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(110)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(110)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(110)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 10.62(s, 1H), 7.29(s, 1H), 7.18 - 7.21(d, 1H), 7.06(s, 1H), 6.85 - 6.88(d, 1H), 4.80(s, 1H), 4.61 - 4.65(d, 1H), 4.28(s, 1H), 3.39(m, 1H), 2.62 - 2.72(m, 2H), 2.36(s, 3H), 2.10 - 2.27(m, 1H), 1.27 - 1.66(m, 13H)。LC−MS:(M+H)+=353.2;HPLC純度=95.0%。
【0349】
実施例111:2−[3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−3−フェニルプロパノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸(111):
【化147】
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化合物(111)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(111)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(111)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 12.17(s, 1H), 11.18(s, 1H), 7.37(s, 1H), 7.17 - 7.31(m, 4H), 7.05 - 7.14(m, 2H), 6.92 - 6.99(m, 1H), 6.57 - 6.64(m, 1H), 4.81 - 4.86(t, 1H), 4.64(s, 1H), 4.31(s, 1H), 3.00 - 3.07(m, 2H), 1.30 - 2.07(m, 11H)。LC−MS:(M+H)+=447.3;HPLC純度=98.60%。
【0350】
実施例112:2−[3−(6−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−3−フェニルプロパノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸(112):
【化148】
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化合物(112)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(112)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(112)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 12.19(s, 1H), 10.94(s, 1H), 7.30 - 7.33(m, 4H), 7.18 - 7.27(m, 2H), 7.03 - 7.13(m, 2H), 6.69 - 6.74(m, 1H), 4.61 - 4.66(m, 2H), 4.29(s, 1H), 3.02 - 3.05(d, 2H), 2.72(m, 2H), 1.32 - 2.08(m, 9H)。LC−MS:(M+H)+=447.2;HPLC純度=96.93%。
【0351】
実施例113:3−(5−フルオロ−2−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(113):
【化149】
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化合物(113)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(113)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(113)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 10.74(s, 1H), 7.26 - 7.31(m, 1H), 7.15 - 7.20(m, 1H), 6.73 - 6.80(m, 1H), 4.72(s, 1H), 4.51 - 4.61(m, 1H), 4.09(s, 1H), 3.35 - 3.39(m, 1H), 2.70 - 2.80(m, 2H), 2.29(s, 3H), 1.97 - 2.14(d, 1H), 0.74 - 1.60(m, 13H)。LC−MS:(M+H)+=371.2;HPLC純度=97.40%。
【0352】
実施例114:3−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン ピーク−1(114):
【化150】
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化合物(114)(ピーク−1)の合成:化合物(84)のラセミ化合物を、分取キラルHPLCカラムによって分離して、化合物(114)(ピーク−1)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.86 - 7.89(d, 1H), 7.75 - 7.78(d, 1H), 7.34 - 7.39(t, 1H), 7.24 - 7.29(t, 1H), 4.96(s, 1H), 4.31(s, 1H), 3.79 - 3.86(m, 1H), 2.99 - 3.07(m, 1H), 2.54 - 2.62(m, 1H), 2.22 - 2.27(m, 1H), 1.43 - 1.75(m, 14H)。LC−MS:(M+H)+=357.1;HPLC純度=99.8%;キラル純度:100%(RT=16.99分);カラム:Chiralpak IC、4.6mm×250mm;移動相:ヘキサン:i−PrOH:DCM(7:2:1)。
【0353】
実施例115:3−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン ピーク−2(115):
【化151】
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化合物(115)(ピーク−2)の合成:化合物(84)のラセミ化合物を、分取キラルHPLCカラムによって分離して、化合物(115)(ピーク−2)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.86 - 7.89(d, 1H), 7.75 - 7.78(d, 1H), 7.34 - 7.39(t, 1H), 7.24 - 7.29(t, 1H), 4.96(s, 1H), 4.31(s, 1H), 3.79 - 3.86(m, 1H), 2.99 - 3.07(m, 1H), 2.54 - 2.62(m, 1H), 2.22 - 2.27(m, 1H), 1.43 - 1.76(m, 14H)。LC−MS:(M+H)+=357.1;HPLC純度=99.85%;キラル純度:100%(RT=23.47分);カラム:Chiralpak IC、4.6mm×250mm;移動相:ヘキサン:i−PrOH:DCM(7:2:1)。
【0354】
実施例116:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(4−メチル−1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オン(116):
【化152】
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化合物(116)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(116)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(116)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.90(s, 1H), 7.10 - 7.13(d, 1H), 6.96 - 7.01(t, 1H), 6.92(d, 1H), 6.76 - 6.78(d, 1H), 5.02(s, 1H), 4.13(s, 1H), 3.18 - 3.23(m, 2H), 2.64(s, 3H), 2.58 - 2.63(m, 2H), 2.24(s, 1H), 1.49 - 1.74(m, 11H)。LC−MS:(M+H)+=339.3;HPLC純度=91.46%。
【0355】
実施例117:3−(6−クロロ−5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(117):
【化153】
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化合物(117)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(117)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(117)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.85(brs, 1H), 7.30 - 7.31(d, 1H), 7.09(brs, 1H), 6.92 - 6.93(m, 1H), 4.98(brs, 1H), 4.09(brs, 1H), 3.87(s, 3H), 3.52 - 3.59(m, 1H), 2.63 - 2.71(m, 1H), 2.40 - 2.44(m, 1H), 2.10(brs, 1H), 1.41 - 1.70(m, 10H), 1.35 - 1.38(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=403.2;HPLC純度=99.36%。
【0356】
実施例118:2−[3−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボニトリル(118):
【化154】
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化合物(118)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(118)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(118)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.84 - 7.89(dd, 1H), 7.76 - 7.78(d, 1H), 7.34 - 7.40(m, 1H), 7.25 - 7.30(m, 1H), 4.86(brs, 1H), 4.23(brs, 1H), 3.79 - 3.87(m, 1H), 3.00 - 3.09(m, 1H), 2.49 - 2.59(m, 1H), 1.90 - 2.18(m, 8H), 1.63 - 1.76(m, 3H), 1.45(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=366.2;HPLC純度=93.68%。
【0357】
実施例119:1−(2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(4−クロロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ブタン−1−オン(119):
【化155】
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化合物(119)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(119)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、ヘキサン:EtOAcを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(119)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.64 - 7.67(d, 1H), 7.36 - 7.39(d, 1H), 7.15 - 7.21(dd, 1H), 4.74(brs, 1H), 4.10(brs, 1H), 3.85 - 3.92(q, 1H), 3.04 - 3.11(dd, 1H), 2.53 - 2.61(dd, 1H), 1.98 - 2.02(m, 2H), 1.65 - 1.79(m, 10H), 1.45(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=375.1;HPLC純度=98.71%。
【0358】
実施例120:3−(4−クロロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(120):
【化156】
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化合物(120)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(120)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(120)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 8.02 - 8.05(d, 1H), 7.56 - 7.58(d, 1H), 7.36 - 7.41(t, 1H), 4.65 - 4.72(m, 2H), 4.34(s, 1H), 3.80(m, 1H), 2.80 - 3.20(m, 2H), 1.45 - 2.22(m, 11H), 1.39 - 1.42(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=391.1;HPLC純度=98.58%。
【0359】
実施例121:3−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−フェニルプロパン−1−オン(121):
【化157】
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合成スキーム24
【化158】
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3−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−3−フェニルプロパン酸(中間体−55)の合成:
電磁式攪拌機を装備した30mL ACE圧力管に、出発物質−13(2g、13.4mmol)および出発物質−8(4.8g、40.4mmol)を装入した。反応混合物を150℃で12時間加熱した。反応が完了した後に、混合物を酢酸エチルで希釈し、濃縮した。生じた粗製の生成物をヘキサン:EtOAcで溶離するコンビフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体−55(2.1g)を得た。
【0360】
化合物(121)の合成:中間体−55(75mg、0.28mmol)のTHF(4mL)中の撹拌溶液に、中間体−7(43mg、0.28mmol)およびHBTU(126mg、0.3mmol)を加えた。これに続いて、DIPEA(108mg、0.84mmol)を0℃で加えた。生じた反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応が完了した後に、生じた物質を初めに水でクエンチし、次いで、酢酸エチルで抽出し、次いで、濃縮した。生じた粗製の生成物を、ヘキサン:EtOAcで溶離する分取TLCによって精製して、化合物化合物(121)(40mg)を白色の固体として得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 7.99 - 8.02(d, 1H), 7.88 - 7.91(d, 1H), 7.45 - 7.52(m, 3H), 7.24 - 7.39(m, 3H), 6.52 - 6.54(d, 1H), 4.66 - 4.67(d, 1H), 4.62(s, 1H), 4.46(s, 1H), 4.01 - 4.10(m, 1H), 3.23 - 3.25(m, 1H), 2.16(s, 1H), 1.23 - 1.67(m, 11H)。LC−MS:(M+H)+=403.2;HPLC純度=93.95%。
【0361】
実施例122:2−[3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−3−(チオフェン−2−イル)プロパノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−4−カルボン酸(122):
【化159】
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合成スキーム25
【化160】
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メチル4−オキソ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート(中間体−56)の合成:
中間体−27(0.5g、2.3mmol)のDCM(10mL)中の撹拌溶液に、PCC(1.01g、4.7mmol)を加えた。次いで、反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応が完了した後に、生じた物質を水でクエンチし、DCMで抽出した。有機層を10%NaHCO
3溶液で洗浄し、濃縮した。生じた粗製の物質ヘキサン:EtOAcで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、中間体−56(230mg)を得た。
【0362】
メチル4−シアノ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2−カルボキシラート(中間体−57)の合成:
中間体−56(0.23g、1.1mmol)およびTos MIC(0.3g、1.5mmol)のDME:EtOH(5mL:0.2mL)中の撹拌溶液に、t−BuOK(0.37g、3.30mmol)を0℃で加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌した。次いで、反応混合物を濾過した。濾液のポーションを濃縮して、中間体−57(230mg)を得た。
【0363】
2−tert−ブチル4−エチル2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−2,4−ジカルボキシラート(中間体−58)の合成
電磁式攪拌機を装備した100mL丸底フラスコに、中間体−57(0.23g、1.04mmol)および5NのH
2SO
4(25mL)を装入した。反応混合物を100℃で36時間加熱した。反応が完了した後に(LC−MSによってモニタリングした)、混合物を0℃に冷却した。濃HClを冷却した混合物に加え、続いて、EtOHを加えた。次いで、混合物を90℃で16時間加熱した。生じた物質を水でクエンチし、炭酸ナトリウムで塩基性にし、DCMで洗浄した。水性層をTHF(40mL)で希釈し、これに、TEA(5mL)およびBoc−無水物(0.360g、1.4mmol)を加えた。生じた混合物を室温で12時間撹拌した。次いで、反応混合物を酢酸エチルで抽出し、濃縮した。ヘキサン:EtOAcで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって、生じた粗製の物質を精製して、中間体−58(130mg)を得た。
