(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制御部は、前記第2の光源部に対する制御指示を受けたときに、当該制御指示の内容に基づいて前記第1の光源部と前記第2の光源部とを連係制御することを特徴とする請求項2に記載のスリットランプ顕微鏡。
【発明を実施するための形態】
【0009】
この発明に係るスリットランプ顕微鏡の実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、この明細書に記載された文献の記載内容を、以下の実施形態の内容として適宜援用することが可能である。
【0010】
まず方向を定義しておく。装置光学系において最も被検者側に位置するレンズ(対物レンズ)から被検者に向かう方向を前方向とし、その逆方向を後方向とする。また、前方向に直交する水平方向を左右方向とする。更に、前後方向と左右方向の双方に直交する方向を上下方向とする。
【0011】
[外観構成]
この実施形態に係るスリットランプ顕微鏡の外観構成について、
図1を参照しながら説明する。スリットランプ顕微鏡1には、コンピュータ100が接続されている。コンピュータ100は、各種の制御処理や演算処理を行う。なお、顕微鏡本体(光学系等を格納する筐体)とは別にコンピュータ100を設ける代わりに、顕微鏡本体に同様のコンピュータを搭載した構成を適用することも可能である。
【0012】
スリットランプ顕微鏡1はテーブル2上に載置される。なお、コンピュータ100は他のテーブル上またはその他の場所に設置されていてもよい。基台4は、移動機構部3を介して水平方向に移動可能に構成されている。基台4は、操作ハンドル5を傾倒操作することにより移動される。
【0013】
基台4の上面には、観察系6および照明系8を支持する支持部15が設けられている。また、支持部15には、
図2に示す背景照明系20を支持している。支持部15には、観察系6を支持する支持アーム16が左右方向に回動可能に取り付けられている。支持アーム16の上部には、照明系8および背景照明系20を支持する支持アーム17が左右方向に回動可能に取り付けられている。支持アーム16、17は、それぞれ独立に同軸で回動可能とされている。
【0014】
観察系6は、支持アーム16を手動で回動させることで移動される。照明系8および背景照明系20は、支持アーム17を手動で回動させることで移動される。なお、各支持アーム16、17は、電気的な機構によって回動されるように構成されていてもよい。その場合、各支持アーム16、17を回動させるための駆動力を発生するアクチュエータと、この駆動力を伝達する伝達機構とが設けられる。アクチュエータは、たとえばステッピングモータ(パルスモータ)により構成される。伝達機構は、たとえば歯車の組み合わせやラック・アンド・ピニオンなどによって構成される。
【0015】
照明系8は、被検眼Eに照明光を照射する。照明系8は、前述のように、回動軸を中心に左右方向に振ることができる。それにより被検眼Eに対する照明光の照射方向が変更される。照明系8は上下方向にも振れるように構成されていてもよい。つまり、照明光の仰角や俯角を変更できるように構成されていてもよい。
【0016】
照明光の強度の変更は、基台4上に設けられた照明強度操作部18を用いて行われる。なお、背景照明系20により被検眼Eに照射される背景照明光の強度についても、照明強度操作部18を用いて行えるように構成されていてもよい。また、照明光や背景照明光の強度の変更を、他の操作部材により行えるように構成することも可能である。他の操作部材としては、スリットランプ顕微鏡1の筐体に設けられた操作部材や、コンピュータ100に設けられた操作部材がある。
【0017】
観察系6は、照明光(および背景照明光)の被検眼Eからの反射光を案内する左右一対の光学系を有する。この光学系は鏡筒本体9内に収納されている。鏡筒本体9の終端は接眼部9aである。検者は接眼部9aをのぞき込むことで被検眼Eを肉眼で観察する。前述のように、支持アーム16を回動させることにより鏡筒本体9を左右方向に回動させることができる。それにより被検眼Eに対する観察系6の向きを変更することができる。なお、照明光の反射光には、たとえば散乱光のように被検眼Eを経由した各種の光が含まれるが、これら各種の光を含めて「反射光」と呼ぶことにする。
【0018】
鏡筒本体9に対峙する位置には顎受け台10が配置されている。顎受け台10には、被検者の顔を安定配置させるための顎受部10aと額当て10bが設けられている。
【0019】
鏡筒本体9の側面には、観察倍率を変更するための観察倍率操作ノブ11が配置されている。更に、鏡筒本体9には、被検眼Eを撮影するための撮像装置13が接続されている。撮像装置13は撮像素子を含んで構成されている。撮像素子は、光を検出して電気信号(画像信号)を出力する光電変換素子である。画像信号はコンピュータ100に入力される。撮像素子としては、たとえばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサや、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサが用いられる。照明系8の下方位置には、照明系8から出力される照明光束を被検眼Eに向けて反射するミラー12が配置されている。また、ミラー12は、背景照明系20から出力される背景照明光を被検眼Eに向けて反射する。
【0020】
[光学系の構成]
スリットランプ顕微鏡1の光学系の構成について、
図2を参照しながら説明する。スリットランプ顕微鏡1は、観察系6と、照明系8と、背景照明系20とを有する。
【0021】
〔観察系〕
観察系6は左右一対の光学系を備えている。左右の光学系は、ほぼ同様の構成を有する。検者は、この左右の光学系により被検眼Eを双眼で観察することができる。なお、
図2には、観察系6の左右の光学系の一方のみが示されている。符号O1は観察系6の光軸(観察光軸)である。
【0022】
観察系6の左右の各光学系は、対物レンズ31、変倍光学系32、絞り33、リレーレンズ35、プリズム36および接眼レンズ37を有する。ビームスプリッタ34は、左右の光学系の一方にまたは双方に設けられる。接眼レンズ37は接眼部9a内に設けられている。符号Pは、接眼レンズ37に導かれる光の結像位置を示している。符号Ecは被検眼Eの角膜を、符号Epは虹彩を、符号Erは眼底をそれぞれ示している。符号Eoは検者眼を示している。
【0023】
変倍光学系32は、複数(たとえば2枚)の変倍レンズ32a、32bを含んで構成される。この実施形態では、観察系6の光路に対して選択的に挿入可能な複数の変倍レンズ群が設けられている。これら変倍レンズ群は、それぞれ異なる倍率を付与するように構成されている。観察系6の光路に配置された変倍レンズ群が変倍レンズ32a、32bとして用いられる。それにより、被検眼Eの肉眼観察像や撮影画像の倍率(画角)を変更できる。倍率の変更、つまり観察系6の光路に配置される変倍レンズ群の切り替えは、観察倍率操作ノブ11を操作することにより行われる。また、図示しないスイッチ等を用いて電動で倍率を変更するように構成してもよい。
【0024】
ビームスプリッタ34は、観察光軸O1に沿って進む光を二分割する。ビームスプリッタ34を透過した光は、リレーレンズ35、プリズム36および接眼レンズ37を介して検者眼Eoに導かれる。プリズム36は、2つの光学素子36a、36bを含み、光の進行方向を上方に平行移動させる。
【0025】
他方、ビームスプリッタ34により反射された光は、リレーレンズ41およびミラー42を介して、撮像装置13の撮像素子43に導かれる。撮像素子43は、この反射光を検出して画像信号を生成する。
【0026】
〔照明系〕
照明系8は、光源51、リレーレンズ52、照明絞り56、集光レンズ53、スリット形成部54および集光レンズ55を有する。符号O2は、照明系8の光軸(照明光軸)を示す。
【0027】
光源51は照明光を出力する。なお、照明系8に複数の光源を設けてもよい。たとえば、定常光を出力する光源(ハロゲンランプ、LED等)と、フラッシュ光を出力する光源(キセノンランプ、LED等)の双方を光源51として設けることができる。また、角膜観察用の光源と眼底観察用の光源とを別々に設けてもよい。光源51は、可視光を出力する可視光源を少なくとも含む。
【0028】
スリット形成部54は、スリット光を生成するために用いられる。スリット形成部54は、一対のスリット刃を有する。これらスリット刃の間隔(スリット幅)を変更することによりスリット光の幅が変更される。
【0029】
照明絞り56は、その透光部のサイズを変更可能に構成されている。照明絞り56は、特に眼底観察において有効である。たとえば、照明絞り56には、角膜Ecや水晶体による照明光の反射を低減させたり、照明光の明るさを調整したりといった用途がある。
【0030】
〔背景照明系〕
背景照明光20は、被検眼Eに背景照明光を照射する。背景照明光は、照明系8による被検眼Eに対する照明光の照射領域の周囲の領域に照射される。なお、背景照明光の照射領域は、少なくともこの周囲領域を含むものであればよい。たとえば、背景照明光の照射領域は、照明系8による照射領域の少なくとも一部と重複していてもよい。
【0031】
背景照明系20は、光源(背景光源)を含む。背景光源は、可視光を出力する可視光源を少なくとも含む。この可視光は、たとえば肉眼観察や撮影に用いられる。背景光源は、赤外光を出力する赤外光源を含んでいてもよい。この赤外光は、たとえばマイボーム腺の観察や撮影に用いられる。背景照明系20が可視光源と背景光源の双方を含む場合、これら光源はたとえば択一的に使用される。背景照明系20は、背景光源から出力された光を集束させる1つ以上のレンズを含んでいてもよい。符号O3は、背景照明系20の光軸(背景照明光軸)を示す。
【0032】
背景光源から出力された光は、(上記レンズによって集光された後、)ミラー12により反射されて被検眼Eに照射される。この背景照明光の照射領域は、照明系8による被検眼Eの照射領域の周囲の領域を含む。
【0033】
[制御系の構成]
スリットランプ顕微鏡1の制御系について、