【0364】
エチル2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−4−カルボキシラート.トリフルオロ酢酸塩(中間体−59)の合成:
中間体−58(0.13g、0.4mmol)のDCM(5mL)中の撹拌溶液に、TFA(0.1g、0.8mmol)を0℃で加えた。生じた反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応が完了した後に(LC−MSによって反応をモニタリングした)、生じた物質を濃縮し、続いて、ヘキサン:エーテル(1:1)の混合物と共に摩砕して、中間体−59(130mg)を得た。
【0365】
エチル2−[3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−3−(チオフェン−2−イル)プロパノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−4−カルボキシラート(中間体−60)の合成:
化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、中間体−60を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、ヘキサン:EtOAcを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、中間体−60を得た。
【0366】
化合物(122)の合成:
化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(122)を合成した。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.30 - 9.30(m, 1H), 7.00 - 7.02(m, 2H), 6.87 - 6.89(m, 1H), 6.77 - 6.79(m, 2H), 6.62 - 6.65(m, 1H), 6.46 - 6.56(m, 1H), 5.02 - 5.33(m, 1H), 4.34 - 4.73(m, 1H), 3.99 - 4.12(m, 1H), 2.92 - 3.61(m, 2H), 1.45 - 2.64(m, 11H)。LC−MS:(M+H)+=453.2;HPLC純度=98.96%。
【0367】
実施例123:2−[3−(4−クロロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボニトリル(123):
【化161】
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化合物(123)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(123)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、ヘキサン:EtOAcを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(123)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.65 - 7.67(d, 1H), 7.36 - 7.40(m, 1H), 7.22(m, 1H), 4.84(s, 1H), 4.26(s, 1H), 3.84 - 3.91(m, 1H), 3.11 - 3.20(m, 1H), 2.48 - 2.58(m, 1H), 1.55 - 2.15(m, 11H), 1.45 - 1.47(m, 3H)。LC−MS:(M+H)+=400.1;HPLC純度=96.66%。
【0368】
実施例124:2−[3−(4−クロロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボニトリル化合物(124)ピーク1:
【化162】
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化合物(124)(ピーク−1)の合成:キラル分取HPLCによって、化合物(123)のラセミ化合物を分離して、化合物(124)(ピーク−1)を得た。LC−MS:(M+H)+=400.1;HPLC純度=91.31%;キラルカラム、Chiralpak IC、4.6mm×250m;移動相:ヘキサン:i−PrOH:DCM(7:2:1);RT=23.47分。
【0369】
実施例125:2−[3−(4−クロロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボニトリル 化合物(125)ピーク2:
【化163】
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化合物(125)(ピーク−2)の合成:キラル分取HPLCによって、ラセミ化合物の化合物(123)を分離して、化合物(125)ピーク−2(125)を得た。LC−MS:(M+H)+=400.1;HPLC純度=97.74%;キラルカラム、Chiralpak IC、4.6mm×250m;移動相:ヘキサン:i−PrOH:DCM(7:2:1);RT=27.72分。
【0370】
実施例126:3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)プロパン−1−オン(126):
【化164】
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化合物(126)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(126)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(126)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.00(brs, 1H), 7.09 - 7.12(d, 1H), 6.96 - 7.01(t, 1H), 6.93 - 6.94(d, 1H), 6.64 - 6.66(1H, d), 5.01(brs, 1H), 4.14(brs, 1H), 3.31 - 3.36(t, 2H), 2.65 - 2.70(m, 2H), 2.32 - 2.41(m, 1H), 2.23(brs, 1H), 1.45 - 1.73(m, 10H), 0.88 - 0.94(m, 2H), 0.74 - 0.81(M, 2H)。LC−MS:(M+H)+=365.2;HPLC純度=98.22%。
【0371】
実施例127:3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(チオフェン−2−イル)プロパン−1−オン(127):
【化165】
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化合物(127)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(127)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(127)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.34(brs, 0.5H), 8.30(brs, 0.5H), 6.99 - 7.06(m, 2H), 6.96 - 6.97(m, 2H), 6.81 - 6.83(m, 2H), 6.61 - 6.68(m, 1H), 5.14 - 5.20(m, 1H), 4.94(brs, 1H), 4.23(brs, 1H), 3.02 - 3.20(m, 2H), 2.14(brs, 1H), 1.35 - 1.70(m, 10H)。LC−MS:(M+H)+=425.2;HPLC純度=99.56%。
【0372】
実施例128:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(4−プロピル−1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オン(128):
【化166】
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化合物(128)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(128)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(128)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.99(brs, 1H), 7.10 - 7.13(d, 1H), 6.99 - 7.04(t, 1H), 6.91 - 6.92(d, 1H), 6.80 - 6.82(d, 1H), 5.02(brs, 1H), 4.13(brs, 1H), 3.14 - 3.19(t, 2H), 2.87 - 2.92(t, 2H), 2.59 - 2.64(m, 2H), 2.24(brs, 1H), 1.53 - 1.74(m, 12H), 0.93 - 0.98(t, 3H)。LC−MS:(M+H)+=367.2;HPLC純度=96.54%。
【0373】
実施例129:3−(6−クロロ−5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(129)ピーク1:
【化167】
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化合物(129)(ピーク−1)の合成:キラル分取HPLCによって、ラセミ化合物の化合物(117)を分離して、化合物(129)(ピーク−1)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.85(brs, 1H), 7.30 - 7.31(d, 1H), 7.09(brs, 1H), 6.92 - 6.93(m, 1H), 4.98(brs, 1H), 4.09(brs, 1H), 3.87(s, 3H), 3.52 - 3.59(m, 1H), 2.63 - 2.71(m, 1H), 2.40 - 2.44(m, 1H), 2.10(brs, 1H), 1.41 - 1.70(m, 10H), 1.35 - 1.38(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=403.2;HPLC純度=99.32%;キラルカラム:Chiralpak IC、4.6mm×250mm;移動相:ヘキサン:i−PrOH:DCM(7:2:1);RT=11.65分。
【0374】
実施例130:3−(6−クロロ−5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(130)ピーク2:
【化168】
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化合物(130)(ピーク−2)の合成:キラル分取HPLCによって、化合物(117)のラセミ化合物を分離して、化合物(130)(ピーク−2)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.85(brs, 1H), 7.30 - 7.31(d, 1H), 7.09(brs, 1H), 6.92 - 6.93(m, 1H), 4.98(brs, 1H), 4.09(brs, 1H), 3.87(s, 3H), 3.52 - 3.59(m, 1H), 2.63 - 2.71(m, 1H), 2.40 - 2.44(m, 1H), 2.10(brs, 1H), 1.41 - 1.70(m, 10H), 1.35 - 1.38(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=403.2;HPLC純度=99.76%;キラルカラム:Chiralpak IC、4.6mm×250mm;移動相:ヘキサン:i−PrOH:DCM(7:2:1);RT=14.60分。
【0375】
実施例131:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−4−メチル−3−(4−メチル−1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)ペンタン−1−オン(131):
【化169】
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化合物(131)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(131)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(131)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.37 - 7.40(d, 1H), 7.26 - 7.31(t, 1H), 7.02 - 7.04(d, 1H), 5.00 - 5.06(m, 1H), 4.81(brs, 1H), 4.25(brs, 1H), 3.47 - 3.65(m, 2H), 2.72(s, 3H), 2.28 - 2.34(m, 1H), 2.10 brs, 1H), 1.35 - 1.75(m, 10H), 0.96 - 0.98(d, 3H), 0.72 - 0.74(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=383.2;HPLC純度=94.65%。
【0376】
実施例132:3−(4−シクロプロピル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(132):
【化170】
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化合物(132)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(132)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(132)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 9.30(brs, 1H), 8.03 - 8.05(d, 1H), 7.03(s, 1H), 6.47 - 6.49(d, 1H), 5.02(brs, 1H), 4.21(brs, 1H), 4.01(brs, 1H), 2.73 - 2.78(m, 1H), 2.33 - 2.49(m, 2H), 2.26(brs, 1H), 1.42 - 1.75(m, 10H), 1.35 - 1.37(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=380.2;HPLC純度=98.45%。
【0377】
実施例133:3−(6−クロロ−5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(133):
【化171】
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化合物(133)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(133)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(133)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.91(brs, 1H), 7.31 - 7.34(d, 1H), 7.28 - 7.30(d, 1H), 6.99 - 7.00(d, 1H), 4.98(brs, 1H), 4.10(brs, 1H), 3.47 - 3.54(q, 1H), 2.63 - 2.71(m, 1H), 2.40 - 2.44(m, 1H), 2.15(brs, 1H), 1.40 - 1.71(m, 10H), 1.34 - 1.36(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=391.2;HPLC純度=97.57%。
【0378】
実施例134:2−[3−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−3−フェニルプロパノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸(134):
【化172】
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化合物(134)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(134)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(134)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 12.34(brs, 1H), 11.03(s, 1H), 7.10 - 7.40(m, 8H), 6.84 - 6.91(m, 1H), 4.66(brs, 2H), 4.30(brs, 1H), 3.01 - 3.10(m, 2H), 2.05(brs, 1H), 1.55 - 1.98(m, 10H)。LC−MS:(M+H)+=463.2;HPLC純度=99.58%。
【0379】
実施例135:3−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(135):
【化173】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(135)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(135)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(135)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):.δ 9.15(brs, 0.5H), 9.01(brs, 1H), 8.15 - 8.16(d, 1H), 7.91(s, 1H), 7.09 - 7.10(d, 1H), 4.97(brs, 1H), 4.10(brs, 1H), 3.51 - 3.58(q, 1H), 2.61 - 2.68(dd, 1H), 2.42 - 2.50(dd, 1H), 2.24(brs, 0.5H), 2.14(brs, 0.5H), 1.44(1.71(m, 10H), 1.35 - 1.38(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=374.2;HPLC純度=98.36%。
【0380】
実施例136:2−[3−(4−シクロプロピル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボニトリル(136):
【化174】