図3を参照しながら説明する。スリットランプ顕微鏡1の制御系は、制御部101を中心に構成されている。なお、制御系の構成の少なくとも一部がコンピュータ100に含まれていてもよい。
【0034】
〔制御部〕
制御部101は、スリットランプ顕微鏡1の各部を制御する。制御部101は、観察系6の制御、照明系8の制御、および背景照明系20の制御を行う。観察系6の制御としては、変倍光学系32の制御、絞り33の制御、撮像素子43の電荷蓄積時間、感度、フレームレート等の制御などがある。照明系8の制御としては、光源51の制御、スリット形成部54の制御、照明絞り56の制御などがある。背景照明系20の制御としては、背景光源の制御などがある。
図3に示す例では、背景光源として、可視光を出力する可視背景光源20aと、赤外光を出力する赤外背景光源20bとが設けられているが、これらのうち一方(たとえば可視背景光源)のみが設けられていてよい。
【0035】
制御部101は、マイクロプロセッサ、RAM、ROM、ハードディスクドライブ等を含んで構成される。ROMやハードディスクドライブ等の記憶装置には、制御プログラムがあらかじめ記憶されている。制御部101の動作は、この制御プログラムとハードウェアとが協働することによって実現される。制御部101は、スリットランプ顕微鏡1の装置本体(たとえば基台4内)やコンピュータ100に配置される。
【0036】
〔表示部〕
表示部102は、制御部101の制御を受けて各種の情報を表示する。表示部102は、LCD等のフラットパネルディスプレイなどの表示デバイスを含んで構成される。表示部102は、スリットランプ顕微鏡1の装置本体に設けられていてもよいし、コンピュータ100に設けられていてもよい。
【0037】
〔操作部〕
操作部103は、操作デバイスや入力デバイスを含んで構成される。操作部103には、スリットランプ顕微鏡1に設けられたボタンやスイッチ(たとえば操作ハンドル5、照明強度操作部18等)や、コンピュータ100に設けられた操作デバイス(マウス、キーボード等)が含まれる。また、操作部103は、トラックボール、操作パネル、スイッチ、ボタン、ダイアルなど、任意の操作デバイスや入力デバイスを含んでいてよい。
【0038】
図3では、表示部102と操作部103とを別々に表しているが、これらの少なくとも一部を一体的に構成することも可能である。その具体例として、タッチスクリーンを用いることができる。
【0039】
[動作]
スリットランプ顕微鏡1の動作について説明する。スリットランプ顕微鏡1の動作例を
図4〜
図9に示す。
【0040】
図4〜
図6に示す第1〜第3の動作例では、照明系8の光源51と、背景照明系20の背景光源とを連係制御する場合について説明する。特に、第1および第2の動作例は、背景光源に対する制御指示に応じて光源51と背景光源とを連係制御する場合に相当する。また、第3の動作例は、光源51に対する制御指示に応じて光源51と背景光源とを連係制御する場合に相当する。
【0041】
図7および
図8に示す第4および第5の動作例では、照明系8のスリット形成部54と、背景照明系20の背景光源とを連係制御する場合について説明する。特に、第4の動作例は、スリット形成部54に対する制御指示に応じてスリット形成部54と背景光源とを連係制御する場合に相当する。また、第5の動作例は、背景光源に対する制御指示に応じてスリット形成部54と背景光源とを連係制御する場合に相当する。
【0042】
図9に示す第6の動作例は、背景照明系20に可視背景光源と赤外背景光源の双方が設けられている場合に適用可能である。
【0043】
なお、制御指示とは、対象となる構成要素(光源51、背景光源、スリット形成部54)に対する制御内容を制御部101に入力する動作を示す。制御指示は、手動でまたは自動で行われる。手動での制御指示は操作部103を用いて行われる。
【0044】
自動での制御指示としては、たとえばクリニカルパスが適用される場合のように検査の順序があらかじめ設定されている場合において、一の検査から他の検査への移行に伴い、これを行うことができる。
【0045】
自動での制御指示の他の例として、撮像装置13により取得された撮影画像に基づく方法がある。具体例として、撮影画像の画素値を解析することで照明条件を特定する照明条件特定部と、特定された照明条件に基づいて制御内容を決定する制御内容決定部とを、制御部101に設ける。照明条件としては、照明光の強度、スリット幅、背景照明光の強度などがある。また、照明条件は、照明光の強度(またはスリット幅)と背景照明光の強度との相対関係(強弱またはその程度など)であってよい。なお、照明条件はこれらに限定されるものではなく、被検眼Eに対する照明状態を表すものであればよい。このような構成が適用される場合、照明条件と制御内容とを対応付ける対応情報が、あらかじめ記憶部に記憶される。記憶部は制御部101に設けられる。対応情報の作成は、たとえば、模型眼や生体眼に対して様々な照明条件および制御内容を試行することにより、または理論的なシミュレーションを行うことにより行われる。まとめると、このような構成において、照明条件特定部は撮影画像を解析して照明条件を特定し、制御内容決定部はこの照明条件に対応する制御内容を対応情報に基づき決定し、制御部101はこの制御内容に基づいて制御を行う。なお、自動での制御指示に基づく制御はこれらに限定されるものではない。
【0046】
また、連係制御とは、1つの制御指示に対応して2つ以上の構成要素に対する制御を実行することを示す。以下、第1〜第6の動作例をそれぞれ説明する。なお、各動作例の前段階で行われる動作や処理は既に実行されているものとする。
【0047】
〔第1の動作例:
図4〕
第1の動作例では、背景光源に対する制御指示に応じて光源51と背景光源とを連係制御する場合を説明する。この動作例は、光源51および背景光源の双方が可視光源である場合に適用される。すなわち、この動作例が適用される場合、赤外背景光源20bが設けられる必要はない。
【0048】
また、この動作例が適用される場合、可視背景光源20aに対する制御内容と、光源51に対する制御内容とを対応付ける対応情報が、制御部101の記憶部にあらかじめ記憶される。この対応情報には、たとえば、可視背景光源20aに印加される電流および/または電圧の値と、光源51に印加される電流および/電圧の値とが対応付けられている。対応情報の作成は、たとえば、模型眼や生体眼に対して様々な制御内容を試行することにより、または理論的なシミュレーションを行うことにより行われる。また、対応情報に含まれる電流値や電圧値は、光源の特性(定電圧制御、定電流制御、発光効率、発光スペクトル等)に応じて決定される。他の動作例における対応情報についても同様にして決定することが可能である。
【0049】
(ステップ1:背景照明光の強度の変更指示)
制御指示として、可視背景光源20aから出力される光(背景照明光)の強度を変更するための指示がなされる。この制御指示は、操作部103を用いて、または制御部101によって実行される。
【0050】
(ステップ2:制御内容の決定)
制御部101は、対応情報を参照することで、ステップ1で入力された制御指示に対応する制御内容を決定する。この動作例では、可視光である背景照明光の強度の変更内容に基づいて、光源51に対する制御内容(電流値および/または電圧値)と、可視背景光源20aに対する制御内容(電流値および/または電圧値)とを決定する。
【0051】
(ステップ3:可視背景光源の制御)
制御部101は、ステップ2で決定された制御内容に基づいて可視背景光源20aを制御する。それにより、可視背景光源20aから出力される背景照明光の強度が、制御指示に応じた変更量だけ変更される。
【0052】
(ステップ4:照明系の光源の制御)
制御部101は、ステップ2で決定された制御内容に基づいて光源51を制御する。それにより、光源51から出力される照明光の強度が、背景照明光の強度の変更量に応じた変更量だけ変更される。
【0053】
なお、ステップ3およびステップ4の実行タイミングは任意である。たとえば、制御部101は、ステップ3およびステップ4の一方を実行させた後に、他方を実行させることができる。また、制御部101は、ステップ3とステップ4とを並行して実行させることができる。
【0054】
〔第2の動作例:
図5〕
第2の動作例では、背景光源に対する制御指示に応じて光源51と背景光源とを連係制御する場合を説明する。この動作例は、光源51が可視光源であり、かつ背景光源が可視背景光源と赤外背景光源の双方を含む場合に適用される。
【0055】
この動作例が適用される場合、背景光源に対する制御内容と、光源51に対する制御内容とを対応付ける対応情報が、制御部101の記憶部にあらかじめ記憶される。この対応情報には、たとえば、使用される背景光源の種別(可視背景光源20a、赤外背景光源20b)と、光源51の使用の有無とが対応付けられている。この動作例の対応情報では、使用される背景光源の種別が赤外背景光源20bであることと、可視光源である光源51を使用しないこととが対応付けられている。加えて、使用される背景光源の種別が可視背景光源20aであることに対し、光源51を使用すること、更にはその出力光の強度(電流値や電圧値)が、対応情報に対応付けられていてよい。
【0056】
(ステップ11:赤外背景光源の点灯指示)
制御指示として、赤外背景光源20bを点灯させるための指示がなされる。この制御指示は、操作部103を用いて、または制御部101によって実行される。この制御指示は、可視背景光源20aが点灯されている状態から赤外背景光源20bの点灯に切り替えるための指示、または背景照明光が照明されていない状態において赤外背景光源20bを点灯させるための指示である。
【0057】
(ステップ12:制御内容の決定)
制御部101は、対応情報を参照することで、ステップ11で入力された制御指示(赤外背景光源20bの点灯)に対応する制御内容を決定する。この制御内容は、光源51の不使用である。光源51の不使用とは、光源51が点灯されている状態から光源51を消灯させること、または光源51が点灯されていない状態を維持することである。
【0058】
(ステップ13:赤外背景光源の点灯)