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化合物(136)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(136)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(136)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):.δ 11.28(brs, 1H), 7.99 - 8.00(d, 1H), 7.25(s, 1H), 6.52 - 6.53(d, 1H), 4.72(brs, 1H), 4.29(brs, 1H), 3.85 - 3.89(m, 1H), 2.55. - 2.72(m, 3H), 2.09(brs, 1H), 1.45 - 1.99(m, 10H), 1.28 - 1.30(d, 3H), 1.00 - 1.05(m, 2H), 0.83 - 0.88(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=389.3;HPLC純度=98.69%。
【0381】
実施例137:2−[3−(5−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボニトリル(137):
【化175】
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化合物(137)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(137)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(137)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):.δ 8.98(brs, 0.5H), 8.88(brs, 0.5H), 8.15 - 8.20(m, 1H), 7.90(s, 1H), 7.10(s, 1H), 4.90(brs, 1H), 4.00(brs, 1H), 3.50 - 3.60(m, 1H), 2.58 - 2.62(dd, 1H), 2.40 - 2.45(m, 1H), 2.13 - 2.16(m, 1H), 1.60 - 1.93(m, 10H), 1.38 - 1.40(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=383.2;HPLC純度=97.99%。
【0382】
実施例138:3−(6−クロロ−5−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(138):
【化176】
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化合物(138)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(138)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(138)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):.δ 7.98(brs, 0.5H), 7.95(brs, 0.5H), 7.29(s, 1H), 7.23(s, 1H), 6.88(s, 1H), 4.96(brs, 1H), 4.09(brs, 1H), 3.46 - 3.52(q, 1H), 2.64 - 2.72(dd, 1H), 2.38 - 2.45(dd, 1H), 2.21 - 2.24(m, 1H), 2.08 - 2.14(m, 2H), 1.40 - 1.70(m, 9H), 1.34 - 1.36(d, 3H), 0.83 - 0.95(m, 2H), 0.58 - 0.63(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=413.3;HPLC純度=95.14%。
【0383】
実施例139:3−(5−フルオロ−4−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン 化合物(139):
【化177】
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化合物(139)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(139)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(139)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.89(br s, 1H), 7.00 - 7.05(dd, 1H), 6.98 - 6.99(d, 1H), 6.81 - 6.87(t, 1H), 5.04(br s, 1H), 4.20(br s, 1H), 3.84 - 3.93(m, 1H), 2.65 - 2.71(dd, 1H), 2.54 - 2.55(d, 3H), 2.37 - 2.48(dd, 1H), 2.26(br s, 1H), 1.54 - 1.66(m, 8H), 1.75(br s, 2H), 1.39 - 1.43(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=371.2;HPLC純度=96.42%。
【0384】
実施例140:2−[3−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−3−フェニルプロパノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸(ピーク−1)(140):
【化178】
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化合物(140)の合成:化合物(134)のラセミ化合物を、キラル分取HPLCによって分離して、化合物(140)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):. δ 12.34(brs, 1H), 11.03(s, 1H), 7.10 - 7.40(m, 8H), 6.84 - 6.91(m, 1H), 4.66(brs, 2H), 4.30(brs, 1H), 3.01 - 3.10(m, 2H), 2.05(brs, 1H), 1.55 - 1.98(m, 10H)。LC−MS:(M+H)+=463.1;HPLC純度=99.56%;キラルRT=7.95分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:IPA:DCM(7:2:1)]。
【0385】
実施例141:2−[3−(6−クロロ−1H−インドール−3−イル)−3−フェニルプロパノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸(ピーク−2)(141):
【化179】
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化合物(141)の合成:化合物(134)のラセミ化合物を、キラル分取HPLCによって分離して、化合物(141)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):. δ 12.34(brs, 1H), 11.03(s, 1H), 7.10 - 7.40(m, 8H), 6.84 - 6.91(m, 1H), 4.66(brs, 2H), 4.30(brs, 1H), 3.01 - 3.10(m, 2H), 2.05(brs, 1H), 1.55 - 1.98(m, 10H)。LC−MS:(M+H)+=463.1;HPLC純度=99.15%;キラルRT=11.99分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:IPA:DCM(7:2:1)]。
【0386】
実施例142:2−[3−(5−フェニル−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸(142):
【化180】
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化合物(142)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(142)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(142)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.96(br s, 1H), 7.80(br s, 1H), 7.56 - 7.59(d, 2H), 7.32 - 7.39(m, 4H), 7.24 - 7.29(dd, 1H), 6.97 - 6.99(m, 1H), 4.89(br s, 1H), 4.04(br s, 1H), 3.61 - 3.63(m, 1H), 2.75 - 2.81(dd, 1H), 2.48 - 2.52(dd, 1H), 1.54 - 2.09(m, 11H), 1.41 - 1.44(dd, 3H)。LC−MS:(M+H)+=443.2;HPLC純度=98.51%。
【0387】
実施例143:2−[3−(5−クロロ−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボン酸(143):
【化181】
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化合物(143)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(143)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(143)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 12.20(br s, 1H), 11.00(br s, 1H), 7.54(br s, 1H), 7.30 - 7.34(dd, 1H), 7.23(br s, 1H), 7.01 - 7.05(m, 1H), 4.71(br s, 1H), 4.18(br s, 1H), 3.67 - 3.78(m, 1H), 2.62 - 2.68(m, 1H), 2.43 - 2.47(m, 1H), 1.39 - 1.97(m, 11H), 1.29 - 1.31(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=401.2;HPLC純度=97.21%。
【0388】
実施例144:3−(5−クロロ−4−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(144):
【化182】
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化合物(144)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(144)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(144)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.95(br s, 1H), 7.09 - 7.12(d, 1H), 7.03 - 7.06(d, 1H), 6.93 - 6.98(d, 1H), 5.03(br s, 1H), 4.19(br s, 1H), 3.88 - 3.90(m, 1H), 2.68(s, 3H), 2.62 - 2.65(m, 1H), 2.37 - 2.45(m, 1H), 2.27(br s, 1H), 1.54 - 1.76(m, 10H), 1.32 - 1.34(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=387.2;HPLC純度=97.47%。
【0389】
実施例145:{2−[3−(4−クロロ−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−5−イル}酢酸(145):
【化183】
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化合物(145)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(145)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(145)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.39(br s, 1H), 7.16 - 7.20(m, 1H), 6.92 - 6.97(m, 3H), 4.88(br s, 1H), 4.20(br s, 1H), 3.98 - 4.13(m, 1H), 2.78 - 2.94(m, 1H), 2.52 - 2.59(m, 1H), 2.08(br s, 2H), 2.04(br s, 1H), 1.52 - 1.68(m, 10H), 1.37 - 1.39(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=415.2;HPLC純度=97.51%。
【0390】
実施例146:3−{2−[3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−5−イル}プロパン酸(146):
【化184】
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化合物(146)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(146)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(146)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 12.01(br s, 1H), 10.81(br s, 1H), 7.17(br s, 1H), 7.12 - 7.15(d, 1H), 6.88 - 6.93(t, 1H), 6.56 - 6.58(d, 1H), 4.71(br s, 1H), 4.20(br s, 1H), 4.02 - 4.04(m, 1H), 2.26 - 2.28(m, 1H), 2.06 - 2.16(m, 5H), 1.32 - 1.60(m, 12H), 1.25 - 1.29(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=435.2;HPLC純度=98.38%。
【0391】
実施例147:3−(5−フルオロ−4−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(ピーク−1)(147):
【化185】
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化合物(147)の合成:ラセミ化合物(139)を、キラル分取カラムクロマトグラフィーを使用することによって分離して、化合物(147)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.89(br s, 1H), 7.00 - 7.05(dd, 1H), 6.98 - 6.99(d, 1H), 6.81 - 6.87(t, 1H), 5.04(br s, 1H), 4.20(br s, 1H), 3.84 - 3.93(m, 1H), 2.65 - 2.71(dd, 1H), 2.54 - 2.55(d, 3H), 2.37 - 2.48(dd, 1H), 2.26(br s, 1H), 1.54 - 1.66(m, 8H), 1.75(br s, 2H), 1.39 - 1.43(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=371.2;HPLC 純度=96.98%。キラルRT=10.82分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:THF(7:3)]。
【0392】
実施例148:3−(5−フルオロ−4−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(ピーク−2)(148):
【化186】
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化合物(148)の合成:ラセミ化合物(139)を、キラル分取カラムクロマトグラフィーを使用することによって分離して、化合物(148)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.89(br s, 1H), 7.00 - 7.05(dd, 1H), 6.98 - 6.99(d, 1H), 6.81 - 6.87(t, 1H), 5.04(br s, 1H), 4.20(br s, 1H), 3.84 - 3.93(m, 1H), 2.65 - 2.71(dd, 1H), 2.54 - 2.55(d, 3H), 2.37 - 2.48(dd, 1H), 2.26(br s, 1H), 1.54 - 1.66(m, 8H), 1.75(br s, 2H), 1.39 - 1.43(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=371.2;HPLC純度=99.16%;キラルRT=9.69分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:THF(7:3)]。
【0393】
実施例149:3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)−1−[5−(1H−テトラゾール−5−イル)−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル]ブタン−1−オン(149):
【化187】
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化合物(149)の合成:化合物(77)(スキーム21)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(149)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(149)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.38(br s, 0.5H), 8.25(br s, 0.5H), 7.02 - 7.07(t, 1H), 6.98 - 7.00(d, 1H), 6.89 - 6.94(m, 1H), 6.56 - 6.66(dd, 1H), 4.88 - 4.92(d, 1H), 4.20(br s, 1H), 3.47 - 3.50(m, 1H), 2.78 - 2.85(m, 1H), 2.46 - 2.59(m, 1H), 2.29 - 2.34(m, 1H), 2.17 - 2.19(m, 1H), 1.61 - 2.01(m, 10H), 1.32 - 1.38(m, 3H), 0.72 - 0.79(m, 2H), 0.63 - 0.65(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=431.2;HPLC純度=92.97%。
【0394】
実施例150:3−(4−シクロプロピル−5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(150):