制御部101は、ステップ12で決定された制御内容に基づいて赤外背景光源20bを点灯させる。それにより、赤外光を含む背景照明光が被検眼Eに照射される。なお、可視背景光源20aが点灯されている状態においてステップ11の制御指示がなされた場合、制御部101は、可視背景光源20aを消灯させる。
【0059】
(ステップ14:照明系の光源の消灯)
光源51が消灯されている状態においてステップ11の制御指示がなされた場合には、ステップ14を行う必要はない。一方、光源51が点灯されている状態においてステップ11の制御指示がなされた場合、制御部101は、ステップ12で決定された制御内容に基づいて光源51を消灯させる。なお、ステップ14を実行する場合において、ステップ13およびステップ14の実行タイミングは任意である。
【0060】
〔第3の動作例:
図6〕
第3の動作例では、照明系8の光源51に対する制御指示に応じて光源51と背景光源とを連係制御する場合を説明する。この動作例は、光源51が可視光源であり、かつ背景光源が可視背景光源を含む場合に適用される。
【0061】
この動作例が適用される場合、光源51に対する制御内容と、可視背景光源20aに対する制御内容とを対応付ける対応情報が、制御部101の記憶部にあらかじめ記憶される。この対応情報には、たとえば、光源51に印加される電流および/電圧の値と、可視背景光源20aに印加される電流および/または電圧の値とが対応付けられている。
【0062】
(ステップ21:照明光の強度の変更指示)
制御指示として、光源51から出力される光(照明光)の強度を変更するための指示がなされる。この制御指示は、操作部103を用いて、または制御部101によって実行される。
【0063】
(ステップ22:制御内容の決定)
制御部101は、対応情報を参照することで、ステップ21で入力された制御指示に対応する制御内容を決定する。この動作例では、可視光である照明光の強度の変更内容に基づいて、光源51に対する制御内容(電流値および/または電圧値)と、可視背景光源20aに対する制御内容(電流値および/または電圧値)とを決定する。
【0064】
(ステップ23:照明系の光源の制御)
制御部101は、ステップ22で決定された制御内容に基づいて光源51を制御する。それにより、光源51から出力される照明光の強度が、制御指示に応じた変更量だけ変更される。
【0065】
(ステップ24:可視背景光源の制御)
制御部101は、ステップ22で決定された制御内容に基づいて可視背景光源20aを制御する。それにより、可視背景光源20aから出力される背景照明光の強度が、照明光の強度の変更量に応じた変更量だけ変更される。なお、ステップ23およびステップ24の実行タイミングは任意である。
【0066】
〔第4の動作例:
図7〕
第4の動作例では、スリット形成部54に対する制御指示に応じてスリット形成部54と背景光源とを連係制御する場合を説明する。この動作例は、光源51が可視光源であり、かつ背景光源が可視背景光源を含む場合に適用される。
【0067】
この動作例が適用される場合、スリット形成部54に対する制御内容と、可視背景光源20aに対する制御内容とを対応付ける対応情報が、制御部101の記憶部にあらかじめ記憶される。この対応情報には、たとえば、スリット幅の値と、可視背景光源20aに印加される電流および/または電圧の値とが対応付けられている。また、この対応情報は、スリット幅の閾値を記憶したものでもよい。
【0068】
(ステップ31:スリット幅の変更指示)
制御指示として、スリット形成部54により形成されるスリットの幅を変更するための指示がなされる。この制御指示は、操作部103を用いて、または制御部101によって実行される。
【0069】
(ステップ32:制御内容の決定)
制御部101は、対応情報を参照することで、ステップ31で入力された制御指示に対応する制御内容を決定する。この動作例では、スリット幅の変更内容に基づいて、スリット形成部54に対する制御内容と、可視背景光源20aに対する制御内容(電流値および/または電圧値)とを決定する。スリット形成部54に対する制御内容は、たとえばスリット形成部54のアクチュエータがパルスモータである場合には、このパルスモータに送信されるパルス数である。
【0070】
スリット幅の閾値が対応情報に含まれている場合の処理の例として、制御部101は、制御指示が示すスリット幅が閾値以上であるか判定する。スリット幅が閾値以上であると判定された場合、制御部101は、スリット形成部54に対する制御内容として、スリット幅を制御指示に示す値に拡大することを決定し、かつ、可視背景光源20aに対する制御内容として、可視背景光源20aの消灯すること(つまり電流値=0、電圧値=0)を決定する。
【0071】
(ステップ33:スリット形成部の制御)
制御部101は、ステップ32で決定された制御内容に基づいてスリット幅を制御する。それにより、制御指示に応じた変更量だけスリット幅が変更される。
【0072】
(ステップ34:可視背景光源の制御)
制御部101は、ステップ32で決定された制御内容に基づいて可視背景光源20aを制御する。それにより、可視背景光源20aから出力される背景照明光の強度が、照明光の強度の変更量に応じた変更量だけ変更される。上記の閾値判定を行う場合においては、制御部101は、可視背景光源20aを消灯させる。なお、ステップ33およびステップ34の実行タイミングは任意である。