【化188】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(150)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(150)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(150)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.93(br s, 1H), 7.04 - 7.06(d, 1H), 7.01 - 7.02(d, 1H), 6.74 - 6.84(dd, 1H), 5.02(br s, 1H), 4.21 - 4.24(m, 1H), 4.20(br s, 1H), 2.68 - 2.75(dd, 1H), 2.34 - 2.43(dd, 1H), 2.22 - 2.25(m, 1H), 2.00 - 2.09(m, 1H), 1.52 - 1.75(m, 10H), 1.31 - 1.34(d, 3H), 0.99 - 1.03(m, 2H), 0.83 - 0.87(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=397.2;HPLC純度=97.0%。
【0395】
実施例151:3−(5−クロロ−4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(151):
【化189】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(151)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(151)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(151)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 11.04(br s, 1H), 7.29(br s, 1H), 7.17 - 7.20(d, 1H), 6.98 - 7.00(d, 1H), 4.79(br s, 1H), 4.64 - 4.65(d, 1H, OH基), 4.31(br s, 1H), 4.22 - 4.23(m, 1H), 2.60 - 2.72(m, 2H), 2.07 - 2.27(m, 2H), 1.38 - 1.68(m, 10H), 1.24 - 1.27(d, 3H), 0.80 - 0.85(m, 2H), 0.70 - 0.75(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=413.1;HPLC純度=95.99%。
【0396】
実施例152:{2−[3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−5−イル}酢酸(152):
【化190】
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化合物(152)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(152)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(152)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 10.82(br s, 1H), 7.17(br s, 1H), 7.12 - 7.15(d, 1H), 6.88 - 6.93(t, 1H), 6.56 - 6.58(d, 1H), 4.72(br s, 1H), 4.22(br s, 1H), 4.00 - 4.06(m, 1H), 2.68 - 2.73(m, 2H), 2.43 - 2.46(m, 3H), 1.99 - 2.05(m, 1H), 1.45 - 1.68(m, 10H), 1.28 - 1.30(d, 3H), 0.85 - 0.90(m, 2H), 0.70 - 0.75(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=421.2;HPLC純度=98.6%。
【0397】
実施例153:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−[4−(チオフェン−2−イル)−1H−インドール−3−イル]ブタン−1−オン(153):
【化191】
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化合物(153)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(153)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(153)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.16(br s, 1H), 7.31 - 7.34(d, 1H), 7.23 - 7.26(m, 1H), 7.10 - 7.15(t, 1H), 7.02 - 7.08(m, 4H), 4.89(br s, 1H), 3.80(br s, 1H), 3.38 - 3.40(m, 1H), 2.38 - 2.43(m, 1H), 2.19 - 2.22(m, 1H), 1.97 - 2.01(m, 1H), 1.45 - 1.71(m, 10H), 1.37 - 1.39(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=421.1;HPLC純度=96.43%。
【0398】
実施例154:(2−{3−[4−(チオフェン−2−イル)−1H−インドール−3−イル]ブタノイル}−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−5−イル)酢酸(154):
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(154)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(154)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(154)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.68(br s, 0.5H), 8.57(br s, 0.5H), 7.22 - 7.30(m, 2H), 7.01 - 7.09(m, 5H), 4.77(br s, 1H), 3.46(br s, 1H), 3.31 - 3.35(m, 1H), 2,35 - 2.48(m, 2H), 2.07(br s, 1H), 1.40 - 1.78(m, 13H)。LC−MS:(M+H)+=463.1;HPLC純度=92.86%。
【0399】
実施例155:{2−[3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−5−イル}酢酸(ピーク−1)(155):
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(155)の合成:ラセミ化合物(152)を、分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(155)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.98(br s, 1H), 7.09 - 7.12(d, 1H), 6.99 - 7.01(d, 1H), 6.97(br s, 1H), 6.66 - 6.78(d, 1H), 4.89(br s, 1H), 4.14 - 4.16(m, 1H), 4.06(br s, 1H), 2.75 - 2.82(dd, 1H), 2.37 - 2.45(m, 2H), 2.08(s, 2H), 2.04(br s, 1H), 1.52 - 1.71(m, 10H), 1.36 - 1.38(d, 3H), 0.90 - 0.95(m, 2H), 0.76 - 0.81(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=421.2;HPLC純度=98.67%;キラルRT=9.07分 [カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:IPA:DCM(7.5:1.5:1)]。
【0400】
実施例156:{2−[3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−5−イル}酢酸(ピーク−2)(156):
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(156)の合成:ラセミ化合物(152)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(156)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 10.82(br s, 1H), 7.17(br s, 1H), 7.12 - 7.15(d, 1H), 6.88 - 6.93(t, 1H), 6.56 - 6.58(d, 1H), 4.72(br s, 1H), 4.22(br s, 1H), 4.00 - 4.06(m, 1H), 2.68 - 2.73(m, 2H), 2.43 - 2.46(m, 3H), 1.99 - 2.05(m, 1H), 1.45 - 1.68(m, 10H), 1.28 - 1.30(d, 3H), 0.85 - 0.90(m, 2H), 0.70 - 0.75(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=421.2;HPLC純度=99.66%;キラルRT=12.93分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:IPA:DCM(7.5:1.5:1)]。
【0401】
実施例157:3−(4−シクロプロピル−5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(ピーク−1)(157):
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(157)(ピーク−1)の合成:ラセミ化合物(150)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(157)を得た。LC−MS:(M+H)+=397.2;キラルRT=10.98分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:IPA:DCM(7.5:1.5:1)]。
【0402】
実施例158:3−(4−シクロプロピル−5−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(ピーク−2)(158):
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(158)(ピーク2)の合成:ラセミ化合物(150)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(157)を得た。LC−MS:(M+H)+=397.2;HPLC純度=98.48%;キラルRT=14.93分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:IPA:DCM(7.5:1.5:1)]。
【0403】
実施例159:{2−[3−(4−フルオロ−1H−インドール−3−イル)−3−(チオフェン−2−イル)プロパノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−5−イル}酢酸(159):
【化197】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(159)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(159)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(159)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 11.93(br s, 1H), 11.21(br s, 1H), 7.35(s, 1H), 7.21 - 7.23(m, 1H), 7.15 - 7.18(d, 1H), 6.97 - 7.04(m, 1H), 6.85 - 6.88(m, 1H), 6.81 - 6.83(m, 1H), 6.63 - 6.70(dd, 1H), 5.09 - 5.11(t, 1H), 4.65(br s, 1H), 4.27(br s, 1H), 3.10 - 3.17(m, 1H), 2.95 - 3.05(m, 1H), 2.01(s, 2H), 1.97(s, 2H), 1.40 - 1.66(m, 10H)。LC−MS:(M+H)+=467.1;HPLC純度=99.63%。
【0404】
実施例160:3−(4−シクロプロピル−5−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(160):
【化198】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(160)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(160)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(160)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.84(br s, 1H), 7.04 - 7.07(d, 1H), 6.97(br s, 1H), 6.88 - 6.91(d, 1H), 5.00(br s, 1H), 4.34 - 4.47(m, 1H), 4.20(br s, 1H), 2.67 - 2.73(dd, 1H), 2.43(s, 3H), 2.29 - 2.37(dd, 1H), 2.15 - 2.22(m, 1H), 2.00 - 2.05(m, 1H), 1.45 - 1.78(m, 10H), 1.33 - 1.36(m, 3H), 1.04 - 1.10(M, 2H), 0.64 - 0.69(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=393.3;HPLC純度=98.30%。
【0405】
実施例161:3−(4−クロロ−5−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(161):
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(161)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(161)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(161)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.03(br s, 1H), 7.08 - 7.10(d, 1H), 7.01 - 7.01(d, 1H), 6.74 - 6.77(d, 1H), 5.02(br s, 1H), 4.26(br s, 1H), 4.10 - 4.12(m, 1H), 2.37 - 2.46(m, 1H), 2.26 - 2.29(m, 1H), 2.15 - 2.24(m, 1H), 1.45 - 1.75(m, 11H), 1.36 - 1.39(d, 3H), 0.89 - 0.96(m, 2H), 0.59 - 0.62(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=413.1;HPLC純度=98.97%。
【0406】
実施例162:{2−[3−(4−ブロモ−5−クロロ−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−5−イル}酢酸(162):
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(162)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(162)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(162)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.70(br s, 0.5H), 8.62(br s, 0.5H), 7.12 - 7.15(d, 1H), 7.07 - 7.09(d, 1H), 7.01(s, 1H), 4.87(br s, 1H), 4.15 - 4.21(m, 1H), 4.01(br s, 1H), 2.72 - 2.85(m, 1H), 2.45 - 2.60(m, 1H), 2.29(s, 2H), 2.04(s, 1H), 1.50 - 1.75(m, 10H)。LC−MS:(M+H)+=493.2;HPLC純度=91.99%。
【0407】
実施例163:3−(5−クロロ−4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)−1−(5,7−ジヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(163):
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(163)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(163)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(163)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.01(br s, 1H), 7.06(s, 2H), 7.01 - 7.02(d, 1H), 4.27 - 4.42(m, 1H), 3.50(br s, 1H), 3.43(br s, 1H), 2.62 - 2.77(dd, 1H), 2.37 - 2.46(dd, 1H), 2.11 - 2.13(m, 1H), 1.83 - 1.98(m, 4H), 1.62 - 1.68(m, 4H), 1.55 - 1.58(m, 2H), 1.33 - 1.35(d, 3H), 1.12 - 1.16(m, 2H), 0.76 - 0.84(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=429.1;HPLC純度=99.90%。
【0408】
実施例164:3−(4,5−ジメチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(164):
【化202】
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化合物(164)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(164)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(164)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.92(br s, 1H), 7.01 - 7.03(d, 1H), 6.91 - 6.93(d, 1H), 6.90(s, 1H), 5.03(br s, 1H), 4.18(br s, 1H), 3.92 - 3.95(m, 1H), 2.68 - 2.74(dd, 1H), 2.54(s, 3H), 2.35 - 2.43(dd, 1H), 2.29(s, 3H), 2.20 - 2.25(m, 1H), 1.52 - 1.75(m, 11H), 1.33 - 1.35(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=367.2;HPLC純度=97.04%。
【0409】
実施例165:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(5−メトキシ−4−メチル−1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(165):
【化203】
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化合物(165)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(165)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(165)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.77(br s, 1H), 7.05 - 7.08(d, 1H), 6.95 - 6.96(d, 1H), 6.82 - 6.85(d, 1H), 5.04(br s, 1H), 4.19(br s, 1H), 3.87 - 3.89(m, 1H), 3.77(s, 3H0, 2.67 - 2.73(dd, 1H), 2.54(s, 3H), 2.36 - 2.44(dd, 1H), 2.24 - 2.26(m, 1H), 1.55 - 1.75(m, 10H), 1.33 - 1.35(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=383.2;HPLC純度=95.78%。
【0410】
実施例166:3−(4−クロロ−5−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(166):
【化204】
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化合物(166)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(166)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(166)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.00(br s, 1H), 7.08 - 7.10(d, 1H), 6.98 - 7.00(d, 1H), 6.95(s, 1H), 5.02(br s, 1H), 4.25(br s, 1H), 4.09 - 4.11(m, 1H), 2.82 - 2.87(m, 1H), 2.40 - 2.44(m, 1H), 2.38(s, 3H), 2.23 - 2.25(m, 1H), 1.55 - 1.78(m, 11H)。LC−MS:(M+H)+=388.2;HPLC純度=99.97%。
【0411】
実施例167:2−{2−[3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−5−イル}プロパン酸(167):
【化205】
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化合物(167)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(167)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(167)を得た。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 12.01(br s, 1H), 10.81(s, 1H), 7.16 - 7.17(d, 1H), 7.12 - 7.15(d, 1H), 6.88 - 6.93(t, 1H), 6.55 - 6.58(d, 1H), 4.72(br s, 1H), 4.24(br s, 1H), 4.02 - 4.04(m, 1H), 2.67 - 2.723(m, 2H), 2.38 - 2.43(m, 1H), 2.05 - 2.07(m, 1H), 1.99 - 2.02(m, 1H), 1.46 - 1.74 M, 10H), 1.28 - 1.30(d, 3H), 0.95 - 0.98(d, 3H), 0.83 - 0.88(m, 2H), 0.70 - 0.74(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=435.2;HPLC純度=96.54%。
【0412】
実施例168:3−(4,5−ジクロロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(168):
【化206】
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化合物(168)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(168)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(168)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.18(br s, 1H), 7.10 - 7.13(d, 2H), 7.06 - 7.07(d, 1H), 5.00(br s, 1H), 4.24(br s, 1H), 4.04 - 4.07(m, 1H), 2.78 - 2.84(m, 1H), 2.37 - 2.47(dd, 1H), 2.24 - 2.26(m, 1H), 1.73 - 1.78(m, 3H), 1.61 - 1.65(m, 7H), 1.35 - 1.38(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=407.1;HPLC純度=99.28%
【0413】
実施例169:3−(4,5−ジメチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(ピーク−1)(169):
【化207】
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化合物(169)の合成:ラセミ化合物(164)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(169)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.92(br s, 1H), 7.01 - 7.03(d, 1H), 6.91 - 6.93(d, 1H), 6.90(s, 1H), 5.03(br s, 1H), 4.18(br s,1H), 3.92 - 3.95(m, 1H), 2.68 - 2.74(dd, 1H), 2.54(s, 3H), 2.35 - 2.43(dd, 1H), 2.29(s, 3H), 2.20 - 2.25(m, 1H), 1.52 - 1.75(m, 11H), 1.33 - 1.35(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=367.2;HPLC純度=93.27%;キラルRT=20.93分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:IPA:DCM(7.5:1.5:1)]。
【0414】
実施例170:3−(4,5−ジメチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(ピーク−2)(170):
【化208】
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化合物(170)の合成:ラセミ化合物(164)を、分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(170)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.92(br s, 1H), 7.01 - 7.03(d, 1H), 6.91 - 6.93(d, 1H), 6.90(s, 1H), 5.03(br s, 1H), 4.18(br s, 1H), 3.92 - 3.95(m, 1H), 2.68 - 2.74(dd, 1H), 2.54(s, 3H), 2.35 - 2.43(dd, 1H), 2.29(s, 3H), 2.20 - 2.25(m, 1H), 1.52 - 1.75(m, 11H), 1.33 - 1.35(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=367.2;HPLC純度=99.81%;キラルRT=25.61分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:IPA:DCM(7.5:1.5:1)]。
【0415】
実施例171:3−(4−シクロプロピル−5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(171):
【化209】
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化合物(171)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(171)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(171)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.83(br s, 1H), 7.06 - 7.09(d, 1H), 6.98 - 6.99(d, 1H), 6.78 - 6.81(d, 1H), 5.02(br s, 1H), 4.26 - 4.29(m, 1H), 4.19(br s, 1H), 3.78(s, 3H), 2.69 - 2.76(dd, 1H), 2.31 - 2.39(dd, 1H), 2.22 - 2.25(m, 1H), 1.95 - 1.99(m, 2H), 1.45 - 1.75(m, 9H), 1.34 - 1.36(d, 3H), 0.99 - 1.01(m, 2H), 0.79 - 0.81(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=409.2;HPLC純度=92.57%。
【0416】
実施例172:3−(4,5−ジクロロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(ピーク−1)(172):
【化210】
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化合物(172)の合成:ラセミ化合物(168)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(172)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.18(br s, 1H), 7.10 - 7.13(d, 2H), 7.06 - 7.07(d, 1H), 5.00(br s, 1H), 4.24(br s, 1H), 4.04 - 4.07(m, 1H), 2.78 - 2.84(m, 1H), 2.37 - 2.47(dd, 1H), 2.24 - 2.26(m, 1H), 1.73 - 1.78(m, 3H), 1.61 - 1.65(m, 7H), 1.35 - 1.38(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=407.0;HPLC純度=94.74%;キラルRT=8.15分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:IPA:DCM(7:2:1)]。
【0417】
実施例173:3−(4,5−ジクロロ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(ピーク−2)(173):
【化211】
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化合物(173)の合成:ラセミ化合物(168)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(173)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.18(br s, 1H), 7.10 - 7.13(d, 2H), 7.06 - 7.07(d, 1H), 5.00(br s, 1H), 4.24(br s, 1H), 4.04 - 4.07(m, 1H), 2.78 - 2.84(m, 1H), 2.37 - 2.47(dd, 1H), 2.24 - 2.26(m, 1H), 1.73 - 1.78(m, 3H), 1.61 - 1.65(m, 7H), 1.35 - 1.38(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=407.0;HPLC純度=99.34%;キラルRT=11.31分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:IPA:DCM(7:2:1)]。
【0418】
実施例174:3−(4−クロロ−5−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(ピーク−1)(174):
【化212】
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化合物(174)の合成:ラセミ化合物(166)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(174)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.00(br s, 1H), 7.08 - 7.10(d, 1H), 6.98 - 7.00(d, 1H), 6.95(s, 1H), 5.02(br s, 1H), 4.25(br s, 1H), 4.09 - 4.11(m, 1H), 2.82 - 2.87(m, 1H), 2.40 - 2.44(m, 1H), 2.38(s, 3H), 2.23 - 2.25(m, 1H), 1.55 - 1.78(m, 11H)。LC−MS:(M+H)+=387.1;HPLC純度=95.57%;キラルRT=15.30分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:THF(7:3)]。
【0419】
実施例175:3−(4−クロロ−5−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(ピーク2)(175):
【化213】
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化合物(175)の合成:ラセミ化合物166)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(175)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.00(br s, 1H), 7.08 - 7.10(d, 1H), 6.98 - 7.00(d, 1H), 6.95(s, 1H), 5.02(br s, 1H), 4.25(br s, 1H), 4.09 - 4.11(m, 1H), 2.82 - 2.87(m, 1H), 2.40 - 2.44(m, 1H), 2.38(s, 3H), 2.23 - 2.25(m, 1H), 1.55 - 1.78(m, 11H)。LC−MS:(M+H)+=387.1;HPLC純度=98.33%;キラルRT=17.15分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:THF(7:3)]。
【0420】
実施例176:3−(4,5−ジメチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−フルオロ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(176):
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(176)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(176)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(176)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.06(br s, 1H), 8.02 - 8.04(d, 1H), 7.31 - 7.34(d, 1H), 7.11 - 7.13(d, 1H), 4.99 - 5.05(m, 1H), 4.70 - 4.71(m, 1H), 4.61 - 4.62(m, 1H), 2.57 - 2.62(m, 1H), 2.33 - 2.41(m, 1H), 2.25(s, 3H), 2.10(s, 3H), 1.33 - 1.87(m, 14H)。LC−MS:(M−19)+=413.3;HPLC純度=90.92%。
【0421】
実施例177:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−[4−(プロパン−2−イルオキシ)−1H−インドール−3−イル]ブタン−1−オン(177):
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(177)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(177)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(177)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.91(br s, 1H), 7.03 - 7.08(t, 1H), 6.91 - 6.93(d, 1H), 6.90(s, 1H), 6.46 - 6.49(d, 1H), 5.06(br s, 1H), 4.74 - 4.80(m, 1H), 4.22(br s, 1H), 3.76 - 3.88(m, 1H), 2.97 - 3.06(m, 1H), 2.52 - 2.56(m, 1H), 2.22 - 2.27(m, 1H), 1.55 - 1.77(m, 10H), 1.42 - 1.45(m, 9H)。LC−MS:(M+H)+=397.2;HPLC純度=90.56%。
【0422】
実施例178:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−[4−(プロパン−2−イルオキシ)−1H−インドール−3−イル]ブタン−1−オン(ピーク−1)(178):
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(178)の合成:ラセミ化合物(177)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(178)を得た。LC−MS:(M+H)+=397.2;HPLC純度=99.12%。キラルRT=9.72分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:IPA:DCM(8:1:1)]。
【0423】