【0073】
〔第5の動作例:
図8〕
第5の動作例では、背景光源に対する制御指示に応じてスリット形成部54と背景光源とを連係制御する場合を説明する。この動作例は、光源51が可視光源であり、かつ背景光源が可視背景光源と赤外背景光源の双方を含む場合に適用される。
【0074】
この動作例が適用される場合、背景光源に対する制御内容と、スリット形成部54に対する制御内容とを対応付ける対応情報が、制御部101の記憶部にあらかじめ記憶される。この対応情報には、たとえば、使用される背景光源の種別(可視背景光源20a、赤外背景光源20b)と、スリット幅の値とが対応付けられている。この動作例の対応情報では、使用される背景光源の種別が赤外背景光源20bであることと、スリットを閉じること(つまりスリット幅をゼロにすること)とが対応付けられている。
【0075】
(ステップ41:赤外背景光源の点灯指示)
制御指示として、赤外背景光源20bを点灯させるための指示がなされる。この制御指示は、操作部103を用いて、または制御部101によって実行される。この制御指示は、可視背景光源20aが点灯されている状態から赤外背景光源20bの点灯に切り替えるための指示、または背景照明光が照明されていない状態において赤外背景光源20bを点灯させるための指示である。
【0076】
(ステップ42:制御内容の決定)
制御部101は、対応情報を参照することで、ステップ41で入力された制御指示(赤外背景光源20bの点灯)に対応する制御内容を決定する。この制御内容は、スリット幅をゼロにすることである。スリット幅をゼロにするとは、スリット幅がゼロでない状態からゼロにすること、またはスリット幅がゼロである状態を維持することである。
【0077】
(ステップ43:赤外背景光源の点灯)
制御部101は、ステップ42で決定された制御内容に基づいて赤外背景光源20bを点灯させる。それにより、赤外光を含む背景照明光が被検眼Eに照射される。なお、可視背景光源20aが点灯されている状態においてステップ41の制御指示がなされた場合、制御部101は、可視背景光源20aを消灯させる。
【0078】
(ステップ44:スリットを閉じる)
スリット幅がゼロである状態においてステップ41の制御指示がなされた場合には、ステップ44を行う必要はない。一方、スリットが開いている状態においてステップ41の制御指示がなされた場合、制御部101は、ステップ42で決定された制御内容に基づいてスリット形成部54を制御することによりスリットを閉じさせる。なお、ステップ44を実行する場合において、ステップ43およびステップ44の実行タイミングは任意である。
【0079】
〔第6の動作例:
図9〕
第6の動作例では、使用されている背景照明光の種別(可視、赤外)を呈示する場合を説明する。第6の動作例は、背景照明系20に可視背景光源と赤外背景光源の双方が設けられている場合に適用可能である。
【0080】
(ステップ51:背景照明光の種別の指示)
制御指示として、所望の種別の背景照明光を出力させるための指示がなされる。この指示は、背景照明光が照射されていない状態においては、所望の種別の背景照明光を照射させるための指示であり、背景照明光が照射されている状態においては、異なる種別の背景照明光の照射への切り替え指示である。この指示は、操作部103を用いて、または制御部101によって実行される。
【0081】
(ステップ52:背景光源の制御)
制御部101は、ステップ51で指示された種別の背景照明光を出力させるように可視背景光源20aおよび/または赤外背景光源20bを制御する。可視背景光源20aおよび赤外背景光源20bのいずれも点灯されていない状態でステップ51の制御指示がなされた場合、制御部101は、指示された種別に対応する背景光源(つまり可視背景光源20aまたは赤外背景光源20b)を点灯させる。可視背景光源20aおよび赤外背景光源20bの一方(たとえば可視背景光源20a)が点灯されている状態でステップ51の制御指示がなされた場合、制御部101は、この背景光源(たとえば可視背景光源20a)を消灯させ、かつ他方の背景光源(たとえば赤外背景光源20b)を点灯させる。
【0082】
(ステップ53:背景照明光の種別の呈示)
制御部101は、ステップ51で照射するよう指示された背景照明光の種別(可視、赤外)を示す情報を表示部102に表示させる。この場合、ステップ52とステップ53を実行させるタイミングは任意である。
【0083】
他の処理の例として、制御部101は、ステップ52で点灯された背景光源の種別(可視、赤外)を示す情報を表示部102に表示させることができる。この場合、ステップ53はステップ52の後に実行される。
【0084】
[作用・効果]
実施形態に係るスリットランプ顕微鏡の作用および効果について説明する。
【0085】
実施形態に係るスリットランプ顕微鏡は、主照明系と、背景照明系と、観察系と、制御部とを有する。
【0086】