実施例179:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−[4−(プロパン−2−イルオキシ)−1H−インドール−3−イル]ブタン−1−オン(ピーク−2)(179):
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(179)の合成:ラセミ化合物(177)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(179)を得た。LC−MS:(M+H)+=397.2;HPLC純度=99.65%。キラルRT=11.97分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:IPA:DCM(8:1:1)]。
【0424】
実施例180:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−[4−(ピペリジン−1−イル)−1H−インドール−3−イル]ブタン−1−オン(180):
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(180)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(180)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(180)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.90(br s, 1H), 7.00 - 7.04(m, 2H), 6.90 - 6.94(m, 1H), 6.73 - 6.76(m, 1H), 5.03(br s, 1H), 4.13(br s, 1H), 3.76 - 3.79(m, 1H), 3.64 - 3.66(m, 1H), 3.15 - 3.25(m, 2H0, 2.86 - 2.92(m, 1H), 2.76 - 2.77(m, 1H), 2.37 - 2.41(m, 1H), 2.19 - 2.21(m, 1H), 1.34 - 1.98(m, 19H)。LC−MS:(M+H)+=422.2;HPLC純度=97.45%。
【0425】
実施例181:1−(2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−[4−(プロパン−2−イルオキシ)−1H−インドール−3−イル]ブタン−1−オン(181):
【化219】
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化合物(181)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(181)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(181)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.85(br s, 1H), 7.04 - 7.07(m, 1H), 6.89 - 6.92(m, 2H), 6.46 - 6.48(m, 1H), 4.87(br s, 1H), 4.75 - 4.79(m, 1H), 4.04(br s, 1H), 3.80 - 3.84(m, 1H), 2.49 - 2.54(m, 1H), 2.31 - 2.35(m, 1H), 2.00 - 2.05(m, 1H), 1.55 - 1.80(m, 11H), 1.42 - 1.45(m, 9H)。LC−MS:(M+H)+=381.2;HPLC純度=99.41%
【0426】
実施例182:1−(5−フルオロ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−[4−(プロパン−2−イルオキシ)−1H−インドール−3−イル]ブタン−1−オン(182):
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(182)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(182)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(182)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.82(br s, 1H), 6.97 - 7.02(t, 1H), 6.84 - 6.86(d, 1H), 6.83(s, 1H), 6.40 - 6.42(d, 1H), 5.07(br s, 1H), 4.65 - 4.73(m, 1H), 4.21(br s, 1H), 3.71 - 3.78(m, 1H), 2.90 - 3.00(m, 1H), 2.39 - 2.50(m, 1H), 2.21 - 2.24(m, 1H), 1.53 - 1.90(m, 10H), 1.35 - 1.39(m, 9H)。LC−MS:(M+H)+=399.2;HPLC純度=93.52%。
【0427】
実施例183:1−{3−[4−(2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−4−オキソブタン−2−イル]−1H−インドール−4−イル}ピペリジン−4−カルボン酸(183):
【化221】
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化合物(183)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(183)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(183)を得た。LC−MS:(M+H)+=450.2;HPLC純度=97.82%。
【0428】
実施例184:1−(5−フルオロ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−[4−(プロパン−2−イルオキシ)−1H−インドール−3−イル]ブタン−1−オン(ピーク−1)(184):
【化222】
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化合物(184)の合成:ラセミ化合物(182)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(184)を得た。LC−MS:(M+H)+=399.2;HPLC純度=95.51%。キラルRT=13.60分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:IPA:DCM(8:1:1)]。
【0429】
実施例185:1−(5−フルオロ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−[4−(プロパン−2−イルオキシ)−1H−インドール−3−イル]ブタン−1−オン(ピーク−2)(185):
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(185)の合成:ラセミ化合物182)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(185)を得た。LC−MS:(M+H)+=399.2;HPLC純度=97.38%。キラルRT=18.54分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:IPA:DCM(8:1:1)]。
【0430】
実施例186:2−{2−[3−(4−クロロ−1H−インドール−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−5−イル}プロパン酸(186):
【化224】
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化合物(186)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(186)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(186)を得た。LC−MS:(M+H)+=429.13;HPLC純度=90.92%。
【0431】
実施例187:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−[4−(チオフェン−3−イル)−1H−インドール−3−イル]ブタン−1−オン(187):
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(187)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(187)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(187)を得た。LC−MS:(M+H)+=421.1;HPLC純度=96.22%。
【0432】
実施例188:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−[4−(チオフェン−2−イル)−1H−インドール−3−イル]ブタン−1−オン(ピーク−1)(188):
【化226】
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化合物(188)の合成:
ラセミ化合物(153)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(188)を得た。LC−MS:(M+H)+=421.1;HPLC純度=92.0%;キラルRT=6.57分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:THF:EtOH(8:1:1)]。
【0433】
実施例189:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−[4−(チオフェン−2−イル)−1H−インドール−3−イル]ブタン−1−オン(ピーク−2)(189):
【化227】
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化合物(189)の合成:ラセミ化合物(153)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(189)を得た。LC−MS:(M+H)+=421.1;HPLC純度=93.52%;キラルRT=9.17分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:THF:EtOH(8:1:1)]。
【0434】
実施例190:3−(5−クロロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(190):
【化228】
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化合物(190)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(190)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(190)を得た。LC−MS:(M+H)+=391.1;HPLC純度=96.40%。
【0435】
実施例191:2−[3−(5−クロロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボニトリル(191):
【化229】
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化合物(191)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(191)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(191)を得た。LC−MS:(M+H)+=400.1;HPLC純度=97.71%。
【0436】
実施例192:3−(6−クロロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(192):
【化230】
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化合物(192)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(192)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(192)を得た。LC−MS:(M+H)+=391.1;HPLC純度=94.40%。
【0437】
実施例193:2−[3−(6−クロロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボニトリル(193):
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(193)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(193)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(193)を得た。LC−MS:(M+H)+=400.1;HPLC純度=94.39%。
【0438】
実施例194:3−(6−クロロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(ピーク−1)(194):
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(194)の合成:
ラセミ化合物(192)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(194)を得た。LC−MS:(M+H)+=391.1;HPLC純度=99.6%。
【0439】
実施例195:3−(6−クロロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(ピーク−2)(195):
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(195)の合成:ラセミ化合物(192)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(195)を得た。LC−MS:(M+H)+=391.1;HPLC純度=99.56%。
【0440】
実施例196:2−[3−(6−クロロ−1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカン−5−カルボキサミド(196):
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(196)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(196)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(196)を得た。LC−MS:(M+H)+=418.1;HPLC純度=97.62%。
【0441】
実施例197:3−(4,5−ジクロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(197):
【化235】
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化合物(197)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(197)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(197)を得た。LC−MS:(M+H)+=408.1;HPLC純度=94.42%。
【0442】
実施例198:3−(5−クロロ−4−シクロプロピル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(198):
【化236】
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化合物(198)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(198)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(198)を得た。LC−MS:(M+H)+=414.2;HPLC純度=98.68%。
【0443】
実施例199:3−(5−クロロ−4−シクロプロピル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(ピーク−1)(199):
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(199)の合成:ラセミ化合物(198)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(199)を得た。LC−MS:(M+H)+=414.2;HPLC純度=94.06%。キラルRT=15.94分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:IPA:DCM(7.5:1.5:1)]。
【0444】
実施例200:3−(5−クロロ−4−シクロプロピル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(ピーク−2)(200):
【化238】
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化合物(200)の合成:ラセミ化合物(198)を、キラル分取HPLCクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(200)を得た。LC−MS:(M+H)+=414.2;HPLC純度=98.40%。キラルRT=20.09分[カラム:Chiralpak IC、移動相:ヘキサン:IPA:DCM(7.5:1.5:1)]。
【0445】
実施例201:3−(4,5−ジシクロプロピル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(201):
【化239】
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化合物(201)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(201)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(201)を得た。LC−MS:(M+H)+=420.2;HPLC純度=90.88%。
【0446】
実施例202:3−(6−クロロ−1H−ベンゾイミダゾl−2−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(202):
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(202)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(202)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(202)を得た。LC−MS:(M+H)+=372.1;HPLC純度=84.69%。
【0447】
実施例203:3−(6−シクロプロピル−1H−ベンゾイミダゾl−2−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(203):
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(203)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(203)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(203)を得た。LC−MS:(M+H)+=380.1;HPLC純度=98.88%。
【0448】
実施例204:{2−[3−(4−シクロプロピル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−3−イル)ブタノイル]−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−5−イル}酢酸(204):
【化242】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(204)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(204)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(204)を得た。LC−MS:(M+H)+=422.2;HPLC純度=99.63%。
【0449】
実施例205:3−(1−シクロプロピル−4−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(205):
【化243】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(205)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(205)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(205)を得た。LC−MS:(M+H)+=393.2;HPLC純度=99.04%。
【0450】
実施例206:3−(1,4−ジメチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(206):
【化244】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(206)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(206)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(206)を得た。LC−MS:(M+H)+=367.2;HPLC純度=98.36%。
【0451】
実施例207:3−(4−クロロ−1−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(207):
【化245】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(207)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(207)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(207)を得た。LC−MS:(M+H)+=387.1;HPLC純度=99.49%。
【0452】
実施例208:3−[4−クロロ−5−(フラン−2−イル)−1H−インドール−3−イル]−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(208):
【化246】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(208)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(208)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(208)を得た。LC−MS:(M+H)+=439.1;HPLC純度=91.39%。
【0453】
実施例209:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−(4−メトキシ−5−メチル−1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(209):
【化247】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(209)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(209)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(209)を得た。LC−MS:(M+H)+=383.2;HPLC純度=93.48%。
【0454】
実施例210:1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−[5−メチル−4−(チオフェン−2−イル)−1H−インドール−3−イル]ブタン−1−オン(210):
【化248】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(210)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(210)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(210)を得た。LC−MS:(M+H)+=435.2;HPLC純度=91.98%。
【0455】
実施例211:4−クロロ−3−[4−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−4−オキソブタン−2−イル]−5−メチル−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン(211):
【化249】
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合成スキーム26
【化250】
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化合物(211)の合成:化合物(166)(15mg、0.03mmol)のDMF(2mL)中の撹拌溶液に、三臭化ピリジニウム(16mg、0.050mmol)を0℃で加えた。生じた反応混合物を室温で3時間撹拌した。H
2O(10mL)で反応物をクエンチした後に、エーテル(2×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、濃縮した。生じた粗製の物質をDCM:MeOH(95:05)で溶離する分取TLCによって精製して、化合物(211)(5.5mg、オフホワイト色の固体)を得た。
【0456】
実施例212:4−シクロプロピル−3−[4−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−4−オキソブタン−2−イル]−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン(212):
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(212)の合成:化合物(211)(スキーム26)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(212)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(212)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.50(br s, 1H), 7.07 - 7.12(t, 1H), 6.59 - 6.62(d, 1H), 6.48 - 6.51(d, 1H), 5.11(br s, 1H), 4.54(br s, 1H), 3.81(br s, 1H), 3.79 - 3.81(m, 1H), 2.37 - 2.41(m, 2H), 2.21 - 2.23(m, 1H), 1.43 - 1.88(m, 11H), 1.06 - 1.08(m, 2H), 0.83 - 0.88(m, 2H), 0.72 - 0.74(d, 3H)。.LC−MS:(M+H)+=395.2;HPLC純度=99.65%。
【0457】
実施例213:3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−フルオロ−7−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)ブタン−1−オン(213):
【化252】
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化合物(213)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(213)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(213)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.06(br s, 1H), 7.18 - 7.20(d, 1H), 7.05 - 7.10(t, 1H), 7.04(s, 1H), 6.74 - 6.76(d, 1H), 5.26(br s, 1H), 4.40(br s, 1H), 4.23 - 4.25(m, 1H), 2.85 - 2.90(m, 1H), 2.45 - 2.53(m, 2H), 1.99(br s, 2H), 1.62 - 1.81(m, 8H), 1.44 - 1.46(d, 3H), 0.95 - 0.99(m, 2H), 0.81 - 0.85(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+ =397.3;HPLC純度=93.84%。
【0458】
実施例214:1−(5−ヒドロキシ−7−メチル−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)−3−[4−(プロパン−2−イルオキシ)−1H−インドール−3−イル]ブタン−1−オン(214):
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(214)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(214)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(214)を得た。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.86(br s, 1H), 6.96 - 7.01(t, 1H), 6.84 - 6.86(d, 1H), 6.83(s, 1H), 6.39 - 6.42(d, 1H), 5.00(br s, 1H), 4.67 - 4.72(m, 1H), 4.20(br s, 1H), 3.72 - 3.79(m, 1H), 2.89 - 3.01(m, 1H), 2.39 - 2.51(m, 1H), 1.25 - 1.65(m, 19H)。LC−MS:(M+H)+=411.3;HPLC純度=90.45%。
【0459】
実施例215:2−(2−(3−(4−(5−フルオロフラン−2−イル)−1H−インドール−3−イル)ブタノイル)−2−アザアダマンタン−5−イル)酢酸(215):
【化254】
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化合物(215)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(215)を合成した。有機層を減圧下で蒸発させることによって、粗製の生成物を得、これを、DCM:MeOHを溶離剤として使用するシリカゲルカラムによって精製して、化合物(215)を得た。LC−MS:(M+H)+=465.4;HPLC純度=99.37%。
【0460】
実施例216:1−(5−ヒドロキシ−2−アザアダマンタン−2−イル)−3−(4−メチル−1−(キノリン−8−イルスルホニル)−1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(216):
【化255】
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化合物(216)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(216)を合成した。LC−MS:(M+H)+=544.3;HPLC純度=98.61%。
【0461】
実施例217:4−クロロ−3−(4−(5−ヒドロキシ−2−アザアダマンタン−2−イル)−4−オキソブタン−2−イル)−5−メチル−1H−インドール−2−カルボニトリル(217):
【化256】
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化合物(217)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(217)を合成した。LC−MS:(M+H)+=412.3。
【0462】
実施例218:4−クロロ−3−(4−(5−ヒドロキシ−2−アザアダマンタン−2−イル)−4−オキソブタン−2−イル)−1H−インドール−2−カルボニトリル(218):
【化257】
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化合物(218)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(218)を合成した。LC−MS:(M+H)+=398.2;HPLC純度=98.47%。
【0463】
実施例219:3−(4−クロロ−5−メチル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−7−メチル−2−アザアダマンタン−2−イル)ブタン−1−オン(219):
【化258】
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化合物(219)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(219)を合成した。LC−MS:(M+H)+=401.2;HPLC純度=89.36%。
【0464】
実施例220:4−シクロプロピル−3−(4−(5−ヒドロキシ−2−アザアダマンタン−2−イル)−4−オキソブタン−2−イル)−1H−インドール−2−カルボニトリル(220):
【化259】
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化合物(220)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(220)を合成した。LC−MS:(M+H)+=404.3;HPLC純度=98.29%。
【0465】
実施例221:2−(3−(4,5−ジメチル−1H−インドール−3−イル)ブタノイル)−2−アザアダマンタン−5−カルボニトリル(221):
【化260】
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化合物(221)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(221)を合成した。LC−MS:(M+H)+=376.3;HPLC純度=85.11%。
【0466】
実施例222:2−(3−(4−(フラン−2−イル)−1H−インドール−3−イル)ブタノイル)−2−アザアダマンタン−5−カルボン酸(222):
【化261】
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化合物(222)の合成:化合物(43)(スキーム14)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(222)を合成した。LC−MS:(M+H)+=433.3;HPLC純度=98.85%。
【0467】
実施例223:4−シクロプロピル−3−(4−(5−ヒドロキシ−2−アザアダマンタン−2−イル)−4−オキソブタン−2−イル)−1H−インドール−2−カルボン酸(223):
【化262】
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合成スキーム27
【化263】
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化合物(223)の合成:化合物220(0.070g、0.17mmol)を密閉管に入れ、それに、MeOH(3mL)を加え、続いて、50%KOH水溶液(2mL)を加えた。次いで、反応混合物を110℃で24時間加熱し、濃縮して、粗製の物質を得、これを、H
2Oで希釈し、2NのHClで酸性化し(PH=2)、EtOAcで抽出し、濃縮して、粗製の生成物を得た。次いで、粗製の生成物を、DCM:MeOHの混合物で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用することによって精製して、化合物(223)30mgを茶色の固体として得た。LC−MS:(M+H)+=423.1;HPLC純度=98.09%。
【0468】
実施例224:1−(5−フルオロ−2−アザアダマンタン−2−イル)−3−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(224):
【化264】
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化合物(224)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(224)を合成した。LC−MS:(M+H)+=371.2;HPLC純度=92.10%。
【0469】
実施例225:3−(4−(5−ブロモ−2−アザアダマンタン−2−イル)−4−オキソブタン−2−イル)−1H−インドール−5−イルトリフルオロメタンスルホナート(225):
【化265】
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化合物(225)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(225)を合成した。LC−MS:(M+H)+=549.2;HPLC純度=92.61%。
【0470】
実施例226:1−(2−アザアダマンタン−2−イル)−3−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(226):
【化266】
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化合物(226)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(226)を合成した。LC−MS:(M+H)+=353.2;HPLC純度=90.02%。
【0471】
実施例227:3−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)−1−(5−メチル−2−アザアダマンタン−2−イル)ブタン−1−オン(227):
【化267】
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化合物(227)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(227)を合成した。LC−MS:(M+H)+=367.3;HPLC純度=92.59%。
【0472】
実施例228:3−(4−(2−アザアダマンタン−2−イル)−4−オキソブタン−2−イル)−1H−インドール−5−イルトリフルオロメタンスルホナート(228):
【化268】