主照明系(照明系8)は、第1の光(照明光)を出力する第1の光源部(光源51)と、幅が可変なスリットを形成するスリット形成部(スリット形成部54)とを含む。主照明系は、スリットを通過した第1の光で被検眼を照明する。
【0087】
背景照明系(背景光学系20)は、第2の光(背景照明光)を出力する第2の光源部(背景光源)を含み、被検眼に対する第1の光の照射領域の周囲の領域を第2の光で照明する。
【0088】
観察系(観察系6)は、接眼レンズ(接眼レンズ37)と、撮像装置(撮像装置13)と、光学素子群とを含む。光学素子群は、被検眼による第1の光の反射光および第2の光の反射光を、接眼レンズおよび撮像装置に導く。
【0089】
制御部(制御部101)、主照明系(照明系8)と第2の光源部(背景光源)とを連係制御する。
【0090】
このようなスリットランプ顕微鏡によれば、主照明系によるスリット光の照射状態と、背景照明系による背景照明光の照射状態とを連係制御することが可能である。
【0091】
制御部(制御部101)は、主照明系(照明系8)のうちの第1の光源部(光源51)と、第2の光源部(背景光源)とを連係制御することができる。
【0092】
それにより、第1の光源部に起因するスリット光の照射状態(スリット光の明るさ)と、背景照明光の照射状態とを連係制御することが可能である。このような連係制御の例として、前述した第1〜第3の動作例がある。
【0093】
制御部(制御部101)は、第2の光源部(背景光源)に対する制御指示を受けたときに、この制御指示の内容に基づいて第1の光源部(光源51)と第2の光源部(背景光源)とを連係制御することができる。
【0094】
それにより、背景照明光の照射状態に対する制御指示に対して、スリット光の照射状態と背景照明光の照射状態とを連係制御することが可能となる。このような連係制御の例として、前述した第1および第2の動作例がある。
【0095】
第1の光源部(光源51)が、第1の光として第1の可視光を出力する第1の可視光源(光源51)を含み、かつ、第2の光源部(背景光源)が、第2の光として第2の可視光を出力する第2の可視光源(可視背景光源20a)を含む場合において、制御部(制御部101)は、次の連係制御を行うことができる。
【0096】
第2の可視光の強度を変更するための指示を制御指示として受けたときに、制御部(制御部101)は、この指示に応じた第1の変更量だけ第2の可視光の強度を変更させるように第2の可視光源(可視背景光源20a)を制御し、かつ、この第1の変更量に応じた第2の変更量だけ第1の可視光の強度を変更させるように第1の可視光源(光源51)を制御する。
【0097】
この連携制御によれば、背景照明光の明るさの調整に対応してスリット光の明るさも自動で調整されるので、ユーザによる作業量を低減させることができる。このような連係制御の例として、前述した第1の動作例がある。
【0098】
第1の光源部(光源51)が、第1の光として第1の可視光を出力する第1の可視光源(光源51)を含み、かつ、第2の光源部(背景光源)が、第2の光として第2の可視光を出力する第2の可視光源(可視背景光源20a)と、第2の光として赤外光を出力する赤外光源(赤外背景光源20b)とを含む場合において、制御部(制御部101)は、次の連係制御を行うことができる。
【0099】
制御部(制御部101)は、第2の可視光源(可視背景光源20a)と赤外光源(赤外背景光源20b)とを択一的に点灯させる。更に、制御部(制御部101)は、赤外光源(赤外背景光源20b)を点灯させるための指示を制御指示として受けたときに、赤外光源(赤外背景光源20b)を点灯させるように第2の光源部(背景光源)を制御し、かつ、第1の可視光の出力を停止させるように第1の可視光源(光源51)を制御する。
【0100】
この連携制御によれば、たとえばマイボーム腺の観察を開始するときなどにおいて、赤外の背景照明光の使用が指示されると、不要な照明光(スリット光)を自動で消灯することができる。このような連係制御の例として、前述した第2の動作例がある。
【0101】
制御部(制御部101)は、第1の光源部(光源51)に対する制御指示を受けたときに、この制御指示の内容に基づいて第1の光源部(光源51)と第2の光源部(背景光源)とを連係制御することができる。
【0102】
それにより、スリット光の照射状態に対する制御指示に対して、スリット光の照射状態と背景照明光の照射状態とを連係制御することが可能となる。このような連係制御の例として、前述した第3の動作例がある。
【0103】
第1の光源部(光源51)が、第1の光として第1の可視光を出力する第1の可視光源(光源51)を含み、かつ、第2の光源部(背景光源)が、第2の光として第2の可視光を出力する第2の可視光源(可視背景光源20a)を含む場合において、制御部(制御部101)は、次の連係制御を行うことができる。
【0104】
第1の可視光の強度を変更するための指示を制御指示として受けたときに、制御部(制御部101)は、この指示に応じた第1の変更量だけ第1の可視光の強度を変更させるように第1の可視光源(光源51)を制御し、かつ、この第1の変更量に応じた第2の変更量だけ第2の可視光の強度を変更させるように第2の可視光源(可視背景光源20a)を制御する。