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化合物(228)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(228)を合成した。1H NMR(300 MHz, DMSO - d6):δ 11.24(br s, 1H), 7.59(s, 1H), 7.44 - 7.47(d, 1H), 7.36(s, 1H), 7.11 - 7.14(d, 1H), 4.62(br s, 1H), 4.01(br s, 1H), 3.43 - 3.48(m, 1H), 2.62 - 2.65(m, 1H), 2.43.2.47(m, 1H), 2.10(s, 1H), 2.00(s, 1H), 1.44 - 1.86(m, 10H), 1.30 - 1.33(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=471.1;HPLC純度=89.84%。
【0473】
実施例229:3−(4−(2−アザアダマンタン−2−イル)−4−オキソブタン−2−イル)−1H−インドール−5−イルメタンスルホナート(229):
【化269】
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化合物(229)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(229)を合成した。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.37(br s, 1H), 7.50(s, 1H), 7.23 - 7.26(d, 1H), 6.98 - 7.05(m, 2H), 4.74(br s, 1H), 3.92(br s, 1H), 3.51 - 3.58(m, 1H), 3.08(s, 1H), 2.68 - 2.75(m, 1H), 2.41 - 2.48(m, 1H), 1.96(br s, 1H), 1.84(br s, 1H), 1.45 - 1.72(m, 10H), 1.39 - 1.42(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=417.1;HPLC純度=92.90%。
【0474】
実施例230:2−(3−(5−メトキシ−1H−インドール−3−イル)ブタノイル)−2−アザアダマンタン−5−カルボニトリル(230):
【化270】
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化合物(230)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(230)を合成した。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.95(br s, 1H), 7.22 - 7.28(m, 1H), 7.09 - 7.12(m, 1H), 6.99 - 7.00(d, 1H), 6.83 - 6.89(m, 1H), 4.91 - 4.95(d, 1H), 3.97 - 4.03(d, 1H), 3.86(s, 3H), 3.61 - 3.67(m, 1H), 2.72 - 2.81(m, 1H), 2.45 - 2.55(m, 1H), 2.13 - 2.16(m, 1H), 1.58 - 2.05(m, 10H)1.48 - 1.51(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=378.3;HPLC純度=99.49%。
【0475】
実施例231:1−(5−アミノ−2−アザアダマンタン−2−イル)−3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)ブタン−1−オン(231):
【化271】
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合成スキーム28
【化272】
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中間体−61の合成:化合物−41(0.10g、0.26mmol)のDCM(5mL)中、AcOH(2mL)中の撹拌溶液に、クロロアセトニトリル(117mg、1.56mmol)を0℃で加えた。次いで、反応混合物を硫酸(0.75mL)で処理した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、室温で12時間撹拌し続けた。反応が完了した後に、反応混合物を、飽和NaHCO
3水溶液でクエンチし、EtOAcで抽出して、中間体−61(90mg)を得た。これを、何ら精製することなく、次のステップで使用した。
【0476】
化合物231の合成:中間体−61(0.090g、0.19mmol))およびチオ尿素(0.028g、0.38mmol)のEtOH(5mL)中の撹拌溶液を0℃で、酢酸(0.5mL)で処理した。反応混合物を12時間還流加熱した。反応が完了した後に、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液でクエンチし、DCMで抽出し、濃縮して、化合物231(30mg)を得た。
【0477】
実施例232:3−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−(メチルアミノ)−2−アザアダマンタン−2−イル)ブタン−1−オン(232)
【化273】
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合成スキーム29
【化274】
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232の合成:化合物231(0.020g、0.053mmol))のDMF中の撹拌溶液に、K
2CO
3(14.6mg、0.16mmol)を0℃で加えた。この溶液に、MeIを加え、室温で2時間撹拌した。反応が完了した後に、反応混合物をH
2Oでクエンチし、EtOAcで抽出し、濃縮して、粗製の生成物を得、これを、分取TLCを使用することによって精製して、化合物232(5mg)を得た。
【0478】
実施例233:3−(4−シクロプロピル−1H−インダゾール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザトリシクロ[3.3.1.1
3,7]デカ−2−イル)プロパン−1−オン(233):
【化275】
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合成スキーム30
【化276】
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中間体−62の合成:出発物質−14(2.0g、8.6mmol)のTHF:MeOH(40mL、1:1)中の撹拌溶液に、活性化Zn粉末(散剤)(3.71g、69.5mmol)を加え、続いて、飽和NH
4Cl溶液を加え、室温で3時間撹拌した。反応が完了した後に、反応混合物を濃縮し、H
2Oで希釈し、EtOAcで抽出し、濃縮して、中間体−62(1.7g)を淡黄色の固体として得た。
【0479】
中間体−63の合成:中間体−62(1.8g、9.7mmol)のクロロホルム(20mL)中の撹拌溶液に、Ac
2O(2.25mL、22.0mmol)を0℃で加えた。生じた反応混合物を室温で24時間撹拌した。次いで、KOAc(0.28g、2.9mmol)を加え、続いて、イソアミルニトリル(2.44g、20mmol)を加え、60℃で18時間加熱した。反応が完了した後に、反応混合物をH
2Oでクエンチし、濃縮し、これに、濃HCl(5mL)を加え、60℃で2時間加熱した。次いで、反応混合物を50%NaOH水溶液で塩基性にし、EtOAcで抽出し、濃縮して、中間体−63(420mg)を茶色の固体として得た。
【0480】
中間体−64の合成:中間体−63(0.50g、2.5mmol)のDMF(5mL)中の撹拌溶液に、KOH(0.28g、5.0mmol)を加え、室温で20分間撹拌した。反応混合物に、DMF中のヨウ素(0.26g、5.0mmol)を加え、反応を室温で12時間継続した。反応が完了した後に、反応混合物をH
2Oでクエンチし、EtOAcで抽出し、濃縮して、中間体−64(750mg)を茶色の固体として得、これを何ら精製することなく、次のステップで使用した。
【0481】
中間体−65の合成:中間体−64(0.75g、2.3mmol)のMeCN(5mL)中の撹拌溶液に、TEA(0.696g、6.9mmol)、DMAP(0.024g、0.2mmol)、および(Boc)
2O(1.00g、4.6mmol)を0℃で加えた。生じた反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応が完了した後に、反応混合物をH
2Oでクエンチし、EtOAcで抽出し、濃縮して、粗製の物質を得た。粗製の物質を、ヘキサン:EtOAcの混合物で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用することによって精製して、中間体−65(700mg)を白色の固体として得た。
【0482】
中間体−66の合成:中間体−65(0.25g、0.7mmol)のDMF(5mL)中の撹拌溶液に、TEA(0.31mL、2.3mmol)、クロトン酸エチル(ethyl crotanoate)(0.11g、1.1mmol)、およびTBAI(0.05g、0.14mmol)を加え、アルゴンガスで15分間パージした。反応混合物に、PdCl
2(dppf)(0.06g、0.07mmol)を加えた。生じた反応混合物をマイクロ波条件下、100℃で2時間維持した。反応が完了した後に、反応混合物をセライトで濾過し、濃縮し、生じた粗製の物質を、ヘキサン:EtrOAcの混合物で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用することによって精製して、中間体−66(20mg)を白色の固体として得た。
【0483】
中間体−67の合成:中間体−66(0.05g、0.12mmol)のジオキサン:H
2O(4mL、3:1)中の撹拌溶液に、シクロプロピルボロン酸(0.02g、0.25mmol)、Cs2CO3(0.136g、0.42mmol)を加え、アルゴンガスで10分間パージした。反応混合物に、PdCl
2(dppf)0.009g、0.012mmol)を加えた。生じた反応混合物を、マイクロ波条件下、120℃で1時間維持した。反応が完了した後に、反応混合物をH
2Oでクエンチし、EtOAcで抽出し、濃縮した。生じた反応混合物を、ヘキサン:EtOAcの混合物で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用することによって精製して、中間体−67(30mg)を茶色のゴム状の物質として得た。
【0484】
中間体−68の合成:中間体−67(0.030g、0.11mmol)のDMF:MeOH(2mL、1:1)中の撹拌溶液に、NaBH
4(0.006g、0.17mmol)を加え、続いて、塩化コバルト(0.002g、0.022mmol)を加えた。生じた反応混合物を室温で45分間撹拌した。反応が完了した後に、反応混合物をH
2Oでクエンチし、EtOAcで抽出し、濃縮して、中間体−68(25mg)を茶色のゴム状の物質として得た。
【0485】
中間体−69の合成:中間体−26(スキーム−4)を製造するために使用した手順に従うことによって、中間体−69を合成した。
【0486】
化合物(233)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(233)を合成した。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.22 - 7.33(m, 2H), 6.75 - 6.78(m, 1H), 5.09(br s, 1H), 4.40(br s, 1H), 3.61 - 3.66(t, 2H), 2.93 - 2.98(t, 2H), 2.18 - 2.22(t, 1H), 1.60 - 2.04(m, 11H), 1.06 - 1.08(m, 2H), 0.86 - 0.88(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=366.1.
【0487】
実施例234:2−(3−(4−フルオロ−5−メチル−1H−インドール−3−イル)ブタノイル)−2−アザアダマンタン−5−カルボニトリル(234):
【化277】
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化合物(234)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(234)を合成した。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 7.97(br s, 1H), 7.02 - 7.06(m, 1H), 6.93 - 6.99(m, 2H), 4.96(br s, 1H), 4.17 - 4.21(m, 1H), 3.60 - 3.68(m, 1H), 2.84 - 2.88(m, 1H), 2.47 - 2.56(m, 1H), 2.36(s, 3H), 2.10 - 2.13(m, 1H), 1.61 - 2.05(m, 10H), 1.45 - 1.48(d, 3H)。LC−MS:(M+H)+=380.2。HPLC純度=99.13%。
【0488】
実施例235:2−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザアダマンタン−2−イル)プロパン−1−オン(235):
【化278】
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合成スキーム31
【化279】
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中間体−70の合成:出発物質−15(40g、206mmol)のエーテル(400mL)中の撹拌溶液に、塩化オキサリル(23.2mL、268mmol)を0℃で加え、室温で5時間撹拌した。次いで、反応混合物を濾過し、エーテルで洗浄して、固体物質(42g)を得、これを、エーテル(200mL)中のMeOH(28mL)で、0℃から室温で5時間処理した。反応が完了した後に、反応混合物をヘキサンで希釈し、生じた沈澱物を濾過し、乾燥させて、中間体−70(35g)を黄色の固体として得た。
【0489】
中間体−71の合成:中間体−70(35g、129mmol)のMeOH(350mL)中の撹拌溶液に、トシルヒドラジン(23.1g、129mmol)を加え、4時間還流させた。反応が完了した後に、反応混合物を濃縮して、粗製の混合物を得、これを、H
2Oで希釈し、DCMで抽出し、濃縮して、中間体−69(35g)を淡黄色の固体として得た。
【0490】
中間体−72の合成:中間体−71(14g、31mmol)のTHF(140mL)中の撹拌溶液に、NaBH4(1.8g、46mmol)を0℃で加え、室温で6時間撹拌し続けた。反応が完了した後に、反応混合物をH
2Oでクエンチし、DCMで抽出し、濃縮した。生じた粗製の生成物を、ヘキサン、EtOAcの混合物で溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーを使用することによって精製して、中間体−72(3g)を淡黄色の液体として得た。
【0491】
中間体−73の合成:中間体−67(スキーム30)を製造するために使用した手順に従うことによって、中間体−73を合成した。
【0492】
中間体−74の合成:中間体−65(スキーム30)を製造するために使用した手順に従うことによって、中間体−74を合成した。
【0493】
中間体−75の合成:中間体−30(スキーム6)を製造するために使用した手順に従うことによって、中間体−75を合成した。
【0494】
中間体−76の合成:中間体−26(スキーム4)を製造するために使用した手順に従うことによって、中間体−76を合成した。
【0495】
中間体−77の合成:中間体−7(スキーム1)を製造するために使用した手順に従うことによって、中間体−77を合成した。
【0496】
化合物(233)の合成:化合物(1)(スキーム2)を製造するために手順に従うことによって、化合物(233)を合成した。1H NMR(300 MHz, CDCl3):δ 8.13(br s, 1H), 7.13 - 7.16(d, 1H), 6.96 - 7.04(m, 2H), 6.75 - 6.78(d, 1H), 5.08(br s, 1H), 4.62 - 4.67(m, 1H), 4.32(br s), 2.25 - 2.30(m, 1H), 2.05 - 2.08(m, 1H), 1.53 - 1.79(m, 10H), 1.46 - 1.49(d, 3H), 0.93 - 0.98(m, 2H), 0.83 - 0.88(m, 2H)。LC−MS:(M+H)+=365.2。HPLC純度=95.44%。
【0497】
実施例236:3−(4−シクロプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)−1−(5−ヒドロキシ−2−アザアダマンタン−2−イル)プロパン−1−オン(236):
【化280】
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化合物236の合成:化合物(233)(スキーム30)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(236)を合成した。LC−MS:(M+H)+=380.3。HPLC純度=99.86%。
【0498】
実施例237:1−(2−アザアダマンタン−2−イル)−3−(4−シクロプロピル−1−メチル−1H−インダゾール−3−イル)プロパン−1−オン(237):
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
化合物(237)の合成:化合物(233)(スキーム30)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(237)を合成した。LC−MS:(M+H)+=364.3。HPLC純度=91.66%。
【0499】
実施例238:1−(2−アザアダマンタン−2−イル)−2−(4−シクロプロピル−1H−インドール−3−イル)プロパン−1−オン(238):
【化282】
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化合物(238)の合成:化合物(233)(スキーム27)を製造するために使用した手順に従うことによって、化合物(238)を合成した。LC−MS:(M+H)+=349.2。
【0500】
生物活性
in vitroでのHSD11β1阻害アッセイ:
Dulbecco改変Eagle培地/5%ウシ胎仔血清(v/v)および2mMグルタミンを含有する栄養混合物F−12でCHO細胞を維持した。37℃、5%CO
2で細胞を培養した。ヒト完全長HSD11β1発現ベクター(OriGene Technologies)の一過性発現のために、細胞を6ウェルプレートに2×10
5細胞/ウェルの密度で播いた。Turbofectin8試薬(OriGene Technologies)を試薬とともに提供されたプロトコルに従って用いて、トランスフェクションを実施した。トランスフェクションの24時間後、細胞をトリプシンで処理し、まとめてプールした後、それを96ウェルプレートに40000細胞/ウェルの密度で再播種した。再播種の24時間後、細胞を200μMコルチゾン+500μMNADPH(または小分子阻害剤を加えて)とともに一晩インキュベートした。コルチゾンからコルチゾールへの変換をLC/MS−MS法で評価することにより、酵素活性または酵素活性の阻害を測定した。μMでのIC50を8ポイントの対数尺度から計算した。
【0501】
生物学的試験の結果を下の表1に示す。
【0502】
【表1】
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