【0105】
この連携制御によれば、スリット光の明るさの調整に対応して背景照明光の明るさも自動で調整されるので、ユーザによる作業量を低減させることができる。このような連係制御の例として、前述した第3の動作例がある。
【0106】
制御部(制御部101)は、主照明系(照明系8)のうちのスリット形成部(スリット形成部54)と、第2の光源部(背景光源)とを連係制御することができる。
【0107】
それにより、スリット形成部に起因するスリット光の照射状態(スリット幅)と、背景照明光の照射状態とを連係制御することが可能である。このような連係制御の例として、前述した第4および第5の動作例がある。
【0108】
第1の光源部(光源51)が、第1の光として第1の可視光を出力する第1の可視光源(光源51)を含み、かつ、第2の光源部(背景光源)が、第2の光として第2の可視光を出力する第2の可視光源(可視背景光源20a)を含む場合において、制御部(制御部101)は、次の連係制御を行うことができる。
【0109】
スリットの幅を変更するための制御指示を受けたときに、制御部(制御部101)は、この指示に応じた第1の変更量だけスリットの幅を変更させるようにスリット形成部(スリット形成部54)を制御し、かつ、この第1の変更量に応じた第2の変更量だけ第2の可視光の強度を変更させるように第2の可視光源(可視背景光源20a)を制御する。
【0110】
この連携制御によれば、スリット幅の調整に対応して背景照明光の明るさも自動で調整されるので、ユーザによる作業量を低減させることができる。このような連係制御の例として、前述した第4の動作例がある。
【0111】
制御部(制御部101)は、スリットの幅を所定閾値以上に拡大するようにスリット形成部(スリット形成部54)の制御を行う場合、第2の可視光源(可視背景光源20a)を消灯させることができる。
【0112】
この連携制御によれば、閾値以上にスリット幅が拡大されることに対応して、不要な背景照明光を自動で消灯させることができるので、ユーザによる作業量を低減させることができる。このような連係制御の例として、前述した第4の動作例がある。
【0113】
第1の光源部(光源51)が、第1の光として第1の可視光を出力する第1の可視光源(光源51)を含み、かつ、第2の光源部(背景光源)が、第2の光として第2の可視光を出力する第2の可視光源(可視背景光源20a)と、第2の光として赤外光を出力する赤外光源(赤外背景光源20b)とを含む場合において、制御部(制御部101)は、次の連係制御を行うことができる。
【0114】
制御部101は、第2の可視光源(可視背景光源20a)と赤外光源(赤外背景光源20b)とを択一的に点灯させる。更に、制御部(制御部101)は、赤外光源(赤外背景光源20b)を点灯させるための指示を制御指示として受けたときに、赤外光源(赤外背景光源20b)を点灯させるように第2の光源部(背景光源)を制御し、かつ、スリットを閉じさせるようにスリット形成部(スリット形成部54)を制御する。
【0115】
この連携制御によれば、たとえばマイボーム腺の観察を開始するときなどにおいて、赤外の背景照明光の使用が指示されると、不要な照明光(スリット光)の被検眼への照射を自動で停止することができる。このような連係制御の例として、前述した第5の動作例がある。
【0116】
実施形態に係るスリットランプ顕微鏡は、制御指示を入力するための操作部(操作部103)を有していてよい。
【0117】
それにより、手動での制御指示に対応して、前述したような連係制御を行うことができる。
【0118】
第2の光源部(背景光源)が、第2の光として可視光を出力する可視光源(可視背景光源20a)と、第2の光として赤外光を出力する赤外光源(赤外背景光源20b)とを含む場合において、制御部(制御部101)は、次の制御を行うことができる。
【0119】
制御部(制御部101)は、可視光源(可視背景光源20a)と赤外光源(赤外背景光源20b)とを択一的に点灯させる。更に、制御部101は、可視光源(可視背景光源20a)および赤外光源(赤外背景光源20b)のいずれが点灯されているかを示す情報を表示手段(表示部102)に表示させる。
【0120】
それにより、ユーザは、どの種別(可視、赤外)の背景照明光が用いられているかを把握することができる。
【0121】
なお、表示される情報は、背景照明光の種別だけでなく、その強度(明るさ)を示す情報を含んでいてよい。
【0122】
表示手段は、実施形態のスリットランプ顕微鏡に含まれていてもよいし、外部の表示デバイスであってもよい。また、表示手段は、表示デバイス(LCD等)である必要はない。たとえば、背景照明光の種別や強度に応じてその点灯状態が制御部(制御部101)により制御される1つ以上の発光部材(LED等)を、表示手段として用いることが可能である。
【0123】
上記の実施形態の構成は、この発明を実施するための一例に過ぎない。この発明を実施しようとする者は、この発明の要旨の範囲内における任意の変形(付加、省略、置換等)を行うことが可能である。